JP6637807B2 - 排気ガス還流装置の連結構造 - Google Patents

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本発明は、排気ガス還流装置の連結構造に関し、特に、EGR通路を形成する配管を連結する連結部と、該連結部に配置されるガスケットとを有する排気ガス還流装置の連結構造に関する。
従来から、排気通路(エキゾーストマニホールド)と吸気通路(インテークマニホールド)とをEGR通路(EGRパイプ)によって連通させ、排ガスの一部を吸気通路に還流し、燃焼用空気(新気)に混合することによって、燃焼温度のコントロールやポンプ損失の低減を図り、内燃機関の熱効率を向上する排気ガス還流装置が広く実用化されている。
一般に、排気ガス還流装置において、排気通路とEGR通路の互いの配管同士を連結するにあたり、フランジ等の第1連結部及び第2連結部の間にガスケットを介在させ、EGRガスに対するシール性を維持し、EGRガスの漏洩を防止している(例えば、特許文献1)。
特開2005−083366号公報
上述した連結構造を有する排気ガス還流装置では、冷間始動時は低温なる一方、エンジン駆動後、低回転低負荷から高回転高負荷への運転領域の変化に伴って高温のEGRガスに晒されて高温になり、温度が頻繁に大きく変動する。このような温度変動が繰り返されることにより、ガスケットには所謂へたりが生じ、ガスケットの反発力が低下してしまう。ガスケットにへたりが生じた状態で、高温のEGRガスがEGR通路を流通すると、所要のシール性が保てず、EGRガスが漏洩する懸念がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、EGR通路を形成する配管を連結する連結部を備えた排気ガス還流装置の連結構造において、連結部におけるシール性に優れた排気ガス還流装置の連結構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の排気ガス還流装置の連結構造は、内燃機関の排気通路と吸気通路とを連通するEGR通路において、互いに対向して前記EGR通路を形成する配管を連結する第1連結部及び第2連結部と、前記第1連結部及び前記第2連結部の間に配置された環状のガスケットとを含む排気ガス還流装置の連結構造において、前記第1連結部及び前記第2連結部のうち、少なくとも前記第1連結部は、環状の溝部と、該溝部に挿入されて該溝部の開口側へ熱膨張可能な熱膨張部材とを有し、前記ガスケットは、前記熱膨張部材と対向して前記第1連結部及び前記第2連結部の対向面に向かって凸状をなす第1シール部を有することを特徴とする。
この構成によれば、高温のEGRガスがEGR通路を流通した際に、溝部に挿入された熱膨張部材が、溝部の開口側へ熱膨張してガスケットの第1シール部を押圧し、その結果、熱膨張部材と第1シール部との間のシール性が向上する。これにより、ガスケットの反発力が低下した場合であっても、連結部におけるシール性を良好に保つことができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の排気ガス還流装置の連結構造において、前記ガスケットは、前記第1シール部よりも径方向の内側又は外側に位置して前記第1連結部及び前記第2連結部の対向面に向かって凸状をなす環状の第2シール部を有し、前記第2シール部は、前記溝部の非配置領域に形成され、前記第1連結部及び前記第2連結部の対向面のそれぞれと接触することを特徴とする。
この構成によれば、第1シール部ととともに第2シール部によって、第1及び第2連結部の間をシールすることができ、シール性が向上する。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の排気ガス還流装置の連結構造において、前記熱膨張部材は、熱膨張によってシール部側へ凸となるバイメタルからなることを特徴とする。
この構成によれば、簡易な構成で熱膨張部材を所定の方向(すなわち、第1シール部と接触する方向である溝部の開口側)に向かって、熱膨張させることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の排気ガス還流装置の連結構造において、前記第1連結部は、内燃機関のシリンダヘッドに設けられ、前記第2連結部は、EGRクーラの上流側に位置する配管に設けられることを特徴とする。
この構成によれば、高温に晒されるシリンダヘッドとの連結部において、優れたシール性を達成することができる。
