JP6650063B1 - 介護ベッド - Google Patents

Abstract

【課題】介護作業中の介護者の腰痛の発生を抑制・防止可能な介護ベッドを提供する。【解決手段】介護ベッド１００は、車輪８Ｗを有する枠部８、並びに、枠部８内に配設されるベッド部１及び昇降機５を有する。ベッド部１の中核部であるベッド本体２は、床面ＦＳに対面する裏面２ＲＳ上に配設された４個の車輪３を有する。昇降機５は、リモコン６からの指令に応じて、床面ＦＳの上方に位置するベッド本体２の車輪３が床面ＦＳに配設された２本のレール７の溝部７Ｒに遊嵌されて床面ＦＳに当接するまで、ベッド本体２を第１方向Ｄ１に沿って下降移動させる。その後、ベッド部１は、介護ベッド１００の外部まで、床面ＦＳに沿ってスライド移動される。又、昇降機５は、リモコン６からの指令に応じて、ベッド本体２を第１方向Ｄ１に沿って床面ＦＳの上方に向けて上昇移動させる。【選択図】図１

Description

本発明は、移動式のベッド本体を有する介護ベッドに関する。

従来、種々の移動式の介護ベッドが提案されている（例えば、特許文献１〜６を参照。）。

特開２０００−２７１１７１号公報 特開平０５−２４５１７８号公報 特開平１１−０３３００２号公報 特開２００８−２７２４００号公報 特開２００９−２７９３６１号公報 特開２０１４−０１８６２３号公報

介護者が、高齢者・病人等の被介護者を介護ベッドより抱き上げて車椅子等に移し替える作業を行う際には、介護者は中腰姿勢の状態で当該作業を行わなければならない。そのため、介護者は慢性的に腰痛に悩まされている状況にある。この点は、車椅子等から介護ベッドへ被介護者を戻す場合に於いても、同様に生じる問題点である。

（発明の目的）
この発明はその様な問題点に鑑みて成されたものであり、その主目的は、介護者が被介護者を介護ベッドより車椅子等に移し替える作業等又はその逆の作業等を業務として日常茶飯事に行う場合であっても、当該介護者に腰痛を発生させない或いは腰痛の発生を抑止し得る介護ベッドを提供する点にある。

本発明の主題に係る介護ベッドは、介護ベッドの枠を形成すると共に、使用中は常に床面に当接して前記床面上を回転・移動可能な複数個の第２車輪が各々配設された底部を有する枠部と、被介護者が寝ている際には上面視に於いて前記床面の内で前記枠部内にある床面の上方位置に配設されているベッド部の基底部を成すと共に、前記枠部内の前記床面に対面する裏面上に第１車輪を有するベッド本体と、前記枠部内の前記床面の上方に位置する前記ベッド本体の前記第１車輪が前記枠部内の前記床面に当接するまで前記ベッド本体を支持して下降移動させる昇降機とを備えており、前記被介護者が寝ている状態にある前記ベッド本体が前記昇降機の駆動により下降移動して前記第１車輪が前記枠部内の前記床面に当接した際には、前記昇降機は前記ベッド本体の支持を開放して前記ベッド本体は前記枠部より分離され、前記ベッド本体は、前記ベッド本体の短手方向の外側向きに沿った前記第１車輪の回動に応じて、前記枠部内の前記床面の上方位置より、前記ベッド本体の前記短手方向側の前記枠部の一方の外側位置にある床面の上方位置まで平行移動し、前記ベッド本体の全体が下降移動して前記枠部の一方の外側位置にまで平行移動する間、前記枠部の前記複数個の第２車輪及び前記枠部は停止状態にあることを特徴とする。

本発明の主題に係る介護ベッドによれば、介護作業を通じて介護者が腰痛に悩まされる事態の発生を抑止又は防止することが出来る。

以下、本発明の様々な具体化を、添付図面を基に、その効果・利点と共に、詳述する。

本発明の実施の形態１に係る介護ベッドの構成を模式的に示す正面図である。 本発明の実施の形態１に係る介護ベッドの構成を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態１に係る介護ベッドの構成を模式的に示す上面図である。 本発明の実施の形態１に係る介護ベッドの機能を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態１に係る介護ベッドの機能を模式的に示す図である。

