JP6629926B2 - 美容器具 - Google Patents

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本発明は、ペルチェ素子(熱電変換素子)の発熱作用で、肌面に冷熱刺激または温熱刺激を付与して美容効果を発揮する美容器具に関する。
本出願人は、肌に冷熱刺激を付与する美容器具を先に提案している(特許文献1)。そこでは、本体ケースの上部に肌面を冷却するためのヘッド部を備えている。ヘッド部には、ペルチェ素子と、同素子の周囲を保持する熱絶縁体と、ペルチェ素子を間にして冷熱面側に密着配置される冷熱ブロックと、温熱面側に密着配置される温熱ブロックと、これらの部材を支持する冷却部ホルダーと、温熱ブロックに密着配置されるヒートシンクなどが設けてある。これらの構成部材のうち、冷熱ブロック、ペルチェ素子、熱絶縁体、温熱ブロックと、冷却部ホルダーは、冷熱ブロックにねじ込んだビスで一体化されてユニット部品化されており、冷却部ホルダーを本体ケースの前ケースにビスで締結することにより、先のユニットが本体ケースと一体化してある。また、ヒートシンクは、温熱ブロックにねじ込まれたビスで同ブロックに固定してある。冷却部ホルダーの外面は、第1電極を兼ねる接触板で覆われており、本体ケースの左右両側には第2電極が設けてある。
上記の美容器具は、第1、第2、第3、第4の各モードに切換えて使用することができる。第1モードにおいては、化粧水が含浸された綿マットで接触板の外面を覆い、第1・第2の両電極に電圧を印加した状態で、綿マットを顔肌にあてがうことにより電気刺激を与えて、イオン導出作用によって微細な汚れを落とすことができる。このとき、第1電極はプラス極性、第2電極はマイナス極性とする。第2モードにおいては、第1電極と第2電極に極性の異なる電圧を交互に印加し、本体ケース内のバイブレーターを駆動した状態で、接触板を肌面にあてがうことにより、肌をほぐすことができる。第3モードにおいては、化粧水が含浸された綿マットで接触板の外面を覆い、第1電極をマイナス極性、第2電極をプラス極性とした電圧を印加した状態で、綿マットを顔肌にあてがうことにより電気刺激を与えて、イオン導入作用によって保湿成分を肌に浸透させることができる。第4モードにおいては、ペルチェ素子を作動させて接触板を冷却し、冷却された接触板を肌面にあてがって冷却することができる。
特開2012−61251号公報(段落番号0037、図6)
本発明の目的は、ヒートシンクの位置決めを行うことができる美容器具を提供することにある。
本発明の美容器具は、本体部Aは、本体ケース1と、本体ケース1に設けられて冷熱または温熱を肌面に付与する発熱ユニット2を備えている。発熱ユニット2は、本体ケース1の外面に露出されて冷熱または温熱を肌面に作用させる熱刺激ヘッド15と、本体ケース1の内部に収容されるヒートシンク16と、熱刺激ヘッド15とヒートシンク16との間に配置される熱電変換素子17を含む。本体ケース1には、凸部46が形成されており、ヒートシンク16には、凹部34が形成されている。ヒートシンク16が本体ケース1の内部に収容された状態において凸部46と凹部46とが係合している。
また、本発明の美容器具は、凸部46は、ねじ69がねじ込まれるねじボス46となっている。ヒートシンク16に形成された締結座29に凹み形成された凹部46にねじボス46を係合し、ねじ69を、締結座29を介してねじボス46にねじ込む。
また、本発明の美容器具は、ねじボス46の周囲にリブ47を形成している。
また、本発明の美容器具は、ヒートシンク16に形成したねじ挿通穴33に挿通されるねじ69が本体ケース1および熱刺激ヘッド15と協働して発熱ユニット2と本体ケース1とを一体化している。
図1に示すように、本発明に係る美容器具の本体部Aは、本体ケース1と、本体ケース1に設けられて冷熱または温熱を肌面に付与する発熱ユニット2を備えている。発熱ユニット2は、本体ケース1の外面に露出されて温熱または冷熱を肌面に作用させる熱刺激ヘッド15と、本体ケース1の内部に収容されるヒートシンク16と、熱刺激ヘッド15とヒートシンク16との間に配置される熱電変換素子17を含む。熱刺激ヘッド15および熱電変換素子17が、本体ケース1と、同ケースにシンク締結ねじ69で締結したヒートシンク16で固定保持してあることを特徴とする。
熱刺激ヘッド15の周囲に張出壁22を設ける。本体ケース1に張出壁22を受止める組付座44を形成し、組付座44に熱刺激ヘッド15を露出させるヘッド開口45を形成する。熱刺激ヘッド15とヒートシンク16の間に、熱電変換素子17を保護するスペーサー18を配置する。ヒートシンク16をシンク締結ねじ69で本体ケース1に締結した状態において、張出壁22を組付座44とスペーサー18で挟持固定する。
スペーサー18は、図5に示すように、筒状に形成されて熱電変換素子17の周囲を囲んでいる。スペーサー18の筒壁に、熱放出用の排熱開口39を形成する。
ヒートシンク16の締結座29は、本体ケース1に設けたねじボス46で受止められて、ねじボス46にねじ込んだシンク締結ねじ69で締結されている。ヒートシンク16の締結座29に、ねじボス46と係合する係合凹部34を形成する(図9参照)。
本体ケース1は、発熱ユニット2を固定保持するヘッドケース9と、把持ケース8を備えている。把持ケース8はヘッドケース9を前後に挟持固定する前ケース10および後ケース11を備えている。前ケース10と後ケース11のいずれか一方の内面の左右にケースねじボス55を形成する。前ケース10と後ケース11は、ケースねじボス55にねじ込んだケース締結ねじ70で固定する。左右のケースねじボス55の間に、ヒートシンク16の放熱フィン28が配置されている。図1に示すように、ケースねじボス55に、ヒートシンク16の放熱フィン28の左右側面を受止める傾動規制体60が装着してある。
発熱ユニット2は、熱電変換素子17に供給される駆動電流の極性を正負に逆転して、熱電変換素子17から熱刺激ヘッド15へ伝導される熱を冷熱と温熱に切換え可能に構成されている。傾動規制体60は、放熱フィン28の熱膨張および熱収縮を吸収する弾性材で形成してある。
肌面に擦り刺激を付与する刺激付与具Bを備えている。熱刺激ヘッド15または同ヘッド15を固定保持するヘッドケース9に装着部50を設ける。図14に示すように、刺激付与具Bは、装着部50に着脱可能に外嵌装着する。
刺激付与具Bは、装着部50に装着される連結部75と、肌面に擦り刺激を付与する擦り体77を備えている。熱刺激ヘッド15と擦り体77を肌面に同時に作用させて、肌面に熱刺激と擦り刺激を同時に付与する。
刺激付与具Bは、図14に示すように連結部75と、連結部75と一体に設けた擦り体ホルダー76と、擦り体ホルダー76で回転自在に支持した少なくとも1個の球状の擦り体77を備えている。擦り体77が肌面に沿って回転しながら擦り刺激を付与する。
擦り体77は、擦り体77から連結部75に至る間に設けたフロート構造で、本体ケース1に対してフロート可能に支持する。
図18に示すように、擦り体ホルダー76は、擦り体ホルダー76と連結部75との間に設けたフロート構造で支持する。擦り体ホルダー76は、擦り体77をフロートさせる。
フロート構造は、擦り体ホルダー76と連結部75との間に設けた可撓体90を含んで構成する(図18および図19参照)。擦り体ホルダー76は、擦り体77を上下フロートさせる。
刺激付与具Bは、複数の擦り体77および擦り体ホルダー76を備えている。一つの擦り体77が肌反力を受けてフロート移動するとき、残る擦り体77が先の擦り体77とは逆向きにフロート移動する(図21参照)。
図23に示すようにフロート構造は、連結部75の周囲を囲むフロート枠96と、連結部75とフロート枠96との間に配置されて、フロート枠96を中立位置へ復帰付勢する複数のフロートばね90を備えている。中立位置におけるフロート枠96は、連結部75に設けた枠支持壁101で支持する。フロート枠96に複数個の擦り体77および擦り体ホルダー76を設ける。
フロート構造は、連結部75の周囲を囲むフロート枠96と、連結部75に装着されてフロート枠96を傾動可能に支持するフロート軸99を備えている。フロート枠96に複数個の擦り体77および擦り体ホルダー76を設ける(図21参照)。
図24に示すように、ヒートシンク16を含む発熱ユニット2の全体をヘッドケース9に収容する。ヘッドケース9は、把持ケース8でフロート可能に支持されて、ヘッドフロートばね106で押上げ付勢する。刺激付与具Bは、ヘッドケース9に装着される連結部75と、擦り体77を支持する擦り体ホルダー76を備えている。擦り体77は擦り体ホルダー76でフロート可能に支持されて、フロートばね90で押上げ付勢する。擦り体77のフロート動作とともに、発熱ユニット2およびヘッドケース9がフロート移動して、肌面に擦り刺激を付与する。
熱刺激ヘッド15を擦り体77の温度より高い温度に加熱した状態、あるいは熱刺激ヘッド15を擦り体77の温度より低い温度に冷却した状態で、熱刺激ヘッド15と擦り体77を肌面に同時に作用させて、肌面に熱刺激と擦り刺激を同時に付与する。
