JP6635561B1 - 突っ張りブラケットおよび突っ張りブラケットを備えた機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置スペースおよび設置作業スペースが限られていても組み立て及び取り付けが簡単に行える突っ張りブラケットの提供。【解決手段】突っ張りブラケット10は、曲げ変位可能な第1突っ張りプレート20と第2突っ張りプレート30の第1接続部22と第2接続部32を重ね合わせ、ネジ50をナット51に螺合して締め付けると、第2接続部32に設けた凸部40が第1接続部22に当接し、凸部40を支点として第2接続部32が第1接続部32側に向けて回転する。第2突っ張りプレート30は回転方向とは逆方向に向けて後退した位置まで傾斜しているため、第2突き当て部32が第2取り付け面2との当接が維持されて動かず、第2突っ張りプレート30が曲げ変位して曲げ応力が発生し、この曲げ応力に基づいて突っ張りブラケット10の第1突き当て部22と第2突き当て部32に突っ張り力が生じる。【選択図】図4

Description

本発明は、突き当て面間に配置される帯状弾性部材の曲げ応力を利用して突っ張り力を発生する技術に関する。
一般に突っ張り棒、突っ張りフレーム等を備えた突っ張り方式の突っ張りブラケットは、ビスや接着剤による固定を不要として対向する壁面間に棚を設置する手段、機器を部屋内に設置する手段として利用されている(特許文献1、2)。
特許文献1に記載の突っ張りブラケットは、長手方向に沿って連結される2つのフレームを有し、例えば対向する所定間隔の壁面距離に合わせて両フレームの全長を調節し、弾性力により両フレームの外端面を各壁面に押し付けることにより生じる突っ張り力で、両フレームが対向する壁面間に保持される。特許文献2に記載の突っ張りブラケットは、突っ張りブラケットを構成する2本の突っ張り棒の上に換気扇を取り付け、換気扇の上に突き当て棒を設けた構成で、換気扇を床と天井の間に設置する。
特許文献1、2に記載の突っ張りブラケットは、コイルスプリング等の弾性部材に突っ張り方向に沿った弾性力を発生させている。特許文献1に記載の突っ張りブラケットでは、突っ張り方向に沿って配置したボルトを回すと、一方の突っ張りフレームに配置した弾性部材(駒)が弾性変形し、他方の突っ張りフレームに弾性力を付与する。
特許文献2に記載の突っ張りブラケットでは、一方の突っ張り棒を他方の突っ張り棒に対して押し込むと、内蔵するコイルスプリングが縮んで弾性力を付与する。このため、機器の設置の際には、一方の突っ張り棒を他方の突っ張り棒に対して予め押し込んだ状態を保持し、設置位置で一方の突っ張り棒を手から離すことで床と天井との間に突っ張り力を得る。
特開2013−138818号公報 特開2000−145687号公報
ところで、従来の突っ張りブラケットにおいて、突っ張りフレームおよび突っ張り棒は設置する壁面間あるいは天井と床との間に直角に配置されて長さ方向に突っ張り力を発生させていることから、比較的広い作業スペースでの作業に適している。
また、突っ張りフレームや突っ張り棒は直線状としているため、例えば両方の突っ張りフレームを機器取り付け面とする場合、両方の機器取り付け面は平行で、山形形状のように互いに異なる向きに設けるという自由度が得られない。
例えば自動車車室内の内張りを外してその内側に機器を後付けで設置する場合、機器の後付けスペースは一般に狭隘であることが多い。このため、従来の設置手法のようにL字ブラケット等を用いようとしても、希望の設置場所近辺にL字ブラケットをねじ止めするねじ止め可能な穴が開いているとは限らない。また、接着剤等を使用すると既存の穴等を気にする事無く、希望の場所に設置出来る場合もあるが、一回で位置を確実に決定しなければならない事、平らかつ直線的な面以外には取り付けが難しく、垂直な面や天面に対しては、接着能力を発揮するまで圧着していなければならない事もある。また取り外す場合にも、接着剤等の後処理については相応の知識と技量を要する。また、ビス止めは、自動車に対して、ビスを打ち込む行為自体、誰しもが避けたい行為であった。
このような状況において、狭隘な場所に機器を取り付け装置により設置する場合、機器を予め装着した取り付け装置は、自由度の少ない空間での取り付け作業となる。このため、取り付け装置には、分割可能でかつ組み立てが行い易い構造が求められる。
しかし、特許文献1に記載の突っ張りフレームは、突っ張りフレームが直線的な構造となっており、取り付け対象部が対向壁面等のような平行な2面に限られる。また、突っ張りフレームは分割構造とはなっているが、多数の部品が用いられているため、突っ張りフレームより小さな開口部の狭隘な場所にて、組み立て設置するのは困難である。
また、住居等の建物において、屋根裏等の見えない場所とは言え、住居にビスを打ち込み壁などに穴を開ける行為は誰しもが避けたい行為である。また、屋根裏には害虫が住み着いている場合もあるため、あまり入りたくない空間であるが、害虫駆除等を目的として機器等の部品を設置したい場合があり、屋根裏点検口近くでの作業のみで、設置可能を完了させたいという要望もある。
