JP6629405B1 - コンクリートミキサー車の洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動体への生コンクリートの付着を防止しつつ、洗浄作業における作業性の向上を図る。【解決手段】 生コンクリートが投入される投入口105aを有し車体110に対して回転される回転ドラム101と、生コンクリートを投入口に導き投入口側の端部がベルト取付部106として設けられたホッパー102と、ベルト取付部に取り付けられるベルト103とを有するコンクリートミキサー車の洗浄装置1であって、ベルトに固定され内部空間2aに洗浄水が供給される固定体1と、固定体に供給される洗浄水を回転ドラムの内部に向けて噴射する吐出孔12、13を有し固定体に対し固定体の内部に位置される収納位置と固定体から突出される突出位置との間で洗浄水の圧力に応じて移動される可動体3と、固定体に固定されたバネ支持部15と可動体を突出位置から収納位置へ向けて付勢するバネ14とを有する移動規制部4とを備え、可動体は洗浄水の圧力によって収納位置から突出位置へ向けて移動されることにより吐出孔が固定体の外部に位置される。【選択図】図3

Description

本発明は、コンクリートミキサー車に設けられた回転ドラムの内部を洗浄する洗浄装置についての技術分野に関する。
生コンクリートを運搬するコンクリートミキサー車は、生コンクリートが投入される投入口を有する回転ドラムと生コンクリートを投入口に導くホッパーとを有している。回転ドラムの内部には螺旋状のブレードが配置されている。生コンクリートの運搬に際しては回転ドラムが車体に対して回転されて生コンクリートの攪拌が行われる。
このようなコンクリートミキサー車にあっては、回転ドラムから生コンクリートが排出された直後に回転ドラムの内部を洗浄する要望がある。生コンクリートが排出された直後の回転ドラムの内壁やブレードには、排出されなかった一部の生コンクリートが付着している。内壁等に付着した生コンクリートは、時間の経過とともに凝固して剥離し難くなる。このため、例えば、コンクリートミキサー車が所定の場所での排出を終えて工場等に戻った場合には、移動中に生コンクリートが凝固し、凝固した生コンクリートの剥離作業の負担が増大していた。
上記した生コンクリートの凝固を防ぐためには、内壁等に付着した生コンクリートが乾ききらない段階で、生コンクリートに水気を与えておくことが望ましい。そこで、回転ドラムに洗浄水を送り込み、生コンクリートに水気を与える、あるいは、水圧によって内壁等から剥離させる洗浄装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭58−139848号公報
このような洗浄装置は、洗浄水の噴出口に生コンクリートが付着すると、所望の態様で洗浄水の噴射を行い難くなる虞がある。そこで、従来の洗浄装置は、洗浄作業が行われるたびに洗浄に適した所定の位置に取り付けられ、洗浄作業が終了するたびに生コンクリートが付着し難い所定の収納部に収納されるため、洗浄作業が煩雑になっていた。
そこで、本発明は、生コンクリートの付着を防止しつつ、洗浄作業における作業性の向上を図ることを目的とする。
本発明に係るコンクリートミキサー車の洗浄装置は、生コンクリートが投入される投入口を有し車体に対して回転される回転ドラムと、前記生コンクリートを前記投入口に導き前記投入口側の端部がベルト取付部として設けられたホッパーと、前記ベルト取付部に取り付けられるベルトとを有するコンクリートミキサー車の洗浄装置であって、前記ベルトに固定され内部空間に洗浄水が供給される固定体と、前記固定体に供給される洗浄水を前記回転ドラムの内部に向けて噴射する吐出孔を有し前記固定体に対し前記固定体の内部に位置される収納位置と前記固定体から突出される突出位置との間で前記洗浄水の圧力に応じて移動される可動体と、前記固定体に固定されたバネ支持部と前記可動体を前記突出位置から前記収納位置へ向けて付勢するバネとを有する移動規制部とを備え、前記可動体は前記洗浄水の圧力によって前記収納位置から前記突出位置へ向けて移動されることにより前記吐出孔が前記固定体の外部に位置されるものである。
これにより、可動体は、洗浄が行われていない状態において収納位置に位置され、生コンクリートが付着し難くされる。
上記したコンクリートミキサー車の洗浄装置においては、前記吐出孔が複数形成され、前記複数の吐出孔が異なる形状に形成されていることが望ましい。
これにより、吐出孔からそれぞれ異なる方向及び異なる態様で洗浄水を噴射することが可能になる。