擦り体77は擦り体ホルダー76内に設けたフロートばね90で弾性支持する。
熱刺激ヘッド15はヘッドケース9に固定する。擦り体77は擦り体ホルダー76で回転自在に支持した球体からなる。肌面に熱刺激と擦り刺激を同時に付与する状態において、熱刺激ヘッド15で強い擦り刺激を付与し、擦り体77で弱い擦り刺激を付与する。
図14に示すように、擦り体77の頂部を通る第1仮想平面H1は、熱刺激ヘッド15の頂部を通るヘッド仮想平面Hより上側に位置させる。
擦り体77は擦り体ホルダー76で上下フロート可能に支持されて、フロートばね90で押上げ付勢されている。擦り体77はフロートばね90で押上げられた待機位置と、フロートばね90の付勢力に抗して押下げられたフロート位置との間で上下フロートできる。図14に示すように、フロート位置において、擦り体77の頂部を通る第2仮想平面H2が、熱刺激ヘッド15の頂部を通るヘッド仮想平面Hと同じかこれより下側に位置させる。
図13に示すように、熱刺激ヘッド15の肌接触面25の面積は、平面視における1個の擦り体77の面積より大きく設定する。
球体からなる複数の擦り体77は擦り体ホルダー76で回転自在に支持する。
平面視における1個の擦り体77の面積は熱刺激ヘッド15の肌接触面25の面積より小さい。しかし、平面視における複数個の擦り体77の合計面積は、熱刺激ヘッド15の肌接触面25の面積より大きく設定してある。
上突湾曲状に形成した熱刺激ヘッド15の肌接触面25の曲率と、球体からなる擦り体77の曲率を比較するとき、前者曲率を後者曲率より小さく設定する。
擦り体77は擦り体ホルダー76で回転自在に支持する。擦り体ホルダー76の底に設けた複数の受腕87で擦り体77を受止めて、擦り体77の下周面を擦り体ホルダー76の下面側に露出させる。
刺激付与具Bの連結部75を装着部50に装着した状態において、擦り体ホルダー76とヘッドケース9の肩部48との間に通水空間Sを確保する。
刺激付与具Bの連結部75が複数の連結脚79で構成されて、周方向へ隣接する連結脚79の間に通水開口を設ける。
肌面に電流を供給する肌電極65を備えている。肌電極65は熱刺激ヘッド15が兼ねている。装着部50に装着した刺激付与具Bの擦り体ホルダー76で、熱刺激ヘッド15の外面を覆う綿マットCを押圧固定する。
本発明に係る美容器具においては、本体ケース1の凸部46とヒートシンク16の凹部34とが係合しているので、ヒートシンク16の位置決めを行うことができる。
本発明に係る美容器具においては、ねじ69によりヒートシンク16を本体ケース1に固定できる。
本発明に係る美容器具においては、ねじボス46の周囲にリブ47を形成しているので、寸法誤差を吸収できる。
本発明に係る美容器具においては、ヒートシンク16に形成したねじ挿通穴33に挿通されるねじ69が本体ケース1および熱刺激ヘッド15と協働して発熱ユニット2と本体ケース1とを一体化しているので、発熱ユニット2を簡単な構造で確りと本体ケース1に固定することができる。
本体ケース1とヒートシンク16で、熱刺激ヘッド15、熱電変換素子17を挟持固定するので、ヒートシンク16を本体ケース1に締結するだけで、熱刺激ヘッド15と熱電変換素子17を同時に、しかも確りと固定することができる。従って、発熱構造部の構成部品の全てをより簡単な構造で確りと締結固定することができ、その分だけ組付けの手間を省くことができる。また、熱刺激を付与するのに必要不可欠な熱刺激ヘッド15、ヒートシンク16、熱電変換素子17で発熱構造部を構成するので、従来の美容器具に比べて無駄な部品を省いて、発熱構造部の構造を簡素化しコンパクト化でき、これに伴い発熱構造部を備えた美容器具の小形化とコンパクト化を実現できる。さらに、熱電変換素子17からヒートシンク16に伝導した熱を、締結ねじ69を介して本体ケース1に伝導し本体ケース1の表面において放熱できるので、ヒートシンク16による放熱効果を向上できる。例えば、熱電変換素子17からヒートシンク16に温熱が伝導される場合には、温熱の一部を締結ねじ69を介して本体ケース1に伝導できるので、ヒートシンク16の温度上昇を抑制して放熱効果を向上できる。
熱刺激ヘッド15の周囲に張出壁22を設け、さらに、熱刺激ヘッド15とヒートシンク16の間にスペーサー18を配置すると、ヒートシンク16をシンク締結ねじ69で締結した状態において、張出壁22を組付座44とスペーサー18で挟持固定できる。従って、熱刺激ヘッド15を熱電変換素子17やスペーサー18と共にヘッドケース9に組付ける際に、熱刺激ヘッド15がぐら付くのを確実に防止して、同ヘッド15を確りと固定することができる。スペーサー18は、美容器具が落下衝撃を受ける場合に、熱電変換素子17を保護し、さらに熱電変換素子17がずれ動くのを規制するために設けてある。
熱電変換素子17の周囲を囲むスペーサー18の筒壁に、熱放出用の排熱開口39を形成するのは以下の理由による。例えばペルチェ素子17で熱刺激ヘッド15を加熱している状態から、ペルチェ素子17の作動を停止すると、熱容量が大きな熱刺激ヘッド15から伝導するフィードバック熱によって、ペルチェ素子17が過熱することがある。しかし、スペーサー18の筒壁に排熱開口39が形成してあると、フィードバック熱を排熱開口39から速やかに放出して、ペルチェ素子17が過熱するのを防止できる。
ヒートシンク16の締結座29に係合凹部34を設け、係合凹部34が本体ケース1のねじボス46と係合する状態で締結座29をシンク締結ねじ69で締結すると、ヒートシンク16を前後左右に位置決めした状態で固定できる。従って、ヒートシンク16のねじボス46に対する締結を的確に、しかも強固に行える。
左右のケースねじボス55の間にヒートシンク16の放熱フィン28を配置し、ケースねじボス55に装着した傾動規制体60で放熱フィン28の左右側面を受止めると、ヒートシンク16が把持ケース8に対して傾いた状態で組付けられるのを防止できる。従って、ヒートシンク16と把持ケース8の組付位置および組付姿勢を常に適正なものとして、美容器具の品質にばらつきが生じるのを解消できる。
傾動規制体60を弾性材で形成すると、放熱フィン28が熱膨張し、あるは熱収縮するとき、放熱フィン28の変形を傾動規制体60が圧縮変形しあるいは膨張変形して吸収できる。従って、熱電変換素子17に供給される駆動電流の極性が異なることに起因して放熱フィン28が熱膨張し、あるいは熱収縮する場合でも、放熱フィン28の熱変形を傾動規制体60の変形で吸収して、放熱フィン28に変形応力が作用するのを防止しながら、放熱フィン28を常に安定した状態で支持することができる。
熱刺激ヘッド15またはヘッドケース9に設けた装着部50に刺激付与具Bを着脱可能に外嵌装着すると、刺激付与具Bを本体ケース1に対して安定した状態で連結できる。これは、他の部位に比べて剛性のある熱刺激ヘッド15、あるいは同ヘッド15を支持するヘッドケース9に装着部50を設けることにより、装着部50の構造強度を強化し、同部50に装着した刺激付与具Bを強固に支持できるからである。
刺激付与具Bに擦り体77が設けてあると、熱刺激ヘッド15と擦り体77を肌面に同時に作用させた状態で擦り移動することにより、肌面に対して熱刺激と擦り刺激を同時に付与できる。例えば、熱刺激ヘッド15で肌面を温めながら擦り体77で擦り刺激を付与する状態では、温熱刺激よって血行を促進しながら、肌面に物理的な刺激を付与できる。また、熱刺激ヘッド15で肌面に冷熱を与えながら擦り体77で擦り刺激を付与する状態では、冷熱刺激によって顔肌を引締めながら、肌面に物理的な刺激を付与できる。
連結部75、および擦り体ホルダー76と、同ホルダー76で回転自在に支持した球状の擦り体77で構成した刺激付与具Bによれば、擦り体77が肌面に沿って回転することで擦り刺激を付与できる。従って、擦り体77の肌面に対するタッチ(接触感)をソフトで優しいものとして、より繊細な擦り刺激を肌面に付与でき、外部刺激に敏感で繊細な肌面であっても優しくマッサージすることができる。
擦り体77をフロート構造で本体ケース1に対してフロート可能に支持すると、擦り体77がフロートすることで、擦り体77による擦り刺激が肌面に対して過剰に作用するのを防止して、擦り体77の肌面に対するタッチ(接触感)をさらにソフトで優しいものとすることができる。また、立体的な肌面の変化に追随して擦り体77がフロートするので、擦り体77による擦り刺激を肌面に対して効果的に付与できる。
擦り体ホルダー76と連結部75との間に設けたフロート構造で擦り体ホルダー76を支持する美容器具においては、擦り体ホルダー76がフロート移動して擦り体77をフロートさせる。そのため、擦り体77のみがフロートする場合に比べて、フロート構造を設計する際の構造の自由度や、フロート時の変位量、あるいは変位に伴う弾性変形力などの設計の自由度を拡大して、フロート構造の最適化を促進できる。
