JP6651437B2 - 電動弁 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍サイクルなどに使用される電動弁に関する。
従来、パッケージエアコン、ルームエアコン、冷凍機などに用いられる電動弁が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この電動弁100においては、図7に示すように、ステッピングモータが駆動してロータ103が回転すると、雌ネジ131aと雄ネジ121aのネジ送り作用により、弁体114が中心軸L方向に移動する。これにより、弁ポート121を開閉する調整がなされ、管継手111から流入して管継手112から流出する冷媒の流量が制御される。
特開2016−156447号公報
ところで、上述の電動弁100において、雄ネジ121aは、ロータ103に一体成形されているブッシュ133と溶接固定されているため、ロータ103の回転と雄ネジ121aの回転とは同期する。そのため、ブッシュ133がロータ103から外れたり、ブッシュ133を囲むロータ103が割れたりするとロータ103の回転が雄ネジ121aに伝わらず、電動弁100が機能しなくなるおそれがある。
ここで、ブッシュ133がロータ103から外れたり、ロータ103が割れるのは、次の理由によるものである。すなわち、空調に用いられる冷凍サイクルにおいて、電動弁100は、−30°くらいの低温から80°くらいの高温の冷媒に曝されるが、ブッシュ133とロータ103は異種材質であり、線膨張係数が異なる。
よって、図8(a)に示すように、冷媒の温度が−30°くらいの低温から80°くらいの高温に上昇した場合には、線膨張係数の低いブッシュ133よりも線膨張係数の高いロータ103の方が大きく膨張し、図8(b)に示すように、ブッシュ133とロータ103との間に隙間138が生じる原因となる。
また、図9(a)に示すように、冷媒の温度が80°くらいの高温から−30°くらいの低温に低下した場合には、線膨張係数の低いブッシュ133よりも線膨張係数の高いロータ103の方が大きく収縮する。この場合、図9(b)に示すように、ロータ103の収縮がブッシュ133によって妨げられるため、ロータ103は応力の逃げ場を失って自身の材料強度に負け、ロータ103にクラック139が生じる原因となる。
このような幅広い温度帯における冷媒の低温から高温、高温から低温への変化が繰り返して電動弁100に作用すると、上述したように、隙間138やクラック139によってロータ103が破壊されてロータ103の回転が的確に雄ネジ121aに伝わらなくなり、電動弁100が機能しなくなるという問題が生じる。
本発明の目的は、ロータの回転を確実に雄ネジに伝えることができ、良好に機能する電動弁を提供することである。
本発明の電動弁は、
ロータの回転運動を、雄ネジ部材と雌ネジ部材とのネジ螺合により直線運動に変換し、この直線運動に基づいて弁本体内に収容された弁体を軸方向に移動させる電動弁であって、
前記ロータよりも線膨張係数が低く、かつ前記雄ネジ部材が貫通して固定される貫通孔が形成されたブッシュ部材を備え、
前記ロータは、回転する略円筒形状のマグネット部と前記マグネット部を支持する略円盤形状の支持部が一体に形成され、かつ前記支持部の軸心部分に前記ブッシュ部材が固定され、
前記支持部には、該支持部の軸方向において前記弁体と反対側に突出する緩衝部が形成され、該支持部を均一な肉厚とせず段差を設けることで応力を緩和することを特徴とする。
このように、ロータとブッシュ部材の線膨張係数が異なる場合、ロータの支持部に段差を設けて応力を緩和する緩衝部を形成することにより、温度変化に伴う支持部に発生する応力を分散することができ、隙間の発生やクラックの発生を防止することができる。よって、ロータの回転を的確に雄ネジに伝えることができ、良好に機能する電動弁を提供することができる。
また、支持部を均一な肉厚とせず、緩衝部を軸方向に突出させることにより、上記と同様の効果とともに、さらにロータ成形時の型抜きに有利なものとなる。
