JP6649064B2 - 情報処理装置、ネットワークスキャニング装置、及び情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、ネットワークスキャニング装置、及び情報処理システム Download PDF

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Description

本発明は、所定のネットワークに接続可能な情報処理装置、ネットワークスキャニング装置及び情報処理システムに関する。
従来から、例えば、スキャナやプリンタを備えた情報処理装置の中には、Webアプリケーションサーバによって制御されるものがある。このような情報処理装置は、Webアプリケーションサーバとネットワークで接続され、Webアプリケーションサーバは情報処理装置の遠隔に配置される。
例えば、特許文献1には、多機能処理装置(MFP:Multi Function Peripheral)において、MFPが備える各機能を利用するための操作画面と、操作に応じてMFPを制御するための制御スクリプトを外部のWebサーバが提供する構成について記載されている。
特開2008−003833号公報
特許文献1のようなシステムでは、外部のサーバと複合機等のクライアントとを通信ネットワークを介して接続してクライアント機能を制御するシステムであるため、必ず外部のサーバを必要とし、サーバ管理や運用にもリソースが必要なため、ユーザ環境によっては、システム設計の自由度や選択肢が少なかった。
本発明は、システム設計し易い技術を提供する。
本発明は、所定のネットワークに接続可能な情報処理装置であって、情報処理に関するユーザの設定を受け付ける設定受付手段と、前記設定受付手段で受け付けた設定条件に基づく情報処理を行う情報処理手段と、外部Webアプリケーション部を有する外部装置に対し前記ネットワークを介して接続して前記情報処理手段が前記情報処理を行う外部制御モード、および装置内に組み込まれた内部Webアプリケーション部に接続して前記情報処理手段が前記情報処理を行う内部制御モードを設定可能にする設定手段と、前記設定手段により設定されたモードのうち、指定手段によって指定されたモードを示す設定ファイルに基づいて前記情報処理手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする情報処理装置にある。
本発明によれば、例えば、多様なユーザ環境に対して、容易に組み込み可能なシステム設計し易い情報処理装置、又はこの情報処理装置を備えた情報処理システムを実現できる。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置の概略図。 図1の画像読取装置(ネットワークスキャニング装置及びシステム)の機能ブロック図。 内部制御モードにおける画像読取の手順を示す概略図。 スキャン設定画面の一例の図。 外部制御モードにおける画像読取の手順を示す概略図。 画像読取装置の起動から終了までのシーケンスを示すフロー図。 画像読取装置が設定情報を記憶しておくための設定ファイルを示した図。 制御モードを切り替えるための制御モード切り替え画面。 サーバアドレスを検証する際に実施されるサーバアドレス検証処理のフロー図。 内部制御モードにおける他の画像読取の手順を示す概略図。 外部制御モードにおける他の画像読取の手順を示す概略図。 本発明の他の実施形態に係る画像読取装置の概略図。 図1の画像読取装置(ネットワークスキャニング装置及びシステム)の機能ブロック図。 内部制御モードにおける画像読取の手順を示す概略図。 スキャン設定画面の一例の図。 外部制御モードにおける画像読取の手順を示す概略図。 図2の画像読取装置における外部通信I/F制御部に関する図。 デバイス設定画面の一例の図。 図2の画像読取装置におけるWebアプリケーションサーバ接続までのシーケンス図。 画像読取装置が外部ネットワークに接続されていない場合のシーケンス図。 外部ネットワークに接続されていない場合に表示される警告画面の一例の図。 prozyサーバ設定画面の一例の図。 他の実施の形態における内部ネットワーク構築のシーケンス図。 他の実施の形態における内部ネットワーク構築のシーケンス図。 他の実施の形態における内部ネットワーク構築のシーケンス図。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの概略図である。
<装置の構成>
画像読取装置Aは、載置台1に積載された一又は複数の搬送媒体Sを1つずつ装置内に経路RTにて搬送してその画像を読み取り、排出トレイ2に排出する装置である。読み取る搬送媒体Sは、例えば、OA紙、チェック、小切手、名刺、カード類等のシートであり、厚手のシートであっても、薄手のシートであってもよい。カード類は、例えば、保険証、免許証、クレジットカード等を挙げることができる。搬送媒体Sには、また、パスポートなどの冊子も含まれる。冊子を対象とする場合、ホルダに見開き状態の冊子を収容して載置台1に載置することで、冊子がホルダと共に搬送され、その画像を読み取ることができる。
<給紙>
経路RTに沿って搬送媒体Sを給送する給送機構としての第1搬送部10が設けられている。第1搬送部10は本実施形態の場合、送りローラ11と、送りローラ11に対向配置される分離ローラ12と、を備え、載置台1上の搬送媒体Sを搬送方向D1に一つずつ順次搬送する。送りローラ11には、モータ等の駆動部3から伝達部5を介して駆動力が伝達され、図中矢印方向(経路RTに沿って搬送媒体Sを搬送させる正方向)に回転駆動される。伝達部5は例えば電磁クラッチであり、駆動部3からの送りローラ11への駆動力を断続する。
<駆動部>
駆動部3と送りローラ11とを接続する伝達部5は、例えば、本実施形態では、通常時において駆動力が伝達される状態とし、搬送媒体Sの逆送の場合に駆動力を遮断する。送りローラ11は伝達部5により駆動力の伝達が遮断されると、自由回転可能な状態となる。なお、このような伝達部5は、送りローラ11を一方向のみに駆動させる場合には設けなくてもよい。
<分離構造>
送りローラ11に対向配置される分離ローラ12は、搬送媒体Sを1枚ずつ分離するためのローラであり、送りローラ11に対して一定圧で圧接している。この圧接状態を確保するため、分離ローラ12は揺動可能に設けると共に送りローラ11へ付勢されるように構成される。分離ローラ12は、トルクリミッタ12aを介して駆動部3から駆動力が伝達され、実線矢印方向(送りローラ11の正方向とは逆方向))に回転駆動される。
分離ローラ12はトルクリミッタ12aにより駆動力伝達が規制されるため、送りローラ11と当接している際は送りローラ11に連れ回りする方向(破線矢印方向)に回転する。これにより、複数の搬送媒体Sが送りローラ11と分離ローラ12との圧接部に搬送されてきた際には、一つを残して2つ以上の搬送媒体Sが下流に搬送されないようにせき止められる。
なお、本実施形態では分離ローラ12と送りローラ11とで分離機構を構成したが、このような分離機構は必ずしも設けなくてもよく、経路RTに搬送媒体Sを1つずつ順次給送する給送機構であればよい。また、分離機構を設ける場合においては、分離ローラ12のような構成の代わりに、搬送媒体Sに摩擦力を付与する分離パッドを送りローラ11に圧接させて、同様の分離作業を持たせるようにしてもよい。
<搬送構造>
第1搬送部10の搬送方向下流側にある搬送機構としての第2搬送部20は、駆動ローラ21と、駆動ローラ21に従動する従動ローラ22とを備え、第1搬送部10から搬送されてきた搬送媒体Sをその下流側へ搬送する。駆動ローラ21にはモータ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。従動ローラ22は駆動ローラ21に対して一定圧で圧接し、駆動ローラ21に連れ回る。この従動ローラ22は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ローラ21に対して付勢された構成としてもよい。
このような第2搬送部20よりも搬送方向下流側にある第3搬送部30は、駆動ローラ31と、駆動ローラ31に従動する従動ローラ32とを備え、第2搬送部20から搬送されてきた搬送媒体Sを排出トレイ2へ搬送する。つまり、この第3搬送部30は排出機構として機能する。駆動ローラ31にはモータ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。従動ローラ32は駆動ローラ31に対して一定圧で圧接し、駆動ローラ31に連れまわる。この従動ローラ32は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ローラ31に対して付勢された構成としてもよい。
排出トレイ2は、画像読取装置Aに対して回動可能なように、画像読取装置Aの下方に設けられた第1ヒンジ101を介して軸支されている。また、第1ヒンジ101側の第1排出トレイ2aとその先端側に接続された第2排出トレイ2bとから構成されており、第2排出トレイ2bは第1排出トレイ2aに対して回動可能に軸支されている。
<画像読取構造、制御>
ここで、本実施形態の画像読取装置Aでは、第2搬送部20と第3搬送部30との間に配置される画像読取ユニット70によって画像の読み取りを行うため、第2搬送部20及び第3搬送部30は搬送媒体Sを定速搬送する。搬送速度は常に第1搬送部10の搬送速度以上とすることで、先行搬送媒体Sに後続搬送媒体Sが追いついてしまう事態を確実に回避できる。例えば、本実施形態では、第2搬送部20及び第3搬送部30による搬送媒体Sの搬送速度を、第1搬送部10による搬送媒体Sの搬送速度よりも速くなるように速度制御するようにした。
なお、第2搬送部20及び第3搬送部30による搬送媒体Sの搬送速度と、第1搬送部10による搬送媒体Sの搬送速度とを同一条件とした場合でも、駆動部3を制御して後続搬送媒体Sの給送開始タイミングを間欠的にずらすことにより先行搬送媒体Sと後続搬送媒体Sとの間に最低限の間隔を形成することも可能である。
<重送検出>
第1搬送部10と第2搬送部20との間に配置される重送検出センサ40は、静電気等で紙などの搬送媒体S同士が密着し、第1搬送部10を通過してきた場合(つまり重なって搬送される重送状態の場合)に、これを検出するための検出センサ(シートの挙動や状態を検出するセンサ)の一例である。重送検出センサ40としては、種々のものが利用可能であるが本実施形態の場合には超音波センサであり、超音波の発信部41とその受信部42とを備え、紙等の搬送媒体Sが重送されている場合と1つずつ搬送されている場合とで、搬送媒体Sを通過する超音波の減衰量が異なることを原理として重送を検出する。
<レジストセンサ>
このような重送検出センサ40よりも搬送方向下流側に配置される媒体検出センサ50は第2搬送部20よりも上流側で、第1搬送部10よりも下流側に配置された上流側の検出センサ(シートの挙動や状態を検出するセンサ)としての一例であり、第1搬送部10により搬送される搬送媒体Sの位置、詳細には、媒体検出センサ50の検出位置に搬送媒体Sの端部が到達又は通過したか否かを検出する。媒体検出センサ50としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合には光学センサであり、発光部51とその受光部52とを備え、搬送媒体Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化すること
を原理として搬送媒体Sを検出する。
本実施形態の場合、搬送媒体Sの先端が媒体検出センサ50で検出されると、搬送媒体Sが重送検出センサ40により重送を検出可能な位置に到達しているように、上記の媒体検出センサ50は重送検出センサ40の近傍においてその下流側に設けられている。なお、この媒体検出センサ50は、上記の光学センサに限定されず、例えば、搬送媒体Sの端部が検知できるセンサ(イメージセンサ等)を用いてもよいし、経路RTに突出したレバー型のセンサでもよい。
媒体検出センサ50とは別の媒体検出センサ60が画像読取ユニット70よりも上流側に配置されている。第2搬送部20よりも下流側に配置された下流側の検出センサとしての一例であり、第2搬送部20により搬送される搬送媒体Sの位置を検出する。媒体検出センサ60としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合、媒体検出センサ50と同様に光センサであり、発光部61と受光部62とを備え、搬送媒体Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化することを原理として搬送媒体Sを検出する。なお、本実施形態では、第2搬送部20の搬送方向上流側と下流側のそれぞれに媒体検出センサ50、60を配置したが、何れか一方だけでもよい。
<イメージセンサ(CIS)の配置>
媒体検出センサ60よりも下流側にある画像読取ユニット70は、例えば、光学的に走査し、電気信号に変換して画像データとして読み取るものであり、内部にLED等の光源、イメージセンサ、レンズアレー等を備えている。本実施形態の場合、画像読取ユニット70は経路RTの両側に一つずつ配置されており、搬送媒体Sの表裏面を読み取る。しかし、経路RTの片側にのみ一つ配置して、搬送媒体Sの片面のみを読み取る構成としてもよい。また、本実施形態では、画像読取ユニット70を経路RTの両側に対向配置した構造としているが、例えば、経路RTの方向に間隔をあけて配置してもよい。
<重送時の制御>
搬送の途中で搬送媒体Sは重送検出センサ40により重送の有無が判定され、重送が無いと判定されると搬送が継続される。なお、重送があると判定された場合には、搬送を停止するか、第1搬送部10による後続搬送媒体Sの取り込みを停止して、重送状態にある搬送媒体Sをそのまま排出するようにしてもよい。
<レジストセンサの出力に応じた読取開始>
制御部90は、媒体検出センサ60の検出結果に基づくタイミングで、第2搬送部20により搬送されてきた搬送媒体Sの、画像読取ユニット70、70による画像の読み取りを開始し、読み取った画像を一次記憶して順次後述する制御ドライバへ出力する。画像が読み取られた搬送媒体Sは第3搬送部30により排出トレイ2に排出されてその搬送媒体Sの画像読取処理が終了する。
<ブロック図の説明>
図2には、本実施形態の画像読取装置Aの一例であるネットワークスキャニング装置及びスキャニングシステムの機能ブロック図を示す。
図2に示すように、本実施形態のネットワークスキャニングシステム80は、パソコンやサーバ等で構成される外部装置81と、ネットワークスキャニング装置82とが無線又は有線接続によるネットワーク83を経由して接続されている。
