JP2010014341A - 冷却庫 - Google Patents

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勝 児玉
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Abstract

【課題】移動棚への被冷却物の収容を容易に行える冷却庫を得る。
【解決手段】本発明の冷却庫は、断熱構造の本体ケース1の前面開口側に、引出し扉式の移動棚2が配置される。移動棚2は、前面および上面が開口する棚本体13の前端に上下揺動可能に支持されて棚本体13の前面開口を開閉する前扉14を有する。前扉14は、棚本体13の前面開口を閉じる縦姿勢と、縦姿勢から90°倒れて棚本体13の前面開口を開く横臥姿勢との間で切り替えられる。移動棚2は、棚本体13の全体が本体ケース1内に収容された後退位置と、棚本体13が後退位置よりも前方に引き出された前方位置との間でスライド移動する。移動棚2を後退位置から前方位置まで引き出すととも、前扉14を横臥姿勢に切り替えたとき、棚本体13に対する被冷却物の収容動作が可能となる。移動規制手段40によって移動棚2の前方位置における前後方向の移動を規制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば収容箱に収容した被冷却物を引出し扉式の移動棚に収容して、冷蔵又は冷凍保管する冷却庫に関する。
この種の冷却庫としては、例えば特許文献1に示すものが挙げられる。そこでは、断熱構造の箱形に形成された本体ケースの前面開口側に、前後移動可能な引出し扉式の移動棚が上下複数段で配置されている。そして、移動棚を前方に引き出し、移動棚の上面開口から移動棚内に被冷却物を差し入れて収容するようになっている。
特開平7−229675号公報(図1)
特許文献1に示す冷却庫では、被冷却物を移動棚よりも上方に持ち上げて、移動棚の上面開口から移動棚内に差し入れることになる。このため、例えば重い被冷却物を移動棚内に収容する場合には、その収容作業が重労働になる。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであり、移動棚への被冷却物の収容を容易に行える冷却庫を提供することを目的とする。
本発明は、断熱構造の本体ケース1の前面開口側に、引出し扉式の移動棚2が配置された冷却庫を対象とする。移動棚2は、前面および上面が開口する棚本体13と、棚本体13の前端に上下揺動可能に支持されて棚本体13の前面開口を開閉する前扉14とを有する。前扉14は、図3に示すように棚本体13の前面開口を閉じる縦姿勢と、図5に示すように縦姿勢から90°倒れて棚本体13の前面開口を開く横臥姿勢との間で切り替え可能に構成されている。移動棚2は、図3に示すように棚本体13の全体が本体ケース1内に収容された後退位置と、図1および図5に示すように棚本体13が後退位置よりも前方に引き出された前方位置との間で、前後方向にスライド移動可能に構成されている。そして、移動棚2を後退位置から前方位置まで引き出すととも、前扉14を横臥姿勢に切り替えたとき、棚本体13に対する被冷却物の収容動作が可能となっており、加えて移動棚2の前方位置における前後方向の移動を規制するための移動規制手段40が設けられていることを特徴とする。
図1に示すように、移動規制手段40は、移動棚2の棚本体13に固定された棚側ストッパ41と、本体ケース1に固定されて棚側ストッパ41を受け止める本体側ストッパ42と、移動棚2の棚本体13に固定された棚側係合部材43と、本体ケース1に固定された本体側係合部材44とを有する。移動棚2を後退位置から前方位置に向けて引き出すと、棚側係合部材43と本体側係合部材44とが当接する仮止め状態(図10参照)となり、かかる仮止め状態から、さらに移動棚2を前方に引き出すと、本体側ストッパ42により棚側ストッパ41が受け止められて移動棚2は前方位置に至り、加えて棚側係合部材43と本体側係合部材44とが係合状態に至る(図1参照)。この状態では、本体側ストッパ42による棚側ストッパ41の前方への移動規制と、棚側係合部材43と本体側係合部材44との係合状態とが相俟って、前方位置における移動棚2の不用意な前後方向への移動が規制される。
