JP6633355B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関し、特に、表示パネルに表示されるべき画像の輝度むらや色むらを補正する画像処理装置及び画像処理方法に関する。
液晶パネルや有機エレクトロルミネッセンスパネルといった表示パネルを備える表示装置は、外部から供給される画像信号乃至はビデオ信号を受け、該画像信号に基づく画像乃至は映像を表示パネルに表示する。このような表示パネルは、典型的には、数百万ピクセルからなり、非常に精細な製造技術によって製造されるが、現実問題として、いわゆる製造ばらつき(例えば液晶材料の厚さの不均一性や電圧印加時の動作特性のばらつき等)により、製造された表示パネルに輝度むらや色むらが生じてしまうことは避けられない。
このため、表示装置の輝度むらの特性を予め評価して補正データを作成し、これをルックアップテーブルに記憶しておき、表示パネルに出力すべき画像信号が示す各ピクセルの輝度値に対して、該補正データを適用することによって、表示される画像の輝度むらや色むらを補正することが一般に行われている。
例えば、下記特許文献1に開示される表示装置の輝度値の調整方法では、表示装置の表示画像の輝度値を測定し、表示画像を複数の領域に分割した各画像領域に対応する測定された輝度値を第1記録手段に記録し、測定された輝度値に基づいて設定される目標輝度値に輝度値を補正するための輝度値補正量、及び輝度値補正量に対応する階調値の補正係数の関係を第2記録手段に記録し、輝度値補正量及び階調値の補正係数に基づいて、表示画像の階調値を画像領域ごとに補正している。
また、上述した輝度値の調整方法に関連して、画像信号の輝度値の情報に基づいて画像の所定の領域における輝度の分布を評価して、該画像の輝度値を補正することによって、画像の輪郭補正を行う技術が知られている。
例えば、下記特許文献2に開示される画像表示装置は、入力画像信号をスケーリング処理する画像信号処理部と、スケーリング処理された画像信号に対し輪郭強調処理する画像輪郭補正部と、輪郭強調処理された画像信号に基づく画像を表示する表示部とを備える。該画像表示装置は、該画像輪郭補正部によって、該表示部を構成する一つの画素を中心とする水平及び垂直両方向に一定の拡がりを有する所定エリア内における輝度値情報に基づき、強調度合いを示す係数を選択することによって、輪郭強調処理を行っている。
特開2007−114427号公報 特開2008−197437号公報
上述した特許文献1に開示されるような表示装置の輝度値の調整方法は、輝度むらが目立つか否かを考慮することなく輝度値の補正を行うため、本来は輝度値の補正が望ましくない画像を示す画像信号に対しても一律に輝度値の補正を行っていた。この結果、必要以上に表示パネルの輝度に関する表現範囲の低下を招いてしまうという問題があった。
また、上述した特許文献2に開示されるような画像表示装置は、画像信号の輝度値情報に基づいて、画像の輝度値を補正することによって画像の輪郭強調処理をするものであって、画像表示装置が有する輝度むらについては、何ら考慮されていなかった。
そこで、本発明は、表示されるべき画像の輝度むらが目立つか否かを考慮しながら、各ピクセルの輝度値を補正することができる画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
より具体的には、本発明は、表示されるべき画像の特徴(例えば、塗りつぶし画像等)に基づいて各ピクセルの各色成分の色度に対する補正量を決定し、該決定した補正量に基づいて、該ピクセルの各色成分の色度を補正することによって該ピクセルの輝度値を補正することができる画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、以下の技術的特徴乃至は発明特定事項を含んで構成される。
すなわち、ある観点に従う本発明は、送信装置から送信される画像に関するデータ信号を処理し、該データ信号を表示装置に出力する画像処理装置である。前記画像処理装置は、前記データ信号に基づいて、前記データ信号が示す各ピクセルの輝度値をそれぞれ算出する輝度値算出部と、前記データ信号に基づいて、前記データ信号が示す各ピクセルの前記表示装置における所定のフレームにおける位置情報を生成する位置情報生成部と、前記所定のフレームにおける複数の分割領域のそれぞれに対して、前記位置情報及び前記輝度値に基づいて、所定の塗りつぶし率を算出する塗りつぶし率算出部と、複数の前記所定の塗りつぶし率の少なくとも1つと前記ピクセルの輝度値とに基づいて、該ピクセルの所定の画素係数を決定する係数決定部と、前記データ信号が示すピクセルの各色成分の色度及び前記位置情報基準補正量と、前記所定の画素係数とに基づいて補正量を決定する補正量決定部と、前記データ信号が示すピクセルの各色成分の色度を前記補正量に従って補正することにより補正データ信号を生成し、出力する演算部と、を備え得る。
これにより、画像処理装置は、画像の特徴(例えば塗りつぶし画像及び/又はその状態)に基づいて、表示されるべき各ピクセルの輝度値に対する補正量を決定し、該決定した補正量に基づいて、該ピクセルの輝度値を補正することができるようになる。
ここで、前記塗りつぶし率算出部は、前記各分割領域における前記ピクセル群の輝度値に基づいて、前記各分割領域に対するヒストグラムを算出し、該算出したヒストグラムに基づいて、前記各分割領域における前記ピクセル群のうち所定のしきい値以上の前記輝度値を示すピクセルの割合を決定し、前記割合を前記各分割領域に対する前記所定の塗りつぶし率として決定し得る。
これにより、画像処理装置は、ピクセル群のうち所定のしきい値以上の輝度値を示すピクセルの割合である所定の塗りつぶし率に基づいて、表示されるべき各ピクセルの各色成分の色度に対する補正量を決定し、該決定した補正量に基づいて、該ピクセルの各色成分の色度を補正することによって、該ピクセルの輝度値を補正することができるようになる。
さらに、前記塗りつぶし率算出部は、前記各分割領域を分割した前記各細分割領域におけるピクセル群の輝度値に基づく該各細分割領域に対するヒストグラムに基づいて、前記各細分割領域に対する塗りつぶし率を決定し、該決定した各細分割領域に対する塗りつぶし率のうちの最大値を対応する前記分割領域の前記所定の塗りつぶし率として決定し得る。
これにより、画像処理装置は、各分割領域を分割した各細分割領域に対する塗りつぶし率を決定し、該決定した各細分割領域に対する塗りつぶし率に基づいて、各分割領域に対する所定の塗りつぶし率を決定するため、より高精度に表示されるべき各ピクセルの各色成分の色度に対する補正量を決定し、該決定した補正量に基づいて、該ピクセルの各色成分の色度を補正することによって、該ピクセルの輝度値を補正することができるようになる。
また、前記係数決定部は、前記各分割領域に対する所定の塗りつぶし率の大きさに従って、前記各分割領域に対するフレーム係数を決定し、前記フレーム係数及び前記ピクセルの輝度値の大きさに従って、前記所定の画素係数を決定し得る。
これにより、画像処理装置は、塗りつぶし率の大きさに従うフレーム係数と、ピクセルの輝度値の大きさとに従って、所定の画素係数を決定することができるようになる。
さらに、前記係数決定部は、前記フレームにおける前記各分割領域の範囲、及び前記各分割領域を形成する境界の近傍の範囲を定義する境界定義部を含み、前記係数決定部は、前記ピクセルが属する特定の分割領域を形成する境界の近傍に前記ピクセルが位置しない場合に、前記特定の分割領域に対する前記所定の塗りつぶし係数に基づいて決定される平滑化係数に基づいて、前記所定の画素係数を決定し得る。
これにより、画像処理装置は、ピクセルが特定の分割領域を形成する境界の近傍に位置するか否かに基づいた画素係数に従って、各ピクセルの各色成分の色度に対する補正量を決定し、該決定した補正量に基づいて、該ピクセルの各色成分の色度を補正することによって、該ピクセルの輝度値を補正することができるようになる。
また、前記係数決定部は、前記ピクセルが前記特定の分割領域を形成する境界の近傍に位置する場合に、前記特定の分割領域及び前記境界を形成する他の分割領域のそれぞれに対する前記所定の塗りつぶし係数に基づく平滑化係数に基づいて、前記所定の画素係数を決定し得る。
これにより、画像処理装置は、特定の分割領域及び境界を形成する他の分割領域のそれぞれに対する所定の塗りつぶし係数に基づく平滑化係数に基づいて所定の画素係数を決定するので、隣接する分割領域どうしで補正量が異なることによって分割領域の境界が目立ってしまうという不具合を防止することができるようになる。
また、前記画像処理装置は、前記各分割領域における輝度むらの有無に関する情報を記憶する輝度むら情報記憶部をさらに備え、前記係数決定部は、前記輝度むら情報記憶部に記憶された輝度むらの有無に関する情報に基づいて、前記所定の画素係数を決定し得る。
これにより、画像処理装置は、画像の特徴(例えば塗りつぶし画像であるか否か)と、画像処理装置の輝度むらの特性とに基づいて、画像の補正を行うか否かを決定することができるようになる。
さらに、前記係数決定部は、前記ピクセルが属する特定の分割領域に対応する塗りつぶし率が所定の値未満である場合、前記所定の画素係数を前記補正データ信号及び前記データ信号が同じ信号となるような値に決定し得る。
