JP6651327B2 - シート材のエアフロート装置 - Google Patents

シート材のエアフロート装置 Download PDF

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Description

本発明は、紙や樹脂フィルム、金属箔など、並びにこれらの表面に印刷やコーティングが施されたもの、金属箔の表面に電極用材料が成膜された電池用電極板など、厚みが薄く曲がりやすいシート材を非接触で浮上搬送するためのエアフロート装置に関する。
電池用電極板は、長尺ロールから巻き出されたアルミニウムや銅のシートの両面に電極用材料が塗布・乾燥され、圧密加工が施された後、所定の形状・寸法に切断(つまり、枚葉シート材に成形)されて、正極板や負極板として製造される。そして、これら正極板・負極板は、各々が移載ロボットにより移載され、セパレータに積層される(例えば、特許文献1)。
一方、半導体ウエハやガラス基板などの板状ワークを非接触で保持するために、搬送ヘッドの先端に環状の保持面と、この保持面よりも後退した位置に設けられた気体吐出部と、この気体吐出部と前記保持面とを結ぶ気体案内面とを形成し、この気体案内面に沿って放射状に空気を噴射させることで生じる負圧によりワークを保持する装置(いわゆる、ベルヌーイチャック)に関する技術が提案されている(例えば、特許文献2)。
また、帯状シート材(つまり、幅方向に対して搬送方向に長尺で、厚みが薄いもの)を搬送するために、帯状シート材の上方に設置したシート材案内面に沿って高速空気流を流し、シート材が近付くことにより、高速空気流と外気との差圧でシート材がシート材案内面へ向けて吸引されると共に、間に介在する高速空気流によってシート材がシート材案内面に対してほぼ一定の間隔を保った状態で浮遊保持されながら搬送される技術(つまり、エアフロート装置)が提案されている(例えば、特許文献3)。
特開2009−9919号公報 特開平10−181879号公報 特開平6−321395号公報
特許文献2の技術では、略円錐状の案内面に沿って放射状に空気を噴射させる搬送ヘッドを、静止している板状ワークの上面側から徐々に近づけ、搬送ヘッドの外周部の保持面と板状ワークの上面との間隙が平行で一定以下になることで吸引力がはたらく。
しかし、搬送ヘッドの外周部と板状ワークの上面との間隙が平行でなく傾いていたり、保持面の一部が塞がれていなければ、吸引力がはたらかない。つまり、搬送ヘッドの側方からシート材が近づく形態の場合、吸引力がはたらかない状態から、急に吸引力がはたらく状態に変化するため、所定の保持力を維持できないと言う課題があった。
また、特許文献3の様なエアフロート装置では、上流から放出されたエア流が下流側に流れるにつれてシート幅方向の間隙から漏れてしまう。そのため、対向する面の間を流れるエア流の速度が弱まり、上流側に比べて下流側の保持力が著しく低下するという課題があった。
そのため、長尺のシート材を搬送する局面では、いくつかのユニットを搬送方向に並べる必要があるが、強弱のむらができてしまい、シートが波打ち状態になるという課題があった。
一方、所定の寸法に成形または切断された枚葉状のシート材が順次搬送されてくる局面では、搬送方向下流側のシート端部が垂れ下がりやすくなる。そして、搬送中に枚葉状のシート材の下流側端部が垂れ下がり始めると、吸引保持が外れてカールしたり、シート材が落下するなど、種々の搬送不良を引き起こすという課題があった。
そこで本発明は、上流側から下流側までシート材の搬送中の姿勢を安定させつつ、一定の保持力を維持できる、シート材のエアフロート装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明に係る一態様は、
搬送されるシート材の重力上方側の面と対向して配置された対向面を備え、これらの面同士の間隙に流された噴流エアにより負圧を生じさせて当該シート材を非接触で浮上させるエアフロート装置において、
前記対向面には、一方向に延びた凹み部からなる噴流導流溝を備え、
