JP6640594B2 - ベルマウス、ポンプ、ベルマウスの製造方法及びポンプの製造方法 - Google Patents

ベルマウス、ポンプ、ベルマウスの製造方法及びポンプの製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、ベルマウス、ポンプ、ベルマウスの製造方法及びポンプの製造方法に関する。
ベルマウスは、ポンプ等の種々の流体機器に適用され、流体機器の吸込口を構成している。ベルマウスとして、板金によって構成されているものが知られている。
例えば、特許文献1が開示するポンプに適用された吸込みケーシングは、複数の中空円錐台形状をなすリング部材をベルマウス形状に接合して形成されている。
また、特許文献2が開示するポンプに適用された吸込みベルは、金属板材をスピニングプレス加工することにより形成されている。
特開2007−247414号 特開2013−108388号
特許文献1が開示するように、複数の中空円錐台形状をなすリング部材をベルマウス形状に接合した吸込ケーシングにあっては、相互に接合されるリング部材のテーパ角が異なっている。このため、リング部材の接合領域で吸込ケーシングの内面にエッジが形成され、内面を十分に滑らかにすることができない。この結果、リング部材の接合領域で流体の流れに剥離が生じ、吸込ケーシングにおける流体の流れが不均一になってしまう虞がある。
一方、特許文献2が開示するように、金属板材をスピニングプレス加工して吸込みベルを形成した場合、吸込みベルの内面を円滑にすることができる。しかしながら、スピニングプレス加工はプレス加工に比べて高度な技術を要するため、吸込みベルの製造コストが高くなってしまう。
上記事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態の目的は、製造が容易であり、流体が円滑に流動可能であるベルマウス、該ベルマウスを備えるポンプ、該ベルマウスの製造方法及び該ベルマウスを備えるポンプの製造方法を提供することにある。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るベルマウスは、
環形状の第1開口端、前記第1開口端から軸線に沿う軸線方向に離間し且つ前記第1開口端よりも小さい直径を有する環形状の第2開口端、及び、前記第1開口端と前記第2開口端の間を延びる流路を有する周壁を備え、
前記周壁は、前記軸線方向にて少なくとも一部の領域に、前記軸線を含む断面にて、湾曲した断面形状を有する湾曲部を含み、
前記湾曲部は、前記軸線の回りの周方向に配列された複数の金属製の板の少なくとも一部によって構成され
前記複数の金属製の板同士の継ぎ目は、前記軸線の回りにて螺旋状に延在している。
上記構成(1)によれば、周壁が、軸線方向にて少なくとも一部の領域に湾曲部を含み、軸線を含む断面にて、湾曲部が湾曲した断面形状を有している。従って、湾曲部の内面は滑らかであり、ベルマウス内の流路を流れる流体が、湾曲部の内面から剥離することが防止される。このため、ベルマウス内の流路における流体の流れが不均一になることが防止され、流体が円滑に流れることができる。
金属製の板同士の継ぎ目は、研磨等によって滑らかにすることができるが、継ぎ目に凹凸が生じる可能性もある。このような場合、継ぎ目の延在方向に対する流体の流れ方向によっては、凹凸で流れが剥離する虞がある。
ここで、一般的には、ベルマウス内での流体の流れ方向は、軸線方向に略沿っているが、場合によっては、流体の流れが旋回成分を含んでいる場合がある。このような場合、上記構成(1)によれば、金属製の板同士の継ぎ目が軸線の回りにて螺旋状に延びているので、流体の流れが旋回成分を含んでいたとしても、金属製の板同士の継ぎ目の延在方向と流体の流れ方向を略一致させることができる。このため、継ぎ目に凹凸があったとしても、流体の流れが剥離することが防止される。
)幾つかの実施形態では、上記構成(1)において、
前記周壁は、前記軸線方向にて前記湾曲部とは異なる領域に金属製の少なくとも1つのテーパ部を更に含み、
前記少なくとも1つのテーパ部は、前記軸線を含む断面にて、前記軸線に対し傾斜した真っ直ぐな断面形状を有する。
上記構成()のように、周壁がテーパ部を含んでいても、軸線方向でのテーパ部の位置によっては、テーパ部が流体の流れに与える影響が小さく、ベルマウス内を流体が円滑に流れることができる。
一方、周壁がテーパ部を含んでいることで、ベルマウスの形状の簡略化を図ることができ、ベルマウスの製造が容易になる。
)幾つかの実施形態では、上記構成()において、
前記湾曲部及び前記少なくとも1つのテーパ部は、前記複数の金属製の板によって構成されている。
上記構成()によれば、金属製の板の一部がテーパ部を構成しており、複数の金属製の板を連結するのみで、ベルマウスを容易に製造可能である。
