JP6630195B2 - 誘導加熱装置、接合方法、接合部品およびこれを備える回転電機 - Google Patents

誘導加熱装置、接合方法、接合部品およびこれを備える回転電機 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、誘導加熱装置、接合方法、接合部品およびこれを備える回転電機に関する。
従来、部品同士を接合するろう付けの一手法として、トーチの火炎で部品を加熱することにより、ろう材を溶かして施工して接合部品を得る手法がある。しかし、この手法の場合、施工場所が火気を安全に取り扱うことのできる場所に制限される。
他のろう付け手法として、火炎を用いない誘導加熱による手法も知られている。この場合、部品の周囲を加熱導体(誘導加熱コイル)で囲み、加熱導体に高周波電流を流すことで、部品の表面に渦電流を誘起する。誘起された渦電流は、部品の表層でジュール損失により熱を発生する。この熱によって部品が加熱され、ろう付けが行われて接合部品が得られる。誘導加熱によるろう付けの場合、火炎を用いないため、施工場所に対する制限が緩和される。
特開2002−301566号公報
しかしながら、部品(被加熱体)の周囲に、施工の障害となる構造物等が設けられていることがある。例えば、第1の管状部材に第2の管状部材を差し込んでろう付けする場合であって、第1の管状部材が壁面等に固定されている場合がある。このような場合、加熱導体で第1の管状部材の全周を囲むことができないため、ろう付け部分を均一に加熱できず、均一なろう付けを行うことが困難であるという課題があった。
本発明に係る各実施形態が解決しようとする課題は、被加熱体に障害物が設けられている場合であっても、均一で良好なろう付けを行うことができる誘導加熱装置、接合方法、このように良好なろう付けを行なった接合部品およびこれを備える回転電機を提供することである。
実施形態に係る接合部品は、第1の被加熱体と、第2の被加熱体と、ろう材と、を備える。前記第1の被加熱体は、差し込み口と、少なくともその一部が第1の被加熱部を構成する被差し込み部とを備える。前記第2の被加熱体は、前記差し込み口から前記被差し込み部に差し込まれるとともに少なくともその一部が前記第1の被加熱部を構成する差し込み部と、前記差し込み部から離間して設けられた第2の被加熱部とを備える。前記ろう材は、前記差し込み部と被差し込み部の間に配置され、前記第1の被加熱体と前記第2の被加熱体を接合する。前記第2の被加熱部は、前記差し込み口から前記第2の被加熱部までの長さをL、前記第2の被加熱体の外径をDとした場合、比L/Dが0.4以上〜0.8以下を満たす位置に設けられている。
実施形態に係る接合方法は、差し込み口と被差し込み部を備える第1の被加熱体の前記被差し込み部に、前記差し込み口から第2の被加熱体の差し込み部を差し込み、前記被差し込み部と前記差し込み部の間にろう材を配置し、前記被差し込み部および前記差し込み部の少なくとも一部を構成する第1の被加熱部と、前記第2の被加熱体のうち前記差し込み部以外の部分の少なくとも一部である第2の被加熱部とに高周波電流を流し、前記第1および第2の被加熱部を個別に誘導加熱して前記ろう材により前記第1の被加熱体と前記第2の被加熱体をろう付け接合する接合方法であって、前記第2の被加熱部は、前記第1の被加熱体の前記差し込み口から前記第2の被加熱部までの長さをL、前記第2の被加熱体の外径をDとした場合、比L/Dが0.4以上〜0.8以下を満たす位置に設けられている。
本発明の各実施形態によれば、被加熱体に障害物が設けられている場合であっても、均一で良好なろう付けを行うことができ、または、良好なろう付けを行なった接合部品やこれを備える回転電機を得ることができる。
本発明の実施形態に係る誘導加熱装置1および接合部品100の概略的な構成を示す図である。 誘導加熱装置1の加熱導体部の詳細について説明するための図である。 熱流束の比率Rと比L/Dとの関係をシミュレーションした結果を示すグラフである。 変形例1に係る加熱導体部について説明するための図である。 変形例2に係る加熱導体部について説明するための図である。 変形例3に係る加熱導体部について説明するための図である。 第1の被加熱体10、および第1の被加熱体10の被差し込み部12に差し込まれる第2の被加熱体20を示す図である。 ステータ40の一部を示す斜視図である。
