JP6642808B2 - 音声入力システム、音声入力装置および音声入力プログラム - Google Patents

音声入力システム、音声入力装置および音声入力プログラム Download PDF

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Description

本発明は、マイクを介して音声を入力する音声入力システム、音声入力装置および音声入力プログラムに関する。
従来の音声入力システムとして、マイクを備える音声入力装置と、音の生じる動作(以下「音発生動作」と言う。)を実行する電子機器とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。従来の音声入力システムにおいては、マイクを介した音声の入力の開始指示が受け付けられると、電子機器の有するセンサーのセンシング結果または電子機器の制御状態の少なくとも一方に基づいて音発生動作に緊急性が無いと判定した場合、音発生動作の実行を抑える。
特開2016−200782号公報
しかしながら、従来の音声入力システムにおいては、電子機器の音発生動作に緊急性が無い場合には、音発生動作によって生じる音が音声入力装置による音声の入力を阻害しないときであっても、音発生動作の実行が抑えられるので、電子機器における動作の実行が必要以上に抑えられる可能性があるという問題がある。
そこで、本発明は、音声入力装置による音声の入力のために電子機器による処理の実行が必要以上に抑えられることを防ぐことができる音声入力システム、音声入力装置および音声入力プログラムを提供することを目的とする。
本発明の音声入力システムは、マイクを備える音声入力装置と、複数の電子機器とを備える。前記音声入力装置は、前記マイクを介して音声を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段による音声の入力の開始指示を受け付ける開始指示受付手段と、前記複数の電子機器に指示を送信する指示送信手段とを備える。前記複数の電子機器は、前記指示のうち前記音声入力手段による音声の入力に基づく処理実行指示の対象である第1の電子機器と、前記音声入力指示の対象ではない1以上の第2の電子機器とを含む。前記指示送信手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が特定の音量を超える場合に、処理の実行を抑えさせるための処理抑指示を前記指示として前記複数の電子機器に送信し、前記音声入力手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が前記特定の音量以下である場合に、音声の入力を開始し、前記指示送信手段は、前記処理実行指示を前記第1の電子機器に送信し、前記第1の電子機器は、前記指示送信手段から送信された前記処理実行指示を受け付けることを特徴とする。
この構成により、本発明の音声入力システムは、音声の入力の開始指示の音声入力装置による受け付け後にマイクの入力音量が特定の音量以下である場合に、処理の実行を抑えさせるための処理抑指示を音声入力装置から複数の電子機器に送信せずに、音声入力装置による音声の入力を開始するので、音声入力装置による音声の入力のために複数の電子機器の各々による処理の実行が必要以上に抑えられることを防ぐことができる。
本発明の音声入力システムは、音声の入力を阻害する阻害処理を管理する阻害処理管理手段を備え、前記指示送信手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が前記特定の音量を超える場合に、前記阻害処理管理手段によって管理されている前記阻害処理の実行を禁止させるための実行禁止指示を前記処理抑指示として前記複数の電子機器に送信し、前記阻害処理管理手段は、前記実行禁止指示の送信後に特定のタイミングまで前記マイクの入力音量が前記特定の音量を超える場合に、前記特定のタイミングに前記複数の電子機器の各々によって実行されていた処理を前記阻害処理として管理しても良い。
この構成により、本発明の音声入力システムは、音声の入力の開始指示の音声入力装置による受け付け後にマイクの入力音量が特定の音量を超える場合に、音声の入力を阻害する阻害処理として管理している処理の実行を禁止させるための実行禁止指示が音声入力装置によって複数の電子機器に送信されるので、複数の電子機器の各々によって実行される処理によって音声入力装置による音声の入力が阻害される可能性を低減することができる。
本発明の音声入力システムにおいて、前記指示送信手段は、前記音声入力手段による音声の入力が終了すると、前記阻害処理の実行の禁止を解除する実行禁止解除指示を前記指示として前記複数の電子機器に送信し、前記複数の電子機器は、前記実行禁止指示を受け付けると、前記実行禁止解除指示を受け付けるまで、前記阻害処理を実行しなくても良い。
この構成により、本発明の音声入力システムは、音声入力装置による音声の入力が終了すると、音声の入力を阻害する阻害処理の実行の禁止を解除する実行禁止解除指示が音声入力装置によって複数の電子機器に送信されるので、音声入力装置による音声の入力が終了するまで、複数の電子機器の各々に阻害処理を停止させておくことができる。
本発明の音声入力システムにおいて、前記電子機器は、通常モードと、前記通常モードと比較して少なくとも1つの処理の実行が抑えられる静音モードとに少なくとも移行可能であり、前記指示送信手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が前記特定の音量を超える場合に前記阻害処理管理手段が前記阻害処理を管理していないときと、前記実行禁止指示の送信後に前記特定のタイミングまで前記マイクの入力音量が前記特定の音量を超える場合とに、前記静音モードに移行させるための静音モード移行指示を前記処理抑指示として前記複数の電子機器に送信しても良い。
この構成により、本発明の音声入力システムは、音声の入力の開始指示の音声入力装置による受け付け後にマイクの入力音量が特定の音量を超える場合に阻害処理を管理していないときと、音声入力装置による複数の電子機器への実行禁止指示の送信後に特定のタイミングまでマイクの入力音量が特定の音量を超える場合とに、静音モード移行指示が音声入力装置によって複数の電子機器に送信されるので、音声入力装置による音声の入力中に複数の電子機器の各々による処理が停止されずに静かに実行される可能性を向上することができる。すなわち、本発明の音声入力システムは、音声入力装置による音声の入力のために複数の電子機器の各々による処理の実行が必要以上に禁止される可能性を低減することができる。
本発明の音声入力システムにおいて、前記阻害処理管理手段は、前記阻害処理を前記第1の電子機器に対応させて管理しても良い。
この構成により、本発明の音声入力システムは、複数のMFPが散在している場合、いずれのMFPを音声の入力により操作するとしても、適切に複数の電子機器による処理の実行を抑制することができる。
本発明の音声入力システムにおいて、前記阻害処理管理手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け直後に前記マイクの入力音量が前記特定の音量以下である場合に、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け直後に前記複数の電子機器の各々によって実行されている処理を前記阻害処理ではない処理として管理しても良い。