上記したコンクリートミキサー車の洗浄装置においては、前記固定体には洗浄水が前記車体に設けられた貯水タンクから供給されることが望ましい。
これにより、貯水タンクに貯留された水が洗浄水として使用される。
上記したコンクリートミキサー車の洗浄装置においては、前記固定体は前記ベルトに固定されるベース部と前記ベース部に対して屈曲された屈曲部とを有し、前記可動体が前記屈曲部に対して移動可能にされることが望ましい。
これにより、屈曲部のベース部に対する屈曲方向に応じて可動体の吐出孔からの洗浄水の方向が変化される。
上記したコンクリートミキサー車の洗浄装置においては、前記可動体は前記吐出孔がそれぞれ形成された第1の導水部及び第2の導水部と前記第1の導水部及び前記第2の導水部を連結する連結部とを有し、前記バネが前記第1の導水部と前記第2の導水部の間において前記連結部に押し付けられていることが望ましい。
これにより、バネによる付勢力が可動体の固定体に対する移動方向と異なる方向に付与され難い。
本発明によれば、可動体は、洗浄が行われていない状態において収納位置に位置され、生コンクリートが付着し難くされるため、可動体への生コンクリートの付着を防止しつつ、洗浄作業における作業性を向上させることができる。
図2乃至図6と共に本発明コンクリートミキサー車の洗浄装置の実施の形態を示すものであり、本図は、洗浄装置が取り付けられるコンクリートミキサー車の概略図である。 洗浄装置とコンクリートミキサー車の一部を示す概略図である。 洗浄装置の分解斜視図である。 屈曲部の構造を説明する説明図である。 可動体が収納位置に位置された状態における洗浄装置を示す断面図である。 可動体が突出位置に位置された状態における洗浄装置を示す断面図である。
以下に、本発明コンクリートミキサー車の洗浄装置を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明においては、コンクリートミキサー車の進行方向を前方として前後左右上下の方向を表す。
<コンクリートミキサー車の概略構成>
先ず、図1乃至図3を参照して、本発明洗浄装置が適用されるコンクリートミキサー車100の概略構成を説明する。
コンクリートミキサー車100は、生コンクリートが投入される回転ドラム101と、生コンクリートを回転ドラム101に導くホッパー102と、ホッパー102の前端部に取り付けられるベルト103と、洗浄水が貯留される貯水タンク104とを有している。
回転ドラム101はコンクリートミキサー車100の車体110に対して回転される。
回転ドラム101の後端部には環状の投入部105が設けられ、投入部105の後端の開口は、生コンクリートが投入される投入口105aとして形成されている。投入された生コンクリートが貯留される回転ドラム101の内部には、図示しない螺旋状のブレードが設けられている。ブレードによって回転ドラム101の内部に投入された生コンクリートが攪拌される。
ホッパー102は、二つの開口102a、102bを有し、開口102aが回転ドラム101の投入口105a側を向き開口102bが上方を向くように配置されている。ホッパー102の開口102aと回転ドラム101の投入口105aとの間には、隙間Gが形成されている。隙間Gによって回転ドラム101は車体110に対してホッパー102と接触することなく円滑に回転される。ホッパー102における投入口105a側の端部は、ベルト103が取り付けられる環状のベルト取付部106として設けられている。
ベルト取付部106にはバンド体107が取り付けられる。バンド体107は、例えば、ゴム等の樹脂材料によって平板状に形成され、屈曲可能にされている。バンド体107は、ホッパー102のベルト取付部106と隙間Gと回転ドラム101の投入部105とを下方から覆うように配置されている。
ベルト103は、例えば、金属材料によって環状に形成されている。ベルト103には、例えば、二つの取付孔103a、103aが形成されている(図3参照)。ベルト103は、二つの取付孔103a、103aが上方に位置されバンド体107の一部を押さえた状態でベルト取付部106に外周側から取り付けられている。バンド体107がベルト103によって押さえられることにより、バンド体107はベルト取付部106と回転ドラム101の投入部105とに亘る位置に取り付けられる。従って、ホッパー102からバンド体107を介して回転ドラム101の内部に生コンクリートが円滑に投入される。
貯水タンク104は回転ドラム101の前方に位置されている。貯水タンク104に図示しないホース等を接続することにより、ホースを用いて手動により回転ドラム101の内部やホッパー102の内部等を洗浄することが可能にされている。