（実施の形態１）

＜介護ベッドの特徴点の概要＞
本実施の形態に係る介護ベッドの主要部である「ベッド本体」は、床面に垂直な方向に沿って上下移動が可能であり、且つ、床面上方から床面にまで下降した後は床面に沿って当該介護ベッドの外部にまでスライドないしは平行移動が可能な機能を呈する。そのため、本介護ベッドは、（１）床面に対面する裏面上に４個の車輪を有するベッド本体と、（２）床面の上方に位置する上記ベッド本体の４個の車輪が床面に当接するまでベッド本体を下降移動させることが出来、且つ、ベッド本体を床面の上方に向けて上昇移動させることが出来る昇降機とを有する。以下、本介護ベッドの詳細な構成及びその機能を記載する。

＜介護ベッドの構成＞
図１は、本実施の形態に係る介護ベッド１００の構成を模式的に示す正面図である。又、図２は、図１の介護ベッド１００を図１の矢印ＡＲ１方向から眺めた際の介護ベッド１００の構成を模式的に示す側面図である。更に、図３は、図１の介護ベッド１００を矢印ＡＲ２方向から眺めた際の介護ベッド１００の構成を模式的に示す上面図である。図１乃至図３中、第１方向Ｄ１は床面ＦＳに直交する上下方向であり、第２方向Ｄ２及び第３方向Ｄ３は、共に、床面ＦＳに平行な面内の互いに直交する方向である。その内、第２方向Ｄ２は介護ベッド１００乃至はベッド本体の長手方向に該当し、第３方向Ｄ３は介護ベッド１００乃至はベッド本体の短手方向に該当する。

介護ベッド１００は、その主要部分の一つとして、介護ベッドの枠を形成する枠部８を有する。そして、この枠部８は、使用中は常に床面ＦＳに当接して床面ＦＳ上を回転・移動可能な４個の車輪（第２車輪）８Ｗが各々配設された、底部８Ｂを有する。これらの車輪８Ｗの内、第３方向Ｄ３に関して対向し合う一方の２個の車輪８Ｗは、床面ＦＳ上に配設されている車輪止め板１１に当接して停止される。この車輪８Ｗの停止動作により、枠部８自体も床面ＦＳに対して停止した状態となる。

又、介護ベッド１００は、その主要部分の一つとして、病人等の被介護者１０が枕９を頭にして寝ている際には枠部８内の、床面ＦＳの上方位置に配設されているベッド部１を有する。このベッド部１は、大要、その骨格部ないしは基底部を成すベッド本体２、及び、ベッド本体２の平坦な表面（上面）２ＵＳ上に設けられたマット４より成る。尚、図１乃至図３の各図に於いては、図示の明確化の観点から、マット４はハッチングで以って表示されている。ここで特筆すべき点として、ベッド本体２は、床面ＦＳに平行状態で対向（対面）する平坦な裏面（下面）２ＲＳ上に配設された４個の車輪３を有する。４個の車輪３の内、第３方向Ｄ３に関して所定の第１距離ｄ１を隔てて対向配置される一方の２個の車輪３と、同じく第３方向Ｄ３に関して所定の第１距離ｄ１を隔てて対向配置される他方の２個の車輪３とは、第２方向Ｄ２に関して、所定の第２距離ｄ２を隔てて対向配置されている。これらの車輪３の各々は、その回転軸の周りに３６０°の角度で回転可能である。後述する通り、ベッド本体２は、各車輪３の床面ＦＳの当接後には、これらの車輪３の第３方向Ｄ３の外側向きに沿った回動に応じて、介護ベッド１００の外側位置ＯＰ（図３参照）まで、床面ＦＳ上を第３方向Ｄ３に沿ってスライド移動乃至は平行移動することが出来る。