この構成により、本発明の音声入力システムは、音声の入力の開始指示の音声入力装置による受け付け直後にマイクの入力音量が特定の音量以下である場合に、音声の入力の開始指示の音声入力装置による受け付け直後に複数の電子機器の各々によって実行されている処理を阻害処理ではない処理として管理するので、阻害処理の管理の正確性を向上することができる。したがって、本発明の音声入力システムは、音声入力装置による音声の入力のために複数の電子機器の各々による処理の実行が必要以上に禁止される可能性を低減することができる。
本発明の音声入力システムにおいて、前記阻害処理管理手段は、前記阻害処理として管理している処理と前記阻害処理ではないとして管理している処理とが重複する場合、前記重複する処理を前記阻害処理ではない処理としてのみ管理しても良い。
この構成により、本発明の音声入力システムは、阻害処理として管理されている処理であっても、入力音量が特定の音量以下であることが明らかになった処理については、音声の入力を阻害しない処理として管理することができる。
本発明の音声入力システムにおいて、前記阻害処理管理手段は、前記阻害処理ではない処理を前記第1の電子機器に対応させて管理しても良い。
この構成により、本発明の音声入力システムは、複数のMFPが散在している場合、いずれのMFPを音声の入力により操作するとしても、適切に複数の電子機器による処理の実行を抑制することができる。
本発明の音声入力システムにおいて、前記阻害処理管理手段は、前記複数の電子機器の各々が前記阻害処理を実行していた時点での前記マイクの入力音量を前記阻害処理に関連付けて管理し、前記指示送信手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が前記特定の音量を超える場合に、前記阻害処理管理手段によって関連付けられている入力音量が大きい前記阻害処理から順番に前記実行禁止指示を前記順番に応じた前記阻害処理に対応する電子機器に送信しても良い。
この構成により、本発明の音声入力システムは、音声の入力の開始指示の音声入力装置による受け付け後にマイクの入力音量が特定の音量を超える場合に、関連付けられている入力音量が大きい阻害処理から順番に実行禁止指示が音声入力装置によって順番に応じた阻害処理に対応する電子機器に送信されるので、管理している阻害処理の全ての実行が禁止される可能性を低減することができる。
本発明の音声入力システムにおいて、前記指示送信手段は、ピアツーピア方式の第1の無線通信により前記第1の電子機器に前記処理実行指示を送信し、ネットワークを介する第2の無線通信により前記第1の電子機器及び前記第2の電子機器に前記処理抑指示を送信しても良い。
この構成により、本発明の音声入力システムは、音声入力装置による音声の入力が実行される場所が、処理実行指示の対象となる電子機器の近傍に限定されることにより、複数の電子機器の処理毎の入力音声の変動を低減することができるので、適切に複数の電子機器による処理の実行を抑制することができる。
本発明の音声入力システムにおいて、前記音声入力装置は、前記第1の電子機器に装着されている入力装置であっても良い。
この構成により、電子機器の操作部を音声入力装置として使用することができる。
本発明の音声入力装置は、マイクと、前記マイクを介して音声を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段による音声の入力の開始指示を受け付ける開始指示受付手段と、複数の電子機器に指示を送信する指示送信手段とを備える。前記指示送信手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が特定の音量を超える場合に、処理の実行を抑えさせるための処理抑指示を前記指示として前記複数の電子機器に送信し、前記音声入力手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が前記特定の音量以下である場合に、音声の入力を開始し、前記指示送信手段は、前記複数の電子機器のうち、前記音声入力手段による音声の入力に基づく前記指示としての処理実行指示の対象である第1の電子機器に前記処理実行指示を送信することを特徴とする。
この構成により、本発明の音声入力装置は、音声の入力の開始指示の受け付け後にマイクの入力音量が特定の音量以下である場合に、処理の実行を抑えさせるための処理抑指示を複数の電子機器に送信せずに、音声の入力を開始するので、音声の入力のために複数の電子機器の各々による処理の実行が必要以上に抑えられることを防ぐことができる。
本発明の音声入力プログラムは、マイクを備えるコンピューターに、前記マイクを介して音声を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段による音声の入力の開始指示を受け付ける開始指示受付手段と、複数の電子機器に指示を送信する指示送信手段とを実現させる。前記指示送信手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が特定の音量を超える場合に、処理の実行を抑えさせるための処理抑指示を前記指示として前記複数の電子機器に送信し、前記音声入力手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が前記特定の音量以下である場合に、音声の入力を開始し、前記指示送信手段は、前記複数の電子機器のうち、前記音声入力手段による音声の入力に基づく前記指示としての処理実行指示の対象である第1の電子機器に前記処理実行指示を送信することを特徴とする。
この構成により、本発明の音声入力プログラムを実行するコンピューターは、音声の入力の開始指示の受け付け後にマイクの入力音量が特定の音量以下である場合に、処理の実行を抑えさせるための処理抑指示を複数の電子機器に送信せずに、音声の入力を開始するので、音声の入力のために複数の電子機器の各々による処理の実行が必要以上に抑えられることを防ぐことができる。
本発明の音声入力システム、音声入力装置および音声入力プログラムは、音声入力装置による音声の入力のために電子機器による処理の実行が必要以上に抑えられることを防ぐことができる。
本発明の一実施の形態に係る音声入力システムのブロック図である。 図1に示す音声入力装置のブロック図である。 図2に示す対象機器情報の一例を示す図である。 図2に示すノイズ原因処理テーブルの一例を示す図である。 図2に示す小音量処理テーブルの一例を示す図である。 図1に示すMFPのブロック図である。 音声を入力する場合の図2に示す音声入力装置の動作の一部のフローチャートである。 図7に示す動作の続きの動作のフローチャートである。 図8に示す動作の続きの動作のフローチャートである。 図1に示すMFPの動作のフローチャートである。 図2に示すノイズ原因処理テーブルの図4に示す例とは異なる一例を示す図である。 図9に示す動作の変形例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本発明の一実施の形態に係る音声入力システムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る音声入力システム10のブロック図である。
図1に示すように、音声入力システム10は、音声入力装置20と、電子機器としてのMFP(Multifunction Peripheral)30とを備えている。
