JP6642040B2 - 情報処理システム、情報処理方法、及び、プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システムに関し、特に、情報報理システムにおける構成を切り替える情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
高度な信頼性を提供する情報処理システムとして、フォールト・トレラント・システム(FTS:Fault Tolerant system)がある(例えば、特許文献1を参照)。
フォールト・トレラント・システムは、次のような構成を用いて、信頼性を確保している。
まず、フォールト・トレラント・システムは、システムを構成するハードウェアとして、多重化したハードウェアを用いる。なお、交換可能なハードウェア単位を、モジュールと呼ぶ場合もある。つまり、フォールト・トレラント・システムは、ハードウェアの多重化として、モジュールを多重化してもよい。
そして、フォールト・トレラント・システムは、多重化した全てのハードウェア(モジュール)を、同期して動作させる。そして、システムに含まれる部位(ハードウェア又はハードウェアの一部)に故障が発生した場合、フォールト・トレラント・システムは、発生した故障に関連するハードウェア(モジュール)をシステムから切り離す。そして、フォールト・トレラント・システムは、故障が発生していない正常なハードウェア(モジュール)を用いて、処理を続行する。このような仕組みを用いて、フォールト・トレラント・システムは、耐故障性を向上させている。
フォールト・トレラント・システムについて、図面を参照して説明する。
図4は、一般的なフォールト・トレラント・システム90の構成の一例を示すブロック図である。
図4に示されているフォールト・トレラント・システム90は、二台の情報処理装置910(情報処理装置910と情報処理装置910)を含む。情報処理装置910と情報処理装置910とは、同様の構成を含み、同様に動作する。そのため、以下の説明において、情報処理装置910と情報処理装置910とを区別した説明において、各構成の符号としてアルファベット(a又はb)を付した符号を用いる。一方、共通の説明において、各構成の符号としてアルファベットを省略した符号を用いる。
各情報処理装置910は、それぞれが、各処理系となっている。以下の説明において、情報処理装置910を、「系1」とし、情報処理装置910を、「系2」とする。例えば、情報処理装置910に含まれる構成は、系1の構成である。
情報処理装置910は、それぞれ、情報処理部930と、切替え制御部920と、入出力処理部940とを含む。ここで、例えば、情報処理部930及び入出力処理部940が、ハードウェアである。
情報処理部930は、情報の処理を実行する。情報処理部930は、例えば、1つのCPU(Central Processing Unit)又は複数のCPU(CPU群)と、メモリ(例えば、メインメモリ)とを含む。ここで、例えば、CPU及びメモリが、モジュールである。フォールト・トレラント・システム90において、二つの情報処理部930(情報処理部930と情報処理部930)は、CPUサブシステムを構成している。ただし、CPUサブシステムは、切替え制御部920の一部を含む場合もある。
入出力処理部940は、情報の出力、及び/又は、情報の受信を実行する。入出力処理部940は、例えば、情報を出力する出力装置、又は、情報を受信する入力装置(以下まとめて、入出力装置と呼ぶ)である。フォールト・トレラント・システム90において、二つの入出力処理部940(入出力処理部940及び入出力処理部940)は、I/O(Input Output)サブシステムを構成している。ただし、I/Oサブシステムは、切替え制御部920の一部を含む場合もある。
このように、CPUサブシステムとI/Oサブシステムとは、ハードウェア(モジュール)が二重化された構成となっている。
切替え制御部920は、情報処理部930と入出力処理部940との間に位置し、各サブシステム(CPUサブシステム、及び、I/Oサブシステム)を制御する。そして、切替え制御部920は、他系の切替え制御部920と連携して、CPUサブシステムにおける両系の同期動作の維持、各サブシステムにおける故障の検出、及び、故障したハードウェア(モジュール)の切離しの制御を実行する。切替え制御部920は、他系の切替え制御部920との通信として、交差結合(cross-link)を用いている。
次に、故障が発生した場合について、図面を参照して説明する。
図5は、図4に示されているフォールト・トレラント・システム90において、1つの情報処理部930に故障が発生した場合を示す図である。
