JP6623896B2 - 電子部品の特性測定装置 - Google Patents

電子部品の特性測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6623896B2
JP6623896B2 JP2016066967A JP2016066967A JP6623896B2 JP 6623896 B2 JP6623896 B2 JP 6623896B2 JP 2016066967 A JP2016066967 A JP 2016066967A JP 2016066967 A JP2016066967 A JP 2016066967A JP 6623896 B2 JP6623896 B2 JP 6623896B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
external terminal
holder
contact
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016066967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017181219A (ja
Inventor
誉英 小林
誉英 小林
章浩 林
章浩 林
崇明 中嶋
崇明 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2016066967A priority Critical patent/JP6623896B2/ja
Priority to CN201611052801.8A priority patent/CN107271805B/zh
Priority to KR1020170029957A priority patent/KR101968900B1/ko
Publication of JP2017181219A publication Critical patent/JP2017181219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6623896B2 publication Critical patent/JP6623896B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/04Housings; Supporting members; Arrangements of terminals
    • G01R1/0408Test fixtures or contact fields; Connectors or connecting adaptors; Test clips; Test sockets
    • G01R1/0416Connectors, terminals
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/10Arrangements of bearings
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/01Subjecting similar articles in turn to test, e.g. "go/no-go" tests in mass production; Testing objects at points as they pass through a testing station
    • G01R31/013Testing passive components

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Description

この発明は、電子部品の特性測定装置に関するもので、特に、電気的特性が測定される電子部品を保持するためのホルダ側の構成と電子部品の外部端子電極に接触する測定端子側の構成との寸法関係についての改良に関するものである。
この発明にとって興味ある従来の電子部品の特性測定装置として、特表2005−514605号公報(特許文献1)に記載されたものがある。図8を参照して説明すると、特許文献1に記載の特性測定装置1は、互いに対向する第1および第2の端部に第1および第2の外部端子電極2および3がそれぞれ形成されたチップ状の電子部品4の特性を測定するためのものである。なお、図8に示した構成は、この発明に係る特性測定装置との対比を容易にするため、特許文献1において図示された構成を簡略化したものとなっている。
特性測定装置1は、電子部品4を収容するための収容キャビティ5を有し、かつ第1および第2の外部端子電極2および3を収容キャビティ5の互いに対向する第1および第2の開口端6および7側にそれぞれ向けた状態で電子部品4を保持する、ホルダ8を備えている。
