JP6651926B2 - カラオケ装置、および、音量調整プログラム - Google Patents

カラオケ装置、および、音量調整プログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の利用者によって同時に利用されるカラオケ装置の音量調整に関する。
従来、カラオケ装置は、音量を調整するユーザの操作を受け付けると、その操作の内容に従って音量を調整し、指示の内容や調整結果などをモニタに表示させる。一例として、特許文献1に記載の表示装置は、音量が変更されたことをユーザに適切に通知する。特許文献2に記載の楽音パラメータ制御装置は、再生する楽曲のテンポに合わせて、音量変更などのパラメータをなめらかに変更制御する。これにより、違和感なくパラメータを変更することができる。
WO15/114697号公報 特開2004−133010号公報
しかしながら、複数のユーザによって利用されるカラオケ装置の場合、再生されるコンテンツまたは歌唱を第1のユーザが楽しんでいる最中に、第2のユーザにより音量が変更されると、第1のユーザが望まない音量に変更されてしまうことが想定される。さらに、コンテンツまたは歌唱を楽しんでいる最中に第2のユーザが音量を勝手に変更することは、変更量に係らず第1のユーザにとって不快なことである。
具体的には、カラオケ装置では、歌唱者(第1のユーザに相当)が歌唱中のある時点において、聴取者(第2のユーザに相当)がカラオケ装置の音量を調整する場合がある。しかし、聴取者は、歌唱の邪魔になることを考えて、歌唱中の歌唱者に、音量を調整することの許可を求めないことがある。一例として、聴取者が、歌唱者の歌声が少し大きいと感じているときには、聴取者は、歌唱者の許可なくマイク音量を小さくする場合がある。この場合、歌唱者は自分の歌声が聞きづらくなり歌唱に支障を来す可能性がある。また、音量が変更されることにより歌唱しづらくならなかった場合でも、勝手に音量を変更されてしまうことは歌唱者にとって気分の良いものではない。そこで、歌唱者が気付かないように聴取者が音量を調整することができる仕組みがあれば、歌唱者も聴取者もカラオケを楽しむことができる。
そこで、本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、音量を変更したユーザ以外のユーザが音量を変更したことに気付きにくいカラオケ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のカラオケ装置は、コンテンツを再生する音量を決定する音量決定手段と、前記コンテンツに関連する映像を表示する第1表示手段と、ユーザからの操作を受け付ける第1操作受付手段と、前記第1操作受付手段により受け付けられる操作の内容に従って、前記音量決定手段と、前記第1表示手段とを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザが、前記コンテンツの再生を要求する第1ユーザであるのか、または第1ユーザ以外の第2ユーザであるのかを判断する第1処理と、音量を変更する前記第2ユーザの操作に関連する変更情報を前記第1表示手段に表示することを禁止する第2処理と、前記第1操作受付手段により受け付けられる操作の内容に従う音量の変更量を複数回に分け、分けられた変更量で間隔を置いてに音量を前記音量決定手段に決定させる第3処理と、を実行し、前記第2処理と前記第3処理とは、前記第1操作受付手段が音量を変更する操作を受け付け、且つ、前記第1処理により前記第1操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザが前記第2ユーザであると判断された場合、実行されることを特徴とする。
請求項2記載のカラオケ装置は、ユーザの操作を受け付ける第2操作受付手段と、前記第2操作受付手段により受け付けられる操作の内容に従って映像を表示する第2表示手段と、第2通信手段と、端末制御手段とを備えるリモコン端末と、前記第2通信手段と情報の送受信を行う第1通信手段と、を備え、前記第2通信手段は、前記第2操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザのユーザ識別情報と、操作の内容とを含む操作情報を前記第1通信手段に送り、前記制御手段は、前記第1通信手段が受信した前記操作情報に従って、前記第2操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザが、前記第1ユーザ以外の第2ユーザであるのか否かを判断する第4処理と、音量を変更する前記第2ユーザの操作に関連する前記変更情報を前記第1通信手段に送信させる第5処理と、を実行し、前記第2処理と前記第3処理と前記第5処理とは、前記第4処理により前記第2操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザが前記第2ユーザであると判断された場合、実行され、前記端末制御手段は、前記第5処理により送られた前記変更情報に従って、前記第2表示手段に表示される映像を更新する第6処理を実行することを特徴とする。
請求項3記載のカラオケ装置の制御手段は、前記第1操作受付手段または前記第2操作受付手段により受け付けられる操作の内容に従う音量の正規変更量が、前記音量決定手段により現在決定されている音量に基づいて決められる弁別閾が示す値を超えるか否かを判断する第7処理と、前記第7処理が超えると判断した場合、前記弁別閾が示す値以下の暫定変更量を決定し、その暫定変更量で前記音量決定手段に音量を決定させる第8処理と、を実行し、前記第3処理は、前記正規変更量まで音量が変更されるまで前記第8処理を繰り返し実行し、前記暫定変更量で分けられた変更量で所定の期間ごとに音量を前記音量決定手段に決定させることを特徴とする。
請求項4記載のカラオケ装置において、前記弁別閾が示す値は、前記音量決定手段により現在決定されている音量の8.8%未満の値であり、所定の期間は5秒以上であることを特徴とする。
