JP6637743B2 - 眼科装置 - Google Patents

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Description

本発明は、眼科装置に関する。
眼科診療において光コヒーレンストモグラフィ(OCT)は必要不可欠な検査となってきている。例えば、緑内障等の眼底疾患の診断では、OCTにより取得された眼底のデータから所定組織(例えば、網膜神経線維層、神経節細胞層、内網状層など)の厚さの分布を取得し、それを標準データと比較することにより、疾患の有無や程度を判定している(例えば特許文献1を参照)。標準データは、多数の正常眼の測定データから統計的に導出され、正常眼データ(ノーマティブデータ)などと呼ばれる。
特開2015−80677号公報
このような従来の比較診断は、OCTにより得られた被検眼の層厚分布と標準層厚分布とのレジストレーションを行い、被検眼の層厚分布における各点の層厚値と標準層厚分布において対応点の標準層厚値とを比較することにより行われる。そのため、レジストレーションの精度や確度が比較結果に大きく影響する。
また、組織の厚さは個人差が大きい。例えば、組織が全体的に標準より薄い眼や厚い眼が存在する。層厚値の大きさのみを比較する従来の手法ではこのような個人差が考慮されないため、被検眼によっては十分な確度の比較結果を得られないおそれがある。
本発明に係る眼科装置の目的は、標準データを用いた比較診断の確度の向上を図ることにある。
実施形態の眼科装置は、記憶部とデータ収集部と処理部と比較部と出力部とを備える。記憶部は、眼の所定範囲における位置を表す第1座標軸と眼の所定の特性値の大きさを表す第2座標軸とを含む座標系により特性値の標準的な分布が表現された標準グラフを予め記憶する。データ収集部は、所定範囲に相当する対象部位を含む被検眼の領域のデータを光コヒーレンストモグラフィを用いて収集する。処理部は、収集されたデータを処理することにより、上記対象部位における特性値の分布が上記座標系により表現された分布グラフを作成する。比較部は、作成された分布グラフと標準グラフとを比較して一致の程度を求める。出力部は、分布グラフと標準グラフとの比較結果を出力する。
実施形態によれば、標準データを用いた比較診断の確度の向上を図ることができる。
実施形態に係る眼科装置の構成の一例を表す概略図。 実施形態に係る眼科装置の構成の一例を表す概略図。 実施形態に係る眼科装置の構成の一例を表す概略図。 実施形態に係る眼科装置の構成の一例を表す概略図。 実施形態に係る眼科装置の構成の一例を説明するための概略図。 実施形態に係る眼科装置の構成の一例を説明するための概略図。 実施形態に係る眼科装置の構成の一例を説明するための概略図。 実施形態に係る眼科装置の構成の一例を説明するための概略図。 実施形態に係る眼科装置の構成の一例を説明するための概略図。 実施形態に係る眼科装置の動作の一例を表すフロー図。 変形例に係る眼科装置の構成の一例を表す概略図。
本発明の幾つかの実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。実施形態の眼科装置は、被検眼の光コヒーレンストモグラフィ(OCT)を実行する機能を備える。
以下、スウェプトソースOCTと眼底カメラとを組み合わせた眼科装置について説明するが、実施形態はこれに限定されない。例えば、OCTの種別はスウェプトソースOCTには限定されず、スペクトラルドメインOCTやフルフィールドOCT(インファスOCT)であってもよい。また、実施形態の眼科装置は、眼底カメラのような被検眼の写真(デジタル写真)を取得する機能を備えていてもいなくてもよい。また、眼底カメラに代えて、スリットランプ顕微鏡や前眼部撮影カメラや手術用顕微鏡が設けられていてもよい。
〈構成〉
図1に示す眼科装置1は、被検眼Eの写真撮影及びOCTのために用いられる。眼科装置1は、眼底カメラユニット2、OCTユニット100及び演算制御ユニット200を含む。眼底カメラユニット2には、従来の眼底カメラとほぼ同様の光学系や機構が設けられている。OCTユニット100には、OCTを実行するための光学系や機構が設けられている。演算制御ユニット200はプロセッサを含む。被検者の顔を支持するための顎受けや額当てが、眼底カメラユニット2に対向する位置に設けられている。
本明細書において「プロセッサ」は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、プログラマブル論理デバイス(例えば、SPLD(Simple Programmable Logic Device)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array))等の回路を意味する。プロセッサは、例えば、記憶回路や記憶装置に格納されているプログラムを読み出し実行することで、実施形態に係る機能を実現する。
〈眼底カメラユニット2〉
眼底カメラユニット2には、被検眼Eのデジタル写真を取得するための光学系や機構が設けられている。被検眼Eのデジタル画像には観察画像や撮影画像がある。観察画像は、例えば、近赤外光を用いた動画撮影により得られる。撮影画像は、例えば、可視フラッシュ光を用いて得られるカラー画像若しくはモノクロ画像、又は近赤外フラッシュ光を用いて得られるモノクロ画像である。眼底カメラユニット2は、フルオレセイン蛍光画像やインドシアニングリーン蛍光画像や自発蛍光画像などを取得可能であってよい。
眼底カメラユニット2は、照明光学系10と撮影光学系30とを含む。照明光学系10は被検眼Eに照明光を投射する。撮影光学系30は、被検眼Eからの照明光の戻り光を検出する。OCTユニット100からの測定光は、眼底カメラユニット2内の光路を通じて被検眼Eに導かれ、その戻り光は、同じ光路を通じてOCTユニット100に導かれる。
照明光学系10の観察光源11は、例えばハロゲンランプ又はLED(Light Emitting Diode)である。観察光源11から出力された光(観察照明光)は、曲面状の反射面を有する反射ミラー12により反射され、集光レンズ13を経由し、可視カットフィルタ14を透過して近赤外光となる。更に、観察照明光は、撮影光源15の近傍にて一旦集束し、ミラー16により反射され、リレーレンズ17、18、絞り19及びリレーレンズ20を経由する。そして、観察照明光は、孔開きミラー21の周辺部(孔部の周囲の領域)にて反射され、ダイクロイックミラー46を透過し、対物レンズ22により屈折されて被検眼E(特に眼底Ef)を照明する。