棚側係合部材43は、板材を下向きの山形に屈曲してなり、本体側係合部材44は、板材を下向きの山形に屈曲してなるものであって、棚側係合部材43の上方からの嵌まり込み係合を許す上向き開口を有する凹部44aとする。凹部44aよりも後方に位置する板材は、後方に向かって片持ち状に連出しており、該板材の後端部に棚側係合部材43が当接することで、移動棚2が仮止め状態となる(図10参照)。かかる仮止め状態から移動棚2を斜め前上方に引き出し(図11参照)、本体側ストッパ42で棚側ストッパ41が受け止められた状態で移動棚2を下方に移動させると、棚側係合部材43が本体側係合部材44に嵌まり込み係合して、係合状態が確立されるように構成されている(図1参照)。ここでの山形には、V字状の場合とU字状の場合等が含まれる。
棚側ストッパ41と本体側ストッパ42とには、仮止め状態からの移動棚2の上方への移動限界を規制するための上下移動規制部47・48をそれぞれ設ける。
前扉14に、棚本体13の縦姿勢を維持するためのロック手段26を設ける。
図2に示すことく本体ケース1の上面に、移動棚2を前方へ引き出し操作することなく棚本体13内の被冷却物の取り出すための開口4と、この開口4を開閉操作するためのスライド扉3とを設けることができる。
前扉14の揺動速度を制御する緩衝手段25を設けることができる。
本発明においては、移動棚2を後退位置から前方位置まで引き出すとともに、前扉14を90°倒して棚本体13の前面開口を開くことができるようにした。したがって、棚本体13の前側から棚本体13内に被冷却物を容易に差し入れて収容することが可能となる。つまり、例えば被冷却物を棚本体13よりも上方に持ち上げて、棚本体13の上面開口から棚本体13内に収容しなくても済み、この分だけ移動棚2の棚本体13内への被冷却物の収容動作の手間および作業負担を軽減できる。
移動棚2を前方位置まで引き出したとき、前後方向の移動を規制する移動規制手段40を設けていると、移動棚2が前方位置から過剰に引き出されて、移動棚2が本体ケース1から脱落すること、および被冷却物の収容動作の際に移動棚2が前後方向に不用意に動くことを防止できる。したがって移動棚2を前方位置で安定的に保持しながら、被冷却物の収容動作を行うことができる。
移動棚2を後退位置から引き出したときに、棚側係合部材43と本体側係合部材44とが当接する仮止め状態となるようにしていると、当該仮止め状態となるまでは、移動棚2を支障なく引き出し操作することができる。
加えて前記仮止め状態から移動棚2を引き出すと、本体側ストッパ42により棚側ストッパ41が受け止められて移動棚2は前方位置に至り、加えて棚側係合部材43と本体側係合部材44とが係合状態に至って、前方位置における移動棚2の前後方向への移動が規制されるようにしていると、移動棚2を仮止め状態から引き出すだけの簡単な操作で、移動棚2が前方位置に至って前後方向への移動を確実に規制できる。
棚側係合部材43が、板材を下向きの山形に屈曲してなるものであり、本体側係合部材44が、板材を下向きの山形に屈曲してなる凹部44aとされ、凹部44aよりも後方に位置する板材が後方に向かって片持ち状に連出してあると、棚側係合部材43と本体側係合部材44とを簡単な形状で作成でき、この分だけ棚側係合部材43と本体側係合部材44との作製に掛かるコストを抑えることができる。
本体側ストッパ42で棚側ストッパ41が受け止められた状態で移動棚2を下方に移動させると、棚側係合部材43が本体側係合部材44に嵌まり込み係合して、前方位置における移動棚2の前後方向への移動が規制されるようにしていると、目視によって移動棚2を前方位置に合わせなくても済み、仮止め状態後の前方位置への移動操作を簡単且つ確実に行うことができる。
棚側ストッパ41と本体側ストッパ42とに、移動棚2の上方への移動限界を規制する上下移動規制部47・48を設けてあると、仮止め状態からの移動棚2の過度の上方移動を規制できる。したがって本体側ストッパ42が棚側ストッパ41で受け止められずに移動棚2が過剰に引き出されることを防止することができ、棚側係合部材43と本体側係合部材44とを確実に係合状態にすることができる。