請求項5記載の音量調整プログラムは、コンテンツを再生する音量を決定する音量決定手段と、前記コンテンツに関連する映像を表示する第1表示手段と、ユーザからの操作を受け付ける第1操作受付手段と、を備えるカラオケ装置のコンピュータに、前記第1操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザが、前記コンテンツの再生を要求する第1ユーザであるのか、または第1ユーザ以外の第2ユーザであるのかを判断する第1ステップと、音量を変更する前記第2ユーザの操作に関連する変更情報を前記第1表示手段に表示することを禁止する第2ステップと、前記第1操作受付手段により受け付けられる操作の内容に従う音量の変更量を複数回に分け、分けられた変更量で所定の期間ごとに音量を前記音量決定手段に決定させる第3ステップと、を実行させ、前記第2ステップと前記第3ステップとは、前記第1操作受付手段が音量を変更する操作を受け付け、且つ、前記第1ステップにより前記第1操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザが前記第2ユーザであると判断された場合、実行されることを特徴とする。
請求項1記載のカラオケ装置の制御手段は、第1操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザが、コンテンツの再生を要求する第1ユーザであるのか、または第1ユーザ以外の第2ユーザであるのかを判断する第1処理と、音量を変更する第2ユーザの操作に関連する情報を第1表示手段に表示することを禁止する第2処理と、第1操作受付手段により受け付けられる操作の内容に従う音量の変更量を複数回に分け、分けられた変更量で所定の期間ごとに音量を音量決定手段に決定させる第3処理と、を実行し、第1操作受付手段が音量を変更する操作を受け付け、且つ、第1処理により第1操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザが第2ユーザであると判断された場合、第2処理と第3処理とを実行する。これにより、音量が変更されたことが第1表示手段に表示されず、且つ、複数回に分けて音量が変更されるため第1ユーザは、第2ユーザにより音量が変更されたことに気付きにくくなる。
請求項2記載のカラオケ装置は、リモコン端末を備え、音量を変更する操作を受け付けたリモコン端末に音量が変更されたことを表示させる。これにより、音量を変更した第2ユーザは、音量を変更する操作の結果を知ることができる。しかし、第1ユーザは音量を変更したことに気付き感じにくくなる。
請求項3記載のカラオケ装置は、弁別閾が示す値以下の暫定変更量を決定し、その暫定変更量で前記音量決定手段に音量を決定させる処理を複数回繰り返す。これにより、第1ユーザは音量が変更されたことに一層気付きにくくなる。
請求項4記載のカラオケ装置の処理における弁別閾は、音量決定手段により現在決定されている音量の8.8%未満の値であり、所定の期間は5秒以上である。これにより、第1ユーザは音量が変更されたことに一層気付きにくくなる。
請求項4記載の音量調整プログラムは、第1操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザが、コンテンツの再生を要求する第1ユーザであるのか、または第1ユーザ以外の第2ユーザであるのかを判断する第1ステップと、音量を変更する第2ユーザの操作に関連する情報を第1表示手段に表示することを禁止する第2ステップと、第1操作受付手段により受け付けられる操作の内容に従う音量の変更量を複数回に分け、分けられた変更量で所定の期間ごとに音量を音量決定手段に決定させる第3ステップと、を実行し、第1操作受付手段が音量を変更する操作を受け付け、且つ、第1ステップにより第1操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザが第2ユーザであると判断された場合、第2ステップと第3ステップとを実行する。これにより、音量が変更されたことが第1表示手段に表示されず、且つ、複数回に分けて音量が変更されるため第1ユーザは、第2ユーザにより音量を変更されたことに気付きにくくなる。
本発明の一実施形態に係るカラオケ装置を表すブロック図である。 本実施形態においてリモコン端末の表示部に表示される表示例である。 楽曲再生装置の制御部と、リモコン端末の制御部とにより実行される音量変更処理を表すシーケンス図である。 第1変形例においてカラオケ装置の制御部と、リモコン端末の制御部とにより実行される音量変更処理を表すシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[1、カラオケ装置の構成]
本実施形態のカラオケ装置について、図1を参照して説明する。図1はカラオケ装置の構成を示す。カラオケ装置は、楽曲再生装置1と、楽曲再生装置1と通信可能に対応付けられたリモコン端末2とを備える。
[1.1、楽曲再生装置の構成]
楽曲再生装置1は、カラオケを提供するための処理を実行する制御部10を備える。制御部10は、メモリ20、記憶部30、操作処理部41、映像制御部51、および、音響制御部61と接続される。メモリ20は、プログラムを記憶する記憶領域を備えるROM、および、一時的に情報を記憶する記憶領域を備えるRAMを備える。記憶部30は、楽曲再生装置1において再生される楽曲の音を表すミュージック情報を複数記憶する。記憶部30は、楽曲を再生する予約を受け付けた順番と共に、予約者のユーザ識別情報とミュージック情報とを対応付けた予約リストを記憶する。記憶部30は、モニタ52に表示するための歌詞テロップ、背景映像、および、グラフィックユーザインターフェイス(以下、GUIと記す。)を含む映像を表す映像情報を記憶する。記憶部30は、楽曲再生装置1と通信可能なリモコン端末2のアドレス情報、および、利用しているユーザのログイン情報を記憶する。
操作処理部41は、楽曲再生装置1に対する各種操作を行うための操作部42に接続される。操作部42は、楽曲再生装置1本体の外装パネルに配置された操作摘み部、および、タッチパネルにより構成される。操作部42がユーザにより操作されると、操作の内容が操作処理部41に送られる。操作処理部41はユーザによる操作の内容を受け付け、操作の内容を表す電気信号を制御部10に送る。
映像制御部51は、楽曲再生装置1が出力する映像を表示するためのモニタ52に接続される。モニタ52は、制御部10の指示により映像制御部51から送られる映像情報が表す映像を表示する。一例として、モニタ52は液晶パネルであって、映像制御部51がモニタ52に出力する歌詞テロップ、背景映像、および、GUIを表示する。