これにより、画像処理装置は、塗りつぶし率が所定の値未満である分割領域に対しては補正を行わないように制御することができる。
さらにまた、前記係数決定部は、前記ピクセルが属する特定の分割領域が輝度むらのない分割領域であり、前記特定の分割領域に隣接し、輝度むらがあり、かつ、対応する塗りつぶし率が所定の値以上である分割領域がない場合、前記所定の画素係数を前記補正データ信号及び前記データ信号が同じ信号となるような値に決定し得る。
これにより、画像処理装置は、輝度むらのある分割領域が隣接しない分割領域や、塗りつぶされている分割領域が隣接しない分割領域に対しては補正を行わないように制御することができるようになる。
さらに、別の観点に従う本発明は、送信装置から送信される画像に関するデータ信号を処理する画像処理方法である。前記画像処理方法は、前記データ信号に基づいて、前記データ信号が示す各ピクセルの輝度値をそれぞれ算出することと、前記表示装置における所定のフレームにおける複数の分割領域のそれぞれに対して、前記輝度値に基づいて、所定の塗りつぶし率を算出することと、複数の前記所定の塗りつぶし率の少なくとも1つと前記ピクセルの輝度値とに基づいて、該ピクセルの所定の画素係数を決定することと、前記データ信号に基づく基準補正量と前記所定の画素係数とに基づいて補正量を決定することと、前記データ信号が示すピクセルの各色成分の色度を前記補正量に従って補正することにより補正データ信号を生成し、前記表示装置に出力することと、を含み得る。
これにより、画像処理装置は、画像の特徴(例えば塗りつぶし画像及び/又はその状態)に基づいて、表示されるべき各ピクセルの各色成分の色度に対する補正量を決定し、該決定した補正量に基づいて、該ピクセルの各色成分の色度を補正することによって、該ピクセルの輝度値を補正することができるようになる。
ここで、前記所定の画素係数を決定することは、前記ピクセルが属する特定の前記分割領域を形成する境界の近傍に前記ピクセルが位置しない場合、前記特定の前記分割領域に対する前記所定の塗りつぶし率に基づいて決定される平滑化係数に基づいて、前記所定の画素係数を決定することを含み得る。
これにより、画像処理装置は、ピクセルが属する特定の分割領域に対応する所定の塗りつぶし率に基づく平滑化係数により画素係数を決定するため、表示されるべき各ピクセルの各色成分の色度に対する補正量をさらに高精度に決定し、該決定した補正量に基づいて、ピクセルの各色成分の色度を補正することによって、該ピクセルの輝度値を補正することができるようになる。
また、前記所定の画素係数を決定することは、前記ピクセルが属する特定の前記分割領域を形成する境界の近傍に前記ピクセルが位置する場合、前記特定の前記分割領域及び前記境界を決定する他の分割領域のそれぞれに対する前記所定の塗りつぶし率に基づく平滑化係数に基づいて、前記所定の画素係数を決定することを含み得る。
これにより、画像処理装置は、特定の分割領域及び境界を形成する他の分割領域のそれぞれに対する所定の塗りつぶし係数に基づく平滑化係数に基づいて所定の画素係数を決定するので、隣接する分割領域どうしで補正量が異なることによって分割領域の境界が目立ってしまうという不具合を防止することができるようになる。
さらに、前記所定の画素係数を決定することは、前記ピクセルが属する特定の前記分割領域が輝度むらのある前記分割領域であるか否かを判断することと、前記特定の分割領域が輝度むらのある前記分割領域でないと判断する場合、前記特定の分割領域に隣接し、輝度むらがあり、かつ、前記所定の塗りつぶし率が所定の値以上である前記分割領域があるか否かを判断し、前記特定の分割領域に隣接し、輝度むらがあり、かつ、対応する前記所定の塗りつぶし率が所定の値以上である前記分割領域がないと判断する場合、前記所定の画素係数を前記補正データ信号及び前記データ信号が同じ信号となるような値に決定することと、を含み得る。
これにより、画像処理装置は、輝度むらのある分割領域が隣接しない分割領域や、塗りつぶされている分割領域が隣接しない分割領域に対しては補正を行わないように制御することができるようになる。
さらにまた、前記所定の画素係数を決定することは、前記特定の前記分割領域に対応する前記所定の塗りつぶし率が所定の値未満であるか否かを判断し、前記特定の前記分割領域に対応する前記所定の塗りつぶし率が所定の値未満であると判断する場合、前記所定の画素係数を前記補正データ信号及び前記データ信号が同じ信号となるような値に決定することをさらに含み得る。
これにより、画像処理装置は、塗りつぶし率が所定の値未満である分割領域に対しては補正を行わないように制御することができる。
本発明によれば、画像処理装置は、表示されるべき画像の輝度むらが目立つか否かを考慮しながら、各ピクセルの輝度値を補正することができるようになる。
より具体的には、本発明によれば、画像処理装置は、画像の特徴(例えば、塗りつぶし画像等)に基づいて、各ピクセルの色各色成分の色度の補正量を決定し、該決定した補正量に基づいて、該ピクセルの輝度値を補正することができるようになる。
本発明の他の技術的特徴、目的、及び作用効果乃至は利点は、添付した図面を参照して説明される以下の実施形態により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係る画像伝送システムの概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置において決定される画像の塗りつぶし率を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置における各係数の算出方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る画像伝送システムの概略構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置において処理されるフレームの分割領域の境界の近傍を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置における平滑化係数の算出方法を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態における画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る画像伝送システムの概略構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像処理装置におけるフレームの画像と補正量との関係を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。以下の図の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付して表している。図は、模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の一実施形態に係る画像伝送システムの概略構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態に係る画像伝送システム100は、送信装置110と、受信装置120とを含んで構成される。
送信装置110は、典型的にはeDP(embeded Display Port)規格に従うソース機器(例えば、パーソナルコンピュータやセットトップボックス等)であるが、これに限られるものではなく、他の規格、例えばDVI(Digital Visual Interface)規格等に従うソース機器であり得る。送信装置110は、例えばYUVフォーマットやRGBフォーマット等の各種のフォーマットに従って、表示すべき画像の輝度や色度に関する情報、水平同期及び垂直同期に関する情報、及びピクセルクロックを含むデータ信号Dを生成し、該データ信号Dを受信装置120に送信する。以下では、データ信号Dは、RGBフォーマットに従う信号であるものとする。
受信装置120は、送信装置110に対応するシンク機器(例えば、コンピュータディスプレイやプロジェクタ等)である。受信装置120は、送信装置110から送信されるデータ信号Dに基づいて、補正データ信号D’を生成し、該補正データ信号D’に従う画像を表示する。受信装置120は、例えば、画像処理装置130と表示装置140とを含んで構成される。画像処理装置130は、例えば、位置情報生成部131と、輝度値算出部132と、塗りつぶし率算出部133と、係数決定部134と、基準補正量決定部135と、補正部136とを含む。また、画像処理装置130は、信号の処理タイミングを調整するためのバッファ(図示せず)を含み得る。バッファは、例えば、処理される信号を1フレーム分だけ遅延させて出力する。表示装置140は、例えば、液晶素子や有機エレクトロルミネッセンス素子からなる表示パネル備え、画像信号に基づく画像を表示するためのコンポーネントである。