)本発明の少なくとも一実施形態に係るポンプは、
メインケーシングと、
前記メインケーシング内に配置された羽根車と、
前記メインケーシングに連なる吸込ケーシングを構成するベルマウスと、を備え、
前記ベルマウスは、
環形状の第1開口端、前記第1開口端よりも軸線に沿う軸線方向にて前記メインケーシング側に位置し且つ前記第1開口端よりも小さい直径を有する第2開口端、及び、前記第1開口端と前記第2開口端の間を延びる流路を有する周壁を備え、
前記周壁は、前記軸線方向にて少なくとも一部の領域に、前記軸線を含む断面にて、湾曲した断面形状を有する湾曲部を含み、
前記湾曲部は、前記軸線の回りの周方向に配列された複数の金属製の板の少なくとも一部によって構成され
前記複数の金属製の板同士の継ぎ目は、前記軸線の回りにて螺旋状に延在している。
金属製の板同士の継ぎ目は、研磨等によって滑らかにすることができるが、継ぎ目に凹凸が生じる可能性もある。このような場合、継ぎ目の延在方向に対する流体の流れ方向によっては、凹凸で流れが剥離する虞がある。
ここで、一般的には、ベルマウス内での流体の流れ方向は、軸線方向に略沿っているが、場合によっては、流体の流れが旋回成分を含んでいる場合がある。このような場合、上記構成(4)によれば、金属製の板同士の継ぎ目が軸線の回りにて螺旋状に延びているので、流体の流れが旋回成分を含んでいたとしても、金属製の板同士の継ぎ目の延在方向と流体の流れ方向を略一致させることができる。このため、継ぎ目に凹凸があったとしても、流体の流れが剥離することが防止される。
また、上記構成()によれば、吸込ケーシングを構成するベルマウスにおいて流体が円滑に流れるので、ポンプは効率的に動作可能である。
)本発明の少なくとも一実施形態に係るベルマウスの製造方法は、
環形状の第1開口端、前記第1開口端から軸線に沿う軸線方向に離間し且つ前記第1開口端よりも小さい直径を有する第2開口端、及び、前記第1開口端と前記第2開口端の間を延びる流路を有する周壁を備え、
前記周壁は、前記軸線方向にて少なくとも一部の領域に、前記軸線を含む断面にて、湾曲した断面形状を有する湾曲部を含む、ベルマウスの製造方法において、
前記軸線の回りの周方向に配列される複数の金属製の板を準備する周方向分割板準備工程と、
前記複数の金属製の板を相互に接合することにより前記湾曲部を形成する周方向分割板接合工程と
を備え
前記複数の金属製の板同士の継ぎ目は、前記軸線の回りにて螺旋状に延在する。
金属製の板同士の継ぎ目は、研磨等によって滑らかにすることができるが、継ぎ目に凹凸が生じる可能性もある。このような場合、継ぎ目の延在方向に対する流体の流れ方向によっては、凹凸で流れが剥離する虞がある。
ここで、一般的には、ベルマウス内での流体の流れ方向は、軸線方向に略沿っているが、場合によっては、流体の流れが旋回成分を含んでいる場合がある。このような場合、上記構成(5)によれば、金属製の板同士の継ぎ目が軸線の回りにて螺旋状に延びているので、流体の流れが旋回成分を含んでいたとしても、金属製の板同士の継ぎ目の延在方向と流体の流れ方向を略一致させることができる。このため、継ぎ目に凹凸があったとしても、流体の流れが剥離することが防止される。
また、上記構成()によれば、軸線の回りの周方向に配列される複数の金属製の板を相互に接合することにより、ベルマウスを容易に製造可能である。
)本発明の少なくとも一実施形態に係るポンプの製造方法は、
メインケーシングと、
前記メインケーシング内に配置された羽根車と、
前記メインケーシングに連なる吸込ケーシングを構成するベルマウスと、を備え、
前記ベルマウスは、
環形状の第1開口端、前記第1開口端から軸線に沿う軸線方向に離間し且つ前記第1開口端よりも小さい直径を有する第2開口端、及び、前記第1開口端と前記第2開口端の間を延びる流路を有する周壁を備え、
前記周壁は、前記軸線方向にて少なくとも一部の領域に、前記軸線を含む断面にて、湾曲した断面形状を有する湾曲部を含む、ポンプの製造方法において、
前記軸線の回りの周方向に配列される複数の金属製の板を準備する周方向分割板準備工程と、
前記複数の金属製の板を相互に接合することにより前記湾曲部を形成する周方向分割板接合工程と
を備え
前記複数の金属製の板同士の継ぎ目は、前記軸線の回りにて螺旋状に延在する。
金属製の板同士の継ぎ目は、研磨等によって滑らかにすることができるが、継ぎ目に凹凸が生じる可能性もある。このような場合、継ぎ目の延在方向に対する流体の流れ方向によっては、凹凸で流れが剥離する虞がある。
ここで、一般的には、ベルマウス内での流体の流れ方向は、軸線方向に略沿っているが、場合によっては、流体の流れが旋回成分を含んでいる場合がある。このような場合、上記構成(6)によれば、金属製の板同士の継ぎ目が軸線の回りにて螺旋状に延びているので、流体の流れが旋回成分を含んでいたとしても、金属製の板同士の継ぎ目の延在方向と流体の流れ方向を略一致させることができる。このため、継ぎ目に凹凸があったとしても、流体の流れが剥離することが防止される。