まず、ネットワークスキャニング装置82の構成について詳細に説明する。ネットワークスキャニング装置82は、外部通信I/F(インターフェース)部821と、ユーザI/F(インターフェース)部822と、スキャナ本体823と、これら各部を含めて全体の制御を行うCPU等からなる制御部824とを有する。なお、スキャナ本体823は、上述した画像読取装置Aの主要部(特に画像読取系と搬送系を含む部分)を示す。また、外部通信I/F部821は、外部装置81(外部Webアプリケーションサーバ811/外部Webサーバ部)にネットワークを経由して接続する通信手段となる。また、ユーザI/F部822は、情報処理に関するユーザの設定を受け付ける設定受付手段の一例であるが、後述するWebブラウザ825を含めて設定受付手段としてもよい。
また、ネットワークスキャニング装置82が有する制御部824は、Webブラウザ825と、このWebブラウザ825に接続されるWebサーバ832と、スキャンサービスプログラム826と、スキャナ本体823を制御する制御ドライバ827と、デバイス設定サービスプログラム831が、同一のオペレーティングシステム(OS)828上で実行される。
さらに、制御部824は、外部通信I/F制御部829を通じて、外部通信I/F部821を制御し、ネットワーク83を通じて外部装置81等との通信を行う。
なお、Webブラウザ825は、例えば、本実施形態では、タッチパネル式ディスプレイから構成されるユーザI/F部822にスキャン設定画面822aを表示する機能を有する。
ここで、本実施形態のネットワークスキャニング装置82は、外部装置81が有する外部Webアプリケーションサーバ811を用いた読取制御(外部制御モード)と、自装置が有する内部Webアプリケーションサーバ830を用いた読取制御(内部制御モード)とを切り替え、ユーザに対してスキャンサービスを提供することが可能である。なお、外部Webアプリケーションサーバ811は、外部装置が有する外部Webアプリケーション部の一例であり、内部Webアプリケーションサーバ830は、自装置本体内に組み込まれる内部Webアプリケーション部の一例である。
また、内外のWebアプリケーション部は、Webブラウザを操作してネットワークスキャニング装置82を制御するためのアプリケーションで、例えば、HTML(HyperText MarkupLanguage)やXHTML(Extensible HyperText Markup Language)、JavaScript(登録商標)、Java(登録商標)Servlet(商標)やASP.NET(商標)アプリケーションなどで構成される。また、WebアプリケーションはWebサーバと連携されることが望ましく、本実施形態でも、WebアプリケーションとWebサーバの連携で内部/外部Webアプリケーションサーバが構成され、Webサーバは、ロードバランサ機能やアクセス制御機能などを持ち、Webブラウザとのコネクションを管理する役割を担う。例えば、Webサーバには、Apatch HTTP Server(商標)やMicrosoft Internet Information Server(商標)などが用いられる。
ここで、本実施形態のネットワークスキャニング装置82は、上述した外部制御モードと内部制御モードとがそれぞれ実装された構成例を挙げて説明しているが、例えば、何れか一方の制御モードのみを実装した構成でもよい。例えば、ネットワークスキャニング装置82の自装置内に予め内部制御モードを実装しておき、後から機能拡張又は制御モードの変更のため、外部制御モードの機能を実装してもよい。外部制御モードの機能を実装する場合、自装置内にある内部制御モードはそのまま残しておいてもよいし、外部制御モードへの機能追加又は変更に合わせて内部制御モードの機能を削除してもよい。つまり、本実施形態のネットワークスキャニング装置82は、外部制御モード及び内部制御モードのどちらでも実装可能なように構成されている。
すなわち、本実施形態では、同一のOS828上にWebブラウザ825とスキャンサービスプログラム826とを設けて、スキャナ本体823への制御ラインを統一した構成としている。これにより、外部制御モード及び内部制御モードのいずれの場合においても、スキャナ本体823の制御のための指示命令系統を、Webブラウザ825及びスキャンサービスプログラム826の共同作業により一本化することが可能になる。
なお、本実施形態では、Webブラウザ825と共にWebサーバ832を設けているが、Webブラウザ825から直接、スキャンサービスプログラム826及び制御ドライバ827を通じてスキャナ本体823を制御してもよいし、Webブラウザ機能を備えたスキャンサービスプログラムを通じてスキャナ本体823を制御してもよい。
そして、本実施形態では、外部Webアプリケーションサーバ811又は内部Webアプリケーションサーバ830のどちらに対しても、Webブラウザ825がユーザ操作画面を表示するための制御窓口となる。更に、そのWebブラウザ825が各Webアプリケーションサーバ811又は830よりIPアドレスと画面情報を受け付け、ユーザI/F部822に対して画面情報に基づく画面表示を行う一方、IPアドレスをスキャンサービスプログラム826に伝達する。その上で、ユーザ操作によりユーザI/F部822(スキャン設定画面822a)から受け付けたスキャン設定情報をスキャンサービスプログラム826に伝達する。このとき、スキャンサービスプログラム826は、スキャン設定情報のみを制御ドライバ827に伝達してスキャナ本体823を制御し、制御ドライバ827から受け取った画像データをIPアドレスに基づいて対応サーバへ送信する。
このように、本実施形態では、Webブラウザ825及びスキャンサービスプログラム826の連携により、Webアプリケーションからスキャナ本体828の制御が可能になり、それゆえ、内部制御モード/外部制御モードに関わらず、スキャナ本体823の制御を行うことができる。したがって、本実施形態のネットワークスキャニング装置82は、システム設計の構築において設計自由度があり、また、システム設計の選択肢を提供することができる。
また、本実施形態では、ネットワークスキャニング装置82が有する制御部824において、内外のサーバ環境に対して適用できるように、Webブラウザ825からスキャナ本体823の制御ラインを一本化したことで、外部Webアプリケーションサーバ811と内部Webアプリケーションサーバ830のどちからかでも制御が可能な仕組みが実現できる。つまり、ユーザI/F部822に対して画面制御するWebブラウザ825を通じて外部Webアプリケーションサーバ811から遠隔制御する方式(外部制御モード)と、内部Webアプリケーションサーバ830から自装置内で制御する方式(内部制御モード)とをそれぞれ独立したシステムとして構築できる。
なお、上述した外部制御モードとするモード設定、あるいは、内部制御モードとするモード設定については、予め内外のサーバを構築しておくことで、各サーバへの通信設定が行われるだけで、ネットワークスキャニング装置82のスキャンサービスを提供できる。
また、本実施形態のネットワークスキャニング装置82は、例えば、自装置内に予め内部Webアプリケーションサーバ830を構築した装置において、外部Webアプリケーションサーバ811への接続設定が可能な設定手段を備えたものでもよいし、自装置内に予め内部Webアプリケーションサーバ830を実装し、その内部Webアプリケーションサーバ830への接続設定が可能な設定手段を備えたものでもよい。あるいは、自装置の制御部824と外部Webアプリケーションサーバ811とを外部通信I/F部821を経由して接続するための設定手段を備えたものでもよいし、自装置内の制御部824に内部Webアプリケーションをインストールするための設定手段を備えたものでもよい。
例えば、上述した本実施形態では、ユーザI/F部822及び制御部828が上述した設定手段としての役割を有する。より詳細には、本実施形態では、ユーザI/F部822がWebブラウザ825を通じて設定画面を表示し、ユーザが入力した設定情報に基づいて制御部824がサーバ設定を行う。このとき、例えば、サーバアドレスについては、ユーザI/F部822でURLとして受け付け、サーバとの接続時に、制御部824が当該URLを外部通信I/F部829に伝達し、外部通信I/F部829が内部サーバか外部サーバかを判断し、制御部824は、内部サーバのURLである場合には内部Webアプリケーションサーバ830との通信設定を行う一方、外部サーバのURLである場合には外部Webアプリケーションサーバとの通信設定を行う。
各制御モードについて図2を用いて述べると、例えば、外部制御モードの場合には、Webブラウザ825は、ネットワーク83経由で接続される外部装置81が有する外部Webアプリケーションサーバ811から、画面データをダウンロードする。そして、ダウンロードされた画面データは、Webブラウザ825を通じて、ユーザI/F部822にスキャン設定画面822aとして表示される。
また、内部制御モードの場合には、Webブラウザ825は、内部Webアプリケーションサーバ830から画面データをダウンロードする。Webブラウザ825に提供された画面データは、ユーザI/F部822にスキャン設定画面822aとして表示される。
そして、外部制御モード及び内部制御モードのいずれのモードにおいても、ユーザは、スキャン設定画面を通じて、スキャン設定の入力指定が可能となる。
このユーザが入力したスキャン設定の情報は、ユーザI/F部822からWebブラウザ825によって取得される。Webブラウザ825が取得したスキャン設定情報は、Webリクエストとして、Webサーバ832を介してスキャンサービスプログラム826に伝達され、さらに、スキャンサービスプログラム826から制御ドライバ827に伝達される。
スキャン設定情報を受け取った制御ドライバ827は、スキャン設定情報に基づいてスキャナ本体823を制御し、スキャナ本体823から画像データを取得する。ここで、本実施形態では、このスキャナ本体823、又はスキャナ本体823が有する画像読取部(画像読取センサ)が、設定受付手段となるユーザI/F部822で受け付けた設定条件に基づく情報処理を行う情報処理手段の一例となる。
なお、スキャナ本体823から取得した画像データは、制御ドライバ827からスキャンサービスプログラム826に送信され、詳細は後述するがスキャンサービスプログラム826が外部Webアプリケーションサーバ811又は内部Webアプリケーションサーバ830に送信する。
また、制御モードの切り替えは、デバイス設定サービスプログラム831によって実施され、制御モードの切り替えを開始するための通知は、Webブラウザ825からWebリクエストとして送り出され、Webサーバ832を介してデバイス設定サービスプログラム831に伝達される。また、デバイス設定サービスプログラム831は、制御モードの切り替え処理において、ユーザに制御モードを設定させるため、ユーザI/F部822に制御モード切り替え画面822bを表示する。さらに、ユーザが設定した制御モードなど、制御モードに関する設定情報は設定情報300に保存される。
すなわち、上述した制御モードの切り替え機能は、図2におけるユーザI/F部822で表示される制御モード切替画面822b、制御部824が有するOS828上で実行されるWebブラウザ825及びWebサーバ832、このWebサーバ832に接続されたデバイス設定サービスプログラム831により実現される。
つまり、本実施形態では、これら各機能部により、外部Webサーバ部(外部Webアプリケーションサーバ811)に接続して設定受付手段(ユーザI/F部822)にて受け付けた設定条件に基づいて情報処理を行う外部制御モード、及び内部Webサーバ部(内部Webアプリケーションサーバ830)に接続して設定受付手段(ユーザI/F部822)にて受け付けた設定条件に基づいて情報処理を行うため内部制御モードを切り替えるモード切替手段が構成される。
<ネットワークスキャニング装置の内部ネットワーク機構>
ここで、内部制御モードで利用されるネットワークスキャニング装置の内部ネットワークの機構とその利点について、述べる。内部Webアプリケーションサーバ830とオペレーティングシステム(OS)828は、それぞれTCP/IP通信での通信機能を持ち、それぞれのIPアドレスは、予め、同一セグメントの静的IPアドレスになるように構成されている。例えば、内部Webアプリケーションサーバ830のIPアドレスが“192.168.1.2”でサブネットマスクが“255.255.255.0”であるなら、オペレーティングシステム(OS)828のIPアドレスは、内部Webアプリケーションサーバ830のIPアドレスと異なるIPアドレスで、且つ、同一セグメントのIPアドレス、例えば、“192.168.1.3”が設定される。
さらに、外部通信I/F制御部829は、ルーティング機能を有し、ネットワークスキャニング装置82の内部で外部通信I/F制御部829とオペレーティングシステム(OS)828と内部Webアプリケーションサーバ830で構成される内部ネットワークと、外部ネットワーク83を別のセグメントに分けるためのゲートウェイとして機能する。外部ネットワーク83とセグメントを分けることで、内部Webアプリケーションサーバ830やオペレーティングシステム(OS)828の静的IPアドレスがネットワーク83上の任意の機器のIPアドレスと重複した場合でもネットワークが混乱することを防いでいる。
さらに、外部通信I/F制御部829がルーティング機能を備えているため、オペレーティングシステム(OS)828と内部Webアプリケーションサーバ830は外部ネットワーク83と通信できる。さらに、内部Webアプリケーションサーバ830とオペレーティグシステム(OS)828はお互いのIPアドレスを記憶しておくことで相互通信でき、内部Webアプリケーションサーバ830は、オペレーティングシステム(OS)828のIPアドレスを自身の内部記憶領域に記憶し、オペレーティングシステム(OS)828は、内部Webアプリケーションサーバ830のIPアドレスを設定情報300に記憶している。特に、設定情報300は、本実施形態における、内部Webアプリケーションアドレス記憶手段となっている。
<内部制御モード>
以下、図3を参照して、本実施形態のネットワークスキャニングシステムの画像読取の手順を説明する。図3に示すように、内部Webアプリケーションサーバ830は、Webブラウザ825に対して、内部Webアプリケーションサーバ830のIPアドレスと画面データとを送信する。Webブラウザ825は、受け取った画面データに基づいてユーザI/F部822に画面の表示を行う。図4は、ユーザI/F部に表示されるスキャン画面の一例を示した図(以下、スキャン設定画面)である。
