JP6623879B2 - 表示装置 - Google Patents

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本発明は、表示装置に関する。
パネル回路基板と主回路基板とフレキシブルケーブルとを備えた表示装置において、フレキシブルケーブルに断線が生じることやフレキシブルケーブルと主回路基板との接続部に不良が生じることを防止するための技術が知られている(特許文献1、図2等参照)。特許文献1においては、フレキシブルケーブルに撓み余裕部を形成することにより、コネクタに無理な力が作用することがなく、フレキシブルケーブルと主回路基板との接続状態を確実に維持されている。
特開2005-197419号公報
しかしながら、フレキシブルケーブルに単に撓みを持たせただけでは、撓み余裕部が延びきってしまい、コネクタに無理な力が作用するという問題があった。また、撓み余裕部を長くすることによりフレキシブルケーブルが延びきることを防止しようとすると、撓み余裕部が撓んだ際にフレキシブルケーブルが他の部品に干渉して不具合を生じさせるという問題があった。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、他の部品と干渉させることなくケーブルが延びきる可能性を低減できる技術を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明の表示装置は、本体部に設けられた第1コネクタと、本体部の前面に取り付けられる表示パネルに設けられた第2コネクタとを接続するケーブルを備える。また、ケーブルには、長さ方向に直交する折り線によってN回(Nは3以上の整数)だけ連続して折り返された伸縮部が設けられる。
前記の構成において、ケーブルを3回以上折り返した、いわゆるジャバラ状の伸縮部を設けることにより、第1コネクタと第2コネクタとを離間させた状態においてケーブルが延びきる可能性を低減できる。また、ジャバラ状の伸縮部を設けることにより、第1コネクタと第2コネクタとが接近した状態においてケーブルが存在する範囲を小さくすることができ、他の部品と干渉したりノイズの影響を受けたりする可能性を低減できる。
表示装置の分解斜視図である。 表示装置の部分断面図である。 ケーブルの平面図である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)第1実施形態:
(2)他の実施形態:
(1)ナビゲーションシステムの構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかる表示装置1の分解斜視図である。表示装置1は、車両に搭載される車載器であり、当該車載器は少なくとも画像を表示する機能を有すればよい。例えば、表示装置1は、ナビゲーションシステムであってもよいし、動画や音楽のプレーヤーであってもよい。
図1に示すように、表示装置1は、本体部10に対して表示パネル20を取り付けることにより形成される。図1において矢印で示すように、表示装置1の前面と、表示パネル20の背面とが向かい合うように、本体部10に対して表示パネル20が取り付けられる。その結果、本体部10の前面が表示パネル20によって覆われることとなる。表示パネル20の前面には、図示しないタッチパネルディスプレイが備えられており、表示装置1を車両のダッシュボードに取り付けた場合には、表示パネル20の表示面が乗員の方向(車両後方)を向くこととなる。表示パネル20の前面には操作ボタン等のメカニカルスイッチが備えられてもよい。
図示しないが、本体部10には、表示パネル20のタッチパネルディスプレイに表示させる映像信号を生成する映像処理装置や、表示パネル20のタッチパネルディスプレイにて受け付けた操作信号に基づいて各種処理を行う制御装置や、表示パネル20に供給する電源を生成する電源回路等が備えられる。