また、上記構成()によれば、軸線の回りの周方向に配列される複数の金属製の板を相互に接合することによりベルマウスを容易に製造可能であり、その結果、ポンプを容易に製造可能である。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、製造が容易であり、流体が円滑に流動可能であるベルマウス、該ベルマウスを備えるポンプ、該ベルマウスの製造方法及び該ベルマウスを備えるポンプの製造方法が提供される。
本発明の一実施形態に係るベルマウスが適用された流体機械の概略的な構成を示す断面図である。 図1中のベルマウスを概略的に示す図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。 図2のベルマウスに含まれる1つの板を概略的に示す側面図である。 他の一実施形態に係るベルマウスを概略的に示す図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。 図4のベルマウスに含まれる1つの板を概略的に示す側面図である。 他の一実施形態に係るベルマウスを概略的に示す図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。 図6のベルマウスに含まれるテーパ部を概略的に示す斜視図である。 他の一実施形態に係るベルマウスを概略的に示す縦断面図である。 他の一実施形態に係るベルマウスを概略的に示す縦断面図である。 他の一実施形態に係るベルマウスを概略的に示す縦断面図である。 他の一実施形態に係るベルマウスを概略的に示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係るベルマウスの製造方法の概略的な手順を示すフローチャートである。 他の一実施形態に係るベルマウスの製造方法の概略的な手順を示すフローチャートである。 他の一実施形態に係るベルマウスの製造方法の概略的な手順を示すフローチャートである。 図14に示したベルマウスの製造方法に用いられるスピニング加工を説明するための概略的な図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹突起や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の一実施形態に係るベルマウス1Aが適用された流体機械3の概略的な構成を示す断面図である。図2は、図1中のベルマウス1Aを概略的に示す図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。図3は、図2のベルマウス1Aに含まれる1つの板を概略的に示す側面図である。図4は、他の一実施形態に係るベルマウス1Bを概略的に示す図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。図5は、図4のベルマウス1Bに含まれる1つの板を概略的に示す側面図である。図6は、他の一実施形態に係るベルマウス1Cを概略的に示す図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。図7は、図6のベルマウス1Cに含まれるテーパ部を概略的に示す斜視図である。図8は、他の一実施形態に係るベルマウス1Dを概略的に示す縦断面図である。図9は、他の一実施形態に係るベルマウス1Eを概略的に示す縦断面図である。図10は、他の一実施形態に係るベルマウス1Fを概略的に示す縦断面図である。図11は、他の一実施形態に係るベルマウス1Gを概略的に示す縦断面図である。
図1は、ベルマウス1A〜1Gを適用可能な流体機械3の一例として、ポンプ3aを示している。ポンプ3aは、例えば、発電所で使用される循環水ポンプであって、斜流ポンプであり、海水を復水器(不図示)に供給するために、海水を吸い込んで送り出す機能を有する。
ポンプ3aは、外ケーシング(メインケーシング)5と、内ケーシング7と、羽根車9と、回転軸11と、ベルマウス1Aとを有する。
外ケーシング5は中空の筒形状を有し、軸線13に沿って配置されている。ポンプ3aが循環水ポンプの場合、軸線13は鉛直方向に沿って延びている。
内ケーシング7は中空の筒形状を有し、外ケーシング5の内部に同軸に配置されている。内ケーシング7は、外ケーシング5と内ケーシング7との間に設けられた支持部材15を介して、外ケーシング5によって支持されている。
