JP6637028B2 - 医療用コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、医療用コネクタに関し、特に、他の医療用コネクタに対する接続操作の容易性を確保しつつ、意図しない離脱の発生をより確実に防止しようとするものである。
従来、患者に薬液を注入するための輸液セットや、その他の医療用器具などにおいて、流路を接続するために医療用コネクタが用いられている。このような医療用コネクタの接続は、通常、一方のコネクタに設けられたオスコネクタ部を、他方のコネクタに設けられたメスコネクタ部に挿入することでなされる。また、コネクタの意図しない離脱の発生を防止するために、コネクタ間に係合部を設けることも一般的である。例えば、ルアーロック方式のコネクタでは、係合部としてねじを用いているが、その接続に際しては、オスコネクタ部をメスコネクタ部に挿入し、ねじ止めするという2段階の接続操作が必要となり、接続操作が煩雑であった。また、外力の作用によりねじに緩みが生じると、コネクタの意図しない離脱が発生するおそれもあった。
このような問題を解決するものとして、例えば、特許文献1〜2に記載されるように、係合部として複数の爪を用いるものが知られている。特許文献1〜2に記載の医療用コネクタは、オスコネクタ部と複数の爪とを備えており、オスコネクタ部を他の医療用コネクタのメスコネクタ部に挿入すると、複数の爪が、他の医療用コネクタに形成された段部を弾性変形しつつ乗り越え、復元することで、該段部からの引き抜けを防止するようになっている。このような構成によれば、オスコネクタ部をメスコネクタ部に挿入するだけでコネクタ同士を接続できるため、接続操作を容易化することができる。また、係合部としてねじを用いていため、ねじの緩みに起因するコネクタの意図しない離脱が発生することもない。
特開2004−483号公報 国際公開第2012/128321(A1)号パンフレット
しかしながら、特許文献1〜2に記載されるような構成の医療用コネクタでは、他の医療用コネクタとの接続状態で爪に外力が作用した場合に、爪が弾性変形しつつ段部を引き抜け方向に乗り越え、コネクタの意図しない離脱を生じてしまう余地があった。
本発明は、前記の現状に鑑み開発されたもので、他の医療用コネクタに対する接続操作の容易性を確保しつつ、意図しない離脱の発生をより確実に防止できる医療用コネクタを提供することを目的とする。
本発明の医療用コネクタは、オスコネクタ部と該オスコネクタ部の外周を取り囲むカバー部とを備えるコネクタ本体と、前記カバー部内に配置され、前記カバー部に対して前記オスコネクタ部の軸線に沿う方向に所定の範囲内のみにおいて移動可能であると共に第1ロック部を備えるロック部材と、第2ロック部と、第2ロック解除操作部とを備え、前記第1ロック部は、他の医療用コネクタのメスコネクタ部と係合し、前記メスコネクタ部を第1ロック状態にすることが可能であり、前記第2ロック部は、前記第1ロック状態において、前記メスコネクタ部を、該メスコネクタ部が前記オスコネクタ部に対して離脱方向に移動できない第2ロック状態にすることが可能であり、前記第2ロック解除操作部は、前記第2ロック状態を解消させるための操作部であり、前記オスコネクタ部を前記メスコネクタ部に挿入すると、前記第1ロック部が前記メスコネクタ部と係合し、前記メスコネクタ部が前記第1ロック状態になると共に前記第2ロック状態となり、前記第2ロック解除操作部の操作にて前記第2ロック状態を解消させ、前記メスコネクタ部を前記オスコネクタ部に対して離脱方向に移動させると、前記ロック部材が、前記第1ロック状態を維持したままで前記メスコネクタ部と共に前記離脱方向に移動し、前記メスコネクタ部を前記オスコネクタ部に対して回転させると、前記第1ロック状態が解消することを特徴とする。
ここで、本発明の医療用コネクタは、前記オスコネクタ部を前記メスコネクタ部に挿入すると、前記ロック部材は、前記メスコネクタ部に押されて前記オスコネクタ部の基端側に移動し、該移動に伴って前記ロック部材が弾性変形し、該弾性変形に伴って前記第1ロック部が前記メスコネクタ部と係合し、前記第1ロック状態を解消する際に、前記メスコネクタ部を前記オスコネクタ部に対して回転させると、前記ロック部材が前記メスコネクタ部と共に回転し、該回転に伴って前記ロック部材が前記弾性変形から復元し、該復元に伴って前記第1ロック状態が解消することが好ましい。
また、本発明の医療用コネクタは、前記オスコネクタ部を前記メスコネクタ部に挿入すると、前記ロック部材は、前記メスコネクタ部に押されて前記オスコネクタ部の基端側に第1の回転方向への回転を伴いつつ移動し、前記第1ロック状態を解消する際に、前記メスコネクタ部を前記オスコネクタ部に対して回転させる方向は、前記第1の回転方向と反対方向である第2の回転方向であることが好ましい。
