JP6639886B2 - 床ラインの摩耗状態の判断方法 - Google Patents

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Description

本発明は、体育館等の床面に塗装された床ラインの摩耗状態の程度を判断する、床ラインの摩耗状態の判断方法に関する。
従来、体育館等の床に塗布された床ライン(競技用のコートライン等)は、競技等の使用により摩耗し、やがて床ラインの塗り替え等の補修を行う必要がある。
特に、球技、体操、ダンス等多種多様な用途で使用されるスポーツフロア等は、フロアのみならず、床ラインにおいても良好な状態を維持するためには、定期的な床ラインの管理が重要となる。
床ラインは、塗膜の摩耗、傷等によりラインが汚れ、或いは薄くなるとラインが見難くなり、このような床ラインをそのまま放置しておくと、球技等に支障が生じるばかりか、床ラインの塗り直しに等に手間がかかり好ましくない。
通常、床ラインは、摩耗の進行にもよるが、早めに補修を行うことにより、比較的容易に補修が行える。これは、既存のラインコートを利用し、この上にラインコートを再塗布することで、仕上がりよく補修が行えるためである。
ここで、物の汚染状態等を監視する発明として、例えば特許文献1には、蛍光性の汚染物質マーカーを利用し、これを含む機械部品を照射する照明光源(紫外光)、蛍光発光周波数の光検出器、及び汚染を推定する分析モジュールを有し、機械部品の汚染を光学的に監視するシステム及び方法が記載されている。
また、ライン等の表示材自体を明瞭に表示する発明として、例えば、特許文献2に記載の路面標示システムは、蛍光顔料を含む路面標示材で施設した横断歩道等に、紫外線ランプを照射して路面標示材を発光させ、この蛍光発光作用により車や歩行者の安全走行、安全横断を実現させようとするものである。
また、特許文献3に記載の構造物欠陥検出方法は、蛍光染料を含む浸透剤を構造物表面および表面開口欠陥に供給し浸透させ、その硬化後余剰浸透剤を除去し、これに紫外線を照射して蛍光発光させることで、表面開口欠陥を容易かつ確実に検出するというものである。
特開2009−229466号公報 特許第3833001号公報 特開2007−163430号公報
さて、上記特許文献1,2に係る発明は、蛍光材料の発光を汚染監視或いは安全確認等を行う技術に採用したものに過ぎず、また特許文献3の発明は、構造物の表面に発生した開口欠陥を検出するものであるが、これは開口欠陥のみを検出するものであり、床ライン等の表面の摩耗の程度等の検出には不向きである。
一方、定期的な床ライン(コートライン)の管理及び補修等の要望があるが、ここで床ラインを管理する場合、床ラインの摩耗の程度等は目視によって判断し補修等を行うというのが実情である。この場合、床ラインの摩耗の程度、補修時期等を適切に判断するのは、専ら経験或いは勘に頼る等によるものであり、容易ではないという問題がある。これは、床ラインの摩耗の程度を目視によらず画一的に判断する方法がないため、試行錯誤により判断していたためであり、床ラインの管理(摩耗程度の判断等)に係る改善が求められていた。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、競技用等の床ラインの摩耗状態の程度が簡単に判別でき、床ラインの補修が適切な時期に行える等維持、管理に優れた床ラインの摩耗状態の判断方法を提供することを目的とする。
本発明者は、体育館等の床面における床ラインに関し、この床ラインの摩耗の程度を、画一的かつ容易に判断する方法について研究を行った。この結果、床ラインの上部或いは床ラインの近傍の床面等にライン検査塗料を塗布し、この検査塗料による蛍光の発光現象を摩耗の判断材料に用いることに着目した。
即ち、床ライン上等に塗布したライン検査塗料は、これに紫外線を照射すれば蛍光の発光が見られるが、体育館の使用によりライン検査塗料が擦れ等により摩耗し、その塗膜が僅かか或いは消滅すれば、蛍光の発光が殆ど見られなくなる。そこで、この蛍光の発光状態を観察し、床ラインの摩耗の程度を推測することとした。
ここで、床ライン上等にライン検査塗料を塗布した床面を競技等で所定期間使用した場合、床ラインは擦れ、摩擦、傷等により摩耗が進行するが、上記ライン検査塗料を塗布した箇所においても、同様に摩耗が進行する。
