JP6631301B2 - シミュレーション装置及びシミュレーション方法 - Google Patents
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Description
ところが、シミュレーション装置は、実機に比べて動作が遅い場合が多く、特にシミュレーション装置が、シミュレーション機能に特化した専用機器(HILS:Hardware in the Loop Simulator)等ではなく、市販のパーソナルコンピュータを用いるような場合は顕著である。この場合、外部装置は要求コマンドに対する応答を一定時間内に受信しなかったとしてタイムアウトになるため再送を繰り返し、通信を正常に行うことができず、シミュレーションを継続することが困難になる。
まず外部装置8からシミュレーション装置1の通信インタフェース部31へ要求コマンドが送られる(a1)。通信インタフェース部31は要求コマンドを受信すると、その要求コマンドをシミュレータ部32へ渡し(a2)、シミュレータ部32はその要求コマンドを実行する(a3)。なお、図21において、スローモーション動作とは、シミュレーション動作が実機に比べて遅いことを意味する。シミュレータ部32は実行結果を応答コマンドとして通信インタフェース部31へ渡す(a4)。
再送された要求コマンドは、上記と同様に、通信インタフェース部31で受信され、シミュレータ部32から渡された応答コマンドを外部装置8へ送信する(a8〜a11)。しかし、このときも外部装置8側では通信異常と判定され再送処理が行われる(a12)。したがって、再送処理が永遠に繰り返されることになる。
ソフトウェアにより機器のシミュレーションを実行するシミュレータ部と、
要求コマンド送信後、一定時間内に応答コマンドを受信しなかった場合には、再度同一要求コマンドを送信する機能を有する外部装置との間で通信を行い、前記外部装置から受信した要求コマンドを前記シミュレータ部へ通知し、当該要求コマンドに基づいて前記シミュレータ部で生成される応答コマンドを受け取る通信インタフェース部と、を備えたシミュレーション装置であって、
前記外部装置からの要求コマンドと、前記シミュレータ部からの応答コマンドとを保存するための記憶手段を備え、
前記通信インタフェース部は、前記外部装置からの要求コマンドが前回受信した要求コマンドと同一か否かを判定し、同一の場合には前記記憶手段に保存されている応答コマンドを前記外部装置へ送信することを特徴とする。
前記レディフラグのオン時間を計測する計測手段を備え、
前記通信インタフェース部は、要求コマンド受信時に前記送受信データテーブルに当該要求コマンドが存在しない場合、または当該要求コマンドが存在し、かつ該要求コマンドに関連付けられたレディフラグがオフの場合は、前記シミュレータ部によって該要求コマンドに対応する応答コマンドが生成されるのを待って、当該応答コマンドを前記外部装置へ送信すると共に、当該レディフラグをオンにし、
要求コマンド受信時に前記送受信データテーブルに当該要求コマンドが存在し、かつ、当該要求コマンドに関連付けられたレディフラグがオンの場合は、当該要求コマンドに関連付けられた応答コマンドを前記外部装置へ送信し、その後、当該レディフラグが一定時間以上オンか否かを判定し、一定時間以上オンの場合は当該レディフラグをオフにすることを特徴とする。
前記受信データと前記送信データとを前記シミュレータ装置の記憶手段に保存しておき、前記受信した受信データと同一のデータを受信した場合は、前記記憶手段に保存されている送信データを出力する一方、今回の受信データに基づいて送信データを生成し、当該送信データによって前記記憶手段に格納されている送信データを更新することを特徴とする。
以下に本発明に係るシミュレーション装置の第1の実施の形態を図1に基づいて説明する。本発明に係るシミュレーション装置1は、外部装置8との間でデータの送受信を行う通信手段2、データを記憶する記憶手段4、データを用いて演算処理を実行する演算処理手段3とを備えている。外部装置8は、通信回線7を介してシミュレーション装置1の通信手段2に接続されている。通信回線7は、無線、有線、LAN、WANあるいはシリアル通信など既存の技術によるものが含まれる。
まず図2を用いて上記の処理を実行する通信インタフェース部31aの要求コマンド受信処理手順を説明する。
次に図3を用いて通信インタフェース部31aの応答コマンド送信処理について説明する。この応答コマンド送信処理は、上述した要求コマンド受信処理とは独立して動作するものである。
次に図4を用いて、上記処理手順を実行する通信インタフェース部31aと、外部装置8との通信シーケンスについて説明する。
次に第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態の特徴は、第1の実施の形態が、通信装置からは常に一つずつ要求コマンドが送信されることを前提としているのに対して、本実施の形態では、外部装置からタイムアウト検出前に複数の異なる要求コマンドが送信される場合に、実機に比べて動作の遅いシミュレーション装置に対しても正常に送受信できるようにしたものである。
この図6において、送受信データテーブル42は、それぞれの行ごとに受信データに含まれているシーケンス番号と要求コマンド、およびその要求コマンドに対する応答コマンドが互いに関連付けられて保存されている。
次に第3の実施の形態について説明する。図9は第3の実施の形態によるシミュレーション装置1の機能ブロック図である。本実施の形態の主な特徴は、第2の実施の形態の送受信データテーブルの構成に対して、レディフラグを設け、通信インタフェース部31aは、このレディフラグに基づいて応答コマンドを外部装置8へ送信するようにしたこと、およびレディフラグのオン時間を計測する計測手段33を設けたことである。
