JP6629063B2 - 測定装置 - Google Patents

測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6629063B2
JP6629063B2 JP2015243581A JP2015243581A JP6629063B2 JP 6629063 B2 JP6629063 B2 JP 6629063B2 JP 2015243581 A JP2015243581 A JP 2015243581A JP 2015243581 A JP2015243581 A JP 2015243581A JP 6629063 B2 JP6629063 B2 JP 6629063B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
electrode
measurement
internal liquid
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015243581A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017110947A (ja
Inventor
朋子 世古
朋子 世古
宮村 和宏
和宏 宮村
中井 陽子
陽子 中井
世志人 駒田
世志人 駒田
公彦 有本
公彦 有本
大輝 箕輪
大輝 箕輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Horiba Ltd filed Critical Horiba Ltd
Priority to JP2015243581A priority Critical patent/JP6629063B2/ja
Publication of JP2017110947A publication Critical patent/JP2017110947A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6629063B2 publication Critical patent/JP6629063B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Description

本発明は、例えば、pH測定装置等に用いられる測定装置に関するものである。
半導体製造プロセスに用いられる薬液等を内部に形成された流路に取り込んで、その特性値を測定する測定装置においては、およそ半年に一度の頻度で測定電極や比較電極を交換する必要がある。
しかしながら、従来の装置では、測定電極や比較電極を交換する際には、測定電極や比較電極に接続しているサンプリング流路を取り外して、測定電極や比較電極をそれぞれ入れ替え、その後、再びサンプリング流路を測定電極や比較電極に接続しなおす必要がある。特に、半導体製造プロセスに用いられる薬液等が危険な物質を含む場合等には、ユーザーによる電極の交換は難しく、メンテナンスに手間やコストがかかるという問題がある。
特開2015−206633号公報
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、測定電極及び比較電極を簡単に交換できる測定装置を提供することを主たる課題としている。
すなわち本発明に係る測定装置は、サンプルの特性値について測定電極により電気化学的に測定する測定装置であって、前記サンプルを供給するサンプル供給口を具備したサンプル供給ユニットと、前記サンプル供給ユニットから供給されたサンプルを導入するサンプル導入口と前記測定電極とを具備する前記電極ユニットと、前記サンプル供給ユニットに対して前記電極ユニットを取り外し可能に所定位置に付ける取り付け構造とを具備し、
前記取り付け構造が、前記所定位置において、前記サンプル供給口とサンプル導入口とを接続するものであることを特徴とする。
このような測定装置によれば、測定電極と比較電極とを具備した電極ユニットをケーシングごと取り外して交換でき、さらに前記電極ユニットを取り付けるだけで、サンプルが流れる流路も測定電極や比較電極に接続されるので、簡単に測定電極と比較電極とを交換することができる。
前記取り付け構造が、前記ケーシングの一面に形成された所定の取り付け面を、前記サンプル供給ユニットのボディに形成された所定の取り付け面に取り付けるものことを特徴とするものであれば、電極ユニットがサンプル供給ユニットに面と面とで取り付けられているので、安定してしっかりと取り付けることができる。
また、前記電極ユニットが前記サンプル供給ユニットに面と面で取り付けられていれば、前記ケーシングを前記ボディのグラウンド電位に確実に接続可能であり、外部の電磁場によるケーシング内の測定電極や比較電極の電位への影響を抑制することができるので、測定精度を向上することができる。
