JP6630134B2 - リムーバー - Google Patents

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Description

本発明は、肌に塗布された美容剤を磁力により吸着して肌から除去するリムーバーに関する。
従来、比較的低粘度のシロップ状や比較的高粘度のペースト状、あるいはゲル状、粉状などの種々の性状を有する美容剤が知られている。この種の美容剤には、肌に塗布してから暫く時間を置いた後に除去することにより、肌の汚れや老廃物等を美容剤とともに除去するように構成されたものがある。このような美容剤を肌から除去する方法としては、コットン等による拭き取りや、ぬるま湯等により洗い落とす方法が一般的である。
これらの一般的方法よりも簡便に使用後の美容剤を除去する方法として、肌に塗布した美容剤を磁力により吸着して除去する方法が提案されている。例えば、特許文献1には、略棒状の柄と、柄の先端に取り付けられた磁石とを有する磁気吸着器が開示されている。この磁気吸着器は、円盤状を呈する磁石の一方の端面を磁気吸着器の外表面に露出させ、当該端面においてパック剤に含まれる磁性流体を吸着できるように構成されている。
特開2003−199620号公報
磁気吸着器に吸着可能な美容剤の量には限界があるため、使用中に磁気吸着器に吸着させた美容剤の量が限界に近づくにつれて、美容剤の肌からの除去が困難になる。そのため、使用者は、肌からの美容剤の除去が難しくなる度に、肌から美容剤を除去する作業を中断し、磁気吸着器から美容剤を引き離して廃棄する必要がある。そこで、磁気吸着器の使い勝手を向上させるために、磁気吸着器に吸着可能な美容剤の量を多くして美容剤の廃棄作業を行う回数を減らすことが求められている。
磁気吸着器に吸着可能な美容剤の量を多くするためには、磁石を大型化する必要がある。しかし、特許文献1に記載されたような円盤状の磁石は、その中央部における磁気吸引力が外周縁部における磁気吸引力に比べて相対的に小さいため、肌から除去された美容剤が磁石の外周縁部に集まり易い。そのため、磁石の直径を単純に大きくすると、磁石の中央部に美容剤が吸着されにくくなる。それ故、特許文献1の磁気吸着器は、単純に磁石を大型化しても、吸着可能な美容剤の量を多くすることが難しい。
また、特許文献1の磁気吸着器において磁石の直径を大きくすると、磁石の質量が増大するため、磁気吸着器の使い勝手が悪化するという問題もある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、多量の美容剤を吸着することができ、使い勝手のよいリムーバーを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、磁力により吸着可能に構成されており肌に塗布されたパック剤磁力により吸着して肌から除去するリムーバーであって、
棒状を呈するハンドル部と、
上記ハンドル部の端部に連なり、磁石が保持された吸着ヘッド部と、
該吸着ヘッド部の表面に形成され、上記ハンドル部の長手方向に沿って延びた楕円状を呈し、前記磁石の磁力によって前記美容剤を吸着する磁力発生面とを有しており、
上記磁石は、上記ハンドル部の長手方向と平行な方向に測定して得られる長さ寸法が上記ハンドル部の長手方向と直角な方向に測定して得られる幅寸法よりも大きい、リムーバーにある。
上記リムーバーは、上記ハンドル部の長手方向と平行な方向に測定して得られる長さ寸法が上記ハンドル部の長手方向と直角な方向に測定して得られる幅寸法よりも大きい、上記磁石を有している。このように細長い形状を呈する上記磁石は、円盤状の磁石に比べて磁石の中央部にパック剤(なお、以下においてパック剤のことを「美容剤」ということもある。)が吸着されやすい。それ故、上記リムーバーは、上記磁石の大型化により、上記磁力発生面に吸着可能なパック剤の量を容易に多くすることができる。
また、上記磁石は細長い形状を呈しているため、円盤状の磁石に比べて大型化した際の質量の増加量が小さい。それ故、上記リムーバーは、上記磁石を大型化しても、使い勝手の悪化を抑制することができる。
実施例における、リムーバーの斜視図である。 実施例における、リムーバーの上面図である。 実施例における、リムーバーの下面図である。 実施例における、リムーバーの側面図である。 図2のV−V線矢視断面図である。 実施例のリムーバーにおける、磁石及びヘッド壁部の斜視図である。 実施例のリムーバーにおける、ハンドル下部の上面図である。 実施例のリムーバーにおける、ハンドル下部の側面図である。 図7のIX−IX線矢視断面図である。 実施例のリムーバーにおける、ハンドル上部の側面図である。 実施例のリムーバーにおける、ハンドル上部の下面図である。 実施例のリムーバーを用いて他人の背中に塗布した美容剤を肌から除去する作業の説明図である。 実施例のリムーバーに装着するリムーバーカバーの斜視図である。 リムーバーカバーを構成するシート材の平面図である。 実施例のリムーバーにリムーバーカバーを装着した状態の側面図である。 リムーバーカバーの延設部を折り返した状態の側面図である。 実施例のリムーバーを載置する置き台の斜視図である。 実施例のリムーバーが載置された置き台の側面図である。 置き台の上面図である。 図19のXX−XX線矢視断面図である。 置き台における、載置面部の下面図である。 置き台における、側面部の上面図である。 置き台における、側面部の下面図である。 置き台における、底面部の上面図である。
