JP6644569B2 - ボイラ及びこれを備えた浮体設備 - Google Patents

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本発明は、可燃成分を有した不活性ガスを焼却処理することができるボイラ及びこれを備えた浮体設備に関するものである。
近年、FPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備;Floating Production, Storage and Offloading system)等の浮体設備においては、数年後の環境規制強化を見越し、処理プロセス中で発生した有毒な可燃成分を有した不活性ガスの焼却処理に対する注目が高まっている。
現状は、環境規制が制定されていないことから、定期的なベント排出等により可燃性ガスを大気中に放出している。また、環境規制が制定されている地域においては、アシスト燃料等を用いて可燃成分を有した不活性ガスを焼却処分することで無害化し、大気中に放出されている。
これまでは、FPSO等の浮体設備としては油を対象としたものが主流であったが、近年、LNGを対象としたプラントの開発が進んでいる。LNGにおいてはオフガスも商品の一部である事から再液化などのプロセスが採用されており、これらの再液化プロセスの中で可燃性分を含んだ大量の不活性ガス(可燃成分を有した不活性ガス)が放出される事があり、これらを焼却処理するニーズが求められている。
特許文献1には、液化ガスタンカー船または液化ガスターミナルに、可燃成分を有した不活性ガスを焼却処理する専用のガス焼却炉について開示されている。
特開2006−200885号公報
しかし、浮体設備には、船内で用いる雑用蒸気の供給や発電設備用として舶用ボイラが据え付けられているため、舶用ボイラ内でこれらの可燃成分を有した不活性ガスを焼却処理することが望ましい。
可燃成分を有した不活性ガスのボイラ炉内での焼却処理については、火力発電に用いられる陸用コンベンショナルボイラなどの火炉容積の大きなボイラにおいては実績がある。しかし、舶用ボイラのように火炉容積が小さいものに対しては、炉内滞留時間が短いため、有毒な可燃成分を完全に焼却処理することが困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、陸用コンベンショナルボイラに比べて火炉容積が小さい舶用ボイラのようなボイラであっても、可燃成分を有した不活性ガスを焼却処理することができるボイラ及びこれを備えた浮体設備を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のボイラ及びこれを備えた浮体設備は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかるボイラは、火炉内にボイラ燃料及びボイラ空気を旋回噴流として噴射するバーナと、前記バーナから噴射された旋回噴流によって形成された火炎の側方に形成され、前記旋回噴流と比べて流速が遅い再循環領域に対して合流するように可燃成分を有した不活性ガスを供給する可燃成分含有不活性ガス供給部とを備えていることを特徴とする。
バーナからは、ボイラ燃料及びボイラ空気が旋回噴流として噴射される。この旋回噴流により、側方の領域には再循環領域が形成される。再循環領域は、バーナから噴射された旋回噴流に比べて流速が遅いため、再循環領域では炉内滞留時間を長くとることができる。そこで、再循環領域に対して可燃成分を有した不活性ガスを供給して可燃成分を有した不活性ガスを焼却処理することとした。これにより、再循環領域に合流した可燃成分を有した不活性ガスは、焼却処理に必要な炉内滞留時間を得ることができるので、火炉内で熱分解反応を促進することができる。
さらに、本発明のボイラでは、前記可燃成分含有不活性ガス供給部は、前記バーナに対向する壁部に設けられていることを特徴とする。
可燃成分含有不活性ガス供給部をバーナに対向する壁部に設けて、バーナから十分に距離をとることで、バーナから噴射された旋回噴流に可燃成分を有した不活性ガスが合流してしまうことを避けることができる。これにより、可燃成分を有した不活性ガスの炉内滞留時間を確保することができる。
さらに、本発明のボイラでは、前記火炉の燃焼ガス流れ下流側に設けられた過熱器と、該過熱器の燃焼ガス流れ下流側に設けられた蒸発器とを備え、燃焼ガスが前記過熱器と熱交換せずに前記蒸発器へと向かう過熱器バイパス領域が形成されていることを特徴とする。
一般のボイラでは、過熱器に燃焼ガスの熱量を十分に吸収させるため、燃焼ガスの全量を過熱器に流すようにして、燃焼ガスが過熱器と熱交換しない過熱器バイパス領域を設けることはしない。これに対して、本発明では、過熱器バイパス領域を設けることとした。過熱器バイパス領域では、燃焼ガスが過熱器と熱交換しないため、燃焼ガスの温度は低下せずに高温に保たれたままとなる。したがって、過熱器バイパス領域を燃焼ガスが流れる間は可燃成分を有した不活性ガスの熱分解反応が進むので、より効果的に可燃成分を有した不活性ガスの焼却処理を行うことができる。