このとき、ライン検査塗料の塗膜がある程度摩耗すれば、床ラインの摩耗も進んでおり、やがてライン検査塗料が摩耗し消滅すれば、床ラインの摩耗が、補修を要する程度に至ったと判断することができる。
そして、定期的に、床ライン上のライン検査塗料にブラックライト(紫外線放射)を照射し、ライン検査塗料の摩耗の程度を判断する。つまり、ライン検査塗料の塗膜が消失していなければ、ブラックライトを照射すればライン検査塗料が蛍光を発する。また、ライン検査塗料の塗膜が消滅しているか或いは僅かの場合は、これにブラックライトを照射しても蛍光を発しないか、或いは蛍光は僅かで薄暗い程度である。
したがって、ライン検査塗料の蛍光の程度により、ライン検査塗料の塗膜の摩耗状態がどの程度かの推測が可能である。そして、予め床ラインとライン検査塗料(塗膜)との各摩耗耐久性を調べて、摩耗量を比較しておけば、ライン検査塗料の塗膜の摩耗の程度(摩耗量)に基づいて、床ライン(ライン検査塗料を塗布していない箇所)の摩耗量の推測が可能となる。
これにより、定期的に床ライン上等のライン検査塗料にブラックライトを照射し、その蛍光発光が確認できれば床ラインは良好(補修不要)と判断し、また蛍光発光が確認できなければ床ラインは摩耗により補修要と判断することができる。
すなわち、本発明に係る床ラインの摩耗状態の判断方法は、床面にライン状に塗装される床ラインの上部、又はこの床ラインの近傍の床面の上部に、高分子物質に蛍光材料を含有させたライン検査塗料を塗布して塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させ、且つ上記床面を所定期間使用した後、上記ライン検査塗料の塗膜に紫外線を照射し、このライン検査塗料の蛍光発光の有無により、上記床ラインの摩耗の程度を判断する。
ここで、例えば、上記ライン検査塗料の蛍光発光が無いか或いは僅かの場合は、上記床ラインは摩耗のため不良と判断し、床ラインの補修等のメンテナンスを行う。
また上記床ラインとは、体育館或いはスポーツ施設の床面上に塗布された競技用のコートライン、或いは、その他公共或いは民間の施設における床面上にライン状に塗布された区画の仕切り用ライン、運動用のライン等をさす。
本発明に係る床ラインの摩耗状態の判断方法は、上記蛍光材料として、蛍光顔料又は/及び蛍光染料を用いたことである。
また、本発明に係る床ラインの摩耗状態の判断方法は、上記高分子物質として、アクリル変性ウレタン樹脂又はウレタン変性アクリル樹脂を用いたことである。
本発明に係る床ラインの摩耗状態の判断方法は、上記ライン検査塗料の添加剤として、造膜助剤及び濡れ剤を加えたことである。
本発明に係る床ラインの摩耗状態の判断方法は、上記ライン検査塗料の摩耗減量を、上記床ラインの塗料の摩耗減量の2〜4倍、好ましくは2.5〜3.5倍としたことである。
ここで、上記ライン検査塗料及び床ラインの塗料は、何れも養生(7日間)し硬化した後に、各摩耗減量を測定したものである。
また、本発明に係る床ラインの摩耗状態の判断方法は、上記ライン検査塗料の膜厚を2〜10ミル、好ましくは4〜8ミルの範囲としたことである。
本発明に係る床ラインの摩耗状態の判断方法は、上記紫外線の光源としてブラックライトを用いたことである。
また他に、本発明に係り、床ラインの摩耗の程度を判断するために用いるライン検査塗料は、高分子物質に蛍光材料を含有させたライン検査塗料であって、床面に塗装される床ラインの上部、若しくはこの床ラインの近傍の床面の上部に塗布して塗膜を形成し、使用により摩耗した上記塗膜に照射した紫外線による蛍光発光の有無により、上記床ラインの摩耗の程度を判断するものである。
本発明に係る床ラインの摩耗状態の判断方法によれば、床ラインの摩耗の程度が簡単且つ画一的に判断でき、また適切な時期に床ラインの補修が行なえることから、床ラインの維持、管理が容易かつ正確に行なえるという効果がある。
実施の形態に係り、床ラインにライン検査塗料を塗布する状態を示す図である。 実施の形態に係り、ライン検査塗料の塗膜にブラックライトを照射する状態を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態を詳しく説明する。なお、本発明はこれら形態の例示に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更を行い得ることは勿論である。
