以下、本発明の実施形態について説明する。
“A、および/または、B”は、“A”、“B”、または“AおよびB”を含む用語であってもよい。
パラメータまたは情報が1または複数の値を示すことは、該パラメータまたは該情報が該1または複数の値を示すパラメータまたは情報を少なくとも含むことであってもよい。上位層パラメータは、単一の上位層パラメータであってもよい。上位層パラメータは、複数のパラメータを含む情報要素(IE: Information Element)であってもよい。
図1は、本実施形態の一態様に係る無線通信システムの概念図である。図1において、無線通信システムは、端末装置1A~1C、および基地局装置3(gNB)を具備する。以下、端末装置1A~1Cを端末装置1(UE)とも呼称する。
基地局装置3は、MCG(Master Cell Group)、および、SCG(Secondary Cell Group)の一方または両方を含んで構成されてもよい。MCGは、少なくともPCell(Primary Cell)を含んで構成されるサー
ビングセルのグループである。SCGは、少なくともPSCell(Primary S
econdary Cell)を含んで構成されるサービングセルのグループである。P
Cellは、初期接続に基づき与えられるサービングセルであってもよい。MCGは、1または複数のSCell(Secondary Cell)を含んで構成されてもよい。
SCGは、1または複数のSCellを含んで構成されてもよい。サービングセル識別子(serving cell identity)は、サービングセルを識別するための短い識別子である。サービングセル識別子は、上位層パラメータにより与えられてもよい。
以下、フレーム構成について説明する。
本実施形態の一態様に係る無線通信システムにおいて、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)が少なくとも用いられ
る。OFDMシンボルは、OFDMの時間領域の単位である。OFDMシンボルは、少なくとも1または複数のサブキャリア(subcarrier)を含む。OFDMシンボルは、ベースバンド信号生成において時間連続信号(time-continuous signal)に変換されもよい。
サブキャリア間隔(SCS: SubCarrier Spacing)は、サブキャリア間隔Δf=2μ・15kHzにより与えられてもよい。例えば、サブキャリア間隔の設定(subcarrier spacing configuration)μは0、1、2、3、4、および/または、5の何れかに設定されてもよい。あるBWP(BandWidth Part)のために、サブキャリア間隔の設定μが上位層パラメータにより与
えられてもよい。
本実施形態の一態様に係る無線通信システムにおいて、時間領域の長さの表現のために時間単位(タイムユニット)Tcが用いられる。時間単位Tcは、Tc=1/(Δfmax・Nf)で与えられてもよい。Δfmaxは、本実施形態の一態様に係る無線通信システムにおいてサポートされるサブキャリア間隔の最大値であってもよい。Δfmaxは、Δfmax=480kHzであってもよい。Nfは、Nf=4096であってもよい。定数κは、κ=Δfmax・Nf/(ΔfrefNf,ref)=64である。Δfrefは、15kHzであってもよい。Nf,refは、2048であってもよい。
定数κは、参照サブキャリア間隔とTcの関係を示す値であってもよい。定数κはサブフレームの長さのために用いられてもよい。定数κに少なくとも基づき、サブフレームに含まれるスロットの数が与えられてもよい。Δfrefは、参照サブキャリア間隔であり、Nf,refは、参照サブキャリア間隔に対応する値である。
下りリンクにおける送信、および/または、上りリンクにおける送信は、10msのフレームにより構成される。フレームは、10個のサブフレームを含んで構成される。サブフレームの長さは1msである。フレームの長さは、サブキャリア間隔Δfに関わらず与えられてもよい。つまり、フレームの設定はμに関わらず与えられてもよい。サブフレームの長さは、サブキャリア間隔Δfに関わらず与えられてもよい。つまり、サブフレームの設定はμに関わらず与えられてもよい。
あるサブキャリア間隔の設定μのために、サブフレームに含まれるスロットの数とインデックスが与えられてもよい。例えば、第1のスロット番号nμ
sは、サブフレーム内において0からNsubframe,μ
slot-1の範囲で昇順に与えられてもよい。サブキャリア間隔の設定μのために、フレームに含まれるスロットの数とインデックスが与えられてもよい。例えば、第2のスロット番号nμ
s,fは、フレーム内において0からNframe,μ
slot-1の範囲で昇順に与えられてもよい。連続するNslot
symb個のOFDMシンボルが1つのスロットに含まれてもよい。Nslot
symbは、スロット設定(slot configuration)、および/または、CP(Cyclic Prefix)設定の一部または全部に少なくとも基づき与えられてもよい。スロット設定は、少なくとも上位層パラメータtdd-UL-DL-ConfigurationCommonにより与えられてもよい。CP設定は、上位層パラメータに少なくとも基づき与えられてもよい。CP設定は、専用RRCシグナリングに少なくとも基づき与えられてもよい。第1のスロット番号および第2のスロット番号は、スロット番号(スロットインデックス)とも呼称される。
図2は、本実施形態の一態様に係るNslot
symb、サブキャリア間隔の設定μ、スロット設定、および、CP設定の関係を示す一例である。図2Aにおいて、スロット設定が0であり、サブキャリア間隔の設定μが2であり、CP設定がノーマルCP(normal cyclic prefix)である場合、Nslot
symb=14、Nframe,μ
slot=40、Nsubframe,μ
slot=4である。また、図2Bにおいて、スロット設定が0であり、サブキャリア間隔の設定μが2であり、CP設定が拡張CP(extended cyclic prefix)である場合、Nslot
symb=12、Nframe,μ
slot=40、Nsubframe,μ
slot=4である。スロット設定0におけるNslot
symbは、スロット設定1におけるNslot
symbの2倍に対応してもよい。
以下、物理リソースについて説明を行う。
アンテナポートは、1つのアンテナポートにおいてシンボルが伝達されるチャネルが、同一のアンテナポートにおいてその他のシンボルが伝達されるチャネルから推定できることによって定義される。1つのアンテナポートにおいてシンボルが伝達されるチャネルの大規模特性(large scale property)が、もう一つのアンテナポートにおいてシンボルが伝達されるチャネルから推定できる場合、2つのアンテナポートはQCL(Quasi Co-Located)であると呼称される。大規模特性は、チャネルの長区間特性を少なくとも含んでもよい。大規模特性は、遅延拡がり(delay sp
read)、ドップラー拡がり(Doppler spread)、ドップラーシフト(
Doppler shift)、平均利得(average gain)、平均遅延(average delay)、および、ビームパラメータ(spatial Rx para
meters)の一部または全部を少なくとも含んでもよい。第1のアンテナポートと第2のアンテナポートがビームパラメータに関してQCLであるとは、第1のアンテナポートに対して受信側が想定する受信ビームと第2のアンテナポートに対して受信側が想定する受信ビームとが同一であることであってもよい。第1のアンテナポートと第2のアンテナポートがビームパラメータに関してQCLであるとは、第1のアンテナポートに対して受信側が想定する送信ビームと第2のアンテナポートに対して受信側が想定する送信ビームとが同一であることであってもよい。端末装置1は、1つのアンテナポートにおいてシンボルが伝達されるチャネルの大規模特性が、もう一つのアンテナポートにおいてシンボルが伝達されるチャネルから推定できる場合、2つのアンテナポートはQCLであることが想定されてもよい。2つのアンテナポートがQCLであることは、2つのアンテナポートがQCLであることが想定されることであってもよい。
サブキャリア間隔の設定とキャリアのセットのそれぞれのために、Nμ
RB,xNRB
sc個のサブキャリアとN(μ)
symbNsubframe,μ
symb個のOFDMシンボルのリソースグリッドが与えられる。Nμ
RB,xは、キャリアxのためのサブキャリア間隔の設定μのために与えられるリソースブロック数を示してもよい。Nμ
RB,xは、キャリアxのためのサブキャリア間隔の設定μのために与えられるリソースブロックの最大数であってもよい。キャリアxは下りリンクキャリアまたは上りリンクキャリアの何れかを示す。つまり、xは“DL”、または、“UL”である。Nμ
RBは、Nμ
RB,DL、および/または、Nμ
RB,ULを含んだ呼称である。NRB
scは、1つのリソースブロックに含まれるサブキャリア数を示してもよい。アンテナポートpごとに、および/または、サブキャリア間隔の設定μごとに、および/または、送信方向(Transmission direction)の設定ごとに少なくとも1つのリソースグリッドが与えられてもよい。送信方向は、少なくとも下りリンク(DL:DownLink)および上りリンク(UL:UpLink)を含む。以下、アンテナポートp、サブキャリア間隔の設定μ、および、送信方向の設定の一部または全部を少なくとも含むパラメータのセットは、第1の無線パラメータセットとも呼称される。つまり、リソースグリッドは、第1の無線パラメータセットごとに1つ与えられてもよい。
下りリンクにおいて、サービングセルに含まれるキャリアを下りリンクキャリア(または、下りリンクコンポーネントキャリア)と称する。上りリンクにおいて、サービングセルに含まれるキャリアを上りリンクキャリア(上りリンクコンポーネントキャリア)と称する。下りリンクコンポーネントキャリア、および、上りリンクコンポーネントキャリアを総称して、コンポーネントキャリア(または、キャリア)と称する。
第1の無線パラメータセットごとに与えられるリソースグリッドの中の各要素は、リソースエレメントと呼称される。リソースエレメントは周波数領域のインデックスkscと、時間領域のインデックスlsymにより特定される。ある第1の無線パラメータセットのために、リソースエレメントは周波数領域のインデックスkscと、時間領域のインデックスlsymにより特定される。周波数領域のインデックスkscと時間領域のインデックスlsymにより特定されるリソースエレメントは、リソースエレメント(ksc、lsym)とも呼称される。周波数領域のインデックスkscは、0からNμ
RBNRB
sc-1の何れかの値を示す。Nμ
RBはサブキャリア間隔の設定μのために与えられるリソースブロック数であってもよい。NRB
scは、リソースブロックに含まれるサブキャリア数であり、NRB
sc=12である。周波数領域のインデックスkscは、サブキャリアインデックスkscに対応してもよい。時間領域のインデックスlsymは、OFDMシンボルインデックスlsymに対応してもよい。
図3は、本実施形態の一態様に係るサブフレームにおけるリソースグリッドの一例を示す概略図である。図3のリソースグリッドにおいて、横軸は時間領域のインデックスlsymであり、縦軸は周波数領域のインデックスkscである。1つのサブフレームにおいて、リソースグリッドの周波数領域はNμ
RBNRB
sc個のサブキャリアを含む。1つのサブフレームにおいて、リソースグリッドの時間領域は14・2μ個のOFDMシンボルを含んでもよい。1つのリソースブロックは、NRB
sc個のサブキャリアを含んで構成される。リソースブロックの時間領域は、1OFDMシンボルに対応してもよい。リソースブロックの時間領域は、14OFDMシンボルに対応してもよい。リソースブロックの時間領域は、1または複数のスロットに対応してもよい。リソースブロックの時間領域は、1つのサブフレームに対応してもよい。
端末装置1は、リソースグリッドのサブセットのみを用いて送受信を行うことが指示されてもよい。リソースグリッドのサブセットは、BWPとも呼称され、BWPは上位層パラメータ、および/または、DCIの一部または全部に少なくとも基づき与えられてもよい。BWPをバンドパートとも称する(BP:Bandwidth Part)。つまり
、端末装置1は、リソースグリッドのすべてのセットを用いて送受信を行なうことが指示されなくてもよい。つまり、端末装置1は、リソースグリッド内の一部の周波数リソースを用いて送受信を行なうことが指示されてもよい。1つのBWPは、周波数領域における複数のリソースブロックから構成されてもよい。1つのBWPは、周波数領域において連続する複数のリソースブロックから構成されてもよい。下りリンクキャリアに対して設定されるBWPは、下りリンクBWPとも呼称される。上りリンクキャリアに対して設定されるBWPは、上りリンクBWPとも呼称される。
端末装置1に対して、1または複数の下りリンクBWPが設定されてもよい。端末装置1は、1または複数の下りリンクBWPのうちの1つの下りリンクBWPにおいて物理チャネル(例えば、PDCCH、PDSCH、SS/PBCH等)の受信を試みてもよい。該1つの下りリンクBWPは、活性化下りリンクBWPとも呼称される。
端末装置1に対して、1または複数の上りリンクBWPが設定されてもよい。端末装置1は、1または複数の上りリンクBWPのうちの1つの上りリンクBWPにおいて物理チャネル(例えば、PUCCH、PUSCH、PRACH等)の送信を試みてもよい。該1つの上りリンクBWPは、活性化上りリンクBWPとも呼称される。
サービングセルのそれぞれに対して下りリンクBWPのセットが設定されてもよい。下りリンクBWPのセットは1または複数の下りリンクBWPを含んでもよい。サービングセルのそれぞれに対して上りリンクBWPのセットが設定されてもよい。上りリンクBW
Pのセットは1または複数の上りリンクBWPを含んでもよい。
上位層パラメータは、上位層の信号に含まれるパラメータである。上位層の信号は、RRC(Radio Resource Control)シグナリングであってもよいし、MAC CE(Medium Access Control Control Element)であってもよい。ここで、上位層の信号は、RRC層の信号であってもよいし、MAC層の信号であってもよい。
上位層の信号は、共通RRCシグナリング(common RRC signaling)であってもよい。共通RRCシグナリングは、以下の特徴C1から特徴C3の一部または全部を少なくとも備えてもよい。
特徴C1)BCCHロジカルチャネル、または、CCCHロジカルチャネルにマップされる
特徴C2)radioResourceConfigCommon情報要素を少なくとも含む
特徴C3)PBCHにマップされる
radioResourceConfigCommon情報要素は、サービングセルにおいて共通に用いられる設定を示す情報を含んでもよい。サービングセルにおいて共通に用いられる設定は、PRACHの設定を少なくとも含んでもよい。該PRACHの設定は、1または複数のランダムアクセスプリアンブルインデックスを少なくとも示してもよい。該PRACHの設定は、PRACHの時間/周波数リソースを少なくとも示してもよい。
上位層の信号は、専用RRCシグナリング(dedicated RRC signaling)であってもよい。専用RRCシグナリングは、以下の特徴D1からD2の一部または全部を少なくとも備えてもよい。
特徴D1)DCCHロジカルチャネルにマップされる
特徴D2)radioResourceConfigDedicated情報要素を少なくとも含む
radioResourceConfigDedicated情報要素は、端末装置1に固有の設定を示す情報を少なくとも含んでもよい。radioResourceConfigDedicated情報要素は、BWPの設定を示す情報を少なくとも含んでもよい。該BWPの設定は、該BWPの周波数リソースを少なくとも示してもよい。
例えば、MIB、第1のシステム情報、および、第2のシステム情報は共通RRCシグナリングに含まれてもよい。また、DCCHロジカルチャネルにマップされ、且つ、radioResourceConfigCommonを少なくとも含む上位層のメッセージは、共通RRCシグナリングに含まれてもよい。また、DCCHロジカルチャネルにマップされ、且つ、radioResourceConfigCommon情報要素を含まない上位層のメッセージは、専用RRCシグナリングに含まれてもよい。また、DCCHロジカルチャネルにマップされ、且つ、radioResourceConfigDedicated情報要素を少なくとも含む上位層のメッセージは、専用RRCシグナリングに含まれてもよい。
第1のシステム情報は、SS(Synchronization Signal)ブロ
ックの時間インデックスを少なくとも示してもよい。SSブロック(SS block)
は、SS/PBCHブロック(SS/PBCH block)とも呼称される。SS/PBCHブロックは、SS/PBCHとも呼称される。第1のシステム情報は、PRACHリ
ソースに関連する情報を少なくとも含んでもよい。第1のシステム情報は、初期接続の設定に関連する情報を少なくとも含んでもよい。第2のシステム情報は、第1のシステム情報以外のシステム情報であってもよい。
radioResourceConfigDedicated情報要素は、PRACHリソースに関連する情報を少なくとも含んでもよい。radioResourceConfigDedicated情報要素は、初期接続の設定に関連する情報を少なくとも含んでもよい。
以下、本実施形態の種々の態様に係る物理チャネルおよび物理シグナルを説明する。
上りリンク物理チャネルは、上位層において発生する情報を運ぶリソースエレメントのセットに対応してもよい。上りリンク物理チャネルは、上りリンクキャリアにおいて用いられる物理チャネルである。本実施形態の一態様に係る無線通信システムにおいて、少なくとも下記の一部または全部の上りリンク物理チャネルが用いられる。
・PUCCH(Physical Uplink Control CHannel)
・PUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)
・PRACH(Physical Random Access CHannel)
PUCCHは、上りリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)を送信するために用いられてもよい。上りリンク制御情報は、チャネル状態情報(CSI:Channel State Information)、スケジューリングリクエスト(SR:Scheduling Request)、トランスポートブ
ロック(TB:Transport block, MAC PDU:Medium Access Control Protocol Data Unit, DL-SCH:Downlink-Shared Channel, PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)に対応するHARQ-ACK(Hybrid Au
tomatic Repeat request ACKnowledgement)の一
部または全部を含む。
HARQ-ACKは、1つのトランスポートブロックに少なくとも対応するHARQ-ACKビット(HARQ-ACK情報)を少なくとも含んでもよい。HARQ-ACKビットは、1または複数のトランスポートブロックに対応するACK(acknowledgement)またはNACK(negative-acknowledgement)を示してもよい。HARQ-ACKは、1または複数のHARQ-ACKビットを含むHARQ-ACKコードブック(HARQ-ACK codebook)を少なくとも含んでもよい。HARQ-ACKビットが1または複数のトランスポートブロックに対応することは、HARQ-ACKビットが該1または複数のトランスポートブロックを含むPDSCHに対応することであってもよい。HARQ-ACKビットは、トランスポートブロックに含まれる1つのCBG(Code Block Group)に対応するACKまたはNACKを示してもよい。
スケジューリングリクエスト(SR:Scheduling Request)は、初
期送信のためのPUSCHのリソースを要求するために少なくとも用いられてもよい。スケジューリングリクエストビットは、正のSR(positive SR)または、負の
SR(negative SR)の何れかを示すために用いられてもよい。スケジューリ
ングリクエストビットが正のSRを示すことは、“正のSRが送信される”とも呼称される。正のSRは、端末装置1によって初期送信のためのPUSCHのリソースが要求されることを示してもよい。正のSRは、上位層によりスケジューリングリクエストがトリガ(Trigger)されることを示してもよい。正のSRは、上位層によりスケジューリ
ングリクエストを送信することが指示された場合に、送信されてもよい。スケジューリングリクエストビットが負のSRを示すことは、“負のSRが送信される”とも呼称される。負のSRは、端末装置1によって初期送信のためのPUSCHのリソースが要求されないことを示してもよい。負のSRは、上位層によりスケジューリングリクエストがトリガされないことを示してもよい。負のSRは、上位層によりスケジューリングリクエストを送信することが指示されない場合に、送信されてもよい。
チャネル状態情報は、チャネル品質指標(CQI:Channel Quality Indicator)、プレコーダ行列指標(PMI:Precoder Matrix Indicator)、および、ランク指標(RI:Rank Indicator)の
一部または全部を少なくとも含んでもよい。CQIは、チャネルの品質(例えば、伝搬強度)に関連する指標であり、PMIは、プレコーダを指示する指標である。RIは、送信ランク(または、送信レイヤ数)を指示する指標である。
PUCCHは、1つ以上のPUCCHフォーマット(PUCCHフォーマット0からPUCCHフォーマット4)がサポートされてもよい。PUCCHフォーマットは、PUCCHにマップされて送信されてもよい。PUCCHフォーマットは、PUCCHで送信されてもよい。PUCCHフォーマットが送信されることは、PUCCHが送信されることであってもよい。
PUSCHは、トランスポートブロック(TB, MAC PDU, UL-SCH, P
USCH)を送信するために少なくとも用いられる。PUSCHは、トランスポートブロック、HARQ-ACK、チャネル状態情報、および、スケジューリングリクエストの一部または全部を少なくとも送信するために用いられてもよい。PUSCHは、ランダムアクセスメッセージ3を送信するために少なくとも用いられる。
PRACHは、ランダムアクセスプリアンブル(ランダムアクセスメッセージ1)を送信するために少なくとも用いられる。PRACHは、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャ、ハンドオーバプロシージャ、コネクション再確立(connection re-establishment)プロシージャ、PUSCHの送信に対する同期(タイミング調整)、およびPUSCHのためのリソースの要求の一部または全部を示すために少なくとも用いられてもよい。ランダムアクセスプリアンブルは、端末装置1の上位層より与えられるインデックス(ランダムアクセスプリアンブルインデックス)を基地局装置3に通知するために用いられてもよい。
図1において、上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理シグナルが用いられる。上りリンク物理シグナルは、上位層から出力された情報を送信するために使用されなくてもよいが、物理層によって使用される。
・UL DMRS(UpLink Demodulation Reference Si
gnal)
・SRS(Sounding Reference Signal)
・UL PTRS(UpLink Phase Tracking Reference Signal)
UL DMRSは、PUSCH、および/または、PUCCHの送信に関連する。UL
DMRSは、PUSCHまたはPUCCHと多重される。基地局装置3は、PUSCHまたはPUCCHの伝搬路補正を行なうためにUL DMRSを使用してよい。以下、PUSCHと、該PUSCHに関連するUL DMRSを共に送信することを、単に、PUSCHを送信する、と称する。以下、PUCCHと該PUCCHに関連するUL DMR
Sを共に送信することを、単に、PUCCHを送信する、と称する。PUSCHに関連するUL DMRSは、PUSCH用UL DMRSとも称される。PUCCHに関連するUL DMRSは、PUCCH用UL DMRSとも称される。
SRSは、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連しなくてもよい。基地局装置3は、チャネル状態の測定のためにSRSを用いてもよい。SRSは、上りリンクスロットにおけるサブフレームの最後、または、最後から所定数のOFDMシンボルにおいて送信されてもよい。
UL PTRSは、位相トラッキングのために少なくとも用いられる参照信号であってもよい。UL PTRSは、1または複数のUL DMRSに用いられるアンテナポートを少なくとも含むUL DMRSグループに関連してもよい。UL PTRSとUL DMRSグループが関連することは、UL PTRSのアンテナポートとUL DMRSグループに含まれるアンテナポートの一部または全部が少なくともQCLであることであってもよい。UL DMRSグループは、UL DMRSグループに含まれるUL DMRSにおいて最も小さいインデックスのアンテナポートに少なくとも基づき識別されてもよい。UL PTRSは、1つのコードワードがマップされる1または複数のアンテナポートにおいて、最もインデックスの小さいアンテナポートにマップされてもよい。UL PTRSは、1つのコードワードが第1のレイヤ及び第2のレイヤに少なくともマップされる場合に、該第1のレイヤにマップされてもよい。UL PTRSは、該第2のレイヤにマップされなくてもよい。UL PTRSがマップされるアンテナポートのインデックスは、下りリンク制御情報に少なくとも基づき与えられてもよい。