前記取り付け構造が、前記所定位置において前記ボディと前記ケーシングとを電気的に接続することを特徴とするものであれば、前記ケーシングを確実に前記ボディのグラウンド電位に接続することができる。
前記取り付け構造が、前記サンプル供給ユニットに対して前記電極ユニットを取り付ける係止部材を具備し、前記係止部材が前記サンプル供給口とサンプル導入口の近傍に配置されたものであることを特徴とするものであれば、サンプル供給ユニットに対して電極ユニットを取り付ける際に、サンプル供給口とサンプル導入口のすぐ近くにネジを設けてケーシングを固定することが出来るので、サンプル供給口とサンプル導入口を密着させて測定液の漏れを抑えることができる。
前記サンプル供給ユニットが、前記内部液を補充する内部液補充機構と、前記内部液を供給する内部液供給口とをさらに具備したものであり、前記取り付け構造が、前記所定位置において、前記内部液供給口と内部液導入口とを接続するものであることを特徴とするものであれば、比較電極の液絡部から流出する等して減少した内部液を電極ユニットを交換することなく補充することができるので、長期間連続してサンプルを測定し続けることができる。
前記電極ユニットが測定終了後のサンプルを排出するサンプル排出口をさらに具備したものであり、前記サンプル供給ユニットが、前記電極ユニットから排出されたサンプルを受け入れるサンプル受入口をさらに具備したものであり、前記取り付け構造が、前記所定位置において前記サンプル排出口とサンプル受入口とを接続するものであることを特徴とするものであれば、電極ユニットで測定したサンプルをサンプル供給ユニットへ排出することができるので、測定ごとに電極ユニットを交換しなくても連続してサンプルを測定することができる。
前記係止部材が、前記ボディから突出して、ケーシングに形成された貫通孔を貫通する貫通部材と、前記貫通部材と対になって前記ケーシングを固定する固定部材とを具備したものであることを特徴とするものであれば、電極ユニットをサンプル供給ユニットに取り付ける際に、まずケーシングに設けられた貫通孔に貫通部材を貫通させて引っ掛けてから、固定部材によって締め付けることができるので、片手でも簡単に取り付けることができる。
前記測定電極からの測定信号を出力する出力端子を具備し、該測定信号の値に基づいて前記測定値を算出する情報処理機構をさらに具備し、前記取り付け構造が、前記所定位置において、前記出力端子と前記情報処理機構に設けられた入力端子とを接続するものであることを特徴とする測定装置であれば、電極ユニットをサンプル供給ユニットに取り付けるだけで流路だけでなく測定信号をやり取りする端子も同時に接続されるので、さらに電極ユニットの交換を簡単にすることができる。
本発明に係る測定装置によれば、測定電極と比較電極とを具備した電極ユニットをケーシングごと取り外して交換でき、さらに前記電極ユニットを取り付けるだけで、流路も測定電極と比較電極とに接続されるので、簡単に測定電極や比較電極を交換することができる。
本発明の一実施形態における測定装置の全体模式図。 同実施形態の電極ユニットの取り付け構造を示す模式図。 同実施形態のサンプル供給ユニットと電極ユニットとの取り付け面を表す模式図。 他の実施形態におけるサンプル供給ユニットと電極ユニットとの取り付け面を表す模式図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る測定装置100は、例えば半導体製造プロセス、例えば、配線工程の洗浄液、Cuメッキ液、配線等を加工するエッチング液、CMP(化学機械研磨)などに用いられる薬液等(以下「測定液」ともいう。)のpHを測定するために半導体製造装置に接続されて組み込まれるものである。
前記測定装置100は、測定液が流れる本流路(図示しない)に接続されて、その一部をサンプルとしてサンプリングするサンプル供給ユニット1と、前記サンプル供給ユニット1から供給されたサンプルに測定電極を接触させて測定信号を得る電極ユニット2と、前記電極ユニット2から出力される測定信号に基づいて前記サンプルのpHを算出する情報処理機構3と、前記サンプル供給ユニット1、電極ユニット2及び情報処理機構3とを収容するメインケーシングCとを具備したものである。
前記サンプル供給ユニット1は、ボディ11と該ボディ11の内部に形成された前記本流路に連通するサンプリング流路12と、該サンプリング流路12への測定サンプルや校正液等の導入等を制御する流通制御機構13とを具備したものである。
サンプリング流路12は、サンプル又は前記校正液が流れる流路であり、該測定液に対する耐蝕性を有した配管部材で形成されており、キャピラリー状をなす非常に細いものである。
前記流通制御機構13は、前記サンプリング流路12上に設けられたサンプリングポンプ131と、バルブV1、V2、V3及びV4と、フロースイッチFSと、バッファタンクBTと、前記サンプリングポンプ131の動作を制御するサンプリング制御部とを具備したものである。
