JP6622823B2 - 音声信号の周波数を歪ませるための方法 - Google Patents

音声信号の周波数を歪ませるための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6622823B2
JP6622823B2 JP2018001637A JP2018001637A JP6622823B2 JP 6622823 B2 JP6622823 B2 JP 6622823B2 JP 2018001637 A JP2018001637 A JP 2018001637A JP 2018001637 A JP2018001637 A JP 2018001637A JP 6622823 B2 JP6622823 B2 JP 6622823B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
signal
audio signal
division
frequency band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018001637A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018113686A (ja
Inventor
ダニエル ローゼンクランツ トビアス
ダニエル ローゼンクランツ トビアス
ヴルツバッハー トビアス
ヴルツバッハー トビアス
オレイノス クリストス
オレイノス クリストス
Original Assignee
シバントス ピーティーイー リミテッド
シバントス ピーティーイー リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シバントス ピーティーイー リミテッド, シバントス ピーティーイー リミテッド filed Critical シバントス ピーティーイー リミテッド
Publication of JP2018113686A publication Critical patent/JP2018113686A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6622823B2 publication Critical patent/JP6622823B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L21/00Speech or voice signal processing techniques to produce another audible or non-audible signal, e.g. visual or tactile, in order to modify its quality or its intelligibility
    • G10L21/003Changing voice quality, e.g. pitch or formants
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R25/00Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
    • H04R25/45Prevention of acoustic reaction, i.e. acoustic oscillatory feedback
    • H04R25/453Prevention of acoustic reaction, i.e. acoustic oscillatory feedback electronically
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L25/00Speech or voice analysis techniques not restricted to a single one of groups G10L15/00 - G10L21/00
    • G10L25/03Speech or voice analysis techniques not restricted to a single one of groups G10L15/00 - G10L21/00 characterised by the type of extracted parameters
    • G10L25/18Speech or voice analysis techniques not restricted to a single one of groups G10L15/00 - G10L21/00 characterised by the type of extracted parameters the extracted parameters being spectral information of each sub-band
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R3/02Circuits for transducers, loudspeakers or microphones for preventing acoustic reaction, i.e. acoustic oscillatory feedback
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R25/00Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