この実施の形態では、床ラインの摩耗状態の判断方法、及びこれに用いるライン検査塗料の組成物等について説明する。
上記床ライン2は、主に体育館或いはスポーツ施設の床面上に塗布した競技用のコートライン、その他公共或いは民間の施設における床面上に塗布した各種ラインが該当する。上記床ラインは、日頃の館内の競技等による使用により、また館内に入った砂埃等の影響もあって、床ラインが擦れ或いは傷等により摩耗する。このような床ラインの摩耗により、床ラインが見難く競技等にも支障をきたすことになり、このため定期的なメンテナンスが必要となる。
上記ライン検査塗料4は、高分子物質として合成樹脂を主要な材料とし、これに蛍光材料を含有させた組成物である。
図1に示すように、ライン検査塗料4は、例えば競技用のコートライン等床面に線状に塗布される床ライン2の上部、又は床ライン2の近傍の床面の上部等、に塗布して使用する。
このライン検査塗料4は、ブラックライト等の紫外線を照射することで、蛍光材料が蛍光を発する。この蛍光は、ライン検査塗料4の塗膜の厚さに応じて蛍光の明るさも変化し、摩耗等により塗膜が薄くなるに従い蛍光も暗くなり、やがて塗膜が消滅すると蛍光発光もなくなる。
このため、ブラックライトの照射によるライン検査塗料4の塗膜の蛍光の明るさ程度により、ライン検査塗料4の擦れ等による摩耗量が判断できる。従って、これと同様に擦れ等の影響を受けたと考えられる床ライン2の摩耗量が推測でき、床ライン2の摩耗の程度が判断できる。
上記ライン検査塗料4は、詳しくは高分子物質(A)に添加剤及び水を加え、これに蛍光材料(B)を含ませたものである。上記添加剤としては、造膜助剤(C)、濡れ剤(D)、消泡材(E)、及びレベリング剤(F)等を用いる。
高分子物質(A)としては、例えばアクリル変性ウレタン樹脂、ウレタン変性アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、或いは変性シリコーン樹脂等の合成樹脂が挙げられ、これらの合成樹脂は1種のみ又は2種以上を混合して使用することができる。
ここでは、高分子物質(A)として、塗膜の伸度に優れるアクリル変性ウレタン樹脂を用いた。このアクリル変性ウレタン樹脂は、水係媒体中に溶解して水性化する。このアクリル変性ウレタン樹脂は、単独或いは他の樹脂と混合して用いてもよい。
ここで用いる高分子物質(A)は、合成樹脂の内、特に水性樹脂(水性硬化性)が好ましく、塗膜伸度の高いものであれば、特に制限なく使用することができる。
蛍光材料(B)としては、蛍光顔料若しくは蛍光染料、又はこれらを混合したもの等を用いる。蛍光顔料には、有機性の蛍光顔料或いは無機性の蛍光顔料等が挙げられる。
また、一般に蛍光染料を安定化(蛍光の輝度等を保持)させるためには、この蛍光染料を高分子樹脂に固着溶解し微粉化した蛍光顔料に変えて用いるのが効果的である。
蛍光材料(B)は、これにブラックライト(紫外線)を照射すると蛍光を発することから、その存在が確認できる。
蛍光顔料は、例えばメラミンとホルムアルデヒドの重縮合からなるメラミン樹脂と、蛍光染料(ローダミン6G等)とを混合したものを用いる。そして、メラミン樹脂(100重量部)に蛍光染料(例えば5〜40重量部)を混合し、これらを練り込み、これを板状に成形する。さらに、上記板状の材料を乾燥し、破砕機にかけて粉状に破砕し、これを分級して粒子径を揃え均一な粒子に粉体化し、蛍光顔料を得る。
上記蛍光顔料は、発光性粉体塗料組成物であり、これに蛍光の発光性を損なわない範囲で添加剤を配合する。但し、この蛍光顔料は、可視光領域でも色を視認できる為、この点を考慮して使用する必要がある。
蛍光顔料としては、蛍光染料を微粉化したもの、或いは、亜鉛、カドミウム、バリウム、イットリウムなどの硫化物、オーラミンタングステートなどが挙げられ、これらを用いることができる。
一方、蛍光染料としては、公知の蛍光染料を使用することができる。蛍光染料は、紫外線を吸収し、この光エネルギーを長い波長の可視光に変えて反射放出する。もっとも、可視光領域では色を判別しにくい。
蛍光染料として、例えばジアミノスチルベン、トリアゾール、ピリジン、イミダゾール、ナフタル酸、ローダミン等が挙げられ、これらを用いることができる。
