JP6651036B1 - 栽培システム - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的に栽培物の品質向上を図ることができる栽培システムを提供する。【解決手段】温室10を用いた栽培システム1であって、通気性を有し、前記温室10の側面に敷設されるネット20と、前記ネット20の近傍に設けられ、電解水を噴霧するための噴霧器30と、を備え、前記噴霧器30は、前記ネット20に向けて設けられたノズルを有し、前記ネット20は、前記温室10の外部から内部に流れる空気の通過部に設けられることを特徴とする。また、例えば前記温室10内に設けられ、栽培物及び土壌が配置された土耕栽培用コンテナをさらに備え、温室10高さ方向から見て、前記噴霧器30は、前記土耕栽培用コンテナと、前記ネット20との間に設けられることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、温室を用いた栽培システムに関する。
従来、温室を用いて野菜等の作物を栽培する際、作物の品質向上を図るために、例えば特許文献1に開示された病害処理方法等が提案されている。
特許文献1では、殺菌能を有する電解生成酸性水を栽培途中の植物に散布して、同植物での病害の発生を防止する植物の病害処理方法であり、栽培途中の植物に電解生成酸性水を散布した後に送風して、同植物の葉面に付着する前記電解生成酸性水を早期に蒸発させることを特徴とし、前記電解生成酸性水として、水または無機塩の希薄水溶液を被電解水とする有隔膜電解にて生成される強酸性の電解生成酸性水を採用する技術が開示されている。
特開2006−42614号公報
ここで、特許文献1に開示された技術では、作物を対象に電解水を噴霧することで、作物の品質向上を図っている。しかしながら、特許文献1の開示技術では、作物毎に電解水を噴霧し、送風により電解水を蒸発させる必要があり、非効率である点が課題として挙げられる。このため、効率的に作物等のような栽培物の品質向上を行えることが望まれている。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、効率的に栽培物の品質向上を図ることができる栽培システムを提供することにある。
第1発明に係る栽培システムは、温室を用いた栽培システムであって、通気性を有し、前記温室の側面に敷設されるネットと、前記温室内に設けられ、電解水を噴霧して前記ネットに付着させるための噴霧器と、前記温室内に設けられ、栽培物及び土壌が配置された土耕栽培用コンテナと、を備え、前記噴霧器は、前記ネットに向けて設けられ、前記電解水を噴霧するノズルを有し、前記ネットは、前記温室の外部から内部に流れる空気の通過部に設けられ、温室高さ方向から見て、前記噴霧器は、前記土耕栽培用コンテナと、前記ネットとの間に設けられることを特徴とする。
発明に係る栽培システムは、第発明において、前記土壌は、前記温室が設けられた地盤から離間することを特徴とする。
発明に係る栽培システムは、第1発明又は明において、前記噴霧器と接続され、前記電解水を流すための電解水用配管と、前記電解水用配管と接続され、強酸性電解水及び強アルカリ性電解水の少なくとも何れかを前記電解水として、前記電解水用配管を介して前記噴霧器に供給するための電解水供給部と、をさらに備えることを特徴とする。
発明に係る栽培システムは、第発明において、前記電解水供給部は、被電解水を電気分解し、前記電解水を生成する電解水生成装置と、前記電解水生成装置から前記電解水用配管に供給される前記電解水の量を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記強酸性電解水、及び前記強アルカリ性電解水の何れか一方を、前記電解水用配管を介して前記噴霧器に供給するためのものであることを特徴とする。
発明に係る栽培システムは、第1発明〜第発明の何れかにおいて、前記ネットよりも前記温室の外側に敷設され、透光性を有する透光シートをさらに備えることを特徴とする。
発明に係る栽培システムは、第1発明〜第発明の何れかにおいて、前記温室の少なくとも一部を覆い、遮光性を有する遮光シートをさらに備えることを特徴とする。
発明に係る栽培システムは、第発明発明の何れかにおいて、前記土耕栽培用コンテナを用いて前記栽培物を栽培するための栽培装置をさらに備え、前記栽培装置は、前記温室内に設けられ、溶媒を循環させることにより温度制御を行う温度制御ベッドと、前記溶媒を前記温度制御ベッドに循環させる溶媒循環手段と、前記温度制御ベッドの溶媒表面に載置された緩衝材と、前記土耕栽培用コンテナを固定するための係止部と、を有し、前記土耕栽培用コンテナは、前記緩衝材の上方に載置されることを特徴とする。
