JP6633850B2 - 積層型固体撮像素子 - Google Patents

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Description

本発明は、積層型固体撮像素子に関する。
近年では、高解像度化や高フレームレート化のニーズが高まってきており、より高速に読み出しを行い得る固体撮像素子が要求されている。
そこで、複数画素をまとめたセル毎にマイクロパッドが形成された裏面入射型のMOS型イメージセンサチップと信号処理チップとがマイクロバンプによって接続された半導体モジュールが提案されている(特許文献1)。特許文献1の技術によれば、読み出し回路が列毎で共有されているわけではなく、セル毎で共有されているため、読み出し速度の高速化を実現することが可能である。
特許第4349232号
しかしながら、提案されている固体撮像素子では、必ずしも十分に良好な画質が得られない場合がある。
本発明の目的は、画質の向上を実現し得る固体撮像素子を提供することにある。
実施形態の一観点によれば、第1の透過波長域を有する第1の光学フィルタが平面視において重なり合うように配された複数の第1の画素部と、前記第1の透過波長域よりも長波長側に位置する第2の透過波長域を有する第2の光学フィルタが平面視において重なり合うように配された複数の第2の画素部を含む画素アレイが一方の主面側に形成された第1の基板と、一方の主面側が前記第1の基板の他方の主面側に対向するように配された第2の基板と、前記第1の基板の前記他方の主面側に前記画素アレイにおける複数の画素部からなるセル毎に形成され、遮光性を有する複数の第1のバンプパッドと、前記第2の基板の前記一方の主面側に前記複数の第1のバンプパッドに対応するように形成された複数の第2のバンプパッドと、前記第1の基板の前記他方の主面側及び前記第2の基板の前記一方の主面側のうちの一方に前記複数の第1のバンプパッドまたは前記複数の第2のバンプパッドが占めている領域及び前記複数の第1のバンプパッドまたは前記複数の第2のバンプパッドの各々から電気的に分離するための分離領域を除いて前記画素アレイが占めている領域の全体を遮蔽するように形成された遮光膜とを有し、前記複数の第1のバンプパッドと前記複数の第2のバンプパッドとが複数のバンプによってそれぞれ接合されており、前記複数の第1の画素部と前記分離領域とが平面視において重なり合い、且つ、前記複数の第2の画素部と前記分離領域とが平面視において重なり合わないように、前記分離領域がレイアウトされていることを特徴とする積層型固体撮像素子が提供される。
本発明によれば、第1の基板の画素部に入射される光が第2の基板に達することを防止し、画質の向上を実現し得る積層型固体撮像素子を提供することができる。
第1実施形態による積層型固体撮像素子を示す斜視図である。 第1実施形態による積層型固体撮像素子の回路図である。 第1実施形態による積層型固体撮像素子の断面図である。 第1実施形態による積層型固体撮像素子におけるレイアウトを示す平面図である。 第2実施形態による積層型固体撮像素子の断面図である。 第2実施形態による積層型固体撮像素子におけるレイアウトを示す平面図である。 第3実施形態による積層型固体撮像素子の断面図である。 第3実施形態による積層型固体撮像素子におけるレイアウトを示す平面図である。
画素部が形成された第1の基板に入射される光が、信号処理部が形成された第2の基板にまで達すると、光の入射に起因するリーク電流等が信号処理部において生じ、画質に悪影響を及ぼす場合が想定される。本願発明者は、鋭意検討した結果、画質の向上を実現し得る以下のような積層型固体撮像素子を想到した。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態による積層型固体撮像素子について図1乃至図4を用いて説明する。図1は、本実施形態による積層型固体撮像素子を示す斜視図である。図2は、本実施形態による積層型固体撮像素子の回路図である。図3は、本実施形態による積層型固体撮像素子の断面図である。図4は、本実施形態による積層型固体撮像素子におけるレイアウトを示す平面図である。なお、図3は、図4のI−I′断面に対応している。
図1に示すように、本実施形態による積層型固体撮像素子は、第1の基板100と第2の基板200とを互いに積層するとともに、バンプ31(図3参照)を用いて接合することによって形成されている。
第1の基板(第1のチップ、撮像素子基板)100は、裏面照射型のCMOS撮像素子(CMOSセンサ)を構成するものである。第1の基板100は、半導体基板110を含んでいる。半導体基板110の一方の主面側(図1における上側の面)には、複数の画素部10が2次元状に配列されており、2次元状に配列された複数の画素部10によって画素アレイ111が形成されている。
