JP6640603B2 - 自走式掃除機 - Google Patents

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Description

この発明は自走式掃除機に関する。
この発明の背景技術としては、筐体の床面対向面に走行用車輪と、床面から塵埃を吸引する吸引口と、吸引口の近傍に設けられ塵埃を吸引口に掃き寄せるサイドブラシとを備え、床面を自走しながら清掃を行う自走式掃除機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、このような自走式掃除機を用いて、室内を規則走行又はランダム走行を選択的に行うようにした掃除方法も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−188205号公報 特開2005−352707号公報
しかしながら、このような従来の自走式掃除機と掃除方法とを用いて室内を掃除した場合に、塵埃をサイドブラシによって吸引口に十分に掃き寄せることができないことがあり、その改善が求められてきた。この発明はこのような事情を考慮してなされたもので、塵埃をサイドブラシによって吸引口に十分に掃き寄せ、清掃を効果的に行うことができる自走式掃除機を提供するものである。
この発明は、床面を走行するための筐体と、筐体を前進および旋回駆動するために筐体に同軸方向に設けられた一対の駆動輪と、筐体の床面対向面に前進方向の左右に、かつ、駆動輪の前方に駆動輪の軸に平行に配列された一対のサイドブラシと、一対のサイドブラシによって掃き寄せられる床面の塵埃を床面対向面の吸引口を介して吸引する筐体内の吸引部と、筐体外部の障害物を検出するセンサと、センサの出力を受けて前記駆動輪とサイドブラシと吸引部を駆動制御する駆動源および制御部とを備え、前記制御部は、前記筐体が部屋の第1の壁に沿って進行し、第1の壁と第2の壁とが形成する隅に到達した時、一旦進行を停止し、筐体を複数回、往復旋回させた後、第2の壁に沿って進行を再開し、筐体は、駆動輪の後方に後方サイドブラシを有し、後方サイドブラシは、前方サイドブラシが取り残した塵埃を前記吸引口に掃き寄せることを特徴とする自走式掃除機を提供するものである。
第1の発明によれば、部屋の隅(スミ)において、掃除機本体を一旦停止させた後、往復旋回を複数回、行わせるので、隅の塵埃がサイドブラシによって吸引口に十分に掃き寄せられ、効果的な清掃結果が得られる。
また、第2の発明によれば、前方のサイドブラシに加えて後方のサイドブラシを備えるので、両者が連動し塵埃を吸引口に十分に掃き寄せることができる。
この発明の第1実施形態に係る自走式掃除機の上面斜視図である。 図1に示す自走式掃除機の底面図である。 図1に示す自走式掃除機の制御回路のブロック図である。 図1に示す自走式掃除機の側面から見た内部構成説明図である。 図1に示す自走式掃除機の動作の一例を示すフローチャートである。 図1に示す自走式掃除機の動作の他の例を示すフローチャートである。 この発明の第2実施形態に係る図2対応図である。 この発明の第2実施形態に係る後方サイドブラシの斜視図である。 この発明の第2実施形態に係る後方サイドブラシと後輪の一体化アセンブリを示す断面図である。 図9の要部分解斜視図である。 この発明の第2実施形態に係る図3対応図である。 この発明の第3実施形態に係る図11対応図である。 この発明の第3実施形態に係る自走式掃除機の好ましい運転条件を示すフローチャートである。