位置情報生成部131は、送信装置110から送信されるデータ信号Dに基づいて、位置信号p(x,y)を生成する。具体的には、位置情報生成部131は、データ信号Dに含まれる水平同期及び垂直同期に関する情報及びピクセルクロックに基づいて、表示すべきピクセルのフレームにおける位置(水平位置x及び垂直位置y)を特定し、該特定した位置に基づいて、位置信号p(x,y)を生成する。位置情報生成部131は、該生成した位置信号p(x,y)を塗りつぶし率算出部133に出力するとともに、該位置信号p(x,y)を図示しないバッファを介して基準補正量決定部135に出力する。
輝度値算出部132は、データ信号Dに基づいて、各ピクセルの輝度値Brを算出する。具体的には、輝度値算出部132は、データ信号Dが示す各色成分の色度に基づいて、輝度に関する情報を輝度値Brとして算出する。データ信号DがRGBフォーマット以外のフォーマットに従う信号である場合、輝度値算出部132は、該信号のフォーマットをRGBフォーマットに変換した後、該変換の結果から得られる各色成分の色度に基づいて、輝度値Brを算出する。輝度値算出部132は、輝度値Brを塗りつぶし率算出部133に出力するとともに、輝度値Brをバッファ(図示せず)を介して係数決定部134に出力する。輝度値Brは、典型的には、表示装置140上に表示されるピクセルの明るさの度合いを示す値である。あるいは、輝度値Brは、例えば、あるピクセルの各色成分(例えば赤色成分、緑色成分、及び青色成分)の色度に所定の重み係数を乗じて得られる値であっても良い。また、他の例として、輝度値算出部132は、ピクセル単位の輝度値Brの算出に代えて、例えば8×8ピクセルからなるブロック単位で輝度値Brを算出するように構成されてもよい。
塗りつぶし率算出部133は、例えばヒストグラムを用いて、画像の塗りつぶし率Fを算出し、決定する。画像の塗りつぶし率Fとは、所定の領域に対して所定の画像が占める割合である。例えば、画像の塗りつぶし率Fは、表示されるべき1フレーム全体に対して、所定のしきい値THより高い輝度値Brを有するピクセル領域が占める割合によって算出される。本実施形態の塗りつぶし率算出部133は、表示されるべき画像を含む1フレームを複数の分割領域に分割し、各分割領域における画像部分の輝度値Brのヒストグラムを求め、各ヒストグラムに基づいて該1フレームに対する画像の塗りつぶし率Fを決定している。塗りつぶし率算出部133は、例えばヒストグラム作成部1331と、塗りつぶし率決定部1332とを含んで構成される。
ヒストグラム作成部1331は、表示すべき1フレームにおける画像をいくつかの分割領域に分割し、分割領域ごとに輝度値Brのヒストグラムを作成する。輝度値Brのヒストグラムは、第1の輝度レベル(例えば輝度値Brの値が150以上160未満)におけるピクセルがn1個、第2の輝度レベル(例えば輝度値Brの値が160以上170未満)におけるピクセルがn2個というように、所定の輝度レベルごとにおける対応する輝度値のピクセルの総数を示す。ヒストグラム作成部1331は、輝度値算出部132において算出される輝度値Brが更新されるごとに、複数の輝度範囲のそれぞれについて、輝度値Brがいくつ存在するかをカウントすることによって、位置信号p(x,y)が示すピクセルの位置が属する分割領域における輝度値Brのヒストグラムを作成する。
塗りつぶし率決定部1332は、ヒストグラム作成部1331が作成した各分割領域のヒストグラムに基づいて、各分割領域に対応する分割領域ごとの塗りつぶし率F(i)を算出する(iは、各分割領域に関連付けられるインデックスを示す値である。)。さらに、塗りつぶし率決定部1332は、該算出した各分割領域に対応する分割領域ごとの塗りつぶし率F(i)に基づいて、例えば、代表値としての塗りつぶし率Fを決定する。塗りつぶし率決定部1332は、典型的には、各分割領域に対応する分割領域ごとの塗りつぶし率F(i)の最大値を塗りつぶし率Fとして決定するが、これに限られるものではなく、例えば、最小値や中央値、平均値等を塗りつぶし率Fとして決定し得る。
係数決定部134は、塗りつぶし率算出部133によって決定された塗りつぶし率Fに基づいて得られるフレーム係数fと、輝度値算出部132からバッファ(図示せず)によって遅延されて出力される表示されるべきピクセルの輝度値Brとに基づいて、後述する基準補正量決定部135によって決定される基準補正量αを補正するための画素係数gを決定する。つまり、フレーム係数fは、フレームにおける画像の塗りつぶし率Fの大きさに依存する係数であり、画素係数gは、ピクセルの輝度値Brの大きさに依存する係数である。係数決定部134は、例えば、フレーム係数決定部1341と、画素係数決定部1342とを含んで構成される。
フレーム係数決定部1341は、塗りつぶし率算出部133によって決定された塗りつぶし率Fに基づいて、フレーム係数fを決定する。フレーム係数決定部1341は、典型的には、塗りつぶし率Fの値が大きいほど大きくなり、塗りつぶし率Fの値が小さいほど小さくなるように、フレーム係数fの値を決定する。なお、フレーム係数fの具体的な決定方法に関しては、後述する。
画素係数決定部1342は、フレーム係数決定部1341が決定したフレーム係数fと、表示されるべきピクセルの輝度値Brとに基づいて、画素係数gを決定する。画素係数決定部1342は、典型的には、輝度値Brの値が大きいほど小さくなり、輝度値Brの値が小さくなるほど大きくなるように、画素係数gの値を決定する。なお、画素係数gの具体的な決定方法に関しては、後述する。
基準補正量決定部135は、例えば、ルックアップテーブルを含んで構成される。該ルックアップテーブルは、表示されるべき画像のピクセルの位置情報と、表示されるべき画像のピクセルの各色成分の色度と、その位置情報に対応する基準補正量αとを関連付けたテーブルである。基準補正量決定部135は、該ルックアップテーブルを参照することによって、図示しないバッファによって遅延されて出力される位置信号p(x,y)が示すピクセルに対応する基準補正量αを決定する。基準補正量αとは、例えば既知の方法で予め測定され評価されたピクセルの輝度値の補正量である。
補正部136は、基準補正量α及び画素係数gに基づいて補正量Δαを決定し、該決定した補正量Δαに従って、データ信号Dが示す各色成分の色度を補正することによって、該データ信号Dが示す画像の輝度むらを補正する。補正部136は、補正量Δαを決定する補正量決定部1361と、補正量Δαによってデータ信号Dが示す各色成分の色度を補正する演算部1362とを含んで構成される。
補正量決定部1361は、基準補正量α及び画素係数gに基づいて、補正量Δαを決定する。具体的には、補正量決定部1361は、基準補正量決定部135が決定した基準補正量αに対して、係数決定部134が決定した画素係数gを例えば乗算することによって、補正量Δαを算出する。
演算部1362は、バッファ(図示せず)によって遅延されて出力されるデータ信号Dが示す各色成分の色度に対して、補正量決定部1361が決定した補正量Δαを例えば加算することによって、各色成分の色度を補正する。演算部1362は、該補正の結果を補正データ信号D’として表示装置140に出力する。なお、データ信号DがRGBフォーマット以外のフォーマットに従う信号である場合、演算部1362は、該信号のフォーマットをRGBフォーマットに変換し、該変換の結果が示す各色成分の色度に対して補正量Δαに基づいて補正を行い、該補正の結果のフォーマットを再び元のフォーマットに変換し、補正データ信号D’として表示装置140に出力する。
なお、画像処理装置130は、補正部136の後段に、例えば、ガンマ補正を行うガンマ補正部を含んでも良い。また、画像処理装置130は、表示装置140が液晶パネルである場合、液晶素子の応答速度を高速化するためのオーバードライブ処理を行うオーバードライブ処理部を含んでも良い。
上述したように、表示装置140は、例えば、液晶素子や有機エレクトロルミネッセンス素子を含んで構成される。表示装置140は、画像処理装置130の補正部136から出力される補正データ信号D’に従って例えば表示パネルに画像を表示する。なお、本例において、表示装置140は、受信装置120内に設けられているが、これに限られるものではなく、受信装置120とは別体として設けられても良い。
以上のように構成される画像処理装置130は、送信装置110から供給されるデータ信号Dに基づいて、表示されるべき各ピクセルについて輝度値Brを算出し、該算出した輝度値Brに基づいて、表示されるべき画像の塗りつぶし率Fを決定する。画像処理装置130は、続いて、該ピクセルの輝度値Br、該画像の塗りつぶし率F、及び該ピクセルの位置情報に基づいて、該データ信号Dが示す各ピクセルの各色成分の色度の補正量Δαを決定し、該ピクセルの各色成分の色度を補正する。このように、画像処理装置130は、画像の特徴(例えば塗りつぶし画像及び/又はその状態)に基づいて、データ信号Dが示す表示されるべき各ピクセルの各色成分の色度を補正するため、各ピクセルの輝度値を補正することができる。
図2は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置において決定される画像の塗りつぶし率を説明するための図である。具体的には、同図(a)は、表示されるべき1フレームにおける画像の輝度値Brの分布と該フレームを分割した各分割領域との関係を示し、同図(b)は、各分割領域におけるピクセルの輝度値Brのヒストグラム、分割領域ごとの塗りつぶし率F(1)乃至F(4)及びフレーム全体の塗りつぶし率Fを示す。
