JP6624727B2 - 炭化ケイ素成長用原料粒子、炭化ケイ素成長用原料粒子の製造方法および炭化ケイ素単結晶の製造方法 - Google Patents

炭化ケイ素成長用原料粒子、炭化ケイ素成長用原料粒子の製造方法および炭化ケイ素単結晶の製造方法 Download PDF

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本発明は、炭化ケイ素成長用原料粒子、炭化ケイ素成長用原料粒子の製造方法および炭化ケイ素単結晶の製造方法に関する。
炭化ケイ素(SiC)は耐熱性に優れ、絶縁破壊電圧が大きく、禁制帯幅がSi系半導体に比べて大きいために、電気的に優れた特性を有する半導体材料として知られている。
このため、炭化ケイ素は、大電力パワーデバイス、耐高温半導体素子、耐放射線半導体素子、高周波半導体素子等への応用が可能であり、炭化ケイ素を使ったパワーエレクトロニクス技術が期待を集めている。
このような背景から、炭化ケイ素単結晶の成長技術について研究開発が精力的に進められ、実用化の促進に向けて主に製造コスト低減の観点から大口径化技術の確立が進められている。
炭化ケイ素単結晶を成長させる方法として、昇華再結晶法が広く用いられている。この昇華再結晶法は坩堝内に配置した台座に種結晶を固定し、坩堝底部に配した炭化ケイ素原料を2000℃以上に加熱して昇華ガスを発生させ、その昇華ガスを原料部より数十〜数百℃低温にした種結晶上に再結晶化させることによって、種結晶上に炭化ケイ素単結晶を成長させる技術である。
大口径かつ高品質の炭化ケイ素単結晶ウェハを効率良く低コストで製造するために、より大型の炭化ケイ素単結晶を製造する方法が望まれている。
特開2012−171812号公報 特開2013−103848号公報
大型、すなわち、大口径・長尺の炭化ケイ素単結晶を昇華法により製造するには、多くの困難を伴う。大口径化によるクラック・品質劣化等の課題はもちろんのこと、長尺化にも多くの課題がある。炭化ケイ素単結晶を長尺化するには、(1)成長時間の長時間化又は(2)成長速度の高速化の少なくともいずれか一方を実施する必要がある。
しかしながら、成長時間を長時間化しようとすると、結晶成長に必要なSiが枯渇化するという問題がある。成長過程において、SiとCは常に1:1の割合で昇華するものではない。Siの昇華レートはCの昇華レートより早く、Siの昇華量が相対的に多くなるため、成長時間が長時間化するとSiが枯渇化してしまう。
Siが枯渇しCリッチの環境になると、4Hの多形が不安定化して異種多形が混入して品質が低下しやすくなる。また昇華速度も減少し、不経済である。
特許文献1ではこの後半Si枯渇を解決する手段としてC/Si比が0.7以下のSiリッチ原料を用いて成長する方法が記載されている。しかしながら、Siリッチ原料を用いると、成長初期にSiが過剰となり、Siドロップレットが発生しやすくなるという問題が生じる。このような問題は、成長速度を高速化した際には特に顕著に表れる。
他方、SiリッチによるSiドロップレットの発生を抑制する手段として、C原料を混ぜてC/Si比を1以上に高める方法が特許文献2に記載されている。しかしながら、この方法は、成長初期のSiドロップレットは解消できるが、成長後半の環境がよりCリッチになるため、成長が不安定化するという問題がある。