図1において、基地局装置3から端末装置1への下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理チャネルが用いられる。下りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために、物理層によって使用される。
・PBCH(Physical Broadcast Channel)
・PDCCH(Physical Downlink Control Channel)
・PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)
PBCHは、マスターインフォメーションブロック(MIB:Master Info
rmation Block, BCH, Broadcast Channel)を送信するために少なくとも用いられる。PBCHは、所定の送信間隔に基づき送信されてもよい。PBCHは、80msの間隔で送信されてもよい。PBCHは、160msの間隔で送信されてもよい。PBCHに含まれる情報の中身は、80msごとに更新されてもよい。PBCHに含まれる情報の一部または全部は、160msごとに更新されてもよい。PBCHは、288サブキャリアにより構成されてもよい。PBCHは、2、3、または、4つのOFDMシンボルを含んで構成されてもよい。MIBは、同期信号の識別子(インデックス)に関連する情報を含んでもよい。MIBは、PBCHが送信されるスロットの番号、サブフレームの番号、および/または、無線フレームの番号の少なくとも一部を指示する情報を含んでもよい。
PDCCHは、下りリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)の送信のために少なくとも用いられる。PDCCHは、下りリンク制御情報を少なくとも含んで送信されてもよい。PDCCHは下りリンク制御情報を含んでもよい。下りリンク制御情報は、DCIフォーマットとも呼称される。下りリンク制御情報は、下りリンクグラント(downlink grant)(DL grant)ま
たは上りリンクグラント(uplink grant)(UL grant)の何れかを
少なくとも含んでもよい。PDSCHのスケジューリングのために用いられるDCIフォーマットは、下りリンクDCIフォーマットとも呼称される。PUSCHのスケジューリングのために用いられるDCIフォーマットは、上りリンクDCIフォーマットとも呼称される。下りリンクグラントは、下りリンクアサインメント(downlink assignment)(DL assignment)または下りリンク割り当て(downlink allocation)(DL allocation)とも呼称される。上りリンクDCIフォーマットは、DCIフォーマット0_0およびDCIフォーマット0_1の一方または両方を少なくとも含む。
DCIフォーマット0_0は、1Aから1Fの一部または全部を少なくとも含んで構成される。
1A)DCIフォーマット特定フィールド(Identifier for DCI formats field)
1B)周波数領域リソース割り当てフィールド(Frequency domain resource assignment field)
1C)時間領域リソース割り当てフィールド(Time domain resource
assignment field)
1D)周波数ホッピングフラグフィールド(Frequency hopping flag field)
1E)MCSフィールド(MCS field: Modulation and Coding Scheme field)
1F)第1のCSIリスエストフィールド(First CSI request fie
ld)
DCIフォーマット特定フィールドは、該DCIフォーマット特定フィールドを含むDCIフォーマットが1または複数のDCIフォーマットの何れに対応するかを示すために少なくとも用いられてもよい。該1または複数のDCIフォーマットは、DCIフォーマット1_0、DCIフォーマット1_1、DCIフォーマット0_0、および/または、DCIフォーマット0_1の一部または全部に少なくとも基づき与えられてもよい。
周波数領域リソース割り当てフィールドは、該周波数領域リソース割り当てフィールドを含むDCIフォーマットによりスケジューリングされるPUSCHのための周波数リソースの割り当てを示すために少なくとも用いられてもよい。周波数領域リソース割り当てフィールドは、FDRA(Frequency Domain Resource Allocation)フィールドとも呼称される。
時間領域リソース割り当てフィールドは、該時間領域リソース割り当てフィールドを含むDCIフォーマットによりスケジューリングされるPUSCHのための時間リソースの割り当てを示すために少なくとも用いられてもよい。
周波数ホッピングフラグフィールドは、該周波数ホッピングフラグフィールドを含むDCIフォーマットによりスケジューリングされるPUSCHに対して周波数ホッピングが適用されるか否かを示すために少なくとも用いられてもよい。
MCSフィールドは、該MCSフィールドを含むDCIフォーマットによりスケジューリングされるPUSCHのための変調方式、および/または、ターゲット符号化率の一部または全部を示すために少なくとも用いられてもよい。該ターゲット符号化率は、該PUSCHのトランスポートブロックのためのターゲット符号化率であってもよい。該トランスポートブロックのサイズ(TBS:Transport Block Size)は、該ターゲット符号化率に少なくとも基づき与えられてもよい。
第1のCSIリクエストフィールドは、CSIの報告を指示するために少なくとも用い
られる。第1のCSIリクエストフィールドのサイズは、所定の値であってもよい。第1のCSIリクエストフィールドのサイズは、0であってもよいし、1であってもよいし、2であってもよいし、3であってもよい。
DCIフォーマット0_1は、2Aから2Gの一部または全部を少なくとも含んで構成される。
2A)DCIフォーマット特定フィールド
2B)周波数領域リソース割り当てフィールド
2C)時間領域リソース割り当てフィールド
2D)周波数ホッピングフラグフィールド
2E)MCSフィールド
2F)第2のCSIリクエストフィールド(Second CSI request fi
eld)
2G)BWPフィールド(BWP field)
BWPフィールドは、DCIフォーマット0_1によりスケジューリングされるPUSCHがマップされる上りリンクBWPを指示するために用いられてもよい。
第2のCSIリクエストフィールドは、CSIの報告を指示するために少なくとも用いられる。第2のCSIリクエストフィールドのサイズは、上位層のパラメータReportTriggerSizeに少なくとも基づき与えられてもよい。
下りリンクDCIフォーマットは、DCIフォーマット1_0、および、DCIフォーマット1_1の一方または両方を少なくとも含む。
DCIフォーマット1_0は、3Aから3Hの一部または全部を少なくとも含んで構成される。
3A)DCIフォーマット特定フィールド(Identifier for DCI formats field)
3B)周波数領域リソース割り当てフィールド(Frequency domain resource assignment field)
3C)時間領域リソース割り当てフィールド(Time domain resource
assignment field)
3D)周波数ホッピングフラグフィールド(Frequency hopping flag field)
3E)MCSフィールド(MCS field: Modulation and Coding Scheme field)
3F)第1のCSIリスエストフィールド(First CSI request fie
ld)
3G)PDSCH-to-HARQフィードバックタイミングインジケーターフィールド(PDSCH-to-HARQ feedback timing indicator field)
3H)PUCCHリソース指示フィールド(PUCCH resource indicator field)
PDSCHからHARQフィードバックへのタイミング指示フィールドは、タイミングK1を示すフィールドであってもよい。PDSCHの最後のOFDMシンボルが含まれるスロットのインデックスがスロットnである場合、該PDSCHに含まれるトランスポートブロックに対応するHARQ-ACKを少なくとも含むPUCCHまたはPUSCHが含まれるスロットのインデックスはn+K1であってもよい。PDSCHの最後のOFD
Mシンボルが含まれるスロットのインデックスがスロットnである場合、該PDSCHに含まれるトランスポートブロックに対応するHARQ-ACKを少なくとも含むPUCCHの先頭のOFDMシンボルまたはPUSCHの先頭のOFDMシンボルが含まれるスロットのインデックスはn+K1であってもよい。
以下、PDSCH-to-HARQフィードバックタイミングインジケーターフィールド(PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator field)は、HARQ指示フィールドと呼称されてもよい。
PUCCHリソース指示フィールドは、PUCCHリソースセットに含まれる1または複数のPUCCHリソースのインデックスを示すフィールドであってもよい。
DCIフォーマット1_1は、4Aから4Jの一部または全部を少なくとも含んで構成される。
4A)DCIフォーマット特定フィールド(Identifier for DCI formats field)
4B)周波数領域リソース割り当てフィールド(Frequency domain resource assignment field)
4C)時間領域リソース割り当てフィールド(Time domain resource
assignment field)
4D)周波数ホッピングフラグフィールド(Frequency hopping flag field)
4E)MCSフィールド(MCS field: Modulation and Coding Scheme field)
4F)第1のCSIリスエストフィールド(First CSI request fie
ld)
4G)PDSCH-to-HARQフィードバックタイミングインジケーターフィールド(PDSCH-to-HARQ feedback timing indicator field)
4H)PUCCHリソース指示フィールド(PUCCH resource indicator field)
4J)BWPフィールド(BWP field)
BWPフィールドは、DCIフォーマット1_1によりスケジューリングされるPDSCHがマップされる下りリンクBWPを指示するために用いられてもよい。
DCIフォーマット2_0は、1または複数のスロットフォーマットインディケータ(SFI:Slot Format Indicator)を少なくとも含んで構成されてもよい。
下りリンク制御情報は、Unlicensed access共通情報を含んでもよい。Unlicensed access共通情報は、免許不要周波数帯でのアクセスや送受信などに関する制御情報である。Unlicensed access共通情報は、下りリンクのサブフレーム構成(Subframe configuration for Unlicensed Access)(スロット構成:Slot configuration)の情報であってもよい。下りリンクのサブフレーム構成(スロット構成)は、下りリンクのサブフレーム構成(スロット構成)の情報を含むPDCCHが配置されるサブフレーム(スロット)において占有されるOFDMシンボルの位置、および/または下りリンクのサブフレーム構成(スロット構成)の情報を含むPDCCHが配置されるサブフレーム(スロット)の次のサブフレーム(スロット)において占有されるOFDMシンボルの位置を示す。占有されるOFDMシンボルにおいて下りリンク物理チャネル、下りリンク物理シグナルの送受信が行われる。Unlicensed access共通情報は、上りリンクのサブフレーム構成(UL duration and offset)(スロット構成)の情報であってもよい。上りリンクのサブフレーム構成(スロット構成)は、上りリンクのサブフレーム構成(スロット構成)の情報を含むPDCCHが配置されるサブフレーム(スロット)を基準として上りリンクサブフレーム(上りリンクスロット)が開始されるサブフレーム(スロット)の位置と、上りリンクサブフレーム(上りリンクスロット)のサブフレーム(スロット)の数を示す。端末装置1は、上りリンクのサブフレーム構成(スロット構成)の情報で示されたサブフレーム(スロット)において下りリンク物理チャネル、下りリンク物理シグナルを受信することは要求されない。
例えば、下りリンクグラントまたは上りリンクグラントを含む下りリンク制御情報は、C-RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)を含めてPDCCHで送受信される。例えば、Unlicensed access共通情報は、CC-RNTI(Common Control-Radio Network Temporary Identifier)を含めてPDCCHで送受信される。
本実施形態の種々の態様において、特別な記載のない限り、リソースブロックの数は周波数領域におけるリソースブロックの数を示す。
下りリンクグラントは、1つのサービングセル内の1つのPDSCHのスケジューリングのために少なくとも用いられる。上りリンクグラントは、1つのサービングセル内の1つのPUSCHのスケジューリングのために少なくとも用いられる。
なお、各種DCIフォーマットは、上述のフィールドとは異なるフィールドが更に含まれてもよい。例えば、PDSCHのHARQ-ACK情報が正しく検出されたか否かを示すフィールド(NFI:New Feedback Indicator フィールド)が含まれてもよい。メモリなどの記録媒体に保存されたHARQ-ACKビットを消去(フラッシュ)するか否かを示すフィールド(NFIフィールド)が含まれてもよい。送信されたHARQ-ACK codebookの再送を含めるか否かを示すフィールド(NFIフィールド)が含まれてもよい。DCIフォーマットによりスケジュールされるPDSCHが属する(紐づけられる)PDSCHグループを示すフィールド(PGI:PDSCH Group ID フィールド)が含まれてもよい。HARQ-ACK情報の送信が指示されるPDSCHグループを示すフィールド(RPGI:Request PDSCH Group ID フィールド)が含まれてもよい。送信されたPDCCHの累積数を示すフィールド(C-DAI:Counter Downlink Assignment Index フィールド)が含まれてもよい。送信されるPDCCHの総数を示すフィールド(T-DAI:Total Downlink Assignment Index フィールド)が含まれてもよい。
端末装置1は、各PDSCHに対してPDSCHグループ識別子(PGI: PDSCH Group ID)を紐付けられてもよい。あるPDSCHのPGIは、該PDSCHのスケジューリン
グに用いられるDCIフォーマットに少なくとも基づき指示されてもよい。例えば、PGIを示すフィールド(PGIフィールド)がDCIフォーマットに含まれてもよい。例えば、PDSCHグループは、同じPGI(PDSCHグループ識別子)を有するPDSCHの集合であってもよい。PDSCHグループは、1つのPDSCH、または、同じPGIを紐づけられた、1つ以上のPDSCHの集合であってもよい。端末装置1に対して設定されるPDSCHグループの数は、1であってもよいし、2であってもよいし、3であってもよいし、4であってもよいし、それ以外の0以上の整数であってもよい。
リクエストPDSCHグループ(RPG: Requested PDSCH Group)は、次のPUCCHまたはPUSCHを介して送信(報告)されるHARQ-ACK情報に対応するPDSCHグループであってもよい。RPG(リクエストPDSCHグループ)は、1つのPDSCHグループを含めてもよいし、複数のPDSCHグループを含めてもよい。RPGの指示は、DCIフォーマットに少なくとも基づき、ビットマップ(bitmap)の形式で各PDSCHグループに対応して示してもよい。RPGは、DCIフォーマットに含まれるRPGIフィールドに少なくとも基づき示されてもよい。端末装置1は、指示されたRPGに対して、HARQ-ACKコードブックを生成し、PUCCHまたはPUSCHを介して送信(報告)してもよい。
PDCCHに含まれるDCIフォーマットにより指示されるK1(PDSCHからHARQフィードバックへのタイミング指示フィールドにより示される情報、またはパラメータ)の値は、数値(numerical)であってもよいし、非数値(non-numerical)であってもよい。ここで、数値の値は、数字で表す値を意味し、例えば、{0,1,2,...,15}のうちの値であってもよい。非数値の値は、数字以外の値を意味してもよいし、数値を示さないことを意味してもよい。以下、数値のK1の値、および、非数値のK1の値の運用を説明する。例えば、該DCIフォーマットによりスケジュールされるPDSCHは、スロットnにおいて基地局装置3において送信され、端末装置1において受信される。該DCIフォーマットにより示されるK1の値が数値である場合、端末装置1は、該PDSCHに対応するHARQ-ACK情報をスロットn+K1において、PUCCHまたはPUSCHを介して送信(報告)してもよい。該DCIフォーマットにより示されるK1の値が非数値である場合、端末装置1は、該PDSCHに対応するHARQ-ACK情報の報告を延期してもよい。PDSCHのスケジューリング情報を含むDCIフォーマットにより非数値のK1の値が示される場合、端末装置1は、該PDSCHに対応するHARQ-ACK情報の報告を延期してもよい。例えば、端末装置1は、該HARQ-ACK情報をメモリなどの記録媒体に保存して、次のPUCCHまたはPUSCHを介して該HARQ-ACK情報を送信(報告)せず、前述のDCIフォーマット以外のDCIフォーマットに少なくとも基づき該HARQ-ACK情報の送信がトリガされて該HARQ-ACK情報を送信(報告)してもよい。
非数値のK1の値は、上位層パラメータの系列に含まれてもよい。上位層パラメータは、上位層パラメータdl-DataToUL-ACKであってもよい。上位層パラメータは、上位層パラメータdl-DataToUL-ACKと異なる上位層パラメータであってもよい。K1の値は、上位層パラメータの系列のうち、DCIフォーマットに含まれるPDSCHからHARQフィードバックへのタイミング指示フィールドによって示される値であってもよい。例えば、上位層パラメータの系列は{0,1,2,3,4,5,15,非数値の値}にセットされ、PDSCHからHARQフィードバックへのタイミング指示フィールドのビット数は3であると想定する場合、PDSCHからHARQフィードバックへのタイミング指示フィールドのコードポイント“000”はK1の値が0であることを示してもよいし、コードポイント“001”はK1の値が1であることを示してもよいし、コードポイント“111”はK1の値が非数値の値であることを示してもよい。例えば、上位層パラメータの系列は{非数値の値,0,1,2,3,4,5,15}にセットされ、PDSCHからHARQフィードバックへのタイミング指示フィールドのビット数は3であると想定する場合、PDSCHからHARQフィードバックへのタイミング指示フィールドのコードポイント“000”はK1の値が非数値の値であることを示してもよいし、コードポイント“001”はK1の値が0であることを示してもよいし、コードポイント“111”はK1の値が15であることを示してもよい。
1つの物理チャネルは、1つのサービングセルにマップされてもよい。1つの物理チャ
ネルは、1つのサービングセルに含まれる1つのキャリアに設定される1つのBWPにマップされてもよい。
端末装置1は、1または複数の制御リソースセット(CORESET:COntrol
REsource SET)が設定されてもよい。端末装置1は、1または複数の制御リソースセットにおいてPDCCHを監視する(monitor)。ここで、1または複数の制御リソースセットにおいてPDCCHを監視することは、1または複数の制御リソースセットのそれぞれに対応する1または複数のPDCCHを監視することを含んでもよい。なお、PDCCHは、1または複数のPDCCH候補および/またはPDCCH候補のセットを含んでもよい。また、PDCCHを監視することは、PDCCH、および/または、PDCCHを介して送信されるDCIフォーマットを監視し、検出することを含んでもよい。
制御リソースセットは、1または複数のPDCCHがマップされうる時間周波数領域を示してもよい。制御リソースセットは、端末装置1がPDCCHを監視する領域であってもよい。制御リソースセットは、連続的なリソース(Localized resour
ce)により構成されてもよい。制御リソースセットは、非連続的なリソース(distributed resource)により構成されてもよい。
周波数領域において、制御リソースセットのマッピングの単位はリソースブロックであってもよい。例えば、周波数領域において、制御リソースセットのマッピングの単位は6リソースブロックであってもよい。時間領域において、制御リソースセットのマッピングの単位はOFDMシンボルであってもよい。例えば、時間領域において、制御リソースセットのマッピングの単位は1OFDMシンボルであってもよい。
制御リソースセットのリソースブロックへのマッピングは、上位層パラメータに少なくとも基づき与えられてもよい。該上位層パラメータは、リソースブロックのグループ(RBG:Resource Block Group)に対するビットマップを含んでもよい。該リソースブロックのグループは、6つの連続するリソースブロックにより与えられてもよい。
制御リソースセットを構成するOFDMシンボルの数は、上位層パラメータに少なくとも基づき与えられてもよい。
ある制御リソースセットは、共通制御リソースセット(Common control resource set)であってもよい。共通制御リソースセットは、複数の端末装
置1に対して共通に設定される制御リソースセットであってもよい。共通制御リソースセットは、MIB、第1のシステム情報、第2のシステム情報、共通RRCシグナリング、および、セルIDの一部または全部に少なくとも基づき与えられてもよい。例えば、第1のシステム情報のスケジューリングのために用いられるPDCCHを監視することが設定される制御リソースセットの時間リソース、および/または、周波数リソースは、MIBに少なくとも基づき与えられてもよい。
MIBで設定される制御リソースセットは、CORESET#0とも呼称される。CORESET#0は、インデックス#0の制御リソースセットであってもよい。
ある制御リソースセットは、専用制御リソースセット(Dedicated cont
rol resource set)であってもよい。専用制御リソースセットは、端末装置1のために専用に用いられるように設定される制御リソースセットであってもよい。専用制御リソースセットは、専用RRCシグナリング、および、C-RNTIの値の一部ま
たは全部に少なくとも基づき与えられてもよい。端末装置1に複数の制御リソースセットが構成され、それぞれの制御リソースセットにインデックス(制御リソースセットインデックス)が付与されてもよい。制御リソースセット内に1つ以上の制御チャネル要素(CCE)が構成され、それぞれのCCEにインデックス(CCEインデックス)が付与されてもよい。
端末装置1によって監視されるPDCCHの候補のセットは、探索領域(Search
space)の観点から定義されてもよい。つまり、端末装置1によって監視されるPDCCH候補のセットは、探索領域によって与えられてもよい。
探索領域は、1または複数の集約レベル(Aggregation level)のP
DCCH候補を1または複数含んで構成されてもよい。PDCCH候補の集約レベルは、該PDCCHを構成するCCEの個数を示してもよい。PDDCH候補は、1または複数のCCEにマップされてもよい。
端末装置1は、DRX(Discontinuous reception)が設定さ
れないスロットにおいて少なくとも1または複数の探索領域を監視してもよい。DRXは、上位層パラメータに少なくとも基づき与えられてもよい。端末装置1は、DRXが設定されないスロットにおいて少なくとも1または複数の探索領域セット(Search space set)を監視してもよい。端末装置1に複数の探索領域セットが構成されてもよい。それぞれの探索領域セットにインデックス(探索領域セットインデックス)が付与されてもよい。
探索領域セットは、1または複数の探索領域を少なくとも含んで構成されてもよい。それぞれの探索領域にインデックス(探索領域インデックス)が付与されてもよい。
探索領域セットのそれぞれは、1つの制御リソースセットに少なくとも関連してもよい。探索領域セットのそれぞれは、1つの制御リソースセットに含まれてもよい。探索領域セットのそれぞれに対して、該探索領域セットに関連する制御リソースセットのインデックスが与えられてもよい。
探索領域は、CSS(Common Search Space、共通探索領域)とUSS(UE-specific Search Space)の2つのタイプを持ってもよい。CSSは、複数の端末装置1に対して共通に設定される探索領域であってもよい。USSは、個別の端末装置1のために専用的に用いられる設定を含む探索領域であってもよい。CSSは、同期信号、MIB、第1のシステム情報、第2のシステム情報、共通RRCシグナリング、専用RRCシグナリング、セルID、等に少なくとも基づき与えられてもよい。USSは、専用RRCシグナリング、および/または、C-RNTIの値に少なくとも基づき与えられてもよい。CSSは、複数の端末装置1に対して共通のリソース(制御リソースエレメント)に設定される探索領域であってもよい。USSは、個別の端末装置1毎のリソース(制御リソースエレメント)に設定される探索領域であってもよい。
CSSは、プライマリセルにおいてシステム情報を送信するために用いられるSI-RNTIによってスクランブルされたDCIフォーマットに対するタイプ0PDCCH CSS、および、初期アクセスに用いられるRA-RNTI、TC-RNTIによってスクランブルされたDCIフォーマットに対するタイプ1PDCCH CSSが用いられてもよい。CSSは、Unlicensed accessに用いられるCC-RNTIによってスクランブルされたDCIフォーマットに対するタイプのPDCCH CSSが用いられてもよい。端末装置1は、それらの探索領域におけるPDCCH候補をモニタすることができる。所定のRNTIによってスクランブルされたDCIフォーマットとは、所定のRNTIによってスクランブルされたCRC(Cyclic Redundancy Check)が付加されたDCIフォーマットであってもよい。
