JP3201522U - 液剤塗布具及び塗布具包装体 - Google Patents

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中村 裕之
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Abstract

【課題】塗布具包装体の積み重ね安定性や液剤塗布具の取り出し易さといった便宜を損なうことなく、液剤塗布具を本体容器内の収納位置に保持し、使用の際には吸液部材に液剤を直ぐに含浸させることができる液体塗布具及び塗布具包装体の提供。【解決手段】棒体11の端部に扁平部11aが設けられ、この扁平部11の片面に液剤を吸い取る吸液部材12が取付けられてなる液剤塗布具1を、棒体11の他側の端部側に、扁平部11aと平行に棒体11の左右両側へ突出した扇状の張出部11bを一体に設けて形成する。液剤塗布具1は、液剤塗布具1が収納される収納凹部と液剤が充填される収納凹部を備えた本体容器に液剤とともに収納される。【選択図】図1

Description

本考案は、消毒薬や化粧液などの液剤を体に塗布する際に用いられる液剤塗布具と、これを液剤とともに密封包装した包装体に関する。
消毒液などの液剤を患部に塗布する際に、棒体の先端にスポンジや綿などの液剤を吸い取る吸液部材が一体に設けられた液剤塗布具が用いられ、液剤塗布具と液剤を一つの容器に密封包装した塗布具包装体も利用されている。
図5は従来の塗布具包装体の一例を示している。 この塗布具包装体100は、プラスチック製の本体容器101に形成された収納凹部101a,101bに、液剤塗布具102と液剤103がそれぞれ収納され、本体容器101の下面に保護フィルム101cを貼り付けて内部を密封包装してある。
そして、液剤を患部に塗布する処置は、先ず、図5に示された塗布具包装体100の液剤103が充填された収納凹部101bを上方から指で押し潰し、その圧力により収納凹部101bと収納押部101aの間の分離帯101dを連通させて液剤103を収納凹部101a内に流れ込ませ、液剤塗布具102の吸液部材102aに液剤を含浸させた後、次いで、図7に示されるように、塗布具包装体100をひっくり返し、その下面に貼られた保護フィルム101cを引き剥がして液剤塗布具102を取り出し、液剤を吸い取った吸液部材102aを患部に当てて行なわれるようになっている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−120450号公報
塗布具包装体100は、保管や運搬の際に多段に重ねても荷崩れし難いように、本体容器101の中央に収納凹部101a,101bを配置し、それぞれ上面を略同じ高さに揃えて平坦に設けるとともに、収納凹部101aは液剤塗布具102の長さ及び太さよりも十分に長く且つ幅広な大きさに設けて形成してある。
収納凹部101aが幅広に設けられているため、本体容器101からの液剤塗布具102の取り出しは容易であるものの、塗布具包装体100を運搬する際に振動や衝撃を受けて、液剤塗布具102が収納凹部101a内でその軸方向廻りに回転し、液剤塗布具102の棒体102bの先端に取付けられた吸液部材102aの向きが変わることがある。
棒体102bの端部の上下何れかの側に吸液部材102aが取付けられた形態の液剤塗布具102の場合、図5に示されるように、吸液部材102aが本体容器101の下面側の保護フィルム101cに面するように収納されていれば、収納凹部102bを押し潰したときに収納凹部101a内に流入する液剤103の流入経路中に吸液部材102aが位置するため、液剤103の流入に伴って直ちに吸液部材102aに含浸されるが、吸液部材102aが本体容器101の上面側を向いて収納されていると、前記流入経路から外れた上方に吸液部材102aが位置するため、液剤103が収納凹部101a内に流入しても直ぐには吸液部材102aが液剤103に浸らず、液剤103の吸収に時間がかかることがあった。
この場合、収納凹部101aが細く形成されていれば、液剤塗布具102の回転を防止して当初の収納向きに保持させることが可能であるが、収納凹部101aを細くしたのでは、塗布具包装体100を段積みしたときの安定性が損なわれて荷崩れを引き起こし易くなり、また、本体容器101から液剤塗布具102を取り出し難くなってしまう。
本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑み、塗布具包装体の積み重ね安定性や液剤塗布具の取り出し易さといった便宜を損なうことなく、液剤塗布具を本体容器内の当初の収納位置に保持し、使用の際には液剤塗布具の吸液部材に液剤を直ぐに含浸させることができるようにすることを課題とする。