以下、実施形態に係る誘導加熱装置、接合方法、接合部品およびこれを備える回転電機について図面を参照しながら説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、同一符号の構成要素の詳しい説明は繰り返さない。
実施形態に係る誘導加熱装置1は、2つの被加熱体を誘導加熱により、ろう付け接合する誘導加熱装置である。これら2つの被加熱体がろう付けされて本実施形態にかかる接合部品100が得られる。
ここで、図7を参照して、被加熱体である第1の被加熱体10および第2の被加熱体20、およびこれらが接合されて得られる接合部品100について説明する。第1の被加熱体10の端面10aには被差し込み部12が凹設されている。差し込み口11は、被差し込み部12の開口部である。第2の被加熱体20の先端部分には差し込み部21が設けられている。なお、図7では、第2の被加熱体20の高熱容量部22(後述)は図示していない。図7に示すように、第1の被加熱体10および第2の被加熱体20は管状部材であり、第1の被加熱体10および第2の被加熱体20に障害物30が設けられている。この障害物30は、第1の被加熱体10や第2の被加熱体20に接続されていたり、近接する位置に設置された構造物等である。
ここで、図8を参照して、本実施形態に係る回転電機(発電機)について説明する。図8は、回転電機のステータ40の一部を示す斜視図である。この回転電機では、ステータ40が前述の障害物30に対応する。円筒状のステータ40の内壁面に沿って内側コイル42が設けられている。また、ステータ40の外壁面に沿って外側コイル43が設けられている。内側コイル42および外側コイル43の内部には冷却水が流通する。
第1の被加熱体10は、内側コイル42および外側コイル43のうち一方のコイルの端部に設けられている。第2の被加熱体20は、内側コイル42および外側コイル43のうち他方のコイルの端部に設けられている。本実施形態では、第1の被加熱体10は、内側コイル42または外側コイル43の端部に設けられ、内部を冷却水が流通する管状部材である。第2の被加熱体20は、ステータ40の端部において、内側コイル42の第1の被加熱体10と、外側コイル43の第1の被加熱体10とを接続する部材である。即ち、第2の被加熱体20は、図8に示すように、ステータ40の端面を跨いで内側コイル42と外側コイル43を接続する。この第2の被加熱体20は、電気的導通を確保し、且つ冷却水流路となる管状部材である。
図7に戻って、第1の被加熱体10および第2の被加熱体20の説明を続ける。図7において、第2の被加熱体20の差し込み部21の中心線Cは、第2の被加熱体20の先端から、差し込み部21の長さの半分だけ離れた位置を示している。
第2の被加熱体20は、第1の被加熱体10の差し込み口11から被差し込み部12に差し込まれる。より詳しくは、第2の被加熱体20のうち、先端部分の差し込み部21が被差し込み部12に差し込まれ、差し込み部21の外周面が第1の被加熱体10とろう付けされるろう付け面となる。なお、第1の被加熱体10および第2の被加熱体20は、管状部材に限らない。すなわち、本実施形態に係る接合部品100は、差し込み口11および被差し込み部12を備える第1の被加熱体10と、差し込み口11から被差し込み部12に差し込まれる差し込み部21を備える第2の被加熱体と、差し込み部21と被差し込み部12の間に配置され、第1の被加熱体10と第2の被加熱体20を接合するろう材25とから構成される。第1の被加熱体10と第2の被加熱体20は、差し込み部21と被差し込み部12の間に配置されたろう材25により接合されている。
次に、実施形態に係る誘導加熱装置1および接合部品100の構成について図1を参照して説明する。
