JP6646897B2 - 昇降装置の遠隔制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータやエスカレータ等の昇降装置の操作や確認を遠隔で行う遠隔制御システムに関する。
従来から、昇降装置には、昇降装置の操作や昇降装置の動作の確認等が可能な操作盤が設けられている(特許文献1参照)。操作盤は、例えば、エレベータのかごや乗場に設置されている。かごに設置された操作盤は、かごの行き先階を登録する行き先釦や、ドアの開閉を指示するドア開閉釦を有する。乗場に設置された操作盤は、かごの呼びを登録する呼び釦を有する。
ところで、例えば、車椅子に乗った状態の利用者は、高い位置等に配置された操作盤に手が届かないことがある。そのため、このような利用者には、操作盤から離れた位置から操作盤を操作できることが望まれている。また、利用者によっては、操作盤の釦を押下するといった操作が困難な場合がある。
特開2005−96982号公報
そこで、本発明は、人の表現によって、遠隔で昇降装置に所望の内容を実行させることのできる遠隔制御システムを提供する。
本発明の昇降装置の遠隔制御システムは、昇降装置を制御する制御マイコンと、前記制御マイコンと通信可能な携帯端末と、を含み、該携帯端末は、人の表現を経時的に取得するセンサ部であって、加速度センサを有するセンサ部と、該センサ部によって取得された人の表現を、時間軸を有する第一波形データであって、前記加速度センサによって取得された加速度データを表す軸と、前記加速度データが取得された時間に対応する時間軸とを有する加速度波形データを含む第一波形データに変換する波形変換部と、該波形変換部によって変換された前記第一波形データと予め記憶された複数の第二波形データであって、それぞれが前記昇降装置の操作に関連付けられた前記複数の第二波形データとを比較することによって、前記変換された前記第一波形データに対応する前記昇降装置の操作を抽出する抽出部と、該抽出部による抽出結果を前記制御マイコンに送信する送信部と、を備え、前記制御マイコンは、前記送信部から送信された前記抽出結果に基づいて前記昇降装置を制御する、ことを特徴とする。
上記昇降装置の遠隔制御システムでは、人の表現に対応する操作に基づいて昇降装置が制御される。言い換えると、遠隔で昇降装置に所望の内容を実行させることができる。
また、かかる構成によれば、携帯端末を動かすことで所定の方向に加速度を加える動き(ジェスチャー)により、昇降装置に所望の内容を実行させることができる。
本発明の別の昇降装置の遠隔制御システムは、昇降装置を制御する制御マイコンと、
前記制御マイコンと通信可能な携帯端末と、を含み、該携帯端末は、人の表現を経時的に取得するセンサ部であって、ジャイロセンサを有するセンサ部と、該センサ部によって取得された人の表現を、時間軸を有する第一波形データであって、前記ジャイロセンサによって取得された傾きデータを表す軸と、前記傾きデータが取得された時間に対応する時間軸とを有する傾き波形データを含む第一波形データに変換する波形変換部と、該波形変換部によって変換された前記第一波形データと予め記憶された複数の第二波形データであって、それぞれが前記昇降装置の操作に関連付けられた前記複数の第二波形データとを比較することによって、前記変換された前記第一波形データに対応する前記昇降装置の操作を抽出する抽出部と、該抽出部による抽出結果を前記制御マイコンに送信する送信部と、を備え、前記制御マイコンは、前記送信部から送信された前記抽出結果に基づいて前記昇降装置を制御する、ことを特徴とする。
上記昇降装置の遠隔制御システムでは、人の表現に対応する操作に基づいて昇降装置が制御される。言い換えると、遠隔で昇降装置に所望の内容を実行させることができる。
また、かかる構成によれば、携帯端末を傾ける動き(ジェスチャー)により、昇降装置に所望の内容を実行させることができる。
本発明の別の昇降装置の遠隔制御システムは、昇降装置を制御する制御マイコンと、前記制御マイコンと通信可能な携帯端末と、を含み、該携帯端末は、人の表現を経時的に取得するセンサ部であって、カメラを有するセンサ部と、該センサ部によって取得された人の表現を、時間軸を有する第一波形データであって、前記カメラによって取得された画像データの特性を表わす軸と、前記画像データが取得された時間に対応する時間軸とを有する画像波形データを含む第一波形データに変換する波形変換部と、該波形変換部によって変換された前記第一波形データと予め記憶された複数の第二波形データであって、それぞれが前記昇降装置の操作に関連付けられた前記複数の第二波形データとを比較することによって、前記変換された前記第一波形データに対応する前記昇降装置の操作を抽出する抽出部と、該抽出部による抽出結果を前記制御マイコンに送信する送信部と、を備え、前記制御マイコンは、前記送信部から送信された前記抽出結果に基づいて前記昇降装置を制御する、ことを特徴とする。
上記昇降装置の遠隔制御システムでは、人の表現に対応する操作に基づいて昇降装置が制御される。言い換えると、遠隔で昇降装置に所望の内容を実行させることができる。
また、かかる構成によれば、人の姿勢(ポーズ)や動作(ジェスチャー)により昇降装置に所望の内容を実行させることができる。
前記昇降装置の遠隔制御システムでは、前記携帯端末は、前記複数の第二波形データを記憶する記憶部を備え、前記記憶部は、前記第二波形データを書き込み可能であってもよい。
かかる構成によれば、記憶部に第二波形データを追加できるため、昇降装置の操作に関連する第二波形データを書き込むことで、遠隔で昇降装置の新たな操作(記憶部に予め記憶されていない昇降装置の操作)を実行させることができる。