PDCCHの受信に関連する情報は、PDCCHの宛先を指示するIDに関連する情報を含んでもよい。PDCCHの宛先を指示するIDは、PDCCHに付加されるCRCビットのスクランブルに用いられるIDであってもよい。PDCCHの宛先を指示するIDは、RNTI(Radio Network Temporary Identifier)とも呼称される。PDCCHの受信に関連する情報は、PDCCHに付加されるCRCビットのスクランブルに用いられるIDに関連する情報を含んでもよい。端末装置1は、PBCHに含まれる該IDに関連する情報に少なくとも基づき、PDCCHの受信を試みることができる。
RNTIは、SI-RNTI(System Information - RNTI)、P-RNTI(Paging - RNTI)、C-RNTI(Common - RNTI)、Temporary C-RNTI(TC-RNTI)、RA-RNTI(Random Access - RNTI)、CC-RNTI(Common Control - RNTI)、INT-RNTI(Interruption - RNTI)を含んでもよい。SI-RNTIは、システム情報を含んで送信されるPDSCHのスケジューリングのために少なくとも用いられる。P-RNTIは、ページング情報、および/または、システム情報の変更通知等の情報を含んで送信されるPDSCHのスケジューリングのために少なくとも用いられる。C-RNTIは、RRC接続された端末装置1に対して、ユーザーデータをスケジューリングするために少なくとも用いられる。Temporary C-RNTIは、ランダムアクセスメッセージ4のスケジューリングのために少なくとも用いられる。Temporary C-RNTIは、ロジカルチャネルにおけるCCCHにマップされるデータを含むPDSCHをスケジューリングするために少なくとも用いられる。RA-RNTIは、ランダムアクセスメッセージ2のスケジューリングのために少なくとも用いられる。CC-RNTIは、Unlicensed accessの制御情報の送受信のために少なくとも用いられる。INT-RNTIは、下りリンクでのPre-emptionを示すために少なくとも用いられる。
なお、CSSに含まれるPDCCHおよび/またはDCIには、該PDCCH/DCIが、どのサービングセル(または、どのコンポーネントキャリア)に対するPDSCHまたはPUSCHをスケジュールしているかを示すCIF(Carrier Indicator Field)が含まれなくてもよい。
なお、端末装置1に対して複数のサービングセルおよび/または複数のコンポーネントキャリアを集約して通信(送信および/または受信)を行なうキャリア集約(CA:キャリアアグリゲーション)が設定される場合には、所定のサービングセル(所定のコンポーネントキャリア)に対するUSSに含まれるPDCCHおよび/またはDCIには、該PDCCH/DCIが、どのサービングセルおよび/またはどのコンポーネントキャリアに対するPDSCHまたはPUSCHをスケジュールしているかを示すCIFが含まれてもよい。
なお、端末装置1に対して1つのサービングセルおよび/または1つのコンポーネントキャリアを用いて通信を行なう場合には、USSに含まれるPDCCHおよび/またはDCIには、該PDCCH/DCIが、どのサービングセルおよび/またはどのコンポーネントキャリアに対するPDSCHまたはPUSCHをスケジュールしているかを示すCIFが含まれなくてもよい。
共通制御リソースセットは、CSSを含んでもよい。共通制御リソースセットは、CSSおよびUSSの両方を含んでもよい。専用制御リソースセットは、USSを含んでもよい。専用制御リソースセットは、CSSを含んでもよい。
探索領域の物理リソースは制御チャネルの構成単位(CCE:Control Cha
nnel Element)により構成される。CCEは所定の数のリソース要素グルー
プ(REG:Resource Element Group)により構成される。例えば、CCEは6個のREGにより構成されてもよい。REGは1つのPRB(Physical Resource Block)の1OFDMシンボルにより構成されてもよい。つまり、REGは12個のリソースエレメント(RE:Resource Element)を含んで構成されてもよい。PRBは、単にRB(Resource Block:リソースブロック)とも呼称される。
PDSCHは、トランスポートブロックを送信/受信するために少なくとも用いられる。PDSCHは、ランダムアクセスメッセージ2(ランダムアクセスレスポンス)を送信/受信するために少なくとも用いられてもよい。PDSCHは、初期アクセスのために用いられるパラメータを含むシステム情報を送信/受信するために少なくとも用いられてもよい。
図1において、下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理シグナルが用いられる。下りリンク物理シグナルは、上位層から出力された情報を送信するために使用されなくてもよいが、物理層によって使用される。
・同期信号(SS:Synchronization signal)
・DL DMRS(DownLink DeModulation Reference
Signal)
・CSI-RS(Channel State Information-Reference Signal)
・DL PTRS(DownLink Phase Tracking Referenc
e Signal)
同期信号は、端末装置1が下りリンクの周波数領域、および/または、時間領域の同期をとるために用いられる。同期信号は、PSS(Primary Synchroniz
ation Signal)、および、SSS(Secondary Synchronization Signal)を含む。
SSブロック(SS/PBCHブロック)は、PSS、SSS、および、PBCHの一部または全部を少なくとも含んで構成される。
DL DMRSは、PBCH、PDCCH、および/または、PDSCHの送信に関連する。DL DMRSは、PBCH、PDCCH、および/または、PDSCHに多重される。端末装置1は、PBCH、PDCCH、または、PDSCHの伝搬路補正を行なうために該PBCH、該PDCCH、または、該PDSCHと対応するDL DMRSを使用してよい。
CSI-RSは、チャネル状態情報を算出するために少なくとも用いられる信号であってもよい。端末装置によって想定されるCSI-RSのパターンは、少なくとも上位層パラメータにより与えられてもよい。
PTRSは、位相雑音の補償のために少なくとも用いられる信号であってもよい。端末装置によって想定されるPTRSのパターンは、上位層パラメータ、および/または、D
CIに少なくとも基づき与えられてもよい。
DL PTRSは、1または複数のDL DMRSに用いられるアンテナポートを少なくとも含むDL DMRSグループに関連してもよい。
下りリンク物理チャネルおよび下りリンク物理シグナルは、下りリンク信号とも呼称される。上りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理シグナルは、上りリンク信号とも呼称される。下りリンク信号および上りリンク信号はまとめて物理信号とも呼称される。下りリンク信号および上りリンク信号はまとめて信号とも呼称される。下りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理チャネルを総称して、物理チャネルと称する。下りリンク物理シグナルおよび上りリンク物理シグナルを総称して、物理シグナルと称する。
BCH(Broadcast CHannel)、UL-SCH(Uplink-Sh
ared CHannel)およびDL-SCH(Downlink-Shared CHannel)は、トランスポートチャネルである。媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)層で用いられるチャネルはトランスポートチャネルと呼称される。MAC層で用いられるトランスポートチャネルの単位は、トランスポートブロック(TB)またはMAC PDUとも呼称される。MAC層においてトランスポートブロック毎にHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQue
st)の制御が行なわれる。トランスポートブロックは、MAC層が物理層に渡す(deliver)データの単位である。物理層において、トランスポートブロックはコードワードにマップされ、コードワード毎に変調処理が行なわれる。
基地局装置3と端末装置1は、上位層(higher layer)において上位層の
信号をやり取り(送受信)する。例えば、基地局装置3と端末装置1は、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)層において、RRCシグナリング(RRC message:Radio Resource Control message; RRC information:Radio Resource Control information)を送受信してもよい。また、基地局装置3と端末装置1
は、MAC層において、MAC CE(Control Element)を送受信して
もよい。ここで、RRCシグナリング、および/または、MAC CEを、上位層の信号(higher layer signaling)とも称する。
PUSCHおよびPDSCHは、RRCシグナリング、および/または、MAC CEを送信するために少なくとも用いられてよい。ここで、基地局装置3よりPDSCHで送信されるRRCシグナリングは、サービングセル内における複数の端末装置1に対して共通のシグナリングであってもよい。サービングセル内における複数の端末装置1に対して共通のシグナリングは、共通RRCシグナリングとも呼称される。基地局装置3からPDSCHで送信されるRRCシグナリングは、ある端末装置1に対して専用のシグナリング(dedicated signalingまたはUE specific signalingとも呼称される)であってもよい。端末装置1に対して専用のシグナリングは、専用RRCシグナリングとも呼称される。サービングセルにおいて固有な上位層パラメータは、サービングセル内における複数の端末装置1に対して共通のシグナリング、または、ある端末装置1に対して専用のシグナリングを用いて送信/受信されてもよい。UE固有な上位層パラメータは、ある端末装置1に対して専用のシグナリングを用いて送信/受信されてもよい。
BCCH(Broadcast Control CHannel)、CCCH(Common Control CHannel)、および、DCCH(Dedicated C
ontrol CHannel)は、ロジカルチャネルである。例えば、BCCHは、M
IBを送信/受信するために用いられる上位層のチャネルである。また、CCCH(Common Control CHannel)は、複数の端末装置1において共通な情報を送信/受信するために用いられる上位層のチャネルである。ここで、CCCHは、例えば、RRC接続されていない端末装置1のために用いられてもよい。また、DCCH(Dedicated Control CHannel)は、端末装置1に専用の制御情報(dedicated control information)を送信/受信するために少なくとも用いられる上位層のチャネルである。ここで、DCCHは、例えば、RRC接続されている端末装置1のために用いられてもよい。
ロジカルチャネルにおけるBCCHは、トランスポートチャネルにおいてBCH、DL-SCH、または、UL-SCHにマップされてもよい。ロジカルチャネルにおけるCCCHは、トランスポートチャネルにおいてDL-SCHまたはUL-SCHにマップされてもよい。ロジカルチャネルにおけるDCCHは、トランスポートチャネルにおいてDL-SCHまたはUL-SCHにマップされてもよい。
トランスポートチャネルにおけるUL-SCHは、物理チャネルにおいてPUSCHにマップされてもよい。トランスポートチャネルにおけるDL-SCHは、物理チャネルにおいてPDSCHにマップされてもよい。トランスポートチャネルにおけるBCHは、物理チャネルにおいてPBCHにマップされてもよい。
あるコンポーネントキャリアにおいて、NR-U(New Radio - Unlicensed)が適用されてもよい。あるサービングセルにおいて、NR-Uが適用されてもよい。あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)においてNR-Uが適用されることは、以下の要素A1から要素A6の一部または全部を含む技術(フレームワーク、構成)を少なくとも含んでもよい。
要素A1:該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)において、第2のSSバーストセットが構成される
要素A2:基地局装置3は、該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)において、第2のSS/PBCHブロックを送信する
要素A3:端末装置1は、該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)において、第2のSS/PBCHブロックを受信する
要素A4:基地局装置3は、該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)における第2のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて、PDCCHを送信する
要素A5:端末装置1は、該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)における第2のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて、PDCCHを受信する
要素A6:NR-Uに関連する上位層パラメータ(例えば、MIBに含まれるフィールド)が第1の値(例えば、1)を示す
あるコンポーネントキャリアにおいて、NR-U(New Radio - Unlicensed)が適用されなくてもよい。あるサービングセルにおいて、NR-Uが適用されなくてもよい。あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)においてNR-Uが適用されないことは、以下の要素B1から要素B6の一部または全部を含む技術(フレームワーク、構成)を少なくとも含んでもよい。
要素B1:該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)において、第1のSSバーストセットが構成される
要素B2:基地局装置3は、該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)において、第1のSS/PBCHブロックを送信する
要素B3:端末装置1は、該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセ
ル)において、第1のSS/PBCHブロックを受信する
要素B4:基地局装置3は、該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)における第1のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて、PDCCHを送信する
要素B5:端末装置1は、該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)における第1のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて、PDCCHを受信する
要素B6:NR-Uに関連する上位層パラメータ(例えば、MIBに含まれるフィールド)が該第1の値とは異なる値(例えば、0)を示す
あるコンポーネントキャリアは、免許帯域(licensed band)に設定されてもよい。あ
るサービングセルは、免許帯域に設定されてもよい。ここで、あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)が免許帯域に設定されることは、以下の設定1から設定3の一部または全部を少なくとも含んでもよい。
設定1:あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)に対して免許帯域で動作することを示す上位層パラメータが与えられる、または、あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)に対して免許不要帯域(unlicensed band)で動作
することを示す上位層パラメータが与えられない
設定2:免許帯域で動作するように、あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)が設定される、または、免許不要帯域で動作するように、あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)が設定されない
設定3:あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)が免許帯域に含まれる、または、あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)が免許不要帯域に含まれない
免許帯域は、該免許帯域において動作する(ことが期待される)端末装置に対して、無線局免許が要求されるような帯域であってもよい。免許帯域は、無線局免許を保有する事業者(事業体、事業、団体、企業)によって製造される端末装置のみが動作を許可されるような帯域であってもよい。免許不要帯域は、物理信号の送信に先立つチャネルアクセス手順が要求されないような帯域であってもよい。
免許不要帯域は、該免許不要帯域において動作する(ことが期待される)端末装置に対して、無線局免許が要求されないような帯域であってもよい。免許不要帯域は、無線局免許を保有する事業者、および/または、無線局免許を保有しない事業者の一部または全部によって製造される端末装置が動作を許可されるような帯域であってもよい。免許不要帯域は、物理信号の送信に先立つチャネルアクセス手順が要求されるような帯域であってもよい。
あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)にNR-Uが適用されるか否かは、少なくとも該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)が、免許不要帯域で運用可能なバンド(例えば、免許不要帯域でのみ運用可能なバンド)に設定されているか否かに基づいて決められてもよい。例えば、NRあるいはNRのキャリアアグリゲーションのためにデザインされたバンドのリストが規定されてもよい。例えば、あるバンドが、リスト内の1つまたは複数のバンドが免許不要帯域で運用可能なバンド(例えば、免許不要帯域でのみ運用可能なバンド)に含まれる場合、該あるバンドにNR-Uが適用されてもよい。また、あるバンドが、リスト内の1つまたは複数のバンドが免許不要帯域で運用可能なバンド(例えば、免許不要帯域でのみ運用可能なバンド)に含まれない場合、該あるバンドにNR-Uが適用されず、通常のNR(例えば、リリース15のNR、あるいはリリース16のNR-U以外のNR)が適用されてもよい。
あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)にNR-Uが適用されるか否かは、少なくともそのコンポーネントキャリア(または、そのサービングセル)が、NR-Uが運用可能なバンド(例えば、NR-Uでのみ運用可能なバンド)に設定されているか否かに基づいて決められてもよい。例えば、あるバンドが、リスト内の1つまたは複数のバンドがNR-Uで運用可能なバンド(例えば、NR-Uでのみ運用可能なバンド)に含まれる場合、該あるバンドにNR-Uが適用されてもよい。また、あるバンドが、リスト内の1つまたは複数のバンドがNR-Uで運用可能なバンド(例えば、NR-Uでのみ運用可能なバンド)に含まれない場合、該あるバンドにNR-Uが適用されず、通常のNR(例えば、リリース15のNR、あるいはリリース16のNR-U以外のNR)が適用されてもよい。
あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)にNR-Uが適用されるか否かは、MIB、または、システム情報に含まれる情報に基づいて決められてもよい。例えば、MIB(または、システム情報)にNR-Uを適用するか否かを示す情報が含まれており、該情報がNR-Uを適用することを示している場合、該MIB(または、該システム情報)が対応するサービングセルに対して、NR-Uが適用されてもよい。一方、該情報がNR-Uを適用することを示していない場合、該MIB(または、該システム情報)が対応するサービングセルに対して、NR-Uが適用されず、通常のNRが適用されてもよい。または、該情報が免許不要帯域で運用可能か否かを示してもよい。
あるコンポーネントキャリアは、免許不要帯域に設定されてもよい。あるサービングセルは、免許不要帯域に設定されてもよい。ここで、あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)が免許不要帯域に設定されることは、以下の設定4から設定6の一部または全部を少なくとも含んでもよい。
設定4:あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)に対して免許不要帯域で動作することを示す上位層パラメータが与えられる
設定5:免許不要帯域で動作するように、あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)が設定される
設定6:あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)が免許不要帯域に含まれる
以下、コンポーネントキャリアが免許帯域に設定される、または免許不要帯域に設定されることを想定の下、説明を行う。なお、“コンポーネントキャリアが免許帯域に設定される”ことは、“サービングセルが免許帯域に設定される”ことであってもよいし、“コンポーネントキャリアが免許不要帯域に設定される”ことは、“サービングセルが免許不要帯域に設定される”ことであってもよい。
あるコンポーネントキャリアにおいて、端末装置1が第1のSS/PBCHブロックを受信するか、第2のSS/PBCHブロックを受信するかは、該あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用されるか否か、および、該あるコンポーネントキャリアが免許不要帯域に設定されるか否か、の一部または全部に少なくとも基づき与えられてもよい。
例えば、あるコンポーネントキャリアが免許帯域に設定される場合、端末装置1は第1のSS/PBCHブロックを受信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアが免許帯域に設定される場合、端末装置1は、第1のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて第1のPDCCHを受信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアが免許帯域に設定される場合、基地局装置3は第1のSS/PBCHブロックを送信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアが免許帯域に設定される場合、基地局装置3は、第1のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて第1のPDCCHを受信してもよい。
あるコンポーネントキャリアが免許不要帯域に設定される場合、端末装置1は第2のSS/PBCHブロックを受信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアが免許不要帯域に設定される場合、端末装置1は、第2のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて第2のPDCCHを受信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアが免許不要帯域に設定される場合、基地局装置3は第2のSS/PBCHブロックを送信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアが免許不要帯域に設定される場合、基地局装置3は、第2のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて第2のPDCCHを受信してもよい。
例えば、あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用されず、かつ、該コンポーネントキャリアが免許帯域に設定される場合、端末装置1は第1のSS/PBCHブロックを受信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用されず、かつ、該コンポーネントキャリアが免許帯域に設定される場合、端末装置1は、第1のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて第1のPDCCHを受信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用されず、かつ、該コンポーネントキャリアが免許帯域に設定される場合、基地局装置3は第1のSS/PBCHブロックを送信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用されず、かつ、該コンポーネントキャリアが免許帯域に設定される場合、基地局装置3は、第1のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて第1のPDCCHを受信してもよい。