また、本発明の医療用コネクタは、前記カバー部の内周面には第1の当接面が設けられており、前記ロック部材の外周面には第2の当接面が設けられており、前記第1の当接面と前記第2の当接面のうちの少なくとも一方が弦巻状の軌道に沿って形成されており、前記第2の当接面が前記第1の当接面に押し当てられることで、前記ロック部材が前記オスコネクタ部に対して前記第1の回転方向に回転させられることが好ましい。
また、本発明の医療用コネクタは、前記第1ロック部が、複数の弾性片の先端側に設けられた複数の係合部として形成されており、前記カバー部の内周面には、第1の内径を有する第1内径部と、該第1内径部よりも縮径された第2の内径を有する第2内径部とが設けられており、前記ロック部材が前記メスコネクタ部に押されて前記オスコネクタ部の基端側に移動すると、前記複数の弾性片のそれぞれが前記第1内径部から前記第2内径部への移動に伴って径方向内側に弾性変形し、該弾性変形に伴って、複数の係合部として形成された前記第1ロック部のそれぞれが前記メスコネクタ部と係合することが好ましい。
また、本発明の医療用コネクタは、前記第1ロック部が、前記複数の弾性片の先端側に設けられ径方向内側に突出する複数の係合突起部として形成されており、複数の係合突起部として形成された前記第1ロック部は、前記メスコネクタ部の外周面に凹設された複数の第1ロック部用係合凹部と係合可能であることが好ましい。
また、本発明の医療用コネクタは、前記第2ロック部が、前記メスコネクタ部を前記カバー部に係合させることで、前記メスコネクタ部を前記第2ロック状態にすることが好ましい。
さらに、本発明の医療用コネクタは、前記第2ロック部が、前記カバー部に設けられ径方向内側に突出する係合突起部からなり、係合突起部からなる前記第2ロック部は、前記メスコネクタ部の外周面に凹設された第2ロック部用係合凹部と係合可能であり、前記第2ロック解除操作部は、係合突起部からなる前記第2ロック部を有すると共に前記カバー部に一体に設けられた揺動レバーの操作部であることが好ましい。
本発明によれば、オスコネクタ部をメスコネクタ部に挿入すると、第1ロック部がメスコネクタ部と係合し、メスコネクタ部が第1ロック状態になると共に第2ロック状態となる。したがって、本発明によれば、オスコネクタ部を他の医療用コネクタのメスコネクタ部に挿入するだけでコネクタ同士を接続することができる。また、この接続状態において、第1ロック部はカバー部内に位置しているため、第1ロック部に外力が作用してコネクタの意図しない離脱を生じることが防止される。
また、本発明によれば、このコネクタ同士の接続状態から、第2ロック解除操作部の操作にて第2ロック状態を解消させ、メスコネクタ部をオスコネクタ部に対して離脱方向に移動させると、ロック部材が、第1ロック状態を維持したままでメスコネクタ部と共に前記離脱方向に移動し、メスコネクタ部を前記オスコネクタ部に対して回転させると、第1ロック状態を解消させることができる。したがって、本発明によれば、コネクタ同士の接続を解除するためには、第2ロック解除操作部の操作、メスコネクタ部の引っ張り操作、及びメスコネクタ部の回転操作という3つの操作を経る必要がある。
したがって、本発明によれば、他の医療用コネクタに対する接続操作の容易性を確保しつつ、意図しない離脱の発生をより確実に防止できる医療用コネクタを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る医療用コネクタについて、他の医療用コネクタとの離脱状態を示す図であり、(a)は(d)のA−Aに沿う一部断面図、(b)は(d)のB−Bに沿う一部断面図、(c)は(d)のC−Cに沿う一部断面図、(d)は斜視図である。 図1に示す医療用コネクタを示す図であり、(a)は分解斜視図、(b)は(a)のD−Dに沿う断面図、(c)は(a)のE−Eに沿う断面図である。 図1に示す医療用コネクタの他の角度から見た分解斜視図である。 図1に示す医療用コネクタのカバー部材を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のF−Fに沿う断面図、(c)は(a)のG−Gに沿う断面図である。 図1に示す医療用コネクタ及び他の医療用コネクタについて、接続開始時の状態を示す図であり、(a)は(d)のA−Aに沿う一部断面図、(b)は(d)のB−Bに沿う一部断面図、(c)は(d)のC−Cに沿う一部断面図、(d)は斜視図である。 図1に示す医療用コネクタ及び他の医療用コネクタについて、接続完了時の状態を示す図であり、(a)は(d)のA−Aに沿う一部断面図、(b)は(d)のB−Bに沿う一部断面図、(c)は(d)のC−Cに沿う一部断面図、(d)は斜視図である。 図1に示す医療用コネクタ及び他の医療用コネクタについて、接続解除開始時の状態を示す図であり、(a)は(d)のA−Aに沿う一部断面図、(b)は(d)のB−Bに沿う一部断面図、(c)は(d)のC−Cに沿う一部断面図、(d)は斜視図である。 