半導体基板110の他方の主面側(図1における下側の面)には、複数の配線層121,122,123を含む多層配線構造120が形成されている。多層配線構造120は、例えば、各々の画素部10に電源を供給するための配線、各々の画素部10に駆動信号を供給するための配線、各々の画素部10で光電変換を行うことにより得られた信号を伝達するための配線等を含んでいる。
多層配線構造120の最上層に位置する配線層121、即ち、多層配線構造120に含まれる複数の配線層121,122,123のうちの第2の基板200に最も近い配線層121には、バンプパッド11と遮光膜12とが形成されている。バンプパッド(電極パッド)11と遮光膜12とは、同一導電膜をパターニングすることにより形成されたものである。かかる導電膜は、遮光性を有する導電膜である。このため、バンプパッド11と遮光膜12とは、いずれも遮光性を有している。
バンプパッド11と遮光膜12との間には、バンプパッド11と遮光膜12とを電気的に分離(絶縁)するための分離領域(境界領域)134(図3参照)が存在している。かかる分離領域134には、遮光性を有する導電膜が存在していない。遮光膜12は、バンプパッド11が占めている領域と分離領域134とを除いて、画素アレイ111が占めている領域の全体を遮蔽するように形成されている。バンプパッド11と遮光膜12とが相俟って、第1の基板100に入射される光が第2の基板200に達するのを防止する役割を果たす。
第2の基板(第2のチップ、信号処理基板)200は、所定の信号処理を行うものである。第2の基板200は、半導体基板210を含んでいる。半導体基板210の一方の主面側(図1における上側の面)には、複数の信号処理部20が形成されている。なお、信号処理部20の詳細については、図2を用いて後述することとする。
信号処理部20が形成された半導体基板210上には、複数の配線層221,222,223を含む多層配線構造220が形成されている。多層配線構造220は、例えば、各々の信号処理部20に電源を供給する配線、各々の信号処理部20に駆動信号を供給する配線、各々の信号処理部20から出力されるアナログ信号やデジタル信号を伝達する配線等を含んでいる。
多層配線構造220の最上層に位置する配線層221、即ち、多層配線構造220に含まれる複数の配線層221、222、223のうちの第1の基板100に最も近い配線層221には、バンプパッド21が形成されている。バンプパッド21は、第1の基板100側に配されたバンプパッド11に対応するように配されている。
なお、ここでは、遮光膜12を第1の基板100側に形成する場合を例に説明したが、遮光膜12を第2の基板200側に形成してもよい。この場合には、遮光性を有する同一の導電膜をパターニングすることにより、バンプパッド21と遮光膜12とを形成すればよい。この場合、多層配線構造220の最上層に位置する配線層221に、バンプパッド21と遮光膜12とが位置することとなる。この場合、バンプパッド21が占めている領域と、バンプパッド21と遮光膜12とを電気的に分離するための分離領域(図示せず)とを除いて、画素アレイ111が占めている領域の全体を遮蔽するように遮光膜12を形成すればよい。
第1の基板100側に形成されたバンプパッド11と第2の基板200側に形成されたバンプパッド21とは、バンプ31(図3参照)を介して接合されている。
次に、本実施形態による撮像装置の回路構成について図2を用いて説明する。図2に示すように、各々の画素部10には、フォトダイオード13と、転送スイッチ14と、フローティングディフュージョン部15と、増幅MOSアンプ16と、選択スイッチ17と、リセットスイッチ18とが設けられている。
フォトダイオード(PD)13は、レンズ光学系を介して入射する光を光電変換する光電変換部として機能する。
転送スイッチ(転送トランジスタ)14は、フォトダイオード13で発生する電荷をフローティングディフュージョン(FD)部15に転送するためのものである。転送スイッチ14は、そのゲートに入力される転送信号(転送パルス信号)φTXによって駆動される。なお、転送信号φTXは、画素制御回路30から供給されるようになっている。
フローティングディフュージョン部15は、電荷を一時的に蓄積するとともに、蓄積した電荷を電圧信号に変換する電荷−電圧変換部として機能するものである。
増幅MOSアンプ16は、ソースフォロアであり、増幅MOSアンプ16のゲートには、フローティングディフュージョン部15で電荷−電圧変換を行うことにより得られる信号が入力される。増幅MOSアンプ16のドレインは電源線VDDに接続されており、増幅MOSアンプ16のソースは選択スイッチ17に接続されている。
