JP6634724B2 - リードフレーム、パッケージ及び発光装置、並びにこれらの製造方法 - Google Patents

リードフレーム、パッケージ及び発光装置、並びにこれらの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、リードフレーム、パッケージ及び発光装置、並びにこれらの製造方法に関する。
従来、ハンガーリードを有するリードフレーム、そのリードフレームを用いたパッケージ、及びそのパッケージに半導体発光素子が実装された発光装置が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
パッケージは、外枠に複数組の電極及びハンガーリードが繋がったリードフレームに樹脂モールドなどを行うことで形成される。電極は、樹脂からなる支持部材によって支持されるとともに、支持部材は、側面においてリードフレームの外枠と繋がった複数のハンガーリードによって支持され、電極を外枠から切り離した際に、パッケージが離散しないように構成されている。これによって、複数のパッケージがハンガーリードによって外枠と繋がったパッケージ集合体が形成される。
また、パッケージをリードフレームの外枠面に対して垂直な方向に押し出して、支持部材とハンガーリードとを分離することによって、個々のパッケージを集合体から取り外すことができる。
特開2012−28699号公報 実用新案登録第3168024号公報
特許文献1や特許文献2に記載のパッケージは、電極の上面が、半導体発光素子を実装するためのパッケージの凹部(キャビティ)の底面をなしており、かつ、その電極の下面が、パッケージを回路基板などに二次実装する際の実装面となっている。このような構成の発光装置は、電極と、当該電極を支持する支持部材との接合強度が比較的低いため、パッケージをハンガーリードから分離する際に、パッケージの電極が応力によって変形したりパッケージから外れたりする恐れがある。
また、特許文献1や特許文献2に記載のパッケージのように、四隅に近い部分でハンガーリードで支持すると、ハンガーリードから分離する際や分離した後に、ハンガーリードが嵌合していた支持部材の四隅に形成される凹部の側壁が割れたり欠けたりし易くなる。
本開示に係る実施形態は、リードフレームから分離する際に壊れ難いパッケージや発光装置を製造可能な、リードフレーム、パッケージ及び発光装置、並びにこれらの製造方法を提供することを課題とする。
本開示の実施形態に係るリードフレームは、一対の電極と、前記一対の電極と離間して設けられる2つのハンガーリードと、前記一対の電極及び前記2つのハンガーリードと繋がる外枠と、を備え、前記一対の電極を支持する支持部材と合わせることで、発光素子を実装するための第1凹部を有する箱形のパッケージを形成するためのリードフレームであって、前記第1凹部は、上面側に開口を有し、側面が前記支持部材で形成され、底面の少なくとも一部が前記一対の電極で形成され、前記一対の電極は、前記支持部材の形成予定領域に配置され、前記一対の電極の先端は、平面視で、前記支持部材の形成予定領域の中央部において、間隔を空けて互いに第1方向に対向し、前記2つのハンガーリードは、前記外枠から前記支持部材の形成予定領域まで延伸して、先端部分が前記支持部材の形成予定領域内に配置され、前記2つのハンガーリードは、平面視で、前記支持部材の中央部において、前記第1方向と直交する第2方向に互いに対向し、前記ハンガーリードの先端部分は、上面と、前記上面と略平行な下面と、前記上面及び前記下面と略平行で前記上面と前記下面との間の高さにある第1中間面と、前記第1中間面の先端部分から前記下面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第1下部側面と、を少なくとも有し、前記第1下部側面は、平面視で上端が下端よりも外側にあるように構成される。
また、本開示の実施形態に係るリードフレームは、一対の電極と、前記一対の電極と離間して設けられる2つのハンガーリードと、前記2つのハンガーリードと繋がる外枠と、前記一対の電極を支持する支持部材と、を備え、発光素子を実装するための第1凹部を有する箱形のパッケージを形成するためのリードフレームであって、前記第1凹部は、上面側に開口を有し、側面が前記支持部材で形成され、底面の少なくとも一部が前記一対の電極で形成され、前記一対の電極は、平面視で、前記支持部材の中央部において、先端部分が、間隔を空けて互いに第1方向に対向するとともに前記支持部材内に配置され、前記2つのハンガーリードは、平面視で、前記支持部材の中央部において、先端が前記第1方向と直交する第2方向に互いに対向し、前記2つのハンガーリードは、平面視で、前記支持部材の中央部において、前記第1方向と直交する第2方向に互いに対向し、前記ハンガーリードの先端部分は、上面と、前記上面と略平行な下面と、前記上面及び前記下面と略平行で前記上面と前記下面との間の高さにある第1中間面と、前記第1中間面の先端部分から前記下面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第1下部側面と、を少なくとも有し、前記第1下部側面は、平面視で上端が下端よりも外側にあるように構成される。
本開示の実施形態に係るパッケージは、一対の電極と、前記一対の電極を支持し、外形が略直方体である支持部材と、を備え、発光素子を実装するための第1凹部を有する箱形のパッケージであって、前記第1凹部は、上面側に開口を有し、側壁が前記支持部材で形成され、底面の少なくとも一部が前記一対の電極で形成され、前記一対の電極は、平面視で、前記支持部材の中央部において、それぞれの一端が間隔を空けて互いに第1方向に対向し、それぞれの他端が前記支持部材の側面から露出するように前記第1方向に沿って延伸し、平面視で前記第1方向と直交する第2方向に対向する前記支持部材の一対の側面のそれぞれに、前記支持部材の中央部において、前記支持部材の側面の一部及び下面の一部に設けられる第2凹部を有し、前記第2凹部は、前記支持部材の下面と略平行な上面と、前記上面と略平行で前記上面と前記支持部材の下面との間の高さにある第1中間面と、前記第1中間面の内側端部から前記支持部材の下面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第1下部側面と、を少なくとも有し、前記第1下部側面は、平面視で上端が下端よりも前記支持部材の内側にあるように構成される。
本開示の実施形態に係る発光装置は、第1凹部を有する箱形のパッケージと、前記第1凹部内に実装された発光素子と、を備える発光装置であって、前記パッケージは、一対の電極と、前記一対の電極を支持し、外形が略直方体である支持部材と、を有し、前記第1凹部は、上面側に開口を有し、側壁が前記支持部材で形成され、底面の少なくとも一部が前記一対の電極で形成され、前記一対の電極は、平面視で、前記支持部材の中央部において、それぞれの一端が間隔を空けて互いに第1方向に対向し、それぞれの他端が前記支持部材の側面から露出するように前記第1方向に沿って延伸し、平面視で前記第1方向と直交する第2方向に対向する前記支持部材の一対の側面のそれぞれに、前記支持部材の中央部において、前記支持部材の側面の一部及び下面の一部に設けられる第2凹部を有し、前記第2凹部は、前記支持部材の下面と略平行な上面と、前記上面と略平行で前記上面と前記支持部材の下面との間の高さにある第1中間面と、前記第1中間面の内側端部から前記支持部材の下面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第1下部側面と、を少なくとも有し、前記第1下部側面は、平面視で上端が下端よりも前記支持部材の内側にあるように構成される。
本開示の実施形態に係るリードフレームの製造方法は、一対の電極と、前記一対の電極と離間して設けられる2つのハンガーリードと、前記一対の電極及び前記2つのハンガーリードと繋がる外枠と、を備え、前記一対の電極を支持する支持部材と合わせることで、発光素子を実装するための第1凹部を有する箱形のパッケージを形成するためのリードフレームであって、前記第1凹部は、上面側に開口を有し、側面が前記支持部材で形成され、底面の少なくとも一部が前記一対の電極で形成されるものであり、前記一対の電極は、前記支持部材の形成予定領域内において、平面視で、前記支持部材の形成予定領域の中央部において、先端が間隔を空けて互いに第1方向に対向するように配置され、前記2つのハンガーリードは、平面視で、前記支持部材の中央部において、先端が前記第1方向と直交する第2方向に互いに対向するように配置される、前記リードフレームを準備し、前記支持部材の形成予定領域内に配置される前記2つのハンガーリードの先端部分において、前記2つのハンガーリードの先端部分の上面側に圧力を印加することによって、前記2つのハンガーリードの先端部分が、上面と、前記上面と略平行な下面と、前記上面及び前記下面と略平行で前記上面と前記下面との間の高さにある第1中間面と、前記第1中間面の先端部分から前記下面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第1下部側面と、を少なくとも有し、前記第1下部側面は、平面視で上端が下端よりも外側にあるように加工するように構成される。
本開示の実施形態に係るパッケージの製造方法は、一対の電極と、前記一対の電極と離間して設けられる2つのハンガーリードと、前記一対の電極及び前記2つのハンガーリードと繋がる外枠と、を備え、前記一対の電極を支持する支持部材と合わせることで、発光素子を実装するための第1凹部を有する箱形のパッケージを形成するためのリードフレームであって、前記第1凹部は、上面側に開口を有し、側面が前記支持部材で形成され、底面の少なくとも一部が前記一対の電極で形成されるものであり、前記一対の電極は、前記支持部材の形成予定領域内において、平面視で、前記支持部材の形成予定領域の中央部において、先端が間隔を空けて互いに第1方向に対向するように配置され、前記2つのハンガーリードは、平面視で、前記支持部材の中央部において、先端が前記第1方向と直交する第2方向に互いに対向するように配置され、前記2つのハンガーリードの先端部分は、前記支持部材の形成予定領域内に配置されるとともに、上面と、前記上面と略平行な下面と、前記上面及び前記下面と略平行で前記上面と前記下面との間の高さにある第1中間面と、前記第1中間面の先端部分から前記下面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第1下部側面と、を少なくとも有し、前記第1下部側面は、平面視で上端が下端よりも外側にある、前記リードフレームを準備し、前記一対の電極を上下に分割されたモールド金型の上金型と下金型で挟み込み、前記一対の電極が挟み込まれた前記モールド金型内に第1樹脂を注入し、前記注入された第1樹脂を固化又は硬化することで前記支持部材を形成するように構成される。