    • H04R25/35Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception using translation techniques
    • H04R25/353Frequency, e.g. frequency shift or compression

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Description

本発明は、音声信号の周波数を歪ませるための方法に関し、少なくとも1つの分割周波数が選択され、その少なくとも1つの分割周波数において音声信号が低周波数帯域と高周波数帯域とに分割され、高周波数帯域及び低周波数帯域の周波数をそれぞれ異なるように歪ませることによって出力信号が生成される。
音響帰還を制御することは、例えば補聴器を含め、広い意味において環境からの音声信号を電気的に増幅された形で再現する音響システムを動作させるための中心的役割を担うことがしばしばある。これらの事例において、音響帰還は音響システムによって生成される出力音声信号が、環境からの音声信号を拾うために及び電気的な入力信号を対応して生成するために設けられる音響システムの入力トランスデューサ内に部分的に結合される場合に生じ得る。この場合、出力音声信号の信号帯域が音響システムによって再び電気的に増幅される可能性があり、その結果、環境の音声信号内のあり得る有用な信号を完全に聴取できないまでにかかる有用な信号と完全に重なり得る干渉雑音が出力音声信号内に形成される。従って、音響システムの電気信号経路内で音響帰還の抑制又は補償を行うことができる。この種の補償は、出力音声信号の生成元である完成した増幅出力信号が入力量として供給される適応フィルタによってしばしば実施され、かかる適応フィルタから補償信号が生成され、その補償信号がまだ増幅されていない入力信号に帰還を補償するために再び戻される。適応フィルタは通常、ここでは入力信号と補償信号との差から形成される誤差信号によって制御される。
音響システムによって電気的に増幅しようとする環境の音声信号が今度は一定周波数を有する純粋な正弦波音で構成される場合、増幅出力信号に基づいて適応フィルタによって生成される補償信号も環境の音声信号と同じ周波数の正弦波信号であり、従って入力信号と同じである。従って、同相での減算により、音響帰還を抑制するために実際に提供される補償信号が入力信号を完全にキャンセルする。この考察は、概して音の信号の比率が高い音声信号では、出力信号内のキャンセル又はアーティファクトが適応フィルタの信号によって引き起こされる可能性があることを示し、かかるキャンセル又はアーティファクトは好ましくは回避すべきである。
そのために、音響システム内の出力信号を増幅した後でその周波数を歪ませることが多々あり、それにより出力信号と入力信号との相関が失われ、その結果、上記の信号キャンセルの発生を大幅に回避することができる。環境の音声信号の性質にもよるが、周波数を歪ませることは通常、増幅信号の特定の周波数範囲にしか適用されず、その目的で歪ませるべき信号帯域と歪ませるべきではない信号帯域とに増幅信号が所与の分割周波数においてフィルタリングされる。このために適用されるフィルタの有限のエッジ勾配により、周波数が歪められる信号帯域と周波数が歪められない信号帯域との間の重複が分割周波数の領域内の出力信号内で生じる可能性があり、かかる重複は音響システムによって生成される出力音声信号内で不所望又は不快だと体験され得る。とりわけ音の比率が高い音声信号では、即ちアーティファクトなしに音響帰還を効果的に抑制するために周波数の歪みを加えることがまさに好ましい事例では、この種の重複は、とりわけ音声信号の音成分の1つが分割周波数と一致する場合に出力信号の聴覚体験に著しく悪影響を有する可能性がある。
従って本発明は、周波数が歪んだ信号帯域と周波数が歪められていない信号帯域との重複による不快な効果をできる限り最小限に抑える、音声信号の周波数を歪ませるための方法を提供する目的に基づく。
本発明に従い、前述の目的は音声信号の周波数を歪ませるための方法によって実現され、この方法では少なくとも1つの分割周波数において音声信号が低周波数帯域と高周波数帯域とに分割され、高周波数帯域及び低周波数帯域の周波数をそれぞれ異なるように歪ませることによって周波数が歪んだ信号が生成され、分割周波数は所与の音調体系の2つの隣接音の間に位置するように選択される。それ自体がある程度発明的である有利な実施形態が従属請求項及び以下の説明の対象である。
具体的にここでは、プロセス内で低周波数帯域の周波数を変更することなしに高周波数帯域の周波数だけを歪ませ、又はプロセス内で高周波数帯域の周波数を変更することなしに低周波数帯域の周波数だけを歪ませる。何れの場合にも、結果として生じる周波数が歪んだ信号は、周波数が歪んだ信号帯域と周波数が歪められていない信号帯域との両方を含む。好ましくは、更に分割周波数は、所与の音調体系の2つの隣接音の周波数のそれぞれから、絶対値で又は周波数比に関して指定の最小距離を保つように選択される。周波数を歪ませることはとりわけ周波数偏移を含み、偏移の値は適切と思われる場合には関与する音声信号の周波数に依存することができ、又は偏移を適用するそれぞれの周波数にわたり一定のままとすることができる。
異なる周波数歪み領域間の分割周波数における周波数が歪んだ音声信号の更なる処理に関して生じ得る問題、従って具体的にはその処理が完了した出力信号の聴覚体験に関して生じ得る問題は、周波数を歪ませようとする音声信号内の音成分の比率にかなりの程度依存する。分割周波数における信号帯域を提供するために使用されるフィルタの有限のエッジ勾配、及びそれぞれ異なる周波数歪みが適用される、そこから生じる信号帯域の有限重複の結果、分割周波数と同じである又は記載した重複領域内にある明確に規定された音成分の周波数を歪ませることは、結局は同じ音成分に由来する出力信号内の異なるように周波数が歪んだ信号帯域の可聴重複を引き起こし得る。