この発明の自走式掃除機は、床面を走行するための筐体と、筐体を前進および旋回駆動するために筐体に同軸方向に設けられた一対の駆動輪と、筐体の床面対向面に前進方向の左右に、かつ、駆動輪の前方に駆動輪の軸に平行に配列された一対のサイドブラシと、一対のサイドブラシによって掃き寄せられる床面の塵埃を床面対向面の吸引口を介して吸引する筐体内の吸引部と、筐体外部の障害物を検出するセンサと、センサの出力を受けて前記駆動輪とサイドブラシと吸引部を駆動制御する駆動源および制御部とを備え、前記制御部は、前記筐体が部屋の第1の壁に沿って進行し、第1の壁と第2の壁とが形成する隅に到達した時、一旦進行を停止し、筐体を複数回、往復旋回させた後、第2の壁に沿って進行を再開することを特徴とする。
また、この発明の自走式掃除機は、床面を走行するための筐体と、筐体を前進および旋回駆動するために筐体に同軸方向に設けられた一対の駆動輪と、筐体の床面対向面に前進方向の左右に、かつ、駆動輪の前方に駆動輪の軸に平行に配列された一対の前方サイドブラシと、一対の前方サイドブラシによって掃き寄せられる床面の塵埃を床面対向面の吸引口を介して吸引する筐体内の吸引部と、筐体外部の障害物を検出するセンサと、センサの出力を受けて前記駆動輪とサイドブラシと吸引部を駆動制御する駆動源および制御部とを備え、筐体は、駆動輪の後方に後方サイドブラシを有し、後方サイドブラシは、前方サイドブラシが取り残した塵埃を前記吸引口に掃き寄せることを特徴とする。
後方サイドブラシは、その回転外径が前記一対の前方サイドブラシの配列方向の最大長さよりも大きくてもよい。
筐体は、駆動輪の後方に筐体を支持する後輪を備え、後方サイドブラシは、後輪と一体化されてもよい。
制御部は、筐体を時計回りの方向に前進又は旋回させるときには、後方サイドブラシを時計回りに回転させ、筐体を反時計回りの方向に前進又は旋回させるときには、後方サイドブラシを反時計回りに回転させてもよい。
(第1実施形態)
この発明の第1実施形態に係る自走式掃除機(以下、掃除ロボットという)は、床面を自走しながら、床面上の塵埃を空気と共に吸い込み、塵埃を除去した空気を排気することにより床面を掃除するようになっている。
図1はこの発明の第1実施形態に係る自走式掃除機の上から見た斜視図であり、図2は図1に示される自走式掃除機の底面図であり、図3は図1に示す自走式掃除機の制御回路のブロック図である。また、図4は図1に示す自走式掃除機の側面から見た内部構成説明図である。
これらの図に示すように、掃除ロボット1Aは、円盤形の筐体2を備え、この筐体2の上面に排気口41を備える。図2に示すように底板2aには、回転ブラシ3、一対のサイドブラシ4、吸引口11、一対の駆動輪5、後輪7および前輪8、3個の床面検知センサ12が設けられている。なお、床面検知センサ12は赤外線発光ダイオードとフォトトランジスタから構成され、その検知面が床面に向かって露出するようになっている。
また、筐体2内には、図4に示すように吸引口11に接続された吸引路10と、吸引路10の下流側に設けられた集塵部20と、集塵部20の下流側に設けられた電動送風機30と、電動送風機30と排気口41とを接続する排気路40とを備える。
筐体2は、図1に示すように、蓋2b1および蓋2b1の後方位置に形成された排気口41を有する平面視円形の天板2bと、底板2aおよび天板2bの外周部に沿って設けられた平面視円環形の側板2cとを備えている。天板2bには掃除ロボット1Aの作動条件や作動指令を入力する操作パネル31が設けられている。
底板2a(図2)には、前述の前輪8および一対の駆動輪5の下部を筐体2内から外部へ突出させる複数の孔部が形成されている。また、側板2cの前方には、図1に示すように掃除ロボット1Aの矢印X(図2)で示す前進方向の障害物を検出する複数の超音波センサ9が設けられている。
一対の駆動輪5は、筐体2の底板2aと平行で同軸方向の一対の軸5a(図2)を中心に回転可能に設けられており、一対の駆動輪5が同一方向に回転すると筐体2が矢印X又はY方向に進退し、各駆動輪5が互いに逆方向に回転すると筐体2が旋回するようになっている。