例えば、あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用されず、かつ、該コンポーネントキャリアが免許不要帯域に設定される場合、端末装置1は第2のSS/PBCHブロックを受信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用されず、かつ、該コンポーネントキャリアが免許不要帯域に設定される場合、端末装置1は、第2のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて第1のPDCCHを受信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用されず、かつ、該コンポーネントキャリアが免許不要帯域に設定される場合、基地局装置3は第2のSS/PBCHブロックを送信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用されず、かつ、該コンポーネントキャリアが免許不要帯域に設定される場合、基地局装置3は、第2のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて第1のPDCCHを受信してもよい。
例えば、あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用され、かつ、該コンポーネントキャリアが免許帯域に設定される場合、端末装置1は第2のSS/PBCHブロックを受信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用され、かつ、該コンポーネントキャリアが免許帯域に設定される場合、端末装置1は、第2のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて第1のPDCCHを受信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用され、かつ、該コンポーネントキャリアが免許帯域に設定される場合、基地局装置3は第2のSS/PBCHブロックを送信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用され、かつ、該コンポーネントキャリアが免許帯域に設定される場合、基地局装置3は、第2のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて第1のPDCCHを受信してもよい。
例えば、あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用され、かつ、該コンポーネントキャリアが免許不要帯域に設定される場合、端末装置1は第2のSS/PBCHブロックを受信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用され、かつ、該コンポーネントキャリアが免許不要帯域に設定される場合、端末装置1は、第2のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて第1のPDCCHを受信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用され、かつ、該コンポー
ネントキャリアが免許不要帯域に設定される場合、基地局装置3は第2のSS/PBCHブロックを送信してもよい。また、あるコンポーネントキャリアにおいてNR-Uが適用され、かつ、該コンポーネントキャリアが免許不要帯域に設定される場合、基地局装置3は、第2のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて第1のPDCCHを受信してもよい。
以下、本実施形態の一態様に係る端末装置1の構成例を説明する。
図4は、本実施形態の一態様に係る端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、端末装置1は、無線送受信部10、および、上位層処理部14を含んで構成される。無線送受信部10は、アンテナ部11、RF(Radio Frequency)部12、お
よび、ベースバンド部13の一部または全部を少なくとも含んで構成される。上位層処理部14は、媒体アクセス制御層処理部15、および、無線リソース制御層処理部16の一部または全部を少なくとも含んで構成される。無線送受信部10を送信部、受信部、または、物理層処理部とも称する。送信部は、物理信号、および/または、物理チャネルを送信してもよい。物理信号は上りリンク復調参照信号、および/または、サウンディング参照信号を含んでもよい。物理チャネルは、PRACH、PUCCH、および/または、PUSCHを含んでもよい。送信部は、PRACHと、PUCCHと、PUSCHと、の一部または全部を送信してもよい。受信部は、物理信号、および/または、物理チャネルを受信してもよい。物理信号は下りリンク復調参照信号、チャネル状態情報参照信号、および/または、同期信号を含んでもよい。物理チャネルは、PBCH、PDCCH、および/または、PDSCHを含んでもよい。受信部は、PBCH、PDCCH、および/または、PDSCHの一部または全部を受信してもよい。
上位層処理部14は、ユーザーの操作等により生成された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を、無線送受信部10に出力する。上位層処理部14は、MAC層、パケットデータ統合プロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)層、無線リンク制御(RLC:Radio Link Contr
ol)層、RRC層の処理を行なう。
上位層処理部14が備える媒体アクセス制御層処理部15は、MAC層の処理を行う。
上位層処理部14が備える無線リソース制御層処理部16は、RRC層の処理を行う。無線リソース制御層処理部16は、自装置の各種設定情報/パラメータの管理をする。無線リソース制御層処理部16は、基地局装置3から受信した上位層の信号に基づいて各種設定情報/パラメータをセットする。すなわち、無線リソース制御層処理部16は、基地局装置3から受信した各種設定情報/パラメータを示す情報に基づいて各種設定情報/パラメータをセットする。尚、該設定情報は、物理チャネルや物理シグナル(つまり、物理層)、MAC層、PDCP層、RLC層、RRC層の処理または設定に関連する情報を含んでもよい。該パラメータは上位層パラメータであってもよい。
無線送受信部10は、変調、復調、符号化、復号化などの物理層の処理を行う。無線送受信部10は、受信した物理信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部14に出力する。無線送受信部10は、データを変調、符号化、ベースバンド信号生成(時間連続信号への変換)することによって物理信号を生成し、基地局装置3に送信する。
RF部12は、アンテナ部11を介して受信した信号を、直交復調によりベースバンド信号に変換し(ダウンコンバート:down covert)、不要な周波数成分を除去する。RF部12は、処理をしたアナログ信号をベースバンド部に出力する。
ベースバンド部13は、RF部12から入力されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。ベースバンド部13は、変換したディジタル信号からCP(Cyclic Pr
efix)に相当する部分を除去し、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)を行い、周波数領域の信号を抽出する。
ベースバンド部13は、データを逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse F
ast Fourier Transform)して、OFDMシンボルを生成し、生成されたOFDMシンボルにCPを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換する。ベースバンド部13は、変換したアナログ信号をRF部12に出力する。
RF部12は、ローパスフィルタを用いてベースバンド部13から入力されたアナログ信号から余分な周波数成分を除去し、アナログ信号を搬送波周波数にアップコンバート(up convert)し、アンテナ部11を介して送信する。また、RF部12は、電力を増幅する。また、RF部12は送信電力を制御する機能を備えてもよい。RF部12を送信電力制御部とも称する。
以下、本実施形態の一態様に係る基地局装置3の構成例を説明する。
図5は、本実施形態の一態様に係る基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、基地局装置3は、無線送受信部30、および、上位層処理部34を含んで構成される。無線送受信部30は、アンテナ部31、RF部32、および、ベースバンド部33を含んで構成される。上位層処理部34は、媒体アクセス制御層処理部35、および、無線リソース制御層処理部36を含んで構成される。無線送受信部30を送信部、受信部、または、物理層処理部とも称する。受信部は、物理信号、および/または、物理チャネルを受信してもよい。物理信号は上りリンク復調参照信号、および/または、サウンディング参照信号を含んでもよい。物理チャネルは、PRACH、PUCCH、および/または、PUSCHを含んでもよい。送信部は、PRACHと、PUCCHと、PUSCHと、の一部または全部を受信してもよい。送信部は、物理信号、および/または、物理チャネルを送信してもよい。物理信号は下りリンク復調参照信号、チャネル状態情報参照信号、および/または、同期信号を含んでもよい。物理チャネルは、PBCH、PDCCH、および/または、PDSCHを含んでもよい。送信部は、PBCH、PDCCH、および/または、PDSCHの一部または全部を送信してもよい。
上位層処理部34は、MAC層、PDCP層、RLC層、RRC層の処理を行なう。
上位層処理部34が備える媒体アクセス制御層処理部35は、MAC層の処理を行う。
上位層処理部34が備える無線リソース制御層処理部36は、RRC層の処理を行う。無線リソース制御層処理部36は、PDSCHに配置される下りリンクデータ(トランスポートブロック)、システム情報、RRCメッセージ、MAC CEなどを生成し、又は上位ノードから取得し、無線送受信部30に出力する。また、無線リソース制御層処理部36は、端末装置1各々の各種設定情報/パラメータの管理をする。無線リソース制御層処理部36は、上位層の信号を介して端末装置1各々に対して各種設定情報/パラメータをセットしてもよい。すなわち、無線リソース制御層処理部36は、各種設定情報/パラメータを示す情報を送信/報知する。尚、該設定情報は、物理チャネルや物理シグナル(つまり、物理層)、MAC層、PDCP層、RLC層、RRC層の処理または設定に関連する情報を含んでもよい。該パラメータは上位層パラメータであってもよい。
無線送受信部30の機能は、無線送受信部10と同様であるため説明を省略する。
端末装置1が備える符号10から符号16が付された部のそれぞれは、回路として構成されてもよい。基地局装置3が備える符号30から符号36が付された部のそれぞれは、回路として構成されてもよい。
端末装置1は物理信号の送信に先立ってキャリアセンス(Carrier sense
)を実施してもよい。また、基地局装置3は物理信号の送信に先立ってキャリアセンスを実施してもよい。キャリアセンスは、無線チャネル(Radio channel)にお
いてエネルギー検出(Energy detection)を実施することであってもよ
い。物理信号の送信に先立って実施されるキャリアセンスに基づき、該物理信号の送信可否が与えられてもよい。例えば、物理信号の送信に先立って実施されるキャリアセンスによって検出されるエネルギー量が所定のしきい値よりも大きい場合に、該物理チャネルの送信が行われなくてもよい、または、送信が不可と判断されてもよい。また、物理信号の送信に先立って実施されるキャリアセンスによって検出されるエネルギー量が所定のしきい値よりも小さい場合に、該物理チャネルの送信が行われてもよい、または、送信が可能と判断されてもよい。また、物理信号の送信に先立って実施されるキャリアセンスによって検出されるエネルギー量が所定のしきい値と等しい場合に、該物理チャネルの送信が行われてもよいし、行われなくてもよい。つまり、物理信号の送信に先立って実施されるキャリアセンスによって検出されるエネルギー量が所定のしきい値と等しい場合に、送信が不可と判断されてもよいし、送信が可能と判断されてもよい。
キャリアセンスに基づき物理チャネルの送信可否が与えられる手順は、LBT(Listen Before Talk)とも呼称される。LBTの結果として物理信号の送信が不可と判断される状況は、busy状態、または、busyとも呼称される。例えば、busy状態は、キャリアセンスによって検出されるエネルギー量が所定のしきい値よりも大きい状態であってもよい。また、LBTの結果として物理信号の送信が可能と判断される状況は、idle状態、または、idleとも呼称される。例えば、idle状態は、キャリアセンスによって検出されるエネルギー量が所定のしきい値よりも小さい状態であってもよい。LBTの結果として物理信号の送信が不可と判断されることをLBT failureとも呼称される。
連続してチャネルが占有される区間(チャネル占有区間)(Channel Occupancy Time:COT)は、国によって予め値が決められていてもよいし、周波数帯毎に予め値が決められていてもよい。基地局装置3がチャネル占有区間を端末装置1に通知してもよい。端末装置1は、チャネル占有区間の長さを認識しており、チャネル占有区間が終了するタイミングを把握することができる。例えば、COTの最大値は、2ms、3ms、6ms、8ms、10msの何れかであってもよい。
端末装置1は、上りリンク制御情報(UCI)をPUCCHに多重して送信してもよい。端末装置1は、UCIをPUSCHに多重して送信してもよい。UCIは、下りリンクのチャネル状態情報(Channel State Information: CSI)、PUSCHリソースの要求を示すスケジューリング要求(Scheduling Request: SR)、下りリンクデータ(Transport block,Medium Access Control Protocol Data Unit: MAC PDU,Downlink-Shared Channel: DL-SCH,Physical Downlink Shared Channel:PDSCH)に対するHARQ-ACK(Hybrid Automatic Repeat request ACKnowledgement)のうち、少なくとも1つを含んでもよい。
HARQ-ACKを、ACK/NACK、HARQフィードバック、HARQ-ACKフィードバック、HARQ応答、HARQ-ACK応答、HARQ情報、HARQ-ACK情報、HARQ制御情報、および、HARQ-ACK制御情報とも呼称されてもよい。
準静的スケジューリング(SPS)PDSCHは、あるサービングセルにおけるBWP毎において、上位層パラメータによって構成(config)されてもよい。SPS PDSCHの活性化、または、非活性化はサービングセル毎に行われてもよい。SPS PDSCHの活性化、または、非活性化はサービングセル間において独立的に行われてもよい。SPS(Semi-Persistent Scheduling) PDSCHは、端末装置1に準静的にスケジューリングされるPDSCHであってもよい。
下りリンクSPS PDSCHにおいて、下りリンクアサインメント(DL assignment)は、PDCCHによって与えられ、SPSの活性化を指示するL1シグナリングに基づいて保存されてもよい。下りリンクSPS PDSCHにおいて、下りリンクアサインメント(DL assignment)は、PDCCHによって与えられ、SPSの非活性化を指示するL1シグナリングに基づいて初期化(clear)されてもよい。
SPS PDSCHが構成されたときに、上位層(RRC)は、cs-RNTIと、nrofHARQ-Processesと、periodicityと、の一部または全部のパラメータを構成してもよい。ここで、cs-RNTIは、SPS PDSCHの活性化、または、SPS PDSCHの非活性化、または、SPS PDSCHの再送のためのRNTIの値であってもよい。また、nrofHARQ-Processesは、SPS PDSCHのために構成されたHARQプロセスの数であってもよい。また、periodicityはSPS PDSCHのために構成されたDL assignmentの周期であってもよい。
SPS PDSCHが上位層によってリリース(release)、または、非活性化されたときに、対応する一部または全部の構成(configuration)はリリースされてもよい。 SPS PDSCHが上位層によってリリース(release)、または、非活性化されたときに、対応する一部または全部の構成(configuration)は初期化されてもよい。
SPS PDSCHのためのDL assignmentが構成された後に、MAC entityは、数式1で示すスロットnDAslotにおいてNDA番目のDL assignmentが順次に起こる(occur)ことを考慮してもよい。ここで、nDAslotは(numberOfSlotsPerFrame * SFNDA+nDAslot)={(numberOfSlotsPerFrame * SFNstart_time + slotstart_time) + NDA * periodicity * numberOfSlotsPerFrame/10}mod (1024 * numbeOfSlotsPerFrame)によって与えられてもよい。ここで、numberOfSlotsPerFrameは1つのRadio frameに含まれる連続するスロットの数であってもよい。numberOfSlotsPerFrameは1つのRadio frameを構成するスロットの数であってもよい。numberOfSlotsPerFrameは10でもよいし、20でもよいし、40でもよいし、80でもよいし、160でもよい。また、SFNDAはスロットnDAslotが含まれるRadio frame番号であってもよい。SFNstart_timeはDL assignmentが初期化(活性化)されて、または、再初期化(再活性化)されて、初めてSPS PDSCHを送信したスロットが含まれるRadio frame番号であってもよい。slotstart_timeはDL assignmentが初期化(活性化)されて、または、再初期化(再活性化)されて、初めてSPS PDSCHを送信したスロット番号であってもよい。periodicityは上位層パラメータによって与えられてもよい。periodicityは10であってもよいし、20であってもよいし、32であってもよいし、40であってもよいし、64であってもよいし、80であってもよいし、128であってもよいし、160であってもよいし、320であってもよいし、640であってもよい。ここでRadio frameは長さ(duration)が10msであるフレームであってもよい。
SPS PDSCHためのHARQプロセスは、上位層パラメータnrofHARQ-Processesによって1つまたは複数のHARQプロセスが設定されてもよい。SPS PDSCHためのHARQプロセスに含まれるHARQプロセスIDは、DCI formatに含まれるDL grantでスケジューリングされたPDSCHのためのHARQプロセスに含まれるHARQプロセスIDと共用されてもよい。SPS PDSCHためのHARQプロセスに含まれるHARQプロセスIDは、DCI formatに含まれるDL grantでスケジューリングされたPDSCHのためのHARQプロセスに含まれるHARQプロセスIDと異なってもよい。
端末装置1は、SPS PDSCHに対応するHARQ-ACK情報をPUCCHを用いて基地局装置3に報告(送信)してもよい。該PUCCHはPUCCH format0で構成されてもよい。また、該PUCCHはPUCCH format1で構成されてもよい。該PUCCHはNR-UのためのPUCCH format0で構成されてもよい。該PUCCHはNR-UのためのPUCCH format1で構成されてもよい。
SPS PDSCHに対応するHARQ-ACK情報の送信のためのPUCCHのリソース(PUCCHリソース)は、該SPS PDSCHを活性化するDCI formatに基づいて構成されてもよい。端末装置1は、SPS PDSCHが活性化されると該SPS PDSCHが非活性化されるまでに、該DCI formatによって構成されたPUCCHリソースを使い続けてもよい。端末装置1は、SPS PDSCHの活性化のために用いるDCI formatに含まれるDL assignmentに関する情報(パラメータ)を、該SPS PDSCHが活性化されてから非活性化されるまでに、該SPS PDSCHの受信のために使い続けてもよい。
端末装置1は、SPS PDSCHのスケジューリングのために、該SPS PDSCHを活性化する、および非活性化するDCI formatを含むPDCCHを除くPDCCHの受信を期待しなくてもよい。端末装置1は、SPS PDSCHの新規送信のスケジューリングのために、該SPS PDSCHを活性化する、および非活性化するDCI formatを含むPDCCHを除くPDCCHの受信を期待しなくてもよい。
図6は本実施形態におけるSPS PDSCHの受信の一例を示した図である。図6において、SPS PDSCHの周期はpxと想定する。PDCCH601はSPS PDSCHを活性化するDCI formatを含むPDCCHであってもよい。SPS PDSCH602はPDCCH601に含まれるDCI formatによって活性化された最初のPDSCHである。端末装置1は、SPS PDSCH602に対応するHARQ-ACK情報を送信するPUCCHが存在するスロットを、PDCCH601に含まれるSPS PDSCHを活性化したDCI formatに含まれるK1の値に基づいて決定してもよい。例えば、図6においてK1が1であるため、端末装置1は、端末装置1がSPS PDSCH602を受信したスロットを基準として1つのスロット後で、つまり、Slot#m+1でSPS PDSCH602に対応するHARQ-ACK情報を、PUCCH603を用いて送信してもよい。
図6において、SPS PDSCH604、およびSPS PDSCH606は、PDSCHのスケジューリングを指示するPDCCHを伴わないPDSCHであってもよい。端末装置1は、SPS PDSCH604に対応するHARQ-ACK情報を送信するPUCCHが存在するスロットを、PDCCH601に含まれるSPS PDSCHを活性化したDCI formatに含まれるK1の値に基づいて決定してもよい。例えば、図6においてK1が1であるため、端末装置1は、端末装置1がSPS PDSCH604を受信したスロットを基準として1つのスロット後で、つまり、Slot#m+px+1でSPS PDSCH604に対応するHARQ-ACK情報を、PUCCH605を用いて送信してもよい。また、端末装置1は、SPS PDSCH606に対応するHARQ-ACK情報を送信するPUCCHが存在するスロットを、PDCCH601に含まれるSPS PDSCHを活性化したDCI formatに含まれるK1の値に基づいて決定してもよい。例えば、図6においてK1が1であるため、端末装置1は、端末装置1がSPS PDSCH606を受信したスロットを基準として1つのスロット後で、つまり、Slot#m+jpx+1でSPS PDSCH606に対応するHARQ-ACK情報を、PUCCH607を用いて送信してもよい。ここで、jは1以上の整数であってもよい。
図6において、PDCCH608は、SPS PDSCHを非活性化するDCI formatを含むPDCCHであってもよい。端末装置1は、PDCCH608によってSPS PDSCHが成功裏に非活性化されたかどうかに対応するHARQ-ACK情報を生成してもよい。すなわち、端末装置1は、PDCCH608によってSPS PDSCHが成功裏に非活性化された場合、ACKを生成してもよい。端末装置1は、PDCCH608によってSPS PDSCHが非活性化に失敗した場合、NACKを生成してもよい。端末装置1は、SPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報をPDCCH601に含まれるSPS PDSCHを活性化したDCI formatに含まれるK1の値に基づいて決定してもよい。例えば、図6においてPDCCH608に含まれるDCI formatに含まれるK1が1であるため、端末装置1は、PDCCH608を受信したスロットを基準として1つのスロット後で、つまり、Slot#m+jpx+3でSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報を、PUCCH609を用いて送信してもよい。
端末装置1は、SPS PDSCHリリース(release)に対応するHARQ-ACK情報を、HARQ-ACKコードブック(codebook)を用いて基地局装置3に報告してもよい。端末装置1は、SPS PDSCHリリース(release)に対応するDCIフォーマット1_0、または、DCIフォーマット1_1に含まれるPDSCH―to―HARQフィードバックタイミングインジケーターフィールド(PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator field)の値によって指示されるスロットに対応するHARQ-ACK情報を、HARQ-ACKコードブック(codebook)を用いて基地局装置3に報告してもよい。
SPS PDSCHリリースは、PDCCHに含まれるDCI formatによって行われてもよい。
DCIフォーマットのCRCが上位層パラメータcs-RNTIによって与えられるCS-RNTIでスクランブルされ、且つ、トランスポートブロックの新データインジケータ(new data indicator)フィールドが0にセットされる場合、スケジューリング活性化(scheduling activation)またはスケジューリングリリース(scheduling release)のために、端末装置1は下りリンクSPSアサインメントPDCCH(DL SPS assignment PDCCH)または上りリンクグラントタイプ2PDCCH(UL grant Type2 PDCCH)を有効化(validate)してもよい。スケジューリング活性化は該有