第1発明〜第発明によれば、噴霧器は、ネットに向けて設けられたノズルを有する。また、ネットは、温室の外部から内部に流れる空気の通過部に設けられる。即ち、噴霧器から噴霧される電解水は、ネットに向けて噴霧され、ネットを介して温室内に流れる空気は、噴霧された電解水によって清浄化される。このため、電解水をネットに噴霧するだけで、温室内の空気の清浄化を図ることができる。これにより、効率的に栽培物の品質向上を図ることが可能となる。
また、発明〜第7発明によれば、温室高さ方向から見て、噴霧器は、土耕栽培用コンテナと、ネットとの間に設けられる。このため、噴霧器から噴霧された電解水が、土耕栽培用コンテナに配置された栽培物及び土壌に直接噴霧されることを抑制することができる。これにより、電解水が与える栽培物の品質バラつきの低下を抑制することが可能となる。
特に、第発明によれば、土壌は、温室が設けられた地盤から離間する。このため、地盤の品質や温度変化に関わらず、栽培物を栽培することができる。これにより、地盤が与える栽培物の品質バラつきの低下を抑制することが可能となる。特に、栽培物を栽培する土壌に電解水が浸透すると、土壌の組成バラつきが大きくなる場合がある。このため、電解水の噴霧に伴う土壌の変化によって、栽培物の品質バラつきの低下を抑制することができる。
特に、第発明によれば、電解水供給部は、強酸性電解水及び強アルカリ性電解水の少なくとも何れかを、電解水として電解水用配管を介して噴霧器に供給する。このため、病原菌等を殺菌して空気を清浄化させる強酸性電解水に加え、ネットを洗浄するための強アルカリ性電解水を噴霧することができる。これにより、効率的な栽培物の品質向上を、継続して実現することが可能となる。
特に、第発明によれば、制御部は、強酸性電解水、及び強アルカリ性電解水の何れか一方を、電解水用配管を介して噴霧器に供給するためのものである。このため、温室内の空気の清浄度や、ネットの汚れ具合いに応じて、噴霧する電解水を容易に変更することができる。これにより、効率的な栽培物の品質向上を、容易に継続することが可能となる。
特に、第発明によれば、透光シートは、ネットよりも温室の外側に敷設される。このため、ネットに電解水を噴霧する構成に影響を与えずに、透光シートを利用して温室内に取り込む空気を制御することができる。これにより、栽培物のさらなる品質向上を図ることが可能となる。
特に、第発明によれば、遮光シートは、温室の少なくとも一部を覆う。このため、ネットに電解水を噴霧する構成に影響を与えずに、遮光シートを利用して温室内に入射する日光を制御することができる。これにより、栽培物のさらなる品質向上を図ることが可能となる。
特に、第発明によれば、土耕栽培用コンテナは、緩衝材の上方に載置される。このため、土耕栽培用コンテナの温度制御を、容易に実現することができる。これにより、栽培物の品質向上を容易に図ることが可能となる。
図1は、本実施形態における栽培システムの一例を示す模式図である。 図2(a)は、本実施形態における栽培システムの一例を示す模式断面図であり、図2(b)は、図2(a)の一点鎖線枠部を拡大した模式断面図である。 図3は、本実施形態における栽培システムの一例を示す模式平面図である。 図4(a)及び図4(b)は、土耕栽培用コンテナの一例を示す模式図である。 図5は、透光シートの一例を示す模式断面図である。 図6は、遮光シートの一例を示す模式断面図である。 図7は、栽培装置の一例を示す模式図である。 図8(a)は、温度制御ベッドの一例を示す模式断面図であり、図8(b)は、仕切り板の一例を示す模式平面図である。 図9(a)及び図9(b)は、土耕栽培用コンテナの底面と、緩衝材との間に、空間を形成する例を示す模式図である。
以下、本発明を適用した実施形態における栽培システムの一例について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1を参照して、第1実施形態における栽培システム1の一例について説明する。図1は、第1実施形態における栽培システム1の一例を示す模式図である。
栽培システム1は、例えば図1に示すように、温室10を用いる。栽培システム1は、ネット20と、噴霧器30とを備える。
<温室10>
温室10は、ビニールハウス等のビニール張りの建物を示すほか、例えばガラス張り等の建物を示す。温室10では、野菜や花卉等の作物を含む栽培物(例えば図7に示す栽培物120)が栽培される。栽培システム1では、主に土耕栽培を行うために温室10が用いられる。
<ネット20>