音声入力システム10は、MFP30と同様のMFPを、MFP30以外に少なくとも1つ備えることが可能である。
音声入力装置20は、MFP30と接続して音声の入力によりMFP30を操作することができる。本実施の形態において、MFP30は、音声入力装置20からの音声の入力に基づく指示の対象であるものとし、MFP30以外のMFP(以降、「他のMFP」と記載する。)は、音声入力指示の対象ではないものとする。また、音声入力システム10は、他のMFPを複数備えていても良い。
図2は、音声入力装置20のブロック図である。
図2に示すように、音声入力装置20は、種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部21と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部22と、マイク23と、スピーカー24と、ネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部25と、各種の情報を記憶する半導体メモリー、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部26と、音声入力装置20全体を制御する制御部27とを備えている。音声入力装置20は、例えば、スマートフォンやタブレットなどのコンピューターによって構成されても良い。
通信部25は、ピアツーピア方式による近距離無線通信(例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fiダイレクト等)によってMFP30と接続することができる。また、通信部25は、ネットワークを介する無線通信(例えば、無線LAN(Wireless Local Area Network)等)によってMFP30や、MFP30以外のMFPと接続することができる。このため、音声入力装置20は、MFP30とピアツーピア方式の近距離無線通信を行うことができる位置関係にあるとき、音声の入力によりMFP30を操作することができる。
操作部21には、音声の入力の開始指示を受け付けるための音声入力開始ボタン21aが含まれている。
記憶部26は、マイク23を介して音声を入力するための音声入力プログラム26aを記憶している。音声入力プログラム26aは、音声入力装置20の製造段階で音声入力装置20にインストールされていても良いし、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの外部の記憶媒体から音声入力装置20に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上から音声入力装置20に追加でインストールされても良い。
記憶部26は、音声入力装置20の処理の対象のMFPを示す対象機器情報26bを記憶可能である。
図3は、対象機器情報26bの一例を示す図である。
図3に示すように、対象機器情報26bには、MFPの識別情報(以下「機器ID」と言う。)と、MFPのIP(Internet Protocol)アドレスとの組み合わせが示されている。図3に示す対象機器情報26bには、機器ID「A」のMFPと、機器ID「B」のMFPとが示されている。なお、対象機器情報26bに示されるMFPは、例えば、操作部21を介して利用者によって指定される。
図2に示すように、記憶部26は、音声の入力を阻害する阻害処理、すなわち、音声の入力に対するノイズの原因の処理を示すノイズ原因処理テーブル26cを記憶可能である。
図4は、ノイズ原因処理テーブル26cの一例を示す図である。
図4に示すように、ノイズ原因処理テーブル26cには、MFPの機器IDと、MFPによって実行されていた処理の処理名と、マイク23の入力音量との組み合わせが示されている。図4に示すノイズ原因処理テーブル26cでは、例えば、機器ID「A」と、処理名「a」と、入力音量「80dB」との組み合わせが示されている。なお、処理名は、図4においては、「a」、「b」、「c」など、小文字のアルファベットの1文字で示しているが、実際には「キャリブレーション」、「印刷」など、具体的な処理名が示される。なお、音声入力装置20は、操作されるMFPとピアツーピア方式の近距離無線通信が可能な位置にあるので、例えば、MFP30と他のMFPが同じフロア内に散在している場合、いずれのMFPを音声の入力により操作するかで、入力音量は異なる。そこで、本実施の形態において、ノイズ原因処理テーブル26cは、音声入力装置20からの音声の入力により操作されるMFP毎に作成される。
制御部27は、例えば、操作部21からの指示に応じて、ノイズ原因処理テーブル26cの内容を表示部22に表示することができる。したがって、利用者は、阻害処理に対するマイク23の入力音量などの情報を確認することができる。
図2に示すように、記憶部26は、音声の入力を阻害しない処理、すなわち、小音量の処理を示す小音量処理テーブル26dを記憶可能である。
図5は、小音量処理テーブル26dの一例を示す図である。
図5に示すように、小音量処理テーブル26dには、MFPの機器IDと、MFPによって実行されていた処理の処理名と、マイク23の入力音量との組み合わせが示されている。図5に示す小音量処理テーブル26dでは、例えば、機器ID「A」と、処理名「c」と、入力音量「40dB」との組み合わせが示されている。なお、本実施の形態において、小音量処理テーブル26dは、ノイズ原因処理テーブル26cと同様に、音声入力装置20からの音声の入力により操作されるMFP毎に作成される。
制御部27は、例えば、操作部21からの指示に応じて、小音量処理テーブル26dの内容を表示部22に表示することができる。したがって、利用者は、阻害処理ではない処理に対するマイク23の入力音量などの情報を確認することができる。
図2に示す制御部27は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部26に記憶されているプログラムを実行する。
制御部27は、音声入力プログラム26aを実行することによって、マイク23を介して音声を入力する音声入力手段27aと、音声入力手段27aによる音声の入力の開始指示を受け付ける開始指示受付手段27bと、MFP30に指示を送信する指示送信手段27cと、音声の入力を阻害する阻害処理を管理する阻害処理管理手段27dとを実現する。
図6は、MFP30のブロック図である。
図6に示すように、MFP30は、種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部31と、種々の情報を表示するLCDなどの表示デバイスである表示部32と、用紙などの記録媒体に画像を印刷する印刷デバイスであるプリンター33と、原稿から画像を読み取る読取デバイスであるスキャナー34と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線経由でファックス通信を行うファックスデバイスであるファックス通信部35と、ネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部36と、各種の情報を記憶する半導体メモリー、HDDなどの不揮発性の記憶デバイスである記憶部37と、MFP30全体を制御する制御部38とを備えている。