一対の駆動輪5の回転軸は、後述する一対の走行モータからそれぞれ個別に回転力が得られるように連結されており、各走行モータは筐体2の底板2aの内面に直接またはサスペンション機構を介して固定されている。
前輪8はローラからなり、進路上に現れた段差に接触したとき、筐体2が上りの段差を容易に乗り越えられるよう、駆動輪5が接触する床面から少し浮き上がる位置に筐体2の底板2aに回転自在に設けられている。
後輪7は自在車輪からなり、床面と接触するように筐体2の底板2aの一部に旋回自在に設けられている。
このように、筐体2に対して前後方向の中間に一対の駆動輪5を配置し、前輪8を床面から浮かせ、掃除ロボット1Aの全重量を一対の駆動輪5と後輪7によって支持できるように、筐体2に対して前後方向に重量が配分されている。これにより、進路前方の塵埃を前輪8によって遮ることなく吸込口11に導くことができる。
前述の回転ブラシ3は、筐体2の底板2aと平行な軸を中心に回転可能に吸込口11の入口に設けられている。また、底板2aにおける吸込口11の前方左右両側のサイドブラシ4は、底板2aと垂直な軸を中心に回転するようになっている。回転ブラシ3は、回転軸であるローラの外周面に螺旋状にブラシを植設することにより形成されている。
サイドブラシ4は、底板2aに垂直な回転軸と、回転軸の下端に放射状に設けられた複数本(ここでは4本)のブラシ束4aを有している。回転ブラシ3の回転軸および一対のサイドブラシ4の回転軸は、筐体2の底板2aの内面に支持されると共に、その付近に設けられた後述するブラシ駆動モータと、プーリおよびベルトを含む動力伝達機構を介して連結されている。
筐体2の底板2aにおける前輪8の前方および吸引口11の両側には、前述のように床面を検知する床面検知センサ12が配置されているので、床面検知センサ12によって下りの段差が検知されると、その検知信号が後述の制御部に送信され、制御部が両駆動輪5を停止するよう制御する。それによって、掃除ロボット1Aの下り段差への落下が防止される。また、制御部は、床面検知センサ12が下りの段差を検知すると、下りの段差を回避して走行するように制御してもよい。
筐体2はバッテリーを内蔵し、筐体2の側板2cの後端には、内蔵するバッテリーの充電を行う充電端子(図示しない)が設けられている。室内を自走しながら掃除する掃除ロボット1Aは、掃除が終了すると室内に設置されている充電台に帰還する。
これにより、充電台に設けられた端子部に充電端子が接触し、バッテリーの充電が行われる。商用電源(コンセント)に接続される充電台は、通常、室内の側壁に沿って設置される。なお、バッテリーは、制御部をはじめ、各種モータ等の各駆動制御要素に電力を供給する。
図4に示す集塵部20は、吸引路10に接続される集塵ボックス21と、集塵ボックス21に着脱可能に設けられたフィルタ22とを有している。集塵ボックス21は、通常、筐体2内に収納されているが、集塵ボックス21内に捕集された塵埃を廃棄する際は、筐体2の蓋2b1(図1)を開いて出し入れされるようになっている。
図3に示すように、掃除ロボット1A全体の動作制御を行う制御回路は、制御部15a、掃除ロボット1Aの動作に係る設定条件や作動指令を入力する操作パネル31、走行マップ18aなどのプログラムデータ等を記憶する記憶部18、電動送風機30を駆動するためのモータドライバ30a、一対の駆動輪5の各走行モータ51を個別に正逆転駆動するためのモータドライバ51a、回転ブラシ3とサイドブラシ4を同時駆動するブラシ用モータ17を一方向に回転するためのモータドライバ17a、床面検知センサ12を制御する制御ユニット12a、超音波センサ9を制御する制御ユニット9a等を備える。
制御部15aはCPU、ROM、RAMからなるマイクロコンピュータを備え、操作パネル31からの指令と、床面検知センサ12および超音波センサ9の出力と、記憶部18に予め記憶されたプログラムデータとに基いて、モータドライバ30a、51a、17aに個別に制御信号を送信し、電動送風機30、走行モータ51およびブラシ用モータ17を駆動制御して、一連の掃除運転を行う。なお、プログラムデータには、床面の広い領域を清掃する通常モード用と、壁際に沿って清掃する壁際モード用のプログラムデータなどが含まれる。
