JP2022035618A - 燃焼設備 - Google Patents

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貞行 武藤
Sadayuki Muto
敬哲 清水
Takaaki Shimizu
慶一 片山
Keiichi Katayama
実 五十嵐
Minoru Igarashi
祐司 小川
Yuji Ogawa
元 清瀧
Hajime Kiyotaki
雄介 飯田
Yusuke Iida
憲彦 熊田
Norihiko Kumada
貴大 山口
Takahiro Yamaguchi
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Abstract

Figure 2022035618000001
【課題】ホッパー内での未燃燃焼体の燃焼を抑制しつつホッパーの排出不良を抑制することができる燃焼設備を提供する。
【解決手段】燃焼設備1は、内部に形成される流動層中で燃焼体を燃焼させる火炉2を含む。火炉2の下部には、前記流動層中に流動空気を噴出するための散気管30が設けられ、火炉2の底部には、前記燃焼体の残留物を前記流動層を構成する流動媒体と共に排出するためのホッパー4が設けられている。さらに、燃焼設備1は、火炉2から排出される排ガスの一部をホッパー4内へ供給してホッパー4内の流動媒体に風圧を与える再循環装置7を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃焼設備に関する。
従来から、内部に流動層を形成し、その流動層中で廃棄物(例えば、ごみや汚泥)や燃料(例えば、バイオマスや廃プラスチック)などの燃焼体を燃焼させる火炉が知られている。このような火炉では、流動層を構成する流動媒体(一般的には砂)を流動させるために、流動層中に流動空気を噴出する必要がある。
例えば、特許文献1には、流動層中に流動空気を噴出するための散気管が下部に設けられた火炉が開示されている。この火炉では、散気管の下方に位置する底部に、燃焼体の残留物(例えば、灰や金属片など)を流動媒体と共に排出するためのホッパーが設けられている。
特開2011-226698号公報
ところで、特許文献1に開示されたような構成の火炉では、ホッパーが散気管の下方に位置することからホッパー内で流動媒体が流動し難く、ホッパーにラットホールやブリッジといった排出不良が発生し易い。このようなホッパーの排出不良を抑制するには、空気を用いたエアレーションやエアブラスタによってホッパー内の流動媒体に風圧(エアレーションの場合は連続的な小さい風圧、エアブラスタの場合は間欠的な大きい風圧)を与えることが考えられる。
しかしながら、空気を用いた場合には、未燃燃焼体がホッパー内で燃焼するおそれがある。
そこで、本発明は、ホッパー内での未燃燃焼体の燃焼を抑制しつつホッパーの排出不良を抑制することができる燃焼設備を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の燃焼設備は、内部に形成される流動層中で燃焼体を燃焼させる火炉であって、前記流動層中に流動空気を噴出するための散気管が下部に設けられるとともに、前記燃焼体の残留物を前記流動層を構成する流動媒体と共に排出するためのホッパーが底部に設けられた火炉と、前記火炉から排出される排ガスの一部を前記ホッパー内へ供給して前記ホッパー内の流動媒体に風圧を与える再循環装置と、を備える、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、ホッパー内の流動媒体に風圧が与えられるので、ホッパーの排出不良を抑制することができる。しかも、その風圧は酸素濃度の低い排ガスを利用して生成されるので、ホッパー内での未燃燃焼体の燃焼を抑制することができる。
本発明によれば、ホッパー内での未燃燃焼体の燃焼を抑制しつつホッパーの排出不良を抑制することができる燃焼設備が提供される。
本発明の一実施形態に係る燃焼設備の概略構成図である。 ホッパーの一部の断面図である。
図1に、本発明の一実施形態に係る燃焼設備1を示す。この燃焼設備1は、燃焼体を燃焼させる火炉2と、火炉2から排出される排ガスから熱を回収するボイラ5を含む。さらに、燃焼設備1は、第1排出路61によりボイラ5と接続された集塵機62と、第2排出路63により集塵機62と接続された煙突65を含む。集塵機62は例えばバグフィルタであり、第2排出路63には誘引ファン64が設けられている。
