JP6627493B2 - シート - Google Patents
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Description
本発明の実施の形態では、シート面形状又は着座者の人体形状を実時間で計測し、計測されたシート面形状又は人体形状に基づいて、シート構造を可変して人体とシートの接触面形状などのシート特性を変更することにより、人体形状などの身体情報と作用力に応じて好適な着座感が得られる車両用シートを提供する。
(車両用シート)
まず、車両用シートの構成について説明する。
シートクッション12及びシートバック14の各々の着座面12a、14aの内側には、複数の物理センサ18が面状に設置されており、複数の物理センサ18は、制御装置16へ接続されている。
着座面12aのメッシュシートは、図7に示すように格子状に配設された複数の弾性体20によって支持されている。弾性体20は、例えば、長尺のゴムや樹脂、或は金属などで構成することができる。着座面12aのメッシュシートは、縦方向の弾性体20と横方向の弾性体とが交差する位置において、図8に示すように摺動自由体24により摺動自由に取り付けられている。一方、弾性体20の一端は、シートフレーム22に結合されており、他の端部は直動モータ26の軸に結合されている。また、直動モータ26の本体はシートフレーム22に結合されている。従って、直動モータ26の軸を移動させることにより、弾性体20の長さを変更して、弾性体20の張力Tを変化させ、変位量Lに応じて張力Tを大小に変化させることができる。個々の直動モータ26には駆動装置28が接続されており、駆動装置28からの電力供給によって直動モータ26は動作する。一方、駆動装置28には制御装置16が信号接続されており、制御装置16からの制御信号Sに基づいて、軸の変位方向D、変位量L、及び変位タイミングTLなどが制御される。
図11に示すように、制御装置16は、主制御部50、張力制御部52、センサ制御部58、及び記憶装置62を備えている。主制御部50、張力制御部52、センサ制御部58、及び記憶装置62の各部は、互いにバス64で接続されている。なお、張力制御部52が、シート面形状変更手段の一例である。
次に、「シート面形状変更処理」の手順について説明する。
ここで、複数の物理センサ18の配置例について説明する。
第2の実施の形態では、着座者の形状を更に計測し、計測した着座者の形状となるように着座面の形状を変更する以外は、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
上記第1の実施の形態では、好適な着座姿勢を事前に計測したボランティア評価から求めた。ここで、人体形状に関しては個人差が大きく、より快適な着座状態を得るためには、各個人の形状を計測することが良い場合もある。しかしながら、個人の体型を事前に計測し、制御装置に記憶させておくことは労力を要する。また、不特定多数の人が着座する可能性がある場合には、各個人を識別する必要があるなど、技術的課題や装置の複雑さを招くと考えられる。このような背景を基に、第2の実施の形態においては、着座時の人体形状を計測し、その形状を基に、シート面形状を好適に変更する場合を例に説明する。
図16に、第2の実施の形態に係る車両用シート210の構成を示す。車両用シート210のシートクッション12とシートバック14の表面には、着座者が着座する際の人体形状を計測するための初期形状計測用装置214が配設されている。初期形状計測用装置214は、着座時に人体への反力を小さくして変形が計測できるように、例えば、超軟質ウレタンや発泡材など弾性の低い部材で構成されている。また、流体を封入した袋体であっても良い。図17に示すように、初期形状計測用装置214の表面直下には、複数の物理センサ218が面状に配設されており、人体に接しながら柔軟に変形する。このために、各物理センサ218は、柔軟性の高い信号線或はフレキブル基盤などによって形成された、給電線及び信号線(図示省略)により接続されている。各物理センサ218は制御装置16に信号接続されており、制御装置16は、複数の物理センサ218からの加速度Aや角速度Rなどの信号を基に、着座面12a、14aの形状計測と同様に、初期形状計測用装置214の表面の曲率分布Rdisを計測する。計測した曲率分布Rdisを基に初期形状計測用装置214の表面の三次元形状を算出する。なお、初期形状計測用装置214の表面の3次元形状の変形は、その特性が低弾性であることから、着座面12a、12bのメッシュシートに着座者が接触し、メッシュシートの反力によって着座者が支持されるまで継続される。