次に第4の実施の形態について説明する。図13は第4の実施の形態によるシミュレーション装置1の機能ブロック図である。本実施の形態の主な特徴は、第2の実施の形態の構成において、外部装置8から要求コマンドが再送されたときにシミュレーション処理を実行するか否かを判定するための再送許可コマンドテーブル43を設けたことである。図14に再送許可コマンドテーブル43のデータ例を示す。通信インタフェース部31aは、要求コマンドの再送時にこの再送許可コマンドテーブル43に基づいてシミュレータ部32を起動するか否かを決定する。
2 通信手段
3 演算処理手段
4 記憶手段
7 通信回線
8 外部装置
31,31a 通信インタフェース部
32 シミュレータ部
33 計測手段
41 一時記憶バッファ
42,42a 送受信データテーブル
43 再送許可コマンドテーブル
Claims (8)
- ソフトウェアにより機器のシミュレーションを実行するシミュレータ部と、
要求コマンド送信後、一定時間内に応答コマンドを受信しなかった場合には、同一要求コマンドを再送する機能を有する外部装置との間で通信を行い、前記外部装置から受信した要求コマンドを前記シミュレータ部へ通知し、当該要求コマンドに基づいて前記シミュレータ部で生成される応答コマンドを受け取る通信インタフェース部と、を備えたシミュレーション装置であって、
前記外部装置からの要求コマンドと、前記シミュレータ部からの応答コマンドと保存するための記憶手段を備え、
前記通信インタフェース部は、前記外部装置からの要求コマンドが再送されたものか否かを判定し、再送された要求コマンドの場合には前記記憶手段に保存されている応答コマンドを前記外部装置へ送信することを特徴とするシミュレーション装置。 - 前記通信インタフェース部は、受信した要求コマンドに対応して前記記憶手段に保存されている応答コマンドを前記外部装置へ送信する一方、前記シミュレータ部は、前記通信インタフェース部から通知される当該要求コマンドの指令に従って応答コマンドを生成し、前記記憶手段に保存されている応答コマンドを更新することを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション装置。
- 前記通信インタフェース部は、受信した要求コマンドが前記記憶手段に保存されている要求コマンドと同一ではない場合は、前記記憶手段に保存されている応答コマンドを削除する一方、新たに受信した要求コマンドを保存することを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション装置。
- 一または二以上の要求コマンドと、夫々の前記要求コマンドに対応する応答コマンドとを関連付けて格納する送受信データテーブルを備え、
前記通信インタフェース部は、要求コマンド受信時に前記送受信データテーブルに当該要求コマンドが存在するか否かを判定し、当該要求コマンドが前記送受信データテーブルに存在する場合は、当該要求コマンドに対応する応答コマンドを前記外部装置に送信し、当該要求コマンドが前記送受信データテーブルに存在しない場合は、前記シミュレータ部によって当該要求コマンドに基づいて応答コマンドを生成し、生成した応答コマンドを当該要求コマンドに関連付けて前記送受信データテーブルに格納することを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション装置。 - 前記通信インタフェース部は、前記要求コマンドに対応する応答コマンドが前記送受信データテーブルに存在する場合は、当該応答コマンドを前記外部装置に送信した後に、前記送受信データテーブルから該要求コマンド及び該応答コマンドを削除することを特徴とする請求項4に記載のシミュレーション装置。
- 前記送受信データテーブルは、さらに、夫々の前記要求コマンドに関連付けてレディフラグを格納し、
前記レディフラグのオン時間を計測する計測手段を備え、
前記通信インタフェース部は、要求コマンド受信時に前記送受信データテーブルに当該要求コマンドが存在しない場合、または、当該要求コマンドが存在し、かつ該要求コマンドに関連付けられたレディフラグがオフの場合は、前記シミュレータ部によって該要求コマンドに対応する応答コマンドが生成されるのを待って、当該応答コマンドを前記外部装置へ送信すると共に、当該レディフラグをオンにし、
要求コマンド受信時に前記送受信データテーブルに当該要求コマンドが存在し、かつ、当該要求コマンドに関連付けられたレディフラグがオンの場合は、当該要求コマンドに関連付けられた応答コマンドを前記外部装置へ送信し、その後、当該レディフラグが一定時間以上オンか否かを判定し、一定時間以上オンの場合は当該レディフラグをオフにすることを特徴とする請求項4または5に記載のシミュレーション装置。 - 前記シミュレータ部への通知対象である要求コマンド、または、前記シミュレータ部への通知対象でない要求コマンドを登録する再送許可コマンドテーブルを備え、
前記通信インタフェース部は、前記外部装置から要求コマンドが再送されたときに前記再送許可コマンドテーブルに基づいて当該要求コマンドをシミュレータ部へ通知するか否かを決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のシミュレーション装置。 - シミュレータ装置において、受信データに基づいて生成された送信データを出力するシミュレーション方法であって、
前記受信データと前記送信データとを前記シミュレータ装置の記憶手段に保存しておき、前記受信した受信データと同一のデータを受信した場合は、前記記憶手段に保存されている送信データを出力する一方、今回の受信データに基づいて送信データを生成し、当該送信データによって前記記憶手段に格納されている送信データを更新することを特徴とするシミュレーション方法。
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