誘導加熱装置1は、図1に示すように、第1の加熱導体部(誘導加熱コイル)2と、第2の加熱導体部(誘導加熱コイル)3と、接続導体部4と、引出導体部5と、高周波電源6と、温度測定部7と、参照温度データ記録部8と、温度制御部9とを備えている。
第1の加熱導体部2、第2の加熱導体部3、接続導体部4および引出導体部5はいずれも導電性の材料からなり、1本の導電路を形成している。なお、導電路の内部には、水等の冷却媒体が流れる流路が設けられていてもよい。この導電路に高周波電源6から出力された高周波電流が流れることで、導電路に周囲を覆われた被加熱体の表層に渦電流が流れ、被加熱体はジュール熱により加熱される。より詳しくは、誘導加熱により、まず被加熱体の表層の温度が上昇し、その後、ジュール熱の拡散により、被加熱体の内部の温度が上昇するとともに、導電路の周辺の表層の温度が上昇する。その後、ろう付け部(第1の被加熱体10と第2の被加熱体20との間の重なり部分)の温度が所定の温度まで上昇すると、ろう付け部にろう材を溶かし込み、ろう付けを行う(いわゆる「差しろう」)。ここで、本実施形態において、ろう付け部は、第1の被加熱体10の被差し込み部12の内壁と、第2の被加熱体20の差し込み部21の外壁とを含む部分である。なお、ろう付け部に形成された溝に予めろう材を配置する等にして、ろう付け部に予めろう材を設けておいてもよい(いわゆる「置きろう」)。
第1の加熱導体部2は、第1の被加熱体10の被差し込み部12の周囲の一部を周方向に覆う。本実施形態では、第1の加熱導体部2は、図1に示すように、障害物30を回避するように被差し込み部12の周囲の一部を覆っている。より詳しくは、第1の加熱導体部2は、図2に示すように、導体管2a、導体管2bおよび導体管2cが接続されたものとして構成されている。導体管2a,2cは、第1の被加熱体10の中心軸に直交する方向に延在している。導体管2bは、導体管2aの上端部と導体管2cの上端部とを接続している。このように第1の加熱導体部2が被差し込み部12の周囲の少なくとも一部を覆うようにすることで、ろう付け部を効率良く加熱することができる。本実施形態の接合部品100においては、第1の被加熱体10の被差し込み部12の少なくとも一部、および第2の被加熱体20の差し込み部21の少なくとも一部が第1の被加熱部となっている。
なお、効率の観点からは、第1の加熱導体部2は、被差し込み部12に差し込まれた差し込み部21の中心線Cを覆うように第1の被加熱体10の周囲に設けられることが好ましい。即ち、第1の加熱導体部2の差し込み部21への投影線が中心線Cに重なるようにすることが好ましい。これにより、第1の加熱導体部2はろう付け部を最も効率良く加熱することができる。あるいは、第1の加熱導体部2による誘導加熱の長手方向の中心部が、差し込み部21の中心線Cに重なる位置から被差し込み部12の差し込み口11までの間に配置されることが好ましい。
第2の加熱導体部3は、第2の被加熱体20のうち差し込み部21以外の部分の周囲の少なくとも一部を周方向に覆う。すなわち、第2の被加熱体20は、差し込み部21から離間した位置に第2の被加熱部を備える。この第2の被加熱部は、第2の被加熱体20のうち、差し込み部21以外の部分の少なくとも一部である。第2の加熱導体部3は、第2の被加熱部の周囲の少なくとも一部を周方向に覆う。本実施形態では、第2の加熱導体部3は、図1に示すように、障害物30を回避するように第2の被加熱体20の周囲の一部を覆っている。より詳しくは、第2の加熱導体部3は、図2に示すように、導体管3aおよび導体管3bを有する。導体管3a,3bは、下端部が接続導体部4に接続し、第2の被加熱体20の中心軸に直交する方向に沿って高熱容量部22の側面上を延在した後、折れ曲がり、高熱容量部22の上面上を延在している。高熱容量部22は、第2の被加熱体のうち熱容量が他の部位よりも大きな部位である。本実施形態では、高熱容量部22は、管状部材である第2の被加熱体20のうち、部分的に周囲よりも肉厚に構成された部位(肉厚部)であり、この高熱容量部22が第2の被加熱部となっている。なお、第2の被加熱部である高熱容量部22は、肉厚部に限らず、管状部材である第2の被加熱体20のうち、部分的に周囲よりも比熱の高い材料で構成された部位(高比熱部)であってもよい。