しかし、従来の突っ張りブラケットは、部屋の壁面間、床と天井の間のように設置作業に障害のない空間での取り付けを前提としているため、屋根裏点検口近く等での組み立ては難しい。また、引用文献1のボルトで駒を螺進させて突っ張りフレームに弾性力を付与する構成では、ボルトを締め付けるレンチやドライバー等を装入するために、屋根裏点検口を通して屋根裏内まで深く手を差し入れなければならず、組み立てが困難である。
第1の発明の目的は、このような問題点を解決するため、設置スペースおよび設置作業スペースが限られていても組み立て及び取り付けが簡単に行える突っ張りブラケットを提供するものである。
第2の発明の目的は、設置環境に応じて機器を容易に設置できる突っ張りブラケットを備えた機器を提供するものである。
第1の発明の目的を実現する突っ張りブラケットの第1の構成は、対向する取り付け対象部の間に設置される突っ張りブラケットである。この突っ張りブラケットは、曲げ変形可能な帯状に形成され、基端部側の接続部同士を重ね合わせて組み立てられ、各先端部が前記各取り付け対象部に当接する一対の突っ張りプレートと、前記一対の突っ張りプレートの重ね合わせた端部同士を締め付ける締結手段と、前記締結手段による締め付けにより、前記一方の突っ張りプレートに所定の回転中心位置を中心として前記一方の突っ張りプレートに所定方向の回転力を付与する回転力発生手段と、を有し、前記少なくとも一方の突っ張りプレートは、前記回転力付与方向と反対方向に向けて後退して配置され、前記一方の突っ張りプレートの先端部は前記後退方向において、前記回転中心よりもさらに後退方向に位置するようにしている。
第1の発明の目的を実現する突っ張りブラケットの第2の構成は、前記一対の突っ張りプレートのうちで、他方の突っ張りプレートは、前記取り付け対象部と直交する方向に配置する構成とすることができる。
第1の発明の目的を実現する突っ張りブラケットの第3の構成は、前記一対の突っ張りプレートのうちで、他方の突っ張りプレートは前記後退方向に向けて配置する構成とすることもできる。
第1の発明の目的を実現する突っ張りブラケットの第4の構成は、前記回転力発生手段は、前記一方の突っ張りプレートの接続部の後端部を前記他方の突っ張りプレートの接続部に向かう移動を規制する凸部を有し、前記凸部を回転中心として前記一方の突っ張りプレートに回転力を付与する構成とすることができる。
第1の発明の目的を実現する突っ張りブラケットの第5の構成は、前記一方の突っ張りプレートの接続部に、前記一方の突っ張りプレートを前記後退方向に向けて鈍角の後退角で折り曲げる折り曲げ部を有する構成とすることができる。
第1の発明の目的を実現する突っ張りブラケットの第6の構成は、前記双方の突っ張りプレートの接続部には、重ね合わせた位置で嵌合して長手方向に沿ってスライド可能なハーフパンチ加工の突出部を形成することもできる。
本発明の第2の目的を実現する突っ張りブラケットを備えた機器の第1の構成は、上記いずれかの突っ張りブラケットを備えた機器である。この機器は前記一方の突っ張りプレートまたは他方の突っ張りプレート、あるいは前記双方の突っ張りプレートに機器を取り付けた構成である。
本発明の第2の目的を実現する突っ張りブラケットを備えた機器の第2の構成は、上記した第2の構成の突っ張りブラケットの前記一方の突っ張りプレートと前記他方の突っ張りプレートにそれぞれ送風ファンを配置した構成とする。この機器は、前記一方の突っ張りプレートを下側、前記他方の突っ張りプレートを上側に位置させ、例えば自動車の車室内に配置されるバッテリーユニットの保護板と前記保護板を取り囲むバッテリーケースの間で、前記保護板の後部の上下に設けた吸気口に合わせて前記突っ張りブラケットを配置することができる。下側の吸気口が傾斜していると、前記一方の突っ張りプレートを傾斜させて先端部をボディーパネルに当接し、他方の突っ張りプレートを前記バッテリーケースの内側桟部に当接させて固定することができる。
本発明の第2の目的を実現する突っ張りブラケットを備えた機器の第3の構成は、上記した第2の構成の突っ張りブラケットの前記他方の突っ張りプレートに害虫駆除装置を配置した突っ張りブラケットを備えた機器である。この機器は、例えば前記一方の突っ張りプレートを下側、前記他方の突っ張りプレートを上側に位置させ、屋根裏の野地板と床の間で、前記床に設けた点検口の近くに前記突っ張りブラケットを配置し、前記一方の突っ張りプレートを傾斜させて先端部を前記床に当接し、他方の突っ張りプレートを前記野地板に当接させることができる。
本発明の第2の目的を実現する突っ張りブラケットを備えた機器の第4の構成は、上記した第3の構成の突っ張りブラケットを垂直な前記取り付け対象部間に前記後退方向を下向きにして設置し、前記突っ張りブラケットの上部に機器を取り付けた構成とした。
請求項1、7、9に係る発明によれば、ネジ等の締結手段を締め付けると、取り付け対象部間で突っ張りブラケットには曲げ変位に基づいて曲げ応力が発生し、この曲げ応力に基づく突っ張り力で突っ張りブラケットの両端が対向する取り付け対象部を押し付け、突っ張りブラケットが固定される。
