JP6638088B2 - 多数のラウンドドライバ選択のためのシステム及び方法 - Google Patents

Description

本発明は、オンデマンドサービスにおける多数のラウンド選択のためのシステムおよび方法に関する。例えば、本発明は、コンピューティングシステムによって実行される多数のラウンドドライバ選択のための方法に関する。

オンデマンドサービスは、ドライバによって提供されるユーザのための輸送サービスを手配するために存在します。オンデマンド輸送サービスを提供する際に、例えば、一台の利用可能なタクシーと複数の乗客を一致させることは困難である。時々、多数の利用可能なタクシーがあり、タクシーを要求している乗客は一人だけであり、利用可能なタクシードライバの多くはそのジョブ要請を受けない。乗客がタクシーの予約要求をするとき、予約要求は通常、ジョブ要請として多くの運転手に広められる。多くの運転手は、そのジョブ要請を受け入れるか、拒否するか、無視することが期待されます。多くの運転手は、その予約を受けたい場合には、同時にその予約を「入札」しなければならない（すなわち、ジョブ要請を受け入れる）が、多くの入札しているドライバのうちの一人だけが実際にそのジョブ要請に割り当てられる。したがって、ジョブ要請を得ることの成功の機会が比較的低くなる可能性がある。

ジョブ要請を得ることに失敗した多数のドライバは、不満を募らせ、オンデマンドサービスに参加することを止める。したがって、既存のオンデマンドサービスにおけるこれらの問題および他の問題に対処する必要性が依然として存在する。

様々な実施形態によれば、本発明は、コンピューティングシステムによって実行される複数のラウンドドライバ選択のための方法であって、ユーザデバイスからサービス要求を受信し、複数のドライバ候補者の各々がドライバデータを有するように、前記サービス要求に部分的に基づいて複数のドライバ候補者を識別し、前記複数のドライバ候補者の各々について、前記ドライバデータに基づいてスコアを生成し、前記複数のドライバ候補者の各々の前記スコアに一部基づいて、前記複数のドライバ候補者を複数の候補者グループにグループ化し、ジョブ要求が各候補者グループ内の全てのドライバに送信されるように、前記ジョブ要求に応答して一つ以上のジョブ受諾が受信されるまで、前記ジョブ要求を前記複数の候補者グループの各候補者グループに繰り返し送信し、前記一つ以上のジョブ受諾のうちの一つを選択すること、および、前記一つ以上のジョブ受諾のうちの選択された一つに関連するドライバにサービス要求を割り当てることを含む。多数のラウンドドライバ選択方法は、より目標を絞った方法でジョブ要求がより少ないドライバに送られるように制御する、したがって、ドライバ間の競争を減らし、ジョブ要求に対してドライバが選択される確率、勝率とも呼ばれる、を高める。このようにして、この方法は、ドライバ選択プロセスおよび各ドライバの勝率を改善する。

様々な実施形態によれば、複数のドライバ候補者を識別することは、複数のドライバの各々についてドライバ活動データをリアルタイムで受信すること、前記複数のドライバの各々についての前記活動データを監視すること、および、前記複数のドライバのうちの何れがジョブ要求を受け入れるために利用可能であるかを決定することを含み、前記複数のドライバ候補者は、前記複数のドライバのサブセットであってもよい。リアルタイムドライバ活動データに基づいて複数のドライバから複数のドライバ候補者を選択することにより、当該システムはジョブ要求を受け入れる可能性が最も高いドライバをターゲットにして、ドライバ候補者がジョブ要求を受け入れる確率を向上させることができる。

様々な実施形態によれば、複数のドライバ候補者を複数の候補者グループにグループ化することは、複数のドライバの各々のスコアに一部基づいて、複数のドライバ候補者の順位付けを決定し、候補者グループの数を決定すること、及び、前記順位付けに基づいて、前記複数のドライバ候補者の各々を前記複数のグループのうちの一つに割り当てること、を含んでもよい。複数のドライバ候補者を順位付けしてグループ化することによって、ジョブ要求がジョブ要求を受け入れやすいドライバ候補者に送信されることが可能となり、したがって、ジョブ要求選択率を向上させることができる。

様々な実施形態によれば、前記サービス要求は、ユーザデバイスの地理的位置を識別するユーザ位置データを含み、前記ドライバデータは、ドライバの地理的位置を識別するドライバ位置データを含み、前記方法は、さらに、前記ユーザ位置データおよび前記ドライバ位置データに基づき近接スコアを生成することを含み、前記スコアは一部の近接スコアに基づいて生成されてもよい。近接スコアを生成することによって、当該システムは、ドライバスコアを生成する際に、ドライバ候補者とユーザとの間の近接性を考慮に入れることができる。

様々な実施形態によれば、前記方法は、さらに、ドライバデータに基づいて飢餓スコアを生成することを含み、飢餓スコアは、所定期間にわたるドライバによる不成功受諾の数に一部基づいており、ドライバスコアは、飢餓スコアに一部基づき生成されてもよい。飢餓スコアを生成することにより、当該システムは、ジョブ要求を受け入れた後で選択されていないドライバを識別することができる。

様々な実施形態によれば、複数のドライバ候補者の順位付けを決定することは、複数のドライバ候補者のうちの一人以上に飢餓重みを加えることを含んでもよい。ここで、飢餓重みは、飢餓スコアの一部に基づいており、一人以上の複数のドライバ候補者の順位付けを増加させてもよい。複数のドライバ候補者の順位付けに飢餓重みを含めることにより、当該システムは、複数のドライバ候補者の順位付けにおいて、より高い飢餓スコアを有する複数のドライバ候補者に、より高い順位付けをすることができるため、「飢えている」ドライバ候補者はジョブ要求が割り当てられるようなより良い機会を得る。このようにして、当該システムは、早期選択ラウンドにいくつかのより低く順位付けされたドライバを含むことができ、その結果、いくつかのより低く順位付けされたドライバは、時々選択されるようなより高い優先順位を得ることができる。

様々な実施形態によれば、ジョブ要求は、複数の候補者グループの各候補者グループに対して、一度に一つの候補者グループに繰り返し送信されてもよい。

様々な実施形態によれば、ジョブ要求を複数の候補者グループの各候補者グループに対して送信することは、ジョブ要求を次の候補者グループに送信する前に所定の時間待機することを含んでもよい。

様々な実施形態によれば、ジョブ要求を繰り返し送信することは、最も高く順位付けされた複数のドライバ候補者を有する第１の候補者グループにジョブ要求を送信することを含むことが可能であり、最も高く順位付けされた複数のドライバ候補者の前記飢餓スコアの合計は、前記グループスコア以上であってもよい。最初に最も高く順位付けされた複数のドライバ候補者を有するグループにジョブ要求を送信することによって、当該システムはジョブ要求が選択される確率が高くなるようにし、それにより勝率を高める。