本体部10と表示パネル20は、3本のフレキシブルケーブル30a,30b,30cによって電気的に接続される。フレキシブルケーブル30a,30b,30cは、映像信号を表示パネル20に伝達するケーブルや、タッチパネルディスプレイにて受け付けた操作信号を本体部10に伝達ケーブルや、表示パネル20に電源を伝送するケーブル等であってもよい。また、フレキシブルケーブル30a,30b,30cは少なくとも1本備えられていればよい。本実施形態において、フレキシブルケーブル30a,30b,30cは互いに同等の長さを有する。フレキシブルケーブル30a,30b,30cは、いわゆるフラットケーブルであり、複数の金属配線が互いに平行に並んだ状態で配置されるとともに、合成樹脂製の絶縁体によって複数の金属配線を一体的に被覆することにより形成されている。金属配線の方向をフレキシブルケーブル30a,30b,30cの長さ方向と表記する。
本体部10の前面には、フレキシブルケーブル30a,30b,30cの一方の端子である第1端子31a,31b,31cがそれぞれ電気的に接続する第1コネクタ11a,11b,11cが備えられている。一方、表示パネル20の背面にも、フレキシブルケーブル30a,30b,30cのそれぞれの他方の端子である第2端子32a,32b,32cがそれぞれ電気的に接続する第2コネクタ21a,21b,21cが備えられている。すなわち、表示装置1は、本体部10に設けられた第1コネクタ11a,11b,11cと、本体部10の前面に取り付けられる表示パネル20に設けられた第2コネクタ21a,21b,21cと、を接続するフレキシブルケーブル30a,30b,30cを備える。
第1コネクタ11a,11b,11cは、フレキシブルケーブル30a,30b,30cの第1端子31a,31b,31cと電気的に接続するとともに、第1端子31a,31b,31cを厚み方向に挟んで機械的に固定する。同様に、第2コネクタ21a,21b,21cは、フレキシブルケーブル30a,30b,30cの第2端子32a,32b,32cと電気的に接続するとともに、第2端子32a,32b,32cを厚み方向に挟んで機械的に固定する。第1コネクタ11a,11b,11cと第2コネクタ21a,21b,21cには、第1端子31a,31b,31cと第2端子32a,32b,32cの固定/解除を切り替えるためのレバー構造やスライド構造が備えられてもよい。
表示パネル20が本体部10に取り付ける際に、まずフレキシブルケーブル30a,30b,30cの第2端子32a,32b,32cを第1コネクタ11a,11b,11cに接続し、フレキシブルケーブル30a,30b,30cの第1端子31a,31b,31cを第2コネクタ21a,21b,21cに接続した状態とする。この状態において、フレキシブルケーブル30a,30b,30cの長さの範囲内において、本体部10と表示パネル20の間に隙間を形成することができる。例えば、最初にフレキシブルケーブル30aの接続作業を行った場合でも、本体部10と表示パネル20の間に隙間を形成することができるため、当該隙間に手を入れて残りのフレキシブルケーブル30b,30cの接続作業を行うことができる。
フレキシブルケーブル30a,30b,30cの接続作業が完了すると、表示パネル20の背面を本体部10の前面に接近させ、表示パネル20の背面が本体部10の前面に向き合った状態で、表示パネル20を本体部10に固定する。表示パネル20を本体部10に固定する手法(不図示)は、どのような手法であってもよく、ネジ止めであってもよいし、係止であってもよいし、接着であってもよい。
図2は、本体部10と表示パネル20との取り付けが完了した状態の表示装置1の部分断面図である。同図においては、中央のフレキシブルケーブル30bと第1コネクタ11bと第2コネクタ21bの断面およびその拡大図が示されている。図2に示すように、本体部10と表示パネル20との取り付けが完了した状態において、第1コネクタ11bと第2コネクタ21bとが接近し、それに伴ってフレキシブルケーブル30bが折り畳まれている。