添加剤として造膜助剤(C)は、塗膜に粘着感及び耐水性等を与える。造膜助剤(C)としては、エーテル類、エステル類などが挙げられるが、例えばジブチルエーテル、セロソルブ、ブチルセロソルブ、カルビトールアセテータなどを用いることができる。
濡れ剤(D)は、表面張力を小さくして濡れ性を高め塗布性を改良する。濡れ剤(D)としては、ジアルキルスルホコハク酸塩類などのアニオン性界面活性剤、アセチレングリコール類などのノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、親水性フッ素系界面活性剤等が挙げられる。
消泡材(E)は、塗料の製造時又は塗装時の発泡を抑え、表面の調整剤として用いる。
消泡材(E)として、シリコーン系、ミネラルオイル系、フッ素系、脂肪酸エステル系等のものが挙げられ、消泡効果が得られる。
レベリング剤(F)は、表面張力を均一化し表面平滑性を高める。レベリング剤(F)としては、シリコーン系、フッ素系、アクリル系、ビニル系等のものが挙げられ、これらを用いることができる。
上記ライン検査塗料4の各組成物の割合は、ここでは質量百分率としてアクリル変性ウレタン樹脂を29.5%、造膜助剤(C)を4.8%、濡れ剤(D)を1.2%、消泡材(E)を0.3%、及びレベリング剤(F)を0.2%配合し、これに水64.0%を加えた量の混合物をつくる。
さらに、上記混合物(溶媒)に蛍光材料(B)を配合し、例えば濃度(質量パーセント濃度)2.0%の溶液を作る。この溶液は、濃度0.1〜10.0%の範囲が好適である。
ここで、ライン検査塗料4に用いる蛍光材料について、その蛍光発光期間に関する試験を行ったので、その試験結果について説明する。
この試験では、蛍光染料を溶媒(水)に溶かして異なる蛍光染料濃度の溶液を作り、各濃度の溶液について、一定保管期間後にブラックライトを照射し、その蛍光染料の蛍光発光状態について観察した。これは、ライン検査塗料に用いる蛍光材料に関し、これが蛍光を発する期間(寿命)がどの程度かを調べるものである。
この試験は、水(溶媒)に対して、蛍光染料濃度(質量パーセント濃度)0.2%の溶液と、蛍光染料濃度2.0%の溶液とを準備し、これらをそれぞれPP(ポリプロピレン)容器にて室温且つ窓際(体育館内と同程度の明度条件)で3か月間保管した。
そして、上記PP容器にブラックライトを照射し、当初及び3か月後の蛍光染料の蛍光発光状態を目視(視認)で調べたものである。ここで、目視による蛍光の発光状態の評価を、蛍光発光の視認性が優れる順に、視認明瞭(◎)、視認良好(○)、視認可能(□)、視認僅かに可能(△)、視認不可(×)で示す。
各染料濃度において、それらの3か月保管期間前後の蛍光の発光状態の試験結果は下記の通りである。
(1)蛍光染料濃度が0.2%の場合
当初は蛍光の発光状態が視認良好(○)、3か月後は発光状態が視認僅かに可能(△)
(2)蛍光染料濃度が2.0%の場合
当初は蛍光の発光状態が視認良好(○)、3か月後についても発光状態が視認良好(○)
上記試験結果からすれば、実際の使用に際しては、蛍光染料の濃度を高く設定することで、視認可能な期間を延長することができ、長期にわたって蛍光の発光状態を維持することが可能と考えられる。
このため、上記蛍光染料を含んだライン検査塗料について、蛍光染料の濃度を調整し、このライン検査塗料を塗布した塗膜が摩耗により消滅するまでの期間、蛍光染料の蛍光発光状態が維持されるよう調整する。
次に、蛍光の発光色(「白」、「黄」、「緑」、「ライトブルー」及び「赤」)が異なる蛍光染料に関して、一定保管期間後の蛍光の発光状態について同様の試験を行った。ここでは、蛍光染料濃度を変えた場合、各濃度における一定保管期間後の蛍光の発光状態について観察したので、その結果について説明する。これは、ライン検査塗料に用いる蛍光材料の蛍光色について、その蛍光色を発する蛍光材料が、蛍光を発する期間(寿命)がどの程度かを調べるものである。
なお、ここでは各蛍光の発光色に係る一般的な蛍光染料を用いた。この試験においても、溶媒(水)に対して蛍光染料濃度0.2%の溶液と、蛍光染料濃度2.0%の溶液とを準備し、これらをPP(ポリプロピレン)容器にて室温(窓際)で3か月間保管した。
そして、上記PP容器にブラックライトを照射し、3か月後の蛍光染料の蛍光の発光状態を目視(視認)で調べたものである。なお、何れも当初は視認明瞭(◎)或いは視認良好(○)であるため、ここでは3か月後の蛍光の発光状態について説明する。
