JP6629039B2 - 二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は二次電池に関する。
特許文献1−3には二次電池の集電体が記載されている。かかる集電体はメッシュ板からなる。メッシュ板は穿孔された金属板からなる。
特開平06−041055号公報 特開平09−120819号公報 特開2003−317723号公報
発明者らは以下の課題を見出した。すなわち上記集電体に設けられた孔は隣の孔との間に間隔を有する。このため孔に対向する活物質は、孔の周囲の残余の金属板に対向する活物質に比べて、集電体からの距離が遠くなる。集電体からの距離は活物質の働きに影響を与える。このため、集電体に並行する活物質の層において活物質の働きにむらが生じる。
本発明は貫通孔を有する金属板からなる正極集電体及び負極集電体の少なくともいずれか一方を備える二次電池を提供する。本発明は、正極及び負極の少なくともいずれか一方の電極の集電体に並行する他方の電極の活物質の層において活物質の働きのむらを抑制することを目的とする。
本発明の一態様はプレート状の正極集電体を有する正極と、プレート状の負極集電体を有する負極と、を備える二次電池である。複数の前記正極及び複数の前記負極が一枚ずつ交互に積層されている。前記正極集電体及び前記負極集電体の少なくともいずれか一方は貫通孔を有する金属板からなる。前記貫通孔は前記金属板上で所定の整列方向に対して、一定の間隔で設けられている。
前記二次電池では少なくとも以下のいずれか一方を満たす;前記正極を挟んで互いに隣接する前記負極の組において、各前記負極に前記設けられている前記貫通孔は、前記整列方向において互い違いになっている;及び前記負極を挟んで互いに隣接する前記正極の組において、各前記正極に前記設けられている前記貫通孔は、前記整列方向において互い違いになっている。
本発明により、正極及び負極の少なくともいずれか一方の電極の集電体に並行する他方の電極の活物質の層において活物質の働きのむらを抑制することを目的とする。
実施形態に係る正極及び負極の拡大断面図である。 実施形態に係る正極及び負極の断面図である。 実施例1に係る二次電池の斜視図である。 実施例1に係る金属板の平面図である。 比較例に係る正極及び負極の拡大断面図である。 実施例2に係る金属板の平面図である。 実施例3に係る金属板の平面図である。 実施例4に係る金属板の平面図である。 実施例5に係る金属板の平面図である。 実施例6に係る金属板の平面図である。 実施例7に係る金属板の平面図である。 シミュレーション解析に係る要素分割図である。 シミュレーション解析で導き出した抵抗値を表すグラフである。
以下の説明において同等の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は正極21a及び負極22a,bの拡大断面図である。本実施形態に係る二次電池は正極21a及び負極22a,bを備える。負極22a,bの組は正極21aを挟んで互いに向かい合う。負極22a,bの組は正極21aを挟んで互いに隣接する。
図1に示す二次電池はさらにセパレータ23a,bを備える。セパレータ23aは正極21a及び負極22aを隔離する。セパレータ23bは正極21a及び負極22aを隔離する。
図1に示す正極21aの有する正極集電体は金属多孔体からなる。正極21a,bは正極活物質17a,bに代表される正極活物質を有する。正極活物質17a,bは金属多孔体の空孔に充填されている。正極活物質17a,bは例えば水酸化ニッケルでもよいがこれに限定されない。
図1に示す負極22a,bはそれぞれ負極集電体25a,bを有する。負極集電体25a,bはそれぞれ貫通孔15a−dを有する金属板からなる。金属板は例えばニッケルでメッキした鉄の板でもよいがこれに限定されない。貫通孔15a−dはパンチング加工により形成してもよいがこれに限定されない。貫通孔15a−dは角型でも丸型でもよい。
図1に示す負極22aには貫通孔15a,bに代表される貫通孔が設けられている。金属板上で、貫通孔15a,bは、図中の上下方向を表す、整列方向20に対して、一定の間隔で設けられている。金属板の残余部分16a−cは、負極22aの有する貫通孔15a,bの周囲に位置する。