このため、狭隘な場所や、手の届かない、又は直接触れたくない場所に対して物品を設置したい場合に、狭隘な場所などでの組み立てが容易に行える。また、設置される対象物へ、ビス止め等を行わず、例えば床面と天井又は壁面等の対向する2面を有する空間において、任意の位置に機器(物品)を固定・設置する事ができる。
請求項2に係る発明によれば、例えば垂直面と傾斜面に沿って突っ張りブラケットを設置することができる。
請求項3、10に係る発明によれば、突っ張りブラケットを水平方向に設置することができ、突っ張りブラケットに加わる下向き荷重が双方の突っ張りプレートに対して軸力を発生させ、より強固に突っ張りブラケットを固定することができる。
請求項4に係る発明によれば、簡単な構成で突っ張り力を得ることができる。
請求項5に係る発明によれば、簡単な構成で一方の突っ張りプレートを後退方向に向けて配置することができる。
請求項6に係る発明によれば、双方の接続部の位置合わせを容易で確実に行うことができる。
請求項8に係る発明によれば、例えばハイブリッド自動車のバッテリーユニットに対し、後付けで送風ファンを安全でガタつくことなく設置することができる。
本発明による突っ張りブラケットの第1実施形態を示す分解斜視図である。 図1に示す突っ張りブラケットの第1突っ張りプレートの外観斜視図である。 図1に示す突っ張りブラケットの第2突っ張りプレートの外観斜視図である。 図1に示す突っ張りブラケットの作動原理を説明する図で、図1のAA断面図ある。 本発明の第2実施形態を示し、(a)は突っ張りブラケットを備えた機器が取り付けられる自動車の概略平面図、(b)は(a)のBB断面図である。 図5(b)のCC拡大断面図である。 (a)は突っ張りブラケットを備えた機器の外観斜視図、(b)は図5(b)のD部の拡大図である。 本発明の第3実施形態を示す側面図である。 本発明の第4実施形態を示す側面図である。
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
第1実施形態
図1において、突っ張りブラケット10は、第1突っ張りプレート20と、第2突っ張りプレート30と、ネジ50と、ネジ50が螺着されるナット51とを有する。第1突っ張りプレート20と第2突っ張りプレート30は、鉄板などの弾性変形可能な板材により帯状(矩形平板状)に形成される。第1突っ張りプレート20と第2突っ張りプレート30は同じ幅とし、第1突っ張りプレート20を第2突っ張りプレート30と略同じ長さにしているが、異なる長さにしても良く、また異なる幅にしても良く、幅および長さはこれに限定されるものではない。
図2に示すように、第1突っ張りプレート20は、長さ方向の一端部を第1突き当て部21とし他端部を第1接続部22とする。第1突っ張りプレート20は、第1突き当て部21を端部に有する第1プレート本体23が第1段差部24を介して第1接続部22に連設される。第1プレート本体23と第1接続部22は第1段差部24により上下(板厚方向)に高さH1の段差を有して一体的に形成される。なお、第1突っ張りプレート20は、図2に示す状態において、上面を表面とし、下面を裏面とする。
第1接続部22は、幅方向両側に長さ方向に沿った長孔25、25を有し、両長孔25、25の内側にハーフパンチ加工による角形状の第1突出部26、26が幅方向に間隔を有して形成される。長孔25、25にはネジ50が差し込まれる。第1突出部26、26は表面側に向けて突出し、裏面側が窪んだ凹部構造としている。第1突出部26,26は第1接続部22の長手方向に沿った曲げ剛性を高くしている。
図3に示すように、第2突っ張りプレート30は、長さ方向の一端部を第2突き当て部31とし他端部を第2接続部32とする。なお、第2突っ張りプレート30は、図3に示す状態において、上面を表面とし、下面を裏面とする。第2突っ張りプレート30は、第2突き当て部31を端部に有する第2プレート本体33が第2段差部34を介して第2接続部32に連設される。第2接続部32は、幅方向に延びる折り曲げ部37を挟んで接続本体プレート38と後退プレート39を有する。後退プレート39は段差部34に連設して第2プレート本体33と平行に設けられる。折り曲げ部37は後退プレート39に対して接続本体プレート38を鈍角(θ)の後退角で折り曲げている。すなわち、第2突っ張りプレート30は、第2接続部32の表面側とは反対の反対面側に後退して配置される。
第2プレート本体33と後退プレート39は第2段差部34により上下方向(板厚方向)に高さH2の段差を有して一体に形成される。後退プレート39は、鈍角θの後退角により第2突き当て部31を回転力発生手段である後記する凸部40よりも裏面方向に後退させる。なお、高さH1と高さH2を同じ高さとしても、異なる高さとしても良い。
接続本体プレート38は、幅方向両側に第1接続部22の長孔25、25に対応してネジ50が差し込まれるネジ挿通孔35を有し、各ネジ挿通孔35の裏面側にナット51が固定されている。幅方向両側のネジ挿通孔35の内側に、ハーフパンチ加工による角形状の第2突出部36、36が第1突出部26、26に対応して形成される。第2突出部36、36は表面側に向けて突出し、裏面側が窪んだ構造としている。本実施形態において、第2突出部36の表面に突出する幅は、第1突出部26の裏面側凹部の内幅にスライド可能に嵌合する寸法に形成されている。