また、制御部15aは、ユーザーによる設定条件や作動指令を操作パネル31から受け入れて記憶部18に記憶させる。この記憶部18に記憶される走行マップ18aは、掃除ロボット1Aの設置場所周辺の走行経路や走行速度などといった走行に係る情報であり、予めユーザーによって記憶部18に記憶させるか、あるいは掃除ロボット1A自体が掃除運転中に自動的に記録することができる。
このように構成された掃除ロボット1Aにおいて、操作パネル31からの掃除運転開始の指令により、電動送風機30、駆動輪5、回転ブラシ3およびサイドブラシ4が駆動する。これにより、回転ブラシ3、サイドブラシ4、駆動輪5および後輪7が床面に接触した状態で、掃除ロボット1Aは所定の範囲を自走しながら吸込口11から床面の塵埃を含む空気を吸い込む。
このとき、回転ブラシ3の回転によって床面上の塵埃は掻き上げられて吸込口11に導かれる。また、サイドブラシ4の回転によって吸込口11の側方の塵埃が吸込口11に導かれる。
吸込口11から筐体2内に吸い込まれた塵埃を含む空気は、筐体2の吸引路10(図4)を通り、集塵ボックス21内に流入する。集塵ボックス21内に流入した気流は、フィルター22を通過して塵埃が除去された後、電動送風機30に流入して排気路40に導かれ、排気口41から外部へ排出される。この際、集塵ボックス21内の気流に含まれる塵埃は、フィルター22によって捕獲され、集塵ボックス21内に堆積する。
また、掃除ロボット1Aは、前述のように進路上の障害物を検出した場合および掃除領域の周縁に到達した場合、駆動輪5が一旦停止し、次に左右の駆動輪5を互いに逆方向に回転して向きを変える。これにより、掃除ロボット1Aは、設置場所全体あるいは所望範囲全体に障害物を避けながら自走して掃除をすることができる。
また、掃除ロボット1Aは、前述のように、左右の駆動輪5と後輪7の3点で床面に接触しており、前進時に急停止しても後輪7が床面から浮き上がらないようなバランスで重量配分されている。
そのため、掃除ロボット1Aが前進中に下りの段差の手前で急停止しても、それによって掃除ロボット1Aが前のめりに傾いて下りの段差へ落下するということが防止されている。なお、駆動輪5は、急停止してもスリップしないよう、溝を有するゴムタイヤをホイールに嵌め込んで形成されている。
図5はこの実施形態における掃除ロボット1Aの動作の一例を示すフローチャートである。特に、部屋の隅(スミ)を掃除するときの動作をこのフローチャートを用いて説明する。
まず、右側の壁際を走行しながら掃除中の掃除ロボット1AがステップS1において右側に隅を検知すると、一旦停止する。そして、時計回りに45度旋回し(ステップS2)、次に、反時計回りに90度旋回した後、時計回りに90度旋回する(ステップS3,S4)。
次に、掃除ロボット1Aは反時計回りに135度旋回した後、時計回りに225度旋回(ステップS5,S6)し、次に、反時計回りに90度旋回した後、時計回りに90度旋回する(ステップS7,S8)。そして、最後に反時計回りに225度旋回し、もう一方の壁際の走行を再開する(ステップS9,S10)。
掃除ロボット1Aは隅に到達すると、このように往復旋回をくり返し行うことにより、一対のサイドブラシ4の一方だけでなく他方も有効に使って隅の掃除を行うことができるので、塵埃の取り残しが少なくなる。
図6は、この実施形態における掃除ロボット1Aの動作の他の例を示すフローチャートである。図5と同様に部屋の隅を掃除するときの動作をこのフローチャートを用いて説明する。