図2において、フレキシブルケーブル30bの長さ方向は上下方向となっている。フレキシブルケーブル30bは、長さ方向に直交する折り線L1〜L5によってN回(N=5)だけ連続して折り返されることにより形成された伸縮部Sを備える。折り線L1〜L5の方向は水平方向となっている。フレキシブルケーブル30bの長さ方向と折り線L1〜L5の方向は、表示装置1の設置方向や第1コネクタ11bと第2コネクタ21bの配置方向に依存し得るが、互いに直交する方向となっていればよい。図2において、フレキシブルケーブル30bは折り線L1〜L5にてほぼ180度折り返されており、折り返されたフレキシブルケーブル30bが互いに折り重なった状態となっている。一方、本体部10と表示パネル20とを取り付ける前の状態においては、折り線L1〜L5におけるフレキシブルケーブル30bの屈曲角(折り線L1,L3,L5の上側に形成される角および折り線L2,L4の下側に形成される角)が0〜180℃の範囲で可変となる。当該屈曲角が大きくなるほどフレキシブルケーブル30bが延びて本体部10と表示パネル20との距離を大きくすることができる。
図2において、二本の一点鎖によって挟まれた範囲がフレキシブルケーブル30bの設計収納範囲Aである。設計収納範囲Aとは、第1コネクタ11bと第2コネクタ21bとを含む空間であって、フレキシブルケーブル30bが収納される空間として望ましい空間を意味である。設計収納範囲Aは、フレキシブルケーブル30bのケーブルの長さ方向において、本体部10と表示パネル20のうち少なくとも一方に設けられた回避部品から基準距離Yだけ離れた範囲である。本実施形態において、回避部品は、電磁ノイズ源および先鋭形状部である。図2において、回避部品は、表示パネル20の板金部品の先端部Eと電子部品Cである。先端部Eは、表示パネル20の板金部品の切断加工によって生じたバリが存在し得る先鋭形状部である。電子部品Cは、高周波の信号を扱う回路であり電磁ノイズ源である。表示パネル20においては、電子部品Cを覆うシールド構造C1が備えられている。設計収納範囲Aは、板金部品の先端部Eから基準距離Y1だけ下方の位置を上限の高さ(上限端AU)とし、かつ、電子部品Cを覆うシールド構造C1から基準距離Y2だけ上方の位置を下限の高さ(下限端AL)としている。基準距離Y1,Y2は、同一の距離であってもよいし、互いに異なる距離であってもよい。上下方向における上限端AUと下限端ALとの距離が、上下方向における設計収納範囲Aの長さZとなっている。
ここで、図2に示すように、フレキシブルケーブル30bの長さ方向において、第1コネクタ11b側から数えて1番目の折り線L1が第1コネクタ11bよりも第1方向側(下側)に位置するとともに、第2コネクタ21b側から数えて1番目の折り線L5が第2コネクタよりも第1方向側(下側)に位置する。具体的に、フレキシブルケーブル30bの長さ方向において、第1コネクタ11b側から数えて1番目の折り線L1と第2コネクタ21b側から数えて1番目の折り線L5の双方が、フレキシブルケーブル30bの設計収納範囲Aの第1方向側(下側)の端部である第1端部(下限端AL)に位置している。図2のように本体部10と表示パネル20との取り付けが完了した状態においては、折り線L1と折り線L5とが双方とも電子部品Cを覆うシールド構造C1から基準距離Y2だけ離れた位置に位置している。なお、本明細書において、折り線L1〜L5とは伸縮部S内に形成された折り線を指し、伸縮部S以外の部分においてフレキシブルケーブル30bを折り曲げる線が形成されていたとしても、折り線として扱わないこととする。
