JP6642991B2 - 画像処理装置、撮像装置および撮像制御プログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置および撮像制御プログラム Download PDF

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本発明は、静止画撮像信号と動画撮像信号の同時読み出しを行える撮像素子を用いて流し撮りアシストを行う画像処理装置に関する。
移動する主被写体を追って撮像装置をパンニングさせながら撮像を行う流し撮りは、主被写体が静止して背景が流れている画像を得る撮像手法である。このような流し撮りでは主被写体の移動に対して正確に撮像装置のパンニングを行わないと、主被写体がぶれた画像が得られる。このため、流し撮り時に撮像装置の補正レンズを光軸に直交する方向(主被写体の移動方向またはその反対方向)に駆動することで、主被写体のぶれを抑制しつつ主被写体の画面中央での撮像を可能とする流し撮りアシスト機能を有する撮像装置が提案されている。
特許文献1にて開示された撮像装置は、静止画撮像前に取得される動画の複数のフレーム画像から検出した主被写体の像面上での移動速度と角速度センサにより検出した撮像装置のパンニング速度と差から主被写体の移動速度を算出する。そして、静止画撮像時に角速度センサにより検出されたパンニング速度と先に算出された主被写体の移動速度との差分を補正レンズにより補正することで、主被写体が静止画の中央に位置するように撮像する。
特開2007−139952号公報
特許文献1にて開示された撮像装置では、静止画撮像前に算出した被写体の移動速度に基づいて静止画撮像時に補正レンズを駆動する。この場合、静止画撮像を1回のみ行う場合には良好な流し撮りアシスト効果を期待できる。しかしながら、流し撮りにおいて複数回の静止画撮像を連続して行う場合には、最初の静止画撮像前に算出された主被写体の移動速度に基づいて補正レンズを駆動するために、全ての静止画で良好な流し撮りアシスト効果が得られない場合がある。つまり、流し撮り連続撮像中に被写体の移動速度が変化すると、主被写体がぶれた静止画が得られる。
本発明は、流し撮り連続撮像中に被写体の移動速度が変化した場合でも、全ての静止画において良好な流し撮りアシスト効果が得られるようにした画像処理装置およびこれを備えた撮像装置等を提供する。
本発明の一側面としての画像処理装置は、撮像素子で検出された静止画撮像に用いられる第1の撮像信号の読み出しと、前記第1の撮像信号の読み出し周期よりも短い読み出し周期で読み出される、前記撮像素子と同一の撮像素子で検出された第2の撮像信号の読み出しとを同時に行う。該画像処理装置は、第1の撮像信号より生成される静止画の撮像期間内において、第2の撮像信号により生成された動きベクトルを用いてカメラ振れに起因する像振れを補正する光学素子制御するシフト制御手段とを有することを特徴とする。
なお、撮像素子で検出された静止画撮像に用いられる第1の撮像信号の読み出しと、前記第1の撮像信号の読み出し周期よりも短い読み出し周期で読み出される、前記撮像素子と同一の撮像素子で検出された第2の撮像信号の読み出しとを同時に行える撮像素子と上記画像処理装置とを有する撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
また、本発明の他の一側面としての撮像制御プログラムは、撮像素子で検出された静止画撮像に用いられる第1の撮像信号の読み出しと、前記第1の撮像信号の読み出し周期よりも短い読み出し周期で読み出される、前記撮像素子と同一の撮像素子で検出された第2の撮像信号の読み出しとを同時に行える撮像素子を有する撮像装置のコンピュータに撮像制御処理を行わせるコンピュータプログラムである。該撮像制御処理は、第1の撮像信号より生成される静止画の撮像期間内において、第2の撮像信号により生成された動きベクトルを用いてカメラ振れに起因する像振れを補正する光学素子を制御することを特徴とする。
本発明によれば、流し撮り連続撮像中に被写体の移動速度が変化した場合でも、該流し撮り連続撮像により取得される全ての静止画において良好な流し撮りアシスト効果が得られる。