ただし、燃焼設備1は、必ずしもボイラ5を含む必要はなく、火炉2が第1排出路61により集塵機62と接続されてもよい。
火炉2内には流動層が形成される。火炉2の下部には、流動層中に流動空気を噴出するための複数の散気管30が設けられている。散気管30は、水平方向に並んでいる。散気管30からの流動空気の噴出により、流動層を構成する流動媒体10が流動する。
散気管30には、流動空気供給装置3によって流動空気が供給される。流動空気供給装置3は、押込ファン31と、押込ファン31と散気管30とを接続する供給路32を含む。
散気管30に供給された流動空気は、当該散気管30に設けられた複数の噴出口から噴出される。噴出口の向きは、横向きであっても下向きであってもよい。
本実施形態では、火炉2の内部が、第1仕切壁23および第2仕切壁24によって燃焼室21と熱回収室22とに仕切られている。上述した流動層は、燃焼室21と熱回収室22とに跨っている。燃焼室21内の流動層中では燃焼体が燃焼される。一方、熱回収室22には、水蒸気を生成するおよび/または水蒸気を過熱するための熱交換器25が配置されている。
より詳しくは、第1仕切壁23は燃焼室21に面し、第2仕切壁24は熱回収室22に面する。第1仕切壁23と第2仕切壁24との間には、循環路が形成されている。第2仕切壁24の下端は散気管30よりも上方に位置しており、第2仕切壁24の上端は流動層の上面よりも下方に位置している。第1仕切壁23の下端は第2仕切壁24の下端よりも上方に位置しており、第1仕切壁23の上端は流動層よりも上方に位置している。
また、上述した流動層は、第1仕切壁23に対して第2仕切壁24と反対側(すなわち、燃焼室21内)の燃焼領域と、第1仕切壁23から第2仕切壁24まで(すなわち、循環路およびその下方)の循環領域と、第2仕切壁24に対して第1仕切壁23と反対側(すなわち、熱回収室22内)の熱回収領域を含む。
上述した散気管30からの流動空気の噴出は、流動層の燃焼領域および循環領域の空塔速度が、熱回収領域の空塔速度よりも大きくなるように行われる。これにより、燃焼室21内の流動媒体が第1仕切壁23の下方を通って循環路へ流入するとともに、循環路内の流動媒体が第2仕切壁24の上方を通って熱回収室22へ流入する。一方、熱回収室22内の流動媒体は、第2仕切壁24の下方および循環路の下方を通って燃焼室21内へ流入する。
ただし、火炉2の構成は、これに限られるものではなく、適宜変更可能である。例えば、火炉2は熱回収室22を含まずに、火炉2の内部の全体で燃焼体が燃焼されてもよい。
火炉2の散気管30の下方に位置する底部には、燃焼体の残留物(例えば、灰や金属片など)を流動媒体10と共に排出するためのホッパー4が設けられている。ホッパー4は中央に排出口41を有し、ホッパー4の内面は排出口41に向かって斜め下向きに傾斜している。
図1では、ホッパー4の排出口41が1つのみであるが、ホッパー4は、燃焼室21の中央に位置する排出口と、熱回収室22の中央に位置する排出口の2つの排出口を有してもよい。あるいは、ホッパー4は、燃焼室21および熱回収室22のそれぞれの下方に、複数の排出口を有してもよい。
ボイラ5では、火炉2から排出される排ガスによって水蒸気が生成される。より詳しくは、ボイラ5は、火炉2の上方に位置する放射室51と、放射室51と上部同士が連通する第1煙道52と、第1煙道52と下部同士が連通する第2煙道53を含む。放射室51の壁および天井は水管パネルで構成され、第2煙道53内には熱交換器54,55が配置されている。なお、第1煙道52内にも熱交換器が配置されてもよい。ボイラ5で生成された水蒸気は、図略のタービンに送られて発電に利用される。
さらに、燃焼設備1は再循環装置7を含む。再循環装置7は、火炉2から排出される排ガスの一部をホッパー4内へ供給してホッパー4内の流動媒体10に風圧を与えるものである。本実施形態では、再循環装置7が、集塵機62を通過した排ガスの一部をホッパー4内へ供給する。