上記リムーバーは、上記吸着ヘッド部の表面に上記特定の形状を呈する上記磁力発生面を有している。そのため、上記リムーバーを上記ハンドル部の長手方向と直角な方向に動かすことにより、肌から美容剤が除去される面積を広くすることができる。それ故、上記リムーバーは、少ない回数で肌から美容剤を除去することができる。
上記リムーバーは、例えばエステティックサロン等において、被施術者の肌に塗布された美容剤を肌から除去する際に使用することができる。この場合、リムーバーを使用する施術者は、被施術者の身体の側方に立った状態で上記リムーバーを使用することにより、被施術者の背中などの、比較的平坦な部分に塗布された美容剤を効率的に肌から除去することができる。
上述したように、他人の背中などに塗布された美容剤を肌から除去する用途に上記リムーバーを用いる場合、磁力発生面の面積を3000mm2以上にすることが好ましい。磁力発生面の面積を上記特定の範囲にすることにより、背中などの比較的平坦な部分に塗布された美容剤をより効率的に肌から除去することができる。一方、リムーバーの使い勝手の観点からは、磁力発生面の面積を4000mm2以下にすることが好ましい。
従って、磁力発生面の面積を3000〜4000mm2にすることにより、美容剤の除去効率とリムーバーの使い勝手とを両立させることができる。かかる磁力発生面を有するリムーバーは、他人の背中などに塗布された美容剤を肌から除去する用途に最適である。
また、上記リムーバーは、自分自身の肌に塗布した美容剤を吸着して肌から除去する際にも当然に使用することができる。
上記リムーバーにおける磁力発生面は、楕円状を呈している。ここで、上述した楕円状には、楕円形、長円形及び卵形等の、真円を上記ハンドル部の長手方向に沿って引き伸ばした形状が含まれる。また、磁力発生面は、一般的な感覚として楕円状と認識できる程度に上述した楕円形等の形状を変形した形状であってもよい。
上記磁石としては、板厚方向に着磁された板状磁石を採用することができる。平面視における磁石の形状は、例えば、長方形、楕円形あるいは長円形などの種々の形状とすることができる。また、磁石は、一般的な感覚として長方形、楕円形あるいは長円形と認識できる程度に幾何学的に定義される長方形等を変形した形状であってもよい。
上記磁石は、楕円板状を呈していることが好ましい。この場合には、磁石の中央部に美容剤が吸着されにくい領域が形成されることを回避しつつ、磁極面、即ち板厚方向の端面の表面積をより広くすることができる。その結果、磁力発生面に吸着可能な美容剤の量をより多くすることができる。
上記吸着ヘッド部は、上記ハンドル部の長手方向と平行な方向に測定して得られる長さ寸法が上記ハンドル部の長手方向と直角な方向に測定して得られる幅寸法の2〜3倍であることが好ましい。この場合には、磁力発生面に吸着可能な美容剤の量をより多くすることができるとともに、吸着ヘッド部を種々の方向に容易に傾けることができ、リムーバーの使い勝手をより向上させることができる。
上記長さ寸法が上記幅寸法の2倍未満である場合には、磁力発生面の表面積を広くすることが難しいため、磁力発生面に吸着可能な美容剤の量を多くすることが難しくなるおそれがある。一方、上記長さ寸法が上記幅寸法の3倍を超える場合には、吸着ヘッド部の質量が過度に大きくなり易い。そのため、場合によっては吸着ヘッド部を傾けた際にリムーバーの姿勢が不安定になり、使い勝手が悪化するおそれがある。
上記吸着ヘッド部は、上記ハンドル部の長手方向と平行な方向に測定して得られる長さ寸法が上記リムーバーの長さ寸法の0.5〜0.6倍であることが好ましい。この場合には、磁力発生面に吸着可能な美容剤の量をより多くすることができるとともに、吸着ヘッド部を種々の方向に容易に傾けることができ、リムーバーの使い勝手をより向上させることができる。
吸着ヘッド部の長さ寸法がリムーバーの長さ寸法の0.5倍未満である場合には、磁力発生面の表面積を広くすることが難しいため、磁力発生面に吸着可能な美容剤の量を多くする効果が低くなるおそれがある。一方、吸着ヘッド部の長さ寸法がリムーバーの長さ寸法の0.6倍を超える場合には、リムーバーの重心が、その長手方向における吸着ヘッド部側に過度に偏るおそれがある。そのため、場合によっては吸着ヘッド部を傾けた際にリムーバーの姿勢が不安定になり、使い勝手が悪化するおそれがある。
上記吸着ヘッド部は上記ハンドル部の側周面から外方に膨出しており、上記磁力発生面は上記吸着ヘッド部の頂部に配置されていることが好ましい。この場合には、美容剤が塗布された肌に磁力発生面を接近させた際に、磁力発生面と肌との距離よりも、ハンドル部と肌との距離をより広くすることができる。それ故、美容剤が塗布された肌に磁力発生面を接近させる際に、肌と、ハンドル部を把持する使用者の手との接触を容易に回避することができる。その結果、上記リムーバーの使い勝手をより向上させることができる。