このスキャン設定画面によって、ユーザ入力としてスキャン設定と実行ボタンが押下された場合に、スキャン設定が、Webブラウザ825を通じてスキャンサービスプログラム826に伝達される。このとき、Webブラウザ825は、スキャン設定と共に、内部Webアプリケーションサーバ830から受けたIPアドレスもスキャンサービスプログラム826に通知する。
スキャン設定及びIPアドレスを受け取ったスキャンサービスプログラム826は、制御ドライバ827に対してスキャン設定を通知し、制御ドライバ827は、スキャン設定に基づいてスキャナ本体823を制御し、スキャナ本体823から画像データを取得する。
続いて、画像データを取得した制御ドライバ827は、スキャンサービスプログラム826に画像データを送信し、スキャンサービスプログラム826は、取得した画像データをIPアドレスに基づいて内部Webアプリケーションサーバ830に送信する。これにより、内部Webアプリケーションサーバ830は、スキャナ本体823からユーザの入力したスキャン設定に基づく画像データを取得できる。
<外部制御モード>
続いて、図5を用いて、外部制御モードについて説明するが、上述した外部制御モードにおけるWebブラウザ825を通じてスキャン画面を表示した後の制御については基本的に同じ制御になる。
外部Webアプリケーションサーバ811は、外部ネットワーク83及び外部通信I/F部821を通じてWebブラウザ825に対し、画面データと外部Webアプリケーションサーバ811のIPアドレスとを送信する。
Webブラウザ825は、受け取った画面データに基づいてユーザI/F部822に画面の表示を行う。画面データは、上述した内部制御モードと同様のものとする。
このスキャン画面表示を通じて、ユーザからスキャン設定が入力され、実行ボタンが押下されると、そのスキャン設定の情報をWebブラウザ825からスキャンサービスプログラム826に伝達し、このとき、Webブラウザ825は、スキャン設定と共に、外部Webアプリケーションサーバ811から受けとったIPアドレスもスキャンサービスプログラム826に通知する。
これにより、上述した内部制御モードと同様のスキャン制御を行うことができ、スキャナ本体823から得た画像データは、スキャンサービスプログラム826からIPアドレスに基づいて外部通信I/F821から外部ネットワーク83を経由して外部Webアプリケーションサーバ811に送信される。
なお、各制御モードにより画像データを受け取った外部Webアプリケーションサーバ811、又は内部アプリケーションサーバ830は、その画像データをユーザI/F部822に表示する場合には、上述した画面データと同様の制御により、Webブラウザ825を通じて画像データを送信する。
これにより、ユーザは、読み取った画像データをユーザI/F部にて確認することが可能となる他、その画像データを確認した上で、ユーザが指定する宛先に外部通信I/F821を通じて送信することが可能となる。
上記の制御モードについて端的に述べると、ネットワークスキャニング装置82は、Webブラウザ825が内部Webアプリケーションサーバ830に接続したときに内部制御モードで動作し、外部Webアプリケーションサーバ811に接続したときに外部制御モードで動作する。つまり、制御モードはWebブラウザ825の接続先によって決まる。
さらに、Webブラウザの接続先は設定情報300に記憶されるため、設定情報300を変更することで、制御モードを切り替えることができる。さらに、設定情報300の変更は、デバイス設定サービスプログラム831が制御する制御モード切り替え画面822bを介して実施される。即ち、本実施形態においては、デバイス設定サービスプログラム831がモード切り替え手段となる。
<起動から終了までのシーケンス>
図6と図7を用いてネットワークスキャニング装置82が起動してから、終了するまでのシーケンスについて説明する。図6は起動から終了までのシーケンス、図7はネットワークスキャニング装置82が有する設定情報300である。
ネットワークスキャニング装置82は、ユーザによって起動されると、S1000において、制御モードが内部制御モードか外部制御モードかの判定を行う。判定は、図7に示す設定情報300に記憶された設定値に基づいて行われる。
設定情報300には、外部Webアプリケーションサーバを使用するか否かを示すenableexternalserver310と、外部Webアプリケーションサーバのアドレスを示すserveraddress320と、内部Webアプリケーションサーバのアドレスを示すinternalserveraddress330が記憶されていて、各設定値は、後述する制御モードの切り替え処理によって変更されるが、internalserveradress330は、予め内部Webアプリケーションサーバのアドレスが記憶されていて、変更されない。
また、S1000の制御モードの判定処理では、ネットワークスキャニング装置82がenableexternalserver310の設定値を確認し、外部Webアプリケーションサーバを使用することを示す値(本実施形態では“1”)が記憶されている場合には、外部制御モードと判定し、serveraddress320に記憶されている外部Webアプリケーションサーバのアドレスを保持しておく。一方、enableexternalserver310の設定値に内部Webアプリケーションサーバを使用することを示す値(本実施形態では“0”)が記憶されている場合には、internalserveradress330に記憶されている内部Webアプリケーションサーバ830のIPアドレスを保持しておく。
ネットワークスキャニング装置82は制御モードの判定を完了すると、S1001において、Webブラウザを起動し、S1000で保持しておいたWebアプリケーションサーバのアドレスに対してWebブラウザを接続させる。
ネットワークスキャニング装置82はWebアプリケーションサーバとの接続を完了すると、S1002において、前述の内部/外部制御モードの項目で説明した処理によってスキャン画面を表示し、ユーザの操作に応じた処理を行う。このとき、ユーザが操作できる機能は、スキャンとネットワークスキャニング装置82の制御モードの切り替えと終了である。
ネットワークスキャニング装置82はユーザの操作に応じた処理を完了すると、S1003において、ユーザが制御モードの切り替えを実行したか否かを確認し、実行した場合はS1000へと処理を進め、それ以外の場合はスキャン画面を表示しS1002へと処理を進める。
以降、S1002でユーザがネットワークスキャニング装置82の終了操作を行うまで、ネットワークスキャニング装置82はS1000〜S1003を繰り返す。
<制御モードの切り替え>
図8Aは、制御モード切り替え処理において表示される制御モード切り替え画面400の一例である。図8を用いて、制御モードの切り替え処理を説明する。制御モード切り替え画面400は、ユーザが制御モードの切り替え操作を実行する際に、表示される。以降、制御モード切り替え画面400の動作を説明し、制御モード切り替え処理について説明する。
<制御モード切り替え画面>
制御モード切り替え画面400は、外部Webアプリケーションサーバのアドレスと外部Webアプリケーションサーバを使用するか否かを設定するための画面である。本実施形態における制御モード切り替え画面400には、Webアプリケーションサーバのアドレスを入力するためのエディットボックス420、外部Webアプリケーションサーバを使用するか否かを選択するためのラジオボタン410、設定変更をキャンセルするためのキャンセルボタン430、設定変更を完了するためのOKボタン440が配置される。
制御モード切り替え画面400が表示された直後は、各項目の状態や設定値に、設定情報300の設定値が反映される。具体的には、ラジオボタン410の状態は設定情報300のenableexternalserver310の値が反映され、エディットボックス420の値は設定情報300のserveraddress320の値が反映される。逆に、ユーザが制御モード切り替え画面400で設定した内容も、設定情報300に保存される。
また、エディットボックス420とラジオボタン410は連動していて、ラジオボタン410のON/OFFによって、エディットボックス420の状態は変更される。具体的には、ラジオボタン410がOFFのとき、エディットボックス420はグレーアウトされてユーザの入力を受け付けないようになり、ラジオボタン410がONのときは、エディットボックス420はグレーアウトを解除されてユーザの入力を受け付けるようになる。つまり、外部Webアプリケーションサーバが利用されない状態(ラジオボタン410がOFFの状態)では、Webアプリケーションサーバの入力を受け付けないようにしている。
さらに、OKボタン440が押されると、図9に示すサーバアドレスの検証処理によって、ユーザが入力したサーバアドレスが有効か否かの検証が実施される。
サーバアドレス検証処理では、まず、S2000において、ユーザが内部制御モードを設定したか否かを判定するため、ラジオボタン410の状態が確認される。ラジオボタン410の状態がOFFならば、内部制御モードが設定されているので、サーバアドレスは検証される必要がなく、サーバアドレス検証結果はOKで、検証が完了する。一方、ラジオボタン410の状態がONならば、外部制御モードが設定されているので、エディトボックス420に入力されたサーバアドレスを検証するため、ステップS2001へと処理が進む。
ステップS2001では、サーバアドレスがURLの形式になっているか否かが検証される。サーバアドレスがURLの形式になっていなかった場合には、検証結果NGで、サーバアドレス検証処理は終了となる。一方、サーバアドレスがURLの形式になっていた場合は、ステップS2002へと処理が進む。また、本実施形態では、以下の正規表現にマッチするか否かでURL形式になっているか否かが検証される。
http(s)?://([\w-]+\.)+[\w-]+(/[\w- ./?%&=]*)?
ステップS2002では、サーバアドレスが接続可能なアドレスか否かが検証される。サーバアドレスが接続可能ならば、検証結果をOKとして、サーバアドレス検証処理は完了となる。一方、サーバアドレスが接続不可ならば、検証結果をNGとして、サーバアドレス検証処理は終了となる。本実施形態における接続可能か否かの検証処理では、ネットワークスキャニング装置82が、サーバアドレスに対してHTTPリクエストを送り、そのレスポンスとして戻されたHTTPレスポンスのStatusコードで、サーバアドレスに対応したサーバが接続可能なサーバか否かが判断される。さらに、サーバアドレス検証処理で検証結果がNGの場合、サーバアドレスの再入力を促すため、図8(B)に示すような、サーバアドレスが不正であることを伝える警告メッセージが表示される。
<制御モード切り替え処理>
図6のS1000で述べたように、ネットワークスキャニング装置82は設定情報300内の設定値にもとづいて制御モードの判定を行うので、設定情報300を変更することで、制御モードの切り替えが行われる。
設定情報300の変更は、ユーザが制御モード切り替え画面400でOKボタンを押下した際に実行される。その処理内容は、制御モード切り替え画面400の各コントロールの値や情報を設定情報300に保存するという処理である。
具体的には、ラジオボタン410がONの状態、つまり外部Webアプリケーションサーバを使用するように設定された場合には、設定情報300のenableexternalserver310の値を“1”に、serveraddress320をエディットボックス420に入力された外部Webアプリケーションサーバのアドレスに変更する。
一方、ラジオボタン410がOFFの状態なら、enableexternalserver310の値を“0”に変更し、外部Webアプリケーションサーバのアドレスは変更せずに終了する。ここで、外部Webアプリケーションサーバのアドレスを変更しない理由は、ユーザが最後に設定した外部Webアプリケーションサーバのアドレスを記憶しておくためである。これによって、ユーザが制御モードを内部Webアプリケーションサーバから外部Webアプリケーションに切り替えた際に、最後に使用した外部Webアプリケーションサーバをすぐに再設定することができる。
以上、本発明の一実施形態によれば、ユーザは、画像処理装置の制御モードを、ユーザの環境に合わせて設定することができるので、多様なユーザ環境に画像処理装置を容易に組み込むことができる。
また、内部Webアプリケーションを使用する場合には、ユーザはWebアプリケーションサーバのアドレスを入力する必要がなく、ユーザが制御モードを手間無く切り替えられるようになっている。
また、画像処理装置の制御モードの設定では、ユーザは外部Webアプリケーションサーバを使用するか否かの設定と、外部Webアプリケーションサーバのアドレスの入力を行う。このとき、ユーザが外部Webアプリケーションサーバを使用しない設定を試みている場合は、Webアプリケーションサーバのアドレスは利用されないはずなので、入力できないように制御され、無駄な入力を防いでいる。
さらに、画像処理装置の制御モードの設定では、外部Webアプリケーションサーバのアドレスを検証し、不正なアドレスだった場合に、ユーザがすぐに再入力できるようになっている。これらの点においても、効率的に制御モードを切り替えることができ、ユーザ環境への組み込み容易性が高められている。
<他の実施形態>
以上、本発明を一実施形態に基づいて詳細に説明したが、本発明は上述した一実施形態に限定されるものではない。
上述した一実施形態では、外部制御モードと内部制御モードとの切り替えを行うにあたって、制御モードにてユーザI/F部822に制御モード切り替え画面822bを表示し、管理者が予め入力した設定情報に基づく制御モードにて、その後のネットワークスキャニング装置の動作(外部Webアプリケーションサーバを活用した動作、又は内部Webアプリケーションサーバを活用した動作)を択一的に制御する事前設定型のシステム形態について説明した。
本発明は勿論これに限定されず、例えば、ユーザ使用時のトップ画面等において、外部制御モード及び内部制御モードの選択を行う選択メニューを表示し、ユーザが選択したモードに従って、その後のネットワークスキャニング装置の動作を制御するようにしてもよい。この場合には、上述した一実施形態のような管理者による制御モードで外部制御モードと内部制御モードとを切り替えずに、予めシステム構築された内部Webアプリケーションサーバを用いるシステム、及び外部Webアプリケーションサーバを用いるシステムの両方のネットワークスキャニングシステムのうちの一方のシステムを、ユーザ自身がシステム使用時のトップ画面等のシステム切替画面にて任意に選択できるようにしてもよい。
