JP6633468B2 - 血流計測装置 - Google Patents
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Description
図1に示すように、血流計測装置1は、眼底カメラユニット2、OCTユニット100及び演算制御ユニット200を含む。眼底カメラユニット2は、従来の眼底カメラとほぼ同様の光学系を備える。OCTユニット100は、眼底のOCT画像を取得するための光学系を備える。演算制御ユニット200は、各種の演算や制御を実行するコンピュータを備える。
図1に示す眼底カメラユニット2には、被検眼Eの眼底Efの表面形態を表す2次元画像(眼底像)を取得するための光学系が設けられている。眼底像には、観察画像や撮影画像などが含まれる。観察画像は、例えば、近赤外光を用いて所定のフレームレートで形成されるモノクロの動画像である。撮影画像は、例えば、可視光をフラッシュ発光して得られるカラー画像、又は近赤外光若しくは可視光を照明光として用いたモノクロの静止画像であってもよい。眼底カメラユニット2は、これら以外の画像、例えばフルオレセイン蛍光画像やインドシアニングリーン蛍光画像や自発蛍光画像などを取得可能に構成されていてもよい。
図2を参照しつつOCTユニット100の構成例を説明する。OCTユニット100には、眼底EfのOCT画像を取得するための光学系が設けられている。この光学系は、従来のスペクトラルドメインタイプのOCT装置と同様に、低コヒーレンス光を参照光と測定光に分割し、眼底Efを経由した測定光と参照光路を経由した参照光とを干渉させて干渉光を生成し、この干渉光のスペクトル成分を検出するよう構成されている。この検出結果(検出信号)は演算制御ユニット200に送られる。
演算制御ユニット200は、CCDイメージセンサ115から入力される検出信号を解析して眼底EfのOCT画像を形成する。そのための演算処理は、従来のスペクトラルドメインOCTと同様である。
血流計測装置1の制御系の構成について図3及び図4を参照しつつ説明する。
制御部210は、例えば、前述のプロセッサ、RAM、ROM、ハードディスクドライブ、通信インターフェイス等を含む。制御部210には、主制御部211と記憶部212が設けられている。記憶部212は、各種のデータやコンピュータプログラムを記憶する。
画像形成部220は、CCDイメージセンサ115からの検出信号に基づいて、眼底Efの断層像の画像データと位相画像の画像データとを形成する。画像形成部220はプロセッサを含む。なお、この明細書では、「画像データ」と、それに基づく「画像」とを同一視することがある。画像形成部220は、断層像形成部221と位相画像形成部222を有する。
断層像形成部221は、断面C11及びC12に対する第1走査により得られた干渉光LCの検出結果に基づいて、断面C11の形態を表す断層像と、断面C12の形態を表す断層像とを形成する。このとき、断面C11を1回走査して1枚の断層像を形成し、かつ、断面C12を1回走査して1枚の断層像を形成することができる。或いは、断面C11を複数回走査して得られた複数の断層像に基づき1枚の断層像を取得し、かつ、断面C12を複数回走査して得られた複数の断層像に基づき1枚の断層像を取得することができる。複数の断層像から1枚の断層像を取得する処理の例として、複数の断層像を平均して画質向上を図る処理や、複数の断層像から最適な1枚を選択する処理がある。
位相画像形成部222は、注目断面C2に対する第2走査により得られた干渉光LSの検出結果に基づいて、注目断面C2における位相差の時系列変化を表す位相画像を形成する。この処理に用いられるデータは、断層像形成部221が注目断面C2の断層像を形成するために用いられるデータと同じである。よって、注目断面C2の断層像と位相画像とを位置合わせすることができる。つまり、注目断面C2の断層像の画素と位相画像の画素とを自然に対応付けることが可能である。
データ処理部230は、各種のデータ処理を実行する。例えば、データ処理部230は、画像形成部220により形成された画像に対して画像処理や解析処理を施す。その具体例として、輝度補正や分散補正等の各種補正処理がある。また、データ処理部230は、眼底カメラユニット2により得られた画像(眼底像、前眼部像等)に対して画像処理や解析処理を施す。