本実施形態の第2の加熱導体部3では、図2に示すように、導体管3a,3bの長手方向の中央部が、管状部材である第2の被加熱体20の高熱容量部22のうち、第2の被加熱体20の長手方向の中央部近傍の周囲に設けられている。これにより、より多くの熱量が第2の被加熱体20に蓄えられるため、ろう付け部を効率良く加熱することができる。
なお、実際のろう付け作業の際には、第1の加熱導体部2と第2の加熱導体部3を備える誘導加熱装置1は作業員による手作業や治具を用いて所定の位置に固定される。このため、位置決めの精度により、第2の誘導加熱部3が配置される位置と、第2の被加熱体20の第2の被加熱部(すなわち第2の被加熱体20の高熱容量部22の長手方向の中央部(中心))とが必ずしも厳密に一致する訳ではない。しかしながら、誘導加熱装置1の位置決めを行う際に作業員に対し、第2の加熱導体部3の導体管3a,3bによる誘導加熱の長手方向の中央部を、第2の被加熱体20の第2の被加熱部の長手方向の中央部(中心位置)と一致させるように指示したり、あるいは、このような位置決めができる治具を用いてもよい。これにより、第2の誘導加熱部3が配置される位置と、第2の被加熱体20の第2の被加熱部の位置とを実質的に一致させて、ろう付け部を効率良く加熱することができる。あるいは、第1の被加熱体10の周囲に第1の加熱導体部2を配置する位置を示す印などを表示しておき、この位置に第1の加熱導体部2を配置することで、第2の加熱導体部3が第2の被加熱体20の第2の被加熱部の長手方向の中央部に配置されるようにしてもよい。
接続導体部4は、第1の加熱導体部2と第2の加熱導体部3を接続する。より詳しくは、接続導体部4は、図2に示すように、導体管2aと導体管3aを接続し、導体管2cと導体管3bを接続する。この接続導体部4を設けることにより、一つの高周波電源6で第1の被加熱体10と第2の被加熱体20の両方を誘導加熱することができる。その結果、誘導加熱装置1の簡略化および低コスト化を図ることができるとともに、高周波電源6の制御を容易にすることができる。なお、接続導体部4を設けずに、第1の加熱導体部2および第2の加熱導体部3を別々の高周波電源に接続してもよい。
引出導体部5は、第2の加熱導体部3と高周波電源6とを電気的に接続している。より詳しくは、引出導体部5は、導体管3aに接続された導体管5aと、導体管3bに接続された導体管5bとを有する。図2に示すように、導体管5aと導体5bは互いに平行に近接配置されることが好ましい。これにより、導体管5aおよび導体5bにより形成される磁場が互いに打ち消し合い、第2の被加熱体20が過度に加熱されることを抑制できる。さらに、両導体管間に存在するインダクタンスを小さくすることができ、電源効率を向上させることができる。なお、導体管2a,2b,2c,3a,3b,5aおよび5aなどは、必ずしも管状である必要はなく、中実や帯状の導体でも構わず、また長手方向に垂直な断面での外形についても円形のほか楕円形、矩形など種々の形状を採用することができる。
高周波電源6は、接続導体部4および引出導体部5を介して、第1の加熱導体部2および第2の加熱導体部3に高周波電流を流す。この高周波電源6から出力される高周波電流は、電流値および周波数を変化させることが可能である。第1の加熱導体部2および第2の加熱導体部3に高周波電流を流すことより、第1の被加熱体10および第2の被加熱体20の各々の表層に渦電流が誘起され、第1の被加熱体10および第2の被加熱体20はジュール熱により加熱される。
温度測定部7は、被加熱体の表面の温度を測定する。より詳しくは、温度測定部7は、第1の被加熱体10の差し込み口11近傍(例えば第1の被加熱体10の端面10a上の点)における第1の被加熱体10の温度T1を測定する。温度測定部7は、例えば、熱電対や放射温度計により構成される。
なお、温度測定部7は、温度T1とともに、または温度T1に代えて、差し込み口11近傍における第2の被加熱体20の温度T2を測定してもよい。例えば、温度測定部7は、差し込み口11近傍における、ろう付け部以外の第2の被加熱体20の外周面の温度を測定する。