音響制御部61は、歌唱用マイク62およびスピーカ63と接続される。歌唱用マイク62は、アナログデジタル変換器を内蔵する。この変換器により、歌唱用マイク62に入力された音がデジタル情報に変換される。この変換されたデジタル情報である歌唱音声情報が音響制御部61に送られる。音響制御部61は、歌唱音声情報と、ミュージック情報とを合成しスピーカ63から発生させる音のアナログ信号である合成音信号を生成し、スピーカ63に送る。スピーカ63は送られた合成音信号に従って音を発生する。
音響制御部61は、マイク音量調整部611、楽曲再生部612、ミュージック音量調整部613、デジタルアナログコンバータ(以下、DAC)614A、DAC614B、ミキサ615、および、主音量調整部616を備える。マイク音量調整部611は、マイクから送られた歌唱音声情報が表す音の音量を決定し、音量が決定された歌唱音声情報をDAC614Aに送る。DAC614Aは、デジタル情報である歌唱音声情報をアナログ信号である歌唱音声信号に変換する。DAC614Aは、歌唱音声信号をミキサ615に送る。楽曲再生部612は、制御部10の指示に従ってミュージック情報を再生する。ミュージック音量調整部613は楽曲再生部612によって再生されたミュージック情報を受ける。ミュージック音量調整部613は、ミュージック情報が表す音の音量を決定し、音量が決定されたミュージック情報をDAC614Bに送る。DAC614Bは、デジタル情報であるミュージック情報をアナログ信号であるミュージック信号に変換する。DAC614Bは、ミュージック信号をミキサ615に送る。ミキサ615は、歌唱音声信号とミュージック信号とを合成し、合成音信号を生成する。主音量調整部616は、合成音信号を受け、合成音信号の音量を決定し、スピーカ63に送る。
通信部71は、周知の無線LAN通信規格に則った無線通信機能を有し、後述のリモコン端末2と、楽曲再生装置1とを通信可能にするための無線通信用モジュールである。一例として、通信部71はWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、または、赤外線通信用のモジュールなどで構成される。
[1.2、リモコン端末の構成]
リモコン端末2は、楽曲再生装置1の遠隔操作機器であり、カラオケ専用端末であるカラオケナビ2A、リモコンアプリがインストールされリモコン端末として利用可能なスマートフォン2B、およびカラオケ用リモコン端末2Cを含む。本実施形態のカラオケ装置は、これらのリモコン端末2のいずれかまたは、複数を備える。このリモコン端末2は、楽曲再生装置1へのログイン、カラオケサービスに関する情報の検索や閲覧、および演奏音量を変更する操作等を行うことができるように構成されている。
カラオケナビ2Aを一例として説明する。カラオケナビ2Aは、制御部210、記憶部230、操作部242、表示部252、および通信部271を備える。制御部210は、記憶部230、操作部242、表示部252、および通信部271と接続される。
制御部210は、記憶部230に記憶されるプログラムを読み出して実行し、楽曲再生装置1に各種指示を送る。記憶部230は、制御部210が実行するプログラム、及び、表示部252に表示させるGUIを記憶する。また、記憶部230は、カラオケナビ2Aと対応付けられた楽曲再生装置1のアドレス情報、および、その楽曲再生装置1を利用しているユーザのログイン情報を記憶する。
操作部242は、ユーザからの操作を受け付けるためのタッチパネルや、キー・スイッチ等によって構成される。操作部242は受け付けた操作内容を示す指示情報を制御部210に送る。制御部210はGUIの表示内容を変更する処理、および、操作内容に対応する指示情報を楽曲再生装置1に送る処理を実行する。
表示部252は、液晶パネルであってGUIを表示する。本実施形態のカラオケナビ2Aは、表示部252の表面に薄膜状のタッチパネルが表面形状に合わせて張り合わされて構成されており、タッチパネルと対応してGUIを表示する。
表示部252に表示されるGUIの一例について、図2を参照して説明する。図2は、音量を変更するためのリモコン機能を実行中の音量変更画面の一例である。表示部252は、ユーザについて表示するユーザ表示領域2521と、音量に関する情報を表示する音量情報表示領域2522と、を有する。リモコン機能を終了し機能一覧などの別の画面に遷移するための戻るボタンに対応するボタン画像2520Aが表示される。
ユーザ表示領域2521は、操作ユーザ表示領域2521Aと、ログインユーザ表示領域2521Bと、ログインボタン表示領域2521Cと、ゲストボタン表示領域2521Dとを有する。操作ユーザ表示領域2521Aは、現在リモコン端末2を操作している操作者であるユーザに関する情報を表示する領域である。ログインユーザ表示領域2521Bは、操作ユーザ以外のログインユーザに関する情報を表示する領域である。ログインユーザ表示領域2521Bに対応するタッチパネルの領域がユーザによって触れられると、制御部10は、触れられた領域に表示されていた情報に対応するユーザが操作ユーザであると識別する。制御部10は操作ユーザを識別すると、操作ユーザ表示領域2521Aの表示を、新たな操作ユーザに関する情報の表示に切り替える。ログインボタン表示領域2521Cは、楽曲再生装置1にログイン処理を実行させるための操作ボタンの画像を表示する。ログイン処理については後述する。ゲストボタン表示領域2521Dは、ゲストユーザがリモコン端末2を操作する場合に選択されるゲストボタンの画像を表示する領域である。ゲストユーザは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を所有しないユーザである。
音量情報表示領域2522は、第1主音量表示領域2523Aと、第2主音量表示領域2523Bと、主音量操作領域2523Cと、第1マイク音量表示領域2524Aと、第2マイク音量表示領域2524Bと、マイク音量操作領域2524Cと、第1ミュージック音量表示領域2525Aと、第2ミュージック音量表示領域2525Bと、ミュージック音量操作領域2525Cと、を有する。第1主音量表示領域2523Aと、第1マイク音量表示領域2524Aと、第1ミュージック音量表示領域2525Aとは、現在設定されている主音量の値を数字で表示する領域である。これらの領域を区別しない場合、第1表示領域と記載する。一例として音量の値を表す数値は、「0〜64」とあらかじめ定められ、「0」が最小値であるミュートを表し、「64」が最大値を表す。