<洗浄装置の構成>
図1及び図2に示すように、洗浄装置1はベルト103に取り付けられ、一部が回転ドラム101の投入部105とホッパー102のベルト取付部106との間に位置されている。洗浄装置1は、ベルト103に固定される固定体2と、固定体2に対して移動される可動体3と、可動体3の移動を規制する移動規制部4とを有している(図3参照)。
固定体2は、内部で洗浄水が流動される本体部5と、洗浄水が供給される給水部6とを有している。固定体2の内部空間2aは洗浄水が供給される流路として形成されている。
本体部5は、例えば、金属材料によって角筒状に形成され、前後に延びるベース部7と、ベース部7に対して屈曲された屈曲部8とを有している。
ベース部7は後端部が閉塞されている。ベース部7の上面部における後端部には給水部6の下端部が結合されている。
屈曲部8はベース部7から下方に突出されている。屈曲部8の下端部には移動規制部4の一部を固定するネジ50が挿入される固定孔8aが形成されている。
給水部6は、上下両端が開口された円筒状に形成されている。給水部6の上端部には、貯水タンク104に接続されるホース70の先端が取り付けられる(図2参照)。
このような固定体2は固定具60を介してベルト103に固定される。固定具60は平板が屈曲されて形成され、ベース部7の後端部における上面と左右側面とを覆う中央部61と、中央部61の左右のそれぞれの端部から左方又は右方に突出された鍔部62、62とを有している。中央部61には給水部6が挿入される挿入孔61aが形成されている。鍔部62、62には、例えば、図示しないネジ等の締結部材が挿入される取付孔62a、62aが形成されている。
固定体2は、固定具60の挿入孔61aに給水部6が挿入された状態で固定具60の取付孔62a、62aにそれぞれ締結部材が挿入されベルト103の取付孔103a、103aにそれぞれ締結部材が螺合されることにより、ベース部7が固定具60とベルト103に挟み込まれた状態でベルト103に固定される。従って、固定体2は屈曲部8がベルト103より前方に位置される。
可動体3は屈曲部8に対して上下方向へ移動可能にされている。可動体3は、左右方向に離間して位置された第1の導水部9及び第2の導水部10と、第1の導水部9と第2の導水部10の間に位置され第1の導水部9と第2の導水部10を連結する連結部11とを有している。可動体3の前後の幅は屈曲部8の内面の前後の幅と略同じにされ、可動体3の左右の幅は屈曲部8の左右の幅と略同じにされている。
第1の導水部9と第2の導水部10と連結部11はそれぞれ角筒状に形成されている。第1の導水部9と第2の導水部10には上面から下端寄りの位置に亘って上下方向に延びる流動孔9a、10aがそれぞれ形成されている。
第1の導水部9と第2の導水部10の下端部には流動孔9a、10aに連通された吐出孔12、13がそれぞれ形成されている。吐出孔12は第1の導水部9の前面部から下面部に亘る位置に形成され、吐出孔13は第2の導水部10の前面部から左右両側面部及び下面に亘る位置に形成されている(図3及び図4参照)。
第1の導水部9に形成された吐出孔12は、上下方向に延びる直線状のスリット12aと、スリット12aの上下方向における中間に位置されスリット12aの左右方向(幅方向)の大きさより大きな幅を有する円形状の切込12bと、第1の導水部9の下面部に形成されスリット12aに連続された下方切込12cとを有している。
第2の導水部10の吐出孔13は、第2の導水部10の前面部に形成され左右方向に延びる直線状のスリット13aとスリット13aの左右方向における中間位置から下方に延びる直線状の切込13bと、第2の導水部10の左右両側面部にそれぞれ形成され前端がスリット13aの左右方向における各端部に連続された側方スリット13c、13cと、第2の導水部10の下面部に形成され前端が切込13bに連続され前後方向に延びる下方切込13dとを有している。側方スリット13c、13cは、後方へ行くに従って上方へ変位するように傾斜されている。
連結部11は、左右両端部がそれぞれ第1の導水部9の上端部と第2の導水部10の上端部とに連続されている。
移動規制部4は固定体2の内部空間2aに配置され、上下方向において弾性変形可能なバネ14と、バネ14を支持するバネ支持部15とを有している。
バネ支持部15は略直方体状のバネ受け部15aとバネ受け部15aの上面から上方に突出された円柱状の突出部15bとを有している。バネ支持部15には、バネ受け部15aを前後方向に貫通する螺孔15cが形成されている。バネ支持部15は突出部15bがバネ14の下端部に挿入された状態でネジ50が固定体2の固定孔8aに挿入され螺孔15cに螺合されることにより固定体2に固定される。