本開示の実施形態に係る発光装置の製造方法は、一対の電極と、前記一対の電極と離間して設けられる2つのハンガーリードと、前記一対の電極及び前記2つのハンガーリードと繋がる外枠と、を備え、前記一対の電極を支持する支持部材と合わせることで、発光素子を実装するための第1凹部を有する箱形のパッケージを形成するためのリードフレームであって、前記第1凹部は、上面側に開口を有し、側面が前記支持部材で形成され、底面の少なくとも一部が前記一対の電極で形成されるものであり、前記一対の電極は、前記支持部材の形成予定領域内において、平面視で、前記支持部材の形成予定領域の中央部において、先端が間隔を空けて互いに第1方向に対向するように配置され、前記2つのハンガーリードは、平面視で、前記支持部材の中央部において、先端が前記第1方向と直交する第2方向に互いに対向するように配置され、前記2つのハンガーリードの先端部分は、前記支持部材の形成予定領域内に配置されるとともに、上面と、前記上面と略平行な下面と、前記上面及び前記下面と略平行で前記上面と前記下面との間の高さにある第1中間面と、前記第1中間面の先端部分から前記下面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第1下部側面と、を少なくとも有し、前記第1下部側面は、平面視で上端が下端よりも外側にある、前記リードフレームを準備し、前記一対の電極を上下に分割されたモールド金型の上金型と下金型で挟み込み、前記一対の電極が挟み込まれた前記モールド金型内に第1樹脂を注入し、前記注入された第1樹脂を固化又は硬化することで前記支持部材を形成し、前記第1凹部内に前記発光素子を実装するように構成される。
本開示の実施形態に係るリードフレーム、パッケージ及び発光装置、並びにこれらの製造方法によれば、リードフレームから分離する際に壊れ難いパッケージ及び発光装置を製造することができる。
第1実施形態に係るパッケージの構成を示す斜視図である。 第1実施形態に係るパッケージの構成を示す平面図である。 第1実施形態に係るパッケージの構成を示す底面図である。 第1実施形態に係るパッケージの構成を示す断面図であり、図2AのIIC−IIC線における断面を示す。 第1実施形態に係るパッケージの構成を示す断面図であり、図2AのIID−IID線における断面を示す。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の外形形成工程で形成されるリードフレームの構成を示す平面図である。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の外形形成工程で形成されるリードフレームの構成を示す断面図であり、図4AのIVB−IVB線における断面を示す。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の外形形成工程で形成されるリードフレームの構成を示す断面図であり、図4AのIVC−IVC線における断面を示す。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の第1段差形成工程における第1工程を示す断面図である。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の第1段差形成工程における第2工程を示す断面図である。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の第1段差形成工程における第3工程を示す断面図である。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の第1段差形成工程における第4工程を示す断面図である。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の第1段差形成工程及び第2段差形成工程で形成されるリードフレームを示す平面図である。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の第1段差形成工程及び第2段差形成工程で形成されるリードフレームを示す断面図であり、図6AのVIB−VIB線における断面を示す。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の第1段差形成工程及び第2段差形成工程で形成されるリードフレームを示す断面図であり、図6AのVIC−VIC線における断面を示す。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の第1段差形成工程及び第2段差形成工程で形成されるリードフレームを示す断面図であり、図6AのVID−VID線における断面を示す。 第1実施形態に係るパッケージに用いられるリードフレームのハンガーリードの先端部を示す平面図である。 第1実施形態の変形例に係るパッケージに用いられるリードフレームのハンガーリードの先端部を示す平面図である。 第1実施形態の他の変形例に係るパッケージに用いられるリードフレームのハンガーリードの先端部を示す平面図である。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の支持部材形成工程におけるリードフレーム設置工程を示す断面図である。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の支持部材形成工程におけるリードフレーム設置工程を示す平面図である。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の支持部材形成工程における第1樹脂注入工程を示す断面図であり、図8BのIXA−IXA線に相当する位置における断面を示す。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の支持部材形成工程における第1樹脂注入工程を示す断面図であり、図8BのIXB−IXB線に相当する位置における断面を示す。 第1実施形態に係るパッケージの製造方法の電極分離工程を示す平面図である。 第1実施形態に係る発光装置の構成を示す斜視図である。 第1実施形態に係る発光装置の製造方法の手順を示すフローチャートである。
以下、実施形態に係るリードフレーム、パッケージ及び発光装置、並びにこれらの製造方法について説明する。なお、以下の説明において参照する図面は、本実施形態を概略的に示したものであるため、各部材のスケールや間隔、位置関係などが誇張、あるいは、部材の一部の図示が省略されている場合がある。また、以下の説明では、同一の名称及び符号については原則として同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略することとする。なお、「外側面」は「がいそくめん」、「内側面」は「ないそくめん」と呼称する。
また、説明の便宜上、各図においてXYZ座標軸を用いて観察方向を示している。
<第1実施形態>
[パッケージの構成]
第1実施形態に係るパッケージの構成について、図1〜図2Dを参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係るパッケージの構成を示す斜視図である。図2Aは、第1実施形態に係るパッケージの構成を示す平面図である。図2Bは、第1実施形態に係るパッケージの構成を示す底面図である。図2Cは、第1実施形態に係るパッケージの構成を示す断面図であり、図2AのIIC−IIC線における断面を示す。図2Dは、第1実施形態に係るパッケージの構成を示す断面図であり、図2AのIID−IID線における断面を示す。
第1実施形態に係るパッケージ1は、全体の形状が略直方体であって、上面に開口する第1凹部11を有する箱形に形成されている。ここで、箱形とは、中空の形状を指し、本実施形態においては、パッケージ1は、上面が開口するカップ状の形状を有するものである。平面視において、上面が開口するカップ状の形状は、角に丸味を帯びた略四角形であるが、円形形状、楕円形状、多角形形状などとすることもできる。また、パッケージ1は、第1電極31と、第1電極31と極性が異なる第2電極32と、第1電極31及び第2電極32を支持する樹脂成形体である支持部材2と、を備えている。
第1凹部11は、発光素子4を実装するためのキャビティである。第1凹部11は、側面が支持部材2の壁部22で囲まれ、底面11aが、第1電極31及び第2電極32と、支持部材2とで構成されている。すなわち、第1凹部11は、底面11aの少なくとも一部が、第1電極31のインナーリード部311及び第2電極32のインナーリード部321で構成されている。また、第1凹部11は、開口方向(Z軸の+方向)に向かって拡がる形状となっている。パッケージ1の下面12は、第1電極31及び第2電極32の下面が露出しており、パッケージ1を外部の実装基板などに実装する際の実装面である。また、第1電極31及び第2電極32の下面と、支持部材2の下面21eとは同一平面となるように、すなわち、パッケージ1の下面12が平坦面となるように構成されている。
なお、各図において、パッケージ1の実装面である下面12がXY平面に平行な面となるように座標軸を定めている。また、第1電極31の先端311aと第2電極32の先端321aとが対向する方向である第1方向をX軸方向とし、実装面に平行な面内で、第1方向と直交する第2方向をY軸方向としている。また、実装面に垂直な方向であるパッケージ1の高さ方向をZ軸方向としている。
支持部材2は、壁部22と、鍔部23と、を備えている。支持部材2は、樹脂材料を用いたモールド成型によって形成することができる。
壁部22は、第1電極31及び第2電極32を固定するとともに、第1凹部11の側壁を構成している。壁部22は、第1外側面21aと、第1外側面21aと隣接する第2外側面21bと、第2外側面21bと隣接し第1外側面21aと対向する第3外側面21cと、第1外側面21a及び第3外側面21cと隣接する第4外側面21dと、を有している。
第1外側面21a、第2外側面21b、第3外側面21c及び第4外側面21dは、支持部材2の下面21e側から第1電極31及び第2電極32の上面の高さまでは下面21eに対して垂直であり、それ以上の高さにおいては、上方(Z軸の+方向)に向かうほど内側に傾斜している。
なお、第1外側面21a、第2外側面21b、第3外側面21c及び第4外側面21dは、全部が垂直面又は傾斜面であってもよい。