被検眼Eからの観察照明光の戻り光は、対物レンズ22により屈折され、ダイクロイックミラー46を透過し、孔開きミラー21の中心領域に形成された孔部を通過し、ダイクロイックミラー55を透過し、撮影合焦レンズ31を経由し、ミラー32により反射される。更に、この戻り光は、ハーフミラー33Aを透過し、ダイクロイックミラー33により反射され、集光レンズ34によりCCDイメージセンサ35の受光面に結像される。CCDイメージセンサ35は、例えば所定のフレームレートで戻り光を検出する。なお、撮影光学系30のピントが眼底Efに合っている場合には眼底Efの観察画像が得られ、ピントが前眼部に合っている場合には前眼部の観察画像が得られる。
撮影光源15は、例えば、キセノンランプ又はLEDを含む可視光源である。撮影光源15から出力された光(撮影照明光)は、観察照明光と同様の経路を通って眼底Efに照射される。被検眼Eからの撮影照明光の戻り光は、観察照明光の戻り光と同じ経路を通ってダイクロイックミラー33まで導かれ、ダイクロイックミラー33を透過し、ミラー36により反射され、集光レンズ37によりCCDイメージセンサ38の受光面に結像される。
LCD39は、被検眼Eを固視させるための固視標を表示する。LCD39から出力された光束(固視光束)は、その一部がハーフミラー33Aにて反射され、ミラー32に反射され、撮影合焦レンズ31及びダイクロイックミラー55を経由し、孔開きミラー21の孔部を通過し、ダイクロイックミラー46を透過し、対物レンズ22により屈折されて眼底Efに投射される。LCD39の画面における固視標の表示位置を変更することにより被検眼Eの固視位置を変更できる。なお、LCD39の代わりに、複数のLEDが2次元的に配列されたマトリクスLEDや、光源と可変絞り(液晶絞り等)との組み合わせなどを適用することができる。
眼底カメラユニット2にはアライメント光学系50とフォーカス光学系60が設けられている。アライメント光学系50は、被検眼Eに対する光学系のアライメントに用いられるアライメント指標を生成する。フォーカス光学系60は、被検眼Eに対するフォーカス調整に用いられるスプリット指標を生成する。
アライメント光学系50のLED51から出力されたアライメント光は、絞り52及び53並びにリレーレンズ54を経由し、ダイクロイックミラー55により反射され、孔開きミラー21の孔部を通過する。孔開きミラー21の孔部を通過した光は、ダイクロイックミラー46を透過し、対物レンズ22により被検眼Eに投射される。
アライメント光の角膜反射光は、対物レンズ22、ダイクロイックミラー46及び上記孔部を経由し、その一部がダイクロイックミラー55を透過し、撮影合焦レンズ31を通過し、ミラー32により反射され、ハーフミラー33Aを透過し、ダイクロイックミラー33に反射され、集光レンズ34によりCCDイメージセンサ35の受光面に投影される。CCDイメージセンサ35による受光像(アライメント指標像)に基づき、従来と同様のマニュアルアライメントやオートアライメントを行うことができる。
フォーカス光学系60は、撮影光学系30の光路(撮影光路)に沿った撮影合焦レンズ31の移動に連動して、照明光学系10の光路(照明光路)に沿って移動される。反射棒67は、照明光路に対して挿脱可能である。
フォーカス調整を行う際には、反射棒67の反射面が照明光路に斜設される。LED61から出力されたフォーカス光は、リレーレンズ62を通過し、スプリット視標板63により2つの光束に分離され、二孔絞り64を通過し、ミラー65により反射され、集光レンズ66により反射棒67の反射面に一旦結像されて反射される。更に、フォーカス光は、リレーレンズ20を経由し、孔開きミラー21に反射され、ダイクロイックミラー46を透過し、対物レンズ22により屈折されて眼底Efに投射される。
フォーカス光の眼底反射光は、アライメント光の角膜反射光と同じ経路を通ってCCDイメージセンサ35により検出される。CCDイメージセンサ35による受光像(スプリット指標像)に基づき、従来と同様のマニュアルアライメントやオートアライメントを行うことができる。
撮影光学系30は、視度補正レンズ70及び71を含む。視度補正レンズ70及び71は、孔開きミラー21とダイクロイックミラー55との間の撮影光路に選択的に挿入可能である。視度補正レンズ70は、強度遠視を補正するためのプラス(+)レンズであり、例えば+20D(ディオプター)の凸レンズである。視度補正レンズ71は、強度近視を補正するためのマイナス(−)レンズであり、例えば−20Dの凹レンズである。視度補正レンズ70及び71は、例えばターレット板に装着されている。ターレット板には、視度補正レンズ70及び71のいずれも適用しない場合のための孔部が形成されている。
ダイクロイックミラー46は、眼底撮影用の光路とOCT用の光路とを合成する。ダイクロイックミラー46は、OCTに用いられる波長帯の光を反射し、眼底撮影用の光を透過させる。OCT用の光路には、OCTユニット100側から順に、コリメータレンズユニット40、光路長変更部41、光スキャナ42、OCT合焦レンズ43、ミラー44、及びリレーレンズ45が設けられている。
光路長変更部41は、図1に示す矢印の方向に移動可能とされ、OCT用の光路の光路長を変更する。この光路長の変更は、被検眼Eの眼軸長に応じた光路長の補正や、干渉状態の調整などに利用される。光路長変更部41は、例えばコーナーキューブと、これを移動する機構とを含む。
光スキャナ42は、被検眼Eの瞳孔と光学的に共役な位置に配置される。光スキャナ42は、OCT用の光路を通過する測定光LSの進行方向を変更する。それにより、被検眼Eが測定光LSでスキャンされる。光スキャナ42は、xy平面の任意方向に測定光LSを偏向可能であり、例えば、測定光LSをx方向に偏向するガルバノミラーと、y方向に偏向するガルバノミラーとを含む。
〈OCTユニット100〉
図2に例示するように、OCTユニット100には、被検眼EのOCTを実行するための光学系が設けられている。この光学系の構成は、従来のスウェプトソースOCTと同様である。すなわち、この光学系は、波長掃引型(波長走査型)光源からの光を測定光と参照光とに分割し、被検眼Eからの測定光の戻り光と参照光路を経由した参照光とを干渉させて干渉光を生成し、この干渉光を検出する干渉光学系を含む。干渉光学系により得られる検出結果(検出信号)は、干渉光のスペクトルを示す信号であり、演算制御ユニット200に送られる。