選択スイッチ17のドレインは増幅MOSアンプ16に接続されており、選択スイッチ17のソースは信号線19に接続されている。選択スイッチ17は、そのゲートに入力される選択信号(選択パルス信号)φSELによって駆動される。選択信号φSELをアクティブレベル(ハイレベル)に設定すると、当該選択信号φSELがゲートに入力されている選択スイッチ17が導通状態となり、当該選択スイッチ17に接続されている増幅MOSアンプ16のソースが信号線19に電気的に接続される。なお、選択信号φSELは、画素制御回路30から供給されるようになっている。
信号線19は、複数の画素部10によって共有されている。ここでは、4つの画素部10が1つの信号線19を共有している場合を例に説明する。各々の画素部10の回路構成は同等であるが、ここでは説明の便宜のため、それぞれの画素部に10(1)、10(2)、10(3)、10(4)という符号を付している。
例えば、画素部10(1)を信号線19に電気的に接続させる場合には、画素部10(1)に対応する選択信号φSEL(1)をアクティブレベルに設定する。選択信号φSEL(1)をアクティブレベルに設定すると、選択スイッチ17が導通状態となり、画素部10(1)が信号線19に電気的に接続される。同様に、画素部10(2)を信号線19に電気的に接続させる場合には、画素部10(2)に対応する選択信号φSEL(2)をアクティブレベルに設定する。画素部10(3)を信号線19に電気的に接続させる場合には、画素部10(3)に対応する選択信号φSEL(3)をアクティブレベルに設定する。画素部10(4)を信号線19に電気的に接続させる場合には、画素部10(4)に対応する選択信号φSEL(4)をアクティブレベルに設定する。信号線19は、多層配線構造120を構成する配線を介してバンプパッド11に電気的に接続されている。バンプパッド11は、上述したように、バンプ31を介してバンプパッド21に電気的に接続されている。バンプパッド21は、多層配線構造220を構成する配線を介して信号処理部20に接続されている。従って、選択信号φSEL(1)〜φSEL(4)を順次アクティブレベルに設定することにより、画素部10(1)〜10(4)を信号処理部20に順次接続することが可能である。
リセットスイッチ18は、そのドレインが電源線VDDに接続されており、そのソースがフローティングディフュージョン部15に接続されている。リセットスイッチ18は、そのゲートに入力されるリセット信号(リセットパルス信号)φRESによって駆動され、フローティングディフュージョン部15に蓄積されている電荷を除去する。なお、リセット信号φRESは、画素制御回路30から供給されるようになっている。
フローティングディフュージョン部15と増幅MOSアンプ16とによって、フローティングディフュージョンアンプ135が構成されている。選択スイッチ17をアクティブにすることによって、フローティングディフュージョンアンプ135の出力が信号処理部20に接続される。
信号処理部20は、フローティングディフュージョンアンプ135に定電流を供給するための定電流源(定電流回路)22と、信号処理を行うための信号処理回路23とを有している。信号処理回路23は、CDS(Correlated Double Sampling、相関2重サンプリング)回路136と、A/D変換(Analog/Digital Conversion)回路137とを含んでいる。信号処理部20によって所定の信号処理が行われ、信号処理部20から出力される信号は例えば多層配線構造220を介して外部に出力される。信号処理部20は、画素部10から出力される信号を読み出すための読み出し回路を構成する。
なお、ここでは、定電流源22を第2の基板200側に設ける場合を例に説明したが、定電流源22を第1の基板100側に設けてもよい。また、ここでは、A/D変換回路137を設ける場合を例に説明したが、A/D変換回路137の代わりにアナログアンプ回路を設けるようにしてもよい。
図3に示すように、第2の基板200上に第1の基板100が配されている。第1の基板100と第2の基板200とは、多層配線構造120,220が形成されている側が互いに対向するように配されている。第1の基板100の半導体基板110の一方の主面側(図3における上側の面)、即ち、半導体基板110の裏面側には、画素部10a、10bが形成されている。符号10aを用いて示している画素部は、平面視においてバンプパッド11、21と重なり合っていない画素部である。符号10bを用いて示している画素部は、平面視においてバンプパッド11、21と重なり合っている画素部である。