サンプリング制御部は、この実施形態では、前記情報処理機構3がその役割を担う。この情報処理機構3は、CPUやメモリ、通信ポートなどから構成されたデジタル回路と、バッファーや増幅器などを具備するアナログ回路と、これらデジタル回路とアナログ回路とを仲立ちするADコンバータ、DAコンバータなどを具備したものである。そして、前記メモリに記憶させた所定のプログラムにしたがってCPUやその周辺機器が協働することにより、この情報処理機構3が前記サンプリング制御部としての機能を発揮する。
そして、このサンプリング制御部からの指令信号によって、サンプルを取り込むバルブV1とサンプリングポンプ131とが稼動すると、前記本流路を流れる測定液の一部をサンプリング流路12に引き込み、サンプリングポンプ131が停止すると測定液のサンプリングを停止するように構成してある。
また、前記サンプリング制御部からの指令信号によって、バルブV2又はV3と前記サンプリングポンプ131が稼動すると第1校正液貯留タンク141又は第2校正液タンク142がサンプリング流路12に接続されて校正液を前記サンプリング流路12に引き込み、サンプリングポンプ131が停止すると校正液のサンプリングを停止するように構成してある。
前記電極ユニット2は、ここでは、いわゆるガラス電極法に基づいてpHを測定するものであり、例えば、測定電極であるガラス電極21及び比較電極22とこれらを収容する導電性の素材からなる、例えば、直方体状のケーシング23とを具備するものである。
前記ガラス電極21は、図1に示すように、内部に第1内部液211を貯留した第1電極ボディ212と、該第1ボディ212に設けられた応答ガラスと、前記第1内部液211に浸漬された第1内部極214とを具備したものである。
第1電極ボディ212は、例えば、PVC(ポリ塩化ビニル)、PP(ポリプロピレン)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)等の材質から形成された中空ブロック体状をなすものである。
第1内部液211は、例えば、濃度が3.3MのKCl水溶液である。
応答ガラスは、周知のように第1内部液211と測定対象である測定液との間に介在してそのpH差による電位を生じせしめるものであり、この実施形態では、この応答ガラスによって管体213を形成している。
この応答ガラスによって形成された管体213は、第1電極ボディ212の一側面からその内部空間である第1内部空間を通って他側面に亘るように貫通させた前記サンプリング流路12と同様にキャピラリー状をなす非常に細いものである。
この管体213の始端は、前記サンプリング流路12に接続されて、前記サンプリングポンプ131の稼動によって前記本流路から管体213の内部にサンプルが導入されるようにしている。
このようにして、管体213の外表面が前記第1内部空間に充填された第1内部液211に接触する一方で、該管体213の内部にサンプルが導入されることによって、前述したように、第1内部液211と測定対象であるサンプルとの間に応答ガラス(管体213)が介在するようにしている。
なお、この実勢形態では、管体213の全部を応答ガラスで形成してあるが、第1内部液211に接触する一部だけを応答ガラスにしてもよい。
第1内部極214は、例えば、銀/塩化銀から形成された棒状又は長板状をなすものであり、前記第1電極ボディ212の底壁を貫通するように取り付けられて、その一部が第1内部液211に浸かるようにしてある。
前記比較電極22は、図1に示すように、内部に第2内部液221を貯留する第2電極ボディ222と、第2内部液221に浸漬してリファレンス電位を出力する第2内部極223と、液絡部224とを具備したものである。
第2電極ボディ222は、例えば、PVC(ポリ塩化ビニル)、PP(ポリプロピレン)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、PTTE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)等の材質から形成された中空ブロック体状をなすものであり、その内部空間である第2内部空間に、前記第2内部液221が充填されている。この第2内部液221は、例えば、濃度が3.3MのKCl水溶液である。
この第2電極ボディ222には、前記第2内部空間の他に、測定液が導入される第1内部流路4が設けられている。第1内部流路4は、第2電極ボディ222の一側面から他側面に亘って貫通する貫通孔であり、その始端が、前記管体213の終端に連通されている。この構成により、測定液が前記管体213を通った後、この第1内部流路4に導入されるように構成してある。なお、この第1内部流路4は、前記管体213と同様に細径のキャピラリー形状に形成されている。