本発明に係る排気ガス還流装置の連結構造によれば、EGR通路を形成する配管を連結する連結部において、高温のEGRガスが流通した際に、シール性を向上させることができ、シール性に優れている。
本発明の第1実施形態である排気ガス還流装置の連結構造の概要を説明する図であり、(a)はシリンダヘッドにEGRクーラを取り付けた状態を示す正面図、(b)は(a)の側面図となるb矢視図。 図1(b)のIIで囲む部分であって、図1(a)のA−A線に沿う模式的断面図。 図2のIII−III線に沿う断面図。 図2のIV部位の模式的拡大図であり、(a)は低温時の状態を示し、(b)は高温時の状態を示す。 本発明の第2実施形態である排ガス還流装置の連結構造を示す図2と同様の図。 図5のVI部位の模式的拡大図であり、(a)は低温時の状態を示し、(b)は高温時の状態を示す。 本発明の第3実施形態である排ガス還流装置の連結構造を示す図2と同様の図。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態である排気ガス還流装置1の連結構造の概要を説明する図である。排気ガス還流装置1は、内燃機関(エンジン)におけるシリンダヘッド2に取付けられており、EGR配管10と、EGRクーラ20と、EGR弁25とを備える。
シリンダヘッド2は、エンジン本体を構成しており、排気ガス還流装置1を取付けるための連結部となる取付ボス(第1連結部)30を有する。取付ボス30は、シリンダヘッド2の外周面に突設されており、内部に、シリンダヘッド2の排気ポートから分岐した排気ガス分岐通路31を有する。
排気ガス分岐通路31は、排気ポートから取付ボス30の取付面(他方の連結部との対向面)32となる平坦な頂面まで延在し、EGR通路3の一部を構成している。取付ボス30の取付面32には、螺子穴が形成されている。
EGR配管10は、シリンダヘッド2とEGRクーラ20との間を連結して、EGRガスが流通するEGR通路3を形成する。EGR配管10の上流側の端部には、シリンダヘッド2との連結部となるフランジ(第2連結部)40が一体的に設けられている。フランジ40にはボルト穴が形成されており、フランジ40とシリンダヘッド2の取付ボス30とは、間にガスケット50を介在した状態で、締結ボルト12の締結により連結される(図2参照)。
EGRクーラ20は、冷却部22と、冷却部22の上流側に位置する入口側キャップ23と、冷却部22の下流側に位置する出口側キャップ24とを有する。本実施形態において、入口側キャップ23の上流端は、EGR配管10の下流端と溶接等により一体的に接続されており、これらの間の気密性が保持されている。
入口側キャップ23は、冷却部22に向かって断面積が大きくなるように、内径及び外径が、上流側から下流側に向かって拡径する筒状体である。出口側キャップ24は、冷却部22側から排出口側へ向かって断面積が小さくなるように、内径及び外径が、上流側から下流側に向かって縮径する筒状体である。出口側キャップ24の下流端には、EGR弁との連結部となるフランジ21が設けられている。
冷却部22は、内部に、冷却水路と複数のEGRガス通路とを有する。EGRガス通路は、上流側から下流側へ延在しており、冷却水路は、EGRガス通路の周囲を囲んでいる。冷却水路は、エンジン冷却水循環経路から分岐したエンジン冷却水が流通する水路であり、エンジン冷却水をEGRガス通路の外周に沿って流通させる。エンジン冷却水が冷却水路を通ることにより、EGRガス通路を流れるEGRガスと、エンジン冷却水との間で熱交換が行われる。熱交換後のエンジン冷却水は、冷却部22の冷却水出口(図示せず)からエンジン冷却水循環路に戻される。
EGR弁25は、弁本体26と、フランジ27と、取付ブラケット28とを備える。弁本体26は、内部にEGRガスの流量等を制御する弁体を有し、弁本体26の下流側には、流量等が制御されたEGRガスを排出するための排出口26aが設けられる。弁本体26の上方には弁体を駆動するモータ部29が設置される。排出口26aは、図示しないEGRパイプ等を介してエンジンの吸気系である吸気マニホールドに連結される。EGR弁25のフランジ27と、EGRクーラ20のフランジ21とは、間にガスケット60を介在した状態で、締結ボルトの締結により連結される。取付ブラケット28は、弁本体25をシリンダヘッド2に固定するための連結部材であり、締結ボルト61を用いてシリンダヘッド2の取付ボス4に取付けられる。