これにより、ユーザの使い勝手が向上する。すなわち、ユーザ自身がシステム使用時に外部制御モードと内部制御モードとを任意に使い分けることが可能となる。なお、このような任意選択型のシステム形態では、ユーザが内部制御モードにてシステム利用した後、トップ画面等のシステム切替画面に戻り、外部制御モードを選択し直すか、あるいは外部制御モードに切替えることにより、内部制御モードによる情報処理に続けて、外部制御モードによる情報処理を実行できる。
この場合、例えば、ネットワークスキャニングシステムの起動後のユーザ操作画面として、ユーザI/F部にシステム切替画面を表示し、そのシステム切替画面にてユーザが選択(決定)し、ここでユーザが選択した選択モードに基づいてWebブラウザを起動すれば、上述した一実施形態と同様に各モードでの動作(図3又は図5で説明したシーケンス)を実現できる。
また、その他にも、例えば、ネットワークスキャニングシステムの起動後のユーザ操作画面が、内部Webアプリケーションサーバと外部Webアプリケーションサーバへのリンクを持つWebブラウザで読み込み可能な画面(HTML、XHTMLなど)として構成されることで、上述のような任意選択方のシステム形態を成すことができる。
つまり、Webブラウザが起動時に読み込む画面に、前述の内外のWebアプリケーションサーバへのリンクを持つユーザ操作画面を設定し、ユーザがユーザ操作画面で内部Webアプリケーションへのリンクを選択すると、情報処理装置は内部Webサーバに接続し、一方、ユーザが外部Webアプリケーションへのリンクを選択すると、情報処理装置は外部Webサーバに接続するので、上述の一実施形態と同様に各モードでの動作を実現できる。
上述した一実施形態では、例えば、図3又は図5を参照して説明したように、Webブラウザ825がサーバからIPアドレス及び画面データを受け取って、スキャンサービスプログラム826がWebブラウザ825からスキャン設定及びIPアドレスを受け付けるようにしたが、本発明は勿論これに限定されず、スキャンサービスプログラムが各サーバからIPアドレス及び画面データを直接受け取って画面データをWebブラウザに受け流す構成でもよいし、スキャンサービスプログラムとWebブラウザとを1つの総合サービスプログラム(より詳細には、Webブラウザ機能を備えたスキャンサービスプログラム、あるいはスキャンサービス機能を備えたWebブラウザ)としてもよい。この場合には、制御ラインが簡略化できるという利点がある。図10は、内部制御モードにおける簡略化された制御ラインを、また、図11は、外部制御モードにおける簡略化された制御ラインを示す。図10と図11を図3や図5と比較すると、スキャンサービスプログラムを介さないため、制御ラインが簡略化されていることが示される。
<付記>
本発明は、上述した実施の形態に限定されず、下記のような形態を含むものである。
例えば、本発明は、所定のネットワークに接続可能な情報処理装置であって、情報処理に関するユーザの設定を受け付ける設定受付手段と、前記設定受付手段で受け付けた設定条件に基づく情報処理を行う情報処理手段と、外部Webアプリケーション部を有する外部装置に対し前記ネットワークを介して接続して前記情報処理手段が前記情報処理を行う外部制御モード、および装置内に組み込まれた内部Webアプリケーション部に接続して前記情報処理手段が前記情報処理を行う内部制御モードのうち少なくとも一方のモードが設定される設定手段と、前記設定手段により設定したモードに基づいて前記情報処理手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする情報処理装置にある。
かかる本発明の態様によれば、システム管理者又はユーザ等が外部制御モード及び内部制御モードのうち少なくとも一方のモードを設定して使用できるため、システム設計の自由度や選択肢等を増やすことができる。
また、本発明は、所定のネットワークに接続可能な情報処理装置であって、情報処理に関するユーザの設定を受け付ける設定受付手段と、前記設定受付手段にて受け付けた設定条件に基づいて情報処理を行う情報処理手段と、外部Webアプリケーション部を有する外部装置に前記ネットワークを経由して接続する通信手段と、装置本体内に組み込まれる内部Webアプリケーション部と、前記外部Webアプリケーション部に接続して前記設定受付手段にて受け付けた設定条件に基づいて前記情報処理手段が情報処理を行う外部制御モード、及び前記内部Webアプリケーション部に接続して前記設定受付手段にて受け付けた設定条件に基づいて前記情報処理手段が情報処理を行う内部制御モードのそれぞれが設定される設定手段と、前記設定手段により設定された前記外部制御モード又は前記内部制御モードに切り替えるモード切替手段と、前記モード切替手段により切り替えたモードに基づいて前記情報処理手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする情報処理装置にある。
かかる本発明の態様によれば、システム管理者又はユーザ等が設定した外部制御モード及び内部制御モードを任意に切り替えて使用することができる。
また、上記本発明では、前記設定受付手段は、ユーザの入力を受け付けるための設定画面を表示する表示手段を有し、前記外部制御モードでは、前記外部Webアプリケーション部から送信される外部制御情報に基づく設定画面を表示する一方、前記内部制御モードでは、前記内部Webアプリケーション部から提供される内部制御情報に基づく設定画面を表示することを特徴としてもよい。
かかる本発明の態様によれば、各モードに適合した設定画面を表示できる。
また、上記本発明では、前記設定受付手段は、ユーザの入力を受け付ける設定画面を表示する表示手段を有し、前記モード切替手段は、前記表示手段にて表示されるモード切替画面でのユーザ操作に基づいて前記外部制御モード及び前記内部制御モードの何れか一方に切り替えることを特徴としてもよい。
かかる本発明の態様によれば、モード切替画面でのユーザ操作により各モードの選択、切り替えを手軽に実施できる。
本発明の他の態様としては、所定のネットワークに接続可能な情報処理装置であって、前記ネットワークを経由して外部Webサーバに接続するための設定情報が入力される入力手段と、前記入力手段で入力された設定情報に基づいて前記外部Webサーバに接続される第1通信手段と、前記内部Webサーバのアドレスを記憶する内部Webサーバアドレス記憶手段と、前記アドレス取得手段で取得されたアドレスに基づいて前記内部Webサーバに接続される第2通信手段と、前記第1通信手段を通じて前記外部Webサーバに接続する第1接続モードと前記第2通信手段を通じて前記内部Webサーバに接続する第2接続モードとを切り替えるモード切替手段と、を備えたことを特徴とする情報処理装置にある。
かかる本発明の態様によれば、2つの通信手段(第1通信手段及び第2通信手段)により接続先を外部Webサーバと内部Webサーバとし、モード切替手段により接続切替を行うことにより、システム管理者又はユーザが外部制御モード(第1接続モード)と内部制御モード(第2接続モード)とを切り替えて使用できるため、システム設計の自由度や選択肢を増やすことができる。
また、上記本発明では、前記モード切替手段が、前記入力手段での前記設定情報の入力を制御することを特徴としてもよい。
かかる本発明の態様によれば、前記外部Webサーバを使用しない場合に、ユーザが不必要に前記外部Webサーバの情報を入力すること防止できるため、ユーザが切り替え操作を効率よく実施することができる。
また、上記本発明では、前記入力手段によって入力された前記設定情報を検証する検証手段を備えたことを特徴としてもよい。
かかる本発明の態様によれば、前記外部Webサーバの情報が不正だった場合に、すぐさま、再入力をユーザに促すことができるため、ユーザが切り替え操作での誤入力を素早く修正することができる。
また、上記本発明では、前記第1通信手段と前記第2通信手段にWebブラウザを用いることを特徴としてもよい。
かかる本発明の態様によれば、Webブラウザを用いて通信制御することにより、より簡単な画面制御を実現できる。
また、上記本発明では、ルーティング機能を有するゲートウェイ部を有し、前記ゲートウェイ部が構築するネットワーク内に前記内部Webサーバとオペレーティングシステム(OS)が配置されることを特徴としてもよい。
かかる本発明の態様によれば、前記情報処理装置に対して外部ネットワークから割り当てられるIPアドレスの数が、前記内部Webサーバと前記オペレーティングシステム(OS)に割り当てられる2つでなく、前記ゲートウェイ部に割り当てられる1つに抑えられる。そのため、IPアドレスを安易に消費できないユーザ環境にも前記情報処理装置を組み込むことができる。
また、上記本発明では、前記情報処理装置がWebサーバを備え、前記モード切替手段が前記Webサーバを介して前記モードを切り替えるための要求を受信することを特徴としてもよい。
かかる本発明の態様によれば、前記Webブラウザから、前記モードを切り替えるための要求を送ることができる。つまり、前記Webサーバを設けない場合、標準的なWebブラウザ(InternetExplorer(商標)など)では、モード切り替え画面を表示することができず、Webブラウザのカスタマイズが必要となるが、Webサーバを設けることで、標準的なWebブラウザが有するWebリクエスト送信機能で、モード切り替え画面を表示することが可能になる。そのため、前記画像処理装置に、カスタマイズの必要がない標準的なWebブラウザを用いることができ、効率良く開発できる。
また、上記本発明では、前記情報処理装置が、文書スキャンニング機能、印刷機能、または、ファックス機能の少なくとも1つの機能又は複数の機能を有することを特徴としてもよい。
かかる本発明の態様によれば、単機能又は複数機能を有する情報処理装置をネットワークに接続したシステム構築を行える。
本発明の他の態様については、外部Webアプリケーション部を有する外部装置と、情報処理装置とを所定のネットワークを経由して接続した情報処理システムであって、前記情報処理装置は、情報処理に関するユーザの設定を受け付ける設定受付手段と、前記設定受付手段で受け付けた設定条件に基づく情報処理を行う情報処理手段と、外部Webアプリケーション部を有する外部装置に対し前記ネットワークを介して接続して前記情報処理手段が前記情報処理を行う外部制御モード、および装置内に組み込まれた内部Webアプリケーション部に接続して前記情報処理手段が前記情報処理を行う内部制御モードのうち少なくとも一方のモードが設定される設定手段と、前記設定手段により設定したモードに基づいて前記情報処理手段を制御する制御手段と、を備え、前記情報処理装置が情報処理を行った処理データは、前記設定受付手段により受け付けた所定の宛先に対し、前記情報処理装置が有する通信手段により送信されることを特徴とする情報処理装置にある。
かかる本発明の態様によれば、情報処理装置が有する内部Webサーバを使った処理、あるいは、外部装置が有する外部Webサーバを使った処理の何れかにより、所定の宛先に対する送信データを情報処理装置で生成することが可能となる。
また、本発明は、外部Webサーバ部を有する外部装置と、情報処理装置とを所定のネットワークを経由して接続した情報処理システムであって、前記情報処理装置は、外部Webサーバ部を有する外部装置に前記ネットワークを経由して接続する通信手段と、情報処理に関するユーザの設定を受け付ける設定受付手段と、前記設定受付手段で受け付けた設定条件に基づく情報処理を行う情報処理手段と、装置本体内に組み込まれる内部Webアプリケーション部と、前記外部Webアプリケーション部に接続して前記設定受付手段にて受け付けた設定条件に基づいて前記情報処理手段が情報処理を行う外部制御モード、及び前記内部Webアプリケーション部に接続して前記設定受付手段にて受け付けた設定条件に基づいて前記情報処理手段が情報処理を行う内部制御モードのそれぞれが設定される設定手段と、前記設定手段により設定された前記外部制御モード又は前記内部制御モードに切り替えるモード切替手段と、前記モード切替手段により切り替えたモードに基づいて前記情報処理手段を制御する制御手段と、を備え、前記情報処理装置が情報処理を行った処理データは、前記設定受付手段により受け付けた所定の宛先に対し、前記情報処理装置が有する前記通信手段により送信されることを特徴とする情報処理システム。
かかる本発明の態様によれば、ユーザ等が外部制御モード又は内部制御モードのどちらかに切り替えて所定の宛先に処理データを送信できるシステムを提供する。
<他の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図12は本発明の他の実施形態に係る画像読取装置Aの概略図である。
<装置の構成>
画像読取装置Aは、載置台1に積載された一又は複数の搬送媒体Sを1つずつ装置内に経路RTにて搬送してその画像を読み取り、排出トレイ2に排出する装置である。読み取る搬送媒体Sは、例えば、OA紙、チェック、小切手、名刺、カード類等のシートであり、厚手のシートであっても、薄手のシートであってもよい。カード類は、例えば、保険証、免許証、クレジットカード等を挙げることができる。搬送媒体Sには、また、パスポートなどの冊子も含まれる。冊子を対象とする場合、ホルダに見開き状態の冊子を収容して載置台1に載置することで、冊子がホルダと共に搬送され、その画像を読み取ることができる。
<給紙>
経路RTに沿って搬送媒体Sを給送する給送機構としての第1搬送部10が設けられている。第1搬送部10は本実施形態の場合、送りローラ11と、送りローラ11に対向配置される分離ローラ12と、を備え、載置台1上の搬送媒体Sを搬送方向D1に一つずつ順次搬送する。送りローラ11には、モータ等の駆動部3から伝達部5を介して駆動力が伝達され、図中矢印方向(経路RTに沿って搬送媒体Sを搬送させる正方向)に回転駆動される。伝達部5は例えば電磁クラッチであり、駆動部3からの送りローラ11への駆動力を断続する。
<駆動部>
駆動部3と送りローラ11とを接続する伝達部5は、例えば、本実施形態では、通常時において駆動力が伝達される状態とし、搬送媒体Sの逆送の場合に駆動力を遮断する。送りローラ11は伝達部5により駆動力の伝達が遮断されると、自由回転可能な状態となる。なお、このような伝達部5は、送りローラ11を一方向のみに駆動させる場合には設けなくてもよい。
<分離構造>
送りローラ11に対向配置される分離ローラ12は、搬送媒体Sを1枚ずつ分離するためのローラであり、送りローラ11に対して一定圧で圧接している。この圧接状態を確保するため、分離ローラ12は揺動可能に設けると共に送りローラ11へ付勢されるように構成される。分離ローラ12は、トルクリミッタ12aを介して駆動部3から駆動力が伝達され、実線矢印方向(送りローラ11の正方向とは逆方向))に回転駆動される。