また、緩衝部を上方に突出させることにより、緩衝部を下方に突出させた場合と比較して、支持部の下方に形成される空間に余裕ができ、弁軸ホルダ等の部品を収容しやすくなる。
また、本発明の電動弁は、
前記緩衝部の内周から外周までの幅(L2)が、前記ブッシュ部材が固定される前記支持部の内周面から前記マグネット部の外周までの幅(L1)よりも小さいことを特徴とする。
これにより、ロータ幅に対する緩衝部の幅を、応力を分散することが可能な的確な幅にすることができる。
また、本発明の電動弁は、
前記緩衝部の高さ(H2)が、前記緩衝部と前記支持部を合わせた高さ(H1)の3/4以下であることを特徴とする。
これにより、支持部の高さが低く(薄く)なりすぎて、応力に対する強度不足により支持部にクラックが入ることなどを防止できる。
また、本発明の電動弁は、
前記緩衝部の内周から外周までの幅(L2)が、前記ブッシュ部材の内周から外周までの幅(L3)以下であることを特徴とする。
これにより、ブッシュ部材の幅に対する緩衝部の幅を、応力を分散することが可能な的確な幅に設定することができる。
また、本発明の電動弁は、
前記緩衝部の内周から外周までの幅(L2)が、前記緩衝部の高さ(H2)よりも小さいことを特徴とする。
このように、緩衝部の軸方向の断面を縦長形状にすることにより、緩衝部による応力分散をしやすくすることができる。
本発明に係る発明によれば、ロータの回転を確実に雄ネジに伝えることができ、良好に機能する電動弁を提供することができる。
実施の形態に係る電動弁の断面図である。 実施の形態に係る電動弁の要部拡大断面図である。 実施の形態に係る電動弁における応力の分散を示す図である。 実施の形態に係る電動弁の要部の変形例を示す図である。 実施の形態に係る電動弁の要部の変形例を示す図である。 実施の形態に係る電動弁の要部の変形例を示す図である。 従来の電動弁の断面図である。 従来の電動弁において、冷媒の温度が上昇してロータが膨張した場合の状況を説明する図である。 従来の電動弁において、冷媒の温度が低下してロータが収縮する状況を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る電動弁について説明する。図1は、実施の形態に係る電動弁2を示した断面図である。なお、本明細書において、「上」あるいは「下」とは図1の状態で規定したものである。すなわち、ロータ4は弁部材17より上方に位置している。
この電動弁2では、非磁性体製で筒状のカップ形状をなすケース60の開口側の下方に、弁本体30が溶接などにより一体的に接続されている。
ここで、弁本体30は、ステンレス等の金属から成り、内部に弁室11を有している。また、弁本体30には、弁室11に直接連通するステンレス製や銅製の第1の管継手12が固定装着されている。さらに、弁本体30の下方内側には、断面円形の弁ポート16aが形成された弁座部材16が組み込まれている。弁座部材16には、弁ポート16aを介して弁室11に連通するステンレス製や銅製の第2の管継手15が固定装着されている。
ケース60の内周には、回転可能なロータ4が収容され、ロータ4の軸芯部分には、ブッシュ部材33を介して弁軸41が配置されている。ブッシュ部材33で結合されたこの弁軸41とロータ4とは、回転しながら上下方向に一体的に移動する。なお、この弁軸41の中間部付近の外周面には雄ネジ41aが形成されている。本実施の形態では、弁軸41が雄ネジ部材として機能している。また、ロータ4は、回転するマグネット部4a、ブッシュ部材33を固定すると共にマグネット部4aを支持する支持部4b、軸方向に突出する緩衝部4cを備えている。ロータ4やブッシュ部材33の構成については後に詳しく説明する。
なお、ロータ4を成形する際には、まず金型の中の所定の位置にブッシュ部材33を配置し、その後金型内の空間に樹脂を流し込む。空間に流し込まれた樹脂は、ブッシュ部材33の外周と接触したまま固化し、ロータ4にブッシュ部材33が固定される。次に、貫通孔33aに弁軸41を貫通させて溶接することにより、ブッシュ部材33に弁軸41が固定される。