周波数を歪ませる通常の応用では、音声信号のそれぞれの周波数が歪みによるそれぞれの出力周波数に対して相対的に少し変えられるに過ぎず、そのため周波数が歪んだ音声信号から生成される出力信号は当初と可能な限り正確である元の音声信号の音響情報の聴覚体験を依然として可能にする。同じ音成分の異なるように周波数が歪んだ信号帯域についての上記の重複の場合、かかる形態は相対的に狭い周波数間隔を伴う重複をもたらし、かかる重複は、周波数を歪ませるための純粋な周波数偏移の場合は可変振幅を有するうなり周波数を引き起こし、さもなければ些細でない周波数依存性歪みの場合はカタカタ鳴る又はガラガラ鳴る干渉雑音によって表現され得る。
有利なやり方で、音成分、即ち信号エネルギ濃度の局所スペクトル極大が無作為に生じないことが多い状況が今度は本発明によって活用される。一方で、例えば口語の音成分は通常相対的に持続時間が短く、加えて周期的に繰り返される周波数パターンを必ずしも示さず、安定した周波数を有する繰り返し発生する音成分は主に楽音に関連する。この点で音楽は、音事象の大部分が音色信号で構成されることを通常特徴とし、音色信号は例えば会話等の他の音源に比べて定常の又は準定常の挙動を示し、かかる挙動では、音楽が基づく音調体系の明確に規定された周波数パターンから音の周波数を見つけることができる。音楽に良くある音調体系の知識を使い、今度は上記の音楽の音色信号の問題を回避するために、所与の音調体系内の2つの隣接周波数間にあるように、且つ好ましくは関与する周波数から十分離れており、分割周波数における重複が音調体系内の音に対応するそれぞれの音成分のその後の周波数歪みに影響を有さないように分割周波数を選択することができる。
音調体系内の2つの隣接周波数からの分割周波数の距離を決定するために、音声信号を分割するために使用されるフィルタのエッジ勾配、音調体系の音成分について予期されるスペクトル範囲、及び/又は厳密な周波数からの予期される音調体系の具体的実現の起こり得るずれが、好ましくは例えば調律時に音調体系を系統的に偏移させることによって使用される。
好ましくは、音調体系は、所定の基準音に基づいてオクターブをそれぞれ同じ周波数比
Figure 0006622823
を有する12個の音階に分割することによって与えられる。これはオクターブの等分平均律に相当する。オクターブ(即ち2:1の周波数比を有する2つの音)が「同じ」又は少なくとも「同様」の音であるという音響心理学的認知の結果、全可聴周波数スペクトルの音調体系がこのようにして与えられる。好ましくは、ここでは440Hzのaを有するコンサートピッチを基準音として選択するが、異なる基準音を有する等分平均律の調律、例えば(256Hzであるようにcを選択することに相当する)a=430.539Hzの仕様もあり得る。具体的には、分割周波数と音調体系の音の周波数との間で維持すべき(絶対値で又は周波数比に従って定められる)最小限の間隔を有する代替的な基準音(例えばa=442Hz)の可能性を考慮に入れることができる。加えて、維持すべきこの最小距離は、純正5度又は完全5度(所謂「ピタゴラス」)の音程を使用することに起因する、音調体系の厳密な周波数からのずれに応じて決定することもできる。管弦楽やジャズで特に使用され、従ってかかる音楽の音像の特徴に著しく寄与する金管楽器等のそれぞれの楽器は、例えば純正4度更には純正3度を含む、特定の基音より上の純正音程の音列を発生させる。他の楽器、具体的には管弦楽の音を特徴付ける擦弦等の弦楽器や、モダンロック音楽の音を特徴付けるギターは一連の5度に調律される。基音に対する一連の5度による調律及び基音より上の純正音程の使用はどちらも、等分平均律の周波数比からのずれを引き起こす。
従って好ましくは、オクターブを周波数比
Figure 0006622823
を有する12個の等しい半音音階に分割する等分平均律の音調体系の枠組みの中で、分割周波数をそこから選択することができる周波数コリド(frequency corridor)がそれぞれの音の間で規定され、周波数コリドは例えばa=442Hzとしての基準音の選択や特定の楽器からの一連の純正5度及び完全5度の音調等の様々な調律を考慮に入れる。
好ましくは、高周波数帯域の周波数だけ又は低周波数帯域の周波数だけを歪みのために一定量偏移させる。分割周波数において2つの周波数帯域のうちの一方だけをこのように偏移させることは、一方で著しく容易に実施することができ、他方で特に2つの周波数帯域のうちの一方を変更せずに再現する結果、周波数が歪んだ信号に由来する出力信号の聴覚体験が、分割周波数における起こり得る問題は別として、周波数が歪められていない信号に著しく近づく結果を有する。ここで、提案する方法はこれらの問題を克服すること、及び周波数歪みの可聴効果の聴覚体験を分割周波数のすぐ近くにおいてさえ明瞭にすることに寄与する。
周波数間隔の最低周波数と最高周波数とが2つの隣接音の周波数から等距離又は対数的に等距離であるように、音調体系の2つの隣接音の周波数間に位置する周波数間隔から分割周波数が選択される場合は有利であることが更に分かっている。2つの隣接音の周波数間の周波数間隔の最低周波数及び最高周波数の等距離の位置決定は、ここでは前述の4つの周波数(即ち音調体系の2つの隣接音及び周波数間隔の2つの限界)の隣接する各対が互いから同じ距離を有することを意味すると理解すべきである。従って、対数的な等距離とは、前述の4つの周波数の隣接する各対の対数が互いから同じ距離を有し、そのため2つの隣接周波数が同じ周波数比を示すことを意味すると理解すべきである。この種の分割周波数の選択は、とりわけ理論上の理想から外れる音調体系の実際の実装を十分に考慮する周波数コリドを与える。