接続本体プレート38の外端部は、幅方向に沿って高さH3の凸部40が上向きに設けられている。この凸部40の作用について図4を参照して以下に説明する。
図1および図4に示すように、突っ張りブラケット10は、第2突っ張りプレート30の第2接続部32の接続本体プレート38上に第1突っ張りプレート20の第1接続部22を重ね、ネジ50をそれぞれ長孔25、25からネジ挿通孔35に通し、ナット51にねじ込む。ネジ50を緩く締め付けた状態で長孔25、25の長手方向範囲内で第1突っ張りプレート20と第2突っ張りプレート30は長手方向にスライドして突っ張りブラケット10の全長を調節可能とする。その際、第2突出部36が第1突出部26の裏面側凹部に嵌合してガイドされるので、スムーズで確実な長さ調節が行える。
仮に、接続本体プレート38に凸部40が設けられていない場合、ネジ50を締め付けると、第1接続部22の裏面に第2接続部32の接続本体プレート38の表面が隙間なく接触する。すなわち、第1突っ張りプレート20に対して第2突っ張りプレート30が平行に移動して一体的に固定される。
これに対し、本実施形態では、接続本体プレート38の表面端部に凸部40を設けているので、ネジ50を締め付けると、凸部40が第1接続部22の裏面に当接する。さらにネジ50を締め付けると、接続本体プレート38は凸部40を支点として第1接続部22側に向けて回転する(この回転方向を締め付け回転方向とする)。すなわち、第2突っ張りプレート30には、第2突き当て部31が凸部40を中心として締め付け回転方向に向けて回転する回転力が付与される。
第2突っ張りプレート30は、接続本体プレート38に対して第2プレート本体33は鈍角θの後退角で折り曲げられた折り曲げ部37により締め付け回転方向と反対方向に向けて傾斜し、表裏方向において第2突き当て部31は凸部40よりも裏面側に位置する。
図4は、突っ張りブラケット10を床などの第1取り付け面1と天井などの第2取り付け面2の平行な取り付け面間に設置した状態を示す。
(I)は第1突っ張りプレート20を第1取り付け面1側に配置し、第2突っ張りプレート30を第2取り付け面2側に配置し、ネジ50は未だ締め付けていないセッティング状態を示す。
(II)は(I)のセッティング状態からネジ50を緩く締め付けて仮止めした状態を示す。仮止め状態で凸部40を通過する第1取り付け面1と第2取り付け面2に垂直な垂線をLとし、第2取り付け面2と凸部40との直線距離をMとし、凸部40と第2突き当て部31との直線距離(半径)をRとする。この場合、半径Rと直線距離Mとは、R>Mの関係であるため、第2突っ張りプレート30に締め付け回転方向の回転を付与しても、第2突き当て部31が第2取り付け面2に干渉し、第2突っ張りプレート30の回転が阻止される。
(III)は、(II)の仮止め状態からネジ50を固く締め付けた締付完了状態を示し、突っ張りブラケット10は側面略「く」の字形状に設置される。仮止め状態からネジ50を更に締め付けると、凸部40を支点として接続本体プレート38が第1接続部22の裏面に傾斜状態で押し付けられ、ネジ50を固く締めても第2突き当て部31は動かない。このため、第1突っ張りプレート20と第2突っ張りプレート30に曲げ応力が加わり、突っ張りブラケット10の第1突き当て部21と第2突き当て部31にそれぞれ第1取り付け面1と第2取り付け面2に対して突っ張り力が発生する。したがって、突っ張りブラケット10は、床などの第1取り付け面1と天井などの第2取り付け面2との間に固定される。
第1突っ張りプレート20と第2突っ張りプレート30は、第1突出部26および第2突出部36により第1接続部22および接続本体プレート38の曲げ剛性が他の部分の曲げ剛性より高くし、他の部分の曲げ変位を多くして、適切な突っ張り力を得るようにしている。
本実施形態では、第1突っ張りプレート20と第2突っ張りプレート30を仮止め状態からネジ50を徐々に締め付けることにより、第2突っ張りプレート30に生じる曲げ応力に基づいて突っ張り力を得るようにしている。このため、突っ張りブラケット10を取り付け対象部間にセッティング(組み立てる)する際に、大きな力で第2突っ張りプレート30を予め曲げた状態を維持する必要がない。また突っ張りブラケット10の表面側からネジ50の締め付け作業が行えるので、作業性が良い。
また、ネジ50の締結時に、第1突っ張りプレート20の第1突出部26と第2突っ張りプレート30の第2突出部36を目視しながら締結を行えば、第1突っ張りプレート20と第2突っ張りプレート30が直線的に締結されている目安にもなる。また、締付完了の最終締結状態において、第1突出部26と第2突出部36との嵌合を目視で確認するだけで、第1突っ張りプレート20と第2突っ張りプレート30の直線的な締結が保証でき、取り付け完了の信頼性が増す。
突っ張りブラケット10の第1突き当て部21と第2突き当て部31は、断面がシャープエッジとしており、突っ張り力と合わさり滑り止めの役割を果たしている。なお、第1取り付け面1や第2取り付け面2の当接面にどうしても些細な傷すら付けたくない場合には、第1突き当て部21と第2突き当て部31にゴムキャップ等の保護部材を装着しても良い。
