JP6642163B2 - パターン設定方法、パターン設定装置、パターン設定プログラム、構造物製造方法、構造物製造システム、及び、構造物製造プログラム - Google Patents

パターン設定方法、パターン設定装置、パターン設定プログラム、構造物製造方法、構造物製造システム、及び、構造物製造プログラム Download PDF

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Description

本発明は、パターン設定方法、パターン設定装置、パターン設定プログラム、構造物製造方法、構造物製造システム、及び、構造物製造プログラムに関する。
従来、吸収した熱量に応じて発泡膨張する膨張層を一方の面上に有する媒体(例えば、熱膨張性シート)の膨張層上に、後に印刷されるカラー画像の中から選択された部位に例えばカーボンブラックを含む黒インクを印刷することにより電磁波熱変換層を形成し、電磁波の照射によって黒インクの印刷部位を発泡膨張させて盛上げる構造物製造装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような構造物製造装置は、黒インクの印刷部位を発泡膨張させて盛上げた後、媒体の表面全面にベタ白画像を印刷してから、更に、カラー画像を印刷する。
特許第5212504号公報
ここで、所望の目的を達成するため、例えば、点字や触地図などといったように、視覚的に感知可能な絵柄に重ねて、触覚により感知可能に構成された部分(触覚感知部分)を設けた構造物を、上述の構造物製造装置を利用して製造する場合がある。視覚的に同じ絵柄を有する構造物に対して、その使用者やその使用目的によって、上記の触覚感知部分だけを互いに異ならせて設ける必要がある。この場合、互いに異なる触覚感知部分のパターンごとに各対応する黒インクの印刷画像のデータを、当該パターンの数だけ予め記憶しておいて、黒インクを媒体に印刷する際に、所望の触覚感知部分のパターンに該当するデータを読み出すことが考えられるが、そうすると、触覚感知部分のパターン数分の印刷画像のデータを予め記憶しておく必要がある。
本発明の目的は、加熱により膨張する膨張層を含む媒体に電磁波熱変換層を形成するための画像のデータを、互いに異なる触覚感知部分のパターンごとに、当該パターンの数だけ予め記憶しておき、電磁波熱変換層を媒体に形成する際に所望の触覚感知部分のパターンに該当するデータを読み出す場合に比べて、予め記憶しておくデータの量を低減することができる、パターン設定方法、パターン設定装置、パターン設定プログラム、構造物製造方法、構造物製造システム、及び構造物製造プログラムを提供することである。
1つの態様では、パターン設定方法は、加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を取得し、前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を表示部に表示し、入力を受け付けた前記設定に基づき、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成し、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成する。
別の1つの態様では、パターン設定装置は、加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を取得する取得部と、前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を表示部に表示する表示制御部と、入力を受け付けた前記設定に基づき、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成し、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成するパターン生成部と、を備える。
別の1つの態様では、パターン設定プログラムは、取得部、表示制御部、及びパターン生成部を備えるコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記コンピュータを、加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を、前記取得部を用いて取得させ、前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を、前記表示制御部を用いて表示部に表示させ、入力を受け付けた前記設定に基づき、前記パターン生成部を用いて、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成させ、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成させる、ように機能させる。
別の1つの態様では、構造物製造方法は、加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を取得し、前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を表示部に表示し、入力を受け付けた前記設定に基づき、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成し、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成し、前記第1パターンに基づき前記電磁波熱変換層を形成し、前記電磁波熱変換層に電磁波を照射する。
別の1つの態様では、構造物製造システムは、加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を取得する取得部と、前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を表示部に表示する表示制御部と、入力を受け付けた前記設定に基づき、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成し、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成するパターン生成部と、前記第1パターンに基づき前記電磁波熱変換層を形成する電磁波熱変換層形成部と、前記電磁波熱変換層に電磁波を照射する照射部と、を備える。
別の1つの態様では、構造物製造プログラムは、取得部、表示制御部、及びパターン生成部を有するコンピュータと電磁波熱変換層形成部と照射部とを備える構造物製造システムの前記コンピュータにより実行されるプログラムであって、前記コンピュータを、加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を、前記取得部を用いて取得させ、前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を、前記表示制御部を用いて表示部に表示させ、入力を受け付けた前記設定に基づき、前記パターン生成部を用いて、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成させ、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成させ、前記第1パターンに基づき、前記電磁波熱変換層形成部を用いて前記電磁波熱変換層を形成させ、前記電磁波熱変換層に、前記照射部を用いて電磁波を照射させる、ように機能させる。
本発明によれば、加熱により膨張する膨張層を含む媒体に電磁波熱変換層を形成するための画像のデータを、互いに異なる触覚感知部分のパターンごとに、当該パターンの数だけ予め記憶しておき、電磁波熱変換層を媒体に形成する際に所望の触覚感知部分のパターンに該当するデータを読み出す場合に比べて、予め記憶しておくデータの量を低減することができるパターンデータの情報量の増加を抑えることができる。