好ましくは、ここでは分割周波数が2つの隣接音の周波数の幾何平均値として選択される。その結果、(上方に向かう)2つの隣接音の周波数に対する分割周波数の周波数比は同じであり、従って音調体系内での距離も同じであり、このことは分割周波数における周波数が歪んだ信号の挙動を非理想の実装形態、例えば音調体系の離調に対して著しくロバストにする。
好ましい一実施形態では、音声信号の周波数プロファイルが決定され、音声信号が分割周波数において可能な限り低い信号エネルギを示すように分割周波数が選択される。信号エネルギの1つのあり得る基準は、例えば信号エネルギの局所極小とすることができ、又は信号エネルギの合計最大値に対する減衰、例えば全可聴スペクトルにわたる信号エネルギの最大値の10%の上限として定めることができる。信号エネルギに関して、例えば分割周波数がそこから有利に選択される範囲を決定することができ、その選択は、音調体系によって上記のように与えられる更なる境界条件に関連する。
音声信号の調性の値が決定され、調性の値が所定のしきい値を上回る場合にのみ、所与の音調体系の2つの隣接音の間に位置するように分割周波数が選択される場合は有利であることが更に分かっている。この手続きは、著しい音信号の比率を示さない音声信号について、高水準の仕様(例えば音響システム内の帰還の最適抑制)によって要求されるやり方で音調体系からの更なる制限なしに分割周波数を直接規定することを可能にする。とりわけ調性の値を見つけるために音響心理学で良くある定義をここで使用することができ、且つ/又は(例えば時間的平均値を利用する)音声信号の定常性も考慮に入れることができる。
本発明は、音響システム内の音響帰還を抑制するための方法を更に開示し、音響システムの入力トランスデューサが環境の音声信号から入力信号を生成し、その入力信号に基づいて信号処理ユニットによって中間信号が生成され、周波数が歪んだ信号から出力信号が生成され、その出力信号は音響システムの出力トランスデューサによって出力音声信号に変換され、周波数が歪んだ信号に基づき、出力音声信号を入力トランスデューサ内に結合することによって音響システム内で生じる音響帰還が抑制され、上記の周波数を歪ませるための方法が中間信号に適用され、それにより周波数が歪んだ信号が生成される。好ましくは、音響システム内の信号技術帰還ループによって音響帰還の抑制が実現され、かかる帰還ループは、入力変数としてとりわけ周波数が歪んだ信号を受信し、その出力変数として入力信号のための補償信号を出力する。とりわけ補聴器、並びにスタジオからの音声信号を録音し、増幅し、再生するためのシステム、及び/又は舞台技術がここでは音響システムとして含まれる。
一般的に言えば、入力トランスデューサは環境の音声信号を対応する電気信号又は電磁信号に変換するように構成される音響電気変換器、即ち例えばマイクロフォンを含む。出力トランスデューサは、電気信号及び/又は電磁信号から出力音声信号を生成するように構成される電気音響変換器、即ち例えばラウドスピーカや骨伝導音の音源を概して含む。ここでの信号処理とは、とりわけ入力信号又は入力信号から導出される信号の処理、即ち具体的には周波数帯域依存の増幅及び/又は雑音抑制を指す。
入力信号に基づいて中間信号を生成することは、ここではとりわけ信号処理ユニットが入力変数として入力信号を直接受信し、その信号から中間信号を生成すること、又は信号処理ユニットが入力信号に直接依存する信号を受信し、その信号、即ち例えば音響帰還を補償するために補償信号によって補正される入力信号から中間信号を生成することを指す。
音声信号の周波数を歪ませるための方法及びその発展形態について持ち出した利点は、音響システム内の音響帰還を抑制するための方法に同様に受け継ぐことができる。
暫定分割周波数が選択される場合は更に有利であることがここで分かっており、暫定分割周波数の領域内の高周波数帯域に関する音響システムの伝達関数が推定され、推定される伝達関数が許容し得る全体利得を上回る場合、少なくとも1つの分割周波数が暫定分割周波数よりも下で選択され、高周波数帯域だけの周波数を歪ませることによって周波数が歪んだ信号が生成され、所与の音調体系の2つの隣接音の間にあるように暫定分割周波数が選択される。とりわけ、ここでは周波数が歪んだ信号の高周波数帯域だけが、音響帰還を抑制するために入力信号に加えられる補償信号に使用され、そのため音響帰還の抑制は高周波数帯域の領域内でのみ起こる。このようにして、帰還を抑制することによるあり得る聴覚障害に限られた周波数範囲だけがさらされ、この範囲への変わり目における音質への障害をできる限り回避するために、かかる周波数範囲は音調体系に起因する条件に従って決定される。
本発明は、環境の音声信号から入力信号を生成するための入力トランスデューサと、入力信号に基づいて音声信号を生成するための信号処理ユニットと、音声信号の周波数を歪ませるための上記の方法を実行するように構成される周波数歪み形成部とを含む補聴器を更に開示する。本方法及びその発展形態について説明した利点は、補聴器に同様に受け継ぐことができる。とりわけ、信号処理ユニット及び周波数歪み形成部はそれぞれ共通制御ユニットの一部であり、この事例では音声信号は制御ユニット内の中間信号である。
本発明の例示的実施形態を図面に関して以下でより詳細に説明する。
全ての図面の中で、互いに対応する部分及び値には同じ参照符号がそれぞれ与えられる。