同図(a)に示すように、表示されるべき1フレームに対して、例えば、4つの分割領域201乃至204が定義される。同図(a)は、表示されるべき1フレームにおける画像領域205が、分割領域201乃至204にわたっていることを示している。ここで、画像領域205は、所定のしきい値THより高い輝度値Brを有するピクセルによって構成される領域であり、ユーザによって何らかの輪郭を有する画像として認識され得る。
同図(b)の上段には、分割領域201乃至204のそれぞれに対して、塗りつぶし率算出部133により作成されたヒストグラムの一例が示されている。塗りつぶし率算出部133は、作成した各ヒストグラムに基づいて、分割領域201乃至204のそれぞれの分割領域ごとの塗りつぶし率F(i)を決定し、さらにフレーム全体の塗りつぶし率Fを決定する。また、同図(b)の下段には、分割領域201乃至204の分割領域ごとの塗りつぶし率F(1)乃至F(4)が、それぞれ、0.7、0.1、0.4及び0.2であり、フレーム全体の塗りつぶし率Fが0.7であることが示されている。塗りつぶし率Fは、例えば、分割領域ごとに決定される分割領域ごとの塗りつぶし率F(i)のうちの最大値である。
図3は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置における各係数の算出方法を説明するための図である。
まず、フレーム係数決定部1341は、塗りつぶし率算出部133によって決定された塗りつぶし率Fに基づいて、下記の<式1>に従い、フレーム係数fを決定する。
f=0 (ただし、F≦Fmin),2×(F−Fmin) (ただし、Fmin<F<Fmax),1 (ただし、Fmax≦F) …<式1>
ここで、Fminは、塗りつぶし率Fの最小基準値であり、Fmaxは、塗りつぶし率Fの最大基準値である。
すなわち、フレーム係数決定部1341は、<式1>に従って、塗りつぶし率Fが最小基準値Fmin以下であれば、フレーム係数fを0に決定する。一方、フレーム係数決定部1341は、塗りつぶし率Fが最大基準値Fmax以上であれば、フレーム係数fを1に決定する。また、フレーム係数決定部1341は、塗りつぶし率Fが最小基準値Fminより大きく最大基準値Fmaxより小さければ、フレーム係数fを0より大きく、かつ、1より小さい範囲で塗りつぶし率Fに応じた所定の値に決定する。本例では、フレーム係数決定部1341は、0から1までの間を線形補間するように、フレーム係数fを決定する。あるいは、フレーム係数fは、多項式や指数関数、三角関数等、又はこれらの組み合わせを用いて決定されても良い。
次に、画素係数決定部1342は、ピクセルの輝度値Br及びフレーム係数決定部1341が決定したフレーム係数fに基づいて、下記の<式2>に従い、画素係数gを決定する。
g=1 (ただし、0≦Br≦Brmin),(1−f)×(Brmax−Br)/(Brmax−Brmin)+f (ただし、Brmin<Br≦Brmax),f (ただし、Brmax<Br≦255) …<式2>
ここで、Brminは、輝度の最小基準値であり、Brmaxは、輝度の最大基準値である。
すなわち、画素係数決定部1342は、輝度値Brが最小基準値Brmin以下であれば、画素係数gを1に決定する。一方、画素係数決定部1342は、輝度値Brが最大基準値Brmaxより大きければ画素係数gをフレーム係数fの値に決定する。また、画素係数決定部1342は、輝度値Brが最小基準値Brminより大きく最大基準値Brmax以下であれば、画素係数gの値をフレーム係数fより大きく1より小さい範囲で輝度値Brに応じた所定の値に決定する。本例では、画素係数決定部1342は、フレーム係数fから1までの間を線形補間するように、画素係数gを決定する。あるいは、画素係数gは、多項式や指数関数、三角関数等、又はこれらの組み合わせ用いて決定されても良い。
次に、補正量決定部1361は、基準補正量決定部135から出力される基準補正量α及び画素係数決定部1342から出力される画素係数gに基づいて、下記の<式3>に従い、補正量Δαを決定する。
Δα=α×g …<式3>
ここで、gは、f〜1であり、fは、0〜1である。
そして、演算部1362は、データ信号D及び補正量決定部1361から出力される補正量Δαに基づいて、下記の<式4>に従い、補正データ信号D’を生成し、出力する。
D’=D+Δα …<式4>
ここで、Δαは、0〜αである。
以上のように、画像処理装置130は、表示されるべきフレームにおける画像の塗りつぶし率F及びピクセルの輝度値Brに基づいて、補正量Δαを決定するので、補正量Δαは、塗りつぶし率Fが大きいほど大きくなり、塗りつぶし率Fが小さいほど小さくなる一方、輝度値Brが大きいほど小さくなり、輝度値Brが小さいほど大きくなる。とりわけ、画像処理装置130は、塗りつぶし率Fが最小基準値Fminより小さく、輝度値Brが最大基準値Brmaxより大きい場合、データ信号Dのピクセルの各色成分の色度に対して補正を行わずに、そのまま補正データ信号D’として出力する。したがって、画像の特徴によってはそのピクセルの輝度むらが目立たない場合があり、その場合には、各色成分の色度の補正が行われず(すなわち、補正量Δα=0)、したがって輝度も変化しないため、画像の輝度の過度な低下を抑制することができ、良好な画像を表示することができるようになる。
図4は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の動作を示すフローチャートである。同図を参照して、画像処理装置130は、まず、送信装置110から送信される表示されるべき画像の各ピクセルについて、輝度値Brを算出する(S401)。
次に、画像処理装置130は、算出した各ピクセルの輝度値Brに基づいて、塗りつぶし率Fを決定する(S402)。具体的には、画像処理装置130は、算出した各ピクセルの輝度値Brに基づいて、表示されるべき画像を含むフレームの分割領域ごとの輝度値Brのヒストグラムを生成し、該ヒストグラムに基づいて、各分割領域における分割領域ごとの塗りつぶし率F(i)を決定し、さらに、該分割領域ごとの塗りつぶし率F(i)に基づいて、フレーム全体に対する画像の塗りつぶし率Fを決定する。
画像処理装置130は、次に、決定した塗りつぶし率Fに基づいて、フレーム係数fを決定し(S403)、さらに、決定したフレーム係数f及びピクセルの輝度値Brに基づいて、画素係数gを決定する(S404)。また、画像処理装置130は、決定した画素係数gと、位置信号p(x,y)に基づいて決定される基準補正量αとに基づいて、補正量Δαを決定する(S405)。
そして、画像処理装置130は、決定した補正量Δαに基づいて、データ信号Dに対して補正を行い、補正データ信号D’を生成し、出力する(S406)。
以上のように、画像処理装置130は、表示されるべきフレームの各ピクセルの輝度値Brに基づいてフレームの塗りつぶし率Fを決定し、塗りつぶし率F及び該ピクセルの輝度値Brに基づいて画素係数gを決定する。続いて、画像処理装置130は、該画素係数gと、該ピクセルの各色成分の色度及び位置情報に従う基準補正量αとに基づいて、データ信号Dが示す該ピクセルの各色成分の色度に対する補正量Δαを決定し、該ピクセルの各色成分の色度の補正を行う。つまり、画像処理装置130は、画像の特徴(例えば、塗りつぶし画像等)に基づいて、各ピクセルの各色成分の色度に対する補正量Δαを決定するので、画像の特徴によっては各色成分の色度の補正を行わないように(補正量Δα=0)制御することができる。
[第2の実施形態]
上述した第1の実施形態は、表示されるべき1フレーム全体に対して1つの塗りつぶし率Fを算出し、該算出した塗りつぶし率Fに従って、1フレーム全体においてピクセルの各色成分の色度に対する補正量を決定することを特徴としていたが、本実施形態は、表示されるべき1フレーム全体を複数の分割領域に分割し、分割領域のそれぞれに対して塗りつぶし率Fを算出し、該算出した塗りつぶし率Fに従って、各分割領域においてピクセルの各色成分の色度に対する補正量を決定することを特徴としている。分割領域のそれぞれに対する塗りつぶし率Fdは、例えば、第1の実施形態で述べたように、分割領域をさらに小さく分割した分割領域ごとの塗りつぶし率Fd(i)に基づいて、決定されても良い。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る画像伝送システムの概略構成を示す図である。
同図に示すように、本実施形態の受信装置120’は、フレームの分割領域ごとの塗りつぶし率F1乃至Fnをそれぞれ算出する塗りつぶし率算出部133’と、複数の塗りつぶし率F1乃至Fnに従うフレーム係数f1乃至fnを平滑化した後、基準補正量αに対する画素係数gを決定する係数決定部134’とを含む。なお、同図では、第1の実施形態と同じ構成要素については、同じ符号が付され、したがって、その説明を適宜省略する。
位置情報生成部131は、上述したように、送信装置110から送信されるデータ信号Dに基づいて、位置信号p(x,y)を生成し、本実施形態では、生成した位置信号p(x,y)を塗りつぶし率算出部133’に出力するとともに、係数決定部134’に出力する。なお、係数決定部134’に対する位置信号p(x,y)は、塗りつぶし率算出部133’の処理タイミングに同期するようにバッファ(図示せず)によって遅延され、係数決定部134‘に入力され得る。