本発明の一実施形態に係る構造物製造用加工媒体を示す断面図である。 本発明の一実施の形態に係る構造物製造方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係る構造物製造システムの制御ブロック図である。 本発明の一実施の形態における制御部及びパターン設定装置として動作することが可能なコンピュータのハードウェア構成例である。 本発明の一実施の形態におけるインクジェットプリンタ部の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における加熱部を示す斜視図(a)及び側面図(b)である。 本発明の一実施の形態における第1パターンの設定方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施の形態における第2パターンの設定方法を説明するためのフローチャートである。 (a)及び(b)は、本発明の一実施の形態における設定の入力を受け付ける入力画面の例である。 (a)〜(g)は、本発明の一実施の形態における第1パターン、第2パターン、及び合成画像を示す図(その1)である。 (a)〜(g)は、本発明の一実施の形態における第1パターン、第2パターン、及び合成画像を示す図(その2)である。 (a)〜(g)は、本発明の一実施の形態における第1パターン、第2パターン、及び合成画像を示す図(その3)である。 本発明の一実施の形態における合成画像の拡大時及び縮小時の処理を説明するための説明図である。 本発明の一実施の形態における各部分の交差部分を説明するための説明図である。 本発明の一実施の形態におけるカラー画像の背景を説明するための説明図である。 本発明の一実施の形態におけるカラー画像の背景設定を説明するための説明図である。 本発明の一実施の形態における表発泡主部の複数部分を説明するための説明図である。
以下、本発明の実施の形態に係る、パターン設定方法、パターン設定装置、パターン設定プログラム、構造物製造方法、構造物製造システム、及び構造物製造プログラムについて、図面を参照しながら説明する。
まず、構造物製造方法、構造物製造システム、及び構造物製造プログラムについて説明し、その後、パターン設定方法、パターン設定装置、及びパターン設定プログラムについて説明する。
[構造物製造方法、構造物製造システム、及び構造物製造プログラム]
図1は、本発明の一実施形態に係る構造物製造用加工媒体M14を示す断面図である。
図1に示す構造物製造用加工媒体(以下、単に「加工媒体」と記す)M14は、基材101と発泡樹脂層102とインク受容層103とが順に積層された媒体M11から加工されたものであり、発泡樹脂層102を加熱により膨張させる前の状態である。媒体M11は、発泡樹脂層102を加熱により膨張させる前は表面が平坦であり、後述する、表側電磁波熱変換層104、カラーインク層105、及び裏側電磁波熱変換層106の各層を印刷により形成した場合であっても、発泡樹脂層102を加熱により膨張させない限り表面の平坦性は維持される。本明細書において、媒体M11の表面が平坦であるとは、表面が平坦な媒体に印刷することを前提として設計された汎用的なインクジェット方式やレーザー方式のプリンタを用いた印刷によって、作成しようとする印刷物の本来の色合いが所望の印刷品質で再現できる程度に、媒体M11の表面が平滑であるか、又は媒体M11表面の凹凸が小さい或いは少ないことを意味する。また、媒体M11の表面に形成された凹凸の空間周波数や断面形状にかかわらず、媒体M11のインク吐出方向の厚み、即ち、媒体M11の表面に凹凸がある場合には媒体M11の裏面から凹凸の最も高い部分までの厚みが、例えば5mm以下であればその表面は平坦であると言う。
基材101は、紙、キャンバス地などの布、プラスチックなどのパネル材などからなり、材質は特に限定されるものではない。
発泡樹脂層102には、基材101上に設けられた熱可塑性樹脂であるバインダー内に熱発泡剤(熱膨張性マイクロカプセル)が分散配置されている。これにより、発泡膨張層102は、吸収した熱量に応じて発泡膨張する。なお、発泡樹脂層102は、加熱により膨張する膨張層の一例である。
インク受容層103は、発泡樹脂層102の上面全体を覆うように、例えば、10μmの厚さに形成されている。インク受容層103は、インクジェット方式のプリンタに用いられる印刷用のインク、レーザー方式のプリンタに用いられる印刷用のトナー、ボールペンや万年筆のインク、鉛筆の黒鉛などを受容し、少なくともその表面に定着させるために好適な材料からなり、インクジェット用紙などに用いられている汎用的なインク受容層を用いることができる。なお、発泡樹脂層102の表面に対して適切な加工処理(インク受容層の塗布処理等)を施すことによりインクを受容できるようにし、これを発泡樹脂層102としてもよく、この場合、インク受容層103は備えなくてよい。また、発泡樹脂層102のバインダー材料を、インクを受容できる材料により作製するようにしてもよい。インク受容層103は、上面全面に背景部分などの印刷が行われる場合を除いて、上面の少なくとも一部が、表側電磁波熱変換層104及びカラーインク層105によって覆われずに露出した状態とされる。インク受容層103の表面の露出する部分には、印刷用のインクやトナー、その他筆記具のインクなどにより、メッセージや図表、絵などを追記しやすくしておくことができる。
インク受容層103及び表側電磁波熱変換層104は、それぞれ伸縮性を有する場合、発泡樹脂層102の発泡膨張に追従して変形することで、発泡樹脂層102とインク受容層103との間、及び、インク受容層103と表側電磁波熱変換層104との間に隙間が生じにくくなる。このような隙間が生じると、表側電磁波熱変換層104から発泡樹脂層102への熱伝導量が抑制されるおそれがある。そのため、インク受容層103及び表側電磁波熱変換層104は、伸縮性が比較的高いことが望ましい。
図2は、本発明の一実施の形態に係る構造物製造方法を説明するためのフローチャートである。
まず、上述の媒体M11を準備し、次いで、媒体M11の膨張層102が設けられた側の面である第1面、即ち、インク受容層103の上面において、膨張層102を膨張させたい部分に後述する第1パターンに基づいて、電磁波熱変換特性を有する表側電磁波熱変換層104として、カーボンブラックを含む黒色インク(黒色材料)を、図5に示す汎用的なインクジェットプリンタ部2を用いてインクジェット方式により印刷することにより、表側電磁波熱変換層104が形成される(ステップS11:第1面電磁波熱変換層形成工程)。表側電磁波熱変換層104が形成された媒体M11を加工媒体M12と称する。
インクジェットプリンタ部2は、座標毎に設定されたグレースケール値を読み取り、読み取った値に基づいて、黒色材料(黒色インク)を、例えば、面積階調によりその濃度を制御しながら印刷する。なお、表側電磁波熱変換層104は、媒体M11に含まれる、基材101、発泡樹脂層102、及びインク受容層103の各材料よりも、光エネルギーを熱エネルギーに変換しやすい材料により形成される。また、表側電磁波熱変換層104は、光を熱に変換するものであればよく、インクジェットプリンタ部2によって形成される層以外の層であってもよい。
なお、裏側電磁波熱変換層106についても同様であるが、表側電磁波熱変換層104が同量の熱エネルギーを受けた場合、表側電磁波熱変換層104の濃度(例えば、面積階調)が濃い部分に対応する領域ほど、発泡樹脂層102は、より多くの熱エネルギーを吸収する。基本的には、発泡樹脂層102の発泡高さは、発泡樹脂層102の吸収する熱量に正の相関を有するため、結局、表側電磁波熱変換層104や裏側電磁波熱変換層106の濃度がより濃く形成された部分ほど、発泡樹脂層102の発泡高さは高くなる。そこで、表側電磁波熱変換層104は、後述する裏側電磁波熱変換層106とともに、発泡樹脂層102が発泡膨張することにより形成される立体形状の目標高さに対応するように濃淡が決定される。但し、カラーインク層105に熱吸収性があって且つカラーインク層105が吸収した熱が発泡樹脂層102の発泡膨張に寄与する場合には、発泡樹脂層102の立体形状の目標高さを実現するために、カラーインク層105の熱吸収性を差し引いた分を、表側電磁波熱変換層104や裏側電磁波熱変換層106の熱吸収性(黒濃度)とするとよい。
次いで、表側電磁波熱変換層104及び裏側電磁波熱変換層106を形成するための後述する第1パターンに基づいて、加工媒体M12の第1面、即ち、表側電磁波熱変換層104が設けられた上面に、彩色材料としてのシアンC、マゼンタM、及びイエローYの3色のカラーインクを、図5に示す汎用的なインクジェットプリンタ部2を用いてインクジェット方式により印刷することにより、画像層の一例であるカラーインク層105が形成される(ステップS12:画像層形成工程)。このカラーインク層105が形成された加工媒体M12を加工媒体M13と称する。
ここで、画像層形成工程S12においてカーボンブラックを含む黒インクを用いると、この黒インク部分が吸収した熱が発泡膨張層102に伝導することにより、発泡樹脂層102の所望の発泡状態を得ることができなくなる。そのため、カラーインク層105における黒又はグレーの色合いは、シアンC、マゼンタM、及びイエローYの混色により形成するか、又は、熱エネルギーを吸収しない黒インク、即ちカーボンブラックを含まないブラックKのインクを用いて形成するとよい。或いは、上述のように、カラーインク層105の部位ごとの熱吸収性を考慮して、この熱吸収性を差し引いて表側熱変換層104の熱吸収性、即ち濃淡が決定されてもよい。
