JP6629630B2 - 燃料電池システム、燃料電池ユニット及び燃料電池ユニットの運転制御方法 - Google Patents

燃料電池システム、燃料電池ユニット及び燃料電池ユニットの運転制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、燃料電池システム、燃料電池ユニット及び燃料電池ユニットの運転制御方法に関する。
近年、燃料電池ユニットの排熱を利用してお湯を生成し、その生成したお湯を貯湯ユニットに貯めて、お風呂や暖房機器に利用することが普及しつつある。また、電力供給を安定させるために、複数の燃料電池ユニットを需要家施設に設置させるケースも増えている。そこで、複数の燃料電池ユニットと複数の貯湯ユニットとを備えた燃料電池システムが提案されている(特許文献1及び2)。
特許文献1に記載の燃料電池システムでは、各燃料電池ユニットで生成されたお湯を、各燃料電池ユニットに連結された貯湯槽に貯めておき、各貯湯槽に貯めたお湯をまとめて暖房需要等に供給し、熱源として利用している。
また、特許文献2に記載の燃料電池システムでは、集合住宅の住戸毎に燃料電池ユニット及び住戸用貯湯槽を設置し、同一フロアの住戸に設置された住戸用貯湯槽を互いに連結させ、さらに、別フロアの住戸に設置された各住戸用貯湯槽の間をフロア貯湯槽で連結させる。そして、同一フロアの住戸間では、住戸用貯湯槽を経由してお湯を移送し、別フロアの住戸間では、フロア貯湯槽を経由してお湯を移送することで、各住戸においてお湯を利用している。
特開2004−221021号公報 特開2007−101004号公報
特許文献1に記載の燃料電池システムでは、例えば貯湯ユニットの故障によって、貯湯ユニットにエラーが生じると、その貯湯ユニットに連結された燃料電池ユニットは、発電できなくなる。また、貯湯ユニットが満水となった場合に、その貯湯ユニットに連結された燃料電池ユニットで発電を続けようとすると、その燃料電池ユニットでは、生成したお湯を捨てて発電を継続することになり、お湯が無駄になってしまう。
また、特許文献2に記載の燃料電池システムでは、住戸用貯湯槽やフロア貯湯槽を経由してお湯を移送していため、移送によってお湯の温度が変化してしまうことがある。そのため、ユーザが欲する温度のお湯を得るために、住戸用貯湯槽への移送後、お湯を再度加熱したり、水を加えたりする必要がある。
以上のように、従来の燃料電池システムでは、燃料電池ユニットの排熱を利用して効率よくお湯を生成できない、という問題があった。
本発明の目的は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、燃料電池ユニットの排熱を利用して効率よくお湯を生成することができる燃料電池システム、燃料電池ユニット及び複数の燃料電池ユニットの運転制御方法を提供することにある。
本発明の一実施形態に係る燃料電池システムは、燃料電池ユニットと、複数の貯湯ユニットとを含む燃料電池システムであって、前記燃料電池ユニットの排熱を回収して生成されたお湯を前記複数の貯湯ユニットに移送可能に構成された移送手段を備え、前記複数の貯湯ユニットの内の貯湯量が最も少ない貯湯ユニットに、お湯を移送するよう前記移送手段を制御する制御部を含み、前記制御部は、前記最も少ない貯湯量の貯湯ユニットが複数あった場合、相対的に温度が高く設定された貯湯ユニットのお湯を生成するように前記燃料電池ユニットを制御する
また、本発明の一実施形態に係る燃料電池ユニットは、燃料電池ユニットであって、前記燃料電池ユニットには、前記燃料電池ユニットの排熱を回収して生成されたお湯を複数の貯湯ユニットに移送可能に構成された移送手段が接続され、前記複数の貯湯ユニットの内の貯湯量が最も少ない前記貯湯ユニットに、お湯を移送するよう前記移送手段を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記最も少ない貯湯量の貯湯ユニットが複数あった場合、相対的に温度が高く設定された貯湯ユニットのお湯を生成するように前記燃料電池ユニットを制御する