噴流導流溝の一端側には、当該噴流導流溝の他端側に向けて噴流エアを放出するエア噴出口を備え、
前記噴流導流溝は、前記エアフロート装置の筐体内に所定の内部幅で前記一端側から前記他端側に亘って設けられており、かつ、所定の開口幅で前記対向面に設けられた開口部を有しており、
前記内部幅は、前記開口幅よりも幅広である
ことを特徴とする、シート材のエアフロート装置である。
この態様によれば、噴流エアが噴流導流溝の壁面に沿って一方向に整流された状態で流れるため、上流側から下流側にかけて噴流エアの流速がさほど低下せず、シート材の上面に作用する負圧による保持力(つまり、シート材を浮上させる力)を維持しやすくなる。
また、枚葉シート材が順次搬送されてくる局面では、上流側から下流側にかけて噴流エアの流速があまり低下しないため、枚葉シート材の下流側端部の垂れ下がりを防ぐことができる。
そのため、従来の技術よりも長い区間の上流側から下流側に亘って、シート材の搬送中の姿勢を安定させながら浮上搬送させることができる。
本発明を具現化する形態の一例の外観を示す斜視図である。 本発明を具現化する形態の一例の内部構造を示す断面図である。 本発明を具現化する形態の変形例を示す断面図である。 本発明を具現化する形態の変形例を示す断面図である。 本発明を具現化する形態の変形例を示す断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図を用いながら説明する。なお各図はは、シート材Wの搬送方向(MD方向)と幅方向(TD方向)と厚み方向(z方向)が互いに直交する直交座標系により表わされている。なお、シート材Wの搬送方向(MD方向)については、矢印の先端側を下流側、矢尻側を上流側と呼び、シート材Wの厚み方向(z方向)については、重力がはたらく方向を下、重力に逆らう方向を上と表現する。
図1は、本発明を具現化する形態の一例の外観を示す斜視図であり、本発明に係るエアフロート装置1を下流側斜め下方から見上げた外観が示されている。
図2は、本発明を具現化する形態の一例の内部構造を示す断面図である。
図1,図2には、本発明に係るエアフロート装置1が、シート材Wを搬送するコンベアCVの搬送方向(MD方向)の下流側であって、シート材Wの搬送レベルよりも上方に所定の間隙Gを隔てて取り付けられている構成が示されている。
ここでは、シート材Wとして枚葉状の電池用電極板を例示する。この電池用電極板は、銅やアルミなどの金属箔の上面および下面に電極材料が塗布・乾燥・圧密加工が施されたあと、所定の寸法に切断された枚葉状のシート材である。
コンベアCVは、シート材Wを下面側から支えつつ矢印Vで示す搬送方向(MD方向)に搬送するものである。具体的には、コンベアCVは、所定の間隔で並設された複数のローラRと、これらローラRを所定の回転数で回転させる回転機構(不図示)とを備えている。
エアフロート装置1は、シート材Wの上面に大気圧よりも低い圧力状態(いわゆる、負圧)を生じさせ、シート材Wの上面を非接触で吸引保持するものである。具体的には、エアフロート装置1は、搬送されるシート材Wの重力上方側の面(つまり、上面)と対向して配置された対向面16を備え、これらの面同士の間隙Gに流された噴流エアAにより負圧を生じさせて、シート材Wを非接触で浮上させるものである。具体的には、エアフロート装置1は、エア供給部10と負圧発生部15とを備えている。
エア供給部10は、噴流エアAを負圧発生部15へ供給するものである。具体的には、エア供給部10は、エア供給口11、マニホールド12、エア噴出口13を備えた筐体10kにて構成されている。負圧発生部15は、エア供給部10から供給された噴流エアAにより負圧を生じさせ、シート材Wを非接触で上方に浮上させるものである。具体的には、負圧発生部15は、対向面16、噴流導流路17を備えた筐体15kにて構成されている。
エア供給口11は、後述するエア噴口13から噴流エアAを放出させるために、圧縮空気CAを外部から供給(導入ともいう)するためのポートである。