ネット20は、温室10の平側、妻側、及び天井面を含む側面に敷設される。ネット20は、例えば平側に沿って延在し、複数設けられてもよい。ネット20は、通気性を有し、例えば網目状に形成される。ネット20として、害虫や野生動物等の侵入を防ぐための公知のネットが用いられ、例えば防虫ネットが用いられる。
ネット20は、温室10の外部から内部に流れる空気の通過部に設けられる。ネット20は、例えば上部等の一部を温室10に固定させた状態で、地盤9に向け延在して設けられてもよく、例えば巻き取り可能な機構を有してもよい。この場合ネット20は、例えば作業者の出入口に設けられてもよい。ネット20は、例えば上端が温室10の側面に固定され、下端が地盤9と接して巻き上げ可能な状態で設けられるほか、例えば下端が地盤9に固定されてもよい。
<噴霧器30>
噴霧器30は、ネット20の近傍に設けられ、例えば温室10内に設けられる。噴霧器30は、ネット20に向けて電解水を噴霧するためのものである。噴霧器30は、例えばネット20の延在する方向(例えば温室10の平側)に沿って複数設けられる。噴霧器30として、霧状の電解水を噴霧できる公知の装置が用いられる。
噴霧器30は、例えば図2に示すように、ノズル32を有する。ノズル32は、例えば圧縮空気等を用いて電解水を細粒化して噴霧する。
ノズル32は、ネット20に向けて設けられる。即ち、噴霧器30から噴霧された電解水は、ネット20に向けて噴霧される。このとき、例えば図2(a)に示す矢印のように、ネット20を介して温室10内に流れる空気は、噴霧された電解水によって清浄化される。このため、電解水をネット20に噴霧するだけで、温室10内の空気の清浄化を図ることができる。これにより、効率的に栽培物120の品質向上を図ることが可能となる。
なお、ネット20に向けて噴霧された電解水は、ネット20に付着するほか、例えばネット20近傍に飛散された状態でもよい。この場合、ネット20近傍に飛散した電解水が、カーテンを模した霧状に形成される。このため、上記と同様に、ネット20を介して温室10内に流れる空気を、ネット20近傍に飛散した電解水によって清浄化することができる。
また、本実施形態における栽培システム1では、噴霧器30を設ける数や間隔については、任意に設定することができるが、例えば噴霧器30から噴霧された電解水がネット20にくまなく行き渡り、断続的に噴霧されないようにすることが好ましい。
噴霧器30は、例えばハウジング34を有してもよい。ハウジング34は、例えば電解水と圧縮空気との気液混合体を生成する。ハウジング34によって生成された気液混合体は、ノズル32を介してネット20に向けて噴霧される。
<電解水用配管46、圧縮空気用配管48>
栽培システム1は、例えば電解水用配管46と、圧縮空気用配管48とを備えてもよい。電解水用配管46及び圧縮空気用配管48は、ハウジング34に接続される。電解水用配管46は、電解水を流し、噴霧器30に電解水を供給するためのものである。圧縮空気用配管48は、空気を流し、噴霧器30に空気を供給するためのものである。
電解水用配管46及び圧縮空気用配管48は、例えば図1に示すように、温室10の側面(例えば平側)に沿って延在し、例えばネット20の近傍に一対設けられる。電解水用配管46及び圧縮空気用配管48には、所定間隔に離間した複数の噴霧器30が接続される。
電解水用配管46は、例えばネット20よりも上の位置に設けられ、ネット20よりも上の位置で噴霧器30と接続される。この場合、噴霧器30から噴霧される電解水は、自重により上から下へ流れる。このため、例えばネット20の上側のみに電解水を噴霧した場合においても、ネット20の全長に亘って電解水を飛散させることができるほか、例えばネット20近傍に飛散した電解水を、カーテンを模した霧状に形成することができる。これにより、噴霧する電解水の量を抑えた状態で、温室10内の空気の清浄化を図ることが可能となる。
<電解水供給部40>
栽培システム1は、例えば図3に示すように、電解水供給部40をさらに備えてもよい。電解水供給部40は、電解水用配管46と接続される。電解水供給部40は、電解水用配管46を介して、噴霧器30に電解水を供給する。電解水供給部40は、例えば強酸性電解水及び強アルカリ性電解水の少なくとも何れかを電解水として、噴霧器30に供給する。
電解水供給部40を備えることで、病原菌等を殺菌して空気を清浄化させる強酸性電解水に加え、ネット20を洗浄するための強アルカリ性電解水を噴霧することができる。これにより、効率的な栽培物120の品質向上を、継続して実現することが可能となる。