ケース60の外周には、図示しないヨーク、ボビン、およびコイルなどからなるステータが配置され、ロータ4とステータとでステッピングモータが構成されている。
ケース60の天井面にはガイド支持体52が固定されている。ガイド支持体52は、円筒部53と、円筒部53の上端側に形成された傘状部54とを有し、全体をプレス加工により一体成形されている。傘状部54はケース60の頂部内側と略同形状に成形されている。
ガイド支持体52の円筒部53内には、弁軸41のガイドを兼ねる筒部材65が嵌合されている。筒部材65は、金属あるいは合成樹脂による潤滑材入り素材あるいは表面処理を施された部品により構成され、弁軸41を回転可能に保持している。
弁軸41のブッシュ部材33より下方には、後述するように弁軸41との間でネジ結合Aを構成するとともに弁軸41の傾きを抑制する機能を有する弁軸ホルダ6が、弁本体30に対して相対的に回転不能に固定されている。
弁軸ホルダ6は、上部側の筒状小径部6aと下部側の筒状大径部6bと弁本体30の内周部側に収容される嵌合部6cとリング状のフランジ部6fとからなる。そして、弁軸ホルダ6のフランジ部6fは、弁本体30の上端に溶接などで固定されている。また、弁軸ホルダ6の内部には、後述する弁ガイド18を収容する収容室6hが形成されている。
また、この弁軸ホルダ6の筒状小径部6aの上部開口部6gから所定の深さまで下方に向かって雌ネジ6dが形成されている。
そして、弁軸41の外周に形成された雄ネジ41aと、弁軸ホルダ6の筒状小径部6aの内周に形成された雌ネジ6dとにより、ネジ結合Aが構成されている。
さらに、弁軸ホルダ6の筒状大径部6bの側面には、均圧孔51が穿設され、この均圧孔51により、筒状大径部6b内の弁軸ホルダ室83と、ロータ収容室67(第2の背圧室)との間が連通している。このように均圧孔51を設けることにより、ケース60のロータ4を収容する空間と、弁軸ホルダ6内の空間とを連通することにより、弁軸ホルダ6の移動動作をスムーズに行うことができる。
また、弁軸41の下方には、筒状の弁ガイド18が弁軸ホルダ6の収容室6hに対して摺動可能に配置されている。この弁ガイド18は天井部21側がプレス成形により略直角に折り曲げられている。そして、この天井部21には貫通孔18aが形成されている。また、弁軸41の下方には、さらに鍔部41bが形成されている。
ここで、弁軸41は、弁ガイド18に対して回転可能、かつ径方向に変位可能となるように弁ガイド18の貫通孔18aに遊貫状態で挿入されており、鍔部41bは、弁ガイド18に対して回転可能、かつ、径方向に変位可能となるように弁ガイド18内に配置されている。また、弁軸41は貫通孔18aを挿通し、鍔部41bの上面が、弁ガイド18の天井部21に対向するように配置されている。なお、鍔部41bが弁ガイド18の貫通孔18aより大径であることにより、弁軸41の抜け止めがなされている。
弁軸41と弁ガイド18とが互いに径方向に移動可能であることにより、弁軸ホルダ6および弁軸41の配置位置に関して、さほど高度な同芯取付精度を求められることなく、弁ガイド18および弁体17との同芯性が得られる。
弁ガイド18の天井部21と弁軸41の鍔部41bとの間には、中央部には貫通孔が形成されたワッシャ70が設置されている。ワッシャ70は、高滑性表面の金属製ワッシャ、フッ素樹脂等の高滑性樹脂ワッシャあるいは高滑性樹脂コーティングの金属製ワッシャなどであることが好ましい。
さらに、弁ガイド18内には、圧縮された弁バネ27とバネ受け35とが収容されている。
次に、実施の形態における電動弁2の要部について説明する。図2は、実施の形態に係る電動弁2の要部となる、ロータ4とブッシュ部材33の結合部分を拡大した断面図である。図2に示すように、ブッシュ部材33は、ステンレス等の金属から成り、中央に弁軸41(ここでは図示せず。)が貫通する貫通孔33aが形成されている。また、ロータ4は、マグネット部4a、支持部4b、および緩衝部4cを備えており、ポリフェニレンスルファイド(PPS)等の樹脂で形成されている。ブッシュ部材33やロータ4を形成する部材は、上述したものに限定されないが、この電動弁2においては、ブッシュ部材33の線膨張係数がロータ4の線膨張係数よりも低くなるように設定されている。