光源ユニット101は、一般的なスウェプトソースOCTと同様に、出射光の波長を高速で変化させる波長掃引型(波長走査型)光源を含む。波長掃引型光源は、例えば、近赤外レーザ光源である。
光源ユニット101から出力された光L0は、光ファイバ102により偏波コントローラ103に導かれてその偏光状態が調整される。更に、光L0は、光ファイバ104によりファイバカプラ105に導かれて測定光LSと参照光LRとに分割される。
参照光LRは、光ファイバ110によりコリメータ111に導かれて平行光束に変換され、光路長補正部材112及び分散補償部材113を経由し、コーナーキューブ114に導かれる。光路長補正部材112は、参照光LRの光路長と測定光LSの光路長とを合わせるよう作用する。分散補償部材113は、参照光LRと測定光LSとの間の分散特性を合わせるよう作用する。
コーナーキューブ114は、入射した参照光LRの進行方向を逆方向に折り返す。コーナーキューブ114に対する参照光LRの入射方向と出射方向は互いに平行である。コーナーキューブ114は、参照光LRの入射方向に移動可能であり、それにより参照光LRの光路長が変更される。
図1及び図2に示す構成では、測定光LSの光路(測定光路、測定アーム)の長さを変更するための光路長変更部41と、参照光LRの光路(参照光路、参照アーム)の長さを変更するためのコーナーキューブ114の双方が設けられているが、光路長変更部41とコーナーキューブ114のいずれか一方のみが設けられもよい。また、これら以外の光学部材を用いて、測定光路長と参照光路長との差を変更することも可能である。
コーナーキューブ114を経由した参照光LRは、分散補償部材113及び光路長補正部材112を経由し、コリメータ116によって平行光束から集束光束に変換され、光ファイバ117に入射する。光ファイバ117に入射した参照光LRは、偏波コントローラ118に導かれてその偏光状態が調整され、光ファイバ119によりアッテネータ120に導かれて光量が調整され、光ファイバ121によりファイバカプラ122に導かれる。
一方、ファイバカプラ105により生成された測定光LSは、光ファイバ127により導かれてコリメータレンズユニット40により平行光束に変換され、光路長変更部41、光スキャナ42、OCT合焦レンズ43、ミラー44及びリレーレンズ45を経由し、ダイクロイックミラー46により反射され、対物レンズ22により屈折されて被検眼Eに入射する。測定光LSは、被検眼Eの様々な深さ位置において散乱・反射される。被検眼Eからの測定光LSの戻り光は、往路と同じ経路を逆向きに進行してファイバカプラ105に導かれ、光ファイバ128を経由してファイバカプラ122に到達する。
ファイバカプラ122は、光ファイバ128を介して入射された測定光LSと、光ファイバ121を介して入射された参照光LRとを合成して(干渉させて)干渉光を生成する。ファイバカプラ122は、所定の分岐比(例えば1:1)で干渉光を分岐することにより、一対の干渉光LCを生成する。一対の干渉光LCは、それぞれ光ファイバ123及び124を通じて検出器125に導かれる。
検出器125は、例えばバランスドフォトダイオード(Balanced Photo Diode)である。バランスドフォトダイオードは、一対の干渉光LCをそれぞれ検出する一対のフォトディテクタを有し、これらによる検出結果の差分を出力する。検出器125は、その検出結果(検出信号)をDAQ(Data Acquisition System)130に送る。
DAQ130には、光源ユニット101からクロックKCが供給される。クロックKCは、光源ユニット101において、波長掃引型光源により所定の波長範囲内で掃引される各波長の出力タイミングに同期して生成される。光源ユニット101は、例えば、各出力波長の光L0を分岐することにより得られた2つの分岐光の一方を光学的に遅延させた後、これらの合成光を検出した結果に基づいてクロックKCを生成する。DAQ130は、検出器125から入力される検出信号をクロックKCに基づきサンプリングする。DAQ130は、検出器125からの検出信号のサンプリング結果を演算制御ユニット200に送る。
〈演算制御ユニット200〉
演算制御ユニット200は、眼底カメラユニット2、表示装置3及びOCTユニット100の各部を制御する。また、演算制御ユニット200は、各種の演算処理を実行する。例えば、演算制御ユニット200は、一連の波長走査毎に(Aライン毎に)、検出器125により得られた検出結果に基づくスペクトル分布にフーリエ変換等の信号処理を施すことにより、各Aラインにおける反射強度プロファイルを形成する。更に、演算制御ユニット200は、各Aラインの反射強度プロファイルを画像化することにより画像データを形成する。そのための演算処理は、従来のスウェプトソースOCTと同様である。
演算制御ユニット200は、例えば、プロセッサ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスクドライブ、通信インターフェイスなどを含む。ハードディスクドライブ等の記憶装置には各種コンピュータプログラムが格納されている。演算制御ユニット200は、操作デバイス、入力デバイス、表示デバイスなどを含んでよい。
〈制御系〉
眼科装置1の制御系の構成例を図3に示す。
〈制御部210〉
制御部210は、眼科装置1の各部を制御する。制御部210はプロセッサを含む。制御部210には、主制御部211と記憶部212とが設けられている。
〈主制御部211〉
主制御部211は各種の制御を行う。例えば、主制御部211は、撮影合焦レンズ31、CCD(イメージセンサ)35及び38、LCD39、光路長変更部41、光スキャナ42、OCT合焦レンズ43、フォーカス光学系60、反射棒67、光源ユニット101、参照駆動部114A、検出器125、DAQ130などを制御する。参照駆動部114Aは、参照光路に設けられたコーナーキューブ114を移動させる。それにより、参照光路の長さが変更される。
眼科装置1は図示しない光学系移動機構を備えてよい。光学系移動機構は、眼底カメラユニット2(又は、それに格納された光学系の少なくとも一部)及びOCTユニット100(又は、それに格納された光学系の少なくとも一部)を3次元的に移動する。
〈記憶部212〉
記憶部212は各種のデータを記憶する。記憶部212に記憶されるデータとしては、例えば、OCT画像の画像データ、眼底像の画像データ、被検眼情報などがある。被検眼情報は、患者IDや氏名などの被検者情報や、左眼/右眼の識別情報や、電子カルテ情報などを含む。