このように、高速・長尺成長では、初期Siドロップレットと後半のSi枯渇および昇華速度低下が問題となるが、それらを同時に解決する手段は見出されていなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、SiC単結晶を製造する場合に結晶成長の初期から後半まで安定した昇華ガス量を維持できるとともに、昇華ガス中のSi/C比を結晶成長の初期から後半まで均一化できる炭化ケイ素成長用原料粒子を提供することを目的とする。またその炭化ケイ素成長用原料粒子の製造方法およびそれを用いた炭化ケイ素単結晶の製造方法の提供を目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
(1)本発明の一態様に係る炭化ケイ素成長用原料粒子は、昇華ガスを種結晶上に再結晶化して炭化ケイ素単結晶を生成するための炭化ケイ素成長用原料粒子であって、粒子本体表面の少なくとも一部が炭素からなる被覆層で被覆され、前記被覆層が前記粒子本体の表面を被覆するカーボン微粒子の集合体からなる
(2)上記(1)に記載の炭化ケイ素成長用原料粒子において、前記粒子本体が、SiC、Si、Siのいずれかからなってもよい。
(3)上記(1)又は2)に記載の炭化ケイ素成長用原料粒子において、前記被覆層が前記粒子本体全面を被覆していてもよい。
)本発明の一態様に係る炭化ケイ素成長用原料粒子の製造方法は、昇華ガスを種結晶上に再結晶化して炭化ケイ素単結晶を生成するための炭化ケイ素成長用原料粒子を製造する方法であって、SiCからなる粒子本体を減圧加熱しながらその表面を炭化し、前記粒子本体表面の少なくとも一部を覆う炭素からなる被覆層を形成する。
)本発明の一態様に係る炭化ケイ素成長用原料粒子の製造方法は、昇華ガスを種結晶上に再結晶化して炭化ケイ素単結晶を生成するための炭化ケイ素成長用原料粒子を製造する方法であって、SiC、Si、Siのいずれかからなる粒子本体の表面にカーボンコーティングを行うことで前記粒子本体表面の少なくとも一部を覆う炭素からなる被覆層を形成する。
)上記()に記載の炭化ケイ素成長用原料粒子の製造方法において、前記カーボンコーティングを行う手段として、スパッタ法、蒸着法、カーボンスプレー法のいずれかを用いてもよい。
)本発明の一態様に係る炭化ケイ素成長用原料粒子の製造方法は、昇華ガスを種結晶上に再結晶化して炭化ケイ素単結晶を生成するための炭化ケイ素成長用原料粒子を製造する方法であって、SiC、Si、Siのいずれかからなる粒子本体の表面に樹脂をコーティングし、前記樹脂を減圧加熱しながら炭化することで前記粒子本体表面の少なくとも一部を覆う炭素からなる被覆層を形成する。
)本発明の一態様に係る炭化ケイ素単結晶の製造方法は、上記(1)〜()のいずれか一つに記載の炭化ケイ素成長用原料粒子とSiCからなる炭化ケイ素粒子とを混合するか個別に種結晶とともに坩堝に収容し、坩堝内を加熱することで前記炭化ケイ素成長用原料粒子と前記炭化ケイ素粒子から個別に昇華ガスを発生させながら前記種結晶上にSiC単結晶を成長させる。
)本発明の一態様に係る炭化ケイ素単結晶の製造方法は、上記(1)〜()のいずれか一つに記載の炭化ケイ素成長用原料粒子を種結晶とともに坩堝に収容し、坩堝内を加熱することで前記炭化ケイ素成長用原料粒子から昇華ガスを発生させながら前記種結晶上にSiC単結晶を成長させる。
10)上記()又は(9)に記載の炭化ケイ素単結晶の製造方法において、前記炭化ケイ素成長用原料粒子の被覆層の厚みによりSi/C比の時間変化を調整してもよい。
11)上記()〜(10)のいずれか一つに記載の炭化ケイ素単結晶の製造方法において、被覆層厚さが異なる複数種類の炭化ケイ素成長用原料粒子を用いてもよい。
12)上記(8)〜(11)のいずれか一つに記載の炭化ケイ素単結晶の製造方法において、前記SiC単結晶成長初期に前記炭化ケイ素成長用原料粒子からSi/C比においてSiの比率を低く抑えた昇華ガスを発生させ、前記SiC単結晶成長後半に前記炭化ケイ素成長用原料粒子からSi/C比においてCの比率を低く抑えた昇華ガスを発生させてSiC単結晶成長を行う。