本発明の実施例1である撮像装置の構成を示すブロック図。 実施例1の撮像装置に用いられる撮像素子の構成を示す図。 図2に示す第1のチップにおいて列信号線における画素選択を説明する図。 撮像画面内の被写体を示す図および動きベクトルの分布を示す図。 図4に示した動きベクトルのヒストグラムを示す図。 流し撮りにおける静止画撮像前後の被写体の移動角速度を説明する図。 流し撮りアシスト機能を説明する図である。 被写体角速度の補正量に適用するゲインKを説明する図。 被写体角速度の演算処理を示すフローチャート。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である撮像装置(以下、カメラという)の構成を示す。本実施例のカメラは、ユーザの手振れ等によりカメラに加わる振れ(以下、カメラ振れという)による像振れを補正する手振れ補正効果と、ユーザが行う流し撮りをアシストする流し撮りアシスト効果を得るために以下の構成を有する。
振れ検出部(振れ検出手段)102は、振動ジャイロ等の角速度センサにより構成され、ユーザの手振れ等によりカメラに加わった振れ(以下、カメラ振れという)の角速度を検出し、該角速度を示す角速度信号(振れ信号)をA/D変換器103に出力する。A/D変換器103は、アナログ信号としての角速度信号をデジタル信号に変換し、角速度データとしてCPU101内のDC成分除去フィルタ104に供給する。DC成分除去フィルタ104は、角速度データのうち所定周波数より低い周波数成分を遮断して所定周波数より高い周波数成分を通過させるハイパスフィルタである。なお、DC成分除去フィルタ104として、A/D変換器103からの角速度データのうち所定周波数より高い周波数成分を遮断するローパスフィルタを通過した低周波成分を該角速度データから減算する構成を用いてもよい。
撮像光学系114は、変倍(ズーム)レンズやフォーカスレンズを含み、後述する補正レンズ115とともに被写体像を撮像素子125上に結像させる。撮像素子125は、CMOSセンサ等の光電変換素子であり、マトリックス状に配列された複数の画素を有して画素ごとに被写体像に応じた電圧信号を出力する第1の素子部と、該電圧信号をデジタル信号に変換して撮像信号を出力する第2の素子部とを備えている。撮像素子125は、所定のフレームレートで撮像信号を出力する。
シフト素子としての補正レンズ115は、光軸に直交する方向に移動(シフト)することで、撮像素子125上での被写体像の変位を抑制(補正)する。
ズーム位置検出部121は、エンコーダ等により構成され、撮像光学系114に含まれる変倍レンズの位置(ズーム位置)を検出し、ズーム位置信号をCPU101内の焦点距離演算部105と被写体角速度演算部119に出力する。焦点距離演算部105は、ズーム位置に基づいて撮像光学系114の焦点距離を算出し、補正レンズ115をシフト駆動するのに最適な値となるようにDC成分除去フィルタ104の出力を補正する。
CPU101は、A/D変換器103、DC成分除去フィルタ104、焦点距離演算部105、積分器106、光学補正データ出力制御部107、減算器108、加算器109、被写体角速度演算部119および被写体角速度制御部120を有する。また、CPU101は、および被写体追尾制御部123、ゲインK124、制御フィルタ演算部110、パルス幅変調部111およびA/D変換器117を有する。CPU101は、振れ信号取得手段、動きベクトル取得手段およびシフト制御手段として機能する。
積分器106は、焦点距離演算部105からの出力を積分して補正レンズ115のシフト駆動量を算出する。光学補正データ出力制御部107は、補正レンズ115が焦点距離演算部105によって決定される可動範囲内で駆動されるように、積分器106の出力を制限する。
シフト位置検出部116は、補正レンズ115のシフト位置を検出して、シフト位置信号をA/D変換器117に出力する。シフト位置検出部116は、例えば、補正レンズ115とともにシフトする磁石とこれに対向するように配置されたホールセンサとにより構成される。A/D変換器117は、シフト位置信号をA/D変換してデジタル信号をシフト位置データとして減算器108に出力する。減算器108は、光学補正データ出力制御部107の出力からシフト位置データを減算し、その結果である偏差データを加算器109に供給する。