本実施形態において、第1突っ張りプレート20に段差部24を設けて第1プレート本体23の裏面側に第1空所S1を設けているのは、第1空所S1に機器(不図示)を取り付けるためである。したがって、第1空所S1が不要の場合には段差部24を設けず、第1プレート本体23を第1接続部22と直結した構成としても良い。
また、第2突っ張りプレート30は、垂直に配置される第1プレート23に対して傾斜した第2プレート本体33の裏面側に機器(不図示)を取り付ける第2空所S2を設けているが、第2空所S2が不要であれば段差部34を設けず、第2プレート本体33を後退プレート39と一体化しても良い。
第2実施形態
図5〜図7は本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態は、ハイブリッド自動車100の車室内101に設けられるバッテリーケース102内に収容されるバッテリーユニット103に突っ張りブラケットを備えた機器120を後付けで取り付けた構成としている。
図5および図6に示すように、ハイブリッド自動車100は、車室内101の運転席104と助手席105との間にバッテリーユニット103が設置されている。バッテリーユニット103は、ボディーパネル106から上方に向けて設置されている。バッテリーユニット103の下部は、フロアー面107とボディーパネル106間の手が差し込み難いスペースに存在する。
図6に示すように、バッテリーユニット103は熱対策として、車体前方にクーリングファン111が備わっており、バッテリーユニット103の後方に上下に隔設して設けた吸気口112、113より車内空気の吸気を行い冷却する(矢印の様に空気の流れる)構造になっている。バッテリーユニット103は金属製の保護板114により取り囲まれており、保護板114の後面に設けられる上後板115に上吸気口112が形成され、下後板116に下吸気口113が形成されている。下後板116は下端側が車両前方に向けて傾斜して配置され、上後板115は垂直に立設して配置されている。
保護板114を取り囲むように分割構造のバッテリーケース102が配置されており、バッテリーケース102の内側と保護板114との間に設けられる隙間は限られている。
図7(b)に示すように、バッテリーケース102は、下後板116と上後板115と対向する後部は開口し、この後開口部102Aが後壁パネル部102Bにより取り外し可能に塞がれている。
本実施形態では、更なる冷却効果を向上させるために、上後板115および下後板116とバッテリーケース102との隙間に機器である送風ファン121をそれぞれ後付けで設置するもので、各送風ファン121は上後板115および下後板116に密接して設置する。
ところで、上吸気口112および下吸気口113の付近には、各種カバーや、フロアー面107が存在し、各送風ファン121を設置するための空間の制約が多い。このため、各送風ファン121を上吸気口112および下吸気口113にネジ等で直接取り付けるための障害が多い。
また、接着剤を使用しての設置では、空間の制約は問題無いが、接着後のはみでた接着剤等の後処理の問題や、位置決めを一回で決めなくてはならないという制約がある。
本実施形態は、図7(a)に示すように、送風ファン121を図1に示す構成の突っ張りブラケット10と基本的な構成が同様の突っ張りブラケット130に取り付けたものである。なお、本実施形態の突っ張りブラケット130において、第1実施形態の突っ張りブラケット10と同一構成の部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
突っ張りブラケット130は、第1突っ張りプレート20の第1プレート本体23の幅を第1段差部24の幅よりも広くし、同様に第2突っ張りプレート30の第2プレート本体33の幅を第2段差部34の幅よりも広くしている。第1プレート本体23には四角形の第1開口部131が幅方向に2つ形成され、第2プレート本体33には四角形の第2開口部132が幅方向に2つ形成されている。第1プレート本体23の第1空所S1と第2プレート本体33の第2空所S2には、それぞれ第1開口部131、第2開口部132に臨むように送風ファン121が取り付けられている。なお、突っ張りブラケット130は、図1〜図3に示す第1突出部26と第2突出部36は設けていない。このため、第1接続部22と第2接続部32の曲げ変位を容易としている。
突っ張りブラケット130は、ボディーパネル106とバッテリーケース102の内側で、後開口部102Aの上方に設けられた桟部102Cの間に配置される。ボディーパネル106と桟部102Cは平行で、第1突っ張りプレート20の第1突き当て部21がボディーパネル106に当接し、第2突っ張りプレート30の第2突き当て部31が桟部102Cに当接する。
後開口部102Aの横幅は突っ張りブラケット130の横幅よりも広いが上下方向の高さは突っ張りブラケット130の高さよりも短い。このため、組み立て状態で突っ張りブラケット130を後開口部102Aからバッテリーケース102の内側に入れ込むことができない。