前扉14に、棚本体13の縦姿勢を維持するためのロック手段26を設けてあると、前扉14が不用意に揺動して棚本体13の前面開口が開かれて、本体ケース1内の冷気が漏れ出すこと等を防止できる。
本体ケース1の上面の開口4をスライド扉3で開閉操作すると、移動棚2を前方へ引き出し操作することなく移動棚2の棚本体13内に収容された被冷却物を取り出すことができ、これによって冷却庫の利便性の向上を図ることができる。
前扉14に緩衝手段25を設けると、前扉14が急激に揺動して前扉14と棚本体13とを揺動可能に連結する揺動軸に過度の衝撃が加わって、該揺動軸が破損等することを確実に抑制することができる。
本発明に係る冷却庫の実施形態を図1ないし図11に基づいて説明する。図2および図3において冷却庫は、断熱構造の箱形に形成された本体ケース1と、本体ケース1の前面開口側に配置され、前後移動可能な引出し扉式の上下三段の移動棚2と、本体ケース1の上面前部に設けた開口4を前後方向にスライド移動することで開閉操作するスライド扉3と、本体ケース1の後側に配置された機械室5とを有する。
機械室5内には、圧縮機および凝縮器等からなる冷凍装置6が収容されており、冷凍装置6の熱交換器7が本体ケース1内の後部に配置される。そして、熱交換器7によって生成された冷気がファン8での送風作用によって本体ケース1内を循環し、これにて本体ケース1内が冷却される。
機械室5の後面および下面には、通気窓9・9がそれぞれ配置される。本体ケース1内の前面上端部には、本体ケース1内の温度等を表示するとともに本体ケース1内の温度設定等を行うための操作スイッチ等を配置した操作部10が設けられる。機械室5の後面には、ゴム製のスペーサ11が配置され、スペーサ11によって冷却庫と厨房の壁等との間に通気スペースが形成される。本体ケース1の下面には、キャスタ12が配置される。
各移動棚2は、上面および前面が開口する箱形の棚本体13と、該棚本体13の前端に上下揺動可能に支持されて棚本体13の前面開口を開閉する前扉14とを有し、各移動棚2の棚本体13内に、被冷却物を収容した段ボール製の収容箱15が収容される。棚本体13の後端部の左右の下端には、図1および図6に示すように、ローラ16・16が回転自在に設けられており、本体ケース1の左右内面には、前後方向に伸びる一対のレール17・17が固定され、ローラ16・16が、レール17・17内を転動する。棚本体13の左右の上端部は、外側へ屈曲して前後方向に伸びる一対のレール18・18を形成しており、レール18・18が、本体ケース1の左右内面の前端部に回転自在に設けられたローラ19・19に支持される。
そして、移動棚2は、棚本体13の全体が本体ケース1内に収容された後退位置(図3の位置)と、棚本体13が後退位置よりも前方に引き出された所定の前方位置(図5の位置)との間で、前後方向にスライド移動可能に構成されている。
前扉14は、断熱構造になっており、前扉14の前面上端部に左右横長の取っ手20が設けられる。前扉14の後面の縁の全周には、マグネットパッキン21が取り付けられており、移動棚2が前記後退位置にあるときには、縦姿勢の前扉14のマグネットパッキン21が、本体ケース1の前面開口の縁部および本体ケース1の前面開口に設けた横桟22の前面に密着する。これにて、棚本体13の前面開口が、縦姿勢の前扉14によって閉じられる。
また、前扉14は、前記縦姿勢と、該縦姿勢から揺動することで90°倒れて棚本体13の前面開口を開く横臥姿勢(図5の状態)との間で切り替え可能に構成される。そして、移動棚2を前記後退位置から前記前方位置まで引き出すとともに、前扉14を横臥姿勢に切り替えたとき、棚本体13に対する前記収容箱15の収容動作が可能になる。
つまり、前扉14の後面下部と棚本体13の前端下部とは、図1および図6に示すように、左右一対の揺動軸23・23を介して連結されており、前扉14は揺動軸23・23を中心に上下揺動する。前扉14の後面下部には、前扉14の揺動速度を制御するガススプリング(緩衝手段)25の一端が連結され、該ガススプリング25の他端が棚本体13の左右側壁の前後中央に連結される。ガススプリング25によって前扉14が急激な速度で上下揺動することが抑えられる。
