JP2014105906A - 火炎検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】火炎の検出精度の低下を抑制することができ、検出精度を長期間維持することができる火炎検出装置を提供する。
【解決手段】バーナが燃焼室内で形成する火炎を検出する火炎検出装置であって、一方の端部が燃焼室または燃焼室に繋がっている配管に配置され、他方の端部が燃焼室及び燃焼室に繋がっている配管の外側に配置された保護管と、保護管に配置され、かつ、保護管の内部を通過し、当該配置された位置に到達した光を透過する光透過部と、保護管の他方の端部に配置され、光透過部を透過した光を検出する検出センサと、保護管に接続され、保護管の光透過部よりも一方の端部側にパージガスを供給するパージ配管と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、バーナで形成される火炎を検出する火炎検出装置に関する。
例えば、ボイラは、バーナから燃料及び空気を燃焼室に供給し、燃焼室内でバーナから噴射された燃料を燃焼する。ボイラは、燃焼室で燃料を燃焼することで生じた熱で燃焼室内に配置された水管の水を加熱し、蒸気を発生させる。ボイラは、バーナから噴射した燃料が燃焼されているかを検出するために、バーナで火炎が形成されているかを検出する火炎検出装置を備えているものがある。
例えば、特許文献1には、燃焼装置の火炎形成領域に開口部を有する管状の取付ホルダ(保護管)と、取付ホルダの他端に取り付けたフレームアイ(光を検出する検出センサ)とを備える火炎検出装置が記載されている。この火炎検出装置は、取付ホルダの内面を光線の反射面とし、さらに反射面を、光線反射率の高い金属の層で形成している。また、取付ホルダは、火炎形成領域側に向けて末広がり形状に形成した集光部が開口部に設けられている。また、特許文献2には、火炎検出装置の筒部材(保護管)に透過板を設けること、筒部材の検出センサとは反対側の端部が風箱または燃焼室に突出していることが記載されている。
特開平7−324737号公報 特開2007−78204号公報
特許文献1及び2に記載の装置のように一方の端部がバーナ側に向けて開口した保護管(取付ホルダ、筒部材)を設け、保護管に入射した光を検出することで、検出センサを火炎から離した位置に配置しつつ、火炎の検出を行うことができる。
ここで、ボイラでは、燃料の燃焼時に煤が生じたり、未燃分の燃料が発生したりする。これに対しては、特許文献2に記載されているように、保護管を用いることで検出センサを保護することができる。しかしながら、保護管を設けた場合でも煤や未燃分の燃料等が火炎検出装置に対して悪影響を及ぼす恐れがある。火炎検出装置は、煤や未燃分の燃料等が付着すると、火炎から検出センサに向かう光が煤や未燃分の燃料等に遮られてしまい、火炎を的確に検出できず、検出精度が低下してしまう。
そこで、本発明は、上記課題を解決し、火炎の検出精度の低下を抑制することができ、検出精度を長期間維持することができる火炎検出装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、バーナが燃焼室内で形成する火炎を検出する火炎検出装置であって、一方の端部が前記燃焼室または前記燃焼室に繋がっている配管に配置され、他方の端部が前記燃焼室及び前記燃焼室に繋がっている配管の外側に配置された保護管と、前記保護管に配置され、かつ、前記保護管の内部を通過し、当該配置された位置に到達した光を透過する光透過部と、前記保護管の前記他方の端部に配置され、前記光透過部を透過した光を検出する検出センサと、前記保護管に接続され、前記保護管の前記光透過部よりも一方の端部側にパージガスを供給するパージ配管と、を有することを特徴とする。
本発明の好ましい態様として、前記保護管は、前記一方の端部が前記燃焼室内に燃焼用空気を供給する配管の内部に露出していることが好ましい。
本発明の好ましい態様として、前記保護管は、前記一方の端部が前記燃焼室内の内部に露出していることが好ましい。
本発明の好ましい態様として、前記パージ配管は、前記保護管の前記燃焼室内に燃焼用空気を供給する配管の外側にある部分に接続されることが好ましい。
本発明の好ましい態様として、前記パージ配管は、前記保護管と接続していない側の端部が前記燃焼用空気を流通する経路に挿入され、前記燃焼用空気が前記パージガスとして供給されることが好ましい。