また、発泡樹脂層102が発泡膨張して発泡樹脂層102の表面積が拡がるのに伴い、カラーインク層105の密度が小さくなることで、発泡樹脂層102の後述する発泡膨張後に、発泡膨張前に比べて、視覚的な色合いが薄くなる。このため、カラーインク層105は、発泡樹脂層102の膨張後において視覚的に所望の色合いになるように設定されるとよい。即ち、発泡樹脂層102の膨張量が大きく設定された部分ほど、その部分へ形成されるカラーインク層105の形成濃度が高くなるとよい。
なお、画像層形成工程S12において、カラーインク層105を形成するのに代えて、白黒印刷によって黒インク層を形成してもよい。また、これらのカラーインク層105及び黒インク層は、インクジェットプリンタ部2以外の手段、例えばレーザープリンタなどによって形成されてもよい。
次いで、媒体M11の膨張層102が設けられた側の面である第1面とは反対側の第2面、即ち、基材101の下面において、第1パターンに基づいて、カーボンブラックを含む黒色インク(黒色材料)を、図5に示す汎用的なインクジェットプリンタ部2を用いてインクジェット方式により印刷することにより、裏側電磁波熱変換層106が形成される(ステップS14:第2面電磁波熱変換層形成工程)。裏側電磁波熱変換層106が形成された加工媒体M13を加工媒体M14と称する。裏側電磁波熱変換層106の形成方法については、上述の表側電磁波熱変換層104と同様にすることができる。なお、表側電磁波熱変換層104及び裏側電磁波熱変換層106のうちの一方を省略してもよい。また、裏側電磁波熱変換層106の形成を、表側電磁波熱変換層104の形成前、或いは、表側電磁波熱変換層104の形成後で且つカラーインク層105の形成前に行ってもよい。
次いで、加工媒体M14は、第2面側、即ち裏側電磁波熱変換層106側から、電磁波を放射され(ステップS14:第2面側電磁波照射工程)、その後、第1面側、即ちカラーインク層105側から、電磁波を放射される(ステップS15:第1面側電磁波照射工程)。
これらの第2面側電磁波照射工程S14及び第1面側電磁波照射工程S15は、裏側電磁波熱変換層106及び表側電磁波熱変換層104により吸収される波長領域の電磁波を照射することによって発泡樹脂層102を加熱により膨張させる工程であればよく、例えば、電磁波を照射する照射部の一例である図6に示す加熱部3によって行われる。これにより、特に裏側電磁波熱変換層106及び表側電磁波熱変換層104が電磁波を吸収して、その熱が発泡樹脂層102に含まれる熱発泡剤に伝導し、熱発泡剤が膨張反応を起こす。そのため、特に裏側電磁波熱変換層106及び表側電磁波熱変換層104の黒濃度に応じた程度、発泡樹脂層102が発泡膨張する。以上のようにして、媒体M11から構造物が製造される。
なお、発泡樹脂層102のうち裏側電磁波熱変換層106及び表側電磁波熱変換層104の両方とも形成されていない部分が熱エネルギーを吸収したとしてもその熱量は十分小さく抑えられており、実質的に高さが変化しないか、裏側電磁波熱変換層106及び表側電磁波熱変換層104を形成された部分に比べれば高さの変化は十分小さい。ここで、裏側電磁波熱変換層106及び表側電磁波熱変換層104へ向けて照射される電磁波の波長は、裏側電磁波熱変換層106及び表側電磁波熱変換層104に応じて適宜変更してよい。裏側電磁波熱変換層106及び表側電磁波熱変換層104に用いられるカーボンブラックは、他の波長の電磁波に比べ、近赤外領域(750〜1400nm)を中心に、可視光領域(380〜750nm)及び中赤外領域(1400〜4000nm)を含む波長の電磁波を吸収しやすい。カーボンブラック以外の材料を裏側電磁波熱変換層106及び表側電磁波熱変換層104として用いてもよく、用いる材料に応じて、全波長領域のうちから所望の波長領域の電磁波を照射すればよい。従って、材料によっては、近紫外領域(200〜380nm)、遠紫外領域(10〜200nm)、近赤外、中赤外を除く赤外領域(4000〜15000nm)等、他の波長の電磁波を照射してもよい。なお、上記の数値は一例であり、波長領域の境界はこの数値に限らない。
図3は、本発明の一実施の形態に係る構造物製造システムの制御ブロック図である。
制御部4は、インクジェットプリンタ部2及び加熱部3を制御し、これらと協働して構造物を製造する構造物製造制御部4bとして機能する。また、制御部4は、メモリ制御回路5に記憶された印刷データ及び印刷制御データを、取得部の一例である印刷データ取得部4aを制御することにより取得し、取得したデータに基づいて構造物製造を制御する構造物製造制御部4bとして機能する。この製造物製造制御部4bは、表示制御を行う表示制御部や、後述するパターンの生成を行うパターン生成部の一例としても機能する。
制御部4及びメモリ制御回路5としては、図4に示すコンピュータ10、即ち、CPU(Central Processing Unit)11と、記憶部12と、入力部13と、表示部14と、インターフェース部15と、記録媒体駆動部16とを備えるコンピュータを用いることができる。これらの構成要素は、バスライン17を介して接続されており、各種のデータを互いに授受する。
CPU11は、コンピュータ10全体の動作を制御する演算処理装置である。CPU11は、構造物製造用のプログラム、及び、後述するパターン設定用のプログラムを読み出して実行することにより、構造物の製造及びパターン設定の制御を行う。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクなどを含む。
ROMは、所定の基本制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリである。なお、ROMとして、フラッシュメモリ等の、電力供給の停止に対して記憶データが不揮発性であるメモリを使用してもよい。
RAMは、CPU11が各種の制御プログラムを実行する際に、必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリである。
ハードディスクは、CPU11によって実行される各種の制御プログラムや各種のデータを記憶する。
入力部13は、例えばキーボード装置やマウス装置であり、コンピュータ10のユーザにより操作されると、その操作内容に対応付けられているユーザからの各種の入力情報を取得し、取得した入力情報をCPU11に送る。
表示部104は、例えばディスプレイであり、各種のテキストや画像を表示する。
インターフェース部15は、各種機器との間での各種情報の授受の管理を行う。
記録媒体駆動部16は、可搬型記録媒体18に記録されている各種の制御プログラムやデータの読み出しを行う装置である。CPU11は、可搬型記録媒体108に記録されている所定の制御プログラムを、記録媒体駆動部106を介して読み出して実行することによって、構造物製造の各処理又はパターン設定の各処理を行うようにすることもできる。
なお、可搬型記録媒体18としては、例えばCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)やDVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、USB規格のコネクタが備えられているフラッシュメモリなどがある。
このようなコンピュータ10を構造物製造システムの制御部4として或いはパターン設定を行うパターン設定装置として動作させるために、まず、各処理をCPU11に行わせるための制御プログラムが作成される。この作成された制御プログラムは、記憶部12のハードディスク装置又は可搬型記録媒体18に予め格納される。そして、CPU11に所定の指示が与えられることで、制御プログラムが読み出されて実行される。これにより、コンピュータ100が、制御部4或いはパターン設定装置として動作する。
図5は、本発明の一実施の形態におけるインクジェットプリンタ部2の構成を示す斜視図である。
インクジェットプリンタ部2は、用紙搬送方向に直交する両方向矢印aで示す方向に往復移動可能に設けられたキャリッジ31を備える。このキャリッジ31には、印刷を実行する印刷ヘッド32とインクを収容しているインクカートリッジ33(33w,33c,33m,33y)とが取り付けられている。
カートリッジ33w,33c,33m,33yは、それぞれ、ホワイトW,シアンC,マゼンタM,イエローYの色インクを収容する。これらのカートリッジは、個別に独立して配置されているか、又は各インク室が1個の筐体内に一体化された構成をしており、各色インクを吐出するそれぞれのノズルを有する印刷ヘッド32に連結されている。
また、キャリッジ31は、一方ではガイドレール34により滑動自在に支持され、他方では歯付き駆動ベルト35に固着している。これにより、印刷ヘッド32及びインクカートリッジ33(33w,33c,33m,33y)は、キャリッジ31と共に、図5の両方向矢印aで示す用紙搬送方向と直交する方向つまり印刷の主走査方向に往復駆動される。
印刷ヘッド32と図3に示す制御部4との間には、フレキシブル通信ケーブル36が内部フレーム37を介して接続されている。制御部4の構造物製造制御部4bは、フレキシブル通信ケーブル36を通して印刷データ及び印刷制御データを印刷ヘッド32に送出し、これらのデータに基づいて印刷ヘッド32を制御する。