通信部36は、ピアツーピア方式による近距離無線通信(例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fiダイレクト等)によって音声入力装置20と接続することができるし、ネットワークを介する無線通信(例えば、無線LAN等)によって音声入力装置20と接続することもできる。なお、MFP30と同様のMFP30以外のMFPの通信部は、ネットワークを介する無線通信(例えば、無線LAN等)によって音声入力装置20と接続することができる。
制御部38は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部37に記憶されているプログラムを実行する。
なお、MFP30によって実行される処理のうち、音声入力装置20による音声の入力に対するノイズの原因となる可能性がある処理としては、例えば、プリンター33によって記録媒体に印刷される色の再現性を向上するためのプリンター33の色調整の処理としての「キャリブレーション」や、印刷データに応じた画像をプリンター33によって記録媒体に印刷する処理としての「印刷」などが存在する。
MFP30は、通常モードと、通常モードと比較して多くの処理の実行が抑えられる静音モードとに少なくとも移行可能である。静音モードでは、例えば、「キャリブレーション」が実行されず、「印刷」が通常モードより静かに実行される。
次に、音声入力システム10の動作について説明する。
図7〜図9は、音声を入力する場合の音声入力装置20の動作のフローチャートである。本実施の形態では、音声入力装置20を持つ利用者がMFP30の近傍(つまり、音声入力装置20とMFP30とが互いにピアツーピア方式の近距離無線通信を行うことができる位置関係にある。)で、音声の入力によってMFP30を操作しようとしているものとする。従って、音声入力装置20は、MFP30用のノイズ原因処理テーブル26c及び小音量処理テーブル26dを使用する。また、図7に示すフローチャートのS101の前又は音声の入力を開始する前に、音声入力装置20とMFP30とのピアツーピア方式の近距離無線通信の接続を確立しているものとする。また、MFP30及び他のMFP(ここでは、他のMFPが複数あるものとして説明する。)は、対象機器情報26bに含まれるものとする。
利用者は、音声入力装置20の音声入力開始ボタン21aを押すことができる。音声入力装置20の開始指示受付手段27bは、音声入力開始ボタン21aが押されると、音声入力手段27aによる音声の入力の開始指示を受け付け、図7〜図9に示す動作を実行する。なお、音声入力開始ボタン21aは、ハードウェアキーでも良いし、表示部22に表示される画面上に生成されたソフトウェアキーでも良い。
図7〜図9に示すように、音声入力手段27aは、表示部22に表示する画面によって、マイク23を介した音声の入力の待機の指示を通知する(S101)。したがって、利用者は、マイク23への音声の入力を開始することを待機することができる。
次いで、指示送信手段27cは、マイク23の入力音量が特定の音量(以下「許容上限音量」と言う。)以下であるか否かを判断する(S102)。ここで、許容上限音量は、マイク23を介した音声の入力を阻害しない最大の入力音量である。
阻害処理管理手段27dは、マイク23の入力音量が許容上限音量以下である、すなわち、音声入力装置20の周囲の音の大きさが許容上限音量以下であるとS102において判断されると、マイク23の入力音量を記憶する(S103)。
次いで、指示送信手段27cは、実行中の処理の処理名を記憶させるための処理名記憶指示を、対象機器情報26bに示されるMFPの全て(すなわち、MFP30及び他のMFPの全て)に送信する(S104)。ここで、指示送信手段27cは、処理名記憶指示の送信先のアドレスとして、対象機器情報26bに示されるIPアドレスを利用する。
図10は、MFPの動作のフローチャートである。
図10に示すように、MFPの制御部は、指示を受信したと判断するまで、指示を受信したか否かを判断する(S201)。
MFPの制御部は、指示を受信したとS201において判断すると、受信した指示の種類を判断する(S202)。
MFPの制御部は、受信した指示の種類が処理名記憶指示であるとS202において判断すると、実行中の処理の処理名をMFP自身の記憶部に記憶して(S203)、S201の処理を実行する。
図7〜図9に示すように、音声入力手段27aは、S104の処理の後、表示部22に表示する画面と、スピーカー24から出力する音声とによって、マイク23を介した音声の入力の指示を通知して(S105)、マイク23を介して音声の入力を開始する(S106)。したがって、利用者は、マイク23への音声の入力を開始することができる。
次いで、音声入力手段27aは、音声の入力が終了したと判断するまで、音声の入力が終了したか否かを例えばマイク23の入力音量に基づいて判断する(S107)。ここで、音声入力手段27aは、操作部21の音声入力終了ボタンが押されることにより、または音声入力手段27aが特定時間、マイク23を介する音声の入力がないと判断することにより、音声の入力が終了したと判断しても良い。
音声入力手段27aは、音声の入力が終了したとS107において判断すると、マイク23を介して入力された音声を解釈する(S108)。
次いで、指示送信手段27cは、S108における解釈結果に応じた処理を実行させるための処理実行指示をピアツーピア方式の近距離無線通信によりMFP30に送信する(S109)。
図10に示すように、MFP30の制御部38は、指示を受信したとS201において判断した後、受信した処理の種類が処理実行指示であるとS202において判断すると、処理実行指示において指定されている処理を実行して(S204)、S201の処理を実行する。
図7〜図9に示すように、指示送信手段27cは、S109の処理の後、処理名を送信させるための処理名送信指示を、ネットワークを介して、対象機器情報26bに示されるMFPの全てに送信する(S110)。ここで、指示送信手段27cは、処理名送信指示の送信先のアドレスとして、対象機器情報26bに示されるIPアドレスを利用する。
図10に示すように、対象機器情報26bに示されるMFPの全ての各々の制御部は、指示を受信したとS201において判断した後、受信した処理の種類が処理名送信指示であるとS202において判断すると、MFP自身の記憶部に記憶している処理名を返信した(S205)後、MFP自身の記憶部に記憶している処理名を削除して(S206)、S201の処理を実行する。
図7〜図9に示すように、阻害処理管理手段27dは、S110の処理の後、対象機器情報26bに示されるMFPの全てから処理名が送信されてきたと判断するまで、対象機器情報26bに示されるMFPの全てから処理名が送信されてきたか否かを判断する(S111)。
阻害処理管理手段27dは、対象機器情報26bに示されるMFPの全てから処理名が送信されてきたとS111において判断すると、対象機器情報26bに示される機器IDのそれぞれと、これらの機器IDのMFPから送信されてきた処理名と、S103において記憶した入力音量との組み合わせに基づいて小音量処理テーブル26dを更新する(S112)。ここで、阻害処理管理手段27dは、小音量処理テーブル26dを更新する際に、新たな「機器ID、処理名および入力音量の組み合わせ」と、機器IDおよび処理名の組み合わせが共通する古い「機器ID、処理名および入力音量の組み合わせ」が小音量処理テーブル26dに存在する場合、古い「機器ID、処理名および入力音量の組み合わせ」を、新たな「機器ID、処理名および入力音量の組み合わせ」で上書きする。
