JP7316021B2 - フルハーネス対応衣服 - Google Patents

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Description

本発明は、胸ベルトにランヤードが掛止されるフルハーネス型安全帯の上から着用するフルハーネス対応衣服に関する。
2019年2月1日の労働安全衛生法施行令の一部の改正に伴い、高さ2m以上の作業床等のない高所作業では、フルハーネス型安全帯(墜落静止用器具)の着用が義務付けられている。
屋外での高所作業は、季節による寒暖差が大きいことから、例えば、夏季にはフルハーネス型安全帯の上から、フルハーネスに対応する空調服を着用している(例えば、特許文献1など)。このフルハーネス型の空調服は、ファン付きの衣服本体の前身頃に、ランヤードを挿通させる筒状の前身頃ロープ貫通手段を設けたものである。
着用時には、着用者がフルハーネス型安全帯の上から空調服を着用した後、筒状の前身頃ロープ貫通手段の中に手を差し込み、胸ベルトの中心位置にあるランヤード取付部に連結されたランヤードを空調服の外へ引きだす。これにより、ランヤードが前方に配されたフルハーネス型安全帯の上から、空調服を着用し易くなる。
実用新案登録第3220903号公報
しかしながら、特許文献1の空調服は、このようにファン付きの衣服本体の前身頃に、ランヤードを通す筒状の前身頃ロープ貫通手段を設け、フルハーネス型安全帯の上から空調服を着用できるようにしただけのものであった。そのため、例えば、着用者が高所から落下し、フルハーネス型安全帯の胸ベルトのランヤード取付部に連結された1本のランヤードで着用者が吊下されると、衣服本体の襟により、着用者の首が絞め付けられるおそれがあった。
そこで、発明者は鋭意研究の結果、フルハーネス対応衣服の前中心のうち、胸ベルトのランヤード取付部との対峙部分にランヤードの通し穴を形成し、また前ファスナとして、通し穴より上方に配されて、着用者の落下時の衝撃荷重で掛止解除される上部ファスナと、通し穴より下方に配される下部ファスナとからなるものを採用すれば、上述した課題はすべて解消されることを知見し、この発明を完成させた。
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、着用者が高所から落下し、前方に配置されたランヤードにより1本吊された時に、衣服本体の襟による首の締め付けが発生しないフルハーネス対応衣服を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、胸ベルトのランヤード取付部にランヤードが掛止されるフルハーネス型安全帯の上に着用するフルハーネス対応衣服において、着用者の少なくとも上半身を被う衣服本体の前中心のうち、前記胸ベルトのランヤード取付部との対峙部分に前記ランヤードの通し穴を形成し、前記衣服本体の前中心を開閉する前ファスナが、前記通し穴より上方に配され、かつ着用者の落下時の衝撃荷重で掛止解除される上部ファスナと、前記通し穴より下方に配される下部ファスナとからなることを特徴とするフルハーネス対応衣服である。
ここでいうフルハーネス対応衣服とは、胸ベルトのランヤード取付部にランヤードが掛止されるフルハーネス型安全帯を装着した状態で着用が可能な衣服である。
フルハーネス対応衣服の種類は限定されない。例えば、各種の上着でも、上着とズボンとが連結された各種のツナギでもよい。具体的には、空調服、雨合羽、防寒着などを採用することができる。
ランヤードの通し穴の形状およびサイズは、ランヤードのロープまたはストラップを挿通可能であれば任意である。
ランヤードとは、ロープまたはストラップに、フック・D環・ショックアブソーバー・巻き取り器・伸縮調整器などの部品を取り付けた安全帯の命綱部分である。
ここでいう前ファスナは、上部ファスナと下部ファスナとから構成されるオープンファスナである。
上部ファスナの種類は、着用者の落下時の衝撃荷重で、ファスナの掛止状態が解除される(ファスナが自然に開く)ものであれば任意である。例えば、ホック、ボタンなどの各種の点ファスナや、左右対となった務歯付きの基材テープ間でスライダを移動させることにより、左右の務歯同士が順に組み合わさって自在に開閉される各種の線ファスナなどを採用することができる。その他、基布の一面にフック状に起毛された雄側面ファスナと、基布の一面にループ状に密集して起毛された雌側面ファスナとからなる雄,雌兼用タイプのものなど、各種の面ファスナを採用することができる。