第2内部極223は、例えば、銀/塩化銀から形成された棒状又は長板状をなすものであり、前記第2電極ボディ222の底壁を貫通するように取り付けられて、その一部が第2内部液221に浸かるようにしてある。
前記液絡部224は、第1内部流路4と、前記第2電極ボディに前記第2内部空間及び前記第1内部流路4とは別に形成され、その端部が前記第1内部流路4に達するように外部から穿孔された第2内部流路5とが接触する部位に形成してある。
具体的に説明すると、前記第2内部空間は、第2内部極223が挿入された領域よりも図1中上側、すなわち、底壁の反対側端部において、その内径が小径に形成されており、この小径部分の先端が前記第2電極ボディ222の外に向かって開口する部分において、前記液絡部224と前記第2内部空間の間を所定の距離だけ離間させる内部液迂回流路6によって前記第2内部流路5に接続されている。前記第2内部流路5内には板状の多孔質部材が配置されており、第2内部流路5内の第2内部液221が、この多孔質部材を介して前記第1内部流路4に接触するように液絡部224が形成されている。
前記情報処理機構3は、前記ガラス電極21及び比較電極22から出力された測定信号に基づいてサンプルのpHを算出するものであり、前述の通り、CPUやメモリ、通信ポートなどから構成されたデジタル回路と、バッファーや増幅器などを具備するアナログ回路と、これらデジタル回路とアナログ回路とを仲立ちするADコンバータ、DAコンバータなどを具備したものである。そして、前記メモリに記憶させた所定のプログラムにしたがってCPUやその周辺機器が協働することにより、この情報処理機構3が前記サンプリング制御部としての機能を発揮する。また、必要に応じて、算出した測定結果を例えばケーブル等で接続されたモニタ装置M等に送信する。
ところで、前記第2内部液は前記液絡部224からの流出や水分の蒸発によって減少するので、前記比較電極22には前記第2電極ボディ222の外側から前記第2内部空間に向かって穿孔された内部液補充口7が形成され、この内部液補充口7から内部液補充機構8によって第2内部液221が補充されるように構成されている。
前記内部液補充機構8は、内部液補充流路81と、内部液の流れを制御する内部液流通機構82と、内部液を貯留しておく内部液貯留タンク83と、を具備するものである。
前記内部液補充流路81は、前記内部液補充口7と前記内部液貯留タンク83内に貯留された第2内部液とを接続するものである。
前記内部液流通機構82は、前記内部液補充流路81上に設けられた内部液補充ポンプ82Pと内部液制御部とを具備したものである。
前記内部液制御部は、この実施形態では、前記情報処機構がそのメモリに記憶させた所定のプログラムにしたがってCPUやその周辺機器が協働することにより、該内部液制御部としての機能を発揮する。
そして、この内部液制御部からの指令信号によって、内部液補充ポンプ82Pが稼動すると、前記内部液貯留タンク83から内部液が前記内部液補充流路81を経由して前記第2内部空間に送り込まれて補充されるように構成してある。
前記測定装置100は、さらに、前記サンプル供給ユニット1に前記電極ユニット2を取り外し可能に取り付けるための取り付け構造9を具備している。
前記取り付け構造9は、前記サンプル供給ユニット1に前記電極ユニット2を固定するための係止部材91と、前記サンプル供給ユニット1と前記電極ユニット2とを電気的に接続するシールド部材92とを具備したものである。
前記係止部材91は、例えば、前記サンプル供給ユニット1のボディ11表面の所定位置に前記ボディ11から突出する2つの貫通部材911、例えば雄ねじと、これら2つの貫通部材911に螺合する2つの固定部材912、例えば、雌ねじとを具備するものである。
また、前記ケーシング23には、所定の面から前記ケーシング23を前記貫通部材911が貫通するための貫通孔91Hが例えば、2つ横並びに形成されている。
前記貫通部材911が突出している前記ボディ11の面には、前記サンプル供給ユニット1から前記サンプリング流路12によって前記電極ユニット2へサンプルを供給するためのサンプル供給口931Aと、前記第2内部液を前記第2内部空間へ供給する内部液供給口932Aと、測定終了後のサンプルを前記電極ユニット2から受け入れるサンプル受入口933Aとが設けられている。
前記サンプル供給口931Aは、前記サンプリング流路12上に設けられたものであり、前記サンプリング流路12が前記管体213と接続する部分に設けられたものである。
前記内部液供給口932Aは、前記内部液補充流路81上に設けられたものであり、前記内部液補充流路81が前記内部液補充口7に接続する部分に設けられたものである。
前記サンプル受入口933Aは、前記サンプリング流路12上に設けられたものであり、前記サンプリング流路12が前記第1内部流路4の終端に接続する部分に設けられたものである。