効化とDCIフォーマットに含まれるHARQプロセス番号(HARQプロセスID)(HARQ process number)、リダンダンシーバージョン(redundancy version)に少なくとも基づいて行われてもよい。スケジューリングリリースは該有効化とDCIフォーマットに含まれるHARQプロセス番号(HARQプロセスID)(HARQ process number)、リダンダンシーバージョン(redundancy version)、変調とコーディングスキーム(modulation and coding scheme)、リソースブロックアサインメント(resource block assignment)に少なくとも基づいて行われてもよい。{A mod B}はmodulo演算である。modulo演算は、AをBで割ったとき、余りを出力する関数であり、{A mod B}と表記する。例えば、(5 mod 4)=1であってもよい。
下りリンクデータが成功裏に復号された場合、該下りリンクデータに対するACKが生成されてもよい。下りリンクデータが成功裏に復号されなかった場合、該下りリンクデータに対するNACKが生成されてもよい。HARQ-ACKは、1つのトランスポートブロックに少なくとも対応するHARQ-ACKビットを少なくとも含んでもよい。HARQ-ACKビットは、1つ、または、複数のトランスポートブロックに対応するACK(ACKnowledgement)または、NACK(Negative-ACKnowledgement)を示してもよい。HARQ-ACKは、1つまたは複数のHARQ-ACKビットを含むHARQ-ACKコードブック(HARQ-ACK codebook)を少なくとも含んでもよい。HARQ-ACKビットが1つ、または、複数のトランスポートブロックに対応することは、HARQ-ACKビットが該1または複数のトランスポートブロックを含むPDSCHに対応することであってもよい。
1つのトランスポートブロックに対応するHARQ制御をHARQプロセスと呼んでもよい。HARQプロセス毎に一つのHARQプロセス識別子が与えられてもよい。DCIフォーマットにHARQプロセス識別子を示すフィールドが含まれてもよい。HARQプロセス識別子はHARQプロセスIDとも称される。
HARQプロセス毎にNDI(New Data Indicator)がDCIフォーマットで示されてもよい。例えば、PDSCHのスケジューリング情報を含むDCIフォーマット(DL assignment)にNDIフィールドが含まれてもよい。NDIフィールドは1ビットであってもよい。端末装置1は、HARQプロセス毎にNDIの値を格納(記憶)してもよい。基地局装置3は、端末装置1毎に対して、HARQプロセス毎にNDIの値を格納(記憶)してもよい。端末装置1は、検出されたDCIフォーマットのNDIフィールドを用いて格納しているNDIの値を更新してもよい。基地局装置3は、更新されたNDIの値、または更新されないNDIの値をDCIフォーマットのNDIフィールドに設定して端末装置1に送信してもよい。端末装置1は、検出されたDCIフォーマットのHARQプロセス識別子フィールドの値と対応するHARQプロセスに対して、検出されたDCIフォーマットのNDIフィールドを用いて格納しているNDIの値を更新してもよい。
端末装置1は、DCIフォーマット(DL assignment)のNDIフィールドの値に基づき、受信されたトランスポートブロックが新規送信であるか、再送信であるかを判断してもよい。端末装置1は、あるHARQプロセスのトランスポートブロックに対して以前受信されたNDIの値と比較して、検出されたDCIフォーマットのNDIフィールドの値がトグルされていたら、受信されたトランスポートブロックが新規送信であると判断してもよい。基地局装置3は、あるHARQプロセスにおいて新規送信のトランスポートブロックを送信する場合、該HARQプロセスに対して格納されたNDIの値をトグルして、トグルされたNDIを端末装置1に送信してもよい。基地局装置3は、あるHARQプロセスにおいて再送信のトランスポートブロックを送信する場合、該HARQプロセスに対して格納されたNDIの値をトグルせず、トグルされないNDIを端末装置1に送信してもよい。端末装置1は、あるHARQプロセスのトランスポートブロックに対して以前受信されたNDIの値と比較して、検出されたDCIフォーマットのNDIフィールドの値がトグルされていなかったら(同じなら)、受信されたトランスポートブロックが再送信であると判断してもよい。なお、ここで、トグルするとは、異なる値に切り替えることを意味する。
端末装置1は、PDSCH受信に対応するDCIフォーマット1_0、または、DCIフォーマット1_1に含まれるHARQ指示フィールドの値により指示されるスロットにおいて、HARQ-ACK情報を、HARQ-ACKコードブック(HARQ-ACK codebook)を用いて基地局装置3に報告してもよい。
DCIフォーマット1_0に対して、HARQ指示フィールドの値はスロット数のセット(1,2,3,4,5,6,7,8)にマップされてもよい。DCIフォーマット1_1に対して、HARQ指示フィールドの値は、上位層パラメータdl-DataToUL-ACKによって与えられるスロット数のセットにマップされてもよい。HARQ指示フィールドの値に少なくとも基づき指示されるスロット数は、HARQ-ACKタイミング、または、K1とも呼称されてもよい。例えば、スロットnにおいて送信されるPDSCH(下りリンクデータ)の復号状態を表すHARQ-ACKは、スロットn+K1において報告(送信)されてもよい。
dl-DataToUL-ACKは、PDSCHに対するHARQ-ACKのタイミングのリストを示す。タイミングとは、PDSCHが受信されたスロット(または、PDSCHがマップされる最後のOFDMシンボルを含むスロット)を基準として、受信されたPDSCHに対するHARQ-ACKが送信されるスロットとの間のスロット数である。例えば、dl-DataToUL-ACKは、1個、または2個、または3個、または4個、または5個、または6個、または7個、または8個のタイミングのリストであてもよい。dl-DataToUL-ACKが1個のタイミングのリストの場合、HARQ指示フィールドは0ビットである。dl-DataToUL-ACKが2個のタイミングのリストの場合、HARQ指示フィールドは1ビットである。dl-DataToUL-ACKが3個、または4個のタイミングのリストの場合、HARQ指示フィールドは2ビットである。dl-DataToUL-ACKが5個、または6個、または7個、または8個のタイミングのリストの場合、HARQ指示フィールドは3ビットである。dl-DataToUL-ACKがnK1個のタイミングのリストの場合、HARQ指示フィールドはceil(log2(nK1))であってもよい。ここでceil(XA)は、数値XAの小数点以下を切り上げた整数を出力する関数である。例えば、ceil(2.3)は3であってもよい。また、dl-DataToUL-ACKは、0から31の範囲の何れかの値のタイミングのリストから構成される。例えば、dl-DataToUL-ACKは、0から63の範囲の何れかの値のタイミングのリストから構成される。
dl-DataToUL-ACKのサイズは、dl-DataToUL-ACKが含める要素の数と定義される。dl-DataToUL-ACKのサイズは、Lparaと呼称されてもよい。dl-DataToUL-ACKのインデックスは、dl-DataToUL-ACKの要素の順番(番号)を示してもよい。例えば、dl-DataToUL-ACKのサイズが8である(Lpara=8)場合、dl-DataToUL-ACKのインデックスは1、2、3、4、5、6、7、または、8の何れかの値であってもよい。dl-DataToUL-ACKのインデックスは、HARQ指示フィールドが示す値により与えられてもよい、または示されてもよい、または指示されてもよい。
端末装置1は、dl-DataToUL-ACKのサイズに応じてHARQ-ACK codebookのサイズを設定してもよい。例えば、dl-DataToUL-ACKが8個の要素からなる場合、HARQ-ACK codebookのサイズは8であってもよい。例えば、dl-DataToUL-ACKが2個の要素からなる場合、HARQ-ACK codebookのサイズは2であってもよい。HARQ-ACK codebookを構成するそれぞれのHARQ-ACK情報は、dl-DataToUL-ACKの各スロットタイミングのPDSCH受信に対するHARQ-ACK情報であってもよい。このタイプのHARQ-ACK codebookは、Semi-static HARQ-ACK codebookとも称する。
HARQ指示フィールドの設定の一例を説明する。例えば、dl-DataToUL-ACKは、0、7、15、23、31、39、47、55の8個のタイミングのリストから構成され、HARQ指示フィールドは3ビットから構成される。HARQ指示フィールドが“000”は、対応するタイミングとしてdl-DataToUL-ACKのリストの1番目の0と対応してもよい。すなわち、HARQ指示フィールドが“000”は、dl-DataToUL-ACKのインデックス 1が示す値0と対応してもよい。HARQ指示フィールドが“001”は、対応するタイミングとしてdl-DataToUL-ACKのリストの2番目の7と対応してもよい。HARQ指示フィールドが“010”は、対応するタイミングとしてdl-DataToUL-ACKのリストの3番目の15と対応してもよい。HARQ指示フィールドが“011”は、対応するタイミングとしてdl-DataToUL-ACKのリストの4番目の23と対応してもよい。HARQ指示フィールドが“100”は、対応するタイミングとしてdl-DataToUL-ACKのリストの5番目の31と対応してもよい。HARQ指示フィールドが“101”は、対応するタイミングとしてdl-DataToUL-ACKのリストの6番目の39と対応してもよい。HARQ指示フィールドが“110”は、対応するタイミングとしてdl-DataToUL-ACKのリストの7番目の47と対応してもよい。HARQ指示フィールドが“111”は、対応するタイミングとしてdl-DataToUL-ACKのリストの8番目の55と対応してもよい。端末装置1は、受信されたHARQ指示フィールドが“000”を示す場合、受信されたPDSCHのスロットから0番目のスロットで対応するHARQ-ACKを送信してもよい。端末装置1は、受信されたHARQ指示フィールドが“001”を示す場合、受信されたPDSCHのスロットから7番目のスロットで対応するHARQ-ACKを送信してもよい。端末装置1は、受信されたHARQ指示フィールドが“010”を示す場合、受信されたPDSCHのスロットから15番目のスロットで対応するHARQ-ACKを送信してもよい。端末装置1は、受信されたHARQ指示フィールドが“011”を示す場合、受信されたPDSCHのスロットから23番目のスロットで対応するHARQ-ACKを送信してもよい。端末装置1は、受信されたHARQ指示フィールドが“100”を示す場合、受信されたPDSCHのスロットから31番目のスロットで対応するHARQ-ACKを送信してもよい。端末装置1は、受信されたHARQ指示フィールドが“101”を示す場合、受信されたPDSCHのスロットから39番目のスロットで対応するHARQ-ACKを送信してもよい。端末装置1は、受信されたHARQ指示フィールドが“110”を示す場合、受信されたPDSCHのスロットから47番目のスロットで対応するHARQ-ACKを送信してもよい。端末装置1は、受信されたHARQ指示フィールドが“111”を示す場合、受信されたPDSCHのスロットから55番目のスロットで対応するHARQ-ACKを送信してもよい。
端末装置1に上位層パラメータpdsch-AggregationFactorが与えられた場合、NPDSCH
repeatはpdsch-AggregationFactorの値であってもよい。端末装置1に上位層パラメータpdsch-AggregationFactorが与えられなかった場合、NPDSCH
repeatは1であってもよい。端末装置1はスロットn-NPDSCH
repeat+1からスロットnまでのPDSCH受信のためのHARQ-ACK情報をスロットn+kにおけるPUCCH送信、および/または、PUSCH送信を用いて報告してもよい。ここで、kは該PDSCH受信に対応するDCIフォーマットに含まれるHARQ指示フィールドによって指示されたスロットの数であってもよい。また、HARQ指示フィールドがDCIフォーマットに含まれない場合、kは上位層パラメータdl-DataToUL-ACKによって与えられてもよい。
端末装置1がDCIフォーマット1_0を含むPDCCHをモニタリングするように構成され、且つ、DCIフォーマット1_1を含むPDCCHをモニタリングしないように構成される場合、HARQ-ACKタイミング値K1は(1、2、3、4、5、6、7、8)の一部または全部であってもよい。端末装置1がDCIフォーマット1_1を含むPDCCHをモニタリングするように構成される場合、該HARQ-ACKタイミング値K1は上位層パラメータdl-DataToUL-ACKによって与えられてもよい。
端末装置1は、あるスロットのPUCCHで対応するHARQ-ACK情報の送信のための1つ以上の候補PDSCH受信に対する複数の機会のセットを判断してもよい。端末装置1は、dl-DataToUL-ACKに含まれるスロットタイミングK1の複数のスロットを候補PDSCH受信に対する複数の機会と判断してもよい。K1は、kの集合であってもよい。例えば、dl-DataToUL-ACKが(1、2、3、4、5、6、7、8)の場合、スロットnのPUCCHでは、n-1のスロットのPDSCH受信、n-2のスロットのPDSCH受信、n-3のスロットのPDSCH受信、n-4のスロットのPDSCH受信、n-5のスロットのPDSCH受信、n-6のスロットのPDSCH受信、n-7のスロットのPDSCH受信、n-8のスロットのPDSCH受信に対するHARQ-ACK情報が送信されてもよい。端末装置1は、候補PDSCH受信に該当するスロットにおいて実際にPDSCHを受信した場合はそのPDSCHに含まれるトランスポートブロックに基づいてACK、またはNACKをHARQ-ACK情報として設定し、候補PDSCH受信に該当するスロットにおいてPDSCHを受信しなかった場合はNACKをHARQ-ACK情報として設定してもよい。
n-1のスロットのPDCCHで受信されるDCI formatに含まれるHARQ指示フィールドは、1を示してもよい。n-2のスロットのPDCCHで受信されるDCI formatに含まれるHARQ指示フィールドは、2を示してもよい。n-3のスロットのPDCCHで受信されるDCI formatに含まれるHARQ指示フィールドは、3を示してもよい。n-4のスロットのPDCCHで受信されるDCI formatに含まれるHARQ指示フィールドは、4を示してもよい。n-5のスロットのPDCCHで受信されるDCI formatに含まれるHARQ指示フィールドは、5を示してもよい。n-6のスロットのPDCCHで受信されるDCI formatに含まれるHARQ指示フィールドは、6を示してもよい。n-7のスロットのPDCCHで受信されるDCI formatに含まれるHARQ指示フィールドは、7を示してもよい。n-8のスロットのPDCCHで受信されるDCI formatに含まれるHARQ指示フィールドは、8を示してもよい。
端末装置1は、PDCCHを受信したスロットと、受信したDCI formatに含まれるHARQ指示フィールドの値に基づき、HARQ-ACK情報を送信するスロット、そのHARQ-ACK情報に対応する複数の候補PDSCH受信のスロットのセットを判断してもよい。例えば、dl-DataToUL-ACKが(1、2、3、4、5、6、7、8)の場合、端末装置1はスロットmでPDSCHを受信し、該PDSCHをスケジューリングしたPDCCHに含まれるDCI formatに含まれるHARQ指示フィールドが4を示すとする。端末装置1は、スロット(m+4)でHARQ-ACK情報を送信すると判断してもよい。端末装置1は、スロット(m+4)で送信される他のHARQ-ACK情報が、スロット(m+(1-4))のPDSCH受信に対するHARQ-ACK情報と、スロット(m+(2-4))のPDSCH受信に対するHARQ-ACK情報と、スロット(m+(3-4))のPDSCH受信に対するHARQ-ACK情報と、スロット(m+(5-4))のPDSCH受信に対するHARQ-ACK情報と、スロット(m+(6-4))のPDSCH受信に対するHARQ-ACK情報と、スロット(m+(7-4))のPDSCH受信に対するHARQ-ACK情報と、スロット(m+(8-4))のPDSCH受信に対するHARQ-ACK情報とであると判断してもよい。
dl-DataToUL-ACKは、HARQ-ACKのタイミングとしてスロットの数を示す値だけではなく、HARQ-ACKを保持することを示す値(情報)も構成されうる。端末装置1は、PDCCHでHARQ-ACKを保持することを示す値を示すHARQ指示フィールドを受信した場合、そのPDCCHでスケジュールされるPDSCHに対するHARQ-ACK(HARQ-ACK情報)を保持し、HARQ-ACK(HARQ-ACK情報)の送信を待機してもよい。
上述では、HARQ-ACK codebookのタイプとして、Semi-static HARQ-ACK codebookについて説明したが、異なるタイプのHARQ-ACK codebookが用いられてもよい。Dynamic HARQ-ACK
codebookと称するタイプのHARQ-ACK codebookについて説明する。
あるPDSCHグループに対応するHARQ-ACKコードブックは、該あるPDSCHグループに含まれる1つまたは複数のPDSCHのいずれかに含まれる1つまたは複数のトランスポートブロックのいずれかに対応する1つまたは複数のHARQ-ACKビットに基づき与えられてもよい。HARQ-ACKコードブックは、PDCCHの監視機会(Monitoring occasion for PDCCH)のセット、カウンターDAIフィールドの値の一部
または全部に少なくとも基づき与えられてもよい。HARQ-ACKコードブックは、UL DAIフィールドの値に更に基づき与えられてもよい。HARQ-ACKコードブックは、DAIフィールドの値に更に基づき与えられてもよい。HARQ-ACKコードブックは、トータルDAIフィールドの値に更に基づき与えられてもよい。
Dynamic HARQ-ACK codebookのHARQ-ACK codebookサイズは、DCIフォーマットのフィールドに基ついてもよい。HARQ-ACK codebookのサイズは、最後に受信されたDCIフォーマットのカウンターDAIフィールドの値に基づいて設定されてもよい。カウンターDAIフィールドは、対応するDCIフォーマットの受信までにスケジュールされたPDSCH、またはトランスポートブロックの累積数を示してもよい。Dynamic HARQ-ACK codebookのサイズは、DCIフォーマットのトータルDAIフィールドの値に基づいて設定されてもよい。トータルDAIフィールドは、HARQ-ACK codebookの送信までにスケジュールされるPDSCH、またはトランスポートブロックの総数を示してもよい。
端末装置1は、インデックスnのスロット(slot#n)に配置されるPUCCHにおいて送信されるHARQ-ACK情報のためのPDCCHの監視機会のセットを、タイミングK1の値、および、スロットオフセットK0の値の一部または全部に少なくとも基づき決定してもよい。インデックスnのスロットに配置されるPUCCHにおいて送信されるHARQ-ACK情報のためのPDCCHの監視機会のセットは、スロットnのためのPDCCHの監視機会(monitoring occasion for PDCCH for slot#n)のセットとも呼称される。ここで、該PDCCHの監視機会のセットは、M個のPDCCHの監視機会を含んでもよい。例えば、スロットオフセットK0は、下りリンクDCIフォーマットに含まれる
時間領域リソース割り当てフィールドの値に少なくとも基づき示されてもよい。スロットオフセットK0は、該スロットオフセットK0を示す時間領域リソース割り当てフィールドを含むDCIフォーマットを含むPDCCHが配置される最後のOFDMシンボルを含むスロットから、該DCIフォーマットによりスケジューリングされるPDSCHの先頭のOFDMシンボルまでのスロット数(スロット差)を示す値であってもよい。
あるPDCCHの監視機会に対応するいずれかの探索領域セットの監視機会において検出されるDCIフォーマットが、HARQ-ACK情報をスロットnにおいて送信することをトリガする場合、端末装置1は、該PDCCHの監視機会をスロットnのためのPDCCH監視機会と決定してもよい。また、あるPDCCHの監視機会に対応する探索領域セットの監視機会において検出されるDCIフォーマットが、HARQ-ACK情報をスロットnにおいて送信することをトリガしない場合、端末装置1は、該PDCCHの監視機会をスロットnのためのPDCCH監視機会と決定しなくてもよい。また、あるPDCCHの監視機会に対応する探索領域セットの監視機会においてDCIフォーマットが検出されない場合、端末装置1は、該PDCCHの監視機会をスロットnのためのPDCCH監視機会と決定しなくてもよい。
スロットnにおいてHARQ-ACK情報の送信に用いられるPUCCHリソースは、該スロットnのためのPDCCHの監視機会のセットにおいて検出される1または複数のDCIフォーマットのうち、最後のDCIフォーマットに含まれるPUCCHリソース指示フィールドに少なくとも基づき特定されてもよい。ここで、該1または複数のDCIフォーマットのそれぞれは、HARQ-ACK情報をスロットnにおいて送信することをトリガしている。最後のDCIフォーマットは、該スロットnのためのPDCCHの監視機会のセットにおいて検出されたDCIフォーマットのうちの最後のインデックス(最も大きいインデックス)に対応するDCIフォーマットであってもよい。該スロットnのためのPDCCHの監視機会のセットにおけるDCIフォーマットのインデックスは、該DCIフォーマットが検出されるサービングセルのインデックスに対して昇順に与えられ、次いで、該DCIフォーマットが検出されるPDCCHの監視機会のインデックスに対して昇順に与えられる。PDCCHの監視機会のインデックスは、時間軸上で昇順に与えられる。
カウンターDAI(Counter DAI)は、M個のPDCCHの監視機会において、あるサ
ービングセルにおけるあるPDCCHの監視機会に対して、該サービングセルにおける該PDCCHの監視機会までに検出されるPDCCHの累積数(または、累積数に少なくとも関連する値であってもよい)を示してもよい。カウンターDAIは、C-DAIとも呼称されてもよい。PDSCHに対応するC-DAIは、該PDSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマットに含まれるフィールドによって示されてもよい。トータルDAIは、M個のPDCCHの監視機会において、PDCCHの監視機会mまでに検出されるPDCCHの累積数(または、累積数に少なくとも関連する値であってもよい)を示してもよい。トータルDAIは、M個のPDCCHの監視機会において、PDCCHの監視機会mまでに検出されるPDSCHの累積数(または、累積数に少なくとも関連する値であってもよい)を示してもよい。トータルDAIは、T-DAI(Total Downlink Assignment Index)と呼称されてもよい。
Semi-static HARQ-ACK codebook(タイプ1HARQ-ACK codebook)、またはDynamic HARQ-ACK codebook(タイプ2HARQ-ACK codebook)は、DL assignmentに基づき送信が指示される(トリガされる、要求される)HARQ-ACK codebookであってもよい。HARQ指示フィールドを含むDCI formatは、DL assignment(Downlink assignment)であってもよい。D
L assignmentは、PDSCHのスケジューリングに用いられるDCI formatであってもよい。DL assignmentは、PDSCHの割り当てに用いられるDCI formatであってもよい。Semi-static HARQ-ACK codebookは、dl-DataToUL-ACKとHARQ指示フィールドに基づき構成されてもよい。Semi-static HARQ-ACK codebookのサイズは、dl-DataToUL-ACKに含まれるサイズに基づいて与えられてもよい。Semi-static HARQ-ACK codebook、またはDynamic HARQ-ACK codebookに含まれるスロットのタイミングは、HARQ指示フィールドの値と、HARQ指示フィールドを含むDCIが受信されたスロットに基づいて与えられてもよい。
タイプ3HARQ-ACK codebookは、PDSCHのスケジューリング情報を伴うDCI format(DL assignment)により送信がトリガされるHARQ-ACK codebookと言える。タイプ3HARQ-ACK codebookは、PDSCHのスケジューリング情報を伴うDCI formatとは異なる種類のDCI format(HARQ-ACK codebookの送信を指示するためだけのDCI format、PUSCHのスケジューリング情報を伴うDCI format)により送信がトリガされるHARQ-ACK codebookと言える。
タイプ3HARQ-ACK codebookは、DL assignmentではないDCI formatにより送信が指示(トリガ、要求)されてもよい。例えば、DL
assignmentではないDCI formatとは、タイプ3HARQ-ACK
codebookの送信をトリガするためだけに用いられるDCI formatであってもよい。例えば、DL assignmentではないDCI formatとは、PUSCHのスケジューリングを行うDCI format(UL grant)であってもよい。