前扉14は、ロック手段26によって前記縦姿勢を解除可能に維持(ロック)される。つまり、ロック手段26は、図6に示すように、前扉14の後面側の中央部から左右方向にそれぞれ伸びる一対のロック棒27・27と、前扉14の中央部に配置されて両ロック棒27・27にそれぞれ連結される揺動レバー29と、移動棚2の棚本体13の前端部の左右に固定されてロック棒27の先端部30が係合する係合孔31を設けた一対の受部32・32とを有する。そして、ロック棒27の先端部30が係合孔31に係合することで、前扉14が縦姿勢で棚本体13にロックされる。なお、ロック棒27の中間部は屈曲形成されている。
両ロック棒27・27および揺動レバー29は、前扉14の後面に取り付けられたカバー33内に収容される。揺動レバー29の中央部は、カバー33の内面に取り付けられた支持部材35に揺動自在に軸支される。また、揺動レバー29は、該揺動レバー29の軸に取り付けたねじりバネ36によって、ロック棒27をカバー33から突出させる方向に付勢している。揺動レバー29の上端部には、操作部37が上方向に延出しており、該操作部37がカバー33の上面から上方へ突出している。そして、操作部37をねじりバネ36の付勢力に抗して揺動操作することで、ロック棒27の先端部30が、カバー33内側へ移動して棚本体13の係合孔31から外れ、ロック状態が解除される。
ロック棒27の先端部30は、図7に示すように、後面30aが左右方向に傾斜している。これにて前扉14を横臥姿勢から縦姿勢に切り替える操作に伴って、ロック棒27の先端部30の後面30aが受部32の前端32aに当接したときに、ロック棒27の先端部30がカバー33内ヘ押し込まれる。この後、前扉14の揺動に応じてロック棒27の先端部30が受部32の表面を摺動し、前扉14が縦姿勢になったときには、ロック棒27の先端部30がカバー33から突出して係合孔31に係合する。
本体ケース1および移動棚2には、移動棚2の前方位置における前後方向の移動を規制するための移動規制手段40が設けられている。移動規制手段40は、図8に示すように、移動棚2の棚本体13の後端部の左右にそれぞれ固定された棚側ストッパ41・41と、本体ケース1の左右内面に固定されて棚側ストッパ41・41をそれぞれ受け止める本体側ストッパ42・42と、移動棚2の棚本体13の下面において棚側ストッパ41・41よりも前側に固定された棚側係合部材43と、本体ケース1の前端部に固定された本体側係合部材44とを有する。
移動棚2の棚側ストッパ41は、図8および図9に示すように、その後端部において本体ケース1側に向けて山形(V字状)に屈曲形成した棚位置規制部46と、棚側ストッパ41の前部の下端において本体ケース1側に向けて延出した棚側上下移動規制部47とを有する。本体ケース1の本体側ストッパ42は、上下端部が移動棚2側へ屈曲するコ字状に形成され、その上端部によって本体側上下移動規制部48が構成される。
そして、棚側ストッパ41の棚位置規制部46が、本体側ストッパ42の本体側上下移動規制部48の後端に当接することで(図11の状態)、移動棚2の前方への移動限界が規制される。また、棚側上下移動規制部47の上面が本体側上下移動規制部48の下面に当接することで、移動棚2の上方への移動限界が規制される。本体側ストッパ42の下端部49は、アングル50を介して本体ケース1の内面に固定される。
移動棚2の棚側係合部材43は、図1および図8に示すように、左右横長の板材を下向きの山形(V字状)に屈曲してなるものであり、本体ケース1の本体側係合部材44は、左右横長の板材の後端側を下向きの山形(V字状)に屈曲してなるものであって、棚側係合部材43の上方からの嵌まり込み係合を許す上向き開口を有する凹部44aとされる。本体側係合部材44は、凹部44aよりも後方に位置する板材が後方に向かって片持ち状に連出しており、該板材の後端部に棚側係合部材43が当接することで、移動棚2が仮止め状態となって、移動棚2の前方への移動が規制される。また、本体側係合部材44は、前側が連結部材45を介して本体ケース1に固定される。移動棚2を後退位置から前方へ移動させたときには、棚側ストッパ41の棚位置規制部46が本体側ストッパ42の上端部48の後端に当接して受け止められるよりも前に、移動棚2の棚側係合部材43が本体ケース1の本体側係合部材44の後端側に当接する。
