JP6628584B2 - 冷蔵庫の引出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回動可能な引出扉を備える冷蔵庫の引出装置に関する。
従来の冷蔵庫が開示された文献として、たとえば特開2010−14341号公報(特許文献1)が挙げられる。
特許文献1に開示の冷蔵庫にあっては、引出扉が起立した状態から前方側へ傾斜した状態に回動可能に構成されている。被冷却物を冷蔵庫に収容する際に、引出扉を前方側へ傾斜した状態とすることにより、冷蔵庫の前方側から被冷却物を収容することができ、被冷却物の収容を容易に行なうことができる。
特開2010−14341号公報
しかしながら、特許文献1に開示の冷蔵庫にあっては、引出扉が前方側へ傾斜した状態で、引出扉を引き戻すことができる。このため、使用者が、傾斜した状態の引出扉を起立した状態に回動させることを忘れて、引出扉を引き戻した場合には、収容室の前面開口が引出扉によって塞がれないことが懸念される。このような場合には、収容室に収容された被収容物を十分に冷却して保存できなくなる。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、収容室の前面開口を確実に塞ぐことができる冷蔵庫の引出装置を提供することにある。
本発明に基づく冷蔵庫の引出装置は、冷蔵庫の収容室の前面開口に引出可能に設けられた引出扉と、上記引出扉を前後方向に移動させるためのスライド機構と、左右方向を軸方向とする回動軸を周りに上記引出扉を回動させる回動機構と、上記引出扉のスライド動作に連動してスライド移動するとともに、上記引出扉の回動動作に連動して左右方向を軸方向とする軸周りに回動する連動体と、上記連動体の移動を案内する連動体案内部と、を備え、上記回動機構は、上記前面開口に平行な第1姿勢と、上記前面開口に対して前方に傾斜した第2姿勢との間で、上記引出扉を回動可能に構成され、上記連動体案内部は、上記連動体の回動を制限することで上記引出扉が上記第1姿勢にある状態を維持する回動制限部と、上記連動体の回動を許容することで上記引出扉が上記第2姿勢を取り得る回動許容部と、を含む。上記回動制限部は、上記収容室の後面側から前方に向かって延在し、上記回動許容部は、上記回動制限部よりも前方側に位置し、上記回動許容部は、上記引出扉が上記第2姿勢にある場合に、上記引出扉を後方に向けて移動させる際に上記連動体を強制的に回動させることにより、上記引出扉を上記第2姿勢から上記第1姿勢に強制的に回動させる回動強制部を有する。
上記本発明に基づく冷蔵庫の引出装置にあっては、上記スライド機構は、上記引出扉を前方側へ移動不能となる前端位置と上記引出扉が上記前面開口を塞ぐ後端位置との間で上記引出扉を移動可能に構成されることが好ましく、上記引出扉が上記前端位置に到達した際に、上記連動体が上記回動許容部に到達し、上記引出扉が回動可能となることが好ましい。
上記本発明に基づく冷蔵庫の引出装置にあっては、上記引出扉が上記第1姿勢にある状態をロックするロック機構をさらに備えることが好ましい。
上記本発明に基づく冷蔵庫の引出装置にあっては、上記スライド機構は、上記引出扉の後面の左右のそれぞれに前端側が取り付けられるとともに、上記引出扉を上記回動軸周りに回動可能に支持する一対のフレームと、上記収容室の左側内壁面および右側内壁面のそれぞれに前後方向に延在するように固定されるとともに、上記一対のフレームを前後方向にスライド移動可能に支持する一対の引出レールとを含むことが好ましい。この場合には、上記冷蔵庫の引出装置は、上記一対のフレームに載置される収容ケースを、さらに備えることが好ましく、上記引出扉の上記回動軸は、上記収容ケースの前面側であって、上記収容ケースの底面よりも低い位置に位置することが好ましい。
上記本発明に基づく冷蔵庫の引出装置にあっては、上記収容ケースの上記底面の前端部が、前方に向かうにつれて上方に向かうように傾斜していることが好ましい。
本発明によれば、収容室の前面開口を確実に塞ぐことができる冷蔵庫の引出装置を提供することができる。
実施の形態1に係る冷蔵庫の概略斜視図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫の引出装置を示す冷蔵庫の部分斜視図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫の引出装置の引出扉側に位置する構成要素の分解斜視図である。 実施の形態1に係る引出扉の回動動作が終了した状態における引出扉、および引出扉側に設けられた引出機構ならびに回動機構を示す斜視図である。 実施の形態1に係る引出扉が回動する前の状態における引出扉側に設けられた冷蔵庫の引出装置の構成要素を示す斜視図である。 実施の形態1に係る引出扉が回動した後の状態における引出扉側に設けられた冷蔵庫の引出装置の構成要素を示す斜視図である。 実施の形態1に係る引出扉の分解斜視図である。 実施の形態1に係る引出扉の内部の構成の分解斜視図である。 実施の形態1に係るロック機構によって引出扉の姿勢がロックされている状態を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫室内側に設けられた冷蔵庫の引出装置の構成要素を示す部分斜視図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫において、引出扉が引き出される前の状態を示す断面図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫において、引出扉の引出動作のみが終了した状態を示す断面図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫において、引出扉の引出動作と回動動作とが終了した状態を示す断面図である。 実施の形態2に係る冷蔵庫の引出装置において、冷蔵庫室内側に設けられた構成要素を示す部分断面図である。 実施の形態2に係る冷蔵庫において、引出扉の引出動作と回動動作とが終了した状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る冷蔵庫の概略斜視図である。図2は、本実施の形態に係る冷蔵庫の引出装置を示す冷蔵庫の部分斜視図である。図1および図2を参照して、本実施の形態に係る冷蔵庫1について説明する。