本発明の別の昇降装置の遠隔制御システムは、昇降装置を制御する制御マイコンと、該制御マイコンと通信可能な携帯端末と、を含み、該携帯端末は、人の表現を経時的に取得するセンサ部であって、加速度センサを有するセンサ部と、該センサ部によって取得された人の表現を、時間軸を有する第一波形データであって、前記加速度センサによって取得された加速度データを表す軸と、前記加速度データが取得された時間に対応する時間軸とを有する加速度波形データを含む第一波形データに変換する波形変換部と、該波形変換部によって変換された前記第一波形データと予め記憶された複数の第三波形データであって、それぞれが前記昇降装置に対する確認事項及び昇降装置に対する要求事項の少なくとも一方に関連づけられた前記複数の第三波形データとを比較することによって、前記変換された前記第一波形データに対応する前記昇降装置に対する確認事項及び前記昇降装置に対する要求事項の少なくとも一方を抽出する抽出部と、該抽出部による抽出結果を前記制御マイコンに送信する送信部と、前記制御マイコンからの情報を出力する出力部と、を備え、前記制御マイコンは、前記送信部から送信された前記抽出結果に基づく前記確認事項及び前記要求事項の少なくとも一方についての情報を前記携帯端末に送信する、ことを特徴とする。
前記昇降装置の遠隔制御システムでは、人の表現に対応する確認事項や要求事項に関する情報が、昇降装置の制御マイコンから携帯端末に送信される。言い換えると、遠隔で昇降装置に所望の内容を実行させることができる。
また、かかる構成によれば、携帯端末を動かすことで所定の方向に加速度を加える動き(ジェスチャー)により、昇降装置に所望の内容を実行させることができる。
本発明の別の昇降装置の遠隔制御システムは、昇降装置を制御する制御マイコンと、該制御マイコンと通信可能な携帯端末と、を含み、該携帯端末は、人の表現を経時的に取得するセンサ部であって、ジャイロセンサを有するセンサ部と、該センサ部によって取得された人の表現を、時間軸を有する第一波形データであって、前記ジャイロセンサによって取得された傾きデータを表す軸と、前記傾きデータが取得された時間に対応する時間軸とを有する傾き波形データを含む第一波形データに変換する波形変換部と、該波形変換部によって変換された前記第一波形データと予め記憶された複数の第三波形データであって、それぞれが前記昇降装置に対する確認事項及び昇降装置に対する要求事項の少なくとも一方に関連づけられた前記複数の第三波形データとを比較することによって、前記変換された前記第一波形データに対応する前記昇降装置に対する確認事項及び前記昇降装置に対する要求事項の少なくとも一方を抽出する抽出部と、該抽出部による抽出結果を前記制御マイコンに送信する送信部と、前記制御マイコンからの情報を出力する出力部と、を備え、前記制御マイコンは、前記送信部から送信された前記抽出結果に基づく前記確認事項及び前記要求事項の少なくとも一方についての情報を前記携帯端末に送信する、ことを特徴とする。
前記昇降装置の遠隔制御システムでは、人の表現に対応する確認事項や要求事項に関する情報が、昇降装置の制御マイコンから携帯端末に送信される。言い換えると、遠隔で昇降装置に所望の内容を実行させることができる。
また、かかる構成によれば、携帯端末を傾ける動き(ジェスチャー)により、昇降装置に所望の内容を実行させることができる。
本発明の別の昇降装置の遠隔制御システムは、昇降装置を制御する制御マイコンと、該制御マイコンと通信可能な携帯端末と、を含み、該携帯端末は、人の表現を経時的に取得するセンサ部であって、カメラを有するセンサ部と、該センサ部によって取得された人の表現を、時間軸を有する第一波形データであって、前記カメラによって取得された画像データの特性を表わす軸と、前記画像データが取得された時間に対応する時間軸とを有する画像波形データを含む第一波形データに変換する波形変換部と、該波形変換部によって変換された前記第一波形データと予め記憶された複数の第三波形データであって、それぞれが前記昇降装置に対する確認事項及び昇降装置に対する要求事項の少なくとも一方に関連づけられた前記複数の第三波形データとを比較することによって、前記変換された前記第一波形データに対応する前記昇降装置に対する確認事項及び前記昇降装置に対する要求事項の少なくとも一方を抽出する抽出部と、該抽出部による抽出結果を前記制御マイコンに送信する送信部と、前記制御マイコンからの情報を出力する出力部と、を備え、前記制御マイコンは、前記送信部から送信された前記抽出結果に基づく前記確認事項及び前記要求事項の少なくとも一方についての情報を前記携帯端末に送信する、ことを特徴とする。
前記昇降装置の遠隔制御システムでは、人の表現に対応する確認事項や要求事項に関する情報が、昇降装置の制御マイコンから携帯端末に送信される。言い換えると、遠隔で昇降装置に所望の内容を実行させることができる。
また、かかる構成によれば、人の姿勢(ポーズ)や動作(ジェスチャー)により昇降装置に所望の内容を実行させることができる。
上記昇降装置の遠隔制御システムでは、前記携帯端末は、前記複数の前記第三波形データを記憶する記憶部を備え、前記記憶部は、前記第三波形データを書き込み可能であってもよい。
かかる構成によれば、記憶部に第三波形データを追加できるため、昇降装置の確認事項や要求事項に関連する第三波形データを書き込むことで、遠隔で昇降装置に対する新たな確認事項(記憶部に予め記憶されていない昇降装置の確認事項)や新たな要求事項(記憶部に予め記憶されていない昇降装置の要求事項)についても、携帯端末に送信させることができる。