本発明の好ましい態様として、前記パージ配管は、前記保護管と接続していない側の端部が送風機に接続され、当該送風機から前記パージガスが供給されることが好ましい。
本発明の好ましい態様として、前記パージ配管と前記保護管との間での流体の流れを調整する流通調整部をさらに備えることが好ましい。
本発明の好ましい態様として、前記保護管は、内面に反射率を向上させる加工が施されていることが好ましい。
本発明の好ましい態様として、前記光透過部は、前記保護管の前記一方の端部とは反対側の他方の端部に配置されることが好ましい。
本発明によれば、保護管にパージガスを供給することで、保護管の外の空気が保護管に流入することを抑制することができ、保護管の外の空気に含まれる物体が保護管の内面や光透過部に付着することを抑制することができる。これにより、火炎の検出精度の低下を抑制することができ、検出精度を長期間維持することができる。
本実施形態に係るボイラの縦断面の説明図である。 ボイラの火炎検出装置及びその周辺部の概略構成を示す説明図である。 火炎検出装置の動作を説明するための説明図である。 他の実施形態の火炎検出装置及びその周辺部の概略構成を示す説明図である。 他の実施形態の火炎検出装置及びその周辺部の概略構成を示す説明図である。 他の実施形態の火炎検出装置及びその周辺部の概略構成を示す説明図である。
以下、本発明を好適に実施するための形態(以下、実施形態という。)につき、詳細に説明する。尚、本発明は以下の実施形態に記載した内容により限定されるものではない。また、以下に記載した実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。更に、以下に記載した実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせてもよいし、適宜選択して用いてもよい。
<ボイラ>
本発明の実施形態に係る火炎検出装置を備えるボイラについて説明する。図1は、本実施形態に係るボイラの縦断面の説明図である。図2は、ボイラの火炎検出装置及びその周辺部の概略構成を示す説明図である。図3は、火炎検出装置の動作を説明するための説明図である。図1に示すように、本実施形態に係るボイラ(燃焼装置)10は、燃焼室(缶体、吸熱手段)12と、空気供給装置14と、燃料供給装置16と、火炎検出装置18と、制御装置20と、を備えている。ボイラ10は、空気供給装置14の燃焼室12側の一部の構成と燃料供給装置16の燃焼室12側の一部の構成との組み合わせがバーナ17となる。バーナ17は、燃料と空気とを混合して燃焼室12に噴射し、噴射した燃料を空気燃焼させる。ボイラ10は、例えば、丸型多管式貫流ボイラである。例えば、本実施形態に係るボイラ10は、燃料として、燃料ガス、軽油、重油などの液体燃料または微粉炭等を用いることができる。なお、本実施形態に係るボイラ10は、不純物が多く含まれている燃料を燃焼させる場合により好適な効果を得ることができる。
燃焼室12は、バーナ17で燃料が燃焼されて生成される燃焼ガスから吸熱する缶体である。燃焼室12は、上部管寄せと、下部管寄せと、水管群とを備えている。水管群は、上下方向に延在して設置された上部管寄せ及び下部管寄せを連結する多数の水管を備えている。燃焼室12は、下部管寄せに外部から水が供給される。これにより、下部管寄せ及び水管群には、水管群の所定位置まで水が貯留された状態となる。燃焼室12は、上部管寄せに蒸気供給管が接続されている。燃焼室12は、水管群の水管内に貯留された水を燃焼ガスと熱交換させて蒸発させ、蒸気を発生させ、発生した蒸気を、蒸気供給管を介して接続されている蒸気ヘッダや負荷機器に供給する。
空気供給装置14は、バーナ17へ燃焼用空気(外気)を供給する。空気供給装置14は、送風機30と、送風機30から排出された空気が流れる空気供給管32と、空気供給管32の先端に接続されたウインドボックス(風箱)34と、ウインドボックス34から空気が供給される一次空気流路36と、ウインドボックス34から空気が供給される二次空気流路38と、を有する。なお、一次空気流路36と二次空気流路38とは、空気供給装置14の一部であり、かつ、バーナ17の一部ともなる。
送風機30は、接続されている空気供給管32に燃焼用空気を供給する。送風機30は、供給する空気量を調整でき、制御装置20の制御に基づいて空気供給管32に供給する空気の流量を調整する。