図1および図2に示すように、本実施の形態に係る冷蔵庫1は、複数の貯蔵室を有する断熱箱体2と、各収容室を開閉するための扉3および引出扉4,5とを備える。断熱箱体2は、外箱と内箱とこれらの間に充填された断熱材とによって構成されている。
断熱箱体2内は、仕切部7によって、上下方向(図中Z軸方向)に並ぶ複数の貯蔵室に区画される。たとえば、複数の収容室とは、上から順に、冷蔵室、野菜室、冷凍室である。なお、貯蔵室の種類、数、配置はこれに限定されない。
扉3は、左右方向(図中X軸方向)の一端側において、上下方向に延在する回転軸周りに回転可能に設けられている。引出扉4,5は、前後方向(図中Y軸方向)に引出可能に構成されている。さらに、引出扉4は、下端側において、左右方向に延在する回動軸周りに回動可能に構成されている。引出扉4は、後述する引出装置100の一部を構成する。なお、引出扉5は、左右方向に延在する軸周りに回動可能に構成されていてもよいし、回動不能に構成されていてもよい。
冷蔵庫1は、さらに図示しない冷却回路、制御装置等を備える。冷却回路によって生成された冷気が、複数の貯蔵室を循環することにより、複数の貯蔵室が所定の温度に保たれる。
図2に示すように、冷蔵庫1は、引出装置100を備える。引出装置100は、引出扉4、収容ケース10(図3参照)、スライド機構20、回動機構30、回動連動機構40、連動体案内部45(図10参照)、ロック機構50(図7参照)および収容ケース移動機構70(図5参照)を備える。
引出扉4は、冷蔵庫1の収容室6の前面開口6aに引出可能に設けられている。収容室6は、断熱箱体2の左側内壁面6cと、右側内壁面6dと、後方壁部6bと、仕切部7とによって規定され、前面側に開放されている。引出扉4は、前面4a側に設けられた凹部4eを有する。凹部4eは、使用者の指先を引掛け可能に構成されている。
スライド機構20は、引出扉4を前後方向に移動させるためのものである。スライド機構20は、引出扉4を前方側へ移動不能となる前端位置P2(図12参照)、と引出扉4が収容室6の前面開口6aを塞ぐ後端位置P1(図12参照)との間で前記引出扉を移動可能に構成されている。
回動機構30は、左右方向を軸方向とする回動軸周りに引出扉4を回動させるためのものである。具体的には、回動機構30は、収容室6の前面開口6aに平行な第1姿勢と、当該前面開口6aに対して前方に傾斜した第2姿勢との間で、引出扉4を回動可能に構成されている。
収容ケース移動機構70は、引出扉4の回動動作に応じて収容ケース10を前後方向に移動させるものである。収容ケース10は、貯蔵物を収容するケースである。なお、引出装置100の各構成要素の詳細な構成については、図3から図7を用いて後述する。
図3は、本実施の形態に係る冷蔵庫の引出装置の引出扉側に位置する構成要素の分解斜視図である。図4は、本実施の形態に係る引出扉の回動動作が終了した状態における引出扉、および引出扉側に設けられた引出機構ならびに回動機構を示す斜視図である。図3および図4を参照して、引出装置100の引出扉4側に設けられた各構成要素について説明する。
図3,4に示すように、収容ケース10は、上方に向けて開口する箱側形状を有する。収容ケース10の左右方向の両側壁部には、上下方向に延在する溝部12が設けられている。溝部12は、前方側に設けられている。溝部12は、下端に達するように設けられている。溝部12には、後述するピン16の先端が入り込む。
収容ケース10の左右方向の両側壁部には、外側に突出するフランジ部13が設けられている。フランジ部13は、前後方向に延在するように設けられている。フランジ部13は、後述する一対のフレーム21の上端に設けられた上端側平坦部22に載置される部位である。
スライド機構20は、一対のフレーム21と、後述する一対の引出レール28(図10参照)とを含む。一対のフレーム21は、前後方向に延在するように設けられている。一対のフレーム21は、引出扉4の後面4bの左右のそれぞれに前端21a側が取り付けられる。一対のフレーム21は、引出扉4を左右方向に延在する回動軸周りに回動可能に支持する。一対のフレーム21は、前後方向にスライド移動可能に一対の引出レール28に支持される。
一対のフレーム21は、上端側に設けられた上端側平坦部22と、下端側に設けられた下端側平坦部23と、上端側平坦部22と下端側平坦部23とを接続するプレート部24と、後端21b側にそれぞれ取り付けられた一対の可動ローラ25を含む。
上端側平坦部22は、プレート部24の上端側から外側に折れ曲がるように設けられている。上端側平坦部22の下面は、後述するキャビネットローラ29(図10参照)に当接する。下端側平坦部23は、プレート部24の下端側から外側に折れ曲がるように設けられている。
プレート部24の前方側は、下端側平坦部23よりも下方に突出する部分を含む。当該下方に突出する部分は、後述する回動機構30の第2プレート部33に固定ピン15を介して固定される。