マニホールド12は、エア供給口11に供給された圧縮空気CAを、複数のエア噴出口13に各々分配するものである。マニホールド部12は、筐体10k内部にて、外部から供給された圧縮空気CAを幅方向(TD方向)に亘って溜める空間からなり、エア供給口11と、エア噴出口13と連通する構造をしている。
エア噴出口13は、噴流導流溝17の一端側18から他端側19に向けて噴流エアAを放出するものである。なお、噴流導流溝17の一端側18とは搬送方向(MD方向)上流側を差し、他端側19とは搬送方向(MD方向)下流側を差す。
対向面16は、搬送されるシート材の重力上方側の面と対向して配置された面であり、負圧発生部15の筐体15kの重力下方側の面で構成されている。さらに、対向面16には、下述する噴流導流路17の開口部17sを有している。
噴流導流路17は、対向面16に設けられた流路であり、一方向(つまり、MD方向)に延びた凹み部からなる。また、噴流導流路17は、エアフロート装置9の筐体15k内に所定の内部幅dで一端側(上流側)18から他端側(下流側)19に亘って設けられている。さらに、噴流導流路17は、所定の開口幅Hで対向面16に設けられた開口部17sを有している。噴流導流路17は、断面の一部分が開放した管状の流路構造をしている。そして、噴流導流路17の内部幅dは、開口幅Hよりも幅広である。また、噴流導流路17の他端側(下流側)19は、開放状態となっている。また、エア噴出口13は、噴流導流路17の開口部17sから遠い位置(つまり、開口部17sから上方に最も遠い壁面側)に配置されている。
なお、図1,図2に示したエアフロート装置1は、一対のエア噴出口13と噴流導流溝17とが、幅方向(TD方向)に所定の間隔で4組並んだ状態で備えらており、マニホールド部12は、筐体10k内部の幅方向(TD方向)に亘って長い空間を有し、各エア噴出口13と連通している。
この様な構成をしているためエアフロート装置1のエア噴出口11に圧縮空気CAを供給すると、エア噴出口13から放出された噴流エアAが、噴流導流溝17の壁面で囲まれた空間を一直線状に下流側に向かって流れ、他端側19から吹き抜ける。このとき、噴流導流溝17は、所定の開口幅Hで開放されているが、この部分には上流側から下流側(つまり、MD方向)に所定の流速で噴出エアAが流れ続けている。また、外部から供給された圧縮空気CAが、マニホールド12を経由して各エア噴出口13に均等に分配することができ、各噴流導流路17を流れる噴流エアAの流速を均一化することが容易となる。
そして、噴流導流路17は、エア噴出口13から放出された噴流エアAの大部分が噴流導流路17内に溜まりやすく、開口部17sから漏れ出しにくい構造をしている。そのため、エア噴出口13から放出された噴流エアAは、搬送方向(MD方向)に延びる噴流導流路17内に閉じ込められた状態を保ちつつ壁面に沿って下流側に流れ、上流側から下流側の比較的長い区間に亘って噴流エアAの流速が低下しにくい構造をしている。つまり、開口部17s付近は、所定以上の流速の噴流エアAが下流側に向かって流れ続ける。そして、この噴流エアAの流速による生じるベルヌーイ効果でシート材Wの上面には周囲の大気圧よりも低い負圧状態となり、シート材Wの下面にはたらく大気圧との差で矢印Fに示す様なシート材Wを浮上させる力がはたらく。
よって、本発明に係るエアフロート装置1は、上流側から一方向に搬送されてくるシート材Wの上面を直接接触せずに(いわゆる、非接触で)、所定の保持力で浮上させることができ、シート材Wを下面側からの支えなくても、重力による自由落下や図中の破線に示す様なシート材の下流側先端部の垂れ下がり等を防止することができる。
[噴流導流路について]
図3は、本発明を具現化する形態の変形例を示す断面図であり、搬送方向(MD方向)と直交する方向(TD−z方向)の、噴流導流路の断面形状の変形例が例示列挙されている。
図3(a)には、開口幅H1で内部幅d1の円形の断面形状をした噴流導流路17aを備えたエアフロート装置1aが記載されている。