そこで、送風ファン121を予め設けた第1突っ張りプレート20と第2突っ張りプレート30を別々に後開口部102Aから上吸気口112および下吸気口113の背後に差し入れる。その際、第1突っ張りプレート20の第1突き当て部21をボディーパネル106の表面に突き当て、第2突っ張りプレート30の第2突き当て部31をバッテリーケース102の桟部102Cの下面に突き当てる。第1突っ張りプレート20はボディーパネル106に対して傾斜して配置し、第2突っ張りプレート30は桟部102Cに対して垂直に配置する。図4に示す作動原理図では、第2突っ張りプレート30を傾斜させて曲げ応力を発生させているが、本実施形態では第1突っ張りプレート20を傾斜させて曲げ応力を発生させて突っ張り力を得るようにしている。
第1接続部22と第2接続部32は後開口部102Aに臨む位置に設けられる。そして、ネジ50を長孔25およびネジ挿通孔35を通してナット51にねじ込んで仮止めを行い、突っ張りブラケット130の長さ調節を行う。その際、第1突っ張りプレート20を下後板116に沿って傾斜配置すると共に送風ファン121を下吸気口113に臨むように位置決めし、第2突っ張りプレート30を上後板115に沿うように垂直配置すると共に送風ファン121を上吸気口112に臨むように位置決めする。位置決めが終了すると、ネジ50を固く締め付けて突っ張りブラケット130に曲げ応力を発生させ、曲げ応力に基づく突っ張り力で第1突き当て部21と第2突き当て部31をボディーパネル106と桟部102Cに突き当て、突っ張りブラケット130を固定する。
本実施形態によれば、4個の送風ファン121を突っ張りブラケット130によって傾斜状態と垂直状態に配置することができる。突っ張りブラケット130は、狭隘な場所で容易に組み立てでき、特にネジ50は後開口部102Aに臨むため、ネジ締め作業が容易に行える。
また、突っ張りブラケット130は、ネジ50を緩めるだけで固定状態を解除できるので、一旦設置した後にも、上吸気口112や下吸気口113と送風ファン121を見ながら位置修正が行え、最適な場所へ設置する事が可能となる。
第3実施形態
図8は第3実施形態を示す。
第3実施形態は、突っ張りブラケット10に機器としてネズミ等の害虫を電磁波や超音波を発生する駆除装置140を取り付けた突破りブラケットを備えた機器150を屋根裏160に設置するものである。
一般家庭や倉庫等の建物の屋根裏にはねずみ等の害虫が侵入する場合がある。この対策として、例えば電磁波や超音波を発生する駆除装置があり、台所等でも効果は発揮されるが、屋根裏に設置するのが理想とされている。しかし、屋根裏は通常あまり入りたくない空間であるが、害虫は屋根裏の四方に木材が配置されているどこの部分でも通る可能性があるため、屋根裏の野地板側に設置したい場合もある。この場合、駆除装置を手に持って、屋根裏の床(屋根裏の下の部屋の天井)に人が立って設置しなくてはならず、なるべくなら避けたい行為である。
図8に示すように、本実施形態の突っ張りブラケットを備えた機器150は、屋根裏160の床(屋根裏下の部屋の天井)161と野地板162の間に設置される。床161に設けた点検口163の近くに突っ張りブラケットを備えた機器150を設置する。なお、本実施形態の機器150の突っ張りブラケット10において、図1〜図4に示す部材と同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
突っ張りブラケット10は、第2突っ張りプレート30の第2プレート本体33の裏面に予め駆除装置140を取り付けている。突っ張りブラケットを備えた機器150は、作業者により仮止め状態で点検口163から屋根裏160内に差し入れられ、第2突っ張りプレート30の第2突き当て部31を野地板162に当接し、第1突っ張りプレート20の第1突き当て部21を床161に当接する。
その際、第2実施形態と同様に、第1突っ張りプレート20を床161に対して傾斜させ、第2突っ張りプレート30を垂直としている。ネジ50を締め付けると、接続本体プレート38が矢印F1方向に曲げ変位し、第1突き当て部21には矢印F2方向への力が作用するが第1突き当て部21は矢印F2方向に移動できない。このため、この曲げ変位により、突っ張りブラケット10には全体に曲げ応力が発生し、曲げ応力に基づいて生じる突っ張り力で第1突き当て部21と第2突き当て部31がそれぞれ床161と野地板162に向けて押し付けられ、突っ張りブラケットを備えた機器150が固定される。
本実施形態において、第1突っ張りプレート20の第1プレート本体23を短くし、第1接続部22を点検口163に近づけている。このため、作業者は点検口163から頭を少し屋根裏160内に少し出した状態、あるいは点検口163を通して作業者の腕を出した状態で、作業者の手に握ったドライバーによりネジ50のネジ締めが行える。また、第1突っ張りプレート20が点検口163に向いて傾斜しているので、ドライバーによるネジ締め作業が容易に行える。