線ファスナの上部ファスナとしては、例えば、ファスナ掛止状態で上部ファスナの左右に荷重が作用した際に、スライダを下げることなく掛止解除されるクイック線ファスナを採用することができる。その他、ファスナ掛止状態で上部ファスナの左右に荷重が作用した際に、上側スライダが下がる一方、下側スライダが上がる両開き線ファスナでもよい。
着用者の落下時の衝撃で、ファスナの掛止状態が解除されるランヤード引っ張り荷重は、落下高さにもよるが概ね装備品着用者の体重(例えば、成人男性70kg)の2~7倍である。2倍未満では、通常作業時にファスナが開くおそれがある。また、7倍を超えれば着用者の落下時にファスナが十分に開かないおそれがある。好ましいファスナの解除荷重としては、着用者の体重の3~6倍である。
下部ファスナの種類は限定されない。一般的な各種の点ファスナ、一般的な各種の線ファスナ、一般的な各種の面ファスナを採用することができる。
なお、下部ファスナにも、着用者の落下時の衝撃でファスナの掛止状態が解除されるものを採用することができる。この場合、落下時の衝撃でフルハーネス型安全帯のベルトの伸びにより衣服が引っ張られたとき、下部ファスナが開くことで襟による首元の圧迫がさらに緩和される。
クイック線ファスナおよび両開き線ファスナの種類はそれぞれ任意である。
また、クイック線ファスナ、両開き線ファスナの通常作業時の開きを防止するため、衣服の前中心に、これらのファスナを被う前立てを設け、上側前立て部と下側前立て部とを、着用者の落下時の衝撃でファスナの掛止状態が解除される面ファスナにより掛止するようにしてもよい。
請求項に記載の発明は、前記衣服本体はV字状に開いた襟を有し、前記上部ファスナ は、前記襟の重なり部から前記通し穴までの距離が、V字状に開放されていないシャツ襟に比べて短くなっている面ファスナのみからなることを特徴とする請求項1に記載のフルハーネス対応衣服である。
ここでいう「襟の重なり部」とは、襟と前立て部とが連結する部分(V字の溝部分)を意味する。
面ファスナの種類は任意である。例えば、雄側面ファスナと雌側面ファスナとを有するものでも、雄雌兼用の面ファスナでもよい。
このように、衣服本体の襟をV字襟(オープンカラー)とすれば、上部ファスナが形成される襟の重なり部から通し穴までの距離(長さ)が、V字状に開放されていない一般的なシャツ襟(シャツカラー)に比べて短くなる(例えば、10cm以下)。よって、仮に、短尺な上部ファスナとして線ファスナ(クイック線ファスナ)を採用した場合には、務歯付き基材テープの全長に占めるスライダの長さの割合が大きくなり、その分だけ線ファスナの開閉距離が短くなる。そのため、線ファスナの取り付け効果が十分に得られない。
そこで、ここでは上部ファスナとして面ファスナを採用した。これにより、クイック線ファスナに比べて掛止力が大きい面ファスナであっても、ファスナが短くなることでその掛止力が低下し、着用者の落下時の衝撃荷重により、この掛止状態を良好に解除することができる。
請求項に記載の発明は、前記衣服本体の前中心には、前記前ファスナを被う前立てが設けられ、該前立ては、上側前立て部と下側前立て部とを、着用者の落下時の衝撃荷重で掛止解除される面ファスナにより掛止したもので、このうち、前記上側前立て部は、前記上部ファスナから前記通し穴までの領域、または、前記上部ファスナから前記通し穴を経て前記下部ファスナの上端部までの領域を被う上側前立て上部と、残りの前記下部ファスナを被う上側前立て下部とを有したことを特徴とする請求項1又は請求項2のうち、何れか1項に記載のフルハーネス対応衣服である。
前立ては、衣服本体の前中心に配されて、上側前立て部と下側前立て部とからなる。
上側前立て上部の長さは、上部ファスナから前記通し穴までの領域を被う長さ、または、上部ファスナから通し穴を経て下部ファスナの上端部までの領域を被う長さを有していればよい(なお、これらの長さには、例えば、襟の重なり部から上部ファスナまでの長さなどを含む場合がある)。
上側前立て下部の長さは、この上側前立て上部の長さに応じて適宜変更される。具体的には、上側前立て上部が上部ファスナから通し穴までの領域の場合における上側前立て下部の長さは、下部ファスナの全体を被う長さである。また、上側前立て上部が上部ファスナから通し穴を経て下部ファスナの上端部までの領域の場合には、下部ファスナの上端部を除く部分を被う長さである(これらの長さには、例えば、裾リブ(帯状の裾)などの長さを含む場合がある)。ただし、上側前立て上部と上側前立て下部とに重なり部分が存在してもよい。