羽根車9は、外ケーシング5の一端側、換言すれば流体の流れ方向にて上流側の内部に回転可能に配置されている。羽根車9は、外ケーシング5及び内ケーシング7と同軸に配置された例えば円錐形状のハブ17と、ハブ17に取り付けられた複数の翼(ブレード)19とを有する。ハブ17は、内ケーシング7の一端側、換言すれば流体の流れ方向にて上流側を閉塞するように配置され、ハブ17及び内ケーシング7と外ケーシング5との間に、流体の流路21が形成されている。流路21は筒形状を有し、軸線13の回りの周方向に配列された複数の翼19は、流路21に配置されている。
回転軸11は、軸線13に沿って延び、回転軸11の一端側は、ハブ17に対し同軸に固定されている。回転軸11は、内ケーシング7の内部を延び、内ケーシング7の他端側を貫通している。外ケーシング5の他端側には、曲げ管23が接続されており、回転軸11は、曲げ管23の壁を液密に貫通して曲げ管23の外部まで延びている。曲げ管23の外部に位置する回転軸11の他端側は、継手25を介して、駆動軸27に連結されている。
ベルマウス1Aは、外ケーシング5の一端側に同軸に取り付けられている。即ち、ベルマウス1Aは、外ケーシング5の流体の吸込側に取り付けられ、外ケーシング5に連なる吸込ケーシングを構成している。
ポンプ3aでは、駆動軸27が図示しない駆動モータに連結されており、駆動軸27の回転に伴い、回転軸11及び羽根車9が回転する。羽根車9の回転により、複数の翼19によって、外ケーシング5内で流体の流れが生成され、ベルマウス1Aに周囲の流体が流入し、流路21を経て、曲げ管23へと送出される。例えばポンプ3aが発電所で使用される循環水ポンプの場合、ポンプ3aによって吸い上げられた海水が復水器へと送出される。
以下、ベルマウス1A〜1Gについて説明する。
図2、図4、図6、図8、図9、図10及び図11に示したように、ベルマウス1A〜1Gは、周壁30を有する。周壁30は、第1開口端32、第2開口端34、及び、流路36を有する。
第1開口端32は、周壁30の軸線方向(以下、単に軸線方向ともいう)にて一端側に位置し、環形状を有している。なお、本実施形態では、周壁30の軸線は、軸線13と一致しているので、周壁30の軸線を軸線13とも称する。
第2開口端34は、環形状を有し、第1開口端32よりも小さい直径を有する。第2開口端34は、軸線方向にて第1開口端32から離れている。第2開口端34は、外ケーシング5の一端側に同軸に接続されている。従って、流体の流れ方向にて、第1開口端32は上流側に位置し、第2開口端34は下流側に位置している。
流路36は、周壁30の内側に区画されており、第1開口端32と第2開口端34の間を延びている。従って、第1開口端32は流路36の入口に位置し、第2開口端34は流路36の出口に位置している。流路36の横断面積、換言すれば流路面積は、第1開口端32から第2開口端34に向かって近づくにつれて、徐々に小さくなっている。流路36は、外ケーシング5内の流路21に連通している。
周壁30は、軸線方向にて少なくとも一部の領域に湾曲部38を含み、軸線13を含む断面にて、湾曲部38は湾曲した断面形状を有している。従って、湾曲部38では、流路36の直径が、軸線方向での位置に対応して非線形的に変化する。
そして、図2、図4、図6、図8、図9及び図10に示したように、後述するベルマウス1Gを除いたベルマウス1A〜1Fでは、湾曲部38は、軸線13の回りの周方向に配列された複数の金属製の板(周方向分割板)40(40a,40b,40c)の少なくとも一部によって構成されている。複数の金属製の板40は相互に接合されている。
なお、図3及び図5は、図2及び図4の湾曲部38を構成する1つの板40(40a,40b)を概略的にそれぞれ示している。図2〜6及び図8〜10に示したように、板40(40a,40b,40c)は、軸線方向に延びるとともに、軸線13と直交する径方向に延びている。図2、図4及び図10に示したように、複数の板40(40a,40b,40c)のみによって周壁30が構成される場合、各板40(40a,40b,40c)の一端41aが第1開口端32の一部を構成し、各板40(40a,40b,40c)の他端41bが第2開口端34の一部を構成する。
また、各板40(40a,40b,40c)は、軸線13の回りの周方向にて所定の幅を有する。各板40(40a,40b,40c)の幅(軸線13の回りでの中心角)は、複数の板(40a,40b,40c)の配列数に対応して異なり、複数の板40(40a,40b)が接合されたときに、軸線13を囲むように設定されている。
なお、板40(40a,40b,40c)は、一端41aと他端41bとの間を延びる側縁41cを有し、複数の板40(40a,40b,40c)の側縁41c同士が接合される。