前記昇降装置の遠隔制御システムでは、前記センサ部は、マイクロフォンを有し、前記第一波形データは、前記マイクロフォンによって取得された音データの特性を表わす軸と、前記音データが取得された時間に対応する時間軸とを有する音波形データを含んでもよい。
かかる構成によれば、音を表現することにより、昇降装置に所望の内容を実行させることができる。
前記昇降装置の遠隔制御システムでは、前記制御マイコンは、前記携帯端末から抽出結果を取得した後の前記昇降装置での制御結果を前記携帯端末に送信してもよい。
かかる構成によれば、昇降装置の遠隔での制御結果を、携帯端末により確認することができる。
以上より、本発明によれば、人の表現によって、遠隔で昇降装置に所望の内容を実行させることのできる遠隔制御システムを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る昇降装置の遠隔制御システムのブロック図である。
以下、本発明に係る昇降装置の遠隔制御システムについて説明する。遠隔制御システムは、エレベータやエスカレータ等の昇降装置を遠隔で制御するシステム、言い換えると、遠隔で昇降装置に所望の内容を実行させるシステムである。所望の内容は、例えば、乗場からの乗場呼び等の操作、インジケータの表示等の確認事項の遠隔での確認、制御マイコンのメモリに記憶された数値等の要求事項の遠隔での確認である。尚、昇降装置にはエレベータ、エスカレータ等があるが、以下では、エレベータの遠隔監視システムを説明する。
遠隔制御システムは、図1に示すように、制御マイコン20を有するエレベータ2と、制御マイコン20と通信可能な携帯端末3とを含む。
尚、図1では、一台のエレベータ2が示されているが、本実施形態の遠隔制御システム1には、複数台のエレベータ2が含まれている。また、図1では、一台の携帯端末3が示されているが、本実施形態の遠隔制御システム1には、複数台のエレベータ2が含まれている。
携帯端末3は、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)やノートパソコン等の持ち運び可能な端末や、ウェアラブル端末等である。具体的に、携帯端末3は、利用者等(エレベータの利用者やエレベータの管理者等)により所持される。
また、携帯端末3は、人の表現を経時的に取得するセンサ部30と、センサ部30により取得された人の表現を第一波形データに変換する波形変換部31と、エレベータ2の操作を抽出する抽出部32と、抽出結果を制御マイコン20に送信する送信部33とを備える。本実施形態の遠隔制御システム1では、携帯端末3は、さらに、各種情報を入力可能な入力部34と、各種情報を出力可能な出力部35と、抽出部32によるエレベータ2の操作の抽出の際に用いられる第二波形データや第三波形データ等を記憶する記憶部36と、第二波形データや第三波形データを記憶部36に書き込み可能な登録部37とを備える。
エレベータ2の操作は、例えば、乗場からの上昇するかごの呼び(以下、「上昇乗場呼び」と称する。)、乗場からの下降するかごの呼び(以下、「下降乗場呼び」と称する。)、かごの行き先階を一階に指定、かごの行き先階を二階に指定、ドア(かごドア及び乗場ドア)の開閉等である。エレベータ2に対する確認事項は、例えば、乗場に設けられているインジケータの表示等である。人の表現は、人の音声、人の動作(ジェスチャー)、人の姿勢(ポーズ)等の表現である。
入力部34は、例えば、入力キーやキーボード等である。出力部35は、例えば、ディスプレイである。尚、携帯端末3がタッチパネル式ディスプレイを備える場合、このディスプレイが入力部34及び出力部35を兼ねる。
本実施形態の遠隔制御システム1では、出力部35は、利用者等から入力部34を介してエレベータ2を遠隔制御する旨が入力されると、「人の表現でエレベータを操作する操作モード」又は「人の表現をエレベータの新たな操作やエレベータに対する新たな確認事項に関連付けて登録する登録モード」のいずれかを選択するよう要請する表示を行う。入力部34は、操作モード又は登録モードが選択されると、選択されたモードを波形変換部31、出力部35、及び、登録部37等に通知する。
尚、エレベータ2の遠隔制御は、例えば、エレベータ2の操作盤から離れた位置から乗場呼びを行ったりインジケータの表示を確認したりする制御や、エレベータ2の操作盤を直接的には操作せずに乗場呼び等を行う制御である。
出力部35は、操作モードが選択されると、人の表現を行うことを要請する表示等(例えば、「登録済の音を出してください」とのメッセージ表示や、「登録済のジェスチャーを行ってください」とのメッセージ表示)を行う。また、出力部35は、操作モードにおいて、制御マイコン20から後述する「送信部33から送信された抽出結果に基づく確認事項についての情報」が送信されると、この情報の表示を行う。
出力部35は、登録モードが選択されると、人の表現に関連付けて登録するエレベータの新たな操作の入力を要請する表示(例えば、「以下の候補から登録する操作を選択してください」とのメッセージ表示)や人の表現に関連付けて登録するエレベータに対する新たな確認事項の入力を要請する表示(例えば、「以下の候補から登録する確認事項を選択してください」とのメッセージ表示)を行う。入力部34は、登録モードにおいて、これらのエレベータの新たな操作や、これらのエレベータに対する新たな確認事項に関する情報が入力されると、登録部37にこの情報を出力する。