また、特性測定装置1は、収容キャビティ5の第1および第2の開口端6および7近傍の各位置において、電子部品4の第1および第2の外部端子電極2および3にそれぞれ接触するように配置される、第1および第2の測定端子9および10を備えている。第1の測定端子9は、ローラ状であり、軸受け台11によって回転可能に保持されている。軸受け台11は、固定部(図示せず。)に対して、板ばね12を介して保持され、それによって、第1の測定端子9が第1の外部端子電極2に弾性的に接触するようにされる。第2の測定端子10は、固定的に設けられたベース13内に埋め込まれる。第2の測定端子10は、第1の測定端子9の真下に位置している。
ホルダ8は、円板状であり、そこには、複数個の収容キャビティ5が周方向に分布するように配列され、各収容キャビティ5には、電子部品4が1個ずつ収容される。したがって、図8には、ホルダ8の一部が図示されていると理解すればよい。
円板状のホルダ8は回転される。このホルダ8の回転によって移動される収容キャビティ5の経路上の所定の位置で、電子部品4が収容キャビティ5内に振り込まれ、次いで、収容キャビティ5内に収容された電子部品4が第1および第2の測定端子9および10の間の位置に移動され、第1および第2の測定端子9および10が、それぞれ、第1および第2の外部端子電極2および3に接触することによって、電子部品4の電気的特性が測定される。その後、電子部品4は、収容キャビティ5から取り出される。このとき、測定された電気的特性に応じて、たとえば、電気的特性の良否に応じて、電子部品4が選別される。
特表2005−514605号公報
上述したような特性測定装置1において、多数個の電子部品4の特性測定を能率的に行なうためには、隣り合って収容される電子部品4相互間の間隔を狭めることが好ましい。しかしながら、複数の電子部品4の間隔を狭め過ぎると、図9に示すように、ローラ状の第1の測定端子9が2個の電子部品4の各々の第1の外部端子電極2に同時に接触してしまう状況(以下、「2個接触」ということがある。)がもたらされる。なお、図9では、第1の測定端子9を回転可能に支える軸受け台11および板ばね12の図示が省略されている。
たとえば、電子部品4が積層セラミックコンデンサである場合、この特性測定装置1によって、積層セラミックコンデンサの絶縁抵抗が測定される。絶縁抵抗の測定にあたっては、積層セラミックコンデンサが充電状態にされる。しかしながら、上述したように、第1の測定端子9が2個の電子部品4の各々の第1の外部端子電極2に同時に接触すると、一方の電子部品4において充電された電荷が、第1の測定端子9を介して、他方の電子部品4へと逃げるため、正確な特性測定の妨げとなり得る。
同様の問題は、積層セラミックコンデンサについての絶縁抵抗の測定の場合に限らず、他の電子部品についての他の電気的特性の測定の場合においても遭遇し得る。
そこで、この発明の目的は、複数個の電子部品の特性測定を能率的に行なうことができる、電子部品の特性測定装置を提供しようとすることである。
この発明は、互いに対向する第1および第2の端部に第1および第2の外部端子電極がそれぞれ形成されたチップ状の電子部品の電気的特性を測定する装置に向けられる。
この特性測定装置は、電子部品を1個ずつ収容するための複数個の収容キャビティを有し、第1および第2の外部端子電極を収容キャビティの互いに対向する第1および第2の開口端側にそれぞれ向けた状態で電子部品を保持する、ホルダと、収容キャビティの第1および第2の開口端近傍の各位置において、電子部品の第1および第2の外部端子電極にそれぞれ接触するように配置される、第1および第2の測定端子と、を備えている。
上記ホルダは、第1および第2の測定端子が各収容キャビティ内に収容された各電子部品の第1および第2の外部端子電極に順次接触するように、第1および第2の測定端子に対して相対的に移動可能とされる。
また、第1の測定端子の第1の外部端子電極への接触面は、複数個の収容キャビティの配列方向に対して直交する方向に向く中心軸線を有する円筒面をなしている。
そして、円筒面の半径をR、配列方向に隣り合う収容キャビティ間の間隔をw、収容キャビティに収容された電子部品の、第1の開口端からの突出長さをaとしたとき、隣り合う2個の電子部品の第1の外部端子電極に同時に接触し得る条件である、
a>R−{R−(w/4)}1/2
の条件を満たしていることを前提とした上で、前述した技術的課題を解決するため、次のような構成を備えることを特徴としている。
すなわち、この発明に係る電子部品の特性測定装置は、ホルダの第1の開口端側の面上に設けられた突起をさらに備える。この突起は、配列方向に隣り合う収容キャビティの間に第1の測定端子が位置するとき、当該第1の測定端子を収容キャビティ内の電子部品から遠ざけるためのものであり、
突起の高さをt、隣り合う突起間の間隔をcとしたとき、
{R−(w/4)}1/2−R+a<t<R+a−{R−(c/4)}1/2
の条件を満たしていることを特徴としている。