図1に示す医療用コネクタ及び他の医療用コネクタについて、第2ロック状態解消後、第1ロック状態解消前の状態を示す図であり、(a)は(d)のA−Aに沿う一部断面図、(b)は(d)のB−Bに沿う一部断面図、(c)は(d)のC−Cに沿う一部断面図、(d)は斜視図である。 図1に示す医療用コネクタ及び他の医療用コネクタについて、接続解除完了時の状態を示す図であり、(a)は(d)のA−Aに沿う一部断面図、(b)は(d)のB−Bに沿う一部断面図、(c)は(d)のC−Cに沿う一部断面図、(d)は斜視図である。 図5に示した接続開始時の状態におけるカバー部材とロック部材を示す斜視図である。 図5に示した接続開始時の状態と図6に示した接続完了時の状態との間の状態におけるカバー部材とロック部材を示す斜視図である。 図6に示した接続完了時の状態におけるカバー部材とロック部材を示す斜視図である。 図8に示した、第2ロック状態解消後、第1ロック状態解消前の状態におけるカバー部材とロック部材を示す斜視図である。 図5に示した接続開始時の状態におけるカバー部材とロック部材を示す他の角度から見た斜視図である。 図5に示した接続開始時の状態と図6に示した接続完了時の状態との間の状態におけるカバー部材とロック部材を示す他の角度から見た斜視図である。 図6に示した接続完了時の状態におけるカバー部材とロック部材を示す他の角度から見た斜視図である。 図8に示した、第2ロック状態解消後、第1ロック状態解消前の状態におけるカバー部材とロック部材を示す他の角度から見た斜視図である。 図5に示した接続開始時の状態におけるカバー部材とロック部材を示す側面図である。 図5に示した接続開始時の状態と図6に示した接続完了時の状態との間の状態におけるカバー部材とロック部材を示す側面図である。 図6に示した接続完了時の状態におけるカバー部材とロック部材を示す側面図である。 図8に示した、第2ロック状態解消後、第1ロック状態解消前の状態におけるカバー部材とロック部材を示す側面図である。
以下、図1〜図12Dを参照して、本発明の一実施形態に係る医療用コネクタ1について詳細に例示説明する。
なお、本明細書において、先端側とは、医療用コネクタ1のオスコネクタ部2の中心軸線Oに沿う方向におけるオスコネクタ部2の先端側(例えば、図1(a)における左側)を意味し、基端側とはその反対側を意味するものとする。また、正面は医療用コネクタ1の先端側、背面は医療用コネクタ1の基端側、側面は正面から背面に向かって見たときの左右方向、上下面は正面から背面に向かって見たときの上下方向を意味するものとする。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る医療用コネクタ1は、オスコネクタ部2と該オスコネクタ部2の外周を取り囲むカバー部3とを備えるコネクタ本体1aと、カバー部3内に配置されたロック部材4とを備えている。本例では、オスコネクタ部2は、ハウジング5に一体に形成されており、カバー部3は、ハウジング5に固定されたカバー部材6として構成されている。また、ハウジング5には、メスコネクタ部7と混注ポート部8とが形成されている。混注ポート部8の開口部には、種々の医療用コネクタのオスコネクタ部の挿入時に該開口部を開放して流路を形成する一方で、そのようなオスコネクタ部の非挿入時には該開口部を閉鎖する弁体8aが設けられている。
このように、本例では、オスコネクタ部2、メスコネクタ部7及び混注ポート部8を含むハウジング5と、該ハウジング5に固定されたカバー部材6と、ハウジング5の混注ポート部8に取り付けられた弁体8aとによって、コネクタ本体1aが構成されている。ハウジング5、カバー部材6及びロック部材4は、例えば合成樹脂製とすることができる。
なお、医療用コネクタ1は、本例ではオスコネクタ部2に加えてメスコネクタ部7及び混注ポート部8も備えるTポートコネクタとして構成されているが、このような構成に限られるものではない。すなわち、医療用コネクタ1は、例えば、流路切替え構造をさらに加えた三方活栓として構成したり、輸液容器或いは留置針に繋がるチューブの端部に直接取付けられたオスコネクタとして構成したりすることができる。
図4に示すように、カバー部材6は、ロック部材4を取り囲むことが可能な外周壁部6aと、外周壁部6aの基端側を部分的に閉塞する隔壁部6bとを備えている。隔壁部6bには貫通孔6cが設けられ、該貫通孔6cにオスコネクタ部2を貫通させつつ、隔壁部6bをオスコネクタ部2の基端部に嵌合できるようになっている。
カバー部材6は、本実施形態では、オスコネクタ2の中心軸線Oを中心とする回転対称をなすように構成されている。外周壁部6aの内周面には、周方向に間隔を空けて配置された複数(本例では4つ)の突起6dからなる先端側ストッパ部9が形成されている。また、隔壁部6bで基端側ストッパ部10が形成される。これらの先端側ストッパ部9及び基端側ストッパ部10により、ロック部材4がカバー部材6内に配置されたとき、ロック部材4の先端側及び基端側への移動範囲が制限される。その結果、ロック部材4は、カバー部材6に対してオスコネクタ部2の軸線Oに沿う方向に所定の範囲内のみにおいて移動可能となる。また、カバー部材6の内周面には、第1の内径を有する第1内径部6eと、該第1内径部6eよりも縮径された第2の内径を有する第2内径部6fとが設けられている。