次いで、阻害処理管理手段27dは、ノイズ原因処理テーブル26cと、小音量処理テーブル26dとで重複する処理をノイズ原因処理テーブル26cから削除する(S113)。すなわち、阻害処理管理手段27dは、ノイズ原因処理テーブル26cにおける機器ID、処理名および入力音量の組み合わせのうち、機器IDおよび処理名の組み合わせが小音量処理テーブル26dにも含まれるものを、ノイズ原因処理テーブル26cから削除する。
例えば、ノイズ原因処理テーブル26cが図11に示すものであり、小音量処理テーブル26dが図5に示すものである場合、機器ID「B」のMFPの処理名「b」の処理は、ノイズ原因処理テーブル26cおよび小音量処理テーブル26dの両方に含まれるので、阻害処理管理手段27dは、機器ID「B」のMFPの処理名「b」の処理を図4に示すようにノイズ原因処理テーブル26cから削除する。これにより、阻害処理としてノイズ原因処理テーブル26cに登録された処理であっても、入力音量が許容上限音量以下であることが明らかになった処理については、音声の入力を阻害しない処理として小音量処理テーブル26dで管理することができる。
図7〜図9に示すように、制御部27は、S113の処理の後、図7〜図9に示す動作を終了する。
指示送信手段27cは、マイク23の入力音量が許容上限音量を超える、すなわち、音声入力装置20の周囲の音の大きさが許容上限音量を超えるとS102において判断すると、ノイズ原因処理テーブル26cに処理が含まれているか否かを判断する(S121)。
阻害処理管理手段27dは、ノイズ原因処理テーブル26cに処理が含まれていない、すなわち、阻害処理管理手段27dが阻害処理を管理していないとS121において判断されると、マイク23の入力音量を記憶する(S122)。
次いで、指示送信手段27cは、処理の実行を抑えさせるための処理抑指示として、静音モードに移行させるための静音モード移行指示を、ネットワークを介して、対象機器情報26bに示されるMFPの全てに送信する(S123)。ここで、指示送信手段27cは、静音モード移行指示の送信先のアドレスとして、対象機器情報26bに示されるIPアドレスを利用する。
図10に示すように、対象機器情報26bに示されるMFPの全ての各々の制御部は、指示を受信したとS201において判断した後、受信した処理の種類が静音モード移行指示であるとS202において判断すると、実行中の処理の処理名をMFP自身の記憶部に記憶した(S207)後、MFP自身を静音モードに移行して(S208)、S201の処理を実行する。
図7〜図9に示すように、音声入力手段27aは、S123の処理の後、マイク23の入力音量が許容上限音量以下になるまで、マイク23の入力音量が許容上限音量以下であるか否かを判断する(S124)。
制御部27は、マイク23の入力音量が許容上限音量以下であるとS124において判断すると、S105〜S107と同様にS125〜S127を実行する。
指示送信手段27cは、音声の入力が終了したとS127において判断されると、通常モードに移行させるための通常モード移行指示を、ネットワークを介して、対象機器情報26bに示されるMFPの全てに送信する(S128)。ここで、指示送信手段27cは、通常モード移行指示の送信先のアドレスとして、対象機器情報26bに示されるIPアドレスを利用する。
図10に示すように、対象機器情報26bに示されるMFPの全ての各々の制御部は、指示を受信したとS201において判断した後、受信した処理の種類が通常モード移行指示であるとS202において判断すると、MFP自身を通常モードに移行して(S209)、S201の処理を実行する。
図7〜図9に示すように、制御部27は、S128の処理の後、S108〜S111と同様にS129〜S132を実行する。
阻害処理管理手段27dは、対象機器情報26bに示されるMFPの全てから処理名が送信されてきたとS132において判断すると、対象機器情報26bに示される機器IDのそれぞれと、これらの機器IDのMFPから送信されてきた処理名と、S122において記憶した入力音量、すなわち、MFPが阻害処理を実行していた時点でのマイク23の入力音量との組み合わせに基づいてノイズ原因処理テーブル26cを更新する(S133)。ここで、阻害処理管理手段27dは、ノイズ原因処理テーブル26cを更新する際に、新たな「機器ID、処理名および入力音量の組み合わせ」と、機器IDおよび処理名の組み合わせが共通する古い「機器ID、処理名および入力音量の組み合わせ」がノイズ原因処理テーブル26cに存在する場合、古い「機器ID、処理名および入力音量の組み合わせ」を、新たな「機器ID、処理名および入力音量の組み合わせ」で上書きする。
次いで、阻害処理管理手段27dは、S113を実行する。
指示送信手段27cは、ノイズ原因処理テーブル26cに少なくとも1つの処理が含まれている、すなわち、阻害処理管理手段27dが阻害処理を管理しているとS121において判断すると、ノイズ原因処理テーブル26cに含まれている全ての阻害処理のそれぞれに関して、ノイズ原因処理テーブル26cにおいて阻害処理に対応付けられているMFPに、阻害処理の実行を禁止させるための実行禁止指示を処理抑指示として送信する(S141)。ここで、指示送信手段27cは、実行禁止指示の送信先のアドレスとして、対象機器情報26bに示されるIPアドレスを利用する。
図10に示すように、阻害処理に対応付けられているMFPの全ての各々の制御部は、指示を受信したとS201において判断した後、受信した処理の種類が実行禁止指示であるとS202において判断すると、実行禁止指示において指定されている処理をMFP自身が実行することを禁止して(S210)、S201の処理を実行する。
図7〜図9に示すように、音声入力手段27aは、S141の処理の後、マイク23の入力音量が許容上限音量以下であるか否かを判断する(S142)。
指示送信手段27cは、マイク23の入力音量が許容上限音量を超えるとS142において判断されると、S141の処理から特定の時間(例えば、数秒から数十秒に設定された時間)が経過したか否かを判断する(S143)。
音声入力手段27aは、S141の処理から特定の時間が経過していないとS143において判断されると、S142の処理を実行する。
制御部27は、マイク23の入力音量が許容上限音量以下であるとS142において判断すると、S105〜S107と同様にS144〜S146を実行する。
指示送信手段27cは、音声の入力が終了したとS146において判断されると、今回の図7〜図9に示す動作においてS141の処理によって実行禁止指示を送信したMFPの全てに、S141の処理によって送信した実行禁止指示を解除させるための実行禁止解除指示を、ネットワークを介して送信する(S147)。ここで、指示送信手段27cは、実行禁止解除指示の送信先のアドレスとして、対象機器情報26bに示されるIPアドレスを利用する。
図10に示すように、実行禁止指示において指定されている処理の実行を禁止しているMFPの全ての各々の制御部は、指示を受信したとS201において判断した後、受信した処理の種類が実行禁止解除指示であるとS202において判断すると、実行禁止解除指示において指定されている処理をMFP自身が実行することの禁止を解除して(S211)、S201の処理を実行する。このとき、MFPの制御部は、停止中の処理の実行を再開しても良い。