又、介護ベッド１００は、その主要部分の一つとして、リモートコントローラー（以下「リモコン」という。）６からの指令信号により、その動作が制御される昇降機５を有する。この昇降機５は、ベッド本体２の裏面２ＲＳの四隅及びその周辺部分にまで突出して当該裏面２ＲＳに当接しつつベッド本体２を支える、第２方向Ｄ２に沿って移動可能な４つの支持部５Ｓを有する。即ち、（１）介護者がリモコン６の第１釦６Ａを押している間、昇降機５は、各支持部５Ｓの上昇駆動を通じて、第１方向Ｄ１の上向きに沿ってベッド本体２を上昇移動させ、（２）介護者がリモコン６の第２釦６Ｂを押している間は、昇降機５は、各支持部５Ｓの下降駆動を通じて、第１方向Ｄ１の下向きに沿ってベッド本体２を下降させる。そして、（３）ベッド本体２の各車輪３の床面ＦＳの当接後に介護者がリモコン６の第３釦６Ｃを押すと、昇降機５は、ベッド本体２の裏面２ＲＳと当接している各支持部５Ｓを第２方向Ｄ２の外側向きに沿って平行移動させて、各支持部５Ｓをベッド本体２の裏面２ＲＳから分離させて後退させる。尚、リモコン６と昇降機５間の通信は、有線通信であっても良いし、或いは、無線通信であっても良い。

又、介護ベッド１００は、そのシステムの一つとして、互いに平行な状態で床面ＦＳ上に敷設された２本のレール７を更に備える。即ち、各レール７は、第３方向Ｄ３に沿って、ベッド本体２の直下の床面ＦＳの部分上に敷設されている。そして、各レール７は、床面ＦＳの外側位置ＯＰ側の一端部が開口されており、他端部が閉口されている、第３方向Ｄ３に沿って延在した、貫通した溝部７Ｒを有する。即ち、枠部８が車輪止め板１１により停止状態にある場合に於いて、昇降機５の動作によって下降移動して来たベッド本体２の各車輪３が、床面ＦＳに当接する際に、対応する溝部７Ｒ内に若干の遊びを以って嵌合される様に（遊嵌状態）、各レール７は、床面ＦＳの適切な位置部分上に敷設されている。そのため、各レール７の溝部７Ｒ内に遊嵌された各車輪３は、ベッド本体２を床面ＦＳの外側位置ＯＰに向かって引き出す動作を受けて、レール７の溝部７Ｒに沿いつつ、当該外側位置ＯＰに向かって平行移動ないしはスライド移動する。

＜介護ベッドの動作・機能・利点＞
既述した構成を有する介護ベッド１００の採用により、以下に列挙する動作・機能・利点が得られる。

先ず、被介護者が介護ベッド１００のベッド部１上に横たわっている状態（図１乃至図３に示される状態。）から、被介護者がトイレ、風呂場、或いは検査場等の他の場所に出かける場合を想定する。

介護者はリモコン６の第２釦６Ｂを押して昇降機５を駆動させることで、昇降機５は、ベッド部１乃至はベッド本体２を床面ＦＳに向けて第１方向Ｄ１に沿って下降させる。その結果、ベッド部１は被介護者を乗せたまま床面ＦＳに向けて下降し続け、ベッド本体２の各車輪３は対応するレール７の溝部７Ｒ内に遊嵌状態で嵌まり込んで、その後、各車輪３は床面ＦＳに当接する。この当接状態を検知した昇降機５は、その支持部５Ｓの下降動作を停止し、これによって、ベッド部１乃至はベッド本体２は、床面ＦＳ上に停止した状態で配設される。その上で、介護者はリモコン６の第３釦６Ｃを押し、それに応じて、昇降機５は、各支持部５Ｓを第２方向Ｄ２に沿って後方へ後退移動させる。そのときのベッド部１乃至はベッド本体２の停止状態を模式的に示す図が、図４の正面図である。図４に示される通り、ベッド本体２の各車輪３は、対応するレール７の溝部７Ｒ内に遊嵌された状態で床面ＦＳに当接・停止しており、枠部８の各車輪８Ｗも床面ＦＳに当接・停止している。