また、本発明の一実施形態に係る燃料電池ユニットの運転制御方法は、燃料電池ユニットと、複数の貯湯ユニットとを含む燃料電池システムにおける燃料電池ユニットの運転制御方法であって、前記燃料電池システムは前記燃料電池ユニットの排熱を回収して生成されたお湯を前記複数の貯湯ユニットに移送可能に構成された移送手段を備え、貯湯量が最も少ない前記貯湯ユニットを検出するステップと、前記貯湯量が最も少ない貯湯ユニットに、前記燃料電池ユニットで生成したお湯を移送するよう前記移送手段を制御する第1制御ステップと、前記最も少ない貯湯量の貯湯ユニットが複数あった場合、相対的に温度が高く設定された貯湯ユニットのお湯を生成するように前記燃料電池ユニットを制御する第3制御ステップと、を含む。
本発明の一実施形態に係る燃料電池システム、燃料電池ユニット及び燃料電池ユニットの運転制御方法によれば、燃料電池ユニットの排熱を利用して効率よくお湯を生成することができる。
本発明の一実施形態に係る燃料電池システムの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る燃料電池システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る燃料電池システムの構成の一例を示す図である。 本発明の変形例に係る燃料電池システムの構成の一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る燃料電池システム1の構成の一例を示す図である。燃料電池システム1は、燃料電池ユニット100,101,102と、貯湯ユニット200,201,202と、移送手段300と、移送手段400とを備える。図1に示す燃料電池システム1は、3つの燃料電池ユニット100〜102と、3つの貯湯ユニット200〜202とを備えているが、燃料電池システム1が備える燃料電池ユニット及び貯湯ユニットの数はこれに限定されない。なお、図1に示す燃料電池ユニット100〜102と貯湯ユニット200〜202とを結ぶ線において、実線はお湯の経路を示し、破線は水の経路を示す。
燃料電池ユニット100〜102は、それぞれ、ガスの電気化学反応により電力を発生させ、その発生させた電力を需要家施設500に供給する。また、燃料電池ユニット100〜102は、それぞれ、電力を発生させる際に生じた排熱を利用してお湯を生成する。生成したお湯は、移送手段300によって、貯湯ユニット200〜202に移送される。燃料電池ユニット100〜102には、例えば、固体高分子形燃料電池(PEFC)、固体酸化物形燃料電池(SOFC)を用いることができる。
また、燃料電池システム1では、燃料電池ユニット100〜102は親装置又は子装置に設定され、子装置は、親装置の指示等に基づき、発電等を行う。図1の例では、燃料電池ユニット100が親装置に設定され、燃料電池ユニット101,102が子装置に設定されているものとする。燃料電池ユニット100〜102の機能の詳細は後述する。
貯湯ユニット200は、貯湯槽210及びバックアップ熱源機220を有し、貯湯ユニット201は、貯湯槽211及びバックアップ熱源機221を有し、貯湯ユニット202は、貯湯槽212及びバックアップ熱源機222を有する。
貯湯槽210〜212には、燃料電池ユニット100〜102の排熱を回収して生成されたお湯が、移送手段300によって移送されて貯められる。貯湯槽210〜212に貯められたお湯は、移送手段400によって需要家施設500に移送される。
また、貯湯槽210〜212は、それぞれ、異なる温度のお湯を貯めるよう設定されていてもよい。図1の例では、貯湯槽210は75℃のお湯を貯めるように設定され、貯湯槽211は60℃のお湯を貯めるように設定され、貯湯槽212は45℃のお湯を貯めるように設定されている。貯湯槽210〜212に貯められるお湯の温度設定は、例えば、需要家施設500でのお湯の利用履歴を用いて、親装置である燃料電池ユニット100が行ってもよい。例えば、親装置である燃料電池ユニット100は、お湯の利用履歴から、需要家施設500では75℃付近、60℃付近、45℃付近のお湯の使用頻度が多いと判定した場合、貯湯槽210〜212に貯められるお湯の温度設定を、それぞれ、75℃、60℃、45℃に設定する。また、貯湯槽210〜212の温度設定は、例えば、ユーザが直接行ってもよい。