13)上記()、(10)〜(12)のいずれか一つに記載の炭化ケイ素単結晶製造方法において、前記炭化ケイ素成長用原料粒子とSiCからなる炭化ケイ素粒子を個別に種結晶とともに坩堝に収容するにあたり、前記炭化ケイ素成長用原料粒子と前記炭化ケイ素粒子を個別に層状に配置してもよい。
粒子本体表面の少なくとも一部を炭素からなる被覆層で被覆した炭化ケイ素成長用原料粒子を用いて種結晶上にSiC単結晶を成長させると、結晶成長初期において被覆層がSiの昇華を抑制する。被覆層がSiの昇華を抑制することで、成長初期において生成する昇華ガスにおけるSiの割合が大きくなることを抑えることができる。また単結晶成長後半には、被覆層が昇華することにより粒子本体が露出する、露出した粒子本体からは、Siが多く昇華し、Siの不足を補う。このように、本発明の一態様に係る炭化ケイ素成長用原料粒子は、単結晶成長の初期から後半にかけて安定したSi/C比の昇華ガスを供給できる。
この単結晶成長用原料粒子は、SiCからなる粒子本体を減圧加熱しながらその表面を炭化して粒子本体表面の少なくとも一部を覆う被覆層を形成する、SiC、Si、Siのいずれかからなる粒子本体の表面にカーボンコーティングを行う、又は、粒子本体を樹脂コーティングし、樹脂を減圧加熱しながら炭化して粒子本体表面の少なくとも一部を覆う被覆層を形成することにより、容易に得ることができる。
またこの単結晶成長用原料粒子を用いて坩堝内に収容された種結晶上に単結晶を成長させると、単結晶成長初期に生成する昇華ガスにおいてSiの割合が大きくなり過ぎないようにSiの昇華を抑制し、単結晶成長後半に粒子本体からSiを多く昇華させることによってSiの不足を補うことができる。すなわち、単結晶成長の初期から後半にかけて安定したSi/C比の昇華ガスを供給しつつ単結晶の成長ができる。
このSi/C比及び昇華ガス量の時間変化は、炭化ケイ素成長用原料粒子の被覆層厚さを調整することで、調整することができる。また被覆層厚さの異なる複数種類の炭化ケイ素成長用原料粒子を用いると、Si/C比と昇華ガス量をより精密に調整し、均一化することができる。
本発明の一態様に係る炭化ケイ素成長用原料粒子1の断面模式図である。 本発明の一態様に係る炭化ケイ素単結晶の製造方法に用いられる製造装置の一例の断面模式図である。 本発明の一態様に係る炭化ケイ素単結晶の製造方法に用いられる製造装置において、坩堝内に収容する原料の収容状態の一例を模式的に示した断面図である。 本発明の一態様に係る炭化ケイ素単結晶の製造方法に用いられる製造装置において、坩堝内に収容する原料の収容状態の別の例を模式的に示した断面図である。
以下、本発明の一態様について、図を適宜参照しながら詳細に説明する。
以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。以下の説明において例示される材質、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
[炭化ケイ素成長用原料粒子]
図1は、本発明の一態様に係る炭化ケイ素成長用原料粒子1の断面模式図である。
炭化ケイ素成長用原料粒子1は、昇華法によってSiC単結晶を結晶成長させる際に用いる原料である。炭化ケイ素成長用原料粒子1は、粒子核(粒子本体)2と、粒子核2の少なくとも一部を被覆する被覆層3からなる。
炭化ケイ素成長用原料1の大きさ、形状は特に問わない。炭化ケイ素成長用原料1は、坩堝に収容して使用するのが一般的であるが、坩堝の大きさ、坩堝内における炭化ケイ素成長用原料1の充填密度等に合せて、適宜設定することができる。一例として大きさ10μm〜1000μm程度の粒子とすることができる。また図1では、球状に図示しているが、球状に限られず、いびつな形状でもよい。