図3(b)には、開口幅H2で内部幅d2の縦長の円形の断面形状をした噴流導流路17bを備えたエアフロート装置1bが記載されている。
図3(c)には、開口幅H3で内部幅d3の横長の円形の断面形状をした噴流導流路17cを備えたエアフロート装置1cが記載されている。
図3(d)には、開口幅H4で内部幅d4のあり溝型の断面形状をした噴流導流路17dを備えたエアフロート装置1dが記載されている。
図3(e)には、開口幅H5で内部幅d5のかぎ溝型の断面形状をした噴流導流路17eを備えたエアフロート装置1eが記載されている。
これらエアフロート装置1a〜1eの噴流導流路17a〜17eは、いずれも内部幅が開口部の開口幅よりも幅広(つまり、d1>H1、d2>H2、d3>H3、d4>H4、d5>H5の大小関係)になっている。
この様な断面形状の噴流導流路17a〜17eであれば、搬送方向(MD方向)に延びる凹み部からなる管状の壁面に沿って、下流側端部まで一直線上に噴流エアAが流れる。そのため、噴流導流路17の長さを比較的長く設定しても、上流側から下流側の比較的長い区間に亘って整流効果が持続させることができる。つまり、従来の技術のような平面同士を対向させる場合に比べて、上流側から下流側への流速低下(つまり、保持力の低下)を最小限に抑えることができ、非常に好ましい。
なお本発明を構成する噴流導流路の断面形状は、上述の構成に限らず、以下に示すような断面形状をしていても良い。
図4は、本発明を具現化する形態の変形例を示す断面図であり、搬送方向(MD方向)と直交する方向(TD−z方向)の、噴流導流路17の断面形状が例示列挙されている。
図4(a)には、円弧状の断面形状をした噴流導流路17fを備えたエアフロート装置1fが記載されている。
図4(b)には、波状の断面形状をした噴流導流路17gを備えたエアフロート装置1gが記載されている。
図4(c)には、三角溝状の断面形状をした噴流導流路17hを備えたエアフロート装置1hが記載されている。
図4(d)には、矩形溝状の断面形状をした噴流導流路17jを備えたエアフロート装置1jが記載されている。
この様に、噴流導流路の内部幅が開口部の開口幅よりも幅広とならない断面形状であっても、搬送方向(MD方向)に延びる凹み部の壁面に沿って噴流エアAが流れ、ある程度の区間において整流効果が持続する。そのため、従来の技術のような平面同士を対向させる場合に比べて、上流側から下流側への流速低下(つまり、シート材Wを浮上させる力の低下)を防ぐことができる。
なお、噴流導流路の内部幅は、上述の様に上流側から下流側にかけて一定の幅(つまり、平行)であっても良いし、徐々に狭くなる形状ないし徐々に広くなる形状(つまり、所定の幅)であっても良い。
また、噴流導流路の開口部の開口幅は、上述の様に上流側から下流側にかけて一定の幅(つまり、平行)であっても良いし、徐々に狭くなる形状ないし徐々に広くなる形状(つまり、所定の幅)であっても良い。
また、シート材の上面対向面との距離は、上述の様に上流側から下流側にかけて一定(つまり、平行)であっても良いし、徐々に狭くなる様に配置ないし徐々に広くなる様に配置されていても良い。
[エア噴出口について]
図5は、本発明を具現化する形態の変形例を示す断面図であり、噴流導流路17の壁面上端部とエア噴出口13の壁面上端部との位置関係の変形例が例示列挙されている。なお、これら壁面上端部とは、開口幅Hから遠ざかる方向(z方向上側)に最も遠い壁面の端部をいう。
図5(a)には、噴流導流路17の壁面上端部とが同じ高さに、エア噴出口13aの壁面上端部が設定されている構成が示されている。
図5(b)には、噴流導流路17の壁面上端部よりもz方向上側に、エア噴出口13bの壁面上端部が設定されている構成が示されている。
図5(c)には、噴流導流路17の壁面上端部よりもz方向下側に、エア噴出口13cの壁面上端部が設定されている構成が示されている。