上記磁石は、上記磁力発生面側を向いた第1磁極面と、上記ハンドル部側を向いた第2磁極面とを有しており、該第2磁極面は、軟磁性体より構成されたヨーク板に覆われていることが好ましい。この場合には、ヨーク板の外周端縁が実質的な磁極となるため、第1磁極面とヨーク板の外周端縁とを結ぶ磁力線が、ヨーク板を設けない場合に比べてより遠方まで伸びやすくなる。その結果、上記磁力発生面から発生する磁力がより遠方まで到達しやすくなり、肌に塗布された美容剤の吸着除去をより容易に行うことができる。
上記リムーバーの実施例について、図を用いて説明する。図1〜図5に示すように、リムーバー1は、棒状を呈するハンドル部2と、ハンドル部2の端部に連なり、磁石3が保持された吸着ヘッド部4と、吸着ヘッド部4の表面に形成され、ハンドル部2の長手方向に沿って延びた楕円状を呈する磁力発生面41とを有している。また、図3に示すように、磁石3は、ハンドル部2の長手方向と平行な方向に測定して得られる長さ寸法がハンドル部2の長手方向と直角な方向に測定して得られる幅寸法よりも大きい。
図1及び図4に示すように、吸着ヘッド部4は、ハンドル部2の側周面から外方に膨出している。そして、図3〜図5に示すように、磁力発生面41は吸着ヘッド部4の頂部に配置されている。
図3及び図6に示すように、本例の磁石3は、楕円板状を呈している。また、図5に示すように、磁石3は、磁力発生面41側を向いた第1磁極面31と、ハンドル部2側を向いた第2磁極面32とを有している。第2磁極面32は、軟磁性体より構成されたヨーク板42に覆われている。
なお、以下において、ハンドル部2の長手方向を「縦方向」といい、縦方向における吸着ヘッド部4側を「前方」、その反対側を「後方」をいうことがある。また、磁石3の板厚方向を「高さ方向」といい、高さ方向における第1磁極面31側を「下方」、第2磁極面32側を「上方」ということがある。また、縦方向及び高さ方向の両方に直交する方向を「横方向」ということがある。リムーバー1の方向に関するこれらの記載は便宜上のものであり、リムーバー1を実際に使用する際の向きとは何ら関係がない。
図2及び図4に示すように、ハンドル部2は、縦方向におけるリムーバー1の全長に亘って延設されている。ハンドル部2は、吸着ヘッド部4に連なるヘッド接続部21と、使用者が把持するハンドル本体部23と、ヘッド接続部21とハンドル本体部23との間に介在する幅狭部22とを有している。
図2に示すように、ヘッド接続部21は、上面視において略楕円状を呈している。また、ヘッド接続部21は、横方向の両側に、周囲よりもハンドル部2の内側に陥没するように形成された一対の凹曲面部211を有している。一対の凹曲面部211は、使用者がハンドル本体部23を把持した状態において、指を伸ばして凹曲面部211上に載置することができるように構成されている。凹曲面部211上に指を載置しつつハンドル本体部23を把持すると、凹曲面部211上に載置した指の下方に磁力発生面41が配置される。そのため、使用者が磁力発生面41の位置をより直感的に把握することができる。その結果、リムーバー1の使い勝手をより向上させることができる。
図2〜図4に示すように、幅狭部22は、ヘッド接続部21及びハンドル本体部23の両方よりも幅狭となるように形成されている。図4に示すように、ハンドル本体部23は、磁力発生面41よりも上方に配置されている。そのため、美容剤が塗布された肌に磁力発生面41を接近させた際に、磁力発生面41と肌との距離よりも、ハンドル本体部23と肌との距離をより広くすることができる。それ故、リムーバー1は、美容剤が塗布された肌と、ハンドル本体部23を把持する使用者の手との接触を容易に回避することができる。その結果、リムーバー1の使い勝手をより向上させることができる。
吸着ヘッド部4は、ヘッド接続部21の側周面から外方に膨出している。図3に示すように、吸着ヘッド部4は、下面視において楕円状を呈している。本例の吸着ヘッド部4の長さ寸法Lh、即ち、ハンドル部2の長手方向と平行な方向(縦方向)に測定して得られる外寸法は、約129mmである。また、本例の吸着ヘッド部4の幅寸法Wh、即ち、ハンドル部2の長手方向と直角な方向(横方向)に測定して得られる外寸法は、約62mmである。
従って、本例の吸着ヘッド部4における、ハンドル部2の長手方向と平行な方向に測定して得られる長さ寸法Lhは、ハンドル部2の長手方向と直角な方向に測定して得られる幅寸法Whの2.1倍である。
また、本例のリムーバー1の長さ寸法Lrは、約253mmである。従って、本例の吸着ヘッド部4における長さ寸法Lhは、リムーバー1の長さ寸法Lrの0.51倍である。なお、図2及び図4に示すように、リムーバー1の長さ寸法Lrは、ハンドル部2の長さ寸法と一致する。
吸着ヘッド部4の頂部には、楕円状を呈する磁力発生面41が配置されている。図4に示すように、本例の磁力発生面41は、平坦に形成されている。
