JP6629925B1 - ジョイスティックコントローラ - Google Patents

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【課題】複雑な機構を設けることなく操作体の指定角度を検知して、行き過ぎたシャフトの傾倒操作を防止できるジョイスティックコントローラを提供することを目的とする。【解決手段】ジョイスティックコントローラ1は、可動スプリング受け23をシャフト21に沿って変位させるスプリングリターン機構部50と、可動スプリング受け23の変位を検出する検出部40と、を備える。さらに、検出部40は、可動スプリング受け23に設けられた、シャフト21の外周面に対向するリング状の磁石部材41と、シャフト21に設けられた、磁石部材41に対向して磁束の変化を検出するセンサ42と、を備える【選択図】図2

Description

本発明は、操作体であるシャフトの動きを検出し、それに応じて対象機器を制御するジョイスティックコントローラに関するものである。
ジョイスティックコントローラは、操作体であるシャフトの変位(傾倒操作)に応じて対象機器を制御できることから、様々な分野で使用されている。その一方で、ジョイスティックコントローラによって制御される対象機器の動作があるレベルまで達した際に、操作体をさらに変位させると制御される対象機器に危険が生じる場合があるため、操作者に注意喚起する必要がある。
そのような場合に、操作者に注意喚起する技術として、特許文献1には、操作体の変位がある値(指定角度)を超えたところから、操作体の操作力を大きくするキックダウン機構を備えるジョイスティックコントローラが開示されている。
特許2663100号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたジョイスティックコントローラのキックダウン機構には、可動筐体、スイッチ筐体、接片を備えた絶縁体、スイッチ用スプリング等からなる機械的スイッチ構造が必要であり、関係部品が多くなるとともに、それらの部品を収納するスペースを確保するために、ジョイスティックコントローラが大きくなってしまうという問題があった。
本発明は、複雑な機構を設けることなく操作体が指定角度に達したことを検知して、行き過ぎた操作体の傾倒操作を防止できるジョイスティックコントローラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のジョイスティックコントローラは、摺動用プレートと筐体ケースとを備える筐体と、回転中心部を中心として傾斜回動可能な状態で筐体に支持されるシャフトと、外力が加えられることによりシャフトを傾斜回動させる操作部と、シャフトに挿通支持された、シャフトに沿って移動可能な可動スプリング受けと、シャフトに固定された固定スプリング受けと、可動スプリング受けと固定スプリング受けとによって挟持されたスプリングと、を備えている。また、スプリングによりシャフトを摺動用プレートに垂直に保持した状態から、操作部に加えられた外力によりシャフトを傾斜回動させて前記スプリングを圧縮して、可動スプリング受けをシャフトに沿って変位させるスプリングリターン機構部と、可動スプリング受けの変位を検出する検出部と、を備える。さらに、検出部は、可動スプリング受けにシャフトの外周面に対向するように設けられた磁石部材と、シャフトに設けられた磁石部材に対向して磁石部材の磁束の変化を検出するセンサと、を備えている。
本発明によれば、複雑な機構を設けることなく操作体の指定角度を検知できる。従って、行き過ぎたシャフトの傾倒操作を防止するとともに、ジョイスティックコントローラを小さくすることができる。
本発明の実施形態に係るジョイスティックコントローラの斜視図である。 図1に示すA−A線で切断した本発明の実施形態に係るジョイスティックコントローラの断面図である。 本発明の実施形態に係るジョイスティックコントローラの指定角度検出部の拡大図断面図である。 本発明の実施形態に係るジョイスティックコントローラの傾動角度検出部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るジョイスティックコントローラの組み立て手順を示す図である。 本発明の実施形態に係るジョイスティックコントローラの動作を説明するための説明図及び指定角度検出部の動作を説明するための一部拡大図である。 本発明の実施形態に係るジョイスティックコントローラの出力特性を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るジョイスティックコントローラの指定角度検出部の拡大図断面図である。