前記課題を解決するため本考案は、棒体の端部に扁平部が設けられ、この扁平部の片面に液剤を吸い取る吸液部材が取付けられてなる液剤塗布具であって、前記棒体の他側の端部側に、前記扁平部と平行に棒体の左右両側へ突出した張出部が設けられた構成を有することを特徴とする。
これによれば、前記構成の液剤塗布具を本体容器の収納凹部に収納した状態で、棒体の張出部が設けられた部分とその周囲の収納凹部の内面との間の隙間が小さくなり、塗布具包装体を運搬するときに僅かな振動や衝撃が加わっても張出部が収納凹部内面に接して収納凹部内での棒体の変位を規制し、棒体が軸方向廻りに回転することを防いで液剤塗布具を当初の収納向きに保持することができる。
前記構成の液剤塗布具において、液剤塗布具を本体容器の収納凹部に収納した状態で張出部による棒体の変位規制効果を増すため、張出部はその左右への突出幅(D1)が、扁平部に取付けられた吸液部材の左右幅(D2)よりも大きく設けられていることが好ましい(図2(A)参照)。
また、張出部は、棒体の扁平部が設けられた側の端部と反対側の端部の間に設けることができるが、張出部が棒体の中央に位置すると棒体を把持して患部に液剤を塗布する操作がし難くなるため、前記反対側の端部側に設けられていることが好ましい。より好ましくは、棒体の他側の端部に扇状の張出部が設けられていれば、棒体を把持した際に張出部が指の内側の部分に当たって持ちやすくなり、液剤を塗布する操作性が向上する。
また、本考案の塗布具包装体は、前記構成の液剤塗布具と、この液剤塗布具が収容される収納凹部と液剤が充填される収納凹部を備えていて周辺にフランジ部が設けられた本体容器からなり、前記両収納凹部に液剤塗布具と液剤がそれぞれ入れられた本体容器の下面に保護フィルムが貼り付けられて前記両収納凹部内が密封された構成を有することを特徴とする。
この場合、液剤塗布具は、吸液部材が本体容器の下面側の保護フィルムに面するように収納凹部に収納され、運搬中に振動や衝撃が加わっても当初の収納向きに保持されるので、使用の際に液剤が充填された収納凹部を押し潰せば、液剤塗布具の収納凹部内に液剤が流入するのに伴って、液剤を吸液部材に直ぐに含浸させることが可能である。
本考案の一実施形態の液剤塗布具の外観図である。 図1の液剤塗布具の上面図(A)と側面図(B)である。 図1の液剤塗布具を本体容器に収納して塗布具包装体を構成する状態を示した図である。 本考案の他の実施形態の液剤塗布具の外観図である。 従来の塗布具包装体の一例の外観図である。 図5の塗布具包装体における本体容器に液剤塗布具を収納した状態を本体容器の下面側から示した図である。 図5の塗布具包装体を使用する際に保護フィルムを捲った状態を示した図である。
本考案の好適な実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1及び図2は本考案の一実施形態の液剤塗布具の外観をそれぞれ示しており、この液剤塗布具1は、棒体11の一側の端部に扁平部11aが設けられ、この扁平部11aの下面に液剤を吸い取る吸液部材12が一体に固着されているとともに、棒体11の他側の端部に棒体11の左右両側面から前記扁平部11aと平行に左右両側へ突出した張出部11bが設けられた形態に構成してある。
詳しくは、液剤塗布具1の棒体11は、ポリプロピレンやポリエチレン、ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂を用い、片手で摘んで液剤の塗布操作をすることができる太さ及び長さに形成された断面略矩形状を呈する棒状体であり、その一側の端部に扁平部11a、他側の端部に張出部11bが一体に設けられているとともに、その略中央部から両端部に亘って高さが漸次低くなるように形成してある。棒体11の下面はその扁平部11aから張出部11bに亘って面一に設けられ、また、棒体11の上面中央部には指で把持したときに滑らないように凹凸筋11cを設けてある。
扁平部11aは、棒体11の一側の端部で平面視略半円状に周辺に張り出して肉薄の部分であり、その平坦な下面に吸液部材12を一体に固着してある。
また、張出部11bは、扁平部11aが設けられた側とは反対側の端部で棒体11の左右両側方へ平面視扇状に突出した部分であり、棒体11の左右へ最も大きく突出した後端部の幅(D1)は、後述する吸収部材12の左右幅(D2)よりも大きく(D1>D2)なるように設けてある(図2(A)参照)。
吸液部材12は、綿やスポンジなどの、消毒液や化粧用液などの液剤の吸収性に優れ、吸収した液剤を保持することができるとともに、表面に加わる押圧力によって保持した液剤を放出することができる材料を用いて平面視正方形に形成されており、扁平部11aの下面に一体に固着してある。