また、お湯を需要家施設500に供給する際、貯湯槽210〜212に貯められたお湯を、それぞれ、バックアップ熱源機220〜222によって加熱したり、水を加えたりして、需要家施設500の所望する温度に調整した後に、需要家施設500に供給してもよい。例えば、需要家施設500が62℃のお湯を所望する場合、貯湯槽211に貯められているお湯をバックアップ熱源機221によって加熱して62℃にした後に、需要家施設500に供給してもよい。また、例えば、需要家施設500が42℃のお湯を所望する場合、貯湯槽212に貯められているお湯に水を加えて42℃にした後に、需要家施設500に供給してもよい。
移送手段300は、例えば開閉弁、配管及びポンプ等から構成され、開閉弁310,320,330を含む。開閉弁310は燃料電池ユニット100〜102の全てと貯湯槽210との間に接続され、開閉弁320は燃料電池ユニット100〜102の全てと貯湯槽211との間に接続され、開閉弁330は燃料電池ユニット100〜102の全てと貯湯槽212との間に接続される。移送手段300は、親装置である燃料電池ユニット100からの制御に基づき、開閉弁310〜330を閉状態又は開状態にして、燃料電池ユニット100〜102の排熱を回収して生成されたお湯を、貯湯槽210〜212の内の選択した貯湯槽に移送する。例えば、燃料電池ユニット100〜102で生成されたお湯を全て貯湯槽211に移送する場合、開閉弁310は閉状態、開閉弁320は開状態、開閉弁330は閉状態となる。
移送手段400は、例えば開閉弁、配管及びポンプ等から構成され、開閉弁410,420,430を含む。開閉弁410は貯湯槽210と需要家施設500との間に接続され、開閉弁420は貯湯槽211と需要家施設500との間に接続され、開閉弁430は貯湯槽212と需要家施設500との間に接続される。移送手段400は、親装置である燃料電池ユニット100からの制御に基づき、開閉弁410〜430を閉状態又は開状態にして、貯湯槽210〜212に貯められたお湯を需要家施設500に移送する。例えば、需要家施設500に60℃のお湯を移送する場合、開閉弁410は閉状態、開閉弁420は開状態、開閉弁430は閉状態となる。また、需要家施設500が貯湯槽210〜212で設定されている温度の中間の温度のお湯を要求する場合、開閉弁410〜430の二以上を開状態にして、需要家施設500にお湯を供給してもよい。例えば、需要家施設500が52℃のお湯を要求する場合、開閉弁410を閉状態、開閉弁420,430を開状態にして、52℃のお湯を需要家施設500に移送するようにしてもよい。
需要家施設500は、貯湯槽210〜212から供給されたお湯をお風呂や暖房機器等に利用する。また、需要家施設500は、燃料電池ユニット100〜102から供給された電力を消費する。
続いて、燃料電池ユニット100〜102の機能の詳細について説明する。なお、親装置である燃料電池ユニット100と子装置である燃料電池ユニット101,102は、同様の構成を採用することができるため、以下では、燃料電池ユニット100を例に機能の詳細を説明する。
燃料電池ユニット100は、燃料改質部110、燃料電池スタック120、インバータ130、排熱回収部140、制御部150、記憶部160、通信部170を有する。
燃料改質部110は、外部から供給されるガスを水蒸気改質し、水素ガスを生成する。そして、燃料改質部110は、生成した水素ガスを燃料電池スタック120に供給する。外部から供給されるガスは、例えば、都市ガス、プロパンガスである。また、ガスの代わりに灯油を用いることもできる。
燃料電池スタック120は、燃料改質部110から供給される水素ガスと、空気中の酸素とを反応させて直流電力を発生させる。燃料電池スタック120は、発生させた直流電力をインバータ130に供給する。また、燃料電池スタック120は、直流電力の発生に伴い生じた排熱を排熱回収部140に排出する。