また、第1凹部11の側面を構成する壁部22の内側面21fは、底面11aから開口に向かうほど外側に傾斜している。内側面21fは、垂直面としてもよいが、外側に傾斜する傾斜面とすることが好ましい。傾斜面とすることで、第1凹部11内に実装される発光素子が発光して横方向に伝播する光を、開口方向に反射させて光取り出し効率を高めることができる。
鍔部23は、平面視で壁部22の第1外側面21a及び第3外側面21cから外側に突出するように設けられている。鍔部23は、平面視でアウターリード部312,322のそれぞれの両隣に、アウターリード部312,322と同じ厚さで設けられている。この鍔部23は、アウターリード部312,322の第3凹部313,323には設けられていない。
また、壁部22と鍔部23とは、同一材料で一体的に形成されている。このように一体成型しているため、壁部22と鍔部23との接合強度を高めることができる。
なお、鍔部23は、アウターリード部312,322の何れか一方の両隣又は片隣にだけ有するようにしてもよく、鍔部23を有さないようにしてもよい。
パッケージ1において、第1外側面21aからは第1電極31が突出し、第3外側面21cからは第2電極32が突出しているが、第2外側面21b及び第4外側面21dからは、第1電極31及び第2電極32が露出していない。つまり、第2外側面21bの全て及び第4外側面21dの全ては、壁部22と同じ材料、すなわち樹脂材料で形成されている。そのため、パッケージ1を外部の実装基板に、例えば半田接合した際に、半田の濡れ性が低いため第2外側面21b及び第4外側面21dへの半田漏れを低減できる。
パッケージ1において、第2外側面21b及び第4外側面21dには、第1電極31の先端311aと第2電極32の先端321aとが対向する第1方向(X軸方向)の略中央部に第2凹部24がそれぞれ設けられている。第2凹部24は、第2外側面21b及び第4外側面21dの下端部に、支持部材2の下面21eの一部を切り欠いて又は凹ませて設けられている。
第2凹部24の大きさは特に限定されないが、X軸方向の幅は500〜700μm、特に600〜650μmが好ましく、Y軸方向の深さ(奥行き)は20〜90μm、特に40〜60μmが好ましい。第2凹部24のZ軸方向の高さはリードフレーム3の高さ(厚さ)と同じである。
第2凹部24は、パッケージ1の製造に用いられるリードフレームに予め形成されている2つのハンガーリードの痕跡である。パッケージ1の製造に、例えば図6A〜図6Dに示すリードフレーム3を用いた場合、第2凹部24は、ハンガーリード35の先端部分351と同じ形状となる。ハンガーリードの詳細については後記する。
第2凹部24は、平面視で、支持部材2の内側ほど、すなわち中心部へ向かうほど幅が狭くなる先細りした台形形状を有している。
また、第2凹部24は、断面構造において、高さ方向に段差を有しており、下段部が上段部よりも支持部材2の内側まで陥入している。また、下段部は、上部ほど支持部材2の内側まで陥入している。上段部と下段部とは、第2凹部24の上面241及び支持部材2の下面21eと略平行であり、上面241と下面21eとの間の高さにある平面である中間面242の仮想的な延長面を境界面とする。
第2凹部24の上段部は、中間面(第1中間面)242の仮想的な延長面と、上面241と、上部側面(第1上部側面)243と、第2外側面21b(又は第4外側面21d)の仮想的な延長面と、で囲まれた領域である。上部側面243は、下面21eに対して略垂直な面である。
第2凹部24の下段部は、中間面242及びその仮想的な延長面と、下部側面(第1下部側面)244と、支持部材2の下面21eの仮想的な延長面と、第2外側面21b(又は第4外側面21d)の仮想的な延長面と、で囲まれた領域である。下部側面244は、凹状に湾曲しており、かつ、平面視で、上端244aが下端244bよりも支持部材2の内側に位置するように傾斜している。また、下端244bは、平面視で中間面242の後端(外側の端部)242aよりも、支持部材2の内側に位置している。
ここで、支持部材2の外表面として見た場合は、下部側面244は、凸状に湾曲した面であり、上面241は、支持部材の下面である。
なお、下部側面244は、支持部材2の外表面として見た場合に、凸状に湾曲した傾斜面に限定されず、湾曲せずに直線的に傾斜した傾斜面であってもよく、凹状に湾曲した傾斜面であってもよい。
支持部材2に用いられる樹脂材料(第1樹脂)としては、例えば熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂を挙げることができる。
熱可塑性樹脂の場合、例えば、ポリフタルアミド樹脂、液晶ポリマー、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、不飽和ポリエステルなどを用いることができる。
熱硬化性樹脂の場合、例えば、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂などを用いることができる。
支持部材2の壁部22の内側面21fにおいて光を効率よく反射するために、支持部材2に光反射性物質の粒子が含有されていてもよい。光反射性物質は、例えば、酸化チタン、ガラスフィラー、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛などの白色フィラーなどの、樹脂材料に含有されたときに外面での光反射性の高い材料である。内側面21fの可視光に対する反射率は70%以上が好ましく、80%以上がより好ましい。特に、発光素子が発する光の波長域において反射率が70%以上であることが好ましく、80%以上がより好ましい。樹脂材料における光反射性物質の含有量は、5質量%以上50質量%以下であればよく、10質量%以上30質量%以下が好ましいが、これに限定されるものではない。
第1電極31は、平面視において、支持部材2の壁部22の配置領域又は壁部22の内側に配置されるインナーリード部311と、壁部22の外側に配置されるアウターリード部312とから構成されている。
第2電極32は、第1電極31と同形状を有しており、平面視で、第1方向(X軸方向)の中心線Cについて、略線対称となるように配置されている。
なお、第1電極31及び第2電極32は、外縁部を除き、略同じ厚さで形成されている。
第1電極31のインナーリード部311は、平面視で、壁部22の外縁よりも内側の領域に配置されており、発光素子をダイボンド又は/及び半田やワイヤなどで電気的に接続するために用いられる。インナーリード部311は、平面視で略矩形形状を有しているが、X軸方向の外側が、内側(中央部側)よりも幅が狭くなっている。
また、第1電極31のアウターリード部312は、支持部材2の第1外側面21aから突出するように設けられ、インナーリード部311のX軸方向の外側と同じ幅で形成されている。また、アウターリード部312は、平面視における第2方向(Y軸方向)の両隣に、同じ厚さの鍔部23が設けられているとともに、X軸方向の端部に第3凹部313が設けられいる。
また、第1電極31の上面31a及び下面31bは、光反射性又は/及び半田などの導電性接合部材との接合性を高めるために、Ag、Au、Niなどのメッキ処理が単層又は多層で施されている。また、アウターリード部312の端面31cには、メッキ処理が施されていないが、第3凹部313の側面313aにはメッキ処理が施されている。これによって、第3凹部313を外部の実装基板に、例えば半田接合した際に、半田が側面313aに這い上がり、半田フィレットが形成され、接合強度を高めることができる。また、半田フィレットの有無を観察することで、半田接合の良否を確認することができる。
なお、メッキ処理に用いられる金属は、メッキ処理を施す目的に応じて、言い換えればメッキ処理を施す領域に応じて異なるようにしてもよい。例えば、上面31aは、主として光反射性を高めるためにAgを用い、下面31b及び側面313aは、主として半田などの接合性を高めるために、Auを用いるようにしてもよい。
第2電極32のインナーリード部321、アウターリード部322及び第3凹部323は、第1電極31のインナーリード部311、アウターリード部312及び第3凹部313と同様であるから、詳細な説明は省略する。
なお、第3凹部313,323は、何れか一方だけ設けるようにしてもよく、両方とも設けないようにしてもよい。また、第3凹部313,323の形状も適宜に定めることができる。また、前記した壁部22から突出する鍔部23及びアウターリード部312,322を設けないようにしてよい。
第3凹部313,323の形状は、特に限定されないが、平面視において、半円形形状、半楕円形形状、半長円形形状が好ましい。半楕円形形状又は半長円形形状の場合は、短径と長径との比が、10:11〜10:80までが好ましく、10:15〜10:60が更に好ましい。例えば、半楕円形形状の又は半長円形形状の短径が50μmに対して、長径が160〜320μmとすることができる。
第1電極31及び第2電極32の側面は、平面視における外縁部の支持部材2と接する領域に、段差構造が設けられている。第1電極31は、断面構造において、高さ方向に段差を有しており、上段部が下段部よりも外側に向かって突出している。また、上段部は、下部ほど外側に向かって突出している。上段部と下段部とは、第1電極31の上面31a及び下面31bと略平行であり、上面31aと下面31bとの間の高さにある平面である中間面(第2中間面)314を境界面とする。
第1電極31の上段部の側面でもある上部側面(第2上部側面)315は、中間面314の先端である下端315bから上面31aにかけて凹状に湾曲しており、かつ、平面視で、下端315bが上端315aよりも外側に位置するように傾斜している。また、上端315aは、平面視で中間面314の後端(内側の端部)314aよりも、外側に位置している。
なお、上部側面315は、凹状に湾曲した傾斜面に限定されず、湾曲せずに直線的に傾斜した傾斜面であってもよく、凸状に湾曲した傾斜面であってもよい。
また、第1電極31の下段部の側面である下部側面(第2下部側面)316は、上面31a及び下面31bに対して略垂直な面である。
なお、第2電極32の外縁部に設けられる段差構造も、第1電極31と同様である。
本実施形態では、第1電極31及び第2電極32の支持部材2と接していない第1方向(X軸方向)の外側の端部を除き、外周の全領域に段差構造が設けられているが、第1電極31及び第2電極32の支持部材2と接する外周の少なくとも一部に設ければよく、例えば、インナーリード部311,321のみに設けるようにしてもよいし、外周の全領域に断続的に設けるようにしてもよい。
[パッケージの製造方法]
次に、パッケージ1の製造方法について、図3〜図10を参照して説明する。