第2主音量表示領域2523Bと、第2マイク音量表示領域2524Bと、第2ミュージック音量表示領域2525Bとは、現在設定されている音量の値をグラフで表示する領域である。これらの領域を区別しない場合、第2表示領域と記載する。グラフは前述の数値に対応して、第2表示領域の左端が最小値である「0」を表し、右端が最大値である「64」を表している。第2主音量表示領域2523Bを一例として説明すると、現在設定されている音量の値は30なので、第2主音量表示領域2523Bの左端から領域の約半分である「30/64」だけ所定の色で塗りつぶされる。
主音量操作領域2523Cと、マイク音量操作領域2524Cと、ミュージック音量操作領域2525Cとは、音量を変更するための音量変更ボタンの画像を表示する領域である。これらの領域を区別しない場合、音量操作領域と記載する。音量変更ボタンの画像としては音量を大きくする「大きく△」と表示されるボタンの画像と、音量を小さくする「▽小さく」と表示されるボタンの画像とがある。音量操作領域の左方に「▽小さく」、右方に「大きく△」と表示される。表示される画像に対応するタッチパネルの領域がユーザによって触れられると、表示される内容と同様に音量が小さく、または大きく変更される。音量が変更されると変更された音量に対応する第1表示領域、および第2表示領域の表示も操作内容に従って変更される。
通信部271は、楽曲再生装置1の通信部71と通信を可能にする周知の無線LAN通信規格に則った無線通信機能を有する無線通信モジュールである。
[2、ログイン処理]
ログイン処理は、ユーザを識別する処理である。ログインボタン表示領域2521Cに対応するタッチパネルがユーザによって触れられたことを表す情報が楽曲再生装置1に送られると、制御部10は、ログイン処理を実行する。制御部10は、操作部42または操作部242を介して入力されたユーザ識別情報と、パスワードとが対応付けられて記憶部30に記憶されているか否かを判断する。ユーザ識別情報およびパスワードが記憶部30に記憶されている対応関係を満たしていると制御部10が判断した場合、制御部10は、入力されたユーザ識別情報をログイン済みユーザ情報として記憶部30に記憶する。また、ログイン済みユーザ情報がリモコン装置2に送られ、制御部210は送られたログイン済みユーザ情報を記憶部230に記憶する。このログイン処理により記憶されたログイン済みユーザ情報に従って、後述の音量変更処理の手順が決定される。
[3、音量変更処理]
音量変更処理について図3を参照して説明する。音量変更処理は楽曲再生装置の制御部10およびリモコン装置の制御部210によって実行される。後述するステップS101からステップS112の処理は、制御部10により実行される。後述するステップS201およびステップS202の処理は、制御部210により実行される。本実施形態において、リモコン装置2の操作部242が音量を変更する操作を受け付けた場合、音量変更処理が実行される。
ステップS201では、指示情報が生成され、生成された指示情報が楽曲再生装置1に送られる。指示情報は受け付けた操作の内容を表す操作情報と、操作者のユーザ識別情報とを含む。操作情報は、音量を変更する操作のうち、主音量、マイク音量、およびミュージック音量のいずれかを特定する操作対象情報と、特定された対象の音量をどれだけ変更するかを表す操作量情報とが含まれた情報である。また、ユーザ識別情報は、現在操作をしている操作者のユーザ識別情報である。指示情報が生成されると、記憶部230に記憶される楽曲再生装置1のアドレス情報に従って通信部271を介して指示情報が楽曲再生装置1に送られる。指示情報が送られるとステップS201の処理が終了され、次の操作を受け付ける、又は楽曲再生装置1からの変更完了通知を受け付けるまでリモコン端末2が待機状態にされる。
制御部210のステップS201の処理によりリモコン端末2から送られた指示情報が通信部71を介して受信されると、制御部10は、ステップS101の処理を開始する。
ステップS101では、楽曲再生装置1がカラオケの楽曲を再生しているか否かが判断される。具体的には、記憶部30に記憶されるミュージック情報が再生されているか否かが判断される。ミュージック情報が再生されていると判断される場合、ステップS101の処理はYESとなり、ステップS102に処理が移される。ミュージック情報が再生されていない、または、ミュージック情報以外の情報が再生されている場合、ステップS101の処理はNOとなり、ステップS111に処理が移される。
ステップS102では、指示情報に含まれるユーザ識別情報が歌唱者を表しているか否かが判断される。具体的には、現在再生されている楽曲を予約する時点において操作者として識別されていたユーザのユーザ識別情報と、指示情報に含まれるユーザ識別情報とが比較される。予約時点の操作者のユーザ識別情報は、予約された楽曲のミュージック情報に対応付けて記憶部30の予約リストに記憶される。予約時時点の操作者のユーザ識別情報と、指示情報に含まれるユーザ識別情報とが一致する場合、歌唱者による操作を受け付けたと判断され、処理はステップS111に移される。予約時時点の操作者のユーザ識別情報と、指示情報に含まれるユーザ識別情報とが一致しない場合、歌唱者ではない聴取者による操作を受け付けたと判断され、処理はステップS103に移される。