空気供給管32は、一方の端部が送風機30に接続され、他方の端部がウインドボックス34に接続されている。空気供給管32は、送風機30から燃焼用空気Aが供給される。空気供給管32に供給された燃焼用空気Aは、経路の途中で燃焼用空気Aと燃焼用空気Aとに分岐される。分岐された一方である燃焼用空気Aについて後述する。空気供給管32を流れる燃焼用空気Aのうち、一部の燃焼用空気Aが分岐された燃焼用空気Aは、ウインドボックス34に供給される。
ウインドボックス(風箱)34は、箱形状であり、空気供給管32、一次空気流路36及び二次空気流路38が接続されている。空気供給管32からウインドボックス34に供給された燃焼用空気Aは、一次空気流路36に燃焼用空気Aとして供給され、二次空気流路38に燃焼用空気Aとして供給される。ウインドボックス34は、空気供給管32の延在方向と一次空気流路36及び二次空気流路38の延在方向とが異なる向きで接続されている。ウインドボックス34は、箱形状であり、箱内の空間に空気を流入させ、空気の流れの向きを変えて、空気を排出する。これにより、ウインドボックス34に供給される燃焼用空気A1の流れの偏りを解消して、一次空気流路36に燃焼用空気Aを供給し、二次空気流路38に燃焼用空気Aを供給することができる。
一次空気流路36は、ウインドボックス34に接続されている配管である。本実施形態の一次空気流路36は、一部が燃焼室12に露出し、一部がウインドボックス34に内蔵されている。一次空気流路36は、ウインドボックス34から供給された空気(一次空気)Aを燃焼室12に向けて排出する。
二次空気流路38は、ウインドボックス34に接続されている配管である。本実施形態の二次空気流路38は、一部が燃焼室12に露出し、一部がウインドボックス34に内蔵されている。また、二次空気流路38は、流路の延在方向に直交する断面において、内部に一次空気流路36が配置されている。つまり、二次空気流路38は、一次空気流路36の回りを囲む位置に配置されている。二次空気流路38は、ウインドボックス34から供給された空気(二次空気)Aを燃焼室12に向けて排出する。ここで、二次空気流路38は、一次空気流路36の外周を覆う位置に配置されている。このため、燃焼用空気Aは、燃焼用空気Aの周囲を囲む領域に噴射される。
空気供給装置14は、以上のようにして、燃料用空気をバーナ17の一部となる一次空気流路36及び二次空気流路38から、燃焼用空気A、Aを燃焼室12に向けて噴射する。
なお、空気供給装置14は、燃焼室12から排出される排ガスの一部を空気供給管32に供給させるようにしてもよい。つまり、一部の排ガスを循環させるようにしてもよい。空気供給装置14は、排ガスの供給量を調整することで燃料の燃焼条件として、燃焼室12に供給される空気の酸素濃度を調整することができる。
燃料供給装置16は、バーナ17へガス燃料(燃料ガス)を供給する。燃料供給装置16は、燃料供給装置本体40と、燃料ガスを供給する燃料供給管42と、燃料供給管42から供給された燃料を燃焼室12に向けて噴射するノズル44と、を備えている。燃料供給装置本体40は、燃料を貯留する燃料タンクや、燃料を燃料供給管42に向けて排出する搬送機構や、燃料供給管42に供給する燃料の流量を調整する流量調整機構等を備えている。燃料供給装置本体40は、燃料供給管42に燃料を供給する。
燃料供給管42は、一方の端部が燃料供給装置本体40に接続され、他方の端部がノズル44に接続されている。燃料供給管42は、一次空気流路36に挿入されており、一次空気流路36に囲まれている。ノズル44は、先端が燃焼室12に露出しており、燃焼室12内に燃料ガスを噴出する。ここで、ノズル44は、燃料供給管42と同様に一次空気流路36に囲まれている。これにより、ノズル44から噴射された燃料は、ノズル44の周囲に配置された一次空気流路36から排出された燃焼用空気Aと混合される。ノズル44から噴射された燃料は、さらに一次空気流路36の周囲に配置された二次空気流路38から排出された燃焼用空気Aと混合される。
ここで、本実施形態の燃料供給装置16は、燃料供給管42とノズル44との組み合わせを複数備えている、具体的には、燃料供給管42は、燃料供給管42aと当該燃料供給管42aに接続されたノズル44aと、燃料供給管42bと当該燃料供給管42bに接続されたノズル44bと、を備える。燃料供給装置16は、燃料供給装置本体40から燃料供給管42aに燃料Fを供給し、ノズル44aから燃料Fを噴射させる。燃料供給装置16は、燃料供給装置本体40から燃料供給管42bに燃料Fを供給し、ノズル44bから燃料Fを噴射させる。なお、本実施形態では、燃料供給管42とノズル44との組み合わせを2つとしたが、その数は特に限定されない。