上記各蛍光の発光色に係る染料について、それらの3か月保管後の蛍光の発光状態の試験結果は下記の通りである。
(1)発光色が「白」の場合
蛍光染料濃度が0.2%では視認可能(□)、同2.0%では視認明瞭(◎)
(2)発光色が「黄」の場合
蛍光染料濃度が0.2%では視認僅かに可能(△)、同2.0%では視認良好(○)
(3)発光色が「緑」の場合
蛍光染料濃度が0.2%では視認僅かに可能(△)、同2.0%では視認良好(○)
(4)発光色が「ライトブルー」の場合
蛍光染料濃度が0.2%では視認可能(□)、同2.0%では視認明瞭(◎)
(5)発光色が「赤」の場合
蛍光染料濃度が0.2%では視認可能(□)、同2.0%では視認明瞭(◎)
上記試験結果からすれば、蛍光の発光色が、「白」、「ライトブルー」、及び「赤」のものは、蛍光染料濃度が2.0%の場合、何れも3か月経過した後においても蛍光の発光状態が視認明瞭(◎)であり、またこれらは、蛍光染料濃度が0.2%の場合であっても、3か月経過した後は蛍光の発光状態が視認可能(□)の状態であった。
また、蛍光の発光色が、「黄」及び「緑」のものは、蛍光染料濃度が2.0%の場合、何れも3か月経過した後においても蛍光の発光状態が視認良好(○)であったが、これらは、蛍光染料濃度が0.2%の場合には、3か月経過した後は蛍光の発光状態が視認僅かに可能(△)の状態であった。
したがって、特に蛍光の発光色が「白」、「ライトブルー」及び「赤」のものは、蛍光染料濃度によらず蛍光の発光状態が良く、また発光色が「黄」及び「緑」のものは、蛍光染料濃度が高い(2.0%)ときには蛍光の発光状態が良かった。
これから、発光色が「白」、「ライトブルー」及び「赤」のものは、長期にわたって蛍光の発光状態が維持されるため、ライン検査塗料に有効に使用でき、また発光色が「黄」及び「緑」のものであっても、蛍光染料濃度を高くすることでライン検査塗料に使用可能と考えられる。
このため、上記蛍光の発光色の蛍光染料を含んだライン検査塗料については、蛍光染料の濃度を調整することで、このライン検査塗料を塗布した塗膜が摩耗により消滅するまでの期間、蛍光染料の蛍光の発光状態を維持することが可能となる。
次に、床ライン2、及びライン検査塗料4に用いる高分子物質(A)としての各種合成樹脂の材料について、それらの摩耗耐久性に係る試験(摩耗輪の研磨による摩耗減量測定)を行ったので、その結果について説明する。
これは、ライン検査塗料4(主要成分である合成樹脂)の耐摩耗性と、床ライン2の塗料の耐摩耗性との対比のための試験である。
上記摩耗耐久性の試験の対象としたものは、床ライン2の塗料(「P」)(フローリア水性#2 クリヤー、大東ペイント社製ウレタン樹脂系塗料)、及びライン検査用の成分として用いる高分子物質としての合成樹脂の材料(「Q」)、(「R」)、(「S」)である。そして、上記床ラインの塗料、及び上記合成樹脂の各材料を、それぞれ塗布量100g/mとして試験片の面に塗布し、温度23℃で7日間養生し硬化した後試験を行った。
この摩耗耐久性の試験は、日本工業規格(JIS K 7204)に基づくものである。そしてこの試験では、摩耗輪(CS−7)を用い、荷重を1kgf(9.8N)とし、回転台に取り付けた試験片の上を、摩耗輪を転がして(100回転、及び500回転)連続的に摩擦し、板試験前後の質量の差(摩耗減量)を測定した。
上記床ライン2の塗料及び各合成樹脂の材料について、摩耗減量の試験結果は下記の通りである。
(1)床ラインの塗料(「P」)
100回転での摩耗減量は2.5mg、500回転での摩耗減量は15.0mg
(2)合成樹脂の材料(「Q」)
100回転での摩耗減量は8.4mg、500回転での摩耗減量は45.3mg
(3)合成樹脂の材料(「R」)
100回転での摩耗減量は8.5mg、500回転での摩耗減量は47.1mg
(4)合成樹脂の材料(「S」)
100回転での摩耗減量は3.1mg、500回転での摩耗減量は20.3mg
上記試験結果によれば、合成樹脂の材料(「Q」)、(「R」)は、床ラインの塗料(「P」)に比べて約3倍程度の摩耗減量があり、このため合成樹脂の材料(「Q」)、(「R」)の摩耗耐久性は、床ラインの塗料(「P」)の約1/3といえる。また、合成樹脂の材料(「S」)の摩耗耐久性は、床ラインの塗料(「P」)の約3/4といえる。