プレート部24の前方側には、略円弧形状の案内穴27が設けられている。案内穴27は、上方に向かうにつれて前方へ湾曲する。案内穴27は、後述するピン16の移動を案内する。一対の可動ローラ25は、一対の引出レール28(図10参照)上を転動する。
一対の引出レール28は、収容室6の左側内壁面6cおよび右側内壁面6dのそれぞれに前後方向に延在するように設けられる。一対の引出レール28は、一対の可動ローラ25をそれぞれ転動可能に支持する。
回動機構30は、一対のフレーム21の前端側のそれぞれに引出扉4を回動可能に接続する。回動機構30は、略L字形状を有する接続プレート31を有する。
接続プレート31は、引出扉4の後面4bに略平行な第1プレート部32と、第1プレート部32の外側端部側から後方に向けて突出する第2プレート部33とを有する。第1プレート部32は、引出扉4の後面4bにビス等で固定される。
第2プレート部33は、固定ピン15によってプレート部24に対して回動可能に固定される。第2プレート部33は、固定ピン15を回動中心として前後方向に回動可能に設けられている。第2プレート部33が回動する際に、上記ピン16が案内穴27に沿って移動する。
回動連動機構40は、引出扉4の回動に連動して動く。回動連動機構40は、一対のシャフト支持部41、連動体としてのシャフト42、および一対の回動力伝達部43を有する。シャフト42は、左右方向に延在する。シャフト42は、左右方向を軸方向とする軸周りに回動可能に構成されている。
一対のシャフト支持部41は、それぞれ板状形状を有する。一対のシャフト支持部41は、シャフト42を支持する。具体的には、一対のシャフト支持部41の上端側に設けられた挿通孔にシャフト42が挿通されて固定される。
一対のシャフト支持部41の下端側は、ピン17によって一対のフレーム21の後端21b側に固定される。一対のシャフト支持部41は、一対のフレーム21に対して回動可能に固定される。一対のシャフト支持部41は、ピン17を回動中心として前後方向に回動可能に設けられる。
一対のシャフト支持部41が前後方向に回動することにより、一対のシャフト支持部41の上端側に支持されるシャフト42が、左右方向を軸方向とする軸周りに(前後方向に)回動する。
一対の回動力伝達部43は、略L字形状を有する。一対の回動力伝達部43は、後端側が上方に向かうように設けられている。
一対の回動力伝達部43の前端側は、ピン16によって接続プレート31の第2プレート部33に接続される。一対の回動力伝達部43の後端側は、一対のシャフト支持部41の上端側に接続される。
一対の回動力伝達部43は、引出扉4の回動に連動して回動力をシャフト42に伝達する。
引出扉4が上述の第1姿勢にある状態から前方側へ回動して、接続プレート31が前方側に回動した場合には、接続プレート31に接続される一対の回動力伝達部43は、前方側に引っ張られる。これにより、一対の回動力伝達部43に接続される一対のシャフト支持部41も前方側に引っ張られる。
一対のシャフト支持部41は、前方側に引っ張られることにより、下端側のピン17を回転中心として、上端側が前方側に向かうように回動する。これに伴ってシャフト42が一対のシャフト支持部41と一体に回動する。シャフト42は、一対のシャフト支持部41の回動中心を通り、左右方向に延在する回動軸周りに回動する。
引出扉4が上述の第2姿勢にある状態から後方側へ回動して、接続プレート31が後方側に回動した場合には、接続プレート31に接続される一対の回動力伝達部43は、後方側へ押される。これにより、一対の回動力伝達部43に接続される一対のシャフト支持部41も後方側へ押される。
一対のシャフト支持部41は、後方側へ押されることにより、下端側のピン17を回転中心として、上端側が後方側に向かうように回動する。これに伴ってシャフト42が一対のシャフト支持部41と一体に回動する。シャフト42は、一対のシャフト支持部41の回動中心を通り、左右方向に延在する回動軸周りに回動する。
このように、回動力伝達部43が引出扉4の回動に連動してシャフト42を回動させる回動力を伝達することにより、シャフト42は、引出扉4の回動動作に連動して左右方向を軸方向とする軸周りに回動する。
加えて、シャフト42は、引出扉4のスライド動作に連動して前後方向にスライド移動する。なお、シャフト42がスライド移動することについては、図11から図13を用いて後述する。
一方で、一対の回動力伝達部43は、シャフト42の回動に連動して回動力を引出扉4に伝達する。
引出扉4が前方へ回動して上述の第2姿勢となった状態から、シャフト42が後方側に回動させられた場合には、シャフト42を支持する一対のシャフト支持部41が、ピン17を回転中心として、後方側へ回動する。これにより、一対のシャフト支持部41に接続される一対の回動力伝達部43が後方側に引っ張られる。
一対の回動力伝達部43が後方側に引っ張られることにより、一対の回動力伝達部43の前端側に接続されたピン16が後方側に引っ張られる。これにより、ピン16は、一対のフレーム21に設けられた案内穴27に沿って後方側に移動する。
このピン16の移動に伴って、ピン16に接続された回動機構30の第2プレート部33が後方側に回動する。これにより、第1プレート部32を介して第2プレート部33に接続された引出扉4が後方側に回動する。
このように、一対の回動力伝達部43は、シャフト42の回動に連動して回動力を引出扉4に伝達することにより、引出扉4が回動する。
図5および図6は、本実施の形態に係る引出扉が回動する前の状態および引出扉が回動した後の状態における引出扉側に設けられた冷蔵庫の引出装置の構成要素を示す斜視図である。図5および図6を参照して、引出扉4の回動動作に伴う収容ケース10の動きについて説明する。