電解水供給部40は、温室10の外に設けられるほか、例えば温室10内に設けられてもよい。なお、電解水供給部40は、例えば複数の温室10に設けられた噴霧器30に電解水を供給してもよい。
電解水供給部40は、電解水生成装置42と、制御部45とを有する。電解水生成装置42は、被電解水を電気分解し、強酸性電解水や強アルカリ性電解水等の電解水を生成する。電解水生成装置42は、例えばイオン交換膜によって2室に区分けされ、2室の一方には陽極(+)が設けられ、他方には陽極(−)が設けられる。なお、イオン交換膜は、イオンを透過可能な隔壁として機能する。
制御部45は、電解水供給部40から電解水用配管46に供給される電解水の量を制御する。特に制御部45は、強酸性電解水、及び強アルカリ電解水の何れか一方を、電解水用配管46を介して噴霧器30に供給するために用いられる。制御部45として、例えばバルブ等を利用したの公知の流路制御機構が用いられる。
電解水供給部40が制御部45を有することで、温室10内の空気の清浄度や、ネット20の汚れ具合いに応じて、噴霧する電解水を容易に変更することができる。これにより、効率的な栽培物120の品質向上を、容易に継続することが可能となる。特に、異なる電解水(強酸性電解水及び強アルカリ電解水)を噴霧する際、共通の電解水用配管46及び噴霧器30を用いることで、設備コストの低減を図ることが可能となる。
電解水供給部40は、例えば軟水機41と、強酸性水タンク43と、強アルカリ性水タンク44と、コンプレッサ47と、を有してもよい。この場合、例えば軟水機41は、電解水生成装置42の上流に接続される。強酸性水タンク43及び強アルカリ性水タンク44は、電解水生成装置42の下流に並列して接続されると共に、制御部45の上流に並列して接続される。制御部45の下流には、電解水用配管46が接続される。コンプレッサ47は、圧縮空気用配管48と接続される。
軟水機41は、例えば図3下側から上に向かう矢印に示すように、外部から水(水道水又は地下水)が供給され、供給された水から被電解水(軟水)を生成する。強酸性水タンク43及び強アルカリ性水タンク44は、電解水生成装置42により生成された強酸性電解水又は強アルカリ性電解水を貯蔵する。
コンプレッサ47は、圧縮空気用配管48を介して、噴霧器30における電解水の噴霧の際に必要となる空気を供給する。これにより、例えば噴霧器30のハウジング34において、電解水と圧縮空気との気液混合体を生成でき、ノズル32から電解水を噴霧することができる。
<電解水の生成方法>
ここで、電解水供給部40を用いた電解水の生成方法について説明する。電解水の生成方法として公知の技術を用いることができる。電解水の生成方法として、例えば水が軟水機41に供給され、水から被電解水を生成する。その後、軟水機41から、電解水生成装置42に設けられた2室のそれぞれに、被電解水が供給される。なお、電解水生成装置42に供給される被電解水には、例えば若干量の塩化ナトリウム(NaCl)が添加される。そして、陽極と陰極との間に所定の電圧を印加することで、陽極側には次亜塩素酸(HClО)を含んだ強酸性電解水が生成され、陰極側には水酸化ナトリウム(NaOH)を含む強アルカリ性電解水が生成される。
その後、電解水生成装置42により生成された強酸性電解水、及び強アルカリ性電解水は、強酸性水タンク43、及び強アルカリ性水タンク44の何れかに貯蔵される。その後、制御部45を作業者等が制御することで、電解水用配管46を介して、電解水が噴霧器30に供給される。
<土耕栽培用コンテナ116>
本実施形態における栽培システム1は、例えば土耕栽培用コンテナ116をさらに備える。土耕栽培用コンテナ116は、温室10内に設けられ、栽培物120及び土壌が配置される。
土耕栽培用コンテナ116は、例えば図4(a)に示すような容器を示す。土耕栽培用コンテナ116は、例えば図4(b)に示すような底部に適度な大きさの穴(水切り穴)を有し、潅水した後の余分な水が流れ出るようにすることができる。土耕栽培用コンテナ116は、例えば外寸573×389×105mm程度、内寸536×349×92mm程度であり、この場合、例えばラディッシュ、ミニキャロット等の比較的根が短い作物の栽培に適している。また、上記よりも深さのある土耕栽培用コンテナ116を用いた場合、ニンジン、ダイコン、ゴボウ等の比較的根を深く張る作物を栽培することができる。
例えば図3に示す温室10の高さ方向から見て、噴霧器30は、土耕栽培用コンテナ116と、ネット20との間に設けられる。このため、噴霧器30から噴霧された電解水が、土耕栽培用コンテナ116に配置された栽培物120及び土壌に直接噴霧されることを抑制することができる。これにより、電解水が与える栽培物120の品質バラつきの低下を抑制することが可能となる。