図5に示されているように、いずれかの情報処理部930で故障が発生した場合、故障が発生した情報処理部930に接続されている切替え制御部920は、故障が発生した情報処理部930を、システムから論理的に切り離す。その結果、フォールト・トレラント・システム90は、片系の情報処理部930を含むCPUサブシステムと、正常な二台の入出力処理部940を含むI/Oサブシステムとを用いて動作を継続する。
このように、フォールト・トレラント・システム90は、情報処理部930における故障において、二重化されている情報処理部930における切替え制御を実現している。
図6は、図4に示されているフォールト・トレラント・システム90において、1つの入出力処理部940に故障が発生した場合を示す図である。
I/Oサブシステムに含まれるいずれかの入出力処理部940が故障の場合、切替え制御部920は、故障した入出力処理部940を制御している情報処理部930に対し、故障(エラー)を通知する。情報処理部930は、その通知を基に、入出力処理部940を切り替える。
より具体的な例を用いて説明する。情報処理部930が、入出力処理部940を制御していたとする。切替え制御部920が、入出力処理部940の故障を検出した場合、切替え制御部920は、情報処理部930に故障を通知する。その結果、情報処理部930は、故障した入出力処理部940の使用を中止し、他系の入出力処理部940の使用に切り替える。情報処理部930が、入出力処理部940への切替えを完了すると、切替え制御部920は、故障した入出力処理部940をシステムから論理的に切り離す。
このように、フォールト・トレラント・システム90は、入出力処理部940における故障において、二重化されている入出力処理部940における切替え制御を実現している。
なお、図5に示されている故障が発生した場合、フォールト・トレラント・システム90において、情報処理装置910が停止しても、情報処理装置910が動作可能である。そのため、フォールト・トレラント・システム90は、運用を停止しないで情報処理部930を交換することができる。そして、フォールト・トレラント・システム90は、交換後の情報処理部930をシステムに組み込み、二重化を再開する。
また、図6に示されている故障が発生した場合、フォールト・トレラント・システム90において、情報処理装置910が停止しても、情報処理装置910が動作可能である。そのため、フォールト・トレラント・システム90は、運用を停止しないで入出力処理部940を交換することができる。そして、フォールト・トレラント・システム90は、交換後の入出力処理部940をシステムに組み込み、二重化を再開する。
このように、フォールト・トレラント・システム90は、単一の故障が発生した場合、システムから故障したハードウェア(例えば、上記の処理部)を切り離して運用を継続する。そして、故障したハードウェアが、新しいハードウェアに交換されると、フォールト・トレラント・システム90は、新しいハードウェアをシステムに組み込み、二重化状態に復帰する。このような動作を基に、フォールト・トレラント・システム90は、いずれかのハードウェアが故障しても、システムの運用を停止することなく、故障状態から復帰を実現している。
特開2006−17857号公報
しかし、故障は、確率的に発生する。そのため、確率的には低いが、フォールト・トレラント・システム90において、二重故障が、発生する場合がある。
ここで、二つの情報処理部930が故障した場合、フォールト・トレラント・システム90は、処理を継続できないため、システム運用を停止する。また、同様に、二つの入出力処理部940が故障した場合、フォールト・トレラント・システム90は、処理を継続できないため、システム運用を停止する。
一方、1つの情報処理装置910に含まれる情報処理部930と入出力処理部940とが故障した場合、残りの情報処理装置910が、単体の装置として、システム運用を継続できる。
さらに、片系の情報処理部930と、他系の入出力処理部940とが故障の場合、フォールト・トレラント・システム90は、システムの運用を継続できる。
図7は、1つの情報処理部930と、その情報処理部930に対して他系となっている入出力処理部940とに故障が発生した場合を示す図である。
図7に示されているように、系1の情報処理部930と系2の入出力処理部940とに故障が発生した場合、フォールト・トレラント・システム90は、系2の情報処理部930と系1の入出力処理部940とを用いて、システムの運用を継続できる。
しかし、故障部品を交換するためには、部品を含む情報処理装置910を停止することが必要である。例えば、系1の情報処理装置910の情報処理部930を交換のためには、情報処理装置910を停止することが必要である。