図5および図6に示すように、シャフト42は、収容ケース10よりも後方に位置し、一対のフレーム21の後端21b側において回動可能に取り付けられている。シャフト42は、上述のように、引出扉4の回動動作に連動して、引出扉4の回動方向に回動する。
図5に示すように、引出扉4が回動する前の状態(引出扉4が第1姿勢にある状態)においては、ピン16は、案内穴27の後端側に位置する。ピン16は、一対のフレーム21のプレート部24および接続プレート31の第2プレート部33を貫通するように設けられる。ピン16は、一対のフレーム21の内側に位置する一対の回動力伝達部43を第2プレート部33に固定する。
ピン16は、左右方向に対向する一対のフレーム21の内側面から左右方向の内側に突出する。ピン16は、収容ケース10の溝部12内に入り込んでいる。ピン16は、溝部12の下端側に位置する。
図6に示すように、引出扉4が回動した後の状態(引出扉4が第2姿勢にある状態)においては、ピン16は、案内穴27の前端側に位置する。ピン16は、収容ケース10の溝部12内に入り込んでいる。ピン16は、溝部12の上端側に位置する。
図5および図6に示すように、引出扉4の回動に連動して、接続プレート31が、ピン15を回動中心として、引出扉4の回動方向に回動する。ピン15の軸線が、引出扉4の回動軸となる。引出扉4の回動軸は、収容ケース10の底面よりも低い位置にある。これにより、引出扉4が回動する際に、収容ケース10の底面の前端側と引出扉4との間に空間が形成され、収容ケース10の前方への移動が可能となる。
収容ケース10の底面の前端部が、前方に向かうにつれて上方に向かうように傾斜していてもよい。これにより、引出扉4が回動する際に、収容ケース10と引出扉4との干渉を防止することができる。この結果、収容ケース10をより前方側へ移動させることができる。
引出扉4の前方側への回動に連動して接続プレート31が前方側へ回動することにより、ピン16がプレート部24に設けられた案内穴27に沿って前方側へ移動する。
この際、ピン16は、収容ケース10の溝部12内を上方に向けて移動しつつ、溝部12の前端側を前方に向けて押す。これにより、収容ケース10が一対のフレーム21に載置された状態で前方に移動する。
一方、引出扉4の後方側への回動に連動して接続プレート31が後方側へ回動することにより、ピン16がプレート部24に設けられた案内穴27に沿って後方側へ移動する。
この際、ピン16は、収容ケース10の溝部12内を下方に向けて移動しつつ、溝部12の後端側を後方に向けて押す。これにより、収容ケース10が一対のフレーム21に載置された状態で後方に移動する。
このように、ピン16、収容ケース10の溝部12、および案内穴27は、引出扉4の回動動作に応じて収容ケース10を前後方向に移動させる収容ケース移動機構を構成する。
また、収容ケース10のフランジ部13を一対のフレーム21の上端側平坦部22に載置する際に、ピン16の上方側から溝部12がピン16に嵌り込む。収容ケース10が一対のフレーム21に載置された状態から収容ケース10を上方側に持ち上げることにより、ピン16が溝部12から抜けて、収容ケース10が一対のフレーム21から取り外される。
回動可能に設けられたピン16と、ピン16の移動を案内する案内穴27、および収容ケース10の溝部12とによって収容ケース移動機構を構成することにより、収容ケース移動機構を簡素化することができる。
図7は、本実施の形態に係る引出扉の分解斜視図である。図8は、本実施の形態に係る引出扉の内部の構成の分解斜視図である。図9は、本実施の形態に係るロック機構によって引出扉の姿勢がロックされている状態を示す概略断面図である。図7から図9を参照して、引出扉4に設けられたロック機構50について説明する。
ロック機構50は、引出扉4が収容室6の前面開口6aに平行な第1姿勢を維持するためのものである。ロック機構50によるロックを解除することにより、引出扉4は、上記第1姿勢から、収容室6の前面開口6aに対して前方側へ傾斜した第2姿勢に回動可能となる。ロック機構50の大部分は、引出扉4の内部に収容されている。
図7から図9に示すように、ロック機構50は、ボタン51、第1アーム部52、第2アーム部53、バネ54、シャフト55、フック部56、アームカバー57、およびシャフトカバー58を含む。
ボタン51は、引出扉4の凹部4eに露出するように設けられている。ボタン51は、下方に向けて押圧可能に設けられている。
第1アーム部52は、上下方向に沿って延在する。第1アーム部52の上端側は、ボタン51に接続されている。第1アーム部52の下端側は、第2アーム部53の前端側に接続されている。
第2アーム部53は、前後方向に沿って延在する。第2アーム部53の後端側は、2つに分かれている。第2アーム部53の後端側には、2つのシャフ支持部531が設けられている。2つのシャフト支持部531は、左右方向に間隔を空けて設けられている。
2つのシャフト支持部531には、左右方向の内側に向けて突出する突起部533が設けられている。突起部533は、アームカバー57内に設けられた凹部(不図示)によって回動可能に支持される。これにより、第2アーム部53は、左右方向に沿った突起部533の中心軸を回動軸として回動可能に支持される。
2つのシャフト支持部531には、左右方向の外側に向けて開放されたシャフト収容部532が設けられている。