インバータ130は、燃料電池スタック120から供給された直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を需要家施設500に供給する。
排熱回収部140は、燃料電池スタックでの直流電力の発生に伴って生じた排熱を回収する。排熱回収部140は、回収した排熱を、外部からの循環する水との間で熱交換させてお湯を生成する。排熱回収部140は、制御部150の制御によって循環する水の水量を変化させることにより、所望の温度のお湯を生成することができる。
制御部150は、燃料電池ユニット100全体を制御及び管理するものであり、例えばプロセッサにより構成することができる。制御部150は、記憶部160に記憶されているプログラムを読み出して実行し、様々な機能を実現させる。制御部150の処理の詳細は後述する。
記憶部160は、燃料電池ユニット100の処理に必要な情報や、燃料電池ユニット100の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを記憶している。
通信部170は、子装置である燃料電池ユニット101,102や開閉弁310〜330及び開閉弁410〜430等と通信を行う。
以下、親装置である燃料電池ユニット100の制御部150の処理の詳細について説明する。なお、貯湯槽210〜212において、貯湯槽211の貯湯量が最も少ないものとして説明する。
まず、制御部150は、需要家施設500の消費電力が増加して燃料電池ユニット100〜102の発電が必要になると、貯湯量が最も少ない貯湯槽211を検出する。貯湯槽210〜212の貯湯量は、例えば、貯湯槽210〜212にそれぞれ設けられたフロート式の水量センサによって検出することができる。
次に、制御部150は、燃料電池ユニット100〜102において、貯湯量が最も少ない貯湯槽211の設定温度60℃のお湯を生成するように設定する。例えば、制御部150は、自装置(燃料電池ユニット100)で生成されるお湯の温度を、貯湯量が最も少ない貯湯槽211の設定温度である60℃に設定する。また、制御部150は、子装置である燃料電池ユニット101,102に、貯湯量が最も少ない貯湯槽211の設定温度である60℃のお湯を生成して発電するよう通信部170を介して指示する。この後、親装置である燃料電池ユニット100は発電を開始し、子装置である燃料電池ユニット101,102も、この指示を受信すると、発電を開始する。これにより、燃料電池ユニット100〜102では、それぞれ、発電が行われ、また、発電に伴って生じた排熱を回収して60℃のお湯が生成される。
その後、制御部150は、貯湯量が最も少ない貯湯槽211に、燃料電池ユニット100〜102で生成したお湯を移送するよう移送手段300を制御する。この制御に基づき、移送手段300において、開閉弁310は閉状態、開閉弁320は開状態、開閉弁330は閉状態となる。そして、貯湯量が最も少ない貯湯槽211に、燃料電池ユニット100〜102で生成された60℃のお湯が移送される。
なお、制御部150は、最も少ない貯湯量の貯湯ユニットが複数あった場合、相対的に温度が高く設定された貯湯ユニットのお湯を生成するように、燃料電池ユニット100〜102を制御してもよい。例えば、図1に示す燃料電池システム1において、貯湯槽210,211の貯湯量が最も少ないものとする。この場合、制御部150は、最も少ない貯湯量の貯湯槽210,211をそれぞれ有する貯湯ユニット200,201において、相対的に温度が高く設定された貯湯ユニット200(設定温度75℃)のお湯を生成するように、燃料電池ユニット100〜102を制御してもよい。最も少ない貯湯量の貯湯ユニットが複数あった場合に、相対的に温度が高く設定された貯湯ユニットのお湯を生成することで、ユーザの利便性を高めることができる。