以下、本発明のジョイスティックコントローラの実施の形態例(以下、「本例」という。)について、図面を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。また、各図において、センサと中継基板を接続するリード線の表記は適宜省略する。
図1は、本例のジョイスティックコントローラ1の外観斜視図である。
図1に示すように、本例のジョイスティックコントローラ1は、筐体10と、筐体10によって傾斜回動(傾動)可能に支持される操作体20を備えている。そして、図1には図示されていないが、傾倒操作された操作体20の変位を検出し、変位に応じた電気信号を出力する傾動角度検出部30(図4参照)を有している。
図2は、図1に示すA−A線で切断した本例のジョイスティックコントローラの断面図である。
図2に示すように、筐体10は、固定用フランジ11と、固定用フランジ11に設置される摺動用プレート12と、筐体ケース14とを有する。固定用フランジ11は、フランジ面に開口を有する。摺動用プレート12は、固定用フランジ11の開口と対応する位置に開口を有する。筐体ケース14は、ドーム形状に形成され、ドーム上部の固定用フランジ11の開口と対応する位置に開口を有する。それらの開口内に操作体20を設置した後、筐体ケース14を覆うように、円環状の段差が形成されたゴムカバー27が装着される。ゴムカバー27は、円環状のゴムカバー押さえ28によって、固定用フランジ11に固定される。
筐体ケース14は、その開口の縁辺部にストッパ15を備え、ストッパ15は、操作体20の傾倒操作の終端で操作体20を停止させる。ストッパ15は、筐体ケース14と一体に形成されていてもよく、別体として筐体ケース14に取り付けるようにしてもよい。
操作部としての操作体20は、シャフト21と、操作者がシャフト21を傾倒操作しやすいようにシャフト21に取り付けられる摘み22とを有し、シャフト21は、回転中心17を中心に回動して変位する。また、シャフト21は、下部に可動スプリング受け23と、上部に固定スプリング受け24とを備える。可動スプリング受け23はシャフト21に挿通されており、シャフト21に沿って摺動可能に移動できる状態で、シャフト21に支持されている。固定スプリング受け24は、シャフト21の上端部に固定されている。
さらに、操作体20は、可動スプリング受け23と固定スプリング受け24との間にスプリング26を備える。可動スプリング受け23は、摺動用プレート12と接する鍔部23aと、シャフト21に摺動する円筒部23bとを備えている。そして、可動スプリング受け23と、固定スプリング受け24と、スプリング26とにより、スプリングリターン機構部50が構成される。すなわち、スプリング26の力によって、可動スプリング受け23の鍔部23aは常に下方の摺動用プレート12に押し当てられる状態となっており、摘み22に操作力が加えられていない場合は、操作体20は直立の状態に保持される。
本例では、スプリングリターン機構部50の中にシャフト21が指定角度まで傾動されたことを検知する検出部としての指定角度検出部40が設けられている。
固定用フランジ11の下方には、傾動角度検出部30が設けられており、シャフト21の傾動角度を検出する。傾動角度検出部30の下方には中継基板6とコネクタ5が配置されており、これらを覆うように下カバー29が固定用フランジ11に固定されている。
図3は、本例のジョイスティックコントローラの指定角度検出部40の拡大断面図であり、図2の回転中心17付近を拡大した状態を示す。
本例の指定角度検出部40は、磁石部材41と指定角検出センサ42とを備えている。
磁石部材41は、円環状(リング状)に形成されており、可動スプリング受け23の円筒部23bの上端部の内周面に形成された凹部23cに嵌合固定されている。また、磁石部材41の内径は、シャフト21とのクリアランスを確保するために、シャフト21の外径よりも少し大きくなるように形成されている。
磁石部材41は、シャフト21の軸方向に着磁するように構成されており、本例では、上側がN極41a、下側がS極41bで構成されたリング状の磁石部材41が配置されている。なお、上側がS極、下側がN極の磁石部材を配置して、極性方向を変更してもよい。また、複数のリング状磁石部材をシャフト21の軸方向に沿って配置してもよい。なお、リング状とは、必ずしも周方向に連続的である必要はなく、分割されたリング形状などのように途中に不連続の部分があってもよい。