上記した不等式のうち、{R−(w/4)}1/2−R+a<tは、特に「2個接触」を生じさせないようにするための条件を規定するものであり、t<R+a−{R−(c/4)}1/2 は、隣り合う突起間に位置する電子部品の第1の外部端子電極に第1の測定端子を確実に接触させるための条件を規定するものである。
好ましくは、上記突起は、配列方向に隣り合う収容キャビティの間に位置される。このように、配列方向に隣り合う収容キャビティの間に突起を設けるようにすれば、第1の測定端子が隣り合う収容キャビティの間で突起上に確実に乗り上げる。したがって、第1の測定端子を収容キャビティ内の電子部品から遠ざけた状態を確実に得ることができ、よって、「2個接触」を確実に防止することができる。
上記突起の最も高い部分は、より好ましくは、配列方向に隣り合う収容キャビティの間の中央部に位置される。これにより、ホルダに対する第1の測定端子の動作を安定的なものとすることができる。
第1の測定端子は、第1の外部端子電極に接触しながら回転するローラを備えることが好ましい。これによって、第1の測定端子を、第1の外部端子電極に対して円滑に接触させることができる。
好ましくは、ホルダは円板状であり、複数個の収容キャビティは、ホルダの周方向に分布するように配列され、ホルダが回転することによって、第1および第2の測定端子が各収容キャビティ内に収容された各電子部品の第1および第2の外部端子電極に順次接触するようにされる。このように構成されることにより、ホルダの一方方向への回転に従って、電子部品の特性測定工程を連続的に進めることができるので、特性測定工程の一層の能率化を図ることができる。
この発明によれば、ホルダの収容キャビティに収容された複数個の電子部品の間隔を、「2個接触」が生じ得るほどに狭めたとしても、ホルダに設けられた突起により、第1の測定端子が持ち上げられるので、「2個接触」が生じないようにすることができる。したがって、「2個接触」の問題を回避しながら、能率的な特性測定を行なうことが可能となる。
この発明の第1の実施形態による電子部品の特性測定装置21に備えるホルダ25を示す平面図である。 図1に示したホルダ25を備える特性測定装置21の主要部を拡大して示す、図1の線II−IIに沿う断面に相当する断面を示す図である。 図2に示した電子部品の特性測定装置21において、「2個接触」が生じる条件を説明するための図2に対応する断面図である。 図2に示した電子部品の特性測定装置21において、突起34を設けることによって「2個接触」が生じないようにする条件を説明するための図2に対応する断面図である。 図2に示した電子部品の特性測定装置21において、突起34を設けることによって「2個接触」が生じないようにするとともに、第1の測定端子31が電子部品24の第1の外部端子電極22に接触し得る条件を説明するための図2に対応する断面図である。 この発明の第2の実施形態による電子部品の特性測定装置に備える第1の測定端子31aを示す正面図である。 この発明の第3の実施形態による電子部品の特性測定装置の主要部を拡大して示す、図2の線VII−VIIに沿う断面に相当する断面を示す図である。 この発明にとって興味ある従来の電子部品の特定測定装置1の主要部を示す断面図である。 図8に示した電子部品の特性測定装置1において、隣り合って収容される複数個の電子部品4の間隔を狭めることによって「2個接触」が生じた状態を説明するための断面図である。
図1および図2を参照して、この発明の第1の実施形態による電子部品の特性測定装置21について説明する。
特性測定装置21においては、図8を参照して前述した特性測定装置1の場合と同様、図2に示すように、互いに対向する第1および第2の端部に第1および第2の外部端子電極22および23がそれぞれ形成されたチップ状の電子部品24が取り扱われる。
また、特性測定装置21は、以下に説明するように、前述した特性測定装置1と共通する多くの要素を備えている。
ホルダ25は、図1によく示されているように、円板状である。ホルダ25は電気絶縁材料からなり、そこには、電子部品24を1個ずつ収容する複数個の収容キャビティ26が設けられている。複数個の収容キャビティ26は、ホルダ25の周方向に分布するように配列されている。また、図示するように、複数個の収容キャビティ26は、必要に応じて、複数列に配列されてもよい。
ホルダ25の中心には、シャフト受入孔27が設けられ、ここに受け入れられたシャフト(図示せず。)の回転が伝達されることによって、ホルダ25は、矢印28で示すように回転される。ホルダ25は、通常、間欠的に回転される。
ホルダ25の回転に従って移動される収容キャビティ26の経路上の所定の位置において、収容キャビティ26内に電子部品24が振り込まれる。収容キャビティ26内に収容された電子部品24は、図2に示すように、第1および第2の外部端子電極22および23を収容キャビティ26の互いに対向する第1および第2の開口端29および30側にそれぞれ向けた状態となっている。