しかし、今の場合、フォールト・トレラント・システム90において動作している入出力処理部940は、情報処理装置910に搭載されている。つまり、故障部品を交換するために情報処理装置910を停止すると、情報処理部930は、入出力処理部940を用いた動作が実行できなくなる。その結果、フォールト・トレラント・システム90は、部品交換において、システム運用を停止する必要がある。
フォールト・トレラント・システムは、ユーザに対して、高可用性を提供するシステムである。つまり、部品交換においても、システムの運用を停止することは、できる限り避けることが望まれている。
しかし、上記のように特許文献1に記載の発明は、故障部品の交換において、システム運用を停止することが必要であるという問題点があった。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、システムの運用を停止しないで、故障部品の交換を実現する情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明の一形態における情報処理システムは、処理を実行する情報処理手段と、情報処理手段に制御されて情報処理手段の処理に必要な入力処理及び/又は出力処理を実行する主入出力処理手段と主入出力処理手段とは異なる入力処理及び/又は出力処理を実行する副入出力処理手段とを含む入出力処理手段と、入出力処理手段が故障のために情報処理システムから切り離なされている場合に、主入出力処理手段の故障の状態を確認し、主入出力処理手段が故障でない場合、主入出力処理手段を情報処理システムに組み込む切替え制御手段とを含む複数の情報処理装置を含む。
本発明の一形態における情報処理方法は、処理を実行する情報処理手段と、情報処理手段に制御されて情報処理手段の処理に必要な入力処理及び/又は出力処理を実行する主入出力処理手段と主入出力処理手段とは異なる入力処理及び/又は出力処理を実行する副入出力処理手段とを含む入出力処理手段とを含む複数の情報処理装置を含む情報処理システムにおいて、入出力処理手段が故障のために情報処理システムから切り離なされている場合に、主入出力処理手段の故障の状態を確認し、主入出力処理手段が故障でない場合、主入出力処理手段を情報処理システムに組み込む。
本発明の一形態におけるプログラムは、処理を実行する情報処理手段と、情報処理手段に制御されて情報処理手段の処理に必要な入力処理及び/又は出力処理を実行する主入出力処理手段と主入出力処理手段とは異なる入力処理及び/又は出力処理を実行する副入出力処理手段とを含む入出力処理手段とを含む複数の情報処理装置を含む情報処理システムにおいて、入出力処理手段が故障のために情報処理システムから切り離なされている場合に、主入出力処理手段の故障の状態を確認する処理と、主入出力処理手段が故障でない場合、主入出力処理手段を情報処理システムに組み込む処理とをコンピュータに実行させる。
本発明に基づけば、システムの運用を停止しないで、故障部品の交換を実現するとの効果を奏することができる。
図1は、本発明における第1の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る情報処理システムの動作を説明するための図である。 図3は、第1の実施形態に係る情報処理システムに含まれる情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、一般的なフォールト・トレラント・システムの構成の一例を示すブロック図である。 図5は、1つの情報処理部に故障が発生した場合を示す図である。 図6は、1つの入出力処理部に故障が発生した場合を示す図である。 図7は、片系の情報処理部と他系の入出力装置に故障が発生した場合を示す図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、各図面は、本発明の実施形態を説明するものである。ただし、本発明は、各図面の記載に限られるわけではない。また、各図面の同様の構成には、同じ番号を付し、その繰り返しの説明を省略する場合がある。また、以下の説明に用いる図面において、本発明の説明に関係しない部分の構成については、記載を省略し、図示しない場合もある。また、図面中の矢印の方向は、一例を示すものであり、ブロック間の信号の向きを限定するものではない。
<第1の実施形態例>
本発明における第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
[構成の説明]
まず、第1の実施形態に係る情報処理システム10の構成について説明する。
図1は、本発明における第1の実施形態に係る情報処理システム10の構成の一例を示す図である。