エア噴出口13a,13bは、噴流導流溝17の開口幅Hからなるべく遠くの壁面の端部側に位置(つまり、最深部の壁面側)にオフセットした状態で設けられている。そのため、噴流エアAは、最も流速の速い部分が噴流導流路17の中心よりも上側(つまり、開口幅Hよりも遠い位置)にオフセットした状態で下流側に向けて流れる。そのため、噴流導流路17の長さを比較的長く設定しても、上流側から下流側の比較的長い区間に亘って整流効果が持続させることができるので、非常に好ましい。
しかし、本発明を構成するエア噴出口は、このような構成に限定されず、噴流導流路17の壁面上端部よりも低い位置にエア噴出口13cの壁面上端部が設定されていても良い。
また上述では、エアフロート装置1には、噴流導流溝17とエア噴出口13が、シート材の幅方向に4組並んだ状態で備えられている構成を示した。この様な構成であれば、重量のあるシート材や、変形しやすいシート材などを浮上搬送させたい局面においては、噴流導流溝17とエア噴口13は、複数組、より好ましくは多数組を配置した方が、シート全面に亘って負圧を生じさせることができる。しかし、噴流導流溝17とエア噴口13は、このような構成に限定されず、少なくとも1組あれば、本発明を具現化することができる。
[シート材について]
なお上述では、シート材Wとして枚葉状の電池用電極板を例示した。しかし、本発明に係るエアフロート装置1は、これ以外のシート材(例えば、紙や樹脂フィルム、金属箔など、並びにこれらの表面に印刷やコーティングが施されたものなど)であっても、枚葉状のシート材Wを非接触で浮上させることができ、シート材Wの下流側端部の垂れ下がりや自重による落下を防ぐことができる。
また上述では、枚葉状のシート材WがコンベアCVで搬送されてくる構成を例示したが、ロール・トゥ・ロール方式で搬送されてくる長尺のシート材であっても、本発明を適用することができる。そうすることで、従来の技術よりも長い区間の上流側から下流側に亘って、長尺のシート材を上面側から所定の保持力で浮上させ、搬送中の姿勢を安定させることができる。

















1 エアフロート装置
10 エア供給部
10k 筐体
11 エア供給口
12 マニホールド
13 エア噴出口
15 負圧発生部
15k 筐体
16 対向面
17 噴流導流路
17s 開口部
18 一端側(上流側)
19 他端側(下流側)
d,d1〜d5 内部幅
H,H1〜H5 開口幅
G 間隙
F 大気圧
A 噴流エア
CA 圧縮空気
W シート材
CV コンベア
R ローラ

Claims (3)

  1. 搬送されるシート材の重力上方側の面と対向して配置された対向面を備え、これらの面同士の間隙に流された噴流エアにより負圧を生じさせて当該シート材を非接触で浮上させるエアフロート装置において、
    前記対向面には、前記搬送されるシート材の搬送方向に延びた凹み部からなる噴流導流溝を備え、
    前記噴流導流溝の一端側には、当該噴流導流溝の他端側に向けて前記噴流エアを放出するエア噴出口を備え、
    前記噴流導流溝は、前記エアフロート装置の筐体内に所定の内部幅で前記一端側から前記他端側に亘って設けられており、かつ、所定の開口幅で前記対向面に設けられた開口部を有しており、
    前記内部幅は、前記開口幅よりも幅広である
    ことを特徴とする、シート材のエアフロート装置。
  2. 前記エア噴出口は、前記噴流導流溝の前記開口部から遠い上端部に配置されている
    ことを特徴とする、請求項に記載のシート材のエアフロート装置。
  3. 前記噴流導流溝と前記エア噴口が、前記シート材の幅方向に複数備えられており、
    前記噴流導流溝の一端側には、外部から供給された圧縮空気を前記幅方向に亘って溜める空間からなるマニホールド部を備え、
    前記マニホールド部は、複数の前記エア噴口と連通されて前記噴流エアを各々分配することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のシート材のエアフロート装置。
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