さらに、図2に示すように、フレキシブルケーブル30bの長さ方向において、第1端部(下限端AL)と第1コネクタ11bとの間の距離D1と、第1端部(下限端AL)と第2コネクタ21bとの間の距離F1との合計(D1+F1)は、設計収納範囲Aにおける第1端部(下限端AL)と反対側の端部である第2端部(上限端AU)と第1コネクタ11bとの間の距離D2と、第2端部(上限端AU)と第2コネクタ21bとの間の距離F2との合計(D2+F2)よりも大きい。すなわち、伸縮部Sの折り線L1〜L5のうち両端に位置する折り線L1,L5が、設計収納範囲Aの端部(AU,AL)のうち第1コネクタ11bと第2コネクタ21bから遠い側の下限端ALに配置されている。
図3は、フレキシブルケーブル30bの平面図(一直線状に延ばした状態の図)である。同図に示すように、フレキシブルケーブル30bの第1端子31bから距離D1以上離れた位置に折り線L1を形成し、第2端子32bから距離F1以上離れた位置に折り線L2が形成だれている。
また、フレキシブルケーブル30bの長さ方向において、連続する折り線L1〜L5間の間隔は互いに均等である。図3に示すように、フレキシブルケーブル30bの全長Hのうち、折り線L1と折り線L5との間の部分の長さUを4等分した位置に折り線L1〜L5が形成されている。従って、連続する折り線L1,L2の間隔と、連続する折り線L2,L3の間隔と、連続する折り線L3,L4の間隔と、連続する折り線L4,L5の間隔は、互いに均等な長さ(U/4)である。折り線L1,L3,L5と、折り線L2,L4の折り返し方向は互いに反対方向である。例えば、折り線L1,L3,L5が谷折りならば、折り線L2,L4は山折りとなる。
さらに、フレキシブルケーブル30bのうち、第1コネクタ11b側から数えて1番目の折り線L1と第2コネクタ21b側から数えて1番目の折り線L5との間の部分の長さUを、フレキシブルケーブル30bの長さ方向における設計収納範囲Aの長さZで除算して得られる商に1を加えた数がNと等しい。本実施形態において、折り線L1と折り線L5との間の部分の長さUを設計収納範囲Aの長さZで除算した商が4であり、4に1を加えた5がNと等しくなっている。以上説明したように、設計収納範囲Aから折り線L1〜L5の数と位置とを設計できるため、当該設計された位置にて予め折り線L1〜L5を形成しておき、当該折り線L1〜L5が形成されたフレキシブルケーブル30bによって第1コネクタ11b側と第2コネクタ21b側とを接続する。
以上説明した本実施形態において、フレキシブルケーブル30bを3回以上折り返した、いわゆるジャバラ状の伸縮部Sを設けることにより、第1コネクタ11bと第2コネクタ21bとを離間させた状態においてフレキシブルケーブル30bが延びきる可能性を低減できる。フレキシブルケーブル30bが延びきる可能性を低減できるため、本体部10と表示パネル20とを取り付ける作業中にフレキシブルケーブル30bに意図しない張力が作用して第1コネクタ11b側と第2コネクタ21b側におけるフレキシブルケーブル30bの接続不良が生じる可能性を低減できる。また、ジャバラ状の伸縮部Sを設けることにより、第1コネクタ11bと第2コネクタ21bとが接近した状態においてフレキシブルケーブル30bが存在する範囲を小さくすることができ、他の部品と干渉したりノイズの影響を受けたりする可能性を低減できる。
また、フレキシブルケーブル30bの長さ方向において、第1コネクタ11b側から数えて1番目の折り線L1が第1コネクタ11bよりも第1方向側(下側)に位置するとともに、第2コネクタ21b側から数えて1番目の折り線L5が第2コネクタよりも第1方向側(下側)に位置する。これにより、第1コネクタ11bと第2コネクタ21bに対してフレキシブルケーブル30bの端子を接続する際に、フレキシブルケーブル30bの長さ方向における同一の方向側(第1方向側)から接続することができ、作業性を向上させることができる。
さらに、フレキシブルケーブル30bの長さ方向において、第1コネクタ11b側から数えて1番目の折り線L1と第2コネクタ21b側から数えて1番目の折り線L5の双方が、フレキシブルケーブル30bの設計収納範囲Aの第1方向側(下側)の端部である第1端部(下限端AL)に位置している。これにより、第1コネクタ11bから1番目の折り線L1までの距離D1と、第2コネクタ21bから1番目の折り線L5までの距離F1とを大きく確保でき、フレキシブルケーブル30bの全長Hを大きくすることができる。従って、フレキシブルケーブル30bが延びきる可能性を低減できる。