分離ローラ12はトルクリミッタ12aにより駆動力伝達が規制されるため、送りローラ11と当接している際は送りローラ11に連れ回りする方向(破線矢印方向)に回転する。これにより、複数の搬送媒体Sが送りローラ11と分離ローラ12との圧接部に搬送されてきた際には、一つを残して2つ以上の搬送媒体Sが下流に搬送されないようにせき止められる。
なお、本実施形態では分離ローラ12と送りローラ11とで分離機構を構成したが、このような分離機構は必ずしも設けなくてもよく、経路RTに搬送媒体Sを1つずつ順次給送する給送機構であればよい。また、分離機構を設ける場合においては、分離ローラ12のような構成の代わりに、搬送媒体Sに摩擦力を付与する分離パッドを送りローラ11に圧接させて、同様の分離作業を持たせるようにしてもよい。
<搬送構造>
第1搬送部10の搬送方向下流側にある搬送機構としての第2搬送部20は、駆動ローラ21と、駆動ローラ21に従動する従動ローラ22とを備え、第1搬送部10から搬送されてきた搬送媒体Sをその下流側へ搬送する。駆動ローラ21にはモータ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。従動ローラ22は駆動ローラ21に対して一定圧で圧接し、駆動ローラ21に連れ回る。この従動ローラ22は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ローラ21に対して付勢された構成としてもよい。
このような第2搬送部20よりも搬送方向下流側にある第3搬送部30は、駆動ローラ31と、駆動ローラ31に従動する従動ローラ32とを備え、第2搬送部20から搬送されてきた搬送媒体Sを排出トレイ2へ搬送する。つまり、この第3搬送部30は排出機構として機能する。駆動ローラ31にはモータ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。従動ローラ32は駆動ローラ31に対して一定圧で圧接し、駆動ローラ31に連れまわる。この従動ローラ32は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ローラ31に対して付勢された構成としてもよい。
排出トレイ2は、画像読取装置Aに対して回動可能なように、画像読取装置Aの下方に設けられた第1ヒンジ101を介して軸支されている。また、第1ヒンジ101側の第1排出トレイ2aとその先端側に接続された第2排出トレイ2bとから構成されており、第2排出トレイ2bは第1排出トレイ2aに対して回動可能に軸支されている。
<画像読取構造、制御>
ここで、本実施形態の画像読取装置Aでは、第2搬送部20と第3搬送部30との間に配置される画像読取ユニット70によって画像の読み取りを行うため、第2搬送部20及び第3搬送部30は搬送媒体Sを定速搬送する。搬送速度は常に第1搬送部10の搬送速度以上とすることで、先行搬送媒体Sに後続搬送媒体Sが追いついてしまう事態を確実に回避できる。例えば、本実施形態では、第2搬送部20及び第3搬送部30による搬送媒体Sの搬送速度を、第1搬送部10による搬送媒体Sの搬送速度よりも速くなるように速度制御するようにした。
なお、第2搬送部20及び第3搬送部30による搬送媒体Sの搬送速度と、第1搬送部10による搬送媒体Sの搬送速度とを同一条件とした場合でも、駆動部3を制御して後続搬送媒体Sの給送開始タイミングを間欠的にずらすことにより先行搬送媒体Sと後続搬送媒体Sとの間に最低限の間隔を形成することも可能である。
<重送検出>
第1搬送部10と第2搬送部20との間に配置される重送検出センサ40は、静電気等で紙などの搬送媒体S同士が密着し、第1搬送部10を通過してきた場合(つまり重なって搬送される重送状態の場合)に、これを検出するための検出センサ(シートの挙動や状態を検出するセンサ)の一例である。重送検出センサ40としては、種々のものが利用可能であるが本実施形態の場合には超音波センサであり、超音波の発信部41とその受信部42とを備え、紙等の搬送媒体Sが重送されている場合と1つずつ搬送されている場合とで、搬送媒体Sを通過する超音波の減衰量が異なることを原理として重送を検出する。
<レジストセンサ>
このような重送検出センサ40よりも搬送方向下流側に配置される媒体検出センサ50は第2搬送部20よりも上流側で、第1搬送部10よりも下流側に配置された上流側の検出センサ(シートの挙動や状態を検出するセンサ)としての一例であり、第1搬送部10により搬送される搬送媒体Sの位置、詳細には、媒体検出センサ50の検出位置に搬送媒体Sの端部が到達又は通過したか否かを検出する。媒体検出センサ50としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合には光学センサであり、発光部51とその受光部52とを備え、搬送媒体Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化することを原理として搬送媒体Sを検出する。
本実施形態の場合、搬送媒体Sの先端が媒体検出センサ50で検出されると、搬送媒体Sが重送検出センサ40により重送を検出可能な位置に到達しているように、上記の媒体検出センサ50は重送検出センサ40の近傍においてその下流側に設けられている。なお、この媒体検出センサ50は、上記の光学センサに限定されず、例えば、搬送媒体Sの端部が検知できるセンサ(イメージセンサ等)を用いてもよいし、経路RTに突出したレバー型のセンサでもよい。
媒体検出センサ50とは別の媒体検出センサ60が画像読取ユニット70よりも上流側に配置されている。第2搬送部20よりも下流側に配置された下流側の検出センサとしての一例であり、第2搬送部20により搬送される搬送媒体Sの位置を検出する。媒体検出センサ60としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合、媒体検出センサ50と同様に光センサであり、発光部61と受光部62とを備え、搬送媒体Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化することを原理として搬送媒体Sを検出する。なお、本実施形態では、第2搬送部20の搬送方向上流側と下流側のそれぞれに媒体検出センサ50、60を配置したが、何れか一方だけでもよい。
<コンタクトイメージセンサ(CIS)の配置>
媒体検出センサ60よりも下流側にある画像読取ユニット70は、例えば、光学的に走査し、電気信号に変換して画像データとして読み取るものであり、内部にLED等の光源、イメージセンサ、レンズアレー等を備えている。本実施形態の場合、画像読取ユニット70は経路RTの両側に一つずつ配置されており、搬送媒体Sの表裏面を読み取る。しかし、経路RTの片側にのみ一つ配置して、搬送媒体Sの片面のみを読み取る構成としてもよい。また、本実施形態では、画像読取ユニット70を経路RTの両側に対向配置した構造としているが、例えば、経路RTの方向に間隔をあけて配置してもよい。
<重送時の制御>
搬送の途中で搬送媒体Sは重送検出センサ40により重送の有無が判定され、重送が無いと判定されると搬送が継続される。なお、重送があると判定された場合には、搬送を停止するか、第1搬送部10による後続搬送媒体Sの取り込みを停止して、重送状態にある搬送媒体Sをそのまま排出するようにしてもよい。
<レジストセンサの出力に応じた読取開始>
制御部90は、媒体検出センサ60の検出結果に基づくタイミングで、第2搬送部20により搬送されてきた搬送媒体Sの、画像読取ユニット70、70による画像の読み取りを開始し、読み取った画像を一次記憶して順次後述する制御ドライバへ出力する。画像が読み取られた搬送媒体Sは第3搬送部30により排出トレイ2に排出されてその搬送媒体Sの画像読取処理が終了する。
<ブロック図の説明>
図13には、本実施形態の画像読取装置Aの一例であるネットワークスキャニング装置及びスキャニングシステムの機能ブロック図を示す。
図13に示すように、本実施形態のネットワークスキャニングシステム80は、パソコンやサーバ等で構成される外部装置81と、ネットワークスキャニング装置82とが無線又は有線接続による外部ネットワーク83を経由して接続されている。
まず、ネットワークスキャニング装置82の構成について詳細に説明する。ネットワークスキャニング装置82は、外部通信I/F(インターフェース)部821と、ユーザI/F(インターフェース)部822と、スキャナ本体823と、これら各部を含めて全体の制御を行うCPU等からなる制御部824とを有する。なお、スキャナ本体823は、上述した画像読取装置Aの主要部(特に画像読取系と搬送系を含む部分)を示す。また、外部通信I/F部821は、外部装置81(外部Webアプリケーションサーバ811/外部Webアプリケーション部)にネットワークを経由して接続する通信手段となる。また、ユーザI/F部822は、情報処理に関するユーザの設定を受け付ける設定受付手段の一例であるが、後述するWebブラウザ825を含めて設定受付手段としてもよい。
また、ネットワークスキャニング装置82が有する制御部824は、Webブラウザ825と、このWebブラウザ825に接続されるスキャンサービスプログラム826と、スキャナ本体823を制御する制御ドライバ827とが、同一のオペレーティングシステム(OS)828上で実行される。
さらに、制御部824は、外部通信I/F制御部829を通じて、外部通信I/F部821を制御し、外部ネットワーク83を通じて外部装置81等との通信を行う。
なお、Webブラウザ825は、例えば、本実施形態では、タッチパネル式ディスプレイから構成されるユーザI/F部822に、UI画面を表示する機能を有する。本実施形態の例では、UI画面の一例として、図15のようなスキャン設定画面822aを表示するものとする。
ここで、本実施形態のネットワークスキャニング装置82は、外部装置81が有する外部Webアプリケーションサーバ811を用いた読取制御(外部制御モード)と、自装置が有する内部Webアプリケーションサーバ830を用いた読取制御(内部制御モード)とを切り替え、ユーザに対してスキャンサービスを提供することが可能である。切り替え制御については、後述する。なお、外部Webアプリケーションサーバ811は、外部装置が有する外部Webサーバ部の一例であり、内部Webアプリケーションサーバ830は、自装置本体内に組み込まれる内部Webサーバ部の一例である。また、内外Webアプリケーションサーバでは、Webアプリケーションが動作しているものとする。
また、本実施形態のネットワークスキャニング装置82は、上述した外部制御モードと内部制御モードとがそれぞれ実装された構成例を挙げて説明しているが、例えば、何れか一方の制御モードのみを実装した構成でもよい。例えば、ネットワークスキャニング装置82の自装置内に予め内部制御モードを実装しておき、後から機能拡張又は制御モードの変更のため、外部制御モードの機能を実装してもよい。外部制御モードの機能を実装する場合、自装置内にある内部制御モードはそのまま残しておいてもよいし、外部制御モードへの機能追加又は変更に合わせて内部制御モードの機能を削除してもよい。つまり、本実施形態のネットワークスキャニング装置82は、外部制御モード及び内部制御モードのどちらでも実装可能なように構成されている。
さらに、本実施形態では、同一のOS828上にWebブラウザ825とスキャンサービスプログラム826とを設けて、スキャナ本体823への制御ラインを統一した構成としている。これにより、外部制御モード及び内部制御モードのいずれの場合においても、スキャナ本体823の制御のための指示命令系統を、Webブラウザ825及びスキャンサービスプログラム826の共同作業により一本化することが可能になる。
なお、本実施形態では、Webブラウザ825から直接、スキャンサービスプログラム826及び制御ドライバ827を通じてスキャナ本体823を制御しているが、Webブラウザ機能を備えたスキャンサービスプログラムを通じてスキャナ本体823を制御してもよい。また、本実施形態におけるスキャンサービスプログラムは、図示していないWebサーバ上で動作するサービスである。
そして、本実施形態では、外部Webアプリケーションサーバ811又は内部Webアプリケーションサーバ830のどちらに対しても、Webブラウザ825がユーザ操作画面を表示するための制御窓口となる。更に、そのWebブラウザ825が各サーバ811又は830よりIPアドレスと画面情報を受け付け、ユーザI/F部822に対して画面情報に基づく画面表示を行う一方、IPアドレスをスキャンサービスプログラム826に伝達する。その上で、ユーザ操作によりユーザI/F部822(スキャン設定画面822a)から受け付けたスキャン設定情報をスキャンサービスプログラム826に伝達する。このとき、スキャンサービスプログラム826は、スキャン設定情報のみを制御ドライバ827に伝達してスキャナ本体823を制御し、制御ドライバ827から受け取った画像データをIPアドレスに基づいて対応サーバへ送信する。
このように、本実施形態では、Webブラウザ825及びスキャンサービスプログラム826の連携により、内部制御モード/外部制御モードに関わらず、スキャナ本体823の制御を行うことができる。したがって、本実施形態のネットワークスキャニング装置82は、システム設計の構築において設計自由度があり、また、システム設計の選択肢を提供することができる。
先にも述べたが、本実施形態では、ネットワークスキャニング装置82が有する制御部824において、内外のサーバ環境に対して適用できるように、Webブラウザ825からスキャナ本体823の制御ラインを一本化したことで、外部Webアプリケーションサーバ811と内部Webアプリケーションサーバ830のどちからかでも行える仕組みが実現できる。つまり、ユーザI/F部822に対して画面制御するWebブラウザ825を通じて外部Webアプリケーションサーバ811から遠隔制御する方式(外部制御モード)と、内部Webアプリケーションサーバ830から自装置内で制御する方式(内部制御モード)とをそれぞれ独立したシステムを構築できる。
例えば、外部制御モードの場合には、外部ネットワーク83経由で接続される外部装置81が有する外部Webアプリケーションサーバ811からネットワークスキャニング装置82がWebブラウザ825で表示する画面データをダウンロードする。そして、ダウンロードされた画面データは、Webブラウザ825を通じて、ユーザI/F部822にスキャン設定画面822aとして表示される。