図1に示されているとおり、情報処理システム10は、複数の情報処理装置100を含む。情報処理システム10は、複数であれば、情報処理装置100の数を制限されない。図1は、一例として、2台の情報処理装置100を含む場合を示している。ただし、情報処理システム10は、3台以上の情報処理装置100を含んでもよい。
2台の情報処理装置100は、同じ構成を含む。そのため、情報処理装置100及び情報処理装置100に含まれる構成において共通の説明の場合、符号は、数字とする。一方、各情報処理装置100に関する個別の説明の場合、符号は、数値に下付アルファベットを付すとする。例えば、図1において左側の情報処理装置100の説明は、情報処理装置100を用いるとする。
また、各情報処理装置100は、各処理系を実現している。処理系を区別する場合、以下の説明では、図1の左側の情報処理装置100を「系1」とする。また、右側の情報処理装置100を「系2」とする。
次に、情報処理装置100の構成について説明する。
情報処理装置100は、切替え制御部200と、情報処理部300と、入出力処理部400とを含む。
情報処理部300は、情報処理装置100における一般的な処理を実行する。例えば、情報処理部300は、入出力処理部400における入力処理及び/又は出力処理を制御する。情報処理部300は、例えば、CPU及びメモリを含む回路を用いて実現される。
入出力処理部400は、情報処理部300の制御に基づいて、図示しない装置、又は、設備(例えば、通信網)との入力処理及び/又は出力処理を実行する。入出力処理部400は、例えば、入力機器(例えば、キーボード)又は出力機器(プリンター)である。あるいは、入出力処理部400は、入力及び出力を実行する機器(例えば、通信機器又は記憶装置)である。
入出力処理部400は、主入出力処理部401と副入出力処理部402とを含む。
主入出力処理部401は、情報処理部300の動作における基本的な機能を実現する。例えば、主入出力処理部401は、情報処理部300において動作するOS(Operation System)の起動に必要な機能を実現する。具体的には、主入出力処理部401は、例えば、OSを記録している記憶装置(例えば、HDD(Hard Disk Drive))である。つまり、情報処理部300は、主入出力処理部401を用いて、情報処理システム10の運用に必要な機能を実現できる。
一方、副入出力処理部402は、情報処理部300の動作において、主入出力処理部401との異なる機能、つまり追加的な機能を実現する。例えば、副入出力処理部402は、情報処理部300の動作において、一時的に停止可能な機能を実現する。例えば、副入出力処理部402は、プリンターである。
切替え制御部200は、情報処理部300及び入出力処理部400を監視し、情報処理部300及び入出力処理部400の切替えを制御する。より詳細には、切替え制御部200は、他系の切替え制御部200と連携して、情報処理部300及び入出力処理部400における冗長機能などの同期動作の維持、故障の検出、並びに、故障箇所の切離し及び組み込みを制御する。そのため、切替え制御部200は、他系の切替え制御部200と通信する。この通信は、特に制限されない。例えば、切替え制御部200は、この通信として、交差結合又はLAN(Local Area Network)を用いてもよい。
情報処理システム10は、故障が片系の情報処理装置100の範囲内の場合、一般的なフォールト・トレラント・システムと同様な動作を用いて、故障部分の交換を実現する。
さらに、情報処理システム10は、片系の情報処理部300と、他系の入出力処理部400との故障(二重故障)対して、後ほど説明する動作を基に、故障した情報処理部300及び入出力処理部400の交換を実現する。
[動作の説明]
次に、図面を参照して、第1の実施形態に係る情報処理システム10における動作を説明する。
図2は、第1の実施形態に係る情報処理システム10の動作を説明するための図である。
以下の説明では、図2に示されているように、情報処理装置100(系1)の情報処理部300において、故障が発生したとする。さらに、情報処理装置100(系2)の副入出力処理部402において、故障が発生したとする。ただし、副入出力処理部402は、既に説明しているように、情報処理部300の動作において追加的な機能を実現する処理部である。つまり、主入出力処理部401が、情報処理部300の動作に必要な機能を実現する。
情報処理システム10において、系2の情報処理部300は、通常の処理としては、系1の入出力処理部400(主入出力処理部401及び副入出力処理部402)を用いて動作する。つまり、系2の入出力処理部400(主入出力処理部401及び副入出力処理部402)は、システムから切り離されている。
まず、故障している情報処理部300を交換する場合について説明する。