さらに、フレキシブルケーブル30bの長さ方向において、第1端部(下限端AL)と第1コネクタ11bとの間の距離D1と、第1端部(下限端AL)と第2コネクタ21bとの間の距離F1との合計(D1+F1)は、設計収納範囲Aにおける第1端部(下限端AL)と反対側の端部である第2端部(上限端AU)と第1コネクタ11bとの間の距離D2と、第2端部(上限端AU)と第2コネクタ21bとの間の距離F2との合計(D2+F2)よりも大きい。これにより、第1コネクタ11bから1番目の折り線L1までの距離D1と、第2コネクタ21bから1番目の折り線L5までの距離F1とを最大限大きくすることができ、フレキシブルケーブル30bの全長Hを大きくすることができる。従って、ケーブルが延びきる可能性を低減できる。
また、フレキシブルケーブル30bの長さ方向において、連続する折り線L1〜L5間の間隔は互いに均等にすることにより、伸縮部Sの長さを抑制することができ、伸縮部Sと他の部品とが干渉する可能性を低減できる。さらに、フレキシブルケーブル30bのうち、第1コネクタ11b側から数えて1番目の折り線L1と第2コネクタ21b側から数えて1番目の折り線L5との間の部分の長さUを、フレキシブルケーブル30bの長さ方向における設計収納範囲Aの長さZで除算して得られる商に1を加えた数がNと等しい。これにより、伸縮部Sを設計収納範囲A内に収めることができるとともに、伸縮部Sにおける折り返しの数(N)を最小限に留めることができ、伸縮部Sにてケーブルが折り重なる厚みを低減できる。
設計収納範囲Aは、フレキシブルケーブル30bのケーブルの長さ方向において、本体部10と表示パネル20のうち少なくとも一方に設けられた回避部品から基準距離Yだけ離れた範囲である。従って、回避部品としての電磁ノイズ源(電子部品C+シールド構造C1)からの電磁的な干渉が生じる可能性を低減できるとともに、先鋭形状部(板金部品の先端部E)との物理的な干渉による破損が生じる可能性を低減できる。なお、図示しないが、他のフレキシブルケーブル30a,30cにも同様に伸縮部Sが形成されている。
(2)他の実施形態:
前記実施形態においては、フレキシブルケーブル30bの長さ方向において、第1コネクタ11b側から数えて1番目の折り線L1と、第2コネクタ21b側から数えて1番目の折り線L5とが、互いに異なる方向側に位置してもよい。例えば、折り線L1が設計収納範囲Aの上限端AUに位置し、折り線L5が設計収納範囲Aの下限端ALに位置してもよい。この場合でも、伸縮部Sによってフレキシブルケーブル30bが延びきる可能性を低減できる。
また、設計収納範囲Aの第1端部(下限端AL)と第1コネクタ11bとの間の距離D1と、第1端部(下限端AL)と第2コネクタ21bとの間の距離F1との合計(D1+F1)と、設計収納範囲Aの第2端部(上限端AU)と第1コネクタ11bとの間の距離D2と、第2端部(上限端AU)と第2コネクタ21bとの間の距離F2との合計(D1+F2)との大小関係に拘わらず、折り線L1,L5の位置を設定してもよい。例えば、第1コネクタ11bと第2コネクタ21bとに対してフレキシブルケーブル30bを上方から差し込んだ方が作業性がよい場合等においては、折り線L1,L5の位置を上限端AUに設定してもよい。
また、フレキシブルケーブル30bをN回(Nは3以上の整数)だけ連続して折り返して伸縮部Sを形成すれば、フレキシブルケーブル30bが延びきる可能性を低減でき、折り線L1〜L5間の間隔は必ずしも均等でなくてもよい。例えば、図1のように回避部品が表示パネル20側のみに存在する場合、本体部10側になるほど折り線L1〜L5間の間隔が大きくなるようにして、回避部品が存在しない本体部10側に偏ってフレキシブルケーブル30bが存在するようにしてもよい。