補聴器内で音響帰還を抑制するための方法をブロック図によって概略的に示す。 音声信号の周波数を歪ませるための方法をブロック図によって概略的に示す。 分割周波数において音声信号を低周波数帯域と高周波数帯域とに分割するように構成されるフィルタの周波数プロファイルを図面によって概略的に示す。 2つの音信号成分間に分割周波数を選択した状態の、図3によるフィルタの周波数プロファイルを図面によって概略的に示す。
図1は、音響システム内の音響帰還gを抑制するための方法1をブロック図によって概略的に示す。音響システムは、ここでは補聴器2によって示す。補聴器2は、環境の音声信号6から入力信号8を生成し、この事例ではマイクロフォンによって与えられる入力トランスデューサ4を含む。電気的帰還ループ12内でまだ説明していないやり方で生成される補償信号10が入力信号8から減算される。入力信号8及び補償信号10から生じる誤差信号14が信号処理ユニット16に供給され、信号処理ユニット16内では補聴器2に関するユーザ固有の信号処理、即ち具体的には誤差信号14の周波数帯域依存の増幅が行われる。次いで、信号処理ユニット16は、周波数を歪ませること20が適用される増幅音声信号18を出力する。周波数を歪ませること(周波数歪み形成)20から生じる出力信号22は、一方で出力トランスデューサ24によって出力駆動信号26に変換される。出力トランスデューサ24は、この事例ではラウドスピーカによって与えられる。
他方で出力信号22は、電気的帰還ループ12に転じられ、そこで適応フィルタ28に供給され、適応フィルタ28は更なる入力値として誤差信号14も受信し、それらの信号から音響帰還gを抑制するための補償信号10を生成する。周波数を歪ませること20により出力信号22と入力信号8との相関、従って誤差信号14との相関も失われ、そのため適応フィルタ28内に誤差信号14を再び入力することにより、適応フィルタ28は出力信号22の音信号成分に完全に適応されない。このようにして、出力信号22内の、従って出力音声信号26内のアーティファクトの形成を回避することができる。補償信号10による音響帰還gの抑制は、ここではとりわけ特定の周波数範囲に制限したままにすることができ、即ちこの事例では補償信号10が前述の周波数帯域に関する有意の信号成分だけを含む。
図2では、音声信号の周波数歪み形成20のための方法がブロック図によって概略的に示されている。ここでは音声信号は、図1による補聴器2内の増幅音声信号18によって与えられる。最初のステップS1で、例えば音響帰還gを効果的に且つアーティファクトなしに抑制できるようにするために与えられ得る補聴器2における要件に基づき、取り得る分割周波数として周波数f0をまず規定する。第2のステップS2で、暫定分割周波数tf0が生成されるように、取り得る分割周波数f0を音調体系Tに埋め込む。ここでは暫定分割周波数tf0は、例えば音調体系Tの隣接音の2つの周波数の幾何平均値として生成することができる。分割周波数f0は、その隣接音の2つの周波数の間にある。次のステップS3で、周波数歪み形成20のための暫定分割周波数tf0の適合性を検査する。この検査は、例えば暫定分割周波数tf0の領域内で補聴器2の伝達関数及び/又は補聴器2で構成される閉ループの全体利得及び音響帰還gが推定されるので行うことができる。一部の事例では、適合性がない場合、暫定分割周波数tf0を音調体系Tの2つの異なる隣接音の間に置くことができ、それによりステップS3の検査が再び行われる。
必要に応じて反復した後、音響帰還gを抑制するための暫定分割周波数tf0の適合性を検査S3が示す場合、暫定分割周波数tf0を分割周波数tfとして出力し、ステップS4で音声信号18を分割周波数tfにおいて高周波数帯域HFと低周波数帯域NFとに分割する。ステップS5で、高周波数帯域HFの周波数を一定量偏移させる一方、低周波数帯域NFは保持される。補聴器内の出力信号22を形成する周波数が歪んだ信号21がここから生じる。音声信号18内の調性をステップST内で任意選択的に決定することができ、ステップSTで決定した音声信号18の調性に応じてステップS2及びS3、即ち音調体系Tの2つの隣接音の間の分割周波数tfの適応を行う。
図3では、図2による音声信号18を分割周波数tfにおいて高周波数帯域HFと低周波数帯域NFとに分割するフィルタの周波数プロファイルを周波数fに応じた図面上で示す。この事例では、分割周波数tfを音d#=約1245Hzにおいて選択する。エッジ30の有限勾配により、高周波数帯域HFに対する低周波数帯域NFの有限重複があり、その有限重複では分割周波数tfより低い領域32内の高周波数帯域HFの減衰及び分割周波数tfより高い領域34内の低周波数帯域NFの減衰がどちらも約3dBであり、分割周波数において低周波数帯域NF及び高周波数帯域HFが同じ強度でフィルタから出力される。多くの場合、結果として生じる待ち時間が長くなるので、フィルタによる更に強い減衰は不所望であり又は実行不能である。つまり、後続の例えば11Hzの高周波数帯域HFの周波数偏移をたどる分割周波数にほぼ正確に位置する音声信号内のd#の音は、一方でその正しいピッチで出力信号内に進み、他方で高周波数帯域の3dBだけのほぼ同一の減衰により、11Hzによって1256Hzにおいて偏移される音としても出力信号内に進む。このことは出力信号内のうなり周波数を引き起こし、うなり周波数は幾つかある結果の中で特に振幅包絡線の激しい振動も引き起こす。その結果生じる音の音量の認知もこの振動の影響を受け、つまり音が「ガラガラ鳴り」始める。