血管領域特定部231は、断層像形成部221により形成された断層像において、注目血管Dbに対応する血管領域を特定する。更に、血管領域特定部231は、位相画像形成部222により形成された位相画像において、注目血管Dbに対応する血管領域を特定する。血管領域の特定は、各画像の画素値を解析することにより行われる(例えば閾値処理)。なお、位相画像については、例えば、注目断面C2の断層像の血管領域を参照して位相画像の血管領域を特定するようにしてよい。
傾き算出部232は、第1走査により取得されたデータに基づいて注目断面C2における注目血管Dbの傾きを算出する。このとき、第2走査により得られたデータを更に用いることも可能である。傾き算出部232は、断面間距離と血管領域の特定結果とに基づいて、注目断面C2における注目血管Dbの傾きを算出する。断面間距離は、断面C11と断面C12との間の距離を含んでよい。また、断面間距離は、断面C11と注目断面C2との間の距離と、断面C12と注目断面C2との間の距離とを含んでよい。
変位算出部233は被検眼Eの変位を求める。特に、変位算出部233は、光学的手法で取得されたデータに基づいて被検眼Eの変位を算出する。変位算出部233は、第1走査における被検眼Eの位置と第2走査における被検眼Eの位置との間の変位を求める。第1走査における被検眼Eの位置は、第1走査の実行中の任意のタイミング、第1走査の直前のタイミング、及び第1の走査の直後のタイミングのいずれかのタイミングにおける被検眼Eの位置であってよい。同様に、第2走査における被検眼Eの位置は、第2走査の実行中の任意のタイミング、第2走査の直前のタイミング、及び第2の走査の直後のタイミングのいずれかのタイミングにおける被検眼Eの位置であってよい。
血流情報生成部234は、眼底EfのOCT計測により取得されたデータと変位算出部233により算出された被検眼Eの変位とに基づいて、被検眼Eの血流情報を生成する。より具体的には、血流情報生成部234は、第2走査(ドップラーOCT)により取得されたデータ(位相画像)と、傾き算出部232により算出された注目断面C2における注目血管Dbの傾きと、変位算出部233により求められた被検眼Eの変位とに基づいて、注目血管Dbに関する血流情報を生成する。前述のように、血流情報生成部234には、補正量算出部2341と、血流速度算出部2342と、血管径算出部2343と、血流量算出部2344とが設けられている。
補正量算出部2341は、変位算出部233により求められた被検眼Eの変位に基づいて、傾き算出部232により算出された注目血管Dbの傾きを補正するための補正量を算出する。前述したように、ドップラーOCTにおいては、測定光LSの入射方向と注目血管Dbの傾き(血流方向)との間の角度が考慮される。よって、注目血管Dbの傾きの補正量は、測定光LSの入射方向と血流方向との間の角度の補正量と実質的に等価である。
血流速度算出部2342は、位相画像として得られる位相差の時系列変化に基づいて、注目血管Db内を流れる血液の注目断面C2における血流速度を算出する。この算出対象は、或る時点における血流速度でもよいし、この血流速度の時系列変化(血流速度変化情報)でもよい。前者の場合、例えば心電図の所定の時相(例えばR波の時相)における血流速度を選択的に取得することが可能である。また、後者における時間の範囲は、注目断面C2を走査した時間の全体又は任意の一部である。
Δfは、測定光LSの散乱光が受けるドップラーシフトを表す;
nは、媒質(血液)の屈折率を表す;
vは、媒質の流速(血流速度)を表す;
θは、測定光LSの入射方向と媒質の流れの方向(傾きA)とが成す角度を表す;
Δθは、θの補正量を表す;
λは、測定光LSの中心波長を表す。
血管径算出部2343は、注目断面C2における注目血管Dbの径を算出する。この算出方法の例として、眼底像を用いた第1の算出方法と、断層像を用いた第2の算出方法がある。
血流量算出部2344は、血流速度の算出結果と血管径の算出結果とに基づいて、注目血管Db内を流れる血液の流量を算出する。この処理の一例を以下に説明する。