指定角検出センサ42は、センサ基板42aの上にスイッチ出力タイプのホールIC42bを配置することで構成されている。指定角検出センサ42は、シャフト21の表面に形成された平欠き部25の凹み部分に、磁石部材41と対向するようにして取り付けられている。平欠き部25は、シャフト21内の中空部分がある程度の幅で露出するように形成されており、指定角検出センサ42のリード線(図示なし)がこの露出部分からシャフト21の内部を通り中継基板6に接続されている。
指定角検出センサ42は、磁石部材41の磁束の変化を検出して、シャフト21が指定角度まで傾動されたことを検知する。指定角検出センサ42により検知された情報は、電気信号として図示しないリード線を介して中継基板6に伝達された後、中継基板6上のコネクタ5を介して外部の装置に伝達される。
本例のジョイスティックコントローラ1では、磁石部材41をリング状に形成して360°の角度で磁束の変化を検出する。これにより、操作体20のX軸方向及びY軸方向の傾動角度が指定角度に到達することを同時に監視できる。また、操作体20を傾動させた際に、スプリング26の反発力により可動スプリング23の鍔部23aがシャフト21の円周方向に回動してずれてしまったような場合であっても、確実に指定角度に到達したことを検出することができる。これにより、行き過ぎた傾倒操作により、ジョイスティックコントローラ1で制御する対象機器が破損されてしまうことを防止できる。
また、本例では、可動スプリング受け23の磁石部材41の取り付け位置を変えることで、簡単に操作体20の指定角度の設定を変更することができる。すなわち、指定角検出センサ42によるON/OFF検知の位置調整を簡単に行うことができる。
また、本例では、指定角検出センサ42を1つとしたが、図8に示すように、シャフト21の表面に複数の平欠き部25を形成し、複数の指定角検出センサ42を設けるようにしてもよい。これにより、シャフト21が指定角度に傾動したことをより確実に検出することができる。
また、1つのセンサ基板42a上に複数のホールIC42bを実装することにより、操作体20の指定角度が複数設定されている場合に対応することができる。さらに、シャフト21に形成された複数の平欠き部25の高さを変えることでも、操作体20の指定角度が複数設定されている場合に対応することができる。
図4は、本例のジョイスティックコントローラ1の傾動角度検出部30を示す斜視図であり、図2の下カバー29を取り外した状態を示す。
図4に示すように、ジョイスティックコントローラ1の傾動角度検出部30は、固定フランジ11の下方において、操作体20のシャフト21と連結された状態で、シャフト21をX軸方向に揺動するガイド部材としてのX軸アーム31及びY軸方向に揺動するガイド部材としてのY軸アーム32と、X軸アーム31の変位を検出するX軸センサ33及びY軸アーム32の変位を検出するY軸センサ34とを有している。X軸アーム31及びY軸アーム32の先端には磁石36(図2参照)が取り付けられており、X軸センサ33及びY軸センサ34はホルダにより磁石36と対向する位置に保持されている。
傾動角度検出部30は、X軸センサ33及びY軸センサ34で、傾倒操作によるX軸アーム31またはY軸アーム32の揺動により変化した磁石36の磁束の変化を検出することで、X軸方向及びY軸方向のシャフト21の傾動角度をそれぞれ取り出すことができる。X軸センサ33及びY軸センサ34により取り出された傾動角度は、電気信号として図示しないリード線を介して中継基板6に伝達された後、中継基板6上のコネクタ5を介して外部の装置に伝達される。
次に、図5に基づいて、本例のジョイスティックコントローラ1の組み立て方法の1例について説明する。
図5に示されるように、固定用フランジ11に揺動可能に支持されたシャフト21の平欠き部25に指定角検出センサ42を接着固定する。つぎに、固定用フランジ11の上に、筐体ケース固定用ねじ52により筐体ケース14を取り付ける。そして、磁石部材41が装着された可動スプリング受け23をシャフト21に挿通し、続いて、シャフト21にスプリング26を挿入する。そして、スプリング26をある程度圧縮させた状態で、固定スプリング受け24をシャフト21の上部に固定する。最後に、つまみ用固定ねじ51を用いて、シャフト21の先端に摘み22を取り付ける。これにより、操作体20が組み立てられ、組み立てられた操作体20は傾動可能に支持される。
つぎに、図6を用いて、本例のジョイスティックコントローラ1の動作について説明する。
図6は、本例のジョイスティックコントローラの動作を説明するための説明図及び指定角度検出部40の動作を説明するための拡大図である。
ジョイスティックコントローラ1は、操作者が摘み22を傾倒させて、回転中心17を動作の支点としてシャフト21を傾動変位させることにより動作する。