加算器109は、減算器108からの偏差データ(カメラ振れを補正するための制御量)に、被写体追尾制御部123の出力にゲインK124を乗算した被写体角速度制御量を加算した制御量データを制御フィルタ演算部110に供給する。制御フィルタ演算部110は、入力された制御量データを所定のゲインで増幅する増幅器と位相補償フィルタとで構成されている。制御フィルタ演算部110において、増幅器による増幅と位相補償フィルタによる信号処理とが行われた制御量データは、パルス幅変調部111に出力される。
パルス幅変調部111は、制御フィルタ演算部110から供給された制御量データをPWM波形に変調して、モータ駆動部112に供給する。モータ113は、ボイスコイルモータ等により構成され、モータ駆動部112によって駆動される。これにより、補正レンズ115がシフト駆動される。
補正レンズ115のシフト駆動は、シフト位置検出部116により検出されたシフト位置(A/D変換器117の出力)と光学補正データ出力制御部107の出力との差分である減算器108からの出力に応じてフィードバック制御される。
本実施例において、撮像素子125は、静止画撮像用の撮像信号(以下、静止画撮像信号という)の読み出しと動画撮像用の撮像信号(以下、動画撮像信号という)の読み出しとを同時に行えるように構成されている。
図2(A)には、撮像素子125の全体構成(外観)を示している。図2(B)は撮像素子125の回路構成を示している。
図2(A)において、撮像素子125は、画素部を形成する第1のチップ(第1の素子部)20と、第2のチップ(第2の素子部)21とを有する。第1のチップ21は、第2のチップ21に対して、光入射側(被写体像の受光側)に積層されている。第1のチップ20は、マトリックス状に配列された複数の画素201を有する。第2のチップ21は、後述する列走査回路213a,213bおよび行走査回路212等の画素駆動回路が形成された周辺回路部を有する。
このように第1のチップ20上に画素201を形成し、第2のチップ21に周辺回路部を設けることで、周辺回路部と画素部の製造プロセスを分けることができる。これにより、周辺回路部における配線の線細化、高密度化による高速化および小型化等を図ることができる。
図2(B)に示すように、第1のチップ20においてマトリクス状に配列された画素201は、水平方向(行方向)においては転送信号線203、リセット信号線204および行選択信号線205に接続されている。また、垂直方向(列方向)においては列信号線202a,202bに接続されている。なお、列信号線202a,202bのそれぞれは、読み出し行ごとに接続先が異なる。
図示のように、画素201のそれぞれは、光電変換素子であるフォトダイオードPDと、転送トランジスタM1と、リセットトランジスタM2と、増幅トランジスタM3と、選択トランジスタM4と、フローティングディフュージョンFDとを有している。なお、図示の例では、トランジスタのそれぞれは、nチャンネルMOSFET(MOS Field-Effect Transistor)である。
転送トランジスタM1、リセットトランジスタM2および選択トランジスタM4のゲートにはそれぞれ、転送信号線203、リセット信号線204および行選択信号線205が接続されている。これら信号線203〜205は水平方向に延在しており、これにより同一行の画素が同時に駆動される。これによりライン順次動作型のローリングシャッタまたは全行同時動作型のグローバルシャッタの動作を制御することができる。
さらに、選択トランジスタM4のソースには列信号線202aまたは202bが行単位で接続されている。
フォトダイオードPDは、光電変換によって生成された電荷を蓄積する。そして、フォトダイオードPDのP側が接地され、N側が転送トランジスタM1のソースに接続されている。転送トランジスタM1がオンすると、フォトダイオードPDの電荷がフローティングディフュージョンFDに転送され、フローティングディフュージョンFDには寄生容量が存在するので、フローティングディフュージョンFDに転送された電荷が蓄積される。