主制御部211は、表示部241に眼底像を表示させる。この眼底像は観察画像でも撮影画像でもよい。また、この眼底像は撮影画像を構成する画像であってもよい。ユーザは、操作部242を操作することで、表示された眼底像に注目断面C2を指定する。断面設定部235は、指定された注目断面C2とこの眼底像とに基づいて、第1走査が適用される2つの断面C11及びC12を設定する。なお、前述のように、注目断面C2は所望の注目血管Dbを横切るように指定される。
ユーザインターフェイス240には、表示部241と操作部242とが含まれる。表示部241は、演算制御ユニット200の表示デバイスや表示装置3を含む。操作部242は、演算制御ユニット200の操作デバイスを含む。ユーザインターフェイス240は、例えばタッチパネルのように、表示機能と操作機能とを備えるデバイスを含んでよい。
血流計測装置1の動作について説明する。図8は、血流計測装置1の動作の一例を表す。
まず、血流計測の対象となる患者を選択する。患者の選択は、例えば患者IDを入力することにより行われる。
ユーザは、装置光学系の位置を調整するなどして被検眼Eの撮影を行う位置を指定する。
次に、被検眼Eに対する装置光学系の位置合わせ(アライメント)が行われる。アライメントは、例えばアライメント指標を用いて行われる。或いは、本出願人による特開2013−248376号公報に記載された2以上の前眼部カメラが設けられている場合、前眼部を異なる方向から実質的に同時に撮影して得られる2以上の画像に基づいてアライメントを行うことができる。本ステップにおいて、フォーカス調整等を更に行ってもよい。
続いて、血流計測が行われる位置(特に注目断面C2)が指定される。このとき、ユーザにより指定された断面が適正か否か判定するための処理を実行することができる。この適否判定は、例えば、当該断面やその近傍をOCTで走査して得られた画像に基づいて、当該断面における当該血管の傾きを算出する処理と、この傾きが許容範囲に含まれるか否か判定する処理とを含む。傾きが許容範囲に含まれる場合、この断面が血流計測の対象(注目断面C2)として採用される。注目断面C2が決定すると、断面設定部235は、第1走査の対象となる2つの断面C11及びC12を設定する。
血流計測装置1は、被検眼Eの位置のモニタを開始する。被検眼Eの位置のモニタは、例えば、前眼部の観察画像を取得する処理と、観察画像として所定のレートで得られるフレームを解析して瞳孔重心の位置(座標)を求める処理とを含む。なお、前述した他の手法を用いてもよい。
血流計測装置1は、ステップS4で断面設定部235により設定された2つの断面C11及びC12のOCTスキャンを実行する(第1走査)。断層像形成部221は、第1走査により取得されたデータに基づいて、断面C11及びC12に対応する断層像G11及びG12を形成する。データ処理部230(特に傾き算出部232)は、注目断面C2における注目血管Dbの傾きAを算出する。なお、第2走査により取得されたデータを加味して傾きAを算出する場合、傾きAの算出は、第2走査より後に実行される。
ステップS6の第1走査を実行中の任意のタイミング、第1走査を開始する直前のタイミング、又は第1走査の完了の直後のタイミングにおいて、主制御部211は、当該タイミングにて取得された被検眼Eの位置を記憶部212(又はデータ処理部230等)に記録する。
血流計測装置1は、ステップS4で指定された注目断面C2の反復的なOCTスキャンを実行する(第2走査)。位相画像形成部222は、第2走査により取得されたデータに基づいて、注目断面C2における位相差の時系列変化を表す位相画像を形成する。更に、断層像形成部221は、当該データに基づいて注目断面C2の断層像を形成する。データ処理部230(血管領域特定部231、血管径算出部2343等)は、注目断面C2における注目血管Dbの径を求める。
ステップS8の第2走査を実行中の任意のタイミング、第2走査を開始する直前のタイミング、又は第2走査の完了の直後のタイミングにおいて、主制御部211は、当該タイミングにて取得された被検眼Eの位置を記憶部212(又はデータ処理部230等)に記録する。
主制御部211は、ステップS7で記録された被検眼Eの位置(座標値P1)と、ステップS9で記録された被検眼Eの位置(座標値P2)とを読み出して変位算出部233に送る。変位算出部233は、座標値P1及びP2に基づいて、第1走査時の被検眼Eの位置に対する、第2走査時の被検眼Eの位置の変化(変位d)を求める。