タイプ3HARQ-ACK codebookは、DL assignmentであるDCI formatにより送信が指示(トリガ、要求)されてもよい。該DCI formatは、HARQ-ACK codebookの送信を指示(トリガ、要求)する専用フィールドを含んでもよい。
タイプ3HARQ-ACK codebookは、PUSCHのスケジューリングを行うDCI formatにより送信が指示(トリガ、要求)されてもよい。該DCI formatは、HARQ-ACK codebookの送信を指示(トリガ、要求)する専用フィールドを含んでもよい。
タイプ3HARQ-ACK codebookにおいて、一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の送信をトリガする、DCI formatに含まれるビットをHARQトリガビット(HARQ trigger bit)と称する。
タイプ4HARQ-ACK codebookは、PDSCHのスケジューリング情報を伴わない、かつ、PUSCHのスケジューリングを行わないDCI formatにより送信がトリガされるHARQ-ACK codebookと言える。タイプ4HARQ-ACK codebookをトリガするDCI formatは、報告の対象となる1つまたは複数のHARQプロセスIDと、NDIとを含んでもよい。該DCI formatをトリガ専用DCI formatと称する。
基地局装置3がHARQトリガビットを用いて端末装置1にタイプ3HARQ-ACK
codebookの送信(報告)を指示(要求)する場合、端末装置1は、端末装置1
に構成された一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報と、端末装置1に構成された一部または全部のHARQプロセスに含まれるNDIの値を、タイプ3HARQ-ACK codebookを用いて基地局装置3に送信(報告)してもよい。基地局装置3がHARQトリガビットを用いて端末装置1にタイプ3HARQ-ACK codebookの送信(報告)を指示(要求)する場合、端末装置1は、1つのHARQプロセスに対して該HARQプロセスに含まれる1つのHARQ-ACK情報と、該HARQプロセスに含まれる1つのNDIの値を基地局装置3に送信(報告)してもよい。
基地局装置3がトリガ専用DCI formatを用いて端末装置1にタイプ4HARQ-ACK codebookの送信(報告)を指示(要求)する場合、端末装置1は、トリガ専用DCI formatに含まれるHARQプロセスIDと、NDIとが、端末装置1が格納しているHARQプロセスIDとNDIとに存在する場合には、端末装置1が格納しているHARQ-ACK情報を送信し、トリガ専用DCI formatに含まれるHARQプロセスIDと、NDIとが、端末装置1が格納しているHARQプロセスIDとNDIとに存在しない場合には、NACKを送信してもよい。
タイプ3HARQ-ACK codebook、および/または、タイプ4HARQ-ACK codebookは、複数、または全てのHARQ processに対するHARQ-ACK情報を含んでもよい。例えば、HARQ processとは、PDSCHに用いられるHARQ processを意味してもよい。例えば、全てのHARQ processとは、少なくとも1つのServing cellで使用されうるHARQ processの全てを意味してもよい。例えば、1つのServing cellで使用されうるHARQ processの数は、16個であってもよい。例えば、5つのServing cellで使用されうるHARQ processの数は、80個であってもよい。例えば、複数のHARQ processとは、RRC signalingにより構成された複数のHARQ processを意味してもよい。例えば、複数のHARQ processとは、Downlink control informationにより指示された複数のHARQ processを意味してもよい。例えば、複数のHARQ processとは、明示的に、または暗黙的に指示された複数のHARQ processを意味してもよい。例えば、複数のHARQ processの数は、8個であってもよい。例えば、複数のHARQ processの数は、10個であってもよい。
タイプ3HARQ-ACK codebookは、HARQ-ACK codebookに含まれるHARQ-ACKが対応するPDSCHのHARQ processが定義されるHARQ-ACK codebookと言える。タイプ3HARQ-ACK codebookに含まれるHARQ-ACKが対応するPDSCHが受信されるスロットは予め限定されず、基地局装置3のスケジューリングにより設定されてもよい。
タイプ3HARQ-ACK codebookには、該タイプ3HARQ-ACK codebookで報告されるHARQ-ACKに対応するHARQプロセスに紐付けられたNDIの値が含まれてもよい。タイプ3HARQ-ACK codebookには、該タイプ3HARQ-ACK codebookで報告されるHARQ-ACK情報が含まれるHARQプロセス毎のNDIの値が含まれてもよい。端末装置1は、格納している一部または全部のHARQプロセスとNDIの値に少なくとも基づき、タイプ3HARQ-ACK codebookに含めるHARQ-ACK情報を判断(設定)してもよい。該HARQ-ACKは、あるHARQプロセスのためのトランスポートブロックに対応するHARQ-ACK情報であってもよい。該NDIの値は、該あるHARQプロセスに対するNDIを示してもよい。また、該NDIの値は、該HARQ-ACK情報に対応するN
DIを示してもよい。
端末装置1がHARQトリガビットを含むDCI formatが含まれるPDCCHを受信し、かつ、端末装置1にSPS PDSCHが構成されていない場合、端末装置1は、端末装置1に構成されたHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報と、該HARQプロセスに含まれるNDIの値を、該PDCCHがスケジューリングするPDSCHに対応するHARQ-ACK情報を送信するPUCCHを用いて送信してもよい。
端末装置1にSPS PDSCHが構成されていることは、端末装置1にSPS PDSCHが活性化されていることであってもよい。また、端末装置1にSPS PDSCHが構成されていることは、端末装置1にSPS PDSCHの構成が提供されている(provided)ことであってもよい。
端末装置1にSPS PDSCHが構成されていないことは、端末装置1にSPS PDSCHが非活性化されていることであってもよい。また、端末装置1にSPS PDSCHが構成されていないことは、端末装置1にSPS PDSCHの構成が提供されていない(not provided)ことであってもよい。
端末装置1がSPS PDSCHを受信するということは、端末装置1にSPS PDSCHが構成されていることを意味してもよい。
図7は本実施形態においてSPS PDSCHが構成されていない場合のタイプ3HARQ-ACK codebookの一例を示した図である。700で示すdl-DataToUL-ACKは1、2、3である。PDCCH701がPDSCH704をスケジューリングし、PDCCH702がPDSCH705をスケジューリングし、PDCCH703がPDSCH706をスケジューリングすると想定する。PDCCH701に含まれるDCI formatには、K1が2、HARQプロセスIDが1、NDIが1、HARQトリガビットが0である。ここでHARQトリガビットは、基地局装置3が、端末装置1に構成された一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報と、該一部または全部のHARQプロセスに含まれるNDIの値との報告(送信)を端末装置1に指示(要求)するパラメータであってもよい。PDCCH702に含まれるDCI formatには、K1が1、HARQプロセスIDが2、NDIが1、HARQトリガビットが0である。PDCCH703に含まれるDCI formatには、K1が1、HARQプロセスIDが3、NDIが0、HARQトリガビットが1である。
PDSCH704に対応するHARQ-ACK情報がNACKであり、PDSCH705に対応するHARQ-ACK情報がACKである。端末装置1は、PDCCH701に含まれるDCI formatのK1の値と、PDCCH702に含まれるDCI formatのK1の値とに基づき、PDSCH704に対応するHARQ-ACK情報と、PDSCH705に対応するHARQ-ACK情報とをPUCCH707で送信する。
PDSCH706に対応するHARQ-ACK情報がNACKである。端末装置1は、PDCCH703に含まれるDCI formatのK1の値に基づき、PDSCH706に対応するHARQ-ACK情報をPUCCH708で送信する。ここで、PDCCH703に含まれるDCI formatのHARQトリガビットが1であるため、端末装置1は、端末装置1に構成された一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報と、該一部または全部のHARQプロセスに含まれるNDIの値とをPUCCH708で送信する。すなわち、PDCCH703に含まれるDCI formatのHARQトリガビットが1であるため、端末装置1は、端末装置1に構成されたHARQプロセスID1と、HARQプロセスID2と、HARQプロセスID3とに含まれるHARQ-ACK情報と、端末装置1に構成されたHARQプロセスID1と、HARQプロセスID2と、HARQプロセスID3とに含まれるNDIの値とをPUCCH708で送信する。
PUCCH708で送信されるHARQ-ACK情報とNDIの値は、HARQプロセスIDが小さいHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報とNDIの値とからビット列の先頭(MSB:Most Significant Bit)に配置されてもよい。 PUCCH708で送信されるHARQ-ACK情報とNDIの値は、HARQプロセスIDが大きいHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報とNDIの値とからビット列の先頭(MSB:Most Significant Bit)に配置されてもよい。 PUCCH708で送信されるHARQ-ACK情報とNDIの値は、先に割り当てられたHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報とNDIの値とからビット列の先頭(MSB:Most Significant Bit)に配置されてもよい。
端末装置1にSPS PDSCHが構成され、かつ、端末装置1がSPS PDSCHを受信し、かつ、DCI formatに含まれるHARQトリガビットが端末装置1に構成された一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の送信を要求(指示)される場合、端末装置1は、SPS PDSCHに対するNDIの値が存在しないため、該HARQ-ACK情報の送信にSPS PDSCHに対応するNDIを報告できない問題が発生する。
端末装置1にSPS PDSCHが構成され、かつ、端末装置1がSPS PDSCHを受信し、かつ、DCI formatに含まれるHARQトリガビットが端末装置1に構成された一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の送信を要求(指示)される場合、端末装置1はSPS PDSCHに対応するHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報と所定の値をマッピングしてもよい。ここで所定の値は0でもよいし、1でもよい。
端末装置1にSPS PDSCHが構成され、かつ、端末装置1がSPS PDSCHおよびDL grantによってスケジューリングされるPDSCHを受信し、かつ、DCI formatに含まれるHARQトリガビットが端末装置1に構成された一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の送信を要求(指示)される場合、端末装置1はDL grantによってスケジューリングされる1つまたは複数のPDSCHに対応するHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報と該HARQプロセスに含まれるNDIの値をPUCCHリソースの入力となるビット列に先にマッピングしてから、SPS PDSCHに対応するHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報と所定の値をマッピングしてもよい。
図8は本実施形態において端末装置1にSPS PDSCHが構成された場合のDL grantによってスケジューリングされたPDSCHとSPS PDSCHとに対応するHARQ-ACK情報の報告の一例を示した図である。PDCCH801はPDSCH804をスケジューリングし、PDCCH802はPDSCH805をスケジューリングし、PDCCH803はPDSCH806をスケジューリングする。端末装置1は、K1の値に少なくとも基づいて、PDSCH804に対応するHARQ-ACK情報と、PDSCH805に対応するHARQ-ACK情報とをPUCCH807に送信してもよい。PDCCH801と、PDCCH802とに含まれるDCI formatに含まれるHARQトリガビットが0であるため、端末装置1は、NDIの値を送信(報告)しなくてもよい。
SPS PDSCH809はK1が2であるため、端末装置1はSPS PDSCH809に対応するHARQ-ACK情報を、PUCCH808を用いて送信してもよい。端末装置1は、PDCCH803によってスケジューリングされるPDSCH806に対応するHARQ-ACK情報を、該PDCCH803に含まれるDCI formatに含まれるK1の値が1であるため、1つのスロット後にあるPUCCH808を用いて送信してもよい。
PDCCH803に含まれるDCI formatに含まれるHARQトリガビットが、端末装置1に構成されている一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報と、該HARQ-ACK情報に対するNDIの値との送信を指示するため、端末装置1は、該端末装置1に構成されている一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報と該HARQ-ACK情報に対するNDIの値とを、PUCCH808を用いて送信してもよい。ここで、SPS PDSCH809に対応するNDIの値が設定されていないため、端末装置1は、PUCCH808におけるSPS PDSCH809に対応するNDIの値のフィールドに所定の値を設定し、PUCCH808を送信してもよい。所定の値は0でもよいし、1でもよい。図8のPUCCH808において、フィールド811は、DL grantによってスケジューリングされた1つまたは複数のPDSCHに対応するHARQ-ACK情報および該HARQ-ACK情報に対するNDIのためのフィールドであってもよい。フィールド812は、SPS PDSCHに対応するHARQ-ACK情報および該HARQ-ACK情報に対するNDIのためのフィールドであってもよい。
端末装置1にSPS PDSCHが構成され、かつ、端末装置1がSPS PDSCHおよびDL grantによってスケジューリングされるPDSCHを受信し、かつ、DCI formatに含まれるHARQトリガビットが端末装置1に構成された一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の送信を要求(指示)される場合、トリガされたHARQ-ACK情報と該HARQ-ACK情報に対するNDIを送信するPUCCHにマップされるビット列は、{HARQ-ACK情報、NDI}の順で配置されてもよい。
端末装置1にSPS PDSCHが構成され、かつ、端末装置1がSPS PDSCHを受信し、かつ、DCI formatに含まれるHARQトリガビットが端末装置1に構成された一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の送信を要求(指示)される場合、端末装置1はSPS PDSCHに対応するHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報のみをマッピングしてもよい。
端末装置1にSPS PDSCHが構成され、かつ、端末装置1がSPS PDSCHおよびDL grantによってスケジューリングされるPDSCHを受信し、かつ、DCI formatに含まれるHARQトリガビットが端末装置1に構成された一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の送信を要求(指示)され、かつ、同じHARQプロセスIDを持つHARQプロセスが複数存在する場合、端末装置1は、該同じHARQプロセスIDを持つHARQプロセスの中から最後に構成された(最も新しい)HARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報と、該HARQ-ACK情報に対するNDIを基地局装置3に報告してもよい。
端末装置1にSPS PDSCHが構成され、かつ、端末装置1がSPS PDSCHを受信し、かつ、DCI formatに含まれるHARQトリガビットが端末装置1に構成された一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の送信を要求(指示)される場合、端末装置1はSPS PDSCHに対応するHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報を送信(報告)しなくてもよい。
端末装置1がSPS PDSCHの非活性化を指示するDCI formatが含まれるPDCCHを受信し、かつ、DCI formatに含まれるHARQトリガビットが端末装置1に構成された一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の送信を要求(指示)される場合、端末装置1はSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報と所定の値をマッピングしてもよい。ここで、所定の値は0でもよいし、1でもよい。
端末装置1がSPS PDSCHの非活性化を指示するDCI formatが含まれるPDCCHを受信し、かつ、DCI formatに含まれるHARQトリガビットが端末装置1に構成された一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の送信を要求(指示)される場合、端末装置1はSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報のみ送信してもよい。
端末装置1がSPS PDSCHの非活性化を指示するDCI formatが含まれるPDCCHを受信し、かつ、DCI formatに含まれるHARQトリガビットが端末装置1に構成された一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の送信を要求(指示)される場合、端末装置1はSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報を送信しなくてもよい。
図9は本実施形態におけるSPS PDSCHの非活性化とHARQトリガビットに対するHARQ-ACK情報を報告する一例を示した図である。PDCCH901はPDSCH902をスケジューリングする。PDCCH906はPDSCH907をスケジューリングする。PDCCH908はSPS PDSCHを非活性化(release)するPDCCHであってもよい。PDSCH902に対応するHARQ-ACK情報はACKであり、端末装置1は該HARQ-ACK情報をPUCCH903を用いて送信する。PDSCH907に対応するHARQ-ACK情報はACKであり、端末装置1は該HARQ-ACK情報をPUCCH909を用いて送信する。SPS PDSCH904に対応するHARQ-ACK情報はNACKであり、端末装置1は該HARQ-ACK情報をPUCCH905を用いて送信する。SPS PDSCHを非活性化するPDCCHに対応するHARQ-ACK情報はACKであり、端末装置1は該HARQ-ACK情報をPUCCH909を用いて送信する。
基地局装置3は、PDCCH906に含まれるDCI formatのHARQトリガビットフィールドを用いて、端末装置1に構成された一部または全部のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報と該HARQ-ACK情報に対するNDIを、端末装置1がPUCCH909を用いて送信するように指示(要求)する場合、端末装置1は、PDSCH902に対応するHARQ-ACK情報と該HARQ-ACK情報に対するNDIと、PDSCH907に対応するHARQ-ACK情報と該HARQ-ACK情報に対するNDIとをPUCCH909に含まれるフィールド910にマップし、SPS PDSCH904に対応するHARQ-ACK情報と第1の所定の値とをPUCCH909に含まれるフィールド911にマップし、SPS PDSCHを非活性化するPDCCH908に対応するHARQ-ACK情報と第2の所定の値とをPUCCH909に含まれるフィールド912にマップし、PUCCH909を送信してもよい。ここで、第1の所定の値は0でもよいし、1でもよい。また、第2の所定の値は0でもよいし、1でもよいし、第1の所定の値と異なる値でもよい。例えば第1の所定の値が0である場合、第2の所定の値は1であってもよい。例えば、第1の所定の値が1である場合、第2の所定の値は0であってもよい。該第1の所定の値をSPS PDSCHに対するNDIの値と称する。該第2の所定の値をSPS PDSCHの非活性化に対するNDIの値と称する。
SPS PDSCHに対するNDIの値は所定の値でもよい。SPS PDSCHの非活性化に対するNDIの値は該SPS PDSCHに対するNDIの値と異なってもよい。例えば、SPS PDSCHに対するNDIの値が0である場合、SPS PDSCHの非活性化に対するNDIの値は1であってもよい。例えば、SPS PDSCHに対するNDIの値が1である場合、SPS PDSCHの非活性化に対するNDIの値は0であってもよい。
端末装置1は、SPS PDSCHに対するNDIの値を基地局装置3に送信しなくてもよい。例えば、図9において、端末装置1は、フィールド911に含まれる0を送信せず、HARQ-ACK情報(NACK)のみを送信してもよい。端末装置1は、SPS PDSCHの非活性化に対するNDIの値を基地局装置3に送信しなくてもよい。例えば、図9において、端末装置1はフィールド912に含まれる1を送信せず、HARQ-ACK情報(ACK)のみを送信してもよい。
タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットには、NDIフィールドが含まれてもよい。タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットには、タイプ4HARQ-ACK codebookでHARQ-ACKが含まれるHARQプロセス毎のNDIフィールドが含まれる。基地局装置3は、HARQプロセス毎に格納している、最新のNDIの値を上記DCIフォーマットのNDIフィールドに設定する。端末装置1は、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットに含まれるNDIフィールドに基づき、タイプ4HARQ-ACK codebookに含めるHARQ-ACKを判断する(設定する)。該HARQ-ACKは、あるHARQプロセスのためのトランスポートブロックに対応するHARQ-ACKであってもよい。該NDIフィールドは、該あるHARQプロセスに対するNDIを示してもよい。具体的には、端末装置1は、HARQプロセス毎に格納されているNDIの値と、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるNDIの値とが同じ場合、対応するHARQプロセスに対して記憶されている(格納されている)HARQ-ACKの情報をタイプ4HARQ-ACK codebookに含め、HARQプロセス毎に格納されているNDIの値と、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるNDIの値とが異なる場合、対応するHARQプロセスに対してNACKをタイプ4HARQ-ACK codebookに含める。
一例について説明する。例えば、端末装置1は、HARQプロセス#1に対するNDIの値として‘1’を格納し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACKとして‘ACK’を記憶している。端末装置1は、HARQプロセス#1に対するNDIの値として‘1’を含む、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットを受信する。端末装置1は、HARQプロセス#1に対して格納されているNDIの値と、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるHARQプロセス#1に対するNDIの値とが同じであると判断し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACKとして記憶している‘ACK’をタイプ4HARQ-ACK codebookに含める。
一例について説明する。例えば、端末装置1は、HARQプロセス#1に対するNDIの値として‘1’を格納し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACKとして‘ACK’を記憶している。端末装置1は、HARQプロセス#1に対するNDIの値として‘0’を含む、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットを受信する。端末装置1は、HARQプロセス#1に対して格納されているNDIの値と、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるHARQプロセス#1に対するNDIの値とが異なると判断