内部フレーム37の下部には、印刷ヘッド32に対向する位置に、印刷ヘッド32の上記主走査方向に延在するように、プラテン38が配設されている。このプラテン38は、用紙搬送路の一部を構成している。表側電磁波熱変換層104を形成される媒体M11、カラーインク層105が形成される加工媒体M12、及び、裏側電磁波熱変換層106を形成される加工媒体M13のそれぞれは、下面がプラテン38上に接した状態で、給紙ローラ対39(下のローラは媒体M11又は加工媒体M12,M13の陰になっていて図5では見えない)及び排紙ローラ対41(下のローラは同様に見えない)により図5の矢印bで示す印刷副走査方向に間欠的に搬送される。給紙ローラ39及び排紙ローラ対41は、制御部4によって制御される。
制御部4は、モータ42、印刷ヘッド32、給紙ローラ対39、及び排紙ローラ対41を制御することで、モータ42に連結された駆動ベルト35を介してキャリッジ31とともに印刷ヘッド32を主走査方向の適切な位置へと搬送させるとともに、加工媒体M12の搬送の停止期間中に、印刷ヘッド32によりシアンC、マゼンタM、イエローYの各カラーインク滴、及び、ブラックKの黒色インク滴を加工媒体M12へ向けて噴射させることにより、加工媒体M12上にカラーインク層105の印刷が行われる。また、媒体M11又は加工媒体M13の搬送の停止期間中に、印刷ヘッド32によりブラックKの黒色インク滴を媒体M11又は加工媒体M13へ向けて噴射させることにより、媒体M11には表側電磁波熱変換層104の印刷が行われ、加工媒体M13には裏側電磁波熱変換層106の印刷が行われる。
図6(a)は、本発明の第1実施形態における加熱部3を示す斜視図であり、図6(b)は、加熱部3を示す側面図である。
図6(a)に示すように、加熱部3内に搬入される際、加工媒体M14は、加熱部3の載置台46上に固定設置された媒体支持フレーム49に載置される。このとき、上述の第2面側電磁波照射工程S14では、裏側電磁波熱変換層106が上になるように加工媒体M14が載置され、上述の第1面側電磁波照射工程S15では、カラーインク層105が上になるように加工媒体M14が載置される。
加熱部3は、矩形状の載置台46の対向する二辺に沿って移動可能に設けられた熱源部47を備える。この熱源部47は、その両側を支持柱48(48a,48b)によって支持されており、図3に示す制御部4は、支持柱48を載置台46の対向する二辺に沿って、図6の白抜き両矢印dで示す方向に移動させる制御を行うことにより、熱源部47を媒体支持フレーム49に載置された加工媒体M14に対して相対移動させる。加工媒体M14に対して熱源部47を相対移動させる間、制御部4は、熱源部47が有する光源ユニット50の光源50aを制御し、光源ユニット50により、加工媒体M14に向けて電磁波を照射させる。光源ユニット50は反射鏡50bを有し、反射鏡50bによって、光源50aから放射された電磁波を効率的に加工媒体M14に対して照射させることができる。
制御部4は、例えば、熱源部47の加工媒体M14に対する相対移動速度が一定で、かつ、光源50aの出力が一定になるように、支持柱48a,48b及び光源50aを制御してよい。しかし、裏側電磁波熱変換層106又は表側電磁波熱変換層104に向けて単位面積及び単位時間当たりに照射される電磁波のエネルギー量が加工媒体M14の全体にわたって一様になるのであれば、制御部4による制御の方法は、これに限らない。例えば、熱源部47が固定式で、加工媒体M14(媒体支持フレーム49,載置台46)が移動してもよい。
光源50aとしては、例えば900Wのハロゲンランプが使用され、加工媒体M14から約4cm離れて配置される。光源ユニット50の加工媒体M14に対する相対移動速度は、約20mm/秒に設定される。この条件下で、加工媒体M14は100℃〜110℃に熱せられ、加工媒体M14のうち裏側電磁波熱変換層106又は表側電磁波熱変換層104が形成された部分の発泡樹脂層102が膨張する。
[パターン設定方法、パターン設定装置、及びパターン設定プログラム]
図7は、本発明の一実施の形態における第1パターンの設定方法を説明するためのフローチャートである。
図8は、本発明の一実施の形態における第2パターンの設定方法を説明するためのフローチャートである。
なお、第1パターンとは、加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層(表側電磁波熱変換層104及び裏側電磁波熱変換層106)を形成するための画像(形成パターン)である。この画像は、典型的には、上述の立体形状の目標高さが部位ごとに異なる場合に、目標高さに対応する黒色の濃淡を有する画像であるため、以下、本明細書において「黒色画像」と言う。また、第2パターンとは、カラーインク層105を形成するための画像である。この画像は、典型的には、視覚的に感知可能な所望の絵柄を表現するカラーの濃淡を有する画像であるため、以下、本明細書において「カラー画像」と言う。なお、電磁波熱変換層が黒色でない他の色である場合には、第1パターンは当該他の色の画像となる。
まず、図7に示す第1パターンの設定方法について説明する。
図3に示す制御部4は、メモリ制御回路5に記憶された印刷データ及び印刷制御データを、印刷データ取得部4aを制御することにより取得する。これらの印刷データ及び印刷制御データには、表側電磁波熱変換層104及び裏側電磁波熱変換層106を形成するための第1パターンの情報と、図10(a)、図11(a)、及び図12(a)に示すカラー画像(第2パターン)の情報とが含まれる(ステップS21:第1パターン情報取得工程)。なお、第2パターンの情報のみが取得される場合、第1パターンの情報は、取得された第2パターンの情報に基づき発泡樹脂層102を発泡させる部分のユーザの調整を適宜受け付け第1パターンの情報を生成することで、結果として第1パターンの情報を取得してもよい。
第1パターンの情報には、第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報が含まれる。複数の部分は、例えば、図10(b)、図11(b)、及び図12(b)に示す右上マーク104−1b,104−2b,104−3bと、図10(c)、図11(c)、及び図12(c)に示す点字104−1c,104−2c(図12(c)では点字104−3c・引き出し線104−3d)と、図10(d)、図11(d)、及び図12(d)に示す表発泡主部(主要部分)104−1a,104−2a,104−3aと、図10(e)、図11(e)、及び図12(e)に示す裏発泡主部106−1a,106−2a,106−3aと、である。ここで、右上マーク104−1b,104−2b,104−3bは、媒体に記録された情報を読取る際に該媒体を持つ向きを指定するマーク部分の一例であり、矩形状の媒体の右上隅に設けられたものである。そのサイズは一定であることが好ましい。また、点字104−1c,104−2c,104−3cは、縦3行、横2列の6つの点から構成されるマスが複数並んで表されたものであり、各マス内の点の縦又は横の間隔である「縦点間」及び「横点間」、横に並んだマスの間隔である「マス間」、並びに、マスが複数行並べられている場合の行の間隔である「行間」が所定の数値(又は数値範囲)となるように定められている。したがって、サイズが一定である必要がある。また、表発泡主部104−1a,104−2a,104−3aは、主要部分の一例であり、点字データ及び点字・引き出し線は、主要部分に付随する情報を表示する「いずれか一つの部分」の一例である。
上記の第1パターンを構成する複数の部分の情報は、それぞれが透明背景の画像レイヤーとなる画像(例えば上述の表発泡主部、右上マーク、点字(又は点字・引き出し線)、裏発泡主部の各画像)の情報を含み、各画像を合成することにより1つの黒色画像(第1パターン)を構成する。当該複数の画像は、例えば、所望のファイル形式で互いに異なるファイル名を持つファイルとして、上述の印刷データ取得部4aによって取得され、図4に示す記憶部102などに記憶されている。黒色画像の印刷(電磁波熱変換層の形成)の際には、当該複数の画像ファイルのうち、今回の印刷設定により読み出すことが必要になった1以上の画像ファイルを記憶部12から読出し、複数の画像ファイルを読み出した場合はそれらを合成して第1パターンを生成する。
右上マーク104−1b,104−2b,104−3b、点字104−1c,104−2c(点字104−3c・引き出し線104−3d)、及び表発泡主部104−1a,104−2a,104−3aは、表側電磁波熱変換層104として形成される部分である。また、裏発泡主部106−1a,106−2a,106−3aは、裏側電磁波熱変換層106として形成される部分である。