面ファスナの種類は任意である。例えば、雄側面ファスナと雌側面ファスナとを有するものでも、雄雌兼用の面ファスナでもよい。
この面ファスナは、着用者の落下時の衝撃荷重により掛止解除されることから、上部ファスナともいえる。
上側前立て部を、上側前立て上部と上側前立て下部とに2分割したことで、落下時の衝撃でフルハーネス型安全帯のベルトの伸びにより衣服が引っ張られたとき、面ファスナにより下側前立て部の上部に掛止された上側前立て上部の掛止状態が解除され易くなる。
本発明によれば、フルハーネス型安全帯の上からフルハーネス対応衣服を着用する。このとき、衣服本体の前中心の通し穴からランヤードの一部を通して、下部ファスナと上部ファスナとをそれぞれ掛止する。
高所作業中、着用者が落下した場合には、通常、落下時の衝撃荷重の作用でフルハーネス型安全帯のハーネスベルトが伸び、衣服が引き上げられて襟により首元を圧迫される。しかしながら、このフルハーネス対応衣服では、落下時の衝撃荷重の作用により上部ファスナの掛止状態が自然に解除されて、襟が開く。その結果、作業者のランヤードを介した一本吊り状態において、この襟による首の締め付けを解消することができる。
また、本発明では、通し穴を衣服本体の前中心で胸ベルトのランヤード取付部と対峙させている。以下、その理由を説明する。
第1の理由は、例えば、従来技術のように、前身頃ロープ貫通手段を通して左、右身頃の一方から着用者の前方側へランヤードを引き出すようにした場合に懸念される下記問題を解消させるためである。すなわち、着用者が転落してその衝撃荷重が発生した時、ランヤードが上半身の右側または左側から上方へ引っ張られる。そのため、着用者の上半身には瞬間的に大きいねじり力が作用し、着用者は脊椎を痛めるおそれがある。
また、このように通し穴とランヤード取付部とを対峙させた第2の理由は、前記従来技術のように、左,右身頃の一方から着用者の前方側へランヤードを引き出すようにした場合において、例えば、ランヤードを足場の手摺などに連結しての荷物の運搬中、何らかの原因でランヤードが引かれれば、ランヤードが上半身の一側部(体幹(脊椎)より離れた位置)から手摺の方向へ引っ張られる。そのため、着用者は、上半身が予想以上に一方へ引かれる感覚があり、歩行中の着用者はバランスを崩し易く、これを原因として荷物を落としたり、足を踏み外して高所の足場から転落するおそれもあるためである。
さらに、この通し穴とランヤード取付部とを対峙させた第3の理由は、例えば、衣服本体の前中心で通し穴をランヤード取付部より上方に配置すれば、高所でのフルハーネス対応衣服の使用時、何らかの原因で、ランヤード取付部に掛止されたランヤードが引かれた際、これに伴い、ランヤード取付部と通し穴とが離間した長さの分だけ、衣服本体が下方へ引っ張られる。これにより、例えば、着用者が荷物を担いで足場を歩行しているときは、着用者は強制的に前屈みにさせられ、その結果、荷物を落としたり、最悪の場合には、足を踏み外して転落のおそれがあるためである。
また、このようにランヤード取付部より上方に通し穴を配した場合には、当然ながらランヤード取付部と通し穴との離間長さ分だけ上部ファスナは短くなる。そのため、例えば、足場から落下してランヤードにより1本吊りされた着用者にあっては、この上部ファスナが短くなった分だけ、襟による首の締め付けの緩和効果が低下することになる。
さらにまた、衣服本体の前中心で通し穴とランヤード取付部とを対峙させた第4の理由は、例えば、衣服本体の前中心で通し穴をランヤード取付部より下方に配置すれば、高所でのフルハーネス対応衣服の使用時、何らかの原因で、ランヤード取付部に基端部が掛止されたランヤードが引かれたとき、これに伴って、ランヤード取付部と通し穴との離間長さ分だけ衣服本体が上方へ引っ張られる。そのため、例えば、着用者が荷物を担ぎ足場を歩行しているときなどには、着用者はこの想定していない方向からの外力に驚くとともに、強制的に衣服本体が持ち上げられて足元が浮いたような感覚をおぼえる。その結果、荷物を落下し易く、最悪の場合には、足を踏み外して転落するおそれがある。
以上のことから、この通し穴は、衣服本体の前中心において、胸ベルトのランヤード取付部との対峙位置に配した方がよいことを理解することができる。