したがって、過熱器バイパス領域は、再循環領域の燃焼ガスが流れ込む領域に設けられていることが好ましい。
さらに、本発明のボイラでは、前記過熱器バイパス領域は、前記バーナから噴射された旋回噴流の主流が流れる領域と異なる位置に設けられていることを特徴とする。
バーナから噴射された旋回噴流の主流が流れる領域に過熱器バイパス領域を設けてしまうと、再循環領域に合流して流れる可燃成分を有した不活性ガスを過熱器バイパス領域に導くことができないおそれがある。そこで、旋回噴流の主流が流れる領域とは異なる位置に過熱器バイパス領域を設けることが好ましい。
さらに、本発明のボイラでは、前記過熱器バイパス領域は、前記過熱器が設置された位置における燃焼ガスの流路断面積に対して、10〜30%とされていることを特徴とする。
過熱器バイパス領域は、過熱器が設置された位置における燃焼ガスの流路断面積に対して10〜30%とされている。したがって、この位置における過熱器の面積は、燃焼ガスの流路断面積に対して70〜90%とされる。このように、過熱器バイパス領域の面積割合を大きくとることにより、例えばFLNG(Floating Liquefied Natural Gas)のように可燃成分を有した不活性ガスの処理量が多いプラントにも対応することができる。
また、本発明の浮体設備は、上記のいずれかに記載のボイラを備えていることを特徴とする。
上記のボイラを備えているので、浮体設備内で可燃成分を有した不活性ガスを新たに専用の装置を設けることなく焼却処理することができる。
浮体設備としては、浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO:Floating Production, Storage and Offloading system)が挙げられる。
バーナ周囲の高温の再循環領域に可燃成分を有した不活性ガスを合流させて必要な炉内滞留時間を得ることで、可燃成分を有した不活性ガスを安定的に焼却処理することができる。
本発明の第1実施形態に係るボイラを示した縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係るボイラを示した縦断面図である。 図2のフロントバンクチューブの上部を示し、(a)は閉塞板で大面積を塞いだ状態を示した正面図、(b)は閉塞板で小面積を塞いだ状態を示した正面図である。 図2の火炉を示した平面図である。 図2の変形例を示した縦断面図である。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1には、本実施形態にかかる舶用ボイラ(以下、単に「ボイラ」という。)1が示されている。ボイラ1は、FPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備;Floating Production, Storage and Offloading system)等の浮体設備に設置されている。
ボイラ1は、二胴水管ボイラとされている。ボイラ1は、火炉2の上部に設置された風箱14内に複数のバーナ3を備えている。図1では、1つのバーナ3が示されているが、紙面垂直方向に他のバーナ3が設置されている。
バーナ3は、空気ダクト13を介して導入される燃焼用空気としてのバーナ空気を用いて、重油等の燃料油やLNG等の燃料ガスを燃焼して燃焼ガスを生成する。バーナ3は、旋回ベーン3aを備えており、旋回ベーン3aによってバーナ空気が旋回させられることによって旋回噴流Jを噴射する。旋回噴流Jは、図1に示されているように、上方から下方へと流れ、燃焼ガス流れ下流側である側方に位置するフロントバンクチューブ4へと向かう。
バーナ3から噴射された旋回噴流Jは火炎を形成し、これにより生成された高温の燃焼ガスは、火炉2の燃焼ガス流れ下流に配設されたフロントバンクチューブ4、過熱器5及び蒸発管群(蒸発器)6を順番に通過する。
フロントバンクチューブ4は、多数の伝熱管から構成され、下方から上方にわたって設けられ、燃焼ガス流れに直交するように平面状に配置されている。フロントバンクチューブ4は、火炉2の下方に設けられたヘッダ12と上方の蒸気ドラム10との間を接続する。
過熱器5は、多数の伝熱管から構成され、フロントバンクチューブ4に対して平行に下方から上方の途中位置まで設けられ、燃焼ガス流れに直交するように平面状に配置されている。過熱器5は、火炉2の下方に設けられた2つのヘッダ11に接続されている。すなわち、一方のヘッダ11から飽和蒸気が供給され、各伝熱管内を上方へ流れて頂部5aで折り返した後に下方に流れる間に、燃焼ガスによって過熱状態まで加熱され、他方のヘッダ11へと導かれる。