図7〜図9に示すように、制御部27は、S147の処理の後、S108およびS109と同様にS148およびS149を実行して、図7〜図9に示す動作を終了する。
指示送信手段27cは、S141の処理から特定の時間が経過したとS143において判断すると、S122の処理を実行する。したがって、阻害処理管理手段27dは、実行禁止指示の送信(S141)後に特定のタイミング、すなわち、特定の時間が経過するタイミングまでマイク23の入力音量が許容上限音量を超える場合(S143でYES)に、特定のタイミングにMFPによって実行されていた処理を阻害処理として管理する(S133)。
以上に説明したように、音声入力システム10は、音声の入力の開始指示の音声入力装置20による受け付け後にマイク23の入力音量が許容上限音量以下である場合(S102でYES)に、処理の実行を抑えさせるための処理抑指示を音声入力装置20から複数のMFPに送信せずに、音声入力装置20による音声の入力を開始する(S106)ので、音声入力装置20による音声の入力のために複数のMFPの各々による処理の実行が必要以上に抑えられることを防ぐことができる。
音声入力システム10は、音声の入力の開始指示の音声入力装置20による受け付け後にマイク23の入力音量が許容上限音量を超える場合(S102でNO)に、音声の入力を阻害する阻害処理として管理している処理の実行を禁止させるための実行禁止指示が音声入力装置20によって複数のMFPに送信される(S141)ので、複数のMFPの各々によって実行される処理によって音声入力装置20による音声の入力が阻害される可能性を低減することができる。
音声入力システム10は、音声入力装置20による音声の入力が終了すると(S146でYES)、音声の入力を阻害する阻害処理の実行の禁止を解除する実行禁止解除指示が音声入力装置20によって複数のMFPに送信される(S147)ので、音声入力装置20による音声の入力が終了するまで、複数のMFPの各々に阻害処理を停止させておくことができる。
音声入力システム10は、音声の入力の開始指示の音声入力装置20による受け付け後にマイク23の入力音量が許容上限音量を超える場合(S102でNO)に阻害処理を管理していないとき(S121でNO)と、音声入力装置20による複数のMFPへの実行禁止指示の送信(S141)後に特定のタイミング、すなわち、特定の時間が経過するタイミングまでマイク23の入力音量が許容上限音量を超える場合(S143でYES)とに、静音モード移行指示が音声入力装置20によって複数のMFPに送信される(S123)ので、音声入力装置20による音声の入力中に複数のMFPの各々による処理が停止されずに静かに実行される可能性を向上することができる。すなわち、音声入力システム10は、音声入力装置20による音声の入力のために複数のMFPの各々による処理の実行が必要以上に禁止される可能性を低減することができる。
音声入力システム10は、処理実行指示の対象であるMFPに対応させて阻害処理を音声入力装置20が管理しているので、複数のMFPが散在している場合、いずれのMFPを音声の入力により操作するとしても、適切に複数のMFPによる処理の実行を抑制することができる。
音声入力システム10は、音声の入力の開始指示の音声入力装置20による受け付け直後にマイク23の入力音量が許容上限音量以下である場合(S102でYES)に、音声の入力の開始指示の音声入力装置20による受け付け直後に複数のMFPの各々によって実行されている処理を阻害処理ではない処理として管理する(S112)ので、阻害処理の管理の正確性を向上することができる。したがって、音声入力システム10は、音声入力装置20による音声の入力のために複数のMFPの各々による処理の実行が必要以上に禁止される可能性を低減することができる。
音声入力システム10は、阻害処理として管理している処理と、阻害処理ではないとして管理している処理とが重複する場合、重複する処理を阻害処理ではない処理としてのみ管理するので、阻害処理として管理されている処理であっても、入力音量が許容上限音量以下であることが明らかになった処理については、音声の入力を阻害しない処理として管理することができる。
音声入力システム10は、処理実行指示の対象であるMFPに対応させて阻害処理ではない処理を音声入力装置20が管理しているので、複数のMFPが散在している場合、いずれのMFPを音声の入力により操作するとしても、適切に複数のMFPによる処理の実行を抑制することができる。
音声入力システム10は、音声入力装置20がピアツーピア方式の無線通信によりMFPに処理実行指示を送信するので、音声入力装置20による音声の入力が実行される場所が、処理実行指示の対象となるMFPの近傍に限定されることにより、複数のMFPの処理毎の入力音声の変動を低減することができ、その結果、適切に複数のMFPによる処理の実行を抑制することができる。
音声入力システム10は、MFPが阻害処理を管理する構成でも良い。
音声入力システム10は、本実施の形態において、音声の入力の開始指示の音声入力装置20による受け付け後にマイク23の入力音量が許容上限音量を超える場合(S102でNO)に、ノイズ原因処理テーブル26cに含まれている全ての阻害処理のそれぞれに関して、ノイズ原因処理テーブル26cにおいて阻害処理に対応付けられているMFPに実行禁止指示を送信する(S141)。しかしながら、音声入力システム10は、音声の入力の開始指示の音声入力装置20による受け付け後にマイク23の入力音量が許容上限音量を超える場合(S102でNO)に、図12に示すように、ノイズ原因処理テーブル26cにおいて関連付けられている入力音量が大きい阻害処理から順番に実行禁止指示をMFPに送信しても良い。
図12は、図9に示す動作の変形例を示すフローチャートである。
指示送信手段27cは、ノイズ原因処理テーブル26cに少なくとも1つの処理が含まれている、すなわち、阻害処理管理手段27dが阻害処理を管理しているとS121において判断すると、図12に示すように、ノイズ原因処理テーブル26cに含まれていて、今回の図12に示す動作において未だ対象としていない阻害処理のうち、ノイズ原因処理テーブル26cにおいて関連付けられている入力音量が最も大きい阻害処理を対象にする(S161)。
次いで、指示送信手段27cは、現在の対象の阻害処理がノイズ原因処理テーブル26cにおいて関連付けられている機器IDのMFPに、ネットワークを介して、現在の対象の阻害処理の実行を禁止させるための実行禁止指示を処理抑指示として送信する(S162)。ここで、指示送信手段27cは、実行禁止指示の送信先のアドレスとして、対象機器情報26bに示されるIPアドレスを利用する。
次いで、音声入力手段27aは、マイク23の入力音量が許容上限音量以下であるか否かを判断する(S163)。
指示送信手段27cは、マイク23の入力音量が許容上限音量を超えるとS163において判断されると、直前のS162の処理から特定の時間が経過したか否かを判断する(S164)。ここで、特定の時間とは、例えば、3秒や5秒などの時間である。
音声入力手段27aは、直前のS162の処理から特定の時間が経過していないとS164において判断されると、S163の処理を実行する。
指示送信手段27cは、直前のS162の処理から特定の時間が経過したとS164において判断すると、ノイズ原因処理テーブル26cに含まれていて、今回の図12に示す動作において未だ対象としていない阻害処理が存在するか否かを判断する(S165)。
