JP6645706B2 - ガス絶縁電気機器 - Google Patents

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Description

この発明は、高電圧が印加される中心導体を接地タンク内部に収容し、接地タンク内部に充填した絶縁ガスで中心導体と接地タンクとを絶縁したガス絶縁電気機器に関するものである。
ガス絶縁電気機器としてのガス絶縁開閉装置は、高電圧が印加される中心導体を金属製の接地タンクに収納し、接地タンクと中心導体との間の空間に絶縁ガスを封入することで絶縁性能を確保している。ただし、製作時や現地での据付作業時に異物(ちり・繊維・導電性または半導電性の固体等)が接地タンク内に混入し、絶縁性能が低下する恐れがある。混入した異物は通電時に発生する電界によって帯電し、接地タンクの内表面から浮上する方向に静電気力を受ける。静電気力が異物に働く重力より大きくなると異物は浮上し、中心導体に向かって移動する。異物周囲で電界は集中するため、異物が中心導体に接近したり付着したりすると局所的に高電界となり、装置の耐電圧性能が低下する恐れがある。特に異物が金属製でかつ線状の場合は異物先端で強く電界が集中するため、絶縁性能の低下が大きい。
この金属異物の問題に対し、金属異物とタンク内表面に設けた膜との接触部に発生する電界集中を緩和し、集中電界で起こる部分放電による金属異物の帯電を抑制し、金属異物の浮上を抑制するようにしたものが次に示すように種々知られている。
例えば特許文献1には、タンク内表面に高抵抗率の被膜を設け、この被膜の上にさらに機械的強度の大きい被膜を設けて、異なる材質の被膜を2重にしたガス絶縁母線が記載されている。
また、特許文献2には、電流密度が増大するにつれて抵抗値が低下する非線形抵抗特性を備えた非線形抵抗材に、この非線形抵抗材と誘電率の異なる充填材が充填された非線形抵抗膜をタンク内表面に設けた密閉型絶縁装置が記載されている。
さらに、特許文献3には、タンク内表面に低抵抗率の絶縁膜を設け、その絶縁膜の上に絶縁材料に非直線抵抗材料が含有されてなる非線形抵抗膜を設けたガス絶縁機器が記載されている。
実開昭59−149422号公報 特許第5135263号公報 特許第5705384号公報
しかし、特許文献1に示されたタンク内表面に高抵抗率の絶縁被膜を設ける構成では、電圧が低い場合は金属異物の挙動の抑制に効果的であるが、電圧が高い場合は金属異物の挙動を抑制することが困難となり、金属異物が浮上することになる。
特許文献2に示されたタンク内表面に非線形抵抗膜を設けた構造では、高電圧が印加された場合、金属異物において非線形抵抗膜に触れておらず絶縁ガスに晒されている部位で、電界が集中し、集中電界部で部分放電が起こり、金属異物が帯電する恐れがある。
また、特許文献3に示された絶縁膜の上に非線形抵抗膜を設けた構造では、仮に金属異物が、非直線抵抗充填剤が部分的に存在しない非線形抵抗膜表面に配置された場合、金属異物にとって絶縁膜上に配置された状態と同じになるため、低電圧でも膜と金属異物の接触部近傍で部分放電が発生し、金属異物が帯電する恐れがある。これらにより、金属異物の電荷に作用する静電力が金属異物に働く重力を上回ると金属異物が浮上を開始し、ガス絶縁開閉機器の絶縁性能を大きく低下させることになる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、金属異物が絶縁膜に接している部分および絶縁ガスに晒されている部分の両方で部分放電を抑制できるガス絶縁電気機器を提供することを目的とするものである。
この発明に係るガス絶縁電気機器は、絶縁ガスが充填された接地タンクと、前記接地タンクの内部に配置され、電圧が印加される中心導体と、前記接地タンクの下側の内表面に配置され、高抵抗率の絶縁材料で構成された高抵抗絶縁部と、前記高抵抗絶縁部の少なくとも一部の表面上に配置され、前記高抵抗絶縁部の抵抗率よりも低い抵抗率を有した低抵抗絶縁部と、前記低抵抗絶縁部の少なくとも一部の表面上に配置され、電界の変化に対し非直線的な抵抗率を示す非線形抵抗材料と高抵抗率の絶縁材料で構成された非線形抵抗絶縁部と、を備え、前記低抵抗絶縁部は浮遊電位であり、前記低抵抗絶縁部の電気抵抗率は、前記非線形抵抗絶縁部の前記非線形抵抗材料の電気抵抗率の最低値よりも小さいものである。