し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACKとして‘NACK’をタイプ4HARQ-ACK codebookに含める。端末装置1は、HARQプロセス#1に対して格納されているNDIの値と、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるHARQプロセス#1に対するNDIの値とが異なることから、HARQプロセス#1に対するスケジューリング情報を含むDCIフォーマットの検出をミスしたと認識する。
端末装置1は、PDSCHのスケジューリング情報を含むDCIフォーマットを受信した場合、PDSCHのスケジューリング情報を含む前記DCIフォーマットに含まれるNDIフィールドに基づきHARQプロセスに対して格納されているNDIの値を更新し、PDSCHのスケジューリング情報を含まず、HARQ-ACK codebook(例えば、タイプ4HARQ-ACK codebook)の報告をトリガするDCIフォーマットを受信した場合、PDSCHのスケジューリング情報を含まず、HARQ-ACK
codebookの報告をトリガする前記DCIフォーマットに含まれるNDIフィールドに基づきHARQプロセスに対して報告されるHARQ-ACKを判断し、前記HARQプロセスに対して格納されているNDIの値を保持する。端末装置1は、HARQプロセス毎のNDIフィールドを含み、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信を指示するDCIフォーマットを受信した場合、NDIフィールドに基づきHARQプロセスに対して報告されるHARQ-ACKを判断し、HARQプロセスに関して前回の送信のNDIの値としては用いない(記憶しない、格納しない)。
一例について説明する。例えば、端末装置1は、HARQプロセス#1に対するNDIの値として‘1’を格納し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACKとして‘ACK’を記憶している。端末装置1は、HARQプロセス#1に対するNDIの値として‘0’を含む、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットを受信する。端末装置1は、HARQプロセス#1に対して格納されているNDIの値と、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるHARQプロセス#1に対するNDIの値とが異なると判断し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACKとして‘NACK’と判断し、HARQプロセス#1に対するNDIの値としては‘0’を用いず(記憶せず、格納せず)、既に格納されている‘1’を用い続ける(記憶し続ける、格納し続ける)。
一例について説明する。例えば、端末装置1は、HARQプロセス#1に対するNDIの値として‘1’を格納し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACKとして‘ACK’を記憶している。例えば、端末装置1は、HARQプロセス#2に対するNDIの値として‘0’を格納し、HARQプロセス#2に対するHARQ-ACKとして‘ACK’を記憶している。端末装置1は、HARQプロセス#1に対するNDIの値として‘0’を含み、HARQプロセス#2に対するNDIの値として‘0’を含む、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットを受信する。端末装置1は、HARQプロセス#1に対して格納されているNDIの値と、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるHARQプロセス#1に対するNDIの値とが異なると判断し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACKとして‘NACK’と判断する。端末装置1は、HARQプロセス#2に対して格納されているNDIの値と、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるHARQプロセス#2に対するNDIの値とが同じであると判断し、HARQプロセス#2に対するHARQ-ACKとして記憶している‘ACK’をタイプ4HARQ-ACK codebookに含める。端末装置1は、HARQプロセス#1に対するNDIの値としてはDCIフォーマットで通知されたNDIフィールドの値‘0’を用いず(記憶せず、格納せず)、既に格納されている‘1’を用い続ける(記憶し続ける、格納し続ける)。端末装置1は、HARQプロセス#2に対するNDIの値としてはDCIフォーマットで通知されたNDIフィールドの値と同じ、既に格納されている‘0’を用い続ける(記憶し続ける、格納し続ける)。
HARQプロセスは、トランスポートブロックと紐づけられる。端末装置1は、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信を指示するDCIフォーマットに含まれるあるHARQプロセスに対するNDIフィールドについては、そのHARQプロセスのトランスポートブロックの前回送信のNDIの値には適用しない(用いない)。
端末装置1がSPS PDSCHを受信し、該SPS PDSCH(SPS PDSCHのHARQプロセス)に対応するHARQ-ACK情報を含むタイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCI formatを受信した場合、端末装置1は、該DCI formatに含まれるSPS PDSCHに対応するNDIフィールドの値が所定の値であることを期待してもよい。ここで、該所定の値は0であってもよいし、1であってもよい。
端末装置1がSPS PDSCHの非活性化(release)を指示するPDCCHを受信し、該SPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報を含むタイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCI formatを受信した場合、端末装置1は、該DCI formatに含まれるSPS PDSCHの非活性化に対応するNDIフィールドの値が所定の値であることを期待してもよい。ここで、該所定の値は0であってもよい、1であってもよい。また、該所定の値は、SPS PDSCHに対応するHARQ-ACK情報に対するNDIフィールド値と異なる値であってもよい。例えば、SPS PDSCHに対応するHARQ-ACK情報に対するNDIフィールドの値が0である場合、該所定の値は1であってもよい。例えば、SPS PDSCHに対応するHARQ-ACK情報に対するNDIフィールドの値が1である場合、該所定の値は0であってもよい。
タイプ4HARQ-ACK codebookの報告をトリガするDCI formatに含まれるHARQプロセスIDがSPS PDSCHのために構成されているHARQプロセスIDである場合、端末装置1は、該DCI formatに含まれるNDIフィールドの値がXNDIである場合には、SPS PDSCHに対する該HARQプロセスIDに対応するHARQ-ACK情報をPUCCHに含め、該DCI formatに含まれるNDIフィールドの値がYNDIである場合には、SPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報をPUCCHに含んでもよい。ここで、XNDIは0であってもよいし、1であってもよい。また、YNDIは0であってもよいし、1であってもよいし、XNDIと異なる値であってもよい。例えば、XNDIが0である場合、YNDIは1であってもよい。例えば、XNDIが1である場合、YNDIは0であってもよい。
端末装置1がSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報を含むタイプ4HARQ-ACK codebookの報告をトリガするDCI formatを受信した場合、端末装置1は、該DCI formatに含まれるSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQプロセスIDが最後に受信したSPS PDSCHのHARQプロセスIDと同じであることを期待してもよい。
端末装置1がSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報を含むタイプ4HARQ-ACK codebookの報告をトリガするDCI formatを受信した場合、端末装置1は、該DCI formatに含まれるSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQプロセスIDがSPS PDSCHのために構成された1つ
または複数のHARQプロセスIDの中から1つのHARQプロセスIDであることを期待してもよい。
基地局装置3がSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報を含むタイプ4HARQ-ACK codebookの報告をトリガするDCI formatを送信する場合、基地局装置3は、該DCI formatに含まれるSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQプロセスIDを、最後に送信したSPS PDSCHのHARQプロセスIDに設定してもよい。
基地局装置3がSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報を含むタイプ4HARQ-ACK codebookの報告をトリガするDCI formatを送信する場合、基地局装置3は、該DCIformatに含まれるSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQプロセスIDを、SPS PDSCHのために構成された1つまたは複数のHARQプロセスIDの中から1つのHARQプロセスIDを選択し、設定してもよい。
一例について説明する。例えば、端末装置1は、DL grantによってスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQプロセス#1に対するNDIの値として‘1’を格納し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACKとして‘ACK’を記憶し、SPS PDSCHに対応するHARQプロセス#2に対するHARQ-ACKとして‘ACK’を記憶している。端末装置1は、HARQプロセス#1に対するNDIフィールドの値として‘1’を含み、HARQプロセス#2に対するNDIフィールドの値として‘0’を含む、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットを受信する。端末装置1は、HARQプロセス#1に対して格納されているNDIの値と、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるHARQプロセス#1に対するNDIフィールドの値とが同じであると判断し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACK情報として記憶している‘ACK’をタイプ4HARQ-ACK codebookに含め、HARQプロセス#2に対してタイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるNDIフィールドの値が‘0’であるためSPS PDSCHに対応するHARQ-ACK情報の報告と判断し、SPS PDSCHに対応するHARQプロセス#2に対するHARQ-ACKとして記憶している‘ACK’をタイプ4HARQ-ACK codebookに含める。
一例について説明する。例えば、端末装置1はSPS PDSCHのためにHARQプロセス#2、HARQプロセス#3が構成されている。端末装置1は、DL grantによってスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQプロセス#1に対するNDIの値として‘1’を格納し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACKとして‘ACK’を記憶し、SPS PDSCHに対応するHARQプロセス#2に対するHARQ-ACKとして‘NACK’を記憶し、SPS PDSCHに対応するHARQプロセス#3に対するHARQ-ACKとして‘ACK’を記憶している。また、端末装置1は、SPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHを受信し、該SPS PDSCHの非活性化を成功裏に行ったため‘ACK’を記憶している。端末装置1は、HARQプロセス#1に対するNDIフィールドの値として‘1’を含み、HARQプロセス#2に対するNDIフィールドの値として‘1’を含み、HARQプロセス#3に対するNDIフィールドの値として‘0’を含む、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットを受信する。端末装置1は、HARQプロセス#1に対して格納されているNDIの値と、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるHARQプロセス#1に対するNDIフィールドの値とが同じであると判断し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACK情報として記憶している‘ACK’をタイプ4HARQ-ACK codebookに含め、HARQプロセス#2に対してタイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるNDIフィールドの値が‘1’であるためSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報の報告と判断し、SPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報として記憶している‘ACK’をタイプ4HARQ-ACK codebookに含め、HARQプロセス#3に対してタイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるNDIフィールドの値が‘0’であるためSPS PDSCHのHARQプロセス#3に対応するHARQ-ACK情報の報告と判断し、SPS PDSCHに対応するHARQプロセス#3に対応するHARQ-ACKとして記憶している‘ACK’をタイプ4HARQ-ACK codebookに含める。
タイプ3HARQ-ACK codebookは、HARQ-ACK情報フィールドとNDIフィールドとを含んでもよい。タイプ4HARQ-ACK codebookは、HARQ-ACK情報フィールドを含んでもよい。タイプ3HARQ-ACK codebookは、あるHARQプロセスに対してHARQ-ACK情報フィールドとNDIフィールドとを含んでもよい。タイプ4HARQ-ACK codebookは、あるHARQプロセスに対してHARQ-ACK情報フィールドを含んでもよい。該HARQ-ACK情報フィールドとは、端末装置1が基地局装置3へ報告するタイプ3HARQ-ACK codebookにおいて、該タイプ3HARQ-ACK codebookに含まれる各HARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報がマップされるフィールドであってもよい。該HARQ-ACK情報フィールドとは、端末装置1が基地局装置3へ報告するタイプ4HARQ-ACK codebookにおいて、該タイプ4HARQ-ACK codebookに含まれる各HARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報がマップされるフィールドであってもよい。該NDIフィールドとは、端末装置1が基地局装置3へ報告するタイプ3HARQ-ACK codebookにおいて、該タイプ3HARQ-ACK codebookに含まれる各HARQプロセスに対する端末装置1に格納されているNDIの値がマップされるフィールドであってもよい。
タイプ3HARQ-ACK codebookの報告(送信)をトリガするDCI formatは、HARQトリガフィールドを含んでもよい。タイプ4HARQ-ACK codebookの報告(送信)をトリガするDCI formatは、報告対象となる1つまたは複数のHARQプロセスIDと該HARQプロセスIDに対するNDIを含んでもよい。
端末装置1に構成された1つまたは複数のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の報告(送信)をトリガすることは、タイプ3HARQ-ACK codebookの報告(送信)をトリガすることを意味してもよい。端末装置1に構成された1つまたは複数のHARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の報告(送信)をトリガすることは、タイプ4HARQ-ACK codebookの報告(送信)をトリガすることを意味してもよい。
タイプ3HARQ-ACK codebookのサイズは、端末装置1に構成されたHARQプロセスの数とSPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHとに少なくとも基づいて与えられてもよい。例えば、端末装置1構成されたHARQプロセスの数が16であり、端末装置1がSPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHを受信しなかった場合、タイプ3HARQ-ACK codebookのサイズは、該HARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の数(16ビット)と、該HARQプロセスに対するNDIの数(16ビット)との和(32ビット)であってもよい。例えば、端末装置1構成されたHARQプロセスの数が16であり、端末装置1がSPS PDSCHの非活性化を行
うPDCCHを受信した場合、タイプ3HARQ-ACK codebookのサイズは、該HARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の数(16ビット)と、該HARQプロセスに対するNDIの数(16ビット)と、SPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報(1ビット)との和(33ビット)であってもよい。例えば、端末装置1構成されたHARQプロセスの数が16であり、端末装置1がSPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHを受信した場合、タイプ3HARQ-ACK codebookのサイズは、該HARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の数(16ビット)と、該HARQプロセスに対するNDIの数(16ビット)と、SPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報(1ビット)と、NDIに相応する所定の値(1ビット)との和(34ビット)であってもよい。ここで、‘NDIに相応する所定の値’とは、SPS PDSCHに対するNDIの値がないため、NDIとしての機能はしないが、タイプ4HARQ-ACK codebookに含まれるNDIフィールドに設定するための値(placeholder value)であってもよい。
タイプ4HARQ-ACK codebookのサイズは、端末装置1に構成されたHARQプロセスの数とSPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHとに少なくとも基づいて与えられてもよい。例えば、端末装置1構成されたHARQプロセスの数が16であり、端末装置1がSPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHを受信しなかった場合、タイプ4HARQ-ACK codebookのサイズは、該HARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の数(16ビット)であってもよい。例えば、端末装置1構成されたHARQプロセスの数が16であり、端末装置1がSPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHを受信した場合、タイプ4HARQ-ACK codebookのサイズは、該HARQプロセスに含まれるHARQ-ACK情報の数(16ビット)と、SPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報(1ビット)との和(17ビット)であってもよい。
SPS PDSCHのためのHARQプロセスは、DL assignmentによってスケジューリングされたPDSCHのためのHARQプロセスと異なってもよい。例えば、端末装置1に16個のHARQプロセスが構成され、HARQプロセスIDが0、1、および2であるHARQプロセスは、SPS PDSCHのために割り当てられ、HARQプロセスIDが3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、および15であるHARQプロセスはDL assignmentによってスケジューリングされたPDSCHのために割り当てられてもよい。
SPS PDSCHのためのHARQプロセスは、DL assignmentによってスケジューリングされたPDSCHのためのHARQプロセスと同じであってもよい。例えば、端末装置1に16個のHARQプロセスが構成された場合、SPS PDSCHのために割り当てられるHARQプロセスIDは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、および15であり、DL assignmentによってスケジューリングされるPDSCHのために割り当てられるHARQプロセスIDは0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、および15であってもよい。
SPS PDSCHのためのHARQプロセスIDと、DL assignmentによってスケジューリングされるPDSCHのHARQプロセスIDが同じであり、端末装置1がタイプ4HARQ-ACK codebookの報告をトリガするDCI formatが含まれるPDCCHを受信した場合、端末装置1は、該PDCCHがスクランブル(scramble)されているRNTIに基づき、SPS PDSCHに対応するHARQ-ACKとNDIを報告するか、DL assignmentによってスケジューリングされたPDSCHに対応するHARQ-ACKとNDIを報告するかを決定しても
よい。ここで、該RNTIがC-RNTIである場合、端末装置1はDL assignmentによってスケジューリングされたPDSCHに対応するHARQ-ACK情報とNDIを報告してもよい。また、該RNTIがCS-RNTIである場合、端末装置1はSPS PDSCHに対応するHARQ-ACK情報とNDIを報告してもよい。
端末装置1は、SPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報が、HARQプロセスIDが所定の値であるHARQプロセスに属するとみなしても(consider)よい。ここで、該所定の値は0でもよいし、1でもよいし、0から15までの整数であってもよい。また、該所定の値は、あるサービングセルで構成された1つまたは複数のHARQプロセスに属するHARQプロセスIDの中で最も小さいHARQプロセスIDと等しい値であってもよい。また、該所定の値は、あるサービングセルでSPS PDSCHのために構成された1つまたは複数のHARQプロセスに属するHARQプロセスIDの中で最も小さいHARQプロセスIDと等しい値であってもよい。また、該所定の値は、あるサービングセルで構成された1つまたは複数のHARQプロセスに属するHARQプロセスIDの中で最も大きいHARQプロセスIDと等しい値であってもよい。また、該所定の値は、あるサービングセルでSPS PDSCHのために構成された1つまたは複数のHARQプロセスに属するHARQプロセスIDの中で最も大きいHARQプロセスIDと等しい値であってもよい。
タイプ3HARQ-ACK codebookおよびタイプ4HARQ-ACK codebookにおいて、SPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報がマップされるフィールドは、HARQプロセスIDが所定の値であるHARQプロセスに対応するフィールドであってもよい。ここで、該所定の値は0でもよいし、1でもよいし、0から15までの整数であってもよい。また、該所定の値は、あるサービングセルで構成された1つまたは複数のHARQプロセスに属するHARQプロセスIDの中で最も小さいHARQプロセスIDと等しい値であってもよい。また、該所定の値は、あるサービングセルでSPS PDSCHのために構成された1つまたは複数のHARQプロセスに属するHARQプロセスIDの中で最も小さいHARQプロセスIDと等しい値であってもよい。また、該所定の値は、あるサービングセルで構成された1つまたは複数のHARQプロセスに属するHARQプロセスIDの中で最も大きいHARQプロセスIDと等しい値であってもよい。また、該所定の値は、あるサービングセルでSPS PDSCHのために構成された1つまたは複数のHARQプロセスに属するHARQプロセスIDの中で最も大きいHARQプロセスIDと等しい値であってもよい。