擦り体ホルダー76と連結部75との間に設けた可撓体90を含むフロート構造によれば、フロート構造を簡素化して刺激付与具Bの製造コストを低コスト化できる。これは、擦り体ホルダー76の支持構造の少なくとも一部を可撓体90が兼ねるので、可撓体90を含む支持構造が複雑化するのを避けてフロート構造を簡素化し、その分だけ刺激付与具Bの構成部品を最小限化できるからである。
複数の擦り体77および擦り体ホルダー76を備える刺激付与具Bにおいて、一つの擦り体77がフロート移動するとき、残る擦り体77を逆向きにフロート移動させると、肌面に作用する擦り刺激を多様化できる。詳しくは、一つの擦り体77のみで肌面に擦り刺激を付与する状態と、複数の擦り体77で肌面に擦り刺激を付与する状態を選択することができるので、肌面の部位の違いや肌状態の違いに応じて、あるいはユーザーの好みに応じて異なる擦り刺激を付与できる。
連結部75の周囲を囲むフロート枠96と、フロート枠96を中立位置へ復帰付勢する複数のフロートばね90を備えたフロート構造は、フロート枠96を連結部75の周りの全方位方向へフロート移動させることができる。このようなフロート構造を備えた刺激付与具Bにおいて、フロート枠96に複数個の擦り体77および擦り体ホルダー76が設けてあると、フロート枠96が傾動するときの支点位置が複雑に変化するので、擦り体77の傾動軌跡を複雑に変化させることができる。従って、擦り体77の肌面に対するあてがい方の違いでフロート枠96の移動態様を様々に変化させて、擦り刺激の強弱の度合いや、擦り刺激が付与される部位の変化を多様化し、多様な擦り刺激を付与できる。
フロート枠96をフロート軸99で傾動可能に支持するフロート構造において、フロート枠96に複数個の擦り体77および擦り体ホルダー76を設けると、一つの擦り体77がフロート傾動するとき、残る擦り体77を逆向きにフロート傾動できる。換言すると、フロート枠96をシーソー状にフロート傾動させて、肌面に作用する擦り刺激を多様化できる。従って、一つの擦り体77のみで肌面に擦り刺激を付与する状態と、複数の擦り体77で肌面に擦り刺激を付与する状態を選択することにより、肌面の部位の違いや肌状態の違いに応じて、あるいはユーザーの好みに応じて異なる擦り刺激を付与できる。
ヒートシンク16を含む発熱ユニット2の全体をヘッドケース9に収容した美容器具においては、ヘッドケース9を把持ケース8でフロート可能に支持し、ヘッドフロートばね106で押上げ付勢するようにした。また、ヘッドケース9に装着される連結部75と、擦り体77を支持する擦り体ホルダー76などで刺激付与具Bを構成し、擦り体77を擦り体ホルダー76でフロート可能に支持したうえで、フロートばね90で押上げ付勢するようにした。こうした美容器具によれば、擦り体77のフロート動作とともに、発熱ユニット2およびヘッドケース9を上下フロートできるので、発熱ユニット2による擦り刺激を緩和することができる。
熱刺激ヘッド15を擦り体77の温度より高い温度に加熱した状態で、肌面に温熱刺激と擦り刺激を同時に付与する場合には、肌面の血行を促進しながら物理的な刺激を付与できる。また、熱刺激ヘッド15を擦り体77の温度より低い温度に冷却した状態で、肌面に冷熱刺激と擦り刺激を同時に付与する場合には、肌面を引締めながら物理的な刺激を付与できる。
擦り体77を擦り体ホルダー76内に設けたフロートばね90で弾性支持すると、フロート構造のフロート作用に加えて、フロートばね90の弾性変形によるフロート作用を発揮できる。従って、擦り体77による擦り刺激が肌面に対して過剰に作用するのを防止して、擦り体77の肌面に対するタッチ(接触感)をさらにソフトで優しいものとすることができる。
ヘッドケース9に固定した熱刺激ヘッド15で肌面に温熱または冷熱を作用させ、球体からなる擦り体77を擦り体ホルダー76で回転自在に支持する美容器具によれば、肌面に熱刺激と擦り刺激を同時に付与する状態において、熱刺激ヘッド15で強い擦り刺激を付与し、擦り体77で弱い擦り刺激を付与できる。擦り体77と肌面の間で生じる摩擦抵抗が、熱刺激ヘッド15と肌面の間で生じる摩擦抵抗より充分に小さいからである。従って、肌面の部位の違いや肌状態の違いに応じて、熱刺激ヘッド15と擦り体77を使い分けることにより、ユーザーの好みに応じた擦り刺激を肌面に付与できる。
擦り体77の頂部を通る第1仮想平面H1が、熱刺激ヘッド15の頂部を通るヘッド仮想平面Hより上側に位置させてあると、第1仮想平面H1とヘッド仮想平面Hが面一になった状態でのみ、熱刺激ヘッド15による熱刺激と擦り体77による擦り刺激を肌面に同時に作用させることができる。このとき、擦り体77にはフロートばね90のばね力が作用しているので、擦り体77を肌面に確実に密着させて、擦り体77が転動するときの擦り刺激を肌面に付与できる。
フロート位置において、擦り体77の頂部を通る第2仮想平面H2が、熱刺激ヘッド15の頂部を通るヘッド仮想平面Hと同じかこれより下側に位置させてあると、擦り体77に作用する肌反力を熱刺激ヘッド15の頂部に作用する肌反力と同じか、僅かに小さくすることができる。そのため、擦り体77が肌面に過剰に押付けられるのを防止して、擦り体77の肌面に対するタッチをソフトで優しいものとして、より繊細な擦り刺激を肌面に付与できる。
熱刺激ヘッド15の肌接触面25の面積を、1個の擦り体77の面積より大きく設定すると、面積の大きな肌接触面25で肌面に熱刺激を与えながら、面積の小さな擦り体77で肌面に擦り刺激を与えることができる。こうした美容器具によれば、温熱刺激または冷熱刺激を肌面に確実に付与しながら、擦り刺激を付随的に付与できるので、肌面に主として熱刺激を付与できる。
球体からなる複数の擦り体77を擦り体ホルダー76で回転自在に支持すると、一つの擦り体77のみで肌面に擦り刺激を付与する状態と、複数の擦り体77で肌面に擦り刺激を付与する状態を選択できるので、肌面の部位の違いや肌状態の違いに応じて、あるいはユーザーの好みに応じて異なる擦り刺激を付与できる。
平面視における1個の擦り体77の面積を熱刺激ヘッド15の肌接触面25の面積より小さくした。さらに、平面視における複数個の擦り体77の合計面積を、熱刺激ヘッド15の肌接触面25の面積より大きく設定した。こうした美容器具によれば、熱刺激と擦り刺激を肌面に同時に作用させる際に、熱刺激ヘッド15による熱刺激の刺激度合よりも、擦り体77による擦り刺激の刺激度合を大きくして、肌面に主として物理的な刺激を付与できる。
熱刺激ヘッド15の肌接触面25の曲率が、擦り体77の曲率より小さく設定してあると、肌接触面25と肌面の接触機会を、擦り体77と肌面の接触機会より多くして、肌接触面25による熱刺激を肌面に対して的確に付与できる。
擦り体77を擦り体ホルダー76の底に設けた複数の受腕87で受止めて、擦り体77の下周面を擦り体ホルダー76の下面側に露出させると、刺激付与具Bを洗浄するときの洗浄液の排出を円滑化できる。また、洗浄時には、擦り体77の上周面、あるいは下面の露出面から洗浄水を流し掛けながら洗浄できるので、擦り体77の表面全体を余すところなく確実に洗浄できる。
連結部75を装着部50に装着した状態において、擦り体ホルダー76とヘッドケース9の肩部48との間に通水空間Sが確保してあると、擦り体77および擦り体ホルダー76から流れ落ちた洗浄水を、通水空間Sから確実に排水できる。また、洗浄後の擦り体77および擦り体ホルダー76の風通しを良くして乾燥を促進できる。
連結部75を複数の連結脚79で構成し、周方向へ隣接する連結脚79の間に通水開口を設けた刺激付与具Bによれば、通水開口の分だけ刺激付与具Bの重量を軽減して軽量化できる。また、本体部Aが水洗い可能に構成してある場合には、連結脚79および装着部50に沿って洗浄水を速やかに流下させて、洗浄水が連結脚79や装着部50の周辺部分に滞留するのを防止できる。
肌面に電流を供給する肌電極65を有し、熱刺激ヘッド15が肌電極65を兼ねるようにした美容器具によれば、肌面にイオン導出作用やイオン導入作用などの電気刺激を付与しながら、刺激付与具Bで擦り刺激を付与することができる。従って、熱刺激ヘッド15による熱刺激と、両電極65・66による電気刺激と、刺激付与具Bの擦り刺激によるさらにマッサージ作用を発揮できる、多彩な美容機能を備えた美容器具が得られる。また、熱刺激ヘッド15が肌電極65を兼ねるようにすると、発熱ユニット2に肌電極65を設ける必要がないので、美容器具の構造を簡素化できる。さらに、擦り体ホルダー76で、熱刺激ヘッド15の外面を覆う綿マットCを押圧固定する美容器具によれば、発熱ユニット2の構造をさらに簡素化して、美容器具の製造コストをさらに削減できる。
