JP6650777B2 - エンジン - Google Patents

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本発明は、コンロッドを介してピストンの往復運動を回転運動に変換するエンジンに関する。
車両用エンジンを構成するピストンにおいて、ヘッド部にクーリングチャネルを備えたものがある。
たとえば、特許文献1のピストンにおけるクーリングチャネルは、ヘッド部内に形成される円環状の空間で構成されている。そして、クランクケース側からクーリングチャネルの導入口に向かって潤滑油が吹き付けられ、吹き付けられた潤滑油は、導入口からクーリングチャネル内を巡りつつ、ヘッド部を冷却し、クーリングチャネルの排出口からクランクケース内に滴下する。
このように、クーリングチャネルに潤滑油を循環させることで、エンジン運転時に高温化するピストンを冷却し、ノッキングを抑制するとともに、ピストンの耐久性を向上している。
特表2014−518979号公報
ところで、クーリングチャネルは、高温になるヘッド部を冷却することを意図して設けられているが、特許文献1の構成では、ピストンピンとコンロッドとの間に潤滑手段を備えていないため、ピストンの温度上昇に伴い、ピストンピンとコンロッドとの間で潤滑不良を起こし、コンロッドが焼き付いてしまうおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、ピストンピンとコンロッドの焼き付きを防止することができるエンジンを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係るエンジンは、ヘッド部内に形成される空間からなるクーリングチャネルと、該クーリングチャネルに連通しつつ、該ヘッド部に開口する排出口と、該ヘッド部上に間隔を空けて対向して立設される一対のボス部と、該一対のボス部に挿嵌されるピストンピンと、一対のボス部の端部間を繋ぎつつ、前記ヘッド部上に立設される一対の摺壁部と、を具備するピストンと、該ピストンピンに揺動可能に連結されるコンロッドと、を備えたエンジンにおいて、前記排出口は、該排出口と前記ピストンピンの軸中心とを結ぶ直線と、該排出口と前記コンロッドのヘッド側縁部とを結ぶ直線と、の間に位置する該ピストンピン、および該コンロッドに向かって開口し、該摺壁部は、前記排出口の同軸線延長上に位置する部位を貫通する連通孔を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、排出口とピストンピンの軸中心とを結ぶ直線と、排出口とコンロッドのヘッド側縁部とを結ぶ直線と、の間に位置するピストンピン、およびコンロッドに向けて潤滑油が吹き付けられることで、排出口から見てピストンピンの裏側にも潤滑油が、コンロッドやピストンピンを伝って流れる。これによって、ピストンピンとコンロッドの焼き付きを防止することができる。
また、このような構成によれば、排出口の同軸線延長上に連通孔が開口することで、ピストンピンやコンロッドに吹き付けられて摺壁部内面に跳ね返った潤滑油を効率的に摺壁部外面側へ流すことができる。
また、前記エンジンは、前記連通孔は、前記摺壁部における前記一対のボス部の中間に位置する部位に開口することが好ましい。
このような構成によれば、ピストンが首振り揺動した場合、摺壁部の周方向の中央部が、シリンダ内面に衝突するため、摺壁部外面の中央部に連通孔が開口することで、衝突部位付近に集中して潤滑油が供給されるため、焼き付きを防止することができる。
また、摺壁部外面の中央部に連通孔が開口することで、摺壁部の周方向に対して、潤滑油供給量の偏りを抑制することができる。
さらに、排出口の同軸線延長上に連通孔が開口することで、排出口からコンロッド等に吹き付けられて摺壁部の内周面に跳ね返った潤滑油を効率的に摺壁部の外周面側へ流すことができる。