これらサンプル供給口931A、内部液供給口932A及びサンプル受入口933Aと、前記貫通部材911とは、前記ボディ11の面において、例えば、2つの雄ねじ911とサンプル供給口931Aと内部液供給口932Aとサンプル受入口933Aとが近接して例えば、雄ねじ911A、サンプル供給口931A、サンプル受入口933A、雄ねじ911B、内部液供給口932Aの順で、横一列に並ぶように配置されている。
前記ケーシング23には、前記サンプリング流路12に接続することで前記サンプル供給ユニット1から前記電極ユニット2にサンプルを導入するサンプル導入口931Bと、前記内部液補充流路81に接続して前記第2内部液を導入する内部液導入口932Bと、前記測定終了後のサンプルを電極ユニット2からサンプル供給ユニット1へ排出するサンプル排出口933Bとが、例えば前記ケーシング23の1つの面である取り付け面上に設けられている。
前記サンプル導入口931Bは、前記管体213の始端に設けられたものであり、前記サンプル供給口931Aと接続して、前記管体213と前記サンプリング流路12とを接続するものである。
前記内部液導入口932Bは、前記内部液補充口7と連通して設けられたものであり、前記内部液供給口932Aと接続して、前記内部液補充流路81と前記内部液補充口7とを接続するものである。
前記サンプル排出口933Bは、前記第1内部流路4の出口に設けられたものであり、前記サンプル受入口933Aと接続して、前記第1内部流路4と前記サンプリング流路12とを接続するものである。
前記サンプル導入口931Bと内部液導入口932Bとサンプル排出口933Bとは、前記貫通孔91Hと近接して、例えば貫通孔91H1、サンプル導入口931B、サンプル排出口933B、貫通孔91H2、内部液導入口932Bの順で横一列に並ぶように配置されている。
前記取り付け面のうち前記サンプル導入口931B、内部液導入口932B、サンプル排出口933B及び貫通孔91Hが横一列に配置されている部分に突出部Pが形成されており、前記サンプル供給口931A、内部液供給口932A及びサンプル受入口933Aが配置された前記ボディ11に形成された取り付け溝Dにかみ合うように構成されている。
このような構成になっていることで、前記サンプル供給口931Aとサンプル導入口931B、前記サンプル排出口933Bとサンプル受入口933A、及び前記内部液供給口932Aと内部液導入口932Bはそれぞれ、前記係止部材91によって、前記ケーシング23が前記ボディ11の前記所定の位置に取り付けられると同時に、例えばOリング等の封止部材を介して液がもれないように液密に接続されるように構成されている。
また、前記係止部材91によって、取り付けられた電極ユニット2は前記雌ねじ912を緩めることによって、前記サンプル供給ユニット1から取り外すことが出来るように構成されている。
前記シールド部材92は、前記ボディ11と前記ケーシング23が接する面に前記ボディ11の表面から突出するように設けられたバネ状の導電性部材であり、前記係止部材91によって前記ケーシング23が前記ボディ11に押し付けられた際に、前記ケーシング23を確実に前記ボディ11の接地電位に接続するように構成されたものである。
前記測定装置100は、半導体製造プロセス等に用いられる薬液等の特性値を測定するものであるので、薬液等が危険な物質を含む場合もあり、電極交換時に液漏れが起こると非常に危険である。
そのため、前記電極ユニット2を前記サンプル供給ユニット1から取り外す際に、サンプルが流路から漏れることを防ぐ漏れ防止機構を具備している。
前記漏れ防止機構は、図示しない本流路から前記サンプリング流路12へ測定液を取り込むバルブV1と、測定が終了したサンプルを排出するバルブV4と、前記サンプリング制御部とがその機能を果たす。
測定が終了すると前記サンプリング制御部が前記バルブV1に指示を出して、バルブV1を閉じた後、バルブV4を開放して前記サンプリング流路12内の圧力を抜くように構成されている。
一方、電極ユニット2内に残留したサンプルについては、前記管体213や第1内部流路4が非常に細いものであるので、本実施形態においては、液が漏れ出す恐れはない。
さらに、万が一、接続部分等から液漏れが生じた場合には、前記メインケーシングC内に設けられたリークセンサLSが作動し、例えば、前記モニタMにエラーが表示されたり、警告音が鳴るなどしてユーザーに液漏れを知らせるように構成されている。
以上のような構成により、本実施形態においては液漏れを防止する複数の対策が施されている。
前記測定装置100は、さらに、ガラス電極21及び比較電極22からの測定信号を出力するための出力端子T1と、前記情報処理機構3に前記測定信号を入力するための入力端子T2を具備したものである。
前記出力端子T1は、前記測定電極21からの測定信号を出力する測定電極出力端子T1Aと、前記比較電極22からの測定信号を出力する比較電極出力端子T1Bとを具備したものである。