図3、図5及び図6に示すように、吸着ヘッド部4の内側には、板厚方向に着磁された磁石3が収容されている。磁石3は、長軸301がハンドル部2の長手方向に延び、第1磁極面31と磁力発生面41とが略平行になるように配置されている。本例の磁石3は、長軸301が約101mm、短軸302が約46mm、板厚が約8mmの楕円板状を呈している。従って、ハンドル部2の長手方向と平行な方向(縦方向)に測定して得られる磁石3の長さ寸法は約101mmであり、ハンドル部2の長手方向と直角な方向(横方向)に測定して得られる磁石3の幅寸法は約46mmである。
磁石3の第2磁極面32は、軟磁性体より構成されたヨーク板42に覆われている。本例のヨーク板42は、第2磁極面32と同一の形状を有する鉄板である。ヨーク板42は、第2磁極面32の全面に当接するように配置されている。
本例のリムーバー1は、図5に示すように、ヘッド壁部43、磁石3、ヨーク板42、防水パッキン44、緩衝材45、ハンドル下部24及びハンドル上部25を有している。図4及び図6に示すように、ヘッド壁部43は、吸着ヘッド部4の外壁を構成するとともに、その内部に磁石3及びヨーク板42を保持することができるように構成されている。図4、図8及び図10に示すように、ハンドル下部24はハンドル部2の下半分を構成しており、ハンドル上部25はハンドル部2の上半分を構成している。以下、リムーバー1を構成する各部品について、より詳細に説明する。
図6に示すように、ヘッド壁部43は、カップ状に形成されており、その中央部が下方に陥没している。ヘッド壁部43の中央部には、磁力発生面41が配置されている。また、ヘッド壁部43は、その外周縁部に、ハンドル下部24に締結される3箇所の締結ボス431と、磁石3を保持する6箇所の位置決め部432と、ハンドル上部25を係止するスナップ収容部433とを有している。
締結ボス431は、ヘッド壁部43の内側表面を基端として、上方に向かって立設されている。図5に示すように、これら3箇所の締結ボス431にハンドル下部24のネジ孔241(後述)を介して上方からネジ434を挿通することにより、ヘッド壁部43とハンドル下部24とを締結することができる。
図6に示すように、位置決め部432は、ヘッド壁部43の内側表面を基端として、上方に向かって立設されている。6箇所の位置決め部432は、上面視において磁石3の外形に対応する楕円弧状を呈している。位置決め部432は、その内側に配置された磁石3の位置を保持し、縦方向や横方向への位置ずれを規制することができる。
スナップ収容部433は、ヘッド壁部43の前方に配置されている。図5に示すように、後述するハンドル上部25の係止突部253(図11参照)をスナップ収容部433に収容することにより、ヘッド壁部43にハンドル上部25を係止することができる。
磁石3及びヨーク板42は、ヘッド壁部43の位置決め部432の内側に保持されている。また、図5に示すように、ヨーク板42とハンドル下部24との間には、磁石3に加わる衝撃などを緩和するための緩衝材45が狭持されている。なお、本例の緩衝材45はEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)発泡体よりなるシートである。
図5に示すように、ヘッド壁部43とハンドル部2との間には、防水パッキン44が狭持されている。防水パッキン44は、ヘッド壁部43の外周に対応した環状に形成されている(図示略)。これにより、ヘッド壁部43内部への水分の浸入を抑制することができる。なお、本例の防水パッキン44は、シリコーンゴムより構成されている。
図5に示すように、ハンドル下部24は、リムーバー1の略全長に亘って延設されている。図7に示すように、ハンドル下部24は、横方向における中央部に、ハンドル上部25に当接する当接縁部242を有している。また、当接縁部242よりも横方向における内側は、当接縁部242よりも下方に陥没している。
図7に示すように、ハンドル下部24の底部前方には、ヘッド壁部43を締結するための3箇所のネジ孔241が形成されている。また、ハンドル下部24の縦方向における両端には、3箇所のボス保持筒243が立設されている。これら3箇所のボス保持筒243に後述するハンドル上部25の位置決めボス251(図11参照)を挿入することにより、ハンドル上部25をハンドル下部24に係止する作業において、ハンドル上部25を所望の位置に容易に配置することができる。その結果、ハンドル上部25の係止作業をより容易に行うことができる。
また、図7に示すように、ハンドル下部24は、その底部から上方に突出した縦リブ244及び横リブ245を有している。縦リブ244は、ハンドル下部24の横方向における中央に配置されており、縦方向に延設されている。縦リブ244の先端部は、後述するハンドル上部25のリブ受け部252(図11参照)内に保持されている。また、横リブ245は、ハンドル下部24の底部において、横方向の全体に亘って延設されている。これらの縦リブ244及び横リブ245により、ハンドル部2の剛性をより向上させることができる。
また、ハンドル下部24の当接縁部242には、ハンドル上部25を係止する8箇所のスナップ収容部246が形成されている。これらのスナップ収容部246に、後述するハンドル上部25の係止突部253(図11参照)を収容することにより、ハンドル下部24にハンドル上部25を係止することができる。