ロック部材4は、図2及び図3に示すように、本実施形態では、オスコネクタ2の中心軸線Oを中心とする回転対称をなすように構成されている。また、ロック部材4は、第1ロック部11を備えている。第1ロック部11は、後掲図6(b)に示すように、他の医療用コネクタ100のメスコネクタ部101と係合し、メスコネクタ部101を第1ロック状態にすることが可能である。すなわち、第1ロック状態とは、第1ロック部11とメスコネクタ部101とが係合した状態を意味する。
本実施形態では、第1ロック部11は、図2及び図3に示すように、複数(本例では2つ)の弾性片12の先端側に設けられた複数(本例では2つ)の第1係合部13として形成されている。より具体的には、複数の第1係合部13は、複数の弾性片12の先端側に設けられ径方向内側に突出する複数(本例では2つ)の第1係合突起部14として形成されている。複数の第1係合突起部14は、特に図1(d)に示す、他の医療用コネクタ100のメスコネクタ部101の外周面102に凹設された複数(本例では2つ)の第1係合凹部103(第1ロック部用係合凹部)と係合可能である。
また、医療用コネクタ1は、後掲図6(c)に示すように、第2ロック部15と第2ロック解除操作部16とを備えている。第2ロック部15は、第1ロック部11と他の医療用コネクタ100のメスコネクタ部101とが係合した第1ロック状態において、メスコネクタ部101を、該メスコネクタ部101がオスコネクタ部2に対して離脱方向に移動できない第2ロック状態にする(後掲図6(c)参照)ことが可能である。第2ロック解除操作部16は、第2ロック状態を解消させるための操作部である。
第2ロック部15は、本実施形態では、他の医療用コネクタ100のメスコネクタ部101をカバー部材6に係合させることで、メスコネクタ部101を第2ロック状態にするように構成されている。より具体的には、第2ロック部15は、カバー部材6に設けられ径方向内側に突出する第2係合突起部15aからなり、第2係合突起部15aは、メスコネクタ部101の外周面102に凹設された第2係合凹部104(第2ロック部用係合凹部)と係合可能である。そして、第2ロック解除操作部16は、第2係合突起部15aを有すると共にカバー部材6の外周壁部6aに一体に設けられた揺動レバー17の操作部となっている。本実施形態では、第2ロック部15と第2ロック解除操作部16は、それぞれ、オスコネクタ部2の軸線Oを挟んで対向する2箇所に設けられている。
そして、医療用コネクタ1は、オスコネクタ部2を他の医療用コネクタ100のメスコネクタ部101に挿入すると、図5(b)及び図5(c)に示すように、ロック部材4が、メスコネクタ部101に押されてオスコネクタ部2の基端側に第1の回転方向への回転を伴いつつ移動し、該回転に伴ってロック部材4の複数の弾性片12(図5(a)参照)が弾性変形し、該弾性変形に伴って、図6(b)及び図6(c)に示すように、第1ロック部11がメスコネクタ部101と係合し、メスコネクタ部101が第1ロック状態になると共に第2ロック状態となる(すなわち、オスコネクタ部2とメスコネクタ部101との接続完了状態となる)ように構成されている。
また、医療用コネクタ1は、オスコネクタ部2とメスコネクタ部101との接続を以下の要領で解除できるように構成されている。すなわち、図7に示すように、第2ロック解除操作部16の操作にて第2ロック状態を解消させ、図8に示すように、メスコネクタ部101をオスコネクタ部2に対して離脱方向に移動させると、ロック部材4が、第1ロック状態を維持したままでメスコネクタ部101と共に前記離脱方向に移動する。そして、図9に示すように、メスコネクタ部101を第1の回転方向と反対方向である第2の回転方向に回転させると、ロック部材4もメスコネクタ101と共に回転し、該回転に伴ってロック部材4の複数の弾性片12が前記弾性変形から復元し、該復元に伴って第1ロック状態が解消する(接続解除完了)。
このように、医療用コネクタ1は、他の医療用コネクタ100との接続を解除するためには、第2ロック解除操作部16の操作、メスコネクタ部101の引っ張り操作、及びメスコネクタ部101の回転操作という3つの操作を経る必要がある。また、この3つの操作はそれぞれ操作に必要な力の向きが異なる。したがって、医療用コネクタ1は、他の医療用コネクタ100からの意図しない離脱の発生を確実に防止できるようになっている。