増幅トランジスタM3のドレインには電源電圧Vddが印加され、そのゲートにはフローティングディフュージョンFDに接続されている。増幅トランジスタM3は、フローティングディフュージョンFDの電荷(つまりは電圧)を増幅して電圧信号に変換する。選択トランジスタM4は、信号を読み出す画素を行単位で選択するためのものであり、そのドレインは増幅トランジスタM3のソースに接続されている。また、選択トランジスタM4のソースは列信号線202に接続されている。
選択トランジスタM4がオンすると、フローティングディフュージョンFDの電圧に対応する電圧信号が列信号線202に出力される。リセットトランジスタM2のドレインには電源電圧Vddが印加され、そのソースはフローティングディフュージョンFDに接続されている。リセットトランジスタM2のオンによって、フローティングディフュージョンFDの電圧は電源電圧Vddにリセットされる。
第2のチップ21には、カラムADCブロック211が備えられており、カラムADC211は列信号線202aまたは202bに接続されている。さらに、第2のチップ21には、行走査回路212、列走査回路213aおよび213b、切り替えスイッチ216、フレームメモリ217および動きベクトル検出部118が備えられている。
タイミング制御回路214は、行走査回路212、列走査回路213a,213bおよびカラムADCブロック211の動作タイミングを制御する。行走査回路212は各行の走査を行い、列走査回路213a,213bはそれぞれ各列の走査を行う。
水平信号線215a,215bはそれぞれ、列走査回路213a,213bで制御されるタイミングに応じてカラムADCブロック211の出力信号(撮像信号)を転送する。
切替えスイッチ216は、水平信号線215bに出力される撮像信号を動きベクトル検出部118および信号処理部126のいずれか一方に選択的に出力するためのスイッチである。なお、水平信号線215aに転送された撮像信号は信号処理部126に出力される。
図3を用いて、第1のチップ20における列信号線202aまたは202bによる画素選択を説明する。図3には、6行×8列の画素部が示されており、ここでは各画素はベイヤ配列されている。
撮像素子125では、静止画生成に用いられる静止画撮像信号の読み出し(第1の信号読み出し)と動きベクトル検出のために用いられる動画撮像信号の読み出し(第2の信号読み出し)とを同時に行うことができるように、読み出し行を分けている。つまりは、切替えスイッチ216を切替え制御して、水平信号線215bを信号処理部126とフレームメモリ217とに選択的に接続する。これにより、静止画撮像信号は列信号線202aに出力され、動画撮像信号は列信号線202bに出力される。
図3において、行番号1および2は静止画撮像信号を出力する画素行(第1の画素群)を示し、行番号3〜8は動きベクトルの検出に用いられる動画撮像信号を出力する画素行(第2の画素群)を示す。図示の例では、読み出し走査が行単位で順次行われて、8行単位で繰り返し読み出し走査が行われる。以下の説明において、撮像素子125において静止画撮像信号を出力する動作モードを第1の撮像モードといい、動画撮像信号を出力する動作モードを第2の撮像モードという。
動きベクトル検出のための第2の撮像モードでは、フレームレートを重視するために、垂直方向での同色4画素中の3画素を間引いて残りの1画素のみを出力(読み出し)する。一方、静止画の画質を重視する第1の撮像モードにおいては、垂直方向での同色4画素中の1画素のみを間引いて残りの3画素を加算して出力(読み出し)する。言い換えれば、第1の撮像モードでは、第1の画素群からの出力を第1のフレームレートに対応する第1の読み出し周期で読み出す。一方、第2の撮像モードでは、第2の画素群からの出力を第1のフレームレートより速い第2のフレームレートに対応する、第1の読み出し周期より短い第2の読み出し周期で読み出す。
このように選択行ごとに撮像信号を使い分けることによって、異なる電荷蓄積時間でデータサイズの異なるフレームレートの撮像信号を取得することが可能となる。
列信号線202a,202bに出力された電圧信号(アナログ信号)は、図2(B)に示したカラムADCブロック211においてアナログ信号からデジタル信号としての撮像信号に変換される。カラムADCブロック211からの撮像信号は、列走査回路213aまたは213bによってカラムADCブロック211から水平信号線215aに読み出される。水平信号215aに読み出された撮像信号は、信号処理部126に出力される。