なお、野地板162が傾斜している場合には、第2突き当て部31に野地板162の傾斜に合わせたキャップを装着するようにしても良い。また、野地板162が取り付けられる水平な桁部材である母屋に第2突き当て部31を突き当てるようにしても良い。
本実施形態によれば、突っ張りブラケットを備えた機器150は、駆除装置140に突っ張りブラケット10が予め取り付けられているので、作業者が例えば屋根裏160の点検口163から少し頭が出た程度の状態で、駆除装置140を野地板162に近い位置に設置する事が可能となり、屋根裏160の床161に作業者が立ち入る事が不要となる。
第4実施形態
図9は第4実施形態を示す。
本実施形態は、垂直な対向する第1壁171と第2壁172の間に、突っ張りブラケット180を水平方向に配置したものである。
本実施形態の突っ張りブラケット180において、図1〜図4に示す突っ張りブラケット10と同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の突っ張りブラケット180は、第1突っ張りプレート20と第2突っ張りプレート30により構成し、第1実施形態の突っ張りブラケット10とは以下の点で構成が相違する。
第1相違点
第1実施形態の突っ張りブラケット10は、第2突っ張りブラケット30の第2接続部32の表面に第1突っ張りブラケット20の第1接続部22を重ねるのに対し、本実施形態の突っ張りブラケット180は逆に第1接続部22の表面に第2接続部32を重ねている。
第2相違点
突っ張りブラケット180は、第1接続部22に第1実施形態で設けていた長孔25に代えてネジ50が挿通するネジ挿通孔25Aを設け、裏面側にネジ挿通孔25Aに対応してネジ50が螺合するナット51を設けている。また、第2接続部32の接続本体プレート38は、第1実施形態で設けていたネジ挿通孔35に代えて長孔35Aを設け、第1実施形態で設けていたナット51を廃止している。
第3相違点
突っ張りブラケット180は、第1接続部22の下面側に凸部40Aを設け、第1実施形態の接続本体プレート38の一端に設けた凸部40を廃止し、新たに第1接続部22に設けた凸部40Aは、ネジ挿通孔25Aよりも段差部24側に設けている。なお、第2突っ張りプレート30が第1突っ張りプレート20に対してスライド可能な範囲で、凸部40Aが接続本体プレート38の上面側と当接する。
第4相違点
ネジ50は、長孔35Aからネジ挿通孔25Aを通してナット51にねじ込まれる。相違点は上記した4点である。
本実施形態において、突っ張りブラケット180は、第1突っ張りプレート20と第2突っ張りプレート30が第1壁171および第2壁172と垂直な水平線173に対して下向きに傾斜して配置される。仮止め状態において、第1突っ張りプレート20の第1突き当て部21と第2突っ張りプレート30の第2突き当て部31は、垂直方向において、凸部40Aの下端よりも下方に位置して第1壁171および第2壁172に当接している。
仮止め状態からさらにネジ50を締め付けると、接続本体プレート38の後端が凸部40Aに当接し、凸部40Aを支点として接続本体プレート38が第1当接部22側へ向けて引きつけられ、第2突っ張りプレート30が全体的に上方に向けて曲げ変位を受ける。その際、第2突っ張りプレート30の第2突き当て部31と凸部40Aとの直線距離をRとし、凸部40Aと第2壁172の水平方向における直線距離をMとする。第2突き当て部31には凸部40Aを中心に上方に向かう回転力が作用するが、R>Mの関係のため、第2突き当て部31は第2壁172に当接した状態に維持される。
一方、第1突っ張りプレート20の第1突き当て部21にも上方に向けた回転力が作用するが、第2突き当て部31と同様に第1壁171に当接した状態が維持される。したがって、突っ張りブラケット180には曲げ変位に伴う曲げ応力が長さ方向外向きに発生する。そして、この曲げ応力に基づく突っ張り力によって、第1突き当て部21および第2突き当て部31が第1壁171および第2壁172に押し付けられ、突っ張りブラケット180が第1壁171と第2壁172の間に固定される。
本実施形態では、第1接続部22と第2接続部32とが重なった部分の上部に機器である監視カメラ191を取り付けている。また、突っ張りブラケット180に監視カメラ191を取り付けることができ、また、第1突っ張りプレート20と第2突っ張りプレート30にS字フック192を取り付けて帽子193等を引っ掛けることができるようにしている。
本実施形態によれば、突っ張りブラケット180を例えば屋外に設置して監視カメラ191を上面に設置し、あるいは部屋内では突っ張りブラケット180の下面側にS字フック192を介して帽子193等の小物を吊るしたりする事が可能となる。突っ張りブラケット180に重量が掛かっても、突っ張りブラケット180は「へ」の字形状から直線形状に向けて変形し、この変形に基づく軸力が第1突き当て部21と第2突き当て部31に加わり、突っ張り力は増幅する事となり、落ちずに物を保持することができる。
なお、第3相違点は、第1接続部22の下面側に凸部40Aを設け、第1実施形態の接続本体プレート38の一端に設けた凸部40を廃止しているが、第1実施形態と同様に、第1接続部22の下面側には凸部40Aを設けず、接続本体プレート38の一端に凸部40を設けた構成であっても良い。