また、制御部150は、最も少ない貯湯量の貯湯ユニットが複数あった場合、相対的に使用頻度が高い貯湯ユニットのお湯を生成するように、燃料電池ユニット100〜102を制御してもよい。例えば、図1に示す燃料電池システム1において、貯湯槽210,211の貯湯量が最も少なく、さらに貯湯槽210のお湯の使用頻度が相対的に高いものとする。この場合、制御部150は、最も少ない貯湯量の貯湯槽210,211をそれぞれ有する貯湯ユニット200,201において、相対的に使用頻度が高い貯湯ユニット200のお湯を生成するように、燃料電池ユニット100〜102を制御してもよい。最も少ない貯湯量の貯湯ユニットが複数あった場合に、相対的に使用頻度の高い貯湯ユニットのお湯を生成することで、ユーザの利便性を高めることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る燃料電池システム1の動作の一例を説明する。
[システム動作]
図2は、本発明の一実施形態に係る燃料電池システム1の動作の一例を示すフローチャートである。以下では、需要家施設500が60℃のお湯を使用したことにより、貯湯槽211の貯湯量が最も少ないものとする。
まず、親装置である燃料電池ユニット100の制御部150は、需要家施設500の消費電力が増加して燃料電池ユニット100〜102の発電が必要になると、貯湯量が最も少ない貯湯槽211を検出する(ステップS101)。次に、制御部150は、燃料電池ユニット100〜102において、貯湯量が最も少ない貯湯槽211の設定温度60℃のお湯を生成するように設定する(ステップS102)。例えば、制御部150は、自装置(燃料電池ユニット100)で生成されるお湯の温度を、貯湯量が最も少ない貯湯槽211の設定温度である60℃に設定する。また、制御部150は、子装置である燃料電池ユニット101,102に、貯湯量が最も少ない貯湯槽211の設定温度60℃のお湯を生成して発電するよう通信部170を介して指示する。
この後、親装置である燃料電池ユニット100は、発電を開始し、子装置である燃料電池ユニット101,102も、ステップS102の処理による指示を受信すると、発電を開始する(ステップS103)。これにより、燃料電池ユニット100〜102では、それぞれ、発電が行われ、また、発電に伴って生じた排熱を回収して60℃のお湯が生成される。
その後、制御部150は、貯湯量が最も少ない貯湯槽211に、燃料電池ユニット100〜102で生成したお湯を移送するよう移送手段300を制御する(ステップS104)。この制御に基づき、移送手段300によって、貯湯量が最も少ない貯湯槽211に、お湯が移送される。
なお、ステップS102の処理において、制御部150は、全ての燃料電池ユニット100〜102を一緒に発電させるよう制御しているが、燃料電池ユニット100〜102の発電時間が同等となるように、燃料電池ユニット100〜102を順番に発電させてもよい。
また、ステップS101〜S104の処理において、ステップS101の処理で検出された貯湯量が最も少ない貯湯槽211が満水になるまで、燃料電池ユニット100〜102で生成された60℃のお湯を移送するようにしてもよい。又は、燃料電池ユニット100〜102が発電を行っている間、制御部150が定期的に貯湯量の最も少ない貯湯槽を検出し、その検出した貯湯槽で設定されている温度のお湯を、燃料電池ユニット100〜102で生成するようにして発電してもよい。このとき、生成されたお湯は、移送手段300によって定期的に検出された貯湯量の最も少ない貯湯槽に移送するように制御される。
なお、本実施形態では、親装置である燃料電池ユニット100の制御部150が、本発明の一実施形態に係る制御を実行する例を説明したが、これに限定されない。例えば、親装置である燃料電池ユニット100の制御部150の代わりに、EMS(Energy Management System)や遠隔サーバの制御部等が、本発明の一実施形態に係る制御を実行してもよい。
以上のように、本発明の一実施形態に係る燃料電池システム1では、貯湯量の最も少ない貯湯槽211で設定されている温度のお湯を生成し、生成したお湯を貯湯量の最も少ない貯湯槽211に移送する。これにより、例えば貯湯槽210,212が満水であっても、燃料電池ユニット100,102は、お湯を捨てることなく発電を行うことができる。そのため、燃料電池ユニット100〜102の排熱を利用して効率よくお湯を生成することができる。