なお、裏側電磁波熱変換層106は、表側電磁波熱変換層104よりも、上述の発泡樹脂層102との熱伝導距離が長いため、点字104−1c,104−2c,104−3c、右上マーク104−1b,104−2b,104−3bなどの触覚感知部分は、裏側電磁波熱変換層106に形成されるよりも表側電磁波熱変換層104に形成されることが望ましい。また、裏発泡主部106−1a,106−2a,106−3aは、図10(e)、図11(e)、及び図12(e)では表側からの平面視で表しているが、裏側電磁波熱変換層106として印刷される際には、左右反転した状態で印刷されることになる。
次いで、上記複数の部分に、表側電磁波熱変換層104又は裏側電磁波熱変換層106として削除するかどうかの設定が行われる部分があるか否かが判定される(ステップS22:設定対応部分判定工程)。この判定は、例えば、複数の部分それぞれの情報において、上記のファイル名に所定の単語(予め定めた第1の情報の一例)が含まれているか否かによって判定することができる。或いは、点字の画像のように、画像に含まれる印刷領域が予め定めたサイズよりも小さい場合に設定が行われる部分と判定してもよい。また、設定が行われる部分は、第1部分の一例である発泡主部に付随する情報を表示する第2部分の一例である点字や点字・引き出し線であることが望ましい。なお、取得した第1パターンの複数の部分に、上記の判定S22によって設定を行う部分がないと判定された場合(ステップS22:NO)、第1パターンの拡大又は縮小設定が行われるか否かの後述する判定処理S26まで進む。
設定が行われる部分があると判定された場合(ステップS22:YES)、図9(a)又は(b)に示すように、設定が行われる部分を表側電磁波熱変換層104(図9の例では裏側電磁波熱変換層106に形成するかの設定が行われる部分はない)に形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を例えば図4に示す表示部14に表示する表示制御が行われる(ステップS23:設定入力画面表示制御工程)。
図9(a)の入力画面は、図10(c)及び図11(c)に示す点字、又は、図12(c)に示す単一の画像にまとめて含まれる点字及び引き出し線が、上述のように設定が行われる部分と判定された場合に表示される入力画面の例であり、「右上マーク印刷」を「する」又は「しない」の設定、及び、「点字・点字引き出し線印刷」を「する」又は「しない」の設定の入力を受け付ける画面である。なお、「白のグレー印刷」については後述する。
図9(b)の入力画面は、図10〜図12の例とは異なる入力画面の例であり、「右上マーク印刷」を「する」又は「しない」の設定が行われる。図9(b)の入力画面は、例えば、黒色画像(第1パターン)の上記複数の部分が、表発泡主部及び裏発泡主部の少なくとも一方並びに右上マークからなる場合である。
次いで、黒色画像(第1パターン)に合成されない画像となる除外設定部分があるか否かの判定が行われる(ステップS24:除外設定部分判定工程)。この判定は、図9(a)の入力画面では「右上マーク印刷」及び「点字・点字引き出し線印刷」のうちの少なくとも一方に「する」が選択されるか「しない」が選択されるかの判定であり、除外設定部分があると判定されると(ステップS24:YES)、除外設定部分を含まない第1パターンが生成され(ステップS25:除外設定部分ありの第1パターン生成工程)、除外設定部分を含まない第1パターンに基づいて上述の表側電磁波熱変換層104が形成される。また、上述の設定が行われる部分がない場合(ステップS22:NO)と、設定が行われる部分があり且つ除外設定部分がない場合(ステップS24:NO)とには、上記複数の部分すべてを含む第1パターンが生成される(ステップS26:除外第1パターン生成工程)。なお、上述の第1パターンを生成するまでの処理(S21〜S26)は、カラーインク層105を形成するための第2パターンにも同様に行ってもよい。
次いで、生成された第1パターンの拡大又は縮小設定が行われたか否かの判定が行われる(ステップS27:拡大又は縮小設定判定工程)。この拡大又は縮小設定は、例えば図9に示す入力画面内で設定の入力が受け付けられればよい。
拡大又は縮小設定が行われた場合(ステップS27:YES)、点字、即ち、図10(c)及び図11(c)に示す点字又は図12(c)に示す点字・引き出し線が第1パターンに含まれるか否かが判定される(ステップS28:点字有無判定工程)。この判定は、上述の設定対応部分判定工程S22と同様に、例えば、上記のファイル名に所定の単語が含まれているか否かによって判定することができる。或いは、点字の画像のように、画像に含まれる印刷領域が予め定めたサイズよりも小さい場合に点字が含まれると判定してもよい。そして、点字が第1パターンに含まれていると判定すると(ステップS28:YES)、上記の生成された第1パターンに含ませた点字の画像レイヤーが第1パターンから削除される(ステップS29:点字削除工程)。この点字削除工程S29は、主要部分の一例である表発泡主部を拡大又は縮小したパターンを含む第1パターンを生成する場合、点字を含まないパターンを生成し、次いで、生成した点字を含まないパターンを拡大又は縮小して第1パターンを生成する。なお、点字有無判定工程S28は、上述のステップS25,S26のパターン作成工程の前に行うことで、点字削除工程S29を、上述のステップS25,S26のパターン作成工程と同時に行うことができる。これにより、ステップS25,S26において一度合成した点字の画像レイヤーを拡大又は縮小に伴って削除するという処理を回避することができる。なお、詳しくは後述するが、点字有無判定工程S28及び点字削除工程S29では、点字のみならず右上マークも対象に同様に処理を行ってもよい。
点字の削除は、後述する第2パターン(カラー画像)と第1パターンとの図13(a)に示す合成画像のサイズを、図13(b)に示すように縮小したり或いは図13(c)に示すように拡大したりすると、点字も拡大又は縮小されて点字として機能しなくなるために、図13(d)及び(e)に示すように点字を削除するための処理である。第1パターンの複数の部分(図10(b)〜(e)、図11(b)〜(e)、及び図12(b)〜(e))及び第2パターン(図10(a)、図11(a)、及び図12(a))の全ての画像レイヤーを図10(f)、図11(f)、及び図12(f)に示す合成画像のように合成してから拡大又は縮小すると、点字や右上マークも拡大又は縮小されてしまうが、以下の問題がある。即ち、上述のように、点字は、サイズが一定でないと点字として機能しなくなり、右上マークもその識別のしやすさを一定に保つため、サイズが一定であることが好ましい。しかし、例えば、合成画像を縮小する場合、表側電磁波熱変換層104内の点字部分や右上マークを印刷すべきエリアも小さくなるので、点字サイズや右上マークを不変とすると、当該エリアに点字部分が収まらなくなるおそれがある。また、A4用紙サイズの合成画像を生成してから、該合成画像をA4用紙の半分のサイズに縮小した縮小データをA4用紙に印刷すると、右上マークが右上に配置されなくなる場合がある。さらに、例えば、合成画像を拡大する場合、点字を印刷すべきエリアは大きくなるが、点字サイズを不変とすると、当該拡大されたエリアに点字を再配置する位置を算出する必要がある。また、当然ながら、サイズが一定していることが好ましい右上マークも、サイズが拡大されてしまう。従って、合成画像を拡大又は縮小印刷する場合は、点字(及び点字・引き出し線)を自動的に第1パターンから除外する。
なお、図13(d)及び(e)の例では、右上マークも削除されているが、右上マークは、この右上マークを含ませた第1パターンの拡大又は縮小後に第1パターンから除外した上で、改めて元のサイズの右上マークを含ませることで図2の第1面電磁波熱変換層形成工程S11において表側電磁波熱変換層104として形成されてもよいし、第1パターンの拡大又は縮小後に第1パターンから除外した右上マークのみからなる黒色画像を独立して生成し、表側電磁波熱変換層104の形成の前後に、表側電磁波熱変換層104の形成とは独立して表側電磁波熱変換層104と同一面に電磁波熱変換層として形成されてもよい。これにより、右上マークを、適切な一定のサイズで用紙の右上隅に設けることができる。
上述の拡大又は縮小設定が行われない場合(ステップS26:NO)と、点字(又は右上マーク)が第1パターンに含まれていない場合(ステップS27:NO)と、点字部分除外工程S28が行われた場合とには、第1パターンの設定処理は終了する。