このようなロック部材4の移動、回転、弾性変形及び復元を生じさせるための、本実施形態における具体的構造について、図10A〜図12Dを用いて以下に詳細に説明する。図10A〜図10Dは、カバー部材6とロック部材4を示す斜視図であり、図10Aは、図5に示した接続開始時の状態を示し、図10Bは、図5に示した接続開始時の状態と図6に示した接続完了時の状態との間の状態を示し、図10Cは、図6に示した接続完了時の状態を示し、図10Dは、図8に示した、第2ロック状態解消後、第1ロック状態解消前の状態を示している。
また、図11A〜図11Dは、カバー部材6とロック部材4を示す他の角度から見た斜視図であり、図11A〜図11Dはそれぞれ図10A〜図10Dと同じ状態を示している。さらに、図12A〜図12Dは、カバー部材6とロック部材4を示す側面図であり、図12A〜図12Dはそれぞれ図10A〜図10Dと同じ状態を示している。
本実施形態では、ロック部材4の回転を生じさせるために、特に図12A〜図12Cに示すように、カバー部材6の内周面に第1の当接面18が設けられ、ロック部材4の外周面に第2の当接面19が設けられている。そして、第1の当接面18と第2の当接面19のうちの少なくとも一方が弦巻状の軌道に沿って形成されている。本実施形態においては、より具体的には、第1の当接面18と第2の当接面19の双方が、弦巻状の軌道に沿って形成されている。そして、ロック部材4がカバー部材6に対して基端側(背面側)に移動させられると、第2の当接面19が第1の当接面18に押し当てられることで、ロック部材4が第1の回転方向に回転させられる(図12A〜図12C、図10A〜図10C参照)ようになっている。
また、本実施形態では、ロック部材4の複数の弾性片12の弾性変形を生じさせるために、特に図11A〜図11Cに示すように、ロック部材4がカバー部材6に対して第1の回転方向に回転させられると、複数の弾性片12のそれぞれが第1内径部6eから第2内径部6fへの移動に伴って径方向内側に弾性変形し、該弾性変形に伴って、複数の第1係合部13のそれぞれがメスコネクタ部101と係合する(図6(b)、図11C参照)ようになっている。
そして、本実施形態では、この状態から、ロック部材4がカバー部材6に対して先端側(正面側)に移動させられると、図10D、図11D、図12Dに示すように、ロック部材4は回転を伴うことなく、且つ、複数の弾性片12のそれぞれが第2内径部6fに位置したままで移動するようになっている。このため、ロック部材4がカバー部材6に対して先端側(正面側)に移動させられる際は、複数の弾性片12の弾性変形は維持され、複数の第1係合部13とメスコネクタ部101との係合状態、すなわち、第1ロック状態は維持される(図8(b)参照)。
また、本実施形態では、この状態(図11D、図12D参照)から、ロック部材4がカバー部材6に対して第2の回転方向に回転させられると、特に図11A及び図12Aに示したように、複数の弾性片12のそれぞれが第2内径部6fから第1内径部6eへ移動し、該移動に伴って径方向外側に復元し、該復元に伴って、複数の第1係合部13のそれぞれとメスコネクタ部101との係合が解除される(図9(a)参照)ようになっている。なお、ロック部材4の第2の回転方向への回転は、メスコネクタ部101を第2の回転方向に回転させることにより、図1に示したメスコネクタ部101の複数の第1係合凹部103の端縁103aに、複数の第1係合突起部14(図8(b)参照)が押されることで生じるようになっている。
なお、カバー部材6には、特に図4に示したように、隔壁部6bから先端側へ延びる複数(本例では2つ)の弾性片が設けられており、該弾性片の先端側にはロック部材4と係合可能な複数(本例では2つ)の第3係合突起部20が設けられている。そして、ロック部材4がカバー部材6内の移動可能範囲の基端側端部に達したときに、この複数の第3係合突起部20がロック部材4の複数(本例では2つ)の開口部21(図3参照)と係合して節度感を生じさせ(図6(b)参照)、また、ロック部材4が該基端側端部から脱するときに、この複数の第3係合突起部20とロック部材4の複数の開口部21との係合が解除されて節度感を生じさせる(図8(b)参照)ようになっている。
また、カバー部材6の外周壁部6aの内周面には、図4、図10A及び図10Dに示すように、複数(本例では2つ)の第4係合突起部22が設けられている。また、ロック部材4には、この複数の第4係合突起部22と係合可能な複数(本例では2つ)の第5係合突起部23が設けられている(図10D参照)。そして、ロック部材4がカバー部材6内の移動可能範囲の先端側端部に達した後、ロック部材4がカバー部材6に対して第2の回転方向に回転させられたとき(すなわち、図10Dの状態から図10Aの状態になるとき)に、複数の第5係合突起部23が複数の第4係合突起部22を乗り越えることで節度感を生じさせるようになっている。