シャフト55は、左右方向に沿って延在する。シャフト55は、2つ設けられており、各々がシャフト支持部531に支持されている。シャフト55の一端55aは、上述のシャフト収容部532に嵌合固定されている。シャフト55の他端側55bは、後述のフック部56に設けられた後述のシャフト挿入部561に挿入されている。
シャフト55は、第2アーム部53の回動に応じて左右方向を軸方向とする回転軸周りに回転可能に設けられている。
フック部56は、2つ設けられている。2つのフック部56の各々は、2つのシャフト55のそれぞれに支持されている。フック部56後端側には、後方側に向けて開放されたシャフト挿入部561が設けられている。シャフト挿入部561に、シャフト55の他端側55bが挿入されることにより、フック部56がシャフト55に支持される。フック部56は、シャフト55の回転に伴って、回転する。
フック部56は、引出扉4の後面4bを貫通し、当該後面4bから後方に向けて突出するように設けられている。フック部56の後端側は、フレーム21に設けられた被係合部26に係合可能に設けられている。フック部56が、被係合部26に係合することにより、引出扉4が上述の第1姿勢を維持するようにロックされる。
バネ54は、第2アーム部53の下方に設けられている。バネ54は、第2アーム部53を上方に向けて付勢する。
第1アーム部52、第2アーム部53、およびバネ54は、アームカバー57によって覆われる。シャフト55およびフック部56の後端側は、シャフトカバー58によって覆われる。
ボタン51が下方に押されることにより、これに接続される第1アーム部52が下方に移動する。これにより、第2アーム部53の前端側が第1アーム部52によって下方に押される。
第2アーム部53の前端側が下方に押されることにより、第2アーム部53が、突起部533の中心軸を回動軸として、下方側に回動する。第2アーム部53の回動によって、シャフト55が、左右方向を軸方向とする回転軸周りに回転する。シャフト55の回転に伴って、これに支持されるフック部56が上方に向けて回転する。
これにより、フック部56が、被係合部26に係合した状態が解除される。この結果、引出扉4が上述の第1姿勢を維持するようにロックされた状態が解除され、引出扉4が前方に向けて回動可能となる。
図10は、本実施の形態に係る冷蔵庫室内側に設けられた冷蔵庫の引出装置の構成要素を示す部分斜視図である。図10を参照して、引出装置100の冷蔵庫室内側に設けられた構成要素について説明する。
図10に示すように、冷蔵庫の収容室6の左側内壁面6cおよび右側内壁面6dには、一対の引出レール28、一対のキャビネットローラ29、および一対の連動体案内部45が設けられている。
一対の引出レール28は、上述のように、一対のフレーム21を前後方向にスライド移動可能に保持する。一対のキャビネットローラ29は、上述のように、一対のフレーム21の上端側平坦部22を支持する。一対のキャビネットローラ29は、回転可能に設けられている。これにより、一対のフレーム21の前後方向の移動が容易に行なわれる。
一対の連動体案内部45は、上下方向におけるシャフト42の移動を案内する。一対の連動体案内部45は、前後方向に延在するように設けられている。
一対の連動体案内部45は、前方側に位置する前方側領域45aと、後方側に位置する後方側領域45cと、前方側領域45aと後方側領域45cとの間に位置する中間領域45bとを有する。一対の連動体案内部45のそれぞれは、上側プレート部46および下側プレート部47を含む。
上側プレート部46および下側プレート部47は、シャフト42の左側端部または右側端部が間に位置するように設けられる。上側プレート部46は、後方側領域45cから前方側領域45aに亘って前後方向に直線状に延在する。
下側プレート部47は、第1延在部47a、傾斜部47b、および第2延在部47cを有する。第1延在部47aは、前方側領域45aにおいて前後方向に直線状に延在する。傾斜部47bは、中間領域45bにおいて、後方に向かうにつれて上下方向における上側プレート部46との間隔Wが小さくなるように傾斜する。第2延在部47cは、後方側領域45cにおいて前後方向に直線状に延在する。第2延在部47cは、第1延在部47aよりも上方側に位置する。
後方側領域45cにおいては、上側プレート部46と下側プレート部47との上下方向の間隔が狭くなっており、シャフト42の回動は制限され、スライド移動のみが可能となる。この後方側領域45cにおいては、ロック機構50によるロックの有無に関わらず、シャフト42は、引出扉4のスライド移動に連動してスライド移動する。また、シャフト42の回動が制限されるため、引出扉4は、第1姿勢にある状態を維持する。
このように、後方側領域45cに位置する上側プレート部46および第2延在部47cによって、回動制限部49が構成される。回動制限部49は、シャフト42の回動を制限することで引出扉4が上述の第1姿勢にある状態を維持する。回動制限部49は、収容室6の後面(後方壁部6bの内表面)側から前方に向かって延在する。
中間領域45bにおいては、下側プレート部47が、前方に向かうにつれて上下方向における上側プレート部46との間隔Wが大きくなるように傾斜する。このため、中間領域45bにおいて、ロック機構50によるロックを解除した場合には、シャフト42は、下側プレート部47に当接するまでの範囲内において回動することができる。
前方側領域45aにおいては、上側プレート部46と下側プレート部47との上下方向の間隔が広くなっている。前方側領域45aにおいても、ロック機構50によるロックを解除した場合には、シャフト42は、下側プレート部47に当接するまでの範囲において、回動することができる。前方側領域45aにおいては、中間領域45bよりも上側プレート部46と下側プレート部47との上下方向における間隔が広くなっており、回動範囲が広くなる。