様々な実施形態によれば、当該方法は、さらに、複数の候補者グループの各々についてグループスコアを決定することを含んでもよく、前記グループスコアは、候補者グループ内の複数のドライバ候補者のスコアの合計を含んでもよい。複数の候補者グループの各々についてグループスコアを決定することによって、当該システムは、複数の候補者グループの各々におけるドライバ候補者の数を決定することができる。

様々な実施形態によれば、前記グループスコアを決定することは、複数のドライバ候補者のグループスコアを合計して合計スコアを得ること、候補者グループの数を決定すること、及び、グループスコアを得るために候補者グループの数によって合計スコアを除算することを含んでもよい。

様々な実施形態によれば、前記サービス要求を割り当てることは、最も高い飢餓スコアを有するドライバ候補者にサービス要求を割り当てることを含んでもよい。

様々な実施形態によれば、本発明は、複数ラウンドドライバ選択の方法を実施するためのコンピューティングシステムであって、前記コンピューティングシステムは、一つ以上のプロセッサと、前記一つ以上のプロセッサと通信する一つ以上のメモリリソースとを有し、前記メモリリソースは、前記一つ以上のプロセッサによって前記命令が実行されると、前記コンピュータシステムに、ユーザデバイスからサービス要求を受信させ、前記サービス要求に一部基づいて複数のドライバ候補者を識別させ、前記複数のドライバ候補者の各々について前記ドライバデータに基づいてスコアを生成させ、前記複数のドライバ候補者の各々の前記スコアに一部基づいて前記複数のドライバ候補者を複数の候補者グループにグループ化させ、前記ジョブ要求に応答して一つ以上のジョブ受諾が受信されるまで前記ジョブ要求を前記複数の候補者グループの各候補者グループに繰り返し送信させ、前記一つ以上のジョブ受諾のうちの一つを選択させ、および、前記一つ以上のジョブ受諾のうちの前記選択された一つに関連する前記ドライバに前記サービス要求を割り当てさせる命令を格納し、前記複数のドライバ候補者の各々はドライバデータを有し、前記ジョブ要求は、各候補者グループ内のすべてのドライバに送信される。

様々な実施形態によれば、前記命令は、コンピューティングシステムに、複数のドライバの各々についてリアルタイムでドライバ活動データを受信することによって複数のドライバ候補者を識別させ、複数のドライバの各々についての活動データを監視させ、および、前記複数のドライバのうちの何れが前記ジョブ要求を受け入れるために利用可能であるかを決定させてもよく、前記複数のドライバ候補者は前記複数のドライバのサブセットである。

様々な実施形態によれば、前記命令は、コンピューティングシステムに、複数のドライバの各々の一部のスコアに基づいて複数のドライバ候補者の順位付けを決定することによって、複数のドライバ候補者を複数の候補者グループにグループ化させるようにしてもよく、候補者グループの数を決定し、前記順位付けに基づいて前記複数のグループのうちの一つに前記複数のドライバ候補者の各々を割り当ててもよい。

様々な実施形態によれば、サービス要求は、ユーザデバイスの地理的位置を識別するユーザ位置データを含み、ドライバデータは、ドライバの地理的位置を識別するドライバ位置データを含み、命令は、当該コンピューティングシステムに、ユーザ位置データおよびドライバ位置データに基づいて近接スコアを生成させてもよく、前記近接スコアは、前記近接スコアに一部基づいて生成されてもよい。

様々な実施形態によれば、命令は、当該コンピューティングシステムに、ドライバデータに基づいて飢餓スコアを生成させてもよく、飢餓スコアは、所定期間にわたりドライバによって不成功受諾の数に一部基づき、ドライバスコアが飢餓スコアに一部基づき生成されてもよい。

様々な実施形態によれば、命令は、当該コンピューティングシステムに、複数のドライバ候補者の一人以上に飢餓重みを加えることによって複数のドライバ候補者の順位付けを決定させてもよく、飢餓重みは飢餓スコアの一部に基づき、飢餓重みは、一人以上の複数のドライバ候補者の順位付けを上昇させてもよい。

様々な実施形態によれば、ジョブ要求は、複数の候補者グループの各候補者グループに対して、一度に一つの候補者グループに繰り返し送信されてもよい。

様々な実施形態によれば、命令は、当該コンピューティングシステムに、ジョブ要求を次の候補者グループに送信する前に所定の時間待機することによって、ジョブ要求を複数の候補者グループの各候補者グループに対して繰り返し送信させるようにしてもよい。

様々な実施形態によれば、命令は、当該コンピューティングシステムに、ジョブ要求を最も高く順位付けされた複数のドライバ候補者を有する第１の候補者グループに送信させることによって、ジョブ要求を繰り返し送信させてもよく、最も高く順位付けされた複数のドライバ候補者の前記飢餓スコアの合計は、前記グループスコア以上であってもよい。

様々な実施形態によれば、命令は、当該コンピューティングシステムに、複数の候補者グループの各々についてグループスコアを決定させてもよく、前記グループスコアは、候補者グループ内の複数のドライバ候補者のグループスコアの合計を含んでもよい。

様々な実施形態によれば、命令は、当該コンピューティングシステムに、複数のドライバ候補者のグループスコアを合計して合計スコアを得ることによって、前記グループスコアを決定させてもよく、候補者グループの数を決定し、及び、グループスコアを得るために候補者グループの数によって合計スコアを除算してもよい。

様々な実施形態によれば、命令は、当該コンピューティングシステムに、最も高い飢餓スコアを有するドライバ候補者にサービス要求を割り当てることによって、前記サービス要求を割り当てさせてもよい。

図１は、多数のラウンドドライバ選択のための例示的なシステムを示す。 図１Ａは、例示的なユーザデバイスを示す。 図１Ｂは、例示的なドライバデバイスを示す。 図２は、多数のラウンドドライバ選択のための方法の例示的な実施形態のフロー図を示す。 図３は、多数のラウンドドライバ選択のための繰り返しサブプロセスの例示的な実施形態のフロー図を示す。 図４は、例示的なスコア生成サブシステムを示す。 図５は、スコアを生成するための方法の例示的な実施形態のフロー図を示す。 図６は、例示的な多数のラウンド選択方法の予測モデルの図である。

本発明の実施形態は、サービスプロバイダを選択するための多数のラウンドシステムおよび方法を提供する。一般的に、オンデマンドサービスシステムは、サービス要求者とサービス提供者の両方によって使用される。本発明の記載された実施形態では、提供されるオンデマンドサービスは輸送サービスであり、サービス要求者は、彼または彼女の現在地から最終行先への乗車などの輸送サービスを必要とする潜在的な乗客であり、乗客を必要とするサービス提供者は、例えば、タクシードライバまたは独立した請負業者ドライバなどのドライバである。しかしながら、本発明の実施形態は、輸送サービスだけに限定されず、他のオンデマンドサービスに使用されてもよい。