図1に示す負極22bには貫通孔15c,dに代表される貫通孔が設けられている。金属板上で、貫通孔15c,dは、整列方向20に対して、一定の間隔で設けられている。金属板の残余部分16d−fは、負極22bの有する貫通孔15c,dの周囲に位置する。
図1に示す負極活物質24a,bはそれぞれ負極集電体25a,bを被覆する。負極活物質24a,bはそれぞれ貫通孔15a―d内に充填されている。負極活物質24a,bは水素吸蔵合金であることが好ましい。
図2は正極21a,bに代表される正極及び負極22a,bに代表される負極の断面図である。正極及び負極は互いに平行に積層されている。複数の正極及び複数の負極が一枚ずつ交互に積層されている。正極と負極の間にはセパレータ23a,bに代表されるセパレータが配置されている。
図3は本実施形態の二次電池40を示す。図中において電解液やケースなどは記載が省略されている。二次電池40の各負極はプレート状の負極集電体25a,b及びその他のプレート状の負極集電体でそれぞれ構成される。図示されえていない正極集電体もプレート状である。これらの集電体の厚みは特に制限されない。負極及び正極ともにプレート状である。これらの電極の厚みは特に制限されない。
図3に示すように二次電池40はプレート状の電極を積層してなるものであることが好ましい。本実施形態に二次電池は捲回型の電池ではないことが好ましい。また二次電池は一枚の正極集電体と一枚の負極集電体を重ね合わせただけの単層シート型の電池ではないことが好ましい。
図1に戻る。図1に示すように負極22a,bの組において、貫通孔15a,bと貫通孔15c,dとは、整列方向20において互い違いになっている。図2,3に示す他の負極の組において同様であることが好ましい。例えば奇数番目の負極と偶数番目の負極との間で貫通孔が互いに違いになっていてもよい。
図1に示すように一方の負極22aの有する貫通孔15a,bは、他方の負極22bの有する残余部分16e,fにそれぞれ対向する。同様に貫通孔15c,dは、残余部分16a,bにそれぞれ対向する。
図1に示す負極22a,bのそれぞれにおいて、貫通孔15a,bに代表される貫通孔の間隔と、貫通孔15c,dに代表される貫通孔の間隔とは互いに等しい。一方の負極22aの有する貫通孔15a,bと、他方の負極22bの有する貫通孔15c,dとのずれは、かかる間隔の半分であることが好ましい。
図2,3に示す他の負極の組において同様であることが好ましい。例えば奇数番目の負極と偶数番目の負極との間で貫通孔の間隔が等しくてもよい。また貫通孔のずれは、かかる間隔の半分であってもよい。また貫通孔の間隔を位相360°と見立てた場合、貫通孔のずれは位相180°と考えることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
図2に示す正極21a,bの有する正極集電体は、負極集電体25a,bと同様に、貫通孔を有する金属板からなっていてもよい。したがって正極集電体及び負極集電体の少なくともいずれか一方が貫通孔を有する金属板からなっていてもよい。正極21a,bの組は負極22bを挟んで互いに隣接する。かかる組において、正極の貫通孔は、図1に示す貫通孔15a−dと同様に、上下方向において互い違いになっていてもよい。
本実施形態では、正極及び負極のいずれか一方で集電体の貫通孔を互い違いにすることで、これに並行する他方の電極の活物質の層において活物質の働きのむらが抑制される。
[実施例1]
図3は実施例1に係る二次電池40の斜視図である。二次電池40は正極、負極及びセパレータを備える。図中では負極集電体25a,bに代表される負極集電体のみ描かれている。二次電池40はさらに正極の集電部29及び負極の集電部30を備える。集電部30は負極集電体と接続される。集電部は集電体に比べてより厚くなっており、集電部には集電体を流れる電流が集約される。
図3に示す貫通孔15a,bに代表される貫通孔は縦横に規則的に配列されている。これらの貫通孔によりメッシュ18が形成される。メッシュ18は格子状である。メッシュ18は後述するように千鳥状でもよい。負極集電体25aは長方形である。
図4は負極集電体25a,bを構成する金属板26a,27aを示す。上段左側に示す金属板26aは負極集電体25aを構成する。上段右側に示す金属板27aは負極集電体25bを構成する。下段は金属板26a,27aの重ね合わせを表す。