図3によるフィルタの周波数プロファイルの図面を図4に示し、ここでは分割周波数tfを音dの周波数(約1175Hz)と音d#の周波数(約1245Hz)との間の幾何平均値、即ちtf=1209Hzにおいて正確に選択する。分割周波数のこの選択は、d及びd#からの四分音間隔に正確に一致する。高周波数帯域が例えばここでも11Hz周波数偏移される場合、この事例では、分割周波数tfにおける領域34内の低周波数帯域NFの音声信号18内の音d#において、もはや高周波数帯域HFと同じ振幅で出力されないが、それに対して約3dB減衰される。この形態は、音声信号18内の音d#の信号成分が今度は低周波数帯域NFを3dB上回るレベルで高周波数帯域HF内に進み、その結果、出力信号内の11Hzによって偏移される音として主に認知されるのに対し、音d#の低周波数帯域NFは著しく認知されない結果を有する。このようにして、図3によるフィルタ内で生じるうなり周波数を大幅に減らすことができる。説明した分割周波数の選択はここで述べたd及びd#に限定されず、任意の半音音階、即ち12音組織内の2つの隣接音について同様のやり方で行うことができる。
本発明を好ましい例示的実施形態によってより綿密に示し、より詳細に説明してきたが、本発明はその例示的実施形態によって限定されない。本発明の保護範囲を外れることなしに、その例示的実施形態から他の改変形態が専門家によって導出され得る。
1 方法
2 補聴器
4 入力トランスデューサ
6 音声信号
8 入力信号
10 補償信号
12 電気的帰還ループ
14 誤差信号
16 信号処理ユニット
18 増幅音声信号
20 周波数を歪ませること
21 周波数が歪んだ信号
22 出力信号
24 出力トランスデューサ
26 出力音声信号
28 適応フィルタ
30 エッジ
32 分割周波数より下の領域
34 分割周波数より上の領域

d#
f 周波数
f0 あり得る分割周波数
g 音響帰還
HF 高周波数帯域
NF 低周波数帯域
S1 方法ステップ
S2 方法ステップ
S3 方法ステップ
S4 方法ステップ
S5 方法ステップ
ST 方法ステップ/調性の決定
T 音調体系
tf0 暫定分割周波数
tf 分割周波数

Claims (9)

  1. 音声信号(18)の周波数を歪ませる歪み形成(20)のための方法(1)であって、
    つの分割周波数(tf)において前記音声信号(18)が低周波数帯域(NF)と高周波数帯域(HF)とに分割され、
    前記高周波数帯域(HF)及び前記低周波数帯域(NF)の周波数をそれぞれ異なるように歪ませる歪み形成(S5)によって周波数が歪んだ信号(21)が生成され、
    前記分割周波数(tf)は、所定の基準音に基づいてオクターブをそれぞれ同じ周波数比
    Figure 0006622823
    を有する12個の音階に分割することによって与えられる音調体系(T)に従って選択され、さらに、当該音調体系(T)の前記音階における2つの隣接音の間に位置するように選択される、
    方法(1)。
  2. 前記高周波数帯域(HF)の周波数だけ又は前記低周波数帯域(NF)の周波数だけが前記歪み形成(S5)のために一定量偏移される、請求項1に記載の方法(1)。
  3. 周波数間隔の最低周波数と最高周波数とが前記2つの隣接音の前記周波数から等距離又は対数的に等距離であるように、前記音調体系(T)の2つの隣接音の周波数間に位置する前記周波数間隔から前記分割周波数(tf)が選択される、
    請求項1または2に記載の方法(1)。
  4. 前記分割周波数(tf)が前記2つの隣接音の前記周波数の幾何平均値において選択される、
    請求項に記載の方法(1)。
  5. 前記音声信号(18)の周波数プロファイルが決定され、前記音声信号(18)が前記分割周波数(tf)において可能な限り低い信号エネルギを示すように前記分割周波数(tf)が選択される、
    請求項1乃至の何れか一項に記載の方法(1)。
  6. 前記音声信号(18)の調性の値が決定され、
    前記調性の値が所定のしきい値を上回る場合(ST)にのみ、前記音調体系(T)の2つの隣接音の間に位置するように前記分割周波数(tf)が選択される、
    請求項1乃至の何れか一項に記載の方法(1)。
  7. 音響システム(2)内の音響帰還(g)を抑制するための方法であって、前記音響システム(2)の入力トランスデューサ(4)が環境の音声信号(6)から入力信号(8)を生成し、前記入力信号(8)に基づいて信号処理ユニット(16)によって中間信号(18)が生成され、
    周波数が歪んだ信号(21)から出力信号(22)が生成され、前記出力信号(22)は前記音響システム(2)の出力トランスデューサ(24)によって出力音声信号(26)に変換され、
    前記周波数が歪んだ信号(21)に基づき、前記出力音声信号(26)を前記入力トランスデューサ(4)内に結合することによって前記音響システム(2)内で生じる音響帰還(g)が抑制され、
    請求項1乃至の何れか一項に記載の周波数を歪ませる(20)ための方法(1)が前記中間信号(18)に適用され、それにより前記周波数が歪んだ信号(21)が生成される、
    方法。
  8. 暫定分割周波数(tf0)が選択され、
    前記暫定分割周波数(tf0)の領域内の高周波数帯域(HF)に関する前記音響システム(2)の伝達関数が推定され、
    前記推定される伝達関数が許容し得る全体利得を上回る場合、前記1つの分割周波数(tf)が前記暫定分割周波数(tf0)よりも下で選択され、
    前記高周波数帯域(HF)だけの周波数を歪ませること(S5)によって前記周波数が歪んだ信号(21)が生成され、
    前記音調体系(T)の2つの隣接音の間にあるように前記暫定分割周波数(tf0)が選択される、
    請求項に記載の方法。