前記測定電極出力端子T1Aは、前記第1内部極からの測定信号を、例えばケーブル等によって出力するものであり、前記電極ユニット2と前記情報処理機構3との接続部分に設けられたものである。
前記比較電極出力端子T1Bは、前記第2内部極からの測定信号とサーミスタ等からの測定信号を、例えばケーブル等によって出力するものであり、前記電極ユニット2と前記情報処理機構3との接続部分に設けられたものである。
前記入力端子T2は、前記測定電極出力端子T1Aと接続して、前記測定電極からの測定信号を前記情報処理機構3に入力する測定電極入力端子T2Aと、前記比較電極出力端子T1Bと接続して、前記比較電極からの測定信号を前記情報処理機構3に入力する比較電極入力端子T2Bとを具備したものである。
前記測定電極出力端子T1Aと測定電極入力端子T2A、前記比較電極出力端子T1Bと比較電極入力端子T2Bはそれぞれ、前記取り付け構造9によって前記サンプル供給ユニット1に前記電極ユニット2が取り付けられた際に、例えば、前記ボディ11の表面の所定位置に配置された前記測定電極入力端子T2Aと前記比較電極入力端子T2Bとに、前記測定電極出力端子T1Aと前記比較電極出力端子T1Bを差込むことで接続されるように構成されている。
また、図4に示すように、前記ボディ11の表面の所定位置に配置された前記測定電極入力端子T2Aと前記比較電極入力端子T2Bに、前記ケーシング23の所定の面に配置された前記測定電極出力端子T1Aと前記比較電極出力端子T1Bが、前記取り付け構造9によって、前記サンプル供給ユニット1に前記電極ユニット2が取り付けられると同時に、前記サンプル供給口931Aとサンプル導入口931B、前記サンプル排出口933Bとサンプル受入口933A、及び前記内部液供給口932Aと内部液導入口932Bと共に接続されるように構成されたものとしても良い。
次に、以上のように構成した測定装置100の動作の一例を簡単に説明する。
まず、サンプリング制御部がサンプリングポンプ131に指令を出して、測定液を本流路からサンプリングし、前記取り付け構造9によって液密に接続された前記サンプル供給口931A及びサンプル導入口931Bを経由してガラス電極21の管体213及び比較電極22の第1内部流路4にサンプルを充満させた後、ポンプ131を停止してサンプルの流れを止める。この状態で、サンプルのpHを測定する。測定終了後は、サンプリング流路12の接続先を、図示しないバルブを操作するなどして洗浄液タンク(これも図示しない)に切り替え、内部のサンプルを前記サンプル排出口933B及びサンプル受入口933Aを経由してパージする。この一連の動作を所定タイミングで繰り返し行って、測定液のpHを逐次測定する。
前記内部液補充機構8により、前記第2内部液221を補充する場合には、まず前記内部液制御部が、前記内部液補充ポンプ82Pに指示して、前記内部液貯留タンク83から前記内部液補充流路81と、さらに前記取り付け構造9によって液密に接続された前記内部液供給口932A及び前記内部液導入口932Bと、前記内部液補充口7とを経由して、前記第2内部空間に第2内部液221を補充する。
このように構成した本実施形態の測定装置100によれば、半導体製造プロセスに用いられる薬液等の危険な物質を含む恐れのある測定液を測定する測定装置100のガラス電極21や比較電極22をケーシング23ごと簡単に取り外して、さらに前記電極ユニットを取り付けるだけで、サンプルが流れる流路も測定電極や比較電極に接続されるので、測定電極と比較電極を簡単に交換でき、メンテナンスにかかるコストや手間を省くことができる。
前記取り付け構造9が、前記ボディ11から突出した2本の雄ねじ911が前記ケーシング23に形成された前記貫通孔91Hを貫通して、前記雄ねじ911に螺合する2つの雌ねじ912によって前記ケーシング23が前記ボディ11に押し付けられて固定しているので、雌ねじ912によって締め付ける前や雌ねじ912を緩めてはずした後に、前記雄ねじ9112本に貫通孔91Hを通した状態で前記ケーシング23を引っ掛けておくことができるので、狭い場所などでも片手で簡単に電極ユニット2の交換ができる。
前記取り付け構造9が前記ケーシング23を前記ボディ11に対して、面と面で取り付けているので、前記ケーシング23を安定してしっかりと取り付けることができる。
前記サンプル導入口931B、内部液導入口932B、サンプル排出口933B及び貫通孔91Hが配置されている前記取り付け面に形成された突出部Pが、前記ボディ11に形成された前記取り付け溝Dにかみ合って固定されているので、前記サンプル供給口931Aとサンプル導入口931B、内部液供給口932Aと内部液導入口932B及びサンプル排出口933Bとサンプル受入口933Aがずれることなくそれぞれ液密に接続できる。
前記取り付け構造9が、バネ状のシールド部材を具備し、前記ケーシング23を前記ボディ11のグラウンド電位に確実に接続することができるので、前記ケーシング23内のガラス電極21及び比較電極22への外部の電磁場の影響を抑えることができる。