本発明の実施例1に係る美容器具の要部の断面図である。 実施例1に係る美容器具の正面図である。 実施例1に係る美容器具の側面図である。 図1におけるJ−J線断面図である。 実施例1に係る発熱ユニットの分解斜視図である。 実施例1に係る発熱ユニットの分解側面図である。 図1におけるD−D線断面図である。 図1におけるE−E線断面図である。 図1におけるF−F線断面図である。 図1におけるG−G線断面図である。 電気刺激用の電極と制御基板の接続状態の概略を示す説明図である。 刺激付与具の縦断側面図である。 刺激付与具の平面図である。 本体部に綿マットと刺激付与具を装着した状態の縦断側面図である。 実施例2に係る美容器具および刺激付与具の平面図である。 図15におけるK−K線断面図である。 実施例3に係る美容器具および刺激付与具の平面図である。 図17におけるL−L線断面図である。 実施例4に係る刺激付与具の断面図である。 実施例5に係る美容器具および刺激付与具の平面図である。 実施例5に係る刺激付与具の一部破断側面図である。 実施例6に係る美容器具および刺激付与具の平面図である。 図22におけるM−M線断面図である。 実施例7に係る美容器具および刺激付与具の一部破断側面図である。 実施例8に係る美容器具および刺激付与具の平面図である。 図25におけるN−N線断面図である。 実施例9に係る美容器具および刺激付与具の平面図である。 図27におけるO−O線断面図である。 美容器具の参考例を示す一部破断側面図である。 図29に係る美容器具の要部の正面図である。
(実施例1) 図1ないし図14は、本発明に係る美容器具の実施例1を示す。本発明における前後・左右・上下とは、図2および図3に示す交差矢印と、矢印の近傍に表記した前後・左右・上下の表示に従う。図2および図3において美容器具は、熱刺激機能およびイオン導出とイオン導入機能を発揮する本体部Aと、肌面に擦り刺激を付与する刺激付与具Bとを備えている。
本体部Aは、グリップを兼ねる円柱状の本体ケース1を基本構造体にして、その上部に発熱ユニット2を配置して構成してある。本体ケース1の前面には、スイッチパネル3が設けてあり、同パネル3の上から順に、電源をオン・オフする電源ボタン4と、熱切換えボタン5と、イオン切換えボタン6と、各ボタン4〜6の切換え状態を表示する表示灯4a、5a、5b、6a、6bが設けてある。また、本体ケース1の後面には、イオン導入あるいはイオン導出に関連する第2電極66が設けてある。
本体ケース1は、ヘッドケース9と把持ケース8とを有し、把持ケース8はヘッドケース9を前後に挟持固定する前ケース10および後ケース11で構成してある。ヘッドケース9の内部には発熱ユニット2が組まれ、前ケース10および後ケース11の内部には2次電池12と制御基板13が組込んである。制御基板13には、先の各ボタン4〜6に対応するスイッチ4c、5c、6cが設けてある。
図1において、発熱ユニット2は、本体ケース1の外面に露出されて冷熱または温熱を肌面に作用させる熱刺激ヘッド15と、本体ケース1の内部に収容されるヒートシンク16と、熱刺激ヘッド15とヒートシンク16との間に配置されるペルチェ素子(熱電変換素子)17、およびペルチェ素子17を保護するスペーサー18などで構成する。
熱刺激ヘッド15は、熱伝導性に優れたアルミニウム製のダイキャスト成型品からなり、その殆どを占めるヘッド軸21と、ヘッド軸21の下部周面に形成されるフランジ状の張出壁22と、張出壁22より下方へ突設される伝熱部23を一体に備えている。ヘッド軸21は、正三角形の各頂部が丸められた断面形状に形成してあり、軸内部に後述するサーミスタ51を収容する穴24が形成され、軸頂部に肌接触面25が上突湾曲状に形成してある。ヘッド軸21の下部に張出壁22を設けておくことにより、熱刺激ヘッド15の組付時に、張出壁22をヘッドケース9に設けた組付座44で受止め支持できるので、熱刺激ヘッド15がぐら付くのを防止して確りと固定することができる。
図5において、ヒートシンク16は、熱伝導性に優れたアルミニウム製のダイキャスト成型品からなり、直方体状のシンクブロック27と、シンクブロック27の後および下面に設けた多数個の放熱フィン28と、シンクブロック27の左右両側に設けた締結座29と、シンクブロック27の上面に設けた伝熱部30および受熱台31を一体に備えている。シンクブロック27の前面の中央には、スペーサー18を位置決めする上下方向の位置決め溝32が形成してある。放熱フィン28は、その下端が前後ケース10・11の内部に入りこむ状態でシンクブロック27から下方へ大きく突設してあって、その合計の表面積を大きくすることにより、シンクブロック27に伝導した温熱あるいは冷熱を効果的に放熱できる。締結座29には上下貫通状のねじ挿通穴33が形成され、その上端にトンネル断面形の係合凹部34が凹み形成してある。伝熱部30の平面視形状は、ヘッド軸21の断面形状に一致させてあり、受熱台31の平面視形状は、ペルチェ素子17の外形形状より僅かに大きな四角形状に形成してある。
ペルチェ素子17は、厚みが薄い直方体状の市販されている発熱モジュールからなり、その上面と下面にはシリコーン樹脂製の伝熱シート35が配置してある。ペルチェ素子17に直流の駆動電流を供給することにより、例えば素子上面側を発熱させ、素子下面から吸熱を行うことができ、駆動電流の極性を反転することにより、素子下面側を発熱させ、素子上面から吸熱を行うことができる。こうした運転モードの違いは、電源ボタン4をオン操作したのち、熱切換えボタン5を1回オン操作するか、2回オン操作するかで切換えることができる。
スペーサー18は、ペルチェ素子17の周囲を囲む四角枠状のプラスチック成型品からなり、その前面の中央に縦長の位置決めリブ38が一体に設けてある。図1および図8に示すように、発熱ユニット2をヘッドケース9に組付けた状態においては、ペルチェ素子17の周囲がスペーサー18で密閉状に覆われる。そのため、例えばペルチェ素子17で熱刺激ヘッド15を加熱している状態から、ペルチェ素子17の作動を停止すると、熱容量が大きな熱刺激ヘッド15から伝導するフィードバック熱によって、ペルチェ素子17が過熱するおそれがある。こうしたフィードバック熱を速やかに放出するために、四角枠状のスペーサー18の隅部分の合計4個所に熱放出用の溝状の排熱開口39を形成している。スペーサー18の前壁に形成した溝は、ペルチェ素子17から導出した給電リードを通すための溝であるが、この溝も排熱開口39と同様に熱放出機能を発揮する。また、スペーサー18の前壁を除く周囲壁と位置決めリブ38の上面に突起40を設け、スペーサー18および位置決めリブ38の上面が熱刺激ヘッド15の下面に密着するのを防いで、熱刺激ヘッド15の熱がスペーサー18側へ伝導するのを抑止している。このような熱遮断をより効果的に行うために、スペーサー18は熱伝導しにくいプラスチック材で形成することが好ましい。
ヘッドケース9は、断面形状がヘッド軸21と相似状に形成してある上側のヘッド筒壁42と、これよりひとまわり大きな下側の丸筒状の連結筒壁43を備えた、段丘状のプラスチック成型品からなる。発熱ユニット2をより簡単な構造でヘッドケース9に組むために、ヘッド筒壁42の上端に、熱刺激ヘッド15の張出壁22を受止める組付座44が形成され、組付座44の中央にヘッド開口45が形成してある。また、連結筒壁43の内面の左右に、シンクブロック27を締結するためのねじボス(凸部)46が一体に形成してある。図9に示すようにねじボス46の周囲5個所には、寸法誤差を吸収するための縦リブ47が形成してある。ヘッド筒壁42と連結筒壁43の間には肩部48が形成してあり、連結筒壁43の下端には前後ケース10・11で挟持される連結溝49が形成してある。発熱ユニット2をヘッドケース9に組付けた状態では、先の縦リブ47が係合凹部34と接当するので、ねじボス46の周面が係合凹部34の内周面に密着することはない。この実施例では、ヘッド筒壁42が後述する刺激付与具Bを着脱するための装着部50を兼ねるようにした。
先に説明したように、熱刺激ヘッド15の内部の穴24にはサーミスタ51が配置してある。この実施例では、サーミスタ51として、温度上昇に伴って抵抗値が減少するNTCサーミスタを使用し、穴24に嵌め込んだセンサーホルダー52でサーミスタ51を保持した(図7参照)。図4に示すように、シリコーン樹脂で形成したセンサーホルダー52は、その下端が伝熱シート35を介してペルチェ素子17と密着しており、その周面が穴24の内面に密着しているので、ペルチェ素子17および熱刺激ヘッド15の熱をサーミスタ51に伝える熱伝導体として機能する。
把持ケース8を構成する前ケース10および後ケース11は、それぞれ本体ケース1のグリップ部分を構成する前後に分割された半割りケースからなり、両者の上端にヘッドケース9の連結溝49と係合する半円状の連結リブ54が形成してある。また、前ケース10の内面の上下4個所には、後ケース11を締結するためのケースねじボス55が形成され、後ケース11のケース壁の上下にはケースねじボス55に対応して4個のねじ挿通穴56が形成してある。前ケース10の内面には制御基板13と、充電器から導出された給電プラグを接続するためのソケット57が組付けてある。符号58はソケット57に設けた接続ピンである。
図1に示すように、4個のケースねじボス55のうち、上側の左右一対のケースねじボス55には、ヒートシンク16の傾動を規制する傾動規制体60が外嵌する状態で装着してある。傾動規制体60は、ゴム、シリコーン樹脂、弾性変形可能な多孔質樹脂などの弾性材を素材にしてトンネル断面状に形成してあり、その中央寄りにケースねじボス55に外嵌する装着穴61が設けてある。また、ヒートシンク16の放熱フィン28と正対する傾動規制体60の周面には、平坦なフィン受面62が設けてある。