以下で説明する動作は、例えば、図示しない情報処理システム10の保守装置からの指示を基に開始される。
まず、正常に動作している情報処理部300と同じ系の切替え制御部200は、切り離されている自系の入出力処理部400の状況を確認する。より詳細には、切替え制御部200は、主入出力処理部401の故障の状況を確認する。
主入出力処理部401が故障している場合、情報処理システム10は、以下で説明する処理を実行せずに、一般的な、保守作業における動作を進める。この場合の動作は、一般的なフォールト・トレラント・システムにおける保守動作のため、詳細な説明を省略する。
主入出力処理部401が正常(動作可能)な場合、情報処理システム10は、以下で説明する動作を基に、システムの運用を停止しないで、故障部品の交換を実現する。
なお、副入出力処理部402は、正常でも故障でもよい。そのため、切替え制御部200は、副入出力処理部402の状況を確認しなくてもよい。ただし、切替え制御部200は、副入出力処理部402の状況を確認してもよい。例えば、情報処理装置100が複数の副入出力処理部402を含む場合、切替え制御部200は、動作可能な副入出力処理部402と故障となっている副入出力処理部402とを判別してもよい。そして、切替え制御部200は、後ほど説明する主入出力処理部401をシステムに組み込むときに、正常な副入出力処理部402をシステムに組み込んでもよい。この場合、情報処理部300は、以下で説明する動作において、制限される機能が少なくなる。
切替え制御部200は、主入出力処理部401をシステムに組み込む。そして、切替え制御部200は、情報処理部300に対して、主入出力処理部401を用いた動作を実行するように指示する。つまり、切替え制御部200は、情報処理部300に対して、予め定義されている動作(主入出力処理部401を用いた動作)を実行するように指示する。主入出力処理部401は、情報処理部300におけるシステム運用に必要な機能を実現する。そのため、情報処理部300は、ある程度の機能制限(副入出力処理部402に関連する機能の制限)を受けるが、システムを運用するために必要な動作を実行できる。
そして、切替え制御部200は、切替え制御部200と連携して、入出力処理部400をシステムから切り離す。
その結果、情報処理装置100は、情報処理システム10における運用を停止しないで、停止することが可能となる。
そこで、情報処理システム10の保守員などが、故障した情報処理部300を交換する。そして、情報処理装置100が、情報処理部300の交換後に立ち上がると、切替え制御部200及び切替え制御部200は、立ち上がった情報処理装置100の情報処理部300と入出力処理部400とを、システムに組み込む。その結果、情報処理システム10は、情報処理部300における二重化を回復する。
そして、切替え制御部200は、情報処理部300に、入出力処理部400の使用再開を指示する。情報処理部300は、入出力処理部400を用いて、通常動作を再開する。情報処理部300における動作再開後、切替え制御部200は、入出力処理部400(詳細には、主入出力処理部401、及び、主入出力処理部401とともに組み込まれた副入出力処理部402)を情報処理システム10から切り離す。
このように、第1の実施形態に係る情報処理システム10は、情報処理システム10の運用を停止しないで、故障部品、具体的には、情報処理部300を交換することができる。
次に、故障している入出力処理部400を交換する場合について説明する。
上記のとおり、情報処理部300の二重化が回復した場合、情報処理システム10は、片系の故障、具体的には、入出力処理部400の単独故障状態となる。
片系の故障(単独故障)のため、情報処理システム10は、一般的なフォールト・トレラント・システムと同様に、システムの運用を停止しないで、故障した入出力処理部400(具体的には、副入出力処理部402)を交換することができる。
[効果の説明]
次に、第1の実施形態の効果について説明する。
第1の実施形態に係る情報処理システム10は、システムの運用を停止しないで、故障部品の交換を実現するとの効果を奏することができる。
その理由は、次のとおりである。
切替え制御部200は、入出力処理部400が、故障のため情報処理システム10から切り離されている場合に、主入出力処理部401の故障の状態を確認する。そして、主入出力処理部401が故障でない場合、切替え制御部200は、主入出力処理部401を情報処理システム10に組み込む。そして、切替え制御部200は、情報処理部300に、主入出力処理部401を用いた動作を指示する。
その結果、情報処理部300は、主入出力処理部401を用いて、システムの運用に必要な所定の動作を実現できる。