ここで、上記合成樹脂の材料(「Q」)、(「R」)等は、ライン検査塗料の摩耗特性に係わる主要成分であることから、ライン検査塗料4の摩耗耐久性はその成分である合成樹脂の材料の摩耗耐久性と略同等と考えられる。また、床ライン2は床ラインの塗料(「P」)をライン状に塗布したものである。
床ライン2の摩耗検査では、ライン検査塗料4(塗膜)の摩耗耐久性は、床ライン2の摩耗耐久性より低い(摩耗減量が多い)ことが好ましい。
これは、床ライン2の摩耗より先にライン検査塗料4(塗膜)を摩耗消失させ、これを蛍光発光による検査で確認する方法を採用しているためである。通常、床ラインと同程度の塗膜の厚さでライン検査塗料を塗布する。
また、ライン検査塗料4(塗膜)が摩耗により消滅したときには、床ライン2は摩耗の途中であり、ある程度ラインが残存していることがその修復には都合が良い。このことから、同一の研磨条件下において、ライン検査塗料4の摩耗減量は、床ライン2の塗料の摩耗減量の2〜4倍が好ましく、2.5〜3.5倍がより好ましい。
ここでは、ライン検査塗料4として、その摩耗減量が床ライン2の摩耗減量の3倍程度のものを用いる。この場合、床ライン2とライン検査塗料4(塗膜状態)とを同じ条件下(膜厚、摩耗環境等)においたとき、ライン検査塗料4が摩耗により消滅した時点では、床ライン2は摩耗途中で塗膜の1/3の量が摩耗により消滅し、塗膜の2/3が残存していると判断(推測)できる。
このように、床ライン2とライン検査塗料4(塗膜)との各摩耗耐久性を対比することで、両者の摩耗消滅期間等の調整を行う。
そして、ライン検査塗料4の塗膜が摩耗により消滅したとき、床ライン2が残存していることが補修にも好都合であるため、ライン検査塗料の摩耗耐久性を床ラインの摩耗耐久性よりも小さく設定する。
例えば、塗料(「P」)で塗装した床ライン2の上部に、材料(「Q」)を使用したライン検査塗料4を塗布したとき、上記摩耗耐久性からすれば、ライン検査塗料が摩耗により消滅したときには、床ライン2(ライン検査塗料4を塗布していない箇所)は摩耗により塗膜が1/3消耗(2/3が残存)していることになる。
ここで、床ライン2の塗膜が1/3消失したときに、メンテナンス(補修)を行うように定めておけば、ライン検査塗料の塗膜の消滅を以て床ラインの補修時期と推測できる。
また、ライン検査塗料4の塗膜の厚さは、このライン検査塗料の摩耗に対する摩耗耐久性と略比例するため、摩耗耐久性を高めて消滅までの期間を延ばしたい場合には、ライン検査塗料の塗膜を厚くし、また期間を短縮したい場合は塗膜を薄くすることで調整が行える。
次に、床ライン2の摩耗状態の判断方法及びメンテナンス方法について説明する。例えば、体育館の床に、床ライン2としてバレー競技用のコートラインが引かれている場合、この床ライン2の摩耗の程度を定期的に観察し、メンテナンスを行う。この床ライン2の摩耗状態の判断方法では、床ライン2上の一部にライン検査塗料4を塗布し、定期的に床ライン2の摩耗検査を行う。
ライン検査塗料4を塗布する場所は、通常、床ライン2の上部、或いは床ライン2の近傍の床面8の上部に塗布する。この床ライン2の内でも、特に摩耗の激しい箇所、或いはこの近傍の箇所の一部にライン検査塗料4を塗布するのが好ましい。
他に、床ライン2が引かれていない他の場所、例えば体育館等の床面8の上部であって、擦れ、傷等により摩耗の激しい箇所等にライン検査塗料4を塗布するようにしてもよい。要は、床ライン2の消耗と何らかの関連のある床面8、例えば床ライン2の内外で競技者の通過等の多い箇所等、の上部にライン検査塗料4を塗布する。
床ライン2の摩耗検査では、ライン検査塗料4の摩耗の程度をその塗膜の残量で調べるため、当該ライン検査塗料4の塗膜にブラックライト(紫外線)を照射し、その塗膜の蛍光の明るさの程度を目視で見極め、これにより床ライン2の摩耗の程度を推測する。
ここで、ライン検査塗料4を床ライン2の上部等に塗布した時点は、床ライン2の摩耗の検査の開始時期となる。この開始時期として、例えば新規に或いは再塗装により床ライン2が引かれた場合等は、この時期と同時にライン検査塗料4を塗布する。