まず、右側の壁際を走行しながら掃除中の掃除ロボット1Aが、ステップS21において右側に隅を検知すると、一旦停止する。そして、時計回りに45度旋回する(ステップS22)。
次に、ステップ23において、θ度(反時計回り)の旋回と−θ度(時計周り)の旋回の実施による「スミ掃除」を実行する(ここで、90°≦θ≦180°)。
そして、「スミ掃除」実行カウント数Nに1を加える(ステップS24)。ステップS25において、「スミ掃除」実行カウント数NがA(1以上)を越えると、Nをリセットし(ステップS26)、スミ掃除の回転角度を反転させ、「スミ掃除」の往復実行カウント数Mに0.5を加える(ステップS27,27a)。
そして、「スミ掃除」の往復実行カウント数MがB(1以上)を越えると(ステップS28)、Mをリセットし(ステップS29)、反時計回りに135度回転して(ステップSS29a)、もう一方の壁際の走行を再開する(ステップS30)。
なお、ステップS25においてN<Aの場合、およびステップS28においてM<Bの場合には、ルーチンはステップS23へ戻る。
図6に示す動作においても、掃除ロボット1Aは、一対のサイドブラシ4の一方だけでなく、他方も有効に使って隅の掃除を行うので、塵埃の取り残しが少なくなる。
なお、図5および図6に示すフローチャートにおいては、いずれも、最初に右側の壁際を走行する例を説明したが、最初に左側の壁際を走行する場合も同様であり、その場合には掃除ロボット1Aの旋回方向が逆になるだけである。
(第2実施形態)
図7は第2実施形態に係る図2対応図、図11は第2実施形態に係る図3対応図である。この実施形態においては、第1実施形態の後輪7(図2)を、図7に示すように後方サイドブラシ50と一体化したアセンブリ101で置換すると共に、第1実施形態の制御部15a(図3)に、図11に示すように後方サイドブラシ用モータ70を一方向に回転駆動するためのモータドライバ70aを追加している。その他の構成は第1実施形態と同等であるので説明を省略する。
なお、この実施形態において後方サイドブラシ50を設けるに際して後方サイドブラシ50を後輪7と一体化したのは、それらを個別に設けると、後方サイドブラシ50のサイズが後輪7の存在によって縮小され、その効果が低下するからである。
図8は後方サイドブラシ50を示す斜視図である。
図8に示すように、後方サイドブラシ50は、貫通孔88を同軸に有する筒状の回転軸50bと、回転軸50bの下端外周のフランジから放射状に伸びる4本の棒状のブラシ束50aとを備え、回転軸50bには2ヶ所が上から縦方向に切り込まれて回転軸50bの外周面から突出する2つの弾性係止爪50cが形成されている。
図9は図8に示す後方サイドブラシ50に図2に示す後輪7を一体化したアセンブリ101を示す断面図、図10は図9に示すアセンブリ101の要部分解斜視図である。これらの図に示すように、底板2aの上面には、底板2aに貫通孔91を有する筒状部71が立設する。
そして、筒状部71の上端にスパーギア(平歯車)73の回転軸74を回転自在に支持する軸受けとしてのメタルワッシャ72が嵌入されている。スパーギア73およびその回転軸74は、同軸に形成された縦方向の貫通孔89を有すると共に、後方サイドブラシ50の2つの弾性係止爪50cをそれぞれ弾性的に受入れて離脱可能に係止するための2つの係止窓75を側面に備えている。
そして、スパーギア73の回転軸74の下端がメタルワッシャ72に装着され、軸受けとしてのメタルワッシャ76がスパーギア73の上部に装着されている。
そして、メタルワッシャ76に上部からアセンブリ固定部材78が嵌め込まれる。アセンブリ固定部材78は図示しない接続部材を用いて底板2aに固定される。
後方サイドブラシ50は、回転軸10bが底板2aの下方から底板2aの貫通孔91と回転軸74の貫通孔89に挿入され、弾性係止爪50cが係止窓75に離脱可能に係止され、装着される。