具体的に、再循環装置7は、誘引ファン64の下流側で第2排出路63から分岐してホッパー4へつながる再循環路71と、この再循環路71に設けられた再循環ファン72を含む。すなわち、本実施形態では、再循環装置7が、排ガスを連続的にホッパー4内へ供給する。ただし、再循環装置7は、排ガスを連続的に供給するよりも高い圧力に圧縮して、間欠的にホッパー4内へ供給してもよい。
図2に示すように、ホッパー4には、再循環装置7から供給される排ガスが通過する複数の開口42が設けられている。また、ホッパー4の内面には、開口42を上方からそれぞれ覆う複数のカバー8が取り付けられている。
以上説明したように、本実施形態の燃焼設備1では、ホッパー4内の流動媒体10に風圧が与えられるので、ホッパー4内でラットホールやブリッジが発生し難い。従って、ホッパー4の排出不良を抑制することができる。しかも、その風圧は酸素濃度の低い排ガスを利用して生成されるので、ホッパー4内での未燃燃焼体の燃焼を抑制することができる。
さらには、ホッパー4内に供給される排ガスはホッパー4内の流動媒体を流動させる効果もあるため、流動層の温度に影響を与えることなく流動層の空塔速度の維持に寄与することもできる。
また、本実施形態では、ホッパー4の各開口42がカバー8で上方から覆われているので、開口42からの流動媒体10の流出を防止することができる。
(変形例)
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、再循環装置7は、集塵機62を通過する前の排ガスの一部をホッパー4内へ供給してもよい。ただし、前記実施形態のように、再循環装置7が集塵機62を通過した排ガスの一部をホッパー4内へ供給すれば、再循環路71が灰によって摩耗することや灰によって閉塞することを防止することができる。特に、集塵機62に脱硫装置が設けられていれば、硫黄分のような腐食成分による再循環路71の腐食も防止することができる。
(まとめ)
本発明の燃焼設備は、内部に形成される流動層中で燃焼体を燃焼させる火炉であって、前記流動層中に流動空気を噴出するための散気管が下部に設けられるとともに、前記燃焼体の残留物を前記流動層を構成する流動媒体と共に排出するためのホッパーが底部に設けられた火炉と、前記火炉から排出される排ガスの一部を前記ホッパー内へ供給して前記ホッパー内の流動媒体に風圧を与える再循環装置と、を備える、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、ホッパー内の流動媒体に風圧が与えられるので、ホッパーの排出不良を抑制することができる。しかも、その風圧は酸素濃度の低い排ガスを利用して生成されるので、ホッパー内での未燃燃焼体の燃焼を抑制することができる。
前記ホッパーには、前記排ガスが通過する複数の開口が設けられ、前記ホッパーの内面には、前記複数の開口を上方からそれぞれ覆う複数のカバーが取り付けられてもよい。この構成によれば、開口からの流動媒体の流出を防止することができる。
上記の燃焼設備は、前記火炉から排出される排ガスが通過する集塵機をさらに備え、前記再循環装置は、前記集塵機を通過した排ガスの一部を前記ホッパー内へ供給してもよい。この構成によれば、再循環装置の再循環路が灰によって摩耗することや灰によって閉塞することを防止することができる。
1 燃焼設備
10 流動媒体
2 火炉
30 散気管
4 ホッパー
42 開口
62 集塵機
7 再循環装置
8 カバー

Claims (3)

  1. 内部に形成される流動層中で燃焼体を燃焼させる火炉であって、前記流動層中に流動空気を噴出するための散気管が下部に設けられるとともに、前記燃焼体の残留物を前記流動層を構成する流動媒体と共に排出するためのホッパーが底部に設けられた火炉と、
    前記火炉から排出される排ガスの一部を前記ホッパー内へ供給して前記ホッパー内の流動媒体に風圧を与える再循環装置と、
    を備える、燃焼設備。
  2. 前記ホッパーには、前記排ガスが通過する複数の開口が設けられ、
    前記ホッパーの内面には、前記複数の開口を上方からそれぞれ覆う複数のカバーが取り付けられている、請求項1に記載の燃焼設備。
  3. 前記火炉から排出される排ガスが通過する集塵機をさらに備え、
    前記再循環装置は、前記集塵機を通過した排ガスの一部を前記ホッパー内へ供給する、請求項1または2に記載の燃焼設備。
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