指示送信手段27cは、今回の図12に示す動作において未だ対象としていない阻害処理が存在するとS165において判断すると、S161の処理を実行する。
制御部27は、マイク23の入力音量が許容上限音量以下であるとS163において判断すると、S105〜S107と同様にS166〜S168を実行する。
指示送信手段27cは、音声の入力が終了したとS168において判断されると、今回の図12に示す動作においてS162の処理によって実行禁止指示を送信したMFPの全てに、S162の処理によって送信した実行禁止指示を解除させるための実行禁止解除指示を、ネットワークを介して送信する(S169)。ここで、指示送信手段27cは、実行禁止解除指示の送信先のアドレスとして、対象機器情報26bに示されるIPアドレスを利用する。
次いで、制御部27は、S108およびS109と同様にS170およびS171を実行して、図7、図8および図12に示す動作を終了する。
指示送信手段27cは、今回の図12に示す動作において未だ対象としていない阻害処理が存在しないとS165において判断すると、S122の処理を実行する。
音声入力システム10は、音声入力装置20が図9に示す動作に代えて図12に示す動作を実行する場合、音声の入力の開始指示の音声入力装置20による受け付け後にマイク23の入力音量が許容上限音量を超えるとき(S102でNO)に、ノイズ原因処理テーブル26cにおいて関連付けられている入力音量が大きい阻害処理から順番に実行禁止指示が音声入力装置20によって順番に応じた阻害処理に対応するMFPに送信される(S161〜S165)ので、管理している阻害処理の全ての実行が禁止される可能性を低減することができる。
静音モードは、本実施の形態において通常モードと比較して多くの処理の実行が抑えられるモードであるが、通常モードと比較して少なくとも1つの処理の実行が抑えられるモードでも良い。
図8に示すS124において、音声入力手段27aによってマイク23の入力音量が許容上限音量を特定の時間(例えば、数秒から数十秒に設定された時間)継続して超えていると判断すると、指示送信手段27cは、処理の実行を抑えさせるための処理抑指示として、処理の実行を停止させるための処理停止指示を、ネットワークを介して、対象機器情報26bに示されるMFPの全てに送信しても良い。この場合、制御部27は、処理停止指示を送信した後、S125の処理を実行する。処理停止指示を受け付けたMFPの全ての各々の制御部は、図10に示すS207と同様の処理を実行した後、実行中の処理を停止する。その後、実行中の処理を停止しているMFPの全ての各々の制御部は、通常モード移行指示を受け付けると、S209の処理を実行する。このとき、実行中の処理を停止しているMFPの全ての各々の制御部は、停止中の処理の実行を再開しても良い。
図9に示すS141で音声入力装置20から送信された実行禁止指示に基づいて、処理の実行を停止しているMFPの制御部は、図8に示すS128で音声入力装置20から送信された通常モード移行指示に基づいて、図10に示すS209の処理を実行してMFP自身を通常モードに移行するとともに、S211の処理を実行して停止中の処理の実行を再開しても良い。
図9に示すS143の後の図8に示すS128において、指示送信手段27cは、通常モードに移行させるための通常モード移行指示を、ネットワークを介して、対象機器情報26bに示されるMFPの全てに送信するとともに、図9に示すS141の処理によって実行禁止指示を送信したMFPの全てに、S141の処理によって送信した実行禁止指示を解除させるための実行禁止解除指示を、ネットワークを介して送信しても良い。この場合、通常モード移行指示を受け付けたMFPの制御部は、図10に示すS209において、MFP自身を通常モードに移行する。さらに、実行禁止解除指示を受け付けたMFPの制御部は、図10に示すS211において、停止中の処理の実行を再開する。
音声入力装置20は、MFP30に装着された、例えば、操作パネルであっても良い。ここで、音声入力装置20の通信部25とMFP30の通信部36は、ピアツーピア方式による近距離無線通信(例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fiダイレクト、NFC(Near Field Communication)等)によって互いに接続されていても良い。あるいは、音声入力装置20とMFP30の双方に備えられているインターフェースが互いに通信するために有線で接続されていても良い。また、音声入力装置20は、MFP30に脱着可能な構造を有していても良い。
図7に示すS112において、阻害処理管理手段27dは、小音量処理テーブル26dを更新する際に、新たな「機器ID、処理名および入力音量の組み合わせ」と、機器IDおよび処理名の組み合わせが共通する古い「機器ID、処理名および入力音量の組み合わせ」が小音量処理テーブル26dに存在する場合、新たな入力音量が古い入力音量未満の場合、古い「機器ID、処理名および入力音量の組み合わせ」を、新たな「機器ID、処理名および入力音量の組み合わせ」で上書きしても良い。この処理が繰り返されることにより、小音量処理テーブル26dに登録される入力音量をMFPから送信されてきた処理名に対応する処理単独の入力音量に近づけることができる。
図8に示すS133において、阻害処理管理手段27dは、ノイズ原因処理テーブル26cを更新する際に、新たな「機器ID、処理名および入力音量の組み合わせ」と、機器IDおよび処理名の組み合わせが共通する古い「機器ID、処理名および入力音量の組み合わせ」がノイズ原因処理テーブル26cに存在する場合、新たな入力音量が古い入力音量未満の場合、古い「機器ID、処理名および入力音量の組み合わせ」を、新たな「機器ID、処理名および入力音量の組み合わせ」で上書きしても良い。この処理が繰り返されることにより、ノイズ原因処理テーブル26cに登録される入力音量をMFPから送信されてきた処理名に対応する処理単独の入力音量に近づけることができる。
図12に示すS163とS166の間において、指示送信手段27cは、実行中の処理の処理名を記憶させるための処理名記憶指示を、対象機器情報26bに示されるMFPの全てに送信しても良い。処理名記憶指示を受け付けたMFPの制御部は、図10に示すS203において、実行中の処理の処理名をMFP自身の記憶部に記憶する。制御部27は、図12に示すS171の後、図7に示すS110〜S113の処理を実行して、図7〜図8及び図12に示す動作を終了しても良い。
本発明の電子機器は、本実施の形態においてMFPであるが、プリンター専用機、ファックス専用機、コピー専用機、スキャナー専用機など、MFP以外の画像形成装置でも良いし、PC(Personal Computer)など、画像形成装置以外の電子機器でも良い。
10 音声入力システム
20 音声入力装置(コンピューター)
23 マイク
26a 音声入力プログラム
27a 音声入力手段
27b 開始指示受付手段
27c 指示送信手段
27d 阻害処理管理手段
30 MFP(電子機器)

Claims (13)

  1. マイクを備える音声入力装置と、
    複数の電子機器と
    を備え、
    前記音声入力装置は、
    前記マイクを介して音声を入力する音声入力手段と、
    前記音声入力手段による音声の入力の開始指示を受け付ける開始指示受付手段と、
    前記複数の電子機器に指示を送信する指示送信手段と