記憶部212には正常眼データ212aが予め記憶される。正常眼データ212aは、少なくとも所定の傷病を罹患していないと診断された眼(正常眼)の測定データを収集し、それらを統計的に処理して得られる。正常眼データ212aは、正常眼の測定データの標準的な値を表す。正常眼データ212aは、例えば、正常眼の所定の特性値に関し、平均値や中間値等の代表的標準値と、標準偏差や分散や最大値や最小値等の範囲を表す値とを含む。或いは、正常眼データ212aは、正常眼の所定の特性値の閾値を含む。
測定される特性値は、所定の傷病の有無や程度に応じて変化することが知られた値であり、OCTスキャンで収集されたデータから導出可能な値である。例えば、特性値は、緑内障等の眼底疾患の診断で参照される、眼底組織のサイズであってよい。その具体例として、網膜神経線維層、神経節細胞、内網状層、又はこれらの任意の組み合わせからなる層組織の厚さがある。更に、脈絡膜の厚さ、視神経乳頭の径や傾き、篩状板の孔部の径や数や分布、角膜の厚さ分布や曲率分布などが、特性値の例である。なお、特性値はこれらに限定されず、眼科装置1が使用される目的に応じて任意の特性値を採用することが可能である。
本実施形態の正常眼データ212aは、特性値の標準的な分布を表すグラフ情報(標準グラフ)を含む。標準グラフは、眼の所定範囲における位置を表す第1座標軸と、特性値の大きさを表す第2座標値とを含む座標系を用いて定義される。本実施形態の標準グラフは、正常眼と判定されるための特性値の許容範囲を表す。眼の所定範囲は、OCTスキャンの対象範囲に含まれる。ここで、所定範囲と対象範囲とは同じでも異なってもよい。例えば、所定範囲は、3次元スキャンの対象である3次元領域の一部からなる2次元領域であってよい。第1座標軸は1以上の座標軸を含む。例えば、第1座標軸が単一の座標軸からなる場合、第1座標軸は、1次元的な位置、例えば直線上又は曲線状に配列された複数の位置を表す。また、第1座標軸が2つの座標軸からなる場合、第1座標軸は、2次元的な位置、例えば平面上又は曲面状に配列された複数の位置を表す。第1座標軸が3以上の座標軸からなる場合についても同様である。
標準グラフの一例を図4に示す。標準グラフ300は、視神経乳頭の周囲の網膜神経線維層(cpRNFL)の厚さの標準的な分布を表す。横軸は第1座標軸に相当し、標準グラフ300の定義域を表す。縦軸は第2座標軸に相当し、網膜神経線維層の厚さの値を表す。
横軸が表す定義域は、視神経乳頭を囲みかつ所定の径を有する円筒状範囲の円周である。その一例を図5に示す。本例では、視神経乳頭Dの周囲に所定の径を有する円形のスキャン経路Pが適用される。スキャン経路P上の複数の位置に対して順次にOCTが実行される。円形のスキャン経路Pの中心Pは、例えば視神経乳頭Dの重心又は視神経乳頭Dの近似円(近似楕円)の中心に設定される。スキャン経路Pの径はデフォルト値であってよい。或いは、スキャン経路Pの径は、視神経乳頭Dの径(ディスク径、カップ径、リム径等)に基づき被検眼E毎に設定されてよい。具体例として、視神経乳頭Dの径の測定値に既定の定数を乗算することによってスキャン経路Pの径を求めることができる。
なお、図5において、「T」は耳側(temporal)を、「S」は上側(superior)を、「N」は鼻側(nasal)を、「I」は下側(inferior)を、それぞれ示す。図4の横軸に付された「T」、「S」、「N」及び「I」はこれら方向に相当する。図4に示す標準グラフ300は、視神経乳頭の周囲の円筒状断面を耳側「T」の位置でz方向に沿って切り開いて得られた2次元断面における網膜神経線維層の厚さの標準的な分布を表している。
本例の標準グラフ300は、円周(スキャン経路P)上の各点(横軸上の各点)における層厚値の許容範囲を表していてよい。この場合、標準グラフ300は、例えば、円周上の各点における層厚の平均値を示すグラフ(平均グラフ)301と、許容範囲の上限を示すグラフ(上限グラフ)302と、下限を示すグラフ(下限グラフ)303とを含んでよい。また、多数の正常眼を測定して網膜神経線維層の厚さの分布グラフを収集し、これら厚さ分布の態様(形状、位置、値の大きさ等)を解析することによって標準グラフ300を形成することも可能である。この場合、標準グラフ300は、層厚値の標準的な分布ではなく、正常眼の分布グラフが取りうる形態(つまり、分布グラフの形態の許容範囲)を表す。また、層厚値と分布グラフの形態の双方を考慮して分布グラフ300を作成することも可能である。
〈画像形成部220〉
画像形成部220は、DAQ130から入力された検出信号のサンプリング結果に基づいて、眼底Ef又は前眼部の断面像の画像データを形成する。この処理には、従来のスウェプトソースOCTと同様に、ノイズ除去(ノイズ低減)、フィルタ処理、FFT(Fast Fourier Transform)などの信号処理が含まれる。画像形成部220により形成される画像データは、スキャンラインに沿って配列された複数のAライン(z方向のライン)における反射強度プロファイルを画像化することにより形成された一群の画像データ(一群のAスキャン像データ)を含むデータセットである。
画像形成部220は、例えば、プロセッサ及び専用回路基板の少なくともいずれかを含む。なお、本明細書では、「画像データ」と、それに基づく「画像」とを同一視することがある。また、被検眼Eの部位とそれを表す画像とを同一視することがある。
〈データ処理部230〉
データ処理部230は、画像形成部220により形成された画像に対して画像処理や解析処理を施す。例えば、データ処理部230は、画像の輝度補正や分散補正等の補正処理を実行する。また、データ処理部230は、眼底カメラユニット2により得られた画像(眼底像、前眼部像等)に対して画像処理や解析処理を施す。データ処理部230は、例えば、プロセッサ及び専用回路基板の少なくともいずれかを含む。データ処理部230は、3次元画像形成部231と、部分画像特定部232と、特性値算出部233と、分布グラフ作成部234と、グラフ比較部235とを備える。
〈3次元画像形成部231〉
被検眼Eの3次元スキャン(ラスタースキャン等)が行われた場合、画像形成部220は、各走査線に対応する2次元断面像(Bスキャン像)を形成する。3次元画像形成部231は、これら2次元断面像に基づいて3次元画像を形成する。3次元画像とは、3次元座標系により画素の位置が定義された画像データを意味する。3次元画像の例として、スタックデータやボリュームデータがある。