図１は、多数のラウンドドライバ選択のための例示的なシステム１００を示す。システム１００は、ユーザデバイスインターフェース１３０、ドライバデバイスインターフェース１４０、ドライバ選択サブシステム１５０、ドライバ可否決定コンポーネント１５２、スコア生成コンポーネント１５４、グループ生成コンポーネント１５６、およびサービス要求処理コンポーネント１５８を含む。システム１００は、ネットワーク１６４を介してユーザデバイス１６０およびドライバデバイス１６２と通信することができる。ユーザデバイス１６０は、例えば乗客であるかもしれないユーザによって使用され、ドライバデバイス１６２は、車両のドライバ、例えば、オンデマンドサービスの別のプ提供者によって使用される。ユーザデバイスインターフェース１３０は、システム１００とユーザデバイス１６０との間の通信を管理する。ドライバデバイスインターフェース１４０は、システム１００とドライバデバイス１６２との間の通信を管理する。ドライバ選択サブシステム１５０は、ドライバ可否決定コンポーネント１５２、ドライバスコア生成コンポーネント１５４、グループ生成コンポーネント１５６、およびサービス要求処理コンポーネント１５８を含むことができる。システム１００は、ジョブ要求を複数のドライバ候補者に広めるように実装されてもよい。

システム１００の一つ以上のコンポーネントおよびサブシステムは、例えば、一つ以上のプロセッサを有し、一つ以上のメモリリソースと通信している一つ以上のサーバのようなネットワーク側リソースに実装されることができる。システム１００は、例えば、ピアツーピアネットワークのような他の適切な代替的な、または相補的なアーキテクチャにおける他のコンピューティングシステムを介して実装されることもできる。これらの実装の追加または代替として、システム１００のコンポーネントおよびサブシステムのいくつかまたはすべては、例えば、ユーザデバイス１６０および／またはドライバデバイス１６２上で動作するアプリケーションのようなクライアントデバイス上に実装されることができる。システムは、一つ以上のユーザデバイス１６０および一つ以上のドライバデバイス１６２と通信するために、例えば、ワイヤレスまたは有線ネットワークデバイスおよびプロトコルのようなネットワークインターフェースとしてネットワーク１６４を介して通信することができる。一実施形態によれば、ユーザデバイス１６０およびドライバデバイス１６２は、一つ以上のプロセッサを各々含み、各々のデバイスとユーザデバイスインターフェース１３０およびドライバデバイスインターフェース１４０との間の通信を各々管理することができるアプリケーションを制御する。システムは、また、データおよびアプリケーションソフトウェアが常駐し動作し、システムにアクセス可能な一つ以上の不揮発性メモリリソースと通信することもできる。システム１００、およびコンポーネントおよびサブシステムの例示的な図では、様々なデバイス、コンポーネント、およびサブシステム間のデータまたは情報のいくつかの送信が示されている。しかしながら、システム１００のすべてのデバイス、コンポーネント、およびサブシステムは、開示された方法およびシステムの実施形態を実装するために必要な場合、システム１００にアクセス可能であり、システム１００によって受信されるすべてのデータにアクセスすることができる。

システム１００は、ユーザデバイス１６０からサービス要求を受信してもよい。システム１００は、複数のドライバの各々についてリアルタイムでドライバデータを受信してもよい。ドライバデータを受信すると、システム１００は、サービス要求およびドライバデータの少なくとも一つに基づいて、複数のドライバ候補者を識別してもよい。ドライバデータは、ドライバ活動データを含むことができる。ドライバ活動データは、情報及びドライバに関する詳細を含むことができる。ドライバに関する詳細は、ドライバ活動データに関連し、ドライバの過去の行動に関する情報およびドライバの現在の状態、位置、または活動に関するリアルタイム情報の両方を含む。リアルタイム情報は、ドライバデバイス１６２から取得されてもよい。複数のドライバ候補者を識別する際に、システム１００は、複数のドライバの各々についての活動データを監視し、複数のドライバのうちの何れがジョブ要求を受け入れるために利用可能であるかを決定するように実装されてもよい。複数のドライバ候補者は、複数のドライバのサブセットであってもよい。複数のドライバから、システム１００は、サービス要求に基づいて複数のドライバ候補者を識別することができる。システム１００は、また、ドライバ活動データに基づいて複数のドライバ候補者を識別してもよい。システム１００は、また、サービス要求とドライバ活動データとの組み合わせに基づいて、複数のドライバ候補者を識別してもよい。

ドライバ選択サブシステム１５０を参照すると、ドライバ可否決定コンポーネント１５２は、ドライバデバイス１６２からドライバデータを受信してもよい。ドライバ可否決定コンポーネント１５２は、ドライバデータに基づいてドライバの可否を決定してもよい。一度、ドライバ候補者が識別されると、ドライバスコア生成コンポーネント１５４は、複数のドライバ候補者の各々のドライバデータに基づいて、複数のドライバ候補者の各々のスコアを生成してもよい。複数のドライバ候補者のスコアに基づいて、グループ生成コンポーネント１５６は、複数のドライバ候補者を複数の候補者グループにさらに分割し、複数の候補者グループのうちの一つに複数のドライバ候補者の各々を割り当ててもよい。一度、複数の候補者グループが生成され、複数のドライバ候補者が複数の候補者グループのうちの一つに割り当てられると、サービス要求処理コンポーネント１５８は、第１の候補者グループである複数の候補者グループのうちの一つの中のドライバにジョブ要求を送信してもよい。第１の候補者グループのドライバの何れもがジョブ要求を受け入れない場合、サービス要求処理コンポーネント１５８は、第２の候補者グループである次の候補者グループのドライバにジョブ要求を送信してもよい。サービス要求処理コンポーネント１５８は、少なくとも一人のドライバ候補者がジョブ要求を受け入れるまで、またはシステムが利用可能な候補者グループのすべてにジョブ要求を送信するまで、ジョブ要求を次の候補者グループに送信し続けてもよい。このようにして、システムは、次の候補者グループにジョブ要求を送信する前に所定の時間待機してから、一度に、一つの候補者グループである各々の候補者グループにジョブ要求を繰り返し送信する。候補者グループ内の一人以上のドライバ候補者がジョブ要求を受け入れる場合、システム１００はサービス要求を処理し続ける。例えば、一人以上のドライバ候補者がジョブ要求を受け入れる場合、システム１００は、受け入れドライバ候補者のうちの何れにサービス要求が割り当てられるかを決定するプロセスを適用してもよい。一実施形態によれば、サービス要求処理コンポーネント１５８は、サービス要求を一人以上の受け入れドライバ候補者に割り当てる。サービス要求処理コンポーネント１５８は、その割り当てを、選択されたドライバ候補者のドライバデバイス１６２に送信してもよい。