図5に示すように、ハンドル上部25は、リムーバー1の全長に亘って延設されている。図10に示すように、ハンドル上部25は、側面視における上側の輪郭250がS字状を呈するように湾曲している。図11に示すように、ハンドル上部25における下側表面には、ハンドル下部24のボス保持筒243に挿入する3箇所の位置決めボス251、ヘッド壁部43のスナップ収容部433及びハンドル下部24のスナップ収容部246に収容される9箇所の係止突部253、ハンドル下部24の縦リブ244を保持するリブ受け部252及び横方向に延設された横リブ254が形成されている。
位置決めボス251は、ハンドル上部25の縦方向における両端部に配置されており、下方に向かって立設されている。上述したように、ハンドル上部25をハンドル下部24に係止する作業において、位置決めボス251をボス保持筒243に挿入することにより、ハンドル上部25を所望の位置に容易に配置することができる。
係止突部253は、ハンドル上部25の外周縁部に配置されている。9箇所の係止突部253のうち、最も前方に配置された係止突部253aは、ヘッド壁部43のスナップ収容部433に収容されている。また、残る8箇所の係止突部253bは、ハンドル下部24のスナップ収容部246に収容されている。このように、係止突部253をスナップ収容部433、246に収容することにより、ハンドル上部25をヘッド壁部43及びハンドル下部24の両方に係止することができる。
リブ受け部252は、ハンドル上部25の横方向における中央に配置されており、縦方向に延設された一対の板状突起から構成されている。この一対の板状突起の間には、ハンドル下部24の縦リブ244が挿入されている。
次に、リムーバー1の作用効果を説明する。リムーバー1は、図3に示すように、ハンドル部2の長手方向と平行な方向(縦方向)に測定して得られる長さ寸法がハンドル部2の長手方向と直角な方向(横方向)に測定して得られる幅寸法よりも大きい、磁石3を有している。そのため、円盤状の磁石に比べて磁石3の中央部に美容剤が吸着されやすい。それ故、リムーバー1は、磁石3の大型化により、磁力発生面41に吸着可能な美容剤の量を容易に多くすることができる。
また、磁石3は細長い形状を呈しているため、円盤状の磁石に比べて大型化した際の質量の増加量が小さい。それ故、リムーバー1は、磁石3を大型化しても、使い勝手の悪化を抑制することができる。
図3、図5及び図6に示すように、磁石3は、楕円板状を呈している。それ故、磁石3の中央部に美容剤が吸着されにくい領域が形成されることを回避しつつ、第1磁極面31の表面積をより広くすることができる。その結果、磁力発生面41に吸着可能な美容剤の量をより多くすることができる。
吸着ヘッド部4は、縦方向に測定して得られる長さ寸法Lhが横方向に測定して得られる幅寸法Whの2〜3倍である。さらに、吸着ヘッド部4は、その長さ寸法Lhがリムーバー1の長さ寸法Lrの0.5〜0.6倍である。それ故、リムーバー1は、磁力発生面41に吸着可能な美容剤の量をより多くすることができるとともに、吸着ヘッド部4を種々の方向に容易に傾けることができる。その結果、リムーバー1の使い勝手をより向上させることができる。
図1及び図3〜図5に示すように、吸着ヘッド部4はハンドル部2の側周面から外方に膨出しており、磁力発生面41は吸着ヘッド部4の頂部に配置されている。そのため、美容剤が塗布された肌に磁力発生面41を接近させる際に、肌と、ハンドル部2を把持する使用者の手との接触を容易に回避することができる。その結果、リムーバー1の使い勝手をより向上させることができる。
図5に示すように、磁石3は、磁力発生面41側を向いた第1磁極面31と、ハンドル部2側を向いた第2磁極面32とを有しており、第2磁極面32は、軟磁性体より構成されたヨーク板42に覆われている。それ故、ヨーク板42の外周端縁が実質的な磁極となり、第1磁極面31とヨーク板42の外周端縁とを結ぶ磁力線が、ヨーク板42を設けない場合に比べてより遠方まで伸びやすくなる。その結果、磁力発生面41から発生する磁力がより遠方まで到達しやすくなり、肌に塗布された美容剤の吸着除去をより容易に行うことができる。
本例のリムーバー1は、吸着ヘッド部4の表面に上記特定の形状を呈する磁力発生面41を有している。それ故、リムーバー1は、例えば図12に示すように、エステティックサロン等において被施術者Pの肌に塗布された美容剤Cを肌から除去する際に使用することができる。この場合、リムーバー1を使用する施術者Oは、被施術者Pの身体の側方に立った状態で上記リムーバーを使用することにより、被施術者Pの背中などの、比較的平坦な部分に塗布された美容剤Cを効率的に肌から除去することができる。なお、図12に示すリムーバー1の吸着ヘッド部4には、後述するカバー5(図13〜図16参照)が装着されている。
また、リムーバー1は、磁力発生面41の面積が3000〜4000mm2であるため、他人の背中などに塗布された美容剤Cを肌から除去する用途において、美容剤Cの除去効率とリムーバー1の使い勝手とを両立させることができる。それ故、リムーバー1は、例えばエステティックサロン等において、他人の背中などに塗布された美容剤Cを肌から除去する用途に最適である。