バネ支持部15が固定体2に固定された状態において、バネ14は上端が可動体3の連結部11の下面に押し付けられ下端がバネ受け部15aの上面に押し付けられる。従って、可動体3はバネ14によって固定体2の屈曲部8に対して上方に付勢される。
<洗浄装置の動作>
上記のように構成された洗浄装置1において、固定体2に洗浄水が供給されていない状態で、可動体3は屈曲部8の内部に収納された収納位置に位置されている(図5参照)。収納位置に位置された可動体3は、全体が固定体2の内部空間2aに位置され、吐出孔12、13が屈曲部8の内面に面している。
洗浄装置1において、貯水タンク104からホース70を介して給水部6から固定体2の内部空間2aに洗浄水が供給されると、洗浄水の圧力が可動体3に付与され、可動体3に対して付与される水圧が上昇し、可動体3が下方に移動して屈曲部8から突出された突出位置に位置される(図6参照)。このとき、バネ14は可動体3の連結部11の下面とバネ受け部15aの上面との間で圧縮される。
突出位置に位置された可動体3は、下端部が屈曲部8から突出され、吐出孔12、13が固定体2の外部に位置されている。洗浄水は固定体2の内部空間2aから可動体3の流動孔9a、10aを介して吐出孔12、13から回転ドラム101の内部に向けて吐出される。吐出孔12、13から洗浄水が吐出されることにより、回転ドラム101の内壁やブレードに付着した生コンクリートに水気が与えられ、あるいは、水圧によって付着した生コンクリートが内壁等から剥離され、回転ドラム101の内部が洗浄される。
このとき、可動体3に吐出孔12、13が形成され、吐出孔12、13が異なる形状に形成されているため、吐出孔12、13から異なる方向及び異なる態様で洗浄水を吐出することが可能になる。従って、広範囲かつ効率的な洗浄を行うことができる。
また、固定体2はベルト103に固定されるベース部7とベース部7に対して屈曲された屈曲部8とを有し、可動体3が屈曲部8に対して移動可能にされている。従って、屈曲部8のベース部7に対する屈曲方向に応じて可動体3の吐出孔12、13からの洗浄水の方向が変化されるため、屈曲部8をベース部7に対して所望の方向に屈曲させることで、洗浄水を所望の方向に吐出させることができる。さらに、屈曲部8がベース部7から下方に突出されていることで、突出位置に位置された可動体3は、下端部がベルト103より下方に位置されている。これにより、吐出孔12、13が投入口105aの中心により近い位置に位置され、洗浄水を投入口105aの中心に近い位置から内部に向けて吐出することができる。従って、より広範囲かつ効率的な洗浄を行うことができる。
貯水タンク104からの洗浄水の供給が停止されると、内部空間2aの内圧が低下し、圧縮されていたバネ14が伸長される。可動体3は伸長されたバネ14によって突出位置から収納位置に移動され、固定体2の内部空間2aに収納される。
このように、可動体3は洗浄水の圧力によって収納位置から突出位置へ向けて移動されることにより吐出孔12、13が固定体2の外部に位置される。上記した構成により、洗浄作業が行われていない状態において、可動体3は固定体2の内部空間2aに位置され収納位置にあるため、可動体3に生コンクリートが付着し難くされる。可動体3に生コンクリートが付着し難くされることで、生コンクリートの付着により生じる吐出孔12、13の目詰まりが防止される。従って、洗浄作業が終了するたびに洗浄装置を手動でベルト103から取り外す手間がなくなるほか、目詰まりを起こした生コンクリートを洗浄装置1から除去する整備作業が不要になる。従って、可動体3に対する生コンクリートの付着を防止しつつ、洗浄作業における作業性を向上させることができる。さらに、圧力の変化に応じて自ら弾性変形するバネ14を用いることで、簡素な構造で可動体3の移動が可能にされ、洗浄装置1の製造コストの増大を抑制することができる。
また、上記した構成において、固定体2には洗浄水がコンクリートミキサー車100に設けられた貯水タンク104から供給される。貯水タンク104に貯留された水が洗浄装置1における洗浄水として使用されるため、外部から洗浄水の供給が得られない場合であっても、生コンクリートが凝固する前の洗浄作業に好適な段階で回転ドラム101の内部の洗浄を行うことができる。また、特殊な薬剤等を使用することなく洗浄水を使って回転ドラム101の内部の洗浄を行うことができるため、洗浄作業のコストを低減することができる。さらに、コンクリートミキサー車100に予め設けられていた貯水タンク104を洗浄装置1において用いるため、洗浄装置1の専用の給水タンクを設ける必要がなくなり、製造コストを低減させることができる。
