JP6626393B2 - ロータス管取付け方法及びロータス管取付け具 - Google Patents
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Description
収容管の端部はハンドホール内に突出していなく、収容管の端部は地中に配置されている。ハンドホールは、電力線等の分岐やメンテナンス等に利用される。
本発明のロータス管取付け方法は、端部が地中に配置された管状部材をロータス管のさや管ダクトスリーブ内に挿通させて前記管状部材に前記ロータス管を取付けるロータス管取付け方法であって、前記管状部材内にロータス管取付け具の前記管状部材の内面に摺動する弾性部材が外面に取付けられた小径部を挿通するとともに、前記ロータス管取付け具における前記管状部材の外径に略等しい外径を有する大径部の少なくとも一部を前記地中から突出した状態にする治具取付け工程と、前記ロータス管の前記さや管ダクトスリーブ内に前記ロータス管取付け具の前記大径部を挿通させる挿通工程と、前記管状部材から前記ロータス管取付け具の小径部を取外す治具取外し工程と、を行うことを特徴としている。
また、管状部材と小径部との間に作用する摩擦力により、管状部材にロータス管取付け具を確実に取付けることができる。
この発明によれば、予め支持部材に取付けられているロータス管を支持部材から取外してから、さや管ダクトスリーブ内に管状部材を容易に挿通させることができる。
この発明によれば、管状部材と弾性部材との間に作用する摩擦力により、管状部材にロータス管取付け具を確実に取付けることができる。
本実施形態の取付け具は、図1及び図2に示すように、端部51aが地中Gに配置された収容管(管状部材)51をロータス管61のさや管ダクトスリーブ62内に挿通させて収容管51にロータス管61を取付けるためのものである。本実施形態では、説明の便宜のために、ロータス管61が2本のさや管ダクトスリーブ62を備える場合を例にとって説明する。しかし、ロータス管61が備えるさや管ダクトスリーブ62の数は特に限定されず、1本以上であれば何本でもよい。
ロータス管61は公知の構成のものであり、例えば円板状の固定板63と、この固定板63に形成された複数の貫通孔63aに挿通された複数のさや管ダクトスリーブ62と、を備えている。複数のさや管ダクトスリーブ62は、さや管ダクトスリーブ62の径方向に並べて配置されている。複数のさや管ダクトスリーブ62の第一の端部62aが固定板63に図示しない接着剤等で固定されている。すなわち、複数のさや管ダクトスリーブ62は、互に略平行(平行も含む)になるように配置されている。
さや管ダクトスリーブ62及び固定板63は、硬質の樹脂や金属等で形成することができる。
さや管ダクトスリーブ62の第一の端部62aは、ハンドホール71内で突出している。さや管ダクトスリーブ62の第一の端部62aから収容管51の端部51aまでの距離L1は、例えば数百mm程度である。
ハンドホール71はコンクリート等で上方が開口された箱状に形成されている。この開口には、図示しない蓋が取付けられる。作業者は、ハンドホール71から蓋を取外し、ハンドホール71内で必要な作業を行う。
小径部11は、ゴムや樹脂等の弾性を有する材料で円筒状又は円柱状に形成されている。言い換えると、小径部11は、軸線Cを中心軸線とする軸状部材であり、小径部11の外径に比べて小径部11の軸線C方向の長さの方が長い。小径部11の外径は、収容管51の内径に等しいか収容管51の内径よりも小さい。
小径部11の外面には、全周にわたり溝部11bが形成されている。この溝部11bにOリング(弾性部材)13が配置されている。すなわち、小径部11の外面にはOリング13が取付けられている。Oリング13の外径は、小径部11の外径よりも大きい。Oリング13の外径は、収容管51の内径に等しいか収容管51の内径よりも大きい。
まず、図4に示すように、予めハンドホール71に取付けられているロータス管61に対して、さや管ダクトスリーブ62内に取付け具1を挿通させて後述する治具取付け工程(ステップS1)を行う。