図4に示す負極集電体25a,bの一端には集電部30が設けられる。金属板26a,27aは長方形であることが好ましい。かかる長方形の一辺に集電部30が設けられる。集電部30は帯状であることが好ましい。集電部30はニッケルからなるものでもよいがこれに限定されない。
図4に示す集電部30から遠ざかる方向と平行な軸をX軸とする。X軸と直交する軸をY軸とする。以下においてX軸は集電部30の延在方向と直交する。Y軸は集電部30の延在方向と平行である。
図4に示すように貫通孔が互い違いになっている整列方向20はX軸と平行な方向である。集電部30は整列方向20と平行であることが好ましい。貫通孔15a,bと貫通孔15c,dとは整列方向20に沿って互いにずれている。各貫通孔はY軸方向に細長い長方形である。
[比施例1]
図5は正極21a及び負極52a,bの拡大断面図である。負極52a,bの組は正極21aを挟んで互いに隣接する。図1と異なり、負極52a,bはいずれも同等の負極集電体25aを有する。負極52a,bの組において、各貫通孔は互いに正対している。さらに負極集電体25aを他の負極においても用いる。このため全ての負極間において各貫通孔は互いに正対している。
[実施例1と比較例1との対比]
図5に示すように比較例1に係る正極活物質17bは正極活物質17aに比べて負極52a,bの各残余部分16aに対して遠い。したがって正極活物質17bは正極活物質17aに比べて反応しづらい。
図1に示すように、実施例1に係る正極活物質17bは、正極活物質17aに比べて、負極22aの各残余部分16aに対して遠い。しかしながら正極活物質17bは、正極活物質17aに比べて、負極22bの各残余部分16eに対して近い。これは負極集電体25a,bの貫通孔が互い違いに配置されていることによる。
図1に示すように貫通孔15a−dが互い違いであるから、残余部分16a−dも互い違いとなる。結果として、任意の地点の正極活物質は負極集電体25a,bのいずれかに対して近くなる。したがって正極活物質17aと正極活物質17bとの間で反応のしやすさに違いが出にくい。このため正極活物質の働きのムラを抑制することができる。
[実施例2]
以下の実施例2〜7では負極集電体25a,bの構成が実施例1のものと異なる二次電池を説明する。図6は実施例2に係る負極集電体25a,bを構成する金属板26b,27bを示す。金属板26bは負極集電体25aを構成する。金属板27bは負極集電体25bを構成する。金属板26b,27bは千鳥状配置になっている点が金属板26a,27a(図4)と異なる。
[実施例3]
図7は実施例3に係る負極集電体25a,bを構成する金属板26c,27cを示す。左側上段の金属板26cは負極集電体25aを構成する。左側下段の金属板27cは負極集電体25bを構成する。右側は金属板26c,27cの重ね合わせを表す。
図7に示すように貫通孔が互い違いになっている整列方向20はY軸と平行な方向である。集電部30は整列方向20に対して直角であることが好ましい。貫通孔15a,bと貫通孔15c,dとは整列方向20に沿って互いにずれている。
[実施例4]
図8は実施例3に係る負極集電体25a,bを構成する金属板26d,27dを示す。左側上段の金属板26dは負極集電体25aを構成する。右側下段の金属板27dは負極集電体25bを構成する。
図8に示す金属板26dと金属板27dとの間で、貫通孔はX方向にもY方向にもずれている。言い換えれば本実施例において貫通孔が互い違いになっている整列方向はX軸と平行な方向及びY軸と平行な方向の両方である。金属板27a,27cは、金属板27dの貫通孔のずれがX方向にもY方向に生じていることを理解しやすくするために便宜的に描かれている。
実施例1,3及び4に示されるように貫通孔が互い違いになっている整列方向は、X軸と平行な方向及びY軸と平行な方向の内、少なくともいずれか一方であることが好ましい。
[実施例5]
図9は負極集電体を構成する金属板31,32を示す。上段左側に示す金属板31は整列方向20と平行に並ぶ貫通孔33a,bを備える。上段右側に示す金属板32は整列方向20と平行に並ぶ貫通孔34a,bを備える。下段に示す負極集電体の組は金属板31と金属板32とを重ね合わせてなるものである。