また、前記エンジンは、前記摺壁部の基端側となる前記ヘッド部から先端までの寸法を全高とし、前記連通孔は、該摺壁部の先端から該全高の20%の位置よりも該ヘッド部側に開口することが好ましい。
このような構成によれば、シリンダ内でピストンが首振り揺動し、摺壁部の先端側がシリンダ内面に衝突した場合、摺壁部の先端から20%程度までの範囲の面圧が上昇する。面圧が高いと、摺壁部外面とシリンダ内面とが密着して、連通孔から潤滑油が供給されないおそれがある。そこで、この領域を避けることによって、連通孔を通じて潤滑油が、摺壁部外面とシリンダ内面との間に効果的に供給され、焼き付きを防止することができる。
また、前記エンジンは、前記摺壁部の基端側となる前記ヘッド部から先端までの寸法を全高とし、前記連通孔は、該ヘッド部から該全高の20%の位置よりも該摺壁部の先端側に開口することが好ましい。
このような構成によれば、シリンダ内でピストンが首振り揺動し、摺壁部の基端側がシリンダ内面に衝突した場合、摺壁部の基端から20%程度までの範囲の面圧が上昇する。面圧が高いと、摺壁部外面とシリンダ内面とが密着して、連通孔から潤滑油が流れ出ないおそれがある。そこで、この領域を避けることによって、連通孔を通じて潤滑油が、摺壁部外面とシリンダ内面との間に効果的に供給され、焼き付きを防止することができる。
また、前記エンジンは、前記ピストンがスチール合金材で形成されることが好ましい。
このような構成によれば、アルミニウム合金材よりも熱を貯めやすいスチール合金材で、ピストンを形成することによって、焼き付き防止効果をより強く発揮することができる。
本発明によれば、ピストンピンとコンロッドの焼き付きを防止することができる内燃機関用ピストンを提供することができる。
本実施形態に係るエンジンを示す断面図である。 本実施形態に係るピストンを示す断面図である。 本実施形態に係るピストンを示す斜視図である。
本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示すように、本実施形態のエンジン1は、所謂ディーゼルエンジンで、シリンダブロック11に開口する筒孔からなるシリンダ12と、シリンダ12内を筒軸方向に移動可能に配置されたピストン21と、ピストン21に揺動可能に連結されるコンロッド13と、クランクケース14に支持されつつ、コンロッド13を介して、ピストン21の往復移動を回転運動に変換するクランクシャフト15とを備えている。
また、クランクケース14には、ピストン21の下死点近傍に位置する部位に、潤滑油を噴射する噴射ノズル16が配置されている。噴射ノズル16は、後述する導入口26aに向かって開口し、噴射ノズル16からは、オイルポンプ(図示せず)で昇圧された潤滑油が、導入口26aに向けて噴射される。
ピストン21は、図2、図3に示すように、スチール合金材からなり、シリンダ12内に配置された状態で、シリンダヘッド17側に位置するヘッド部22と、クランクケース14側に位置するスカート部23と、によって構成されている。
ヘッド部22は、シリンダ12の筒孔よりも僅かに小さい直径を有し、直径よりも軸方向の寸法が短い略円柱形状を備えている。なお、ヘッド部22のシリンダヘッド17に対向する面を頂面22a、クランクケース14に対向する面を裏面22b、シリンダ12の筒孔に対向する面を外周面22cとする。
ヘッド部22の頂面22aには、その中央部に、円形の窪みからなるキャビティ24が形成されている。また、キャビティ24を囲む環状枠部25の内部には、クーリングチャネル26が形成されている。
ヘッド部22の裏面22bには、一対のボス部27と、ボス部27から延設される延壁部27aと、摺壁部28が立設されるとともに、導入口26a、排出口26bが開口している。
ヘッド部22の外周面22cには、リング溝22caが形成され、このリング溝22caに、ピストンリング22cbが嵌め込まれる
キャビティ24は、中央部が浅く、周縁部が深く窪みつつ、頂面22a付近が底部よりも狭まるようにくびれている。なお、キャビティ24の形状は、本実施形態の形状に限らず、要求される燃焼室(図示せず)の形状に応じて、様々な形状に設定される。