次に、上述した排気ガス還流装置1において、EGR通路3を構成する配管の連結構造を図2に基づいて説明する。図2は、図1(b)のIIで囲む部分の模式的断面図であって、図1(a)のA−A線に沿う模式的断面図である。なお、図2において矢印は、EGR通路3を流通するEGRガスの流れ方向を示している。
既述のとおり、シリンダヘッド2には、排気ガス還流装置1のEGR配管10との連結部となる取付ボス(第1連結部)30が設けられる。また、EGR配管10には、取付ボス30の取付面32となる頂面と対向し、シリンダヘッド2との連結部となるフランジ(第2連結部)40が設けられる。取付ボス30とフランジ40との間には、これらの間の気密性を保持するガスケット50が配置される。
取付ボス30は、フランジ40との対向面に溝部35を有する。図3に示すように、溝部35は、EGR通路3を囲む環状に形成され、本実施形態では、略四角形状の断面を有する環状に形成されている。この溝部35の内部には、熱膨張部材33が挿入される。
フランジ40は、取付ボス30との対向面に溝部45を有する。溝部45は、取付ボス30との連結状態において取付ボス30の溝部35と対向する位置に形成される。溝部45は、EGR通路3を囲む環状に形成され、本実施形態では、取付ボス30の溝部35と同様に、略四角形状の断面を有する環状に形成されている。この溝部45の内部には、熱膨張部材33が挿入される。
熱膨張部材33,43のそれぞれは、図3に示すように、溝部35,45のそれぞれに挿入可能な環状に形成される。熱膨張部材33,43は、所定の温度以上に加熱されることによって体積膨張し、溝部35,45の開口側に配置されるガスケット50を押圧するものである。このような熱膨張部材33,43としては、例えば、溝部35,45に挿入した状態において、所定の温度以上に加熱されることにより、ガスケット50側に向かって凸となるように、一方向へ集中的に熱膨張するバイメタルを用いることができる。
熱膨張部材33,43は、所定の温度以上の加熱によって、溝部35,45の開口から突出するように設定されることが好ましい(図4(b)参照)。本実施形態では、所定の温度未満となる低温時に、膨張部材33,43のそれぞれが、取付ボス30の取付面32及びフランジ40の取付面42のそれぞれと、ほぼ面一となるように設定されている。また、本実施形態において、取付ボス30側の熱膨張部材33と、フランジ40側の熱膨張部材43とは、それぞれ、同一の金属材料によって略同一形状に形成されており、熱膨張率が等しく設定されている。
ガスケット50は、略板状であって、平面視において中央部にEGR通路3となる開口が形成された円環状であり、本実施形態では、ガスケット50として金属材料によって形成されたメタルガスケットを用いている。ガスケット50には、板状の両面から突出する、凸状かつ環状のシール部(第1シール部)53が形成されている。このシール部53は、取付ボス30の溝部35及びフランジ40の溝部45と対応する位置に形成される。ガスケット50が装着された状態において、シール部53は、それぞれの溝部35,45に挿入された熱膨張部材33,43と対向し、互いに接触している。
上述した排気ガス還流装置1では、エンジンの駆動時にシリンダヘッド2の排気ポートから高温のEGRガスがEGR通路3内へ導入される。以下に、図4を用いて、高温のEGRガスが流通する取付ボス30とフランジ40との間のシール構造について説明する。図4は、図2のIV部位の模式的拡大図であり、(a)は低温時の状態を示し、(b)は高温時の状態を示す。
エンジン始動直後等のエンジン低温時、すなわち、熱膨張部材33,43の温度が熱膨張する所定の温度未満の場合、ガスケット50のシール部53は、取付ボス30の熱膨張部材33と接触するとともに、フランジ40の熱膨張部材43と接触して反発力が生じる。これにより、EGR通路3のシール性を確保することができる。
一方、エンジン駆動時等の高温時、すなわち、熱膨張部材33,43の温度が熱膨張する所定の温度以上となる場合、取付ボス30及びフランジ40において、溝部35,45に挿入された熱膨張部材33,43は、それぞれ、溝部35,45の開口側へ向かって凸となるように体積膨張する。これにより、熱膨張部材33,43は、ガスケット50のシール部53を低温時よりも押圧した状態となり、シール性が向上する。
上述したように、本実施形態の連結構造では、高温のEGRガスによって、熱膨張部材33,43が熱膨張することにより、取付ボス30とフランジ40との間のシール性が向上する。これにより、温度変動が繰り返されることにより、ガスケット50の反発力が低下した場合であっても、EGRガスの流通時に、シール性を確保してEGRガスの漏洩を防止することができる。