燃料供給装置16は、燃料供給装置本体40から燃料供給管42に供給された燃料ガスをノズル44から空気供給管32の内部に噴射する。これにより、空気供給管32内で、送風機30から送風された燃焼用空気にノズル44から供給された燃料ガスが混合された混合ガスが生成される。ここで、燃料供給装置16は、燃料調整弁の開度等を調整して燃料供給管42の燃料ガスの流量することで、ノズル44から空気供給管32に噴射する燃料ガスの量を調整する。
バーナ17は、上述したように一次空気流路36と二次空気流路38とノズル44(44a、44b)とを含む。具体的にはバーナ17は、一次空気流路36と二次空気流路38との空気を噴射する部分とノズル44の燃料を噴射する部分とを含む。バーナ17は、燃焼室12に露出している。バーナ17は、一次空気流路36と二次空気流路38から噴射された空気とノズル44から噴射された燃料とが混合された混合ガスを燃焼室12内で燃焼させる。
バーナ17によって燃焼室12に噴射された混合ガスは、バーナ17により燃焼され、高温の燃焼ガスとなる。本明細書において、燃焼ガスとは、燃料ガスの燃焼反応が完了したもの及び燃焼反応中の燃料ガスの少なくとも一方を含む概念である。すなわち、燃焼ガスは、燃料ガスの燃焼反応が完了したもの及び燃焼反応中の燃料ガスの両方を有するものでもよいし、燃料ガスの燃焼反応が完了したもののみでもよいし、燃焼反応中の燃料ガスのみでもよい。
<火炎検出装置>
火炎検出装置18は、バーナ17で混合ガスが燃焼されることで形成される火炎を検出する。火炎検出装置18は、保護管50と、検出センサ52と、光透過部54と、パージ配管56と、ダンパ58と、を有する。
保護管50は、一方の端部が二次空気流路38に配置され、他方の端部がウインドボックス34の外側に配置された配管である。つまり、保護管50は、ウインドボックス34を貫通し、一部がウインドボックス34の内側、一部がウインドボックス34の外側に配置されている。したがって、保護管50は、一部が燃焼室12に繋がっている空間に配置され、一部が燃焼室12に繋がっている空間の外側に配置されている。また、保護管50は、燃焼室12に繋がっている空間に配置されている側の端部がバーナ17で形成される火炎の光が届く範囲に配置されている。保護管50は、直線上に伸びた直管である。保護管50は、管の内部の系を10mm以上20mm以下とすることが好ましい。保護管50は、例えば、アルミニウム、鉄等の金属で形成される。なお、本実施形態では、保護管50を直線形状としたが、これに限定されない。保護管50は、燃焼室12に繋がっている空間に配置されている側の端部から入射した光を他方の端部まで到達させることができればよく、折れた管でも曲がた管でもよい。
保護管50は、図3に示すように、内面50aが光を反射する反射面となる。ここで、図3は、光透過部54とパージ配管56の図示を省略している。保護管50は、バーナ17で形成された火炎が一方の端部から入射し、そのまま、または内面50aで反射して、他方の端部まで案内する。
検出センサ52は、光を検出する検出機器であり、例えばUV光を検出する。検出センサ52は、保護管50のウインドボックス34の外側に配置されている側の端部に向かい合う位置に配置されている。検出センサ52は、燃焼室12側の端部から保護管50に入射し、保護管50の内面に囲まれた領域を通過した光を検出する。検出センサ52は、保護管50の内面に囲まれた領域を通過した光を検出することで、火炎から照射された光を検出する。
光透過部54は、保護管50の他方の端部に配置されている。光透過部54は、直接またはフランジ、パッキン、接着剤等を介して間接的に保護管50と繋がっている。保護管50は、直接または間接的に繋がっている光透過部54により、燃焼室12内の空間と燃焼室12の外の空間とが分離され、燃焼室12側の空間の空気が燃焼室12の外側の空間に排出されない。光透過部54は、検出センサ52が検出する波長の光、例えばUV光を透過する材料、例えば石英ガラスで形成されている。これにより、保護管50内に入射された光は、光透過部54を通過して、検出センサ52に到達する。