また、土耕栽培用コンテナ116に配置された土壌は、温室10が設けられた地盤9から離間する。このため、地盤9の品質や温度変化に関わらず、栽培物120を栽培することができる。これにより、地盤9が与える栽培物120の品質バラつきの低下を抑制することが可能となる。特に、栽培物120を栽培する土壌に電解水が浸透すると、土壌の組成バラつきが大きくなる場合がある。このため、電解水の噴霧に伴う土壌の変化によって、栽培物120の品質バラつきの低下を抑制することができる。
<透光シート51>
本実施形態における栽培システム1は、例えば図5に示すように、日光に対して透過性(透光性)を有する透光シート51をさらに備えてもよい。透光シート51は、ネット20よりも温室10の外側に敷設され、例えば温室10における外側の側面に取り付けられる。このため、ネット20に電解水を噴霧する構成に影響を与えずに、透光シート51を利用して温室10内に取り込む空気(例えば図5の矢印)を制御することができる。これにより、栽培物120のさらなる品質向上を図ることが可能となる。
透光シート51として、日光に対して透過性を有する公知のシートが用いられる。透光シート51は、例えば上部に巻き取り部52を有し、巻き取り部52が温室10に取り付けられる。巻き取り部52は、透光シート51のシート部を巻き取るために用いられる。透光シート51は、例えばネット20と同数設けられ、各透光シート51は、各ネット20と同程度の大きさ、又は各ネット20よりも一回り程度大きい形状で用いられる。
透光シート51は、ネット20の近傍に設けられ、巻き取り部52から地盤9に向けて延在し、例えば地盤9に対して一時的に固定できるようにしてもよい。透光シート51を地盤9に固定することで、温室10内に取り込まれる空気の遮断効果を向上させることができる。
<遮光シート61>
本実施形態における栽培システム1は、例えば図6に示すように、日光に対して遮光性を有する遮光シート61をさらに備えてもよい。遮光シート61は、温室10の少なくとも一部を覆う。遮光シート61は、例えば温室10の天井面から少なくともネット20の上端が設けられた位置までを覆い、例えば地盤9まで延在して温室10を覆うように設けてもよい。このため、ネット20に電解水を噴霧する構成に影響を与えずに、遮光シート61を利用して温室10内に入射する日光を制御することができる。これにより、栽培物120のさらなる品質向上を図ることが可能となる。
遮光シート61として、日光に対して遮光性を有する公知のシートが用いられる。遮光シート61は、例えば上部に巻き取り部62を有し、巻き取り部62が温室10に取り付けられる。巻き取り部62は、遮光シート61のシート部を巻き取るために用いられる。遮光シート61は、例えば天井面から各平側に延在するように一対設けられてもよい。
遮光シート61は、例えば巻き取り部52から地盤9に向けて延在し、例えば地盤9に対して一時的に固定できるようにしてもよい。遮光シート61を地盤9に固定することで、温室10内に取り込まれる日光の遮断効果を向上させることができる。
なお、遮光シート61に加えて、透光シート51が設けられる場合、遮光シート61は、透光シート51よりも外側に敷設され、透光シート51は、遮光シート61と、ネット20との間に設けられる。これにより、各シート51、61におけるそれぞれの機能に影響を与えずに、各シート51、61の機能を果たすことができる。
<栽培装置101>
本実施形態における栽培システム1は、例えば栽培装置101をさらに備える。栽培装置101は、土耕栽培用コンテナ116を用いて栽培物120を栽培するために用いられる。栽培装置101は、温室10内に設けられ、例えば一部が温室10外に設けられてもよい。
栽培装置101は、例えば図7及び図8(a)に示すように、温度制御ベッド110と、溶媒循環手段112と、緩衝材114と、係止部118とを有する。温度制御ベッド110は、温室10内に設けられ、溶媒Sを循環させることにより、土耕栽培用コンテナ116内における土壌の温度制御を行うためのものである。溶媒循環手段112は、溶媒Sを温度制御ベッド110に循環させるためのものである。緩衝材114は、温度制御ベッド110の溶媒S表面に載置される。係止部118は、土耕栽培用コンテナ116を固定するためのものである。
栽培システム1において栽培装置101を備える場合、土耕栽培用コンテナ116は、緩衝材114の上方に載置される。このため、土耕栽培用コンテナ116の温度制御を、容易に実現することができる。これにより、栽培物120の品質向上を容易に図ることが可能となる。