図１Ａは、例示的なユーザデバイス１６０のブロック図を示す。ユーザデバイス１６０は、送信機１６３、受信機１６４、プロセッサ１６６、位置決めモジュール１６８、およびユーザインターフェース１６９を含む。ユーザデバイス１６０は、例えば、携帯電話、タブレット、腕時計、全地球測位衛星システム（ＧＮＳＳ）ナビゲーションデバイス、または、ビルトイン車両ナビゲーションデバイスのような任意のタイプのモバイルコンピューティングデバイスとしてもよい。

図１Ｂは、例示的なドライバデバイス１６２のブロック図を示す。ドライバデバイス１６２は、送信機１７２、受信機１７４、プロセッサ１７６、位置決めモジュール１７８、およびユーザインターフェース１７９を含む。ドライバデバイス１６２は、例えば、携帯電話、タブレット、腕時計、グローバルナビゲーション衛星システム（ＧＮＳＳ）ナビゲーションデバイス、または、ビルトイン車両ナビゲーションデバイスのような任意のタイプのモバイルコンピューティングデバイスとすることができる。また、図１Ａおよび図１Ｂは、適切なユーザデバイス１６０およびドライバデバイス１６２の一例の構成のみを示し、他の構成を使用してもよい。

図２は、多数のラウンドドライバ選択のための方法の例示的な実施形態のフロー図を示す。ステップ２０２において、システム１００（図１）は、ユーザデバイス１６０からサービス要求を受信する。サービス要求の受信に応答して、システムは、サービス要求（２０４）に一部基づいて複数のドライバ候補者を識別する。サービス要求は、サービス要求を送信しているユーザの情報、例えば、地理的位置、使用履歴、ユーザ格付け、およびシステム１００によって維持される他の所望の情報のような情報を含む。複数のドライバ候補者の各々は、その特定のドライバに関連する独自のドライバデータを有する。複数のドライバ候補者の各々について、システム１００は、ドライバデータに基づいてスコアまたはドライバスコアを生成し（２０６）、複数のドライバ候補者を、各々のスコアに一部基づいて複数の候補者グループにグループ化する（２０８）。繰り返しサブプロセス２１０において、システム１００は、ジョブ要求に応答して一つ以上のジョブ受諾が受信されるまで、ジョブ要求を複数の候補者グループの各候補者グループに繰り返し送信する。前記ジョブ要求は、各候補者グループ内のすべてのドライバに送信される。ジョブ要求は、また、各候補者グループ内のドライバのサブセットに送信されてもよい。ステップ２２２において、システム１００は、ドライバ候補者の少なくとも一人がジョブ要求を受け入れる場合、ジョブ要求を受け入れるドライバ候補者のうちの一人にサービス要求を割り当てる。何れのドライバ候補者もジョブ要求を受け入れない場合、同時に、方法２００は終了する。一実施形態では、多数のジョブ受諾が受信される場合、システム１００は、一つ以上のジョブ受諾のうちの一つを選択し、一つ以上のジョブ受諾のうちの選択された一つに関連するドライバにサービス要求を割り当てる。サービス要求は、少なくともユーザ情報およびユーザの位置を含んでいてもよい。

複数のドライバ候補者をスコアに基づいて複数の候補者グループにグループ化するステップ（２０８）は、複数のドライバ候補者の各々のスコアに一部基づいて複数のドライバ候補者の順位付けを決定し、前記順位付けに基づいて複数のグループの一つに複数のドライバ候補者の各々を割り当てる付加的なステップを含む。システム１００は、複数のドライバ候補者を複数の候補者グループにグループ化する前に、複数のドライバをランク付けしてもよい。システム１００は、最も高いスコアを有するドライバが順位付けの最上位にあり、最も低いスコアを有するドライバが順位付けの最下位にある降順にしたがって、複数のドライバ候補者を順位付けしてもよい。あるいは、システム１００は、任意の所望の基準に従って複数のドライバ候補者を順位付けしてもよい。複数のドライバ候補者を順位付けする際、システム１００は、複数のドライバ候補者をグループ化し、複数の候補者グループにジョブ要求を繰り返し送信してもよい。一度、ジョブ要求がドライバ候補者によって受け入れられると、そのサービス要求をドライバに割り当ててもよい。サービス要求は、システム１００によって受信されたサービス要求が選択されたドライバに送信されるジョブ要求と同じであってもよい。ジョブ要求は、また、サービス要求からの情報のサブセットであってもよく、ジョブ要求がドライバに割り当てられる場合、そのドライバは、システムによって許可され、サービス要求で要求されたサービスを提供する。

一実施形態では、システム１００は、複数のドライバ候補者に基づいて好ましいグループスコアを決定する。複数の候補者グループの各々は、候補者グループ内の複数のドライバ候補者のスコアの合計であるグループスコアを有するように、候補者グループの各々が形成されてもよい。ドライバ候補者は、候補者グループのグループスコアが好ましいグループスコア以上であるようにグループ化することができる。システムは、複数のドライバ候補者の中のすべてのドライバのスコアの合計である合計スコアを決定し、候補者グループの数を決定し、候補者グループの数によって合計スコアを除算することによって、好ましいグループの得点を決定してもよい。上述のように、候補者グループの数は予め決定されてもよい。好ましいグループスコアは、予め決定されてもよい。多数のグループは、すべてのドライバ候補者が候補者グループの一つに対して選択されるまで、各グループのドライバ候補者を選択することによって形成されてもよい。好ましいグループスコアは、所定の数のグループに基づいて生成されてもよい。

図２を参照すると、繰り返しサブプロセス２１０において、システム１００は、ジョブ要求に応答して一つ以上のジョブ受諾が受信されるまで、複数の候補者グループの各候補者グループにジョブ要求を繰り返して送信する。システム１００はジョブ要求を複数の候補者グループのうちの一つに送信する（２１１）。ステップ２１２において、システム１００は、ジョブ受諾が候補者グループ内のドライバの何れか一人から受信されたかどうかを判定する。そうである場合、システム１００は、ジョブ受諾を送信したドライバにサービス要求を割り当てる（２２２）。ステップ２１２において、複数の候補者グループの一つのうちの少なくとも一人のドライバからも、システム１００によってジョブ受諾が受信されない場合、ジョブ要求をまだ受信していない別の候補者グループがあるかどうかを判定する（２１４）。まだジョブ要求を受信していない別の候補者グループがある場合、システム１００はジョブ要求を別の候補者グループに送信する（２１６）。システム１００は、ジョブ受諾がドライバから受信されるまで、または、残りの候補者グループがなくなるまで、利用可能な候補者グループのすべてにジョブ要求を繰り返し送信してもよい。システム１００がジョブ要求を複数の候補者グループのすべてに送信し、ドライバからジョブ受諾を受信しない場合、システム１００は、サービス要求に参加可能なドライバがいないことをユーザに通知してもよい。