さらに、本発明の一実施形態に係る燃料電池システム1では、全ての燃料電池ユニット100〜102を一緒に発電させるよう制御して(又は燃料電池ユニット100〜102の発電時間が同等となるように順番に発電させて)、全ての燃料電池ユニット100〜102での発電時間を同等にしている。これにより、燃料電池ユニット100〜102の発電時間を平均化することができるため、燃料電池ユニット100〜102の劣化の進行度を均一にすることができる。
また、本発明の一実施形態に係る燃料電池システム1では、貯湯槽210〜212を異なる温度に設定することができる。そのため、ユーザが欲するお湯を速やかに提供することができる。
なお、本発明に係る燃料電池システムは、上記の燃料電池システム1に限定されない。以下、本発明に係る燃料電池システムに採用することができる変形例を示す。
(変形例1)
図3は、本発明の変形例に係る燃料電池システム1aの構成の一例を示す図である。なお、図3に示す構成要素で図1に示す構成要素と同一のものは、同一符号を付しその説明を省略する。
燃料電池システム1aは、燃料電池ユニット100,101と、貯湯ユニット200,201,202と、移送手段301と、移送手段400とを備える。つまり、燃料電池システム1aは、2つの燃料電池ユニット100,101と、3つの貯湯ユニット200〜202(3つの貯湯槽210〜212)とを備える。
移送手段301は、例えば開閉弁、配管及びポンプ等から構成され、開閉弁311,321,331を含む。開閉弁311は燃料電池ユニット100,101の全てと貯湯槽210との間に接続され、開閉弁321は燃料電池ユニット100,101の全てと貯湯槽211との間に接続され、開閉弁331は燃料電池ユニット100,101の全てと貯湯槽212との間に接続される。移送手段301は、親装置である燃料電池ユニット100からの制御に基づき、開閉弁311〜331を閉状態又は開状態にして、燃料電池ユニット100,101の排熱を回収して生成されたお湯を貯湯槽210〜212に移送する。
このような、燃料電池ユニット100,101の数が貯湯槽210〜212の数より小さくなる燃料電池システム1aであっても、本発明の一実施形態に係る燃料電池システム1と同様の制御及び効果を実現することができる。
(変形例2)
図4は、本発明の変形例に係る燃料電池システム1bの構成の一例を示す図である。なお、図4に示す構成要素で図1に示す構成要素と同一のものは、同一符号を付しその説明を省略する。
燃料電池システム1bは、燃料電池ユニット100,101,102と、貯湯ユニット200,201と、移送手段302と、移送手段401とを備える。つまり、燃料電池システム1bは、3つの燃料電池ユニット100〜102と、2つの貯湯ユニット200,201(2つの貯湯槽210,211)とを備える。
移送手段302は、例えば開閉弁、配管及びポンプ等から構成され、開閉弁312,322を含む。開閉弁312は燃料電池ユニット100〜102の全てと貯湯槽210との間に接続され、開閉弁322は燃料電池ユニット100〜102の全てと貯湯槽211との間に接続される。移送手段302は、親装置である燃料電池ユニット100からの制御に基づき、開閉弁312,322を閉状態又は開状態にして、燃料電池ユニット100〜102の排熱を回収して生成されたお湯を貯湯槽210,211に移送する。
移送手段401は、例えば開閉弁、配管及びポンプ等から構成され、開閉弁411,421を含む。開閉弁411は貯湯槽210と需要家施設500との間に接続され、開閉弁421は貯湯槽211と需要家施設500との間に接続される。移送手段401は、親装置である燃料電池ユニット100からの制御に基づき、開閉弁411,421を閉状態又は開状態にして、貯湯槽210,211に貯められたお湯を需要家施設500に移送する。
このような、燃料電池ユニット100〜102の数が貯湯槽210,211の数より大きくなる燃料電池システム1bであっても、本発明の一実施形態に係る燃料電池システム1と同様の制御及び効果を実現することができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本発明について装置を中心に説明してきたが、本発明は装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