この発明のガス絶縁電気機器によれば、金属異物が絶縁膜に接している部分および絶縁ガスに晒されている部分の両方の表面の電界を緩和でき、金属異物の帯電を抑制できる、という効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るガス絶縁電気機器の軸方向断面図である。 この発明の実施の形態1に係るガス絶縁電気機器の径方向断面図である。 この発明の実施の形態1に係るガス絶縁電気機器の非線形抵抗膜内に非線形抵抗材料が分布している状態を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るガス絶縁電気機器の非線形抵抗絶縁膜の電界に対する抵抗率の変化を示した図である。 一般的な高抵抗絶縁膜の上に置かれた金属異物と高抵抗絶縁膜との微小ギャップを説明する拡大図である。 一般的な絶縁膜と実施の形態1における非線形抵抗絶縁膜において、金属異物の周囲電界に対する絶縁膜と金属異物との接触点近傍の局所電界の依存性を示す図である。 金属異物が一般的な絶縁膜と非線形抵抗絶縁膜の上に配置された場合を示す断面図である。 一般的な絶縁膜と非線形抵抗絶縁膜の上に配置された金属異物が、非線形抵抗絶縁膜による電界緩和を得たときの周辺電界の分布を示すイメージ図である。 この発明の実施の形態1に係るガス絶縁電気機器において、金属異物が非線形抵抗絶縁膜上に配置された場合を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係るガス絶縁電気機器において、金属異物が非線形抵抗絶縁膜による電界緩和を得たときの周辺電界の分布を示すイメージ図である。 一般的な低抵抗絶縁膜と非線形抵抗絶縁膜の上に配置された金属異物が、非線形抵抗絶縁膜による電界緩和を得たときの周辺電界の分布図である。 この発明の実施の形態1に係るガス絶縁電気機器において、金属異物が非線形抵抗絶縁膜による電界緩和を得たときの周辺電界の分布図である。 この発明の実施の形態2に係るガス絶縁電気機器において、比誘電率が5の高抵抗絶縁膜の電気抵抗率に対する時定数の依存性を表した図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1に係るガス絶縁電気機器を図1から図10に基づいて詳細に説明する。
図1は実施の形態1に係るガス絶縁電気機器の軸方向断面図で、図2はガス絶縁電気機器の径方向断面図である。図1および図2において、ガス絶縁電気機器1は、圧力容器である円筒状の接地タンク2と、接地タンク2の内部に配置され、高電圧が印加される中心導体3と、接地タンク2に取付けられ、中心導体3を絶縁支持する絶縁支持部材4とを有する。中心導体3は固体絶縁物からなる絶縁支持部材4で接地タンク2と同軸中心の位置に固定されている。なお、図1および図2に示すガス絶縁電気機器1は、以上述べた構成要素の他、遮断器、断路器、計器用変流器等の機器と共にガス絶縁開閉装置を構成している。
接地タンク2と中心導体3との間には、両者を絶縁するための絶縁ガス(図示せず)が充填されている。絶縁ガスとして、例えばSF、乾燥空気、N、CO、O、CFIなどの単体ガスが挙げられる。また、上記ガスを2種類もしくはそれ以上の種類で混合させたものを用いても良い。
接地タンク2の内表面には高抵抗率を有する高抵抗絶縁膜5(高抵抗絶縁部)が配置されている。高抵抗絶縁膜5は、例えば接地タンク2の下側の内表面に配置されている。高抵抗絶縁膜5は樹脂を主成分とする絶縁材料で形成された被膜である。絶縁材料としては熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂が考えられる。熱可塑性樹脂であれば塩化ビニル系・ポリエステル系・ナイロン系等の樹脂が、熱硬化性樹脂であればエポキシ系・ウレタン系・アクリル系等の樹脂が使用される。高抵抗絶縁膜5の形成方法としては、吹き付け塗装、はけ塗り、焼付け塗装、浸漬塗装、シート塗装などで薄膜を形成後硬化させる方法がある。