他には、例えば上記床ライン2を引いてから後に(2〜6か月後等)、ライン検査塗料4を塗布するようにしてもよい。この場合、摩耗検査の開始時には床ライン2の摩耗が進行しているため、ライン検査塗料4の塗膜の厚さ等を加減し、ライン検査塗料4の消耗期間を床ライン2の摩耗期間(要補修時期)に合せられるよう調整すればよい。床ライン2の摩耗期間は、過去の摩耗に関する記録等を参考にすることができる。
続いて、図1に示すように、ライン検査塗料4の塗布方法について説明する。
ライン検査塗料4を塗布して摩耗の検査を行う検査箇所は、床ライン2の一部である。検査箇所は、床ライン2の内で摩擦等が激しく摩耗の進行が速い箇所を選ぶのが好ましい。検査箇所は、一つの床ライン2(一つのコートライン)について一個所或いは複数個所選択してもよい。
摩耗検査のため、ここではライン検査塗料4を床ライン2の上部に重ねて塗布する。また、ライン検査塗料4を塗布する範囲、即ち検査範囲(L)はここでは20cmとしている。この検査範囲(L)は、10cm〜50cm、或いは10cm〜100cmの範囲内であれば、検査も容易でありまた効率的に行える。
ライン検査塗料4は、床ライン2の上面部に塗布し、床ライン2の幅全体且つ検査範囲(20cm)の全体にわたって塗布する。
さて、ライン検査塗料4の塗布の準備として、床ライン2の検査範囲(L)の周り、即ち床ライン2の前後及び左右の側の床面8等の上にマスキングテープ6を貼り、床面8に塗料が付着しないようにする。このマスキングテープ6としては、車両塗装用等のアクリル系粘着剤が塗られたものが好ましい(ここでは3M社製のNo.243J Plusを使用)。なお、建築用のマスキングテープは床ラインの面に粘着剤が残り不都合である。
先ず、検査範囲として、床ライン2への塗り始めの位置(S)には、床ライン2と直交する方向にマスキングテープ6を貼る。また、床ライン2への塗り終わりの位置(E)にも、同様にマスキングテープ6を貼る。そして、床ライン2の左右の側の床面にも、それぞれ床ライン2の側部に沿う状態でマスキングテープ6を貼る。これで、床ライン2の検査範囲の周囲がマスキングテープ6で被われ、ライン検査塗料4の塗布が正確に行える。
次に、上記マスキングテープ6によって囲まれた床ライン2の検査範囲内に、ライン検査塗料4を塗布する。この塗布の際には、ここでは膜厚が6ミル(約0.15mm)のアプリケータ10を用いる。アプリケータ10を用いるのは、ライン検査塗料4を塗布する際の塗膜の厚さを一定に保ち、検査の精度を高めるためである。
ライン検査塗料4の塗膜の厚さは、床ライン2上のライン検査塗料4が摩耗等により消滅する時期が、床ライン2(ライン検査塗料4を塗布してない箇所)が摩耗により補修を要する時期になるように定める。この際、上記摩耗耐久性の試験結果等を参考にする。
そして、塗り始めの位置(S)にライン検査塗料4を入れたアプリケータ10を配置し、アプリケータ10の両端を手で押えて塗り終わりの位置(E)に向けて引く。この引きの速さは、1秒に10cm進む程度とする。こうして、床ライン2の上部にライン検査塗料4を塗布する。
ライン検査塗料4を塗付後は、直ちにマスキングテープ6を剥がし、ライン検査塗料4を乾燥させる。なお、ライン検査塗料4を塗布した箇所には特別の色等、競技に支障のない程度に目印を付けておいてもよい。
床ライン2にライン検査塗料4を塗布した後は、この床ライン2に係るコートライン(バレー競技用)をスポーツ競技の使用等に供する。
そして、床ライン2のメンテナンスの一環として定期的(2か月〜12か月毎)に、ライン検査塗料4の摩耗の程度を検査する。
ここでは、図2に示すように、ライン検査塗料4が塗布された床ライン2の当該箇所に、ブラックライト12を照射して蛍光の発光を確認する。
ブラックライト12の光自体(紫外線)は、人間の目には殆んど見えないが、ブラックライト12を照射した部位は、その部位に含まれる蛍光体が発光する。ブラックライト12としての紫外線の光源は、蛍光管方式、紫外線発光ダイオード(LED)方式、或いは水銀ランプ等があり、これらを用いることができる。ブラックライト12は、特定の波長の紫外線を放射するが、この場合、ライン検査塗料4に用いた蛍光材料の蛍光発光に効果的な波長の紫外線を放射する光源のものを選ぶようにする。
さて、床ライン2の摩耗検査では、ブラックライト12を検査範囲(L)内に照射することで、この検査範囲(L)におけるライン検査塗料4の蛍光の発光を、視認により確認する。そして、床ライン2の検査範囲(L)の箇所において蛍光の発光が見られた場合は、床ライン2の補修は不要と判断し、また蛍光の発光が見られない場合は、床ライン2は補修が必要と判断する。