参照温度データ記録部8は、温度T1とろう付け部の温度T3とを対応付けた温度データを記録している。この温度データは事前の加熱試験により取得されたものである。温度T3は、例えば第2の被加熱体20の差し込み部21の外周面の温度であるが、これに限らず、差し込み口11の温度であってもよいし、あるいは、第1の被加熱体10の被差し込み部12の内周面の温度であってもよい。参照温度データ記録部8は、ハードディスク、半導体メモリまたは光ディスク等の記録媒体から構成される。
なお、この参照温度データ記録部8は、温度T2と温度T3とを対応付けた温度データを記録してもよいし、あるいは、温度T1、温度T2および温度T3を対応付けた温度データを記録してもよい。
温度制御部9は、温度測定部7により測定された温度、および参照温度データ記録部8に記憶された温度データに基づいて、ろう付け部の温度が所定の温度になるように高周波電源6を制御する。具体的には、温度制御部9は、高周波電源6から出力される高周波電流の電流値(電流振幅)や周波数を変化させることで、ろう付け部の温度を調整する。例えば、温度制御部9は、温度データ間の隙間を補間する補間処理により、温度測定部7で測定された温度からろう付け部の温度を推定し、推定された温度が所定の温度になるように高周波電源6を制御する。
なお、温度制御部9は、第1の被加熱体10の差し込み口11近傍における第1の被加熱体10の温度、および/または、差し込み口11近傍における第2の被加熱体20の温度が所定の温度になるように高周波電源6を制御してもよい。
上記の所定の温度(すなわち、ろう付け部の目標温度)は、ろう材の種類、ろう材の融点等に基づいて決められた温度であることが好ましい。これにより、より均一で良好なろう付けを行うことができる。
以上説明したように、本実施形態に係る誘導加熱装置1は、差し込み口11を挟んで第1の加熱導体部2および第2の加熱導体部3が設けられている。第1および第2の加熱導体部2,3に高周波電流を流すことより、第1の被加熱体10および第2の被加熱体20を個別に誘導加熱する。第1の被加熱体10および第2の被加熱体20の表層で発生した渦電流による熱はそれぞれ拡散しながら内部に熱伝導する。このため、第1の加熱導体部2および第2の加熱導体部3がそれぞれ第1の被加熱体10および第2の被加熱体20の全周を覆わなくとも、第1および第2被加熱体10,20のろう付け部の全周が均一に加熱され、均一で良好なろう付けを行うことができる。
また、本実施形態に係る接合部品100は、差し込み口11および少なくともその一部が第1の被加熱部を構成する被差し込み部12を備える第1の被加熱体10と、差し込み口11から被差し込み部12に差し込まれるとともに少なくともその一部が第1の被加熱部を構成する差し込み部21および差し込み部21から離間して設けられた第2の被加熱部を備えた第2の被加熱体20と、差し込み部21と被差し込み部12の間に配置され第1の被加熱体10と第2の被加熱体20を接合するろう材25から構成される。このように、第1の被加熱体10および第2の被加熱体20が第1の被加熱部および第2の被加熱部をそれぞれ備えることにより、差し込み部21と被差し込み部12の間でろう材が第1の被加熱体10と第2の被加熱体20を均一かつ良好に接合した接合部品100を得ることができる。
よって、本実施形態によれば、被加熱体に障害物が設けられている場合であっても、均一で良好なろう付けを行うことができる。
また、本実施形態によれば、第1の被加熱体10および第2の被加熱体20が個別に誘導加熱されるため、差し込み部21と被差し込み部12との間に隙間がある等して接触熱抵抗が大きい場合であっても、均一なろう付けを行うことができる。