このように、前方側領域45aおよび中間領域45bに位置する上側プレート部46、第1延在部47aおよび傾斜部47bによって、回動許容部48が構成される。回動許容部48は、シャフト42の回動を許容することで引出扉4が第2姿勢を取り得るようにする。回動許容部48は、回動制限部49の前方側に位置する。
回動許容部48においては、下側プレート部47にシャフト42が当接して、シャフト42の回動が規制されることにより、引出扉4の回動が規制される。
図11は、本実施の形態に係る冷蔵庫において、引出扉が引き出される前の状態を示す断面図である。図12は、本実施の形態に係る冷蔵庫において、引出扉の引出動作のみが終了した状態を示す断面図である。図13は、本実施の形態に係る冷蔵庫において、引出扉の引出動作と回動動作とが終了した状態を示す断面図である。図11から図13を参照して、引出扉4の引出動作および回動動作について説明する。
図11に示すように、引出扉4が引き出される前の状態においては、引出扉4は、収容室6の前面開口6aに平行な第1姿勢を有するとともに、後端位置P1に位置する。収容室6の前面開口6aは、引出扉4によって塞がれている。この状態において、収容ケース10は、収容室6内に収容されている。シャフト42は、後方側領域45cに位置する。
この状態から、引出扉4を前方側にスライド移動させることにより、引出扉4が引き出される。上述のように、後方側領域45cにおいては、シャフト42は、回動が制限され、スライド移動のみ可能となっている。前後方向における後方側領域45cの長さを、前後方向に平行な引出扉4の厚さよりも大きくすることにより、引出扉4の厚み分だけ引出扉4が前方側に引き出された後に、引出扉4の回動が可能となる。これにより、回動の際に、引出扉4が他の扉3,引出扉5に干渉することを防止できる。
上述のように、シャフト42が中間領域45bおよび前方側領域45aに位置する場合に引出扉4の回動が可能となるが、本実施の形態においては、引出扉4が前端位置P2に到達するまでの間、引出扉4を回動させない場合を例示する。すなわち、ロック機構50によって引出扉4が第1姿勢にある状態をロックされており、引出扉4は、シャフト42の位置が同一の高さ位置となるように前端位置P2まで引き出される。
図12に示すように、引出扉4の引出動作のみが終了した状態においては、収容室6の前面開口6aは、開放されており、収容ケース10の大部分が前面開口6aから突出する。シャフト42は、前方側領域45aに位置する。
次に、ロック機構50によるロックを解除し、引出扉4を前方側に回動させる。この引出扉4の回動動作に応じて、上述の収容ケース移動機構が収容ケース10を前方側へ押し出していく。また、引出扉4の回動動作に連動して、シャフト42も前方側へ回動する。シャフト42が前方側に回動することにより、シャフト42の高さ位置は低くなっていく。
図13に示すように、引出扉4の引出動作および回動動作が終了した状態においては、引出扉4は、上述の第2姿勢を有し、収容ケース10のほぼ全てが前面開口6aから突出する。なお、収容ケース10の全てが前面開口6aから突出するように構成されてもよい。シャフト42は、下側プレート部47に当接しており、これにより、引出扉4の前方側への回動が規制されている。
収容ケース10のほぼ全てが前面開口6aから突出することにより、収容ケース10からの収容物の取り出しおよび収容ケースへの収容を容易に行なうことができる。また、引出扉4が前方側に回動していることにより、引出扉4の上端の高さ位置が低くなっている。これにより、引出扉4の前方側から収容物の取り出しおよび収容ケースへの収納も容易に行なうことができる。
さらに、引出扉4の回動動作および引出動作が終了した状態において、収容ケース10が一対のフレーム21に対して着脱可能となることにより、収容ケース10を取り出すことができる。これにより、収容ケース10内および収容室6内の清掃やメンテナンス等を容易に行なうことができる。
次に、引出扉4の回動動作および引出動作が終了した状態から引出扉4を後端位置P1に向けて後方へ移動させる際には、引出扉4を後方へ押し込むことでスライド移動させる。この場合には、シャフト42の両端は、下側プレート部47に摺動しながら後方側へ移動する。
中間領域45bにおいて、シャフト42の両端が、回動強制部としての傾斜部47bに摺動しながら後方側に移動することにより、これにより、上記のように、一対の回動力伝達部43が、シャフト42の回動に連動して回動力を引出扉4に伝達することにより、引出扉4が後方側へ回動する。
シャフト42の両端が、中間領域45bよりも後方に移動して、後方側領域45cに到達することにより、引出扉4の後方側への回動が制限されるとともに、引出扉4が、収容室6の前面開口6aと平行な第1姿勢となる。
なお、上記においては、引出扉4の回動動作および引出動作が終了した状態から引出扉4を後端位置P1に向けて後方へ移動させる場合を例示して説明したが、引出扉の引出動作が終了しておらず、回動動作のみが終了した状態から引出扉4を後端位置P1に向けて後方へ移動させる場合においても、同様に、傾斜部47bによってシャフト42が後方に回動することにより、引出扉4が第1姿勢となる。
このように、傾斜部47bは、引出扉4が第2姿勢にある場合に、引出扉4を後方に向けて移動させる際にシャフト42を強制的に回動させることにより、引出扉4を第2姿勢から第1姿勢に強制的に回動させる。
これにより、引出扉4が後端位置P1に到達する際には、引出扉4が第1姿勢となっているため、引出扉4によって収容室6の前面開口6aを確実に塞ぐことができる。