このように構成された本形態の液剤塗布具1は、図3に示されるように、液剤塗布具1が収納される収納凹部21と液剤(図示せず)が充填される収納凹部22を備えた本体容器2に液剤とともに収納される。 このとき、収納される液剤塗布具1は、扁平部11aに取付けられた吸収部材12が本体容器2の開放した下面側を向くように配置して収納凹部21に収納され、収納凹部22に液剤を充填した後、本体容器2の両収納凹部21,22の周辺に張り出したフランジ部23に、本体容器2の下面から保護フィルム24を貼り付けて、両収納凹部21,22内を保護フィルム24で密封することにより塗布具包装体3が構成される。 なお、図示されない本体容器2の両収納凹部21,22は、前述した従来の塗布具包装体100の本体容器101と同様に、塗布具包装体3を多段に重ねて保管が可能なように、本体容器2の中央に収納凹部21,22を配置し、それぞれ上面を略同じ高さに揃えて平坦に設けるとともに、収納凹部21は液剤塗布具1の長さ及び太さよりも十分に長く且つ幅広な大きさに設けて形成してある。
本体容器2に収納された液剤塗布具1は、その棒体11の張出部11bが設けられた部分とその周囲の収納凹部21の内面との間の隙間が小さいため、塗布具包装体3を運搬するときに振動や衝撃が加わっても張出部11bが収納凹部21内面に接して収納凹部21内での棒体11の変位を規制し、棒体11が軸方向廻りに回転することを防いで、液剤塗布具1は当初の収納向きに保持される。 そして、液剤を患部に塗布する操作は、前述した従来の塗布具包装体100と同様に、保護フィルム24の側を下向きにした状態で本体容器2の液剤が充填された収納凹部22を押し潰せば、液剤が収納凹部21内に流入するのに伴って、液剤の流通経路中に配置された吸液部材12に液剤が直ちに含浸し、その後、保護フィルム24の側を上向きにした状態で保護フィルム24を本体容器2から剥がして液剤塗布具1を取り出し、液剤が吸収された吸液部材12を患部に押し当てることにより行なうことができる。 収納凹部22を押し潰すことで吸液部材12に液剤を漏れなく吸収させることができるので、保護フィルム24を剥がした後に、液剤塗布具1を把持して吸液部材12に液剤を吸収させる操作は不要である。また、棒体11を把持した際に張出部11bが指の内側の部分に当たって持ちやすく、スムーズな操作で患部に液剤を塗布することが可能である。
図4は液剤塗布具1の他の形態を示しており、これは、棒体11の他側端部よりも内側の位置の左右両側面に、半円状の張出部11cを一体に設けたものである。液剤塗布具1を把持して液剤を塗布する操作性を損なわない範囲で、張出部11cは棒体11の左右側面の適宜な位置に設けることが可能である。
なお、図示した液剤塗布具1や本体容器2の形態は一例であり、これらの形態に限定されず、他の適宜な形態で構成することが可能である。
1 液剤塗布具、11 棒体、11a 扁平部、11b 張出部、11c 凹凸筋、12 吸液部材、2 本体容器、21,22 収納凹部、23 フランジ部、24 保護フィルム、3 塗布具包装体

Claims (4)

  1. 棒体の端部に扁平部が設けられ、この扁平部の片面に液剤を吸い取る吸液部材が取付けられてなる液剤塗布具において、
    前記棒体の他側の端部側に、前記扁平部と平行に棒体の左右両側へ突出した張出部が設けられた構成を有することを特徴とする薬液塗布具。
  2. 張出部の左右への突出幅が、扁平部に取付けられた吸液部材の左右幅よりも大きく設けられた構成を有することを特徴とする請求項1に記載の液剤塗布具。
  3. 棒体の他側の端部に扇状の張出部が設けられた構成を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の液剤塗布具。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の液剤塗布具と、この液剤塗布具が収納される収納凹部と液剤が充填される収納凹部を備えていて周辺にフランジ部が設けられた本体容器からなり、前記両収納凹部に液剤塗布具と液剤がそれぞれ入れられた本体容器の下面に保護フィルムが貼り付けられて前記両収納凹部内が密封された構成を有する塗布具包装体。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018038697A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 加熱調理器

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