前記漏れ防止機構によって、前記電極ユニット2を前記サンプル供給ユニット1から取り外す際に、前記サンプリング流路12から危険な物質を含む可能性のあるサンプルが漏れることを防ぐことができるので、前記電極ユニット2を簡単かつ安全に交換することができる。
なお、本発明は前記実施例に限られるものではない。
例えば、前記測定装置は、測定電極と比較電極とを具備していればよく、測定電極はガラス電極に限られない。
前記測定装置により測定されるサンプルの特性値は、pHに限らず、酸化還元電位、イオン濃度、導電率等でも良い。
前記電極ユニットのケーシングは直方体状のものに限らず、円柱状や、他の多角形柱状のもの等でも良いし、例えば、直方体が複数結合して階段状になったもの等でも良い。
また、前記電極ユニットは平坦な1つの面で前記サンプル供給ユニットに取り付けられるものに限らず、複数の面で前記サンプル供給ユニットに取り付けられるものでも、1つ又は複数の曲面で前記ボディに取り付けられるものでも、サンプル供給口とサンプル導入口などの接続部のみが接するように取り付けられるものであってもよい。
前記係止部材は、前記ケーシングを貫通する2本の雄ねじとこれに螺合する2つの雌ねじとを具備するものに限らず、1本の雄ねじとこれに螺合する雌ねじとを具備するものとしても良いし、3本以上の雄ねじとこれに螺合する3つ以上の雌ねじを具備するものとしても良い。
また、前記雄ねじは前記ボディから突出して前記ケーシングを貫通するものに限らず、前記ボディとは別に用意された、又は前記ケーシングから突出した目雄ねじを、前記ボディに形成された雌ねじと螺合することで固定するものでもよい。
また、前記係止部材は、雄ねじと雌ねじとを具備したものに限らず、ねじ、金具等の相互に締め付ける機構を有する係止部材であれば良い。
さらに、前記係止部材は、前記サンプル供給ユニットに前記電極ユニットを取り外せるように取り付けるものであれば良く、例えば、爪を溝に引っ掛けて止めるような構造としてもよい。
前記シールド部材はバネ状のものに限らず、シールドフォーム、コンタクトプローブのようなものでもよい。
その他、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々変形が可能である。
測定装置・・・100
サンプル供給ユニット・・・1
ボディ・・・11
電極ユニット・・・2
ケーシング・・・23
比較電極・・・22
情報処理機構・・・3
取り付け構造・・・9
係止部材・・・91
雄ねじ・・・911
雌ねじ・・・912
サンプル供給口・・・931A
サンプル導入口・・・931B
内部液供給口・・・932A
内部液導入口・・・932B
サンプル排出口・・・933B
サンプル受入口・・・933A
出力端子・・・T1
入力端子・・・T2

Claims (7)

  1. サンプルの特性値を測定電極により電気化学的に測定する測定装置であって、
    前記サンプルを供給するサンプル供給口を具備したサンプル供給ユニットと、
    前記サンプル供給ユニットから供給されたサンプルを導入するサンプル導入口と前記測定電極とを具備する電極ユニットと、
    前記サンプル供給ユニットに対して前記電極ユニットを取り外し可能に所定位置に付ける取り付け構造とを具備し、
    前記取り付け構造が、前記所定位置において、前記サンプル供給口とサンプル導入口とを接続するものであり、
    前記電極ユニットが前記測定電極を収容するケーシングを具備し、
    前記取り付け構造が、前記所定位置において前記サンプル供給ユニットのボディと前記ケーシングとを電気的に接続するものであることを特徴とする測定装置。
  2. 前記電極ユニットが前記測定電極を収容するケーシングを具備したものであり、
    前記取り付け構造が、前記ケーシングの一面に形成された所定の取り付け面を、前記サンプル供給ユニットのボディに形成された所定の取り付け面に取り付けるものであることを特徴とする請求項1記載の測定装置。
  3. 前記取り付け構造が、前記サンプル供給ユニットに対して前記電極ユニットを取り付ける係止部材を具備し、
    前記係止部材が前記サンプル供給口とサンプル導入口の近傍に配置されたものであることを特徴とする請求項1又は記載の測定装置。
  4. 前記電極ユニットが比較電極と、前記比較電極内に内部液を導入する内部液導入口をさらに具備したものであり、
    前記サンプル供給ユニットが、前記内部液を補充する内部液補充機構と、前記内部液を供給する内部液供給口とをさらに具備したものであり、
    前記取り付け構造が、前記所定位置において、前記内部液供給口と内部液導入口とを接続するものであることを特徴とする請求項1、2又は記載の測定装置。
  5. 前記電極ユニットがサンプルを排出するサンプル排出口をさらに具備したものであり、