以上のように、本実施の形態に係る冷蔵庫の引出装置100にあっては、回動許容部48が、引出扉4が第2姿勢にある場合に、引出扉4を後方に向けて移動させる際に、引出扉4の回動動作に連動するシャフト42を強制的に回動させることにより、引出扉4を上記第2姿勢から上記第1姿勢に強制的に回動させる傾斜部47bを有する構成とすることにより、引出扉4によって収容室6の前面開口6aを確実に塞ぐことができる。
また、本実施の形態においては、傾斜部47bの傾斜角は、緩やかに構成されている。このため、引出扉4を後方側に向けて移動させる際に、使用者の負荷が引出扉4の回動によって変動することを抑制することができる。
なお、引出扉4が第2姿勢にある場合に、使用者が、引出扉4を第1姿勢に回動させて、ロック機構50によって引出扉4が第1姿勢にある状態をロックした後に、後方に向けて引出扉4をスライド移動させてもよい。
この場合においても、引出扉4が後端位置P1に到達する際には、引出扉4が第1姿勢となっているため、引出扉4によって収容室6の前面開口6aを確実に塞ぐことができる。
(実施の形態2)
図14は、本実施の形態に係る冷蔵庫の引出装置において、冷蔵庫室内側に設けられた構成要素を示す部分断面図である。図15は、本実施の形態に係る冷蔵庫において、引出扉の引出動作と回動動作とが終了した状態を示す断面図である。なお、図15においては、引出動作のみが終了した状態における引出扉4およびシャフト支持部41の位置を二点鎖線で示している。図14および図15を参照して、本実施の形態に係る冷蔵庫1Bについて説明する。
図14および図15に示すように、本実施の形態に係る冷蔵庫1Bは、実施の形態1に係る冷蔵庫1と比較した場合に、一対の連動体案内部45Bの構成が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
本実施の形態に係る一対の連動体案内部45Bにおいては、後方側領域45cが、実施の形態1と比較して、前後方向に長く設けられており、引出扉4が前端位置P2に到達した際に、シャフト42が回動許容部48に到達し、引出扉4が回動可能となる。
また、本実施の形態に係る傾斜部47bの傾斜角は、実施の形態1に係る傾斜部47bの傾斜角よりも急となるように構成されている。このように構成することにより、第2姿勢にある状態の引出扉4を後方に向けて移動させる際に、傾斜部47bによって、引出扉4の回動動作のみを実施することができる。
このため、本実施の形態においては、第2姿勢にある引出扉4を後端位置P1に移動させる場合には、まず、傾斜部47bによってシャフト42を強制的に回動させることで第2姿勢から第1姿勢に引出扉4を強制的に回動させ、その後、引出扉4を後方へ向けてスライド移動させる。これにより、傾斜角が緩く、引出扉4の回動と、引出扉4のスライド移動とが同時に起こるような場合と比較して、自然な流れで、収容室6の前面開口6aを引出扉4で塞ぐことができる。
本実施の形態においても、傾斜部47bによってシャフト42を強制的に回動させることで第2姿勢から第1姿勢に引出扉4を強制的に回動させることができるため、実施の形態1同様に、収容室6の前面開口6aを引出扉4で確実に塞ぐことができる。
(実施の形態3)
上述した実施の形態1および2においては、引出扉の引出装置が、ロック機構50を備える場合を例示して説明したが、これに限定されず、ロック機構50を備えていなくてもよい。この場合には、引出扉4を引き出す際には、シャフト42が中間領域45bを通過する際に、傾斜部47bに沿ってシャフト42の両端が移動することにより、引出扉4が自動的に前方側へ回動する。シャフト42が前方側領域45aに達した時点で、引出扉4は、第2姿勢となる。
一方、第2姿勢にある引出扉4を後端位置P1に向けて移動させる際には、実施の形態1および2同様に、傾斜部47bによって、シャフト42を強制的に回動させることにより、引出扉4を第2姿勢から上記第1姿勢に強制的に回動させることができる。この結果、実施の形態1および2同様に、引出扉4によって収容室6の前面開口6aを確実に塞ぐことができる。
なお、ロック機構50を備える場合には、使用者がロック機構50によるロックを解除しない限り、引出扉4が第1姿勢である状態が維持されるため、使用者の意図に反して引出扉4を回動することが防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1,1B 冷蔵庫、2 断熱箱体、3 扉、4 引出扉、4a 前面、4b 後面、4e 凹部、5 引出扉、6 収容室、6a 前面開口、6b 後方壁部、6c 左側内壁面、6d 右側内壁面、7 仕切部、10 収容ケース、12 溝部、13 フランジ部、15 固定ピン、16,17 ピン、20 スライド機構、21 フレーム、21a 前端、21b 後端、22 上端側平坦部、23 下端側平坦部、24 プレート部、25 可動ローラ、27 案内穴、28 引出レール、29 キャビネットローラ、30 回動機構、31 接続プレート、32 第1プレート部、33 第2プレート部、40 回動連動機構、41 シャフト支持部、42 シャフト、43 回動力伝達部、45,45B 連動体案内部、45a 前方側領域、45b 中間領域、45c 後方側領域、46 上側プレート部、47 下側プレート部、47a 第1延在部、47b 傾斜部、47c 第2延在部、48 回動許容部、49 回動制限部、50 ロック機構、51 ボタン、52 第1アーム部、53 第2アーム部、54 バネ、55 シャフト、56 フック部、57 アームカバー、58 シャフトカバー、70 収容ケース移動機構、100 引出装置、531 シャフト支持部、532 シャフト収容部、533 突起部、561 シャフト挿入部。