温度制御ベッド110は、溶媒Sを循環させることにより温度制御を行うものである。温度制御ベッド110の両端又は任意の場所に、溶媒Sが流入する流入口110aと、溶媒Sが排出される排出口110bが設けられる。例えば図7の矢印に示すように、溶媒Sが流入口110aから流入し、温度制御ベッド110の浴槽内を流れた後、排出口110bから溶媒Sが排出される。温度制御ベッド110は、例えば作業者の作業を容易にするための支脚110cを有してもよい。
温度制御ベッド110への溶媒Sの流入及び排出は、溶媒循環手段112により行われる。溶媒循環手段112は、排出口110bから排出された溶媒Sを加熱手段112a等により温度調整した後、ポンプP等により流入口110aに溶媒Sを移送する。また、溶媒Sの流速は、ポンプPやバルブ112cにより制御することができる。なお、ポンプPやバルブ12cの設置場所や数については、任意である。また、溶媒循環手段112は、例えば廃液口112dを有し、溶媒Sの入れ替えや溶媒Sの量を調整することに使用されてもよい。
例えば、従来の加熱パイプによる栽培床の加熱では、加温パイプ付近の温度が他の箇所よりも高くなり、その箇所だけ栽培物120の生長が早くなる場合がある。この結果、栽培物120を均一に栽培することが難しい。これに対し、本実施形態における栽培システム1では、溶媒循環手段112が溶媒Sを温度制御ベッド110に循環させることで、温度制御ベッド110の温度が均一に保持され、部分的に栽培物120の生長が早くなる傾向を抑制することができる。
本実施形態では、溶媒Sは、水又は油であることが好ましい。水や油は温度制御が容易であり、コストも安い。特に、溶媒Sとして地下水を用いることで、例えば冬季における外気温に比べて温かく、夏季における外気温に比べて冷たい地下水の特性を最大限に活用することができる。これにより、加熱手段112a等を用いて溶媒Sの温度調整するためのコストを削減することが可能となる。
溶媒Sとして地下水を用いる場合、例えば地下水をポンプPで汲み上げ、取水口112eから溶媒循環手段112の流路に地下水を導入した後、廃液口112dから流路外に排出してもよい。また、溶媒循環手段112の移送パイプ112bを地中に埋設することで、冬季における溶媒Sの熱の放散を抑制することができ、夏季における溶媒Sの熱の放散を促進することもできる。
本実施形態では、例えば図8(b)に示すように、温度制御ベッド110の浴槽の内側に、溶媒Sの流路を変更するための仕切り板111が形成されることが好ましい。仕切り板11は、例えば温度制御ベッド110の浴槽中を、溶媒Sが全体に満遍なく循環するように仕切り板111を設けることで、より確実に土耕栽培用コンテナ116の土壌温度を均一化することができる。
本実施形態では、例えば緩衝材114は、温度制御ベッド110の溶媒表面に、固定することなく載置される。緩衝材114を溶媒表面に、固定することなく設置することで、溶媒Sの熱を緩やかに土耕栽培用コンテナ116の底面から土壌に伝達し、土壌温度を適温に保持することができる。
本実施形態では、緩衝材114は、押出ポリスチレン(EPS)フォーム、発砲ポリスチレン(XPS)フォーム、ウレタンフォームからなる群から選択された少なくとも1種であることが好ましい。一般的に、これらの緩衝材は、断熱材として利用されることが多いが、本実施形態によれば、溶媒Sの熱が急激に土耕栽培用コンテナ116に伝達されると、土壌微生物がダメージを受ける恐れや栽培物120の根を痛める恐れがあるため、溶媒Sの熱を緩やかに土耕栽培用コンテナ116に伝達されるようにし、土壌環境の急激な変化を極力無くすように工夫されている。また、緩衝材14は、溶媒Sの表面に、固定することなく直接設置するため、一定の浮力を有していることが必要である。この点でも、押出ポリスチレン(EPS)フォーム、発砲ポリスチレン(XPS)フォーム、ウレタンフォームは、本実施形態における緩衝材114として用いることに適している。
本実施形態では、土耕栽培用コンテナ116は、緩衝材114の上方に載置される。なお、図4(b)に示す土耕栽培用コンテナ116では、底部に比較的高さの低い支脚が形成されているが、底面がフラットなコンテナ等を土耕栽培用コンテナ116として用いてもよい。底面がフラットなコンテナを使用した場合、土耕栽培用コンテナ116に配置された土壌に対し、緩衝材14からの熱をより効率良く伝えることができる。
図9は、土耕栽培用コンテナ116の底面と、緩衝材114との間に、空間を形成する例を示す模式図である。