図3は、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の手順を示すフローチャートである。図4Aは、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の外形形成工程で形成されるリードフレームの構成を示す平面図である。図4Bは、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の外形形成工程で形成されるリードフレームの構成を示す断面図であり、図4AのIVB−IVB線における断面を示す。図4Cは、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の外形形成工程で形成されるリードフレームの構成を示す断面図であり、図4AのIVC−IVC線における断面を示す。図5Aは、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の第1段差形成工程における第1工程を示す断面図である。図5Bは、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の第1段差形成工程における第2工程を示す断面図である。図5Cは、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の第1段差形成工程における第3工程を示す断面図である。図5Dは、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の第1段差形成工程における第4工程を示す断面図である。図6Aは、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の第1段差形成工程及び第2段差形成工程で形成されるリードフレームを示す平面図である。図6Bは、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の第1段差形成工程及び第2段差形成工程で形成されるリードフレームを示す断面図であり、図6AのVIB−VIB線における断面を示す。図6Cは、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の第1段差形成工程及び第2段差形成工程で形成されるリードフレームを示す断面図であり、図6AのVIC−VIC線における断面を示す。図6Dは、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の第1段差形成工程及び第2段差形成工程で形成されるリードフレームを示す断面図であり、図6AのVID−VID線における断面を示す。図7Aは、第1実施形態に係るパッケージに用いられるリードフレームのハンガーリードの先端部を示す平面図である。図7Bは、第1実施形態の変形例に係るパッケージに用いられるリードフレームのハンガーリードの先端部を示す平面図である。図7Cは、第1実施形態の他の変形例に係るパッケージに用いられるリードフレームのハンガーリードの先端部を示す平面図である。図8Aは、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の支持部材形成工程におけるリードフレーム設置工程を示す断面図である。図8Bは、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の支持部材形成工程におけるリードフレーム設置工程を示す平面図である。図9Aは、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の支持部材形成工程における第1樹脂注入工程を示す断面図であり、図8BのIXA−IXA線に相当する位置における断面を示す。図9Bは、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の支持部材形成工程における第1樹脂注入工程を示す断面図であり、図8BのIXB−IXB線に相当する位置における断面を示す。図10は、第1実施形態に係るパッケージの製造方法の電極分離工程を示す平面図である。
なお、図6Aにおいて、第1電極31及び第2電極32の外縁部、並びに、ハンガーリード35の先端部分351において、段差構造が形成された領域を太線で示している。また、図6Bにおいて第1電極31及び第2電極32の段差構造を部分的に拡大して示し、図6Cにおいてハンガーリード35の先端部分351の段差構造を部分的に拡大して示している。
本実施形態に係るパッケージの製造方法は、リードフレーム準備工程S110と、支持部材形成工程S120と、電極分離工程S130と、を含んでいる。
リードフレーム準備工程S110は、平板状の板金を加工することで、第1電極31及び第2電極32と、ハンガーリード35とを備えたリードフレーム3を準備する工程である。リードフレーム準備工程S110は、外形形成工程S111と、第1段差形成工程S112と、第2段差形成工程S113と、メッキ工程S114と、を含んでいる。
外形形成工程S111は、平板状の板金にプレス加工の一つである抜き加工を施すことによって、図4A〜図4Cに示したような、リードフレーム3を形成する工程である。
原材料である板金は、半導体素子のパッケージのリードフレームに用いられるものであれば、特に限定されるものではない。板金の厚さは、パッケージの形状や大きさなどに応じて適宜に選択されるが、例えば、100〜500μm程度の厚さのものが用いられ、120〜300μmの厚さが更に好ましい。また、板金の材料としては、例えば、Cu系の合金が用いられる。
第1電極31、第2電極32及びハンガーリード35の各部材の外形形状を形成するための貫通孔36と、アウターリード部312,322の端部に設けられる第3凹部313,323を形成するための貫通孔37と、がプレス加工の穴抜き加工によって形成される。なお、貫通孔37は、支持部材2の形成予定領域20の外形線に跨がるように形成される。
この工程で形成されるリードフレーム3は、平面視において、支持部材2の形成予定領域20の内側に形成された部分が第1電極31及び第2電極32となる。第1電極31の先端311aと第2電極32の先端321aとは、第1方向(X軸方向)の中央部において、間隔を空けて第1方向に対向している。また、第1電極31は、平面視において矩形である支持部材2の形成予定領域20の一対の短辺の一方から外側に延伸するように設けられた連結部33を介して外枠30と繋がり、第2電極32は、他方の短辺から外側に延伸するように設けられた連結部34を介して外枠30と繋がっている。
また、2つのハンガーリード35の先端部分351は、第1方向の中央部において、第2方向(Y軸方向)に互いに対向している。また、ハンガーリード35は、先端部分351が、平面視において矩形である支持部材2の形成予定領域20の一対の長辺の内側となるように配置され、それぞれが配置された長辺から外側に延伸して、外枠30と繋がっている。
先端部分351は、平面視において、台形形状を有している。先端部分351の平面視形状は、矩形形状であってもよいが、支持部材2の形成予定領域20の内側に向かうほど、幅が狭くなるように先細りした形状が好ましい。先端部分351の台形形状の大きさは特に限定されないが、例えば、上底が400〜500μm、下底が500〜700μm、高さが50〜150μmとすることができる。先端部分351の平面視形状は、例えば、半円形や三角形などであってもよい。2つの先端部分351は、パッケージ1をリードフレーム3に支持するために支持部材2の一対の外側面に食い込むように配置されるが、先細り形状とすることで、適度な外力を加えることでハンガーリード35の先端部分351を支持部材2から取り外すことができる。
なお、1個のパッケージ1を製造する場合について説明するが、複数のパッケージ1を1次元又は2次元に配列するように製造するようにしてもよい。その場合は、例えば、図4Aに示したリードフレーム3を1次元又は2次元に連続して配置したリードフレーム集合体を形成すればよい。
第1段差形成工程S112は、ハンガーリード35の先端部分351の外縁部に段差を形成する工程である。この段差は、プレス加工により、パンチで先端部分351を叩き潰すことで形成することができる。この工程は、以下の4つのサブ工程が含まれる。
第1工程において、上面が平坦な下金型(ダイ)400上に、外形形成工程S111で各部材の外形が形成されたリードフレーム3を配置する。このとき、パッケージ1を形成したときに、第1電極31及び第2電極32の上面となる面を上向きにして配置する。
第2工程において、上金型(パンチ)410をハンガーリード35の先端部分351に向けて下降させる。
第3工程において、上金型410で、ハンガーリード35の先端部分351をプレスして叩き潰すことによって、当該先端部分351に段差構造が形成される。段差構造の詳細については後記する。
なお、叩き潰された部分である下段部の厚さは、元の板金の厚さの0.2倍〜0.8倍程度とすることが好ましく、0.3倍〜0.7倍程度とすることがより好ましい。また、叩き潰す際の先端の奥行は、元の板金の厚さの0.2倍〜2倍程度とすることが好ましく、0.3倍〜1倍程度とすることがより好ましい。これによって、ハンガーリード35の先端部分351がパッケージ1を、支持部材2の第2外側面21b及び第4外側面21dで適度な強度で支持することができる。
第4工程において、上金型410を上方に退避させ、プレス加工されたリードフレーム3を取り出す。
なお、便宜的に、固定金型であるダイを下金型400、可動金型であるパンチを上金型410としたが、上下を逆にして、上側にダイを配置して下側にパンチを配置するようにしてもよく、パンチ及びダイを横向きに配置して用いるようにしてもよい。
第2段差形成工程S113は、第1電極31及び第2電極32の外縁部に、段差を形成する工程である。この段差は、前記した第1段差形成工程S112と同様に、プレス加工により、パンチで第1電極31及び第2電極32の外縁部を叩き潰すことで形成することができる。このとき、第1電極31及び第2電極32の外縁部は、パッケージ1を形成したときに、第1電極31及び第2電極32の下面となる面を上向きにして配置する。すなわち、第1電極31及び第2電極32の外縁部分の段差構造は、ハンガーリード35の先端部分351の段差構造に対して上下が逆になるように形成される。
第1電極31及び第2電極32の外縁部には、段差構造を設けないようにしてもよいが、設けることが好ましく、第1電極31及び第2電極32が支持部材2から脱落し難くすることができる。
なお、第1段差形成工程S112と第2段差形成工程S113とは、何れを先に行ってもよく、両方を同時に行うようにしてもよい。