なお、特に図1(a)に示すように、他の医療用コネクタ100のメスコネクタ部101の開口部には、医療用コネクタ1のオスコネクタ部2の挿入時に該開口部を開放して流路を形成する一方で、オスコネクタ部2の非挿入時には該開口部を閉鎖する弁体105が設けられている。本例では、弁体105の天面部105aには、メスコネクタ部101の流路側から天面部側に向けて付勢力が付与されている。このような付勢力を生じさせるための具体的な構造は図示を省略しているが、そのような構造としては、例えば、弁体105と別体の弦巻ばねを流路内に配置してもよいし、弁体105の天面部105aと一体に蛇腹状の弾性部を設けてもよい。
また、医療用コネクタ1のオスコネクタ部2の挿入時に弁体105がメスコネクタ部101の開口部を開放して流路を形成するための具体的な構造についても図示を省略しているが、そのような構造としては、例えば、弁体105やメスコネクタ部101のハウジングに、メスコネクタ部101の開口部の開放時に形成される流路の一部を区画する溝を適宜設けることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る医療用コネクタ1は、オスコネクタ部2と該オスコネクタ部2の外周を取り囲むカバー部3とを備えるコネクタ本体1aと、カバー部3内に配置され、カバー部3に対してオスコネクタ部2の軸線Oに沿う方向に所定の範囲内のみにおいて移動可能であると共に第1ロック部11を備えるロック部材4と、第2ロック部15と、第2ロック解除操作部16とを備えている。また、第1ロック部11は、他の医療用コネクタ100のメスコネクタ部101と係合し、メスコネクタ部101を第1ロック状態にすることが可能である。また、第2ロック部15は、第1ロック状態において、メスコネクタ部2を、該メスコネクタ部101がオスコネクタ部2に対して離脱方向に移動できない第2ロック状態にすることが可能であり、第2ロック解除操作部16は、第2ロック状態を解消させるための操作部である。
そして、医療用コネクタ1は、オスコネクタ部2をメスコネクタ部101に挿入すると、第1ロック部11がメスコネクタ部101と係合し、メスコネクタ部101が第1ロック状態になると共に第2ロック状態となるように構成されている。
また、医療用コネクタ1は、第2ロック解除操作部16の操作にて第2ロック状態を解消させ、メスコネクタ部101をオスコネクタ部2に対して離脱方向に移動させると、ロック部材4が、第1ロック状態を維持したままでメスコネクタ部101と共に前記離脱方向に移動し、メスコネクタ部101をオスコネクタ部2に対して回転させると、第1ロック状態が解消するように構成されている。
したがって、本実施形態に係る医療用コネクタ1によれば、オスコネクタ部2をメスコネクタ部101に挿入すると、第1ロック部11がメスコネクタ部101と係合し、メスコネクタ部101が第1ロック状態になると共に第2ロック状態となる。したがって、本実施形態によれば、オスコネクタ部2を他の医療用コネクタ100のメスコネクタ部101に挿入するだけでコネクタ1,100同士を接続することができる。また、この接続状態において、第1ロック部11はカバー部3内に位置しているため、第1ロック部11に外力が作用してコネクタ1,100の意図しない離脱を生じることが防止される。
また、本実施形態に係る医療用コネクタ1によれば、このコネクタ1,100同士の接続状態から、第2ロック解除操作部16の操作にて第2ロック状態を解消させ、メスコネクタ部101をオスコネクタ部2に対して離脱方向に移動させると、ロック部材4が、第1ロック状態を維持したままでメスコネクタ部101と共に前記離脱方向に移動し、メスコネクタ部101をオスコネクタ部2に対して回転させると、第1ロック状態を解消させることができる。
このように、本実施形態では、コネクタ1,100同士の接続を解除するためには、第2ロック解除操作部16の操作、メスコネクタ部101の引っ張り操作、及びメスコネクタ部101の回転操作という3つの操作を経る必要がある。
したがって、本実施形態に係る医療用コネクタ1によれば、他の医療用コネクタ100に対する接続操作の容易性を確保しつつ、意図しない離脱の発生をより確実に防止することができる。
また、本実施形態に係る医療用コネクタ1は、オスコネクタ部2をメスコネクタ部101に挿入すると、ロック部材4は、メスコネクタ部101に押されてオスコネクタ部2の基端側に移動し、該移動に伴ってロック部材4が弾性変形し、該弾性変形に伴って第1ロック部11がメスコネクタ部101と係合し、第1ロック状態を解消する際に、メスコネクタ部101をオスコネクタ部2に対して回転させると、ロック部材4がメスコネクタ部101と共に回転し、該回転に伴ってロック部材4が前記弾性変形から復元し、該復元に伴って第1ロック状態が解消するように構成されている。
したがって、本実施形態に係る医療用コネクタ1によれば、簡単な構造によって、メスコネクタ部101を第1ロック状態にし、また、第1ロック状態を解消させることが可能となる。