さらに、折り線L1と折り線L5との間の部分の長さUをフレキシブルケーブル30bの長さ方向における設計収納範囲Aの長さZで除算して得られる商に1を加えた数がNと等しくなくてもよい。例えば、本体部10と表示パネル20との間の隙間が大きいほど、Nが大きくなるように設定することにより、フレキシブルケーブル30bの長さ方向において伸縮部Sが存在する範囲をできるだけ小さくしてもよい。
また、表示装置は、少なくとも表示パネルにて表示を行う機能を有する装置であればどのような装置であってもよく、例えばナビゲーションシステムであってもよいし、映像や音楽のプレーヤーであってもよい。表示パネルは、各種情報を表示する平面板状の表示面を備えた部材であればよく、表示面の表示制御が本体部によってなされてもよいし、表示面の表示制御が表示パネルによってなされてもよい。
ケーブルは、表示装置と表示パネルとを電気的に接続するケーブルであればよく、電源を伝送するケーブルであってもよいし、映像信号等の各種信号を伝達するケーブルであってもよい。第1コネクタと第2コネクタとは、長さ方向におけるケーブルの端子を、本体部と表示パネルに対して電気的に接続する構造を有していればよく、コネクタの形状は特に限定されない。表示装置と表示パネルとを接続するケーブルの本数は何本であってもよい。
ケーブルの伸縮部における折り線の個数(N)は3個以上であればよく、折り線の個数を増加させるほどケーブルの長さを大きくすることができる。なお、ケーブルは、伸縮部以外の部分を有していてもよく、伸縮部以外の部分において折り曲げられていてもよい。例えば、伸縮部以外の部分にケーブルを斜め方向に折り曲げる線を形成することにより、ケーブルの配線方向を変換してもよい。ケーブルの配線方向を変換することにより、他の部品との干渉やノイズの影響を受けにくい位置に伸縮部を配置することができる。ここで、折り線は、第1コネクタと第2コネクタに対してケーブルを接続する前に予め形成しておいた折れ目である。ケーブルを構成する金属導線を予め塑性変形させておくことにより、折り線を形成しておいてもよい。
また、ケーブルの長さ方向において、第1コネクタ側から数えて1番目の折り線が第1コネクタよりも第1方向側に位置するとともに、第2コネクタ側から数えて1番目の折り線が第2コネクタよりも第1方向側に位置してもよい。これにより、第1コネクタと第2コネクタに対してケーブルの端子を接続する際に、ケーブルの長さ方向における同一の方向側(第1方向側)から接続することができ、作業性を向上させることができる。
さらに、ケーブルの長さ方向において、第1コネクタ側から数えて1番目の折り線と第2コネクタ側から数えて1番目の折り線の双方が、ケーブルの設計収納範囲の第1方向側の端部である第1端部に位置してもよい。これにより、第1コネクタから1番目の折り線までの距離と、第2コネクタから1番目の折り線までの距離とを大きく確保でき、ケーブルの長さを大きくすることができる。従って、ケーブルが延びきる可能性を低減できる。
さらに、ケーブルの長さ方向において、第1端部と第1コネクタとの間の距離と、第1端部と第2コネクタとの間の距離との合計は、設計収納範囲における第1端部と反対側の端部である第2端部と第1コネクタとの間の距離と、第2端部と第2コネクタとの間の距離との合計よりも大きくてもよい。これにより、第1コネクタから1番目の折り線までの距離と、第2コネクタから1番目の折り線までの距離とを最大限大きくすることができ、ケーブルの長さを大きくすることができる。従って、ケーブルが延びきる可能性を低減できる。
また、ケーブルの長さ方向において、連続する折り線間の間隔は互いに均等であってもよい。このように、連続する折り線間の間隔を均等にすることにより、ジャバラ状の伸縮部の長さを抑制することができ、伸縮部と他の部品とが干渉する可能性を低減できる。