また、この高抵抗絶縁膜5の上には高抵抗絶縁膜5を少なくとも部分的に被覆するように、高抵抗絶縁膜5の電気抵抗率よりも低い電気抵抗率をもつ低抵抗絶縁膜6(低抵抗絶縁部)が配置されている。低抵抗絶縁膜6は、例えば図2に示すように、接地タンク2の下側内周面に配置された高抵抗絶縁膜5の表面に、接地タンク2に触れないように配置されている。低抵抗絶縁膜6の形成方法としては、例えば数μm〜数10μmの粒径を持った粉体粒子状の低抵抗材料を液状バインダ樹脂と混ぜあわせ、吹き付け塗装、はけ塗り、焼付け塗装、浸漬塗装、シート塗装などで薄膜を形成後硬化させる方法がある。
ただし、この場合は、低抵抗絶縁膜6の構成材として低抵抗材料と異なる材料を混合させるため、体積割合で低抵抗材料が他の混合物よりも多くの割合とする必要がある。またガス絶縁電気機器に適用できる低抵抗材料は、金属ではないこと、分解ガスを生成しないこと、運転時間中に性能に対する経年劣化が小さいこと、100℃前後の熱環境下で性能が落ちないことが挙げられる。
また、この低抵抗絶縁膜6の上には低抵抗絶縁膜6を少なくとも部分的に被覆するように、非線形抵抗絶縁膜7(非線形抵抗絶縁部)が配置されている。非線形抵抗絶縁膜7は、例えば図2のように、接地タンク2の下側内表面に配置された高抵抗絶縁膜5の上に配置された低抵抗絶縁膜6の表面に、接地タンク2に触れないように配置されている。
また、非線形抵抗絶縁膜7は、図3に示すように、樹脂を主成分とする絶縁材料8の中に非線形抵抗材料9(例えば酸化亜鉛や炭化ケイ素)を、膜内に離散的に分布するように含有している。非線形抵抗材料9は、例えば図4に示すように電界に対して非直線的な抵抗率を有した特性で、低電界領域での抵抗値は大きいが、高電界領域では抵抗値が小さくなる特性を有する。図4において、領域Aは低電界時の目標抵抗率領域を示し、領域Bは高電界時の目標抵抗率領域を示す。
非線形抵抗特性を示す非線形抵抗材料9としては、酸化亜鉛や炭化ケイ素以外に例えば窒化ガリウム・ダイヤモンドが挙げられる。また、絶縁材料8としては熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂が考えられ、熱可塑性樹脂であれば塩化ビニル系・ポリエステル系・ナイロン系等の樹脂が、熱硬化性樹脂であればエポキシ系・ウレタン系・アクリル系等の樹脂が使用される。非線形抵抗絶縁膜7の形成方法としては、吹き付け塗装、はけ塗り、焼付け塗装、浸漬塗装・シート塗装等が挙げられる。
次に、この発明の実施の形態1に係るガス絶縁電気機器1において生じる物理現象について説明する。
ガス絶縁電気機器1を構成するほとんどのパーツは、工場内のクリーンルームで組み立てられて現地へ輸送されるが、一部は現地で組み立てられる。そのため、現地組立時にガス絶縁電気機器1の中に、図1及び図2に示すように金属異物10が紛れ込む可能性がある。これら金属異物10の大部分は検査工程で取り除かれるが、長さが3mm程度以下で太さが0.2mm程度以下の金属異物10は発見が困難であり、検査で見落とされ、接地タンク2内に残される場合がある。
金属異物10は、発生した直後は重力によって接地タンク2内の底面に落下して平伏した状態となる。ここで、中心導体3に電圧が印加されている運転状態で、接地タンク2を構成する金属に金属異物10が直接接触する場合、静電誘導の現象が金属異物10に作用して接地タンク2から金属異物10に電荷が供給されて、金属異物10は帯電する。
一方、高抵抗絶縁膜5のみが接地タンク2の内面に形成されている場合、静電誘導による接地タンク2から金属異物10への電荷供給はなくなるが、図5に示すように、金属異物10と高抵抗絶縁膜5の接触部近傍の微小ギャップ11による放電で生成したイオンが金属異物10を帯電させる。帯電した金属異物10は、課電されている接地タンク2内では高電圧の中心導体3と接地タンク2の間で電界が発生しているため、帯電量に応じたクーロン力の作用を受けて、平伏した状態から起立し、中心導体3に向けて浮上する。その後、中心導体3に接近して接触する。中心導体3の近傍は高電界であるため、金属異物10が高電圧の中心導体3に接近した状態で雷サージなどの過電圧が侵入すると、地絡に至る場合がある。