一方、水平信号線215bに読み出された撮像信号は、切替えスイッチ216に出力され、信号処理部126またはフレームメモリ217に出力される。なお、切替えスイッチ216による切り替えはフレーム単位で行われる。
フレームメモリ217は、水平信号線215bから出力された撮像信号を一時的に記憶する。動きベクトル検出部118は、現在の映像信号である現フレーム画像に含まれる輝度信号と、フレームメモリ217に記憶された1フレーム(またはフィールド前の映像信号である前フレーム画像の画素値(輝度値)に基づいて動きベクトル量を検出する。動きベクトル検出部118によって検出された動きベクトルのデータは、CPU101内のDC成分除去フィルタ104に出力される。
フレーム画像間で動きベクトルを検出する方法としては、例えばブロックマッチング法が用いられる。ブロックマッチング法では、基準画像となる現フレーム画像を複数のブロックに分割する。そして、ブロック単位で参照画像としての前フレーム画像との輝度値の差を計算し、この差の絶対値の和が最小となる前フレーム画像内のブロックを探索する。そして、これら互いに対応するブロック間の相対的なずれの大きさと方向をそのブロックの動きベクトルとして検出する。
図4(A)には、現フレーム画像を動きベクトル検出のための複数のブロック400に分割した状態を示している。図4(B)は、前フレーム画像とのブロックごとの輝度値の差から得られた動きベクトルを示している。図4(A)に示すように、現フレーム画像内に移動する被写体像(移動体像)401が存在する場合、該被写体像の領域における動きベクトルは、図4(B)に示すように他のブロックの動きベクトルとは方向および大きさが異なる。
このとき、X方向(画像横方向)とY方向(画像縦方向)のヒストグラム(度数分布)は、図5(A)に示すように2つのピークが存在する形となる。これら2つのピークのうちいずれがカメラ振れに応じた動きベクトルでいずれが被写体の移動に応じた動きベクトル(カメラ振れに応じた動きベクトルが重畳されている)かの判定について説明する。
図5(B)は、フレーム画像内に不動の被写体のみが存在する場合の動きベクトルをヒストグラムで示している。フレーム画像内に不動の被写体のみが存在する場合は、度数0を中心として動きベクトル量が分布するのに対し、移動する被写体がフレーム画像内に存在する場合は、度数0から離れたところに動きベクトル度数のピークがある。つまり、度数0をクロスするカウントが異なる。そこで、0クロスカウンタを設定し、所定値以上の度数ピークであれば、カメラ振れのみに応じた動きベクトルであると判定する。そして、この判定に基づいて、移動する被写体に応じた動きベクトルも判定することができる。
ここで、動きベクトルの情報から被写体の角速度を算出する方法について、図6を用いて説明する。本実施例では、静止画撮像前までの被写体の角速度を算出しておき、静止画撮像時に、静止画撮像前の被写体の角速度とカメラのパンニングの角速度との差分を求めることで、静止画撮像時の被写体の角速度と推定する。
つまり、図6において、時刻t0から時刻t1は静止画撮像前を示している。この静止画撮像前における被写体の角速度600を、動きベクトル検出部(動きベクトル検出手段)118により検出された動きベクトルの大きさを角速度に変換することで求める。また、静止画撮像前におけるカメラの角速度601を、振れ検出部(角速度センサ)102から得る。これらの2つの角速度600,601を加算すると、静止画撮像前の被写体の角速度を求めることができる。
そして、時刻t=tnで開始される静止画撮像時には、カメラの角速度602と静止画撮像中の被写体の角速度603との差分604を、補正レンズ115により補正すべき角速度(以下、補正角速度という)として求める。
このように、前述した第1および第2の撮像モードでの撮像信号を同時読み出しできない撮像素子を用いると、静止画撮像中に被写体の角速度を得ることができない。このため、静止画撮像中は静止画撮像前に取得した被写体の角速度を用いて求めた補正角速度に基づいて補正レンズ115のシフト駆動を制御する。