1,1a,1b 燃料電池システム
100,101,102 燃料電池ユニット
110 燃料改質部
120 燃料電池スタック
130 インバータ
140 排熱回収部
150 制御部
160 記憶部
170 通信部
200,201,202 貯湯ユニット
210,211,212 貯湯槽
220,221,222 バックアップ熱源機
300,301,302,400,401 移送手段
310,311,312,320,321,322,330,331,410,411,420,421,430 開閉弁
500 需要家施設

Claims (6)

  1. 燃料電池ユニットと、複数の貯湯ユニットとを含む燃料電池システムであって、
    前記燃料電池ユニットの排熱を回収して生成されたお湯を前記複数の貯湯ユニットに移送可能に構成された移送手段を備え、
    前記複数の貯湯ユニットの内の貯湯量が最も少ない貯湯ユニットに、お湯を移送するよう前記移送手段を制御する
    制御部を含み、
    前記制御部は、前記最も少ない貯湯量の貯湯ユニットが複数あった場合、相対的に温度が高く設定された貯湯ユニットのお湯を生成するように前記燃料電池ユニットを制御する、燃料電池システム。
  2. 前記複数の貯湯ユニットは、それぞれ、異なる温度のお湯を貯められるよう構成され、
    前記制御部は、前記貯湯量が最も少ない前記貯湯ユニットで設定されている温度のお湯を生成するよう各前記燃料電池ユニットを制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 燃料電池ユニットであって、
    前記燃料電池ユニットには、前記燃料電池ユニットの排熱を回収して生成されたお湯を複数の貯湯ユニットに移送可能に構成された移送手段が接続され、
    前記複数の貯湯ユニットの内の貯湯量が最も少ない前記貯湯ユニットに、お湯を移送するよう前記移送手段を制御する制御部を備え
    前記制御部は、前記最も少ない貯湯量の貯湯ユニットが複数あった場合、相対的に温度が高く設定された貯湯ユニットのお湯を生成するように前記燃料電池ユニットを制御する、燃料電池ユニット。
  4. 燃料電池ユニットと、複数の貯湯ユニットとを含む燃料電池システムにおける燃料電池ユニットの運転制御方法であって、前記燃料電池システムは前記燃料電池ユニットの排熱を回収して生成されたお湯を前記複数の貯湯ユニットに移送可能に構成された移送手段を備え、
    貯湯量が最も少ない前記貯湯ユニットを検出するステップと、
    前記貯湯量が最も少ない貯湯ユニットに、前記燃料電池ユニットで生成したお湯を移送するよう前記移送手段を制御する第1制御ステップと、
    前記最も少ない貯湯量の貯湯ユニットが複数あった場合、相対的に温度が高く設定された貯湯ユニットのお湯を生成するように前記燃料電池ユニットを制御する第3制御ステップと、を含む前記燃料電池ユニットの運転制御方法。
  5. 前記複数の貯湯ユニットは、それぞれ、異なる温度のお湯を貯められるよう構成され、
    前記第1制御ステップは、
    前記貯湯量が最も少ない前記貯湯ユニットで設定されている温度のお湯を生成するよう前記燃料電池ユニットを制御する第2制御ステップを含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の燃料電池ユニットの運転制御方法。
  6. 前記最も少ない貯湯量の貯湯ユニットが複数あった場合、相対的に使用頻度が高い貯湯ユニットのお湯を生成するように前記燃料電池ユニットを制御する第4制御ステップを含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の燃料電池ユニットの運転制御方法。
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