このとき、Oリング13が収容管51の内面に摺動する(擦れながら移動する)。収容管51とOリング13との間に作用する摩擦力により、収容管51に取付け具1を確実に取付けられる。小径部11は弾性を有する材料で形成されているため、収容管51と小径部11との間に作用する摩擦力により、収容管51に取付け具1を確実に取付けられる。小径部11が円錐状の端部11aを有することで、収容管51の管路に小径部11を挿入しやすい。
収容管51の端面に取付け具1の大径部12の端面を当接させる。複数の収容管51に対して、取付け具1を取付ける。
ここで、取外したロータス管61を修理したり、取外したロータス管61を別の新しいロータス管61に交換したりする。
必要に応じて、ダクトスリーブ73にロータス管61Aの固定板63を図示しないボルト等で取付ける。
以上の工程により、ハンドホール71に取付けられているロータス管61が取外された後で、取付け方法の各工程が終了し、ハンドホール71にロータス管61Aが取付けられる。
したがって、収容管51の端部51aが地中Gに配置されている場合でも、取付け具1により収容管51をハンドホール71内まで延長することで、さや管ダクトスリーブ62内に収容管51を容易に挿通させることができる。
小径部11の外面にOリング13が取付けられているため、収容管51とOリング13との間に作用する摩擦力により、収容管51に取付け具1を確実に取付けることができる。小径部11は弾性を有する材料で形成されているため、収容管51と小径部11との間に作用する摩擦力により、収容管51に取付け具1を確実に取付けることができる。
Oリング13が取付けられていること、及び小径部11は弾性を有する材料で形成されていることにより、収容管51から取付け具1が外れ難くすることができる。
小径部11にOリング13が取付けられていていなくてもよい。また、小径部11は弾性を有する材料で形成されていなくてもよい。このように構成しても、取付け具1により収容管51を延長させることで、さや管ダクトスリーブ62内に収容管51を容易に挿通させることができる。
例えば、前記実施形態では、取付け具1の大径部12を円筒状に形成してもよい。この場合、一対の取付け具1の一方の取付け具1の大径部12の筒孔に、他方の取付け具1の小径部11を挿入して、一対の取付け具1を長手方向に連結して、取付け方法に用いてもよい。
11 小径部
12 大径部
13 Oリング(弾性部材)
51 収容管(管状部材)
51a 端部
61、61A ロータス管
62 さや管ダクトスリーブ
C 軸線
G 地中
S1 治具取付け工程
S5 挿通工程
S7 治具取外し工程
Claims (4)
- 端部が地中に配置された管状部材をロータス管のさや管ダクトスリーブ内に挿通させて前記管状部材に前記ロータス管を取付けるロータス管取付け方法であって、
前記管状部材内にロータス管取付け具の前記管状部材の内面に摺動する弾性部材が外面に取付けられた小径部を挿通するとともに、前記ロータス管取付け具における前記管状部材の外径に略等しい外径を有する大径部の少なくとも一部を前記地中から突出した状態にする治具取付け工程と、
前記ロータス管の前記さや管ダクトスリーブ内に前記ロータス管取付け具の前記大径部を挿通させる挿通工程と、
前記管状部材から前記ロータス管取付け具の小径部を取外す治具取外し工程と、
を行うことを特徴とするロータス管取付け方法。 - 予め支持部材に取付けられ、前記さや管ダクトスリーブ内に前記管状部材が挿通されている前記ロータス管に対して、前記さや管ダクトスリーブ内に前記ロータス管取付け具を挿通させて前記治具取付け工程を行うことを特徴とする請求項1に記載のロータス管取付け方法。
- 前記小径部は、弾性を有する材料で形成された軸状部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載のロータス管取付け方法。
- 端部が地中に配置された管状部材をロータス管のさや管ダクトスリーブ内に挿通させて前記管状部材に前記ロータス管を取付けるロータス管取付け具であって、
前記管状部材の管路に挿通可能とされ、前記管状部材の内面に摺動する弾性部材が外面に取付けられた小径部と、
前記小径部の軸線方向に位置をずらして前記小径部に連なるように形成され、前記管状部材の外径に略等しい外径を有する大径部と、
を備えることを特徴とするロータス管取付け具。
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