以上、接地タンク2底面に被覆がない場合、あるいは接地タンク2底面に高抵抗絶縁膜5のみが被覆されている場合に、金属異物10が接地タンク2内で平伏した状態から起立、浮上する現象について説明したが、次に非線形抵抗絶縁膜7の作用について説明する。
ここで、図1では接地タンク2内に微小な金属異物10が混入し、非線形抵抗絶縁膜7上に存在するものとする。
中心導体3に印加される電圧が低い場合、または中心導体3から発生する電界が低い場合、非線形抵抗絶縁膜7内の非線形抵抗材料9は絶縁物として機能する。このため、接地タンク2から金属異物10への電荷の流入が遮断され、金属異物10はほとんど帯電しない。従って、中心導体3から発生した電界による電気的吸引力が金属異物10の自重より大きくなって金属異物10が浮上することはない。
一方、中心導体3に印加される電圧が高い場合、または中心導体3から発生する電界が高い場合、非線形抵抗絶縁膜7内の非線形抵抗材料9の抵抗値は小さくなる。これにより、非線形抵抗絶縁膜7の中心導体3に近い部分は導電性を示す。
図6は、一般的な絶縁膜と実施の形態1における非線形抵抗絶縁膜7において、金属異物10の周囲電界に対する金属異物10と非線形抵抗絶縁膜7の接触点近傍の局所電界の依存性を示す図である。図6に示す通り非線形抵抗絶縁膜7と金属異物10の接触点近傍における電界集中は緩和されて部分放電が発生しにくくなり、仮に部分放電が発生したとしても電荷は非線形抵抗絶縁膜7の中心導体3に面する部分を流れて逃げてしまい、金属異物10の帯電は抑制される。
一方、非線形抵抗絶縁膜7のうち接地タンク2に近い部分は高い抵抗値を保つため、接地タンク2の内表面から金属異物10への電荷の移動による金属異物10の帯電は抑制される。以上より、中心導体3から発生した電界による電気的吸引力が金属異物10の自重より大きくなって金属異物10が浮上することはない。
以上のように、非線形抵抗絶縁膜7を構成すれば、金属異物10と接地タンク2の接触部近傍で部分放電が発生する前に接触部近傍における電界を緩和でき、部分放電の発生を抑制できることを説明した。次に、一方で非線形抵抗絶縁膜7の弱点について詳細に説明する。
金属異物10と非線形抵抗絶縁膜7の接触点近傍に電界緩和効果を得るためには、非線形抵抗絶縁膜7中に含有されている非線形抵抗材料9と金属異物10が、金属異物10のどこか一点でも非線形抵抗材料9に接触している必要がある。また、金属異物10が非線形抵抗材料9よりも大きい場合、出来る限り金属異物10と非線形抵抗絶縁膜7の接触面積内に広く分布するように、非線形抵抗材料9を配置した方が望ましい。しかし非線形抵抗絶縁膜7中における非線形抵抗材料9の割合を大きくしすぎると、塗装時に塗料の粘度が下がるため、塗装方法を変更する必要性が生じるなどして、作業効率が減退する可能性がある。
ここで、図7Aは、金属異物が一般的な絶縁膜と非線形抵抗絶縁膜の上に配置された場合を示す断面図である。また、図7Bは、図7Aの構成と対応しており、一般的な絶縁膜と非線形抵抗絶縁膜の上に配置された金属異物が、非線形抵抗絶縁膜による電界緩和を得たときの周辺電界の分布を示すイメージ図である。図7Bにおいて、符号12は電界:大領域を示しており、符号13は電界:小領域を示す。また、符号14は、電界:大領域12と電界:小領域13の中間の電界を示す電界:中領域を示す。図7Bに示すように、非線形抵抗絶縁膜7による電界緩和効果を得た金属異物10の、非線形抵抗材料9に触れていない部分は電界が高くなるため、部分放電が発生し、金属異物10が帯電して浮上する可能性が高くなる。図7Bにおいては、金属異物10と非線形抵抗材料9が接する周辺の局所電界だけが緩和され、電界が小さくなっている。なお、図7Bは金属異物表面に発生する電界を含めて表示している。
以上、非線形抵抗絶縁膜7の弱点について説明したが、この発明の実施の形態1の金属異物10が浮上しにくいガス絶縁電気機器1について詳細に説明する。