クーリングチャネル26は、キャビティ24を囲む環状枠部25の内部に、キャビティ24の形状、および環状枠部25の形状に倣った円環状の空間で構成されている。つまり、クーリングチャネル26は、頂面22a付近で、中間部分よりも径方向に空間が拡がるように設定されている。なお、クーリングチャネル26の形状は、本実施形態の形状に限らず、キャビティ24の形状に応じて様々な形状に設定される。
一対のボス部27は、それぞれが平板形状を有し、板面が対向するように、平行に立設されている。また、一対のボス部27の間隔は、コンロッド13の一端が配置可能な寸法に設定されている。そして、一対のボス部27のそれぞれには、ピン孔27bが開口している。
ピン孔27bは、一対のボス部27を同一の孔径で同一直線上に沿って貫通している。そして、各ピン孔27bには、コンロッド13の一端を貫通するピストンピン27cの両端が、それぞれ挿嵌される。つまり、ピストンピン27cは、コンロッド13を揺動可能に軸支することで、コンロッド13をピストン21に連結している。
延壁部27aは、各ボス部27の板面に沿って延設される板状部材で、ボス部27よりも薄板に設定されている。
摺壁部28は、ヘッド部22の裏面22b上に、延壁部27aの端部間を繋ぎつつ、立設される一対の円弧壁で構成されている。つまり、摺壁部28は、一対のボス部27の端部間を繋いでいる。摺壁部28は、その円弧がヘッド部22の外周面22cと同じ曲率を備えている。
つまり、ピストン21の裏面22b側には、一対のボス部27、延壁部27a、および摺壁部28によって、断面略楕円形の筒形状を有するスカート部23が形成されている。
連通孔28cは、後述する排出口26bの同軸線延長上に位置する摺壁部28の部位に開口する貫通孔で構成されている。連通孔28cは、摺壁部28の円弧の中央部分に開口している。つまり、連通孔28cは、一対のボス部27の中間に位置する摺壁部28の部位に開口している。
なお、摺壁部28の基端側となる前記ヘッド部22の裏面22bから先端までの寸法を全高H28と設定すると、連通孔28cは、摺壁部28の先端から全高H28の20%の位置よりもヘッド部22側、且つヘッド部22の裏面22bから全高H28の20%の位置よりも摺壁部28の先端側の範囲内に開口するように配置されている。
導入口26aは、図3に示すように、ボス部27と延壁部27aと摺壁部28とに囲まれた裏面22bの周縁部分に、噴射ノズル16に向かって開口している。導入口26aは、クーリングチャネル26に連通し、噴射ノズル16から噴出される潤滑油をクーリングチャネル26に供給する。また、導入口26aは、その形状が、噴射ノズル16から噴射される潤滑油をクーリングチャネル26内に導きやすいように設定されている。そして、導入口26aに対して、ヘッド部22の円の中心を挟んだ反対側に位置しつつ、ボス部27と延壁部27aと摺壁部28とに囲まれた裏面22bの周縁部分に、補助排出口26fが開口している。また、補助排出口26fに隣接して、排出口26bが開口する排出突部26cが突設されている。
排出突部26cは、ヘッド部22の裏面22bの摺壁部28の内面側近傍、且つ対向する延壁部27a間の中間部分に配置されている。また、排出突部26cは、裏面22bから略円錐状に突出しており、排出突部26cの円錐面部分に、排出口26bが開口している。
排出口26bは、排出流路26dを通じて、クーリングチャネル26に連通している。
補助排出口26fは、円形の貫通孔からなり、クーリングチャネル26に連通している。
つまり、排出口26bは、補助排出口26fの近傍に隣接しつつ、一対のボス部27の中間に位置するヘッド部22の裏面22bの部位に突出する排出突部26cに開口している。