H1、H2、H3…高さ納付 θ…鈍角 L…垂線 M…直線距離
R…直線距離(半径) S1…第1空所 S2…第2空所
F1、F2…矢印
1…第1取り付け面 2…第2取り付け面
10…突っ張りブラケット 20…第1突っ張りプレート 21…第1突き当て部 22…第1接続部 23…第1プレート本体 24…第1段差部
25…長孔 25A…ネジ挿通孔 26…第1突出部
30…第2突っ張りプレート 31…第2突き当て部 32…第2接続部
33…第2プレート本体 34…第2段差部 35…ネジ挿通孔
35A…長孔 36…第2突出部 37…折り曲げ部
38…接続本体プレート 39…後退プレート 40、40A…凸部
50…ネジ 51…ナット
100…ハイブリッド自動車 101…車室内 102…バッテリーケース
102A…後開口部 102B…後壁パネル部 102C…桟部
103…バッテリーユニット 104…運転席 105…助手席
106…ボディーパネル 107…フロアー面
111…クーリングファン 112…上吸気口 113…下吸気口
114…保護板 115…上後板 116…下後板
120…突っ張りブラケットを備えた機器 121…送風ファン
130…突っ張りブラケット 131…第1開口部 132…第2開口部
140…駆除装置 150…突っ張りブラケットを備えた機器 160…屋根裏
161…床 162…野地板 163…点検口
171…第1壁 172…第2壁 180…突っ張りブラケット
191…監視カメラ 192…S字フック 193…帽子

Claims (10)

  1. 対向する取り付け対象部の間に設置される突っ張りブラケットであって、
    曲げ変形可能な帯状に形成され、基端部側の接続部同士を重ね合わせて組み立てられ、各先端部が前記各取り付け対象部に当接する一対の突っ張りプレートと、
    前記一対の突っ張りプレートの重ね合わせた端部同士を締め付ける締結手段と、
    前記締結手段による締め付けにより、前記一方の突っ張りプレートに所定の回転中心位置を中心として前記一方の突っ張りプレートに所定方向の回転力を付与する回転力発生手段と、を有し、
    前記少なくとも一方の突っ張りプレートは、前記回転力付与方向と反対方向に向けて後退して配置され、前記一方の突っ張りプレートの先端部は前記後退方向において、前記回転中心よりもさらに後退方向に位置することを特徴とする突っ張りブラケット。
  2. 前記一対の突っ張りプレートのうちで、他方の突っ張りプレートは、前記取り付け対象部と直交する方向に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の突っ張りブラケット。
  3. 前記一対の突っ張りプレートのうちで、他方の突っ張りプレートは前記後退方向に向けて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の突っ張りブラケット。
  4. 前記回転力発生手段は、前記一方の突っ張りプレートの接続部の後端部を前記他方の突っ張りプレートの接続部に向かう移動を規制する凸部を有し、前記凸部を回転中心として前記一方の突っ張りプレートに回転力を付与することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の突っ張りブラケット。
  5. 前記一方の突っ張りプレートの接続部に、前記一方の突っ張りプレートを前記後退方向に向けて鈍角の後退角で折り曲げる折り曲げ部を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の突っ張りブラケット。
  6. 前記双方の突っ張りプレートの接続部には、重ね合わせた位置で嵌合して長手方向に沿ってスライド可能なハーフパンチ加工の突出部が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の突っ張りブラケット。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の突っ張りブラケットを備えた機器であって、
    前記一方の突っ張りプレートまたは他方の突っ張りプレート、あるいは前記双方の突っ張りプレートに機器を取り付けたことを特徴とする突っ張りブラケットを備えた機器。
  8. 請求項2に記載の突っ張りブラケットの前記一方の突っ張りプレートと前記他方の突っ張りプレートにそれぞれ送風ファンを配置したことを特徴とする請求項7に記載の突っ張りブラケットを備えた機器。
  9. 請求項2に記載の突っ張りブラケットの前記他方の突っ張りプレートに害虫駆除装置を配置したことを特徴とする請求項7に記載の突っ張りブラケットを備えた機器。
  10. 請求項3に記載の突っ張りブラケットを垂直な前記取り付け対象部間に前記後退方向を下向きにして設置し、前記突っ張りブラケットの上部に機器を取り付けたことを特徴とする請求項7に記載の突っ張りブラケットを備えた機器。


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