イオン導出およびイオン導入の美容処理を行うために電気刺激構造を設けている。図11において、電気刺激構造は肌面と接触する第1電極(肌電極)65と、本体ケース1の後部に設けた第2電極(グリップ電極)66と、これらの電極65・66に微弱なパルス電流を供給する制御回路などで構成する。この実施例では、熱刺激ヘッド15を利用して第1電極65とした。図示していない制御回路は、制御基板13に実装してあり、第1電極65と第2電極66のいずれか一方をプラス極性にし、他方をマイナス極性にしてパルス電流を供給する。
発熱ユニット2はヘッドケース9に対して以下の要領で組付ける。組付けに際しては、予めヘッド軸21にサーミスタ51とセンサーホルダー52を装着し、ヘッド軸21の基端部にOリング68を装着しておく。また、図6に示すように、シンクブロック27の受熱台の上面にペルチェ素子17を伝熱シート35と共に組んだうえで、スペーサー18をシンクブロック27に組付けておく。次に、熱刺激ヘッド15をヘッドケース9の内面側からヘッド開口45に挿通して、肌接触面25をヘッドケース9の上方に突出させる。さらに、ペルチェ素子17やスペーサー18をヒートシンク16と共に組んで、スペーサー18を熱刺激ヘッド15の伝熱部23に装着し、シンクブロック27の締結座29をヘッドケース9のねじボス46に接合して、ねじボス46と係合凹部34を係合する。この状態で、図1に示すように2個のビス(シンク締結ねじ)69をねじボス46にねじ込むことにより、発熱ユニット2をヘッドケース9と一体化できる。
上記のように、本体ケース1とヒートシンク16で、熱刺激ヘッド15、ペルチェ素子17、スペーサー18の3者を固定保持すると、ヒートシンク16をビス69で本体ケース1に締結するだけで、前記3者15・17・18を同時に、しかも確りと固定することができる。従って、発熱構造部の構成部品の全てをより簡単な構造で確りと締結固定することができ、その分だけ組付けの手間を省くことができる。
また、熱刺激を付与するのに必要不可欠な熱刺激ヘッド15、ヒートシンク16、ペルチェ素子17、およびスペーサー18で発熱構造部を構成するので、従来の美容器具に比べて無駄な部品を省いて、発熱構造部の構造を簡素化しコンパクト化でき、これに伴い発熱構造部を備えた美容器具の小型化とコンパクト化を実現できる。さらに、ペルチェ素子17からヒートシンク16に伝導した熱を、ビス69を介して本体ケース1に伝導し、本体ケース1の表面において放熱することができるので、ヒートシンク16による放熱効果を向上できる。
さらに、シンクブロック27の締結座29に設けた係合凹部34をヘッドケース9のねじボス46に係合して、ヒートシンク16を前後左右に位置決めした状態で、ビス69をねじボス46にねじ込むので、ヒートシンク16のねじボス46に対する締結を的確に、しかも強固に行える。さらに、係合凹部34をねじボス46に係合する状態においては、縦リブ47の突端が係合凹部34に接当して寸法のばらつきを吸収するので、常に適正にヒートシンク16をヘッドケース9に固定することができる。
ヘッドケース9に固定した状態の熱刺激ヘッド15は、スペーサー18およびヒートシンク16で押圧されて、その張出壁22がOリング68を介して組付座44に押し付けられており、張出壁22の周囲がヘッド筒壁42の内面で受止められている。また、ペルチェ素子17は、ヒートシンク16の受熱台31と熱刺激ヘッド15の伝熱部23で挟持固定されている。つまり、熱刺激ヘッド15およびペルチェ素子17は、ヘッドケース9と同ケースに締結したヒートシンク16およびスペーサー18で固定保持されている。最後に、2次電池12や制御基板13が組付けられた前ケース10および後ケース11の連結リブ54をヘッドケース9の連結溝49に係合して、図10に示すように、4個のビス(ケース締結ねじ)70をケースねじボス55にねじ込むことにより本体部Aの組立を完了できる。この状態のヒートシンク16の放熱フィン28の両側面は、傾動規制体60のフィン受面62で受止められている。そのため、放熱フィン28が熱膨張し、あるは熱収縮するとき、放熱フィン28の変形を、傾動規制体60が圧縮変形しあるいは膨張変形して吸収できる。
図12ないし図14において刺激付与具Bは、ヘッドケース9の装着部50(ヘッド筒壁42)に着脱される連結部75と、連結部75の上部の周囲3個所に設けたボールホルダー(擦り体ホルダー)76と、ボールホルダー76で回転自在に支持したプラスチック製のボール(擦り体)77を備えている。連結部75は、上端の連結端壁78と、連結端壁78の周囲から下向きに突設される3個の連結脚79を備えており、連結端壁78の中央にヘッド軸21を通すための軸通口80が形成してある。図14に示すように、周方向へ隣接する連結脚79の間は通水開口85になっており、洗浄水を効果的に流下できるうえ、通水開口85の分だけ刺激付与具Bを軽量化できる。刺激付与具Bをヘッド筒壁42に装着した状態において、各連結脚79はヘッド筒壁42の頂部が丸められた筒壁部分に弾性変形した状態で係合する。
ボールホルダー76は、スリット81で分割された周長の長い2個の保持筒壁82と、周長の短い2個の保持筒壁83で形成してあり、これら保持筒壁82・83の内面の上端に3対の抜止爪84が形成してある。図13に示すように、抜止爪84はスリット81に臨んで形成してある。各保持筒壁82・83の内面を通る仮想円の直径は、ボール77の球直径より僅かに大きく、抜止爪84の爪端を通る仮想円の直径は、ボール77の球直径より僅かに小さく設定してある。これにより使用時におけるボール77は、肌面に沿って回転しながら擦り刺激を付与することができる。なお、ボール77は各保持筒壁82・83を拡開状に弾性変形させながら押込むことにより、ボールホルダー76の内部に装着することができる。
刺激付与具Bは、肌接触面25の表面を覆う綿マットCを固定保持するためのマット固定具を兼ねており、合計6個の周長の短い保持筒壁83の下端で綿マットCの周縁を挟持固定する(図14参照)。上記のように、ボール77を3対の抜止爪84で支持することにより、ボール77の下周面はボールホルダー76の下面側に露出する。従って、刺激付与具Bを洗浄するとき、ボール77の表面をくまなく洗浄できる。
ボール77を本体ケース1に対して上下フロート可能に支持するためにフロート構造を設けている。フロート構造は、各ボールホルダー76の底に設けた弾性変形可能な3個の受腕87で構成してある。受腕87は、先のスリット81の下端壁に連続して斜め下向きに連出される腕基部88と、腕基部88の下端から斜め上向きに連出される支持腕部89
で形成してあり、ボールホルダー76に装着したボール77の下周面を支持腕部89の先端で受止める。この実施例における受腕87は、ボール77を押上げ付勢するフロートばね(可撓体)90を兼ねている。使用時におけるボール77は、受腕87で押上げられた待機位置と、受腕87の付勢力に抗して押下げられたフロート位置との間で上下フロートできる。
刺激付与具Bをヘッド筒壁42に装着した状態を図14に示す。この状態のボール77の頂部を通る第1仮想平面H1は、熱刺激ヘッド15の頂部、すなわち肌接触面25の頂部を通るヘッド仮想平面Hより上側に位置させてある。また、ボール77が肌反力を受けて、受腕87を弾性変形させながらボールホルダー76内へ最大限沈み込んだフロート位置においては、ボール77の頂部を通る第2仮想平面H2が、肌接触面25の頂部を通るヘッド仮想平面Hより下側に位置させてある。ボールホルダー76とヘッドケース9の肩部48との間には通水空間Sが確保してあり、同空間Sを設けることにより洗浄水の排出を容易化している。
肌接触面25とボール77の関係は、次のように設定してある。肌接触面25の面積は、平面視における1個のボール77の面積より大きく設定してあるが、平面視における3個のボール77の合計面積は、肌接触面25の面積より大きく設定してある。上突湾曲状に形成した肌接触面25の曲率が小さく設定してあるのに対し、ボール77の曲率は大きく設定してある。こうした刺激付与具Bによれば、熱刺激ヘッド15で肌面に強い擦り刺激を付与でき、ボール77で肌面に対して局部的な弱い擦り刺激を付与できる。
以上のように構成した美容器具は、ヘッド筒壁42に刺激付与具Bを装着した状態で、ヘッド軸21の肌接触面25とボール77で顔肌(肌面)を同時に擦ることにより、肌面に物理的な刺激を付与できる。詳しくは、美容用液を含浸させた綿マットCを肌接触面25の表面に装着した状態で、第1電極65および第2電極66に微弱なパルス電流を供給して行うイオン導入モード、あるいはイオン導出モードで肌面に電気刺激を付与できる。また、ペルチェ素子17で生成した温熱あるいは冷熱を熱刺激ヘッド15に伝導して、肌面に熱刺激を付与する温熱刺激モード、あるいは冷熱刺激モードで肌面に刺激を付与できる。