ここで、第1電極31及び第2電極32の外縁部分の段差構造と、ハンガーリード35の先端部分351の段差構造とについて説明する。
なお、第1電極31の外縁部分の段差構造は、前記した通りであるから説明は省略する。また、第2電極32の外縁部分の段差構造も、第1電極31と同様である。第2電極32については、第1電極31の各部位を示す31番台及び310番台の符号に代えて、32番台及び320番台を付すことで説明を省略する。
また、ハンガーリード35の先端部分351は、前記したように、第1電極31及び第2電極32の外縁部分の段差構造とは、上下が逆になるように形成されている。すなわち、ハンガーリード35の先端部分351は、断面構造において、高さ方向に段差を有しており、下段部が上段部よりも外側に突出している。また、下段部は、上部ほど外側に突出している。下段部と上段部とは、ハンガーリード35の上面35a及び下面35bと略平行であり、上面35aと下面35bとの間の高さにある平面である中間面(第1中間面)352を境界面とする。
ハンガーリード35の下段部の側面である下部側面(第1下部側面)354は、中間面352の先端である上端354aから下面35bにかけて凹状に湾曲しており、かつ、平面視で、上端354aが下端354bよりも外側に位置するように傾斜している。また、下端354bは、平面視で中間面352の後端352aよりも、外側(先端側)に位置している。下部側面354は、凹状に湾曲した傾斜面に限定されず、湾曲せずに直線的に傾斜した傾斜面であってもよく、凸状に湾曲した傾斜面であってもよい。この傾斜の角度は、下面35bに対して、60〜80度であることが好ましい。
言い換えれば、中間面352と下部側面354とが成す角度が鋭角となるように構成することで、下部側面354の上端354aが下端354bよりも突出し、下部側面354が上方ほど外側に位置するような傾斜面となる。これによって、後記する支持部材形成工程S120を行うことで、支持部材2が下部側面354の下方にも設けられる。このため、パッケージ1がリードフレーム3から脱落し難くなる。
なお、下部側面354が湾曲している場合は、下部側面354の全領域における平均傾斜角を、中間面352と成す角度と見なすことができる。
また、適度な押出力でパッケージ1をリードフレーム3から取り外すことができるように、下部側面354は、凹状に湾曲した傾斜面又は直線的に傾斜した傾斜面とすることが好ましい。
また、ハンガーリード35の上段部の側面である上部側面(第1上部側面)353は、上面35a及び下面35bに対して略垂直な面となるように形成されている。上部側面353は、上面35a及び下面35bに対して、略垂直又は鈍角、すなわち、垂直面又は下方ほど外側となるように傾斜した傾斜面であることが好ましい。これによって、上部側面353の下方には支持部材2が設けられないため、パッケージ1をリードフレーム3から取り外す際に、過度な押出力を必要としない。
また、ハンガーリード35の先端部分351に段差構造を形成する領域は、平面視で台形形状を有する先端部分351において、当該台形の上底及び2つの脚に設けられている。すなわち、支持部材2の外側面に食い込む先端部分351の全領域に段差が設けられている(図7A参照)。これによって、パッケージ1をより安定して支持することができる。
段差構造を設ける領域は、これに限定されものではなく、支持部材2の外側面に食い込む先端部分351の一部に設けるようにしてもよい。例えば、平面視形状である台形の上底の部分のみ(図7B参照)としたり、台形の脚の部分のみ(図7C参照)としたりしてもよい。
メッキ工程S114は、リードフレーム3の表面に、光反射性又は/及び半田接合性を高めるために、Agなどの電解メッキ処理を施す工程である。この工程では、リードフレーム3の上面及び下面と、貫通孔36,37の内側面を含めた側面とがメッキされる。
なお、メッキ工程S114に代えて、リードフレーム3の原材料として、表面にメッキ処理が施された板金を用いて、外形形成工程S111から第2段差形成工程S113を行うようにしてもよい。
支持部材形成工程S120は、リードフレーム3の第1電極31及び第2電極32を支持する支持部材2を、第1樹脂を用いてモールド成型する工程である。支持部材形成工程S120は、リードフレーム設置工程S121と、第1樹脂注入工程S122と、第1樹脂固化又は硬化工程S123と、を含んでいる。
支持部材2の形成に用いられる樹脂材料(第1樹脂)としては、前記した熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂を用いることができる。樹脂材料としてポリフタルアミド樹脂などの熱可塑性樹脂を用いる場合は射出成型法によって、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を用いる場合はトランスファー成型法によって、支持部材2を成型することができる。
リードフレーム設置工程S121は、リードフレーム3を、モールド金型である上金型500と下金型510とで挟み込まれるように設置する工程である。上金型500は、支持部材2の壁部22の形状に相当する空洞501と、この空洞501に隣接した平坦部と、を有している。また、空洞501は、平面視でリング状に繋がっている。
リードフレーム3は、平面視において、支持部材2の形成予定領域20の壁部の形成予定領域20aが上金型500の空洞501の外縁と一致するとともに、貫通孔37が空洞501の外側になるように位置合わせして配置される。
また、上金型500には、リードフレーム3と位置合わせしたときに、平面視で、リードフレーム3の貫通孔36が設けられた領域内であって、支持部材2の形成予定領域20の外側に、第1樹脂を注入するためのゲート502が設けられている。また、下金型510は、上面が平坦面となっている。
第1樹脂注入工程S122は、リードフレーム3を上金型500と下金型510とで挟み込んだ状態で、ゲート502からモールド金型内に第1樹脂を注入する工程である。
ここで、ゲート502と、貫通孔36と、空洞501とは連通しており、貫通孔37はこれらの空間とは連通していない。従って、第1樹脂は、貫通孔36及び空洞501に注入され、貫通孔37には樹脂が注入されない。
第1樹脂固化又は硬化工程S123は、モールド金型内に注入した樹脂を固化又は硬化させる工程である。
ここで、樹脂材料として熱可塑性樹脂を用いる場合に、加熱溶融した熱可塑性樹脂を冷却して固体化することを「固化」と呼ぶ。また、樹脂材料として熱硬化性樹脂を用いる場合に、液状の熱硬化性樹脂を加熱して固体化することを「硬化」と呼ぶ。
上金型500の空洞501及びリードフレーム3の貫通孔36に充填された第1樹脂を固化又は硬化させることで、空洞501内に壁部22が形成され、貫通孔36内に鍔部23が形成される。また、鍔部23は、貫通孔36内において、平面視で、支持部材2の形成予定領域20の外側の領域にまで第1樹脂の成形体が連続して延在するように形成されている。リードフレーム3の第1電極31及び第2電極32は、壁部22及び鍔部23を備えた支持部材2によって強固に支持される。また、支持部材2は、外形形状である直方体の一対の対面である第2外側面21b及び第4外側面21dにおいて、それぞれ2つのハンガーリード35内の1つの先端部分351が食い込むように配置されている。
従って、本工程において形成される支持部材2と第1電極31及び第2電極32とからなるパッケージ1は、連結部33,34及びハンガーリード35によって、リードフレーム3の外枠30と接続されている。
また、ゲート502内に残留した第1樹脂が固体化されることで、ゲート痕25が形成される。
電極分離工程S130は、第1電極31及び第2電極32を、リードフレーム3から分離する工程である。この工程は、第1電極31及び第2電極32を外枠30と連結している連結部33,34を、プレス加工によって穴抜きすることで行うことができる。この穴抜きによって、パッケージ1側の境界線が支持部材2の形成予定領域20の外形線と一致するように貫通孔38が形成される。このとき、連結部33,34とともに、貫通孔36において鍔部23と連続して形成された第1樹脂の延在部分が除去される。更に、当該延在部に形成されたゲート痕25も除去される。従って、完成したパッケージ1には、ゲート痕25が残らない。このため、パッケージ1を薄く形成することができる。
また、貫通孔38が形成されることで、支持部材2の形成予定領域20の外形線に跨がるように形成された貫通孔37の一部が、第1電極31及び第2電極32のアウターリード部312,322の第3凹部313,323として形成される。
ここで、貫通孔38によって形成されたアウターリード部312,322の端面31cはリードフレーム3の板金材料の露出面であるが、第3凹部313,323の側面313a,323aはメッキ処理が施されているため半田との濡れ性がよい。このため、第1電極31及び第2電極32の下面31b,32bを実装面としてパッケージ1を半田接合する際に、側面313a,323aに半田フィレットを形成して接合強度を高めることができる。
また、前記したように、半田フィレットの形成の有無を確認することで、半田接合の良否を判断することができる。
また、本工程によって第1電極31及び第2電極32がリードフレーム3から分離されるが、パッケージ1は、ハンガーリード35によって支持され、リードフレーム3と連結されている。リードフレーム3に対して、パッケージ1を下面側から上面側に向けて(Z軸の+方向に向けて)押し出すことで、パッケージ1をリードフレーム3から取り外すことができる。
ここで、パッケージ1とハンガーリード35との接続部である先端部分351は、前記した段差構造を有するため、段差構造を有さない場合と比べて、支持力が強くなっている。このため、段差構造を有さない場合と比べて、パッケージ1をリードフレーム3から分離する際に必要な押出力が大きくなる。その結果、当該押出力に起因して第1電極31及び第2電極32にかかる応力が大きくなる。
第1電極31及び第2電極32が対向する方向である第1方向(X軸方向)の略中央部において、第1電極31の先端311aと第2電極32の先端321aとが対向するように配置されている。また、2つのハンガーリード35の先端部分351が、平面視で第1方向と直交する第2方向(Y軸方向)に対向し、かつ、第1方向についての略中央部において支持部材2に食い込むように配置されている。
このため、パッケージ1をリードフレーム3から分離する際に、すなわち、ハンガーリード35の先端部分351を支持部材2から取り外す際に、第1電極31及び第2電極32にかかる応力の偏りを少なくすることができる。その結果、第1電極31及び第2電極32が、変形したり、支持部材2から分離したりし難くなる。