センサ部30は、上述のように、人の表現を取得可能であり、操作モード及び登録モードのいずれにおいても、取得した人の表現を波形変換部31に出力する。また、センサ部30は、例えば、マイク(マイクロフォン)300、加速度センサ301、及び、カメラ302を有する。
マイク300は、経時的に収集した音に応じた音データを取得可能であり、取得した音データを波形変換部31に出力する。具体的に、マイク300が収集する音は、利用者等による音声(意味のある単語(例えば、「一階」等)や意味の無い発声(例えば、「あー」等))、利用者等が手を叩く音、利用者等が所持する笛を鳴らす音等である。
加速度センサ301は、経時的に取得した携帯端末3の加速度に対応する加速度データを取得可能なセンサであり、取得した加速度データを波形変換部31に出力する。具体的に、加速度センサ301は、携帯端末3を動かすことで所定の方向に加速度を加える動き(ジェスチャー、例えば、利用者等が携帯端末を手で複数回振る動き)等に対して、加速度データを取得する。
カメラ302は、周囲を経時的に撮像した画像に応じた画像データを取得可能であり、取得した画像データを波形変換部31に出力する。具体的に、カメラ302が取得する画像データは、利用者等のポーズやジェスチャー等を含む画像データである。より具体的に、利用者等のポーズは、例えば、「人差し指で上方を指すポーズ」等であり、利用者等のジェスチャーは、例えば、「片手を挙げる動作」、「頭の左右上下の動き」、「目(瞳)の左右上下の動き」、「まばたきやウインクをする動作」等である。
波形変換部31は、操作モード及び登録モードのいずれにおいても、センサ部30によって取得された人の表現(例えば、音データ、加速度データ、画像データ)を、時間軸を有する第一波形データに変換する。尚、本実施形態の遠隔制御システム1では、第一波形データは、音データの特性を表す軸と、音データが取得された時間に対応する時間軸とを有する音波形データと、加速度データの特性を表す軸と、加速度データが取得された時間に対応する時間軸とを有する加速度波形データと、画像データの特性を表す軸と、画像データが取得された時間に対応する時間軸とを有する画像波形データとを含む。
具体的に、波形変換部31は、マイク300によって取得された音データを、この音データの特性を表す軸と、音データが取得された時間に対応する時間軸とを有する音波形データに変換する。音データの特性を表す軸は、例えば、音の周波数を表す軸であり、この場合、音波形データは、音の周波数の経時変化を示すデータである。
また、波形変換部31は、加速度センサ301によって取得された加速度データを、この加速度データの特性を表す軸と、加速度データが取得された時間に対応する時間軸とを有する加速度波形データに変換する。加速度の特性を表す軸は、例えば、加速度の大きさを表す軸であり、この場合、加速度波形データは、加速度の経時変化を示すデータである。
さらに、波形変換部31は、カメラ302によって取得された画像データを、この画像データの特性を表す軸と、画像データが取得された時間に対応する時間軸とを有する画像波形データに変換する。画像データの特性を表す軸は、例えば、画像の彩度を表す軸、及び、画像の輝度を表す軸であり、この場合、画像波形データは、画像の彩度及び輝度の経時変化を示すデータである。また、画像データの特性を表す軸は、例えば、画像内における特定の部位の位置を示す軸であり、この場合、画像波形データは、画像内における特定の部位の軌跡を示すデータである。
具体的に、画像波形データが、画像内における特定の部位の軌跡を示す場合、波形変換部31は、画像の輪郭を検出し、各頂点(利用者等の頭や指先等)をポイントとして取得し、このポイントの垂直方向(高さ)の経時変化や、このポイントの水平方向の経時変化を画像波形データとする。
本実施形態の遠隔制御システム1では、波形変換部31は、操作モードにおいて、変換された第一波形データを抽出部32に出力する。また、波形変換部31は、登録モードにおいて、変換された第一波形データを登録部37に出力する。
記憶部36は、例えば、エレベータ2の操作に関連付けられた複数の第二波形データ、及び、エレベータ2に対する確認事項に関連付けられた複数の第三波形データを予め記憶している。記憶部36は、第二波形データを書き込み可能であると共に、第三波形データを書き込み可能である。尚、本実施形態の遠隔制御システム1では、記憶部36は、第二波形データ及び第三波形データの両方を書き換え可能に記憶している。また、記憶部36は、第二波形データ及び第三波形データをまとめて記憶している。
具体的に、記憶部36は、操作「上昇乗場呼び」と、音「のぼり」、ジェスチャー「片手を挙げる動作」、及び、ポーズ「人差し指で上方を指すポーズ」とをそれぞれ関連付けて記憶している。また、記憶部36は、操作「下降乗場呼び」と、音「くだり」、ジェスチャー「片手を下げる動作」、及び、ポーズ「人差し指で下方を指すポーズ」とそれぞれを関連付けて記憶している。さらに、記憶部36は、確認事項「インジケータ」と、音「表示」、ジェスチャー「片手を左右に振る動作」、及び、ポーズ「片手を握ったポーズ」とをそれぞれ関連付けて記憶している。
抽出部32は、操作モードにおいて、波形変換部31によって変換された第一波形データと、記憶部36における第二波形データとを比較する。抽出部32は、比較の結果、第一波形データと第二波形データとが一致する場合には、一致した第二波形データに関連付けて記憶部36に記憶されたエレベータの操作やエレベータに対する確認事項を抽出し、この抽出結果(エレベータの操作やエレベータに対する確認事項)を送信部33に出力する。