なお、裏面22bに略円錐状の排出突部26cを突設し、排出突部26cの円錐面に排出口26bを開口することで、排出口26bを所望する方向に向けて開口することができる。そして、排出口26bは、排出流路26dとともに、排出口26bとピストンピン27cの軸中心C27cとを結ぶ直線L27cと、排出口26bとコンロッド13のヘッド側縁部13aとを結ぶ直線L13(接線)と、の間に位置するピストンピン27c、およびコンロッド13に向かって、クーリングチャネル26内を流通した潤滑油を吹き付け可能に開口している。
また、連通孔28cは、排出口26bの同軸線延長上に位置する摺壁部28の部位に開口する貫通孔で構成されていることから、連通孔28cを穿孔する工程で、排出口26b、および排出流路26dを合わせて穿孔してもよい。これにより、一度の位置合わせで、2箇所の孔加工を行えるため、加工時間を短縮することも可能となる。
次に、噴射ノズル16から噴射される潤滑油の作用について説明する。
噴射ノズル16から噴射された潤滑油は、導入口26aからクーリングチャネル26内に流入する。なお、導入口26aへ流入しなかった潤滑油は、導入口26aの周辺、および摺壁部28の内周面28aに当たり、当たった部位を冷却するとともに、シリンダ12の内面に当たり、摺壁部28とシリンダ12との間の潤滑を行う。
導入口26aへ流入した潤滑油は、クーリングチャネル26内を通過する間に、キャビティ24を囲む環状枠部25の熱を奪い、冷却する。
そして、クーリングチャネル26内を通過した潤滑油は、後からクーリングチャネル26内に導入された潤滑油に押し出されて、排出口26bから吐出される。
排出口26bから吐出された潤滑油は、吐出の勢いで、コンロッド13、およびピストンピン27cに吹き付けられる。なお、排出口26bとピストンピン27cの軸中心C27cとを結ぶ直線L27cと、排出口26bとコンロッド13のヘッド側縁部13aとを結ぶ直線L13と、の間に位置するピストンピン27c、およびコンロッド13に向けて潤滑油が吹き付けられることで、排出口26bから見てピストンピン27cの裏側にも潤滑油が、コンロッド13やピストンピン27cを伝って流れる。
コンロッド13、およびピストンピン27cに吹き付けられた潤滑油は、隙間に入り込んで、コンロッド13とピストンピン27cとの間の潤滑、およびピストンピン27cとピン孔27bとの間の潤滑を行う。
また、コンロッド13、およびピストンピン27cに吹き付けられ、跳ね返った潤滑油は、ヘッド部22の裏面22b、および摺壁部28の内周面28aに跳ね返る。
そして、ヘッド部22の裏面22bに跳ね返った潤滑油は、キャビティ24の底部24aを冷却する。
また、摺壁部28の内周面28aに跳ね返った潤滑油は、連通孔28cを通じて摺壁部28の外周面28bに流出し、摺壁部28とシリンダ12との間の潤滑を行う。
次に、本実施形態に係るエンジン1の作用効果について説明する。
排出口26bとピストンピン27cの軸中心C27cとを結ぶ直線L27cと、排出口26bとコンロッド13のヘッド側縁部13aとを結ぶ直線L13と、の間に位置するピストンピン27c、およびコンロッド13に向けて潤滑油が吹き付けられることで、排出口26bから見てピストンピン27cの裏側にも潤滑油が、コンロッド13やピストンピン27cを伝って流れる。これによって、ピストンピン27cとコンロッド13の間の潤滑をより効果的に行うことができ、焼き付きを防止することができる。
排出口26bの同軸線延長上に連通孔28cが開口することで、ピストンピン27cやコンロッド13に吹き付けられて摺壁部28の内周面28aに跳ね返った潤滑油を効率的に摺壁部28の外周面28b側へ流すことができる。
ピストン21がシリンダ12内で首振り揺動した場合、摺壁部28の周方向の中央部が、シリンダ12の内面に衝突する。このため、摺壁部28の外周面28bの中央部に連通孔28cが開口することで、衝突部位付近に集中して潤滑油が供給されるため、焼き付きを防止することができる。
また、摺壁部28の外周面28bの中央部に連通孔28cが開口することで、摺壁部28の外周面28bの周方向に対して、潤滑油供給量の偏りを抑制することができる。