特性測定装置21は、導体からなる第1および第2の測定端子31および32を備えている。第1および第2の測定端子31および32は、収容キャビティ26の第1および第2の開口端29および30近傍の各位置において、電子部品24の第1および第2の外部端子電極22および23にそれぞれ接触するように配置される。ホルダ25が回転することによって、第1および第2の測定端子31および32は、各収容キャビティ26内に収容された各電子部品24の第1および第2の外部端子電極22および23に順次接触し、この状態において、電子部品24の所望の電気的特性を測定する工程が実施される。
その後、電子部品24は、ホルダ25の回転に従って移動された後、収容キャビティ26から取り出される。このとき、測定された電気的特性に応じて、たとえば、電気的特性の良否に応じて、電子部品24が選別される。
上述の第1の測定端子31の第1の外部端子電極22への接触面は、複数個の収容キャビティ26の配列方向に対して直交する方向に向く中心軸線を有する円筒面をなしている。より具体的には、第1の測定端子31は、ローラ状であり、図示を省略した軸受け台によって回転可能に保持されている。したがって、第1の測定端子31は、ホルダ25の回転に従って移動する電子部品24の外部端子電極22に対して、円滑な接触状態を実現することができる。
上記軸受け台は、図8に示した軸受け台11の場合と同様、固定部に対して、たとえば板ばねを介して保持され、それによって、第1の測定端子31が第1の外部端子電極22に弾性的に接触するようにされる。なお、第1の測定端子31の、第1の外部端子電極22への弾性的接触のため、板ばね以外のたとえばコイルばねが用いられても、さらには、第1の測定端子31に働く重力が利用されてもよい。
ホルダ25の下方には、電気絶縁材料からなるベース33が固定的に設けられる。第2の測定端子32は、第1の測定端子31の真下の位置において、ベース33内に埋め込まれる。ベース33は、収容キャビティ26内に収容された電子部品24が脱落しないように、これを受ける機能を有している。
以上のような特性測定装置21において、以下のような構成を備えることを特徴としている。
ホルダ25の第1の開口端29側の面上に突起34が設けられる。突起34は、配列方向に隣り合う収容キャビティ26の間に第1の測定端子31が位置するとき、当該第1の測定端子31を収容キャビティ26内の電子部品24から遠ざけるためのものである。この実施形態では、突起34は、配列方向に隣り合う収容キャビティ26の間に位置される。言い換えると、突起34は、配列された収容キャビティ26が存在する帯状領域内に位置される。なお、図1では、突起34の図示が省略されている。
このように、配列方向に隣り合う収容キャビティ26の間に突起34を設けるようにすれば、第1の測定端子31が隣り合う収容キャビティ26の間で突起34上に確実に乗り上げる。したがって、第1の測定端子31を収容キャビティ26内の電子部品24から遠ざけた状態を確実に得ることができる。すなわち、「2個接触」を確実に防止することができる。
この実施形態では、上記突起34の最も高い部分は、配列方向に隣り合う収容キャビティ26の間の中央部に位置される。これにより、ホルダ25に対する第1の測定端子31の動作を安定的なものとすることができる。
また、突起34は、ホルダ25の回転方向28における上流側および下流側に、それぞれ、円弧状の窪み35および36を形成した形状を有している。突起34の、このような形状は、隣り合う突起34間に位置する電子部品24の第1の外部端子電極22に第1の測定端子31をより確実に接触させることに寄与している。
図3を参照して、この発明では、第1の測定端子31の円筒面の半径をR、配列方向に隣り合う収容キャビティ26間の間隔をw、収容キャビティ26に収容された電子部品24の、第1の開口端29からの突出長さをaとしたとき、隣り合う2個の電子部品24の第1の外部端子電極22に同時に接触し得る条件(「2個接触」が生じる条件)である、
a>R−{R−(w/4)}1/2
の条件を満たしていることが前提とされる。上記間隔wは、隣り合う電子部品24同士が最も近づき得る距離でもある。なお、この前提となる条件とは、この発明の特徴的構成である突起34を設ける前の段階での条件のことである。
上記前提条件を示す不等式は、次のようにして求められる。
図3を参照して、y+a>R、すなわち、a>R−yのとき、「2個接触」が生じる。
上記yは、y=(R−x1/2 で表わされ、この式中のxは、x=w/2で表わされる。したがって、
y=(R−x1/2
={R−(w/2)1/2
={R−(w/4)}1/2
となる。
上記a>R−yの式において、y={R−(w/4)}1/2 を代入すると、前述した、a>R−{R−(w/4)}1/2 が得られる。