そのため、情報処理システム10は、システムの運用を停止しないで、情報処理部300が故障している情報処理装置100を停止することができる。その結果、保守員は、情報処理部300が故障している情報処理装置における故障部品(情報処理部300)を交換することができる。
このように、情報処理システム10は、故障している情報処理部300を含む情報処理装置100を停止して、部品を交換できるためである。
[発明の概要]
第1の実施形態に係る情報処理システム10の概要は、次のとおりである。
情報処理システム10は、複数の情報処理装置100を含む。
情報処理装置100は、切替え制御部200と、情報処理部300と、入出力処理部400とを含む。
情報処理部300は、処理を実行する。
入出力処理部400は、情報処理部300の動作に必要な入力処理及び/又は出力処理を実行する主入出力処理部401と、主入出力処理部401とは異なる入力処理及び/又は出力処理を実現する副入出力処理部402とを含む。
切替え制御部200は、入出力処理部400が、故障のため情報処理システム10から切り離されている場合に、主入出力処理部401の故障の状態を確認し、主入出力処理部401が故障でない場合、主入出力処理部401を情報処理システム10に組み込む。
このような動作を基に、情報処理システム10は、上記の効果を実現できる。
このように、図1に示されている情報処理システム10は、本発明の最小構成でもある。
[変形例]
以上の説明した情報処理装置100は、次のように構成される。
例えば、情報処理装置100の各構成部は、ハードウェア回路で構成されてもよい。
また、情報処理装置100において、各構成部は、ネットワークを介して接続した複数の装置を用いて、構成されてもよい。
また、情報処理装置100において、複数の構成部は、1つのハードウェアで構成されてもよい。
また、情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを含むコンピュータ装置として実現されてもよい。情報処理装置100は、上記構成に加え、さらに、入出力接続回路(IOC:Input / Output Circuit)と、ネットワークインターフェース回路(NIC:Network Interface Circuit)とを含むコンピュータ装置として実現されてもよい。
図3は、本変形例に係る情報処理装置600の構成の一例を示すブロック図である。
情報処理装置600は、CPU610と、ROM620と、RAM630と、内部記憶装置640と、IOC650と、NIC680とを含み、コンピュータ装置を構成している。
CPU610は、ROM620からプログラムを読み込む。そして、CPU610は、読み込んだプログラムに基づいて、RAM630と、内部記憶装置640と、IOC650と、NIC680とを制御する。そして、CPU610を含むコンピュータは、これらの構成を制御し、図1に示されている、切替え制御部200と、情報処理部300と、入出力処理部400しての各機能を実現する。
CPU610は、各機能を実現する際に、RAM630又は内部記憶装置640を、プログラムの一時記憶媒体として使用してもよい。
また、CPU610は、コンピュータで読み取り可能にプログラムを記憶した記憶媒体700が含むプログラムを、図示しない記憶媒体読み取り装置を用いて読み込んでもよい。あるいは、CPU610は、NIC680を介して、図示しない外部の装置からプログラムを受け取り、RAM630に保存して、保存したプログラムを基に動作してもよい。
ROM620は、CPU610が実行するプログラム及び固定的なデータを記憶する。ROM620は、例えば、P−ROM(Programmable-ROM)又はフラッシュROMである。
RAM630は、CPU610が実行するプログラム及びデータを一時的に記憶する。RAM630は、例えば、D−RAM(Dynamic-RAM)である。
内部記憶装置640は、情報処理装置600が長期的に保存するデータ及びプログラムを記憶する。また、内部記憶装置640は、CPU610の一時記憶装置として動作してもよい。内部記憶装置640は、例えば、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置、SSD(Solid State Drive)又はディスクアレイ装置である。
ここで、ROM620と内部記憶装置640は、不揮発性(non-transitory)の記憶媒体である。一方、RAM630は、揮発性(transitory)の記憶媒体である。そして、CPU610は、ROM620、内部記憶装置640、又は、RAM630に記憶されているプログラムを基に動作可能である。つまり、CPU610は、不揮発性記憶媒体又は揮発性記憶媒体を用いて動作可能である。