図9に示すように、本実施例も実施例1と同様、貫通孔が互い違いになっている整列方向20がY軸と平行な方向である。本実施例ではX軸と平行な方向に対して、集電部30から遠くなるにつれて、貫通孔が前記金属板に占める割合が大きくなる。
図9は集電部30からの距離が小さいほど貫通孔に係る開口が疎になることを示している。また集電部30からの距離が大きいほど貫通孔に係る開口が密になることを示している。集電体では一般的に集電部30に近いほど電流が過密化するが、本実施例では集電部近傍での電流の過密化を抑制できることから、電池出力を増加させることが容易である。
[実施例6]
図10は負極集電体を構成する金属板36,37を示す。上段左側に示す金属板36は整列方向20と平行に並ぶ貫通孔38a,bを備える。上段右側に示す金属板37は整列方向20と平行に並ぶ貫通孔39a,bを備える。下段に示す負極集電体の組は金属板36と金属板37とを重ね合わせてなるものである。
図10に示すように、実施例1と同様、貫通孔が互い違いになっている整列方向20がY軸と平行な方向である。実施例6ではX軸と平行な方向に対して、金属板36,37の両側から、金属板36,37の中央に向かうにつれて、貫通孔が金属板36,37に占める割合が大きくなる。言い換えればX軸方向において、金属板の両端から金属板の中心に向かうほど貫通孔の開口面積が金属板36,37の表面積に占める割合が大きくなる。
図10に示すように正極の集電部29を、負極の集電部30に対して、正極及び負極の積層部分を挟んで反対側に配置する場合がある。本実施例では正極及び負極の双方の集電部からの距離が小さいほど開口が疎になる。また双方の集電部からの距離が大きいほど開口が密になる。本実施例では正負双方の集電部近傍での電流の過密化を抑制できることから、電池出力や電池容量を増加させることが容易である。
[実施例7]
図11は負極集電体を構成する金属板41,42の重ね合わせを示す。表側に示す金属板41はそれぞれ貫通孔43に代表される貫通孔からなる複数の列を備える。隣り合う列は金属板41の中心で互いに交わる。交わる角度は角度Aで表される。
金属板41に隠れている金属板42は貫通孔44に代表される貫通孔からなる複数の列を備える。隣り合う列は金属板42の中心で互いに交わる。交わる角度は金属板41と同一である。金属板41,42のそれぞれの貫通孔の列は所定の角度Bだけずれている。角度Bは0より大きく、角度Aより小さい。角度Bは角度Aの半分であることが好ましい。
[シミュレーション解析]
実施例1及び3並びに比較例1に係る二次電池の抵抗値をコンピュータシミュレーションで解析した。シミュレーションと解析モデルの詳細は後述する。
図12は解析モデルの要素分割図を示す。かかる要素分割図は、負極集電体25a,bを初めとする負極集電体及び、これらと接続する一の集電部30を複数の要素に分割したものである。要素分割図は節点も表す。各例における節点数及び要素数を表1に表す。
表1はさらに抵抗値を表す。抵抗値とは正極集電体及び負極集電体を、セパレータを介して積層したものに集電部を接続して電解液とともにケースに収容し単電池を作製した時の、かかる単電池の直流内部抵抗(DCIR)の値である。また比較例1の内部抵抗を100としたときの抵抗値の比(抵抗比)を表1の最下段に表す。
図13は抵抗比を表すグラフである。表及び図に示されるように比較例に比べて実施例では抵抗値が低下していた。かかる解析結果は貫通孔を互い違いにすることが電流の過密化を抑制し、電池出力の向上をもたらすことを示す。これらの結果は負極間で貫通孔を互い違いにすることで、負極集電体に並行する正極の活物質の層において活物質の働きのむらが抑制されることを示唆する。
また実施例3では実施例1に比べてさらに抵抗値が低下していた。このことは、集電部に対して平行な方向に貫通孔を互い違いにするよりも、集電部に対して直角な方向に貫通孔を互い違いにする方が電流密度の向上の効果が高いことを示す。
Figure 0006629039
シミュレーションについて詳細を説明する。上記シミュレーションはパンチングメタルからなる負極導電体における貫通孔の開口分布、すなわち開口の部位が、貫通孔の残余部分における電流の分布に与える影響をシミュレートするものである。有限要素法シミュレーションにより開口分布の好ましい態様を導き出す。ソフトウェアとしてScryu/tetra(登録商標)を用いた。