尚、抽出部32は、比較の結果、第一波形データと第二波形データとが一致した場合には、例えば、出力部35に、操作が認識された旨のメッセージを行わせてもよいし、第一波形データと第二波形データとが一致しない場合には、例えば、出力部35に、人の表現を再度行うことを要請する表示(例えば、「操作に失敗しました。もう一度、登録済の音を出してください。」とのメッセージ表示や、「操作に失敗しました。もう一度、登録済のジェスチャーを行ってください。」とのメッセージ表示)を行わせてもよい。
送信部33は、操作モードにおいて、抽出部32の抽出結果を、制御マイコン20に送信する。本実施形態の遠隔制御システム1では、送信部33は、操作モードにおいて、抽出部32の抽出結果を、後述する受信機21を介して制御マイコン20に送信する。尚、本実施形態の遠隔制御システム1では、送信部33は、例えば、赤外線通信により受信機21を介して制御マイコン20に通信可能である。
登録部37は、登録モードにおいて、入力部34からエレベータの新たな操作が出力された場合、波形変換部31によって変換された第一波形データを第二波形データとして、このエレベータの操作に関連付けて記憶部36に書き込む。また、登録部37は、登録モードにおいて、入力部34からエレベータの新たな操作が出力された場合、波形変換部31によって変換された第一波形データを第二波形データとして、この新たな操作に関連付けて記憶部36に書き込む。さらに、登録部37は、登録モードにおいて、入力部34からエレベータに対する新たな確認事項が出力された場合、波形変換部31によって変換された第一波形データを第三波形データとして、エレベータ2に対する新たな確認事項に関連付けて記憶部36に書き込む。
エレベータ2は、エレベータ2を制御する制御マイコン20に加えて、制御マイコン20に接続された受信機21と、エレベータ2が設置されている建物内に設けられた昇降路内を昇降するかごを含む動作部(図示なし。)と、を有する。
エレベータ2において、図1では、一台の受信機21が示されているが、エレベータ2は複数台の受信機21を有する。受信機21は、エレベータ2が複数の階層を有する建物に設置されている場合、例えば、制御マイコン20の周囲、かごの周囲、及び、この建物の各階層にそれぞれ設置されている。
受信機21は、操作モードにおいて、送信部33から出力される抽出結果を受信可能である。また、受信機21は、送信部33から出力される抽出結果を受信すると、受信した抽出結果を制御マイコン20に出力する。
尚、複数の受信機21が抽出結果を受信した場合、各受信機21は、抽出結果に加えて、受信した信号(受信した抽出結果を示す信号)の大きさを制御マイコン20に出力可能であってもよい。この場合、制御マイコン20はこの複数の受信機21のうち最も大きな信号を受信した受信機21により出力された抽出結果を採用してもよい。また、最も大きな信号を受信した受信機21が、階層に設置された受信機21である場合、受信した抽出結果及び受信した信号の大きさに加えて、この階層を示す情報を制御マイコン20に出力してもよい。
制御マイコン20は、送信部33から送信された抽出結果がエレベータ2の操作である場合、この抽出結果に基づいてエレベータ2を制御する。具体的に、制御マイコン20は、操作モードにおいて、送信部33から「上昇乗場呼び」との抽出結果及び階層を示す情報が送信されると、かごを階層(受信機21から送信された情報により示される階層)まで移動させて停止させた後、ドア(かごドア及び乗場ドア)を開閉させ、一定時間の経過後にかごを上昇させる。
また、制御マイコン20は、送信部33からの抽出結果がエレベータ2に対する確認事項である場合、この抽出結果に基づく確認事項についての情報を携帯端末3に送信する。具体的に、制御マイコン20は、送信部33から「インジケータ」との抽出結果及び階層を示す情報が送信されると、インジケータの表示に関する情報(例えば、「かごは三階で停止中です。」との情報)を携帯端末3に送信する。
以上の遠隔制御システム1では、制御マイコン20は、人の表現に対応する操作に基づいてエレベータ2を制御したり、人の表現に対応する確認事項に関する情報を、制御マイコン20から携帯端末3に送信したりすることができる。言い換えると、遠隔制御システム1では、遠隔で(例えば、エレベータ2の操作盤から離れた位置から、この操作盤を直接的に操作せずに)、エレベータ2に所望の内容(例えば、乗場呼び等)を実行させることができる。
本実施形態の遠隔制御システム1では、記憶部36に第二波形データを追加できるため、エレベータの操作に関連する第二波形データを書き込むことで、遠隔でエレベータの新たな操作(記憶部36に予め記憶されていないエレベータの操作)を実行させることができる。また、記憶部36に第三波形データを追加できるため、エレベータの確認事項に関連する第三波形データを書き込むことで、エレベータ2に対する新たな確認事項(記憶部36に予め記憶されていないエレベータに対する確認事項)についても、制御マイコン20から携帯端末3に送信させることができる。
また、本実施形態の遠隔制御システム1では、人による音の表現や、人の動き(ジェスチャー)や、人の姿勢(ポーズ)により、エレベータ2に所望の内容を実行させることができる。
さらに、本実施形態の遠隔制御システム1では、利用者等が、所望の人の表現と、エレベータ2の操作やエレベータ2に対する確認事項とを関連付けることができるため、予め設定された人の表現以外にも、利用者等にとって実施が容易な表現を行った場合にも、エレベータ2に所望の内容を実行させることができる。