図8Aは、この発明の実施の形態1に係るガス絶縁電気機器において、金属異物が非線形抵抗絶縁膜上に配置された場合を示す断面図である。また、図8Bは、図8Aの構成と対応しており、この発明の実施の形態1に係るガス絶縁電気機器において、金属異物が非線形抵抗絶縁膜による電界緩和を得たときの周辺電界の分布を示すイメージ図である。図8Bにおいては、実施の形態1における低抵抗絶縁膜6の上に構成した非線形抵抗絶縁膜7と接触する金属異物10の周囲電界の様子を示している。図8Bは、金属異物10の表面に発生する電界を含めて表示している。図8Bにおいて、符号12は、電界:大領域を示しており、符号13は、電界:小領域を示す。図8Aのように、低抵抗絶縁膜6を非線形抵抗絶縁膜7の下部に配置すると、非線形抵抗材料9を通じて金属異物10の電位を下げる効果が得られる。これによって、金属異物10と非線形抵抗材料9が接する周辺の局所電界だけでなく、金属異物10周囲の電界を緩和することが可能となる。
しかし、この状態において低抵抗絶縁膜6が接地電位にまで下がると、金属異物10も接地電位となるため、高電界が印加されると中心導体3に対向している金属異物10周辺の電界は上昇して部分放電が発生し、金属異物10が帯電して浮上する恐れがある。なお、図9は、一般的な低抵抗絶縁膜と非線形抵抗絶縁膜の上に配置された金属異物が、非線形抵抗絶縁膜による電界緩和を得たときの周辺電界の分布図である。図9の左側は、一般的な低抵抗絶縁膜と非線形抵抗絶縁膜の上に配置された金属異物の構造を示しており、右側は、左側の断面図における点線取り囲み部分の周囲電界の様子を示している。図9では、金属異物表面に発生する電界を含めて表示している。図9において、符号12は電界:大領域であり、符号13は電界:小領域を示している。図9に示すように、金属異物10周辺は電界:大領域12を有しており、部分放電が発生する恐れがある。
また、接地電位となった場合、接地タンク2からの導電電流によって金属異物10が帯電し、浮上する恐れがある。したがって、接地タンク2の内表面に高抵抗絶縁膜5を施し、その上に低抵抗絶縁膜6、非線形抵抗絶縁膜7を施すことで、低抵抗絶縁膜6を浮遊電位にする。
図10は、この発明の実施の形態1に係るガス絶縁電気機器において、金属異物が非線形抵抗絶縁膜による電界緩和を得たときの周辺電界の分布図である。図10の左側は、実施の形態1における低抵抗絶縁膜6の上に構成した非線形抵抗絶縁膜7と接触する金属異物10の構造を示しており、右側は、左側の断面図における点線取り囲み部分の周囲電界の様子を示している。図10では、金属異物10の表面に発生する電界を含めて表示している。図10において、符号12は電界:大領域であり、符号13は電界:小領域を示している。図10に示すように、中心導体3に対向している金属異物10周辺の電界も部分放電が発生しない程度に抑制でき、導電電流を減らすことができる。
以上のように実施の形態1のガス絶縁電気機器は、接地タンク2の内表面に配置された高抵抗絶縁膜5の上に低抵抗絶縁膜6を配置し、その低抵抗絶縁膜6の上に非線形抵抗絶縁膜7を配置しているので、金属異物10において非線形抵抗絶縁膜7に含まれている非線形抵抗材料9に直接触れている部位以外の周辺電界を緩和でき、部分放電の発生を抑制できる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係るガス絶縁電気機器を図11に基づいて詳細に説明する。実施の形態2では静電誘導による金属異物10の帯電を抑制するような高抵抗絶縁膜5について述べる。
静置状態の金属異物10に電荷流入が発生する要因として先に述べたように、静電誘導によって接地タンク2の底面等から電荷供給を受ける場合がある。接地タンク2の底面からの静電誘導による電荷供給は、金属異物10と接地タンク2の底面の間に高抵抗絶縁膜5があれば防げる。ここで、高抵抗絶縁膜5の時定数Tは以下の式(1)で表される。
T=εr×εo×ρ ・・・(1)
εrは絶縁膜の比誘電率、
εoは真空の誘電率8.85 ×10−12−3kg−1
ρは絶縁膜の電気抵抗率である。
一般的に中心導体3に商用周波数(50または60Hz)の交流電圧が印加されることを考えると、電圧の変化による静電誘導を抑制するには、たとえば周波数50Hzの場合、高抵抗絶縁膜5の時定数Tは20ms以上あることが望ましい。数値例として高抵抗絶縁膜5の時定数Tが20ms、比誘電率εrを5として(1)式に代入すると、図11に示すように、高抵抗絶縁膜5の電気抵抗率ρは5.6×10Ωmとなる。