解析モデルについて詳細を説明する。解析モデルにおける、負極集電体の幅W(図3)は25.5mmとした。図3に示すように負極集電体を6枚とした結果、負極集電体に挟まれた正極の数は5枚とした。したがって負極−正極−負極の組は5個ある。二次電池を構成する各部材の物性値を表2に示す。
Figure 0006629039
セパレータはポリプロピレン(PP)とした。
解析モデルに対応する現物モデルの負極集電体の幅を80mmとした。負極−正極−負極の組は12個とした。 (80/25.5)×(5/12)=1.31を抵抗値の換算倍率(現物モデル/解析モデル)とした。なお表1の抵抗値は解析モデルの抵抗値に基づき計算された現物モデルの抵抗値を表す。
解析モデルの負極活物質の導電率を3.0×105(S/m)としたところ、上記換算倍率で抵抗値(mΩ)を換算した時1.96(mΩ)となり、現物モデルの負極活物質の抵抗値約2.0mΩに近かった。これに基づき表2に示すように負極活物質の導電率を3.0×105(S/m)とした。
正極集電体は金属多孔体であり、正極集電体中に正極活物質が分散している。解析モデルでは正極集電体及び正極活物質からなる正極を一様なものとして捉えている。また正極自体の電気抵抗値及び導電率を負極活物質と同一として解析している。
15a−d 貫通孔、16a−f 残余部分、17a,b 正極活物質、18 メッシュ、20 整列方向、21a,b 正極、22a,b 負極、23a,b セパレータ、24a,b 負極活物質、25a,b 負極集電体、26a−d,27a−d 金属板、29,30 集電部、31,32 金属板、33a,b,34a,b 貫通孔、36,37 金属板、38,39 金属板、40 二次電池、41,42 金属板、43,44 貫通孔、52a 負極

Claims (8)

  1. ニッケル金属水素化物電池である二次電池であって、
    金属多孔体を材質とするプレート状の正極集電体及び前記金属多孔体の空孔に充填されていることで前記正極集電体中に分散している正極活物質を有する正極と、
    貫通孔を有する金属板からなるプレート状の負極集電体を有する負極と、を備え、
    複数の前記正極及び複数の前記負極がセパレータを介して一枚ずつ交互に積層されており
    記貫通孔は前記金属板上で所定の整列方向に対して、一定の間隔で設けられており
    記正極を挟んで互いに隣接する前記負極の組において、各前記負極に前記設けられている前記貫通孔は、前記整列方向において互い違いになっている
    二次電池。
  2. 前記正極集電体の前記金属多孔体は発泡ニッケルであり、
    水素吸蔵合金からなる負極活物質が前記負極集電体を被覆するとともに前記貫通孔に充填されている、
    請求項1に記載の二次電池。
  3. 一方の前記負極の有する前記貫通孔は、他方の前記負極の有する前記貫通孔の周囲の残余の金属板に対向する、
    請求項1又は2に記載の二次電池。
  4. 前記負極の前記組において前記貫通孔の前記間隔は互いに等しく、
    一方の前記負極が有する前記貫通孔と、他方の前記負極が有する前記貫通孔との間のずれは、前記間隔の半分である、
    請求項1〜3のいずれかに記載の二次電池。
  5. 前記負極集電体の一端に設けられた集電部を有し、
    前記集電部から遠ざかる方向と平行な軸をX軸とし、
    前記X軸と直交する軸をY軸としたとき、
    前記貫通孔が互い違いになっている前記整列方向は、前記X軸と平行な方向及び前記Y軸と平行な方向の内、少なくともいずれか一方である、
    請求項〜4のいずれかに記載の二次電池。
  6. 前記貫通孔が互い違いになっている前記整列方向は前記Y軸と平行な方向である、
    請求項5に記載の二次電池。
  7. 前記X軸と平行な方向に対して、前記集電部から遠くなるにつれて、前記貫通孔が前記金属板に占める割合が大きくなる、
    請求項6に記載の二次電池。
  8. 前記X軸と平行な方向において、前記金属板の両側から、前記金属板の中央に向かうにつれて、前記貫通孔が前記金属板に占める割合が大きくなる、
    請求項6に記載の二次電池。
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