尚、本発明の遠隔制御システムは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
例えば、携帯端末3を、エレベータの保守を担当する技術員が所持してもよい。この場合、記憶部36は、第三波形データを、エレベータに対する確認事項の代わりに、エレベータに対する要求事項に関連付けて記憶していてもよい。エレベータに対する要求事項は、例えば、制御マイコンの各種メモリにおける数値等の情報である。また、この場合、抽出部32は、操作モードにおいて、波形変換部31によって変換された第一波形データと、記憶部36における第三波形データとを比較し、この結果、第一波形データと第三波形データとが一致する場合には、記憶部36において一致した第三波形データに関連付けて記憶されたエレベータに対する要求事項を抽出し、この抽出結果(エレベータに対する要求事項)を送信部33に出力する。さらに、送信部33は、操作モードにおいて、抽出部32の抽出結果を、制御マイコン20に送信すると、制御マイコン20は、送信部33から抽出結果としてエレベータ2に対する要求事項が送信されると、この抽出結果に基づく要求事項についての情報を携帯端末3に送信する。具体的に、制御マイコン20は、送信部33から「特定のアドレスに対応するメモリにおける数値」との抽出結果及び階層を示す情報が送信されると、抽出結果に基づく情報(例えば、「アドレスaに対応するメモリにおける数値が00100」との情報)を携帯端末3に送信する。
以上により、遠隔制御システム1では、人の表現に対応する要求事項に関する情報が、制御マイコン20から携帯端末3に送信される。言い換えると、遠隔でエレベータ2に所望の内容を実行させることができる。具体的に、技術員は、携帯端末3で要求事項を確認することで、エレベータ2の状況を把握することができる。
また、この場合、登録部37は、登録モードにおいて、入力部34からエレベータに対する新たな要求事項が出力された場合、波形変換部31によって変換された第一波形データを第三波形データとして、このエレベータに対する要求事項に関連付けて記憶部36に書き込んでもよい。これにより、記憶部36に第三波形データを追加できるため、エレベータに対する要求事項に関連する第三波形データを書き込むことで、遠隔でエレベータに対する新たな要求事項(記憶部36に予め記憶されていないエレベータ2に対する要求事項)についての情報を入手することができる。
尚、記憶部36は、第三波形データを、エレベータに対する確認事項、及び、エレベータに対する要求事項の両方に関連付けて記憶していてもよい。
さらに、制御マイコン20は、携帯端末3からの抽出結果を取得した後に、エレベータ2での制御結果(例えば、「上昇乗場呼びを実行しました。」といった制御結果)を携帯端末3に出力してもよい。携帯端末3は、制御マイコン20から出力された制御結果を、出力部35による文字表示や画像表示により出力してもよい。また、出力部35がスピーカーを含む場合には、制御マイコン20から出力された制御結果を、音声により出力してもよい。この場合、利用者等は、人の表現によるエレベータ2での制御結果を、携帯端末3により確認することができる。
記憶部36は、一つのエレベータの操作と、音の表現、ジェスチャー、及び、ポーズの少なくとも一つとを関連付けて記憶していればよい。記憶部36は、一つのエレベータ操作と複数の音の表現とを関連付けたり、一つのエレベータ操作と複数のジェスチャーとを関連付けたり、一つのエレベータ操作と複数のポーズとを関連付けて記憶してもよい。記憶部36は、一つのエレベータの操作と一つの音の表現のみとを関連付けて記憶してもよい。
さらに、記憶部36は、一つのエレベータの操作と、音、ジェスチャー、及び、ポーズのうち少なくとも二つの組み合わせとを関連付けて記憶してもよい。具体的に、記憶部36は、操作「上昇乗場呼び」と、音「のぼり」及びジェスチャー「片手を挙げる動作」の組み合わせとを関連付けて記憶していてもよい。この場合、利用者等が「のぼり」と発声すると共に、片手を挙げる動作を行うことで、上昇乗場呼びが実行される。
記憶部36は、複数のエレベータの操作と、音、ジェスチャー、及び、ポーズのうちの一つとを関連付けて記憶してもよい。具体的に、記憶部36は、操作「上昇乗場呼び」及び操作「かごの行き先階を二階に指定」と、音「二階へのぼる」とを関連付けて記憶していてもよい。
以上の変形例は、エレベータに対する確認事項や要求事項と、音、ジェスチャー、及び、ポーズとについても同様に採用可能である。
記憶部36は、エレベータの操作、エレベータに対する確認事項、及び、エレベータに対する要求事項のうち少なくとも二つの組み合わせと、音、ジェスチャー、及び、ポーズの少なくとも一つとを関連付けて記憶していてもよい。
また、携帯端末3は、第二波形データ及び第三波形データを個別に記憶してもよい。具体的に、携帯端末3のある記憶部が、エレベータの操作と第二波形データとを関連付けて記憶すると共に、携帯端末3の別の記憶部がエレベータに対する確認事項やエレベータに対する要求事項と第三波形データとを関連付けて記憶してもよい。尚、記憶部36は、携帯端末3とは異なる別の端末(サーバー等)に設けられていてもよい。このような場合においても、利用者等は、携帯端末3を用いてエレベータ2を遠隔で制御することができる。