即ち、床ライン2の検査範囲(L)で蛍光の発光が見られた場合は、ライン検査塗料4の塗膜が残存(摩耗による消滅に至っていない)していることから、該当する床ライン2は、全体的にも補修を行う程度に摩耗していないと判断(推測)する。
ここで、上記蛍光の発光が視認明瞭或いは良好の程度であれば、蛍光発光が見られたと判断できる。また、蛍光発光が視認可能の程度であれば、蛍光の発光が見られたと判断しても良いが、この場合、床ラインの摩耗がある程度進んでいることが推測でき、次の検査時期を早めるような措置を取ってもよい。
一方、床ライン2の検査範囲(L)の箇所で蛍光の発光が見られない場合は、ライン検査塗料4の塗膜が摩耗により消滅していることから、該当する床ライン2においても摩耗が進んでいるため補修を行う必要があると判断(推測)する。
また、床ライン2の検査範囲(L)で蛍光の発光が僅かである場合は、ライン検査塗料4の塗膜の消失が近いと判断し、次の検査時期を早める等の措置を取ってもよく、或いは補修の時期を早め、そのまま床ライン2の補修を行うこととしてもよい。
床ライン2のメンテナンス方法として、床ライン2の補修では、現行の床ライン2に少し磨きをかけ、その両側周辺の床面8にマスキングテープを貼付して保護した後、この床ライン2の上部に重ねて新しく床ライン2を塗装する。また、床ライン2の傷みが激しい場合等には、現行の床ライン2を削除、剥離し、新規に床ライン2を塗装することとしてもよい。
補修後の床ライン2に対しても、再度、上記と同様にライン検査塗料4を塗布し、次期の床ラインの摩耗状態の判断(及び補修)に備える。
従って、上記実施の形態によれば、床ラインの摩耗状態の程度が簡単且つ画一的に判断でき、また適切な時期に床ラインの補修が行なえることから、床ラインの維持、管理が容易かつ正確に行なえ、作業性にも優れるという効果がある。
また、上記実施の形態に係る床ラインの摩耗状態の判断方法等は、床ラインとして、競技用のコートラインである、バレーコート、バスケットコート、バトミントンコート、ハンドボールコート、硬式・軟式テニスコート、ドッジボールコート等、さらに剣道、空手、ゲートボール等、様々なスポーツ競技用の床ライン、或いは施設等の範囲を区画するライン等種々の床ラインの摩耗状態の判断方法等に適用が可能であり用途は多岐にわたる。
2 床ライン
4 ライン検査塗料
6 マスキングテープ
8 床面
10 アプリケータ
12 ブラックライト

Claims (6)

  1. 床面にライン状に塗装される床ラインの上部、又はこの床ラインの近傍の床面の上部に、高分子物質に蛍光材料を含有させたライン検査塗料を塗布して塗膜を形成し、この塗膜を乾燥させ、且つ上記床面を所定期間使用した後、
    上記ライン検査塗料の塗膜に紫外線を照射し、このライン検査塗料の蛍光発光の有無により、上記床ラインの摩耗の程度を判断し、
    上記高分子物質として、アクリル変性ウレタン樹脂又はウレタン変性アクリル樹脂を用いたことを特徴とする床ラインの摩耗状態の判断方法。
  2. 上記蛍光材料として、蛍光顔料又は/及び蛍光染料を用いたことを特徴とする請求項1記載の床ラインの摩耗状態の判断方法。
  3. 上記ライン検査塗料の添加剤として、造膜助剤及び濡れ剤を加えたことを特徴とする請求項1又は2記載の床ラインの摩耗状態の判断方法。
  4. 上記ライン検査塗料の摩耗減量を、上記床ラインの塗料の摩耗減量の2〜4倍したことを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の床ラインの摩耗状態の判断方法。
  5. 上記ライン検査塗料の膜厚を2〜10ミル範囲としたことを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の床ラインの摩耗状態の判断方法。
  6. 上記紫外線の光源としてブラックライトを用いたことを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の床ラインの摩耗状態の判断方法。
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