パージ配管56は、空気供給管32と保護管50とに連結されている。パージ配管56は、保護管50の光透過部54よりも燃焼室12側(一方の端部側)に連結されている。パージ配管56は、空気供給管32を流れる燃焼用空気Aから分岐された燃焼用空気Aが流入され、流入した燃焼用空気Aを保護管50に流入させる。
ダンパ58は、燃焼用空気Aの流れ方向において、空気供給管32のパージ配管56が連結されている部分よりも下流側に配置されている。つまり、ダンパ58は、空気供給管32の燃焼用空気Aが流れる領域に配置される。ダンパ58は、空気供給管32の流路抵抗であり、ダンパ58の上流と下流との間で生じる差圧によってパージ配管56に燃焼用空気Aが流れるようにする。
火炎検出装置18は、バーナ17で形成された光のうち、保護管50の燃焼室12側の端部から入射した後、光透過部54を透過し検出センサ52に到達した光を検出センサ52で検出することにより、バーナ17で火炎が形成されているかを検出する。火炎検出装置18は、検出した結果を制御装置20に送る。なお、火炎検出装置18は、検出センサ52の検出結果のみを制御装置20に送り、制御装置20で検出結果を解析し、火炎が形成されているかを判定するようにしてもよい。
また、火炎検出装置18は、空気供給管32と保護管50とを接続するパージ配管56
を設けることで、保護管50に空気を流す火炎検出装置18は、保護管50に燃焼用空気Aを流すことで、保護管50に燃焼室12側からの空気や排ガスが流入することを抑制することができる。これにより、燃焼室12側からの空気や排ガスが、保護管50の内面50aや光透過部54の表面に到達することを抑制でき、燃焼室12側からの空気や排ガスに含まれる煤、埃、燃料の未燃分等が保護管50の内面50aや光透過部54の表面に付着し、汚れてしまうことを抑制することができる。
ここで、火炎検出装置18は、空気供給管32に空気が流れている間、つまり送風機30が運転している間、一部の空気がパージ配管56に流入し、保護管50に供給し続ける。
制御装置20は、ボイラ10の各部の動作を制御し、発生させる蒸気量や、蒸気圧力を調整する。例えば、制御装置20は、台数制御装置から送信される指示に基づいて、燃料調整弁の開度や送風機30から供給する風量を制御し、バーナ17での燃焼モードを切り換える。ここで、制御装置20は、例えば、燃焼用空気と燃料ガスの比が設定した比となるように、燃料供給管23に供給される燃料ガスと燃焼用空気を調整する。
<ボイラの動作>
次に、本実施形態に係るボイラ10の動作を説明する。ボイラ10は、制御装置20が各部の動作を制御することで、各動作を実現する。制御装置20は、空気供給装置14と燃料供給装置16を駆動しバーナ17での燃焼を開始する。制御装置20は、火炎検出装置18の検出結果に基づいてバーナ17で火炎が形成されているかを判定する。制御装置20は、火炎検出装置18の検出結果で火炎が形成されていないと判定したら、着火動作を実行する。制御装置20は、火炎検出装置18の検出結果で火炎が形成されていると判定した場合、次の動作に進む。例えば上記燃焼が例えば種火の燃焼である場合、供給する空気と燃料を増加させ、燃焼量を増加させる。ボイラ10は、バーナ17で燃料を燃焼して火炎を形成したら、燃料の燃焼で生成される燃焼ガスで水管を加熱し、蒸気を生成する。
火炎検出装置18は、パージ配管56を設け、パージ配管56により燃焼用空気から分岐した空気を保護管50に供給することで、保護管50及び光透過部54を汚れにくくすることができる。
保護管50は、内面50aに反射率を向上させる加工が施されていることが好ましい。ここで、反射率を向上させる加工としては、鏡面加工、めっき加工、バフ仕上げ加工、酸化防止加工等が例示される、反射率を向上させる加工は、加工前よりも反射率が向上する種々の加工が含まれる。保護管50は、反射率を高くする加工が施されることで、一方の端部から入射した光をより高い確率で他方の端部まで到達させることができる。これにより、保護管50を長くしても、火炎から出力された光を検出センサ52で検出できる強度で他方の端部まで到達させることができる。
火炎検出装置18は、パージ配管56が、保護管50と接続していない側の端部が空気供給管32に挿入され、燃焼用空気が保護管50を保護する空気(パージガス)として供給されることが好ましい。これにより、火炎検出装置18は、送風機30から供給された空気で保護管50を保護することができる。また、火炎検出装置18は、空気供給管32を流れる空気を保護管50の保護に用いることで、燃焼に用いる燃要用空気をパージガスに用いることができる。これにより空気をより高い効率で利用することができる。