上記構成を有するベルマウス1A〜1Fによれば、周壁30が、軸線方向にて少なくとも一部の領域に湾曲部38を含み、軸線13を含む断面にて、湾曲部38が湾曲した断面形状を有している。従って、湾曲部38の内面は滑らかであり、ベルマウス1A〜1E内の流路36を流れる流体が、湾曲部38の内面から剥離することが防止される。このため、ベルマウス1A〜1F内の流路36における流体の流れが不均一になることが防止され、流体が円滑に流れることができる。
一方、上記構成を有するベルマウス1A〜1Fによれば、湾曲部38は、周方向に配列された複数の金属製の板40によって構成されているので、湾曲部38をスピニング加工により成形する必要がない。このため、上記構成のベルマウス1A〜1Fは容易に製造可能である。
そして、ベルマウス1A〜1Fを有するポンプ3aは、吸込ケーシングを構成するベルマウス1A〜1Fにおいて流体が円滑に流れるので、効率的に動作可能である。
幾つかの実施形態では、図2、図6、図8、図9及び図10に示したベルマウス1A,1C〜1Fのように、複数の金属製の板40(40a,40c)同士の継ぎ目(接合部)42(42a,42c)は、軸線方向でみたとき、軸線13と直交する径方向に延在している。なお、板40(40a,40c)同士は、例えば溶接によって相互に接合可能である。
金属製の板40(40a,40c)同士の継ぎ目42(42a,42c)は、研磨等によって滑らかにすることができるが、継ぎ目42に凹凸が生じる可能性もある。このような場合、継ぎ目42の延在方向に対する流体の流れ方向によっては、凹凸で流れが剥離する虞がある。
ここで、一般的には、ベルマスマウス内での流体の流れ方向は、軸線方向に略沿っている。従って、流体の流れは、軸線13と任意の径方向とを含む面に沿うように流れる。この点、上記構成を有するベルマウス1A,1C〜1Fによれば、軸線方向でみたとき、金属製の板40(40a,40c)同士の継ぎ目42(42a,42c)が、軸線13と直交する径方向に延びているので、流体が、軸線13と継ぎ目42(42a,42c)とを含む面に沿うように流れることができる。このため、金属製の板40同士の継ぎ目42(42a,42c)の延在方向と流体の流れ方向を略一致させることができる。この結果として、継ぎ目42(42a,42c)に凹凸があったとしても、流体の流れが剥離することが防止される。
幾つかの実施形態では、図4に示したベルマウス1Bのように、複数の金属製の板40同士の継ぎ目42(42b)は、軸線13の回りにて螺旋状に延在している。
金属製の板40同士の継ぎ目42(42b)は、研磨等によって滑らかにすることができるが、継ぎ目42に凹凸が生じる可能性もある。このような場合、継ぎ目42の延在方向に対する流体の流れ方向によっては、凹凸で流れが剥離する虞がある。
ここで、一般的には、ベルマウス内での流体の流れ方向は、軸線方向に略沿っているが、場合によっては、流体の流れが旋回成分を含んでいる場合がある。このような場合、上記構成を有するベルマウス1Bによれば、金属製の板40同士の継ぎ目42が軸線13の回りにて螺旋状に延びているので、流体の流れが旋回成分を含んでいたとしても、金属製の板40同士の継ぎ目42(42b)の延在方向と流体の流れ方向を略一致させることができる。このため、継ぎ目42(42b)に凹凸があったとしても、流体の流れが剥離することが防止される。
なお、継ぎ目42(42b)が螺旋状に延びている場合、継ぎ目42(42b)の延在方向は、CFD解析(数値流体力学解析)等により求められた流体の旋回成分を考慮して適宜設定可能である。流体の旋回成分は、流体機械3の設置環境によっても変化し、ポンプ3aが循環水ポンプの場合、ポンプ3aを設置する取水槽の形状等によっても変化する。
幾つかの実施形態では、図6、図8、図9、図10及び図11に示したベルマウス1C〜1Gのように、周壁30は、軸線方向にて湾曲部38とは異なる領域に金属製の少なくとも1つのテーパ部44を更に含む。テーパ部44は、軸線13を含む断面にて、軸線13に対し傾斜した真っ直ぐな断面形状を有しており、例えば、テーパ部44は、中空円錐台形状を有する。従って、テーパ部44では、流路36の直径が、軸線方向での位置に対応して線形的に変化する。
上記構成を有するベルマウス1C〜1Gでは、軸線13を含む断面にて、テーパ部44が真っ直ぐな断面形状を有しているため、流体の流れがテーパ部44で剥離する虞がある。また、テーパ部44と湾曲部38の接合部46でも、流体の流れが剥離する虞がある。しかしながら、周壁30がテーパ部44を含んでいても、軸線方向でのテーパ部44の位置によっては、テーパ部44が流体の流れに与える影響が小さく、ベルマウス1C〜1F内を流体が円滑に流れることができる。
一方、周壁30がテーパ部44を含んでいることで、ベルマウス1C〜1Gの形状の簡略化を図ることができ、ベルマウス1C〜1Gの製造が容易になる。