塗りつぶし率算出部133’は、複数の分割領域のそれぞれに対応するように設けられた複数のヒストグラム作成部1331(1)’乃至1331(n)’及び複数の塗りつぶし率決定部1332(1)乃至1332(n)を含む。このため、塗りつぶし率算出部133’は、位置信号p(x,y)が示すピクセルがいずれの分割領域に属するものか否かを特定する分割領域特定部1333を含む。
具体的には、分割領域特定部1333は、例えば、フレームにおける分割領域の範囲を定義したテーブルを有し、該テーブルを参照して、位置情報生成部131から受け取った位置信号p(x,y)に基づいて、該位置信号p(x,y)が示すピクセルが属する分割領域を特定し、該特定した分割領域に対応するヒストグラム作成部1331’に該位置信号p(x,y)を出力する。
複数のヒストグラム作成部1331’のそれぞれは、位置信号p(x,y)を受け取ると、分割領域をさらに細かく分割した領域(以下「細分割領域」という。)ごとの輝度値のヒストグラムを作成する。つまり、本実施形態のヒストグラム作成部1331’は、フレームを分割した各分割領域に対する輝度値Brのヒストグラムを作成するのではなく、分割領域の各細分割領域に対する輝度値Brのヒストグラムを作成する。複数のヒストグラム作成部1331’のそれぞれは、作成した輝度値Brのヒストグラムを、対応する塗りつぶし率決定部1332に出力する。
複数の塗りつぶし率決定部1332のそれぞれは、対応する分割領域における細分割領域ごとの輝度値のヒストグラムに基づいて、対応する細分割領域の塗りつぶし率F(i)を決定する。
係数決定部134’は、例えば、複数のフレーム係数決定部1341(1)乃至1341(n)と、画素係数決定部1342とを含む。また、本実施形態では、隣接する分割領域同士の境界の近傍の塗りつぶし率Fを考慮するため、係数決定部134’は、平滑化係数決定部1343と、境界定義部1344とを含む。
複数のフレーム係数決定部1341は、塗りつぶし率算出部133’の各ヒストグラム作成部1331(1)’乃至1331(n)’に対応するように(すなわち、各分割領域に対応するように)設けられている。複数のフレーム係数決定部1341(1)乃至1341(n)のそれぞれは、対応する分割領域の塗りつぶし率F1乃至Fnに基づいて、上述したように、フレーム係数f1乃至fnを決定する。
平滑化係数決定部1343は、表示されるべきピクセルが分割領域の境界の近傍に位置するか否かに応じた平滑化係数jを決定する。具体的には、平滑化係数決定部1343は、入力される位置信号p(x,y)が示すピクセルについて、例えば境界定義部1344を参照して、いずれの分割領域に属するかを特定するとともに、特定した分割領域の境界から所定の距離範囲内に位置するか否か、すなわち、境界の近傍に位置するか否かの判断を行う。平滑化係数決定部1343は、該ピクセルが境界の近傍に位置しないと判断する場合には、該ピクセルが属する分割領域に対応するフレーム係数決定部1341が出力するフレーム係数fの値を平滑化係数jとして決定する。一方、平滑化係数決定部1343は、該ピクセルが境界の近傍に位置すると判断する場合には、該境界を形成する各分割領域に対応する各フレーム係数決定部1341が出力する各フレーム係数fに基づいて、平滑化係数jを決定する。なお、平滑化係数jの決定方法の詳細については後述する。
境界定義部1344は、例えば、フレームにおける分割領域の範囲を定義するとともに、各分割領域の境界の近傍の範囲を定義するテーブルである。
画素係数決定部1342は、ピクセルの輝度値Brと、平滑化係数決定部1343によって決定される平滑化係数jとに基づいて画素係数gを決定する。画素係数gの決定方法に関しては、フレーム係数fの代わりに平滑化係数jを用いることを除いて、上述した通りであるため、その説明を省略する。
以上のように構成される画像処理装置130’は、表示されるべき画像の各ピクセルの輝度値Brに基づいてフレームの分割領域ごとの塗りつぶし率Fを決定し、ピクセルが境界の近傍に位置するかに応じて決定される平滑化係数jを決定し、該ピクセルの輝度値Br及び該平滑化係数jに基づいて画素係数gを決定する。続いて、画像処理装置130’は、該画素係数gと、該ピクセルの各色成分の色度及び位置情報に従う基準補正量αとに基づいて、データ信号Dが示す該ピクセルの各色成分の色度に対する補正量Δαを決定し、該ピクセルの各色成分の色度の補正を行うことによって、該ピクセルの輝度値を補正する。すなわち、画像処理装置130’は、表示されるべきピクセルが分割領域の境界の近傍に位置しない場合、該ピクセルが属する分割領域のフレーム係数fを平滑化係数jとして決定する一方、表示されるべきピクセルが分割領域の境界の近傍に位置する場合、該境界を形成する各分割領域の各フレーム係数fに基づいて、平滑化係数jを決定する。
したがって、画像処理装置130’は、フレームを分割した分割領域ごとの画像の特徴に基づいて、各ピクセルの各色成分の色度に対する補正量Δαを決定するので、画像の特徴によっては各色成分の色度の補正を行わないように(補正量Δα=0)制御することができるとともに、より高精度に各色成分の色度の補正を行うため、より高精度に輝度の補正を行うことができる。また、画像処理装置130’は、平滑化係数jを用いているので、隣接する分割領域どうしで補正量Δαが異なることによって分割領域の境界が目立ってしまうという不具合を防止することができる。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置において処理されるフレームの分割領域の境界の近傍を説明するための図である。具体的には、同図(a)は、フレームの分割領域の境界を含むある注目領域を示し、同図(b)は、該注目領域の拡大図を示している。
同図(a)に示すように、フレーム600は、4つの分割領域601乃至604に分割され、分割領域601乃至604のそれぞれは、複数の細分割領域201、202、…に分割されている。また、隣接する分割領域の境界は、それぞれ、境界b12、b13、b24及びb34として示されている。また、符号b1234は、分割領域601乃至604の境界と呼ぶことにする。本例では、分割領域601乃至604のそれぞれに対してフレーム係数f1乃至f4が決定されているものとする。
同図(a)の注目領域605の拡大図を示す同図(b)を参照して、フレーム内のピクセルQ1及びQ2を考える。なお、本例において、境界の近傍とは、表示されるべきピクセルが分割領域601乃至604の各境界b12、b13、b24、及びb34から距離rの範囲内をいうものとする。図中、分割領域601乃至604の境界から距離rに破線が描かれている。
同図(b)に示すように、分割領域601内のピクセルQ1は、分割領域603との境界b13から垂直方向に距離y(y<r)だけ離れて位置しており、したがって、分割領域601と603との境界b13の近傍に位置するピクセルである。また、分割領域601内のピクセルQ2は、分割領域602との境界から水平方向に距離x(x<y)かつ分割領域603との境界から距離yだけ離れて位置している。したがって、ピクセルQ2は、境界b12の近傍、かつ、境界b13近傍に位置するピクセルである。この場合、ピクセルQ2は、境界b1234から水平方向に距離x、垂直方向に距離yだけ離れて位置していることから、分割領域604との境界の近傍であるとみなす。
図7は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置における平滑化係数の算出方法を説明するための図である。
まず、フレーム係数決定部1341(1)乃至1341(n)のそれぞれは、対応する塗りつぶし率決定部1332(1)乃至1332(n)から出力される塗りつぶし率F1乃至Fnに基づいて、上述した<式1>に従って、対応するフレーム係数f1乃至fnを決定する。
平滑化係数決定部1343は、上述したように、表示されるべきピクセルが分割領域の境界の近傍に位置するか否かに応じた平滑化係数jを決定する。すなわち、平滑化係数決定部1343は、入力される位置信号p(x,y)が示すピクセルが、境界の近傍に位置しないと判断する場合、該ピクセルが属する分割領域に対応するフレーム係数決定部1341が出力するフレーム係数fの値を平滑化係数jとして決定する。一方、平滑化係数決定部1343は、該ピクセルが、いずれかの分割領域の境界の近傍に位置すると判断する場合、該境界を形成する各分割領域に対応する各フレーム係数決定部1341が出力する各フレーム係数fに基づいて、平滑化係数jを決定する。例えば、図(b)に示したようなピクセルQ2の場合、分割領域601乃至604のそれぞれに対応するフレーム係数決定部1341が出力するフレーム係数f1乃至f4に基づいて、平滑化係数jが決定される。
より具体的には、平滑化係数決定部1343は、表示されるべきピクセルが各分割領域の境界から垂直方向及び水平方向のいずれか一方について所定の距離内にあると判断する場合(図6(b)におけるQ1である場合)、下記の<式5>に従い、平滑化係数jを決定する。