IOC650は、CPU610と、入力機器660及び表示機器670とのデータを仲介する。IOC650は、例えば、IOインターフェースカード又はUSB(Universal Serial Bus)カードである。さらに、IOC650は、USBのような有線に限らず、無線を用いてもよい。
入力機器660は、情報処理装置600の操作者からの入力指示を受け取る機器である。入力機器660は、例えば、キーボード、マウス又はタッチパネルである。
表示機器670は、情報処理装置600の操作者に情報を表示する機器である。表示機器670は、例えば、液晶ディスプレイである。
NIC680は、ネットワークを介した図示しない外部の装置とのデータのやり取りを中継する。NIC680は、例えば、他系の切替え制御部200との接続を実現する。NIC680は、例えば、Crossl−ink又はLANカードである。さらに、NIC680は、有線に限らず、無線を用いてもよい。
このように構成された情報処理装置600は、情報処理装置100と同様の効果を得ることができる。
その理由は、情報処理装置600のCPU610が、プログラムに基づいて情報処理装置100と同様の機能を実現できるためである。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本発明は、高度な信頼性を要求されるコンピュータ・システムに適用可能である。
10 情報処理システム
90 フォールト・トレラント・システム
100 情報処理装置
200 切替え制御部
300 情報処理部
400 入出力処理部
401 主入出力処理部
402 副入出力処理部
600 情報処理装置
610 CPU
620 ROM
630 RAM
640 内部記憶装置
650 IOC
660 入力機器
670 表示機器
680 NIC
700 記憶媒体
910 情報処理装置
920 切替え制御部
930 情報処理部
940 入出力処理部

Claims (3)

  1. 処理を実行する情報処理手段と、
    前記情報処理手段に制御されて前記情報処理手段の処理に必要な入力処理及び/又は出力処理を実行する主入出力処理手段と前記主入出力処理手段とは異なる入力処理及び/又は出力処理を実行する副入出力処理手段とを含む入出力処理手段と、
    前記入出力処理手段が故障のために情報処理システムから切り離なされている場合に、前記主入出力処理手段の故障の状態を確認し、前記主入出力処理手段が故障でない場合、前記主入出力処理手段を情報処理システムに組み込む切替え制御手段と
    含む情報処理装置を複数含み、
    前記切替え制御手段が、
    前記情報処理手段に、組み込まれた前記主入出力処理手段を用いた動作を実行するように指示し、
    前記情報処理手段が、組み込まれた前記主入出力処理手段を用いた動作を開始した後、
    前記切替え制御手段が、
    他の情報処理装置の前記切替え制御手段に、前記他の情報処理装置の前記入出力処理手段を情報処理システムから切り離すように指示する
    情報処理システム。
  2. 前記他の情報処理装置が、前記他の情報処理装置の前記入出力処理手段を情報処理システムから切り離し、前記入出力処理手段が交換された後に交換された前記入出力処理手段を情報処理システムに組み込んだ場合、
    前記切替え制御手段が、
    前記情報処理手段に、組み込まれた前記他の情報処理装置の前記入出力処理手段を用いて動作するように指示する
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 処理を実行する情報処理手段と、
    前記情報処理手段に制御されて前記情報処理手段の処理に必要な入力処理及び/又は出力処理を実行する主入出力処理手段と前記主入出力処理手段とは異なる入力処理及び/又は出力処理を実行する副入出力処理手段とを含む入出力処理手段と、
    前記入出力処理手段が故障のために情報処理システムから切り離なされている場合に、前記主入出力処理手段の故障の状態を確認し、前記主入出力処理手段が故障でない場合、前記主入出力処理手段を情報処理システムに組み込む切替え制御手段と
    を含む情報処理装置を複数含む情報処理システムにおいて
    前記切替え制御手段が、
    前記情報処理手段に、組み込まれた前記主入出力処理手段を用いた動作を実行するように指示し、
    前記情報処理手段が、組み込まれた前記主入出力処理手段を用いた動作を開始した後、
    前記切替え制御手段が、
    他の情報処理装置の前記切替え制御手段に、前記他の情報処理装置の前記入出力処理手段を情報処理システムから切り離すように指示する
    情報処理方法。
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