しかし、流し撮りにおいて連続撮像を行って複数の静止画を取得する場合には、最初の静止画の取得よりも後の静止画の取得時に、該流し撮り連続撮像中の被写体の角速度やカメラのパンニング角速度の変化によって補正角速度に誤差が生じてしまう。
この点、本実施例では、第1および第2の撮像モードでの撮像信号の同時読み出しが可能な撮像素子125を用いる。このため、流し撮り連続撮像中において、第1の撮像モードよりも高速な第2のフレームレートで読み出しを行う第2の撮像モードでの撮像信号を用いて動きベクトルを検出し、該動きベクトルから被写体の角速度を算出することができる。したがって、流し撮り連続撮像中に被写体の角速度やカメラのパンニング角速度が変化しても補正角速度に生ずる誤差を小さく抑えることができる。
被写体角速度演算部119は、動きベクトル検出部118の出力である動きベクトルを被写体の角速度に変換する。ここで、動きベクトルから被写体の角速度への変換について図7を用いて説明する。
図7に示すように、被写体の動きの角変位をθ[deg]とし、被写体距離をLとし、撮像倍率をβとし、被写体の動き量をDとすると、(1)式が成り立つ。
D=βLθπ/180 ・・・(1)
したがって、被写体の動き速度をVとし、角速度をωとすると、(2)式が成り立つ。
V=βLωπ/180 ・・・(2)
ここで、(2)式をωについて整理すると、(3)式が求まる。
ω=180V/(βLπ) ・・・(3)
被写体角速度演算部119は、(3)式を用いて、第2のフレームレートに対応する第2の読み出し周期ごとに動きベクトルから被写体の角速度を算出して、被写体角速度制御部120に出力する。
被写体角速度制御部120は、所定の演算処理を行った結果を被写体追尾制御部123に供給する。被写体角速度制御部120は、被写体角速度演算部119の出力を、変更可能なゲインで増幅する増幅器および位相補償フィルタで構成されている。
被写体追尾制御部123は、ズーム位置検出部121、被写体検出部122、積分器106および被写体角速度制御部120の出力から、被写体の角速度の補正量に適用するゲインK124を調整する。
次に、ゲインK124の決め方について説明する。ゲインK124は、加算器109にフィードバックされることで補正レンズ115の制御量が過補正気味になる場合には減少させる。例えば、動きベクトルの検出が低コントラスト被写体のように動きベクトルを正確に検出できないといった信頼性の低い条件で行われた場合は、K124を1倍よりも小さくして補正レンズ115の制御量を減少させる。これは、主被写体の動きベクトルを誤検出した状態での被写体の角速度を補正レンズ115にフィードバックすると補正レンズ115の制御量が過補正気味になり、かえってぶれた画像が取得されるので、これを防ぐためである。
また、ゲインK124は補正レンズ115のシフト位置に応じて減少させる。図8(A)は、補正レンズ115に対するゲインK124の特性を示している。図8(B)は、補正レンズ115のシフト駆動範囲を示している。本実施例では、静止画撮像前においては手振れ等のカメラ振れに起因する像振れを補正する防振制御を補正レンズ115に対して行うので、補正レンズ115を常に撮像光学系114の光軸中心位置からシフト駆動する。このため、静止画撮像時に被写体追尾制御部123の出力を加算して補正レンズ115をシフト駆動すると、補正レンズ115が駆動限界801に達してしまい、制御が不安定となる。これを防ぐために、積分器106の出力を用いて補正レンズ115のシフト位置を周期ごとに観測し、予め設定された閾値(所定位置)800を超えて補正レンズ115がシフト駆動されている場合はゲインK124を減少させる。
本実施例では、静止画撮像前の動画(ライブビュー映像)においてカメラ振れによる像振れを補正するように防振制御を行う。しかし、静止画撮像前は補正レンズ115を撮像光学系114の光軸中心位置802に固定しておき、静止画撮像時にのみ防振制御を行ってもよい。
信号処理部126は、撮像素子125から出力された撮像信号に対して各種処理を行うことで静止画を生成し、画像メモリ127に供給する。また、信号処理部126は、撮像素子125から得られた撮像信号からNTSCフォーマット等に準拠した映像信号(動画)を生成して画像メモリ127に供給する。画像メモリ127に供給された静止画や動画は、記録媒体128に保存されたり表示デバイス129に表示されたりする。