ステップS103では閾値が決定される。具体的に、ステップS103では、歌唱者に気が付かれないように音量を変更するための弁別閾が閾値として決定される。スピーカ63から出力される音量である出力音量が弁別閾未満の変更量で決定されるように、各音量調整部に決定させる音量の変更量の最大値が算出される。その算出された最大の変更量が、閾値として決定される。最大の変更量はウェーバーの法則に従って決定される。ウェーバーの法則によると、音量に対する人間の弁別閾は、現在決定されている音量から10〜8.8%の変更量である。そのため、気が付かれないためには8.8%未満の変更量となるように最大の変更量が算出される。一例として現在の主音量の数値が「30」に決定されている場合において、出力されている音の大きさが100dBである場合を例に説明する。現在の音の大きさが100dBであり、ウェーバーの法則に従って弁別閾を計算すると、弁別閾は10〜8.8dBであると算出される。弁別閾が算出されると、弁別閾の最小値未満となるように主音量の数値で換算した変更量が決定される。主音量の数値を「1」変化させると、出力音量が1dB変化するようにあらかじめ設定されている場合、主音量の数値は「8」以下で変更することができる。そのため、閾値は「8」と決定される。閾値が決定されると、処理はステップS104に移される。
ステップS104では音量の変更量が閾値を越えるか否かが判断される。具体的には、操作情報に含まれる音量の変更量が、閾値を越えているか否かが判断される。変更量が閾値を越えると判断される場合、処理はステップS105に移される。変更量が閾値を越えないと判断された場合、処理はステップS106に移される。
一例として、操作情報が主音量を「4」下げる操作の内容を含んでいる場合、ステップS103で決定された閾値は「8」なので、閾値を越えないと判断される。また、操作情報が主音量を「10」下げる操作の内容を含んでいる場合、ステップS103で決定された閾値は「8」なので、閾値を越えると判断される。
ステップS105では、音量の変更量が閾値以下の値で決定され、変更情報が生成される。また、操作情報は、決定された音量の変更量に対して変更されない不足の変更量に対応する操作の内容を含む操作情報に更新される。一例として、音量の変更量が閾値の値で決定される。操作情報が主音量を「10」下げる操作の内容を含んでいる場合、主音量の変更量はステップS103で決定された閾値の値「8」で決定される。操作情報が含む操作の内容が主音量を「10」下げる操作の内容に対して、主音量を「8」下げることが決定された。つまり、操作情報が主音量を「10」下げる操作の内容を含んでいるが、そのうち、主音量を「2」下げる処理が実行されない。そのため、操作情報は主音量を「2」下げる操作の内容を表す操作対象情報と操作量情報とを含む情報に更新される。音量の変更量が決定され、操作情報が更新されると、処理はステップS107に移される。
ステップS106では、指示情報に従い音量の変更量が決定され、変更情報が生成される。一例として、操作情報が主音量を「4」下げる操作の内容を含んでいる場合、主音量の変更量は「4」で決定される。音量の変更量が決定されると、主音量を「4」下げる情報を含む変更情報が生成される。変更情報が生成されると、主音量を「4」下げる操作の内容を表す操作対象情報と操作量情報とが操作情報から削除される。変更情報が生成され、操作情報から操作対象情報と操作量情報とが削除されると処理はステップS107に移される。
ステップS107では、変更情報に従って音量変更指示が送られる。具体的には、ステップS105またはステップS106で決定された変更情報に従って音量変更指示が音量調整部に送られる。一例として、変更情報が、主音量を「8」下げる指示を含んでいる場合、音量を「8」下げるように音量変更指示が主音量調整部616に送られる。音量変更指示が音量調整部に送られると、処理はステップS108に移される。
ステップS108では、変更完了通知がリモコン端末2に送られる。具体的には、変更情報に従って音量が変更されたことを表す情報を含む変更完了通知がリモコン端末2に送られる。一例として、ステップS107において、主音量調整部616に主音量を「8」下げさせる処理が実行された場合、主音量が「8」下げられたことを表す情報を含む変更完了通知が、楽曲再生装置1に対応付けられたリモコン端末2に送信される。変更完了通知が送信されると、処理はステップS109に移される。
ステップS109では、指示情報の指示が完了されたか否かが判断される。具体的には、指示情報に含まれる操作情報が操作対象情報と操作量情報とを含んでいるか否かが判断される。一例として、ステップS104において閾値を越えると判断された場合、ステップS105において、操作情報は、主音量を「2」下げる操作の内容を表す操作対象情報と操作量情報とを含む情報に更新された。この場合、操作情報が操作対象情報と操作量情報とを含んでいると判断され、処理はステップS110に移される。ステップS104において閾値を越えないと判断された場合、ステップS106において操作情報が含む主音量を「4」下げる操作の内容を表す操作対象情報と操作量情報とが操作情報から削除された。この場合、操作情報が操作対象情報と操作量情報とを含んでいないと判断され、楽曲再生装置1の処理は終了される。
ステップS110では、5秒経過したか否かが判断される。具体的には、音量が変更されてから5秒経過したか否かが判断される。つまり、音量が変更されてから5秒経過するまでは、次の音量を変更する処理が実行されない。5秒経過すると処理はステップS103に移される。
ステップS111では、指示情報に従って音量変更指示が送られる。具体的には、指示情報に含まれる操作対象情報と操作量情報とに従って音量変更指示が音量調整部に送られる。一例として、操作情報が主音量を「12」下げる操作の内容を含んでいる場合、音量を「12」下げるように音量変更指示が主音量調整部616に送られる。音量変更指示が送られると、処理はステップS112に移される。
ステップS112では、音量が決定された結果を表示させるための指示が送られる。具体的には、音量変更処理において音量を変更した結果がモニタ52に表示される。一例として、音量変更処理が実行され、主音量の数値が「18」に決定された場合、主音量が「18」に決定されたことを表す変更完了情報が映像制御部51に送られる。変更完了情報が映像制御部51に送られると、映像制御部51は主音量が「18」になったことを表す映像情報をモニタ52に送る。変更完了情報が映像制御部51に送られると、楽曲再生装置1の処理は終了される。
ステップS202では、ステップS108で楽曲再生装置1から送られた変更完了通知に従って、音量変更の結果が表示部252に表示される。具体的には、変更完了通知に従って、表示を変更させる指示が表示部252に送られる。表示を変更させる指示が表示部252に送られると、リモコン端末2は、次の操作を受け付けるまで待機状態にされる。