また、本発明では、衣服本体の前ファスナを、着用者の落下時の衝撃荷重で掛止解除される上部ファスナと、下部ファスナとに2分割している。これにより、本発明の目的である作業者の転落時の衣服本体の襟による首の絞め付け解除に直接関与しない下部ファスナに対して、フルハーネス対応衣服の製作時、設計選択の自由度を大きくすることができる。
例えば、下部ファスナを着用者の落下時の衝撃荷重で開き易くすれば、落下時の衝撃でフルハーネス型安全帯のベルトの伸びにより衣服が引っ張られたとき、この下部ファスナが開くことで衣服本体の襟による首元の圧迫がさらに緩和される。これに対して、下部ファスナを着用者の落下時の衝撃荷重でも開かないように構成すれば、通常作業でランヤードを横に張った状態で横を向く作業をしたとき、自然にファスナが開くのを防ぐという効果が得られる。
さらに、本発明では、上部ファスナと下部ファスナとの間に通し穴を配している。その理由は、前ファスナのうち、ランヤード取付部との交差部分が、ランヤードを前方へ引き出す際に邪魔になるためである。しかも、このように上,下部ファスナの間に通し穴を設けたため、着用者の落下時において、上部ファスナを連結解除する外力が下部ファスナに伝搬されにくくなる。これにより、上部ファスナと下部ファスナとの機能の独立性を保持し易い。
特に、請求項2に記載の発明によれば、上部ファスナとしてクイック線ファスナを採用した場合において、着用者の落下時には、掛止状態の上部ファスナの左右に衝撃荷重が作用する。このとき、クイック線ファスナに備わった自動開放機能により、着用者がスライダを下げずとも自然にファスナが連結解除される。その結果、着用者が落下して宙吊り状態となったとき、衣服本体の襟により首が締め付けられない。
また、上部ファスナとして両開きファスナを採用した場合には、着用者の落下時、閉じたファスナの左右に衝撃荷重が作用することで、両開きファスナの上側スライダが下がる一方、下側スライダが上がる。これにより、着用者が落下して宙吊り状態となった際に、衣服の襟による首の締め付けが発生しない。
また、請求項3に記載の発明によれば、例えば、気温が高い日などに着用される襟をV字に開いたフルハーネス対応衣服(例えば、作業服、空調服など)にあっては、シャツ襟に比べて襟の重なり部から通し穴までの距離が短くなり、その分だけ上部ファスナが短尺化する。これにより、上部ファスナとしては、線ファスナより面ファスナが好適となる。すなわち、着用者の落下時、掛止状態の上部ファスナの左右に衝撃荷重が作用することで、面ファスナに備わった自動開放機能が作動し、仮に着用者が宙吊り状態となっても、衣服本体の襟による首の締め付けは発生しない。
請求項4に記載の発明によれば、上側前立て部は、上部ファスナおよび通し穴を覆う上側前立て上部と、下部ファスナを被う上側前立て下部とに2分割されるとともに、これらを着用者の落下時の衝撃荷重で掛止解除される面ファスナを介して下側前立て部に掛止している。これにより、着用者の落下時の衝撃でフルハーネス型安全帯のベルトが伸びて衣服が引っ張られた際、面ファスナにより掛止された上側前立て上部の掛止状態が解除され易くなり、落下時の着用者の安全性が高まる。
また、このように上側前立て部を、上側前立て上部と上側前立て下部とに2分割したため、下部ファスナおよび上部ファスナを掛脱する作業性も高まる。
さらには、上側前立て上部を、上部ファスナおよび通し穴を被うものとしたため、例えば、フルハーネス対応衣服が空調服の場合には、空気の漏れが減少して密封性が高まる一方、この衣服が雨合羽の場合には、雨の侵入を防止でき、かつ通し穴からのランヤードの導出部分が隠れて、衣服の意匠性も高められる。
本発明の実施例1に係るフルハーネス対応衣服の正面図である。 (a)本発明の実施例1に係るフルハーネス対応衣服の前立ての一部を切欠した状態を示す正面図である。(b)本発明の実施例1に係るフルハーネス対応衣服の一部を構成するクイック線ファスナの掛止状態を示す要部拡大正面図である。 (a)本発明の実施例1に係るフルハーネス対応衣服の一部を構成する両開きファスナの掛止開始状態を示す要部拡大正面図である。(b)この両開きファスナによる掛止状態を示す要部拡大正面図である。(c)この両開きファスナによる上,下両端部の開放状態を示す要部拡大正面図である。 本発明の実施例1に係るフルハーネス対応衣服の襟による首の絞め付け状態を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係るフルハーネス対応衣服の襟による首の絞め付け解除状態を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る別の態様のフルハーネス対応衣服の正面図である。