図３は、繰り返しサブプロセス３１０の例示的な実施形態を示す。図３の繰り返しサブプロセス３１０は、図２に示される方法２００に示される繰り返しサブプロセス２１０の代わりに用いられてもよい。図３の繰り返しサブプロセス３１０において、システム１００はジョブ要求を複数の候補者グループのうちの一つに送信する（３１１）。ステップ３１２において、システム１００は、ジョブ受諾が候補者グループ内の何れかのドライバから受信されたかどうかを判定する。そうである場合、システム１００は、一つ以上のジョブ受諾がシステム１００によって受信されたかどうかを判定する（３１８）。一つ以上のジョブ受諾が受信された場合、システム１００は、ジョブ受諾（３２０）のうちの一つを選択し、選択されたジョブ受諾に関連するドライバ候補者にサービス要求を割り当ててもよい（３２２）。ステップ３１２において、システム１００は、複数の候補者グループの一つのうちの少なくとも一人のドライバからもシステム１００によってジョブ受諾が受信されない場合、ジョブ要求をまだ受信していない別の候補者グループがあるかどうかを判定する（３１４）。まだジョブ要求を受信していない別の候補者グループがある場合、システム１００はジョブ要求を別の候補者グループに送信する（３１６）。システム１００は、ジョブ受諾がドライバから受け取られるまで、または、残りの候補者グループがなくなるまで、利用可能な候補者グループのすべてにジョブ要求を繰り返し送信してもよい。

ドライバデータは、少なくとも以下の情報の一つを含む。すなわち、ジョブ要求の最後の受諾からの時間、ジョブ要求の最後の拒否からの時間。最後にジョブをドライバに割り当てた時間、前の乗客の降車時間とサービス要求時間との時間差、予め決められた期間にわたりドライバから受信した受諾の数、サービス要求を送信したユーザからドライバの距離、および、ドライバの位置。ドライバデータから、システム１００は、ドライバがジョブ要求を受け入れることができる確率を計算することができる。さらに、システム１００は、ドライバがジョブ要求を受け入れることが可能であるかどうかを予測することができる。例えば、ドライバは、ジョブ要求の受信時に、自らの乗物に、乗客が乗っていてもよい。

図４は、例示的なドライバスコア生成サブシステム４００を示す。ドライバスコア生成サブシステム４００は、ドライバスコア生成コンポーネント１５４（図１）の一実施形態である。ドライバスコア生成サブシステム４００は、受諾確率生成コンポーネント４０２、近接スコア生成コンポーネント４０４、および飢餓スコア生成コンポーネント４０６を含む。ドライバスコア生成サブシステム４００は、ドライバデータ４０８およびサービス要求４１０を受信し、ドライバデータ４０８およびサービス要求４１０に基づいてドライバスコア４１２を生成する。ドライバスコア４１２は、グループ生成コンポーネント１５６（図１）に送信され、複数の候補者グループを生成するために使用されてもよい。

受諾確率生成コンポーネント４０２は、ドライバデータ４０８に基づいて受諾確率スコア４１４を生成することができる。受諾確率スコア４１４は、ドライバデータ４０８に基づいて、ドライバがジョブ要求を受け入れいることができる確率の尺度とすることができる。受諾確率生成コンポーネント４０２は、ドライバが新しいジョブに対して利用可能かどうかを決定するために、ドライバの最近の動作を考慮してもよい。たとえば、ドライバがジョブ要求に応答しない場合、ドライバにはすでに乗客がいる可能性がある。これは、ドライバがジョブを見つけるために多数のシステムを使用している場合、または、ドライバがタクシードライバである場合に可能である。さらに、受諾確率生成コンポーネント４０２は、例えば、ピックアップ場所、ドロップオフ場所、およびドライバの現在の場所のような情報を考慮して、サービス要求を検討することができる。受諾確率生成コンポーネント４０２は、例えば、ドライバが特定の会社のために働くか否か、ドライバの典型的な勤務時間、およびドライバの最初および最後の既知の場所のような情報を考慮して、ドライバのプロファイルを考慮してもよく、最初と最後の乗車をドライバの最終目的地の方向に予測するために使用されてもよい。システム１００は、ドライバが利用可能か否かを予測することができる。ドライバがジョブ要求を受け入れる確率を予測することによって、システム１００は、ドライバが新しいジョブに利用可能であるか、または、すでに車両に別の乗客がいるかを予測することもできる。

近接スコア生成コンポーネント４０４は、サービス要求４１０およびドライバデータ４０８からのユーザデータに基づいて近接スコア４１８を生成することができる。近接スコア４１８は、ドライバ候補者とユーザとの間の距離に基づいて生成されてもよい。サービス要求４１０は、ユーザの地理的位置を識別するユーザ位置データを含んでいてもよい。ドライバデータ４０８は、ドライバの地理的位置を識別するドライバ位置データを含んでいてもよい。近接スコア生成コンポーネント４０４は、ユーザ位置データおよびドライバ位置データに基づいて近接スコア４１８を生成することもできる。

飢餓スコア生成コンポーネント４０６は、ドライバデータ４０８に基づいて飢餓スコア４２０を生成することができる。飢餓スコア４２０は、所定の期間にわたり運転者によって行われた不成功受諾の数に一部基づくことができる。ドライバは、多くのジョブ要求を受け入れたにもかかわらず、システムがサービス要求を割り当てていない場合、「不足」とみなされる。所定の期間にわたって、低い受諾確率スコア４１４および／または低い近接スコア４１８のために、特定のサービス要求を割り当てることができない。ドライバの飢餓スコア４２０は、ドライバにサービス要求が割り当てられていない時間が長くなるにつれて増加する。

図５は、ドライバスコア４１２（図４）を生成するための例示的な方法５００のフロー図を示す。方法５００は、システム１００（図１）およびドライバスコア生成サブシステム４００（図４）によって実行することができる。方法５００において、システム１００は、ドライバデータ４０８（５０２）に基づいて受諾確率スコアを生成する。システム１００は、ドライバデータ４０８およびサービス要求４１０（５０４）に基づいて、複数のドライバ候補者の各々について近接スコアを生成する。システム１００は、ドライバデータ４０８に基づいて飢餓スコアを生成する（５０６）。システム１００は、受諾確率スコア、近接スコア、および飢餓スコアの少なくとも一つに基づいてドライバスコア４１２を生成する。

複数のドライバ候補者の順位付けを決定するとき、システム１００は複数のドライバ候補者のうちの一人以上に飢餓重みを加えることができる。飢餓重みは、飢餓スコアの一部に基づくことができる。飢餓重みは、一人以上の複数のドライバ候補者の順位付けを増加させることができる。

システム１００は、候補者グループのドライバ候補者が候補者グループに送信されたジョブ要求を受け入れるための所定の時間を待つことができる。所定の時間待機した後、候補者グループのドライバ候補者から応答が受信されない場合、システム１００はジョブ要求を次の候補者グループに送信することができる。