幾つかの実施形態では、図6に示したベルマウス1Cのように、第1開口端32側に湾曲部38が位置し、第2開口端34側にテーパ部44が位置している。流体の流れ方向は、第1開口端32付近で大きく曲げられることがある。この点、上述した構成のベルマウス1Cのように、第1開口端32側に湾曲部38が位置していれば、第1開口端32付近で流体の流れが大きく曲げられても、湾曲部38によって、流れの剥離を防止することができる。
幾つかの実施形態では、図8〜図11に示したベルマウス1D〜1Gのように、第1開口端32側にテーパ部44が位置し、第2開口端34側に湾曲部38が位置している。流体の流速は、第1開口端32から第2開口端34に向かうにつれて速くなり、第2開口端34側で剥離しやすくなる。また、第2開口端34の方が、第1開口端32よりも翼19に近いため、第2開口端34側での流れを調整することが重要である。この点、上述した構成のベルマウス1D〜1Gのように、第2開口端34側に湾曲部38が位置していれば、湾曲部38によって、第2開口端34側での流れの剥離を防止しながら流れを調整することができる。
図7は、図6のベルマウス1Cに適用されたテーパ部44の形状を概略的に示す斜視図である。幾つかの実施形態では、図6、図8、図9及び図11に示したベルマウス1C〜1E,1Gのように、テーパ部44は、湾曲部38とは別に製造され、テーパ部44と湾曲部38が相互に接合される。この場合、テーパ部44は、例えば、金属製の板材を湾曲させ、溶接によって両端を接合することによって製造可能である。湾曲部38とテーパ部44とは、例えば溶接やフランジ接続により接合可能である。
なお、図7中の符号45は、板材の接合部を示している。
幾つかの実施形態では、図9に示したベルマウス1Eのように、周壁30は、軸線13を含む断面にて、軸線13に対する傾きが異なる2つ以上のテーパ部44(44a,44b)を含んでいる。上述した構成のベルマウス1Eによれば、周壁30が傾きの異なる2つ以上のテーパ部44(44a,44b)を含んでいることで、流れの剥離を抑制することができる。なお、複数のテーパ部44(44a,44b)は、例えば溶接やフランジ接続により接合可能である。
幾つかの実施形態では、図示しないけれども、軸線方向にて複数のテーパ部44の間に湾曲部38が位置していてもよい。
幾つかの実施形態では、図10に示したベルマウス1Fのように、湾曲部38及び少なくとも1つのテーパ部44は、周方向に配列された複数の金属製の板40によって構成されている。つまり、複数の金属製の板40は、図2、図4、図6、図8及び図9に示したベルマウス1A〜1Eのように湾曲部38のみを構成していてもよいし、図10に示したベルマウス1Fのように、湾曲部38とともに、湾曲部38と一体のテーパ部44を構成していてもよい。
上記構成を有するベルマウス1Fによれば、金属製の板40の一部が湾曲部38を構成し、金属製の板40の別の一部がテーパ部44を構成しており、複数の金属製の板40を連結するのみで、ベルマウス1Fを容易に製造可能である。
以下、本発明の一実施形態に係るベルマウス1Gについて説明する。前述したように、ベルマウス1Gは、ベルマウス1C〜1Fと同様に、周壁30を備え、周壁30は、湾曲部38と少なくとも1つのテーパ部44とを有する。
ベルマウス1Gは、湾曲部38が、金属製の筒体をスピニング加工により成形して形成されたものである点において、ベルマウス1C〜1Fと異なっている。
上記構成を有するベルマウス1Gによれば、周壁30に含まれる湾曲部38をスピニング加工により成形することで、湾曲部38の内面を滑らかにすることができ、流体の流れの剥離を防止することができる。一方、周壁30がテーパ部44を含んでいても、軸線方向でのテーパ部44の位置によっては、テーパ部44が流体の流れに与える影響が小さく、ベルマウス1G内を流体が円滑に流れることができる。
また、周壁30全体をスピニング加工により成形する必要がないので、ベルマウス1Gを容易に製造可能である。
そして、ベルマウス1Gを有するポンプ3aは、吸込ケーシングを構成するベルマウス1Gにおいて流体が円滑に流れるので、効率的に動作可能である。
以下、本発明の実施形態に係るベルマウスの製造方法について説明する。図12は、本発明の一実施形態に係るベルマウスの製造方法の概略的な手順を示すフローチャートである。図13は、他の一実施形態に係るベルマウスの製造方法の概略的な手順を示すフローチャートである。図14は、他の一実施形態に係るベルマウスの製造方法の概略的な手順を示すフローチャートである。図15は、図14のベルマウスの製造方法に用いられるスピニング加工を説明するための概略的な図である。
図12に示したベルマウスの製造方法は、ベルマウス1A,1B,1Fの製造に適用可能であり、周方向分割板準備工程S1と、周方向分割板接合工程S2とを有している。