操作者が摘み22を操作しないときは、スプリング26のバネの力で、可動スプリング受け23が、摺動用プレート12に押し付けられる。すなわち、摘み22から操作力を除いた状態においては、図6Aに示すように、スプリングリターン機構部50によって、操作体20は直立した状態に保持されている。拡大図に示すように、可動スプリング受け23の磁石部材41は、上側のN極部分41aが指定角検出センサ42のホールIC42bと対向する位置に保持される。このとき、本例の指定角検出センサ42の出力電圧はL(ロー)レベルとなる。
操作者が摘み22を把持してシャフト21を15°傾動させて指定角度に到達させると、図6Bに示すように、可動スプリング受け23が摺動用プレート12に押し上げられ、スプリング26の付勢力に抗して、スプリング26を圧縮する。スプリング26が圧縮されると、可動スプリング受け23がシャフト21に沿って、上方へ摺動する。拡大図に示すように、可動スプリング受け23の磁石部材41は、下側のS極部分41bが指定角検出センサ42のホールIC42bと対向する位置に保持される。このとき、本例の指定角検出センサ42の出力電圧はH(ハイ)レベルとなり、シャフト21が指定角度まで傾動されたことを検知する。指定角検出センサ42の出力電圧がHレベルに到達した場合には、例えば電気的警報発生器等を始動して、操作者に対してジョイスティックコントローラ1の対象機器に危険が生じるおそれがあることを注意喚起することができる。
操作者が摘み22を更に傾動して、図6Cに示すように、固定スプリング受け24を筐体ケース14の上端部に設けられたストッパ15に押し付けると、可動スプリング受け23が摺動用プレート12にさらに押し上げられ、スプリング26はさらに圧縮される。拡大図に示すように、可動スプリング受け23に設けられた磁石部材41は、やはりS極部分41bが指定角検出センサ42のホールIC42bと対向する位置に保持されており、引き続き、指定角検出センサ42の出力電圧はHレベルとなり、シャフト21が指定角度を超えて傾動されていることを検知する。
なお、本例では、図6Bに示した状態におけるシャフト21の傾動角度(±15°)を指定角度として設定しているが、指定角度は任意の値でよく、例えば、図6Cに示す状態のシャフト21の傾動角度(±20°)を指定角度に設定してもよい。
図7は、本例のジョイスティックコントローラ1の出力特性図である。図7Aは傾動角度検出部30の出力特性図であり、図7Bは指定角度検出部40の出力特性図である。
図7Aは、アナログ出力電圧を例にした傾動角度検出部30の出力特性図を示す。
図7Aに示される例では、操作体20の傾倒操作の範囲が傾動角度(−15°〜+15°)の範囲内である場合は、コネクタ5から取り出されるX軸センサ33及びY軸センサ34の出力電圧が出力電圧20〜80%の範囲になるように設定されている。また、操作体20の操作範囲が傾動角度約±15°を超えて傾動角度±20°までの範囲に到達している場合は、出力電圧が10〜20%及び80〜90%の範囲になるように設定されている。なお、本例では、操作体20の傾倒操作ができる傾動角度の範囲は約±20°までに設定されている。なお、図に示した出力電圧比の傾きは一例であって、また、操作体20を傾倒操作できる傾動角の範囲は任意の範囲に設定することができる。
図7Bは、デジタル出力電圧を例にした指定角度検出部40の出力特性図を示す。
図7Bに示される例では、コネクタ5から取り出される指定角検出センサ42の出力電圧がHレベルとLレベルになるように設定されている。本例では、シャフト21の傾動角度が−15°〜+15°の範囲内の場合には、指定角検出センサ42の出力電圧がLレベルとなり、シャフト21の傾動角度が±15°を超えて指定角度に到達している場合には、指定角検出センサ42の出力電圧がHレベルになるように設定されている。例えば、Lレベルの場合には、電気的警報発生器等へのセンサ出力をOFF状態とするが、Hレベルの場合には電気的警報発生器等へのセンサ出力をON状態として操作者に注意喚起を行い、行き過ぎた傾倒操作を抑制して、ジョイスティックコントローラ1で制御する対象機器の破損を防止できる。なお、本例では、指定角度(±15°)に到達してから、操作体20、すなわち固定スプリング受け24が筐体ケース14のストッパ15に当接するまでの間(傾動角度±20°)は、常にHレベルの状態が維持されており、電気的警報発生器等への出力がON状態に保たれる。