また、ハンガーリード35の先端部分351を支持部材2から取り外した跡である第2凹部24が、支持部材2の中央部に形成される。このため、第2凹部24が支持部材2の隅に形成された場合に比べて、第2凹部24において支持部材2が欠けたり割れたりし難くなる。
更に、第1電極31及び第2電極32の外縁部に、ハンガーリード35の先端部分351と、上下が逆の段差構造を設けることで、第1電極31及び第2電極32と支持部材2とがより分離し難くすることができる。
なお、本実施形態においては、貫通孔38を穴抜きプレス加工で形成することで、第1電極31及び第2電極32を、リードフレーム3から分離するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、リードカッターを用いて、支持部材2の形成予定領域20の外形線に沿って、切断するようにしてもよい。
また、支持部材2は、平面視形状が矩形であるが、円形や楕円形、矩形以外の多角形であってもよい。
[発光装置の構成]
次に、第1実施形態に係るパッケージを用いた発光装置の構成について、図11を参照して説明する。図11は、第1実施形態に係る発光装置の構成を示す斜視図である。
第1実施形態に係る発光装置100は、パッケージ1Aと、パッケージ1Aの第1凹部11内に実装された発光素子4と、発光素子4を被覆する封止部材(第2樹脂)6と、を備えている。また、発光素子4は、ワイヤ5を用いて第1電極31及び第2電極32と電気的に接続されている。
パッケージ1Aは、前記したパッケージ1とは、壁部22に代えて、略直方体形状の外形の1つの頂点を切り欠いて又は凹ませて、第1電極31の極性を表すマーク26を設けた壁部22Aを備えることが異なる。マーク26の形状や大きさ、配置場所は特に限定されるものではなく、例えば、第2電極32側に設けてもよい。また、パッケージ1Aに代えて、マーク26を有さないパッケージ1を用いてもよい。
パッケージ1Aの他の構成はパッケージ1と同様であるから、詳細な説明は省略する。
発光素子4は、パッケージ1Aの第2電極32上に実装されている。ここで用いられる発光素子4は、形状や大きさ、半導体材料などが特に限定されるものではない。発光素子4の発光色としては、用途に応じて任意の波長のものを選択することができる。近紫外から可視光領域に発光波長を有する、InAlGa1−X−YN(0≦X≦1、0≦Y≦1、X+Y≦1)で表される窒化物半導体からなる発光素子を好適に用いることができる。
本実施形態においては、発光素子4は、正負の電極が同じ面側に配置されたフェイスアップ実装型であるが、フェイスダウン実装型のものでもよく、正負の電極が互いに異なる面側に配置されたものでもよい。
ワイヤ5は、発光素子4や保護素子等の電子部品と、第1電極31や第2電極32を電気的に接続するための導電性の配線である。ワイヤ5の材質としては、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)、Pt(白金)、Al(アルミニウム)等の金属、及び、それらの合金を用いたものが挙げられるが、特に、熱伝導率等に優れたAuを用いるのが好ましい。なお、ワイヤ5の太さは特に限定されず、目的及び用途に応じて適宜選択することができる。
封止部材(第2樹脂)6は、パッケージ1Aの第1凹部11内に実装された発光素子4などを被覆するものである。封止部材6は、発光素子4などを、外力、埃、水分などから保護するとともに、発光素子4などの耐熱性、耐候性、耐光性を良好なものとするために設けられている。封止部材6の材質としては、熱硬化性樹脂、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂などの透明な材料を挙げることができる。このような材料に加えて、所定の機能を持たせるために、蛍光体(波長変換物質)や光反射性物質、光拡散物質、その他のフィラーを含有させるようにしてもよい。
封止部材6は、例えば蛍光体の粒子を含有させることで、発光装置100の色調調整を容易にすることができる。なお、蛍光体としては、封止部材6よりも比重が大きく、発光素子4からの光を吸収し、波長変換するものを用いることができる。蛍光体は、封止部材6よりも比重が大きいと、蛍光体を沈降させて、第1電極31及び第2電極32や発光素子4の表面の近傍に配置することができる。
具体的には、例えば、YAG(YAl12:Ce)やシリケートなどの黄色蛍光体、あるいは、CASN(CaAlSiN:Eu)やKSF(KSiF:Mn)などの赤色蛍光体、を挙げることができる。
封止部材6に含有させるフィラーとしては、例えば、SiO、TiO、Al、ZrO、MgOなどの粒子を好適に用いることができる。また、所望外の波長の光を除去する目的で、例えば、有機や無機の着色染料や着色顔料を含有させるようにしてもよい。
[発光装置の製造方法]
次に、第1実施形態に係るパッケージを用いた発光装置の製造方法について、図12及び図11を参照して説明する。図12は、第1実施形態に係る発光装置の製造方法の手順を示すフローチャートである。
本実施形態に係る発光装置の製造方法は、パッケージ準備工程S210と、発光素子実装工程S220と、封止工程S230と、個片化工程S240と、が含まれる。
パッケージ準備工程S210は、リードフレーム準備工程S110と、支持部材形成工程S120と、電極分離工程S130と、が含まれている。パッケージ準備工程S210は、前記したパッケージの製造方法を行うものであるから、各工程についての詳細な説明は省略する。
発光素子実装工程S220は、発光素子4をパッケージ1Aの第1凹部11内に実装する工程である。
発光素子4は、上面側にn側電極及びp側電極が形成された片面電極構造の素子であり、フェイスアップ実装される。従って、発光素子4は、その下面側が絶縁性のダイボンド部材で第2電極32の上面に接合される。また、発光素子4のn側電極及びp側電極は、それぞれ第1電極31及び第2電極32の内の対応する極性の電極の上面と、ワイヤ5によって接続される。
発光素子4は、正負の電極が同じ面側に配置されたフェイスアップ実装型であるが、フェイスダウン(フリップチップ)実装型のものでもよく、正負の電極が互いに異なる面側に配置されたものでもよい。
封止工程S230は、第1凹部11内に実装された発光素子4、保護素子及びワイヤ5を封止部材6で被覆する工程である。
本工程は、第1凹部11内に封止部材6を塗布することで行われる。封止部材6の塗布方法としては、ポッティング法を好適に用いることができる。液状の樹脂材料などを第1凹部11内に充填した後、固化又は硬化させることで封止部材6を形成することができる。ポッティング法によれば、第1凹部11内に残存する空気を効果的に排出できるため好ましい。また、第1凹部11内に封止部材6を充填する方法としては、各種の印刷方法や樹脂成形方法を用いることもできる。
個片化工程S240は、リードフレーム3の外枠30に連結されている発光装置100を、ハンガーリード35から取り外すことで、個片化する工程である。
前記したように、リードフレーム3に対して、パッケージ1を、下面側から上面側に向けて(Z軸の+方向に向けて)押し出すことで、パッケージ1をリードフレーム3から分離することができる。
以上のように各工程を行うことによって、発光装置100を製造することができる。
なお、発光素子実装工程S220及び封止工程S230は、パッケージ準備工程S210の支持部材形成工程S120と電極分離工程S130との間に行うようにしてもよい。すなわち、パッケージ1Aが個片化されずに、ハンガーリード35に加えて、連結部33,34によって、リードフレーム3に強固に連結されている状態で発光素子4の実装とその封止を行った後で、発光装置100を個片化するようにしてもよい。
また、発光素子実装工程S220及び封止工程S230は、電極分離工程S130及び個片化工程S240よりも後で行うようにしてもよい。すなわち、パッケージ1Aが個片化された後に、発光素子4の実装とその封止を行うようにしてもよい。
その他、以下の条件に適合するように、各工程の順を入れ替えることもできる。
電極分離工程S130は、個片化工程S240よりも前に行えばよい。従って、電極分離工程S130は、発光素子実装工程S220及び封止工程S230の後に、又は発光素子実装工程S220と封止工程S230との間に行うようにしてもよい。
発光素子実装工程S220は、パッケージ準備工程S210の支持部材形成工程S120よりも後で、かつ、封止工程S230よりも前に行えばよい。従って、発光素子実装工程S220は、電極分離工程S130よりも後で行ってもよい。また、発光素子実装工程S220は、個片化工程S240よりも後で行ってもよい。
封止工程S230は、発光素子実装工程S220よりも後で行えばよい。従って、封止工程S230は、電極分離工程S130及び個片化工程S240の後で行ってもよい。
図11に示した発光装置を、前記した製造方法によって、以下の条件で作製する。
リードフレームの原材料として、表面にAgメッキが施されたCuの板金を用いる。
支持部材の材料としてポリフタルアミド樹脂を用い、射出成型法によって形成する。
また、支持部材の樹脂材料に、酸化チタンの粒子を含有させ、支持部材の第1凹部の内側面の反射率を70%以上とする。この反射率は、発光素子の発光ピークの波長における値を基準とする。
パッケージの外形は、縦:約2.2mm、横:約1.5mm、高さ:約0.7mmの寸法の箱形の形状を有する。壁部の厚みは、約0.1〜0.3mmである。リードフレームの厚み及び鍔部の厚みは、約0.2mmである。中間面242は下面から0.1mmの位置に形成されている。ハンガーリードは、平面視で略台形形状をしており、上底が約0.5mm、外枠と繋がる下底が約0.66mm、上底から下底までの高さが約0.05mmである。第3凹部の形状は、平面視で略半長円形であり、長径が約0.3mm、短径が約0.05mmである。第2凹部はハンガーリードの形状と合致している。
発光素子として、460nm付近に発光ピークを有する窒化物系の青色発光ダイオードを用いる。
封止部材は、シリコーン樹脂を用いる。
発光素子をパッケージに実装した後、第1電極及び第2電極を、プレス加工の穴抜きによって外枠から切断する。このとき、パッケージはハンガーリードによって支持されている。
作製した発光装置(パッケージ)は、ハンガーリードの先端部分に段差構造を有さない比較例に比べて、リードフレームから抜け落ち難くなっている。
本開示の実施形態に係る発光装置は、照明用装置、車載用発光装置などに利用することができる。
1,1A パッケージ
11 第1凹部
11a 第1凹部の底面
12 下面
2,2A 支持部材(第1樹脂)
20 支持部材の形成予定領域