Claims (5)

  1. 冷蔵庫の収容室の前面開口に引出可能に設けられた引出扉と、
    前記引出扉を前後方向に移動させるためのスライド機構と、
    左右方向を軸方向とする回動軸を周りに前記引出扉を回動させる回動機構と、
    前記引出扉のスライド動作に連動してスライド移動するとともに、前記引出扉の回動動作に連動して左右方向を軸方向とする軸周りに回動する連動体と、
    前記連動体の移動を案内する連動体案内部と、を備え、
    前記回動機構は、前記前面開口に平行な第1姿勢と、前記前面開口に対して前方に傾斜した第2姿勢との間で、前記引出扉を回動可能に構成され、
    前記連動体案内部は、前記連動体の回動を制限することで前記引出扉が前記第1姿勢にある状態を維持する回動制限部と、前記連動体の回動を許容することで前記引出扉が前記第2姿勢を取り得る回動許容部と、を含み、
    前記回動制限部は、前記収容室の後面側から前方に向かって延在し、
    前記回動許容部は、前記回動制限部よりも前方側に位置し、
    前記回動許容部は、前記引出扉が前記第2姿勢にある場合に、前記引出扉を後方に向けて移動させる際に前記連動体を強制的に回動させることにより、前記引出扉を前記第2姿勢から前記第1姿勢に強制的に回動させる回動強制部を有し、
    前記スライド機構は、前記引出扉を前方側へ移動不能となる前端位置と前記引出扉が前記前面開口を塞ぐ後端位置との間で前記引出扉を移動可能に構成され、
    前記引出扉が前記前端位置に到達した際に、前記連動体が前記回動許容部に到達し、前記引出扉が回動可能となる、冷蔵庫の引出装置。
  2. 前記引出扉が前記第1姿勢にある状態をロックするロック機構をさらに備えた、請求項に記載の冷蔵庫の引出装置。
  3. 冷蔵庫の収容室の前面開口に引出可能に設けられた引出扉と、
    前記引出扉を前後方向に移動させるためのスライド機構と、
    左右方向を軸方向とする回動軸を周りに前記引出扉を回動させる回動機構と、
    前記引出扉のスライド動作に連動してスライド移動するとともに、前記引出扉の回動動作に連動して左右方向を軸方向とする軸周りに回動する連動体と、
    前記連動体の移動を案内する連動体案内部と、を備え、
    前記回動機構は、前記前面開口に平行な第1姿勢と、前記前面開口に対して前方に傾斜した第2姿勢との間で、前記引出扉を回動可能に構成され、
    前記連動体案内部は、前記連動体の回動を制限することで前記引出扉が前記第1姿勢にある状態を維持する回動制限部と、前記連動体の回動を許容することで前記引出扉が前記第2姿勢を取り得る回動許容部と、を含み、
    前記回動制限部は、前記収容室の後面側から前方に向かって延在し、
    前記回動許容部は、前記回動制限部よりも前方側に位置し、
    前記回動許容部は、前記引出扉が前記第2姿勢にある場合に、前記引出扉を後方に向けて移動させる際に前記連動体を強制的に回動させることにより、前記引出扉を前記第2姿勢から前記第1姿勢に強制的に回動させる回動強制部を有し、
    前記引出扉が前記第1姿勢にある状態をロックするロック機構をさらに備え、
    前後方向に沿った前記回動許容部の一端側から他端側までの任意の位置で、前記ロック機構による前記引出扉のロックを解除することにより、前記引出扉が回動可能となる、冷蔵庫の引出装置。
  4. 冷蔵庫の収容室の前面開口に引出可能に設けられた引出扉と、
    前記引出扉を前後方向に移動させるためのスライド機構と、
    左右方向を軸方向とする回動軸を周りに前記引出扉を回動させる回動機構と、
    前記引出扉のスライド動作に連動してスライド移動するとともに、前記引出扉の回動動作に連動して左右方向を軸方向とする軸周りに回動する連動体と、
    前記連動体の移動を案内する連動体案内部と、を備え、
    前記回動機構は、前記前面開口に平行な第1姿勢と、前記前面開口に対して前方に傾斜した第2姿勢との間で、前記引出扉を回動可能に構成され、
    前記連動体案内部は、前記連動体の回動を制限することで前記引出扉が前記第1姿勢にある状態を維持する回動制限部と、前記連動体の回動を許容することで前記引出扉が前記第2姿勢を取り得る回動許容部と、を含み、
    前記回動制限部は、前記収容室の後面側から前方に向かって延在し、
    前記回動許容部は、前記回動制限部よりも前方側に位置し、
    前記回動許容部は、前記引出扉が前記第2姿勢にある場合に、前記引出扉を後方に向けて移動させる際に前記連動体を強制的に回動させることにより、前記引出扉を前記第2姿勢から前記第1姿勢に強制的に回動させる回動強制部を有し、
    前記スライド機構は、前記引出扉の後面の左右のそれぞれに前端側が取り付けられるとともに、前記引出扉を前記回動軸周りに回動可能に支持する一対のフレームと、前記収容室の左側内壁面および右側内壁面のそれぞれに前後方向に延在するように固定されるとともに、前記一対のフレームを前後方向にスライド移動可能に支持する一対の引出レールとを含み、
    前記一対のフレームに載置される収容ケースを、さらに備え、
    前記引出扉の前記回動軸は、前記収容ケースの前面側であって、前記収容ケースの底面よりも低い位置に位置する、冷蔵庫の引出装置。
  5. 前記収容ケースの前記底面の前端部が、前方に向かうにつれて上方に向かうように傾斜している、請求項4に記載の冷蔵庫の引出装置。
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