粒子核2は、炭化ケイ素成長用原料1のSi源となる主要部である。粒子核2は、Siを含むものを用いることができる。粒子核2に用いられるSiを含むものとしては、SiC、Si、Siのいずれかであることが好ましい。SiC単結晶において、シリコン及び炭素はSi源及びC源として機能し、窒素はSiC単結晶のキャリアとして機能する。これらの原料は、SiC単結晶の昇華法において一般に用いられるものであり、実績があるため好適に用いることができる。
被覆層3は、粒子核2の少なくとも一部を被覆している。被覆層3が粒子核2の少なくとも一部を被覆することで、SiC単結晶の結晶成長前半において、粒子核2からのSi昇華を阻害する蓋として機能すると共に、自らが昇華することでC源として機能する。
昇華再結晶法を用いたSiC単結晶の結晶成長において、Siの昇華レートとCの昇華レートは一定でなく、Siの昇華レートはCの昇華レートより早い。その結果、結晶成長前半ではSiリッチな雰囲気になりやすい。また結晶成長前半でSiが多く昇華するとSiが枯渇化し、結晶成長後半の雰囲気をCリッチとなる。Siリッチな雰囲気は、Siドロップレットを生み出し、Cリッチな雰囲気は異種多形等の原因となる。
これに対し被覆層3を有すると、結晶成長前半において粒子核2からSiが昇華することが抑えられ、被覆層3自らが昇華することによりCを供給することができる。その結果、Siの昇華量が抑えられる一方でCの昇華量が増加し、結晶成長前半がSiリッチな環境となることを防ぐことができる。
また結晶成長後半においては、被覆層3は昇華しているためCの供給源となることはない。被覆層3が昇華すると、粒子核2の被覆層3によって被覆されていた部分が露出し、Siを供給し始める。その結果、結晶成長後半においてCの昇華量が抑えられる一方でSiの昇華量が増加し、Cリッチな環境となることを防ぐことができる。
また被覆層3が完全に昇華しきらない場合でも、結晶成長前半において被覆層3の多くが昇華することでCの昇華量は抑制され、被覆層3の厚みが薄くなることでSiの昇華量が増加する。そのため、被覆層3が完全に昇華しない場合でも結晶成長後半がCリッチな環境となることを防ぐことができる。
被覆層3は、粒子核2からのSi昇華を阻害し、C源として機能できるものであれば特に問わない。例えば粒子核2の一部が炭化された炭化層、粒子核2の表面を被覆するカーボン微粒子の集合体、及び、粒子核2の表面を被覆する樹脂炭化層等を用いることができる。被覆層3は、原則炭素からなるが、発明の要旨を変更しない程度の不純物が含まれていてもよい。
炭化層は、粒子核2の一部を炭化したものである。具体的な製造方法は後述するが、粒子核2の表面を炭化することで、被覆層3として機能する。
カーボン微粒子の集合体は、スパッタ、蒸着、噴霧等により粒子核2の表面に付着したカーボン微粒子の集合体であり、全体で被覆層3として機能する。
樹脂炭化層は、粒子核2の表面を樹脂コートし、その樹脂を炭化することで得られる層であり、被覆層3として機能する。
被覆層3は、粒子核2の全面を被覆していることが好ましい。Siの昇華温度はCの昇華温度より低いため、特に成長初期の昇温時においてSiの昇華量はCの昇華量より多くなる。被覆層3が粒子核2の全面を被覆していれば、Si/C比におけるSi比が大きくなる成長初期の昇温時においても、Siの昇華量が多くなりすぎることをより抑制することができる。なお、被覆層3は、あくまで粒子核2からの昇華を完全に遮断するのではなく、阻害するものである。そのため、被覆層3が粒子核2の全面を被覆しているからといって、Siの供給が無くなるというものではない。