また、内部制御モードの場合には、内部Webアプリケーションサーバ830は、Webブラウザ825に画面データを提供する。Webブラウザ825に提供された画面データは、ユーザI/F部822にスキャン設定画面822aとして表示される。なお、内部Webアプリケーションサーバ830は、LXC(Linux(登録商標) Containers)を利用したOS仮想化技術により、オペレーティングシステム(OS)828とは、異なるOS上で操作する。
ただし、本実施形態の例では、LXCを用いてOS仮想化を行っているが、OS仮想化の方法は、LXCに限ったものではない。
そして、外部制御モード及び内部制御モードのいずれのモードにおいても、ユーザは、スキャン設定画面822aを通じて、スキャン設定の入力指定が可能となる。
また、このスキャン設定画面822aを通じてユーザが入力したスキャン設定情報は、ユーザI/F部822からWebブラウザ825が取得する。Webブラウザ825が取得したスキャン設定情報は、スキャンサービスプログラム826を通じて制御ドライバ827に通知される。
スキャン設定情報を受け取った制御ドライバ827は、スキャン設定情報に基づいてスキャナ本体823を制御し、スキャナ本体823から画像データを取得する。ここで、本実施形態では、このスキャナ本体823、又はスキャナ本体823が有する画像読取部(画像読取センサ)が、設定受付手段で受け付けた設定条件に基づく情報処理を行う情報処理手段の一例となる。
なお、スキャナ本体823から取得した画像データは、制御ドライバ827からスキャンサービスプログラム826に送信され、詳細は後述するがスキャンサービスプログラム826が外部Webアプリケーションサーバ811又は内部Webアプリケーションサーバ830に送信する。
上述したように、予め内外のサーバを構築しておくことで、各サーバへの通信設定を行うだけで、ネットワークスキャニング装置82のスキャンサービスを提供できる。
また、本実施形態のネットワークスキャニング装置82は、自装置内に予め内部Webアプリケーションサーバ830を構築した装置であり、さらに外部Webアプリケーションサーバ811が構築されているものとし、装置内の内外のWebアプリケーションサーバの接続設定が可能な設定手段を備え、設定手段により内外のWebアプリケーションサーバを切り替えて利用しているが、Webアプリケーションサーバは内部と外部の少なくとも一方を構築していれば良い。内部Webアプリケーションサーバのみ構築した場合、内部Webアプリケーションサーバに接続可能な設定手段を備え、外部アプリケーションサーバのみ構築した場合、外部アプリケーションサーバに接続可能な設定手段を備えるものとする。また、自装置内の制御部824に内部Webアプリケーションサーバ830をインストールするための設定手段を備え、内部Webアプリケーションサーバそのものを入れ替えて利用してもよい。
例えば、上述した本実施形態では、ユーザI/F部822及び制御部824が上述した設定手段としての役割を有する。より詳細には、本実施形態では、ユーザI/F部822がWebブラウザ825を通じて設定画面を表示し、ユーザが入力した設定情報に基づいてサーバ設定を行う。このとき、例えば、サーバアドレスについては、ユーザI/F部822でURLとして受け付け、サーバとの接続時に、制御部824が当該URLを外部通信I/F部829に伝達し、外部通信I/F部829は、内部サーバのURLである場合には内部Webアプリケーションサーバ830との通信設定を行う一方、外部サーバのURLである場合には外部Webアプリケーションサーバとの通信設定を行う。
以下、図14を参照して、本実施形態のネットワークスキャニングシステムの画像読取の手順を説明する。ただし、この手順は、Webブラウザ825からWebアプリケーションサーバ830に対して、スキャン設定画面822aを要求した後からの手順となる。
<内部制御モード>
図14に示すように、内部Webアプリケーションサーバ830は、Webブラウザ825に対して、内部Webアプリケーションサーバ830のIPアドレス(内部通信用IPアドレス)と画面データとを送信する。Webブラウザ825は、受け取った画面データに基づいてユーザI/F部822に画面の表示を行う。図15は、ユーザI/F部に表示されるスキャン画面の一例を示した図(以下、スキャン設定画面)である。
このスキャン設定画面によって、ユーザ入力としてスキャン設定と実行ボタンが押下された場合に、スキャン設定が、Webブラウザ825を通じてスキャンサービスプログラム826に伝達される。このとき、Webブラウザ825は、スキャン設定と共に、内部Webアプリケーションサーバ830から受けたIPアドレスもスキャンサービスプログラム826に通知する。
スキャン設定及びIPアドレスを受け取ったスキャンサービスプログラム826は、制御ドライバ827に対してスキャン設定を通知し、制御ドライバ827は、スキャン設定に基づいてスキャナ本体823を制御し、スキャナ本体823から画像データを取得する。
続いて、画像データを取得した制御ドライバ827は、スキャンサービスプログラム826に画像データを送信し、スキャンサービスプログラム826は、取得した画像データをIPアドレスに基づいて内部Webアプリケーションサーバ830に送信する。これにより、内部Webアプリケーションサーバ830は、スキャナ本体823からユーザの入力したスキャン設定に基づく画像データを取得できる。
<外部制御モード>
続いて、図16を用いて、外部制御モードについて説明するが、上述した外部制御モードにおけるWebブラウザ825を通じてスキャン画面を表示した後の制御については基本的に同じ制御になる。
外部Webアプリケーションサーバ811は、外部ネットワーク83及び外部通信I/F部821を通じてWebブラウザ825に対し、画面データと外部Webアプリケーションサーバ811のIPアドレス(外部通信用IPアドレス)とを送信する。
Webブラウザ825は、受け取った画面データに基づいてユーザI/F部822に画面の表示を行う。画面データは、上述した内部制御モードと同様のものとする。
このスキャン画面表示を通じて、ユーザからスキャン設定が入力され、実行ボタンが押下されると、そのスキャン設定の情報をWebブラウザ825からスキャンサービスプログラム826に伝達し、このとき、Webブラウザ825は、スキャン設定と共に、外部Webアプリケーションサーバ811から受けとったIPアドレスもスキャンサービスプログラム826に通知する。
これにより、上述した内部制御モードと同様のスキャン制御を行うことができ、スキャナ本体823から得た画像データは、スキャンサービスプログラム826からIPアドレスに基づいて外部通信I/F821から外部ネットワーク83を経由して外部Webアプリケーションサーバ811に送信される。
なお、各制御モードにより画像データを受け取った外部Webアプリケーションサーバ811、又は内部アプリケーションサーバ830は、その画像データをユーザI/F部822に表示する場合には、上述した画面データと同様の制御により、Webブラウザ825を通じて画像データを送信する。
これにより、ユーザは、読み取った画像データをユーザI/F部にて確認することが可能となる他、その画像データを確認した上で、ユーザが指定する宛先に外部通信I/F821を通じて送信することが可能となる。
<ネットワーク構成>
図17を用いて、外部通信I/F制御部が制御するネットワークスキャニング装置のネットワーク構成について説明する。
先にも記述したように、内部Webアプリケーションサーバ830は、LXCによって、仮想化されたOS(以下コンテナと呼ぶ)上で動作する。LXCで作成されたコンテナは、仮想NIC(Network Interface Card)841、842(veth)が割り当てられ、ホストOS(OS828)の物理NIC(外部通信I/F部821)にブリッジ接続している。そのため、OS828とは、異なるIPアドレスで管理されている。
さらに、本発明では、外部通信I/F制御部829により、内部ネットワーク84を構築することで、外部ネットワーク83とは異なるローカルネットワークを構築することができる。
以下に、ネットワーク構成の具体的な例を示す。
外部通信I/F制御部829は、仮想ブリッジを構成し、Webアプリケーションサーバ830に予め決められた固定IPアドレス192.168.1.1を割り当て、さらに、OS828にも予め決められた固定IPアドレス192.168.1.2を割り当てることで、内部で閉ざされたローカルネットワークを構築する。
また、ネットワークスキャニング装置82が、IPアドレス領域が10.5.1.0/24で管理されている外部ネットワーク83に接続されている場合、外部通信I/F部821を介して外部ネットワーク83から任意のIPアドレス10.5.1.100がネットワークスキャニング装置82に割り振られる。
また、OS828から外部ネットワーク83を介して通信を行う場合、ネットワークスキャニング装置82は、外部通信I/F制御部829によって、IPアドレス192.168.1.2からの通信を、10.5.1.100にフォワードして、外部との通信を行う。
さらに、外部ネットワーク83を介して、他のデバイスからネットワークスキャニング装置に対して通信が行われる場合、外部通信I/F制御部829が、一緒に送られてきたポート番号を基に、ポートフォワードすることで、ネットワークスキャニング装置82内の適した接続先と通信を行うことができる。
なお、本発明のネットワーク構成により、外部ネットワーク83に接続されている他のデバイスからネットワークスキャニング装置82を見ると、ネットワークスキャニング装置82は、一つのIPアドレス10.5.1.100で動作しているように見え、外部ネットワーク上のネットワークリソースの削減ができる。
また、上記のような内部Webアプリケーションサーバのローカルネットワークの設定は、画像読取装置自身が行うため、ユーザが面倒なIPアドレスの管理やWebブラウザへの設定を行う必要がない。
<内部制御モードと外部制御モードの切り替え制御について>
ネットワークスキャニング装置82は、通常内部制御モードで動作しているが、ユーザ操作により外部制御モードに切り替えることが可能である。その際、ユーザは、図18のような外部サーバ使用設定画面をユーザI/F制御部822が、Webブラウザ825を通じて表示し、ユーザの操作に応じてモードを切り替える。ユーザが、図18の「外部サーバを使用する」のチェックボタンで「ON」を設定すると、「外部サーバアドレス」の項目が活性化し、入力可能となる。ユーザによって、外部サーバ使用設定画面で入力された情報は、ネットワークスキャニング装置82のユーザI/F制御部822により、予め決められた形式(例えばXMLなど)で設定ファイルに保存され、起動時の内部制御モードと外部制御モードの判定処理時に参照される。以下に、内部制御モードと外部制御モードの判定処理方法に関して説明する。
ネットワークスキャニング装置82の起動時に、制御824は、前述した設定ファイルに外部制御モードの情報が記載されている場合、外部制御モードと判定し、なにも記載されていない場合、内部制御モードと判定する。
本実施形態の例では、上記方法で内部制御モードか外部制御モードかを判定するが、上記の方法に限ったものではない。
また、本実施形態の例で用いた外部サーバ使用設定画面の図18は、一例であり、本実施のフォームに限るものではない。
<Webアプリケーション接続までのシーケンス図>
図19を用いて、ネットワークスキャニング装置82起動後、Webブラウザ825が、Webアプリケーションサーバ811または830と接続し、Webアプリケーションを表示するまでのシーケンスを説明する。
ネットワークスキャニング装置82を起動後、制御部824は現在のモードが内部制御モードなのか外部制御モードなのかを前述した判定方法で判定する(ステップS851)。
ステップS851で内部制御モードと判定した場合、制御部824は、Webブラウザ825が起動時に読み込む初期値情報が保存されている初期値ファイルに、内部Webアプリケーションサーバ830のIPアドレスを設定する(ステップS852)。ただし、内部Webアプリケーションサーバ830には、常に内部で固定のIPアドレス192.168.1.1が割り振られているため、自動的にブラウザ825にIPアドレス192.168.1.1を設定すればよい。
ステップS852で、初期値ファイルにIPアドレスの設定が完了した後、制御部824は、Webブラウザ825を起動する(ステップS853)。
ステップS853で、Webブラウザ825を起動すると、Webブラウザ825は、初期値ファイルに従って、内部Webアプリケーションサーバへ接続され、ユーザI/F部に、Webアプリケーションの画面が表示される(ステップS854)。
ステップS851で外部制御モードと判定した場合、制御部824は、ネットワークスキャニング装置82内に保存されている設定ファイルの外部制御モードの情報を読み込む(ステップS855)。
ステップS855で、読み込んだ外部制御モードの情報を基に、制御部824は、Webブラウザ825が読み込む初期値ファイルに、接続先の外部Webアプリケーションサーバ811のIPアドレスを設定する(ステップS856)。
ステップS856で、初期値ファイルにIPアドレスの設定が完了した後、制御部824は、Webブラウザ825を起動する(ステップS857)。
ステップS857で、Webブラウザ825を起動すると、Webブラウザ825は、初期値ファイルに従って、外部Webアプリケーションサーバへ接続され、ユーザI/F部に、Webアプリケーションの画面が表示される(ステップS858)。
本実施のように、Webアプリケーションサーバを内部に組み込み、かつ外部Webアプリケーションサーバとの通信手段も残すことで、多様なユーザや管理者にとって管理運用性の高いシステムを提供できる。
以上、本発明を一実施形態に基づいて詳細に説明したが、本発明は上述した一実施形態に限定されるものではない。以下、本発明を他の実施形態に基づいて具体的に説明する。
例えば、外部ネットワークに接続されていない場合の実施形態を説明する。ただし、ネットワーク構成、ソフトウェア構成、ハードウェア構成は上述した一実施形態と同様なので省略する。また、ネットワークスキャニング装置82は、外部制御モードで動作しているものとする。
図20を用いて、外部ネットワークに接続されていない場合のWebアプリケーション起動までのシーケンスを説明する。
外部ネットワークに接続されていない場合、制御部824は、ネットワークエラーを通知し、エラー通知を受けとったユーザI/F部822は、内部Webアプリケーションサーバ830に切り替えるか否かを確認する図21のような警告画面を表示する(ステップS861)。
ユーザが、ステップS861で、「はい」を選択した場合、制御部824は、内部Webアプリケーションサーバ830のIPアドレスをWebブラウザ825が読み込む初期値ファイルに設定する(ステップS862)。