すなわち、第1の測定端子31の円筒面の半径R、および配列方向に隣り合う収容キャビティ26間の間隔wより算出される、R−{R−(w/4)}1/2 が、収容キャビティ26に収容された電子部品24の、第1の開口端29からの突出長さaより小さいとき、「2個接触」が生じる。
上記のように、「2個接触」が生じる前提条件の下で、突起34を設けることによって、「2個接触」が生じないようにするには、以下のような条件を満たす必要がある。
図4を参照して、突起34の高さをtとしたとき、R+t>y+aの条件を満たす高さtの突起34を設けると、「2個接触」が生じないようにすることができる。
R+t>y+aは、t>y−R+aであり、ここで、y={R−(w/4)}1/2 を代入すると、
t>{R−(w/4)}1/2−R+a
が得られる。すなわち、突起34の高さtを、{R−(w/4)}1/2−R+aより大きくすれば、「2個接触」が生じないようにすることができる。
しかしながら、突起34の高さtが大きすぎると、今度は、隣り合う突起34間に位置する電子部品24の第1の外部端子電極22に、第1の測定端子31を接触させることができないといった事態を招く。
そこで、突起34の高さtの上限は、次のように規定される。
図5を参照して、第1の測定端子31が第1の外部端子電極22に接触するとき、y′+t<R+aの条件を満たしている。隣り合う突起34間の間隔をcとすると、y′={R−(c/4)}1/2 と表わすことができる。
y′+t<R+aは、t<R+a−y′であり、ここで、y′={R−(c/4)}1/2 を代入すると、
t<R+a−{R−(c/4)}1/2
が得られる。すなわち、突起34の高さtを、R+a−{R−(c/4)}1/2 より小さくすれば、第1の測定端子31を第1の外部端子電極22に接触させることができる。
以上のことから、「2個接触」が生じないようにしながら、第1の測定端子31を第1の外部端子電極22に接触させるには、
{R−(w/4)}1/2−R+a<t<R+a−{R−(c/4)}1/2
の条件を満たしている必要がある。
なお、上述した説明において参照した図4および図5では、突起34は、断面が長方形であったが、これは説明の便宜のためであり、図2に示すような形状であっても、あるいは、他の形状であってもよい。いずれの場合であっても、隣り合う突起34間の間隔cは、突起34の上面において測定した寸法である。
上述した第1の実施形態では、第1の測定端子31は、ローラ状であり、軸受け台によって回転可能に保持されていた。第1の測定端子31は、その第1の外部端子電極22への接触面が複数個の収容キャビティ26の配列方向に対して直交する方向に向く中心軸線を有する円筒面をなしていることを条件としている。したがって、この条件を満たす限り、第1の測定端子31は種々に変更することができる。たとえば、第2の実施形態では、第1の測定端子31aは、図6に示すように、部分円筒面を持つものとされる。
また、第1の実施形態では、突起34は、配列方向に隣り合う収容キャビティ26の間に位置されていた。これに対して、第3の実施形態では、図7に示すように、突起34は、配列方向に隣り合う収容キャビティ26の間ではなく、配列された収容キャビティ26が存在する帯状領域37を挟む位置に対をなす状態で設けられている。
なお、図7には、図2ないし図5では図示が省略された軸受け台38が図示されるとともに、軸受け台38によって回転可能に支持された第1の測定端子31の中心シャフト39が図示されている。
以上、この発明を図示した実施形態に関連して説明したが、この発明の範囲内において、その他種々の変形例が可能である。
たとえば、前述した実施形態では、ホルダ25は円板状であり、ホルダ25が回転するように構成されたが、ホルダは、たとえば、平行移動するように構成されてもよい。
また、前述した実施形態では、第1および第2の測定端子31および32が固定で、ホルダ25が回転することによって、第1および第2の測定端子31および32が、それぞれ、電子部品24の第1および第2の外部端子電極22および23に順次接触するように構成されたが、逆に、ホルダが固定で、第1および第2の測定端子が移動するように構成されてもよい。
また、以上の各実施形態は、例示的なものであり、異なる実施形態間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることを指摘しておく。
21 特性測定装置
22 第1の外部端子電極
23 第2の外部端子電極
24 電子部品
25 ホルダ
26 収容キャビティ
29 第1の開口端
30 第2の開口端
31 第1の測定端子
32 第2の測定端子
33 ベース
34 突起

Claims (5)

  1. 互いに対向する第1および第2の端部に第1および第2の外部端子電極がそれぞれ形成されたチップ状の電子部品の電気的特性を測定する装置であって、
    前記電子部品を1個ずつ収容するための複数個の収容キャビティを有し、前記第1および第2の外部端子電極を前記収容キャビティの互いに対向する第1および第2の開口端側にそれぞれ向けた状態で前記電子部品を保持する、ホルダと、