センサ部30は、マイク300、加速度センサ301、カメラ302、及び、ジャイロセンサのいずれか一つを有していればよい。ジャイロセンサは、経時的に取得した携帯端末3の傾きに対応する傾斜データを取得可能なセンサであり、取得した傾斜データを波形変換部31に出力する。この場合、第一波形データは、傾斜データの特性を表す軸と、傾斜データが取得された時間に対応する時間軸とを有する傾き波形データを含む。波形変換部31は、ジャイロセンサから傾斜データが出力されると、この傾斜データの特性を表す軸と、傾斜データが取得された時間に対応する時間軸とを有する傾き波形データに変換する。傾きの特性を表す軸は、例えば、傾きの大きさを表す軸であり、この場合、第一波形データは、傾きの経時変化を示すデータである。具体的に、ジャイロセンサが傾斜データを取得する動きは、利用者等が携帯端末3を傾ける動き(例えば、利用者等が手で持った携帯端末3を所定の角度で傾ける動き)等である。
また、第一波形データは、音波形データ、加速度波形データ、画像波形データ、及び、傾き波形データのうち少なくとも一つを含めばよい。
さらに、音波形データは音データの波形自体であってもよいし、加速度波形データは加速度データの波形自体であってもよい。この場合、抽出部32は、センサ部により取得した音データの波形や加速度データの波形と、記憶部36に記憶されている音データの波形や加速度データの波形とを比較することになる。尚、「第一波形データと第二波形データとの一致」は、完全一致に限らず、略一致している場合を含んでもよい。
送信部33は、エレベータ2が設置された建物内のWi−Fi等により、制御マイコン20に通信可能であってもよい。この場合、携帯端末3の位置情報(例えば、携帯端末3がどの階層に位置しているかを示す情報)を受信機21又は制御マイコン20に出力してもよい。
上記実施形態の遠隔制御システム1は、昇降装置としてエレベータを対象としていたが、エスカレータを対象としていてもよい。この場合、エスカレータの操作は、例えば、速度の変更であり、エスカレータに対する確認事項は、例えば、エスカレータの昇降方向(昇りエスカレータ又は下りエスカレータ)であり、エスカレータに対する要求事項は、例えば、制御マイコンのメモリに記憶された数値等である。
1…遠隔制御システム、2…エレベータ、20…制御マイコン、21…受信機、3…携帯端末、30…センサ部、300…マイク、301…加速度センサ、302…カメラ、31…波形変換部、32…抽出部、33…送信部、34…入力部、35…出力部、36…記憶部、37…登録部

Claims (10)

  1. 昇降装置を制御する制御マイコンと、
    前記制御マイコンと通信可能な携帯端末と、を含み、
    該携帯端末は、
    人の表現を経時的に取得するセンサ部であって、加速度センサを有するセンサ部と、
    該センサ部によって取得された人の表現を、時間軸を有する第一波形データであって、前記加速度センサによって取得された加速度データを表す軸と、前記加速度データが取得された時間に対応する時間軸とを有する加速度波形データを含む第一波形データに変換する波形変換部と、
    該波形変換部によって変換された前記第一波形データと予め記憶された複数の第二波形データであって、それぞれが前記昇降装置の操作に関連付けられた前記複数の第二波形データとを比較することによって、前記変換された前記第一波形データに対応する前記昇降装置の操作を抽出する抽出部と、
    該抽出部による抽出結果を前記制御マイコンに送信する送信部と、を備え、
    前記制御マイコンは、前記送信部から送信された前記抽出結果に基づいて前記昇降装置を制御する、ことを特徴とする昇降装置の遠隔制御システム。
  2. 昇降装置を制御する制御マイコンと、
    前記制御マイコンと通信可能な携帯端末と、を含み、
    該携帯端末は、
    人の表現を経時的に取得するセンサ部であって、ジャイロセンサを有するセンサ部と、
    該センサ部によって取得された人の表現を、時間軸を有する第一波形データであって、前記ジャイロセンサによって取得された傾きデータを表す軸と、前記傾きデータが取得された時間に対応する時間軸とを有する傾き波形データを含む第一波形データに変換する波形変換部と、
    該波形変換部によって変換された前記第一波形データと予め記憶された複数の第二波形データであって、それぞれが前記昇降装置の操作に関連付けられた前記複数の第二波形データとを比較することによって、前記変換された前記第一波形データに対応する前記昇降装置の操作を抽出する抽出部と、
    該抽出部による抽出結果を前記制御マイコンに送信する送信部と、を備え、
    前記制御マイコンは、前記送信部から送信された前記抽出結果に基づいて前記昇降装置を制御する、ことを特徴とする昇降装置の遠隔制御システム。
  3. 昇降装置を制御する制御マイコンと、
    前記制御マイコンと通信可能な携帯端末と、を含み、
    該携帯端末は、
    人の表現を経時的に取得するセンサ部であって、カメラを有するセンサ部と、
    該センサ部によって取得された人の表現を、時間軸を有する第一波形データであって、前記カメラによって取得された画像データの特性を表わす軸と、前記画像データが取得された時間に対応する時間軸とを有する画像波形データを含む第一波形データに変換する波形変換部と、
    該波形変換部によって変換された前記第一波形データと予め記憶された複数の第二波形データであって、それぞれが前記昇降装置の操作に関連付けられた前記複数の第二波形データとを比較することによって、前記変換された前記第一波形データに対応する前記昇降装置の操作を抽出する抽出部と、
    該抽出部による抽出結果を前記制御マイコンに送信する送信部と、を備え、