被覆層3の厚さは、結晶成長時のSi/C比及び昇華ガス量の時間変化に合わせて適宜設定することができる。例えば、SiC単結晶の長尺化を行う場合は、長時間結晶成長を行うことが考えられる。この場合、結晶成長後半までSi源を確保する必要があるため、被覆層3の厚さを厚くして、結晶成長前半でSiが枯渇化しないように調整することが考えられる。一方で、被覆層3がスパッタ等により緻密に形成される場合は、被覆層3を介して粒子核2からの昇華する昇華ガス量を抑えることができるため、被覆層3の厚みを薄くすることができる。被覆層3の厚さとしては、例えば0.1〜10μm程度が考えられる。
上述のように、本発明の一態様に係る炭化ケイ素成長用原料粒子を用いると、SiC単結晶の結晶成長中におけるSi/C比を一定にすることができる。その結果、SiC単結晶の品質に悪影響を及ぼすSiドロップレットや異種多形等の発生を抑制することができる。
またSiC単結晶は、一般に閉空間で結晶成長するため、Si又はCのいずれか一方の昇華量が多くなると他方の昇華量がより抑制され、結晶成長速度を遅くする。すなわち、Si/C比を一定に保ち、いずれか一方の昇華量が過大にならないようにすることは、SiC単結晶の結晶成長の成長速度を速めることにもつながる。
[炭化ケイ素成長用原料粒子の製造方法]
本発明の一態様に係る炭化ケイ素成長用原料粒子の製造方法は、粒子核2を準備する工程と、被覆層3を作製する工程とを有する。
まず粒子核2を準備する。粒子核2は、市販のものを購入することで得ることができる。この他、結晶成長させたSiC、Si、Siを微細化してもよい。
次いで、この粒子核2の表面に被覆層3を形成する。被覆層3は、粒子核2の一部を炭化する方法、粒子核2の表面にカーボンコートをする方法、粒子核2の表面に樹脂コートし、その樹脂を炭化させる方法のいずれの方法を用いてもよい。
まず、粒子核2の一部を炭化する方法について説明する。粒子核2を炭化する場合、粒子核2はSiCを用いる。SiCを減圧加圧すると、表面のSi成分が昇華し抜けることにより、SiC表面のC濃度が相対的に高くなり、SiCからなる粒子核2の表面が炭化する。
次いで、粒子核2の表面にカーボンコートをする方法について説明する。カーボンコートの方法は、スパッタ法、蒸着法、カーボンスプレー法等を用いることができる。
スパッタ法及び蒸着法を用いる場合は、開口部を有する容器に粒子核2を収納し、ターゲットから粒子核2に向かってカーボン粒子を飛ばすことで粒子核2にカーボンコートすることができる。粒子核2の全面に一様にカーボンコートするためには、成膜を複数回に分け、成膜ごとに容器を揺動することが好ましい。成膜回数を変えることで、被覆層の厚みは容易に調整できる。
カーボンスプレー法は、以下の手順で行う。まず粒子核2を容器に投入する。投入する容器は、カーボンスプレー時に粒子核2が飛散しないように、粒子核2の大きさに対して底の深い容器を用いることが好ましい。次いで、容器を加熱しながら、粒子核2の表面にカーボンをスプレーする。スプレーを均一に行うため、カーボンは溶媒中に分散させることが好ましい。溶媒は、容器を溶媒の昇華温度以上とすることで、気化し除去される。そして、容器をかき混ぜながらカーボンスプレーを全体が黒色になるまで繰り返す。最後に乾燥により不要な溶媒を除去し、炭化ケイ素成長用原料粒子1が得られる。カーボンスプレー法は、処理雰囲気を真空等にする必要が無く簡便に行うことができる。噴霧回数を変えることで、被覆層の厚みは容易に調整できる。