次に、図9のフローチャートを用いて、カメラの起動(電源投入)後に所定の割込み周期で行われる被写体角速度の検出から流し撮りアシストのための補正レンズ115のシフト駆動までの撮像制御処理について説明する。コンピュータとしてのCPU101は、コンピュータプログラムである撮像制御プログラムに従って本処理を実行する。
ステップS900では、CPU101は、カメラにおいて流し撮り撮像モードが設定されているか否かを判定する。流し撮り撮像モードはユーザがスイッチやダイヤル等の入力部材の操作を通じて設定できるようにしてもよいし、カメラ内の振れ検出部102を通じたパンニング検出に応じて自動で設定されるようにしてもよい。流し撮り撮像モードが設定されていればステップS901に進み、設定されていなければ、流し撮りアシストは行わないので、本処理を終了する。この場合は、CPU101は、カメラ振れに対する防振制御のみを行う。
ステップS901では、CPU101は、被写体検出部122により被写体の検出が可能か否かを判定する。被写体を検出可能であればステップS902に進み、検出不可能であればステップS907に進む。ステップS907では、CPU101は、ゲインK124の設定値を1よりも十分小さい値とし、過補正を防ぐ。
ステップS902では、CPU101は、動きベクトル検出部118に現フレーム画像と前フレーム画像との間で動きベクトルを検出させ、被写体角速度演算部119に上述した(3)式を用いて被写体の移動角を算出させる。その後、ステップS903に進む。
ステップS903では、CPU101は、被写体角速度制御部120に、ステップS902で算出された被写体の角速度に対して増幅器および位相補償フィルタによる処理を行わせて、補正レンズ115の適切な制御特性が得られるように調整を行わせる。そして、ステップS904に進む。
ステップS904では、CPU101は、動きベクトルの検出精度、つまりは信頼度が所定値より高いか否かを判定する。信頼度が所定値より高ければステップS905に進み、信頼度が所定値より低ければステップS907に進む。前述したように、低コントラスト被写体等のように検出された動きベクトルの信頼度が低い場合は、ゲインK124を1より十分小さい値に設定し、過補正を防ぐ。
ステップS905では、CPU101は、補正レンズ115の位置が予め設定した閾値800以内(所定範囲内)であるか否かを判定する。閾値800以内であればステップS906に進む。また、閾値800を超えていれば、ステップS907へ進み、ゲインKを除々に1より小さい値に設定する。これにより、補正レンズ115が駆動限界801に達することを防ぐ。
ステップS906では、動きベクトルの信頼性が高く、かつ補正レンズ115の位置も閾値800以内であるので、CPU101は、ゲインK124を1倍に設定し、ステップS908に進む。
ステップS908では、CPU101は、振れ検出部102の出力から求めたカメラ振れに対する補正レンズ115の制御量と、動きベクトルから求めた被写体の角速度に対する補正レンズ115の制御量とを加算する。そして、この加算結果を補正レンズ115の全制御量として制御フィルタ演算部110へ出力させる。これにより、防振制御と流し撮りアシスト制御とが行われる。
以上説明したように、本実施例では、第1および第2の撮像モードでの撮像信号の同時読み出しが可能な撮像素子125を用いている。これにより、第2の撮像モードにおいて高速な第2のフレームレートで読み出された撮像信号を用いて動きベクトルを検出し、該動きベクトルから被写体の角速度を算出することができる。したがって、流し撮り連続撮像中において第2のフレームレートに対応する第2の読み出し周期ごとに演算される被写体の角速度を用いた流し撮りアシストを行うことができる。つまり、流し撮り連続撮像中に高精度な被写体の角速度の情報を用いて補正レンズ115をフィードバック制御することができるので、流し撮り連続撮像により取得される複数の静止画の全てにおいて良好な流し撮りアシスト効果を得ることができる。
なお、撮像素子125は、設定されたシャッター速度に応じて第1および第2のフレームレートを変更できるようにしてもよい。