以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
図1において、10は本発明の実施例1に係る空調服(フルハーネス対応衣服)で、この空調服10は、胸ベルト11のランヤード取付部11’にランヤード12が掛止されるフルハーネス型安全帯13の上に着用されるものである。ランヤード取付部11’は、体のほぼ左右中央位置の胸ベルト11に、縫製などによって環(D環ともいう)をなすように設けたもので、ランヤード取付部11’の閉ループ環に、フック20を引っ掛けたり、ランヤード12をループ状に結ぶものである。
図1および図2に示すように、空調服10とは、通気性のない布地から縫製された衣服本体14の背中に、図示しない電動ファンが内蔵された上着である。衣服本体14は、その裾15がゴム素材により弾性的に絞られており、その前中心には、前立て16により被われた前ファスナ17が設けられている。
前立て16は、先端部の裏面に雄側面ファスナ(面ファスナ)18が縫製されて、前ファスナ17を被う上側前立て部16aと、基端部の表面に雌側面ファスナ(面ファスナ)19が縫製された下側前立て部16bとからなる。雄,雌側面ファスナ18,19の掛止力は、着用者の落下時の衝撃荷重によって、容易に掛止解除される程度とする。
ランヤード12は、高所作業時の命綱の部分である。ランヤード12は胸ベルト11のランヤード取付部11’に着脱自在に連結されるフック20と、フック20に基端部が連結された短尺なストラップ21と、ストラップ21の先端部に連結されたショックアブソーバー22と、ショックアブソーバー22に基端部が連結されたロープ23と、ロープ23の先端部に連結されたカラビナ24とを有したものである。
ショックアブソーバー22は、自由落下距離が1.8m、耐衝撃荷重が4.0kN以下、ショックアブソーバー22の伸びが1.2m以下の第1種のもの、または自由落下距離が4.0m、耐衝撃荷重が6.0kN以下の第2種のものである。
本発明の構成の特徴は、衣服本体14の前中心のうち、胸ベルト11のランヤード取付部11’との対峙部分にランヤード12の通し穴25を形成した点と、前ファスナ17として、通し穴25より上方に配され、かつ着用者の落下時の衝撃荷重で自然に掛止解除される上部ファスナ26と、通し穴25より下方に配される下部ファスナ27とからなるものを採用した点とである。
通し穴25は、下側前立て部16bの一部分を矩形状に切欠したものである。この通し穴25のサイズは、縦3cm、横2cm程度である。通し穴25の形状により、雌側面ファスナ19を含めて、下側前立て部16bは上下に2分割される。
下部ファスナ27は、着用者の落下時の衝撃荷重でも掛止解除されない、一般的なスライダ27aを有する線ファスナである。
以下、図2(b)を参照して上部ファスナ26について詳細に説明する。
この上部ファスナ26には、オープンファスナであるクイック線ファスナが採用されている。クイック線ファスナとは、多数の務歯が長さ方向へ所定ピッチで固定された左右一対の基材テープと、両基材テープ間を自在に移動するスライダ26aとを有して、ファスナ掛止状態でファスナの左右に荷重が作用した際に、着用者がスライダ26aを下げることなく自然に務歯が外れる(掛止解除される)線状のファスナである。
なお、図3(a)~図3(c)に示すように、このクイック線ファスナの上部ファスナ26に代えて、ファスナ掛止状態でファスナの左右に荷重が作用した際に、上側スライダ26bが下がる一方、下側スライダ26cが上がる両開き線ファスナ26Aを採用してもよい。この場合には、着用者の落下時、閉じた両開きファスナ26Aの左右に衝撃荷重が作用することで、上側スライダ26bが下がる一方、下側スライダ26cが上がる(図3(c)を参照)。これにより、着用者が落下して宙吊り状態となったとき、衣服本体14の襟14aによる作業者の首の締め付けは緩和される。
また、図1に示すように、ここでは衣服本体14としてV字状に開いた襟14aを採用したため、襟14aの重なり部14bから通し穴25までの距離Lが、図示しないシャツ襟のものに比べて短くなる(例えば、10cm以下)。そのため、上部ファスナ26として、ここではクイック線ファスナを採用したが、これに代えて雄,雌側面ファスナ18,19を採用してもよい。面ファスナは掛止力が高いものの、短尺サイズであれば、着用者の落下時の衝撃荷重で、この掛止状態を確実に解除することができる。これにより、衣服本体14が略密封状態となる。なお、この際には、雄,雌側面ファスナ18,19が短尺でも上部ファスナ26としての好適な取り付け効果が得られるように、上側前立て部16aの裏面全体に雄側面ファスナ18を設ける一方、下側前立て部16bの表面全体に雌側面ファスナ19を設けてもよい。