最後に、粒子核2の表面に樹脂コートし、その樹脂を炭化させる方法について説明する。まず粒子核2の表面に樹脂コートを行う。樹脂コートは、カーボン微粒子が分散した樹脂を粒子核2の表面に付着させて行う。まず熱硬化性樹脂中にカーボン微粒子が分散したコート液を用意する。コート液は市販のものを購入してもよいし、樹脂とカーボン微粒子を個別に購入し分散させてもよい。そして得られたコート液に粒子核2を浸漬する。そしてコート液から取り出し、余分に付着したコート液を溶剤等により除去する。そして不要なコート液が除去された粒子核2をかき混ぜながら加熱することで、樹脂を硬化させる。そして、乾燥により不要な溶媒を除去し、樹脂コートされた粒子核2を得る。
ついで、得られた樹脂コートされた粒子核2を減圧加熱する。減圧加熱により、樹脂コートが不完全燃焼を起こし、炭化され、炭化ケイ素成長用原料粒子1が得られる。コート液の粘度を有機溶剤等で調整することで、被覆層の厚みは容易に調整できる。
粒子核2の表面に被覆層3が形成されているか否かは、いずれの方法で作製した場合でも光学顕微鏡で確認することができる。例えば、SiC、Si、Siからなる粒子核2は、光学顕微鏡で見ると透明である。一方で、炭素からなる被覆層3が形成されるとその表面が黒くなる。その結果、光を透過しなくなり光学顕微鏡で被覆層3が形成されているか否かを確認することができる。また、被覆前後の重量変化や、原料粒子の断面をSEM等で観察することにより、平均的な膜厚を確認することもできる。
上述のように、本発明の一態様に係る炭化ケイ素成長用原料の製造方法を用いると、SiC単結晶の結晶成長中におけるSi/C比を一定にするために好適に用いることができる炭化ケイ素成長用原料を容易に作製することができる。
[炭化ケイ素単結晶の製造方法]
図2は、本発明の一態様に係る炭化ケイ素単結晶の製造方法に用いられる製造装置の一例の断面模式図である。炭化ケイ素単結晶は、坩堝11によって囲まれた反応空間K内に収納された原料14から昇華したガスが、種結晶13表面で再結晶化することで得られる。種結晶13は、原料14に対向するように配置された坩堝11の設置部12に設置されている。
原料14には、上述の炭化ケイ素成長用原料粒子1が含まれている。原料14には、炭化ケイ素成長用原料粒子1と共に、被覆層3が形成されていないSiCからなる炭化ケイ素粒子を含んでもよい。
原料14が上述の炭化ケイ素成長用原料粒子1を含むことで、結晶成長中におけるSi/C比を一定にすることができ、得られる炭化ケイ素単結晶中にSiドロップレットや異種多形等が生じることを抑制することができる。
原料14に、炭化ケイ素成長用原料1と炭化ケイ素粒子のいずれもが含まれる場合、それぞれの構成比は、SiC単結晶の結晶成長時における反応空間KのSi/C比に合わせて適宜設定することができる。
原料14内として収容される炭化ケイ素成長用原料1は、被覆層3の厚さが異なる複数種類のものが含まれていてもよい。被覆層3の厚さは、上述の炭化ケイ素成長用原料粒子の製造方法に基づいて、適宜調整することができる。被覆層3の厚さが異なる複数種類の炭化ケイ素成長用原料粒子1が原料14内に混在していることで、Si源である粒子核2が露出した粒子の数を結晶成長開始からの経過時間に合せて徐々に増やしていくことができる。これにより、成長初期から成長後半に渡ってSi/C比の制御をより精密に行うことができ、Siドロップレットの発生及び異種多形の発生等をより抑制することができる。
坩堝11内への原料14の収容態様は、制限されない。例えば、炭化ケイ素成長用原料粒子1を単体で坩堝11内に収容してもよいし、炭化ケイ素成長用原料1と炭化ケイ素粒子とを混在させてもよいし、炭化ケイ素成長用原料1または炭化ケイ素粒子のいずれか一方中に他方を分散させてもよいし、炭化ケイ素成長用原料1及び炭化ケイ素粒子を層状に積層してもよい。
上述のように種々ある原料14の収容態様の中でも、炭化ケイ素成長用原料1及び炭化ケイ素粒子を層状に積層する収容態様が特に好ましい。