なお、排気ガス還流装置1において、EGRクーラ20の下流側では、高温のEGRガスがエンジン冷却水と熱交換されて冷却される。そのため、EGRクーラ20の下流側は、エンジン駆動時においても比較的低温に保たれ、温度変動によるガスケット29のへたりが発生し難く、互いに連結されるフランジ26,31の間のシール性を維持することができる。
なお、本実施形態では、EGRクーラ20の上流側にのみ、熱膨張部材33,43を用いた連結構造を用いているが、EGRクーラ20の下流側に、同様の連結構造を用いてもよい。この場合、EGRクーラ20の下流側では、熱膨張する所定の温度が上流側よりも低い温度である熱膨張部材を用いて、連結構造を構成することが好ましい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図5及び図6に基づいて説明する。図5は、本発明の第2実施形態である排ガス還流装置の連結構造を示す図2と同様の図であって、図6は、図5のVI部位の模式的拡大図であり、(a)は低温時の状態を示し、(b)は高温時の状態を示す。なお、図5及び図6において、第1実施形態と対応する部位には同一符号を付している。以下に説明する第2実施形態において、第1実施形態と同一の構成については詳細な説明を省略する。
本実施形態において、ガスケット50は、溝部35,45と対応する位置に設けられた第1シール部53と、第1シール部53の径方向外側に位置する第2シール部54とを有する。第2シール部54は、板状のガスケット50の両面から突出する、凸状かつ環状に形成されており、ガスケット50の装着状態において、溝部35,45の非配置領域に位置するように形成される。第2シール部54は、低温時及び高温時において、取付ボス30の取付面32及びフランジ40の取付面42のそれぞれと接触しており、取付ボス30とフランジ40との間をシールしている。
第1シール部53は、図6(a)に示すように、低温時には熱膨張部材33,43と非接触状態となる一方、図6(b)に示すように、高温時には、熱膨張部材33,43が体積膨張することにより、熱膨張部材33,43と接触状態となる。このような、接触状態及び非接触状態の調整は、ガスケット50の第1シール部53の凸状の高さ寸法や、熱膨張部材33,43の体積膨張率等を適宜設定することにより行うことができる。
本実施形態の連結構造では、冷間時等の低温時、すなわち、熱膨張部材33,43の温度が熱膨張する所定の温度未満の場合に、ガスケット50の第2シール部54が、EGR通路3を囲むように取付ボス30及びフランジ40と接触することで、シール性を確保することができる。このとき、第1シール部53は、対向して配置された熱膨張部材33,43と非接触状態にあり、非シール状態となる。
一方、高温時には、熱膨張部材33,43が熱膨張し、第1シール部53は、EGR通路3を囲むように取付ボス30及びフランジ40の熱膨張部材33,43と接触し、シール状態となる。さらに、第1シール部53の径方向外側に位置する第2シール部54によって、取付ボス30とフランジ40との間をシールすることができる。
このように、高温時に、第1シール部53と第2シール部54とによる二重のシール構造とすることで、EGRガスの漏洩防止効果を高めることができる。また、高温時には、主に、第2シール部54の径方向内側に位置する第1シール部53によって、シールすることができるので、第2シール部54が高温のEGRガスに晒されることを抑制できる。これにより、温度変動の繰り返しによる第2シール部54の反発力の低下を抑制し、第2シール部54の耐久性を高めることができる。さらに、低温時には、第1シール部53が熱膨張部材33,43と非接触状態となることで、第1シール部53にかかる負荷を低減することができる。これにより、第1シール部53の耐久性を向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を図7に基づいて説明する。図7は、本発明の第2実施形態である排ガス還流装置の連結構造を示す図2と同様の図である。なお、図7において、第1実施形態と対応する部位には同一符号を付している。以下に説明する第3実施形態において、第1実施形態と同一の構成については詳細な説明を省略する。