その際、下部ファスナ27には、線ファスナを用いる組合せが望ましい。
また、上部ファスナ26の雄,雌側面ファスナ18,19は、一対の組み合わせに限定されない。例えば、雄側面ファスナ18と雌側面ファスナ19とを各上下に2、3分割して、複数対の雄,雌の組み合わせとしてもよい。
次に、図1~図6を参照して、本発明の実施例1に係る空調服10の使用方法を説明する。
図1に示すように、夏季に建設現場で空調服10を使用する際には、まず、フルハーネス型安全帯13を着用し、胸ベルト11のランヤード取付部11’の環と、ランヤード12のストラップ21の環とをフック20により連結する。または、フック20に代えて、ストラップ21をランヤード取付部11’の環に通し、その後、ストラップ21の環にランヤード12を通して、ストラップ21をループ状に結んで連結してもよい。
次に、フルハーネス型安全帯13の上から空調服10を着用する。このとき、ランヤード12を衣服本体14の外側に突出した状態で、空調服10の左右に開いた前側を合わせる。その後、下部ファスナ27の務歯付きの基材テープ間でスライダ27aを上方へ移動して下部ファスナ27を閉じれば、左右に分割していた通し穴25が合わさる。これにより、ランヤード12のストラップ21は、上部がつながっていない通し穴25を通った状態となる。
さらに、務歯付きの基材テープ間でスライダ26aを上方へ移動して上部ファスナ26を閉じれば、通し穴25は一周つながった環となり、その環の中をストラップ21が通った状態となる。
その後、雄,雌側面ファスナ18,19を介して、上,下側前立て部16a,16bを重ね合わせて掛止する。これにより、衣服本体14が略密封状態となる。
次いで、衣服本体14の背中部分に配された、図示しない左右一対の電動ファンを作動する。これにより発生した風は、空調服10の内部空間全体をめぐり、作業中の着用者の上半身からの汗を乾かすとともに体温を下げる。
また、例えば、図6に示すように、衣服本体14の上側前立て部16aを、上部ファスナ26対応用の上側前立て上部16a’と、下部ファスナ27対応用の上側前立て下部16a”とに別々に設けて、この上側前立て上部16a’の長さを、通し穴25の下端より下方位置(下部ファスナ27の上端部との対峙位置)まで長くしてもよい。
このとき、上側前立て上部16a’を、着用者の落下時の衝撃荷重で掛止解除される雄側面ファスナ18の上部を介して、下側前立て部16bの上部に掛止する一方、上側前立て下部16a”を雄側面ファスナ18の下部を介して、前立て16の下側前立て部16bの下部に掛止する。これにより、着用者の落下時の衝撃でフルハーネス型安全帯13のベルト(胸ベルト11を含む)が伸びて衣服本体14が引っ張られた際、雄側面ファスナ18の上部により掛止された上側前立て上部16a’の掛止状態が解除され易くなり、落下時の着用者の安全性が高まる。
また、この構成にすれば、雄,雌側面ファスナ18,19を介して、下側前立て部16bと上側前立て上部16a’を重ね合わせて掛止した際に、通し穴25からの空気の漏れを少なくできる。さらには、ストラップ21の衣服本体14から外部へ導出される部分を、上側前立て上部16a’の下側から突出させることができる。この場合、この突出位置が着用者の体の左右ほぼ中心であるため、空調服10の意匠的にもすっきりとする。
ここで、図4および図5を参照して、高所作業時、誤って着用者(身長170cm、体重70kg)が足場から落下(墜落)したときについて説明する。
図4に示すように、仮に、作業中に装備品着用者が高所から落下した場合には、その衝撃荷重(ここでは第1種ショックアブソーバーの落下条件で4kN以下)の作用により、ランヤード12のショックアブソーバー22が伸びて衝撃が緩和され、その後、フック20を介して胸ベルト11のランヤード取付部11’を含むフルハーネス型安全帯13のハーネスベルトが伸びる。これに伴い、衣服本体14が引き上げられて、襟14aにより着用者の首元が圧迫される。