イオン導入モードの場合には、電源ボタン4をオン操作したのち、イオン切換えボタン6をオン操作することにより、図2に向かって左側の表示灯6aが点灯し、第1電極65をマイナス極性、第2電極66をプラス極性とした電圧が、制御回路から両電極65・66に印加される。この状態で、綿マットCとボール77を顔肌にあてがって擦ることにより、イオン導入を行って美容用液の保湿成分を肌に浸透させることができる。イオン導入時には、ボール77による優しい擦り刺激を付与してマッサージ効果を発揮できる。また、第2電極66を含む把持ケース8を握り、第1電極65を手入れしたい顔肌にあてがうことにより、肌面に微弱な電流を供給できる。このとき、第1電極65はプラス極性で第2電極66はマイナス極性であるので、綿マットCとボール77を顔肌(肌面)にあてがって擦ることにより、イオン導出モードで肌面に刺激を付与できる。
イオン導出モードの場合には、電源ボタン4をオン操作したのち、イオン切換えボタン6を2回オン操作することにより、図2に向かって右側の表示灯6bが点灯し、第1電極65をプラス極性、第2電極66をマイナス極性とした電圧が、制御回路から両電極65・66に印加される。この状態で、綿マットCとボール77を顔肌にあてがって擦ることにより、イオン導出を行って顔肌の微細な汚れを落とすことができる。イオン導出時にはボール77による優しい擦り刺激を付与しながら顔肌を伸長させて、微細な汚れの排出を促進することができる。また、ボール77の擦り刺激によってマッサージ効果を発揮できる。第2電極66を含む把持ケース8を握り、第1電極65を手入れしたい顔肌にあてがうことにより、肌面に微弱な電流を供給できる。このとき、第1電極65はプラス極性で第2電極66はマイナス極性であるので、綿マットCとボール77を顔肌(肌面)にあてがって擦ることにより、イオン導出モードで肌面に刺激を付与できる。
温熱刺激モードにおいては、電源ボタン4をオン操作したのち、熱切換えボタン5をオン操作することにより、図2に向かって左側の表示灯5aが点灯し、ペルチェ素子17で生成した温熱が熱刺激ヘッド15に伝導される。このとき、ペルチェ素子17で生成した冷熱は、シンクブロック27へ伝導され、放熱フィン28から放熱される。このように、熱刺激ヘッド15をボール77の温度より高い温度に加熱した状態で、熱刺激ヘッド15の肌接触面25とボール77を顔肌に同時にあてがって擦ることにより、肌面に温熱刺激と擦り刺激を同時に付与して、血行を促進し顔肌を活性化できる。温熱刺激モードにおいては、熱刺激ヘッド15の肌接触面25で強い擦り刺激を付与し、ボール77で弱い擦り刺激が付与される。なお、冷熱を放熱する際の放熱フィン28の収縮変形は、傾動規制体60が膨張変形して吸収する。
冷熱刺激モードにおいては、電源ボタン4をオン操作したのち、熱切換えボタン5を2回オン操作することにより、図2に向かって右側の表示灯5bが点灯し、ペルチェ素子17で生成した冷熱が熱刺激ヘッド15に伝導される。また、ペルチェ素子17で生成した温熱は、シンクブロック27へ伝導され、放熱フィン28から放熱される。このように、熱刺激ヘッド15をボール77の温度より低い温度に冷却した状態で、熱刺激ヘッド15の肌接触面25とボール77を顔肌に同時にあてがって擦ることにより、肌面に冷熱刺激と擦り刺激を同時に付与して、顔肌を引締めることができる。冷熱刺激モードにおいては、熱刺激ヘッド15の肌接触面25で強い擦り刺激を付与し、ボール77で弱い擦り刺激が付与される。なお、温熱を放熱する際の放熱フィン28の膨張変形は、傾動規制体60が収縮変形して吸収する。
上記の各刺激モードにおいては、ボール77が待機位置とフロート位置との間で上下フロートして、ボール77による擦り刺激が肌面に対して過剰に作用するのを防止できる。そのため、フロート構造を備えていない美容器具に比べて、ボール77の肌面に対するタッチ(接触感)をさらにソフトで優しいものとすることができる。また、立体的な肌面の変化に追随してボール77が上下フロートするので、ボール77による擦り刺激を肌面に対して効果的に付与できる。また、ペルチェ素子17で生成した温熱はもちろん、ペルチェ素子17で生成した冷熱を熱刺激ヘッド15で肌面に付与できるので、肌面に対する熱刺激を多様化して美容効果を向上できる。なお、イオン導出モードおよびイオン導入モードと、温熱刺激モードおよび冷熱刺激モードは、各モードを単独で作動させることができるが、相互に組み合わせを変更した状態で同時に駆動することができる。詳しくは、電源ボタン4がオン状態にあるとき、イオン切換えボタン6を1回押せばイオン導入モードとなり、イオン切換えボタン6を2回押せばイオン導出モードとなり、イオン切換えボタン6を3回押せば各電極65・66への電流供給がオフされる。また、電源ボタン4がオン状態にあるとき、熱切換えボタン5を1回押せば温熱刺激モードとなり、熱切換えボタン5を2回押せば冷熱刺激モードとなり、熱切換えボタン5を3回押せばペルチェ素子17への電流供給がオフされる。以上により、イオン導出モードと、イオン導入モードと、温熱刺激モードと、冷熱刺激モードの各モードを単独で作動させることができる。また、イオン導入モード時に、温熱刺激モードと冷熱刺激モードのいずれか一方を同時に作動させることができ、同様にイオン導出モード時に、温熱刺激モードと冷熱刺激モードのいずれか一方を同時に作動させることができる。このように、美容器具は8種の作動パターンに切換えることができる。
実施例1においては、擦り体ホルダー76に複数の受腕87を設け、これをフロートばね90としてボール(擦り体)77をフロート支持したが、受腕87は擦り体77の側に設けることができる。例えば、擦り体77を半球状の擦り面を備えた円筒体(筒体)で形成し、その下端に受腕87を一体に設けておく。さらに、保持筒壁82・83の下方に受壁を設けて、受腕87の自由端を受壁で支持する。この構成によってもボール(擦り体)77を、擦り体ホルダー76および本体ケース1に対してフロート可能に支持できる。
(実施例2) 図15および図16は、本発明に係る美容器具の実施例2を示す。そこでは、刺激付与具Bを連結筒壁43に着脱して、連結筒壁43が装着部50を兼ねるようにした。この実施例における刺激付与具Bは、連結部75と、連結部75の上部の周囲3個所に設けたボールホルダー76と、ボールホルダー76で回転自在に支持したプラスチック製のボール77で構成した。連結部75は、部分筒壁からなる3個の連結脚79で構成し、隣接する連結脚79の間に隙間93を設けて、連結脚79の隣接端の上部にボールホルダー76を設けるようにした。隙間93は実施例1で説明した通水開口85として機能する。また、ボールホルダー76は、スリット81で分割された3個の保持筒壁82で形成し、各保持筒壁82の隣接部に臨んで抜止爪84を設けた。さらに、熱刺激ヘッド15のヘッド軸21を丸軸状に形成して、肌接触面25を部分球面状に形成した。実施例2のフロート構造は、実施例1のフロート構造と同じである。他の構成は先の実施例1と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同じとする。
(実施例3) 図17および図18は、本発明に係る美容器具の実施例3を示す。そこでは、実施例1と同様にヘッド筒壁42が装着部50を兼ねるようにした。刺激付与具Bは、ヘッド筒壁42に装着される三角枠状の連結部75と、3個のボールホルダー76およびボール77と、連結部75とボールホルダー76との間に設けたフロートばね(可撓体)90で構成した。フロートばね90は金属製の板ばねからなり、その基端が連結部75の肉壁内に固定され、その先端がボールホルダー76を構成する保持筒壁82の肉壁内に固定してある。この実施例においては、フロートばね90が上下に弾性変形することで、ボールホルダー76がフロートばね90とともにフロート傾動して、ボール77を上下フロートさせる。ボールホルダー76の下開口には、実施例1における受腕87に換えてY字状の支持枠94が設けてあり、この支持枠94でボール77を受止めている。実施例3のフロート構造は、連結部75と、ボールホルダー76と、これら両者の間に設けたフロートばね90で構成してある。
(実施例4) 図19は、本発明に係る美容器具の実施例4を示す。そこでは、実施例3と同様に、ヘッド筒壁42に装着される三角枠状の連結部75と、3個のボールホルダー76およびボール77と、連結部75とボールホルダー76を繋ぐホルダー腕95などで刺激付与具Bを構成した。また、ホルダー腕95の中途部には、逆U字状のフロートばね(可撓体)90を一体に設けた。この実施例においては、フロートばね90が上下に弾性変形することで、ボールホルダー76がフロートばね90とともにフロート傾動して、ボール77を上下フロートさせる。実施例4のフロート構造は、連結部75と、ボールホルダー76と、これら両者の間に設けたホルダー腕95およびフロートばね90で構成してある。連結部75、ボールホルダー76、フロートばね90、およびホルダー腕95は、プラスチック成型されて一体化してある。