また、パージ配管56は、保護管50との接続位置を、検出センサ52側の位置とすることが好ましい。これにより、保護管50内のより広い範囲をエアパージすることができる。
保護管50は、一方の端部(燃焼室側の端部)が燃焼室12に燃焼用空気を供給する配管(二次空気流路38)の内部に露出していることが好ましい。これにより、保護管50が汚れることをより確実に防止することができる。
パージ配管56は、保護管50の燃焼室12内に燃焼用空気を供給する配管の外側にある部分、つまり、ウインドボックス34の外側にある部分に接続されることが好ましい。これにより、パージ配管56を簡単に設置することができる。
保護管50は、一方の端部が燃焼室12または燃焼室12に繋がっている配管に配置され、他方の端部が燃焼室12及び燃焼室12に繋がっている配管の外側に配置することが好ましい。これにより、検出センサ52を配置しやすくでき、かつ火炎を好適に検出できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更をすることが可能である。例えば、保護管50を保護する空気(パージガス)を保護管50に供給する機構としては、種々の機構を用いることができる。
図4は、他の実施形態の火炎検出装置及びその周辺部の概略構成を示す説明図である。図4に示す火炎検出装置18aは、パージ配管56に電磁弁60が配置されている。図4に示す火炎検出装置18aは、電磁弁60を備えている以外は、火炎検出装置18と同様の構成である。火炎検出装置18と同様の構成については、説明を省略する。
電磁弁60は、パージ配管56に配置された弁であり、パージ配管56を流れる流体を調整する。火炎検出装置18aは、制御装置20によって電磁弁60の開度調整することで、例えばパージ配管56から保護管50へのパージガスの供給を制御することができる。制御装置20は、パージガスを供給する間のみ電磁弁60を開状態とする。例えば、ポストパージの間のみに保護管50にパージガスを供給することができる。
または、火炎検出装置18aは、電磁弁60により、燃焼室12側の空気、排ガス等が電磁弁60よりも空気供給管32に流入することを防ぐことができる。例えば、電磁弁60の閉状態とすることで、燃焼室12側の空気、排ガス等が電磁弁60よりも空気供給管32に流入すること、つまり、流体の逆流を抑制することができる。このように、火炎検出装置18aは、電磁弁60を設けることで、パージ配管56と保護管50との間での流体の流れを調整することができる。
なお、本実施形態では、パージ配管56に設けた電磁弁60で保護管50とパージ配管56との間に流れる流体を制御したが、これに限定されない。火炎検出装置は、パージ配管56と保護管50との間での流体の流れを調整する流通調整部であればよい。流通調整部としては、空気の流れを制御できる各種機構を用いることができる。流量調整部としては、開閉を切り換えることができる開閉弁も用いることができる。
図5は、他の実施形態の火炎検出装置及びその周辺部の概略構成を示す説明図である。図5に示す火炎検出装置18bは、パージ配管70と送風機72とを備えている。図5に示す火炎検出装置18bは、パージ配管70が送風機72に繋がっている以外は、火炎検出装置18aと同様の構成である。火炎検出装置18aと同様の構成については、説明を省略する。
パージ配管70は、一方の端部が保護管50に接続され、他方の端部が送風機72に接続されている。パージ配管70は、送風機72から送られてきた空気Aを保護管50に供給する。電磁弁74は、パージ配管70に設置されており、開度を調整する弁である。電磁弁74は、開度を調整することで、パージ配管70の空気の流れやすさを調整する。また電磁弁74は、弁を閉じることで、パージ配管70を介して流体が移動できないようにすることができる。
火炎検出装置18bは、送風機72で空気A(パージガス)を保護管50に供給することで、送風機30から空気が送付されていない場合でも、空気を供給することができる。また、簡単に空気量を調整することができる。