なお、本発明は上記の態様に限定されることはなく、その趣旨を損なわない範囲で適宜構成を変更することができる。具体的には、上記のように構成を変更することができる。
・吸着ヘッド部4をハンドル部2の側周面から外方に膨出させず、ハンドル部2の側周面と面一になるように形成してもよい。
・磁石3として、長方形板状の磁石を用いてもよい。
・ハンドル部2は、その全長に亘って太さが一定になるように形成されていてもよい。
・ハンドル部2は、上面視及び側面視において直線状を呈していても良い。
・磁力発生面41は、曲面から構成されていても良い。
・磁力発生面41に、凹凸が形成されていても良い。
・ヨーク板42は、第2磁極面32及び磁石3の側周面を覆うカップ状を呈していても良い。
本例のリムーバー1は、磁力発生面41を覆うリムーバーカバー(以下、単に「カバー」という。)を装着した状態で肌に塗布した美容剤の除去を行うことにより、磁力発生面41に吸着された使用済みの美容剤をより容易に廃棄することができる。カバーとしては、例えば、吸着ヘッド部4の先端から磁力発生面41までを覆う袋状のものを用いることができる。
図13〜図16に、カバーの一例を示す。図13及び図15に示すように、カバー5は、吸着ヘッド部4の先端から磁力発生面41までを覆う袋部51と、袋部51の開口側に設けられ、吸着ヘッド部4が挿入される挿入口521を備えた環状縁部52と、環状縁部52から延設された延設部53とを有している。そして、環状縁部52は袋部51側から挿入口521へ向かうにつれて開口径が大きくなる拡開部522を有している。
また、本例のカバー5における環状縁部52は、挿入口521から外方へ拡開する鍔状部523を有している。
カバー5は、同一の形状を有する2枚のシート材6(図14参照)から構成されている。シート材6は、最厚部の厚さが0.05mmであるメタロセン低密度ポリエチレンより構成されている。これにより、カバー5は、図16に示すように、反転変形が可能な程度の柔軟性及び伸縮性を有している。また、図には示さないが、シート材6にはエンボス加工が施されており、表面に細かい凹凸形状が付与されている。
図14に示すように、シート材6は、袋部51となる袋部領域61と、環状縁部52となる縁部領域62と、延設部53となる延設部領域63とを連ねた形状を有している。本例のシート材6における、袋部領域61の前端611から延設部領域63の後端631までの距離は202mmである。
袋部領域61は、前端611から縁部領域62側へ向かうにつれて次第に幅が広くなるとともに、縁部領域62側の近傍において、縁部領域62に近づくにつれて次第に幅が狭くなるように形成されている。袋部領域61の外周部612は楕円弧状を呈している。
縁部領域62は、袋部領域61から遠ざかるにつれて幅が広がるように構成されている。即ち、本例のカバー5は、環状縁部52の全体が拡開部522となるように構成されている。縁部領域62の外周部621は、袋部領域61の外周部612に連なり直線状を呈する一対の直線部622と、一対の直線部622に連なり円弧状に湾曲した一対の弧状部623とを有している。本例における弧状部623の曲率半径は5mmである。
本例の縁部領域62は、延設部領域63側の端縁において最大の幅寸法を有している。縁部領域62の最大の幅寸法、即ち一対の弧状部623における延設部領域63側の端点624を結んだ距離は98mmである。また、縁部領域62は、一対の端点624を結んでなる仮想線Lを基準としたときに、端点624から袋部領域61側に向かって引いた接線(図示略)と仮想線Lとのなす角度が0°となるように構成されている。
延設部領域63は、その後端631から縁部領域62側へ向かうにつれて幅が広くなるように形成された台形部632と、台形部632と縁部領域62との間に配置された長方形部633とを有しており、長方形部633の幅が最大となるように構成されている。また、延設部領域63における最大の幅寸法、即ち長方形部633の幅寸法は、縁部領域62の最大の幅寸法よりも大きい。具体的には、長方形部633の幅寸法は110mmである。
本例のカバー5は、上記の構成を有する2枚のシート材6を重ね合わせ、袋部領域61の外周部612及び縁部領域62の外周部621を接合することにより構成されている。更に、本例のカバー5は、長方形部633の外周部における、縁部領域62側の辺部634が接合されている。
上記の構成を有するカバー5は、例えば以下のようにしてリムーバー1の吸着ヘッド部4に装着し、あるいは吸着ヘッド部4から使用済みの美容剤とともに取り外すことができる。カバー5を吸着ヘッド部4に装着する場合、使用者は、カバー5を構成する2枚のシート材6(6a、6b)のうち、一方のシート材6aを磁力発生面41側に向けた状態で、吸着ヘッド部4を挿入口521に挿入する。そして、磁力発生面41が袋部51により覆われるまで吸着ヘッド部4をカバー5内に進入させる。以上によりカバー5を吸着ヘッド部4に装着することができる。