本例では、指定角検出センサ42としてスイッチ出力タイプのホールIC42bを用いているため、図7Bの波線に示すようにHレベル状態からLレベル状態に移行する際にヒステリアスが発生するが、リニアタイプのホールICやコンパレータICなどを検出回路に追加することにより、このヒステリアスを小さくすることができる。
また、指定角検出センサ42としてリニアタイプのホールICを用いることにより、図7Aに示すようなリニアに変化する電気信号(電圧)を出力させることもできる。
以上述べたように、本例のジョイスティックコントローラ1によれば、複雑な機構を設けることなく操作体20の傾倒操作に対して設定された指定角度を検知するので、操作体20の行き過ぎた傾倒操作を防ぐとともに、部品点数を削減してジョイスティックコントローラのサイズを小さくすることができる。
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、可動スプリング受け23の構成は、本例に限定されるものではなく、摺動用プレート12と摺動し、シャフト21に沿って移動できるものであればよい。
また、X軸センサ33及びY軸センサ34として、無接触式センサまたは接触式センサを用いてもよい。また、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、検出センサとして使用する磁気検出センサの種類や、磁石と検出センサの位置関係などは、適宜変更が可能である。
本例では、X軸方向及びY軸方向の検出を行う2次元ジョイスティックコントローラを用いているが、X軸方向のみの検出を行う1次元ジョイスティックコントローラにも適用することができる。また、摘み22にZ軸方向の検出を行うセンサを追加した3次元ジョイスティックコントローラにも適用することができる。
1・・・ジョイスティックコントローラ、5・・・コネクタ、6・・・中継基板、10・・・筐体、11・・・固定用フランジ、12・・・摺動用プレート、14・・・筐体ケース、15・・・ストッパ、17・・・回転中心、20・・・操作体、21・・・シャフト、22・・・摘み、23・・・可動スプリング受け、24・・・固定スプリング受け、25・・・平欠き部、26・・・スプリング、29・・・下カバー、30・・・傾動角度検出部、31・・・X軸アーム、32・・・Y軸アーム、36・・・磁石、40・・・指定角度検出部、41・・・磁石部材、42・・・指定角検出センサ、50・・・スプリングリターン機構部

Claims (6)

  1. 摺動用プレートと筐体ケースとを備える筐体と、
    回転中心部を中心として傾斜回動可能な状態で前記筐体に支持されるシャフトと、
    外力が加えられることにより前記シャフトを傾斜回動させる操作部と、
    前記シャフトに挿通支持された、前記シャフトに沿って移動可能な可動スプリング受けと、前記シャフトに固定された固定スプリング受けと、前記可動スプリング受けと前記固定スプリング受けとによって挟持されたスプリングと、を備え、前記スプリングにより前記シャフトを前記摺動用プレートに垂直に保持した状態から、前記操作部に加えられた外力により前記シャフトを傾斜回動させて前記スプリングを圧縮して、前記可動スプリング受けを前記シャフトに沿って変位させるスプリングリターン機構部と、
    前記可動スプリング受けの変位を検出する検出部と、を備えたジョイスティックコントローラであって、
    前記検出部は、
    前記可動スプリング受け前記シャフトの外周面に対向する内周面に形成された凹部に設けられた磁石部材と、
    前記シャフトの外周面に形成された凹部に、前記磁石部材に対向するように設けられた、前記磁石部材の磁束の変化を検出するセンサと、を備える
    ジョイスティックコントローラ。
  2. 前記磁石部材の形状は、リング状である
    請求項1に記載のジョイスティックコントローラ。
  3. 前記磁石部材は、前記シャフトの軸方向に着磁されている
    請求項1または2に記載のジョイスティックコントローラ。
  4. 前記センサは、前記シャフトに形成された平欠き部に設けられている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のジョイスティックコントローラ。
  5. 前記平欠き部を複数設け、前記センサを複数備えた
    請求項4に記載のジョイスティックコントローラ。
  6. 前記シャフトの傾斜回動をガイドする複数のガイド部材を設けた
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のジョイスティックコントローラ。
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