画素部10a、10bが形成された半導体基板110の一方の主面側(図3における上側の面)には、画素部10a、10bに到達させる光の成分や光の入射角等を制御するためのフィルタ層(カラーフィルタ層、光学フィルタ層)132が形成されている。カラーフィルタ層132上には、集光を行うためのマイクロレンズ131が形成されている。
第1の基板100側に形成されたバンプパッド11と第2の基板200側に形成されたバンプパッド21とがバンプ31を介して接続されている。バンプパッド11とバンプパッド21とバンプ31とにより接合部32が構成されている。
バンプパッド11と遮光膜12との間には、バンプパッド11と遮光膜12とを電気的に分離するための分離領域134が存在している。分離領域134には、遮光性を有する導電膜が存在していないため、分離領域134は遮光機能を有していない。
なお、ここでは、画素部10で光電変換を行うことによって得られる信号が接合部32を介して信号処理部20に出力される場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、接合部32を介して電源を供給するようにしてもよいし、接合部32を介して駆動信号等を入出力するようにしてもよい。
次に、本実施形態による積層型固体撮像素子のレイアウトについて図4を用いて説明する。Rは、カラーフィルタ層132に設けられた複数のカラーフィルタのうちの赤色のカラーフィルタを示している。Gr、Gbは、カラーフィルタ層132に設けられた複数のカラーフィルタのうちの緑色のカラーフィルタを示している。Bは、カラーフィルタ層132に設けられた複数のカラーフィルタのうちの青色のカラーフィルタを示している。本実施形態では、カラーフィルタ層132におけるカラーフィルタR,Gr,Gb,Bの配列パターンがベイヤ配列になっている。
図4から分かるように、赤色のカラーフィルタRと緑色のカラーフィルタGr,Gbは、画素部10a上に配されており、平面視においてバンプパッド11と重なり合っていない。一方、青色のカラーフィルタBは、画素部10b上に配されており、平面視においてバンプパッド11と重なり合っている。また、青色のカラーフィルタBは、分離領域134とも平面視において重なり合っている。
青色のカラーフィルタBを通過する光の波長は、赤色のカラーフィルタRや緑色のカラーフィルタGr、Gbを通過する光の波長よりも短い。比較的長い波長の光は、半導体基板110の材料として一般的に用いられるシリコン基板を比較的透過しやすいが、比較的短い波長の光は、シリコン基板を比較的透過しにくい。このため、青色のカラーフィルタBを通過した光は、赤色や緑色のカラーフィルタR,Gr,Gbを通過した光と比較して、多層配線構造120の最上層に位置する配線層121まで到達しにくい。平面視において分離領域134と重なり合うように配されているのが青色のカラーフィルタBであるため、本実施形態では、分離領域134に達する光が極めて少ない。このため、本実施形態によれば、分離領域134を通過する光を十分に低減することができる。分離領域134を通過する光を十分に低減し得るため、本実施形態によれば、光の入射に起因するリーク電流等が信号処理部20において生じるのを十分に抑制することができる。従って、本実施形態によれば、良好な画質を得ることが可能な積層型固体撮像素子を提供することができる。
なお、本実施形態では、赤色、緑色、青色のカラーフィルタがカラーフィルタ層132に設けられている場合を例に説明したが、カラーフィルタ層132に配するカラーフィルタは、赤色、緑色、青色に限定されるものではない。例えば、Cy(シアン色)、Mg(マゼンタ色)、Ye(イエロー色)のカラーフィルタ(補色フィルタ)をカラーフィルタ層132に配するようにしてもよい。この場合には、Cyのカラーフィルタと分離領域134とが平面視において重なり合うようにすればよい。
[第2実施形態]
第2実施形態による積層型固体撮像素子を図5及び図6を用いて説明する。図5は、本実施形態による積層型固体撮像素子を示す断面図である。図6は、本実施形態による積層型固体撮像素子におけるレイアウトを示す平面図である。なお、図5は、図6のII−II′断面に対応している。図1乃至図4に示す第1実施形態による積層型固体撮像素子と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による積層型固体撮像素子は、焦点検出画素10cのうちの入射光が到達しない領域と平面視において重なり合うように、分離領域134を配するものである。
図5に示すように、第1の基板100の半導体基板110の一方の主面側(図5における上側の面)、即ち、半導体基板110の裏面側には、画素部10a、10cが形成されている。符号10aを用いて示している画素部は、平面視においてバンプパッド11、21と重なり合っていない画素部である。符号10cを用いて示している画素部は、平面視においてバンプパッド11、21と重なり合っている画素部である。