図3は、本発明の一態様に係る炭化ケイ素単結晶の製造方法に用いられる製造装置において、坩堝内に収容する原料の収容状態の一例を模式的に示した断面図である。図3に示す製造装置20は、原料14が2層に分けて積層されている点が、図2に示す製造装置10と異なる。種結晶13に近い側から順に第1原料14A,第2原料14Bであり、原料14は、上述の炭化ケイ素成長用原料粒子1からなる第1原料14Aと、炭化ケイ素粒子からなる第2原料14Bからなる。
原料14をこのように配置することで、成長初期に第2原料14BからSiが過剰に昇華することを第1原料14Aによって阻害することができる。また第1原料14Aからは、Cを供給することができるため、成長初期に反応空間KがSiリッチな環境となることを抑制することができる。
またこの逆に、第1原料14Aを炭化ケイ素粒子、第2原料14Bを炭化ケイ素成長用原料粒子1としてもよい。成長初期の反応空間KがSiリッチとなることを加熱条件等で制御すれば、Siの枯渇化が問題となる。種結晶13から遠い坩堝下方に炭化ケイ素成長用原料粒子1を配置することで、成長後半にSiを供給し、Siの枯渇化をより防ぐことができる。
上述のように、第1原料14A及び第2原料14Bに用いる原料粒子は、収容条件に合せて、Si/C比が一定になるように適宜設定することができる。
例えば、第1原料14Aが密な場合は、原料の昇華は、種結晶13と対向する面からの昇華が支配的となる。そのため、種結晶13側から順に昇華していくことが想定されるため、種結晶13に近い第1原料14Aに炭化ケイ素粒子を配置することが好ましい。このように配置することで、第1原料14Aが昇華しSiが枯渇化しだすタイミングで、第2原料14Bに配置された炭化ケイ素成長用原料粒子1の粒子核2が露出し、Siを供給することができる。
これに対し、第1原料14Aが比較的粗な場合は、第2原料14BからのSi供給を受けながら第1原料14Aの被覆層3からCを昇華させることができ、Siドロップレット及び異種多形の発生を好適に抑えることができる。
また図4に示すよう、原料14の収容態様は2層構造に限られず、多層構造としてもよい。図4における製造装置30において原料14は、種結晶13に近い側から順に第1原料14A,第2原料14B、第3原料14C、第4原料14Dである。
第1原料14A〜第4原料14Dは、炭化ケイ素成長用原料粒子1を用いることができる。第1原料14A〜第4原料14Dに設けられる炭化ケイ素成長用原料粒子1の被覆層3の厚みは、種結晶13に向かって段階的に変化していることが好ましい。図3で示す2層構成の場合と同様に、被覆層3の厚みを種結晶13に向かって段階的に厚くしてもよいし、段階的に薄くしてもよい。段階的に厚くするか薄くするかは、成長過程でSi/C比が一定となるように適宜設計することができる。なお、第1原料14A又は第4原料14Dには、炭化ケイ素粒子を用いてもよい。
上述のように、本発明の一態様に係る炭化ケイ素単結晶の成長方法を用いることで、単結晶成長初期に生成する昇華ガスにおいてSiの割合が大きくなり過ぎることを抑制し、単結晶成長後半に粒子核を露出させSiを供給することによってSiの不足を補うことができる。すなわち、単結晶成長の初期から後半にかけて昇華ガスのSi/C比を安定させることができる。
1…炭化ケイ素成長用原料粒子、2…粒子核(粒子本体)、3…被覆層、10,20,30…製造装置、11…坩堝、12…設置部、13…種結晶、14…原料、14A…第1原料、14B…第2原料、14C…第3原料、14D…第4原料、K…反応空間

Claims (13)

  1. 昇華ガスを種結晶上に再結晶化して炭化ケイ素単結晶を生成するための炭化ケイ素成長用原料粒子であって、