    前記サンプル供給ユニットが、前記電極ユニットから排出されたサンプルを受け入れるサンプル受入口をさらに具備したものであり、
    前記取り付け構造が、前記所定位置において前記排出口と受入口とを接続するものであることを特徴とする請求項1、2、3又は記載の測定装置。
  6. 前記係止部材が、前記ボディから突出して、ケーシングに形成された貫通孔を貫通する貫通部材と、前記貫通部材と対になって前記ケーシングを固定する固定部材とを具備したものであることを特徴とする請求項記載の測定装置。
  7. 前記測定電極からの測定信号を出力する出力端子を具備し、該測定信号の値に基づいて前記測定値を算出する情報処理機構をさらに具備し、
    前記取り付け構造が、前記所定位置において、前記出力端子と前記情報処理機構に設けられた入力端子とを接続するものであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は記載の測定装置。
JP2015243581A 2015-12-14 2015-12-14 測定装置 Active JP6629063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015243581A JP6629063B2 (ja) 2015-12-14 2015-12-14 測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015243581A JP6629063B2 (ja) 2015-12-14 2015-12-14 測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017110947A JP2017110947A (ja) 2017-06-22
JP6629063B2 true JP6629063B2 (ja) 2020-01-15

Family

ID=59080179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015243581A Active JP6629063B2 (ja) 2015-12-14 2015-12-14 測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6629063B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017110947A (ja) 2017-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190277792A1 (en) Electrochemical sensor and method of using same
CN106908494B (zh) 测定装置、校准液或内部液体的补充方法
JP6629063B2 (ja) 測定装置
US10352889B2 (en) Measuring electrode and measuring system for chemical liquid
US10503182B2 (en) Apparatus and method for metals free reduction and control of resistivity of deionized water
US10914707B2 (en) Reference electrode
US20200183433A1 (en) Additive delivery system with sensors
JP6216689B2 (ja) 比較電極
JP6279389B2 (ja) 測定システム
JP2008175729A (ja) 試料計測システム
JP4203432B2 (ja) 薬液濃度測定装置
TW201142276A (en) Measurement device with resonator
CN107024519B (zh) 参比电极
JP6219223B2 (ja) 比較電極
JP6210927B2 (ja) 電極装置
US20160137534A1 (en) Apparatus and method to reduce and control resistivity of deionized water
JP2015206633A (ja) 半導体プロセス用薬液測定電極及び測定システム
JP2017044655A (ja) 低濃度bhf溶液の濃度測定装置及び測定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190917

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6629063

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250