接地タンク2の内部が高電界となる電圧が中心導体3に印加される場合等は、高抵抗絶縁膜5の高抵抗材料の電気抵抗率は10Ωm程度以上あった方がのぞましい。また高抵抗絶縁膜5が存在することで、低抵抗絶縁膜6の浮遊電位を担保することができる。
上記のように高抵抗絶縁膜5の高抵抗材料の電気抵抗率ρを10Ωm程度以上に構成することにより、接地タンク2からの漏れ電流による金属異物10への電荷流入も抑制でき、静電誘導による金属異物10の帯電を抑制することができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3に係るガス絶縁電気機器について詳細に説明する。実施の形態3では、金属異物10の電位を下げ金属異物10の周辺の電界を緩和できる低抵抗絶縁膜6と金属異物10の電位を効率的に下げる非線形抵抗絶縁膜7とについて述べる。
中心導体3に高電界が印加されたとき、非線形抵抗絶縁膜7の電気抵抗率が低下することによって金属異物10の電界緩和効果が発生することは先に述べたが、たとえば低抵抗絶縁膜6の電気抵抗率が非線形抵抗絶縁膜7の非線形抵抗材料9の電気抵抗率と同じ値である場合、金属異物10の電位は低抵抗絶縁膜6の電位と同電位にまで下がるため、金属異物10と非線形抵抗絶縁膜7との接触点近傍の電界を低下させ、部分放電の発生を抑制することができる。たとえば非線形抵抗絶縁膜7の非線形抵抗材料9と低抵抗絶縁膜6の電気抵抗率が10×10Ωmのとき、金属異物10の電位は低抵抗絶縁膜6が構成されていない場合に比較して、1/2になる。
上記のように低抵抗絶縁膜6の電気抵抗率を、非線形抵抗材料9の電気抵抗率の最低値より小さい電気抵抗率とすることで、金属異物10の周辺の電界を緩和することができる。また、非線形抵抗絶縁膜7の中に配置される非線形抵抗材料9が、低抵抗絶縁膜6と非線形抵抗絶縁膜7の界面と、非線形抵抗絶縁膜7と絶縁ガスの界面を接続するように繋がって配置されていると、金属異物10と低抵抗絶縁膜6を最短距離で接続できるため、金属異物10の電位を更に効率的に下げることができる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4に係るガス絶縁電気機器について詳細に説明する。実施の形態4では、金属異物10が機械的振動によって運動し、金属異物10と非線形抵抗絶縁膜7との接触部の局所電界が変化した場合でも、部分放電が発生する前に電界緩和可能な非線形抵抗絶縁膜7の電気抵抗率について述べる。
接地タンク2に外部から機械的振動が加わると、静置状態では浮上に必要な電荷量を持たなかった金属異物10が振動によって運動し、運動したはずみに金属異物10と非線形抵抗絶縁膜7の接触点近傍の局所電界が変化し、部分放電が発生して金属異物10に電荷が供給され金属異物10が浮上してしまう可能性がある。ここで言う、接地タンク2に加わる外部からの機械振動とは、例えば地震であったり、この接地タンク2に併設された機器(断路器、遮断器)等の動きで発生する振動であったりする。金属異物10が運動した瞬間に部分放電が発生しないためには、金属異物10と非線形抵抗絶縁膜7の接触点近傍の局所電界が、部分放電が発生する前に、金属異物10が静置状態の局所電界値とほぼ同等の値に戻る必要がある。この、電界が元に戻る時間を時定数と定義する。
ここで、高抵抗絶縁膜5および低抵抗絶縁膜6および非線形抵抗絶縁膜7の時定数Tは、前述の式(1)で表される。一方で、金属異物10に部分放電が発生するまでは、放電遅れ時間と呼ばれる時間がある。放電遅れ時間は、電圧が印加されてから放電のタネとなる初期電子が発生するまでの統計的遅れ時間と、初期電子が発生してから放電に成長するまでの形成遅れ時間との和である。ガス中における放電の統計遅れ時間は最短でほぼゼロsであり、形成遅れ時間は最短で数十nsである。このことから放電遅れ時間の最短時間は数十nsとされる(たとえば文献『方形波インパルスによるSF6中準平等電界ギャップの短時間領域V−t特性の解明(著・財団法人電力中央研究所)』)。
したがって、非線形抵抗絶縁膜7の時定数Tを、放電遅れ時間より小さくすることで、金属異物10と非線形抵抗絶縁膜7との接触点近傍で部分放電が発生する前に接触点近傍における電界を緩和でき、金属異物10の帯電を抑制できる。