マグネット部4aは、軸方向に延びる略円筒形状を有しており、ステータの電磁力によって回転する。支持部4bは、略円盤形状を有しており、内周側でブッシュ部材33を固定すると共に、外周側でマグネット部4aを支持している。緩衝部4cは、支持部4bの内周側において上方、すなわち、弁体17の反対側に突出する段差の部分(図2の網掛け部分)である。
このように、ブッシュ部材33の線膨張係数がロータ4の線膨張係数よりも低い状態では、ロータ4の支持部4bの内周側に段差をつけて緩衝部4cを設けることにより、支持部4bが膨張または収縮した場合に応力を分散させることができる。
具体的には、冷媒の温度が上昇した場合、図3(a)左側に示すように、従来のブッシュ部材133の高さとロータ103の支持部の高さが均一な肉厚の構造では、膨張時の応力が図の上下方向において均等に掛かり、ブッシュ133とロータ103との間に隙間138(図8(b)参照)が生じる原因となる。これに対し、図3(a)右側に示すように、ロータ4の支持部4bの内周側に緩衝部4cを設けた本発明の構造では、膨張時の応力が図の上下方向で異なるように、応力を分散することができる。これにより、ブッシュ部材33とロータ4との間に隙間ができることを防止することができ、ブッシュ部材33とロータ4の線膨張係数が異なる場合における欠点を補うことができる。
同様に、冷媒の温度が低下した場合、図3(b)左側に示すように、従来のブッシュ部材133の高さとロータ103の支持部の高さが均一な肉厚の構造では、膨張時の応力が図の上下方向において均等に掛かり、ロータ103にクラック139(図9(b)参照)が生じる原因となる。これに対し、図3(b)右側に示すように、ロータ4の支持部4bの内周側に緩衝部4cを設けた本発明の構造では、膨張時の応力が図の上下方向で異なるように、応力を分散することができる。これにより、ロータ4が応力の逃げ場を失って自身の材料強度に負け、ロータ4にクラックが生じることを防止することができる。
また、緩衝部4cを上方に突出させた場合は、緩衝部4cを下方に突出させた場合と比較して、支持部4bの下方に形成される空間に余裕ができるため、弁軸ホルダ6等の部品を収容しやすくなる。
さらに、この実施の形態に係る電動弁2においては、図2に示すように、緩衝部4cの内周から外周までの幅(L2)が、ブッシュ部材33が固定される面の支持部4bの内周面からマグネット部4aの外周までのロータ幅(L1)よりも小さくなるように構成されている(L2<L1)。また、緩衝部4cの高さ(H2)は、緩衝部4cと支持部4bを合わせた高さ(H1)の3/4以下となるように構成されている(H2≦(3/4)×H1)。これにより、支持部4bの高さが低く(薄く)なりすぎて、応力に対する強度不足により支持部4bにクラックが入ることなどをさらに的確に防止できる。
また、緩衝部4cの内周から外周までの幅(L2)は、ブッシュ部材33の内周から外周までの幅(L3)以下になるように構成されている(L2≦L3)。これにより、ブッシュ部材33の幅に対する緩衝部4cの幅を、応力を分散することが可能な的確な幅に設定することができる。また、緩衝部の4c内周から外周までの幅(L2)は、緩衝部4cの高さ(H2)よりも小さくなるように構成されている(L2<H2)。このように、緩衝部4cの軸方向の断面を縦長形状にすることにより、緩衝部4cによる応力分散をしやすくすることができる。
この実施の形態に係る発明によれば、ブッシュ部材33の線膨張係数がロータ4の線膨張係数よりも低い場合に、ロータ4の支持部4bの内周側に段差をつけて応力を緩和する緩衝部4cを形成し、支持部4bが膨張または収縮した場合に応力を分散させることにより、ブッシュ部材33とロータ4の間に隙間が生じることや、ロータ4にクラックが生じることを防止することができる。よって、ロータ4の回転を確実に弁軸41に伝えることができ、良好に機能する電動弁2を提供することができる。