さらに、ケーブルのうち、第1コネクタ側から数えて1番目の折り線と第2コネクタ側から数えて1番目の折り線との間の部分の長さを、ケーブルの長さ方向における設計収納範囲の長さで除算して得られる商に1を加えた数がNと等しくてもよい。これにより、伸縮部を設計収納範囲内に収めることができるとともに、伸縮部における折り返しの数(N)を最小限に留めることができ、伸縮部にてケーブルが折り重なる厚みを低減できる。
また、ケーブルの長さ方向において、設計収納範囲は、本体部と表示パネルのうち少なくとも一方に設けられた回避部品から基準距離だけ離れた範囲であり、回避部品は、電磁ノイズ源と先鋭形状部のうち少なくとも一方であってもよい。これにより、電磁ノイズ源からの電磁的な干渉が生じる可能性を低減できる。また、先鋭形状部との物理的な干渉による破損が生じる可能性を低減できる。
1…表示装置、10…本体部、11a〜11c…第1コネクタ、20…表示パネル、21a…第2コネクタ、21b…第2コネクタ、21c…第2コネクタ、30a〜30c…フレキシブルケーブル、A…設計収納範囲、AL…下限端、AU…上限端、C…電子部品、E…先端部、F1…距離、F2…距離、L1〜L5…折り線、S…伸縮部、Y…基準距離

Claims (3)

  1. 本体部に設けられた第1コネクタと、前記本体部の前面に取り付けられる表示パネルに設けられた第2コネクタとを接続するケーブルを備えた表示装置であって、
    前記ケーブルには、長さ方向に直交する折り線によってN回(Nは3以上の整数)だけ連続して折り返された伸縮部が設けられ、
    前記ケーブルの長さ方向において、
    前記第1コネクタ側から数えて1番目の前記折り線が前記第1コネクタよりも第1方向側に位置するとともに、
    前記第2コネクタ側から数えて1番目の前記折り線が前記第2コネクタよりも前記第1方向側に位置し、
    前記ケーブルの長さ方向において、
    前記第1コネクタ側から数えて1番目の前記折り線と前記第2コネクタ側から数えて1番目の前記折り線の双方が、前記ケーブルの設計収納範囲の前記第1方向側の端部である第1端部に位置し、
    前記ケーブルの長さ方向において、
    前記第1端部と前記第1コネクタとの間の距離と、前記第1端部と前記第2コネクタとの間の距離との合計は、
    前記設計収納範囲における前記第1端部と反対側の端部である第2端部と前記第1コネクタとの間の距離と、前記第2端部と前記第2コネクタとの間の距離との合計よりも大きく、
    前記設計収納範囲は前記第1コネクタと前記第2コネクタとを含む空間であり、
    前記第1コネクタに接続するために前記ケーブルの第1端子を前記第1コネクタに挿入する方向は前記第1方向と直交する方向であるとともに、前記第2コネクタに接続するために前記ケーブルの第2端子を前記第2コネクタに挿入する方向は前記第1方向と直交する方向であり、
    前記本体部と前記表示パネルとは前記第1方向と直交する方向において対向し、
    前記伸縮部は前記設計収納範囲のうち前記第1コネクタおよび前記第2コネクタのいずれとも干渉しない範囲に収められている、
    表示装置。
  2. 前記ケーブルの長さ方向において、
    連続する前記折り線間の間隔は互いに均等である、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記ケーブルの長さ方向において、
    前記設計収納範囲は、前記本体部と前記表示パネルのうち少なくとも一方に設けられた回避部品から基準距離だけ離れた範囲であり、
    前記回避部品は、電磁ノイズ源と先鋭形状部のうち少なくとも一方である、
    請求項1または請求項2に記載の表示装置。
JP2016061326A 2016-03-25 2016-03-25 表示装置 Active JP6623879B2 (ja)

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