スタックデータは、複数の走査線に対応する複数の断面像を、これら走査線の位置関係に基づいて3次元的に配列させることで得られる画像データである。すなわち、スタックデータは、元々個別の2次元座標系により定義されていた複数の断面像を単一の3次元座標系により表現する(つまり1つの3次元空間に埋め込む)ことにより得られる画像データである。
スタックデータに含まれる複数の断面像の間の画素を補間する補間処理などの公知の画像処理を実行してボクセルを形成することによりボリュームデータ(ボクセルデータ)が形成される。ボリュームデータにレンダリング処理(ボリュームレンダリングやMIP(Maximum Intensity Projection:最大値投影)など)を施すことにより擬似的な3次元画像(レンダリング画像)が形成される。ボリュームデータにおける任意の断面に配置された画素群から2次元断面像を形成することができる。この画像処理は多断面再構成(Multi−planar Reconstruction、MPR)と呼ばれる。
〈部分画像特定部232〉
3次元画像形成部231により被検眼Eの3次元画像が形成された場合、部分画像特定部232は、この3次元画像を解析することにより、正常眼データ212aとの比較対象となる3次元画像中の部分画像を特定する。前述のように、正常眼データ212aは標準グラフを含む。部分画像特定部232は、標準グラフの第1座標軸が示す定義域(前述した眼の所定範囲)に相当する3次元画像中の領域を特定する。
具体例を説明する。図4に示す標準グラフ300が適用される場合、視神経乳頭D及びその周囲を含む3次元領域のOCTスキャンが実行されて3次元画像が形成される。部分画像特定部232は、この3次元画像を解析することで、図5に示すスキャン経路Pに相当する部分画像を特定する。この処理の具体例を図6に示す。符号Vは3次元画像を示す。部分画像特定部232は、3次元画像Vを解析することにより視神経乳頭Dを特定し、特定された視神経乳頭Dの位置や径に基づいてスキャン経路Pを特定する。スキャン経路Pは、視神経乳頭Dを囲みかつ所定の径を有する円である。スキャン経路Pに対応する部分画像は、スキャン経路Pを周として有し、かつz方向を軸方向とする円筒状断面像Gである。
〈特性値算出部233〉
特性値算出部233は、部分画像特定部232が特定した部分画像を解析することにより、対象部位内の複数の位置のそれぞれにおける特性値を算出する。本例では、特性値算出部233は、円筒状断面像Gを解析することで網膜神経線維層の厚さの分布を求める。つまり、スキャン経路P中の複数の位置において網膜神経線維層の厚さが計測される。
そのために、特性値算出部233は、まず、円筒状断面像Gを耳側位置「T」でz方向に沿って切り開く。それにより、図7に示すような2次元断面像Gが得られる。次に、特性値算出部233は、2次元断面像Gのセグメンテーションを行うことにより、網膜神経線維層に相当する画像領域(神経線維層画像)Lを特定する。セグメンテーションは、従来と同様に、画素値の変化に基づいて実行される。例えば、各Aラインに配置された画素群の値のうち特徴的な値を特定し、特定された値を有する画素を所定層(又はその境界)の画素として選択するようにセグメンテーションが実行される。セグメンテーションにおいて、特性値算出部233は、層境界の近似曲線(線形近似曲線、対数近似曲線、多項式近似曲線、累乗近似曲線、指数近似曲線、移動平均近似曲線等)を求めてよい。
更に、特性値算出部233は、スキャン経路P上の各位置p(m=1,2,・・・、M)について、位置pを通過するAラインにおける神経線維層画像Lの厚さW(p)を求める。それにより、スキャン経路P上の複数の位置p,p,・・・,pにおける網膜神経線維層の厚さW(p),W(p),・・・,W(p)が得られる。すなわち、スキャン経路Pに沿った網膜神経線維層の厚さ分布W(P)が得られる。
〈分布グラフ作成部234〉
分布グラフ作成部234は、特性値算出部233により複数の位置について算出された特性値に基づいて分布グラフを作成する。本例では、分布グラフ作成部234は、スキャン経路P上の位置を横軸(第1座標軸)で表し、かつ網膜神経線維層の厚さWを縦軸(第2座標軸)で表した座標系に、特性値算出部233により得られた対応関係(p,W(p))をプロットする。分布グラフ作成部234は、座標系にプロットされた複数の点を折れ線や曲線で接続することができる。このような処理により、図8に示す分布グラフHが作成される。
〈グラフ比較部235〉
グラフ比較部235は、分布グラフ作成部234により作成された分布グラフHと記憶部212aに記憶されている標準グラフ300とを比較する。本例では、グラフ比較部235は、標準グラフ300が表す許容範囲に分布グラフHが含まれるか否か判定する。分布グラフHと標準グラフ300との比較の例を図9に示す。図9に示す例では、標準グラフ300が示す許容範囲(図4に示す上限グラフ302と下限グラフ303とにより挟まれた領域)に分布グラフHが含まれている。したがって、この比較診断の結果は正常と判定される。
グラフを比較する方法は任意である。例えば、標準グラフが表す許容範囲に分布グラフ全体が含まれるか否か判断するよう構成することや、標準グラフが表す許容範囲に分布グラフの少なくとも一部が含まれるか判断するよう構成することや、標準グラフが表す許容範囲に含まれる分布グラフの割合が閾値以上であるか判断するよう構成することが可能である。
また、標準グラフが有する特徴を分布グラフが有するか否か判定するよう構成することもできる。例えば、正常眼の乳頭周囲網膜神経線維層厚(cpRNFLT)は、下側、上側、鼻側、耳側の順に薄くなり(ISNTの法則)、そのグラフの「I」近傍及び「S」近傍にはそれぞれ凸部が観察される(ダブルハンプと呼ばれる)。緑内障眼などではダブルハンプ形状が崩れることが知られている。したがって、2つの凸部の間隔の許容範囲や、凸部の変位の許容範囲や、凸部と他の部分との標高差の許容範囲などを考慮して標準グラフを作成することが可能である。
また、双方のグラフを画像として認識し、それらの間の画像相関を求めることができる。画像相関の値は、標準グラフに対する分布グラフの偏差として用いられ、被検眼Eに異常が存在するか否かの判断材料となる。