(実施例5) 図20および図21は、本発明に係る美容器具の実施例5を示す。そこでは、連結筒壁43に装着されるリング状の連結部75と、連結部75の周囲を囲むフロート枠96と、フロート枠96の左右に設けた2個のボールホルダー76およびボール77などで刺激付与具Bを構成した。フロート枠96は、ハット形に形成した前後一対のフロート腕97を備えており、フロート腕97の側端間にボールホルダー76が一体に設けてある。フロート腕97の左右中央には傾動ボス98が設けてあり、同ボス98を連結筒壁43に設けた前後一対のフロート軸99で軸支することにより、フロート枠96がフロート軸99を中心にしてシーソー傾動(上下傾動)できるようにしている。
左右のボールホルダー76は、フロート枠96を中立位置へ復帰付勢する左右一対のフロートばね90で支持されている。板ばねからなるフロートばね90の基端は、連結部75の肉壁内に固定され、先端部は支持枠94の下面に接当している。この実施例においては、フロート枠96がシーソー傾動するとき、フロートばね90が上下に弾性変形することで、ボールホルダー76がフロートばね90とともにフロート傾動して、ボール77を上下フロートさせる。また、片方のボール77が肌反力を受けて下向きにフロート傾動するとき、残るボール77は先のボール77とは逆に上向きにフロート傾動する。実施例5のフロート構造は、連結部75と、ボールホルダー76と、これら両者の間に設けたフロート枠96と、フロートばね90などで構成してある。フロートばね90は捩じりコイルばねで形成することができ、その場合には、傾動ボス98とフロート軸99にフロートばね90を配置して、フロート枠96を中立位置へ復帰付勢することができる。
(実施例6) 図22および図23は、本発明に係る美容器具の実施例6を示す。そこでは、ヘッド筒壁42に装着されるリング状の連結部75と、連結部75の周囲を囲むリング状のフロート枠96と、フロート枠96の周囲3個所に設けた3個のボールホルダー76およびボール77などで刺激付与具Bを構成した。フロート構造は、先のフロート枠96と、連結部75とフロート枠96との間に配置されて、フロート枠96を中立状態へ復帰付勢する6個のフロートばね90と、連結部75の周囲に張出し形成した枠支持壁101などで構成する。フロートばね90は圧縮コイルばねからなり、その上端が連結部75の上部に固定したばね受リング102で受止められ、その下端はフロート枠96の内面下部に張出したリング状のフロート座103で受止めてある。フロート枠96はホルダー腕95を介してボールホルダー76と繋がっており、これら3者は一体に成形してある。
3個のボール77のうちのひとつが肌反力を受けて下向きに傾動すると、フロート枠96の全体が傾動して、傾動したボール77と対向する側のフロートばね90がフロート座103で圧縮変形される。このときのフロート枠96は、傾動したボール77に最も近い位置にある枠支持壁101の周縁を傾動支点にして傾動する。肌反力が解放されると、圧縮変形されていたフロートばね90のばね力によって、フロート枠96は図23に示す中立位置へ戻され、浮き離れていたフロート座103が再び枠支持壁101で支持される。この実施例においては、ひとつ、または二つのボール77が肌反力を受けて下向きにフロート傾動するとき、残るボール77は先のボール77とは逆に上向きにフロート傾動する。しかし、フロート枠96が傾動するときの支点位置は一様ではないので、ボール77の傾動軌跡は複雑に変化する。
(実施例7) 図24は、本発明に係る美容器具の実施例7を示す。そこでは、ヒートシンク16を含む発熱ユニット2の全体をヘッドケース9に収容し、ヘッドケース9の全体を把持ケース8で上下フロートかつ傾動可能に支持して、ヘッドフロートばね106で押上げ付勢した。詳しくは、ヘッドケース9の下部に首振軸107とフロート座103を設け、前後ケース10・11に設けたフロート区画108内に、ヘッドフロートばね106とフロート座103を収容した。フロート区画108の上壁には、首振軸107つまりヘッドケース9の全方位方向への傾動を許す傾動窓109が開口してある。刺激付与具Bは、ヘッド筒壁42に装着されるリング状の連結部75と、連結部75の周囲3個所から連出されるホルダー腕95と、ホルダー腕95の先端に設けたボールホルダー76およびボール77などで構成してある。ボール77はボールホルダー76で上下フロート可能に支持されて、同ホルダー76に収容したフロートばね90で押上げ付勢してある。
3個のボール77のうちのひとつが肌反力を受けると、ボール77はフロートばね90のばね力に抗してボールホルダー76の底面側へ沈込む。このとき、ヘッドケース9には傾動モーメントが作用するため、発熱ユニット2およびヘッドケース9は、ヘッドフロートばね106のばね力に抗しながら、ボール77の沈込み方向と同じ方向へ傾動する。つまり、ボール77の上下フロート動作に連動して、発熱ユニット2およびヘッドケース9が上下傾動して、肌面に擦り刺激を付与する。肌反力が解放されると、ボール77はフロートばね90のばね力で押上げ操作される。同時に、圧縮変形されていたヘッドフロートばね106のばね力によって、ヘッドケース9が図24に示す中立位置へ戻されて、フロート座103の上面がフロート区画108の上壁で受止められる。以上のように、ヘッドケース9の全体を把持ケース8で上下フロートかつ傾動可能に支持する美容器具によれば、ボール77を支持するばね90と、ヘッドケース9を支持するばね106が弾性変形することで、肌面に対する刺激をさらに緩和できる。
(実施例8) 図25および図26は、本発明に係る美容器具の実施例8を示す。そこでは、刺激付与具Bをヘッド筒壁42から突出するヘッド軸21に着脱して、ヘッド軸21が装着部50を兼ねるようにした。この実施例における刺激付与具Bは、ヘッド軸21に装着される三角枠状の連結部75と、連結部75の周囲3個所に設けたボールホルダー76、およびボール77などで構成した。さらに、肌接触面25の中央にフロート穴112を設け、その内部に刺激付与具Bを構成するボールホルダー(擦り体ホルダー)113とボール(擦り体)114を収容した。フロート穴112は装着部50として機能しており、ボールホルダー113は連結部75として機能する。ボール114を上下フロート可能に支持するために、ボールホルダー113の底に弾性変形可能な3個の受腕115を設けている。受腕115は、実施例1で説明した受腕87と同様の、腕基部116と支持腕部117を備えていて、フロートばね118を兼ねている。ヘッド軸21に設けたボール114の直径は、ボール77の直径より小さい。この実施例における刺激付与具Bは、ボールホルダー76およびボール77と、ボールホルダー113およびボール114を含む概念である。
刺激付与具Bのボール77と熱刺激ヘッド15の肌接触面25を肌面に押し付けた状態では、肌接触面25の中央に設けたボール114が、受腕115の弾性力に抗しながらボールホルダー113内へ沈込み、肌面に沿って回転しながらボール77と協同して擦り刺激を付与する。このように、熱刺激ヘッド15にボール114が配置してあると、肌接触面25で肌面を擦って熱刺激を付与するのと同時に、熱刺激が付与された肌面にボール114で擦り刺激を付与できるので、熱刺激と擦り刺激の相乗効果によってさらに美容効果を向上できる。自由状態において、ボール77・114の頂部を通る第1仮想平面H1は、肌接触面25の頂部を通るヘッド仮想平面Hより上側に位置させてある。また、ボール77・114が肌反力を受けてボールホルダー76・113内へ最大限沈み込んだフロート位置においては、ボール77・114の頂部を通る第2仮想平面H2が、肌接触面25の頂部を通るヘッド仮想平面Hより下側に位置させてある。
(実施例9) 図27よび図28は、本発明に係る美容器具の実施例9を示す。そこでは、刺激付与具Bをヘッドケース9と一体化して、熱刺激ヘッド15で肌面に電気刺激や熱刺激を付与するのと同時に、刺激付与具Bのボール77で擦り刺激を付与できるようにした。詳しくは、ヘッド筒壁42の周囲3個所にボールホルダー76を一体に形成し、その内部にボール77とフロートばね90を収容した。
実施例9に係る美容器具は、以下の形態で実施できる。
熱刺激機能を備えた本体部Aと、肌面に擦り刺激を付与する刺激付与具Bとを備えており、
本体部Aは、本体ケース1と、本体ケース1のヘッドケース9に設けられて冷熱または温熱を肌面に付与する発熱ユニット2を備えており、
発熱ユニット2は、ヘッドケース9の外面に露出されて冷熱または温熱を肌面に作用させる熱刺激ヘッド15と、本体ケース1の内部に収容されるヒートシンク16と、熱刺激ヘッド15とヒートシンク16との間に配置される熱電変換素子17を含み、
熱刺激ヘッド15の周囲の少なくとも1個所に、擦り体77と擦り体77を支持する擦り体ホルダー76が配置されており、
擦り体ホルダー76が、ヘッドケース9と一体に設けてある美容器具。