次に、図５（ａ）の上面図に例示される様に、介護者は、ベッド部１の外側長手部分１ＯＰを手で掴んで、被介護者１０が横たわっているベッド部１を、第３方向Ｄ３に沿って、床面ＦＳの外側位置ＯＰに向けて引き出す。この引き出し動作に応じて、ベッド本体２の各車輪３は、レール７の溝部７Ｒに導かれながら溝部７Ｒの延在方向（第３方向Ｄ３）に沿って、床面ＦＳの外側位置ＯＰに向けて、対応するレール７の溝部７Ｒ内の床面ＦＳ上を回動していき、床面ＦＳに対してスライド移動乃至は平行移動する。この場合、介護者は、ベッド部１の内側長手部分１ＩＰが床面ＦＳの外側位置ＯＰに達するまで、ベッド部１の上記引き出し動作ないしはスライド動作を行い続ける。この介護者による引き出し動作の完了により、図５（ａ）に例示される通り、被介護者１０が横たわっているベッド部１の全体は、介護ベッド１００の外側部分にまで引き出されて、床面ＦＳの外側位置ＯＰに配設される。

図５（ａ）及び図５（ｂ）に例示される状態に於いては、床面ＦＳからのベッド部１の高さは、図１に示される下降開始前の状態に於けるベッド部１の床面ＦＳからの高さと比較して、十分に低い。そのため、介護者Ｐは、背筋を曲げた中腰状態では無くて、背筋を伸ばして膝を床面ＦＳに跪けた状態で、横たわっている被介護者１０を抱き掲げた上で車椅子に載せ替えることが出来る。従って、介護者Ｐは、介護動作に起因して発生し得る腰痛に悩まされることなく、ベッド部１に横たわった状態にある被介護者に対する介護サービスを提供することが出来る。換言すれば、昇降移動・スライド移動自在なベッド本体２を有する介護ベッド１００は、介護作業中の介護者Ｐの腰痛の発生を抑制し又は防止することが出来る。或いは、介護者Ｐは、図５（ｂ）に例示される様に、ベッド部１の上記のスライド移動乃至は平行移動によって床面ＦＳの外側位置ＯＰにまで引き出されたベッド部１を第２方向Ｄ２に沿って移動させて、被介護者１０が横たわっているベッド部１を他の場所へ容易に運ぶことが出来る。この場合に於いても、介護者Ｐは、腰痛の発生に悩まされることなく、ベッド部１に横たわっている被介護者１０をそのままの姿勢・状態を保ちつつ他の場所へ移動させることが出来る。当該他の場所（例：風呂場又はトイレ。）への移動後に於いても、既述の通り、介護者Ｐは、背筋を伸ばして床面等にひざまずいた状態に於いて、被介護者１０をベッド部１より起こして、被介護者１０に対する所定の介護サービスを、腰への負担を低減・抑止させつつ、提供することが出来る。

尚、他の場所より被介護者を乗せて介護ベッド１００の場所に戻って来たベッド部１又は車椅子より介護ベッド１００の横に位置するベッド部１へ被介護者を移動させた後のベッド部１を、図１に示される状態に戻す場合には、既述の動作の逆の動作を行えば良い。即ち、介護者Ｐは、先ず、ベッド部１を第３方向Ｄ３の逆向きに沿って介護ベッド１００の内側へ押し込むスライド移動乃至は平行移動を行ってベッド部１のセッティングをした上で、リモコン６の第３釦６Ｃを押して昇降機５により支持部５Ｓを前方へ平行移動させて、支持部５Ｓとの当接により、ベッド部１を支持する。その上で、介護者Ｐは、リモコン６の第１釦６Ａを押して昇降機５の上昇動作により、被介護者が横たわったベッド部１を図１に示される初期状態に戻す。この場合に於いても、介護者Ｐは、自己の腰への負担無く、乃至は、腰痛に悩まされること無く、一連の介護作業を完了させることが出来る。

（変形例）
（１） 実施の形態１では、ベッド本体２は、典型的な一例として、４個の車輪３を有していたが、ベッド本体２の裏面２ＲＳに配設される車輪３の数は少なくとも１個である。又、車輪３のベッド本体２の裏面２ＲＳ上の配設位置は任意の位置であって、第１距離ｄ１及び第２距離ｄ２は適宜に設定される。又、ベッド部１の構成要素として、マット４は任意の要素である。