j=(f1−f3)×y/(2×r)+(f1+f3)/2 …<式5>
一方、平滑化係数決定部1343は、該ピクセルが各分割領域の境界から垂直方向及び水平方向の両方について所定の距離内にあると判断する場合(図6(b)におけるQ2での場合)、下記の<式6>に従って、平滑化係数jを決定する。
j=(2×r−y)×(2×r−x)×f1+(r+x)×(r−y)×f2+(r−x)×(r+y)×f3+(r−x)×(r−y)×f4 …<式6>
平滑化係数jは、フレーム係数f1乃至f4の値を線形補間することによって決定されても良い。あるいは、多項式や指数関数、三角関数等、又はこれらの組み合わせによって決定されても良い。
次に、画素係数決定部1342は、ピクセルの輝度値Br及び平滑化係数決定部1343が決定した平滑化係数jに基づいて、上述した<式2>に従い、画素係数gを決定する。ただし、<式2>について、本実施形態では、フレーム係数fの代わりに平滑化係数jを用いる。画像係数決定部1342は、決定した画像係数gを上述した補正量決定部1361に出力する。
図8は、本発明の第2の実施形態における画像処理装置の動作を示すフローチャートである。
同図を参照して、画像処理装置130’は、まず、送信装置110から送信される表示されるべき画像の各ピクセルについて輝度値Brを算出する(S801)。
次に、画像処理装置130’は、各分割領域について、ステップS801の処理で算出した各ピクセルの輝度値Brに基づいて、塗りつぶし率F1乃至Fnを決定する(S802)。画像処理装置130’は、各分割領域について、対応する塗りつぶし率F1乃至Fnに基づいてフレーム係数f1乃至fnを決定する(S803)。
画像処理装置130’は、続いて、表示されるべきピクセルが分割領域の境界の近傍に位置するか否かを判断する(S804)。画像処理装置130’は、ピクセルが分割領域の境界の近傍に位置すると判断する場合(S804のYes)、該境界を形成する分割領域のフレーム係数fに基づいて、平滑化係数jを決定する(S805)。これに対して、画像処理装置130’は、ピクセルが境界の近傍に位置しないと判断する場合(S804のNo)、該ピクセルが属する分割領域のフレーム係数fを平滑化係数jに決定する(S806)。
画像処理装置130’は、平滑化係数jを決定すると、次に、平滑化係数jとピクセルの輝度値Brとに基づいて、画素係数gを決定し(S807)、さらに、決定した画素係数gと、位置信号p(x,y)に基づいて決定される基準補正量αとに基づいて補正量Δαを決定する(S808)。
そして、画像処理装置130’は、決定した補正量Δαに基づいて、データ信号Dに対して補正を行うことによって、補正データ信号D’を生成する(S809)。
以上のように、画像処理装置130’は、フレームをさらに分割した分割領域ごとの画像の特徴に基づいて、各ピクセルの各色成分の色度に対する補正量Δαを決定するので、画像の特徴によっては各色成分の色度の補正を行わないように(補正量Δα=0)制御することができるとともに、より高精度に各色成分の色度の補正を行うため、より高精度に輝度の補正を行うことができる。また、画像処理装置130’は、平滑化係数jを用いているので、隣接する分割領域どうしで補正量Δαが異なることによって分割領域の境界が目立ってしまうという不具合を防止することができる。
[第3の実施形態]
本実施形態は、フレームの各分割領域が、輝度むらを有する領域であるか否かに基づいて画素係数gを決定することを特徴とする。また、本実施形態は、表示されるピクセルが属する分割領域及びこれに隣接する分割領域の塗りつぶし係数Fに基づいて、画素係数gを決定することを特徴とする。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る画像伝送システムの概略構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態の受信装置120’’は、各分割領域が輝度むらを有する領域であるか否かに関する情報(以下「輝度むら情報」)を記憶する輝度むら情報記憶部137を含む。なお、同図では、上記実施形態と同じ構成要素については、同じ符号が付され、したがって、その説明を適宜省略する。
輝度むら情報記憶部137は、例えば、予め測定され評価された表示パネル(フレーム)の輝度むらに基づいて作成された輝度むら情報UEを記憶するテーブルである。輝度むら情報記憶部137は、後述するように、画素係数決定部1342’’によって参照される。
係数決定部134’’は、例えばn個のフレーム係数決定部1341(1)乃至1341(n)と、画素係数決定部1342’’と、平滑化係数決定部1343と、境界定義部1344とを含んで構成される。
画素係数決定部1342’’は、表示されるべきピクセルに関連する分割領域の輝度むら情報UEをさらに用いて、画素係数gを決定する。具体的には、画素係数決定部1342’’は、まず、入力される位置信号p(x,y)に従って、境界定義部1344を参照し、表示されるべきピクセルが属する分割領域を特定する。次に、画素係数決定部1342’’は、該特定した分割領域に対応する塗りつぶし率Fが最小基準値Fmin以上であるか否かを判断する。画素係数決定部1342’’は、該特定した分割領域に対応する塗りつぶし率Fが最小基準値Fmin未満であると判断する場合、画素係数gの値をデータ信号D及び補正データ信号D’が同じ信号になるような値(例えば0)に決定する。これに対して、画素係数決定部1342’’は、該特定した分割領域に対応する塗りつぶし率Fが最小基準値Fmin以上であると判断する場合、輝度むら情報記憶部137を参照して、該ピクセルが属する該特定した分割領域が輝度むらを有する領域であるか否かを判断する。そして、画素係数決定部1342’’は、該特定した分割領域が輝度むらを有する領域であるか否かに応じて、以下に述べるように、画素係数gを決定する。
すなわち、画素係数決定部1342’’は、該特定した分割領域が輝度むらを有すると判断する場合、平滑化係数決定部1343から出力される平滑化係数j及びピクセルの輝度値Brに基づいて画素係数gを決定する。
これに対して、画素係数決定部1342’’は、該特定した分割領域が輝度むらを有さないと判断する場合、さらに、該特定した分割領域に隣接する分割領域が輝度むらを有し、かつ、該隣接する分割領域に対応する塗りつぶし率Fが最小基準値Fmin以上であるか否かを判断する。画素係数決定部1342’’は、該隣接する分割領域に輝度むらがあり、かつ、該隣接する分割領域に対応する塗りつぶし率Fが最小基準値Fmin以上であると判断する場合、平滑化係数j及び輝度値Brに基づいて、画素係数gの値を決定する一方、該隣接する分割領域に輝度むらがないか、又は、該隣接する分割領域に対応する塗りつぶし率Fが最小基準値Fmin未満であると判断する場合、画素係数gの値をデータ信号D及び補正データ信号D’が同じ信号になるような値(例えば0)に決定する。
以上のように構成される画像処理装置130’’は、表示されるべきピクセルが属する分割領域が塗りつぶされているか否かと、該ピクセルが属する分割領域に隣接する分割領域の少なくとも1つが輝度むらを有する分割領域であり、かつ、該ピクセルが属する分割領域に隣接する分割領域が塗りつぶされているか否かとによって、画像に対して補正を行うか否かを決定する。これにより、画像処理装置130’’は、画像の特徴(例えば塗りつぶし画像であるか否か)と、表示装置140の輝度むらの特性とに基づいて、画像の補正を行うか否かを決定することができる。したがって、画像処理装置130’’は、例えば塗りつぶされていない分割領域や、輝度むらのある分割領域が隣接しない分割領域や、塗りつぶされている分割領域が隣接しない分割領域に対しては補正を行わないように制御することができる。
図10は、本発明の第3の実施形態に係る画像処理装置におけるフレームの画像と補正量との関係を説明するための図である。フレーム内の入力画像の塗りつぶしの有無及び分割領域の輝度むらの有無と、補正量との関係を説明するための図である。
同図(a)は、フレームが分割領域1001及び1002からなり、分割領域1001には、破線1003で囲んだような輝度むらがあることを示している。なお、本例では、説明の簡単化のため、フレームの分割領域は2個としている。上述した輝度むら情報記憶部137は、分割領域1001が輝度むらを有する領域であり、分割領域1002が輝度むらを有さない領域であることを記憶する。
同図(b)は、表示されるべきピクセルが属する分割領域の塗りつぶし状態と補正量との関係を示している。本例では、分割領域に対応する塗りつぶし率Fの値が最小基準値Fmin未満である場合、該分割領域の塗りつぶし状態は、塗りつぶされていないとし、該塗りつぶし率Fの値が最小基準値Fmin以上である場合、塗りつぶされているとしている。
[表示されるべきピクセルが分割領域1001に属する場合]