ここで、上述の実施の形態においては、緩衝部4cが、支持部4bの内周側において上側に突出している場合を例に説明したが、緩衝部4cは、図4(a)に示すように、支持部4bの下側に突出していてもよく、図4(b)に示すように、支持部4bの内周側において上下に突出していてもよい。緩衝部4cの位置をこのように変化させた場合においても、ブッシュ部材33とロータ4の間に隙間が生じることや、ロータ4にクラックが生じることを防止することができる。なお、図4以降の変形例においては、マグネット部4aが支持部4bの上方に突出していない例を挙げて説明している。
また、緩衝部4cを支持部4bの内周側で軸高さ方向における中央に設けてもよい。この場合、たとえば、図5(a)に示すように、ブッシュ部材33の高さ方向中央に、軸方向と垂直方向にロータ4の外周から軸心部に向けてブッシュ部材33まで貫通しない孔4dを設ける。これにより、孔4dの底部4d1からブッシュ部材33の外周との間に緩衝部4cが疑似的に形成される。孔4dは、軸方向の同じ高さに少なくとも1つ以上、軸心部から放射状に形成される。
また、緩衝部4cを支持部4bの内周側で軸高さ方向における中央に設ける場合、図5(b)に示すように、孔4dに代えて、ブッシュ部材33の高さ方向中央部を一周する溝4eを設けてもよい。この場合においても、溝4eの幅を支持部4bの幅よりも小さくすることにより、溝4eとブッシュ部材33の間に緩衝部4cが形成される。
また、上述の実施の形態において、図6(a)に示すように、支持部4bの上方から下方に貫通しない孔4fをブッシュ部材33の周りに複数設けてもよい。この場合、孔4fの位置する部分において、孔4fの外周とブッシュ部材33の外周との間に円環板状の緩衝部4cが形成される。
また、図6(b)に示すように、孔4fに代えて、支持部4bの上方から下方に貫通しせず、かつブッシュ部材33の周りを一周する溝4gを設けてもよい。この場合においても、円周溝4gの外周とブッシュ部材33の外周との間に緩衝部4cが形成される。
2 電動弁
4 ロータ
4a マグネット部
4b 支持部
4c 緩衝部
33 ブッシュ部材
33a 貫通孔
41 弁軸
41a 雄ネジ

Claims (5)

  1. ロータの回転運動を、雄ネジ部材と雌ネジ部材とのネジ螺合により直線運動に変換し、この直線運動に基づいて弁本体内に収容された弁体を軸方向に移動させる電動弁であって、
    前記ロータよりも線膨張係数が低く、かつ前記雄ネジ部材が貫通して固定される貫通孔が形成されたブッシュ部材を備え、
    前記ロータは、回転する略円筒形状のマグネット部と前記マグネット部を支持する略円盤形状の支持部が一体に形成され、かつ前記支持部の軸心部分に前記ブッシュ部材が固定され、
    前記支持部には、該支持部の軸方向において前記弁体と反対側に突出する緩衝部が形成され、該支持部を均一な肉厚とせず段差を設けることで応力を緩和することを特徴とする電動弁。
  2. 前記緩衝部の内周から外周までの幅(L2)は、前記ブッシュ部材が固定される前記支持部の内周面から前記マグネット部の外周までの幅(L1)よりも小さいことを特徴とする請求項記載の電動弁。
  3. 前記緩衝部の高さ(H2)は、前記緩衝部と前記支持部を合わせた高さ(H1)の3/4以下であることを特徴とする請求項1または2記載の電動弁。
  4. 前記緩衝部の内周から外周までの幅(L2)は、前記ブッシュ部材の内周から外周までの幅(L3)以下であることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の電動弁。
  5. 前記緩衝部の内周から外周までの幅(L2)は、前記緩衝部の高さ(H2)よりも小さいことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の電動弁。
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