スライド扉3は、図3および図4に示すように、本体ケース1の上面に凹み形成された扉収容スペース51内に収容され、該扉収容スペース51の前部に前記開口4が配置される。開口4は、後退位置にある最上段の移動棚2の棚本体13の上面開口に臨んでいる。扉収容スペース51内の左右側面には、一対のレール52が配置され、該レール52上をスライド扉3の左右側面に設けたローラ53・53が転動する。レール52は、前下りの傾斜状になっており、スライド扉3は、その自重で本体ケース1の上面の開口4を閉じる方向に移動する。
扉収容スペース51の後半部の上面は、着脱自在の外装カバー55で塞がれており、外装カバー55を取り外すことで、扉収容スペース51の後半部内を容易に清掃できる。スライド扉3は、前方に移動させて上方に持ち上げることで、本体ケース1の上面から取り外すことができる。スライド扉3の下面の縁の全周には、マグネットパッキン56が取り付けられており、スライド扉3で開口4を閉じたときには、スライド扉3のマグネットパッキン56が、本体ケース1の開口4の周縁に密着する。スライド扉3の上面の前端には、左右横長の板状の取っ手57が設けられる。そして、スライド扉3を開くことで、移動棚2を前方へ引き出し操作することなく、本体ケース1の開口4から最上段の移動棚2に収容した収容箱15内の被収容物を取り出すことができる。
次に、本冷却庫の移動棚2の操作手順を説明する。移動棚2内の被収容物を取り出す際には、移動棚2を図3および図8に示す後退位置から引き出す。すると、図10に示すように移動棚2の棚側係合部材43が、本体ケース1の本体側係合部材44の後端側に当接して仮止め状態となる。この仮止め状態で移動棚2内の被収容物を取り出すことができる。このとき、棚側係合部材43と本体側係合部材44との仮止め状態によって移動棚2の前方への移動が規制されるので、移動棚2が本体ケース1から抜け落ちることがない。
移動棚2内に、被冷却物を収容した収容箱15を収容する際には、前述の仮止め状態から移動棚2の取っ手20を持って移動棚2を斜め上方向に引き出す。すると、移動棚2の棚側係合部材43が、本体ケース1の本体側係合部材44の上方に移動して前記仮止め状態が解除される。このとき、棚側ストッパ41の棚側上下移動規制部47が、本体側ストッパ42の本体側上下移動規制部48に当接することで、移動棚2の上方への移動限界が規制される。
この状態で該移動棚2を前方へ引き出すと、図11に示すように、棚側ストッパ41の棚位置規制部46が、本体側ストッパ42の本体側上下移動規制部48の後端に当接して受け止められる。この受け止められた状態で移動棚2を下方に移動させると、図1に示すように、移動棚2の棚側係合部材43が本体ケース1の本体側係合部材44の凹部44aに嵌まり込み係合して、該係合状態が確立される。つまり、移動棚2の前後方向への移動が規制される。
この後、移動棚2の前扉14のロック手段26の操作部37を、ねじりバネ36の付勢力に抗して揺動操作することで、ロック棒27の先端部30が棚本体13の係合孔31から外れる。その状態のまま前扉14を前側に揺動させることで、図5に示すように、前扉14が横臥姿勢に切り替えられて棚本体13の前面開口が開かれる。この状態で、棚本体13の前面開口から棚本体13内に収容箱15を収容できる。
移動棚2の前扉14の揺動操作後に操作部37から手を離すと、ねじりバネ36の付勢力でロック棒27の先端部30が前扉14の外方に突出する。そして、移動棚2の前扉14を揺動させて縦姿勢に戻すと、ロック棒27の先端部30が棚本体13の係合孔31に係合して、前扉14の縦姿勢が維持される。