図６は、多数のラウンド選択法の予測モデルの一例を示す図である。図示された予測モデルでは、複数のドライバ候補者が、第１のグループ９０２、第２のグループ９０４、第３のグループ９０６、第４のグループ９０８、および第５のグループ９１０にグループ化される。予測モデルは、各グループが、ジョブ要求を受け入れる受け入れドライバ９１２と、ジョブ要求を拒否するかまたはジョブ要求に応答しない非応答ドライバ９１４とを含むと推定する。受け入れドライバ９１２は、丸い「チェック」画像によって示され、非応答ドライバ９１４は、正方形「×」画像によって示される。図６の図は、本発明の実施形態に係る、どのようなグループの例を示すかを示している。例示的な第１のグループ９０２では、ジョブ要求が合計３つのドライバ候補者に送信され、２つの受け入れ可能なドライバ９１２が存在する。２人の受け入れ可能なドライバのうちの１人に仕事が割り当てられる。第１のグループ９０２において、受入れ率またはジョブ要求の受け入れ率は、約６６．７％（３／２）であり、選択率、またはジョブ要求に対して選択される可能性（また、「勝利」率）は５０％（１／２）です。ジョブ要求は第１のグループ９０２のドライバ候補によって受け入れられるので、ジョブ要求は後続のグループに送信されない。

例示的な第２のグループ９０４では、ジョブ要求が合計４つのドライバ候補者に送信され、３人の受け入れ可能なドライバ９１２が存在する。３人の受け入れ可能な運転手のうちの１人に仕事が割り当てられる。第２のグループ９０４では、受入れ率は約７５％（３／４）であり、選択率は約３３％（１／３）である。ジョブ要求は第２のグループ９０４のドライバ候補者によって受け入れられるので、ジョブ要求は後続のグループに送信されない。同様に、第３のグループ９０６、第４のグループ９０８、および第５のグループ９１０に関して、選択率は比較的高いままである。

複数のランク付けされたドライバ候補者が複数の候補者グループにグループ化されている場合、グループスコアがほぼ同じである候補者グループの各々は、第１の候補者グループ９０２から第５の候補者グループ９１０にグループサイズが増加する。第１の候補者グループ９０２のドライバ候補者が最高のドライバスコアを有するので、第１の候補者グループ９０２は、最も少ない数のドライバ候補者を有する。同様に、第５の候補者グループ９１０のドライバ候補者のスコアが最も低いので、第５の候補者グループ９１０は、最も多くのドライバ候補者を有する。このように、グループのサイズは、各候補者グループのグループスコアを他の候補者グループとほぼ同じにするために増加し続けてもよい。このようにして、候補者グループが高得点ドライバであ場合、その逆に、候補者グループにはドライバ候補者が少なくなる。システム１００は、複数のドライバ候補者のスコアを合計してグループの合計スコアを得ることによってグループスコアを生成することができる。

システム１００は、下位に順位付けされたドライバがジョブ要求を受信する可能性がより高くなるように、早期グループにいくつかの下位に順位付けされたドライバを含むことができる。一実施形態では、システム１００は、複数のドライバ候補者のうちの一つ以上のスコアに飢餓重みを追加することにより、一人以上の複数のドライバ候補者の順位付けを増加させることができる。別の実施形態では、システム１００は、最高飢餓スコアを有する少なくとも一人のドライバ候補者にジョブ要求を送信することができる。

ドライバデータは、ドライバデバイス１６２に格納され、システム１００に無線送信される。システム１００は、システム１００を使用して各ドライバ上にデータを格納するドライバデータベースを含むことができる。システムは、また、システム１００を使用して各ユーザにデータを格納するユーザデータベースを含むことができる。ドライバデータベースおよびユーザデータベースは、システム１００と通信しているのと同じメモリリソースを使用することができる。ドライバデータの一部は、ドライバデータベースに格納されてもよい。

システム１００は、より目標とされたジョブ要求をドライバに提供することによって、ドライバ候補者の「選択率」を向上させる。ジョブ要求を、より小さいドライバ候補グループに送信し、ジョブ要求を受け入れない可能性がある他のドライバ候補には送信しないことにより、ドライバ候補の「勝利率」が増加する。

一般に、ドライバ候補者は必要なジョブ要求のみを受け入れる。ジョブ要求が多数のドライバ候補者に広められ、そのドライバ候補者の一人だけがそのジョブに対して選択された場合、より多くのドライバがそのジョブに割り当てられない。

図６に示すグループ化の代わりに、従来の選択プロセスでは、一度に４３人のドライバ候補者にジョブ要求が送信され、１１人のドライバがジョブ要求を受け入れることができる。よって、受入れ率は約２６％（１１／４３）であって、選択率は約９％（１／１１）である。したがって、従来の方法では、各ドライバ候補者の勝率は低い。これはドライバの満足度が低いことにつながる。その結果、ドライバは仕事に関心がなくても、仕事を受け入れることができなくても、仕事の依頼を受け入れる傾向がある。ドライバ候補者は、選択される機会を増やすために、即座に、ジョブ要求を受け入れることができる。ドライバ候補者は、後で取り消してもよく、または、ドライバ候補者がジョブを取ることができない場合、またはドライバ候補者は短い距離や望ましくない目的地を持っているなど、ジョブを好きではない場合、そのジョブから手を退くことがある。これは、ジョブ要求を受け入れることを慎重に決定する代わりに、多くのドライバ候補者が無差別にジョブ要求を受け入れることにつながる。このようなキャンセルは、また、そのようなドライバキャンセルは、ユーザの待ち時間を増加させる結果として、ユーザの経験に深刻な影響を及ぼす。

本システムおよび方法の実施形態によって提供される１つの利点は、複数の候補者グループの各々について同じ、または、ほぼ等しいグループスコアを維持することである。複数の候補者グループの各々について同じグループスコアを維持することによって、複数の候補者グループのグループサイズが増大される。これにより、ドライバが各グループでジョブ要求を選択する全体的な確率がほぼ等しくなることが保証される。

本システムおよび方法の実施形態によって提供される別の利点は、複数のドライバ候補者を降順で順位付けすることである。複数のドライバ候補者が降順に順位付けされている場合には、複数のドライバ候補者を同じ順序でグループ化して、最も高いスコアのドライバ候補者を第１候補者グループとし、第２候補者グループ候補者を次に高いスコアを有するドライバを含むようにし、最後のドライバ候補者グループは、最も低いスコアを有するドライバを含むようにする。

本システムおよび方法の実施形態によって提供される別の利点は、複数のドライバ候補者を順位付けすることによるものである。複数のドライバ候補者を順位付けすると、システム１００（図１）は、ジョブ要求を繰り返し送信するとき、順位付けされた複数のドライバ候補者を有する第１の候補者グループにジョブ要求を送信することができる。第１のグループ内の最も高いランクの複数のドライバ候補者のスコアの合計は、グループスコア以上であってもよい。

Claims (23)