しかしながら、図5に示すように、すぐにこの落下時の衝撃荷重でクイック線ファスナである上部ファスナ26の掛止状態が解除され、この襟14aが自然に開く。その結果、作業者のランヤード12による1本吊りの状態において、この襟14aによる首の絞め付け事故を解消することができる。
また、ここでは、通し穴25を衣服本体14の前中心のうち、胸ベルト11のランヤード取付部11’との対峙位置に配している。このようにした利点(理由)を、以下に述べる。
<第1の利点> 例えば、従来技術のように、前身頃ロープ貫通手段を通して左、右身頃の一方から着用者の前方側へランヤードを引き出すようにしたときに懸念される問題を解消するためである。すなわち、着用者が転落してその衝撃荷重が発生した時、従来品ではランヤードが上半身の右側または左側から上方へ引っ張られる。そのため、着用者の上半身には瞬間的に大きいねじり力が作用し、着用者は脊椎を痛めるおそれがある。
これに対して、フルハーネス対応衣服10では、衣服本体14の前中心において、通し穴25を胸ベルト11との対峙位置(胸ベルト11の長さ方向の中間部)にランヤード取付部11’を配したため、着用者が転落して衝撃荷重が作用しても、その上半身へのねじり力は発生しない。
<第2の利点> この従来技術のように、左,右身頃の一方から着用者の前方側へランヤードを引き出すようにした場合において、例えば、ランヤード12のカラビナ24を足場の手摺に引っ掛けて荷物を運搬中、何らかの原因でランヤード12が引かれれば、ランヤード12が上半身の一側部(体幹(脊椎)から離れた位置)から手摺の方向へと引っ張られる。そのため、着用者は、上半身が予想以上に一方へ引かれる感覚があり、歩行中の着用者はバランスを崩し易く、最悪の場合、これを原因として荷物を落としたり、足を踏み外して足場から転落するおそれがある。
これに対して、フルハーネス対応衣服10では、衣服本体14の前中心上で、通し穴25をランヤード取付部11’との対峙位置に配したため、これらの問題は発生しない。
<第3の利点> 仮に、衣服本体14の前中心で通し穴25をランヤード取付部11’より上方に配置すれば、高所でのフルハーネス対応衣服10の使用時、何らかの原因で、ランヤード取付部11’に基端部が掛止されたランヤード12が引かれた際には、これに伴い、ランヤード取付部11’と通し穴25とが離間した長さの分だけ、衣服本体14が下方へ引っ張られる。これにより、例えば、着用者が荷物を担いで足場を歩行しているときには、着用者は強制的に前屈みにさせられ、その結果、荷物を落としたり、最悪の場合には、足を踏み外して転落のおそれがある。
また、このようにランヤード取付部11’より上方に通し穴25を配した場合には、当然ながらランヤード取付部11’と通し穴25との離間長さ分だけ上部ファスナ26が短くなる。そのため、例えば、足場から落下してランヤード12により着用者が1本吊りされた場合には、この上部ファスナ26が短くなった分だけ、襟14aによる首の締め付けの緩和効果は低下する。
これに対して、実施例1のように通し穴25とランヤード取付部11’とを前中心上で対峙させるように構成すれば、これらの課題は全て解消されることとなる。
<第4の利点> 仮に、衣服本体14の前中心で通し穴25をランヤード取付部11’より下方に配置すれば、高所でのフルハーネス対応衣服10の使用時、何らかの原因で、ランヤード取付部11’に基端部が掛止されたランヤード12が引かれたとき、これに伴い、ランヤード取付部11’と通し穴25との離間長さ分だけフルハーネス対応衣服10が上方へ引っ張られる。そのため、例えば、着用者が荷物を担ぎ足場を歩行しているときなどには、着用者はこの想定していない方向からの外力に驚くとともに、強制的に衣服本体14が持ち上げられて足元が浮いたような感覚をおぼえる。その結果、荷物を落下し易く、最悪の場合には、足を踏み外して転落するおそれがある。
これに対して、フルハーネス対応衣服10では、通し穴25とランヤード取付部11’とを前中心上で対峙させたため、これらの問題は発生しない。
ここで、人の体形などにより、通し穴25とランヤード取付部11’の上下位置が数cmずれた場合でも、ランヤード12が引かれた時の安全機能は維持できるので問題はない。