次いで、移動棚2の取っ手20を持って移動棚2の前部を持ち上げる。これにて、移動棚2の棚側係合部材43が、本体ケース1の本体側係合部材44の上方に移動して前記係合状態が解除される。そのまま移動棚2を本体ケース1内に押し込む。そして、移動棚2の棚側係合部材43が、本体ケース1の本体側係合部材44の後方に移動すると移動棚2の前部を下ろし、さらに移動棚2を本体ケース1内に押し込む。すると、移動棚2の前扉14で本体ケース1の前面開口が閉じられ、前扉14のマグネットパッキン21が、本体ケース1の前面開口の縁および横桟22の前面に密着する。
移動棚2を本体ケース1から取り外す場合には、移動棚2を本体ケース1から半分程度引き出したのち、移動棚2の取っ手20を持って移動棚2の前部を持ち上げる。このときには、棚側ストッパ41は本体側ストッパ42よりも後方に位置している。このまま移動棚2を前方へ移動させることで、棚側ストッパ41が本体側ストッパ42の上側を通過して、移動棚2が本体ケース1から取り外される。
移動棚2を本体ケース1に戻す場合には、移動棚2の前部を持ち上げた姿勢で、棚本体13の後端部のローラ16を本体ケース1のレール17に嵌め込む。この状態で、移動棚2を本体ケース1内に押し込み、棚側ストッパ41を本体側ストッパ42の上側を通過させる。この後、移動棚2の前部を下ろし、さらに移動棚2を本体ケース1内に押し込むことで、移動棚2の前扉14で本体ケース1の前面開口が閉じられる。
このように、移動棚2の前扉14を90°倒して棚本体13の前面開口を開くことができるようにした。したがって、棚本体13の前側から棚本体13内に被冷却物を容易に差し入れて収容することが可能になる。つまり、重い被冷却物を棚本体13よりも上方に持ち上げて、棚本体13の上面開口から棚本体13内に収容しなくても済み、移動棚2の棚本体13内に被冷却物を収容する際の手間および作業負担を軽減できる。
移動棚2を後退位置から前方位置に引き出したとき、棚側係合部材43と本体側係合部材44とが当接して仮止め状態になるので、移動棚2を後退位置から前方に過剰に引き出されて、移動棚2が本体ケース1から脱落することを防止できる。
加えて前記仮止め状態から移動棚2を引き出すと、本体側ストッパ42により棚側ストッパ41が受け止められて移動棚2は前方位置に至り、加えて棚側係合部材43と本体側係合部材44とが係合状態に至って、前方位置における移動棚2の前後方向への移動が規制されるので、移動棚2を仮止め状態から引き出すだけの簡単な操作で、移動棚2が前方位置に至って前後方向への移動を規制できる。
前記説明では、ロック手段26は、前扉14のロック棒27が棚本体13の係合孔31に係合することで、前扉14が縦姿勢でロックされるようになっているが、ロック棒27に代えて、例えば、操作部37の操作に応じて左右方向に揺動するフックを設け、該フックが着脱可能に棚本体13の係合孔31に係止されることで、前扉14が縦姿勢でロックされるようにしてもよい。
ガススプリング25は、移動棚2の左右のいずれか一方のみに設けてもよい。緩衝手段としてガススプリング25に代えて、例えばコイルバネを配置して、該コイルバネによって前扉14の上下揺動速度を抑えるようにしてもよい。
棚側係合部材43と本体側係合部材44とは、例えば、棚側係合部材43がピンであり、本体側係合部材44が、前記ピンが係合する孔を設けた板材であってもよい。移動規制手段40の棚側ストッパ41と本体側ストッパ42とは、左右のいずれか一方のみに設けてもよい。
本発明に係る冷却庫の移動棚を示す側面図である。 本発明の冷却庫の斜視図である。 本発明の冷却庫の縦断側面図である。 本発明の冷却庫の要部を示す縦断側面図である。 移動棚の前扉を横臥姿勢に揺動させた状態を示す側面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 図1のD−D線断面図である。 移動棚の操作手順を説明するための縦断側面図である。 移動棚の操作手順を説明するための縦断側面図である。
符号の説明
1 本体ケース
2 移動棚
3 スライド扉
4 開口
13 棚本体
14 前扉
23 揺動軸
25 ガススプリング
26 ロック手段
40 移動規制手段