図15に示すように、カバー5が吸着ヘッド部4に装着された状態において、一対の延設部53(53a、53b)のうち一方の延設部53aは、ハンドル部2の下方に配置される。また、他方の延設部53bは、ハンドル部2の上方に配置される。また、磁力発生面41は、袋部51により完全に覆われる。
使用者は、カバー5により覆われた磁力発生面41を肌に塗布された美容剤に接近させることにより、美容剤を磁力により吸着し、肌から除去することができる。肌から除去された美容剤Cは、例えば図16に示すように、磁石3の磁力により袋部51の表面に吸着される。
吸着ヘッド部4から使用済みの美容剤Cとともにカバー5を取り外す場合、使用者は一対の延設部53を上下方向に開き、次いで一対の延設部53を吸着ヘッド部4側へ向けて折り返す。この時、図16に示すように、延設部53の変位に伴って鍔状部523が自然に反転し、次いで環状縁部52の後端が鍔状部523に伴って反転する。その結果、挿入口521に沿った環状を呈し、挿入口521から前方へ向かうにつれて拡開した折り返し部54が形成される。
その後、一対の延設部53を吸着ヘッド部4側へ向けて引っ張ることにより、環状縁部52及び袋部51を容易に反転変形させることができる。そして、このようにカバー5の反転変形を行うことにより、使用済みの美容剤Cをカバー5の内部に収容した状態で、カバー5を吸着ヘッド部4から取り外すことができる。
上記の構成を有するカバー5は、吸着ヘッド部4を挿入口521から挿入することにより吸着ヘッド部4に装着できるように構成されている。そして、袋部51は、吸着ヘッド部4に装着された状態において磁力発生面41を覆うことができる。そのため、使用済みの美容剤Cが吸着ヘッド部4に直接付着することを抑制できる。
また、カバー5の環状縁部52は拡開部522を有しているため、上述したようにカバー5の反転変形を行うことにより、使用済みの美容剤Cをカバー5の内部に収容することができる。
また、カバー5は、拡開部522に加えて鍔状部523を有しているため、反転変形の過程において、カバー5が折り返されてなる環状の折り返し部54を自然に形成することができる。それ故、カバー5を反転変形させる過程において、美容剤Cがカバー5の外部に漏出して吸着ヘッド部4に直接吸着することをより効果的に抑制できる。
このように、カバー5は、リムーバー1により肌から取り除いた美容剤Cがカバー5の外部へ漏出する等の意図しない美容剤Cの散逸を抑制することができ、リムーバー1の使いやすさを向上させることができる。
本例のリムーバー1は、磁石3の磁力が比較的遠方まで作用するため、リムーバー1の保管場所周辺に電子機器や磁気カード等を置いた場合に、これらが磁力により悪影響を受けるおそれがある。このような問題は、保管時にリムーバー1を置き台に載置することにより、回避することができる。置き台としては、例えば、その内部に強磁性体よりなる内蔵部材を有するものを用いることができる。
図17〜図24に、置き台の一例を示す。図17〜図20に示すように、置き台7は、非磁性体よりなる本体部70と、強磁性体よりなり、本体部70の内部に配設された複数の内蔵部材とを有している。本体部70は、リムーバー1の磁力発生面41を載置可能に構成された載置面部71を有している。そして、置き台7は、載置面部71に載置されたリムーバー1と内蔵部材との間に磁気吸引力が生じるように構成されている。
図18〜図20に示すように、置き台7の本体部70は、載置面部71と、載置面部71に対向配置される底面部73と、載置面部71と底面部73とを接続する側面部72とを有している。図19に示すように、本体部70は、上面視において略楕円状を呈している。また、図18に示すように、本体部70は、載置面部71側から下方(底面部73側)に向かうにつれて徐々に拡開している。なお、載置面部71、底面部73及び側面部72は、いずれもABS樹脂より形成されている。
図18に示すように、置き台7は、載置面部71のヘッド収容部711(後述)に磁力発生面41を載置した状態において、本体部70の上方にリムーバー1の前端からハンドル本体部23の前半分までが配置されるように構成されている。このように、リムーバー1の概ね全体が本体部70の上方に配置されるように構成することにより、使用者等の手が意図せずリムーバー1にぶつかった際等に、リムーバー1を置き台7から落下させにくくすることができる。
また、置き台7は、ヘッド収容部711に磁力発生面41を載置した状態において、幅狭部22及びハンドル本体部23と載置面部71との間に、使用者の指を差し込むことができる程度のクリアランスが形成されるように構成されている。そのため、使用者は、リムーバー1を置き台7から持ち上げる際に、ハンドル本体部23を容易に把持することができる。
図20に示すように、載置面部71は、吸着ヘッド部4の膨出形状と対応する凹状に形成されたヘッド収容部711を有している。ヘッド収容部711の中央部分は、ヘッド収容部711の周囲よりも本体部70の内側に陥没した平坦面712となっている。平坦面712は、図19に示すように、上方から見て、リムーバー1の磁力発生面41に対応した略楕円形状を呈している。これにより、リムーバー1を置き台7に載置した状態において、磁力発生面41を平坦面712に当接させることができる。