より均一なろう付けを行うために、第2の加熱導体部3は、第1の被加熱体10の差し込み口11から、所定の距離だけ離して設けることが好ましい。より詳しくは、後述の理由により、第2の加熱導体部3は、比L/Dが0.4以上〜0.8以下を満たす位置設けられていることが好ましい。ここで、Lは、差し込み口11から第2の被加熱部までの長さを示している。より詳しくは、Lは、第1の被加熱体10の差し込み口11から第2の加熱導体部3が配置される位置までの長さ(すなわち、差し込み口11から第2の加熱導体部3による誘導加熱の長手方向の中心位置までの長さ)を示している。また、Dは、第2の被加熱体20の外径を示している。なお、第2の加熱導体部3の導体管3a,3bなどが第2の被加熱体20の長手方向に対して直交ではなく斜めに配置されるような場合では、これらの導体管3a,3bの長手方向の中央部など、第2の加熱導体部3による誘導加熱の長手方向の中心となる位置から差し込み口11までの距離がLとなる。
このように本実施形態に係る誘導加熱装置1では、第1の加熱導体部2が、その誘導加熱の長手方向の中心位置が第1の被加熱体10の被差し込み部12の周囲の一部となるように配置され、かつ第2の加熱導体部3が、差し込み口11から第2の加熱導体部3による誘導加熱の長手方向の中心位置までの長さLが0.4D以上〜0.8D以下となるように配置される。なお、本実施形態では、外径Dは図2に示すように差し込み部21の直径であるが、これに限定されるものではない。すなわち、「第2の被加熱体20の外径」は、一般的に言えば、第2の被加熱体20のうち、熱拡散による温度均一化に寄与する部分の外径を示す。よって、第2の被加熱体20の外径が、例えば、第2の加熱導体部3が設けられる位置における高熱容量部22を除いた第2の被加熱体20の外径を示す場合もある。
また、本実施形態に係る接合部品100において、第2の被加熱体20の第2の被加熱部の長手方向の中心位置は、第1の被加熱体10の差し込み口11からの第2の被加熱部の長手方向の中心位置までの距離をL、第2の被加熱体20の外径をDとしたときに、比L/Dが0.4以上〜0.8以下を満たす位置に設けられることが好ましい。図1、図2で示した本実施形態のように、第2の被加熱体20が高熱容量部22を備える場合は、差し込み口11から高熱容量部22の長手方向(接続導体部4の延在方向と同じ。)の中心位置までがLとなる。なお、第2の加熱導体部3が第2の被加熱体20の周囲に実際に配置される位置は、誘導加熱装置1を位置決めする精度(配置精度)によっては第2の被加熱部の長手方向の中心位置とは異なる可能性がある。このため、第2の被加熱部の長手方向の中心位置に誘導加熱装置1の第2の加熱導体部3が実質的に配置されるよう、例えば予め作業員などへの指示しておくことが好ましい。
図3は、第1の被加熱体10の熱流束に対する第2の被加熱体20の熱流束の比率(熱流束比)Rと、比L/Dとの関係をシミュレーションした結果を示している。ここで、熱流束比Rは、第1の被加熱体10の熱流束を基準としている。よって、熱流束比R>1の場合は、第2の被加熱体20の熱流束が第1の被加熱体10の熱流束よりも大きい。一方、熱流束比R<1の場合は、第2の被加熱体20の熱流束が第1の被加熱体10の熱流束よりも小さい。
より均一なろう付けを行うためには、ろう付け部における第1の被加熱体10の温度と第2の被加熱体20の温度を近づけることが好ましい。すなわち、ろう付けを行う際、第1の被加熱体10の被差し込み部12の温度と、第2の被加熱体20の差し込み部21の温度とを近づけることが好ましい。熱流束が、第1の被加熱体10の温度および第2の被加熱体20の温度に係わるパラメータであること、そして、熱流束比Rが1近傍のときに、第1の被加熱体10の温度と第2の被加熱体20の温度が近づくことに着目した。
本実施形態では、熱流束比Rが0.8以上〜1.2以下(すなわち、1±20%)を示すときの比L/Dを第2の加熱導体部3が設けられる位置とする。図3に示すように、熱流束比Rが0.8のとき比L/Dは約0.4であり、熱流束比Rが1.2のとき比L/Dは約0.8である。よって、第2の加熱導体部3は、比L/Dが0.4以上〜0.8以下を満たす位置に設けられる。換言すれば、第2の加熱導体部3は、L≧0.4DかつL≦0.8Dを満たす距離だけ差し込み口11から離れた位置に設けられる。