制御装置16は、上記の着座過程において、初期形状計測用装置214が着座面12a、12bのメッシュシートと近接するまでの間に、複数の物理センサ218からの信号に基づいて人体形状を計測し、初期形状Psとする。好ましくは、初期形状計測用装置214の表面と、着座面12a、12bのメッシュシートとが近接している時の形状を、初期形状Psとすることが望ましいが、着座状況によっては、形状が十分に計測出来ない場合もあることから、初期形状計測用装置214が変形を開始し、着座面12a、12bのメッシュシートに近接するまでの変形過程の情報を用いて、初期形状Psを構成することも可能である。変形過程においては、例えば、制御装置16は、1msecの時間間隔で計測を行うことにより、十分な情報を得ることから可能である。なお、より短い時間間隔で計測を行えば、より多くの情報を蓄積することが可能であるし、逆に長い時間間隔で計測を行うことにより、制御装置16に記憶するデータ量を好適にすることが可能である。なお、初期形状計測用装置214と着座面12a、12bのメッシュシートの近接状況は、変形の時間履歴を監視し、変形量の時間変化が一定値以下となった状態を近接状態とすることができる。
第3の実施の形態では、直動モータと回転用モータにより、弾性体の張力を制御している以外は、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
上記の第1と第2の実施の形態においては、弾性体20の張力Tを制御するために複数の直動モータを用いた。複数の直動モータを個々の弾性体20に接続させた場合、張力Tの変更を短時間で行えることから、好適な着座感を速やかに得られるといった優れた効果が得られる。一方、コンパクトカーや低燃費車などに車両用シートを搭載する場合、空間や重量などの制約が大きくなる場合がある。このような制約下では、直動モータの個数を減らしたり出力重量比の大きなモータが望ましいが、得られるシート座面形状が十分に変更出来なかったり、発熱などの課題が生じることが懸念される。
本実施の形態における張力を制御する構成について図18、図19を用いて説明する。各弾性体20の端部は巻き取りリング334に結合されており、巻き取りリング334の回転によって弾性体20の巻き取りや繰り出しが行われることにより張力Tが変化する。巻き取りリング334は、リング中心を貫通している回転軸332に取り付けられた歯車336と巻き取りリング334の内部に格納され、弾性体20のばねの力で回転軸332の軸心方向に所定長さだけ変位する嵌合つめ338との嵌合によって回転する。回転軸332が各弾性体20の巻き取りリング334を貫通しており、回転軸332に固定されている歯車336と各弾性体20の巻き取りリング334の嵌合つめ338を選択嵌合させることによって、個別の弾性体20の張力Tを制御する。よって、巻き取りリング334は、弾性体20の数だけ必要となるが、直動モータ326と回転モータ328は共通使用となる。
回転軸332の回転角が、回転角検出装置330で検出され、制御装置16の張力制御部52によって所定の制御が行われることから、弾性体20の張力Tは連続して制御される。
各センサの設置位置で測定された曲率に基づいて、隣接するセンサ間等を結ぶ線分上の各補間位置の曲率を補間し、補間位置の各々の曲率をシート面形状の取得に利用する以外は、第1の実施の形態と同様であるため同じ構成部分については説明を省略する。
ここで「補間処理」について説明する。
12 シートクッション
12a、14a 着座面
14 シートバック
16 制御装置
18,218 物理センサ
20 弾性体
22 シートフレーム
24 摺動自由体
26,326 直動モータ
28 駆動装置
50 主制御部
52 張力制御部
58 センサ制御部
62 記憶装置
214 初期形状計測用装置
328 回転モータ
Claims (5)
- シート面の近傍に設置された、設置位置に作用する物理量として、加速度、角速度、及び磁気の少なくとも1つを検出する複数のセンサと、
前記複数のセンサの各々で検出された物理量に基づいて、前記複数のセンサの設置位置の各々の曲率を測定する測定手段と、
着座者が着座した状態で前記測定手段によって測定された前記複数のセンサの設置位置の各々の曲率に基づいて、前記シート面の形状又は前記着座者の形状を計算する形状計算手段と、
を含むシート。 - 前記形状計算手段によって計算された前記シート面の形状に基づいて、予め定められた前記シート面の形状を実現するように、前記シート面の形状を変更するシート面形状変更手段を更に含む請求項1記載のシート。
- シート面形状変更手段を更に含み、
前記形状計算手段は、前記シート面の形状及び前記着座者の形状を計算し、
前記シート面形状変更手段は、前記形状計算手段によって計算された前記シート面の形状及び前記着座者の形状に基づいて、前記シート面の形状が、前記着座者の形状に対応するように、前記シート面の形状を変更する請求項1記載のシート。 - シート面の近傍に格子状に配設された複数の弾性体を更に含み、
前記シート面形状変更手段は、前記複数の弾性体の各々の張力を制御することにより、前記シート面の形状を変更する請求項2又は3記載のシート。 - 前記形状計算手段は、
前記着座者が着座した状態で前記測定手段により測定された前記複数のセンサの設置位置の各々の曲率に基づいて、隣接するセンサ間を結ぶ線分上の各補間位置の曲率を補間し、
前記センサの設置位置の各々の曲率、及び前記補間位置の各々の曲率に基づいて、前記シート面の形状又は前記着座者の形状を計算する、
請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のシート。
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