ステップS862で、初期値ファイルにIPアドレスの設定が完了した後、制御部824は、Webブラウザ825を起動する(ステップS863)。
ステップS863で、Webブラウザ825を起動すると、自動的に内部Webアプリケーションサーバへ接続され、Webブラウザ825にはWebアプリケーションが表示される(ステップS864)。
ユーザが、ステップS861で、「いいえ」を選択した場合、制御部824は、ユーザI/F制御部を通じて、図18のようなデバイスの設定画面を表示する(ステップS865)。
上述した構成により、外部ネットワーク83に接続していない場合でも、ユーザに合わせて、運用性の高い画像読取システムが提供できる。
また、本実施形態の例で用いた警告画面の図20やデバイス設定画面図7は一例であり、UIは本実施形態の例に限るものではない。
また、別の形態としては、外部ネットワークに接続されておらず、制御部824が、ネットワークエラーを検知した場合、図21のような警告画面を表示することなく、自動で内部Webアプリケーションサーバに接続し、Webアプリケーションを表示する。この実施形態により、ユーザの用途に合わせて、利便性を向上することができる。なお、ネットワーク構成、ソフトウェア構成、ハードウェア構成は上述した本実施形態と同様なので省略する。
さらに、別の形態としては、外部ネットワークに接続されておらず、制御部824が、ネットワークエラーを検知した場合、図21のような警告画面を表示することなく、自動で図18のようなデバイスの設定画面を表示する。この実施形態により、ユーザの用途に合わせて、利便性を向上することができる。なお、ネットワーク構成、ソフトウェア構成、ハードウェア構成は上述した本実施形態と同様なので省略する。
さらに、別の形態として、SSL通信利用時の実施形態例を説明する。ただし、ネットワーク構成、ソフトウェア構成、ハードウェア構成は上述した本実施形態と同様なので省略する。この実施形態では、内部制御モードを使う場合、内部で閉ざされたネットワーク空間でのみ通信を行うため、Webブラウザ825と内部Webアプリケーションサーバ830との通信時は、常にセキュリティーが確保された状態となる。そのため、ユーザは内部Webアプリケーションサーバ830との通信では、SSL通信は考慮しなくて良い。
しかし、外部制御モードを使う場合、外部ネットワーク83を介して外部Webアプリケーションサーバとの通信を行うため、SSL通信を考慮する必要がある。
ユーザが外部制御モードをSSL通信で利用したい場合、制御モード切り替え時に、外部サーバ使用設定画面(図18)で外部サーバアドレスに「https://(外部Webアプリケーションサーバ811のIPアドレス)」を指定する。Webブラウザ825は、起動時に、設定された外部Webサーバアドレスが「https://」か「http://」を判定する。「https://」と判定した場合、SSL通信を利用して外部Webアプリケーションサーバと接続する。
この実施形態により、ユーザの用途に合わせて、運用性の高い画像読取システムを提供できる。
また、他の実施形態として、proxyサーバ利用時の他の実施形態例を説明する。ただし、ネットワーク構成、ソフトウェア構成、ハードウェア構成は本実施形態と同様なので省略する。この実施形態では、上述した場合と同様に、内部制御モードを使う場合、内部で閉ざされたネットワーク空間でのみ通信を行うため、proxyの設定を考慮する必要はない。
しかし、外部制御モードを使う場合、外部ネットワークを介して外部Webアプリケーションサーバとの通信を行うため、proxyの設定を考慮する必要がある。
ユーザが外部制御モードをproxyサーバ経由で利用したい場合、制御モード切り替え時に、proxyサーバ設定画面(図22)で別途ユーザが構築しているproxyサーバを指定する。指定されたproxyサーバのアドレスは、Webブラウザ825が起動時に読み込む初期値情報が保存されている初期値ファイルに保存される。Webブラウザ825は、起動時に、初期値ファイルにproxyサーバが設定されている場合、proxyサーバ経由で外部Webアプリケーションサーバと接続を行う。
この実施形態により、ユーザの用途に合わせて、運用性の高い画像読取システムを提供できる。
また、他の形態としては、SSL通信時にproxyサーバを利用する場合の実施形態例を説明する。ただし、ネットワーク構成、ソフトウェア構成、ハードウェア構成は本実施形態と同様なので省略する。この実施形態では、上述した場合と同様に、内部制御モードを使う場合は考慮しなくても良い。
外部制御モードを使う場合は、上述した他の実施形態における設定を組み合わせることで、SSL通信時にproxyサーバを経由して外部Webアプリケーションサーバとの接続を行う。
この実施形態により、ユーザの用途に合わせて、運用性の高い画像読取システムを提供できる。
また、他の形態として、図23を用いて、内部ネットワーク84を構築する際の形態について説明する。ただし、ネットワーク構成、ソフトウェア構成、ハードウェア構成は本実施形態と同様なので省略する。
まず、内部に固定IPアドレスを割り振る際、外部ネットワーク83に割り振られているIPアドレスと重複を避けるため、外部通信I/F制御部829は、外部ネットワーク83からネットワークスキャニング装置82に割り振られたIPアドレスを確認する(ステップS871)。
次いで、重複しないIPアドレスをOS828と内部Webアプリケーションサーバ830に割り振る(ステップS872)。
この実施形態により、ユーザ環境に合わせて、運用性の高い画像読取システムを提供することができる。
また、他の形態として、図24を用いて、内部ネットワーク84を構築する際のもう一つの形態について説明する。ただし、ネットワーク構成、ソフトウェア構成、ハードウェア構成は本実施形態と同様なので省略する。
まず、ネットワークスキャニング装置82が外部ネットワーク83に接続されているかを確認するため、ネットワークスキャニング装置82のIPアドレスを確認する(ステップS881)。
ネットワークスキャニング装置82にIPアドレスが割り振られている場合、外部ネットワーク83に接続されていると判定し、上述した場合と同様の処理を行う(ステップS882)。
ステップS881で、ネットワークスキャニング装置82にIPアドレスが割り振られていない場合、外部ネットワーク83に接続されていないと判定し、予め決められたIPアドレス(192.168.1.1、192.168.1.2)をOS828と内部Webアプリケーションサーバ830に割り振る(S883)。
この実施形態により、ユーザ環境に合わせて、運用性の高い画像読取システムを提供することができる。
また、外部ネットワーク83との接続確認方法は、この実施形態で用いた方法に限ったものはでない。
さらに、他の形態として、図25を用いて、内部ネットワーク84を構築する際のさらなる形態について説明する。ただし、ネットワーク構成、ソフトウェア構成、ハードウェア構成は本実施形態と同様なので省略する。また、ネットワークスキャニング装置82は、外部ネットワーク83に接続されていない状態にあり、内部ネットワーク84には、予め決められた固定IPアドレスが割り振られているものとする。
上記状態で、ユーザがネットワークスキャニング装置82を外部ネットワーク83に接続した場合、外部通信I/F部821は、外部通信I/F制御部829に、IPアドレスが取得されたことを通知する(ステップS891)。
IPアドレスが割り振られたことを検知した外部通信I/F制御部829は、外部ネットワーク83から割り振られたIPアドレスと内部ネットワークで利用しているIPアドレスが重複しているかを確認する(ステップS892)。
ステップS892で、IPアドレスが重複していると判定した場合、再度内部ネットワーク84にIPアドレスを割り振る(ステップS893)。
ステップS892で、IPアドレスが重複していないと判定した場合、なにもしない。
この実施形態により、ユーザの操作に合わせて、運用性の高い画像読取システムを提供することができる。
また、外部ネットワーク83からIPアドレスが割り振られたことを検知する方法は、本実施形態に限ったものではない。
<付記1>
本発明で用いる技術としては、基本的な通信の流れは、クライアントがWebアプリケーションサーバへHTTPによってファイルの取得要求を送り、Webアプリケーションサーバが要求されたファイルを返信するというものである。
ここで、Webアプリケーションサーバは、サーバ上に格納されている静的ファイルを読み出して返信するが、クライアントからのHTTPの要求(GETやPOST)に応じて、データを動的に生成し返信する。ここで、HTTPの取得要求に応じて、Webアプリケーションサーバが動的にデータを生成する処理をサーバサイドスクリプトと呼ぶ。サーバサイドスクリプトの具体的な例としては、CGI(Common Gateway Interface)や、JSP、Servletなどがある。
サーバサイドスクリプトは、HTTPのレスポンスデータを動的に生成するだけではなく、ユーザに別のサービスを提供することもでき、ユーザはネットワークを介して、WebブラウザからWebアプリケーションサーバ側に存在するサービスなどを利用できる。
その他に、Webブラウザ側で処理を行うクライアントサイドスクリプトは、Webブラウザからの要求に応じて、WebアプリケーションサーバからWebブラウザに返信されるHTMLソースに含まれており、Webブラウザ上で実行されるスクリプトプログラムのことである。クライアントサイドスクリプトの具体的な例としては、JavaScript(登録商標)がある。
クライアントサイドスクリプトは、処理をクライアント側で行うため、サーバの負荷を削減することができる。
そして、本発明は、組み込み装置におけるサーバサイドスクリプトとクライアントサイドスクリプトを利用したサービス(Webアプリケーション)を提供するシステム(Webアプリケーションサーバ)を外部のサーバと内部のサーバとで実現し、ユーザのシステム設計の自由度、選択肢を増やし、システム構築し易くできる。
<付記2>
以上、本発明を具体的な実施形態に基づいて詳細に説明したが、本発明は以下のような形態を含む。
例えば、本発明の一態様としては、所定のネットワークに接続可能な情報処理装置であって、情報処理に関するユーザの設定を受け付ける設定受付手段と、前記設定受付手段で受け付けた設定条件に基づく情報処理を行う情報処理手段と、前記ネットワークとの間で通信可能に接続される通信手段と、外部Webアプリケーション部を有する外部装置に対し前記ネットワークを介して接続して前記情報処理手段が前記情報処理を行う外部制御モード、および自装置内に組み込まれる内部Webアプリケーション部に接続して前記情報処理手段が前記情報処理を行う内部制御モードのうち少なくとも一方のモードが設定される設定手段と、前記設定手段により設定したモードに基づいて前記情報処理手段を制御する制御手段と、を備え、前記設定手段が前記外部制御モードを設定する場合には、前記通信手段と前記外部Webアプリケーション部との間での通信に予め割り振られる外部通信用IPアドレスを用いた通信制御を行う一方、前記設定手段が前記内部制御モードを設定する場合には、前記通信手段と前記内部Webアプリケーション部との間での通信に予め固定された内部通信用IPアドレスを用いた通信制御を行うことを特徴とする情報処理装置にある。
かかる本発明の態様によれば、システム管理者又はユーザ等が外部制御モード及び内部制御モードのうち少なくとも一方のモードを設定して使用できるため、システム設計の自由度や選択肢等を増やすことができる。さらに、ネットワークリソースも削減することができるため、サーバの管理運用性の向上にもなる。
また、上記本発明では、前記設定受付手段は、ユーザの入力を受け付けるための設定画面を表示する表示手段を有し、前記外部制御モードでは、前記外部Webサーバ部から送信される外部制御情報に基づく設定画面を表示する一方、前記内部制御モードでは、前記内部Webサーバ部から提供される内部制御情報に基づく設定画面を表示することを特徴としてもよい。
かかる本発明の態様によれば、各モードに適合した設定画面を表示できる。
また、本発明は、所定のネットワークに接続されるネットワークスキャニング装置であって、画面表示されるウェブブラウザを通じてユーザからの読取設定を受け付ける設定受付手段と、原稿の画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取部を制御する制御手段と、前記制御手段は、前記画像読取手段を制御するための制御ドライバと、ユーザから前記設定受付手段を通じて入力された読取設定を前記制御ドライバに伝達するスキャンサービスプログラムと、前記ネットワークを経由して接続される外部装置が有する外部Webアプリケーション部による制御に基づいて、前記設定受付手段に表示されたウェブブラウザを通じて入力される読取設定を前記スキャンサービスプログラムが前記制御ドライバに伝達する外部制御モードと、自装置が有する内部Webアプリケーション部による制御に基づいて、前記設定受付手段に表示されたウェブブラウザを通じて入力される読取設定を前記スキャンサービスプログラムが前記制御ドライバに伝達する内部制御モードと、を有し、前記制御手段が前記外部制御モードに基づく読取処理を行う場合には、前記スキャンサービスプログラムと前記外部Webアプリケーション部との間での通信に予め割り振られる外部通信用IPアドレスを用いた通信制御を行い、前記制御部が前記内部制御モードに基づく読取処理を行う場合には、前記スキャンサービスプログラムと前記内部Webアプリケーション部との間での通信に予め固定された内部通信用IPアドレスを用いた通信制御を行うことを特徴とするネットワークスキャニング装置にある。
かかる本発明の態様によれば、システム管理者又はユーザ等が外部制御モード及び内部制御モードのうち少なくとも一方のモードを設定して使用できるため、システム設計の自由度や選択肢等を増やすことができる。さらに、ネットワークリソースも削減することができるため、サーバの管理運用性の向上にもなる。
また、上記本発明では、更に、前記内部制御モードか前記外部制御モードかを判定する制御モード判定部を有することを特徴としてもよい。
かかる本発明の態様によれば、ユーザが望むモードで装置を起動することができる。
また、上記本発明では、前記ウェブブラウザは、前記内部制御モードの場合に、接続先を前記内部Webアプリケーション部のIPアドレスに設定することを特徴としてもよい。
かかる本発明の態様によれば、ユーザが望むモードで装置を起動することができる。