一方、後方サイドブラシ50を駆動する後方サイドブラシ用モータ70は、図示しないビスを用いて底板2aに固定される。そして、モータ70の出力軸に結合されたスパーギア(平歯車)77はスパーギア73と噛み合って、モータ70の回転力が後方サイドブラシ50の回転軸50bに伝達されるようになっている。
一方、アセンブリ固定部材78は下方へ突出する支柱103(図9)を備える。
後輪7は車輪保持部材106の下端に支持軸107によって回転自在に保持され、車輪保持部材106の上端はスラスト軸受105を介して支柱103の下端にネジ止めされている。従って、後輪7は支柱103の軸を中心に旋回自在である。
なお、後方サイドブラシ50の交換は、車輪保持部材106を支柱103の下端のネジからとりはずした状態で行う。
この実施形態の特徴は図7に示すように、後方サイドブラシ50を後輪7と一体に設けると共に、後方サイドブラシ50の回転外径、つまり放射状に伸びたブラシ束50aの最大径W2が、前方の一対のサイドブラシ4のブラシ束4aの先端間の最大距離、つまり、一対のサイドブラシ4の配列方向の最大長さW1よりも大きく設定されている。従って、掃除ロボット1Aが前進しながら清掃を行うとき、一対のサイドブラシ4が取り残した塵埃を長いブラシ束50aを有する後方サイドブラシ50によって吸引口11へ効果的に掃き寄せることができる。
(第3実施形態)
図12は第3実施形態に係る図11対応図である。この実施形態においては第2実施形態のモータドライバ70a(図11)を、後方サイドブラシ用モータを正逆回転可能に駆動できるモータドライバ70bに置換している。その他の構成は第2実施形態と同等であるので説明を省略する。
図13はこの実施形態において、一対の駆動輪5の回転状況に対する後方サイドブラシ50の回転方向の好ましい例を示すフローチャートである。図13に示すように両駆動輪5が前方回転するとき(ステップS31)、右駆動輪の回転速度SRと左駆動輪の回転速度SLとを比較して(ステップS32)、SR>SLのときには掃除ロボット1Aは左へ曲がるので、後方サイドブラシ50を反時計回りに回転させる(ステップS33)。
逆にSR<SLのときには、後方サイドブラシ50を時計回りに回転させる(ステップS35)。
SR=SLの場合には、後方サイドブラシ50の回転方向は指定されない(ステップS36)。
ステップS31,S37において、両駆動輪もしくは片側が停止していて逆側が後方回転のときさらにSR>SLのとき(ステップS38)、後方サイドブラシ50を反時計時計回りに回転させる(ステップS39)。
ステップ38において両駆動輪もしくは片側が停止していて逆側が後方回転のときさらにSL>SRのとき、後方サイドブラシ50を時計方向に回転させる(ステップS40)。
なお、ステップS31,S37において両駆動輪が後方回転かつSL=SRのときには、後方サイドブラシ50の回転方向は左右いずれでもよい(ステップS36)。
このようにして、一対の駆動輪5の回転方向と回転速度に応じて後方サイドブラシ50の回転方向を制御することにより、後方サイドブラシ50の効果をより向上させることができる。また、後方サイドブラシ50の回転方向が左右いずれにも回転できるので、サイドブラシのブラシ束が回転方向とは逆に曲がるクセが付くのを防止できる。
ここまでは、主に筐体の平面視が円形の掃除ロボットについて説明してきたが、筐体の形状は円形に限ったものではない。例えば、図示しないが、筐体の平面視が略四角形や、略三角形の掃除ロボットであれば、掃除ロボット後方に位置する頂点近傍に後方サイドブラシを設ける形状が考えられる。
また、ティアドロップ形状(涙型)であれば、頂点が後方になるように構成することが考えられ、この場合も頂点近傍に後方サイドブラシを設けるとよい。
このように、筐体が平面視で頂点を有する形状で、かつ頂点近傍にサイドブラシを有すると、筐体が回転するときの頂点付近の回転半径は前方配置のサイドブラシよりも大きく設定しやすい。加えて、頂点部は隅の奥に入り込みやすいので、より隅の塵埃をかきだす効果が高くなる。