タイプ3HARQ-ACK codebookに関する一例について説明する。例えば、あるサービングセルにおいて、DL assignmentによってスケジューリングされるPDSCHのためにHARQプロセス#1、SPS PDSCHのためにHARQプロセス#2およびHARQプロセス#3が構成されている。端末装置1は、SPS PDSCHに対応するHARQプロセス#2に対するHARQ-ACKとして‘NACK’を記憶し、SPS PDSCHに対応するHARQプロセス#3に対するHARQ-ACKとして‘ACK’を記憶している。また、端末装置1は、SPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHを受信し、該SPS PDSCHの非活性化を成功裏に行ったため‘ACK’を記憶している。端末装置1は、DL assignmentによってスケジューリングされるPDSCHを受信し、該PDSCHに対応するHARQプロセス#1に対するNDIの値として‘1’を格納し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACK情報として‘ACK’を記憶し、該DL assignmentが含まれるDCI formatのHARQトリガフィールドが、端末装置1が記憶しているHARQ-ACK情報を基地局装置3に報告することを指示する。端末装置1は、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACK情報として記憶している‘ACK’と、HARQプロセス#1に対するNDIの値‘1’をタイプ3HARQ-ACK codebookに含め、SPS PDSCHのために構成された1つまたは複数のHARQプロセスの中で、HARQプロセスIDが最も小さいHARQプロセス#2に対して、SPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報として記憶している‘ACK’とNDIに相応する所定の値をタイプ3HARQ-ACK codebookに含め、HARQプロセス#3に対して、SPS PDSCHに対するHARQプロセス#3に対応するHARQ-ACKとして記憶している‘ACK’とNDIに相応する所定の値をタイプ3HARQ-ACK codebookに含める。
‘NDIに相応する所定の値’とは、SPS PDSCHに対するNDIの値がないため、NDIとしての機能はしないが、タイプ4HARQ-ACK codebookに含まれるNDIフィールドに設定するための値(placeholder value)であってもよい。
‘NDIに相応する所定の値’とは、SPS PDSCHに対するNDIの値がないため、NDIとしての機能はしないが、端末装置1がSPS PDSCHに対応するHARQ-ACK情報をタイプ4HARQ-ACK codebookに含めたか、SPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報をタイプ4HARQ-ACK codebookに含めたかを示す値であってもよい。例えば、‘NDIに相応する所定の値’がXNDI2である場合、端末装置1がSPS PDSCHに対応するHARQ-ACK情報をタイプ4HARQ-ACK codebookに含めたことを意味してもよい。例えば、‘NDIに相応する所定の値’がYNDI2である場合、端末装置1がSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報をタイプ4HARQ-ACK codebookに含めたことを意味してもよい。ここで、XNDI2は0であってもよいし、1であってもよい。また、YNDI2は0であってもよいし、1であってもよいし、XNDI2と異なる値であってもよい。例えば、XNDI2が0である場合、YNDI2は1であってもよい。例えば、XNDI2が1である場合、YNDI2は0であってもよい。
タイプ4HARQ-ACK codebookに関する一例について説明する。例えば、あるサービングセルにおいて、DL assignmentによってスケジューリングされるPDSCHのためにHARQプロセス#1、SPS PDSCHのためにHARQプロセス#2およびHARQプロセス#3が構成されている。端末装置1は、DL assignmentによってスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQプロセス#1に対するNDIの値として‘1’を格納し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACKとして‘ACK’を記憶し、SPS PDSCHに対応するHARQプロセス#2に対するHARQ-ACKとして‘NACK’を記憶し、SPS PDSCHに対応するHARQプロセス#3に対するHARQ-ACKとして‘ACK’を記憶している。また、端末装置1は、SPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHを受信し、該SPS PDSCHの非活性化を成功裏に行ったため‘ACK’を記憶している。端末装置1は、HARQプロセス#1に対するNDIフィールドの値として‘1’を含み、HARQプロセス#2に対するNDIフィールドの値として‘1’を含み、HARQプロセス#3に対するNDIフィールドの値として‘0’を含む、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットを受信する。端末装置1は、HARQプロセス#1に対して格納されているNDIの値と、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるHARQプロセス#1に対するNDIフィールドの値とが同じであると判断し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACK情報として記憶している‘ACK’をタイプ4HARQ-ACK codebookに含め、SPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHを受信したためSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報の報告と判断し、SPS PDSCHのために構成されたHARQプロセスの中でHARQプロセスIDが最も小さいHARQプロセス#2においてSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報として記憶している‘ACK’をタイプ4HARQ-ACK codebookに含め、HARQプロセス#3に対してタイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるNDIフィールドの値が‘0’であるためSPS PDSCHのHARQプロセス#3に対応するHARQ-ACK情報の報告と判断し、SPS PDSCHに対応するHARQプロセス#3に対応するHARQ-ACKとして記憶している‘ACK’をタイプ4HARQ-ACK codebookに含める。
タイプ3HARQ-ACK codebookおよびタイプ4HARQ-ACK codebookにおいて、SPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報がマップされるフィールドは、端末装置1に構成されたHARQプロセスのために設定されたフィールド以外のフィールドであってもよい。
タイプ3HARQ-ACK codebookに関する一例について説明する。例えば、あるサービングセルにおいて、DL assignmentによってスケジューリングされるPDSCHのためにHARQプロセス#1、SPS PDSCHのためにHARQプロセス#2およびHARQプロセス#3が構成されている。端末装置1は、SPS PDSCHに対応するHARQプロセス#2に対するHARQ-ACKとして‘NACK’を記憶し、SPS PDSCHに対応するHARQプロセス#3に対するHARQ-ACKとして‘ACK’を記憶している。また、端末装置1は、SPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHを受信し、該SPS PDSCHの非活性化を成功裏に行ったため‘ACK’を記憶している。端末装置1は、DL assignmentによってスケジューリングされるPDSCHを受信し、該PDSCHに対応するHARQプロセス#1に対するNDIの値として‘1’を格納し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACK情報として‘ACK’を記憶し、該DL assignmentが含まれるDCI formatのHARQトリガフィールドが、端末装置1が記憶しているHARQ-ACK情報を基地局装置3に報告することを指示する。端末装置1は、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACK情報として記憶している‘ACK’と、HARQプロセス#1に対するNDIの値‘1’をタイプ3HARQ-ACK codebookに含め、HARQプロセス#2に対するHARQ-ACK情報として記憶している‘NACK’と、NDIに相応する所定の値をタイプ3HARQ-ACK codebookに含め、HARQプロセス#3に対して、SPS PDSCHに対するHARQプロセス#3に対応するHARQ-ACKとして記憶している‘ACK’とNDIに相応する所定の値をタイプ3HARQ-ACK codebookに含め、SPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報‘ACK’と、NDIに相応する所定の値とをタイプ3HARQ-ACK codebookに含める。ここで、端末装置1はNDIに相応する所定の値をタイプ3HARQ-ACK codebookに含めなくてもよい。また、端末装置1は、SPS PDSCHの非活性化に対応するNDIに相応する所定の値をタイプ3HARQ-ACK codebookに含めなくてもよい。
タイプ4HARQ-ACK codebookに関する一例について説明する。例えば、あるサービングセルにおいて、DL assignmentによってスケジューリングされるPDSCHのためにHARQプロセス#1、SPS PDSCHのためにHARQプロセス#2およびHARQプロセス#3が構成されている。端末装置1は、DL assignmentによってスケジューリングされるPDSCHに対応するHARQプロセス#1に対するNDIの値として‘1’を格納し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACKとして‘ACK’を記憶し、SPS PDSCHに対応するHARQプロセス#2に対するHARQ-ACKとして‘NACK’を記憶し、SPS PDSCHに対応するHARQプロセス#3に対するHARQ-ACKとして‘ACK’を記憶している。
また、端末装置1は、SPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHを受信し、該SPS PDSCHの非活性化を成功裏に行ったため‘ACK’を記憶している。端末装置1は、HARQプロセス#1に対するNDIフィールドの値として‘1’を含み、HARQプロセス#2に対するNDIフィールドの値として‘1’を含み、HARQプロセス#3に対するNDIフィールドの値として‘0’を含む、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットを受信する。端末装置1は、HARQプロセス#1に対して格納されているNDIの値と、タイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるHARQプロセス#1に対するNDIフィールドの値とが同じであると判断し、HARQプロセス#1に対するHARQ-ACK情報として記憶している‘ACK’をタイプ4HARQ-ACK codebookに含め、HARQプロセス#2に対してタイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるNDIフィールドの値が‘0’であるためSPS PDSCHのHARQプロセス#2に対応するHARQ-ACK情報の報告と判断し、SPS PDSCHに対応するHARQプロセス#2に対応するHARQ-ACKとして記憶している‘NACK’をタイプ4HARQ-ACK codebookに含め、HARQプロセス#3に対してタイプ4HARQ-ACK codebookの送信をトリガするDCIフォーマットにより示されるNDIフィールドの値が‘0’であるためSPS PDSCHのHARQプロセス#3に対応するHARQ-ACK情報の報告と判断し、SPS PDSCHに対応するHARQプロセス#3に対応するHARQ-ACKとして記憶している‘ACK’をタイプ4HARQ-ACK codebookに含め、SPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報‘ACK’をタイプ4HARQ-ACK codebookに含める。ここで、SPS PDSCHに対応するHARQプロセスにおいて、端末装置1はDCIフォーマットに含まれるNDIフィールドの値を参考しなくてもよい。また、SPS PDSCHに対応するHARQプロセスにおいて、端末装置1はDCIフォーマットに含まれるNDIフィールドの値を参考し、NDIフィールドの値がXNDI3である場合には、SPS PDSCHに対する該HARQプロセスIDに対応するHARQ-ACK情報をタイプ4HARQ-ACK codebookに含め、該DCI formatに含まれるNDIフィールドの値がYNDIである場合には、SPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報をタイプ4HARQ-ACK codebookに含んでもよい。ここで、XNDI3は0であってもよいし、1であってもよい。また、YNDI3は0であってもよいし、1であってもよいし、XNDI3と異なる値であってもよい。例えば、XNDI3が0である場合、YNDI3は1であってもよい。例えば、XNDI3が1である場合、YNDI3は0であってもよい。
SPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報は、あるHARQプロセスIDを含むHARQプロセスに対するタイプ3HARQ-ACK codebookにおけるHARQ-ACK情報フィールドを用いて送信してもよい。ここで該あるHARQプロセスIDは、{HARQプロセスID = [floor (CURRENT_slot × 10 / (numberOfSlotsPerFrame × periodicity))] mod nrofHARQ-Processes}で決定されてもよい。ここで、CURRENT_slotは、SPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHが受信されたスロットの番号であり、{CURRENT_slot = [(SFN × numberOfSlotsPerFrame) + slot number in the frame]}によって決定されてもよい。また、numberOfSlotsPerFrameは、1つのフレームを構成するスロットの数であってもよい。SCSが15kHzの場合、numberOfSlotsPerFrameは10であってもよい。SCSが30kHzの場合、numberOfSlotsPerFrameは20であってもよい。SCSが60kHzの場合、numberOfSlotsPerFrameは40であってもよい。SCSが120kHzの場合、numberOfSlotsPerFrameは80であってもよい。SCSが240kHzの場合、numberOfSlotsPerFrameは160であってもよい。periodicityは、SPS PDSCHの周期であってもよい。また、periodicityは10であってもよいし、20であってもよいし、32であってもよいし、40であってもよいし、64であってもよいし、80であってもよいし、128であってもよいし、160であってもよいし、320であってもよいし、640であってもよい。nrofHARQ-Processesは、SPS PDSCHのために構成されたHARQプロセスの数であってもよい。SFN(System frame number)は、SPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHが受信されたslotが含まれるフレームの番号であってもよい。ここでフレームは、長さ(duration)が10msであるフレームであってもよい。上記の数式で決定されたHARQプロセスIDをリリース用のHARQプロセスID(HARQ process ID for release)と称する。
あるHARQプロセスにおいて、端末装置1が該HARQプロセスに対するHARQ-ACK情報を格納し、かつ、端末装置1がSPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHを受信し、かつ、端末装置1がタイプ3HARQ-ACK codebookの報告(送信)をトリガするDCI formatを受信し、かつ、リリース用のHARQプロセスIDが該あるHARQプロセスが持つHARQプロセスIDと同じである場合、端末装置1は、端末装置1が格納している該HARQプロセスに対するHARQ-ACK情報とNDIの値とを破棄せず、タイプ3HARQ-ACK codebookにおける該HARQプロセスに対するHARQ-ACK情報フィールドにSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報をマップし、タイプ3HARQ-ACK codebookにおける該HARQプロセスに対するNDIフィールドにNDIに相応する値をマップしてもよい。
あるHARQプロセスにおいて、端末装置1が該HARQプロセスに対するHARQ-ACK情報を格納し、かつ、端末装置1がSPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHを受信し、かつ、端末装置1がタイプ4HARQ-ACK codebookの報告(送信)をトリガするDCI formatを受信し、かつ、リリース用のHARQプロセスIDが該あるHARQプロセスが持つHARQプロセスIDと同じである場合、端末装置1は、端末装置1が格納している該HARQプロセスに対するHARQ-ACK情報とNDIの値とを破棄せず、タイプ4HARQ-ACK codebookにおける該HARQプロセスに対するHARQ-ACK情報フィールドにSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報をマップしてもよい。
あるHARQプロセスにおいて、端末装置1が該HARQプロセスに対するHARQ-ACK情報を格納し、かつ、端末装置1がSPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHを受信し、かつ、端末装置1がタイプ3HARQ-ACK codebookの報告(送信)をトリガするDCI formatを受信し、かつ、リリース用のHARQプロセスIDが該あるHARQプロセスが持つHARQプロセスIDと同じである場合、端末装置1は、端末装置1が格納している該HARQプロセスに対するHARQ-ACK情報とNDIの値とを破棄し、タイプ3HARQ-ACK codebookにおける該HARQプロセスに対するHARQ-ACK情報フィールドにSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報をマップし、タイプ3HARQ-ACK codebookにおける該HARQプロセスに対するNDIフィールドにNDIに相応する値をマップしてもよい。
あるHARQプロセスにおいて、端末装置1が該HARQプロセスに対するHARQ-ACK情報を格納し、かつ、端末装置1がSPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHを受信し、かつ、端末装置1がタイプ4HARQ-ACK codebookの報告(
送信)をトリガするDCI formatを受信し、かつ、リリース用のHARQプロセスIDが該あるHARQプロセスが持つHARQプロセスIDと同じである場合、端末装置1は、端末装置1が格納している該HARQプロセスに対するHARQ-ACK情報とNDIの値とを破棄し、タイプ4HARQ-ACK codebookにおける該HARQプロセスに対するHARQ-ACK情報フィールドにSPS PDSCHの非活性化に対応するHARQ-ACK情報をマップしてもよい。
HARQ-ACK情報をPUCCHに含めることは、HARQ-ACK情報をcodebookに含めることを意味してもよい。
本発明は、効率的な通信を実現することができる。本発明は、HARQ-ACK情報の効率的な送受信を実現することができる。本発明は、HARQ-ACKコードブックの効率的な送受信を実現することができる。本発明は、HARQプロセスにおける端末装置1と基地局装置3間の認識のミスマッチを解消するとともに、HARQプロセスを適切に動作させることができる。
以下、本実施形態の一態様に係る種々の装置の態様を説明する。
(1)上記の目的を達成するために、本発明の態様は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の第1の態様は、プロセッサと、 コンピュータプログラムコードを格納
するメモリと、を備える端末装置であって、SPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHを受信し、1つまたは複数のHARQ-ACK情報を含むcodebookの送信をトリガするDCI formatを含むPDCCHを受信する受信部と、前記codebookが含まれるPUCCHを送信する送信部と、を備え、前記SPS PDSCHの非活性化に対応する第1のHARQ-ACK情報が前記1つまたは複数のHARQ-ACK情報に含まれ、前記codebookにおいて、構成された1つまたは複数のHARQプロセスの中で最も小さいHARQプロセスIDを持つHARQプロセスに対応するフィールドに前記第1のHARQ-ACK情報を含める。
(2)本発明の第2の態様は、基地局装置であって、SPS PDSCHの非活性化を行うPDCCHを送信し、1つまたは複数のHARQ-ACK情報を含むcodebookの送信をトリガするDCI formatを含むPDCCHを送信する送信部と、前記codebookが含まれるPUCCHを受信する受信部と、を備え、前記SPS PDSCHの非活性化に対応する第1のHARQ-ACK情報が前記1つまたは複数のHARQ-ACK情報に含まれ、前記codebookにおいて、構成された1つまたは複数のHARQプロセスの中で最も小さいHARQプロセスIDを持つHARQプロセスに対応するフィールドに前記第1のHARQ-ACK情報を含める。
本発明に関わる基地局装置3、および端末装置1で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU(Central Processing Unit)等を制
御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であってもよい。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、Flash ROM(Read Only Memory)などの各種ROMやHD
D(Hard Disk Drive)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き
込みが行われる。
尚、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、端末装置1、又は基地局装置3に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
端末装置1は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムインストラクション(コンピュータプログラム)を含む少なくとも1つのメモリからなってもよい。メモリとコンピュータプログラムインストラクション(コンピュータプログラム)はプロセッサを用いて、上記の実施形態に記載の動作、処理を端末装置1に行わせるような構成でもよい。基地局装置3は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムインストラクション(コンピュータプログラム)を含む少なくとも1つのメモリからなってもよい。メモリとコンピュータプログラムインストラクション(コンピュータプログラム)はプロセッサを用いて、上記の実施形態に記載の動作、処理を基地局装置3に行わせるような構成でもよい。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、複数の装置から構成される集合体(装置グループ)として実現することもできる。装置グループを構成する装置の各々は、上述した実施形態に関わる基地局装置3の各機能または各機能ブロックの一部、または、全部を備えてもよい。装置グループとして、基地局装置3の一通りの各機能または各機能ブロックを有していればよい。また、上述した実施形態に関わる端末装置1は、集合体としての基地局装置と通信することも可能である。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、EUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)および/またはNG-RAN(NextGen RAN,NR RAN)であってもよい。また、上述した実施形態における基地局装置3は、eNodeBおよび/またはgNBに対する上位ノードの機能の一部または全部を有してもよい。
また、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、又は全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよいし、チップセットとして実現してもよい。端末装置1、基地局装置3の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
また、上述した実施形態では、通信装置の一例として端末装置を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などの端末装置もしくは通信装置にも適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。