画素部10a、10bが形成された半導体基板110の一方の主面側(図5における上側の面)には、画素部10a、10bに到達させる光の成分や光の入射角等を制御するためのカラーフィルタ層132が形成されている。画素部10aにおいては、当該画素部10aの全体を覆うようにカラーフィルタ層132が形成されている。一方、画素部10cにおいては、当該画素部10cの半分の領域を覆うようにカラーフィルタ層132が形成されており、当該画素部10cの残りの半分の領域を覆うように遮光部材(遮光層)133が形成されている。遮光部材133は、撮影レンズ(図示せず)の複数の瞳領域(図示せず)のうちの一部の瞳領域を通過した光を遮断するように配される。このような画素部10cは、例えば焦点検出画素として用いられ、画素部10cには入射光が到達しない領域が生じる。本実施形態では、画素部10cのうちの入射光が到達しない領域と平面視において重なり合うように、分離領域134が配されている。
例えば、図5に示すように、画素部10c上に配されたマイクロレンズ131の左半分が遮光部材133によって遮光されている場合を例に説明する。マイクロレンズ131は、半導体基板110の一方の主面側(図5における上側の面)、即ち、半導体基板110の裏面にピントが合うように設計されている。このようなマイクロレンズ131の左半分を遮光するように遮光部材133が配されている。このため、図5の場合には、画素部10cのうちの右側の部分が、入射光が到達しない領域となる。本実施形態では、入射光が到達しないこのような領域に、分離領域134が配されている。
図6に示すように、ある箇所においては画素部10cのうちの左半分に遮光部材133が配されるが、他の箇所においては画素部10cのうちの右半分に遮光部材133が配される。画素部10cのうちの右半分に遮光部材133を配する場合には、画素部10cのうちの左側の部分が、入射光が到達しない領域となる。このような箇所においては、画素部10cのうちの左側の部分に分離領域134が配されている。
なお、ここでは、焦点検出画素に分離領域134を配する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、光学的に黒(Optical Black)の画素部(図示せず)、即ち、オプティカルブラック画素を画素アレイ111に周期的に配置し、かかるオプティカルブラック画素と分離領域134とが平面視において重なり合うようにしてもよい。オプティカルブラックの画素部には、当該画素部に入射する光束を遮るための遮光部が設けられる。
[第3実施形態]
第3実施形態による積層型固体撮像素子を図7及び図8を用いて説明する。図7は、本実施形態による積層型固体撮像素子を示す断面図である。図8は、本実施形態による積層型固体撮像素子のレイアウトを示す平面図である。なお、図7は、図8のIII−III′断面に対応している。図1乃至図6に示す第1又は第2実施形態による積層型固体撮像素子と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による積層型固体撮像素子は、バンプパッド11のサイズが画素部10のサイズよりも大きく設定されているものである。
ることが可能である。
図7に示すように、第1の基板100の半導体基板110の一方の主面側(図7における上側の面)、即ち、半導体基板110の裏面側には、画素部10d、10eが形成されている。画素部10dは、平面視において分離領域134と重なり合っている画素部である。画素部10eは、平面視において分離領域134と重なり合っていない画素部である。
赤色のカラーフィルタRは、画素部10e上に配されており、バンプパッド11とは平面視において重なり合っているが、分離領域134とは平面視において重なり合っていない。一方、緑色と青色のカラーフィルタGr,Gb,Bは、画素部10d上に配されており、分離領域134と平面視において重なり合っている。
緑色や青色のカラーフィルタGr,Gb,Bを通過する光の波長は、赤色のカラーフィルタRを通過する光の波長よりも短い。比較的長い波長の光は、半導体基板110の材料として一般的に用いられるシリコン基板を比較的透過しやすいが、比較的短い波長の光は、シリコン基板を比較的透過しにくい。このため、緑色や青色のカラーフィルタGr,Gb,Bを通過した光は、赤色のカラーフィルタRを通過した光と比較して、多層配線構造120の最上層に位置する配線層121まで到達しにくい。平面視において分離領域134と重なり合うように配されているのが緑色や青色のカラーフィルタGr,Gb,Bであるため、本実施形態の場合にも、分離領域134に達する光は極めて少ない。このため、本実施形態によっても、分離領域134を通過する光を十分に低減することができる。分離領域134を通過する光を十分に低減し得るため、本実施形態によっても、光の入射に起因するリーク電流等が信号処理部20において生じるのを十分に抑制することができる。従って、本実施形態によっても、良好な画質を得ることが可能な積層型固体撮像素子を提供することができる。