(参考例) 図29よび図30は、美容器具の参考例を示す。美容器具は、イオン導出とイオン導入などの電気刺激機能を発揮する本体部Aと、肌面に擦り刺激を付与する刺激付与具Bとを備えている。本体部Aは、グリップを兼ねる本体ケース121と、本体ケース121の前面に配置したシートホルダー122と、本体ケース121の前面上部に設けられて電気刺激を付与する肌刺激ヘッド123などで構成している。本体ケース1の後面には、電源ボタン124とイオン切換えボタン126が設けてあり、本体ケース1の左右両側にはグリップ電極131が設けてある。
側面視における本体ケース1は前突湾曲状に形成されており、その内部に2次電池125と、表示灯127と、バイブレーター128などが設けてある。イオン導出およびイオン導入の美容処理を行うために、本体ケース121に電気刺激構造を設けている。電気刺激構造は、手入れされる肌面に電流を供給する肌電極130と、本体ケース121の側面に設けたグリップ電極131と、これらの電極130・131に微弱なパルス電流を供給する制御回路などで構成する。この実施例では、肌刺激ヘッド123を利用して肌電極130とした。
制御回路は、2次電池125の前側に配置した制御基板(図示していない)に実装してあり、肌電極130とグリップ電極131のいずれか一方をプラス極性にし、他方をマイナス極性にしてパルス電流を供給する。バイブレーター128は、肌刺激ヘッド123の内部後方に配置してあり、電気刺激を付与する際に肌面に振動を作用させて、肌面をほぐすことができる。肌刺激ヘッド123は導電性に優れた金属板材を断面台形状にプレス成形して形成してあり、その開口周縁壁が本体ケース121の前壁に固定してある。肌刺激ヘッド123の突端面には、前突湾曲状の肌接触面132が形成してある。
シートホルダー122は、肌刺激ヘッド123の外面に被せ付けた綿マットCを押え保持するために設けてあり、本体ケース121の前面に被さるアーム部134を有し、アーム部134の上端に綿マットCを押え保持する円形の押え窓135が設けてある。押え窓135の本体ケース121との対向縁には、挟持リング136が設けてある。アーム部134は、本体ケース121の湾曲形状に沿って前突湾曲状に形成してあり、その左右側壁の下端が本体ケース121に対して揺動軸137で前後揺動可能に連結してある。これにより、シートホルダー122は、肌刺激ヘッド123と協同して綿マットCを挟持する使用姿勢と、図29に想像線で示すように、押え窓135が肌刺激ヘッド123から分離する開放姿勢とに姿勢変更できる。
刺激付与具Bは、図30に示すように、押え窓135の周囲6個所に設けたボールホルダー(擦り体ホルダー)140と、ボールホルダー140で回転自在に支持したプラスチック製のボール(擦り体)141と、ボール141を前向きに移動付勢するフロートばね142を備えている。ボールホルダー140は先のアーム部134と一体に形成してあり、その前開口の内面に抜止爪143が形成してある。フロートばね142は圧縮コイル形のばねからなる。フロートばね142で移動付勢されたボール141は、球面の一部がボールホルダー140の前面から露出する待機位置と、フロートばね142の付勢力に抗してボールホルダー140内へ沈込むフロート位置との間で前後にフロート変位できる。
以上のように構成した美容器具は、以下のように使用する。まず、化粧水などの美容用液を含浸させた綿マットCを、肌刺激ヘッド123の肌接触面132に被せ付け、シートホルダー122を使用姿勢にして、綿マットCの周縁部分を挟持リング136と本体ケース121で挟持固定する。この状態で電源ボタン124とイオン切換えボタン126をオン操作し、肌電極130およびグリップ電極131に微弱なパルス電流を供給し、肌面に電気刺激と刺激付与具Bによる擦り刺激を付与する。
電気刺激には、イオン導入モードとイオン導出モードがあり、イオン導入モードの場合には、電源ボタン124をオン操作したのち、イオン切換えボタン126をオン操作することにより、肌電極130をマイナス極性、グリップ電極131をプラス極性とした電圧が、制御回路から両電極130・131に印加される。この状態で、綿マットCとボール141を顔肌にあてがって擦ることにより、イオン導入を行って美容用液の保湿成分を肌に浸透させることができる。イオン導入時には、ボール141による優しい擦り刺激を付与して顔肌を活性化し、マッサージ効果を発揮できる。
イオン導出モードの場合には、電源ボタン124をオン操作したのち、イオン切換えボタン126を2回オン操作することにより、肌電極130をプラス極性、グリップ電極131をマイナス極性とした電圧が、制御回路から両電極130・131に印加される。この状態で、綿マットCとボール141を顔肌にあてがって擦ることにより、イオン導出を行って顔肌の微細な汚れを落とすことができる。イオン導出時にはボール141による優しい擦り刺激を付与しながら顔肌を伸長させて、微細な汚れの排出を促進することができる。また、ボール141の擦り刺激によってマッサージ効果を発揮できる。
参考例に係る美容器具は、以下の形態で実施できる。
電気刺激機能を発揮する本体部Aと、肌面に擦り刺激を付与する刺激付与具Bとを備えており、
本体部Aは、本体ケース121と、本体ケース121に対して揺動軸137で連結されて揺動開閉するシートホルダー122と、本体ケース121に設けられて肌面に電気刺激を付与する電気刺激構造および肌刺激ヘッド123を備えており、
シートホルダー122には、肌刺激ヘッド123の外面に被さる綿マットCを押え保持する押え窓135が設けられており、
刺激付与具Bは、肌刺激ヘッド123の周囲の少なくとも1個所に設けた擦り体141と、擦り体141を支持する擦り体ホルダー140を含み、
擦り体ホルダー140はシートホルダー122と一体に設けられており、
肌刺激ヘッド123で肌面に電気刺激を付与するのに並行して、刺激付与具Bの擦り体141で肌面に擦り刺激を付与することを特徴とする美容器具。
肌刺激ヘッド123の周囲の複数個所にボールホルダー140が等間隔おきに配置されており、
擦り体がボール141で形成されて、ボールホルダー140で回転自在に支持されており、
ボール141が、ボールホルダー140の内部に配置したフロートばね142で、ボールホルダー140から突出する向きに移動付勢してある美容器具。
電気刺激構造は、肌面に電気刺激を付与する肌電極130と、本体ケース121の側面に設けたグリップ電極131と、これらの電極130・131に微弱なパルス電流を供給する制御回路を備えており、
電気刺激構造は、肌電極130とグリップ電極131のいずれか一方をプラス極性にし、他方をマイナス極性にしてパルス電流を供給することにより、イオン導入モードあるいはイオン導出モードで肌面に刺激を付与できる美容器具。
上記の実施例においては、擦り体77がボールである場合について説明したが、その必要はなく、擦り体77は上面が半球状に丸められた軸体で形成してあってもよい。熱刺激ヘッド15は、本体ケース1の上端に設ける必要はなく、参考例で示すように本体ケース1の上部周面に突設してあってもよい。
A 本体部
1 本体ケース
2 発熱ユニット
9 ヘッドケース
15 熱刺激ヘッド
16 ヒートシンク
17 電熱変換素子(ペルチェ素子)
21 ヘッド軸
22 張出壁
25 肌接触面
44 組付座
46 ねじボス
50 装着部
65 第1電極
66 第2電極
69 シンク締結ねじ(ビス)
B 刺激付与具
75 連結部
76 擦り体ホルダー(ボールホルダー)
77 擦り体(ボール)
90 フロートばね
C 綿マット

Claims (4)

  1. 本体部(A)は、本体ケース(1)と、本体ケース(1)に設けられて冷熱または温熱を肌面に付与する発熱ユニット(2)を備えており、
    発熱ユニット(2)は、本体ケース(1)の外面に露出されて冷熱または温熱を肌面に作用させる熱刺激ヘッド(15)と、本体ケース(1)の内部に収容されるヒートシンク(16)と、熱刺激ヘッド(15)とヒートシンク(16)との間に配置される熱電変換素子(17)を含み、
    本体ケース(1)には、本体ケース(1)の内壁から互いに向き合うように突出する一対の凸部(46)が形成されており、
    ヒートシンク(16)には、一対の凹部(34)が形成されており、
    ヒートシンク(16)が本体ケース(1)の内部に収容された状態において一対の凸部(46)と一対の凹部(46)とが係合していることを特徴とする美容器具。
  2. 凸部(46)は、ねじ(69)がねじ込まれるねじボス(46)となっており、
    ヒートシンク(16)に形成された締結座(29)に凹み形成された凹部(46)にねじボス(46)を係合し、
    ねじ(69)を、締結座(29)を介してねじボス(46)にねじ込むことを特徴とする請求項1に記載の美容器具。
  3. ねじボス(46)の周囲にリブ(47)を形成していることを特徴とする請求項2に記載の美容器具。
  4. ヒートシンク(16)に形成したねじ挿通穴(33)に挿通されるねじ(69)が本体ケース(1)および熱刺激ヘッド(15)と協働して発熱ユニット(2)と本体ケース(1)とを一体化していることを特徴とする請求項1から3のいずれかひとつに記載の美容器具。
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