因みに、数値例として放電遅れ時間=時定数(電気抵抗率の最小値における時定数)を50ns、非線形抵抗絶縁膜7の比誘電率を10として(1)式に代入すると、非線形抵抗絶縁膜7の電気抵抗率は5.5×10Ωmとなる。
上記のように非線形抵抗絶縁膜7の時定数Tが放電遅れ時間より小さくなるよう、非線形抵抗絶縁膜7の電気抵抗率を構成すれば、接地タンク2の振動により金属異物10の位置ずれが発生しても、金属異物10と非線形抵抗絶縁膜7との接触部近傍で部分放電が発生する前に接触部近傍における電界値を静置状態の局所電界値にまで戻すことができ、部分放電の発生を抑制できる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5に係るガス絶縁電気機器について詳細に説明する。実施の形態5では低抵抗絶縁膜6として、低電気抵抗率の樹脂の塗布膜で構成したものについて説明する。
低電気抵抗率の樹脂として、導電性高分子を用いる。導電性高分子の例としてポリアセチレン、ポリパラフェニレン,ポリチオフェン,ポリピロール,ポリアニリン,ポリアセン等が挙げられる。導電性高分子は樹脂そのものとして塗布可能であるため、低抵抗材料の粉体を利用するよりも成膜が容易である。
上記のように低抵抗絶縁膜6を低電気抵抗率の樹脂の塗布膜で構成すると、金属異物10付近の電界を抑制でき、静置時または振動による金属異物10が移動時も、部分放電の発生を抑制できる。
以上、この発明の実施の形態を記述したが、この発明は実施の形態に限定されるものではなく、種々の設計変更を行うことが可能であり、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明のガス絶縁電気機器は、遮断器、断路器、計器用変流器等の機器と組み合わせて使用されるガス絶縁開閉装置として有用である。
1:ガス絶縁電気機器、2:接地タンク、3:中心導体、4:絶縁支持部材、5:高抵抗絶縁膜(高抵抗絶縁部)、6:低抵抗絶縁膜(低抵抗絶縁部)、7:非線形抵抗絶縁膜(非線形抵抗絶縁部)、8:絶縁材料、9:非線形抵抗材料、10:金属異物、11:微小ギャップ

Claims (5)

  1. 絶縁ガスが充填された接地タンクと、
    前記接地タンクの内部に配置され、電圧が印加される中心導体と、
    前記接地タンクの下側の内表面に配置され、高抵抗率の絶縁材料で構成された高抵抗絶縁部と、
    前記高抵抗絶縁部の少なくとも一部の表面上に配置され、前記高抵抗絶縁部の抵抗率よりも低い抵抗率を有した低抵抗絶縁部と、
    前記低抵抗絶縁部の少なくとも一部の表面上に配置され、電界の変化に対し非直線的な抵抗率を示す非線形抵抗材料と高抵抗率の絶縁材料で構成された非線形抵抗絶縁部と、を備え、
    前記低抵抗絶縁部は浮遊電位であり、前記低抵抗絶縁部の電気抵抗率は、前記非線形抵抗絶縁部の前記非線形抵抗材料の電気抵抗率の最低値よりも小さいことを特徴とするガス絶縁電気機器。
  2. 前記高抵抗絶縁部は、電気抵抗率が10Ωm以上であることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁電気機器。
  3. 前記非線形抵抗絶縁部は、前記非線形抵抗材料が、前記非線形抵抗絶縁部内で、前記低抵抗絶縁部と前記非線形抵抗絶縁部の界面と、前記非線形抵抗絶縁部と前記絶縁ガスの界面を接続するように繋がった状態で配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス絶縁電気機器。
  4. 前記非線形抵抗絶縁部の時定数は、放電遅れ時間よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のガス絶縁電気機器。
  5. 前記低抵抗絶縁部は、導電性高分子からなる低抵抗率材料で構成されたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のガス絶縁電気機器。
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