なお、本実施形態では、カラーフィルタのレイアウトがベイヤ配列である場合を例に説明したが、カラーフィルタのレイアウトはベイヤ配列に限定されるものではない。例えば、Cy、Mg、Yeのカラーフィルタを有する積層型固体撮像素子に本発明を適用してもよい。この場合には、Yeのカラーフィルタと画素部10eとが平面視において重なり合うようにすればよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、カラーフィルタ層132に設けられているカラーフィルタ(光学フィルタ)が青色、緑色、赤色等である場合を例に説明したが、カラーフィルタ層132に設けられているカラーフィルタ(光学フィルタ)はこれらに限定されるものではない。透過波長域が比較的長波長側に位置する光学フィルタと分離領域134とが平面視において重なり合わないようにし、透過波長域が比較的短波長側に位置する光学フィルタと分離領域134とが平面視において重なり合うようにすればよい。
10…画素部
11,21…マイクロパッド
12…導電膜
13…フォトダイオード
14…転送スイッチ
15…フローティングディフュージョン部
16…増幅MOSアンプ
17…選択スイッチ
18…リセットスイッチ
19…信号線
20…信号処理部
22…定電流源
23…信号処理回路
30…画素制御回路
100…第1の基板
110…半導体基板
111…画素アレイ
120,220…多層配線構造
121,122,123,221,222,223…配線層
131…マイクロレンズ
132…カラーフィルタ層
133…遮光部材
200…第2の基板
210…半導体基板

Claims (5)

  1. 第1の透過波長域を有する第1の光学フィルタが平面視において重なり合うように配された複数の第1の画素部と、前記第1の透過波長域よりも長波長側に位置する第2の透過波長域を有する第2の光学フィルタが平面視において重なり合うように配された複数の第2の画素部を含む画素アレイが一方の主面側に形成された第1の基板と、
    一方の主面側が前記第1の基板の他方の主面側に対向するように配された第2の基板と、
    前記第1の基板の前記他方の主面側に前記画素アレイにおける複数の画素部からなるセル毎に形成され、遮光性を有する複数の第1のバンプパッドと、
    前記第2の基板の前記一方の主面側に前記複数の第1のバンプパッドに対応するように形成された複数の第2のバンプパッドと、
    前記第1の基板の前記他方の主面側及び前記第2の基板の前記一方の主面側のうちの一方に前記複数の第1のバンプパッドまたは前記複数の第2のバンプパッドが占めている領域及び前記複数の第1のバンプパッドまたは前記複数の第2のバンプパッドの各々から電気的に分離するための分離領域を除いて前記画素アレイが占めている領域の全体を遮蔽するように形成された遮光膜と
    を有し、
    前記複数の第1のバンプパッドと前記複数の第2のバンプパッドとが複数のバンプによってそれぞれ接合されており、
    前記複数の第1の画素部と前記分離領域とが平面視において重なり合い、且つ、前記複数の第2の画素部と前記分離領域とが平面視において重なり合わないように、前記分離領域がレイアウトされている
    ことを特徴とする積層型固体撮像素子。
  2. 前記第1の光学フィルタは緑色のカラーフィルタと青色のカラーフィルタを含み、
    前記第2の光学フィルタは赤色のカラーフィルタを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層型固体撮像素子。
  3. 前記第1の光学フィルタはシアン色のカラーフィルタとイエロー色のカラーフィルタを含み、前記第2の光学フィルタはマゼンタ色のカラーフィルタを含むことを特徴とする請求項に記載の積層型固体撮像素子。
  4. 前記第1の画素部は、レンズ光学系の複数の瞳領域のうちの一部の瞳領域を通過した光束を遮る遮光部が設けられた焦点検出画素であることを特徴とする請求項に記載の積層型固体撮像素子。
  5. 前記第1の画素部は、入射する光束を遮るための遮光部が設けられたオプティカルブラックの画素部であることを特徴とする請求項に記載の積層型固体撮像素子。
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