    前記制御マイコンは、前記送信部から送信された前記抽出結果に基づいて前記昇降装置を制御する、ことを特徴とする昇降装置の遠隔制御システム。
  4. 前記携帯端末は、前記複数の第二波形データを記憶する記憶部を備え、
    前記記憶部は、前記第二波形データを書き込み可能である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の昇降装置の遠隔制御システム。
  5. 昇降装置を制御する制御マイコンと、
    該制御マイコンと通信可能な携帯端末と、を含み、
    該携帯端末は、
    人の表現を経時的に取得するセンサ部であって、加速度センサを有するセンサ部と、
    該センサ部によって取得された人の表現を、時間軸を有する第一波形データであって、前記加速度センサによって取得された加速度データを表す軸と、前記加速度データが取得された時間に対応する時間軸とを有する加速度波形データを含む第一波形データに変換する波形変換部と、
    該波形変換部によって変換された前記第一波形データと予め記憶された複数の第三波形データであって、それぞれが前記昇降装置に対する確認事項及び昇降装置に対する要求事項の少なくとも一方に関連づけられた前記複数の第三波形データとを比較することによって、前記変換された前記第一波形データに対応する前記昇降装置に対する確認事項及び前記昇降装置に対する要求事項の少なくとも一方を抽出する抽出部と、
    該抽出部による抽出結果を前記制御マイコンに送信する送信部と、
    前記制御マイコンからの情報を出力する出力部と、を備え、
    前記制御マイコンは、前記送信部から送信された前記抽出結果に基づく前記確認事項及び前記要求事項の少なくとも一方についての情報を前記携帯端末に送信する、ことを特徴とする昇降装置の遠隔制御システム。
  6. 昇降装置を制御する制御マイコンと、
    該制御マイコンと通信可能な携帯端末と、を含み、
    該携帯端末は、
    人の表現を経時的に取得するセンサ部であって、ジャイロセンサを有するセンサ部と、
    該センサ部によって取得された人の表現を、時間軸を有する第一波形データであって、前記ジャイロセンサによって取得された傾きデータを表す軸と、前記傾きデータが取得された時間に対応する時間軸とを有する傾き波形データを含む第一波形データに変換する波形変換部と、
    該波形変換部によって変換された前記第一波形データと予め記憶された複数の第三波形データであって、それぞれが前記昇降装置に対する確認事項及び昇降装置に対する要求事項の少なくとも一方に関連づけられた前記複数の第三波形データとを比較することによって、前記変換された前記第一波形データに対応する前記昇降装置に対する確認事項及び前記昇降装置に対する要求事項の少なくとも一方を抽出する抽出部と、
    該抽出部による抽出結果を前記制御マイコンに送信する送信部と、
    前記制御マイコンからの情報を出力する出力部と、を備え、
    前記制御マイコンは、前記送信部から送信された前記抽出結果に基づく前記確認事項及び前記要求事項の少なくとも一方についての情報を前記携帯端末に送信する、ことを特徴とする昇降装置の遠隔制御システム。
  7. 昇降装置を制御する制御マイコンと、
    該制御マイコンと通信可能な携帯端末と、を含み、
    該携帯端末は、
    人の表現を経時的に取得するセンサ部であって、カメラを有するセンサ部と、
    該センサ部によって取得された人の表現を、時間軸を有する第一波形データであって、前記カメラによって取得された画像データの特性を表わす軸と、前記画像データが取得された時間に対応する時間軸とを有する画像波形データを含む第一波形データに変換する波形変換部と、
    該波形変換部によって変換された前記第一波形データと予め記憶された複数の第三波形データであって、それぞれが前記昇降装置に対する確認事項及び昇降装置に対する要求事項の少なくとも一方に関連づけられた前記複数の第三波形データとを比較することによって、前記変換された前記第一波形データに対応する前記昇降装置に対する確認事項及び前記昇降装置に対する要求事項の少なくとも一方を抽出する抽出部と、
    該抽出部による抽出結果を前記制御マイコンに送信する送信部と、
    前記制御マイコンからの情報を出力する出力部と、を備え、
    前記制御マイコンは、前記送信部から送信された前記抽出結果に基づく前記確認事項及び前記要求事項の少なくとも一方についての情報を前記携帯端末に送信する、ことを特徴とする昇降装置の遠隔制御システム。
  8. 前記携帯端末は、前記複数の前記第三波形データを記憶する記憶部を備え、
    前記記憶部は、前記第三波形データを書き込み可能である、請求項5〜7のいずれか1項に記載の昇降装置の遠隔制御システム。
  9. 前記センサ部は、マイクロフォンを有し、
    前記第一波形データは、前記マイクロフォンによって取得された音データの特性を表わす軸と、前記音データが取得された時間に対応する時間軸とを有する音波形データを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の昇降装置の遠隔制御システム。
  10. 前記制御マイコンは、前記携帯端末から前記抽出結果を取得した後の前記昇降装置での制御結果を前記携帯端末に送信する、請求項1〜のいずれか1項に記載の昇降装置の遠隔制御システム。
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