さらにまた、洗浄装置1はベルト103に取り付けられている。ベルト103は元々バンド体107をベルト取付部106に取り付けるために設けられている。このベルト103に洗浄装置1を取り付けることにより、装置1を取り付けるための専用の取付部材が不要とされ、製造コストを低減させることができる。
上記した構成においては、可動体3は吐出孔12、13がそれぞれ形成された第1の導水部9及び第2の導水部10と第1の導水部9及び第2の導水部10を連結する連結部11とを有し、バネ14が第1の導水部9と第2の導水部10の間において連結部11に押し付けられている。従って、バネ14による付勢力が可動体3の固定体2に対する移動方向と異なる方向に付与され難いため、可動体3が移動方向と異なる方向に移動され難くなり、固定体2に対して可動体3を円滑に移動させることができる。
なお、上記には第1の導水部9と第2の導水部10に異なる形状を有する吐出孔12、13が形成された例を示したが、第1の導水部9と第2の導水部10に同じ形状を有する吐出孔が形成されていてもよい。この場合には、洗浄装置1の生産性を向上させることができる。
また、吐出孔12、13の形状は上記した例に限られず、所望の吐出方向や吐出態様を実現する形状に形成されていればよい。
なお、洗浄装置1は、内壁等に付着した生コンクリートを水圧によって剥離させる洗浄装置として用いることができるほか、回転ドラム101から生コンクリートが排出された直後に、内壁等に付着した生コンクリートに洗浄水をかけて水気を与えておき、後に行われる手動等による洗浄作業が容易に行われるように補助する洗浄補助装置として用いることもできる。
1…洗浄装置
2…固定体
2a…内部空間
3…可動体
4…移動規制部
5…本体部
6…給水部
7…ベース部
8…屈曲部
9…第1の導水部
10…第2の導水部
11…連結部
12…吐出孔
13…吐出孔
14…バネ
15…バネ支持部
100…コンクリートミキサー車
101…回転ドラム
102…ホッパー
103…ベルト
104…貯水タンク
105…投入部
105a…投入口
106…ベルト取付部
110…車体
G…隙間
50…ネジ
60…固定具
70…ホース

Claims (5)

  1. 生コンクリートが投入される投入口を有し車体に対して回転される回転ドラムと、前記生コンクリートを前記投入口に導き前記投入口側の端部がベルト取付部として設けられたホッパーと、前記ベルト取付部に取り付けられるベルトとを有するコンクリートミキサー車の洗浄装置であって、
    前記ベルトに固定され内部空間に洗浄水が供給される固定体と、
    前記固定体に供給される洗浄水を前記回転ドラムの内部に向けて噴射する吐出孔を有し前記固定体に対し前記固定体の内部に位置される収納位置と前記固定体から突出される突出位置との間で前記洗浄水の圧力に応じて移動される可動体と、
    前記固定体に固定されたバネ支持部と前記可動体を前記突出位置から前記収納位置へ向けて付勢するバネとを有する移動規制部とを備え、
    前記可動体は前記洗浄水の圧力によって前記収納位置から前記突出位置へ向けて移動されることにより前記吐出孔が前記固定体の外部に位置される
    コンクリートミキサー車の洗浄装置。
  2. 前記吐出孔が複数形成され、
    前記複数の吐出孔が異なる形状に形成されている
    請求項1に記載のコンクリートミキサー車の洗浄装置。
  3. 前記固定体には洗浄水が前記車体に設けられた貯水タンクから供給される
    請求項1又は請求項2に記載のコンクリートミキサー車の洗浄装置。
  4. 前記固定体は前記ベルトに固定されるベース部と前記ベース部に対して屈曲された屈曲部とを有し、
    前記可動体が前記屈曲部に対して移動可能にされる
    請求項1、請求項2又は請求項3に記載のコンクリートミキサー車の洗浄装置。
  5. 前記可動体は前記吐出孔がそれぞれ形成された第1の導水部及び第2の導水部と前記第1の導水部及び前記第2の導水部を連結する連結部とを有し、
    前記バネが前記第1の導水部と前記第2の導水部の間において前記連結部に押し付けられている
    請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載のコンクリートミキサー車の洗浄装置。
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