1. ユーザデバイスからサービス要求を受信し、
   前記サービス要求に一部基づいて複数のドライバ候補者を識別し、
   前記複数のドライバ候補者の各々について、前記複数のドライバ候補者の各々が有するドライバデータに基づいてスコアを生成し、
   前記複数のドライバ候補者の各々の前記スコアに一部基づいて、前記複数のドライバ候補者を、第１の候補者グループ、第２の候補者グループ、及び最後の候補者グループを含む複数の候補者グループにグループ化し、
   前記第１の候補者グループ内の複数のドライバ候補者の少なくとも一つのサブセットにジョブ要求を送信し、
   前記ジョブ要求が前記第１の候補者グループ内の少なくとも一人のドライバ候補者によって受け入れられたという決定に応答して、前記ジョブ要求を受け入れた前記第１の候補者グループ内の複数のドライバ候補者のうちの一人に前記サービス要求を割り当て、
   前記ジョブ要求が前記第１の候補者グループ内の何れのドライバ候補者によっても受け入れられていないという決定に応答して、前記第２の候補者グループ内の複数のドライバ候補者の少なくとも一つのサブセットに前記ジョブ要求を送信し、
   前記ジョブ要求が前記第２の候補者グループ内の少なくとも一人のドライバ候補者によって受け入れられた場合、前記ジョブ要求を受け入れた前記第２の候補者グループ内の複数のドライバ候補者のうちの一人に前記サービス要求を割り当て、
   前記ジョブ要求が前記第２の候補者グループ内の何れのドライバ候補者によっても受け入れられない場合、前記最後の候補者グループ内の複数のドライバ候補者の少なくとも一つのサブセットに前記ジョブ要求を送信する、
   ことを含み、
   前記複数のドライバ候補者は、前記第１の候補者グループ内の第１のドライバ候補者の数は前記第２の候補者グループ内の第２のドライバ候補者の数以下であり、前記第２の候補者グループ内の前記第２のドライバ候補者の数は前記最後の候補者グループ内の最後のドライバ候補者の数以下であるように前記複数の候補者グループにグループ化され、
   前記第１の候補者グループは対応する第１の候補者グループスコアを有し、前記第２の候補者グループは対応する第２の候補者グループスコアを有し、前記最後の候補者グループは対応する最後の候補者グループスコアを有し、前記第１の候補者グループスコア、前記第２の候補者グループスコア、および前記最後の候補者グループスコアは、それぞれの候補者グループを構成するドライバ候補者のスコアから決定され、および、
   前記第１の候補者グループスコア、前記第２の候補者グループスコア、および、前記最後の候補者グループスコアは略同等である、
   コンピューティングシステムによって実行されるドライバ選択のための方法。
2. 前記複数のドライバ候補者を識別することは、
   複数のドライバの各々についてリアルタイムでドライバ活動データを受信すること、
   前記複数のドライバの各々についての前記ドライバ活動データを監視すること、および、
   前記複数のドライバのうちの何れが前記ジョブ要求を受け入れるために利用可能であるかを決定すること、
   を含む請求項１に記載の方法。
3. 前記複数のドライバ候補者を複数の候補者グループにグループ化することは、
   前記複数のドライバ候補者の各々の前記スコアに一部基づいて前記複数のドライバ候補者の順位付けを決定すること、
   候補者グループの数を決定すること、および、
   前記順位付けに基づいて前記複数のグループのうちの１つに前記複数のドライバ候補者の各々を割り当てること、
   を含む請求項１または請求項２に記載の方法。
4. 前記サービス要求は、前記ユーザデバイスの地理的位置を識別するユーザ位置データを含み、前記ドライバデータは、ドライバの地理的位置を識別するドライバ位置データを含み、
   前記方法は、さらに、前記ユーザ位置データおよび前記ドライバ位置データに基づいて近接スコアを生成し、前記スコアは前記近接スコアに一部基づいて生成される、ことを含む、
   請求項１または請求項２に記載の方法。
5. 前記方法は、さらに、前記ドライバデータに基づいて飢餓スコアを生成し、前記飢餓スコアは、所定期間にわたるドライバによる不成功受諾の数に一部基づくことを含み、前記スコアは前記飢餓スコアに一部基づいて生成される、
   請求項１または請求項２に記載の方法。
6. 前記複数のドライバ候補者の順位付けを決定することは、前記複数のドライバ候補者のうちの一人以上に飢餓重みを加えることを含み、前記飢餓重みは、飢餓スコアに一部基づいており、前記飢餓スコアは、所定の期間にわたるドライバによる不成功受諾の数に一部基づき、かつ、前記飢餓重みは前記一人以上の複数のドライバ候補者の順位付けを増加する、
   請求項３に記載の方法。
7. 前記ジョブ要求を前記複数の候補者グループの前記第２の候補者グループまたは前記最後の候補者グループに送信することは、前記ジョブ要求を前記第１の候補者グループまたは前記第２の候補者グループのそれぞれに送信したあとに所定の時間待機することを含む、
   請求項１または請求項２に記載の方法。
8. 前記ジョブ要求を送信することは、最も高く順位付けされた複数のドライバ候補者を有する前記第１の候補者グループに前記ジョブ要求を送信することを含み、前記最も高く順位付けされた複数のドライバ候補者の前記スコアの合計は、前記第１の候補者グループスコア以上である、
   請求項１または請求項２に記載の方法。
9. 前記第１の候補者グループスコア、前記第２の候補者グループスコア、及び前記最後の候補者グループスコアを決定することは、それぞれの候補者グループ内の複数のドライバ候補者の前記スコアを合計することを含む、
   請求項１または請求項２に記載の方法。
10. 前記第１の候補者グループスコア、前記第２の候補者グループスコア、及び前記最後の候補者グループスコアを決定することは、前記複数のドライバ候補者の前記スコアを合計して合計スコアを得ること、形成されるべき候補者グループの数を決定すること、および、前記合計スコアを前記候補者グループの数で除算してグループスコアを得ることを含む、
    請求項１または請求項２に記載の方法。
11. 前記サービス要求を割り当てることは、最も高い前記飢餓スコアを有する前記ドライバ候補者に前記サービス要求を割り当てることを含む、
    請求項６に記載の方法。
12. ドライバ選択の方法を実施するためのコンピューティングシステムであって、前記コンピューティングシステムは、
    一つ以上のプロセッサと、
    前記一つ以上のプロセッサと通信する一つ以上のメモリリソースと、
    を有し、
    前記一つ以上のメモリリソースは、前記一つ以上のプロセッサによって実行されると、前記コンピューティングシステムに、
    ユーザデバイスからサービス要求を受信させ、
    複数のドライバ候補者の各々がドライバデータを有し、前記サービス要求に一部基づいて、前記複数のドライバ候補者を識別させ、
    前記複数のドライバ候補者の各々について、前記ドライバデータに基づいてスコアを生成させ、
    前記複数のドライバ候補者の各々の前記スコアに一部基づいて、前記複数のドライバ候補者を、第１の候補者グループ、第２の候補者グループ、及び最後の候補者グループを含む複数の候補者グループにグループ化させ、