  9. 環境の音声信号(6)から入力信号(8)を生成するための入力トランスデューサ(4)と、前記入力信号(8)に基づいて音声信号(18)を生成するための信号処理ユニット(16)と、請求項1乃至の何れか一項に記載の方法を実行するように構成される周波数歪み形成部(20)とを含む、補聴器(2)。
JP2018001637A 2017-01-11 2018-01-10 音声信号の周波数を歪ませるための方法 Active JP6622823B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102017200320.0A DE102017200320A1 (de) 2017-01-11 2017-01-11 Verfahren zur Frequenzverzerrung eines Audiosignals
DE102017200320.0 2017-01-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018113686A JP2018113686A (ja) 2018-07-19
JP6622823B2 true JP6622823B2 (ja) 2019-12-18

Family

ID=60543401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018001637A Active JP6622823B2 (ja) 2017-01-11 2018-01-10 音声信号の周波数を歪ませるための方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10652668B2 (ja)
EP (1) EP3349481A1 (ja)
JP (1) JP6622823B2 (ja)
CN (1) CN108305635B (ja)
DE (1) DE102017200320A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102163373B1 (ko) * 2018-07-25 2020-10-08 주식회사 라스텔 청각 관리 장치 및 방법, 그리고 청각 관리 기능을 구비한 단일 마이크 음성 신호의 노이즈를 감쇄시키는 장치
DE102019201456B3 (de) * 2019-02-05 2020-07-23 Sivantos Pte. Ltd. Verfahren für eine individualisierte Signalverarbeitung eines Audiosignals eines Hörgerätes

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4000676A (en) * 1974-09-20 1977-01-04 Love David A Electronic vibrato system
KR930004824B1 (ko) * 1990-05-12 1993-06-08 삼성전자 주식회사 Tv 전송시스템에 있어서 스펙트럼 호환성 고품위 tv신호 전송방법 및 회로
US6144696A (en) * 1997-12-31 2000-11-07 At&T Corp. Spread spectrum bit allocation algorithm
JP4151243B2 (ja) * 2001-07-26 2008-09-17 三菱電機株式会社 マルチパスノイズ除去方法および除去装置、fm受信機
CN1829650A (zh) * 2004-05-21 2006-09-06 三菱电机株式会社 升降机的远程监视控制系统
CN100576724C (zh) * 2005-05-18 2009-12-30 株式会社Ntt都科摩 幂级数型前置补偿器及其控制方法
US20070081683A1 (en) * 2005-10-11 2007-04-12 Syracuse University Physiologically-Based Signal Processing System and Method
KR100958144B1 (ko) * 2005-11-04 2010-05-18 노키아 코포레이션 오디오 압축
JP4882383B2 (ja) * 2006-01-18 2012-02-22 ヤマハ株式会社 オーディオ信号の帯域拡張装置
TWI413109B (zh) * 2008-10-01 2013-10-21 Dolby Lab Licensing Corp 用於上混系統之解相關器
JP2010154389A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Yamaha Corp 帯域分割装置
DE102009018812B4 (de) * 2009-04-24 2015-05-28 Siemens Medical Instruments Pte. Ltd. Verfahren zum Betrieb einer Hörvorrichtung und Hörvorrichtung mit einer Frequenzweiche
DE102009021310B4 (de) * 2009-05-14 2011-02-24 Siemens Medical Instruments Pte. Ltd. Binaurale Hörvorrichtung und Verfahren zum Betrieb einer binauralen Hörvorrichtung mit Frequenzverzerrung
JP5426952B2 (ja) * 2009-07-15 2014-02-26 キヤノン株式会社 像振れ補正装置及びその制御方法、光学機器、撮像装置