1A 掃除ロボット、2 筐体、2a 底板、2b1 蓋、2b 天板、2c 側板、3 回転ブラシ、4 サイドブラシ、4a ブラシ束、5 駆動輪、5a 軸、7 後輪、8 前輪、9 超音波センサ、9a 制御ユニット、10 吸引路、11 吸引口、12 床面検知センサ、12a 制御ユニット、15a 制御部、17 ブラシ用モータ、17a モータドライバ、18 記憶部、18a 走行マップ、20 集塵部、21 集塵ボックス、22 フィルタ、30 電動送風機、30a モータドライバ、31 操作パネル、40 排気路、41 排気口、
50 後方サイドブラシ、50a ブラシ束、50b 回転軸、50c 弾性係止爪、51 走行モータ、
70 後方サイドブラシ用モータ、71 筒状部、72 メタルワッシャ、73 スパーギア、74 回転軸、75 係止窓、76 メタルワッシャ、77 スパーギア、78 アセンブリ固定部材、88 貫通孔、89 貫通孔、91 貫通孔、101 アセンブリ、103 支柱、105 スラスト軸受、106 車輪保持部材、107 支持軸

Claims (4)

  1. 床面を走行するための筐体と、筐体を前進および旋回駆動するために筐体に同軸方向に設けられた一対の駆動輪と、筐体の床面対向面に前進方向の左右に、かつ、駆動輪の前方に駆動輪の軸に平行に配列された一対のサイドブラシと、一対のサイドブラシによって掃き寄せられる床面の塵埃を床面対向面の吸引口を介して吸引する筐体内の吸引部と、筐体外部の障害物を検出するセンサと、センサの出力を受けて前記駆動輪とサイドブラシと吸引部を駆動制御する駆動源および制御部とを備え、前記制御部は、前記筐体が部屋の第1の壁に沿って進行し、第1の壁と第2の壁とが形成する隅に到達した時、一旦進行を停止し、筐体を複数回、往復旋回させた後、第2の壁に沿って進行を再開し、筐体は、駆動輪の後方に筐体を支持する後輪と後方サイドブラシを有し、後方サイドブラシは、後輪と一体化されて前方サイドブラシが取り残した塵埃を前記吸引口に掃き寄せることを特徴とする自走式掃除機。
  2. 制御部は、筐体を時計回りの方向に前進又は旋回させるときには、後方サイドブラシを時計回りに回転させ、筐体を反時計回りの方向に前進又は旋回させるときには、後方サイドブラシを反時計回りに回転させる請求項1に記載の自走式掃除機。
  3. 床面を走行するための筐体と、筐体を前進および旋回駆動するために筐体に同軸方向に設けられた一対の駆動輪と、筐体の床面対向面に前進方向の左右に、かつ、駆動輪の前方に駆動輪の軸に平行に配列された一対のサイドブラシと、一対のサイドブラシによって掃き寄せられる床面の塵埃を床面対向面の吸引口を介して吸引する筐体内の吸引部と、筐体外部の障害物を検出するセンサと、センサの出力を受けて前記駆動輪とサイドブラシと吸引部を駆動制御する駆動源および制御部とを備え、前記制御部は、前記筐体が部屋の第1の壁に沿って進行し、第1の壁と第2の壁とが形成する隅に到達した時、一旦進行を停止し、筐体を複数回、往復旋回させた後、第2の壁に沿って進行を再開し、筐体は、駆動輪の後方に後方サイドブラシを有し、後方サイドブラシは、前方サイドブラシが取り残した塵埃を前記吸引口に掃き寄せ、制御部は、筐体を時計回りの方向に前進又は旋回させるときには、後方サイドブラシを時計回りに回転させ、筐体を反時計回りの方向に前進又は旋回させるときには、後方サイドブラシを反時計回りに回転させることを特徴とする自走式掃除機。
  4. 後方サイドブラシは、その回転外径が前記一対の前方サイドブラシの配列方向の最大長さよりも大きい請求項1〜3のいずれか1つに記載の自走式掃除機。
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