上記のように、第2の加熱導体部3は差し込み口11からある程度離れたところに設けられるため(L≧0.4D)、第2の加熱導体部3により第2の被加熱体20に発生した熱が、第2の加熱導体部3で覆われない部位である、第2の被加熱体20の障害物30側の部位にまで熱拡散により回り込んだ後、差し込み部21に熱伝導する。このため、差し込み部21は、差し込み口11から第2の被加熱体20の先端にかけて全周にわたって均一に加熱される。その一方、第2の加熱導体部3は差し込み口11から遠すぎないところに設けられるため(L≦0.8D)、第1の被加熱体10の被差し込み部12の温度と第2の被加熱体20の差し込み部21の温度とを近づけることができる。上記の結果、本実施形態によれば、さらに均一で良好なろう付けを行うことができ、均一で良好なろう材により接合された接合部品100を得ることができる。
次に、本実施形態に係る3つの変形例(変形例1〜3)について説明する。いずれの変形例によっても、上記の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(変形例1)
図4を参照して変形例1について説明する。本変形例は、第2の加熱導体部3が第2の被加熱体20の中心軸に沿って延在する場合である。図4に示すように、導体管2a,2cは、下端部が第1の被加熱体10の中心軸付近で接続導体部4に接続されている。また、導体管3a,3bは、第2の被加熱体20の中心軸に沿って延在している。
(変形例2)
次に、図5を参照して変形例2について説明する。本変形例は、第2の被加熱体20に肉厚部22が設けられていない場合である。図5に示すように、第1の加熱導体部2および接続導体部4は、既述の実施形態と同様である。導体管3a,3bは、図5に示すように、接続導体部4の端部から第2の被加熱体20に向けて延在した後、第2の被加熱体20の中心軸と直交する方向に延在し、第2の被加熱体20の周囲の一部を覆っている。
(変形例3)
次に、図6を参照して変形例3について説明する。本変形例は、第2の被加熱体20が途中でL字状に折れ曲がっている場合である。図6に示すように、第1の加熱導体部2および接続導体部4は、既述の実施形態と同様である。導体管3a,3bは、図6に示すように、接続導体部4の端部から、折れ曲がった先の第2の被加熱体20の中心軸に沿って延在し、第2の被加熱体20の肉厚部22の周囲の一部を覆っている。
ここで、本実施形態に係る接合方法について説明する。
まず、第1の被加熱体10の被差し込み部12に、差し込み口10から第2の被加熱体20の差し込み部21を差し込む。次に、被差し込み部12と差し込み部21の間にろう材を配置する。なお、ろう材の配置は、被差し込み部12へ差し込み部21を差し込む際に同時に行なっても構わない。次に、第1の被加熱部および第2の被加熱部に高周波電流を流し、第1および第2の被加熱部を個別に誘導加熱して、上記ろう材により第1の被加熱体と第2の被加熱体をろう付けする。本接合方法において、第2の被加熱部は、差し込み口11から第2の被加熱部までの長さをL、第2の被加熱体20の外径をDとした場合、比L/Dが0.4以上〜0.8以下を満たす位置に設けられている。このため、均一で良好なろう付けを行うことができる。
以上、1つの実施形態および3つの変形例について説明したが、これらの実施形態および変形例によれば、被加熱体に障害物が設けられている場合であっても、均一で良好なろう付けを行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 誘導加熱装置
2 第1の加熱導体部
2a,2b,2c 導体管
3 第2の加熱導体部
3a,3b 導体管
4 接続導体部
5 引出導体部
5a,5b 導体管
6 高周波電源
7 温度測定部
8 参照温度データ記録部
9 温度制御部
10 第1の被加熱体
10a 端面
11 差し込み口
12 被差し込み部
20 第2の被加熱体
21 差し込み部
22 肉厚部(熱容量の大きい部位)
25 ろう材
30 障害物
40 ステータ
42 内側コイル
43 外側コイル
C 中心線

Claims (7)

  1. 差し込み口と、少なくともその一部が第1の被加熱部を構成する被差し込み部とを備える第1の被加熱体と、