    粒子本体表面の少なくとも一部が炭素からなる被覆層で被覆され
    前記被覆層が前記粒子本体の表面を被覆するカーボン微粒子の集合体からなる炭化ケイ素成長用原料粒子。
  2. 前記粒子本体が、SiC、Si、Siのいずれかからなる請求項1に記載の炭化ケイ素成長用原料粒子。
  3. 前記被覆層が粒子全面を被覆している請求項1または2に記載の炭化ケイ素成長用原料粒子。
  4. 昇華ガスを種結晶上に再結晶化して炭化ケイ素単結晶を生成するための炭化ケイ素成長用原料粒子を製造する方法であって、
    SiCからなる粒子本体を減圧加熱しながらその表面を炭化し、前記粒子本体表面の少なくとも一部を覆う炭素からなる被覆層を形成する炭化ケイ素成長用原料粒子の製造方法。
  5. 昇華ガスを種結晶上に再結晶化して炭化ケイ素単結晶を生成するための炭化ケイ素成長用原料粒子を製造する方法であって、
    SiC、Si、Siのいずれかからなる粒子本体の表面にカーボンコーティングを行うことで前記粒子本体表面の少なくとも一部を覆う炭素からなる被覆層を形成する炭化ケイ素成長用原料粒子の製造方法。
  6. 前記カーボンコーティングを行う手段として、スパッタ法、蒸着法、カーボンスプレー法のいずれかを用いる請求項に記載の炭化ケイ素成長用原料粒子の製造方法。
  7. 昇華ガスを種結晶上に再結晶化して炭化ケイ素単結晶を生成するための炭化ケイ素成長用原料粒子を製造する方法であって、
    SiC、Si、Siのいずれかからなる粒子本体の表面に樹脂をコーティングし、前記樹脂を減圧加熱しながら炭化することで前記粒子本体表面の少なくとも一部を覆う炭素からなる被覆層を形成する炭化ケイ素成長用原料粒子の製造方法。
  8. 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の炭化ケイ素成長用原料粒子とSiCからなる炭化ケイ素粒子とを混合するか個別に種結晶とともに坩堝に収容し、
    坩堝内を加熱することで前記炭化ケイ素成長用原料粒子と前記炭化ケイ素粒子から個別に昇華ガスを発生させながら前記種結晶上にSiC単結晶を成長させる炭化ケイ素単結晶の製造方法。
  9. 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の炭化ケイ素成長用原料粒子を種結晶とともに坩堝に収容し、
    坩堝内を加熱することで前記炭化ケイ素成長用原料粒子から昇華ガスを発生させながら前記種結晶上にSiC単結晶を成長させる炭化ケイ素単結晶の製造方法。
  10. 前記炭化ケイ素成長用原料粒子の被覆層の厚みによりSi/C比の時間変化を調整する請求項又は請求項のいずれかに記載の炭化ケイ素単結晶の製造方法。
  11. 被覆層厚さが異なる複数種類の炭化ケイ素成長用原料粒子を用いる請求項10のいずれか一項に記載の炭化ケイ素単結晶の製造方法。
  12. 前記SiC単結晶成長初期に前記炭化ケイ素成長用原料粒子からSi/C比においてSiの比率を低く抑えた昇華ガスを発生させ、
    前記SiC単結晶成長後半に前記炭化ケイ素成長用原料粒子からSi/C比においてCの比率を低く抑えた昇華ガスを発生させてSiC単結晶成長を行う請求項11のいずれか一項に記載の炭化ケイ素単結晶の製造方法。
  13. 前記炭化ケイ素成長用原料粒子とSiCからなる炭化ケイ素粒子を個別に種結晶とともに坩堝に収容するにあたり、前記炭化ケイ素成長用原料粒子と前記炭化ケイ素粒子を個別に層状に配置する請求項1012のいずれか一項に記載の炭化ケイ素単結晶の製造方法。
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