なお、第1パターンとして、図12(c)に示す点字・引き出し線が除外されずに図12(d)に示す表発泡データとともに単一の画像に含まれている場合、図12(f)のA部拡大図である図14(a)〜(g)のうち、図14(b)に示す引き出し線104−3dと図14(c)に示す表発泡主部104−3aの経絡を表す線状部分とが図14(e)に示すように交差する。このように引き出し線104−3dと表発泡主部104−3aタとで交差する部分がある場合には、交差部分の周囲に熱吸収部分が密集することで、そのまま図14(f)に示すように各画像を合成すると、交差部分の周囲が所望の量よりも多くの熱量を吸収し、交差部分の周囲の下に位置する発泡樹脂層102の発泡量が増大することになる。そのため、図14(b)に示す破線の引き出し線104−3dの周囲104−3eに、表発泡主部104−3a上に画像レイヤーが重ねられた場合に表発泡主部104−3aの対応部分を削るための白色部分のマスクが形成されている。即ち、表発泡主部104−3aの画像レイヤーの上に点字104−3c及び引き出し線104−3dの画像レイヤーが重ねられると、上記の白色部分のマスクによって、交差部分の周囲の表発泡主部104−3aが削られることになる。なお、表発泡主部104−3aと引き出し線104−3dとの交差部分自体については、以下に記載するとおりである。すなわち、図14(b)に示す点字・引き出し線データの画像のうち破線の引き出し線104−3dは、他の透明部分とは異なり色を有しているため、表発泡主部104−3aの画像レイヤーに点字・引き出し線の画像レイヤーが重ねられて第1パターンが生成されると、点字・引き出し線の画像レイヤーの色を有している破線の引き出し部分104−3dが優先され、その下に位置する表発泡主部104−3aはデータ上削られることになる。このように、交差部分自体については、引き出し線104−3dと表発泡主部104−3aとが重複して熱吸収性が更に高まるわけではない。
次に、図8に示す第2パターンの設定方法について説明する。
まず、図3に示す制御部4は、メモリ制御回路5に記憶された印刷データ及び印刷制御データを、印刷データ取得部4aを制御することにより取得する(ステップS31:第2パターン情報取得工程)。これらの印刷データ及び印刷制御データには、上述のように、図9(a)、図10(a)、及び図11(a)に示すカラー画像(第2パターン)の情報が含まれる。
次いで、図9(a)又は(b)に示すように、カラーインク層105に背景部分を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を例えば図4に示す表示部14に表示する表示制御が行われる(ステップS32:背景設定入力画面表示制御工程)。この入力画面は、上述の第1パターンの削除設定の入力を受け付ける図9(a)及び(b)の入力画面と共通としているが、異なる入力画面の表示制御を行ってもよい。図9(a)及び(b)の入力画面の例では、「白のグレー印刷」を「する」又は「しない」の設定の入力を受け付ける。なお、この入力画面において、背景部分の明度や色などの設定の入力を更に受け付けるようにしてもよいし、或いは、第2パターンに予め背景部分が含まれていてその背景部分が独立した画像として抽出できる場合には、背景部分を形成するか否かの設定を省略して、抽出した背景部分の明度や色などの設定の入力のみを受け付けるようにしてもよい。
次いで、背景設定がされるか否かの判定が行われる(ステップS33:背景設定判定工程)。この判定は、図9(a)及び(b)の入力画面では「白のグレー印刷」に「する」が選択されるか或いは「しない」が選択されるかの判定であり、背景設定がされると(ステップS33:YES)、図15(a)に示すように前景部分のみの画像データに対し、明度が設定されている場合にはその明度で、図15(b)に示すように印刷可能範囲のみにグレーの背景部分を含ませるか或いは図15(c)に示すように全面にグレーの背景部分を含ませる(ステップS34:背景追加工程)。なお、このように背景をグレーで印刷すると、背景が白色である場合よりもコントラストが低減し、まぶしさが抑えられて見やすくなる。背景色はグレーに限らず、ユーザの好みの色であってよい。
背景設定がされない場合(ステップS33:NO)及び背景追加工程S34が行われた場合には、上述の図7に示す除外設定部分判定工程S24の判定と同様に、第1パターンに除外設定部分があるか否かの判定が行われる(ステップS35:第1パターンの除外設定部分判定工程)。第1パターンに除外設定部分があると(ステップS35:YES)、第2パターンに移動対象部分があるかの判定が行われる(ステップS36:移動対象部分判定工程)。この移動対象部分は、図11(a)に示す画像データ105−2のうち、図16(a)に示す点数部分を表す縦軸部分105−2a、図16(b)に示す氏名を表す横軸部分105−2b、及び図16(c)に示す凡例部分105−2cであり、これらは互いに独立した画像として、カラー画像(第2パターン)から抽出されるか、或いは、カラー画像とは独立して取得される。
このように移動対象部分がある場合(ステップS36:YES)、図16(g)に示すように第1パターンから削除される点字部分に隙間が存在するのを避けるべく、図16(d)、(e)、及び(f)に示すように移動対象部分を第2パターン内で移動(105−2a´,105−2b´,105−2c´)させる(ステップS37:移動対象部分移動工程)。この移動量は、予め設定されるとよい。なお、本実施の形態では、カラーインク層105を形成するための第2パターンの移動対象部分の移動処理について説明しているが、電磁波熱変換層を形成するための第1パターンの複数の部分のうちのいずれかを移動対象部分として設定し、この移動対象部分を、除外される点字部分の隙間を埋めるように移動させる処理を行ってもよい。
除外設定部分ない場合(ステップS35:NO)と、移動対象部分がない場合(ステップS36:NO)と、移動対象部分移動工程S37が行われた場合とには、第2パターンの設定処理は終了する。
なお、上述の説明では、第1パターンのうち表側電磁波熱変換層104として形成される部分が複数の部分(図10(b)〜(d)、図11(b)〜(d)、及び図12(b)〜(d))に別れている例について説明したが、表側電磁波熱変換層104として形成される単一の部分と、裏側電磁波熱変換層106として形成される単一の部分とからなる第1パターンであってもよい。また、表側電磁波熱変換層104及び裏側電磁波熱変換層106のうち一方が省略され、裏側電磁波熱変換層106のみ又は表側電磁波熱変換層104のみに形成される複数の部分から第1パターンが生成されてもよい。
また、表側電磁波熱変換層104として形成される部分が、第1部分の一例である表発泡主部と、第2部分の一例である点字及び点字・引き出し線と、右上マークとに分かれている例について説明したが、第1の部分の一例である表発泡主部が更に複数の部分に別れていてもよい。例えば、図12(d)に示す表発泡主部104−3aの3本の経絡が、図17(a)〜(c)に示すように3つ104−3a−1,104−3a−2,104−3a−3の画像に別れていて、それに伴い、図12(c)に示す点字・引き出し線104−3c,104−3dも図17(d)〜(f)に示すように3つ104−3c−1,104−3d−1,104−3c−2,104−3d−2,104−3c−3,104−3d−3に別れていてもよい。この場合、3つに別れた画像のいずれかを第1パターンに合成し表側電磁波熱変換層104に形成するかの選択を上述の図9に示す入力画面などに表示する表示制御を行うとよい。また、図11(d)に示す表発泡主部104−2aには、図11(a)に示すカラー画像の2本の棒グラフのうち1本が含まれ、この1本と同一の1本を含む2本が図11(e)に示す裏発泡主部106−2aに含まれるが、複数本の棒グラフが複数の異なる画像に別れていて、任意の棒グラフを選択できるようにしてもよい。
以上説明した本実施の形態では、加熱により膨張する膨張層の一例である発泡樹脂層102を含む媒体M11に電磁波熱変換層(表側電磁波熱変換層104及び裏側電磁波熱変換層106のうちの少なくとも一方)を形成するための第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報(表発泡主部、裏発泡主部、点字(点字・引き出し線)、及び右上マーク)が取得される。また、パターン生成部の一例である構造物製造制御部4bは、第1パターンの複数の部分のうちの少なくとも1つの部分(点字(点字・引き出し線)及び右上マーク)が、電磁波熱変換層に形成するか否かの設定に基づき、電磁波熱変換層に形成する場合には当該部分を含む第1パターンを生成し、電磁波熱変換層に形成しない場合には当該部分を含まない第1パターンを生成する。
そのため、電磁波熱変換層を形成するための第1パターンである黒色画像を、互いに異なる触覚感知部分のパターンごとに、当該パターンの数だけ予め記憶しておいて、電磁波熱変換層を媒体に形成する際に、所望の触覚感知部分のパターンに該当するデータを読み出す場合に比べて、予め記憶しておくデータの量を低減することができる。
また、本実施の形態では、上記の少なくとも1つの部分を電磁波熱変換層に形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を表示部に表示する表示制御が行われる。これにより、製造しようとする構造物に応じた第1パターンの設定を容易に入力することができる。