また、双方のグラフを、層厚(W)とスキャン経路(P)上の位置とにより張られた空間(W−P空間)における厚さ分布関数として捉え、これら分布関数の間の相関を求めることができる。分布関数間の相関値は、標準グラフに対する被検眼Eのグラフの相互相関関数として求められ、標準的な正常眼との比較に基づく異常の有無や程度の判断材料になる。
〈ユーザインターフェイス240〉
ユーザインターフェイス240は表示部241と操作部242とを含む。表示部241は表示装置3を含む。主制御部211は、データ処理部230により得られた情報を表示部241に表示させる。例えば、標準グラフと分布グラフとの比較結果や、被検眼Eに異常が発見されたか否かを示す情報を表示することができる。操作部242は各種の操作デバイスや入力デバイスを含む。ユーザインターフェイス240は、例えばタッチパネルのような表示機能と操作機能とが一体となったデバイスを含んでいてもよい。ユーザインターフェイス240の少なくとも一部を含まない実施形態を構築することも可能である。例えば、表示デバイスは、眼科装置に接続された外部装置であってよい。
〈動作〉
眼科装置1の動作について説明する。動作の一例を図10に示す。
(S1:3次元OCTスキャンを行う)
まず、被検眼EのOCTが行われる。本例では、図5に示す視神経乳頭D及びその周囲(スキャン経路Pを少なくとも含む)を含む3次元領域がスキャンされてデータが収集される。この3次元スキャンは、例えば、複数の直線的な走査線が互いに平行に配列されたラスタースキャンである。各走査線は例えばx方向に延びる線分形状であり、複数の走査線はy方向に等間隔で配列される。
(S2:複数のBスキャン像を形成する)
画像形成部220は、ステップS1で収集されたデータに基づいて、複数の走査線に対応する複数のBスキャン像を形成する。本例のBスキャン像は、例えば、xz断面を表す2次元断面像である。
(S3:3次元画像を形成する)
3次元画像形成部231は、ステップS2で形成された複数のBスキャン像に基づいて3次元画像(図6に示す3次元画像V)を形成する。
(S4:部分画像を特定する)
部分領域特定部232は、ステップS3で形成された3次元画像Vを解析することにより、視神経乳頭Dを含みかつ所定の径を有する円筒状断面像G(3次元画像Vの部分画像)を特定する。
(S5:特性値を算出する)
特性値算出部233は、ステップS4で特定された円筒状断面像Gを解析することで、スキャン経路P上の複数の位置における網膜神経線維層の厚さ(特性値)を算出する。具体的には、特性値算出部233は、円筒状断面像Gを耳側位置「T」でz方向に沿って切り開くことにより図7に示す2次元断面像Gを形成し、2次元断面像Gのセグメンテーションを行って神経線維層画像Lを特定する。更に、特性値算出部233は、スキャン経路P上の各位置pについて、位置pを通過するAラインにおける神経線維層画像Lの厚さW(p)を求める。それにより、スキャン経路Pに沿った網膜神経線維層の厚さ分布W(P)={W(p),W(p),・・・,W(p)}が得られる。
(S6:分布グラフを作成する)
分布グラフ作成部234は、スキャン経路P上の位置を横軸に取り、かつ網膜神経線維層の厚さWを縦軸に取った座標系に、ステップS5で得られた網膜神経線維層の厚さ分布W(P)={W(p),W(p),・・・,W(p)}をプロットする。それにより、図8に示す分布グラフHが得られる。
(S7:分布グラフと標準グラフを比較する)
グラフ比較部235は、ステップS6で作成された分布グラフHと記憶部212aに予め記憶された標準グラフ300(図4を参照)とを比較することで、疾患(緑内障等)の有無や程度の判定が行われる。
(S8:比較結果を出力する)
主制御部211は、ステップS7で得られた比較結果(疾患の有無、程度等)を表示部241に表示させる。なお、比較結果の出力方法は表示には限定されず、例えば、外部のコンピュータや記憶装置への送信や、記録媒体への記録や、印刷媒体への印刷などであってもよい。
〈変形例〉
上記実施形態の幾つかの変形例を説明する。特に言及しないかぎり、以下の変形例の説明において、上記実施形態と同一又は類似の機能を備える要素には同じ符号を用いる。
図11は、変形例に係る眼科装置の一部を示す。図11に示すデータ処理部230Aは、上記実施形態のデータ処理部230(図3参照)の代わりに適用される。つまり、本変形例の眼科装置は、図1及び図2に示す構成と、図3に示された要素のうちデータ処理部230以外の要素と、図11に示すデータ処理部230Aとを備える。
データ処理部230Aは、3次元画像形成部231Aと特性値算出部232Aと特性値選択部233Aと分布グラフ作成部234Aとグラフ比較部235Aとを備える。3次元画像形成部231Aは、上記実施形態の3次元画像形成部231と同様の処理を実行するよう構成される。
特性値算出部232Aは、3次元画像形成部231Aにより形成された3次元画像を解析することにより、3次元画像の複数の位置のそれぞれにおける特性値を算出する。例えば、特性値算出部232Aは、3次元画像を構成する全てのAラインについて網膜神経線維層の厚さが算出される。それにより、3次元OCTスキャンが行われた3次元領域における網膜神経線維層の厚さ分布が得られる。
特性値選択部233Aは、3次元画像を解析することにより、特性値算出部232Aにより得られた全ての特性値のうちから対象部位に相当する特性値を選択する。そのために、特性値選択部233Aは、例えば、対象部位に相当する3次元画像中の部分画像を特定する。この処理は、例えば、上記実施形態の部分画像特定部232と同様にして実行される。それにより、例えば、図6に示す円筒状断面像Gが表す領域内の複数の位置における特性値(網膜神経線維層の厚さ)が選択される。
分布グラフ作成部234Aは、特性値選択部233Aにより選択された特性値群に基づいて、対象部位における特性値の分布が所定の座標系により表現された分布グラフを作成する。この処理は、上記実施形態の分布グラフ作成部234と同様にして実行される。それにより、例えば、図8に示すような分布グラフHが得られる。
グラフ比較部235Aは、分布グラフ作成部234Aにより作成された分布グラフと、記憶部212に予め記憶された標準グラフとを比較する。この処理は、上記実施形態のグラフ比較部235と同様にして実行される。
このように、3次元OCTスキャンにより得られた3次元画像に基づく一連の処理の組み合わせや順序は任意であってよい。また、3次元画像を形成する前に、部分画像(神経線維層画像等)の特定や、特性値の算出を行ってもよい。例えば、3次元画像の形成に用いられるBスキャン像を解析して部分画像を特定したり特性値を算出したりするよう構成することが可能である。
