JP6628237B1 - 墜落制止用器具を装着のまま着脱可能な作業衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランヤード付きの墜落制止用器具(フルハーネス安全帯)を装着したまま容易に着脱可能な作業衣服を提供する。【解決手段】ランヤードL付きの墜落制止用器具を装着した上に装着する作業衣服10であって、背面の襟元から垂直方向にファスナー部1を備えてなる。ファスナー部は、スライダー1sを上端1uから下端1lにかけて、上位から下位に降ろすことにより装着できる仕組みを備え、普通服、空調服、防寒服または雨具等の用途に用いられる。【選択図】図1

Description

本発明は、ランヤード付きの墜落制止用器具(フルハーネス安全帯)を装着したまま容易に着脱可能な作業衣服に関する。
従来から、高所等の作業現場で作業をする際に、ランヤード付きの墜落防止器具(フルハーネス安全帯)の装着が義務付けられている。そして、この墜落防止器具を装着した上に、当該器具のショックアブソーバ付きのランヤードを通すための開口部が背中部分に設けられた作業衣服が使用されている。
しかし、従来は、墜落防止器具を装着して作業衣服を着る際に、まず器具の背中部分のランヤードを取り外し、次いで作業衣服を着てから、作業衣服の背面の開口部からランヤードを他者に取り付けてもらう必要があった。また、墜落防止器具を装着して作業衣服を脱ぐ際には、上記と逆のことが必要となる。
また、周囲に協力者がいない場合は、このような作業衣服を墜落防止器具の上に装着した状態から、作業衣服と器具とを一緒に脱がなければならなかった。このように、従来の作業衣服は、墜落防止器具の上に装着する際には、容易に着脱することは困難であった。
このため、墜落防止器具(フルハーネス安全帯)ランヤード付きに対応して、装着者自身が一人で作業衣服を容易に脱着出来るようにすることが要望されていた。
本発明は、ランヤード付きの墜落制止用器具(フルハーネス安全帯)を装着したまま容易に着脱可能な作業衣服を提供することを目的とする。
本発明者は、前記課題を解決するべく鋭意研究した結果、作業衣服の背面から襟元にかけて特定の構造を設けることにより、前記目的を達成し得ることの知見を得た。
本発明は、前記知見に基づきなされたもので、下記の発明を提供するものである。
1.ランヤード付きの墜落制止用器具を装着したままその上に装着する着脱可能な作業衣服であって、
背面の襟の上端から垂直方向にファスナー部を備え
前記ファスナー部は、スライダーを上位から下位に降ろすことによって開いた状態から閉じた状態にでき、スライダーを下位から上位に上げることによって閉じた状態から開いた状態にできる仕組みを備える作業衣服。
.前記ファスナー部の長さは、15cm〜25cmの範囲内にある、前記記載の作業衣服。
調服、防寒服または雨具の用途に用いられる、前記1又は2に記載の作業衣服。
本発明によれば、墜落防止器具(フルハーネス安全帯)ランヤード付きに対応して、装着者自身が一人で作業衣服を容易に脱着可能となる。
本発明の一実施形態に係る作業衣服について、墜落防止器具ランヤード付きを付けたまま装着した場合の背面から見た状態を示す概略図である。 図1の作業衣服を装着しようとする際の状態を示す概略図である。 図1の作業衣服を装着中の状態を示す概略図である。 図1の作業衣服を装着した後の状態を示す概略図である。
以下、本発明について、その好ましい実施形態に基づき詳細に説明する。
本発明の一実施形態に係る作業衣服(作業服)は、図1に示すように、ランヤードL付きの墜落制止用器具(フルハーネス安全帯)を装着した(図1では作業衣服の内部のため見えない)上に装着する作業衣服10である。そして、作業衣服10は、その背面の襟元から垂直方向にファスナー部1を備えている。
本実施形態の作業衣服10は、このような構成からなるため、墜落防止器具(フルハーネス安全帯)ランヤードL付きに対応して、装着者自身が一人で作業衣服を容易に脱着可能となる。なお、ここで使用されるランヤードLとしては、通常、D環を介してフルハーネス安全帯に接続可能なショックアブソーバ付きのランヤードが使用される。
ファスナー部1としては、作業衣服10の背面中央部の襟元から垂直方向に、上止を有する上端1uと、下止を有する下端1lと、および上端1uおよび下端1lの間に設けられたエレメント(務歯)とを備えたものが用いられる。なお、ファスナー部1の構成部材である上止、下止およびエレメントは図1に図示していない。これらの構成部材は、ファスナーとして通常用いられるものを制限なく利用できる。
ファスナー部1は、開いた状態からスライダー1sを上位から下位に(首から背中に対応する位置にかけて)降ろすことにより装着できる仕組みを備えている。逆に、作業衣服10を脱ぐ際には、閉じた状態からスライダー1sを下位から上位に上げることにより脱衣できる仕組みを備えている。このような仕組みを備えた作業衣服10を使用することで、墜落防止器具ランヤード付きに対応して、装着者自身が一人で作業衣服10をより一層容易に脱着可能となる。
ファスナー部1の長さ(上端1uおよび下端1lの上止と下止との間の長さ)は、本発明の効果を向上できる点で、15cm〜25cmの範囲内にあることが好ましい。
なお、ファスナー部1の長さ、幅、方向は、作業衣服10に対応して変更が出来る。