また、本実施の形態では、第1パターンの複数の部分それぞれの情報に基づいて、複数の部分から、電磁波熱変換層に形成するか否かの設定が行われる少なくとも1つの部分が選択され、入力画面は、選択された部分の設定の入力が受け付けられる。これにより、製造しようとする構造物に応じた第1パターンの設定をより一層容易に入力することができる。
また、本実施の形態では、第1パターンの複数の部分は、第1部分と、この第1部分に付随する情報を表示する第2部分と、を含み、電磁波熱変換層に形成するか否かの設定が行われる少なくとも1つの部分は、第2部分を含む。これにより、第2部分の一例である点字のように、第1部分の一例である表発泡主部に付随する情報を表示する部分について、電磁波熱変換層に形成しないニーズに応えることができる。
また、本実施の形態では、第2部分は、点字部分(点字)を含み、第1パターンを拡大又は縮小するときに、点字部分が第1パターンから除外される。これにより、第1パターンの拡大又は縮小に伴い機能しなくなる点字部分が電磁波熱変換層に形成されるのを防ぐことができる。
また、本実施の形態では、媒体M11に画像層の一例であるカラーインク層105を形成するための第2パターンの情報が取得され、画像層に背景部分を形成するか否かの設定に基づき、背景部分を画像層に形成する場合には第2パターンに背景部分が含ませられる。これにより、弱視の人が白色をまぶしく感じる場合に白色部分をグレーなどのまぶしく感じない色に変更することができるとともに、好みの色の背景を設定することができる。
また、本実施の形態では、背景部分を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を表示部に表示する表示制御が行われる。これにより、背景部分の設定を容易に入力することができる。
また、本実施の形態では、少なくとも1つの部分を含まない第1パターンを生成する場合、この除外する部分の隙間を埋めるように、第2パターンのうちの少なくとも一部が移動する。これにより、第1パターンのうち除外される部分に生じる隙間を埋めることで、構造物に形成されるカラーインク層105の見栄えを良くすることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本願発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含む。以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を取得し、
前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を表示部に表示し、
入力を受け付けた前記設定に基づき、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成し、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成する、
ことを特徴とするパターン設定方法。
[付記2]
前記少なくとも1つの部分の前記情報が予め定めた第1の情報を含む場合に、前記入力画面を前記表示部に表示する、
ことを特徴とする付記1に記載のパターン設定方法。
[付記3]
前記少なくとも1つの部分は、点字部分、及び、媒体に記録された情報を読取る際に該媒体を持つ向きを指定するマーク部分のいずれか一つの部分を含む、
ことを特徴とする付記1又は2に記載のパターン設定方法。
[付記4]
前記複数の部分は、前記いずれか一つの部分と、当該いずれか一つの部分が付随する情報を表示する主要部分と、を含み、
前記主要部分を拡大又は縮小したパターンを含む前記第1パターンを生成する場合、前記いずれか一つの部分を含まないパターンを生成し、次いで、生成した当該いずれか一つの部分を含まないパターンを拡大又は縮小して前記第1パターンを生成する、
ことを特徴とする付記3に記載のパターン設定方法。
[付記5]
前記いずれか一つの部分を含まない前記第1パターンデータを生成する場合、当該いずれか一つの部分の隙間を埋めるように、前記第2パターンのうちの少なくとも一部を移動させる、
ことを特徴とする付記3又は4に記載のパターン設定方法。
[付記6]
前記媒体に画像層を形成するための第2パターンの情報を取得し、
前記画像層に背景部分を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を表示部に表示し、
入力を受け付けた前記設定に基づき、前記背景部分を前記画像層に形成すると設定されている場合には当該背景部分を含む前記第2パターンを生成する、
ことを特徴とする付記1乃至5の何れかに記載のパターン設定方法。
[付記7]
加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を取得する取得部と、
前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を表示部に表示する表示制御部と、
入力を受け付けた前記設定に基づき、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成し、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成するパターン生成部と、
を備えることを特徴とするパターン設定装置。
[付記8]
取得部、表示制御部、及びパターン生成部を備えるコンピュータにより実行されるプログラムであって、
前記コンピュータを、
加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を、前記取得部を用いて取得させ、
前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を、前記表示制御部を用いて表示部に表示させ、
入力を受け付けた前記設定に基づき、前記パターン生成部を用いて、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成させ、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成させる、
ように機能させることを特徴とするパターン設定プログラム。
[付記8]
加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を取得し、
前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を表示部に表示し、
入力を受け付けた前記設定に基づき、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成し、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成し、
前記第1パターンに基づき前記電磁波熱変換層を形成し、
前記電磁波熱変換層に電磁波を照射する、
ことを特徴とする構造物製造方法。
[付記10]
加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を取得する取得部と、
前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を表示部に表示する表示制御部と、
入力を受け付けた前記設定に基づき、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成し、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成するパターン生成部と、
前記第1パターンに基づき前記電磁波熱変換層を形成する電磁波熱変換層形成部と、
前記電磁波熱変換層に電磁波を照射する照射部と、
を備えることを特徴とする構造物製造システム。
[付記11]
取得部、表示制御部、及びパターン生成部を有するコンピュータと電磁波熱変換層形成部と照射部とを備える構造物製造システムの前記コンピュータにより実行されるプログラムであって、
前記コンピュータを、
加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を、前記取得部を用いて取得させ、
前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を、前記表示制御部を用いて表示部に表示させ、
入力を受け付けた前記設定に基づき、前記パターン生成部を用いて、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成させ、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成させ、
前記第1パターンに基づき、前記電磁波熱変換層形成部を用いて前記電磁波熱変換層を形成させ、