41 棚側ストッパ
42 本体側ストッパ
43 棚側係合部材
44 本体側係合部材
46 棚位置規制部
47 棚側上下移動規制部
48 本体側上下移動規制部

Claims (7)

  1. 断熱構造の本体ケース(1)の前面開口側に、引出し扉式の移動棚(2)が配置された冷却庫であって、
    移動棚(2)は、前面および上面が開口する棚本体(13)と、該棚本体(13)の前端に上下揺動可能に支持されて棚本体(13)の前面開口を開閉する前扉(14)とを有し、前扉(14)は、棚本体(13)の前面開口を閉じる縦姿勢と、縦姿勢から90°倒れて棚本体(13)の前面開口を開く横臥姿勢との間で切り替え可能に構成されており、
    移動棚(2)は、棚本体(13)の全体が本体ケース(1)内に収容された後退位置と、棚本体(13)が後退位置よりも前方に引き出された前方位置との間で、前後方向にスライド移動可能に構成されており、
    移動棚(2)を後退位置から前方位置まで引き出すととも、前扉(14)を横臥姿勢に切り替えたとき、棚本体(13)に対する被冷却物の収容動作が可能となっており、
    移動棚(2)の前方位置における前後方向の移動を規制するための移動規制手段(40)が設けられていることを特徴とする冷却庫。
  2. 移動規制手段(40)は、移動棚(2)の棚本体(13)に固定された棚側ストッパ(41)と、本体ケース(1)に固定されて棚側ストッパ(41)を受け止める本体側ストッパ(42)と、移動棚(2)の棚本体(13)に固定された棚側係合部材(43)と、本体ケース(1)に固定された本体側係合部材(44)とを有し、
    移動棚(2)を後退位置から前方位置に向けて引き出すと、棚側係合部材(43)と本体側係合部材(44)とが当接する仮止め状態となり、
    かかる仮止め状態から、さらに移動棚(2)を前方に引き出すと、本体側ストッパ(42)により棚側ストッパ(41)が受け止められて移動棚(2)は前方位置に至り、加えて棚側係合部材(43)と本体側係合部材(44)とが係合状態に至り、
    本体側ストッパ(42)による棚側ストッパ(41)の前方への移動規制と、棚側係合部材(43)と本体側係合部材(44)との係合状態とが相俟って、前方位置における移動棚(2)の不用意な前後方向への移動が規制されるようになっている請求項1記載の冷却庫。
  3. 棚側係合部材(43)は、板材を下向きの山形に屈曲してなるものであり、
    本体側係合部材(44)は、板材を下向きの山形に屈曲してなるものであって、棚側係合部材(43)の上方からの嵌まり込み係合を許す上向き開口を有する凹部(44a)とされており、
    凹部(44a)よりも後方に位置する板材は、後方に向かって片持ち状に連出しており、該板材の後端部に棚側係合部材(43)が当接することで、移動棚(2)が仮止め状態となるようになっており、
    かかる仮止め状態から移動棚(2)を斜め前上方に引き出し、本体側ストッパ(42)で棚側ストッパ(41)が受け止められた状態で移動棚(2)を下方に移動させると、棚側係合部材(43)が本体側係合部材(44)に嵌まり込み係合して、係合状態が確立されるように構成されている請求項2記載の冷却庫。
  4. 棚側ストッパ(41)と本体側ストッパ(42)とに、仮止め状態からの移動棚(2)の上方への移動限界を規制するための上下移動規制部(47)・(48)がそれぞれ設けられている請求項2又は3記載の冷却庫。
  5. 前扉(14)に、棚本体(13)の縦姿勢を維持するためのロック手段(26)が設けられている請求項1乃至4のいずれかに記載の冷却庫。
  6. 本体ケース(1)の上面に、移動棚(2)を前方へ引き出し操作することなく棚本体(13)内の被冷却物の取り出すための開口(4)と、この開口(4)を開閉操作するためのスライド扉(3)とが設けられている請求項1乃至5のいずれかに記載の冷却庫。
  7. 前扉(14)の揺動速度を制御するための制動手段(25)が設けられている請求項1乃至6のいずれかに記載の冷却庫。
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