また、この実施例1では、このように上部ファスナ26と下部ファスナ27との間に通し穴25を配置した。その理由は、衣服本体14上での通し穴25の最適な位置が、上述したように衣服本体14の前中心のうち、ランヤード取付部11’との対峙位置であるため、ここに通し穴25を設けるには、前ファスナ17の該当箇所が邪魔になるからである。しかも、このように上,下部ファスナ26,27の間に通し穴25を設けたため、着用者の落下時において、上部ファスナ26を連結解除する外力が下部ファスナ27に伝搬されにくくなる。これにより、上部ファスナ26と下部ファスナ27との独立性(機能の独立性など)を保持し易いという効果も得られる。
さらに、ここでは、上部ファスナ26としてクイック線ファスナを採用したため、着用者の落下時、このクイック線ファスナの自動開放機能により、着用者がスライダ26aを下げずとも自然にファスナの連結が解除される。
さらにまた、ここでは、衣服本体14の前ファスナ17を、着用者の落下時の衝撃荷重で掛止解除される上部ファスナ26と、下部ファスナ27とに2分割したため、フルハーネス対応衣服10の目的である、作業者転落時の襟14aによる首の絞め付け解除には直接関与しない下部ファスナ27に対して、フルハーネス対応衣服10の制作時における設計の自由度を大きくすることができる。
例えば、下部ファスナ27を、着用者の落下時の衝撃荷重によって解放され易く設計した場合には、着用者の落下時、上部ファスナ26だけでなく下部ファスナ27も開くことで、この襟14aによる着用者の首元の圧迫をさらに緩和することができる。
一方、この実施例1のように、下部ファスナ27を着用者の落下時の衝撃荷重でも開かないように構成したときには、通常作業でランヤードを横に張った状態で横を向く作業をしたとき、自然にファスナが開くのを防ぐという効果が得られる。
なお、ここではフルハーネス対応衣服として空調服10を採用したが、これ代えて例えば、雨合羽または防寒着を採用してもよい。
このうち、雨合羽の場合には、例えば、図6に示すように、上側前立て部16aを、上側前立て上部16a’と上側前立て下部16a”とに別々に設けて、上側前立て上部16a’の長さを、通し穴25の下端より若干下方となる位置(下部ファスナ27の上端部との対峙位置)まで長くして通し穴25を覆い、雄,雌側面ファスナ18,19を介して掛止するように構成すれば、通し穴25から衣服本体14内への雨水の侵入防止に有効である。
本発明は、胸ベルトのランヤード取付部にランヤードが掛止されるフルハーネス型安全帯の上から着用するフルハーネス対応衣服の技術として有用である。
10 フルハーネス対応衣服
11 胸ベルト
11’ランヤード取付部
12 ランヤード
13 フルハーネス型安全帯
14 衣服本体
14a 襟
14b 重なり部
16 前立て
16a 上側前立て部
16b 下側前立て部
16a’ 上側前立て上部
16a” 上側前立て下部
17 前ファスナ
18 雄側面ファスナ(面ファスナ)
19 雌側面ファスナ(面ファスナ)
25 通し穴
26 上部ファスナ
26A 両開き線ファスナ
26a スライダ
26b 上側スライダ
26c 下側スライダ
27 下部ファスナ

Claims (3)

  1. 胸ベルトのランヤード取付部にランヤードが掛止されるフルハーネス型安全帯の上に着用するフルハーネス対応衣服において、
    着用者の少なくとも上半身を被う衣服本体の前中心のうち、前記胸ベルトのランヤード取付部との対峙部分に前記ランヤードの通し穴を形成し、
    前記衣服本体の前中心を開閉する前ファスナが、前記通し穴より上方に配され、かつ着用者の落下時の衝撃荷重で掛止解除される上部ファスナと、前記通し穴より下方に配される下部ファスナとからなることを特徴とするフルハーネス対応衣服。
  2. 前記衣服本体はV字状に開いた襟を有し、
    前記上部ファスナは、前記襟の重なり部から前記通し穴までの距離が、V字状に開放されていないシャツ襟に比べて短くなっている面ファスナのみからなることを特徴とする請求項1に記載のフルハーネス対応衣服。
  3. 前記衣服本体の前中心には、前記前ファスナを被う前立てが設けられ、
    該前立ては、上側前立て部と下側前立て部とを、着用者の落下時の衝撃荷重で掛止解除される面ファスナにより掛止したもので、
    このうち、前記上側前立て部は、前記上部ファスナから前記通し穴までの領域、または、前記上部ファスナから前記通し穴を経て前記下部ファスナの上端部までの領域を被う上側前立て上部と、残りの前記下部ファスナを被う上側前立て下部とを有したことを特徴とする請求項1又は請求項2のうち、何れか1項に記載のフルハーネス対応衣服。
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