同図(b)を参照して、画像処理装置130’’は、表示されるべきピクセルが分割領域1001(すなわち、輝度むらを有する分割領域)に属すると判断する場合、分割領域1002が塗りつぶされているか否かに拘わらず、該ピクセルに対する補正の要否を決定する。画像処理装置130’’は、平滑化係数j、輝度値Br及び分割領域1001の塗りつぶし率Fに基づいて画素係数gの値を決定し、該画素係数g及び基準補正量αに基づいて決定される補正量Δαに基づいて、該ピクセルの各色成分の色度を補正することによって、該ピクセルの輝度を補正する。この場合、補正量Δαは、分割領域1001が塗りつぶされていれば、分割領域1001及び1002の各塗りつぶし率F1乃至F2及び該ピクセルの輝度値Brに依存する一方で、分割領域1001が塗りつぶされていなければ、データ信号D及び補正データ信号D’が同じ信号になるような値(例えば0)となる。
[表示されるべきピクセルが分割領域1002に属する場合]
画像処理装置130’’は、表示されるべきピクセルが分割領域1002(すなわち、輝度むらを有さない分割領域)に属すると判断する場合、分割領域1002に隣接する分割領域1001が塗りつぶされているか否かに基づいて、該ピクセルに対する補正の要否を決定する。画像処理装置130’’は、分割領域1001の画像が塗りつぶされていないと判断する場合、画素係数gを0に決定する。これに対して、画像処理装置130’’は、分割領域1001が塗りつぶされていると判断する場合は、平滑化係数j、輝度値Br及び分割領域1002の塗りつぶし率Fに基づいて、画素係数gを決定し、該画素係数g及び基準補正量αに基づいて決定される補正量Δαに基づいて、該ピクセルの各色成分の色度を補正することによって、該ピクセルの輝度を補正する。この場合、補正量Δαは、分割領域1002が塗りつぶされていれば、分割領域1001及び1002の各塗りつぶし率F1乃至F2及び該ピクセルの輝度値Brに依存する一方、分割領域1002が塗りつぶされていなければ、データ信号D及び補正データ信号D’が同じ信号になるような値(例えば0)となる。
図11は、本発明の第3の実施形態に係る画像処理装置の動作を示すフローチャートである。画像処理装置130’’は、各分割領域について塗りつぶし率F1乃至Fnを決定する(S1101)。
画像処理装置130’’は、各分割領域について、各分割領域に対応する塗りつぶし率F1乃至Fnに基づいてフレーム係数f1乃至fnを決定する(S1102)。画像処理装置130’’は、表示されるべきピクセルが属する分割領域が塗りつぶされているか否かを判断する(S1103)。画像処理装置130’’は、該ピクセルが属する分割領域が塗りつぶされていないと判断する場合(S1103のNo)、ステップS1106の処理に進む。これに対して、画像処理装置130’’は、該ピクセルが属する分割領域が塗りつぶされていると判断する場合(S1103のYes)、画像処理装置130’’は、表示されるべきピクセルが属する分割領域が輝度むらを有するか否かを判断する(S1104)。画像処理装置130’’は、表示されるべきピクセルが属する分割領域が輝度むらを有すると判断する場合(S1104のNo)、ステップS1107の処理に進む。これに対して、画像処理装置130’’は、表示されるべきピクセルが属する分割領域が輝度むらを有さないと判断する場合(S1104のYes)、塗りつぶされていて、かつ、輝度むらを有する分割領域が、該ピクセルが属する分割領域のいずれかに隣接するか否かを判断する(S1105)。画像処理装置130’’は、塗りつぶされていて、かつ、輝度むらを有する分割領域が、該ピクセルが属する分割領域のいずれにも隣接しないと判断する場合(S1105のYes)、画素係数gをデータ信号D及び補正データ信号D’が同じ信号となるような値(例えば0)に決定して(S1106)、ステップS1109の処理に進む。これに対して、画像処理装置130’’は、塗りつぶされていて、かつ、輝度むらを有する分割領域が、該ピクセルが属する分割領域に少なくとも1つ以上隣接すると判断する場合(S1105のNo)、ステップS1107の処理に進む。
画像処理装置130’’は、表示されるべきピクセルのフレームにおける位置と、フレーム係数f1乃至fnとに基づいて、平滑化係数jを決定する(S1107)。画像処理装置130’’は、決定した平滑化係数jと、該ピクセルの輝度値Brとに基づいて、画素係数gを決定し(S1108)、ステップS1109の処理に進む。
画像処理装置130’’は、決定した画素係数gと、データ信号D及び位置信号p(x,y)に基づいて決定される基準補正量αとに基づいて補正量Δαを決定する(S1109)。画像処理装置130’’は、決定した補正量Δαに基づいて、データ信号Dに対して補正を行い、補正データ信号D’を生成する(S1110)。
上述したように、画像処理装置130’’は、表示されるべきピクセルが属する分割領域が塗りつぶされているか否かと、該ピクセルが属する分割領域に隣接する分割領域の少なくとも1つが輝度むらのある領域であり、かつ、該ピクセルが属する分割領域に隣接する分割領域が塗りつぶされているか否かとによって、画像に対して補正を行うか否かを決定する。これにより、画像処理装置130’’は、画像の特徴(例えば塗りつぶし画像であるか否か)と、表示装置140の輝度むらの特性とに基づいて、画像の補正を行うか否かを決定することができる。したがって、画像処理装置130’’は、例えば塗りつぶされている分割領域や、輝度むらのある分割領域が隣接しない分割領域や、塗りつぶされている分割領域が隣接しない分割領域に対しては補正を行わないように制御することができる。
上記各実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、表示されるべき画像のピクセルの輝度を補正するものとしたが、本発明は、その色相を補正するように構成されても良い。また、本発明は、1階調だけでなく、異なる階調(例えば、光出力が30%、70%及び100%)ごとに輝度や色相を補正するように構成されても良い。
また、本明細書に開示される方法においては、その結果に矛盾が生じない限り、ステップ、動作又は機能を並行して又は異なる順に実施しても良い。説明されたステップ、動作及び機能は、単なる例として提供されており、ステップ、動作及び機能のうちのいくつかは、発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略でき、また、互いに結合させることで一つのものとしてもよく、また、他のステップ、動作又は機能を追加してもよい。
また、本明細書では、さまざまな実施形態が開示されているが、一の実施形態における特定のフィーチャ(技術的事項)を適宜改良しながら、他の実施形態に追加し、又は該他の実施形態における特定のフィーチャと置換することができ、そのような形態も本発明の要旨に含まれる。
さらに、以下のような形態も、本発明の要旨に含まれる。
(付記1)
送信装置から送信される画像に関するデータ信号を処理し、該データ信号を表示装置に出力する画像処理装置であって、前記データ信号に基づいて、前記データ信号が示す各ピクセルの輝度値をそれぞれ算出する輝度値算出部と、前記データ信号に基づいて、前記データ信号が示す各ピクセルの前記表示装置における所定のフレームにおける位置情報を生成する位置情報生成部と、前記所定のフレームにおける複数の分割領域のそれぞれに対して、前記位置情報及び前記輝度値に基づいて、所定の塗りつぶし率を算出する塗りつぶし率算出部と、複数の前記所定の塗りつぶし率の少なくとも1つと前記ピクセルの輝度値とに基づいて、該ピクセルの所定の画素係数を決定する係数決定部と、前記データ信号が示すピクセルの各色成分の色度及び前記位置情報に基づく基準補正量と、前記所定の画素係数とに基づいて補正量を決定する補正量決定部と、前記データ信号が示すピクセルの各色成分の色度を前記補正量に従って補正することにより補正データ信号を生成し、出力する演算部と、を備える画像処理装置。
(付記2)
前記塗りつぶし率算出部は、前記各分割領域を分割した各細分割領域におけるピクセル群の輝度値に基づく該各細分割領域に対するヒストグラムに基づいて、前記各細分割領域に対する塗りつぶし率を決定し、該決定した各細分割領域に対する塗りつぶし率に基づいて、前記各分割領域に対する前記所定の塗りつぶし率を決定する、付記1記載の画像処理装置。
(付記3)
前記係数決定部は、前記各分割領域のうちの前記ピクセルが属する特定の分割領域に対する前記所定の塗りつぶし率に基づいて、前記所定の画素係数を決定する、付記1記載の画像処理装置。
(付記4)
送信装置から送信される画像に関するデータ信号を処理し、該データ信号に従う画像を出力する受信装置であって、前記データ信号に基づいて、前記データ信号が示す各ピクセルの輝度値をそれぞれ算出する輝度値算出部と、前記データ信号に基づいて、前記データ信号が示す各ピクセルの前記表示装置における所定のフレームにおける位置情報を生成する位置情報生成部と、前記所定のフレームにおける複数の分割領域のそれぞれに対して、前記位置情報及び前記輝度値に基づいて、所定の塗りつぶし率を算出する塗りつぶし率算出部と、複数の前記所定の塗りつぶし率の少なくとも1つと前記ピクセルの輝度値とに基づいて、該ピクセルの所定の画素係数を決定する係数決定部と、前記データ信号が示すピクセルの各色成分の色度及び前記位置情報に基づく基準補正量と、前記所定の画素係数とに基づいて補正量を決定する補正量決定部と、前記データ信号が示すピクセルの各色成分の色度を前記補正量に従って補正することにより補正データ信号を生成し、出力する演算部と、前記補正データ信号が示す表示すべき画像を表示する前記表示装置とを備える受信装置。