20a 壁部の形成予定領域
21a 第1外側面
21b 第2外側面
21c 第3外側面
21d 第4外側面
21e 下面
21f 内側面
22,22A 壁部
23 鍔部
24 第2凹部
241 上面
242 中間面(第1中間面)
242a 後端
243 上部側面(第1上部側面)
244 下部側面(第1下部側面)
244a 上端
244b 下端
25 ゲート痕
26 マーク
3 リードフレーム
30 外枠
31 第1電極
31a 上面
31b 下面
31c 端面
311 インナーリード部
311a 先端
312 アウターリード部
313 第3凹部
313a 側面
314 中間面(第2中間面)
314a 後端
315 上部側面(第2上部側面)
315a 上端
315b 下端
316 下部側面(第2下部側面)
32 第2電極
32a 上面
32b 下面
32c 端面
321 インナーリード部
321a 先端
322 アウターリード部
323 第3凹部
323a 側面
324 中間面(第2中間面)
324a 先端
325 上部側面(第2上部側面)
325a 上端
325b 下端
326 下部側面(第2下部側面)
33,34 連結部
35 ハンガーリード
35a 上面
35b 下面
351 先端部分
352 中間面(第1中間面)
352a 先端
353 上部側面(第1上部側面)
354 下部側面(第1下部側面)
354a 上端
354b 下端
36 貫通孔
37 貫通孔
38 貫通孔
4 発光素子
5 ワイヤ
6 封止部材(第2樹脂)
100 発光装置
400 上金型
410 下金型
500 上金型
501 空洞
502 ゲート
510 下金型

Claims (26)

  1. 一対の電極と、前記一対の電極と離間して設けられる2つのハンガーリードと、前記一対の電極及び前記2つのハンガーリードと繋がる外枠と、を備え、前記一対の電極を支持する支持部材と合わせることで、発光素子を実装するための第1凹部を有する箱形のパッケージを形成するためのリードフレームであって、
    前記第1凹部は、上面側に開口を有し、側面が前記支持部材で形成され、底面の少なくとも一部が前記一対の電極で形成され、
    前記一対の電極は、前記支持部材の形成予定領域に配置され、
    前記一対の電極の先端は、平面視で、前記支持部材の形成予定領域の中央部において、間隔を空けて互いに第1方向に対向し、
    前記2つのハンガーリードは、前記外枠から前記支持部材の形成予定領域まで延伸して、先端部分が前記支持部材の形成予定領域内に配置され、
    前記2つのハンガーリードは、平面視で、前記支持部材の中央部において、前記第1方向と直交する第2方向に互いに対向し、
    前記ハンガーリードの先端部分は、上面と、前記上面と略平行な下面と、前記上面及び前記下面と略平行で前記上面と前記下面との間の高さにある第1中間面と、前記第1中間面の先端部分から前記下面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第1下部側面と、を少なくとも有し、前記第1下部側面が、平面視で上端が下端よりも外側にある段差構造を備え、
    前記一対の電極は、前記支持部材の形成予定領域内に配置される外縁部分の少なくとも一部において、上面と、前記電極の上面と略平行な下面と、前記電極の上面及び下面と略平行で前記電極の上面と前記電極の下面との間の高さにある第2中間面と、前記第2中間面の先端部分から前記電極の上面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第2上部側面と、を少なくとも有し、前記第2上部側面が、平面視で下端が上端よりも外側にある段差構造を備え、
    前記2つのハンガーリードの先端部分の段差構造と前記一対の電極の段差構造とが対向し
    前記一対の電極の段差構造が、前記支持部材の形成予定領域内に配置される外縁部分の全領域にあるリードフレーム。
  2. 前記ハンガーリードの下面の先端部分が、平面視で、前記第1中間面の直下領域に配置されている請求項1に記載のリードフレーム。
  3. 前記2つのハンガーリードの先端部分は、平面視で、前記支持部材の形成予定領域の中心に向かうほど先細りする台形形状を有する請求項1又は請求項2に記載のリードフレーム。
  4. 前記2つのハンガーリードの先端部分の段差構造が、前記台形形状の上底の部分のみ又は脚の部分のみにある請求項3に記載のリードフレーム。
  5. 厚さ方向について、前記第1中間面と前記第1下部側面とが成す角度が鋭角である請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載のリードフレーム。
  6. 前記支持部材は、外形が略直方体であり、
    前記一対の電極は、平面視で、前記支持部材の形成予定領域である前記直方体の互いに対向する一対の短辺側の側面のそれぞれから前記第1方向に延伸して前記外枠と繋がり、
    前記2つのハンガーリードは、平面視で、前記直方体の互いに対向する一対の長辺側の側面から前記第2方向に延伸して前記外枠と繋がる、請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載のリードフレーム。
  7. 前記2つのハンガーリードの先端部分の段差構造が、前記先端部分の全領域にある請求項4を引用しない請求項1乃至請求項の何れか一項に記載のリードフレーム。
  8. 一対の電極と、前記一対の電極と離間して設けられる2つのハンガーリードと、前記2つのハンガーリードと繋がる外枠と、前記一対の電極を支持する支持部材と、を備え、
    発光素子を実装するための第1凹部を有する箱形のパッケージを形成するためのリードフレームであって、
    前記第1凹部は、上面側に開口を有し、側面が前記支持部材で形成され、底面の少なくとも一部が前記一対の電極で形成され、
    前記一対の電極は、平面視で、前記支持部材の中央部において、先端が、間隔を空けて互いに第1方向に対向するとともに前記支持部材内に配置され、
    前記2つのハンガーリードは、平面視で、前記支持部材の中央部において、先端部分が前記第1方向と直交する第2方向に互いに対向し、
    前記ハンガーリードの先端部分は、上面と、前記上面と略平行な下面と、前記上面及び前記下面と略平行で前記上面と前記下面との間の高さにある第1中間面と、前記第1中間面の先端部分から前記下面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第1下部側面と、を少なくとも有し、前記第1下部側面が、平面視で上端が下端よりも外側にある段差構造を備え、
    前記一対の電極は、前記支持部材内に配置される外縁部分の少なくとも一部において、上面と、前記電極の上面と略平行な下面と、前記電極の上面及び下面と略平行で前記電極の上面と前記電極の下面との間の高さにある第2中間面と、前記第2中間面の先端部分から前記電極の上面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第2上部側面と、を少なくとも有し、前記第2上部側面が、平面視で下端が上端よりも外側にある段差構造を備え、
    前記2つのハンガーリードの先端部分の段差構造と前記一対の電極の段差構造とが対向し
    前記一対の電極の段差構造が、前記支持部材内に配置される外縁部分の全領域にあるリードフレーム。
  9. 厚さ方向について、前記第1中間面と前記第1下部側面とが成す角度が鋭角である請求項に記載のリードフレーム。
  10. 前記支持部材は、外形が略直方体であり、
    前記一対の電極は、平面視で、前記直方体の互いに対向する一対の短辺側の側面のそれぞれから前記第1方向に延伸して前記外枠と繋がり、
    前記2つのハンガーリードは、平面視で、前記直方体の互いに対向する一対の長辺側の側面から前記第2方向に延伸して前記外枠と繋がる、請求項又は請求項に記載のリードフレーム。
  11. 前記2つのハンガーリードの先端部分の段差構造が、前記先端部分の全領域にある請求項乃至請求項10の何れか一項に記載のリードフレーム。
  12. 一対の電極と、前記一対の電極を支持し、外形が略直方体である支持部材と、を備え、発光素子を実装するための第1凹部を有する箱形のパッケージであって、
    前記第1凹部は、上面側に開口を有し、側壁が前記支持部材で形成され、底面の少なくとも一部が前記一対の電極で形成され、
    前記一対の電極は、平面視で、前記支持部材の中央部において、それぞれの一端が間隔を空けて互いに第1方向に対向し、それぞれの他端が前記支持部材の側面から露出するように前記第1方向に沿って延伸し、
    平面視で前記第1方向と直交する第2方向に対向する前記支持部材の一対の側面のそれぞれに、前記支持部材の中央部において、前記支持部材の側面の一部及び下面の一部に設けられる第2凹部を有し、
    前記第2凹部は、前記支持部材の下面と略平行な上面と、前記上面と略平行で前記上面と前記支持部材の下面との間の高さにある第1中間面と、前記第1中間面の内側端部から前記支持部材の下面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第1下部側面と、を少なくとも有し、前記第1下部側面が、平面視で上端が下端よりも前記支持部材の内側にある段差構造を備え、
    前記一対の電極は、前記支持部材と接する外縁部分の少なくとも一部において、上面と、前記電極の上面と略平行な下面と、前記電極の上面及び下面と略平行で前記電極の上面と前記電極の下面との間の高さにある第2中間面と、前記第2中間面の先端部分から前記電極の上面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第2上部側面と、を少なくとも有し、前記第2上部側面が、平面視で下端が上端よりも外側にある段差構造を備え、
    前記第2凹部の段差構造と前記一対の電極の段差構造とが対向し
    前記一対の電極の段差構造が、前記支持部材と接する外縁部分の全領域にあるパッケージ。
  13. 前記第2凹部の段差構造が、平面視で前記第2凹部の全領域にある請求項12に記載のパッケージ。
  14. 第1凹部を有する箱形のパッケージと、前記第1凹部内に実装された発光素子と、を備える発光装置であって、
    前記パッケージは、一対の電極と、前記一対の電極を支持し、外形が略直方体である支持部材と、を有し、
    前記第1凹部は、上面側に開口を有し、側壁が前記支持部材で形成され、底面の少なくとも一部が前記一対の電極で形成され、