周方向分割板準備工程S1では、軸線13の回りの周方向に配列される複数の金属製の板(周方向分割板)40を準備する。例えば、板40は、金属製の板材にプレス成形加工を施すことによって作製し、準備することができる。
周方向分割板接合工程S2では、複数の金属製の板40を相互に接合し、湾曲部38を形成する。複数の金属製の板40は、例えば溶接によって接合可能である。
上記構成を有する図12に示したベルマウスの製造方法によれば、軸線13の回りの周方向に配列される複数の金属製の板40を相互に接合することにより、ベルマウス1A,1B,1Fを容易に製造可能である。
そして、ポンプ3aの製造方法は、図12に示したベルマウスの製造方法を採用可能である。この場合、ベルマウス1A,1B,1Fが外ケーシング5に接合されるが、ベルマウス1A,1B,1Fを容易に製造可能であるため、ポンプ3aも容易に製造可能である。
図13に示したベルマウスの製造方法は、ベルマウス1C〜1Eの製造に適用可能であり、図12に示したベルマウスの製造方法に比べ、テーパ部準備工程S3と、テーパ部接合工程S4とを更に備えている。
テーパ部準備工程S3では、湾曲部38とは別体のテーパ部44が準備される。テーパ部44は、金属製の板材を湾曲させ、板材の両端を例えば溶接によって接合することによって作製され、準備される。
テーパ部接合工程S4では、テーパ部準備工程S3で準備されたテーパ部44と、周方向分割板接合工程S2にて作製された湾曲部38とが、軸線方向にて相互に接合される。テーパ部44と湾曲部38の接合は、例えば溶接やフランジ接続によって行うことができる。
上記構成を有する図13に示したベルマウスの製造方法によれば、軸線13の回りの周方向に配列される複数の金属製の板40を相互に接合することにより、ベルマウス1C〜1Eの湾曲部38を容易に製造可能である。また、湾曲部38とは別体のテーパ部44も容易に製造可能である。この結果、図13に示したベルマウスの製造方法によれば、ベルマウス1C〜1Eを容易に製造可能である。
そして、ポンプ3aの製造方法は、図13に示したベルマウスの製造方法を採用可能である。この場合、ベルマウス1C〜1Eが外ケーシング5に接合されるが、ベルマウス1C〜1Eを容易に製造可能であるため、ポンプ3aも容易に製造可能である。
図14に示したベルマウスの製造方法は、ベルマウス1Gの製造に適用可能であり、図13に示したベルマウスの製造方法と比べたときに、周方向分割板準備工程S1及び周方向分割板接合工程S2に代えて、スピニング加工工程S5を有している。
スピニング加工工程S5では、図15に示したように、金属製の筒体48をスピニング加工により成形して湾曲部38を形成する。筒体48は、例えば中空円錐台形状を有する。スピニング加工では、筒体48を回転させながら、ローラ等の加工治具50を筒体48に押し当てることにより、筒体48を所望の形状に成形可能である。
なお、筒体48は、テーパ部44と同様に、金属製の板材を湾曲させ、板材の両端を例えば溶接によって接合することによって作製可能である。図15中、符号52は、板材の接合部を示している。
そして、テーパ部接合工程S4では、スピニング加工工程S5で得られた湾曲部38が、テーパ部準備工程S3で準備されたテーパ部44と軸線方向にて接合される。テーパ部44と湾曲部38の接合は、例えば溶接やフランジ接続によって行うことができる。
上記構成を有する図14に示したベルマウスの製造方法によれば、周壁30に含まれる湾曲部38をスピニング加工により成形することで、湾曲部38の内面を滑らかにすることができ、流体の流れの剥離を防止することができる。一方、周壁30がテーパ部44を含んでいても、軸線方向でのテーパ部44の位置によっては、テーパ部44が流体の流れに与える影響が小さく、ベルマウス1G内を流体が円滑に流れることができる。
また、周壁30全体をスピニング加工により成形する必要がないので、ベルマウス1Gを容易に製造可能である。
そして、ポンプ3aの製造方法は、図14に示したベルマウスの製造方法を採用可能である。この場合、ベルマウス1Gが外ケーシング5に接合されるが、ベルマウス1Gを容易に製造可能であるため、ポンプ3aも容易に製造可能である。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変更を加えた形態や、これらの形態を組み合わせた形態も含む。
例えば、ベルマウス1A〜1Gが適用される流体機械3は、ポンプ3aに限定されることはなく、流体機械3が吸い込んで送出する流体も液体に限定されることはなく気体であってもよい。例えば、流体機械3は、気体のためのファン、ブロワ又は圧縮機であってもよい。従って、流体機械3は、メインケーシングと、メインケーシングに収容された羽根車と、メインケーシングに連なる吸込ケーシングとを少なくとも有していればよく、メインケーシングや羽根車の形状は特に限定されることはない。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G ベルマウス(吸込ケーシング)