本実施形態において、ガスケット50は、溝部35,45と対応する位置に設けられた第1シール部53と、第1シール部53の径方向内側に位置する第2シール部54とを有する。第2シール部54は、板状のガスケット50の両面から突出する、凸状かつ環状に形成されており、ガスケット50の装着状態において、溝部35,45の非配置領域に位置するように形成される。第2シール部54は、低温時及び高温時において、取付ボス30の取付面32及びフランジ40の取付面42のそれぞれと接触しており、取付ボス30とフランジ40との間をシールしている。
第1シール部53は、低温時及び高温時において、熱膨張部材33,43と接触しており、高温時には、熱膨張部材33,43が体積膨張することにより、低温時よりも熱膨張部材33,43に押圧された状態となる。(図4(a)及び(b)参照)。
本実施形態の連結構造では、冷間時等の低温時、すなわち、熱膨張部材33,43の温度が熱膨張する所定の温度未満の場合に、第1シール部53が、EGR通路3を囲むように、取付ボス30及びフランジ40の熱膨張部材33,43と接触することで、シール性を確保することができる。さらに、第1シール部53の径方向内側において、第2シール部54が、EGR通路3を囲むように取付ボス30及びフランジ40と接触することで、二重のシール構造とすることができる。また、高温時には、二重のシール構造が維持されるとともに、熱膨張部材33,43が熱膨張することで、第1シール部53のシール性を向上させることができる。
このように、低温時及び高温時に、第1シール部53と第2シール部54とによる二重のシール構造とすることで、EGRガスの漏洩防止効果を高めることができる。また、高温時には、主に、第1シール部53の径方向内側に位置する第2シール部54によって、シールすることができるので、第1シール部53が高温のEGRガスに晒されることを抑制できる。これにより、温度変動の繰り返しによる第1シール部53の反発力の低下を抑制し、第1シール部53の耐久性を高めることができる。さらに、低温時には、熱膨張部材33,43による押圧力が高温時よりも小さくなり、第1シール部53にかかる負荷が低減されるので、第1シール部53の耐久性を向上させることができる。
なお、本発明は上述した第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上述した各実施形態では、取付ボス30とフランジ40との両方に、溝部35,45を形成し、熱膨張部材33,43を挿入しているが、取付ボス30及びフランジ40のうちのいずれか一方にのみ、溝部を形成し、熱膨張部材を挿入する構成としてもよい。
1 排気ガス還流装置
2 シリンダヘッド
3 EGR通路
10 EGR配管
30 取付ボス(第1連結部)
33 熱膨張部材
35 溝部
40 フランジ(第2連結部)
43 熱膨張部材
45 溝部
50 ガスケット
53 シール部(第1シール部)
54 第2シール部

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気通路と吸気通路とを連通するEGR通路において、互いに対向して前記EGR通路を形成する配管を連結する第1連結部及び第2連結部と、
    前記第1連結部及び前記第2連結部の間に配置された環状のガスケットと
    を含む排気ガス還流装置の連結構造において、
    前記第1連結部及び前記第2連結部のうち、少なくとも前記第1連結部は、環状の溝部と、該溝部に挿入されて該溝部の開口側へ熱膨張可能な熱膨張部材とを有し、
    前記ガスケットは、前記熱膨張部材と対向して前記第1連結部及び前記第2連結部の対向面に向かって凸状をなす第1シール部を有することを特徴とする排気ガス還流装置の連結構造。
  2. 前記ガスケットは、前記第1シール部よりも径方向の内側又は外側に位置して前記第1連結部及び前記第2連結部の対向面に向かって凸状をなす環状の第2シール部を有し、
    前記第2シール部は、前記溝部の非配置領域に形成され、前記第1連結部及び前記第2連結部の対向面のそれぞれと接触することを特徴とする請求項1に記載の排気ガス還流装置の連結構造。
  3. 前記熱膨張部材は、熱膨張によってシール部側へ凸となるバイメタルからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の排気ガス還流装置の連結構造。
  4. 前記第1連結部は、内燃機関のシリンダヘッドに設けられ、前記第2連結部は、EGRクーラの上流側に位置する配管に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の排気ガス還流装置の連結構造。
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