    を備え、 前記複数の電子機器は、
    前記指示のうち前記音声入力手段による音声の入力に基づく処理実行指示の対象である第1の電子機器と、
    前記音声入力指示の対象ではない1以上の第2の電子機器と
    を含み、
    前記指示送信手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が特定の音量を超える場合に、処理の実行を抑えさせるための処理抑指示を前記指示として前記複数の電子機器に送信し、
    前記音声入力手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が前記特定の音量以下である場合に、音声の入力を開始し、
    前記指示送信手段は、前記処理実行指示を前記第1の電子機器に送信し、
    前記第1の電子機器は、前記指示送信手段から送信された前記処理実行指示を受け付けることを特徴とする音声入力システム。
  2. 音声の入力を阻害する阻害処理を管理する阻害処理管理手段を備え、
    前記指示送信手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が前記特定の音量を超える場合に、前記阻害処理管理手段によって管理されている前記阻害処理の実行を禁止させるための実行禁止指示を前記処理抑指示として前記複数の電子機器に送信し、
    前記阻害処理管理手段は、前記実行禁止指示の送信後に特定のタイミングまで前記マイクの入力音量が前記特定の音量を超える場合に、前記特定のタイミングに前記複数の電子機器の各々によって実行されていた処理を前記阻害処理として管理することを特徴とする請求項1に記載の音声入力システム。
  3. 前記指示送信手段は、前記音声入力手段による音声の入力が終了すると、前記阻害処理の実行の禁止を解除する実行禁止解除指示を前記指示として前記複数の電子機器に送信し、
    前記複数の電子機器は、前記実行禁止指示を受け付けると、前記実行禁止解除指示を受け付けるまで、前記阻害処理を実行しないことを特徴とする請求項2に記載の音声入力システム。
  4. 前記電子機器は、
    通常モードと、
    前記通常モードと比較して少なくとも1つの処理の実行が抑えられる静音モードと
    に少なくとも移行可能であり、
    前記指示送信手段は、
    前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が前記特定の音量を超える場合に前記阻害処理管理手段が前記阻害処理を管理していないときと、
    前記実行禁止指示の送信後に前記特定のタイミングまで前記マイクの入力音量が前記特定の音量を超える場合と
    に、前記静音モードに移行させるための静音モード移行指示を前記処理抑指示として前記複数の電子機器に送信することを特徴とする請求項2または3に記載の音声入力システム。
  5. 前記阻害処理管理手段は、前記阻害処理を前記第1の電子機器に対応させて管理することを特徴とする請求項2から請求項4までの何れかに記載の音声入力システム。
  6. 前記阻害処理管理手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け直後に前記マイクの入力音量が前記特定の音量以下である場合に、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け直後に前記複数の電子機器の各々によって実行されている処理を前記阻害処理ではない処理として管理することを特徴とする請求項2から請求項5までの何れかに記載の音声入力システム。
  7. 前記阻害処理管理手段は、前記阻害処理として管理している処理と前記阻害処理ではないとして管理している処理とが重複する場合、前記重複する処理を前記阻害処理ではない処理としてのみ管理することを特徴とする請求項6に記載の音声入力システム。
  8. 前記阻害処理管理手段は、前記阻害処理ではない処理を前記第1の電子機器に対応させて管理することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の音声入力システム。
  9. 前記阻害処理管理手段は、前記複数の電子機器の各々が前記阻害処理を実行していた時点での前記マイクの入力音量を前記阻害処理に関連付けて管理し、
    前記指示送信手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が前記特定の音量を超える場合に、前記阻害処理管理手段によって関連付けられている入力音量が大きい前記阻害処理から順番に前記実行禁止指示を前記順番に応じた前記阻害処理に対応する電子機器に送信することを特徴とする請求項2から請求項8までの何れかに記載の音声入力システム。
  10. 前記指示送信手段は、ピアツーピア方式の第1の無線通信により前記第1の電子機器に前記処理実行指示を送信し、ネットワークを介する第2の無線通信により前記第1の電子機器及び前記第2の電子機器に前記処理抑指示を送信することを特徴とする請求項1から請求項9までの何れかに記載の音声入力システム。
  11. 前記音声入力装置は、前記第1の電子機器に装着されている入力装置であることを特徴とする請求項1から請求項10までの何れかに記載の音声入力システム。
  12. マイクと、
    前記マイクを介して音声を入力する音声入力手段と、
    前記音声入力手段による音声の入力の開始指示を受け付ける開始指示受付手段と、
    複数の電子機器に指示を送信する指示送信手段と
    を備え、
    前記指示送信手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が特定の音量を超える場合に、処理の実行を抑えさせるための処理抑指示を前記指示として前記複数の電子機器に送信し、
    前記音声入力手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が前記特定の音量以下である場合に、音声の入力を開始し、
    前記指示送信手段は、前記複数の電子機器のうち、前記音声入力手段による音声の入力に基づく前記指示としての処理実行指示の対象である第1の電子機器に前記処理実行指示を送信することを特徴とする音声入力装置。
  13. マイクを備えるコンピューターに、
    前記マイクを介して音声を入力する音声入力手段と、
    前記音声入力手段による音声の入力の開始指示を受け付ける開始指示受付手段と、
    複数の電子機器に指示を送信する指示送信手段と
    を実現させ、
    前記指示送信手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が特定の音量を超える場合に、処理の実行を抑えさせるための処理抑指示を前記指示として前記複数の電子機器に送信し、
    前記音声入力手段は、前記開始指示受付手段による前記開始指示の受け付け後に前記マイクの入力音量が前記特定の音量以下である場合に、音声の入力を開始し、
    前記指示送信手段は、前記複数の電子機器のうち、前記音声入力手段による音声の入力に基づく前記指示としての処理実行指示の対象である第1の電子機器に前記処理実行指示を送信することを特徴とする音声入力プログラム。
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