図には示さないが、載置面部71における平坦面712の裏面には、内蔵部材が配置されている。この内蔵部材としては、例えば、粉末状のフェライトを樹脂に分散させてなるフェライトシートを用いることができる。フェライトシートは、接着剤により載置面部71に接着されている。
図21に示すように、載置面部71は、その外周縁部に、側面部72と載置面部71とを締結するためのボス713を有している。これらのボス713には、後述する側面部72の締結孔721(図22参照)を介してネジが挿通される。
側面部72は、本体部70における、載置面部71と底面部73との間を接続する外壁部分を構成している。図22に示すように、側面部72における載置面部71と当接する部分には、ネジを挿通するための締結孔721が形成されている。これらの締結孔721を介して載置面部71のボス713に下方からネジを挿通することにより、載置面部71と側面部72とを締結することができる。
また、図20に示すように、側面部72は、載置面部71と底面部73との対向方向における中間に配置された中間板部722を有している。図20及び図23に示すように、中間板部722は、底面部73側に向かって立設されたボス723を有している。これらのボス723は、後述する底面部73の締結筒部731(図24参照)内に挿入される。そして、締結筒部731内に形成された締結孔732を介してネジ733が挿通される。
図24に示すように、底面部73は、略楕円板状を呈している。底面部73の中央部には、内蔵部材が配置されている。この内蔵部材としては、例えば、鉄板74を用いることができる。図20に示すように、鉄板74は、4枚重ねられた状態でネジ741により底面部73に締結されている。
また、底面部73は、中間板部722側に向かって立設された締結筒部731を有している。これらの締結筒部731内には、中間板部722のボス723が挿入される。そして、締結筒部731内に形成された締結孔732を介してネジ733を挿通することにより、底面部73と側面部72とを締結することができる。
上述した構成を有する置き台7は、本体部70の内部に強磁性体よりなる複数の内蔵部材(フェライトシート、鉄板74)を有している。そのため、置き台7にリムーバー1を載置すると、磁力発生面41から発生する磁力線が内蔵部材に集中し、磁力線が置き台7の外部に漏洩しにくくなる。その結果、磁力発生面41から発生する磁力が置き台7の周辺に作用しにくくなる。
また、本体部70は非磁性体より構成されているため、本体部70がリムーバー1の磁力の作用を受けることはない。そのため、例えばリムーバー1にネオジム磁石等の強力な磁石3を使用した場合にも、リムーバー1を使用する際に、本体部70からリムーバー1を容易に引き離すことができる。
また、置き台7は、内蔵部材とリムーバー1との間に磁気吸引力が生じるように構成されている。この磁気吸引力によりリムーバー1の吸着ヘッド部4が載置面部71側に吸引されるため、置き台7に載置したリムーバー1の姿勢を容易に安定させることができる。
また、図20に示すように、本例の置き台7は、内蔵部材としての鉄板74が底面部73に固定されているため、本体部70の重心の位置を低くすることができる。その結果、置き台7の意図しない転倒や、机上からの落下等を起こりにくくすることができる。
1 リムーバー
2 ハンドル部
3 磁石
4 吸着ヘッド部
41 磁力発生面

Claims (5)

  1. 磁力により吸着可能に構成されており肌に塗布されたパック剤磁力により吸着して肌から除去するリムーバーであって、
    棒状を呈するハンドル部と、
    上記ハンドル部の端部に連なり、磁石が保持された吸着ヘッド部と、
    該吸着ヘッド部の表面に形成され、上記ハンドル部の長手方向に沿って延びた楕円状を呈し、前記磁石の磁力によって前記美容剤を吸着する磁力発生面とを有しており、
    上記磁石は、上記ハンドル部の長手方向と平行な方向に測定して得られる長さ寸法が上記ハンドル部の長手方向と直角な方向に測定して得られる幅寸法よりも大きい、リムーバー。
  2. 上記磁石は、楕円板状を呈している、請求項1に記載のリムーバー。
  3. 上記吸着ヘッド部は、上記ハンドル部の長手方向と平行な方向に測定して得られる長さ寸法が上記ハンドル部の長手方向と直角な方向に測定して得られる幅寸法の2〜3倍である、請求項1または2に記載のリムーバー。
  4. 上記吸着ヘッド部は、上記ハンドル部の長手方向と平行な方向に測定して得られる長さ寸法が上記リムーバーの長さ寸法の0.5〜0.6倍である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のリムーバー。
  5. 上記吸着ヘッド部は上記ハンドル部の側方に膨出しており、上記磁力発生面は上記吸着ヘッド部の膨出方向における頂部に配置されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のリムーバー。
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