CN101742382A (zh) * 2009-11-24 2010-06-16 北京中星微电子有限公司 一种主动噪声消除方法及耳机
DE102010006154B4 (de) * 2010-01-29 2012-01-19 Siemens Medical Instruments Pte. Ltd. Hörgerät mit Frequenzverschiebung und zugehöriges Verfahren
DE102011006515A1 (de) * 2011-03-31 2012-10-04 Siemens Medical Instruments Pte. Ltd. Verfahren zur Verbesserung der Sprachverständlichkeit mit einem Hörhilfegerät sowie Hörhilfegerät
US9083821B2 (en) * 2011-06-03 2015-07-14 Apple Inc. Converting audio to haptic feedback in an electronic device
JP5935401B2 (ja) * 2012-03-06 2016-06-15 ヤマハ株式会社 弦楽器のための信号処理装置
JP2016143028A (ja) * 2015-02-05 2016-08-08 ヤマハ株式会社 制御装置、プログラム及び電子楽器

Also Published As

Publication number Publication date
CN108305635A (zh) 2018-07-20
US10652668B2 (en) 2020-05-12
EP3349481A1 (de) 2018-07-18
CN108305635B (zh) 2022-08-30
DE102017200320A1 (de) 2018-07-12
JP2018113686A (ja) 2018-07-19
US20180199141A1 (en) 2018-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7394908B2 (en) Apparatus and method for generating harmonics in an audio signal
US8178772B2 (en) Resonance sound adding apparatus for keyboard instrument
KR101310231B1 (ko) 저음 증강 장치 및 방법
US20160035334A1 (en) Audio system and method for reduction and/or elimination of distortion
US9626950B2 (en) Audio system and method for reduction and/or elimination of distortion
JP6552462B2 (ja) 楽器の特性をモデル化する方法
JP6452653B2 (ja) 楽器の特性をモデル化するシステム
US8295508B2 (en) Processing an audio signal
JP6622823B2 (ja) 音声信号の周波数を歪ませるための方法
US6778601B2 (en) Adaptive audio equalizer apparatus and method of determining filter coefficient
TWI317574B (en) Audio amplification apparatus with howling canceler
US8796530B2 (en) Musical instrument with acoustic transducer
Kozłowski et al. Effect of musician’s earplugs on sound level and spectrum during musical performances
CN104023301A (zh) 带有自适应反馈补偿装置的助听器
US7024006B1 (en) Complementary-pair equalizer
JP2008072600A (ja) 音響信号処理装置、音響信号処理プログラム、音響信号処理方法
US4253374A (en) Method and apparatus for piano tuning and tempering
JP6622830B2 (ja) 音声信号の周波数歪み印加方法
JP5400241B1 (ja) 共振増強装置および楽器
RU2284648C2 (ru) Способ автоматической адаптивной частотной коррекции (варианты)
EP1786236B1 (en) Complementary-pair equalizer
CN112489605A (zh) 将声音转换器适配于基准声音转换器的方法
WO2023170756A1 (ja) 音響処理方法、音響処理システムおよびプログラム
JPS63314099A (ja) 音響機器の騒音補償装置
US20220101820A1 (en) Signal Processing Device, Stringed Instrument, Signal Processing Method, and Program

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6622823

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250