図6は、他の実施形態の火炎検出装置及びその周辺部の概略構成を示す説明図である。図6に示す火炎検出装置18cは、火炎検出装置18aと火炎検出装置18bとを組み合わせた構成である。つまり、火炎検出装置18cは、パージガスを供給する機構として、パージ配管56、70と、送風機72と、電磁弁74と、を備える。
火炎検出装置18cは、パージ配管56によって空気供給管32から供給された空気を保護管50に供給する。火炎検出装置18cは、パージ配管70によって送風機72から排出された空気(パージガス)を保護管50に供給する。電磁弁74は、パージ配管70に設置されており、開度を調整する弁である。電磁弁74は、開度を調整することで、パージ配管70の空気の流れやすさを調整する。また電磁弁74は、電磁弁74を閉じることで、パージ配管70を介して流体が移動できないようにすることができる。
上記実施形態の保護管50は、保護管50の燃焼室12側の端部を二次空気流路38内に配置したが、これに限定されない。保護管50は、一方の端部が燃焼室12または燃焼室12に繋がっている配管に配置され、他方の端部が燃焼室12及び燃焼室12に繋がっている配管の外側に配置してもよい。
また、保護管50は、一方の端部(燃焼室12側の端部)が燃焼室12内の内部に露出している。これによりバーナ17で形成された火炎の近くに保護管50を配置することができ、火炎の検出制度を高くすることができる。
10 ボイラ(燃焼装置)
12 燃焼室(缶体、吸熱手段)
14 空気供給装置
16 燃料供給装置
17 バーナ
18、18a、18b、18c 火炎検出装置
20 制御装置
30、72 送風機
32 空気供給管
34 ウインドボックス(風箱)
36 一次空気流路
38 二次空気流路
40 燃料供給装置本体
42 燃料供給管
44 ノズル
50 保護管
50a 内面
52 検出センサ
54 光透過部
56、70 パージ配管
58 ダンパ
60、74 電磁弁

Claims (9)

  1. バーナが燃焼室内で形成する火炎を検出する火炎検出装置であって、
    一方の端部が前記燃焼室または前記燃焼室に繋がっている配管に配置され、他方の端部が前記燃焼室及び前記燃焼室に繋がっている配管の外側に配置された保護管と、
    前記保護管に配置され、かつ、前記保護管の内部を通過し、当該配置された位置に到達した光を透過する光透過部と、
    前記保護管の前記他方の端部に配置され、前記光透過部を透過した光を検出する検出センサと、
    前記保護管に接続され、前記保護管の前記光透過部よりも一方の端部側にパージガスを供給するパージ配管と、を有することを特徴とする火炎検出装置。
  2. 前記保護管は、前記一方の端部が前記燃焼室内に燃焼用空気を供給する配管の内部に露出していることを特徴とする請求項1に記載の火炎検出装置。
  3. 前記保護管は、前記一方の端部が前記燃焼室内の内部に露出していることを特徴とする請求項1に記載の火炎検出装置。
  4. 前記パージ配管は、前記保護管の前記燃焼室内に燃焼用空気を供給する配管の外側にある部分に接続されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の火炎検出装置。
  5. 前記パージ配管は、前記保護管と接続していない側の端部が前記燃焼用空気を流通する経路に挿入され、前記燃焼用空気が前記パージガスとして供給されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の火炎検出装置。
  6. 前記パージ配管は、前記保護管と接続していない側の端部が送風機に接続され、当該送風機から前記パージガスが供給されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の火炎検出装置。
  7. 前記パージ配管と前記保護管との間での流体の流れを調整する流通調整部をさらに備えることを特徴とする請求項1から6いずれか一項に記載の火炎検出装置。
  8. 前記保護管は、内面に反射率を向上させる加工が施されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の火炎検出装置。
  9. 前記光透過部は、前記保護管の前記一方の端部とは反対側の他方の端部に配置されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の火炎検出装置。
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