本実施形態に用いられるファスナー部1は、用途に応じて素材を変え対応することができる。
また、ファスナー部1の下端に、左右の水平方向に突出した補強体2が設けられている。かかる補強体2を備えることで、ファスナー部1の強度を高め、より一層作業衣服10の着脱を容易にできるため好ましい。補強体2は、左右のそれぞれ一方の長さが5cm乃至10cmの範囲内にあることが、ファスナー部1を閉じた際にできる開口をより補強できるため好ましい。
さらに、ファスナー部1の下端近傍の背面内側には、伸縮性を備えたゴム材3が取り付けられている。ゴム材3が取り付けられていることにより、ファスナー部1を閉じてできた開口(ランヤードが通る穴)の強度を、前記の補強体2とともにより一層高めることが可能となる。ゴム材3の形態等は特に制限されないが、特にファスナー部1の下端1l近傍の背面の左右両内側に設けられることが好ましい。
本実施形態に係る作業衣服10は、用途に応じて素材、デザインを変えても量産可能である。
また、どのような作業衣服においても、墜落防止器具(フルハーネス安全帯)ランヤード付き対応として衣服を提供出来る。
本実施形態に係る作業衣服10は、その用途に制限されるものではなく、種々のものに用いられる。例えば、普通服、空調服、防寒服または雨具(レインコート、カッパ)として用いられることで、それぞれの用途に応じた機能を発揮できるため好ましい。
また、作業衣服10は、必要に応じ、夏季等の暑い時期に、一部に開口部を設けて空調服として使用することができる。
次に、本実施形態の作業衣服10の使用例について、図2〜4を示して説明する。
まず、墜落防止器具(フルハーネス安全帯)HのランヤードL付きを装着した状態でランヤードLを一度肩に乗せ、図2に示す作業衣服10を着る。ランヤード安全帯フックは各所にあるDかんに掛ける。図2に示すように、作業衣服10を装着しようとする際に、墜落制止用器具HのランヤードL付きを装着したまま、ランヤードLが外に出るように背面の内側下から左右の袖を通す。そして、作業衣服10の正面(前部分)(図示せず)を整えた後、図3に示すように、作業衣服10における首から背中に相当する位置に設置してあるファスナー部1(下から上は開き、上から下は閉まる機能を備える)の上端1uに相当する左右両側をスライダー1sによって両手で止める。次いで、図4に示すように、スライダー1sを上端1uから下端1lにかけて下ろすことにより、作業衣服10を装着した後の状態となる。
また、作業衣服10を脱ぐ際には、上記の装着の逆の作業をすればよい。すなわち、図4、図3、図2の作業を順次することにより可能である。まず、図4に示すように、ファスナー部1を軽く上に持ち上げたのちに、補強体2の近傍にあるスライダー1sを下端1lから上端1uにかけて上げる。これにより、図3に示すように、作業衣服10のファスナー部1が外れた状態となり、ファスナー部1が完全に開きその部分に肩に乗せていたランヤードLを持っていく(降ろす)。そして、作業衣服10の正面(前部分)(図示せず)も取り外した後、図2に示すように、墜落制止用器具HのランヤードL付きを装着したまま、作業衣服10の左右の袖を外し、背面のランヤードLより内側下から作業衣服10を取り出す。
以上のように、作業衣服10における背中に対応する位置にあるファスナー部1を軽く持ち上げ開いているファスナー部1のスライダー1sを上から下に降ろし閉じる。そうすることにより、フルハーネス安全帯である落下防止器具(ランヤード付き)を装着したままで作業衣服10を着ることができる構造になっている。
フルハーネス安全帯である落下防止器具H(ランヤードL付き)を装着した上に着た作業衣服10を脱ぐ場合は、首から背中に対応する位置にあるファスナー部1のスライダー1sを下から上にあげる。これにより、ファスナー部1が開きランヤードLを開いたファスナー部1から取り出し作業衣服10をそのまま脱げる構造になっている。
本発明に係る作業衣服は、春夏秋冬、暑いとき寒いとき作業中フルハーネス安全帯(ランヤード付き)を装着したまま着たり脱げたりするので、作業に支障をきたすことなく効率が良い作業着となる。
本発明は、墜落防止器具(フルハーネス安全帯)ランヤード付きに対応して容易に脱着出来るようにした作業衣服として、産業上の利用可能性を有する。
10… 作業衣服
1… ファスナー部
1u… ファスナー部上端
1l… ファスナー部下端
1s… スライダー
2… 補強体
3… ゴム材
H… 墜落制止用器具(フルハーネス安全帯)
L… ランヤード

Claims (3)

  1. ランヤード付きの墜落制止用器具を装着したままその上に装着する着脱可能な作業衣服であって、
    背面の襟の上端から垂直方向にファスナー部を備え
    前記ファスナー部は、スライダーを上位から下位に降ろすことによって開いた状態から閉じた状態にでき、スライダーを下位から上位に上げることによって閉じた状態から開いた状態にできる仕組みを備える作業衣服。
  2. 前記ファスナー部の長さは、15cm〜25cmの範囲内にある、請求項記載の作業衣服。
  3. 調服、防寒服または雨具の用途に用いられる、請求項1又は2に記載の作業衣服。
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