    前記収容キャビティの前記第1および第2の開口端近傍の各位置において、前記電子部品の前記第1および第2の外部端子電極にそれぞれ接触するように配置される、第1および第2の測定端子と、
    を備え、
    前記ホルダは、前記第1および第2の測定端子が各前記収容キャビティ内に収容された各前記電子部品の前記第1および第2の外部端子電極に順次接触するように、前記第1および第2の測定端子に対して相対的に移動可能とされ、
    前記第1の測定端子の前記第1の外部端子電極への接触面は、複数個の前記収容キャビティの配列方向に対して直交する方向に向く中心軸線を有する円筒面をなしており、
    前記円筒面の半径をR、配列方向に隣り合う前記収容キャビティ間の間隔をw、前記収容キャビティに収容された前記電子部品の、前記第1の開口端からの突出長さをaとしたとき、隣り合う2個の前記電子部品の前記第1の外部端子電極に同時に接触し得る条件である、
    a>R−{R−(w/4)}1/2
    の条件を満たしている、電子部品の特性測定装置において、
    前記ホルダの前記第1の開口端側の面上に設けられた突起をさらに備え、前記突起は、配列方向に隣り合う前記収容キャビティの間に前記第1の測定端子が位置するとき、当該第1の測定端子を前記収容キャビティ内の前記電子部品から遠ざけるためのものであり、
    前記突起の高さをt、隣り合う前記突起間の間隔をcとしたとき、
    {R−(w/4)}1/2−R+a<t<R+a−{R−(c/4)}1/2
    の条件を満たしていることを特徴とする、
    電子部品の特性測定装置。
  2. 前記突起は、配列方向に隣り合う前記収容キャビティの間に位置される、請求項1に記載の電子部品の特性測定装置。
  3. 前記突起の最も高い部分は、配列方向に隣り合う前記収容キャビティの間の中央部に位置される、請求項2に記載の電子部品の特性測定装置。
  4. 前記第1の測定端子は、前記第1の外部端子電極に接触しながら回転するローラを備える、請求項1ないし3のいずれかに記載の電子部品の特性測定装置。
  5. 前記ホルダは円板状であり、複数個の前記収容キャビティは、前記ホルダの周方向に分布するように配列され、前記ホルダが回転することによって、前記第1および第2の測定端子が各前記収容キャビティ内に収容された各前記電子部品の前記第1および第2の外部端子電極に順次接触するようにされる、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子部品の特性測定装置。
JP2016066967A 2016-03-30 2016-03-30 電子部品の特性測定装置 Active JP6623896B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016066967A JP6623896B2 (ja) 2016-03-30 2016-03-30 電子部品の特性測定装置
CN201611052801.8A CN107271805B (zh) 2016-03-30 2016-11-24 电子部件的特性测定装置
KR1020170029957A KR101968900B1 (ko) 2016-03-30 2017-03-09 전자부품의 특성 측정장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016066967A JP6623896B2 (ja) 2016-03-30 2016-03-30 電子部品の特性測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017181219A JP2017181219A (ja) 2017-10-05
JP6623896B2 true JP6623896B2 (ja) 2019-12-25

Family

ID=60005343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016066967A Active JP6623896B2 (ja) 2016-03-30 2016-03-30 電子部品の特性測定装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6623896B2 (ja)
KR (1) KR101968900B1 (ja)
CN (1) CN107271805B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111123080B (zh) * 2020-03-03 2020-11-03 深圳市克拉尼声学科技有限公司 一种扩音器芯片质量检测设备