一例として、主音量が「8」下げられたことを表す情報を含む変更完了通知が通信部271によって受信された場合、主音量に関する表示を変更させる指示が表示部252に送られる。主音量に関する表示を変更させる指示が表示部252に送られると、図2に示される表示形態の場合、第1主音量表示領域2523Aの表示が、「主音量30」から「主音量22」に更新される。また、第2主音量表示領域2523Bの表示が、左端から「22/64」だけ所定の色で塗りつぶされた表示に更新される。第1主音量表示領域2523Aの表示と、第2主音量表示領域2523Bの表示とが更新される指示が表示部252に送られると、ステップS202の処理が終了され、リモコン端末2は、次の操作を受け付けるまで待機状態にされる。
[本実施形態の効果]
ステップS110において5秒経過したか否かが判断された。この5秒という期間は、エコイックメモリーという現象と聴覚順応という現象とを考慮して定められる。エコイックメモリーという現象は、人間の聴覚に関する記憶であって、その記憶は5秒程度保持される現象である。つまり、音量を正しく認識できている期間の限界は5秒程度である。さらに、聴覚順応という現象は音に対する慣れであって、音を数秒間聞いていると聴覚が順応し感覚が鈍くなる現象である。つまり、時間が経過するほど音量の変化に対しても気付きにくくなる。5秒間待機することで、聴覚の感覚が鈍くなり、かつ、音量が変更される前の音量の記憶を忘れる最短の期間が確保できる。これにより、最短の期間で歌唱者に気が付かれないように音量を変更することができる。
[第1変形例]
本実施形態の音量変更処理では、ステップS101からステップS106、ステップS109、及びステップS110の処理が楽曲再生装置1により実行された。しかし、それらのステップの処理はリモコン端末2によって実行されてもよい。一例として、図4を参照してリモコン端末2において処理が実行される場合を説明する。第1変形例のステップSA201からステップSA209の処理は、制御部210により実行される。第1変形例のステップSA106からステップSA110の処理は、制御部10により実行される。リモコン装置2の操作部242が音量を変更する操作を受け付けた場合、第1変形例の音量変更処理が実行される。
ステップSA201では、楽曲が再生されているか否かが判断される。楽曲が再生されているか否かは、楽曲再生装置1の状態を表すステータス情報に従って判断される。ステータス情報は、一例として楽曲再生装置1が楽曲の再生を開始する時点においてリモコン端末2に送られる楽曲再生フラグや、楽曲の再生が終了した時点においてリモコン端末2に送られる曲間フラグなどを表す。楽曲再生装置1から送られた最新のステータス情報が、楽曲再生フラグである場合、楽曲再生装置1において楽曲が再生されていると判断され、処理はステップSA202に移される。楽曲再生装置1から送られた最新のステータス情報が、楽曲再生フラグでない場合、楽曲再生装置1において楽曲が再生されていないと判断され、処理はステップSA207に移される。
ステップSA202では、歌唱者による指示か否かが判断される。リモコン端末2の記憶部230は、楽曲再生装置1の記憶部30に記憶される予約リストと共通の内容を含む予約リストを記憶する。これにより、ステップSA202では、記憶部30に記憶される予約リストを記憶部230に記憶される予約リストと読み替えて、制御部210によって実施形態のステップS102と同様の処理が実行されればよい。予約時点の操作者のユーザ識別情報と、指示情報に含まれるユーザ識別情報とが一致する場合、歌唱者による操作を受け付けたと判断され、処理はステップSA207に移される。予約時点の操作者のユーザ識別情報と、指示情報に含まれるユーザ識別情報とが一致しない場合、歌唱者ではない聴取者による操作を受け付けたと判断され、処理はステップSA203に移される。
ステップSA203およびステップSA204では、実施形態のステップS103およびステップS104と同様の処理が制御部210のよって実行されればよい。ステップSA204において、変更量が閾値を越えると判断される場合、処理はステップSA205に移される。変更量が閾値を越えないと判断される場合、処理はステップSA206に移される。
ステップSA205では、指示情報が生成され、楽曲再生装置1に送信される。具体的には、音量の変更量が閾値より小さく決定された操作情報と、モニタ52に音量の変更結果を表示させないことを表す情報とを含む指示情報が生成される。指示情報が生成されると、記憶部230に記憶される楽曲再生装置1のアドレス情報に従って通信部271を介して指示情報が楽曲再生装置1に送られる。指示情報が送られると処理はステップSA209に移される。
ステップSA209では、実施形態におけるステップS110と同様の処理が制御部210により実行される。5秒経過すると処理はステップSA203に移される。
ステップSA206では、指示情報が生成され、楽曲再生装置1に送信される。ステップSA206では、ステップSA205と同じ処理が実行されるため、処理の説明は省略する。指示情報が送られると、ステップSA206の処理は終了され、次の操作を受け付ける、又は楽曲再生装置1からの変更完了通知を受け付けるまでリモコン端末2は待機状態にされる。
ステップSA207では、指示情報が生成され、楽曲再生装置1に送信される。具体的には、操作部242が受け付けた操作の内容を表す操作情報と、モニタ52に音量の変更結果を表示させることを表す情報とを含む指示情報が生成される。指示情報が生成されると、記憶部230に記憶される楽曲再生装置1のアドレス情報に従って通信部271を介して指示情報が楽曲再生装置1に送られる。指示情報が送られると、ステップSA207の処理は終了され、次の操作を受け付ける、又は楽曲再生装置1からの変更完了通知を受け付けるまでリモコン端末2は待機状態にされる。
ステップSA106では、指示情報に含まれる情報に従って、モニタ52に音量の変更結果を表示させるか否かが判断される。音量変更結果を表示させることを表す情報が指示情報に含まれている場合、処理はステップSA109に移される。音量変更結果を表示させないことを表す情報が指示情報に含まれている場合、処理はステップSA107に移される。