3 流体機械
3a 循環水ポンプ
5 外ケーシング(メインケーシング)
7 内ケーシング
9 羽根車
11 回転軸
13 軸線
15 支持部材
17 ハブ
19 翼
21 流路
23 曲げ管
25 継手
27 駆動軸
30 周壁
32 第1開口端
34 第2開口端
36 流路
38 湾曲部
40,40a,40b,40c 板(周方向分割板)
41a 板の一端
41b 板の他端
41c 板の側縁
42,42a,42b,42c 継ぎ目(接合部)
44,44a,44b テーパ部
45 接合部
46 接合部
48 筒体
50 加工治具
52 接合部

Claims (6)

  1. 環形状の第1開口端、前記第1開口端から軸線に沿う軸線方向に離間し且つ前記第1開口端よりも小さい直径を有する環形状の第2開口端、及び、前記第1開口端と前記第2開口端の間を延びる流路を有する周壁を備え、
    前記周壁は、前記軸線方向にて少なくとも一部の領域に、前記軸線を含む断面にて、湾曲した断面形状を有する湾曲部を含み、
    前記湾曲部は、前記軸線の回りの周方向に配列された複数の金属製の板の少なくとも一部によって構成され
    前記複数の金属製の板同士の継ぎ目は、前記軸線の回りにて螺旋状に延在していることを特徴とするベルマウス。
  2. 前記周壁は、前記軸線方向にて前記湾曲部とは異なる領域に金属製の少なくとも1つのテーパ部を更に含み、
    前記少なくとも1つのテーパ部は、前記軸線を含む断面にて、前記軸線に対し傾斜した真っ直ぐな断面形状を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のベルマウス。
  3. 前記湾曲部及び前記少なくとも1つのテーパ部は、前記複数の金属製の板によって構成されている
    ことを特徴とする請求項に記載のベルマウス。
  4. メインケーシングと、
    前記メインケーシング内に配置された羽根車と、
    前記メインケーシングに連なる吸込ケーシングを構成するベルマウスと、を備え、
    前記ベルマウスは、
    環形状の第1開口端、前記第1開口端よりも軸線に沿う軸線方向にて前記メインケーシング側に位置し且つ前記第1開口端よりも小さい直径を有する第2開口端、及び、前記第1開口端と前記第2開口端の間を延びる流路を有する周壁を備え、
    前記周壁は、前記軸線方向にて少なくとも一部の領域に、前記軸線を含む断面にて、湾曲した断面形状を有する湾曲部を含み、
    前記湾曲部は、前記軸線の回りの周方向に配列された複数の金属製の板の少なくとも一部によって構成され
    前記複数の金属製の板同士の継ぎ目は、前記軸線の回りにて螺旋状に延在していることを特徴とするポンプ。
  5. 環形状の第1開口端、前記第1開口端から軸線に沿う軸線方向に離間し且つ前記第1開口端よりも小さい直径を有する第2開口端、及び、前記第1開口端と前記第2開口端の間を延びる流路を有する周壁を備え、
    前記周壁は、前記軸線方向にて少なくとも一部の領域に、前記軸線を含む断面にて、湾曲した断面形状を有する湾曲部を含む、ベルマウスの製造方法において、
    前記軸線の回りの周方向に配列される複数の金属製の板を準備する周方向分割板準備工程と、
    前記複数の金属製の板を相互に接合することにより前記湾曲部を形成する周方向分割板接合工程と
    を備え
    前記複数の金属製の板同士の継ぎ目は、前記軸線の回りにて螺旋状に延在することを特徴とするベルマウスの製造方法。
  6. メインケーシングと、
    前記メインケーシング内に配置された羽根車と、
    前記メインケーシングに連なる吸込ケーシングを構成するベルマウスと、を備え、
    前記ベルマウスは、
    環形状の第1開口端、前記第1開口端から軸線に沿う軸線方向に離間し且つ前記第1開口端よりも小さい直径を有する第2開口端、及び、前記第1開口端と前記第2開口端の間を延びる流路を有する周壁を備え、
    前記周壁は、前記軸線方向にて少なくとも一部の領域に、前記軸線を含む断面にて、湾曲した断面形状を有する湾曲部を含む、ポンプの製造方法において、
    前記軸線の回りの周方向に配列される複数の金属製の板を準備する周方向分割板準備工程と、
    前記複数の金属製の板を相互に接合することにより前記湾曲部を形成する周方向分割板接合工程と
    を備え
    前記複数の金属製の板同士の継ぎ目は、前記軸線の回りにて螺旋状に延在することを特徴とするポンプの製造方法。
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