また、撮像素子125は、動きベクトルに応じて第1および第2のフレームレートを変更できるようにしてもよい。
さらに、 CPU101は、撮像光学系の焦点距離に応じて補正レンズ115の駆動の制御量を減少させるようにしてもよい。
また上記実施例では、補正レンズ115を撮像光学系114の光軸に対してシフトさせることで流し撮りアシストや防振を行う場合について説明した。しかし、撮像素子125をシフト素子として光軸に対してシフト可能とすることで流し撮りアシストや防振を行うようにしてもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
101 CPU
102 振れ検出部
125 撮像素子
118 動きベクトル検出部

Claims (9)

  1. 撮像素子で検出された静止画撮像に用いられる第1の撮像信号の読み出しと、前記第1の撮像信号の読み出し周期よりも短い読み出し周期で読み出される、前記撮像素子と同一の撮像素子で検出された第2の撮像信号の読み出しとを同時に行う画像処理装置であって、
    前記第1の撮像信号より生成される静止画の撮像期間内において、前記第2の撮像信号により生成された動きベクトルを用いてカメラ振れに起因する像振れを補正する光学素子を制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記撮像素子は、被写体像の受光側に積層された画素部を形成する第1のチップと、前記第1の撮像信号と前記第2の撮像信号を同時に読み出す画素駆動回路が形成された第2のチップと、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記動きベクトルの信頼度が所定値より低い場合は、前記光学素子の駆動の制御量を減少させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記光学素子の位置が所定範囲を超えている場合は、前記光学素子の駆動の制御量を減少させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  5. 前記撮像素子は、設定されたシャッター速度に応じて前記第1の撮像信号を取得する第1のフレームレートおよび前記第2の撮像信号を取得する第2のフレームレートを変更することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記撮像素子は、前記動きベクトルに応じて前記第1の撮像信号を取得する第1のフレームレートおよび前記第2の撮像信号を取得する第2のフレームレートを変更することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記制御手段は、撮像光学系の焦点距離に応じて前記光学素子の駆動の制御量を減少させることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 撮像素子で検出された静止画撮像に用いられる第1の撮像信号の読み出しと、前記第1の撮像信号の読み出し周期よりも短い読み出し周期で読み出される、前記撮像素子と同一の撮像素子で検出された第2の撮像信号の読み出しとを同時に行える撮像素子と、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の画像処理装置と、を有することを特徴とする撮像装置。
  9. 撮像素子で検出された静止画撮像に用いられる第1の撮像信号の読み出しと、前記第1の撮像信号の読み出し周期よりも短い読み出し周期で読み出される、前記撮像素子と同一の撮像素子で検出された第2の撮像信号の読み出しとを同時に行える撮像素子を有する撮像装置のコンピュータに画像処理を行わせるコンピュータプログラムであって、
    前記画像処理は、
    前記第1の撮像信号より生成される静止画の撮像期間内において、前記第2の撮像信号より生成された動きベクトルを用いてカメラ振れに起因する像振れを補正する光学素子を制御することを特徴とする画像処理プログラム。
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