（２） 実施の形態１では、ベッド本体２の車輪３がその溝部７Ｒ内に遊嵌される２本のレール７が採用されていたが、レール７の数を１本としても良い。或いは、床面ＦＳに敷設されるレール７自体を設けないこととしても良い。

（３） 実施の形態１に於いて採用されていた昇降機５の機能・動作の内で、リモコン６の第３釦６Ｃにより実現されていた支持部５Ｓの第２方向Ｄ２に沿った後退移動の機能・動作を採用しなくても良い。

（４） 実施の形態１に於けるベッド部１ないしはベッド本体２は、既述の機能に加えて、ベッド本体２の被介護者の頭部側部分の傾斜角度及び／又は足元側部分の傾斜角度がリモコン操作に応じて変わる「リクライニング」機能をも、併有していても良い。

（付記）
以上、本発明の実施の形態を詳細に開示し記述したが、以上の記述は本発明の適用可能な局面を例示したものであって、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、記述した局面に対する様々な修正及び／又は変形例を、この発明の範囲から逸脱することの無い範囲内で考えることが可能である。

本発明は、例えば、上下移動式の介護ベッドに適用して好適である。

１００ 介護ベッド
１ ベッド部
２ ベッド本体
２ＲＳ ベッド本体の裏面
３ ベッド本体の車輪（第１車輪）
４ マット
５ 昇降機
６ リモートコントローラー（リモコン）
７ レール
７Ｒ レールの溝部
８ 枠部
８Ｗ 枠部の車輪（第２車輪）
ＦＳ 床面

Claims (3)

1. 介護ベッドの枠を形成すると共に、使用中は常に床面に当接して前記床面上を回転・移動可能な複数個の第２車輪が各々配設された底部を有する枠部と、
   被介護者が寝ている際には上面視に於いて前記床面の内で前記枠部内にある床面の上方位置に配設されているベッド部の基底部を成すと共に、前記枠部内の前記床面に対面する裏面上に第１車輪を有するベッド本体と、
   前記枠部内の前記床面の上方に位置する前記ベッド本体の前記第１車輪が前記枠部内の前記床面に当接するまで前記ベッド本体を支持して下降移動させる昇降機と
   を備えており、
   前記被介護者が寝ている状態にある前記ベッド本体が前記昇降機の駆動により下降移動して前記第１車輪が前記枠部内の前記床面に当接した際には、
   前記昇降機は前記ベッド本体の支持を開放して前記ベッド本体は前記枠部より分離され、
   前記ベッド本体は、前記ベッド本体の短手方向の外側向きに沿った前記第１車輪の回動に応じて、前記枠部内の前記床面の上方位置より、前記ベッド本体の前記短手方向側の前記枠部の一方の外側位置にある床面の上方位置まで平行移動し、
   前記ベッド本体の全体が下降移動して前記枠部の一方の外側位置にまで平行移動する間、前記枠部の前記複数個の第２車輪及び前記枠部は停止状態にある
   ことを特徴とする、介護ベッド。
2. 請求項１に記載の介護ベッドであって、
   前記ベッド本体の前記短手方向に沿って前記ベッド本体の直下の前記床面の部分に敷設されており、下降移動して来た前記ベッド本体の前記第１車輪が前記床面に当接する際に前記第１車輪が嵌め込まれる、前記短手方向に延在し貫通した溝部を有するレールを
   更に備えることを特徴とする、介護ベッド。
3. 底部に設けられた車輪の回動を介して床面を移動可能な、介護ベッドの枠を形成する枠部が前記床面に停止している状態に於いて、
   上面視に於いて前記床面の内で前記枠部内にある床面の上方位置より当該床面に向けて下降移動して前記枠部内の前記床面に当接した後は、停止中の前記枠部とは分離された状態に於いて、単体で、前記枠部の長手方向に直交する短手方向に沿って前記枠部内の前記床面を平行移動することで、前記枠部内の前記床面との当接状態より脱して、上面視に於いて前記枠部の一方の外側に位置する床面にまで全体的に当該床面との当接状態を保持しつつ移動するベッド本体を
   備えることを特徴とする、介護ベッド。

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