本発明は、画像を伝送する画像伝送システムの分野に広く利用することができる。
100…画像伝送システム
110…送信装置
120…受信装置
130…画像処理装置
131…位置情報生成部
132…輝度値算出部
133…塗りつぶし率算出部
1331…ヒストグラム作成部
1332…塗りつぶし率決定部
1333…分割領域特定部
134…係数決定部
1341…フレーム係数決定部
1342…画素係数決定部
1343…平滑化係数決定部
1344…境界定義部
135…基準補正量決定部
136…補正部
1361…補正量決定部
1362…演算部
137…輝度むら情報記憶部
140…表示装置
201,202,203,204…分割領域
205…画像領域
601,602,603,604…分割領域
605…注目領域
1001,1002…分割領域
1003…破線

Claims (14)

  1. 送信装置から送信される画像に関するデータ信号を処理し、該データ信号を表示装置に出力する画像処理装置であって、
    前記データ信号に基づいて、前記データ信号が示す各ピクセルの輝度値をそれぞれ算出する輝度値算出部と、
    前記データ信号に基づいて、前記データ信号が示す各ピクセルの前記表示装置における所定のフレームにおける位置情報を生成する位置情報生成部と、
    所定の領域に対して所定の画像が占める割合である所定の塗りつぶし率を算出する塗りつぶし率算出部と、
    前記所定の塗りつぶし率と前記ピクセルの輝度値とに基づいて、該ピクセルの所定の画素係数を決定する係数決定部と、
    前記データ信号が示すピクセルの各色成分の色度及び前記位置情報に基づく基準補正量と、前記所定の画素係数とに基づいて補正量を決定する補正量決定部と、
    前記データ信号が示すピクセルの各色成分の色度を前記補正量に従って補正することにより補正データ信号を生成し、出力する演算部と、
    を備え、
    前記塗りつぶし率算出部は、前記所定のフレームにおける複数の分割領域のそれぞれについて、前記ピクセル群の輝度値が所定のしきい値以上の前記輝度値を示すピクセルの割合を決定し、前記割合を前記所定の塗りつぶし率として決定し、
    前記係数決定部は、複数の前記所定の塗りつぶし率の少なくとも1つに基づいて、前記輝度値が小さいほど前記所定の画素係数が大きく、前記輝度値が大きいほど前記所定の画素係数が小さくなるように、前記所定の画素係数を決定する、
    画像処理装置。
  2. 前記塗りつぶし率算出部は、前記各分割領域における前記ピクセル群の輝度値に基づいて、前記各分割領域に対するヒストグラムを算出し、該算出したヒストグラムに基づいて、前記各分割領域における前記ピクセル群のうち所定のしきい値以上の前記輝度値を示すピクセルの割合を決定し、前記割合を前記各分割領域に対する前記所定の塗りつぶし率として決定する、請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記塗りつぶし率算出部は、前記各分割領域を更に分割した各細分割領域におけるピクセル群の輝度値に基づく該各細分割領域に対するヒストグラムに基づいて、前記各細分割領域に対する塗りつぶし率を決定し、該決定した各細分割領域に対する塗りつぶし率のうちの最大値を対応する前記分割領域に対する前記所定の塗りつぶし率として決定する、請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記係数決定部は、前記各分割領域に対する前記所定の塗りつぶし率の大きさに従って、前記各分割領域に対するフレーム係数を決定し、前記フレーム係数及び前記ピクセルの輝度値の大きさに従って、前記所定の画素係数を決定する、請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記係数決定部は、前記フレームにおける前記各分割領域の範囲、及び前記各分割領域を形成する境界の近傍の範囲を定義する境界定義部を含み、
    前記係数決定部は、前記ピクセルが属する特定の分割領域を形成する境界の近傍に前記ピクセルが位置しない場合に、前記特定の分割領域に対する前記所定の塗りつぶし係数に基づいて決定される平滑化係数に基づいて、前記所定の画素係数を決定する、請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記係数決定部は、前記ピクセルが前記特定の分割領域を形成する境界の近傍に位置する場合に、前記特定の分割領域及び前記境界を形成する他の分割領域のそれぞれに対する前記所定の塗りつぶし係数に基づく平滑化係数に基づいて、前記所定の画素係数を決定する、請求項5記載の画像処理装置。
  7. 前記各分割領域における輝度むらの有無に関する情報を記憶する輝度むら情報記憶部をさらに備え、
    前記係数決定部は、前記輝度むら情報記憶部に記憶された輝度むらの有無に関する情報に基づいて、前記所定の画素係数を決定する、
    請求項5記載の画像処理装置。
  8. 前記係数決定部は、前記ピクセルが属する特定の分割領域に対応する前記所定の塗りつぶし率が所定の値未満である場合、前記所定の画素係数を前記補正データ信号及び前記データ信号が同じ信号となるような値に決定する、請求項7記載の画像処理装置。
  9. 前記係数決定部は、前記ピクセルが属する特定の分割領域が輝度むらのない分割領域であり、前記特定の分割領域に隣接し、輝度むらがあり、かつ、対応する塗りつぶし率が所定の値以上である分割領域がない場合、前記所定の画素係数を前記補正データ信号及び前記データ信号が同じ信号となるような値に決定する、請求項8記載の画像処理装置。
  10. 送信装置から送信される画像に関するデータ信号を処理し、表示装置に出力する画像処理方法であって、
    前記データ信号に基づいて、前記データ信号が示す各ピクセルの輝度値をそれぞれ算出することと、
    前記データ信号に基づいて、前記データ信号が示す各ピクセルの前記表示装置における所定のフレームにおける位置情報を生成することと、
    所定の領域に対して所定の画像が占める割合である所定の塗りつぶし率を算出することと、
    前記所定の塗りつぶし率と前記ピクセルの輝度値とに基づいて、該ピクセルの所定の画素係数を決定することと、
    前記データ信号が示すピクセルの各色成分の色度及び前記位置情報に基づく基準補正量と、前記所定の画素係数とに基づいて補正量を決定することと、
    前記データ信号が示すピクセルの各色成分の色度を前記補正量に従って補正することにより補正データ信号を生成し、前記表示装置に出力することと、を含み、
    前記所定の塗りつぶし率を算出することは、
    前記所定のフレームにおける複数の分割領域のそれぞれに対して、前記ピクセル群の輝度値が所定のしきい値以上の前記輝度値を示すピクセルの割合を決定し、前記割合を前記所定の塗りつぶし率として決定し、
    前記所定の画素係数を決定することは、複数の前記所定の塗りつぶし率の少なくとも1つに基づいて、前記輝度値が小さいほど前記所定の画素係数が大きく、前記輝度値が大きいほど前記所定の画素係数が小さくなるように、前記所定の画素係数を決定することを含む、
    画像処理方法。
  11. 前記所定の画素係数を決定することは、前記ピクセルが属する特定の前記分割領域を形成する境界の近傍に前記ピクセルが位置しない場合、前記特定の前記分割領域に対する前記所定の塗りつぶし率に基づいて決定される平滑化係数に基づいて、前記所定の画素係数を決定することを含む、請求項10記載の画像処理方法。
  12. 前記所定の画素係数を決定することは、前記ピクセルが属する特定の前記分割領域を形成する境界の近傍に前記ピクセルが位置する場合、前記特定の前記分割領域及び前記境界を決定する他の前記分割領域のそれぞれに対する前記所定の塗りつぶし率に基づく平滑化係数に基づいて、前記所定の画素係数を決定することを含む、請求項10記載の画像処理方法。
  13. 前記所定の画素係数を決定することは、
    前記ピクセルが属する特定の前記分割領域が輝度むらのある前記分割領域であるか否かを判断することと、
    前記特定の分割領域が輝度むらのある前記分割領域でないと判断する場合、前記特定の分割領域に隣接し、輝度むらがあり、かつ、前記所定の塗りつぶし率が所定の値以上である前記分割領域があるか否かを判断し、前記特定の分割領域に隣接し、輝度むらがあり、かつ、対応する前記所定の塗りつぶし率が所定の値以上である前記分割領域がないと判断する場合、前記所定の画素係数を前記補正データ信号及び前記データ信号が同じ信号となるような値に決定することと、を含む、
    請求項10記載の画像処理方法。
  14. 前記所定の画素係数を決定することは、前記特定の前記分割領域に対応する前記所定の塗りつぶし率が所定の値未満であるか否かを判断し、前記特定の前記分割領域に対応する前記所定の塗りつぶし率が所定の値未満であると判断する場合、前記所定の画素係数を前記補正データ信号及び前記データ信号が同じ信号となるような値に決定することをさらに含む、請求項13記載の画像処理方法。
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