補正量算出部2341は、ステップS10で算出された変位dに基づいて、注目血管Dbの傾きの補正量Δθ、つまり測定光LSの入射方向と血流方向との間の角度の補正量Δθを算出する。
血流速度算出部2342は、ステップS6で算出された傾きAと、ステップS8で取得された位相画像と、ステップS11で算出された補正量Δθとに基づいて、注目断面C2における血流速度を算出する。更に、血流量算出部2344は、この血流速度の算出結果と、ステップS8で得られた血管径の算出結果とに基づいて、注目血管Db内を流れる血液の流量を算出する。
実施形態に係る血流計測装置の作用及び効果について説明する。
以上に説明した構成は、この発明を好適に実施するための一例に過ぎない。よって、この発明の要旨の範囲内における任意の変形(省略、置換、付加等)を施すことが可能である。
100 OCTユニット
220 画像形成部
230 データ処理部
233 変位算出部
234 血流情報生成部
2341 補正量算出部
Claims (7)
- 光コヒーレンストモグラフィを用いて被検眼のデータを取得するデータ取得部と、
前記被検眼の変位を検出する変位検出部と、
前記データ取得部により取得された前記データと前記変位検出部により検出された前記変位とに基づいて、前記被検眼の血流情報を生成するデータ処理部と
を備える血流計測装置。 - 前記データ取得部は、前記被検眼の注目血管に交差する2以上の断面を走査する第1走査と、前記注目血管に交差する注目断面を繰り返し走査する第2走査とを実行し、
前記変位検出部は、前記第1走査における前記被検眼の位置と前記第2走査における前記被検眼の位置との間の変位を求め、
前記データ処理部は、
前記第1走査により取得されたデータに基づいて前記注目断面における前記注目血管の傾きを算出する傾き算出部と、
前記第2走査により取得されたデータと前記傾き算出部により算出された前記傾きと前記変位検出部により求められた前記変位とに基づいて前記血流情報を生成する血流情報生成部と
を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の血流計測装置。 - 前記血流情報生成部は、前記第2走査により取得されたデータと前記傾きと前記変位における前記傾きの方向の成分とに基づいて前記血流情報を生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の血流計測装置。 - 前記血流情報生成部は、前記変位の前記成分に基づいて前記傾きを補正し、補正された前記傾きと前記第2走査により取得されたデータとに基づいて前記血流情報を生成する
ことを特徴とする請求項3に記載の血流計測装置。 - 前記血流情報生成部は、前記注目断面における血流速度を次式を用いて算出する
ことを特徴とする請求項4に記載の血流計測装置。
Δf=[2×n×v×cos(θ+Δθ1)]/λ
ここで、Δfは前記第2走査により取得されたデータから算出されるドップラーシフト、nは血液の屈折率、vは血流速度、θは光コヒーレンストモグラフィのための光の前記注目血管への入射方向と前記傾きとが成す角度、λは当該光の中心波長をそれぞれ表す。更に、前記変位の前記成分をd1で表し、眼軸長をTで表すと、Δθ1=tan−1(d1/T)。 - 前記血流情報生成部は、前記変位に基づいて前記傾きを補正し、補正された前記傾きと前記第2走査により取得されたデータとに基づいて前記血流情報を生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の血流計測装置。 - 前記血流情報生成部は、前記注目断面における血流速度を次式を用いて算出する
ことを特徴とする請求項6に記載の血流計測装置。
Δf=[2×n×v×cos(θ+Δθ2)]/λ
ここで、Δfは前記第2走査により取得されたデータから算出されるドップラーシフト、nは血液の屈折率、vは血流速度、θは光コヒーレンストモグラフィのための光の前記注目血管への入射方向と前記傾きとが成す角度、λは当該光の中心波長をそれぞれ表す。更に、前記変位をd2で表し、眼軸長をTで表すと、Δθ2=tan−1(d2/T)。
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