また、3次元OCTスキャンを実行する必要はない。例えば、比較診断の対象部位のみをOCTスキャンするようにしてもよい。例えば、図5に示すケースにおいて、スキャン経路Pに対するサークルスキャンを適用することが可能である。このような場合、3次元画像の形成は不要である。また、対象部位のみOCTスキャンを行う場合には、部分画像の特定も不要である。
〈作用・効果〉
実施形態に係る眼科装置及びその変形例について、その作用及び効果を説明する。また、更なる変形例についても説明する。
眼科装置は、記憶部とデータ収集部と処理部と比較部と出力部とを備える。記憶部は、眼の所定範囲における位置を表す第1座標軸と眼の所定の特性値の大きさを表す第2座標軸とを含む座標系により特性値の標準的な分布が表現された標準グラフを予め記憶する。上記実施形態の記憶部212はその一例である。データ収集部は、上記所定範囲に相当する対象部位を含む被検眼の領域のデータをOCTを用いて収集する。上記実施形態では、OCTユニット100内の要素と、眼底カメラユニット2内の要素のうち測定アームに配置された要素とが、データ収集部に含まれる。処理部は、収集されたデータを処理することにより、上記対象部位における特性値の分布が上記座標系により表現された分布グラフを作成する。上記実施形態では、画像形成部220と、データ処理部230内の要素のうち分布グラフの作成に寄与する要素(少なくとも特性値算出部233及び分布グラフ作成部234)とが、処理部に含まれる。比較部は、処理部により作成された分布グラフと標準グラフとを比較する。上記実施形態の比較部235はその一例である。出力部は、分布グラフと標準グラフとの比較結果を出力する。上記実施形態の主制御部211及び表示部241はその一例である。
処理部は、画像形成部と特性値算出部と分布グラフ作成部とを含んでいてよい。画像形成部は、データ収集部により収集されたデータに基づいて画像を形成するよう構成される。この画像は、例えば、2次元画像(Bスキャン像等)や3次元画像である。上記実施形態の画像形成部220(及び3次元画像形成部231)はその一例である。特性値算出部は、画像形成部により形成された画像を解析することにより、比較診断の対象部位内の複数の位置のそれぞれにおける特性値を算出するよう構成される。上記実施形態の特性値算出部233はその一例である。分布グラフ作成部は、複数の位置について算出された特性値(対象部位における特性値の分布)に基づいて分布グラフを作成するよう構成される。上記実施形態の分布作成部234はその一例である。
標準グラフの定義域(上記所定範囲)は、視神経乳頭を囲みかつ所定の径を有する円筒状範囲であってよい。その場合、特性値算出部は、網膜神経線維層を含む層組織の厚さを特性値として算出するよう構成されてよい。更に、分布グラフ作成部は、この円筒状範囲における周方向の複数の位置を第1座標軸で表しかつ層組織の厚さを第2座標軸で表す座標系で層組織の厚さの分布を表現することにより分布グラフを作成するよう構成されてよい。
データ収集部は、標準グラフの定義域(上記所定範囲)に相当する対象部位を含む被検眼の3次元領域をスキャンするよう構成されてよい。その場合、次のように構成することが可能である。画像形成部は、3次元領域のスキャンにより収集されたデータに基づいて3次元画像を形成する。処理部は、形成された3次元画像を解析することにより、対象部位に相当する部分画像を特定する第1特定部を含む。上記実施形態の部分画像特定部232はその一例である。特性値算出部は、特定された部分画像を解析することにより特性値の算出を行う。分布グラフ作成部は、部分画像について取得された特性値に基づいて分布グラフの作成を行う。
データ収集部が3次元領域をスキャンする場合の他の例として、次のような構成を採用することが可能である。画像形成部は、3次元領域のスキャンにより収集されたデータに基づいて3次元画像を形成する。特性値算出部は、形成された3次元画像を解析することにより特性値の算出を行う。処理部は、3次元画像を解析することにより、特性値算出部により得られた特性値のうち対象部位に相当する特性値を特定する第2特定部を含む。上記変形例の特性値選択部233Aはその一例である。分布グラフ作成部は、特定された特性値に基づいて分布グラフの作成を行う。
以上のような実施形態や変形例によれば、標準グラフに対する分布グラフの一致の程度(偏差の程度)に基づいて眼科疾患の比較診断(罹患しているか否か、疾患の進行度等の診断)を行うことができる。よって、被検眼の層厚分布と標準層厚分布とのレジストレーション行う必要がなく、レジストレーションの精度や確度に診断結果が影響されることがない。また、組織の厚さ等の絶対値を標準値と比較する従来の手法と比較し、個人差が診断結果に与える影響が小さい。したがって、実施形態や変形例によれば、標準データを用いた比較診断の確度の向上を図ることが可能である。
換言すると、被検眼の特性値が正常か否かを局所的に(ローカルに)判定する従来の手法と異なり、実施形態や変形例は、被検眼の特性の分布状態を大局的に(グローバルに)判定するよう構成されている。血管の存在により局所的にデータが取得されない場合や、測定ノイズ等により正確なデータが局所的に取得されない場合、従来の手法では当該部位の比較診断を行うことができないが、実施形態や変形例によれば、大局的な比較診断により結果を得ることが可能である。
また、実施形態や変形例によれば、緑内障眼などではダブルハンプ形状の崩れのように従来の手法では把握が困難な異常を検出することも可能である。なお、被検眼が近視眼(強度近視眼)である場合、2つのハンプ(凸部)の距離が広くなる傾向があることが知られている。実施形態や変形例によれば、ハンプ間の距離を参照して比較診断を行ったり、逆にハンプ間の距離から当該被検眼が近視眼であるか否かを判別したりすることも可能である。
なお、特性値の標準値との比較を局所的に行う従来の手法にも利点はある。よって、従来の手法と上記実施形態や変形例の手法とを組み合わせることが可能である。その場合、記憶部(例えば記憶部212)は、標準グラフに加え、特性値の許容範囲を予め記憶する。特性値の許容範囲は、従来の比較診断で用いられる正常眼データであり、例えば、眼の複数の位置における特性値の許容範囲(正常眼における特性値の範囲)を表すマップ情報である。