蒸発管群6は、多数の伝熱管から構成され、過熱器5に対して平行に下方から上方にわたって平面状に設けられ、燃焼ガス流れに直交するように配置されている。蒸発管群6は、下方の水ドラム9と上方の蒸気ドラム10との間を接続している。下方の水ドラム9内の水が加熱されて蒸発されるにしたがい上方に上昇し、蒸気ドラム10内に蒸気が導かれるようになっている。蒸気ドラム10内の飽和蒸気が、図示しない経路を通り過熱器5のヘッダ11へと導かれて過熱されるようになっている。
フロントバンクチューブ4、過熱器5及び蒸発管群6の伝熱管内を流れる水や蒸気と熱交換を終えた燃焼ガスは、出口側ガスダクト7を通ってガス出口8からボイラ1の外部へ排出される。
火炉2の下方には、可燃成分含有不活性ガス供給部15が設けられている。可燃成分含有不活性ガス供給部15には、ボイラ1が設置された浮体設備から排出される可燃成分を有した不活性ガスが供給されるようになっている。この可燃成分を有した不活性ガスは、将来的には、環境規制によって焼却処理が義務づけされるオフガスとされる。
可燃成分含有不活性ガス供給部15は、バーナ3が取り付けられた火炉2の上部に対して対向する壁部である底壁部2aに設けられている。そして、可燃成分含有不活性ガス供給部15は、図1のように側面視した場合に、フロントバンクチューブ4に対して、バーナ3よりも水平方向に見て遠方(図1において右側)に配置されている。このように配置して、バーナ3から噴射される旋回噴流Jの側方でかつ旋回噴流Jよりも上流側に可燃成分を有した不活性ガスを供給する。具体的には、可燃成分を有した不活性ガスが旋回噴流Jに巻き込まれずに、旋回噴流Jによって形成された再循環領域Rに可燃成分を有した不活性ガスが合流するように可燃成分含有不活性ガス供給部15から可燃成分を有した不活性ガスが供給される。したがって、再循環領域Rに合流した可燃成分を有した不活性ガスは、バーナ3で形成された火炎の再循環領域Rを流れる高温の再循環流とともに熱分解され、焼却処理される。
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
バーナ3からは、ボイラ燃料及びボイラ空気が旋回噴流Jとして噴射される。この旋回噴流Jにより形成された火炎の側方の領域には高温の再循環領域Rが形成される。再循環領域Rは、バーナ3から噴射された旋回噴流Jに比べて流速が遅いため、再循環領域Rでは炉内滞留時間を長くとることができる。例えば、旋回噴流Jを流れる場合には、炉内滞留時間は約0.3秒とされるのに対して、再循環領域Rを流れる場合には、炉内滞留時間が1〜2秒とされる。一般的に、焼却処理が必要な有毒な可燃成分を有した不活性ガスは、800℃以上の高温域で1秒以上の保持時間を確保することで、有効に焼却処理されることが知られている。
そこで、本実施形態では、再循環領域Rに対して焼却処理する可燃成分を有した不活性ガスを供給する可燃成分含有不活性ガス供給部15を設けることとした。これにより、再循環領域Rに合流した可燃成分を有した不活性ガスは、焼却処理に必要な炉内滞留時間を得ることができるので、火炉2内で熱分解反応を促進することができる。したがって、ガス出口8から大気中に可燃成分を有した不活性ガスが排出される危険性を回避することができる。
可燃成分含有不活性ガス供給部15をバーナ3に対向する底壁部2aに設けて、バーナ3から十分に距離をとることで、バーナ3から噴射された旋回噴流Jに可燃成分を有した不活性ガスが合流してしまうことを避けることができる。これにより、可燃成分を有した不活性ガスの炉内滞留時間を確保することができる。
なお、バーナ3から噴射された旋回噴流Jに合流させずに再循環領域Rに合流できる位置であれば、可燃成分含有不活性ガス供給部15を底壁部2aに設けることは必須ではない。例えば、火炉2の上流側壁部2bに可燃成分含有不活性ガス供給部15を設けても良い。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態は、第1実施形態に対して、フロントバンクチューブ4の上方下流側に過熱器5をバイパスする過熱器バイパス領域16を設けた点で相違し、その他の点では同様である。したがって、同一構成については同一符号を付し、その説明を省略する。
図2に示すように、フロントバンクチューブ4の上方には、燃焼ガスが流通するように開口部4aが形成されている。これにより、フロントバンクチューブ4の上方下流側でかつ過熱器5の頂部5aの上方に、燃焼ガスが過熱器5と熱交換せずに蒸発管群6へと流れる過熱器バイパス領域16が設けられている。一般には、図3(a)に示すように、フロントバンクチューブ4の上方には、閉塞板18を伝熱管間に設置することで、燃焼ガスが過熱器5の上方をショートパスして蒸発管群6へ流れないようにしている。本実施形態では、図3(b)に示すように、閉塞板18を小面積化または削除して、燃焼ガスを過熱器バイパス領域16に流してショートパスを積極的に行うようにしている。