前記電磁波熱変換層に、前記照射部を用いて電磁波を照射させる、
ように機能させることを特徴とする構造物製造プログラム。
2…インクジェットプリンタ部、3…加熱部、4…制御部、101…基材、102…発泡樹脂層、103…インク受容層、104…表側電磁波熱変換層、105…カラーインク層、106…裏側電磁波熱変換層、M11…媒体、M12,M13,M14…構造物製造用加工媒体(加工媒体)

Claims (13)

  1. 加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を取得し、
    前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を表示部に表示し、
    入力を受け付けた前記設定に基づき、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成し、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成する、
    ことを特徴とするパターン設定方法。
  2. 前記少なくとも1つの部分の前記情報が予め定めた第1の情報を含む場合に、前記入力画面を前記表示部に表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のパターン設定方法。
  3. 前記少なくとも1つの部分は、点字部分、及び、媒体に記録された情報を読取る際に該媒体を持つ向きを指定するマーク部分のいずれか一つの部分を含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン設定方法。
  4. 前記複数の部分は、前記いずれか一つの部分と、当該いずれか一つの部分が付随する情報を表示する主要部分と、を含み、
    前記主要部分を拡大又は縮小したパターンを含む前記第1パターンを生成する場合、前記いずれか一つの部分を含まないパターンを生成し、次いで、生成した当該いずれか一つの部分を含まないパターンを拡大又は縮小して前記第1パターンを生成する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のパターン設定方法。
  5. 前記いずれか一つの部分を含まない前記第1パターンを生成する場合、当該いずれか一つの部分の隙間を埋めるように、前記媒体に画像層を形成するための第2パターンのうちの少なくとも一部を移動させる、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のパターン設定方法。
  6. 前記媒体に画像層を形成するための第2パターンの情報を取得し、
    前記画像層に背景部分を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を表示部に表示し、
    入力を受け付けた前記設定に基づき、前記背景部分を前記画像層に形成すると設定されている場合には当該背景部分を含む前記第2パターンを生成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のパターン設定方法。
  7. 加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を取得する取得部と、
    前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を表示部に表示する表示制御部と、
    入力を受け付けた前記設定に基づき、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成し、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成するパターン生成部と、
    を備えることを特徴とするパターン設定装置。
  8. 取得部、表示制御部、及びパターン生成部を備えるコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を、前記取得部を用いて取得させ、
    前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を、前記表示制御部を用いて表示部に表示させ、
    入力を受け付けた前記設定に基づき、前記パターン生成部を用いて、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成させ、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成させる、
    ように機能させることを特徴とするパターン設定プログラム。
  9. 加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を取得し、
    前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を表示部に表示し、
    入力を受け付けた前記設定に基づき、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成し、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成し、
    前記第1パターンに基づき前記電磁波熱変換層を形成し、
    前記電磁波熱変換層に電磁波を照射する、
    ことを特徴とする構造物製造方法。
  10. 加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を取得する取得部と、
    前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を表示部に表示する表示制御部と、
    入力を受け付けた前記設定に基づき、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成し、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成するパターン生成部と、
    前記第1パターンに基づき前記電磁波熱変換層を形成する電磁波熱変換層形成部と、
    前記電磁波熱変換層に電磁波を照射する照射部と、
    を備えることを特徴とする構造物製造システム。
  11. 取得部、表示制御部、及びパターン生成部を有するコンピュータと電磁波熱変換層形成部と照射部とを備える構造物製造システムの前記コンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンである第1パターンを構成する複数の部分それぞれの情報を、前記取得部を用いて取得させ、
    前記複数の部分のうちの少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成するか否かの設定の入力を受け付ける入力画面を、前記表示制御部を用いて表示部に表示させ、
    入力を受け付けた前記設定に基づき、前記パターン生成部を用いて、前記少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成すると設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含む前記第1パターンを生成させ、当該少なくとも1つの部分に対応する形成パターンに前記電磁波熱変換層を形成しないと設定されている場合には当該少なくとも1つの部分を含まない前記第1パターンを生成させ、
    前記第1パターンに基づき、前記電磁波熱変換層形成部を用いて前記電磁波熱変換層を形成させ、
    前記電磁波熱変換層に、前記照射部を用いて電磁波を照射させる、
    ように機能させることを特徴とする構造物製造プログラム。
  12. 加熱により膨張する膨張層を含む媒体に形成する電磁波熱変換層の形成パターンであって複数の画像レイヤーで構成される第1パターンの情報を取得する第1工程と、
    前記複数の画像レイヤーのうちの一部の画像レイヤーについて前記電磁波熱変換層を形成しない設定を受け付けた場合には、当該一部の画像レイヤー以外の画像レイヤーを前記第1パターンとして形成する第2工程と、
    前記第1パターンを拡大又は縮小する設定を受け付けた場合であって、かつ、前記第1パターンに点字が含まれる場合には、当該点字が含まれる画像レイヤーを前記複数の画像レイヤーから削除する第3工程と、
    を有することを特徴とするパターン設定方法。
  13. 前記第1工程後に、前記点字が前記第1パターンに含まれているか否かの判断をする第4工程と、を有し、
    前記第4工程後に、前記第2工程とともに前記第3工程を行うことを特徴とする請求項12に記載のパターン設定方法。
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