従来の比較診断と実施形態等の比較診断とを順次に行うことが可能である。例えば、従来の比較診断を最初に実行し、その結果に応じて実施形態等の比較診断を行うことが可能である。例えば、処理部により得られた特性値(その少なくとも一部でもよい)が許容範囲に含まれるとき(つまり正常値であると判定されたとき)、比較部が実施形態の比較診断(分布グラフと標準グラフとの比較)を行うよう構成することができる。なお、従来の比較診断は、データ処理部230等により従来と同じ要領で実行される。一方、処理部により得られた特性値(その少なくとも一部でもよい)が許容範囲に含まれないとき(つまり異常値であると判定されたとき)、主制御部211は、異常が存在する旨を示す情報(異常情報)を表示部241等によって出力させることができる。
具体例を説明する。まず、データ処理部230が、網膜神経線維層の厚さに関する従来の比較診断を行って、許容範囲から外れた厚さを有する部位(異常部位)が存在するか否か判定する。異常部位が存在しないと判定された場合、グラフ比較部235は、分布グラフと標準グラフとの比較を行う。このように2段階の比較診断を行うことにより、偽陰性が発生する可能性が低減される。一方、異常部位が存在すると判定された場合、分布グラフと標準グラフとの比較処理が省略される。
なお、これら比較診断を行う順序はこの逆であってもよい。例えば、実施形態や変形例の比較診断の結果に応じて従来の比較診断を実行するか否か決定することができる。また、実施形態や変形例の比較診断の結果と従来の比較診断の結果とを総合的に考慮して結果を出力するようにしてもよい。例えば、一方又は双方の比較診断で異常と判定された場合に結果「異常あり」を出力し、双方の比較診断で正常と判定された場合に結果「正常」を出力するように構成できる。また、双方の比較診断の異常の程度を考慮して結果を出力するようにしてもよい。
上記実施形態や変形例の眼科装置はOCTを実行するための構成(データ収集部)を備えているが、実施形態はこれに限定されない。例えば、実施形態は、OCT以外の眼科モダリティやコンピュータなどであってよい。この場合、OCTを用いて得られたデータが外部から入力される。このような眼科装置は、記憶部と受付部と処理部と比較部と出力部とを備える。
記憶部は、上記実施形態と同様に、眼の所定範囲における位置を表す第1座標軸と眼の所定の特性値の大きさを表す第2座標軸とを含む座標系により特性値の標準的な分布が表現された標準グラフを予め記憶する。
受付部は、上記所定範囲に相当する対象部位を含む被検眼の領域をOCTでスキャンすることで収集されたデータを受け付ける。受付部は、例えば、上記実施形態の演算制御ユニット200内の通信インターフェイスである。通信インターフェイスは、インターネットやLAN等の通信回線を介して、外部装置からデータを受け付ける。外部装置は、例えば、通信回線上のコンピュータ(サーバ、記憶装置等)である。なお、受付部は通信インターフェイスには限定されない。例えば、受付部は、記録媒体に記録されたデータを読み出すドライブ装置を含んでよい。
処理部は、受付部により受け付けられたデータを処理することにより、上記対象部位における特性値の分布が上記座標系により表現された分布グラフを作成する。比較部は、作成された分布グラフと標準グラフとを比較する。出力部は、分布グラフと標準グラフとの比較結果を出力する。ここで、処理部、比較部及び出力部のそれぞれは、上記実施形態と同様の構成であってよい。
このような実施形態によっても、上記実施形態や変形例と同様に、標準データを用いた比較診断の確度の向上を図ることが可能である。
以上に説明した実施形態は本発明の一例に過ぎない。本発明を実施しようとする者は、本発明の要旨の範囲内における変形(省略、置換、付加等)を任意に施すことが可能である。
1 眼科装置
100 OCTユニット
212 記憶部
212a 正常眼データ
220 画像形成部
230 データ処理部
234 分布グラフ作成部
235 グラフ比較部

Claims (6)

  1. 眼の所定範囲における位置を表す第1座標軸と眼の所定の特性値の大きさを表す第2座標軸とを含む座標系により前記特性値の標準的な分布が表現された標準グラフを予め記憶する記憶部と、
    前記所定範囲に相当する対象部位を含む被検眼の領域のデータを光コヒーレンストモグラフィを用いて収集するデータ収集部と、
    収集された前記データを処理することにより、前記対象部位における前記特性値の分布が前記座標系により表現された分布グラフを作成する処理部と、
    作成された前記分布グラフと前記標準グラフとを比較して一致の程度を求める比較部と、
    前記分布グラフと前記標準グラフとの比較結果を出力する出力部と
    を備える眼科装置。
  2. 前記比較部は、前記一致の程度を求めるために、前記標準グラフが有する特徴を前記分布グラフが有するか否か判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  3. 前記特性値は、乳頭周囲網膜神経線維層厚であり、
    前記標準グラフが有する前記特徴は、前記乳頭周囲網膜神経線維層厚のダブルハンプを含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の眼科装置。
  4. 前記比較部は、前記一致の程度を求めるために、前記分布グラフと前記標準グラフとの相関を求める
    ことを特徴とする請求項に記載の眼科装置。
  5. 前記比較部は、前記一致の程度を求めるために、予め設定された前記標準グラフの許容範囲に前記分布グラフが含まれる割合を求める
    ことを特徴とする請求項に記載の眼科装置。
  6. 眼の所定範囲における位置を表す第1座標軸と眼の所定の特性値の大きさを表す第2座標軸とを含む座標系により前記特性値の標準的な分布が表現された標準グラフを予め記憶する記憶部と、
    前記所定範囲に相当する対象部位を含む被検眼の領域を光コヒーレンストモグラフィでスキャンすることで収集されたデータを受け付ける受付部と、
    受け付けられた前記データを処理することにより、前記対象部位における前記特性値の分布が前記座標系により表現された分布グラフを作成する処理部と、
    作成された前記分布グラフと前記標準グラフとを比較して一致の程度を求める比較部と、
    前記分布グラフと前記標準グラフとの比較結果を出力する出力部と
    を備える眼科装置。
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