排出口26bの同軸線延長上に連通孔28cが開口することで、排出口26bからコンロッド13等に吹き付けられて摺壁部28の内周面28aに跳ね返った潤滑油を効率的に摺壁部28の外周面28b側へ流すことができる。
シリンダ12内でピストン21が首振り揺動し、摺壁部28の先端側がシリンダ12の内面に衝突した場合、摺壁部28の先端から20%程度までの範囲の面圧が上昇することが、実験結果から明らかになっている。また、シリンダ12内でピストン21が首振り揺動し、摺壁部28の基端側がシリンダ12の内面に衝突した場合、摺壁部28の基端から20%程度までの範囲の面圧が上昇することが、実験結果から明らかになっている。
上記の面圧が高い領域では、摺壁部28の外周面28bとシリンダ12の内面とが密着し、連通孔28cから潤滑油が供給されないおそれがある。そこで、この領域を避けることによって、連通孔28cを通じて潤滑油が、摺壁部28の外周面28bとシリンダ12の内面との間に効果的に供給され、焼き付きを防止することができる。
そこで、摺壁部28の基端側となる前記ヘッド部22の裏面22bから先端までの寸法を全高H28と設定すると、連通孔28cは、摺壁部28の先端から全高H28の20%の位置よりもヘッド部22側、且つヘッド部22の裏面22bから全高H28の20%の位置よりも摺壁部28の先端側の範囲A28内に開口するように配置されている。
アルミニウム合金材よりも熱を貯めやすいスチール合金材で、ピストン21を形成することによって、上記の焼き付き防止効果をより強く発揮することができる。
1 エンジン
13 コンロッド
13aヘッド側縁部
21 ピストン
22 ヘッド部
26 クーリングチャネル
26b 排出口
27 ボス部
27c ピストンピン
28 摺壁部
C27c 軸中心
H28 全高
L27c 直線
L13 直線

Claims (5)

  1. ヘッド部内に形成される空間からなるクーリングチャネルと、
    該クーリングチャネルに連通しつつ、該ヘッド部に開口する排出口と、
    該ヘッド部上に間隔を空けて対向して立設される一対のボス部と、
    該一対のボス部に挿嵌されるピストンピンと、
    一対のボス部の端部間を繋ぎつつ、前記ヘッド部上に立設される一対の摺壁部と、
    を具備するピストンと、
    該ピストンピンに揺動可能に連結されるコンロッドと、
    を備えたエンジンにおいて、
    前記排出口は、
    該排出口と前記ピストンピンの軸中心とを結ぶ直線と、該排出口と前記コンロッドのヘッド側縁部とを結ぶ直線と、の間に位置する該ピストンピン、および該コンロッドに向かって開口し、
    該摺壁部は、
    前記排出口の同軸線延長上に位置する部位を貫通する連通孔を備える
    ことを特徴とするエンジン。
  2. 前記連通孔は、
    前記摺壁部における前記一対のボス部の中間に位置する部位に開口することを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  3. 前記摺壁部の基端側となる前記ヘッド部から先端までの寸法を全高とし、
    前記連通孔は、
    該摺壁部の先端から該全高の20%の位置よりも該ヘッド部側に開口することを特徴とする請求項1、または請求項2に記載のエンジン。
  4. 前記摺壁部の基端側となる前記ヘッド部から先端までの寸法を全高とし、
    前記連通孔は、
    該ヘッド部から該全高の20%の位置よりも該摺壁部の先端側に開口することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のエンジン。
  5. 前記ピストンは、
    スチール合金材で形成されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のエンジン。
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