    前記第１の候補者グループ内の複数のドライバ候補者の少なくとも一つのサブセットにジョブ要求を送信させ、
    前記ジョブ要求が前記第１の候補者グループ内の少なくとも一人のドライバ候補者によって受け入れられたという決定に応答して、前記ジョブ要求を受け入れた前記第１の候補者グループ内の複数のドライバ候補者のうちの一人に前記サービス要求を割り当てさせ、
    前記ジョブ要求が前記第１の候補者グループ内の何れのドライバ候補者によっても受け入れられていないという決定に応答して、前記第２の候補者グループ内の複数のドライバ候補者の少なくとも一つのサブセットに前記ジョブ要求を送信し、
    前記ジョブ要求が前記第２の候補者グループ内の少なくとも一人のドライバ候補者によって受け入れられた場合、前記ジョブ要求を受け入れた前記第２の候補者グループ内の複数のドライバ候補者のうちの一人に前記サービス要求を割り当て、
    前記ジョブ要求が前記第２の候補者グループ内の何れのドライバ候補者によっても受け入れられない場合、前記最後の候補者グループ内の複数のドライバ候補者の少なくとも一つのサブセットに前記ジョブ要求を送信する、
    命令を格納しており、
    前記複数のドライバ候補者は、前記第１の候補者グループ内の第１のドライバ候補者の数は前記第２の候補者グループ内の第２のドライバ候補者の数以下であり、前記第２の候補者グループ内の前記第２のドライバ候補者の数は前記最後の候補者グループ内の最後のドライバ候補者の数以下であるように前記複数の候補者グループにグループ化され、
    前記第１の候補者グループに対応する第１の候補者グループスコア、前記第２の候補者グループに対応する第２の候補者グループスコア、前記最後の候補者グループに対応する最後の候補者グループスコアを決定し、前記第１の候補者グループスコア、前記第２の候補者グループスコア、および前記最後の候補者グループスコアは、それぞれの候補者グループを構成するドライバ候補者のスコアから決定され、および、
    前記第１の候補者グループスコアに対して、前記第２の候補者グループスコア、および、前記最後の候補者グループスコアは略同等である、
    ドライバ選択の方法を実施するためのコンピューティングシステム。
13. 前記命令は、前記コンピューティングシステムに、複数のドライバの各々について、リアルタイムでドライバ活動データを受信することによって、前記複数のドライバ候補者を識別させ、前記複数のドライバの各々に関する前記ドライバ活動データを監視させ、および、前記複数のドライバのうちの何れが前記ジョブ要求を受け入れるために利用可能であるかを決定させ、前記複数のドライバ候補者は前記複数のドライバのサブセットである、
    請求項１２に記載のコンピューティングシステム。
14. 前記命令は、前記コンピューティングシステムに、前記複数のドライバ候補者の各々の前記スコアに一部基づいて前記複数のドライバ候補者の順位付けを決定することによって、前記複数のドライバ候補者を複数の候補者グループにグループ化させ、候補者グループの数を決定し、および、前記順位付けに基づいて前記複数のグループのうちの一つに前記複数のドライバ候補者の各々を割り当てる、
    請求項１２または請求項１３に記載のコンピューティングシステム。
15. 前記サービス要求は、前記ユーザデバイスの地理的位置を識別するユーザ位置データを含み、前記ドライバデータは、ドライバの地理的位置を識別するドライバ位置データを含み、
    前記命令は、前記コンピューティングシステムに、前記ユーザ位置データおよび前記ドライバ位置データに基づいて近接スコアを生成させ、前記スコアは前記近接スコアに一部基づいて生成される、
    請求項１２または請求項１３に記載のコンピューティングシステム。
16. 前記命令は、前記コンピューティングシステムに、前記ドライバデータに基づいて飢餓スコアを生成させ、前記飢餓スコアは、所定の期間にわたるドライバによる不成功受諾の数に一部基づき、前記スコアは、前記飢餓スコアに一部基づいて生成される、
    請求項１２または請求項１３に記載のコンピューティングシステム。
17. 前記命令は、前記コンピューティングシステムに、前記複数のドライバ候補者のうちの一人以上に飢餓重みを加えることによって前記複数のドライバ候補者の順位付けを決定させ、前記飢餓重みは、飢餓スコアに一部基づいており、前記飢餓スコアは、所定の期間にわたるドライバによる不成功受諾の数に一部基づき、かつ、前記飢餓重みは、一人以上の前記複数のドライバ候補者の順位付けを上昇させる、
    請求項１４に記載のコンピューティングシステム。
18. 前記命令は、前記コンピューティングシステムに、前記ジョブ要求を前記第１の候補者グループまたは前記第２の候補者グループのそれぞれに送信してから、所定の時間待機したあとに、前記複数の候補者グループの前記第２の候補者グループまたは前記最後の候補者グループに前記ジョブ要求を送信させる、
    請求項１２または請求項１３に記載のコンピューティングシステム。
19. 前記命令は、前記コンピューティングシステムに、前記ジョブ要求を、最も高く順位付けされた複数のドライバ候補者を有する前記第１の候補者グループに送信させることによって、前記ジョブ要求を送信させ、前記最も高く順位付けされた複数のドライバ候補者の前記スコアの合計が、前記第１の候補者グループスコア以上である、
    請求項１２または請求項１３に記載のコンピューティングシステム。
20. 前記命令は、前記コンピューティングシステムに、前記第１の候補者グループスコア、前記第２の候補者グループスコア、及び前記最後の候補者グループスコアを決定させ、前記第１の候補者グループ、前記第２の候補者グループ、及び前記最後の候補者グループのそれぞれのグループスコアは、前記第１の候補者グループ、前記第２の候補者グループ、及び前記最後の候補者グループのそれぞれの候補者グループ内の複数のドライバ候補者の前記スコアを合計することを含む、
    請求項１２または請求項１３に記載のコンピューティングシステム。
21. 前記命令は、前記コンピューティングシステムに、前記複数のドライバ候補者の前記スコアを合計して合計スコアを得ることによって、前記第１の候補者グループスコア、前記第２の候補者グループスコア、及び前記最後の候補者グループスコアを決定させ、形成されるべき候補者グループの数を決定し、前記合計スコアを前記候補者グループの数で除算することによって前記第１の候補者グループスコア、前記第２の候補者グループスコア、及び前記最後の候補者グループスコアを得る、
    請求項１２または請求項１３に記載のコンピューティングシステム。
22. 前記命令は、前記コンピューティングシステムに、最も高い前記飢餓スコアを有する前記ドライバ候補者に前記サービス要求を割り当てることによって、前記サービス要求を割り当てるようにさせる、
    請求項１６に記載のコンピューティングシステム。
23. 請求項１乃至請求項１１の何れか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。