土耕栽培用コンテナ116は、係止部118により、緩衝材114の上方に位置決めされているが、図9(a)に示す状態では、溶媒Sの量が多く、十分な深さ(d1)を有しているため、土耕栽培用コンテナ116の底面と緩衝材114との間に、空間(h1)は殆ど形成されない。このため、溶媒Sの熱が、緩衝材114を介して、土耕栽培用コンテナ116に伝達され易い状態となっている。
これに対し、図9(b)に示すように、溶媒循環手段112が溶媒Sの量を調整し、溶媒Sの流入量よりも排出量の方が多くなると、溶媒Sが浅くなり(d2)、位置決めされている土耕栽培用コンテナ116との空間が多く形成される(h2)。
また、緩衝材114と、土耕栽培用コンテナ116との間に形成された空間に向けて送風するための送風ファン122を設置し、形成された空間に向けて送風すれば、空間内に籠っていた熱が解放され、土壌の温度を速やかに下げることができる。これは特に、気温が急上昇等することで土壌温度が適温よりも高くなった場合の対処法として有効である。
<空気清浄モード及びネットクリーニングモード>
本実施形態では、例えば上述した図2及び図3に示すように、噴霧器30から電解水が噴霧されると、ネット20の表面及びネット20の近傍の少なくとも何れかに、霧状の電解水が飛散する。このとき、供給する電解水は、制御部45によって切替可能であり、電解水を強酸性電解水とするか、強アルカリ性電解水とするかによって、「空気清浄モード」、又は「ネットクリーニングモード」の何れかを選択することができる。
空気清浄モードは、電解水を強酸性電解水に選択したときのモードであり、ネット20を介して温室10の外部から内部に向けて通気される空気を、強酸性電解水の殺菌力を利用して清浄化するものである。即ち、温室10の外部から内部に向けて通気される空気が、霧状の強酸性電解水に接触することにより殺菌され、温室10の室内の空気が清浄化される。
強酸性電解水には、例えば次亜塩素酸(HClO)が多く含まれ、次亜塩素酸ナトリウム内に多く含まれる次亜塩素酸イオン(ClO-)に比べ、低い濃度でも高い殺菌力を発揮する。例えば、次亜塩素酸ナトリウム0.1%水溶液、消毒用アルコール70%と同等以上の殺菌力を示すことが知られている。その殺菌効果は、グラム陰性菌、グラム陽性菌を問わず、細菌やウイルス、細胞壁の構造がより強固な抗酸菌、芽胞菌、また真菌(カビ、酵母)に対しても有効である。そのほか、大腸菌(Escherichaia coil)、サルモネラ菌(Salmonella typhimurium)、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、セレウス菌(Bacillus cereus)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、腸炎ビブリオ菌(Vibrio parahaemolitica)、赤色酵母(Rhodotorula sp.)、カンジダ菌(Candida albicans)、黒カビ菌(Cladosporium)、水虫菌(Trichophy mentagrophytes)、結核菌(Mycobacterium tuberculosis)、B型肝炎ウイルス(HBV)エイズウイルス(Human Immunodeficiency Virus)、大腸菌O-157(Escherichia coil (O-157))等にも殺菌効果を示すことが報告されている。
ネットクリーニングモードは、電解水を強アルカリ性電解水に選択したときのモードであり、ネット20に付着した昆虫の死骸、枯れ葉、鳥の糞等の有機物その他の夾雑物を、強アルカリ性電解水のタンパク質の溶解や、油脂を乳化させる効果を利用して洗浄するものである。また、前述の強酸性電解水(pH2.0〜2.7)で殺菌した後の中和処理も行うことができる。
このように、「空気清浄モード」、又は「ネットクリーニングモード」を選択することで、ネット20を介して温室10内に送風される空気を、効率良く清浄化することができる。
例えば、ネット20として用いることができる防虫ネットは、害虫の大きさによって最適なネットの目合いがあり、例えばウイルス病に感染し易いキュウリやキク等であれば、アザミウマ類への効果の高い0.4mmが選ばれる。細かい目合いになるほど防ぐことのできる害虫の種類が増え、防虫効果が高まるものの、防虫ネットの密閉度が高くなると通気性が悪くなるという面がある。そのため、適度な通気性を確保するためには、ある程度目合いの大きい防虫ネットを選択せざるを得ない。この点、本実施形態における栽培システム1では、目合いの大きい防虫ネットをネット20として用いた場合においても、病原菌を殺菌することが可能である。また、霧状に噴霧された電解水により、害虫が電解水を忌避するため、害虫の侵入も効果的に阻止することができる。