また、本実施形態に係る医療用コネクタ1は、オスコネクタ部2をメスコネクタ部101に挿入すると、ロック部材4は、メスコネクタ部101に押されてオスコネクタ部2の基端側に第1の回転方向への回転を伴いつつ移動し、第1ロック状態を解消する際に、メスコネクタ部101をオスコネクタ部2に対して回転させる方向は、第1の回転方向と反対方向である第2の回転方向となるように構成されている。
したがって、本実施形態に係る医療用コネクタ1によれば、簡単な構造によって、メスコネクタ部101を第1ロック状態にし、また、第1ロック状態を解消させることが可能となる。
また、本実施形態に係る医療用コネクタ1は、カバー部3の内周面には第1の当接面18が設けられており、ロック部材4の外周面には第2の当接面19が設けられており、第1の当接面18と第2の当接面19のうちの少なくとも一方が弦巻状の軌道に沿って形成されており、第2の当接面19が第1の当接面18に押し当てられることで、ロック部材4がオスコネクタ部2に対して第1の回転方向に回転させられるように構成されている。
したがって、本実施形態に係る医療用コネクタ1によれば、簡単な構造によって、ロック部材4の回転を生じさせることが可能となる。
また、本実施形態に係る医療用コネクタ1は、第1ロック部11が、複数の弾性片12の先端側に設けられた複数の第1係合部13として形成されており、カバー部3の内周面には、第1の内径を有する第1内径部6eと、該第1内径部6eよりも縮径された第2の内径を有する第2内径部6fとが設けられており、ロック部材4がメスコネクタ部101に押されてオスコネクタ部2の基端側に移動すると、複数の弾性片12のそれぞれが第1内径部6eから第2内径部6fへの移動に伴って径方向内側に弾性変形し、該弾性変形に伴って、複数の第1係合部13のそれぞれがメスコネクタ部101と係合するように構成されている。
したがって、本実施形態に係る医療用コネクタ1によれば、簡単な構造により、ロック部材4を弾性変形させ、第1ロック部11をメスコネクタ部101と係合させることが可能となる。
また、本実施形態に係る医療用コネクタ1は、複数の第1係合部13が、複数の弾性片12の先端側に設けられ径方向内側に突出する複数の第1係合突起部14として形成されており、複数の第1係合突起部14は、メスコネクタ部101の外周面102に凹設された複数の第1係合凹部103と係合可能であるという構成になっている。
したがって、本実施形態に係る医療用コネクタ1によれば、簡単な構造により、複数の第1係合部13をメスコネクタ部101に確実に係合させることができる。
また、本実施形態に係る医療用コネクタ1は、第2ロック部15が、メスコネクタ部101をカバー部3に係合させることで、メスコネクタ部101を第2ロック状態にするように構成されている。
したがって、本実施形態に係る医療用コネクタ1によれば、第2ロック部15を簡単な構造で実現することができる。
また、本実施形態に係る医療用コネクタ1は、第2ロック部15が、カバー部3に設けられ径方向内側に突出する第2係合突起部15aからなり、第2係合突起部15aは、メスコネクタ部101の外周面102に凹設された第2係合凹部104と係合可能であり、第2ロック解除操作部16は、第2係合突起部15aを有すると共にカバー部3に一体に設けられた揺動レバー17の操作部であるという構成になっている。
したがって、本実施形態に係る医療用コネクタ1によれば、第2ロック解除操作部16を簡単な構造で実現することができる。
前述したところは本発明の一実施形態を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、前述した実施形態では、第2ロック部15が、メスコネクタ部101をカバー部3に係合させることで、メスコネクタ部101を第2ロック状態にするように構成されるものとして説明したが、必ずしもこのような構成に限られず、例えば、ロック部材4をカバー部3に係合させることで、メスコネクタ部101を第2ロック状態にするように構成することも可能である。
1 医療用コネクタ
1a コネクタ本体
2 オスコネクタ部
3 カバー部
4 ロック部材
5 ハウジング
6 カバー部材
6a 外周壁部
6b 隔壁部
6c 貫通孔
6d 突起
6e 第1内径部
6f 第2内径部
7 メスコネクタ部
8 混注ポート部
8a 弁体
9 先端側ストッパ部
10 基端側ストッパ部
11 第1ロック部
12 弾性片
13 第1係合部(第1ロック部)
14 第1係合突起部(第1ロック部)
15 第2ロック部
15a 第2係合突起部(第2ロック部)
16 第2ロック解除操作部
17 揺動レバー
18 第1の当接面
19 第2の当接面
20 第3係合突起部
21 開口部
22 第4係合突起部
23 第5係合突起部
100 他の医療用コネクタ
101 他の医療用コネクタのメスコネクタ部
102 他の医療用コネクタのメスコネクタ部の外周面
103 第1係合凹部(第1ロック部用係合凹部)
103a 第1係合凹部の端縁
104 第2係合凹部(第2ロック部用係合凹部)
105 弁体
105a 弁体の天面部
O 軸線