TWI800405B (zh) * 2022-06-14 2023-04-21 國巨股份有限公司 測試探針與測試探針固定裝置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6714028B2 (en) * 2001-11-14 2004-03-30 Electro Scientific Industries, Inc. Roller contact with conductive brushes
TWI223084B (en) * 2002-04-25 2004-11-01 Murata Manufacturing Co Electronic component characteristic measuring device
JP4123971B2 (ja) * 2003-02-21 2008-07-23 株式会社村田製作所 電子部品の特性測定装置およびその測定方法
JP5453011B2 (ja) * 2009-08-07 2014-03-26 株式会社ヒューモラボラトリー 電子部品特性検査分類装置
JP2013053936A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Tokyo Weld Co Ltd ワーク測定装置、ワーク搬送テーブル、ワーク測定方法及び電子部品の製造方法
CN102942128B (zh) * 2012-11-28 2015-06-10 中联重科股份有限公司 转台对中机构及具有其的工程机械
JP2015055575A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 株式会社村田製作所 電子部品の電気特性測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN107271805A (zh) 2017-10-20
CN107271805B (zh) 2019-12-06
JP2017181219A (ja) 2017-10-05
KR20170113100A (ko) 2017-10-12
KR101968900B1 (ko) 2019-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017141561A1 (ja) プローブピンおよびそれを用いた検査装置
JP6740630B2 (ja) プローブピンおよびこれを用いた検査装置
JP6623896B2 (ja) 電子部品の特性測定装置
KR101288519B1 (ko) 달팽이형 포고핀 및 그 제조방법
JP2019040861A (ja) バッテリーセル製造装置及びプローブ支持構造
JP2010085107A (ja) 検査治具、電極構造及び電極構造の製造方法
JP4835634B2 (ja) 電子部品の特性測定装置
KR101597484B1 (ko) 이차전지의 충방전 테스트용 프로브
KR101490501B1 (ko) 전기적 검사용 소켓
JP2016008904A (ja) コンタクトプローブ
JP2019061871A (ja) 多極コネクタ
JP2015004614A (ja) コンタクトプローブ
JP2015169518A (ja) コンタクトプローブ
JP7148614B2 (ja) コンタクトプローブおよびそれを備えた検査ソケット
JP2017037021A (ja) 検査用コンタクト端子、および、それを備える電気接続装置
JP2013541006A (ja) 電気接点と試験用プラットフォーム
US11050178B2 (en) Contact pin and electric component socket
JP2004138592A (ja) スプリングコンタクトおよびスプリングプローブ
JP4161761B2 (ja) 電子部品の特性測定装置
US10314176B2 (en) Contact assembly
JP7113067B2 (ja) コンタクトプローブおよびそれを備えた検査ソケット
KR20180070734A (ko) 양방향 도전성 핀 및 이를 이용한 반도체 테스트 소켓
US9658253B2 (en) Contact assembly in a testing apparatus for integrated circuits
US1733591A (en) Electric-circuit connecter
JP3340294B2 (ja) 電子部品用コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181218

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191016

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6623896

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150