ステップSA107では、操作情報に従って音量変更指示が送られる。ステップSA107では、実施形態におけるステップS111と同様の処理が実行されるため、処理の説明は省略する。音量変更指示が音量調整部に送られると、処理はステップSA108に移される。
ステップSA108では、変更完了通知がリモコン端末2に送られる。ステップSA108では、実施形態におけるステップS108と同様の処理が実行されるため、処理の説明は省略する。変更完了通知がリモコン端末2に送られると、楽曲再生装置1の処理は終了される。
ステップSA109では、操作情報に従って音量変更指示が送られる。ステップSA109では、実施形態におけるステップS111と同様の処理が実行されるため、処理の説明は省略する。音量変更指示が音量調整部に送られると、処理はステップSA110に移される。
ステップSA110では、音量が決定された結果を表示させるための指示が送られる。ステップSA110では、実施形態におけるステップS112と同様の処理が実行されるため、処理の説明は省略する。変更完了情報が映像制御部51に送られると、楽曲再生装置1の処理は終了される。
ステップSA208では、変更完了通知に従って、音量変更の結果が表示される。ステップSA208では、実施形態におけるステップS202と同様の処理が実行されるため、処理の説明は省略する。変更完了通知に従って、表示を変更させる指示が表示部252に送られると、ステップSA202の処理が終了され、リモコン端末2は、次の操作を受け付けるまで待機状態にされる。
[第2変形例]
本実施形態において、リモコン端末2の操作部242がユーザの操作を受け付けたが、楽曲再生装置1の操作部42がユーザの操作を受け付けてもよい。操作部42がユーザの操作を受け付けた場合、図3に示されるシーケンスのうち、制御部210で実行されるステップS201の処理が制御部10により実行されればよい。
[第3変形例]
本実施形態において、ステップS101では楽曲再生装置1が楽曲を再生しているか否かが判断された。しかし、楽曲ではなく、録画された歌唱映像を再生中か否かを判断してもよい。その場合、ステップS102において実行される歌唱者による指示か否かの判断は、歌唱映像の再生を指示する操作を実行した時点の操作者と現在の操作者とが同一であるか否かが判断されればよい。同一であるか否かは、再生を指示する操作を実行した時点の操作者のユーザ識別情報と、現在の操作者のユーザ識別情報とが一致するか否かによって判断される。ユーザ識別情報が一致する場合、ステップS102はYESとなり、一致しない場合、ステップS102はNOとなる。歌唱映像の再生のみでなく、カラオケ装置が備えるゲーム機能の実行なども同様の処理により判断されればよい。また、楽曲、ユーザの歌唱状態を録音および録画した歌唱映像、および映像と効果音とによって実行されるゲームなどに関連して、少なくともユーザが聴覚により認識することができる情報であって、カラオケ装置が再生することができる情報を総称してコンテンツとする。
[第4変形例]
本実施形態において、ステップS103からステップS110までの処理が実行されることで、音量の変更量を複数回に分け、分けられた変更量で間隔を置いて音量を変更した。具体的に実施形態においては、操作情報が主音量を「10」下げる操作の内容を含んでいる場合、ステップS105において、主音量の変更量はステップS103で決定された閾値の値「8」で決定され、操作情報は主音量を「2」下げる操作の内容を表す操作対象情報と操作量情報とを含む情報に更新された。つまり、主音量を「8」下げる処理が実行された後、主音量を「2」下げる処理が実行される。しかし、ステップS105で決定される変更量は閾値以下であればよいため、閾値以下の「1」で主音量を下げる処理が8回連続で実行され、間隔を置いて閾値以下の「1」で主音量を下げる処理が2回連続で実行されてもよい。この場合、制御部10は、変更量が閾値に到達するまで連続して音量を変更する指示を音量調整部に送り、閾値に到達した時点で間隔を置けばよい。また、本実施形態では、音量の変更量が分けられる回数、および、分けられる変更量は、音量の変更量とステップS103で決定された閾値の値とに基づいて定められるが、分けられる回数が予め定められる回数であってもよいし、分けられる変更量がほぼ同じ変更量になるように、分けられる回数が決定されてもよい。
[第5変形例]
本実施形態では、ステップS110において5秒経過したか否かが判断された。この5秒という期間は、エコイックメモリーという現象と聴覚順応という現象とを考慮して定められる。しかし、ステップS110における所定の時間は、エコイックメモリーという現象、および聴覚順応という現象の他に、別の要因を考慮して定められてもよい。たとえば、別の要因として、演奏される曲調、およびテンポなどの楽曲の特性に関連する要因が考えられる。
[第6変形例]
本実施形態のステップS103では、音量に対する人間の弁別閾は、現在決定されている音量から10〜8.8%の変更量であることを利用して、変更量の閾値が決定された。
そのため、より気が付きにくいように、現在決定されている音量から8.8%未満の変更量と成るように閾値が決定された。しかし、この10%〜8.8%の数値は、音量変化、および音高の変化を伴わない場合に対する弁別式であるため、楽曲のように音量が上下し、音高が時々刻々と変化する場合においては、10%程度であってもよい。
[特許請求の範囲と実施形態の記載との対応関係]
マイク音量調整部611、ミュージック音量調整部613、および主音量調整部616が、本発明の音量決定手段の一例である。モニタ52が、本発明の第1表示手段の一例である。操作部42または操作部242が、本発明の第1操作受付手段の一例である。制御部10が、本発明の制御手段の一例である。実施形態のステップS102の処理が、本発明の第1処理の一例である。実施形態のステップS102の処理がNOとなる場合が、本発明の第2処理の一例である。実施形態のステップS103〜ステップS110の処理が、本発明の第3処理の一例である。リモコン端末2が、本発明のリモコン端末の一例である。操作部242が、本発明の第2操作受付手段の一例である。表示部252が、本発明の第2表示手段の一例である。通信部271が、本発明の第2通信手段の一例である。制御部210が、本発明の端末制御手段の一例である。通信部71が、本発明の第1通信手段の一例である。実施形態のステップS102の処理が、本発明の第4処理の一例である。実施形態のステップS108の処理が、本発明の第5処理の一例である。実施形態のステップS202の処理が、本発明の第6処理の一例である。実施形態のステップS103およびステップS104の処理が、本発明の第7処理の一例である。実施形態のステップS105およびステップS107の処理が、本発明の第8処理の一例である。
