JP6645475B2 - ガイドレール計測装置の組立方法 - Google Patents
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Description
このうち、かごの昇降方向の左右、前後方向の狂いを計測する方法として、かごの昇降方向に3個のセンサを配置し、これらのセンサとガイドレールとの距離を計測することにより、ガイドレールの据付精度を計測するものがある(例えば、特許文献1参照)。
一方の計測治具10aの柱状部9aには、ガイドレール5aの頭部の頂面5a1の形状を計測するために、3個の距離センサ11a,12a,13aが配置されている。これらの距離センサ11a,12a,13aによって、ガイドレール5aの頭部の頂面5a1と直角方向(X方向)の距離をそれぞれ計測し、ガイドレール5aの頭部の頂面5a1の形状を計測する。
同様に、計測治具10bの柱状部9bには、ガイドレール5bの頭部のひとつの側面5b2と直角方向(Y方向)の距離を計測する3個の距離センサ21b,22b,23bが配置されている。
(a+c)/2−b で表される。
また、正負を逆にして b−(a+c)/2 として表すことも可能である。
前記のように、10m弦正矢法では、波長が6.7m〜20m程度の範囲で検測倍率が1より大きくなり、実際の軌道変位よりも振幅が大きく計測されるため、計測に有利である。そのために在来線では10m弦正矢法が使用されている。
また、より高速の在来線や新幹線では、20m弦正矢法や40m弦正矢法が使用される。
即ち、距離センサ11aと13aとの距離は2.5m必要である。また他の距離センサも同様である。更に、かごの定格速度が分速600m(秒速10m)のエレベータの場合、問題となるレール変位波長は、6.7〜10m程度であり、必要な弦長は5mとなる。
ところが、前記図11の技術では、上記の点についての記載がなく、実用するには改良すべき点が多々ある。そこで、この問題を解決するものとして、計測治具を改良したものがある(例えば特願2017−020828号参照)。この改良された計測治具の例について、以下に説明する。
このようにすれば、現地での各センサ部53,54,55の上下方向の間隔調整はできないが、上柱状部51aを伸ばして、ボルト52で止めるだけでよいので、現場での作業が容易になる。
以上の構成では、計測治具は左右独立してかごに取り付けているが、両側の計測治具を連結して、両計測冶具の強度を高めたり、また柱状部として、ロッド等を使用することもできる。
本発明は、柱状部の組立作業が従来よりも容易になるようにしたものである。
更に本発明は、前記吊具を、前記ガイドレールを昇降路壁に固定するレールブラケットに取り付けることを特徴とするものである。
また本発明は、前記最下部の単位枠組を前記かごの上部に載置することを特徴とするものである。
更に本発明は、前記最下部の単位枠組を前記かごの上部に着脱自在に連結することを特徴とするものである。
図1〜図10は、ガイドレール計測装置の組立作業を示す図であり、図1は、ガイドレールに吊具を取り付けた状態を示す図、図2は図1の要部平面図、図3は吊具に柱状部を構成する単位枠組を取り付けた状態を示す図、図4は図3の平面図、図5は図3の右側面図、図6は単位枠組の下端に次の単位枠組を取り付ける様子を示す図、図7及び図8は図6の説明図、図9は柱状部の組立完成図、図10はガイドレールから吊り部を外すための説明図である。
この吊具62は、板状の係止部63と、断面コ字状の係合部64を有している。そして係合部64の一方のフランジ65をレールブラケット61に載せ、他方のフランジ66に設けたボルト67によって、フランジ65とともにレールブラケット61を挟むことにより、吊具62をレールブラケット61に取り付ける。
この単位枠組71は、一対の横フレーム72と、両横フレーム72を結合する結合フレーム73と、両フレーム72,73の結合部から下方に垂下した縦フレーム74を有している。更に、結合フレーム73の下方には、ガイドローラが設置される支持フレーム75、その下方には、別の結合フレーム76が、それぞれ縦フレーム74に固定されている。
82は単位枠組71の縦フレーム74に空けられた穴、83は単位枠組80の縦フレーム81に設けたピン、84は縦フレーム74に設けた蝶ボルト、85は縦フレーム81に設けた蝶ボルトである。
図9は、単位枠組80の下方に、単位枠組90,91,92を順次連結したものである。単位枠組92には、単位枠組71と同様に、支持フレーム93及びマグネットローラからなる2種類のガイドローラ94,95が配置されている。
最下部の単位枠組92は台40に設置する。この場合、ガイドローラとして、マグネットローラを使用しているため、単位枠組92は台40の上に置くだけで実用可能であるが、より安全性を高めるために、単位枠組92を台40に着脱自在に連結してもよい。
そして、作業員がかご1上から吊具62の着脱作業ができる位置までかご1が上昇すると、かご1を止めて、吊具62をレールブラケット61から外す。また、他方のガイドレール5b側の計測装置も同様に行なう。
これによって、ガイドレール計測装置による計測作業を行なうことができる。
計測作業の終了後は、上記と逆の手順で柱状部70を分解する。
また前記の実施の形態では、柱状部70は5つの単位枠組71,80,90,91,92で構成しているが、単位枠組の数はこれに限ることはない。また単位枠組の形状も前記実施の形態に限ることはない。更に、単位枠組はフレームを組み立てた構成になっているが、フレームに限ることはない。
5a,5b ガイドレール
5a1,5b1 ガイドレールの頭部の頂面
5a2,5b2 ガイドレールの頭部のひとつの側面
9a,9b,51,70 柱状部
11a〜13a,11b〜13b,21a〜23a,21b〜23b 距離センサ
40,56 台
60 昇降路壁
61 レールブラケット
62 吊具
71,80,90,91,92 単位枠組
77,78,94,95 ガイドローラ
Claims (6)
- ガイドレールの長手方向と直角方向における前記ガイドレールの頭部のひとつの面との距離を計測するために、前記ガイドレールの長手方向に離れて配置された3個の距離センサと、前記距離センサが取り付けられた柱状部とを有する計測治具と、前記計測治具が取り付けられて前記ガイドレールの長手方向に移動するかごとを有し、前記柱状部は複数の単位枠組を前記ガイドレールの長手方向に連結した構成であるガイドレール計測装置の組立方法において、
前記ガイドレールに吊具を取り付ける工程と、
前記吊具に単位枠組を吊る工程と、
前記かごを下降させながら前記単位枠組の下方に必要数の単位枠組を順次連結していく工程と、
前記単位枠組の最下部の単位枠組を前記かごの上部に設置する工程と、
前記かごを上昇させて、前記吊具を撤去する工程と、
を備えたことを特徴とするガイドレール計測装置の組立方法。 - 前記柱状部には、ガイドローラが設けられ、前記ガイドローラによって、前記柱状部が前記ガイドレールに案内される構成であることを特徴とする請求項1に記載のガイドレール計測装置の組立方法。
- 前記吊具を、前記ガイドレールを昇降路壁に固定するレールブラケットに取り付けることを特徴とする請求項1又は2に記載のガイドレール計測装置の組立方法。
- 前記単位枠組を互いに着脱自在に連結することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のガイドレール計測装置の組立方法。
- 前記最下部の単位枠組を前記かごの上部に載置することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のガイドレール計測装置の組立方法。
- 前記最下部の単位枠組を前記かごの上部に着脱自在に連結することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のガイドレール計測装置の組立方法。
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