また、上記本発明では、前記ウェブブラウザは、前記外部制御モードと判定した場合に、接続先を前記外部Webアプリケーション部のIPアドレスに設定することを特徴としてもよい。
かかる本発明の態様によれば、ユーザが望むモードで装置を起動することができる。
また、上記本発明では、前記自装置が前記ネットワークに接続されていない場合に、前記内部制御モードに切り替えるか否かをユーザに通知することを特徴としてもよい。
かかる本発明の態様によれば、ユーザが望むモードで装置を起動することができる。
また、上記本発明では、前記自装置前記ネットワークに接続されていない場合に、自動で前記内部制御モードに切り替えることを特徴としてもよい。
かかる本発明の態様によれば、環境に応じて、最適な画面を表示することができる。

Claims (22)

  1. 所定のネットワークに接続可能な情報処理装置であって、
    情報処理に関するユーザの設定を受け付ける設定受付手段と、
    前記設定受付手段で受け付けた設定条件に基づく情報処理を行う情報処理手段と、
    外部Webアプリケーション部を有する外部装置に対し前記ネットワークを介して接続して前記情報処理手段が前記情報処理を行う外部制御モード、および装置内に組み込まれた内部Webアプリケーション部に接続して前記情報処理手段が前記情報処理を行う内部制御モードを設定可能にする設定手段と、
    前記設定手段により設定されたモードのうち、指定手段によって指定されたモードを示す設定ファイルに基づいて前記情報処理手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 所定のネットワークに接続可能な情報処理装置であって、
    情報処理に関するユーザの設定を受け付ける設定受付手段と、
    前記設定受付手段で受け付けた設定条件に基づく情報処理を行う情報処理手段と、
    外部Webアプリケーション部を有する外部装置に対し前記ネットワークを介して接続する通信手段と、
    装置本体内に組み込まれる内部Webアプリケーション部と、
    前記外部Webアプリケーション部に接続して前記設定受付手段にて受け付けた設定条件に基づいて前記情報処理手段が情報処理を行う外部制御モード、及び前記内部Webアプリケーション部に接続して前記設定受付手段にて受け付けた設定条件に基づいて前記情報処理手段が情報処理を行う内部制御モードのそれぞれを設定可能にする設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記外部制御モード又は前記内部制御モードのうち、ユーザ操作に基づいて保存された設定ファイルに従って前記外部制御モード及び前記内部制御モードの何れか一方に切り替えるモード切替手段と、
    前記モード切替手段により切り替えたモードに基づいて前記情報処理手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記設定受付手段は、ユーザの入力を受け付けるための設定画面を表示する表示手段を有し、
    前記外部制御モードでは、前記外部Webアプリケーション部から送信される外部制御情報に基づく設定画面を表示する一方、前記内部制御モードでは、前記内部Webアプリケーション部から提供される内部制御情報に基づく設定画面を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記設定受付手段は、ユーザの入力を受け付ける設定画面を表示する表示手段を有し、
    前記モード切替手段は、前記表示手段にて表示されるモード切替画面でのユーザ操作に基づいて前記外部制御モード及び前記内部制御モードの何れか一方に切り替えることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記内部Webアプリケーション部および前記外部Webアプリケーション部に接続可能なサービスプログラムを有し、前記サービスプログラムは、前記情報処理手段による情報処理の結果を前記モード切替手段により切り替えられたモードに対応する前記内部Webアプリケーション部または前記外部Webアプリケーション部の一方に送信することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記モード切替手段により切り替えられたモードに対応する送信先から、前記設定受付手段に設定入力するための表示画面を取得して表示するWebブラウザを有し、
    前記サービスプログラムは、前記Webブラウザから取得した前記送信先のアドレスに対し、前記情報処理の結果を送信するとを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 所定のネットワークに接続可能な情報処理装置であって、
    情報処理に関するユーザの設定を受け付ける設定受付手段と、
    前記設定受付手段で受け付けた設定条件に基づく情報処理を行う情報処理手段と、
    設定情報を入力される入力手段であって、前記ネットワークを経由して外部Webアプリケーションに接続するためのアドレスが入力される入力手段と、
    前記入力手段で入力された前記外部Webアプリケーションのアドレスと内部Webアプリケーションのアドレスとを記憶するアドレス記憶手段と、
    前記アドレス記憶手段に記憶された前記外部Webアプリケーションのアドレスに基づいて前記外部Webアプリケーションに接続される第1通信手段と、
    前記アドレス記憶手段に記憶された前記内部Webアプリケーションのアドレスに基づいて前記内部Webアプリケーションに接続される第2通信手段と、
    前記第1通信手段を通じて前記外部Webアプリケーションに接続する第1接続モードと前記第2通信手段を通じて前記内部Webアプリケーションに接続する第2接続モードとを切り替えるモード切替手段と、
    を備え
    前記情報処理手段は、前記外部Webアプリケーションと前記内部Webアプリケーションとのうち、前記モード切替手段によって切り替えられたモードに対応するWebアプリケーションに接続して前記情報処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記モード切替手段によって切り替えられたモードに基づいて、前記入力手段で前記設定情報を入力する際に表示される画面を制御することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. ルーティング機能を有するゲートウェイ部を有し、
    前記ゲートウェイ部が構築するネットワーク内に前記内部Webアプリケーションが配置されることを特徴とする請求項7または8に記載の情報処理装置。
  10. 前記第1通信手段と前記第2通信手段がWebブラウザを用いた手段であることを特徴とする請求項7乃至9いずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記情報処理装置がWebサーバを備え、前記モード切替手段が前記Webサーバを介して前記第1接続モードと前記第2接続モードとを切り替えるための要求を受信することを特徴とする請求項7乃至10いずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記情報処理装置が、文書スキャンニング機能、印刷機能、または、ファックス機能の少なくとも1つの機能又は複数の機能を有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 所定のネットワークに接続可能な情報処理装置であって、
    情報処理に関するユーザの設定を受け付ける設定受付手段と、
    前記設定受付手段で受け付けた設定条件に基づく情報処理を行う情報処理手段と、
    前記ネットワークとの間で通信可能に接続される通信手段と、
    外部Webアプリケーション部を有する外部装置に対し前記ネットワークを介して接続して前記情報処理手段が前記情報処理を行う外部制御モード、および自装置内に組み込まれる内部Webアプリケーション部に接続して前記情報処理手段が前記情報処理を行う内部制御モードのうち少なくとも一方のモードが設定され、設定されたモードを示す設定ファイルを保存する設定手段と、
    前記設定手段により設定したモードに基づいて前記情報処理手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記設定手段が前記外部制御モードを設定する場合には、前記通信手段と前記外部Webアプリケーション部との間での通信に予め割り振られる外部通信用IPアドレスを用いた通信制御を行う一方、前記設定手段が前記内部制御モードを設定する場合には、前記通信手段と前記内部Webアプリケーション部との間での通信に予め固定された内部通信用IPアドレスを用いた通信制御を行うことを特徴とする情報処理装置。
  14. 前記設定受付手段は、ユーザの入力を受け付けるための設定画面を表示する表示手段を有し、
    前記外部制御モードでは、前記外部Webアプリケーション部から送信される外部制御情報に基づく設定画面を表示する一方、前記内部制御モードでは、前記内部Webアプリケーション部から提供される内部制御情報に基づく設定画面を表示することを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 所定のネットワークに接続されるネットワークスキャニング装置であって、
    画面表示されるウェブブラウザを通じてユーザからの読取設定を受け付ける設定受付手段と、
    原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段を制御する制御手段と、
    前記制御手段は、前記画像読取手段を制御するための制御ドライバと、
    ユーザから前記設定受付手段を通じて入力された読取設定を前記制御ドライバに伝達するスキャンサービスプログラムと
    前記ネットワークを経由して接続される外部装置が有する外部Webアプリケーション部による制御に基づいて、前記設定受付手段に表示されたウェブブラウザを通じて入力される読取設定を前記スキャンサービスプログラムが前記制御ドライバに伝達する外部制御モードと、
    自装置が有する内部Webアプリケーション部による制御に基づいて、前記設定受付手段に表示されたウェブブラウザを通じて入力される読取設定を前記スキャンサービスプログラムが前記制御ドライバに伝達する内部制御モードと、
    を有し、
    前記制御手段が前記外部制御モードに基づく読取処理を行う場合には、前記スキャンサービスプログラムと前記外部Webアプリケーション部との間での通信に予め割り振られる外部通信用IPアドレスを用いた通信制御を行い、
    前記制御手段が前記内部制御モードに基づく読取処理を行う場合には、前記スキャンサービスプログラムと前記内部Webアプリケーション部との間での通信に予め固定された内部通信用IPアドレスを用いた通信制御を行うこと
    を特徴とするネットワークスキャニング装置。
  16. 更に、前記内部制御モードか前記外部制御モードかを判定する制御モード判定部を有することを特徴とする請求項15に記載のネットワークスキャニング装置。
  17. 前記ウェブブラウザは、前記内部制御モードの場合に、接続先を前記内部Webアプリケーション部のIPアドレスに設定することを特徴とする請求項15又は16に記載のネットワークスキャニング装置。
  18. 前記ウェブブラウザは、前記外部制御モードと判定した場合に、接続先を前記外部Webアプリケーション部のIPアドレスに設定することを特徴とする請求項15又は16に記載のネットワークスキャニング装置。
  19. 前記自装置が前記ネットワークに接続されていない場合に、前記内部制御モードに切り替えるか否かをユーザに通知することを特徴とする請求項15に記載のネットワークスキャニング装置。
  20. 前記自装置前記ネットワークに接続されていない場合に、自動で前記内部制御モードに切り替えることを特徴とする請求項15に記載のネットワークスキャニング装置。
  21. 外部Webアプリケーション部を有する外部装置と、情報処理装置とを所定のネットワークを経由して接続した情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    情報処理に関するユーザの設定を受け付ける設定受付手段と、
    前記設定受付手段で受け付けた設定条件に基づく情報処理を行う情報処理手段と、
    外部Webアプリケーション部を有する外部装置に対し前記ネットワークを介して接続して前記情報処理手段が前記情報処理を行う外部制御モード、および装置内に組み込まれた内部Webアプリケーション部に接続して前記情報処理手段が前記情報処理を行う内部制御モードを設定可能にする設定手段と、
    前記設定手段により設定したモードのうち、指定手段によって指定されたモードを示す設定ファイルに基づいて前記情報処理手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記情報処理装置が情報処理を行った処理データは、前記設定受付手段により受け付けた所定の宛先に対し、前記情報処理装置が有する通信手段により送信されることを特徴とする情報処理システム
  22. 外部Webアプリケーション部を有する外部装置と、情報処理装置とを所定のネットワークを経由して接続した情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    外部Webアプリケーション部を有する外部装置に前記ネットワークを経由して接続する通信手段と、
    情報処理に関するユーザの設定を受け付ける設定受付手段と、
    前記設定受付手段で受け付けた設定条件に基づく情報処理を行う情報処理手段と、
    装置本体内に組み込まれる内部Webアプリケーション部と、
    前記外部Webアプリケーション部に接続して前記設定受付手段にて受け付けた設定条件に基づいて前記情報処理手段が情報処理を行う外部制御モード、及び前記内部Webアプリケーション部に接続して前記設定受付手段にて受け付けた設定条件に基づいて前記情報処理手段が情報処理を行う内部制御モードのそれぞれを設定可能にする設定手段と、
    前記設定手段により保存された設定ファイルに基づいて、前記外部制御モード又は前記内部制御モードの何れか一方に切り替えるモード切替手段と、
    前記モード切替手段により切り替えたモードに基づいて前記情報処理手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする情報処理システム。
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