Claims (8)

  1. 医療用コネクタにおいて、
    オスコネクタ部と該オスコネクタ部の外周を取り囲むカバー部とを備えるコネクタ本体と、
    前記カバー部内に配置され、前記カバー部に対して前記オスコネクタ部の軸線に沿う方向に所定の範囲内のみにおいて移動可能であると共に第1ロック部を備えるロック部材と、
    第2ロック部と、
    第2ロック解除操作部とを備え、
    前記第1ロック部は、他の医療用コネクタのメスコネクタ部と係合し、前記メスコネクタ部を第1ロック状態にすることが可能であり、
    前記第2ロック部は、前記第1ロック状態において、前記メスコネクタ部を、該メスコネクタ部が前記オスコネクタ部に対して離脱方向に移動できない第2ロック状態にすることが可能であり、
    前記第2ロック解除操作部は、前記第2ロック状態を解消させるための操作部であり、
    前記オスコネクタ部を前記メスコネクタ部に挿入すると、前記第1ロック部が前記メスコネクタ部と係合し、前記メスコネクタ部が前記第1ロック状態になると共に前記第2ロック状態となり、
    前記第2ロック解除操作部の操作にて前記第2ロック状態を解消させ、前記メスコネクタ部を前記オスコネクタ部に対して離脱方向に移動させると、前記ロック部材が、前記第1ロック状態を維持したままで前記メスコネクタ部と共に前記離脱方向に移動し、
    前記メスコネクタ部を前記オスコネクタ部に対して回転させると、前記第1ロック状態が解消することを特徴とする医療用コネクタ。
  2. 前記オスコネクタ部を前記メスコネクタ部に挿入すると、前記ロック部材は、前記メスコネクタ部に押されて前記オスコネクタ部の基端側に移動し、該移動に伴って前記ロック部材が弾性変形し、該弾性変形に伴って前記第1ロック部が前記メスコネクタ部と係合し、
    前記第1ロック状態を解消する際に、前記メスコネクタ部を前記オスコネクタ部に対して回転させると、前記ロック部材が前記メスコネクタ部と共に回転し、該回転に伴って前記ロック部材が前記弾性変形から復元し、該復元に伴って前記第1ロック状態が解消する、請求項1に記載の医療用コネクタ。
  3. 前記オスコネクタ部を前記メスコネクタ部に挿入すると、前記ロック部材は、前記メスコネクタ部に押されて前記オスコネクタ部の基端側に第1の回転方向への回転を伴いつつ移動し、
    前記第1ロック状態を解消する際に、前記メスコネクタ部を前記オスコネクタ部に対して回転させる方向は、前記第1の回転方向と反対方向である第2の回転方向である、請求項2に記載の医療用コネクタ。
  4. 前記カバー部の内周面には第1の当接面が設けられており、
    前記ロック部材の外周面には第2の当接面が設けられており、
    前記第1の当接面と前記第2の当接面のうちの少なくとも一方が弦巻状の軌道に沿って形成されており、
    前記第2の当接面が前記第1の当接面に押し当てられることで、前記ロック部材が前記オスコネクタ部に対して前記第1の回転方向に回転させられる、請求項3に記載の医療用コネクタ。
  5. 前記第1ロック部は、複数の弾性片の先端側に設けられた複数の係合部として形成されており、
    前記カバー部の内周面には、第1の内径を有する第1内径部と、該第1内径部よりも縮径された第2の内径を有する第2内径部とが設けられており、
    前記ロック部材が前記メスコネクタ部に押されて前記オスコネクタ部の基端側に移動すると、前記複数の弾性片のそれぞれが前記第1内径部から前記第2内径部への移動に伴って径方向内側に弾性変形し、該弾性変形に伴って、複数の係合部として形成された前記第1ロック部のそれぞれが前記メスコネクタ部と係合する、請求項2〜4のいずれか一項に記載の医療用コネクタ。
  6. 前記第1ロック部は、前記複数の弾性片の先端側に設けられ径方向内側に突出する複数の係合突起部として形成されており、
    複数の係合突起部として形成された前記第1ロック部は、前記メスコネクタ部の外周面に凹設された複数の第1ロック部用係合凹部と係合可能である、請求項5に記載の医療用コネクタ。
  7. 前記第2ロック部は、前記メスコネクタ部を前記カバー部に係合させることで、前記メスコネクタ部を前記第2ロック状態にする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の医療用コネクタ。
  8. 前記第2ロック部は、前記カバー部に設けられ径方向内側に突出する係合突起部からなり、
    係合突起部からなる前記第2ロック部は、前記メスコネクタ部の外周面に凹設された第2ロック部用係合凹部と係合可能であり、
    前記第2ロック解除操作部は、係合突起部からなる前記第2ロック部を有すると共に前記カバー部に一体に設けられた揺動レバーの操作部である、請求項7に記載の医療用コネクタ。
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