    前記差し込み口から前記被差し込み部に差し込まれるとともに少なくともその一部が前記第1の被加熱部を構成する差し込み部と、前記差し込み部から離間して設けられた第2の被加熱部とを備える第2の被加熱体と、
    前記差し込み部と被差し込み部の間に配置され前記第1の被加熱体と前記第2の被加熱体を接合するろう材と、を備え、
    前記第2の被加熱部は、前記差し込み口から前記第2の被加熱部までの長さをL、前記第2の被加熱体の外径をDとした場合、比L/Dが0.4以上〜0.8以下を満たす位置に設けられており、
    前記第2の被加熱部には、熱容量が前記第2の被加熱体の他の部位よりも大きな高熱容量部が設けられていることを特徴とする接合部品。
  2. 内壁面に沿って設けられた内側コイルと、外壁面に沿って設けられた外側コイルとを備える円筒状のステータと、
    請求項1に記載の接合部品であって、前記第1の被加熱体が前記内側コイルおよび前記外側コイルのうち一方のコイルの端部に設けられ、前記第2の被加熱体が前記内側コイルおよび前記外側コイルのうち他方のコイルの端部に設けられた、接合部品と、
    を備えることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1に記載の接合部品の前記第1の被加熱体と前記第2の被加熱体を接合するために用いる誘導加熱装置であって、
    前記第1の被加熱体のうち、前記被差し込み部の周囲の一部を周方向に覆う第1の加熱導体部と、
    前記第2の被加熱体のうち、前記第2の被加熱部の周囲の少なくとも一部を周方向に覆う第2の加熱導体部と、
    を備えることを特徴とする誘導加熱装置。
  4. 前記第1の加熱導体部と前記第2の加熱導体部を接続する接続導体部をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の誘導加熱装置。
  5. 前記第1の加熱導体部の、前記被差し込み部に差し込まれた前記差し込み部への投影線が、前記差し込み部の中心線と重なることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の誘導加熱装置。
  6. 前記第1および第2の加熱導体部に高周波電流を流す高周波電源と、
    前記差し込み口近傍における前記第1の被加熱体の第1の温度、および/または、前記差し込み口近傍における前記第2の被加熱体の第2の温度を測定する温度測定部と、
    前記第1の温度および前記第2の温度のうち少なくともいずれか一方の温度と、ろう付け部の温度とを対応付けた温度データを記録した参照温度データ記録部と、
    前記温度測定部により測定された温度、および前記参照温度データ記録部に記憶された前記温度データに基づいて、前記ろう付け部の温度が所定の温度になるように前記高周波電源を制御する温度制御部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載の誘導加熱装置。
  7. 差し込み口と被差し込み部を備える第1の被加熱体の前記被差し込み部に、前記差し込み口から第2の被加熱体の差し込み部を差し込み、
    前記被差し込み部と前記差し込み部の間にろう材を配置し、
    前記被差し込み部の少なくとも一部および前記差し込み部の少なくとも一部を構成する第1の被加熱部と、前記第2の被加熱体のうち前記差し込み部以外の部分の少なくとも一部の第2の被加熱部とに高周波電流を流し、前記第1および第2の被加熱部を個別に誘導加熱して前記ろう材により前記第1の被加熱体と前記第2の被加熱体をろう付けする接合方法であって、
    前記第2の被加熱部は、前記第1の被加熱体の前記差し込み口から前記第2の被加熱部までの長さをL、前記第2の被加熱体の外径をDとした場合、比L/Dが0.4以上〜0.8以下を満たす位置に設けられており、
    前記第2の被加熱部には、熱容量が前記第2の被加熱体の他の部位よりも大きな高熱容量部が設けられていることを特徴とする接合方法。
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