    前記一対の電極は、平面視で、前記支持部材の中央部において、それぞれの一端が間隔を空けて互いに第1方向に対向し、それぞれの他端が前記支持部材の側面から露出するように前記第1方向に沿って延伸し、
    平面視で前記第1方向と直交する第2方向に対向する前記支持部材の一対の側面のそれぞれに、前記支持部材の中央部において、前記支持部材の側面の一部及び下面の一部に設けられる第2凹部を有し、
    前記第2凹部は、前記支持部材の下面と略平行な上面と、前記上面と略平行で前記上面と前記支持部材の下面との間の高さにある第1中間面と、前記第1中間面の内側端部から前記支持部材の下面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第1下部側面と、を少なくとも有し、前記第1下部側面が、平面視で上端が下端よりも前記支持部材の内側にある段差構造を備え、
    前記一対の電極は、前記支持部材と接する外縁部分の少なくとも一部において、上面と、前記電極の上面と略平行な下面と、前記電極の上面及び下面と略平行で前記電極の上面と前記電極の下面との間の高さにある第2中間面と、前記第2中間面の先端部分から前記電極の上面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第2上部側面と、を少なくとも有し、前記第2上部側面が、平面視で下端が上端よりも外側にある段差構造を備え、
    前記第2凹部の段差構造と前記一対の電極の段差構造とが対向し
    前記一対の電極の段差構造が、前記支持部材と接する外縁部分の全領域にある発光装置。
  15. 前記第2凹部の段差構造が、平面視で前記第2凹部の全領域にある請求項14に記載の発光装置。
  16. 一対の電極と、前記一対の電極と離間して設けられる2つのハンガーリードと、前記一対の電極及び前記2つのハンガーリードと繋がる外枠と、を備え、前記一対の電極を支持する支持部材と合わせることで、発光素子を実装するための第1凹部を有する箱形のパッケージを形成するためのリードフレームであって、
    前記第1凹部は、上面側に開口を有し、側面が前記支持部材で形成され、底面の少なくとも一部が前記一対の電極で形成されるものであり、
    前記一対の電極は、前記支持部材の形成予定領域内において、平面視で、前記支持部材の形成予定領域の中央部において、先端が間隔を空けて互いに第1方向に対向するように配置され、
    前記2つのハンガーリードは、平面視で、前記支持部材の中央部において、先端部分が前記第1方向と直交する第2方向に互いに対向するように配置される、前記リードフレームを準備し、
    前記支持部材の形成予定領域内に配置される前記2つのハンガーリードの先端部分において、前記2つのハンガーリードの先端部分の上面側に圧力を印加することによって、前記2つのハンガーリードの先端部分が、上面と、前記上面と略平行な下面と、前記上面及び前記下面と略平行で前記上面と前記下面との間の高さにある第1中間面と、前記第1中間面の先端部分から前記下面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第1下部側面と、を少なくとも有し、前記第1下部側面が、平面視で上端が下端よりも外側にあるように加工して段差構造を形成し、
    前記一対の電極は、前記支持部材の形成予定領域内に配置される外縁部分の少なくとも一部において、前記一対の電極の下面側に圧力を印加することによって、前記一対の電極が、上面と、前記電極の上面と略平行な下面と、前記電極の上面及び下面と略平行で前記電極の上面と前記電極の下面との間の高さにある第2中間面と、前記第2中間面の先端部分から前記電極の上面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第2上部側面と、を少なくとも有し、前記第2上部側面が、平面視で下端が上端よりも外側にあるように加工して段差構造を形成し、
    前記2つのハンガーリードの先端部分の段差構造と前記一対の電極の段差構造とが対向し
    前記一対の電極の段差構造が、前記支持部材の形成予定領域内に配置される外縁部分の全領域にあるリードフレームの製造方法。
  17. 前記圧力の印加として、前記ハンガーリードの先端部分を上面側から叩くプレス加工を施すことによって、前記段差構造を形成する請求項16に記載のリードフレームの製造方法。
  18. 前記2つのハンガーリードの先端部分の段差構造が、前記先端部分の全領域にある請求項16又は請求項17に記載のリードフレームの製造方法。
  19. 一対の電極と、前記一対の電極と離間して設けられる2つのハンガーリードと、前記一対の電極及び前記2つのハンガーリードと繋がる外枠と、を備え、前記一対の電極を支持する支持部材と合わせることで、発光素子を実装するための第1凹部を有する箱形のパッケージを形成するためのリードフレームであって、
    前記第1凹部は、上面側に開口を有し、側面が前記支持部材で形成され、底面の少なくとも一部が前記一対の電極で形成されるものであり、
    前記一対の電極は、前記支持部材の形成予定領域内において、平面視で、前記支持部材の形成予定領域の中央部において、先端が間隔を空けて互いに第1方向に対向するように配置され、
    前記2つのハンガーリードは、平面視で、前記支持部材の中央部において、先端部分が前記第1方向と直交する第2方向に互いに対向するように配置され、
    前記2つのハンガーリードの先端部分は、前記支持部材の形成予定領域内に配置されるとともに、上面と、前記上面と略平行な下面と、前記上面及び前記下面と略平行で前記上面と前記下面との間の高さにある第1中間面と、前記第1中間面の先端部分から前記下面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第1下部側面と、を少なくとも有し、前記第1下部側面が、平面視で上端が下端よりも外側にある段差構造を備え、
    前記一対の電極は、前記支持部材の形成予定領域内に配置される外縁部分の少なくとも一部において、上面と、前記電極の上面と略平行な下面と、前記電極の上面及び下面と略平行で前記電極の上面と前記電極の下面との間の高さにある第2中間面と、前記第2中間面の先端部分から前記電極の上面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第2上部側面と、を少なくとも有し、前記第2上部側面が、平面視で下端が上端よりも外側にある段差構造を備え、かつ
    前記2つのハンガーリードの先端部分の段差構造と前記一対の電極の段差構造とが対向している前記リードフレームを準備し、
    前記一対の電極を上下に分割されたモールド金型の上金型と下金型で挟み込み、
    前記一対の電極が挟み込まれた前記モールド金型内に第1樹脂を注入し、
    前記注入された第1樹脂を固化又は硬化することで前記支持部材を形成
    前記一対の電極の段差構造が、前記支持部材の形成予定領域内に配置される外縁部分の全領域にあるパッケージの製造方法。
  20. 前記注入された第1樹脂を固化又は硬化した後、
    前記一対の電極を前記外枠から切断する、請求項19に記載のパッケージの製造方法。
  21. 前記2つのハンガーリードの先端部分の段差構造が、前記先端部分の全領域にある請求項19又は請求項20に記載のパッケージの製造方法。
  22. 一対の電極と、前記一対の電極と離間して設けられる2つのハンガーリードと、前記一対の電極及び前記2つのハンガーリードと繋がる外枠と、を備え、前記一対の電極を支持する支持部材と合わせることで、発光素子を実装するための第1凹部を有する箱形のパッケージを形成するためのリードフレームであって、
    前記第1凹部は、上面側に開口を有し、側面が前記支持部材で形成され、底面の少なくとも一部が前記一対の電極で形成されるものであり、
    前記一対の電極は、前記支持部材の形成予定領域内において、平面視で、前記支持部材の形成予定領域の中央部において、先端が間隔を空けて互いに第1方向に対向するように配置され、
    前記2つのハンガーリードは、平面視で、前記支持部材の中央部において、先端部分が前記第1方向と直交する第2方向に互いに対向するように配置され、
    前記2つのハンガーリードの先端部分は、前記支持部材の形成予定領域内に配置されるとともに、上面と、前記上面と略平行な下面と、前記上面及び前記下面と略平行で前記上面と前記下面との間の高さにある第1中間面と、前記第1中間面の先端部分から前記下面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第1下部側面と、を少なくとも有し、前記第1下部側面が、平面視で上端が下端よりも外側にある段差構造を備え、
    前記一対の電極は、前記支持部材の形成予定領域内に配置される外縁部分の少なくとも一部において、上面と、前記電極の上面と略平行な下面と、前記電極の上面及び下面と略平行で前記電極の上面と前記電極の下面との間の高さにある第2中間面と、前記第2中間面の先端部分から前記電極の上面にかけて凹状に湾曲して又は直線的に傾斜して設けられる第2上部側面と、を少なくとも有し、前記第2上部側面が、平面視で下端が上端よりも外側にある段差構造を備え、かつ
    前記2つのハンガーリードの先端部分の段差構造と前記一対の電極の段差構造とが対向している前記リードフレームを準備し、
    前記一対の電極を上下に分割されたモールド金型の上金型と下金型で挟み込み、
    前記一対の電極が挟み込まれた前記モールド金型内に第1樹脂を注入し、
    前記注入された第1樹脂を固化又は硬化することで前記支持部材を形成し、
    前記第1凹部内に前記発光素子を実装
    前記一対の電極の段差構造が、前記支持部材の形成予定領域内に配置される外縁部分の全領域にある発光装置の製造方法。
  23. 前記注入された第1樹脂を固化若しくは硬化した後、又は前記第1凹部内に発光素子を実装した後、
    前記一対の電極を前記外枠から切断する、請求項22に記載の発光装置の製造方法。
  24. 前記一対の電極を前記外枠から切断した後、
    前記パッケージを下面側から上面側に向かって押し出すことで個片化する、請求項22又は請求項23に記載の発光装置の製造方法。
  25. 前記発光素子を実装した後、更に、前記第1凹部内に第2樹脂を塗布することで前記発光素子を封止する、請求項22乃至請求項24の何れか一項に記載の発光装置の製造方法。
  26. 前記2つのハンガーリードの先端部分の段差構造が、前記先端部分の全領域にある請求項22乃至請求項25の何れか一項に記載の発光装置の製造方法。
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