1 カラオケ装置
2 リモコン端末
10 制御部(楽曲再生装置)
42 操作部
61 音響制御部
62 歌唱用マイク
63 スピーカ
610 マイク音量調整部
612 楽曲再生部
613 ミュージック音量調整部
614 DAC
615 ミキサ
616 主音量調整部
210 制御部(リモコン端末)
252 表示部(リモコン端末)
2521 ユーザ表示領域
2522 音量情報表示領域

Claims (5)

  1. コンテンツを再生する音量を決定する音量決定手段と、
    前記コンテンツに関連する映像を表示する第1表示手段と、
    ユーザからの操作を受け付ける第1操作受付手段と、
    前記第1操作受付手段により受け付けられる操作の内容に従って、前記音量決定手段と、前記第1表示手段とを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記第1操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザが、前記コンテンツの再生を要求する第1ユーザであるのか、または第1ユーザ以外の第2ユーザであるのかを判断する第1処理と、
    音量を変更する前記第2ユーザの操作に関連する変更情報を前記第1表示手段に表示することを禁止する第2処理と、
    前記第1操作受付手段により受け付けられる操作の内容に従う音量の変更量を複数回に分け、分けられた変更量で間隔を置いて音量を前記音量決定手段に決定させる第3処理と、を実行し、
    前記第2処理と前記第3処理とは、前記第1操作受付手段が音量を変更する操作を受け付け、且つ、前記第1処理により前記第1操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザが前記第2ユーザであると判断された場合、実行される
    ことを特徴とするカラオケ装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記第1操作受付手段により受け付けられる操作の内容に従う音量の正規変更量が、前記音量決定手段により現在決定されている音量に基づいて決められる弁別閾が示す値を超えるか否かを判断する第7処理と、
    前記第7処理が超えると判断した場合、前記弁別閾が示す値以下の暫定変更量を決定し、その暫定変更量で前記音量決定手段に音量を決定させる第8処理と、を実行し、
    前記第3処理は、前記正規変更量まで音量が変更されるまで前記第8処理を繰り返し実行し、前記暫定変更量で分けられた変更量で所定の期間ごとに音量を前記音量決定手段に決定させることを特徴とする請求項1に記載のカラオケ装置。
  3. 前記弁別閾が示す値は、前記音量決定手段により現在決定されている音量の8.8%未満の値であり、前記所定の期間は5秒以上であることを特徴とする請求項2に記載のカラオケ装置。
  4. ユーザからの操作を受け付ける第2操作受付手段と、前記第2操作受付手段により受け付けられる操作の内容に従って映像を表示する第2表示手段と、第2通信手段と、端末制御手段とを備えるリモコン端末と、
    前記第2通信手段と情報の送受信を行う第1通信手段と、を備え、
    前記第2通信手段は、
    前記第2操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザのユーザ識別情報と、操作の内容とを含む操作情報を前記第1通信手段に送り、
    前記制御手段は、
    前記第1通信手段が受信した前記操作情報に従って、前記第2操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザが、前記第1ユーザ以外の第2ユーザであるのか否かを判断する第4処理と、
    音量を変更する前記第2ユーザの操作に関連する前記変更情報を前記第1通信手段に送信させる第5処理と、を実行し、
    前記第2処理と前記第3処理と前記第5処理とは、前記第4処理により前記第2操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザが前記第2ユーザであると判断された場合、実行され、
    前記端末制御手段は、
    前記第5処理により送られた前記変更情報に従って、前記第2表示手段に表示される映像を更新する第6処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3に記載のカラオケ装置。
  5. コンテンツを再生する音量を決定する音量決定手段と、前記コンテンツに関連する映像を表示する第1表示手段と、ユーザからの操作を受け付ける第1操作受付手段と、を備えるカラオケ装置のコンピュータに、
    前記第1操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザが、前記コンテンツの再生を要求する第1ユーザであるのか、または第1ユーザ以外の第2ユーザであるのかを判断する第1ステップと、
    音量を変更する前記第2ユーザの操作に関連する変更情報を前記第1表示手段に表示することを禁止する第2ステップと、
    前記第1操作受付手段により受け付けられる操作の内容に従う音量の変更量を複数回に分け、分けられた変更量で間隔を置いて音量を前記音量決定手段に決定させる第3ステップと、を実行させ、
    前記第2ステップと前記第3ステップとは、前記第1操作受付手段が音量を変更する操作を受け付け、且つ、前記第1ステップにより前記第1操作受付手段が受け付ける操作を行うユーザが前記第2ユーザであると判断された場合、実行されることを特徴とする音量調整プログラム。
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