上記構成とすることにより、再循環領域Rの燃焼ガス流れは、図2に示すように、再循環領域Rにて渦を作って巻き上がった後に、上方を通り過熱器バイパス領域16へと導かれる。過熱器バイパス領域16を通過した後の燃焼ガスは、蒸発管群6を通ってガス出口8へと導かれる。図4には、火炉2を平面視した場合の燃焼ガスの流れが示されている。同図に示すように、バーナ3によって形成された旋回噴流Jは、2つ形成されている。すなわち、バーナ3が2つの場合を示している。そして、再循環領域Rを流れる燃焼ガスは、旋回噴流Jの両側方をすり抜けてフロントバンクチューブ4側へと流れる。
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
一般のボイラでは、過熱器5に燃焼ガスの熱量を十分に吸収させるため、燃焼ガスが過熱器5と熱交換しない過熱器バイパス領域16を設けることはしない。これに対して、本実施形態では、過熱器バイパス領域16を設けることとした。過熱器バイパス領域16では、燃焼ガスが過熱器5と熱交換しないため、燃焼ガスの温度は低下せずに高温に保たれたままとなる。したがって、過熱器バイパス領域16を燃焼ガスが流れる間は可燃成分を有した不活性ガスの熱分解反応が進むので、より効果的に可燃成分を有した不活性ガスの焼却処理を行うことができる。
過熱器バイパス領域16は、再循環領域Rの燃焼ガスが流れ込む領域となるように上方に設けられているので、より効果的に再循環領域Rを流れる可燃成分を有した不活性ガスを過熱器バイパス領域16に導くことができる。
なお、バーナ3から噴射された旋回噴流Jの主流が流れる領域に過熱器バイパス領域16を設けてしまうと、再循環領域Rに合流して流れる可燃成分を有した不活性ガスを過熱器バイパス領域16に導くことができないおそれがある。したがって、過熱器バイパス領域16は、過熱器5の上方に設けることは必須ではないが、旋回噴流Jの主流が流れる領域とは異なる位置に過熱器バイパス領域16を設けることが好ましい。
また、例えばFLNG(Floating Liquefied Natural Gas)のように可燃成分を有した不活性ガスの処理量が多いプラントの場合には、過熱器バイパス領域16は、過熱器5が設置された位置における燃焼ガスの流路断面積に対して、10〜30%とされていることが好ましい。具体的には、図5に示すように、フロントバンクチューブ4の高さHに対して、過熱器5の上方の過熱器バイパス領域16における高さhの割合を、10〜30%とする。このように、過熱器バイパス領域16の面積割合を大きくとることにより、FLNGのプロセス中で排出される可燃性ガス量がボイラ燃焼ガスの30%以上になるような場合であっても、大きく過熱器バイパス領域16を形成して圧損を低下させることで、ガスを圧送するファンの動力を大幅に増加させることなく、可燃成分を有した不活性ガスをボイラ1内で処理することができる。
1 ボイラ
2 火炉
2a 底壁部
2b 上流側壁部
3 バーナ
4 フロントバンクチューブ
4a 開口部
5 過熱器
5a 頂部
6 蒸発管群(蒸発器)
7 出口側ガスダクト
8 ガス出口
9 水ドラム
10 蒸気ドラム
11 ヘッダ
12 ヘッダ
13 空気ダクト
14 風箱
15 可燃成分含有不活性ガス供給部
16 過熱器バイパス領域
18 閉塞板
J 旋回噴流
R 再循環領域

Claims (6)

  1. 火炉内にボイラ燃料及びボイラ空気を旋回噴流として噴射するバーナと、
    前記バーナから噴射された旋回噴流によって形成された火炎の側方に形成され、前記旋回噴流と比べて流速が遅い再循環領域に対して合流するように可燃成分を有した不活性ガスを供給する可燃成分含有不活性ガス供給部と、
    を備えていることを特徴とするボイラ。
  2. 前記可燃成分含有不活性ガス供給部は、前記バーナに対向する壁部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のボイラ。
  3. 前記火炉の燃焼ガス流れ下流側に設けられた過熱器と、
    該過熱器の燃焼ガス流れ下流側に設けられた蒸発器と、
    を備え、
    燃焼ガスが前記過熱器と熱交換せずに前記蒸発器へと向かう過熱器バイパス領域が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のボイラ。
  4. 前記過熱器バイパス領域は、前記バーナから噴射された旋回噴流の主流が流れる領域と異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のボイラ。
  5. 前記過熱器バイパス領域は、前記過熱器が設置された位置における燃焼ガスの流路断面積に対して、10〜30%とされていることを特徴とする請求項3又は4に記載のボイラ。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のボイラを備えていることを特徴とする浮体設備。
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