なお、本実施形態における栽培システム1では、電解水を噴霧する量を任意に設定することができる。また、栽培システム1では、噴霧する電解水が、ネット20の上部から地盤9まで飛散する程度で、効果を得ることができる。これらにより、従来に比べ、電解水を噴霧する量を激減させることができる。なお、ネット20に電解水が噴霧されたとき、例えばネット20に水滴が付着し、地盤9に向かって滴下する。このような状態であれば、害虫が通過できる程度の目合いの網目で形成されたネット20であっても、ネット20に付着した電解水を害虫が避けるため、ネット20を介して温室10内に害虫が侵入する可能性を低減させることが可能となる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 :栽培システム
10 :温室
11 :仕切り板
12c :バルブ
14 :緩衝材
20 :ネット
30 :噴霧器
32 :ノズル
34 :ハウジング
40 :電解水供給部
41 :軟水機
42 :電解水生成装置
43 :強酸性水タンク
44 :強アルカリ性水タンク
45 :制御部
46 :電解水用配管
47 :コンプレッサ
48 :圧縮空気用配管
51 :透光シート
52 :巻き取り部
61 :遮光シート
62 :巻き取り部
9 :地盤
101 :栽培装置
110 :温度制御ベッド
110a :流入口
110b :排出口
110c :支脚
111 :仕切り板
112 :溶媒循環手段
112a :加熱手段
112b :移送パイプ
112c :バルブ
112d :廃液口
112e :取水口
114 :緩衝材
116 :土耕栽培用コンテナ
118 :係止部
120 :栽培物
122 :送風ファン
P :ポンプ
S :溶媒

Claims (7)

  1. 温室を用いた栽培システムであって、
    通気性を有し、前記温室の側面に敷設されるネットと、
    前記温室内に設けられ、電解水を噴霧して前記ネットに付着させるための噴霧器と、
    前記温室内に設けられ、栽培物及び土壌が配置された土耕栽培用コンテナと、
    を備え、
    前記噴霧器は、前記ネットに向けて設けられ、前記電解水を噴霧するノズルを有し、
    前記ネットは、前記温室の外部から内部に流れる空気の通過部に設けられ
    温室高さ方向から見て、前記噴霧器は、前記土耕栽培用コンテナと、前記ネットとの間に設けられること
    を特徴とする栽培システム。
  2. 前記土壌は、前記温室が設けられた地盤から離間すること
    を特徴とする請求項記載の栽培システム。
  3. 前記噴霧器と接続され、前記電解水を流すための電解水用配管と、
    前記電解水用配管と接続され、強酸性電解水及び強アルカリ性電解水の少なくとも何れかを前記電解水として、前記電解水用配管を介して前記噴霧器に供給するための電解水供給部と、
    をさらに備えること
    を特徴とする請求項1又は2記載の栽培システム。
  4. 前記電解水供給部は、
    被電解水を電気分解し、前記電解水を生成する電解水生成装置と、
    前記電解水生成装置から前記電解水用配管に供給される前記電解水の量を制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記強酸性電解水、及び前記強アルカリ性電解水の何れか一方を、前記電解水用配管を介して前記噴霧器に供給するためのものであること
    を特徴とする請求項記載の栽培システム。
  5. 前記ネットよりも前記温室の外側に敷設され、透光性を有する透光シートをさらに備えること
    を特徴とする請求項1〜の何れか1項記載の栽培システム。
  6. 前記温室の少なくとも一部を覆い、遮光性を有する遮光シートをさらに備えること
    を特徴とする請求項1〜の何れか1項記載の栽培システム。
  7. 前記土耕栽培用コンテナを用いて前記栽培物を栽培するための栽培装置をさらに備え、
    前記栽培装置は、
    前記温室内に設けられ、溶媒を循環させることにより温度制御を行う温度制御ベッドと、
    前記溶媒を前記温度制御ベッドに循環させる溶媒循環手段と、
    前記温度制御ベッドの溶媒表面に載置された緩衝材と、
    前記土耕栽培用コンテナを固定するための係止部と、
    を有し、
    前記土耕栽培用コンテナは、前記緩衝材の上方に載置されること
    を特徴とする請求項1〜6の何れか1項記載の栽培システム。
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